JP2015046038A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが画面から離れている場合であっても操作性が低下しない、ジェスチャー操作可能な撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置は、被写体像を撮像する撮像素子と、撮像素子により撮像された被写体像から、その被写体の手の位置を検出する手検出部と、撮像素子により撮像された被写体像から、手検出部により検出された手を含む領域をその手の大きさに応じた拡大率で拡大した拡大画像を作成する拡大画像作成部と、拡大画像作成部により作成された拡大画像とその拡大画像に重畳した複数のシンボルとを表示する、被写体から視認可能な表示部と、表示部により表示された拡大画像における手が、複数のシンボルのいずれかに近接したことに応じて、当該シンボルに対応する機能を実行する機能実行部と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置に関する。
従来、身振りや手振りなどのいわゆるジェスチャーにより、カーソル等の機能操作が可能な装置が知られている。例えば特許文献1には、被写体の像を含む撮影画像のデータからユーザの手の領域を検出することで、ユーザが手を用いた所作により画面内のカーソルを移動できるようにした情報処理装置が記載されている。
従来技術は、ハンドジェスチャー操作により画面内のカーソルをボタンの上に移動させると、ボタンに割り当てられたコマンドが実行されるというものであるが、ユーザが画面から遠ざかった場合、画面に表示されたカーソルやボタンを視認して両者の位置を合わせるという細かな操作を行うことは困難であった。
請求項1に記載の撮像装置は、被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子により撮像された被写体像から、その被写体の手の位置を検出する手検出部と、前記撮像素子により撮像された被写体像から、前記手検出部により検出された手を含む領域をその手の大きさに応じた拡大率で拡大した拡大画像を作成する拡大画像作成部と、前記拡大画像作成部により作成された前記拡大画像とその拡大画像に重畳した複数のシンボルとを表示する、被写体から視認可能な表示部と、前記表示部により表示された前記拡大画像における手が、前記複数のシンボルのいずれかに近接したことに応じて、当該シンボルに対応する機能を実行する機能実行部と、を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の撮像装置は、被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子により撮像された被写体像とその被写体像に重畳した複数のシンボルとその被写体像に重畳したカーソルとを表示する、被写体から視認可能な表示部と、前記撮像素子により撮像された被写体像から、その被写体の手の位置を検出する手検出部と、前記表示部による前記カーソルを、前記手検出部により検出された手の位置の変化量に応じた移動量だけ移動させるカーソル移動部と、前記表示部により表示された前記カーソルが、前記複数のシンボルのいずれかに近接したことに応じて、当該シンボルに対応する機能を実行する機能実行部とを備え、前記カーソル移動部は、前記手検出部により検出された手が小さいほど前記カーソルの移動量を大きくすることを特徴とする。
請求項7に記載の撮像装置は、被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子により撮像された被写体像とその被写体像に重畳した複数のシンボルとその被写体像に重畳したカーソルとを表示する、被写体から視認可能な表示部と、前記撮像素子により撮像された被写体像から、その被写体の手の位置を検出する手検出部と、前記表示部による前記カーソルを、前記手検出部により検出された手の位置の変化量に応じた移動量だけ移動させるカーソル移動部と、前記表示部により表示された前記カーソルが、前記複数のシンボルのいずれかに近接したことに応じて、当該シンボルに対応する機能を実行する機能実行部とを備え、前記カーソル移動部は、前記手検出部により検出された手が小さいほど前記カーソルの移動量を大きくすることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが画面から遠ざかった場合であっても操作性が低下しない、ハンドジェスチャー操作可能な撮像装置を提供することができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置10は、レンズ一体型のいわゆるコンパクトタイプのデジタルカメラである。撮像装置10は、撮影光学系21と、撮像素子22と、制御部23と、液晶モニタ24と、メモリカード25と、操作部26と、DRAM27と、フラッシュメモリ28とを備える。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置10は、レンズ一体型のいわゆるコンパクトタイプのデジタルカメラである。撮像装置10は、撮影光学系21と、撮像素子22と、制御部23と、液晶モニタ24と、メモリカード25と、操作部26と、DRAM27と、フラッシュメモリ28とを備える。
撮影光学系21は、複数のレンズから構成され、撮像素子22の撮像面に被写体像を結像させる。撮影光学系21は焦点距離が可変に構成された、いわゆるズームレンズである。制御部23は不図示のアクチュエータを駆動させることにより、撮影光学系21のズームアップおよびズームダウンを行うことができる。なお図1では、撮影光学系21を1枚のレンズとして図示している。
