JP6121949B2 - 太陽光発電向け蓄電システム - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池の出力を商用電源に系統連系させ、既設の蓄電池を備えていない太陽光発電システムに対して、容易に蓄電システムを追加できる太陽光発電向け蓄電システムに関する。
特許文献1には、光を受光して直流電力を出力する太陽電池モジュールと、直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナーと、前記パワーコンディショナーからの交流電力、または、商用電源からの交流電力を複数系統の家庭内負荷に供給する分電盤と、前記複数系統の家庭内負荷の各々へ流れる電流を測定する複数のセンサと、該複数のセンサの出力が入力される検出装置と、前記複数のセンサからの出力に基づいて演算した各家庭内負荷の消費電力を表示する表示装置とを備えた太陽光発電システムが開示されている。
特許文献1に記載の太陽光発電システムは、蓄電池を備えない構成で、太陽光発電の余剰電力を商用電源へ売電する太陽光発電システムである。
特許文献2には、太陽電池から入力される直流電圧を交流に変換して出力するインバータ装置と、商用電源を入力し主幹漏電ブレーカの下位側にて分岐ブレーカを経て分岐出力する分電盤と、商用電源と太陽電池との電力の系統連系を制御するための系統連系保護装置と、系統連系保護装置により制御される解列開閉装置と、を有する太陽光発電システムにおいて、前記分電盤は、前記系統連系保護装置と解列開閉装置とを有し、解列開閉装置を主幹漏電ブレーカの下位側に分岐ブレーカと並列に接続し成る太陽光発電システムが開示されている。
特許文献2に記載の太陽光発電システムは、段落[0014]に記載されているように、商用電源停電時に太陽電池の出力した電力を非常用負荷である照明器具や電気配線用コンセントに給電される。
特許文献3には、住宅内の空気が住宅内の一箇所から総括的に排気するようにした空調装置や、住宅内の給湯を賄う給湯装置等の家庭用電力設備が設置され、これら家庭用電力設備は、太陽電池若しくは深夜電力から得られた電力を充電する蓄電池と、この蓄電池への電力充電方式を制御するコントローラーとを主要構成部とした太陽電池システムにより電力が供給されている電力供給システムが開示されている。
特許文献3に記載の電力供給システムは、段落[0025]乃至[0027]に記載されているように、商用電源から、又は、太陽電池や深夜電力から給電される蓄電池から、電力消費設備に給電されるが、商用電源又は蓄電池から入力された電力の切替スイッチからの出力がすべての電力消費設備に給電されるように設けてあるシステムである。
特開2014−11863号公報 特開平9−182298号公報 特開平5−95639号公報
しかし、特許文献1に記載の技術は、太陽光発電の電力を商用電源に売電しているが、商用電源が停電したときには復旧工事などの安全面から太陽光発電系統が商用電源系統から切り離され、非常用電源が確保できないという問題があった。
また、特許文献2に記載の技術は、商用電源が停電したときに太陽電池からの電力を非常用負荷に給電できる太陽光発電システムであるが、分電盤内に、一般的に設けられているブレーカ以外に、系統連系保護装置と解列開閉装置とを設けているため、新築の場合には特許文献2に記載の分電盤を容易に設置できるが、すでに分電盤内にブレーカしか設けていない太陽光発電システムを設置している家屋においては、既設の分電盤があるので、商用電源停電時の対応ができる特許文献2に記載の太陽光発電システムを導入しようとすれば、分電盤の大きさや形態が既設の分電盤と異なるために、既設の分電盤を撤去して壁工事を含む大掛かりな分電盤の取り換え工事をしなければならないという問題があった。
また、特許文献3に記載の技術は、商用電源が停電したときの非常用の電力消費設備への給電についての記載がなく、夜間に商用電源が停電すると家屋内が真っ暗になり不安全状態になるという問題があった。さらに、蓄電池を備えていない既設の太陽光発電システムに、特許文献3に記載の電力供給システムを追加で設置しようとすると、コントローラ等の設置という大掛かりな追加工事をしなければならないという問題があった。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、蓄電池を備えていない既設の太陽光発電システムを設置している家屋において、既設の分電盤を撤去せずに既設の分電盤を流用させた状態で、蓄電システムを追加設置して、非常用負荷のみへの給電ができ、すべての電力消費設備に給電でき、又は、任意の電力消費設備への給電ができる太陽光発電向け蓄電システムを提供することを課題とする。
