JP6123562B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6123562B2
JP6123562B2 JP2013165009A JP2013165009A JP6123562B2 JP 6123562 B2 JP6123562 B2 JP 6123562B2 JP 2013165009 A JP2013165009 A JP 2013165009A JP 2013165009 A JP2013165009 A JP 2013165009A JP 6123562 B2 JP6123562 B2 JP 6123562B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subject
operation frame
unit
cursor
hand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013165009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015035060A (ja
Inventor
隆洋 吉村
隆洋 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2013165009A priority Critical patent/JP6123562B2/ja
Publication of JP2015035060A publication Critical patent/JP2015035060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6123562B2 publication Critical patent/JP6123562B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来、身振りや手振りなどのいわゆるジェスチャーにより、カーソル等の機能操作が可能な装置が知られている。例えば特許文献1には、被写体の像を含む撮影画像のデータからユーザの手の領域を検出することで、ユーザが手を用いた所作により画面内のカーソルを移動できるようにした情報処理装置が記載されている。
特開2011−221787号公報
従来技術は、ハンドジェスチャー操作により画面内のカーソルをボタンの上に移動させると、ボタンに割り当てられたコマンドが実行されるというものであるが、ユーザが画面から遠ざかった場合、画面に表示されたカーソルやボタンを視認して両者の位置を合わせるという細かな操作を行うことは困難であった。
請求項1に記載の撮像装置は、被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子により撮像された被写体像から、その被写体の手の位置を検出する手検出部と、前記被写体の位置およびサイズを検出する被写体検出部と、前記被写体検出部により検出された前記被写体の周囲に、少なくとも前記手検出部により検出された手が届く範囲に収まる操作枠を設定する操作枠設定部と、前記操作枠内における前記手の位置に対応する撮影画面内の位置に、カーソルを配置するカーソル配置部と、前記撮像素子により撮像された被写体像とその被写体像に重畳した複数のシンボルと前記操作枠と前記カーソルとを表示する、前記被写体から視認可能な表示部と、前記カーソルが前記複数のシンボルのいずれかに近接したことに応じて、当該シンボルに対応する機能を実行する機能実行部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが画面から遠ざかった場合であっても操作性が低下しない、ハンドジェスチャー操作可能な撮像装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 撮像装置10の斜視図である。 液晶モニタ24の表示画面の一例を示す図である。 制御部23が実行するハンドジェスチャー操作処理のフローチャートである。 第1の実施の形態の変形例を説明する図である。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置10は、レンズ一体型のいわゆるコンパクトタイプのデジタルカメラである。撮像装置10は、撮影光学系21と、撮像素子22と、制御部23と、液晶モニタ24と、メモリカード25と、操作部26と、DRAM27と、フラッシュメモリ28とを備える。
撮影光学系21は、複数のレンズから構成され、撮像素子22の撮像面に被写体像を結像させる。撮影光学系21は焦点距離が可変に構成された、いわゆるズームレンズである。制御部23は不図示のアクチュエータを駆動させることにより、撮影光学系21のズームアップおよびズームダウンを行うことができる。なお図1では、撮影光学系21を1枚のレンズとして図示している。