撮像素子22は例えばCMOSやCCD等の撮像素子であり、撮影光学系21により結像された被写体像を撮像して撮像信号を出力する。制御部23は、撮像装置10の各部を制御する電子回路であり、CPUとその周辺回路とから構成される。不揮発性の記憶媒体であるフラッシュメモリ28には、予め所定の制御プログラムが書き込まれている。制御部23は、フラッシュメモリ28から制御プログラムを読み込んで実行することにより、各部の制御を行う。この制御プログラムは、揮発性の記憶媒体であるDRAM27を作業用領域として使用する。
液晶モニタ24は、液晶パネルを利用した表示装置である。制御部23は、所定周期(例えば60分の1秒)ごとに撮像素子22に繰り返し被写体像を撮像させる。そして、撮像素子22から出力された撮像信号に種々の画像処理を施していわゆるスルー画を作成し、液晶モニタ24に表示する。液晶モニタ24には、上記のスルー画以外に、例えば撮影パラメータを設定する設定画面等が表示される。
制御部23は、撮像素子22から出力された撮像信号に種々の画像処理を施して撮影画像データを作成し、可搬性の記憶媒体であるメモリカード25に画像データを記憶する。操作部26は、プッシュボタン等の種々の操作部材を有し、それら操作部材が操作されたことに応じて制御部23に操作信号を出力する。
制御部23はソフトウェア形態により手検出部23a、拡大画像作成部23b、および機能実行部23cを備える。これらの各部は、制御部23がフラッシュメモリ28に格納されている所定の制御プログラムを実行することにより、ソフトウェア的に実現される。なお、これらの各部を電子回路として構成することも可能である。
手検出部23aは、撮像素子22により撮像された被写体像から、その被写体の手の位置を検出する。拡大画像作成部23bは、撮像素子22により撮像された被写体像から、手検出部23aにより検出された手を含む拡大領域をその手の大きさに応じた拡大率で拡大した拡大画像(後に詳述)を作成する。機能実行部23cは、液晶モニタ24に表示された拡大画像における手が、複数のアイコン(後に詳述)のいずれかに近接したことに応じて、当該アイコンに対応する機能を実行する。
図2は、撮像装置10の斜視図である。図2(a)に示すように、撮像装置10の筐体は板状の形状を有し、幅広面40に液晶モニタ24が設けられている。また、幅広面40に対向する別の幅広面(不図示)には、撮影光学系21を内蔵するレンズ鏡筒(不図示)が設けられている。被写体は、図2(a)に矢印xで示す方向、すなわち液晶モニタ24の表示画面51とは逆の方向に位置する。
以下の説明において、撮像装置10の筐体が有する2つの幅広面のうち、液晶モニタ24が設置されている幅広面40を背面と称し、レンズ鏡筒が設置されている不図示の幅広面を前面と称する。
液晶モニタ24は、撮像装置10の筐体上部に設けられた軸部42により回動可能に構成されている。図2(a)では、液晶モニタ24は撮像装置10の背面に収納されている。ユーザは、軸部42を支点として、液晶モニタ24を撮像装置10の上部に回動することができる。
液晶モニタ24を最大限に回動させた様子を図2(b)に示す。このとき、液晶モニタ24の表示画面51は、図中に矢印xで示す方向、すなわちレンズ鏡筒と同じ方向を向く。従って、撮像装置10が図2(b)に示す状態のとき、被写体となっている人物は表示画面51を視認可能である。例えば、撮像装置10が表示画面51にいわゆるライブビュー表示を行っているとき、被写体となっている人物は自身の画像を表示画面51により視認することができる。
撮像装置10の筐体には、レリーズボタン43、電源ボタン44、その他種々の操作を行うためのボタン45、46、47、48、49が設けられている。これらのボタン類は前述の操作部26に接続されており、ボタンの押下に応じて操作部26は制御部23に操作信号を出力する。
(ハンドジェスチャー操作の説明)
液晶モニタ24が図2(b)に図示するように被写体側、すなわち矢印xの方向を向くと、制御部23は撮像装置10にハンドジェスチャー操作モードを設定する。ハンドジェスチャー操作モードが設定されているとき、被写体となっている人物(被撮影者であるユーザ)は手振り(ハンドジェスチャー)により、静止画の撮影やズーム操作等の操作を行うことができる。なお、ハンドジェスチャー操作モードが設定されているときも、例えばレリーズスイッチによる静止画の撮影など、操作部26を用いた操作は通常通り行える。
液晶モニタ24が図2(b)に図示するように被写体側、すなわち矢印xの方向を向くと、制御部23は撮像装置10にハンドジェスチャー操作モードを設定する。ハンドジェスチャー操作モードが設定されているとき、被写体となっている人物(被撮影者であるユーザ)は手振り(ハンドジェスチャー)により、静止画の撮影やズーム操作等の操作を行うことができる。なお、ハンドジェスチャー操作モードが設定されているときも、例えばレリーズスイッチによる静止画の撮影など、操作部26を用いた操作は通常通り行える。
例えば撮影者が自分自身の画像を撮影したいとき、撮像装置10を片手で持ち、自身の方に撮像装置10を向けて撮影を行う。このとき、撮像装置10の背面40などに設けられた操作部材を操作することは困難である。ハンドジェスチャー操作モードを利用すれば、筐体に設けられた操作部材を操作することなく、撮影やズームアップ等を行うことができる。
また、三脚等により撮像装置10を固定し、撮像装置10から離れて撮影を行う場合、セルフタイマー機能等を用いて撮影を行うことはできるが、動画の撮影やズームアップ等の操作を行うことは困難である。このような場合であっても、ハンドジェスチャー操作モードを利用すれば、筐体に設けられた操作部材を操作することなく撮影やズームアップ等を行うことができる。