請求項1に記載の太陽光発電向け蓄電システム1は、太陽電池4の直流出力を、パワーコンディショナー20を介して交流に変換して商用電源3に系統連系させ、商用電源3を入力させて入力側の幹線を複数の回路に分岐させて分岐出力する分電盤5を備えた既設の太陽光発電システム40に、太陽電池4の直流電圧を他の直流電圧に変換するDC/DCコンバーター6と、前記DC/DCコンバーター6から延出された配線50と、前記DC/DCコンバーター6の下流側に設けられた蓄電池9と、前記蓄電池9とDC/DCコンバーター6との間に挿入され蓄電池9の充放電制御を行う充放電コントローラ7と、前記充放電コントローラ7から下流側に配設した、直流を交流に変換するDC/ACインバータ8と、前記DC/ACインバータ8の下流側に配設した、入力側を前記DC/ACインバータ8との接点bを含む2接点a、bとし出力側を1端子cとして入力側接点a、bを切り替える切替スイッチ10と、前記切替スイッチ10の入力側1接点aと出力側1端子cとからそれぞれ延出された配線51、52と、を備えた蓄電装置2を、前記DC/DCコンバーター6から延出された配線50を太陽電池4とパワーコンディショナー20との間の配線に接続し、かつ前記切替スイッチ10から延出された配線51、52を分電盤5の幹線又は分岐回路に挿入させた回路形態で接続して、追加して設置することを特徴とする。
請求項2に記載の太陽光発電向け蓄電システム1は、請求項1において、前記蓄電装置2から外部に延出した配線51、52で切替スイッチ10に接続された配線51、52を、分電盤5内の非常用負荷30に出力する分岐回路に挿入させた回路形態の場合は、商用電源3通電時は、商用電源3又は太陽電池4からの電力を非常用負荷30側に供給するようにし、商用電源3停電時は、太陽電池4からの給電により充電された蓄電池9からの電力を非常用負荷30側に供給するように優先的に切替スイッチ10が切り替わることを特徴とする。
請求項3に記載の太陽光発電向け蓄電システム1は、請求項1において、前記蓄電装置2から外部に延出した配線51、52で切替スイッチ10に接続された配線51、52を、分電盤5内の商用電源3を給電する幹線に挿入させた回路形態の場合は、商用電源3通電時は、商用電源3又は太陽電池4からの電力を分電盤5の幹線に供給するようにし、商用電源3停電時は、太陽電池4からの給電により充電された蓄電池9からの電力を分電盤5の幹線に供給するように優先的に切替スイッチ10が切り替わることを特徴とする。
請求項4に記載の太陽光発電向け蓄電システム1は、請求項1において、前記蓄電装置2から外部に延出した配線51、52で切替スイッチ10に接続された配線51、52を、分電盤5内の商用電源3を給電する幹線に挿入させた回路形態の場合は、太陽電池4発電時は、商用電源3又は太陽電池4からの電力を分電盤5の幹線に供給するようにし、太陽電池4が発電できない時は、太陽電池4からの給電により充電された蓄電池9からの電力を分電盤5の幹線に供給するように切替スイッチ10で切り替えられ、放電により蓄電池9の電圧が低下したときには商用電源3に優先的に切替スイッチ10で切り替わることを特徴とする。
請求項1に記載の太陽光発電向け蓄電システム1は、既設の分電盤5の撤去工事を不要とし、既設の分電盤5を使用できて、既設の蓄電器を備えていない太陽光発電システム40に、簡単な工事で安価にかつ早期に、太陽光発電による電力を蓄電できる蓄電装置2を設置させることができる。
請求項2に記載の太陽光発電向け蓄電システム1は、請求項1と同じ効果を奏するとともに、商用電源3が停電時に、太陽電池4からの給電も遮断されるが、太陽光発電で蓄電された蓄電池9からの電力を使用して、電話やファックス等の通信機器、非常用の照明器具などの非常用負荷30に安定して電力を供給できるという効果を奏する。
請求項3に記載の太陽光発電向け蓄電システム1は、請求項1と同じ効果を奏するとともに、商用電源3が停電時に、太陽電池4からの給電も遮断されるが、太陽光発電で蓄電された蓄電池9からの電力を使用して、電話やファックス等の通信機器、非常用の照明器具などの非常用負荷30、及び、照明、冷蔵庫、空調機などの負荷31、32、33,34、35に安定して電力を供給できるという効果を奏する。
請求項4に記載の太陽光発電向け蓄電システム1は、請求項1と同じ効果を奏するとともに、夜間、雨天、降雪、曇り等の太陽電池4の発電が困難な時に、太陽光発電で蓄電された蓄電池9からの電力を切替スイッチ10で選択して給電できるようにして、電力費を安価化させることができる。
