JP6109057B2 - 蓄冷器式冷凍機 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮装置から供給される高圧の冷媒ガスを用いて、サイモン膨張を発生させて蓄冷器により寒冷を蓄積して所望の極低温の寒冷を発生する蓄冷器式冷凍機に関する。
蓄冷器式冷凍機として例えば特許文献1に記載のものがある。ディスプレーサ式の蓄冷器式冷凍機はディスプレーサをシリンダ内部で往復運動させながら、膨張空間内の冷媒ガスを膨張させて寒冷を発生する。また、パルスチューブ式の蓄冷器式冷凍機はパルス管内のガスピストンを往復運動させながら、膨張空間内の冷媒ガスを膨張させて寒冷を発生する。膨張空間で発生した冷媒ガスの寒冷は、蓄冷器にて蓄積されながら冷却ステージに伝達されて所望の極低温に到達して、冷却ステージに接続された冷却対象を冷却する。
特開2008−224161号公報
冷媒ガスとしては、例えばヘリウムガスが用いられる。圧縮機は、低圧(例えば0.8MPa)のヘリウムガスを圧縮し、高圧(例えば2.2MPa)のヘリウムガスを生成する。高圧ヘリウムガスの密度と低圧ヘリウムガスの密度との密度差は、極低温付近において温度依存性が大きくなり、特に温度が8K付近のときに、その密度差が最大となる。このため蓄冷器中の温度が8K付近となる領域に大量のヘリウムガスが溜まり、冷凍機全体の圧力差が小さくなり、冷凍性能が低下してしまう。
本発明は、蓄冷器式冷凍機の冷凍性能をより効果的に高める技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の蓄冷器式冷凍機は、第1蓄冷材と当該第1蓄冷材を収容する第1シリンダとを備える第1蓄冷器と、第2蓄冷材と当該第2蓄冷材を収容する第2シリンダとを備えるとともに第1蓄冷器の低温端と接続する第2蓄冷器と、第1蓄冷器から排出される冷媒ガスを第2蓄冷器の途中に導くガス管路とを備える。
本発明の蓄冷器式冷凍によれば、冷媒ガスの密度差が大きくなる温度領域に熱を伝達することができ、冷凍機の効率を高めることができる。
実施の形態1に係る蓄冷器式冷凍機及び蓄冷器の一実施形態について示す模式図である。 2.2MPaのヘリウムガスと0.8MPaのヘリウムガスとの、それぞれの密度の温度変化、および両者の密度差の温度変化を示す図である。 実施の形態1に係る第2蓄冷器の温度プロファイルの一例を示す図である。 図4(a)−(d)は、実施の形態1に係るガス管路の別の例を示す図である。 実施の形態2に係るパルスチューブ型の蓄冷器式冷凍機を模式的に示す図である。 図6(a)−(b)は、実施の形態2に係る蓄冷器式冷凍機が備えるガス管路の別の例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る蓄冷器式冷凍機1は、例えば冷媒ガスとしてヘリウムガスを用いるギフォードマクマホン(GM)タイプの極低温冷凍機である。図1に示すように、蓄冷器式冷凍機1は、第1ディスプレーサ2と、第1ディスプレーサ2に長手方向に連結される第2ディスプレーサ3を備える。第1ディスプレーサ2と第2ディスプレーサ3とは、例えば、ピン4、コネクタ5、ピン6を介して接続される。
第1シリンダ7と第2シリンダ8とは一体に形成されており、それぞれ高温端と低温端とを備える。第1シリンダ7の低温端と第2シリンダ8の高温端が第1シリンダ7の底部にて接続されている。第2シリンダ8は第1シリンダ7と同一の軸方向に延在する形態にて形成されており、第1シリンダ7よりも小径の円筒部材である。第1シリンダ7は第1ディスプレーサ2を長手方向に往復移動可能に収容し、第2シリンダ8は第2ディスプレーサ3を長手方向に往復移動可能に収容する。
第1シリンダ7、第2シリンダ8には、強度、熱伝導率、ヘリウム遮断能などを考慮して、例えばステンレス鋼が用いられる。第2ディスプレーサ3の外周部はステンレス鋼などの金属製の筒である。第2ディスプレーサ3の外周面上には、フッ素樹脂などの耐摩耗性樹脂の皮膜を形成してもよい。
第1シリンダ7の高温端には、第1ディスプレーサ2および第2ディスプレーサ3を往復駆動するスコッチヨーク機構(図示せず)が設けられている。第1ディスプレーサ2、第2ディスプレーサ3は、それぞれ第1シリンダ7、第2シリンダ8にそって往復移動する。第1ディスプレーサ2および第2ディスプレーサ3は、それぞれ高温端と低温端とを備える。