ハンドジェスチャー操作モードが設定されているとき、制御部23は所定周期(例えば60分の1秒)ごとに撮像素子22に繰り返し被写体像を撮像させる。そして、撮像素子22から出力された撮像信号からスルー画を作成し、液晶モニタ24に表示する。手検出部23aは、スルー画の基になった撮像信号に対し、手のひらの検出処理を実行する。撮像素子22は撮像信号を所定周期ごとに繰り返し出力するので、手検出部23aによる手のひらの検出処理もその所定周期ごとに繰り返し実行される。なお、手のひらの検出処理はスルー画の基となった撮像信号に対してではなく、スルー画に対して行ってもよい。また、手のひらの検出処理の実行周期は撮像周期より長くてもよい。例えば、手のひらの検出処理を、撮像2回につき1回だけ行うようにしてもよい。
手検出部23aにより手のひらが検出されると、拡大画像作成部23bが、拡大画像の作成を開始する。制御部23はスルー画の作成を中止し、代わりに、拡大画像作成部23bが作成した拡大画像を液晶モニタ24に表示する。なお、以下の説明では、手検出部23aにより1つの手のひらが検出されたものとする。例えば複数の人間が撮影範囲に含まれている場合など、手のひらが複数存在する場合には、いずれか1つの手のひらを対象に同様の処理を行えばよい。例えば、顔認識の結果と、予め設定されている人物毎の優先順位とに基づき、最も優先順位の高い手のひらを決定してもよいし、撮影画面内において最初に検出できた手のひらを対象に以下で説明する処理を行うこととしてもよい。
なお、ハンドジェスチャー操作モードが設定されているとき、制御部23はスルー画と拡大画像とを、左右反転して液晶モニタ24に表示する。また、以下の説明では、スルー画および拡大画像が表示画面全体に表示されているものとして説明を行うが、スルー画および拡大画像のサイズは表示画面のサイズと異なっていてもよい。例えば表示画面のサイズよりも一回り小さいサイズでスルー画や拡大画像が表示されていてもよい。
図3は、ハンドジェスチャー操作モードにおいて、手のひらが検出されたときの液晶モニタ24の表示画面を示す図である。表示画面51は、画面全体に表示された拡大画像に、ハンドジェスチャー操作を行うためのユーザインタフェース(UI)である4つのアイコン52a、52b、52c、52dを重畳した画面である。アイコン52a、52b、52c、52dは、それぞれズームアップ機能、静止画レリーズ機能、ズームダウン機能、動画レリーズ機能に対応するシンボルである。
最初に手のひらが検出されたとき、拡大画像作成部23bは、スルー画の基になった撮像信号に、手検出部23aにより検出された手のひら53を含む拡大領域を設定する。拡大領域は、検出された手のひら53の重心位置を中心とする、撮影画面より小さい領域である。その後、拡大画像作成部23bは、撮像信号から拡大領域に対応する画像を抽出し、その画像を、最初に検出された手のひら53の大きさに応じた拡大率で拡大した拡大画像を作成する。撮像素子22は撮像信号を所定周期ごとに繰り返し出力するので、拡大画像作成部23bによる拡大画像の作成もその所定周期ごとに繰り返し実行される。
なお、拡大画像はスルー画から作成してもよい。また、拡大画像の作成周期は撮像周期より長くてもよい。例えば、拡大画像を、撮像2回につき1回だけ作成するようにしてもよい。この場合、拡大画像のフレームレートは、スルー画のフレームレートより低くなる。また、拡大画像を作成するための撮像周期は、スルー画を作成するための撮像周期と異なっていてもよい。
ユーザ(被写体人物)は、図3に示した表示画面51を視認して、表示画面51に写り込んだ手のひら53と4つのアイコン52a、52b、52c、52dとの位置関係を認識する。そして、所望の機能に対応するアイコンの方向に手のひらを移動させる。拡大画像における手のひら53がいずれかのアイコンに重なると、機能実行部23cは当該アイコンに対応する機能を実行する。例えば、ユーザが「静止画レリーズ」と書かれたアイコン52bに手のひら53を重ねると、機能実行部23cは静止画の撮影を行う。
機能実行部23cにより何らかの機能が実行されるか、手検出部23aが手のひら53を検出できなくなるか、あるいは制御部23による拡大画像の表示が開始されてから所定時間(例えば5秒間)が経過すると、制御部23は拡大画像の表示を中止し、スルー画の表示を再開する。また、拡大画像作成部23bは拡大画像の作成を中止する。
次に、拡大画像作成部23bにより作成される拡大画像について詳述する。いま、図4(a)に示すように、被写体人物54が、撮像装置10から距離D1だけ離れているとする。ここで被写体人物54が手のひらを撮像装置10に向けると、図4(b)に示すように、撮像素子22の撮影画面55には、手のひら53が幅W1の大きさで写り込む。拡大画像作成部23bは、手のひら53が幅Zの大きさになるように、図4(c)に示す拡大画像57を作成する。このときの拡大率Pは、Z/W1である。なお図4(c)では、説明のため、拡大画像57に4つのアイコン52a、52b、52c、52dを重畳して図示しているが、実際には拡大画像57には4つのアイコン52a、52b、52c、52dは含まれない。
また、拡大画像57の基になる拡大領域58は、手のひら53の重心を中心とする撮影画面55内の領域である。拡大領域58の幅X1は、拡大画像57の幅X2を拡大率Pで割ることにより決定される。同様に、拡大領域58の高さY1は、拡大画像57の高さY2を拡大率Pで割ることにより決定される。
被写体人物54が実空間において手のひらをある距離だけ動かすと、撮影画面55では、手のひら53が長さL1だけ移動する。このとき拡大画像57では、長さL1に拡大率P=Z/W1を乗じた長さM1だけ手のひら53が移動する。