本発明の、分電盤の分岐回路に配線を挿入させて接続させた形態の場合の太陽光発電向け蓄電システムの概要説明図である。 本発明の、分電盤の幹線に配線を挿入させて接続させた形態の場合の太陽光発電向け蓄電システムの概要説明図である。 本発明の太陽光発電向け蓄電システム導入前の太陽光発電システムの概要説明図である。
本発明である太陽光発電向け蓄電システム1は、太陽電池4の直流出力を、パワーコンディショナー20を介して交流に変換して商用電源3に系統連系させ、商用電源3を入力させて入力側の幹線を複数の回路に分岐させて分岐出力する分電盤5を備えた太陽光発電システム40に、太陽電池4の直流電圧を他の直流電圧に変換するDC/DCコンバーター6と、前記DC/DCコンバーター6から延出された配線50と、前記DC/DCコンバーター6の下流側に設けられた蓄電池9と、前記蓄電池9とDC/DCコンバーター6との間に挿入され蓄電池9の充放電制御を行う充放電コントローラ7と、前記充放電コントローラ7から下流側に配設した、直流を交流に変換するDC/ACインバータ8と、前記DC/ACインバータ8の下流側に配設した、入力側を前記DC/ACインバータ8との接点bを含む2接点a、bとし出力側を1端子cとして入力側接点a、bを切り替える切替スイッチ10と、前記切替スイッチ10の入力側1接点aと出力側1端子cとからそれぞれ延出された配線51、52と、を備えた蓄電装置2を、前記DC/DCコンバーター6から延出された配線50を太陽電池4とパワーコンディショナー20との間の配線に図1又は図2で示す個所Aで接続し、前記切替スイッチ10から延出された配線51、52を分電盤5の幹線に挿入させた回路形態で、図2で示す個所Cで、又は図1で示す個所Bで接続し設置する。
既設の太陽光発電システム40は、図3に示すように、太陽電池4と、直流電力を系統電力と同じ交流電力に変換するDC/AC変換インバーターや、停電などの系統側の異常時に太陽光発電システムを安全に停止させる系統連系保護装置を有するパワーコンディショナー20とを備えている。
既設の分電盤5には、図3に示すように、太陽電池4からの回路に太陽電池ブレーカ22が挿入され、商用電源3からの幹線に主幹ブレーカ21が挿入され、電話やファックス等の通信機器、照明器具、電気配線用コンセント、テレビ、冷蔵庫及び洗濯機等の家屋内の負荷別にそれぞれ分岐された分岐回路にそれぞれ分岐ブレーカ23、24、25、26、27、28が挿入されている。そして、それぞれの負荷30、31、32、33、34、35に出力されている。
図1又は図2に示すように、蓄電装置2は太陽電池3と分電盤5との間に介設される。そして、蓄電装置2は、直流電圧を他の直流電圧に変換するDC/DCコンバーター6と、DC/DCコンバーター6から外部に延出された配線50と、蓄電池9と、前記蓄電池9とDC/DCコンバーター6との間に挿入され蓄電池9の充放電制御を行う充放電コントローラ7と、前記充放電コントローラ7から下流側に配設した、直流を交流に変換するDC/ACインバータ8と、前記DC/ACインバータ8の下流側に配設した切替スイッチ10と、前記切替スイッチ10の入力側1接点aと出力側1端子cとからそれぞれ延出された配線51、52とを備えている。
蓄電装置2の入力側は、DC/DCコンバーター6から外部に延出された配線50が、図1又は図2に示す個所Aで太陽電池4に接続されパワーコンディショナー20と並列に接続されている回路を形成させている。これにより、太陽電池4からの電力は、商用電力3の停電に影響されずに、かつ太陽光発電システム40のパワーコンディショナー20に影響されずに、常時太陽電池4の電力が発電されたら、その電力が供給される。
DC/DCコンバーター6は、太陽電池4の電力が直流電圧であるが蓄電池9の直流電圧に変換させる。例えば、太陽電池4からの400Vを蓄電池9の12〜24Vに変換する。これにより蓄電池9を充電できる。
充放電コントローラ7は、入力側である太陽電池4側においてはDC/DCコンバーター6と蓄電池9と間の配線に挿入され、出力側である既設の分電盤5側においては蓄電池9とDC/ACインバータ8との間の配線に挿入され、蓄電池9の状態を監視し、蓄電池9が満充電時には太陽電池4からの充電電流を遮断するなどの蓄電池9の充放電制御を行う。
DC/ACインバータ8は、商用電源3と同じ電力にするために、蓄電池9の直流電圧を交流電圧に変換する。例えば、蓄電池9からの直流電圧24Vを商用電源3の交流電圧100Vに変換する。