撮像素子22は例えばCMOSやCCD等の撮像素子であり、撮影光学系21により結像された被写体像を撮像して撮像信号を出力する。制御部23は、撮像装置10の各部を制御する電子回路であり、CPUとその周辺回路とから構成される。不揮発性の記憶媒体であるフラッシュメモリ28には、予め所定の制御プログラムが書き込まれている。制御部23は、フラッシュメモリ28から制御プログラムを読み込んで実行することにより、各部の制御を行う。この制御プログラムは、揮発性の記憶媒体であるDRAM27を作業用領域として使用する。
液晶モニタ24は、液晶パネルを利用した表示装置である。制御部23は、所定周期(例えば60分の1秒)ごとに撮像素子22に繰り返し被写体像を撮像させる。そして、撮像素子22から出力された撮像信号に種々の画像処理を施していわゆるスルー画を作成し、液晶モニタ24に表示する。液晶モニタ24には、上記のスルー画以外に、例えば撮影パラメータを設定する設定画面等が表示される。
制御部23は、撮像素子22から出力された撮像信号に種々の画像処理を施して撮影画像データを作成し、可搬性の記憶媒体であるメモリカード25に画像データを記憶する。操作部26は、プッシュボタン等の種々の操作部材を有し、それら操作部材が操作されたことに応じて制御部23に操作信号を出力する。
制御部23はソフトウェア形態により手検出部23a、被写体検出部23b、操作枠設定部23c、カーソル配置部23d、および機能実行部23eを備える。これらの各部は、制御部23がフラッシュメモリ28に格納されている所定の制御プログラムを実行することにより、ソフトウェア的に実現される。なお、これらの各部を電子回路として構成することも可能である。
手検出部23aは、撮像素子22により撮像された被写体像から、特定の被写体人物の手の位置を検出する。被写体検出部23bは、撮像素子22により撮像された被写体像から、特定の被写体人物の位置およびサイズを検出する。操作枠設定部23cは、被写体検出部23bにより検出された被写体人物の周囲に、後述する操作枠を設定する。カーソル配置部23dは、操作枠内における手の位置に対応する撮影画面内の位置に、後述するカーソルを配置する。機能実行部23eは、カーソルが液晶モニタ24に表示された複数のアイコン(後に詳述)のいずれかに近接したことに応じて、当該アイコンに対応する機能を実行する。
図2は、撮像装置10の斜視図である。図2(a)に示すように、撮像装置10の筐体は板状の形状を有し、幅広面40に液晶モニタ24が設けられている。また、幅広面40に対向する別の幅広面(不図示)には、撮影光学系21を内蔵するレンズ鏡筒(不図示)が設けられている。被写体は、図2(a)に矢印xで示す方向、すなわち液晶モニタ24の表示画面51とは逆の方向に位置する。
以下の説明において、撮像装置10の筐体が有する2つの幅広面のうち、液晶モニタ24が設置されている幅広面40を背面と称し、レンズ鏡筒が設置されている不図示の幅広面を前面と称する。
液晶モニタ24は、撮像装置10の筐体上部に設けられた軸部42により回動可能に構成されている。図2(a)では、液晶モニタ24は撮像装置10の背面に収納されている。ユーザは、軸部42を支点として、液晶モニタ24を撮像装置10の上部に回動することができる。
液晶モニタ24を最大限に回動させた様子を図2(b)に示す。このとき、液晶モニタ24の表示画面51は、図中に矢印xで示す方向、すなわちレンズ鏡筒と同じ方向を向く。従って、撮像装置10が図2(b)に示す状態のとき、被写体となっている人物は表示画面51を視認可能である。例えば、撮像装置10が表示画面51にいわゆるライブビュー表示を行っているとき、被写体となっている人物は自身の画像を表示画面51により視認することができる。
撮像装置10の筐体には、レリーズボタン43、電源ボタン44、その他種々の操作を行うためのボタン45、46、47、48、49が設けられている。これらのボタン類は前述の操作部26に接続されており、ボタンの押下に応じて操作部26は制御部23に操作信号を出力する。
(ハンドジェスチャー操作の説明)
液晶モニタ24が図2(b)に図示するように被写体側、すなわち矢印xの方向を向くと、制御部23は撮像装置10にハンドジェスチャー操作モードを設定する。ハンドジェスチャー操作モードが設定されているとき、被写体となっている人物(被撮影者であるユーザ)は手振り(ハンドジェスチャー)により、静止画の撮影やズーム操作等の操作を行うことができる。なお、ハンドジェスチャー操作モードが設定されているときも、例えばレリーズスイッチによる静止画の撮影など、操作部26を用いた操作は通常通り行える。
例えば撮影者が自分自身の画像を撮影したいとき、撮像装置10を片手で持ち、自身の方に撮像装置10を向けて撮影を行う。このとき、撮像装置10の背面40などに設けられた操作部材を操作することは困難である。ハンドジェスチャー操作モードを利用すれば、筐体に設けられた操作部材を操作することなく、撮影やズームアップ等を行うことができる。