次に、図5(a)に示すように、図4(a)と同一の被写体人物54が、撮像装置10から距離D1より長い距離D2だけ離れているとする。ここで被写体人物54が手のひら53を撮像装置10に向けると、図5(b)に示すように、撮像素子22の撮影画面55には、手のひら53は図4(b)よりも小さく写り込む。つまり、図5(b)の撮影画面55における手のひら53の幅W2は、図4(b)に示す幅W1より小さい。
拡大画像作成部23bは、図4(b)の場合と同様に、手のひら53が幅Zの大きさになるように、図5(c)に示す拡大画像57を作成する。このときの拡大率Pは、Z/W2となる。また、拡大画像57の基になる拡大領域58の幅X3は、拡大画像57の幅X2を拡大率Pで割ることにより決定される。同様に、拡大領域58の高さY3は、拡大画像57の高さY2を拡大率Pで割ることにより決定される。
被写体人物54が実空間において手のひらを図4(b)と同一方向に同一距離だけ動かすと、撮影画面55では、手のひら53が長さL2だけ移動する。この長さL2は、図4(b)に示した長さL1より短い。このとき拡大画像57では、長さL2に拡大率P=Z/W2を乗じた長さM2だけ手のひら53が移動する。この長さM2は、図4(c)に示した長さM1と略同一である。つまり拡大画像作成部23bは、実空間における手のひらの移動距離が同一であれば、拡大画像57における手のひら53の移動距離も同一になるように、拡大率Pを決定する。
このようにするのは、各機能を実行するために必要な手のひらの移動量を一定にするためである。被写体人物54が撮像装置10から遠いほど、手のひら53の検出サイズは小さくなる。従って、手のひらの現実の(実空間の)移動距離が同一であっても、被写体人物54が撮像装置10に近い場合と撮像装置10から遠い場合とで、撮影画面55上における手のひら53の移動距離は変化する。従って、単にスルー画に重畳して4つのアイコン52a、52b、52c、52dを表示してしまうと、被写体人物54が撮像装置10から遠い場合に、手のひらを非常に大きく動かす必要が生じてしまう。
撮影画面55における手のひら53が小さい(被写体人物54が遠い)ほど、拡大画像57の拡大率Pを高くすることで、被写体人物54は撮影距離によらず常に同一量の手振りでアイコン52a、52b、52c、52dの各機能を機能実行部23cに実行させることが可能になる。
図6は、制御部23が実行するハンドジェスチャー操作処理のフローチャートである。図6に示す処理は、制御部23がフラッシュメモリ28から読み込んで実行する制御プログラムに含まれる。
まずステップS100で、制御部23が、液晶モニタ24が回動し図2(b)に示す状態になっているか否かを判定する。制御部23は、液晶モニタ24が図2(b)に示す位置に回動するまでステップS100の処理を繰り返し実行する。液晶モニタ24が回動していた場合、制御部23は処理をステップS110に進める。
ステップS110で制御部23は、撮像素子22に被写体像を撮像させる。ステップS120で制御部23は、ステップS110の撮像により撮像素子22から出力された撮像信号に基づいて、スルー画を作成する。ステップS130で制御部23は、液晶モニタ24の表示画面51に、ステップS120で作成したスルー画を表示すると共に、スルー画に重畳してアイコン52a、52b、52c、52dを表示する。ステップS140で手検出部23aは、ステップS110の撮像により撮像素子22から出力された撮像信号に対し、周知のパターンマッチング等を行うことで、手のひら53の検出を試みる。ステップS150で制御部23は、ステップS140において撮像信号から手のひら53が検出されたか否かを判定する。手のひら53が検出されなかった場合、制御部23は処理をステップS110に進める。他方、手のひら53が検出された場合、制御部23は処理をステップS160に進める。
ステップS160で拡大画像作成部23bは、ステップS140で検出された手のひら53の位置および大きさに応じて、拡大領域58の位置および範囲を設定すると共に、拡大画像57の拡大率Pを設定する。
ステップS170で制御部23は、撮像素子22に被写体像を撮像させる。ステップS180で拡大画像作成部23bは、ステップS170の撮像により撮像素子22から出力された撮像信号に基づいて、拡大画像57を作成する。ステップS190で制御部23は、液晶モニタ24の表示画面51に、ステップS180で作成された拡大画像57を表示すると共に、拡大画像57に重畳してアイコン52a、52b、52c、52dを表示する。ステップS200で手検出部23aは、ステップS170の撮像により撮像素子22から出力された撮像信号に対し、周知のパターンマッチング等を行うことで、手のひら53の検出を試みる。そしてステップS210で制御部23は、ステップS200において撮像信号から手のひら53が検出されたか否かを判定する。手のひら53が検出されなかった場合、制御部23は処理をステップS110に進める。他方、手のひら53が検出されていた場合、制御部23は処理をステップS220に進める。
ステップS220で制御部23は、ステップS160を実行してから一定時間(例えば5秒間)が経過したか否かを判定する。一定時間が経過していた場合、制御部23は処理をステップ110に進める。他方、一定時間が経過していなかった場合、制御部23は処理をステップS230に進める。
