JP6116106B2 - 管内走行装置及び走行体 - Google Patents

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Description

本発明は、配管の内部を前進・後退自在に走行可能な管内走行装置に関し、特に、配管内の分岐点において任意の方向へ移動可能な管内走行装置及びその走行体に関する。
化学プラント、燃料ガス、上水道等の配管設備においては、安全性や品質管理その他の観点から、配管の内部の状態を定期的に又は任意の時期に検査し、配管の内面に付着する垢の有無や管に発生する亀裂の有無等をチェックする必要がある。
特許文献1及び非特許文献1には、配管の内部を移動しながら配管の内面を検査するための装置の例が記載されている。
特開2012−76475号
「複合配管構造の内部検査用の蛇状ロボット(A snake-like robot for Internal inspection of complex pipe structures)(PIKo)」"The 2009 IEEE/RSJ InterNational Conference on Intelligent Robots and Systems, October 11-15, 2009 St. Louis, USA
特許文献1には、少なくとも1個の駆動ユニットと少なくとも1個の検査ユニットとを有し、検査対象の配管内に挿入可能な配管検査装置が記載されている。その駆動ユニットは、複数の駆動部と、その駆動部を連結する複数の連結部と、駆動部及び連結部を通る2本の操縦用ケーブルと、その操縦用ケーブルの張力を調節する張力調節部とを有し、駆動部はモータによって回転可能な車輪と、その車輪に装着された車輪とを有している。この配管検査装置では、2本の操縦用ケーブルを互いに同一の力によって引っ張ることにより、駆動ユニットがジグザグ状に屈折して車輪が配管の内面に接触した状態で駆動ユニットが前進する。また、2本の操縦用ケーブルを互いに異なる張力によって引っ張ることにより、駆動ユニットがジグザグ状に屈折しつつ螺旋状に配列され、駆動部の車輪が配管の内面に接触した状態で駆動ユニットが螺旋状に進むように構成されている。
しかしながら、特許文献1に記載された配管検査装置においては、それぞれが一対の車輪を有する複数の走行体を互いに揺動可能な状態で1列に連結した走行体連結体と、その走行体連結体の一側に設けられた一対の車輪と、走行体連結体の他側に配置された張力調整部とによって1個の駆動ユニットが構成されている。張力調整部は、操縦用ケーブルを巻き取るためのリールと、一対の車輪とを有し、リールの巻き取り方向を正逆切り替えることにより操縦用ケーブルの張力のバランスを変えることができるようになっている。
この配管検査装置の駆動ユニットでは、L字状に折り曲げ形成された水平部の一側の中間直線部から垂直方向に延びる垂直直線部を有する配管構造において、中間直線部を経て垂直直線部へ通過するためには、1個の駆動ユニットの全体が中間直線部内に入り込んでいる必要がある。その理由は、駆動ユニットの走行動作が、2本の操縦用ケーブルの張力調節によって実行されるからである。そのため、1個の駆動ユニットの走行方向の長さが長くなってしまい、配管の中間直線部の長さを短くできないという課題があった。
さらに、一対の操縦用ケーブルのテンションを変えることで推進力を発生させる構造となっていたため、操縦用ケーブルが走行体の角部と擦れ合ってしまい、その部分が擦り切れるおそれがあった。そのため、一対の操縦用ケーブルを大きな引っ張り力で押し引きすることができず、隣り合う走行体の間を大きく揺動させることができないという課題もあった。
また、非特許文献1には、複合配管構造の内部検査用の蛇状ロボットに関するものが記載されている。この蛇状ロボットは、5個の走行体を走行方向へ一列に配置し、隣り合う走行体間の一側を水平方向に、且つ、他側を垂直方向に揺動可能に連結している。そして、走行体の走行方向の略中央部には、左右及び上下方向に対向するように配置された二対の車輪(合計4個)を有しており、この二対の車輪を水平方向へ揺動させると共に、二対の車輪を前転又は後転させることにより、蛇行運動を与えて前進又は後退させるように構成されている。
しかしながら、この蛇状ロボットにおいては、それぞれの走行体の略中央部に揺動中心が設定されていたため、隣り合う走行体間における揺動角度を大きくとることができなかった。そのため、前述した配管検査装置と同様に、蛇状ロボットにおける走行方向全体の全長が長くなるという問題があった。
本発明の目的は、配管内の分岐点において任意の方向へ移動可能な管内走行装置及びその走行体を、簡単な構造でありながら、走行方向全体の長さを短くできると共に、前進及び後退動作のための駆動力を大きくすることができる管内走行装置及び、これに用いられる走行体を提供することを目的としている。
本発明の管内走行装置は、配管内を通過可能な少なくとも3個の走行体を備えている。全ての走行体は、配管内に挿入される走行体本体と、その配管内に挿入され且つ走行体本体の走行方向の一側に設けた一対の走行輪と、この一対の走行輪を回転駆動する駆動部材と、他の走行体とピッチ方向へ屈曲可能に連結するために走行体本体に設けた連結部材と、この連結部材を介して連結された隣り合う走行体をヨー方向へ揺動させる揺動部材と、を有している。連結部材は、走行体本体の走行方向の一側に設けた第1のメンバと走行体本体の走行方向の他側に設けた第2のメンバとを有し、全ての走行体を連結部材を介して一列に連結して走行体連結体を構成している。そして、走行体連結体の隣り合う走行体間に弾性部材を介在して設け、この弾性部材のバネ力により走行体連結体をピッチ方向へ弾性的に折り曲げ、さらに、走行体連結体の走行方向の一側の走行輪の無い側に一対の遊動輪を回転自在に設けた。
複数の走行輪と一対の遊動輪は、走行体連結体を挟むように走行方向と交差する方向の両側に配置すると共に外周面が全体として球体の一部をなすように形成した。
第1のメンバは、走行体本体に回動可能に支持された端面ブラケットからなり、第2のメンバは、走行体本体に揺動可能に支持された揺動ブラケットからなり、走行体連結体の隣り合う走行体間において、端面ブラケットを隣り合う走行体の揺動ブラケットに固定し、揺動ブラケットを隣り合う走行体の端面ブラケットに固定し、第1のメンバと第2のメンバとの間にヨー方向の揺動を与える駆動系を設けた。