また、三脚等により撮像装置10を固定し、撮像装置10から離れて撮影を行う場合、セルフタイマー機能等を用いて撮影を行うことはできるが、動画の撮影やズームアップ等の操作を行うことは困難である。このような場合であっても、ハンドジェスチャー操作モードを利用すれば、筐体に設けられた操作部材を操作することなく撮影やズームアップ等を行うことができる。
ハンドジェスチャー操作モードが設定されているとき、制御部23は所定周期(例えば60分の1秒)ごとに撮像素子22に繰り返し被写体像を撮像させる。そして、撮像素子22から出力された撮像信号からスルー画を作成し、液晶モニタ24に表示する。手検出部23aは、スルー画の基になった撮像信号に対し、手のひらの検出処理を実行する。撮像素子22は撮像信号を所定周期ごとに繰り返し出力するので、手検出部23aによる手のひらの検出処理もその所定周期ごとに繰り返し実行される。なお、手のひらの検出処理はスルー画の基となった撮像信号に対してではなく、スルー画に対して行ってもよい。また、手のひらの検出処理の実行周期は撮像周期より長くてもよい。例えば、手のひらの検出処理を、撮像2回につき1回だけ行うようにしてもよい。
なお、以下の説明では、手検出部23aは同時に1つの手のひらだけを検出するものとする。例えば複数の人間が撮影範囲に含まれている場合など、手のひらが複数存在する場合には、その中からいずれか1つの手のひらのみを検出し、制御部23はその手のひらを対象に以下に説明する処理を実行する。例えば、顔認識の結果と、予め設定されている人物毎の優先順位とに基づき、最も優先順位の高い手のひらを決定してもよいし、撮影画面内において最初に検出できた手のひらを対象に以下で説明する処理を行うこととしてもよい。
ハンドジェスチャー操作モードの設定時における液晶モニタ24の表示画面51を図3(a)に示す。ハンドジェスチャー操作モードが設定されると、制御部23は、表示画面51の全面にスルー画を表示すると共に、スルー画に重畳して複数のアイコン52a、52b、52c、52d、52e、52fを表示する。これらのアイコンは、ハンドジェスチャー操作を行うためのユーザインタフェース(UI)である。アイコン52a、52b、52c、52d、52e、52fはそれぞれ、例えばズームアップ機能、静止画レリーズ機能、ズームダウン機能、動画レリーズ機能等に対応するシンボルである。なお、ハンドジェスチャー操作モードが設定されているとき、制御部23はスルー画を左右反転して液晶モニタ24に表示する。
被写体人物54が手のひらを撮像装置10に向けると、手検出部23aがその手のひらを検出する。手検出部23aにより手のひらが検出されると、液晶モニタ24の表示画面51は、図3(b)に示す内容に変化する。具体的には、手検出部23aによる手のひらの検出に応じて、制御部23が当該手のひらの周囲に、その手のひらが検出されていることを表す検出枠56を表示する。次に被写体検出部23bが、当該手のひらを有する被写体人物54の位置およびサイズを検出する。その後、操作枠設定部23cが、検出された被写体人物54の周囲に操作枠55を設定し、液晶モニタ24に表示させる。
操作枠55は、被写体人物54が手のひらを動かす範囲を規定する矩形形状の枠である。本実施形態では、操作枠55は表示画面51と相似な形状を有している。カーソル配置部23dは、操作枠55内における手のひらの位置を、表示画面51内における位置にマッピングする。そして、マッピングした位置にカーソル57を配置する。例えば、操作枠55内において、手のひらが左上隅に位置しているなら、カーソル57は表示画面51の左上隅に配置される。同様に、操作枠55内の上下左右の中央に手のひらが位置しているなら、カーソル57は表示画面51の上下左右の中央に配置される。
ユーザ(被写体人物54)は、図3に示した表示画面51を視認して、表示画面51における複数のアイコン52a、52b、52c、52d、52e、52fの位置、および、操作枠55における検出枠56の位置を把握する。そして、所望の機能に対応するアイコンに対応する操作枠55内の位置に手のひら(検出枠56)を移動させる。手検出部23aにより、手のひらの新たな位置が検出されると、カーソル配置部23dは、その新たな手のひらの位置に対応する表示画面51内の位置にカーソル57を配置する。換言すると、カーソル配置部23dは、手のひらの移動に応じてカーソル57を移動させる。この様子を図3(c)に示す。表示画面51におけるカーソル57がいずれかのアイコンに重なると、機能実行部23eは当該アイコンに対応する機能を実行する。例えば、ユーザが「静止画レリーズ」に対応するアイコン52bにカーソル57を重ねると、機能実行部23eは静止画の撮影を行う。