第1ディスプレーサ2は円筒状の外周面を有しており、第1ディスプレーサ2の内部には、第1蓄冷材が充填されている。第1ディスプレーサ2の内部容積は第1蓄冷器9として機能する。第1蓄冷器9の上部には整流器10が、下部には整流器11が設置される。第1ディスプレーサ2の高温端には、室温室12から第1ディスプレーサ2に冷媒ガスを流通する第1開口13が形成されている。
室温室12は、第1シリンダ7と第1ディスプレーサ2の高温端により形成される空間であり、第1ディスプレーサ2の往復移動に伴い容積が変化する。室温室12には、圧縮機14、サプライバルブ15、リターンバルブ16からなる吸排気系統を相互に接続する配管のうち、給排共通配管が接続されている。また、第1ディスプレーサ2の高温端よりの部分と第1シリンダ7との間にはシール17が装着されている。
第1ディスプレーサ2の低温端には、第1膨張空間18に第1クリアランスC1を介して冷媒ガスを導入する第2開口19が形成されている。第1膨張空間18は、第1シリンダ7と第1ディスプレーサ2により形成される空間であり、第1ディスプレーサ2の往復移動に伴い容積が変化する。第1シリンダ7の外周のうち、第1膨張空間18に対応する位置には、図示しない冷却対象物に熱的に接続された第1冷却ステージ20が配置されており、第1冷却ステージ20は第1クリアランスC1を通る冷媒ガスにより冷却される。
第2ディスプレーサ3は円筒状の外周面を有しており、第2ディスプレーサ3の内部は、上端の整流器21、下端の整流器22、上下中間に位置する仕切り材23を挟んで軸方向に二段に分かれている。第2ディスプレーサ3の内部容積のうち、仕切り材23よりも高温側の高温側領域24には、例えば鉛やビスマスなどの非磁性材の第2蓄冷材が充填される。仕切り材23の低温(下段)側の低温側領域25には、高温側領域24とは異なる蓄冷材、例えばHoCuなどの磁性材の第2蓄冷材が充填される。鉛やビスマス、HoCu等は球状に形成されており、複数の球状の形成物が集まって蓄冷材が構成されている。仕切り材23は、高温側領域24の蓄冷材と低温側領域25の蓄冷材とが混合するのを防止する。この第2ディスプレーサ3の内部容積である高温側領域24と低温側領域25とが第2蓄冷器34として機能する。第1膨張空間18と第2ディスプレーサ3の高温端とは、コネクタ5周りの連通路で連通されている。この連通路を介して第1膨張空間18から第2蓄冷器34に冷媒ガスが流通する。
第2ディスプレーサ3の低温端には、第2膨張空間26に第2クリアランスC2を介して冷媒ガスを流通させるための第3開口27が形成されている。第2膨張空間26は、第2シリンダ8と第2ディスプレーサ3により形成される空間であり、第2ディスプレーサ3の往復移動に伴い容積が変化する。第2クリアランスC2は、第2シリンダ8の低温端と第2ディスプレーサ3により形成される。
第2シリンダ8の外周の第2膨張空間26に対応する位置には、冷却対象物に熱的に接続された第2冷却ステージ28が配置されている。第2冷却ステージ28は、第2クリアランスC2を通る冷媒ガスにより冷却される。
第1ディスプレーサ2には、比重、強度、熱伝導率などの観点から、例えば布入りフェノール等が用いられる。第1蓄冷材は例えば金網等により構成される。また、第2ディスプレーサ3は、例えば鉛、ビスマスなどの球状の第2蓄冷材をフェルトおよび金網により軸方向に挟持することにより構成される。なお、上述のように、第2ディスプレーサ3の内部容積を、仕切り材により複数の領域に分割してもよい。
第1ディスプレーサ2および第2ディスプレーサ3は、それぞれ低温端に熱交換部29および熱交換部30を備えてもよい。熱交換部29および熱交換部30は、ディスプレーサ本体との接合の観点から、二段状の円柱形状を有している。熱交換部29は圧入ピン31により第1ディスプレーサ2に固定され、熱交換部30は圧入ピン32により第2ディスプレーサ3に固定される。これにより、第1冷却ステージ20、第2冷却ステージ28の双方において実質的な熱交換面積を増やして、冷却効率を高めている。