弾性部材はコイルバネからなり、すべてのコイルバネの一端を走行体本体にそれぞれ係止すると共に、すべてのコイルバネの他端を交互に逆方向へ捻じって第1のメンバに係合させることにより、隣り合う走行体間に架け渡されたコイルバネのバネ力を交互線方向の逆方向に作用させて走行体連結体をジグザグ状に折り曲げる構成とした。
配管内に挿入される走行体本体と、配管内に挿入され且つ走行体本体の走行方向の一側に設けた一対の走行輪と、この一対の走行輪を回転駆動する駆動部材と、他の走行体とピッチ方向へ屈曲可能に連結するために走行体本体に設けた連結部材と、この連結部材を介して連結された隣り合う走行体をヨー方向へ揺動させる揺動部材と、を備えている。連結部材は、走行体本体の走行方向の一側に設けた第1のメンバと走行体本体の走行方向の他側に設けた第2のメンバとを有している。
本発明によれば、簡単な構造でありながら、走行方向全体の長さを短くできると共に、前進及び後退動作のための大きな駆動力を設定することができる管内走行装置及び、これに用いられる走行体を提供することができる。
本発明の管内走行装置に用いられる走行体の一実施例を示す斜視図である。 本発明の管内走行装置に用いられる走行体の一実施例を平面側から見た斜視図である。 本発明の管内走行装置に用いられる走行体の一実施例を底面側から見た斜視図である。 本発明の管内走行装置に用いられる走行体の一実施例の正面図である。 本発明の管内走行装置に用いられる走行体の一実施例の平面図である。 図4に示す走行体のX−X線断面図である。 本発明の管内走行装置に用いられる走行体の一実施例の右側面図である。 図4に示す走行体のY−Y線断面図である。 図4に示す走行体のZ−Z線断面図である。 本発明の管内走行装置に用いられる走行体の一実施例の分解斜視図である。 本発明の管内走行装置の一実施例に係る走行体連結体の伸長状態(弾性部材のバネ力が作用していない状態)を示すもので、図11Aは斜視図、図11Bは正面図、図11Cは平面図、図11Dは右側面図である。 本発明の管内走行装置の一実施例に係る走行体連結体の収縮状態(弾性部材のバネ力が作用している状態、即ち、走行体連結体がピッチ方向へジグザグ状に蛇行している場合)を示すもので、図12Aは斜視図、図12Bは正面図、図12Cは平面図、図12Dは右側面図である。 図12に示す走行体連結体の収縮状態を実現するための一実施例を示すもので、コイルバネと端面ブラケットに設けた複数の係止穴との関係を説明するための説明図である。 本発明の管内走行装置の一実施例に係る走行体連結体の水平方向への蛇行状態(走行体連結体がヨー方向へジグザグ状に蛇行している場合)を示すもので、図14Aは斜視図、図14Bは正面図、図14Cは平面図、図14Dは右側面図である。 本発明の管内走行装置の一実施例に係る走行体連結体が配管内を真っ直ぐに進む動作状態を説明するもので、図15Aは第1の走行輪部分の断面図、図15Bは第2の走行輪部分の断面図、図15Cは第3の走行輪部分の断面図、図15Dは第4の走行輪部分の断面図、図15Eは第5の走行輪部分の断面図である。 本発明の管内走行装置の一実施例に係る走行体連結体が配管内を蛇行しながら移動する動作状態を説明するもので、図16Aは第1の走行輪部分の断面図、図16Bは第2の走行輪部分の断面図、図16Cは第3の走行輪部分の断面図、図16Dは第4の走行輪部分の断面図、図16Eは第5の走行輪部分の断面図である。 本発明の管内走行装置の一実施例に係る走行体連結体の動作状態を説明するもので、配管のL形部分の一方の中間直線部に走行体連結体が位置する状態の説明図である。 本発明の管内走行装置の一実施例に係る走行体連結体の動作状態を説明するもので、図18Aは第1の走行輪部分が配管のL形部分の他方の中間直線部に移動した状態、図18Bは第2の走行輪部分が配管のL形部分の他方の中間直線部に移動した状態、図18Cは第3の走行輪部分が配管のL形部分の他方の中間直線部に移動した状態を、それぞれ示す説明図である。 本発明の管内走行装置の一実施例に係る走行体連結体の動作状態を説明するもので、図19Aは第4の走行輪部分が配管のL形部分の折り曲げ部に移動した状態、図19Bは第4の走行輪部分が配管のL形部分の他方の中間直線部に移動した状態、図19Cは第5の走行輪部分が配管のL形部分の他方の中間直線部に移動した状態を、それぞれ示す説明図である。 本発明の管内走行装置の一実施例に係る走行体連結体の動作状態を説明するもので、図20Aは図19Cの状態から配管のL形部分の他方の中間直線部において略30度旋回移動した状態、図20Bは図20Aの状態から略30度旋回移動した状態、図20Cは図20Bの状態から更に略30度旋回移動した状態を、それぞれ示す説明図である。 本発明の管内走行装置の一実施例に係る走行体連結体の動作状態を説明するもので、図21Aは配管のL形部分の他方の中間直線部から垂直直線部に近づいた状態、図21Bは図21Aの状態から垂直直線部に入り込む直前の状態、図21Cは第1の走行輪部分が垂直直線部に入り込んだ状態を、それぞれ示す説明図である。 本発明の管内走行装置の一実施例に係る走行体連結体の動作状態を説明するもので、図22Aは第2の走行輪部分が垂直直線部に入り込む状態、図22Bは第3の走行輪部分が垂直直線部に入り込む状態を、それぞれ示す説明図である。 本発明の管内走行装置の一実施例に係る走行体連結体の動作状態を説明するもので、第3の走行輪部分が垂直直線部に入り込んだ状態を示す説明図である。 本発明の管内走行装置の一実施例に係る走行体連結体の制御装置の一例を示す概略説明図である。
以下に、図1乃至図24を参照して、本発明の管内走行装置、走行体連結体及び走行体の例を説明する。本発明の管内走行装置に係る走行体連結体は、少なくとも3個の走行体を備えて構成され、この実施例では4個の走行体を備えている。しかしながら、1個の走行体連結体は、3個の走行体によって構成することができ、また、5個以上の走行体によって構成することもできる。
まず、走行体1について説明する。図1乃至図10に示すように、走行体1は、走行体本体2と、一対の走行輪3,4と、一対の走行輪3,4を回転駆動する駆動部材5と、他の走行体1と揺動可能に連結するための連結部材6と、隣り合う走行体1を揺動させる揺動部材7とを有している。