このようにするのは、被写体人物54が撮影画面に小さく写った場合であっても、各機能を手振りで実行できるようにするためである。被写体人物54が撮像装置10から遠いほど、撮影画面すなわち表示画面51に表示されるスルー画における被写体人物54のサイズは小さくなる。従って、ジェスチャー操作モードを、手のひらをアイコンに直接触れさせることで各機能を実行するように構成してしまうと、例えば図3(a)〜(c)に示す程度のサイズで被写体人物54が写り込んだ場合、表示画面51の端部に配置されているアイコンまで手のひらを移動させるのは困難である。本実施形態では、手のひらを直接アイコンに触れさせるのではなく、手のひらに連動して移動するカーソル57をアイコンに重ねさせることで各機能を実行するようにジェスチャー操作モードを実装しているので、被写体人物54は撮像装置10からある程度離れている場合であっても、手のひらをそれほど大きく動かすことなく各機能を機能実行部23eに実行させることが可能になる。
次に、操作枠設定部23cにより設定される操作枠55について詳述する。操作枠55は、表示画面51と相似な形状を有する。被写体検出部23bにより検出された被写体人物54の大きさから、手検出部23aにより検出された被写体人物54の手のひらが届く範囲を推定する。そして、その手のひらの付け根近傍(例えば肩の近傍)、すなわち手のひらの可動範囲の中心位置を中心にして操作枠55を配置する。
本実施形態では、ジェスチャー操作は片手で為されることを前提としているので、操作枠設定部23cは被写体人物54の両手のうち、手検出部23aにより検出された方の手のひらが届く範囲を推定し、その範囲に収まるように操作枠55のサイズおよび位置を決定する。なお、操作枠55の中心は、手のひらの付け根近傍以外であってもよく、例えば被写体人物54の中心であってもよい。
図4は、制御部23が実行するハンドジェスチャー操作処理のフローチャートである。図4に示す処理は、制御部23がフラッシュメモリ28から読み込んで実行する制御プログラムに含まれる。
まずステップS100で、制御部23が、液晶モニタ24が回動し図2(b)に示す状態になっているか否かを判定する。制御部23は、液晶モニタ24が図2(b)に示す位置に回動するまでステップS100の処理を繰り返し実行する。液晶モニタ24が回動していた場合、制御部23は処理をステップS110に進める。
ステップS110で制御部23は、撮像素子22に被写体像を撮像させる。ステップS120で制御部23は、ステップS110の撮像により撮像素子22から出力された撮像信号に基づいて、スルー画を作成する。ステップS130で制御部23は、液晶モニタ24の表示画面51に、ステップS120で作成したスルー画を表示すると共に、スルー画に重畳してアイコン52a、52b、52c、52d、52e、52fを表示する。ステップS140で手検出部23aは、ステップS110の撮像により撮像素子22から出力された撮像信号に対し、周知のパターンマッチング等を行うことで、手のひらの検出を試みる。ステップS150で制御部23は、ステップS140において撮像信号から手のひらが検出されたか否かを判定する。手のひらが検出されなかった場合、制御部23は処理をステップS110に進める。他方、手のひらが検出された場合、制御部23は処理をステップS160に進める。
ステップS160で被写体検出部23bは、ステップS140で検出された手のひらを有する被写体人物54の位置およびサイズを検出する。ステップS163で操作枠設定部23cは、ステップS160で検出された被写体人物54の位置およびサイズに基づいて、その被写体人物54の周囲に、少なくとも手検出部23aにより検出された手のひらを含む範囲を覆う操作枠55を設定する。設定した操作枠55は、これ以降、スルー画に重畳して表示画面51に表示される。
ステップS166でカーソル配置部23dが、ステップS163で設定された操作枠55内における手のひらの位置に対応するスルー画内(表示画面51内)の位置に、カーソル57を配置する。配置したカーソル57は、これ以降、スルー画に重畳して表示画面51に表示される。
ステップS170で制御部23は、撮像素子22に被写体像を撮像させる。ステップS180で制御部23は、ステップS170の撮像により撮像素子22から出力された撮像信号に基づいて、スルー画を作成する。ステップS190で制御部23は、液晶モニタ24の表示画面51に、ステップS180で作成されたスルー画を表示すると共に、スルー画に重畳してアイコン52a、52b、52c、52d、52e、52fを表示する。このとき、操作枠55、検出枠56、カーソル57もスルー画に重畳して表示される。
ステップS200で手検出部23aは、ステップS170の撮像により撮像素子22から出力された撮像信号に対し、周知のパターンマッチング等を行うことで、手のひらの検出を試みる。そしてステップS210で制御部23は、ステップS200において撮像信号から手のひらが検出されたか否かを判定する。手のひらが検出されなかった場合、制御部23は処理をステップS110に進める。他方、手のひらが検出されていた場合、制御部23は処理をステップS220に進める。