さらに実施の形態1に係る蓄冷器式冷凍機1では、図1に示すように、第1蓄冷器9から排出される冷媒ガスを、第2蓄冷器の途中に導くガス管路33を備える。より具体的に、ガス管路33は、第1蓄冷器9から排出される冷媒ガスを第2蓄冷器の高温側領域24に導く。
ガス管路33は高温側領域24の非磁性材の第2蓄冷材に埋設される。また、図1から明らかなようにガス管路33の高温端は第1冷却ステージ20の下端よりも低温側に位置し、ガス管路33の低温端は第2冷却ステージ28の上端よりも高温側に位置している。
高温側領域24におけるガス管路33の軸方向の位置は、蓄冷器式冷凍機1の通常運転時における第2蓄冷器の温度プロファイルを考慮して定められる。ガス管路33の埋設位置についての詳細は後述するが、一般的な極低温冷凍機においては、図1中下側のガス管路33の低温端は仕切り材23よりも、所定距離だけ高温側に離隔していることが好ましい。また、ガス管路33の図1中上側の高温端は整流器21を貫通してもよい。なお、図1中では図示しないが、ガス管路33は高温側領域24における軸方向の位置を維持するために、支持部材を備えてもよい。例えば、ガス管路33の低温端に十字形状の支持部材を設けることができる。
次に、実施の形態1に係る蓄冷器式冷凍機1の動作を説明する。冷媒ガス供給工程のある時点においては、第1ディスプレーサ2および第2ディスプレーサ3は、第1シリンダ7および第2シリンダ8の下死点に位置する。それと同時、またはわずかにずれたタイミングでサプライバルブ15を開とすると、サプライバルブ15を介して高圧のヘリウムガスが給排共通配管から第1シリンダ7内に供給され、第1ディスプレーサ2の上部に位置する第1開口13から第1ディスプレーサ2の内部の第1蓄冷器9に流入する。第1蓄冷器9に流入した高圧のヘリウムガスは、第1蓄冷材により冷却されながら第1ディスプレーサ2の下部に位置する第2開口19および第1クリアランスC1を介して、第1膨張空間18に供給される。
第1膨張空間18に供給された高圧のヘリウムガスは、コネクタ5周りの連通路を介して、第2ディスプレーサ3の内部の第2蓄冷器34に流入する。第2蓄冷器34に流入した高圧のヘリウムガスは、第2蓄冷材により冷却されながら第2ディスプレーサ3の下部に位置する第3開口27および第2クリアランスを介して、第2膨張空間26に供給される。
このようにして、第1膨張空間18および第2膨張空間26は、高圧のヘリウムガスで満たされ、サプライバルブ15は閉とされる。このとき、第1ディスプレーサ2および第2ディスプレーサ3は、第1シリンダ7および第2シリンダ8内の上死点に位置する。それと同時、またはわずかにずれたタイミングでリターンバルブ16を開とすると、第1膨張空間18、第2膨張空間26内の冷媒ガスは減圧され膨張する。膨張により低温になった第1膨張空間18のヘリウムガスは第1クリアランスC1を介して第1冷却ステージ20の熱を吸収し、第2膨張空間26のヘリウムガスは第2クリアランスC2を介して第2冷却ステージ28の熱を吸収する。
第1ディスプレーサ2および第2ディスプレーサ3は下死点に向けて移動し、第1膨張空間18および第2膨張空間26の容積は減少する。第2膨張空間26内のヘリウムガスは、第2クリアランスC2、第3開口27、第2蓄冷器34、および連通路を介して第1膨張空間18に戻される。さらに、第1膨張空間18内のヘリウムガスは、第2開口19、第1蓄冷器9、および第1開口13を介して、圧縮機14の吸入側に戻される。その際、第1蓄冷材および第2蓄冷材は、冷媒ガスにより冷却される。この工程を1サイクルとし、蓄冷器式冷凍機1はこの冷却サイクルを繰り返すことで、第1冷却ステージ20および第2冷却ステージ28を冷却する。
以上のように、蓄冷器式冷凍機1における冷却サイクルは、冷媒ガスであるヘリウムガスが第2蓄冷器へ流入と流出を繰り返す動作を含む。以下、第2蓄冷器に存在するヘリウムガスの温度プロファイル、および質量変化について説明する。
図2は、2.2MPaのヘリウムガスと0.8MPaのヘリウムガスとの、それぞれの密度の温度変化、および両者の密度差の温度変化を示す図である。図2に示すように、2.2MPaのヘリウムガスと0.8MPaのヘリウムガスとの密度差は、温度がおよそ8Kのとき最大となる。ヘリウムガスの温度が8Kよりも低い場合は、2.2MPaのヘリウムガスと0.8MPaのヘリウムガスとの密度差は温度に対して単調増加し、ヘリウムガスの温度が8Kよりも高い場合は、密度差は温度に対して単調減少する。