走行体本体2は、図10等に示すように、ベース部材10とカバー部材11とからなり、ベース部材10に対してカバー部材11が複数個の取付ネジ12によって着脱可能に取り付けられている。ベース部材10は、駆動部材5の走行用モータ14と揺動部材7の揺動用モータ15とを保持可能な筒状の部材からなり、走行用モータ14と揺動用モータ15は互いに平行に配置されてベース部材10に固定されている。ベース部材10は、筒軸方向の一端を閉じる第1の端面部10aと、筒軸方向の他端の一部を閉じる第2の端面部10bとを有している。ベース部材10の第1の端面部10aにはネジ穴からなる第1の嵌合穴17aが設けられ、第2の端面部10bにはネジ穴からなる第2の嵌合穴17bが設けられている。
駆動部材5は、一対の走行輪3,4を回転駆動するもので、走行用モータ14と、一対の傘歯車20,27を備えている。走行用モータ14は、円筒状をなすモータ本体の一側から突出された回転軸18を有している。モータ本体の回転軸18側の端部には、外周面にネジ部を設けた取付座14aが設けられている。この取付座14aを第1の嵌合穴17aに螺合させることにより、回転軸18を第1の嵌合穴17aから突出させた状態で走行用モータ14がベース部材10に固定されている。回転軸18には、駆動側の傘歯車20が固定ネジ21により固定されて一体的に回転自在とされている。
ベース部材10の第1の端面部10aの外面にはカバー筒体22が複数本の固定ネジ23によって固定されている。カバー筒体22は、両端が開口された円筒状の部材からなり、第1の端面部10aに固定される固定部には、回転軸18等を貫通させるための開口穴25が設けられている。図1、図6、図8に示すように、カバー筒体22には、その軸心線部分を貫通する車輪軸26が配置されており、その車輪軸26には従動側の傘歯車27が固定ネジ28によって回転方向へ一体をなすように固定されている。この従動側傘歯車27が駆動側傘歯車20に噛合されており、両傘歯車20,27を介して車輪軸26が走行用モータ14によって回転駆動される。
カバー筒体22の筒軸方向両端の開口部には、第1のメンバである端面ブラケット30がそれぞれ配置されている。各端面ブラケット30は、カバー筒体22の開口部を覆う円板状の端面部30aと、この端面部30aの外周縁に連続して一面側に突出した外筒部30bと、中央部において一面側に突出した内筒部30cとを有し、内筒部30c及び端面部30aの中央にはこれらを貫通するセンタ穴30dが設けられている。この一対の端面ブラケット30,30が、それぞれ外周側軸受31を介してカバー筒体22の開口部に回転自在に支持されている。外周側軸受31の外輪はカバー筒体22の穴に嵌合され、外周側軸受31の内輪は端面ブラケット30の内筒部30cの外周に嵌合されている。
端面ブラケット30の内筒部30cの中央に貫通されたセンタ穴30dには内周側軸受32が嵌合されている。内周側軸受32の外輪がセンタ穴30dに嵌合され、その内輪に車輪軸26が貫通されている。これにより、車輪軸26が一対の端面ブラケット30,30を介してカバー筒体22に回転自在に支持されていて、1列に連結された走行体連結体の隣り合う走行体1を垂直方向へ揺動(ピッチ運動)可能に構成されている。車輪軸26は、その両端が各端面ブラケット30のセンタ穴30dを貫通して外側に突出されており、それらの突出部に一対の走行輪3,4が固定されている。
図1,6,10等に示すように、走行輪3,4は、車輪本体34と、この車輪本体34の外周面を覆う動力伝達部35とを有し、車輪本体34の外周面に動力伝達部35が接着材その他の固着手段によって一体的に形成されている。車輪本体34は、円盤状の端面部34aと、この端面部34aの外周縁に連続して半径方向外側であって一面側に傾斜して展開された接触面部34bとを有している。一対の接触面部34bの外周面は、全体として球体の一部を形成するよう球面状に形成されている。この接触面部34bの外周面の全体から端面部34aの中央部近傍まで連続するように動力伝達部35が形成されている。動力伝達部35は、走行用モータ14により発生した動力を走行輪3,4の車輪本体34から配管の内面に伝達して摩擦力を発生させるもので、摩擦係数が大きくて動力伝達可能な伝動材料によって形成されている。動力伝部35の材質としては、例えば、シリコンゴム、ブチルゴムその他各種のゴム材が好適であるが、動力伝達可能な各種の材料を用いることができる。
一対の走行輪3,4は、それぞれワッシャ37を介在させて取付ネジ38により車輪軸26の端面部に着脱可能に締め付け固定されている。また、カバー筒体22の両端の開口部を閉じる一対の端面ブラケット30,30の間には、複数個の走行体1を縦方向へ一列に連結させた走行体連結体をピッチ方向(車輪軸26の軸方向を水平方向としたときの垂直方向)へジグザグ状に折り曲げるためのバネ力を発生させる弾性部材の一具体例を示すコイルバネ40が配置されている。
コイルバネ40の中心部分には車輪軸26が同心をなすように挿通されており、従動側傘歯車27と対向するように配置されている。コイルバネ40の一端である固定端40aは、図13に示すように、一方の端面ブラケット30の内筒部30cに設けた複数の係止穴48(本実施例では8個)の1つに掛け止められて固定されている。このコイルバネ40の固定端40aを係止するための係止穴48の位置を変えることにより、コイルバネ40を捩じることにより発生するバネ力の大きさとそのバネ力の作用方向(時計方向と反時計方向)とを変えることができる。このコイルバネ40のバネ力の大小と作用方向の切換えについては、後に詳細に説明する。
コイルバネ40の他端である自由端40bは線方向に延在されており、カバー筒体22に設けた貫通穴に挿通され、その貫通穴を貫通してカバー筒体22の外周面から外側に突出されている。このコイルバネ40は、その固定端40aにおいて線方向へ捻じりを加えることで発生するバネ力を用いるように使用されている。即ち、隣り合う走行体1におけるコイルバネ40により発生するバネ力の方向を交互に逆方向へ設定することにより、複数の走行体1を上下交互に折り曲げるように構成している。この上下方向における交互の折り曲げ状態は、後に図11〜図13を参照して詳細に説明する。