ステップS230で機能実行部23cは、ステップS200で検出された手のひら53が、4つのアイコン52a、52b、52c、52dのいずれかに重なったか否かを判定する。手のひら53が重なっていなかった場合、機能実行部23cは、処理をステップS170に進める。他方、手のひら53がいずれかのアイコンに重なっていた場合、機能実行部23cは処理をステップS240に進める。ステップS240において機能実行部23cは、手のひら53と重なったアイコンに対応する機能を実行する。
上述した第1の実施の形態による撮像装置によれば、次の作用効果が得られる。
(1)拡大画像作成部23bは、撮像素子22により撮像された被写体像から、手検出部23aにより検出された手のひらを含む拡大領域58をその手のひら53の大きさに応じた拡大率Pで拡大した拡大画像57を作成する。機能実行部23cは、液晶モニタ24に表示された拡大画像57における手のひら53が4つのアイコン52a、52b、52c、52dのいずれかに近接したことに応じて、当該アイコンに対応する機能を実行する。以上の構成を有する撮像装置10によれば、ユーザが画面から遠ざかった場合であっても操作性が低下しない。
(1)拡大画像作成部23bは、撮像素子22により撮像された被写体像から、手検出部23aにより検出された手のひらを含む拡大領域58をその手のひら53の大きさに応じた拡大率Pで拡大した拡大画像57を作成する。機能実行部23cは、液晶モニタ24に表示された拡大画像57における手のひら53が4つのアイコン52a、52b、52c、52dのいずれかに近接したことに応じて、当該アイコンに対応する機能を実行する。以上の構成を有する撮像装置10によれば、ユーザが画面から遠ざかった場合であっても操作性が低下しない。
(2)拡大画像作成部23bは、手検出部23aにより検出された手のひら53の初期位置を中心とした拡大画像57を作成する。このようにしたので、ユーザはハンドジェスチャー操作の基点を常に画面中央と考えることができ、操作性が向上する。
(3)拡大画像作成部23bは、手検出部23aにより検出された手のひら53が小さいほど、拡大率Pの大きい拡大画像57を作成する。このようにしたので、ユーザが画面から遠ざかった場合であっても操作性が低下しない。
(4)液晶モニタ24は、拡大画像57を表示画面51の全面に表示する。このようにしたので、拡大画像57を視認性よくユーザに提示することができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置110について説明する。なお、以下の説明では、第1の実施の形態に係る撮像装置10との相違点を中心に説明を行い、第1の実施の形態と同一の箇所については第1の実施の形態と同一の符号を付し説明を省略する。
以下、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置110について説明する。なお、以下の説明では、第1の実施の形態に係る撮像装置10との相違点を中心に説明を行い、第1の実施の形態と同一の箇所については第1の実施の形態と同一の符号を付し説明を省略する。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置110の構成を示すブロック図である。撮像装置110は、第1の実施の形態に係る撮像装置10の制御部23を、これとは異なる制御部123に置き換えた構成を有する。
制御部123はソフトウェア形態により、カーソル移動部123b、機能実行部123c、および第1の実施の形態と同様である手検出部23aを備える。これらの各部は、制御部123がフラッシュメモリ28に格納されている所定の制御プログラムを実行することにより、ソフトウェア的に実現される。
カーソル移動部123bは、手検出部23aにより検出された手のひら53の移動に応じて、液晶モニタ24に表示されているカーソル(後述)を移動させる。機能実行部123cは、カーソル(後述)が液晶モニタ24に表示されたアイコンのいずれかに近接したことに応じて、当該アイコンに対応する機能を実行する。
(ハンドジェスチャー操作の説明)
液晶モニタ24が図2(b)に図示するように被写体側、すなわち矢印xの方向を向くと、制御部123は撮像装置110にハンドジェスチャー操作モードを設定する。以下、本実施形態のハンドジェスチャー操作モードについて詳述する。
液晶モニタ24が図2(b)に図示するように被写体側、すなわち矢印xの方向を向くと、制御部123は撮像装置110にハンドジェスチャー操作モードを設定する。以下、本実施形態のハンドジェスチャー操作モードについて詳述する。
図8は、ハンドジェスチャー操作モードにおいて、手のひら53が検出されたときの液晶モニタ24の表示画面を示す図である。最初に手のひら53が検出されたとき、制御部123は、手のひら53が検出された位置にカーソル61を表示する。その後、手検出部23aは、繰り返し手のひら53の検出を行う。
カーソル移動部123bは、手検出部23aにより検出された手のひら53の位置が前回検出時から変化している場合、すなわち手のひら53が移動している場合、手のひら53の移動に応じてカーソル61を移動させる。これにより、液晶モニタ24の表示画面51において、カーソル61は手のひら53の移動に追従する。
ユーザ(被写体人物54)は、図8に示した表示画面51を視認して、カーソル61と4つのアイコン52a、52b、52c、52dとの位置関係を認識する。そして、所望の機能に対応するアイコンの方向に手のひら53を移動させる。カーソル61は手のひら53の移動に追従して移動する。表示画面51において、カーソル61がいずれかのアイコンに重なると、機能実行部23cは当該アイコンに対応する機能を実行する。例えば、カーソル61が「ズームアップ」と書かれたアイコン52aに重なると、機能実行部23cは撮影光学系21のズームアップを行い、撮影光学系21の焦点距離を大きくする。