ここで、第2蓄冷器34に存在するヘリウムガスの質量をMとする。また、第2蓄冷器34の高温端、すなわち上端の整流器21に流入するヘリウムガスの単位時間あたりの質量をminとし、下端の整流器22から流出するヘリウムガスの単位時間あたりの質量をmoutとする。もし、第2蓄冷器34にヘリウムガスが流入すれば、第2蓄冷器34に存在するヘリウムガスの質量Mは増加する。一方、第2蓄冷器34からヘリウムガスが流出すれば、第2蓄冷器34に存在するヘリウムガスの質量Mは減少する。したがって、第2蓄冷器34に存在するヘリウムガスの質量Mの単位時間あたりの変化量dM/dtは、流入質量minと流出質量moutとの差分で表せる。以上より、以下の関係式(1)を得る。
in−mout=dM/dt (1)
ここで、dM/dtは、第2蓄冷器34に存在するヘリウムガスの質量Mの時間tによる微分を表す。
上述したように、第2蓄冷器34は第2ディスプレーサ3の内部であり、第2ディスプレーサ3は、例えば鉛、ビスマスなどの球状の第2蓄冷材をフェルトおよび金網により軸方向に挟持することにより構成される。したがって、第2蓄冷器34の容積は一定と見なすことができるので、その値をVとする。また、第2蓄冷器34中のヘリウムガスの平均密度をρとすると、第2蓄冷器34に存在する冷媒ガスの質量Mは、以下の式(2)で表せる。
M=Vρ (2)
式(1)に式(2)を代入すると、以下の式(3)を得る。
in−mout=Vdρ/dt (3)
ここで、dρ/dtは、ヘリウムガスの密度ρの時間微分を表す。
式(3)において、第2蓄冷器34に流入したヘリウムガスの密度が時間によって変化しないと仮定すると、min−mout=0となり、第2蓄冷器34に存在するヘリウムガスの質量Mは変化しないことになる。すなわち、ヘリウムガスは第2蓄冷器34に流入した分だけ、第2蓄冷器34から流出することを意味する。実際の冷却サイクルにおいては、サプライバルブ15が開にされると、サプライバルブ15を介して高圧のヘリウムガスが供給される。この結果、第2蓄冷器34にも高圧のヘリウムガスが流入し、第2蓄冷器34に充填されている低圧のヘリウムガスは昇圧され、高圧のヘリウムガスとなる。
図2に示すように、高圧のヘリウムガスと低圧のヘリウムガスとは、その密度に差がある。したがって、第2蓄冷器34に高圧のヘリウムガスが流入し、その中の低圧のヘリウムガスが昇圧されて高圧のヘリウムガスとなると、式(3)における右辺は正の値となる。より具体的には、式(3)における右辺は、図2において実線で示す密度差となる。以上より、以下の不等式(4)を得る。
in−mout=Vdρ/dt>0 (4)
上述したとおり、第2蓄冷器34に流入した高圧のヘリウムガスは、第2蓄冷材により冷却されながら第2ディスプレーサ3の下部に位置する第3開口27および第2クリアランスを介して、第2膨張空間26に供給される。しかしながら、上記不等式(4)は、第2蓄冷器から第2膨張空間26に流出するヘリウムガスの質量は、第2蓄冷器に流入するヘリウムガスの質量よりも小さいことを示している。これは、第2蓄冷器34がいわばヘリウムガスのバッファのような作用を示すことになる。結果として、第2膨張空間26の圧力低下が抑制され、圧力差も小さくなる。
また、リターンバルブ16が開とされると、第2蓄冷器34内の高圧のヘリウムガスは低圧のヘリウムガスとなる。このとき、式(3)における右辺は図2において直線で示す密度差を絶対値とする負の値となる。したがって、以下の不等式(5)を得る。
in−mout=Vdρ/dt<0 (5)
これは、第2膨張空間26から第2蓄冷器34に流入するヘリウムガスの質量よりも、第2蓄冷器34から流出するヘリウムガスの質量の方が大きいことを示している。
図3は、実施の形態1に係る第2蓄冷器の温度プロファイルの一例を示す図であり、第2蓄冷器の高温端から低温端に至るまでの距離を1とした場合における第2蓄冷器34の温度プロファイルを示すグラフである。図3において、実線で示すグラフは、従来技術における第2蓄冷器34の温度分布、すなわち、ガス管路33を備えていない第2蓄冷器の温度分布を示す。