上述した走行用モータ14を駆動すると、一対の走行輪3,4が同方向へ等速度で回転駆動される。即ち、走行用モータ14を駆動すると、その駆動力が回転軸18を介して駆動側傘歯車20から従動側傘歯車27に伝達される。これにより、従動側傘歯車27と回転方向に一体とされた車輪軸26を介して、その車輪軸26の両端に固定された一対の走行輪3,4が同一速度で同方向へ回転駆動(前方回転又は後方回転)される。
図1及び図6等に示すように、揺動部材7の揺動用モータ15は、1列に連結された走行体連結体の隣り合う走行体1を水平方向へ揺動(ヨー運動)させるためのもので、円筒状をなすモータ本体の一側から回転軸43が突出されている。揺動用モータ15のモータ本体の回転軸43側の端部には、外周面にネジ部を設けた取付座15aが設けられている。揺動用モータ15は、走行用モータ14とは反対側に回転軸43を突出させた状態で、取付座15aを第2の嵌合穴17bに螺合させることにより、回転軸43を一対の走行輪3,4と反対側に突出させるように配置されている。揺動用モータ15の回転軸43には、ナット部材44が回転方向へ一体となるように連結されている。
ナット部材44は、軸心部分を貫通する穴を有するリング状の部材からなり、その穴の軸方向の一側は断面四角形をなす角穴45aとされ、軸方向の他側にはネジ部45bが設けられている。回転軸43の突出部は四角形の角柱状に形成されており、この回転軸43を角穴45aに嵌合することによりナット部材44が回転軸43と一体に回転される。ナット部材44の軸方向の両端には内側軸受46と外側軸受47とが取り付けられており、両軸受46,47を介してナット部材44がベース部材10に対して回転自在に支持されている。
ナット部材44のネジ部45bには進退部材49のネジ軸部49aが螺合されている。ナット部材44は、ネジ軸部49aの軸方向の一側に連続して形成された作用部49bを有している。作用部49bには、ネジ軸部49aの軸方向と交差する方向に開口された切欠き溝50が設けられている。
図1及び図6等に示すように、ベース部材10の一対の走行輪3,4が配置された側と反対側には取付プレート52が配置されており、その取付プレート52は複数個の取付ネジ53によりベース部材10に対して着脱可能に締め付け固定されている。図6等に示す符号54は、内側軸受46と外側軸受47との間に介在させたスリーブであり、符号55は、外側軸受47と取付プレート52との間に介在させたスリーブである。
図10に示すように、取付プレート52は略長方形をなす平板状の部材からなり、その一面の長手方向の中央部には、その長手方向と交差する方向に貫通する挿通穴を有する軸受部52aが設けられている。この軸受部52aの挿通穴には枢軸57が回転自在に挿通されている。この枢軸57を介して揺動ブラケット58が取付プレート52に揺動可能に取り付けられている。第2のメンバである揺動ブラケット58は、一面側に一対の軸受片58a,58aを有し、且つ、他面側にカバー筒体22と係合するための凹部58bを設けている。
揺動ブラケット58の一対の軸受片58a,58aは、長手方向と交差する方向に所定の隙間をあけてその長手方向へ延在するように対向されている。この一対の軸受片58a,58a間に枢軸57が介在されており、その枢軸57が軸方向の両外側から取付ネジ60によって揺動ブラケット58に取り付けられている。更に、一対の軸受片58a,58a間には、長手方向の略中央部に配置された枢軸57と所定の間隔をあけて平行をなすように揺動ピン61が配置されている。揺動ピン61は、軸方向の両外側から取付ネジ62によって揺動ブラケット58に固定されている。この揺動ピン61に、進退部材49の作用部49bに設けた切欠き溝50が摺動可能に係合されている。進退部材49は、そのネジ軸部49aがナット部材44のネジ部45bに螺合されていて、その角穴45aに揺動用モータ15の回転軸43が係合されている。
上述した揺動用モータ15を駆動すると、ベース部材10に固定された取付プレート52に対して揺動ブラケット58が水平方向へ揺動(ヨー運動)される。即ち、揺動用モータ15を一方へ回転すると、その回転力が回転軸18を介してナット部材44に伝達され、更に、ナット部材44から進退部材49に伝達される。このとき、揺動用モータ15の回転方向に対応したナット部材44の回転方向に応じて、進退部材49が前進又は後退動作される。その結果、進退部材49が前進(外側へ突出する方向)すると、揺動ブラケット58が、図6において時計方向へ回動される。これに対して、進退部材49が後退(内側へ引っ込む方向)すると、揺動ブラケット58が、図6において反時計方向へ回動される。
図1,6,10に示すように、揺動ブラケット58の凹部58bは、カバー筒体22の外周面と対応する曲面形状をなすように形成されている。更に、揺動ブラケット58の凹部58bには、一対の端面ブラケット30,30を位置決めするための複数の突起63が設けられている。これらの突起63に対応して一対の端面ブラケット30,30には同数の位置決め穴65が設けられている。この複数の突起63を位置決め穴65にそれぞれ係合させ、揺動ブラケット58と一対の端面ブラケット30,30を取付ネジ64でネジ止めすることにより、隣り合う位置に配置された走行体1同士がピッチ運動可能に連結される。
図10に示すように、ベース部材10の上面には、走行体1の動作をコントロールするための駆動用コントローラ70が取り付けられている。駆動用コントローラ70は、所定の形状を有する配線パターンを設けた配線基板71と、この配線基板71に搭載されたマイクロコンピュータやLSI、コンデンサ、抵抗等の電子部品72等を備えて構成されている。駆動用コントローラ70は、複数個の取付ネジ73によってベース部材10に締め付け固定されている。この駆動用コントローラ70を覆い隠すようにカバー部材11がベース部材10の上面に搭載され、複数個の取付ネジ12によって締め付け固定されている。
上述したような構成を有する走行体1の4個を縦方向へ一列に連結することにより、本発明の一実施例に係る4個の走行体1A,1B,1C,1Dからなる走行体連結体80が構成されている。図11は、走行体連結体80の走行方向の中心が直線状に真っ直ぐ延在されたストレート状態を示すものである。また、図12は、走行体連結体80のピッチ状態(走行体連結体80が置かれた載置面に対して垂直方向へ交互に折れ曲がった上下蛇行状態)を示す図である。更に、図14は、走行体連結体80のヨー状態(走行体連結体80が置かれた載置面に対して平行となる水平方向へ蛇行した左右蛇行状態)を示す図である。