ステップS220でカーソル配置部23dは、操作枠55内における手のひらの位置に対応するスルー画内(表示画面51内)の位置に、カーソル57を配置する。ステップS230で機能実行部23eは、ステップS220で配置されたカーソル57が、アイコン52a、52b、52c、52d、52e、52fのいずれかに重なったか否かを判定する。カーソル57が重なっていなかった場合、機能実行部23eは、処理をステップS170に進める。他方、カーソル57がいずれかのアイコンに重なっていた場合、機能実行部23eは処理をステップS240に進める。ステップS240において機能実行部23eは、カーソル57と重なったアイコンに対応する機能を実行する。
上述した第1の実施の形態による撮像装置によれば、次の作用効果が得られる。
(1)操作枠設定部23cは、被写体検出部23bにより検出された被写体人物54の周囲に、少なくとも手検出部23aにより検出された手のひらを含む範囲を覆う操作枠55を設定する。カーソル配置部23dは、操作枠55内における手のひらの位置に対応するスルー画内の位置に、カーソル57を配置する。そして機能実行部23eが、カーソル57が複数のアイコン52a、52b、52c、52d、52e、52fのいずれかに近接したことに応じて、当該アイコンに対応する機能を実行する。以上の構成を有する撮像装置10によれば、ユーザが画面から遠ざかった場合であっても操作性が低下しない。
(2)操作枠設定部23cは、液晶モニタ24の表示画面51の形状に相似である形状を有する操作枠55を設定する。このようにしたので、表示画面51におけるカーソル57の位置と、操作枠55における手のひらの位置とを、ユーザが容易に把握することができる。
(3)操作枠設定部23cは、被写体検出部23bにより検出された被写体人物54のサイズに応じたサイズの操作枠55を設定する。このようにしたので、被写体人物54がどのようなサイズでスルー画に写り込んだ場合であっても、常に操作感の変わらないジェスチャー操作機能を提供することができる。
(4)操作枠設定部23cは、被写体人物54の手が届く範囲に収まる操作枠55を設定する。このようにしたので、表示画面51のどの位置にアイコンが配置されていたとしても、ユーザは、現在位置から移動することなく手振りだけで所望の機能に対応するアイコンを選択することができる。
(5)操作枠設定部23cは、被写体人物54の片手が届く範囲に収まる操作枠55を、当該片手の付け根近傍を中心にして設定する。このようにしたので、ユーザは任意のアイコンを、現在の位置から移動することなく手振りだけで選択することができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
操作枠設定部23cが、被写体検出部23bにより検出された被写体人物54のサイズが変化したことに応じて、リアルタイムに操作枠55のサイズを変化させるようにしてもよい。例えば、被写体人物54が手のひらを撮像装置10に向けながら前後左右に移動した場合、撮影画面における被写体人物54の位置およびサイズは変化する。操作枠55がこのような被写体人物54の移動に追従するように操作枠設定部23cを構成すると、撮像装置10の操作性がより向上する。
(変形例2)
上述した実施形態では、ジェスチャー操作モードにおいて、被写体人物54が片手でジェスチャー操作を行うことを前提としていた。本発明はこのような実施形態に限定されず、被写体人物54が両手でジェスチャー操作を行えるようにしてもよい。この場合、操作枠設定部23cは、被写体人物54の両手が届く範囲に収まる操作枠55を、被写体人物54の両手の中央を中心として設定することが望ましい。また、手検出部23aが両手を同時に検出するようにしたり、カーソル配置部23dがその両手に対応する2つのカーソル57を配置するようにしてもよい。
(変形例3)
被写体人物54が撮影画面の端に位置している場合、操作枠55が撮影画面(スルー画)に収まらない可能性がある。このような場合において、操作枠設定部23cが、操作枠55が撮影画面に収まるように操作枠55の位置またはサイズを調節するようにしてもよい。例えば操作枠55の中心を、画面端とは逆の方向にずらすことで操作枠55を撮影画面内に収めてもよい。また、操作枠55のサイズを小さくすることにより、操作枠55を撮影画面内に収めてもよい。それら両方を組み合わせることも可能である。
(変形例4)
カーソル57がアイコンに重なってすぐに機能実行部23eが当該アイコンに対応する機能を実行するのではなく、ユーザが当該アイコンに対応する機能を実行することを確認できるステップを設けてもよい。例えば、カーソル57が複数のアイコン52a、52b、52c、52d、52e、52fのいずれかに重なったことに応じて、当該アイコンに対応する機能を表示画面51に表示して被写体人物54に報知する報知部を設ける。