DC/ACインバータ8の下流側で出力側の回路には、図1又は図2に示すように、切替スイッチ10や非常時にも使用できるコンセント11、12を配置する。切替スイッチ10は、出力側を1端子cとし入力側を2接点a、bとして、入力側接点a、bを切替える構成としている。切替スイッチ10の入力側の一つの接点bにはDC/ACインバータ8からの配線が接続され、他の入力側接点aと出力側端子cから蓄電装置2の外部に延出された配線51、52を分電盤5内の幹線又は分岐回路に挿入させた回路形態で分電盤5の回路に接続している。
図1に示すように、蓄電装置2から外部に延出した配線51、52で切替スイッチ10に接続された配線51、52を、分電盤5内の非常用負荷30に出力する分岐回路に挿入させた回路形態の場合は、商用電源3通電時は、商用電源3又は太陽電池4からの電力を非常用負荷30側に供給するようにし、商用電源3停電時は、太陽電池4からの給電により充電された蓄電池9からの電力を非常用負荷30側に供給するように優先的に切替スイッチ10が切り替わるように制御される。
図1において説明する。商用電源3通電時は、切替スイッチ10は接点aと端子cとが接続されるので、商用電源3又は太陽電池4からの電力は図1で点線で示す方向に供給され非常用負荷30側に供給される。一方、商用電源3停電時は、切替スイッチ10は接点bと端子cとが接続されるので、太陽電池4からの給電により充電された蓄電池9からの電力が図1で実線で示す方向に供給され非常用負荷30側に供給するように優先的に切替スイッチ10が切り替わる。これにより、商用電源3停電時においても、電話、照明器具、電気配線用コンセント、テレビなどの負荷の中から非常時に使用したい負荷を選択して配線しておけば、その負荷を通電時や停電時に影響なく常時使用することができる。蓄電池9の容量を要求される負荷を満足できる容量にすれば、家屋内のすべての負荷も使用可能にすることができる。
次に、図2に示すように、蓄電装置2から外部に延出した配線51、52で切替スイッチ10に接続された配線51、52を、分電盤5内の商用電源3を給電する幹線に挿入させた回路形態の場合は、商用電源3の停電時と太陽電池4の発電が困難なときとで蓄電池9の利用形態が異なる。
まず、商用電源3通電時は、商用電源3又は太陽電池4からの電力を分電盤5の幹線に供給するようにし、商用電源3の停電時は、太陽電池4からの給電により充電された蓄電池9からの電力を分電盤5の幹線に供給するように優先的に切替スイッチ10が切り替わるように制御される。
図2において説明する。商用電源3通電時は、切替スイッチ10は接点aと端子cとが接続されるので、商用電源3又は太陽電池4からの電力は図2で点線で示す方向に供給されすべての負荷30、31、32、33、34、35側に供給される。一方、商用電源3停電時は、切替スイッチ10は接点bと端子cとが接続されるので、太陽電池4からの給電により充電された蓄電池9からの電力が図2で実線で示す方向に供給されすべての負荷30、31、32、33、34、35側に供給するように優先的に切替スイッチ10が切り替わる。これにより、すべての負荷30、31、32、33、34、35を通電時や停電時に影響なく常時使用することができる。
次に、太陽電池4の発電がされているときは、商用電源3通電時と同じように電力が供給されるが、夜間、雨天、降雪、曇り等の太陽電池4の発電が困難な時には、切替スイッチ10は優先的に商用電源3からの電力を供給するように設定されている。したがって、切替スイッチ10は接点aと端子cとが接続されるので、商用電源3からの電力は図2で点線で示す方向に供給されすべての負荷30、31、32、33、34、35側に供給される。しかし、これでは蓄電装置2に蓄電した電力を使用されないためコスト高になる。
そこで、切替スイッチ10の手動操作釦(図なし)を設け、切替スイッチ10の手動操作によって接点bと端子cとを接続させ、太陽電池4からの給電により充電された蓄電池9からの電力が図2で実線で示す方向に供給されすべての負荷30、31、32、33、34、35側に供給するようになる。これによって、夜間などの太陽電池4が発電困難になったときに商用電源3を使用せず蓄電装置2の蓄電池9からの電力を使用するので、コストを抑制することができる。
しかし、太陽電池4が発電困難になったときに、商用電源3の電力を供給せずに蓄電装置2の蓄電池9からの電力を供給し続けると、蓄電池9の放電が進み蓄電池9の電圧が、負荷30、31、32、33、34、35を使用できる最低限レベルである所定の電圧以下に低下する。そこで、電圧測定手段(図示なし)を蓄電池9に設け、電圧測定手段が蓄電池9の電圧が所定の電圧に到達すると、電圧測定手段は切替スイッチ10に対して、切替スイッチ10の入力側を接点bから接点aに切り替えるように制御しており、切替スイッチの接点aと端子cとが接続され、商用電源3からの電力が負荷30、31、32、33、34、35側に供給される。