走行体連結体80は、4個の走行体1A〜1Dを縦方向へ一列に配置し、隣り合う走行体1の揺動ブラケット58と一対の端面ブラケット30,30をネジ止めする。即ち、1段目の走行体1A(2段目から4段目までの走行体1B〜1Dの場合も同様)の揺動ブラケット58の凹部58bに2段目の走行体1Bのカバー筒体22の筒軸方向両側に配置された一対の端面ブラケット30,30の各外筒部30bを当接させる。このとき、揺動ブラケット58に設けた複数の突起63を一対の端面ブラケット30,30に設けた位置決め穴65に嵌合させて位置決めする。そして、複数個の取付ネジ64を締め付けることにより、揺動部材58と一対の端面ブラケット30,30とを固定する。
これにより、図11A〜11Dに示すように、4個の走行体1が、ピッチ方向(載置面に対する垂直方向)に揺動可能であって、ヨー方向(載置面に対する水平方向)にも揺動可能な状態で1列に連結される。更に、図11、図12及び図14に示すように、4段目の走行体1Dの一対の走行輪3,4の反対側に配置された揺動部材58に、車輪ブラケット82を取付ネジ等の固着手段を用いて取り付ける。車輪ブラケット82は、断面形状がコ字状に形成された支持部材からなり、その両端の支持部には一対の遊動輪83,84が回転自在に取り付けられている。これにより、4個の走行体1A〜1Dに一対の遊動輪83,84を加えた走行体連結体80が構成されている。
なお、図11に示す走行体連結体80は、4個の走行体1A〜1Dを単に1列に連結した状態を示すもので、実際に走行可能な状態を示すものではない。図11においては、コイルバネ40のバネ力の作用を考慮していないからである。図11に示す走行体連結体80に3個のコイルバネ40を所定方向にバネ力が作用するようにセットすることにより、図12A〜12Dに示すように、ピッチ方向へ交互に折り曲げたような走行可能な状態に構成することができる。
即ち、図11A〜図11Dに示す状態の際に、図13に示すように、1節目(1台目の走行体1Aと2台目の走行体1Bとの連結部)においては、2台目の走行体1Bのコイルバネ40の固定端40aを、例えば、時計方向に所定角度(例えば、30度、60度、90度等、この角度は任意に設定することができる。)だけ捻じった状態で、その位置にあるか又はその位置から最も近い位置にある係止穴48に嵌合する。これにより、1節目の2個の走行体1A,1Bが上方へ凸となる突き上がった状態となり、逆V字形の状態で2個の走行体1A,1Bが連結される。
次に、2節目(2台目の走行体1Bと3台目の走行体1Cとの連結部)においては、3台目の走行体1Cのコイルバネ40の固定端40aを、1節目とは逆の反時計方向に所定角度(30度、60度、90度等)だけ捻じった状態で、その位置にあるか又はその位置から最も近い位置にある係止穴48に嵌合する。これにより、2節目の2個の走行体1B,1Cは下方へ凸となる突き下がった状態となり、V字形の状態で2個の走行体1B,1Cが連結される。
更に、3節目(3台目の走行体1Cと4台目の走行体1Dとの連結部)においては、4台目の走行体1Dのコイルバネ40の固定端40aを、1節目と同様に時計方向に所定角度(30度、60度、90度等)だけ捻じった状態で、その位置にあるか又はその位置から最も近い位置にある係止穴48に嵌合する。これにより、3節目の2個の走行体1C,1Dは上方へ凸となる突き上がった状態となり、逆V字形の状態で2個の走行体1C,1Dが連結される。尚、複数の係止穴48に対する固定端40aの位置、即ち、コイルバネ40の捻じり量を変えることにより、コイルバネ40のバネ力を大小変化させることができ、バネ力を強くすると走行体連結体80の高さが高くなり、バネ力を弱くすると走行体連結体80の高さは低くなる。
なお、1台目の走行体1Aの2台目の走行体1Bと反対側には隣り合う走行体が存在しないため、そのコイルバネ40の固定端40aは、フリーな状態で開放しておく。上記走行用モータ14と一対の傘歯車20,27等によって駆動部材5が構成されている。また、一対の端面ブラケット30,30と枢軸57と揺動ブラケット58等によって連結部材6が構成されている。更に、揺動用モータ15とナット部材44と進退ロッド49等によって揺動部材7が構成されている。
このように、2節目から4節目までの3個の走行体1B〜1Dのコイルバネ40を、その捻じり方向を交互に変更してプリロードを交互に逆方向へ設定して所定の方向へバネ力を発生させることにより、図12A〜図12Dに示すように、4個の走行体1A〜1Dが上下方向へ交互に折り曲げた状態で連結された走行体連結体80を構成することができる。
図14A〜図14Dは、走行体連結体80のヨー状態(水平方向へ蛇行した左右蛇行状態)での走行状態を説明する図である。なお、これらに示す走行体連結体80は、4個の走行体1A〜1Dを単に1列に連結して水平方向へ蛇行させた状態を示すもので、実際に蛇行走行が可能な状態を示すものではない。コイルバネ40のバネ力の作用を考慮していないからである。
図24は、上述したような構成を有する走行体連結体80の動作を制御するための制御装置の一例を示すブロック図である。この制御装置90は、駆動部91と、制御部92と、電源部93とを備えて構成されている。
駆動部91は、4個の走行体1A〜1Dにそれぞれ搭載された4個の駆動装置95A〜95Dを有している。各駆動装置95A〜95Dは、上述した駆動用のコントローラ70と、走行用モータ14及び揺動用モータ15等によって構成されている。制御部92は、制御用のコントローラ97と制御盤98等を有している。コントローラ97は、駆動部91の4個のコントローラ70を制御するもので、マイクロコンピュータ、LSI、その他の電子部品を有している。コントローラ97は制御盤98に搭載されていて、その他にも、電源との接続をオン・オフさせる電源スイッチや、揺動用モータ15の動作を制御する操作スイッチ等を有している。電源部93は、蓄電池や発電機等の携帯用電源であってもよく、また、工場や家庭等における電源であってもよい。