図5に、報知部による報知方法の一例を示す。アイコン52bにカーソル57が重なった事に応じて、報知部は液晶モニタ24の表示画面51に、アイコン52bの機能を表す文字列60を表示し、アイコン52bの機能をユーザ(被写体人物54)に報知する。機能実行部23eは、カーソル57が複数のアイコン52a、52b、52c、52d、52e、52fのいずれかに重なり報知部による報知が成された後に、被写体人物54により所定の決定操作が成されたことに応じて、当該アイコンに対応する機能を実行するように構成する。決定操作は、例えばカーソル57とそのアイコンとが重なった状態を一定時間(例えば3秒間)維持する操作や、手のひらを握る(握り拳を作る)操作が考えられる。
なお、報知部による報知方法は、図5に例示した表示画面51への文字列60の表示に限定でなくてもよい。例えば、アイコンの機能を読み上げる音声を再生して被写体人物54に報知してもよい。また、カーソル57が複数のアイコン52a、52b、52c、52d、52e、52fのいずれかに重なったことに応じて、当該アイコンに対応する機能ではなく、当該アイコンがカーソル57に重なっていることを報知するようにしてもよい。例えば、カーソル57が重なっているアイコンの色や形を変化させることで、そのアイコンがカーソル57と重なっていることを報知してもよい。
(変形例5)
上述した実施形態において、機能実行部23eが種々の機能を実行するきっかけは、カーソル57がアイコン52a、52b、52c、52d、52e、52fのいずれかに重なることであった。これはきっかけの一例であり、機能実行部23eはカーソル57がアイコンに近接したときに機能を実行するように構成されていればよく、必ずしもカーソル57がアイコン52a、52b、52c、52d、52e、52fに重なっていなくてもよい。例えばカーソル57がアイコンに向かって一定距離動いたことに応じて機能を実行したり、アイコンに外接する矩形とカーソル57とが重なったら機能を実行するようにしてもよい。
(変形例6)
手検出部23aは、撮像素子22により撮像された被写体像から手のひらを検出することにより、被写体人物54の手の位置を検出していた。手検出部23aが手のひら以外のものを検出することにより、被写体人物54の手の位置を検出するようにしてもよい。例えば、手指や手首等をパターンマッチングにより検出することで、被写体人物54の手の位置を検出するようにしてもよい。また、手袋などを装着した手を検出可能にしてもよい。以上のように手検出部23aが構成されていた場合であっても、被写体人物54の手が各アイコン52a、52b、52c、52d、52e、52fに近接したことを検出できるのであれば、本発明を適用することが可能である。
更に、本発明は手振り(ハンドジェスチャー)に限定されない。被撮影者が行う所定の身振り(ジェスチャー)を、上述した手振り(ハンドジェスチャー)と同様に検出すれば、手以外の部位による撮像装置の操作を実現することが可能である。
(変形例7)
被写体人物54が液晶モニタ24の表示画面51を視認するのが困難である程度に被写体人物54が撮像装置10から遠すぎる場合、制御部23がジェスチャー操作モードを無効にするようにしてもよい。
(変形例8)
上述した実施形態では、撮像装置10に内蔵された液晶モニタ24を用いてジェスチャー操作を行う例について説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されず、撮像装置10の外部に接続された表示装置を用いてジェスチャー操作モードに係る種々の制御を行ってもよい。このようにすると、表示装置の表示画面51のサイズを撮像装置10の筐体よりも大きくすることができ、表示画面51の視認性が向上する。
(変形例9)
画面内に設けるアイコンの数はいくつでもよい。その配置も任意に定めることができ、上述した各実施形態のように、表示画面51の端部以外の場所に配置してよい。また、手検出部23aにより検出された手のひらが右手か左手かに応じて、アイコンを配置する位置を変更してもよい。例えば、右手が検出された場合には表示画面51の右側にアイコンを配置し、左手が検出された場合には表示画面51の左側にアイコンを配置することで、撮像装置10の操作性が向上する。
また、各アイコンに割り当てる機能は、上述した各実施形態で例示したものと異なっていてもよく、機能実行部23eが実行可能な機能(例えば再生モード設定、補助発光装置のオンオフなど)であればどのようなものであってもよい。各アイコンにユーザが任意の機能を割り当てられるようにしてもよい。更に、アイコン以外のシンボル(例えば機能を表す文字列や絵など)を用いてもよい。
(変形例10)
以上の説明では、レンズ一体型のデジタルカメラに本発明を適用した形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態に限定されず、例えばレンズ交換可能ないわゆる一眼レフレックス方式のデジタルカメラや、レフレックスミラーを有さないレンズ交換可能なデジタルカメラに本発明を適用することも可能である。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