機能実行部23cにより何らかの機能が実行されるか、手検出部23aが手のひら53を検出できなくなると、制御部23はカーソル61およびアイコン52a、52b、52c、52dの表示を中止する。
次に、カーソル移動部123bによるカーソル61の移動処理について詳述する。いま、図4(a)に示すように、被写体人物54が、撮像装置10から距離D1だけ離れているとする。ここで被写体人物54が手のひらを撮像装置10に向けると、図4(b)に示すように、撮像素子22の撮影画面55には、手のひら53が幅W1の大きさで写り込む。
被写体人物54が実空間において手のひらをある距離だけ動かすと、撮影画面55では、手のひら53が長さL1だけ移動する。このときカーソル移動部123bは、表示画面51において、次式(1)により決定される移動距離S1だけカーソル61を移動させる。ここでCは、手のひら53の移動に対するカーソル61の感度を表す所定の定数である。なお、カーソル61の移動方向は、手のひら53の移動方向と同一である。
S1=C×L1/W1 …(1)
S1=C×L1/W1 …(1)
次に、図5(a)に示すように、図4(a)と同一の被写体人物54が、撮像装置110から距離D1より長い距離D2だけ離れているとする。ここで被写体人物54が手のひらを撮像装置10に向けると、図5(b)に示すように、撮像素子22の撮影画面55には、手のひら53は図4(b)よりも小さく写り込む。つまり、図5(b)の撮影画面55における手のひら53の幅W2は、図4(b)に示す幅W1より小さい。
被写体人物54が実空間において手のひらを図4(b)と同一方向に同一距離だけ動かすと、撮影画面55では、手のひら53が長さL2だけ移動する。この長さL2は、図4(b)に示した長さL1より短い。このときカーソル移動部123bは、表示画面51において、次式(2)により決定される移動距離S2だけカーソル61を移動させる。ここでCは、前述した式(1)と同一の定数である。
S2=C×L2/W2 …(2)
S2=C×L2/W2 …(2)
つまりカーソル移動部123bは、実空間における手のひらの移動距離が同一であれば、表示画面51におけるカーソル61の移動距離も同一になるように、カーソル61の移動距離を決定する。
上述した第2の実施の形態による撮像装置によれば、次の作用効果が得られる。
(1)カーソル移動部123bは、液晶モニタ24に表示されるカーソル61を、手検出部23aにより検出された手のひら53の位置の変化量に応じた移動量だけ移動させる。機能実行部123cは、液晶モニタ24に表示されたカーソル61が4つのアイコン52a、52b、52c、52dのいずれかに近接したことに応じて、当該アイコンに対応する機能を実行する。そしてカーソル移動部123bは、手検出部23aにより検出された手のひら53が小さいほどカーソル61の移動量を大きくする。以上の構成を有する撮像装置110によれば、ユーザが画面から遠ざかった場合であっても操作性が低下しない。
(1)カーソル移動部123bは、液晶モニタ24に表示されるカーソル61を、手検出部23aにより検出された手のひら53の位置の変化量に応じた移動量だけ移動させる。機能実行部123cは、液晶モニタ24に表示されたカーソル61が4つのアイコン52a、52b、52c、52dのいずれかに近接したことに応じて、当該アイコンに対応する機能を実行する。そしてカーソル移動部123bは、手検出部23aにより検出された手のひら53が小さいほどカーソル61の移動量を大きくする。以上の構成を有する撮像装置110によれば、ユーザが画面から遠ざかった場合であっても操作性が低下しない。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
第1の実施の形態において、拡大画像57を液晶モニタ24の表示画面51より小さく表示してもよい。例えば、液晶モニタ24の表示画面51の全面に撮像素子22により撮像された被写体像(スルー画)を表示し、その一部に表示画面51の4分の1サイズの拡大画像57を重畳して表示してもよい。このように、被写体像に重畳して表示画面51よりも小さい拡大画像57を表示することにより、ジェスチャー操作中に構図等の確認を継続して行うことが可能となる。逆に、表示画面51の全面に表示した拡大画像57に重畳して、表示画面51より小さい拡大画像57を表示することもできる。
第1の実施の形態において、拡大画像57を液晶モニタ24の表示画面51より小さく表示してもよい。例えば、液晶モニタ24の表示画面51の全面に撮像素子22により撮像された被写体像(スルー画)を表示し、その一部に表示画面51の4分の1サイズの拡大画像57を重畳して表示してもよい。このように、被写体像に重畳して表示画面51よりも小さい拡大画像57を表示することにより、ジェスチャー操作中に構図等の確認を継続して行うことが可能となる。逆に、表示画面51の全面に表示した拡大画像57に重畳して、表示画面51より小さい拡大画像57を表示することもできる。
また、上述のように、表示画面51よりも小さい拡大画像57を表示する場合、拡大画像57の表示位置は制御部23が適宜設定してよい。例えば、拡大画像57が手のひら53に対応する人物(手のひら53を撮像装置10に向けている人物)に重ならないように表示されるよう、制御部23を構成すれば、ジェスチャー操作中であっても当該人物の姿勢や表情等を確認することができるようになる。
(変形例2)
第2の実施の形態において、カーソル移動部123bは、手検出部23aにより検出された手のひら53のサイズが小さいほどカーソル61の移動量を大きくすることにより、撮影距離によらず常に同一量の手振りでカーソル61を移動可能に構成されていた。これを、カーソル移動部123bが手のひら53のサイズ以外の情報も用いてカーソル61の移動量を決定するようにしてもよい。