図3の実線に示すように、従来技術における2段式冷凍機の第2蓄冷器34では、高温端から低温端に向けての温度プロファイルは、高温端からの距離に反比例するような形となり、双曲線のような形のプロファイルとなる。図3において、温度勾配が最も大きくなるのは、正規化距離がおよそ0.2となる場所であり、これは高温側領域24に存在する。正規化距離が0.2付近のとき、温度は8K程度となり、これは図2における密度差が最大となる温度と一致する。これはすなわち、従来技術における第2蓄冷器において、ヘリウムガスの温度が8Kとなる領域のヘリウムガスを暖めることで、第2蓄冷器の温度プロファイルを直線に近づけることができれば、ヘリウムガスの密度差の増加を抑制し、ひいては冷凍機全体の冷凍能力を向上することができる。
そこで実施の形態1に係る第2蓄冷器34は、第1蓄冷器9から第1膨張空間18に排出された冷媒ガスを、第2蓄冷器34の途中に導くガス管路33を備える。ガス管路33の低温側の出口は、第2蓄冷器34の長さを1としたとき、第2蓄冷器34の高温端側から0.2〜0.3の位置に存在する。これにより、ガス管路33が存在しない場合にヘリウムガスの温度がおよそ8Kとなる領域に、第1膨張空間18におけるヘリウムガス(およそ50Kのヘリウムガス)が供給されるため、第2蓄冷器の温度プロファイルを直線に近づけることができる。なお、以下本明細書において、第2蓄冷器の温度プロファイルを直線に近づけることを、「温度プロファイルを改善する」のように記載することがある。
図3において、一点鎖線は、実施の形態1に係るガス管路33を備える第2蓄冷器34の温度プロファイルを示す図である。図3に示すように、ガス管路33を用いて第2蓄冷器34の途中にヘリウムガスをバイパスすることにより、第2蓄冷器34の、特に高温側領域24の温度プロファイルを改善することができる。この高温側領域24内部の温度プロファイルの上昇によりこの領域に溜まるヘリウムガスの量が少なくなり、冷凍機システム全体の圧力差が大きくなるため、冷凍性能を高くすることができる。
ガス管路33の第2蓄冷器側の端部が位置する軸方向の領域は、冷媒のヘリウムガスの比熱が非磁性材の第2蓄冷材の比熱を上回る領域であって、冷凍機の運転中においては例えば8〜20Kの温度範囲(より好ましくは8〜10数K)に収まる領域である。また、この温度領域で比熱が高い蓄冷材として非磁性材である鉛やビスマスが挙げられる。
図4は、実施の形態1に係るガス管路33の別の例を示す図である。図4(a)は、複数のガス管路33を備える第2蓄冷器34を示している。上述したとおり、第2蓄冷材は複数の球状の金属を含むので、ガス管路33の内径は、球状の金属の直径よりも小さく、より具体的には0.3mm以下であることが好ましい。これにより、ガス管路33に蓄冷材が詰まることを抑制できる。また、複数のガス管路33を設けることにより、第2蓄冷器の途中に導くヘリウムガスの量を増加することもできる。
また、各ガス管路33の第2蓄冷器側の端部に開口が蓄冷材の直径よりも小さい網を設けてもよい。これにより、ガス管路33に蓄冷材が詰まることをより効果的に抑制できる。
図4(b)は、管路の途中に複数のガス抜き穴を備えるガス管路33を示す図である。管路の途中に複数のガス抜き穴があるため、図4(b)に示すガス管路33を流れるヘリウムガスは、第2蓄冷器34の比較的高温端側においても第2蓄冷器34中に流入する。ガス管路33の端部でのみヘリウムガスが抜ける場合と比較して、第2蓄冷器34内のヘリウムガスとガス管路33によってバイパスされたヘリウムガスとの温度差が小さくなる。これにより、温度の異なるヘリウムガスが混合する際に生じるエントロピー損失を低減することが可能となる。
図4(c)は、ジグザグに曲がったガス管路33を示す図である。図4(c)に示す例は、図4(b)に示す例と同様に、管路の途中に複数のガス抜き穴を備える。管路がZ字状に何度も折れ曲がっていることと相まって、図4(b)に示す例と比較して、第2蓄冷器34内のより広範囲にヘリウムガスをバイパスすることが可能となる。これにより、より効果的に第2蓄冷器34の温度プロファイルを改善することができる。
なお、図4(b)および図4(c)は、ガス管路33が一つの場合を示しているが、図4(a)に示すように、ガス管路33は複数あってもよい。