特許文献1に掲載された(以下、「従来の」という。)走行体連結体においては、走行体連結体の後ろに駆動部搭載車を連結する必要があった。駆動部搭載車は、制御装置のうち駆動部を搭載する。従来の走行体は、駆動部を搭載することができなかった。走行体内に、駆動部を搭載する空間が確保できなかったからである。
本発明の走行体連結体においては、駆動部を搭載することができる。本発明の走行体連結体には、従来の走行体連結体のようなケーブルがないので、駆動部を搭載する空間が確保できるからである。その結果、従来の走行体連結体のように駆動部搭載車を連結する必要がないという利点がある。
次に、走行体連結体80の走行動作を説明する。図15は、走行体連結体80が、断面形状が円形をなす配管100の内部を真っ直ぐに走行する状態を説明するものである。この実施例では、4台目の走行体1Dに設けた一対の遊動輪83,84側から走行体連結体80を配管100内に挿入し、その遊動輪83,84側を先頭にして走行体連結体80を配管100内に走行させた状態を示している。しかしながら、走行体連結体80は、1台目の走行体1A側から配管100内に挿入し、その走行輪3A,4Aを先頭にして配管100内を走行させてもよいことは勿論である。
図15に示すように、走行体連結体80の4個の走行体1A〜1Dは交互に折り曲げられてジグザグ状態になっているため、最先に位置する1番目の一対の遊動輪83,84と3番目の一対の走行輪3C,4Cと最後の一対の走行輪3A,4Aとが配管内の一方の面(図示実施例では上面)に上接点UPで接触し、2番目の一対の走行輪3D,4Dと4番目の一対の走行輪3B,4Bとが配管内の他方の面(図示実施例では下面)に下接点DPで接触している。このとき、4対の走行輪3A〜3D及び4A〜4Dにおいて、左右の走行輪が同じ接触圧力の下に同一の回転力で回転駆動されるため、走行体連結体80は旋回することなく直線状に真っ直ぐ移動する。
図16は、走行体連結体80にヨー方向の力を加えて配管100内を走行させる状態を示すものである。このときに加えるヨー方向の力は、揺動部材7の揺動用モータ15を動作させて揺動ブラケット58を載置面に対して水平方向へ回動させることによって実行することができる。図16に示す状態では、先頭に位置する1番目の右遊動輪84と3番目の右走行輪4Cと5番目の右走行輪4Aのみが配管内の斜め上面の斜め上接点SUPで接触し、2番目の左走行輪3Dと4番目の左走行輪3Bのみが配管内の斜め下面の斜め下接点SDPで接触している。このとき、走行体連結体80は、配管100内を旋回しながら進行方向前方へ移動する。
図17乃至図23は、水平方向にL字状をなす水平部分の一側に、これと垂直をなす方向に連続された垂直部分を有する配管100内に走行体連結体80を走行させる動作を説明するものである。配管100は、水平部分の一方をなす導入部分101と、これと直交する方向に延在された中間部分102と、中間部分102の中途部に連続して垂直方向に延在された垂直部分103とを有している。導入部分101と中間部分102とが交わる部分は、走行体連結体80が通過可能な曲率半径を有する曲線部分104とされている。また、中間部分102と垂直部分103とが交わる部分は走行体連結体80が通過可能な曲率半径を有するT字部分105とされている。
図17に示すように、配管100の導入部分101に走行体連結体80を挿入し、制御装置90の制御部92を操作して走行体連結体80を動作させると、導入部分101と中間部分102とが交わる曲線部分に達するまで走行体連結体80は直線状に真っ直ぐ走行移動する。そして、曲線部分に到達すると、水平面上の曲線部分104においては、その湾曲する方向に対して走行体連結体80は湾曲変形が可能である。そのため、走行体連結体80は、図18A〜18C及び図19A〜19Cに示すように、そのままの姿勢を保持して曲線部分104を通過することができる。
即ち、走行体連結体80は、まず、図18Aに示すように先頭に位置する走行体1Dの一対の遊動輪83,84が曲線部分104を通過する。次に、その走行体1Dの一対の走行輪3D,4Dが図18Bに示すように曲線部分104を通過する。次いで、図18Cに示すように、2台目の走行体1Cの一対の走行輪3C,4Cが曲線部分104を通過する。更に、3台目に位置する走行体1Bが、図19Aに示す状態を経て図19Bに示すように曲線部分104を通過する。そして、図19Cに示すように、4台目の走行体1Aの一対の走行輪3A,4Aが同様にして曲線部分104を通過する。
次に、走行体連結体80が配管100の中間部分102をそのまま直線状に真っ直ぐ移動する場合には、中間部分102へ移動したときの姿勢を保持して、そのまま駆動部材5の動作により走行することができる。これに対して、中間部分102から垂直部分103へ移動する場合には、走行体連結体80を90度旋回させる必要がある。走行体連結体80が中間部分102へ移動した状態では、中間部分102に対して垂直部分が水平方向から垂直方向へ直角に立ち上がった状態となっている。そのため、4個の走行体1A〜1Dの各車輪軸26の軸方向と垂直部分103が延在する方向とが一致していることから、垂直部分103が延在する方向へ走行体連結体80を湾曲させることができないからである。
この垂直部分103に走行体連結体80を入れ込む操作は、揺動部材7を動作させて走行体連結体80を90度旋回させることによって行うことができる。この走行体連結体80を旋回させる操作は、制御部92を操作する作業者が揺動部材7の図示しない操作スイッチを手動操作で行うことにより実行することができる。
この走行体連結体80の旋回動作には所定の距離が必要であるため、T字部分105より所定距離手前の位置から旋回動作を開始させる。この実施例では、図19Cに示す位置から走行体連結体80の旋回動作を開始させる。この旋回動作は、揺動部材7の揺動用モータ15を動作させ、走行体連結体80を載置面に対して平行となる方向へジグザグ状に折り曲げることによって実行される。
即ち、図19Cに示す位置において、揺動部材7を動作させ、1台目の走行体1Dと3台目の走行体1Bの各進退部材49を突出させ、2台目の走行体1Cの進退部材49を引き込ませる。なお、4台目の走行体1Aの進退部材49はフリーな状態となっているため、これによる影響は生じない。この1台目の走行体1Dから3台目の走行体1Bまでの3組の揺動部材7の作用により、走行体連結体80が図14A〜14Dに示すように、平面方向へジグザグ状に蛇行した状態となる。このとき、一対の遊動輪83,84と4対の走行輪3A〜3D及び4A〜4Dは、中間部分102の内面に対して図16においてA〜Eに示すような接触状態となる。