第2の実施の形態において、カーソル移動部123bは、手検出部23aにより検出された手のひら53のサイズが小さいほどカーソル61の移動量を大きくすることにより、撮影距離によらず常に同一量の手振りでカーソル61を移動可能に構成されていた。これを、カーソル移動部123bが手のひら53のサイズ以外の情報も用いてカーソル61の移動量を決定するようにしてもよい。
例えば、撮影距離が同一であっても、撮像装置110に手のひらを向ける被写体人物54が子供である場合と、大人である場合とで、撮影画面55における手のひら53の大きさは異なることが予想される。そこで、制御部123に、手のひら53に対応する被写体人物54(手のひらを撮像装置110に向けている人物)の年齢を推定する年齢推定部を設け、カーソル移動部123bが、年齢推定部により推定された年齢に応じて、カーソル61の移動量を変化させるようにしてもよい。この年齢推定部は、例えば周知のパターンマッチングにより当該人物の顔が子供の顔か大人の顔かを検出するように構成される。これにより、当該人物が子供か大人かを推定することが可能である。カーソル移動部123bは、被写体人物が子供であれば、上式(1)、(2)における定数Cの値を通常よりも大きく設定し、カーソル61がより大きく動くようにする。このようにすることで、年齢差に伴う手のひら53の大小を考慮したカーソル移動を行うことができ、撮像装置110の操作性が向上する。
(変形例3)
第1の実施の形態において、機能実行部23cが種々の機能を実行するきっかけは、手のひら53がアイコン52a、52b、52c、52dのいずれかに重なることであった。これはきっかけの一例であり、機能実行部23cは手のひら53がアイコンに近接したときに機能を実行するように構成されていればよく、必ずしも手のひら53がアイコン52a、52b、52c、52dに重なっていなくてもよい。例えば手のひら53がアイコンに向かって一定距離動いたことに応じて機能を実行したり、手のひら53に外接する矩形とアイコンに外接する矩形とが重なったら機能を実行するようにしてもよい。
第1の実施の形態において、機能実行部23cが種々の機能を実行するきっかけは、手のひら53がアイコン52a、52b、52c、52dのいずれかに重なることであった。これはきっかけの一例であり、機能実行部23cは手のひら53がアイコンに近接したときに機能を実行するように構成されていればよく、必ずしも手のひら53がアイコン52a、52b、52c、52dに重なっていなくてもよい。例えば手のひら53がアイコンに向かって一定距離動いたことに応じて機能を実行したり、手のひら53に外接する矩形とアイコンに外接する矩形とが重なったら機能を実行するようにしてもよい。
(変形例4)
第1の実施の形態において、制御部23は、撮像素子22により撮像された被写体像から手のひら53を検出することにより、被写体の手の位置を検出していた。制御部23が手のひら53以外のものを検出することにより、被写体の手の位置を検出するようにしてもよい。例えば、手指や手首等をパターンマッチングにより検出することで、被写体の手の位置を検出するようにしてもよい。また、手袋などを装着した手を検出可能にしてもよい。以上のように制御部23が構成されていた場合であっても、被写体の手が各アイコン52a、52b、52c、52dに近接したことを検出できるのであれば、本発明を適用することが可能である。
第1の実施の形態において、制御部23は、撮像素子22により撮像された被写体像から手のひら53を検出することにより、被写体の手の位置を検出していた。制御部23が手のひら53以外のものを検出することにより、被写体の手の位置を検出するようにしてもよい。例えば、手指や手首等をパターンマッチングにより検出することで、被写体の手の位置を検出するようにしてもよい。また、手袋などを装着した手を検出可能にしてもよい。以上のように制御部23が構成されていた場合であっても、被写体の手が各アイコン52a、52b、52c、52dに近接したことを検出できるのであれば、本発明を適用することが可能である。
更に、本発明は手振り(ハンドジェスチャー)に限定されない。被撮影者が行う所定の身振り(ジェスチャー)を、上述した手振り(ハンドジェスチャー)と同様に検出すれば、手以外の部位による撮像装置の操作を実現することが可能である。
(変形例5)
画面内に設けるアイコン52a、52b、52c、52dは4つより多くても4つより少なくてもよい。その配置も任意に定めることができ、上述した各実施形態のように、表示画面の四隅以外の場所に配置してよい。また、各アイコンに割り当てる機能は、上述した各実施形態で例示したものと異なっていてもよく、機能実行部23c、123cが実行可能な機能(例えば再生モード設定、補助発光装置のオンオフなど)であればどのようなものであってもよい。各アイコンにユーザが任意の機能を割り当てられるようにしてもよい。更に、各機能を表す文字が含まれたアイコン52a、52b、52c、52dを一例に説明を行ってきたが、これとは異なるシンボル(例えば機能を表す絵など)を用いてもよい。
画面内に設けるアイコン52a、52b、52c、52dは4つより多くても4つより少なくてもよい。その配置も任意に定めることができ、上述した各実施形態のように、表示画面の四隅以外の場所に配置してよい。また、各アイコンに割り当てる機能は、上述した各実施形態で例示したものと異なっていてもよく、機能実行部23c、123cが実行可能な機能(例えば再生モード設定、補助発光装置のオンオフなど)であればどのようなものであってもよい。各アイコンにユーザが任意の機能を割り当てられるようにしてもよい。更に、各機能を表す文字が含まれたアイコン52a、52b、52c、52dを一例に説明を行ってきたが、これとは異なるシンボル(例えば機能を表す絵など)を用いてもよい。