図4(d)は、ガス管路33が第2ディスプレーサ3の壁内に設けられている場合を示す図である。上記の例と比較して、ガス管路33が第2蓄冷器34内に存在しないため、蓄冷材を減らさずに第1蓄冷器9から排出されるヘリウムガスを、第2蓄冷器34の途中に導くことができる点で有利である。
(実施の形態2)
上述した実施の形態1においては、ディスプレーサ式の冷凍機に本発明を適用する形態を示したが、本発明はパルスチューブ型の冷凍機にも適用することができる。以下実施の形態2として、本発明をパルスチューブ型の冷凍機にも適用する場合について述べる。
図5は、実施の形態2に係るパルスチューブ型の蓄冷器式冷凍機101を模式的に示す図である。実施の形態2に係るパルスチューブ型の蓄冷器式冷凍機101は、図5に示すように、第1蓄冷器102と、第2蓄冷器103と、第1パルス管104と、第2パルス管105と、を備える。第1蓄冷器102と第1パルス管104と第2パルス管105のそれぞれの高温端は、圧縮機107の吐出側から三分岐する分岐管108および吸込側から三分岐する分岐管109と、それぞれの高温端に対応する第1給排共通配管110、第2給排共通配管111、および第3給排共通配管112を介して接続されている。
分岐管108の第1給排共通配管110への第1接続点P1の手前には、蓄冷器サプライバルブV1が配置される。分岐管108の第2給排共通配管111への第2接続点P2の手前には第1サプライバルブV3が配置される。さらに、分岐管108の第3給排共通配管112への第3接続点P3の手前には第2サプライバルブV5が配置される。
分岐管109の第1給排共通配管110への第1接続点P1の手前には蓄冷器リターンバルブV2が配置される。分岐管109の第2給排共通配管111への第2接続点P2の手前には第1リターンバルブV4が配置される。分岐管109の第3給排共通配管112への第3接続点P3の手前には第2リターンバルブV6が配置される。
第2給排共通配管111の第1パルス管104の高温端と第2接続点P2との間には、流量制御バルブV7が配置される。また第3給排共通配管112の第2パルス管105の高温端と第3接続点P3との間には、流量制御バルブV8が配置される。これらの流量制御バルブはパルス管内に発生するガスピストンの位相調整機構として作用する。また、流量制御バルブに代えてオリフィスを用いることもできる。
第1パルス管104の高温端には第1整流熱交換器113が配置され、低温端には第2整流熱交換器114が配置される。第2パルス管105の高温端には第3整流熱交換器115が配置され、低温端には第4整流熱交換器116が配置される。
第1パルス管104の低温端と第1蓄冷器102の低温端とは冷却ステージ117により熱的に連結される。冷却ステージ117の内部に位置する第1低温端連結管118により、第1パルス管104の低温端と第1蓄冷器102の低温端は冷媒ガスが通流可能に接続される。第2パルス管105の低温端と第2蓄冷器103の低温端は第2低温端連結管119により冷媒ガスが通流可能に接続される。
さらに実施の形態2に係る蓄冷器式冷凍機101は、第2蓄冷器103内部は上述した実施の形態1に係る第2蓄冷器と同様に、上段に非磁性材を含む高温側領域124、下段に磁性材の蓄冷材を有する低温側領域125とを含む。高温側領域124と低温側領域125とを合わせて、第2蓄冷器103を構成する。
このように構成されたバルブパルスチューブ型の蓄冷器式冷凍機101では、高圧の冷媒ガスの供給過程において、第1サプライバルブV3、第2サプライバルブV5が開かれると、冷媒ガスは、分岐管108および第2給排共通配管111または第3給排共通配管112を介して、第1パルス管104および第2パルス管105の低温端に流入する。
また、蓄冷器サプライバルブV1が開かれると、冷媒ガスは、圧縮機107から分岐管108および第1給排共通配管110を通り、第1蓄冷器102から第1パルス管104の低温端に流入するとともに、第2蓄冷器103を通って第2パルス管105の高温端に流入する。
一方、低圧の冷媒ガスの回収過程では、第1リターンバルブV4または第2リターンバルブV6が開かれると、第1パルス管104または第2パルス管105内の冷媒ガスは、それぞれの高温端から、第2給排共通配管111または第3給排共通配管112および分岐管109を通り、圧縮機107に回収される。また、蓄冷器リターンバルブV2が開かれると、第1パルス管104内の冷媒ガスは、低温端から第1蓄冷器102、第1給排共通配管110、分岐管109を介して、圧縮機107に回収される。同様に、第2パルス管105内の冷媒ガスは第2蓄冷器103、第1蓄冷器102、第1給排共通配管110、分岐管109を介して圧縮機107に回収される。