その結果、走行体連結体80は回転しながら進行方向前方へ移動し、図20A、図20B及び図20Cに示す状態を経て、図21Aに示すように、図19Cに示す状態から略90度旋回した姿勢に変化する。この状態で走行体連結体80がT字部分105に到達すると、コイルバネ40のバネ力によって走行体連結体80には、図12A〜12Dに示すような元の姿勢に戻ろうとする復元力が働くため、図21Bに示す状態を経て、図21Cに示すように、1台目の走行体1Dに設けた一対の遊動輪83,84が垂直部分103内に入り込む。
次に、図22A及び図22Bに示すように、一対の遊動輪83,84に続いて1台目の走行体1Dに設けた一対の走行輪3D,4Dが垂直部分103内に入り込む。次いで、図23に示すように、2台目の走行体1Cに設けた一対の走行輪3C,4Cが垂直部分103内に入り込む。そして、以下同様にして、3台目の走行体1Bの一対の走行輪3B,4Bと、4台目の走行体1Aの一対の走行輪3A,4Aが逐次的に垂直部分103内に入り込む。そして、走行体連結体80の全体が垂直部分103内に入り込むと、その垂直部分103を旋回することなく直線状に真っ直ぐ移動することができる。
次に、本発明に係る走行体を作製し、この走行体を連結し走行体連結体とした。走行体は全部で4個である。走行体における、前の車輪軸と後の車輪軸の間の距離(以下、「走行体の車輪軸間距離」という。)は120mmである。従って、走行体連結体の最先の車輪軸と最後尾の車輪軸の距離(以下、「走行体連結体の車輪軸間距離」という。)は480mmである。なお、走行輪の直径は60mmである。
本発明の比較例として、従来の走行体を作製した。この従来の走行体を連結し、さらに張力調整部を連結し、走行体連結体とした。走行体は全部で6個である。走行体の車輪軸間距離は120mmであり、張力調整部における、前の車輪軸と後の車輪軸の間の距離(以下、「張力調整部の車輪軸間距離」という。)は1500mmである。従って、走行体連結体の車輪軸間距離は2220mmである。
次に、本発明の走行体連結体と従来の走行体連結体を、配管の中に入れ走行させることを試みた。配管の形状は、図17に示すような、L形部分の他方の中間直線部から垂直直線部を有するものである。配管の内径は78mmである。配管の中間直線部において、L形部分の曲面が終了する点から、垂直直線部の曲面が開始する点までの距離(以下、「中間直線部の距離」という。)は780mmである。上述したように、走行体連結体は、走行体連結体全体が完全にL形部分を通過した後に、中間直線部において90度旋回させる必要がある。
本発明の走行体連結体を配管の中に入れ走行させることを試みた。走行体連結体は、走行体連結体全体が完全にL形部分を通過した(図19C参照)後に、中間直線部において90度旋回することができた(図21A参照)。その後は、垂直直線部を走行できた。ここで、中間直線部の距離が780mmであり、走行体連結体の車輪軸間距離が480mmであるので、300mmの直線部分があれば、本発明の走行体連結体は90度旋回できることが確認された。
従来の走行体連結体を配管の中に入れ走行させることを試みた。走行体連結体は、走行体連結体の先頭が垂直直線部に達した時点でも、張力調整部が配管のL形部分に存在していた。張力調整部の本体は、バネとそのバネを入れた弾性チューブから構成され、配管のL形部分で湾曲して存在していた。ここで、中間直線部の距離が780mmであり、走行体連結体の車輪軸間距離が2220mmであるので、従来の走行体連結体は、走行体連結体全体が完全にL形部分を通過することができなかった。
ここで、本発明の走行体連結体は走行体が全部で4個であり、従来の走行体連結体は走行体が全部で6個である理由を説明する。
本発明の走行体連結体は走行体が全部で4個である。従って、走行輪は4対である。本発明の走行体連結体は、連結された隣り合う走行体を揺動させる揺動部材と、隣り合う走行体間にバネ力を付与する弾性部材が設けられている。揺動部材と弾性部材は、連結された隣り合う走行体の間に全て設けられている。また、揺動部材は、個々の強さを高く調整できる。また、弾性部材は、個々の強さを高く調整できる。従って、全ての走行輪に対し、均等で大きなモーメントを付与することができる。その結果、配管の内面と走行輪の間には、大きな摩擦力を作用させることができる。配管の内径が小さくなっても、内径の大きさに関係なく、大きな摩擦力を作用させることができる。そのため、本発明の走行体連結体は、走行輪が配管の内面にスリップすることなく走行できる。走行輪は4対あれば充分である。
従来の走行体連結体は走行体が全部で6個である。従って、走行輪は6対である。従来の走行体連結体は、連結された隣り合う走行体を揺動させため、また、隣り合う走行体間にバネ力を付与するために、2本のケーブルとそれぞれに連結する2つのバネが設けられている。この2本のケーブルは、連結された隣り合う走行体の間の全てに共有されている。従って、2本のケーブルのみで、全ての走行輪に対し、モーメントを付与する必要があり、個々の走行輪に対し大きなモーメントを付与することに限界がある。また、ケーブルは、ケーブルが屈曲される部分で強い摩擦力を受けるので、張力調整部の反対側に行くほどケーブルの張力は小さくなる。さらに、配管の内径が小さくなると、走行体のサイズが小さくなるので、ケーブルにより発生するモーメントも小さくなる。また、強いバネを使用するとともに、ケーブルの張力を調整する張力調整部の駆動力を大きくしようとしても、配管の内径が小さくなると、大きな駆動力を発生する大きな駆動部を設けるのに限界がある。その結果、配管の内面と走行輪の間には、大きな摩擦力を作用させることができない。配管の内径が小さくなると、さらにその傾向は大きくなり、大きな摩擦力を作用させることができない。そのため、従来の走行体連結体は、走行輪が配管の内面にスリップする。スリップを防止するため、走行輪は少なくとも6対必要である。