これにより、太陽電池4が発電困難になったときに、商用電源3からの電力の供給を最小限に抑制させながら、負荷30、31、32、33、34、35に停電を生じないようにすることができる。
他の効果としては、例えば太陽光発電の余剰電力を商用電源に売電する効果が減じてきた場合に、本発明である太陽光発電向け蓄電システム1を追加設置して、太陽電池4が発電しているときには太陽電池4からの電力を売電せずに分電盤5への供給をしながら蓄電地9に充電して、太陽電池4が発電困難なときに商用電源3からの給電を最小限にして蓄電池9からの電力を供給させて電力費の安価化を実現させることができる。
1 太陽光発電向け蓄電システム
2 蓄電装置
3 商用電源
4 太陽電池
5 分電盤
6 DC/DCコンバーター
7 充放電コントローラ
8 DC/ACインバータ
9 蓄電池
10 切替スイッチ
11 コンセント
12 コンセント
20 パワーコンディショナー
21 主幹ブレーカ
22 太陽電池ブレーカ
23 分岐ブレーカ
24 分岐ブレーカ
25 分岐ブレーカ
26 分岐ブレーカ
27 分岐ブレーカ
28 分岐ブレーカ
30 非常用負荷
31 負荷
32 負荷
33 負荷
34 負荷
35 負荷
40 太陽光発電システム
50 配線
51 配線
52 配線

Claims (4)

  1. 太陽電池の直流出力を、パワーコンディショナーを介して交流に変換して商用電源に系統連系させ、商用電源を入力させて入力側の幹線を複数の回路に分岐させて分岐出力する分電盤を備えた既設の太陽光発電システムに、
    太陽電池の直流電圧を他の直流電圧に変換するDC/DCコンバーターと、
    前記DC/DCコンバーターから延出された配線と、
    前記DC/DCコンバーターの下流側に設けられた蓄電池と、
    前記蓄電池とDC/DCコンバーターとの間に挿入され蓄電池の充放電制御を行う充放電コントローラと、
    前記充放電コントローラから下流側に配設した、直流を交流に変換するDC/ACインバータと、
    前記DC/ACインバータの下流側に配設した、入力側を前記DC/ACインバータとの接点を含む2接点とし出力側を1端子として入力側接点を切り替える切替スイッチと、
    前記切替スイッチの入力側1接点と出力側1端子とからそれぞれ延出された配線と、を備えた蓄電装置を、
    前記DC/DCコンバーターから延出された配線を太陽電池とパワーコンディショナーとの間の配線に接続し、かつ前記切替スイッチから延出された配線を分電盤の幹線又は分岐回路に挿入させた回路形態で接続して、追加して設置することを特徴とする太陽光発電向け蓄電システム。
  2. 前記蓄電装置から外部に延出した配線で切替スイッチに接続された配線を、分電盤内の非常用負荷に出力する分岐回路に挿入させた回路形態の場合は、商用電源通電時は、商用電源又は太陽電池からの電力を非常用負荷側に供給するようにし、商用電源停電時は、太陽電池からの給電により充電された蓄電池からの電力を非常用負荷側に供給するように優先的に切替スイッチが切り替わることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電向け蓄電システム。
  3. 前記蓄電装置から外部に延出した配線で切替スイッチに接続された配線を、分電盤内の商用電源を給電する幹線に挿入させた回路形態の場合は、商用電源通電時は、商用電源又は太陽電池からの電力を分電盤の幹線に供給するようにし、商用電源停電時は、太陽電池からの給電により充電された蓄電池からの電力を分電盤の幹線に供給するように優先的に切替スイッチが切り替わることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電向け蓄電システム。
  4. 前記蓄電装置から外部に延出した配線で切替スイッチに接続された配線を、分電盤内の商用電源を給電する幹線に挿入させた回路形態の場合は、太陽電池発電時は、商用電源又は太陽電池からの電力を分電盤の幹線に供給するようにし、太陽電池が発電できない時は、太陽電池からの給電により充電された蓄電池からの電力を分電盤の幹線に供給するように切替スイッチで切り替えられ、放電により蓄電池の電圧が低下したときには商用電源に優先的に切替スイッチで切り替わることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電向け蓄電システム。
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