実施の形態2に係るパルスチューブ型の蓄冷器式冷凍機101では、圧縮機107により圧縮された作動流体であるヘリウムガス等の冷媒ガスが第1蓄冷器102、第2蓄冷器103および第1パルス管104、第2パルス管105に流入する動作と、作動流体が第1パルス管104、第2パルス管105および第1蓄冷器102、第2蓄冷器103から流出され、圧縮機107に回収される動作を繰り返すことで、蓄冷器およびパルス管の低温端に寒冷が形成される。また、これらの低温端に、冷却対象を熱的に接触させることで、冷却対象から熱を奪うことができる。
実施の形態2に係るパルスチューブ型の蓄冷器式冷凍機101では、第1蓄冷器102の低温端と第1パルス管104の低温端との間で冷媒ガスを流通させる第1低温端連結管118の途中から分岐して、冷媒ガスを第2蓄冷器103の途中に導くガス管路133を備える。これにより、ガス管路133は、第1蓄冷器102から排出されて第1低温端連結管118を流れる冷媒ガスの一部を、第2蓄冷器103の途中に導くことができる。
ガス管路133の第2蓄冷器103との連結部は、第2蓄冷器103において非磁性材を含む高温側領域124である。第2蓄冷器103において、この連結部が存在する軸方向の領域は、冷媒のヘリウムガスの比熱が非磁性材の蓄冷材の比熱を上回る領域であって、冷凍機の運転中においては例えば8〜20Kの温度範囲(より好ましくは8〜10数K)に収まる領域である。
実施の形態2に係る蓄冷器式冷凍機101によれば以下のような作用効果が得られる。すなわち実施の形態1で上述したように、上段の蓄冷器の高温端から低温端に向けての温度プロファイルの中間領域が高温側にシフトすることにより、この領域に溜まるヘリウムガスの量が少なくなり、冷凍機システム全体の圧力差が大きくなるため、冷凍性能を高くすることができる。
図6(a)−(b)は、実施の形態2に係る蓄冷器式冷凍機101が備えるガス管路133の別の例を示す図である。より具体的に、図6(a)は、複数の分岐路を備え、第2蓄冷器103の複数の箇所に冷媒ガスをバイパスするガス管路133を示す図である。また図6(b)は、ガス管路133と第2蓄冷器103との接続部をより詳細に示す図である。
図6(a)に示すように、複数の分岐路を備えるガス管路133を用いることで、第2蓄冷器103の比較的高温端側においても第2蓄冷器103中に流入する。ガス管路133の端部でのみヘリウムガスが抜ける場合と比較して、第2蓄冷器103内のヘリウムガスとガス管路133によってバイパスされたヘリウムガスとの温度差が小さくなる。これにより、温度の異なるヘリウムガスが混合する際に生じるエントロピー損失を低減することが可能となり、図4(a)に示したガス管路33と同様の効果を得ることができる。
上述したように、実施の形態2に係るガス管路133は、第1低温端連結管118を流れる冷媒ガスの一部を、第2蓄冷器103において非磁性材を含む高温側領域124に連結させる。ここで、高温側領域124が備える非磁性材は球状に形成されている。図6(b)にも示すように、高温側領域124においてガス管路133が連結する箇所には、非磁性材の直径よりも細かい編み目をもつ金網が備えられている。これにより、ガス管路133に非磁性材が詰まることを抑制できる。
以上本発明の好ましい実施例について詳細に説明したが、本発明は上述した実施例に制限されることなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形および置換を加えることができる。
例えば、上述した蓄冷器式冷凍機においては段数が二段である場合を示したが、この段数は三段以上に適宜選択することが可能である。また、実施の形態では、蓄冷器式冷凍機がディスプレーサ式のGM冷凍機やパルスチューブ型である例について説明したが、これに限られない。例えば、本発明は、スターリング冷凍機、ソルベイ冷凍機などにも適用することができる。