(変形例6)
以上の説明では、レンズ一体型のデジタルカメラに本発明を適用した形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態に限定されず、例えばレンズ交換可能ないわゆる一眼レフレックス方式のデジタルカメラや、レフレックスミラーを有さないレンズ交換可能なデジタルカメラに本発明を適用することも可能である。
以上の説明では、レンズ一体型のデジタルカメラに本発明を適用した形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態に限定されず、例えばレンズ交換可能ないわゆる一眼レフレックス方式のデジタルカメラや、レフレックスミラーを有さないレンズ交換可能なデジタルカメラに本発明を適用することも可能である。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
10、110…撮像装置、21…撮影光学系、22…撮像素子、23…制御部、23a…手検出部、23b…拡大画像作成部、23c、123c…機能実行部、24…液晶モニタ、25…メモリカード、26…操作部、27…DRAM、28…フラッシュメモリ、52a、52b、52c、52d…アイコン、123b…カーソル移動部
Claims (9)
- 被写体像を撮像する撮像素子と、
前記撮像素子により撮像された被写体像から、その被写体の手の位置を検出する手検出部と、
前記撮像素子により撮像された被写体像から、前記手検出部により検出された手を含む領域をその手の大きさに応じた拡大率で拡大した拡大画像を作成する拡大画像作成部と、
前記拡大画像作成部により作成された前記拡大画像とその拡大画像に重畳した複数のシンボルとを表示する、被写体から視認可能な表示部と、
前記表示部により表示された前記拡大画像における手が、前記複数のシンボルのいずれかに近接したことに応じて、当該シンボルに対応する機能を実行する機能実行部と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記拡大画像作成部は、前記手検出部により検出された手の初期位置を中心とした前記拡大画像を作成することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1または2に記載の撮像装置において、
前記拡大画像作成部は、前記手検出部により検出された手が小さいほど、前記拡大率の大きい前記拡大画像を作成することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記表示部は、前記拡大画像を表示画面の全面に表示することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記表示部は、撮像素子により撮像された被写体像を表示画面の全面に表示すると共に、その被写体像に重畳して前記表示画面よりも小さい前記拡大画像を表示することを特徴とする撮像装置。 - 請求項5に記載の撮像装置において、
前記表示部は、前記拡大画像を、前記手検出部により検出された手に対応する人物に重ならないように表示することを特徴とする撮像装置。 - 被写体像を撮像する撮像素子と、
前記撮像素子により撮像された被写体像とその被写体像に重畳した複数のシンボルとその被写体像に重畳したカーソルとを表示する、被写体から視認可能な表示部と、
前記撮像素子により撮像された被写体像から、その被写体の手の位置を検出する手検出部と、
前記表示部による前記カーソルを、前記手検出部により検出された手の位置の変化量に応じた移動量だけ移動させるカーソル移動部と、
前記表示部により表示された前記カーソルが、前記複数のシンボルのいずれかに近接したことに応じて、当該シンボルに対応する機能を実行する機能実行部とを備え、
前記カーソル移動部は、前記手検出部により検出された手が小さいほど前記カーソルの移動量を大きくすることを特徴とする撮像装置。 - 請求項7に記載の撮像装置において、
前記手検出部により検出された手に対応する被写体の年齢を推定する年齢推定部を備え、
前記カーソル移動部は、前記年齢推定部により推定された年齢に応じて、前記カーソルの移動量を変化させることを特徴とする撮像装置。 - 請求項8に記載の撮像装置において、
前記年齢推定部は、被写体の顔に基づいて被写体の年齢を推定することを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013177112A JP2015046038A (ja) | 2013-08-28 | 2013-08-28 | 撮像装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018005815A (ja) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | 大日本印刷株式会社 | 入力システム及びその入力装置 |
WO2022064914A1 (ja) * | 2020-09-24 | 2022-03-31 | Necプラットフォームズ株式会社 | 制御装置、制御方法、および記録媒体 |
-
2013
- 2013-08-28 JP JP2013177112A patent/JP2015046038A/ja active Pending
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