10…撮像装置、21…撮影光学系、22…撮像素子、23…制御部、23a…手検出部、23b…被写体検出部、23c…操作枠設定部、23d…カーソル配置部、23e…機能実行部、24…液晶モニタ、25…メモリカード、26…操作部、27…DRAM、28…フラッシュメモリ

Claims (8)

  1. 被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子により撮像された被写体像から、その被写体の手の位置を検出する手検出部と、
    前記被写体の位置およびサイズを検出する被写体検出部と、
    前記被写体検出部により検出された前記被写体の周囲に、少なくとも前記手検出部により検出された手が届く範囲に収まる操作枠を設定する操作枠設定部と、
    前記操作枠内における前記手の位置に対応する撮影画面内の位置に、カーソルを配置するカーソル配置部と、
    前記撮像素子により撮像された被写体像とその被写体像に重畳した複数のシンボルと前記操作枠と前記カーソルとを表示する、前記被写体から視認可能な表示部と、
    前記カーソルが前記複数のシンボルのいずれかに近接したことに応じて、当該シンボルに対応する機能を実行する機能実行部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記操作枠設定部は、前記表示部の表示画面の形状に相似である形状を有する前記操作枠を設定することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または2に記載の撮像装置において、
    前記操作枠設定部は、前記被写体検出部により検出された前記被写体のサイズに応じたサイズの前記操作枠を設定することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置において、
    前記操作枠設定部は、前記被写体検出部により検出された前記被写体のサイズが変化したことに応じて、前記操作枠のサイズを変化させることを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1〜4に記載の撮像装置において、
    前記操作枠設定部は、前記操作枠を、前記被写体の両手の中央を中心として設定することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1〜4に記載の撮像装置において、
    前記操作枠設定部は、前記操作枠を、当該片手の付け根近傍を中心にして設定することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    操作枠設定部は、前記操作枠が前記撮影画面に収まらない場合には、前記操作枠が前記撮影画面に収まるように前記操作枠の位置またはサイズを調節することを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記カーソルが前記複数のシンボルのいずれかに近接したことに応じて、当該シンボルまたは当該シンボルに対応する機能を前記被写体に報知する報知部を備え、
    前記機能実行部は、前記カーソルが前記複数のシンボルのいずれかに近接し前記報知部による報知が成された後に、前記被写体により所定の決定操作が成されたことに応じて、当該シンボルに対応する機能を実行することを特徴とする撮像装置。
JP2013165009A 2013-08-08 2013-08-08 撮像装置 Active JP6123562B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013165009A JP6123562B2 (ja) 2013-08-08 2013-08-08 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013165009A JP6123562B2 (ja) 2013-08-08 2013-08-08 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015035060A JP2015035060A (ja) 2015-02-19
JP6123562B2 true JP6123562B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=52543556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013165009A Active JP6123562B2 (ja) 2013-08-08 2013-08-08 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6123562B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108369477B (zh) * 2015-12-22 2021-10-29 索尼公司 信息处理装置、信息处理方法和程序