1 蓄冷器式冷凍機、 C1 第1クリアランス、 P1 第1接続点、 V1 蓄冷器サプライバルブ、 2 第1ディスプレーサ、 C2 第2クリアランス、 P2 第2接続点、 V2 蓄冷器リターンバルブ、 3 第2ディスプレーサ、 P3 第3接続点、 V3 第1サプライバルブ、 4 ピン、 V4 第1リターンバルブ、 5 コネクタ、 V5 第2サプライバルブ、 6 ピン、 V6 第2リターンバルブ、 7 第1シリンダ、 V7 流量制御バルブ、 8 第2シリンダ、 V8 流量制御バルブ、 9 第1蓄冷器、 10,11 整流器、 12 室温室、 13 第1開口、 14 圧縮機、 15 サプライバルブ、 16 リターンバルブ、 17 シール、 18 第1膨張空間、 19 第2開口、 20 第1冷却ステージ、 21,22 整流器、 23 仕切り材、 24 高温側領域、 25 低温側領域、 26 第2膨張空間、 27 第3開口、 28 第2冷却ステージ、 29,30 熱交換部、 31,32 圧入ピン、 33 ガス管路、 34 第2蓄冷器、 101 蓄冷器式冷凍機、 102 第1蓄冷器、 103 第2蓄冷器、 104 第1パルス管、 105 第2パルス管、 107 圧縮機、 108,109 分岐管、 110 第1給排共通配管、 111 第2給排共通配管、 112 第3給排共通配管、 113 第1整流熱交換器、 114 第2整流熱交換器、 115 第3整流熱交換器、 116 第4整流熱交換器、 117 冷却ステージ、 118 第1低温端連結管、 119 第2低温端連結管、 124 高温側領域、 125 低温側領域、 133 ガス管路。

Claims (7)

  1. 第1シリンダと、
    第2シリンダと、
    第1蓄冷材を備え、前記第1シリンダに収容された第1蓄冷器と、
    球状蓄冷材である第2蓄冷材を備え、前記第2シリンダに収容され、前記第1蓄冷器の低温端と接続する第2蓄冷器と、
    前記第1蓄冷器から排出される冷媒ガスを、前記第2蓄冷器において前記球状蓄冷材の領域の途中に導くガス管路と、
    を備えることを特徴とする蓄冷器式冷凍機。
  2. 前記第2蓄冷器は、非磁性材からなる蓄冷材を含む高温側領域と、磁性材からなる蓄冷材を含む低温側領域とを有し、
    前記ガス管路の第2蓄冷器側の端部は、高温側領域に位置することを特徴とする請求項1に記載の蓄冷器式冷凍機。
  3. 前記ガス管路は、管路の途中に複数のガス抜き穴を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の蓄冷器式冷凍機。
  4. 前記第2蓄冷材は複数の球状の金属を含み、
    前記ガス管路の内径は、前記球状の金属の直径よりも小さいことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の蓄冷器式冷凍機。
  5. 前記ガス管路は、第2蓄冷器側の端部に網が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の蓄冷器式冷凍機。
  6. 前記第1シリンダは、前記第1蓄冷材を収容するディスプレーサをさらに備え、
    前記ディスプレーサは、前記第1シリンダ長手方向に往復移動自在に収容されるとともに、前記第1シリンダの低温端との間に冷媒ガスの膨張空間を形成し、
    前記ガス管路は、前記膨張空間内の冷媒ガスを前記第2蓄冷器の途中に導くことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の蓄冷器式冷凍機。
  7. 冷媒ガスを圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機に接続される高温端と、低温端とを備える第1パルス管と、
    前記第1パルス管の低温端と、前記第1シリンダの低温端とを接続する低温端連結管とをさらに備え、
    前記ガス管路は、前記第1蓄冷器から排出されて前記低温端連結管を流れる冷媒ガスの一部を、前記第2蓄冷器の途中に導くことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の蓄冷器式冷凍機。
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