以上説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、均等の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記実施例では、4個の走行体を連結させて1個の走行体連結体を構成した例について説明したが、走行体は3個であっても良く、また、5個以上の走行体を連結させて走行体連結体を構成できることは勿論である。
走行体連結体が有する走行輪の数は、3〜5対の範囲内にあることが好ましい。なお、走行体連結体は、走行輪のほかに1対の遊動輪を有する。走行輪の数が3対以上であると、走行輪と遊動輪を配管の内壁に充分な力で押しつけることができ、走行体連結体を配管内に保持できるという利点がある。走行輪の数が5対以下であると、直線部分が短い配管においても、余裕をもって走行体連結体を旋回させることができるという利点がある。
本発明の走行体連結体を走行させる配管は、その内径が60〜250mmの範囲内にあることが好ましい。配管の内径が60mm以上であると、充分な空間を確保できるので、トルクの大きな走行用モータを設置できるという利点がある。配管の内径が250mm以下であると、本発明の走行体連結体は、従来の走行体連結体よりも走行輪の数を少なくできるので、走行体連結体の車輪軸間距離を短くできるという利点がある。
1…走行体、 2…走行体本体、 3,4…走行輪、 5…駆動部材、 6…連結部材、
7…揺動部材、 10…ベース部材、 11…カバー部材、 14…走行用モータ、 15…揺動用モータ、 18…回転軸、 20…傘歯車、 22…カバー筒体、 26…車輪軸、 27…傘歯車、 30…端面ブラケット、 34…車輪本体、 35…動力伝達部、 40…コイルバネ(弾性部材)、 43…回転軸、 44…ナット部材、 48…係止穴、 49…進退ロッド、 57…枢軸、 58…揺動ブラケット、 61…揺動ピン、 70…コントローラ、 80…走行体連結体、 83,84…遊動輪、 90…制御装置、 91…駆動部、 92…制御部、 93…電源部、 100…配管、 102…中間部分、 103…垂直部分、 104…曲線部分、 105…T字部分

Claims (3)

  1. 配管内を通過可能な少なくとも3個の走行体を備え、
    全ての前記走行体は、配管内に挿入される走行体本体と、前記配管内に挿入され且つ前記走行体本体の走行方向の一側に設けた一対の走行輪と、前記一対の走行輪を回転駆動する駆動部材と、他の走行体とピッチ方向へ屈曲可能に連結するために前記走行体本体に設けた連結部材と、前記連結部材を介して連結された隣り合う走行体をヨー方向へ揺動させる揺動部材と、を有し、前記連結部材は、前記走行体本体の走行方向の一側に設けた第1のメンバと前記走行体本体の走行方向の他側に設けた第2のメンバとを有し、
    全ての前記走行体を前記連結部材を介して一列に連結して走行体連結体を構成すると共に、前記走行体連結体の隣り合う走行体間に弾性部材を介在して設け、前記弾性部材のバネ力により当該走行体連結体をピッチ方向へ弾性的に折り曲げ、
    前記第1のメンバは、前記走行体本体に回動可能に支持された端面ブラケットからなり、前記第2のメンバは、前記走行体本体に揺動可能に支持された揺動ブラケットからなり、
    前記走行体連結体の隣り合う走行体間において、前記端面ブラケットを隣り合う走行体の前記揺動ブラケットに固定し、前記揺動ブラケットを隣り合う走行体の前記端面ブラケットに固定し、
    前記第1のメンバと前記第2のメンバとの間にヨー方向の揺動を与える駆動系を設け、
    前記弾性部材はコイルバネからなり、
    すべての前記コイルバネの一端を前記走行体本体にそれぞれ係止すると共に、すべての前記コイルバネの他端を交互に逆方向へ捩じって前記第1のメンバに係合させることにより、隣り合う走行体間に架け渡された前記コイルバネのバネ力を交互に接線方向の逆方向に作用させて前記走行体連結体をジグザグ状に折り曲げる構成とした
    ことを特徴とする管内走行装置。
  2. 複数の前記走行輪は、前記走行体連結体を挟むように走行方向と交差する方向の両側に配置すると共に外周面が全体として球体の一部をなすように形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の管内走行装置。
  3. 配管内を通過可能な少なくとも3個の走行体を備え、
    全ての前記走行体は、配管内に挿入される走行体本体と、前記配管内に挿入され且つ前記走行体本体の走行方向の一側に設けた一対の走行輪と、前記一対の走行輪を回転駆動する駆動部材と、他の走行体とピッチ方向へ屈曲可能に連結するために前記走行体本体に設けた連結部材と、前記連結部材を介して連結された隣り合う走行体をヨー方向へ揺動させる揺動部材と、を有し、前記連結部材は、前記走行体本体の走行方向の一側に設けた第1のメンバと前記走行体本体の走行方向の他側に設けた第2のメンバとを有し、
    全ての前記走行体を前記連結部材を介して一列に連結して走行体連結体を構成すると共に、前記走行体連結体の隣り合う走行体間に弾性部材を介在して設け、前記弾性部材のバネ力により当該走行体連結体をピッチ方向へ弾性的に折り曲げ、さらに、前記走行体連結体の前記走行方向の一側の前記走行輪の無い側に一対の遊動輪を回転自在に設け、
    前記第1のメンバは、前記走行体本体に回動可能に支持された端面ブラケットからなり、前記第2のメンバは、前記走行体本体に揺動可能に支持された揺動ブラケットからなり、
    前記走行体連結体の隣り合う走行体間において、前記端面ブラケットを隣り合う走行体の前記揺動ブラケットに固定し、前記揺動ブラケットを隣り合う走行体の前記端面ブラケットに固定し、
    前記第1のメンバと前記第2のメンバとの間にヨー方向の揺動を与える駆動系を設け、
    前記弾性部材はコイルバネからなり、
    すべての前記コイルバネの一端を前記走行体本体にそれぞれ係止すると共に、すべての前記コイルバネの他端を交互に逆方向へ捩じって前記第1のメンバに係合させることにより、隣り合う走行体間に架け渡された前記コイルバネのバネ力を交互線方向の逆方向に作用させて前記走行体連結体をジグザグ状に折り曲げる構成とした
    ことを特徴とする管内走行装置。
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