JP2017211739A (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 株式会社エクスビジョン ユーザインターフェース装置およびユーザインターフェースプログラム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04123121A (ja) * 1990-09-13 1992-04-23 Sony Corp 画像入力装置
JP4244075B2 (ja) * 1998-03-12 2009-03-25 株式会社リコー 画像表示装置
US8726194B2 (en) * 2007-07-27 2014-05-13 Qualcomm Incorporated Item selection using enhanced control
JP2009265709A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Hitachi Ltd 入力装置
JP4221445B1 (ja) * 2008-06-11 2009-02-12 株式会社ベイビッグ テレビ電話端末、テレビ電話端末制御方法及びプログラム
JP2012242948A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Sony Corp 表示制御装置および方法、並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015035060A (ja) 2015-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2466447C1 (ru) Устройство захвата изображения и способ управления им
US9606718B2 (en) Electronic apparatus and control method thereof
JP6667294B2 (ja) 電子機器およびその制御方法
JP6590666B2 (ja) 電子機器およびその制御方法
JP2013070303A (ja) 画面への押圧で撮影が可能な撮影装置、撮影方法及びプログラム
US20180324351A1 (en) Control device, control method, and program
WO2018021165A1 (ja) 電子機器およびその制御方法
JP6701033B2 (ja) 電子機器およびその制御方法
US10904442B2 (en) Image sensing apparatus with improved user operability when performing an enlarged display of a live view image and control method of image sensing apparatus
JP2014241099A (ja) 撮像装置
JP6123562B2 (ja) 撮像装置
JP2019016299A (ja) 異なる面に配置された操作部材を有する電子機器、その制御方法、プログラム並びに記憶媒体
JP6104338B2 (ja) 電子機器およびその制御方法、プログラム並びに記憶媒体
CN111866332A (zh) 电子装置、控制方法和计算机可读介质
JP2021047360A (ja) 撮像装置
US11245835B2 (en) Electronic device
JP5976166B2 (ja) 画面への押圧で撮影が可能な撮影装置、撮影方法及びプログラム
CN112040095B (zh) 电子装置、电子装置的控制方法及存储介质
JP2015046038A (ja) 撮像装置
US10571781B2 (en) Camera, setting method of camera, and setting program of camera
JP2016192230A (ja) 保持する手の左右に応じて表示が可変なユーザインタフェース装置、表示制御方法及びプログラム
JP6239077B2 (ja) 電子機器およびその制御方法、プログラム並びに記憶媒体
JP7466304B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP6855317B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム、及び、記録媒体
JP5840256B2 (ja) 電子機器およびその制御方法、プログラム並びに記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6123562

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250