JP6108312B2 - 回転折れ戸 - Google Patents

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Description

この発明は、第1扉と第2扉とが閉成時に扉枠を含む鉛直面内に隣接配置されると共に、縦連結枠部材とヒンジ手段で連結されて折り畳み可能に構成される回転折れ戸に関するものである。
従来、回転折れ戸には、扉面の裏表の双方向へ折りたためる構成のものが存在する。
例えば、特許文献1に示すような回転折れ戸は、第1扉と第2扉をヒンジ手段により連結すると共に、このヒンジ手段は、互いに噛み合う一対の歯車と、前記歯車とともに同軸で回動する一対のアーム材を有してなり、第1扉と第2扉は、上下端部において各アーム材に固定されて縦連結枠部材の外周面と各縦枠材の幅方向の両端の突出部との間に所定間隔の隙間を有して回動可能に構成され、前記各縦枠材の各突出部に前記隙間を塞ぐためのスペーサが長さ方向に沿って装着されて、前記各スペーサが前記各歯車の軸を中心に前記縦連結枠部材の外周面に沿って回動するように構成されている。(特許文献1)。
特許第4412677号公報
しかし、従来の特許文献1の場合では、ヒンジ内部カムと軸の遊びが存在するために、第1扉と第2扉の閉成時に所定の位置へ安定して戻らない場合が存在した。また、扉の閉成状態を保持するためにローラ錠等を使用する場合、閉成状態までしっかりと閉まらないと云う欠点が存在した。更に、扉にレバーハンドルを使用した場合には、扉を双方向に開くには不便である上に車椅子の利用者や高齢者の使用には適していなかった。
この発明は、上記したような不都合を解消する為になされたもので、第1扉と第2扉とを連結する縦連結枠部材の上下端部に設けられたヒンジ手段は、互いに噛み合う一対の歯車と、この歯車とともに同軸で一体回動する一対のアーム材を有すると共に、このヒンジ手段には連動するラッチ機構が併設され、第1扉と第2扉とが180度及び平行状態になった場合に係合保持されるよう構成されたので、確実に閉成位置に固定できると共に、全開時にも固定することができ、車椅子の利用者や高齢者の使用に適した回転折れ戸を提供するものである。
この発明は、以下のような内容である。
(1)上記目的を達成するため、本発明は、第1扉と第2扉は閉成時に扉枠を含む鉛直面内に隣接配置されると共に、前記第1扉と第2扉は、両者を連結する縦連結枠部材の上下端部に設けられたヒンジ手段により折り畳み可能に構成される回転折れ戸であって、前記ヒンジ手段は、互いに噛み合う一対の歯車と、前記歯車とともに同軸で一体回動する一対のアーム材を有してなり、前記第1扉と第2扉は、上下端部において前記各アーム材に固定されて前記縦連結枠部材の外周面と所定間隔を有して回動可能に構成されると共に、前記ヒンジ手段は連動するラッチ機構が併設され、前記第1扉と第2扉とが180度及び平行状態になった場合に係合保持されるように構成されると共に、前記ラッチ機構は、前記ヒンジ手段の歯車とともに同軸で一体回動する一対のラッチ軸と、該ラッチ軸と共に回動する一対のラッチ円盤と、該ラッチ円盤から突出退避可能に配設されたラッチ爪の係合する係合部を有するラッチハウジングとを備えたことを特徴とする。
(2)前記ラッチ機構は、前記それぞれのラッチ円盤に配設されたラッチ爪が対向する位置及び対向する位置から時計方向、或いは反時計方向に90度回転した位置にそれぞれ係合部を備えたことを特徴とする。
(3)前記係合部は、前記ラッチハウジングに設けられたことを特徴とする。
(4)第1扉と第2扉は閉成時に扉枠を含む鉛直面内に隣接配置されると共に、前記第1扉と第2扉は、両者を連結する縦連結枠部材の上下端部に設けられたヒンジ手段により折り畳み可能に構成される回転折れ戸であって、前記ヒンジ手段は、互いに噛み合う一対の歯車と、前記歯車とともに同軸で一体回動する一対のアーム材を有してなり、前記第1扉と第2扉は、上下端部において前記各アーム材に固定されて前記縦連結枠部材の外周面と所定間隔を有して回動可能に構成されると共に、前記ヒンジ手段は連動するラッチ機構が併設され、前記第1扉と第2扉とが180度及び平行状態になった場合に係合保持されるように構成されると共に、前記ラッチ機構は、前記ヒンジ手段の歯車とともに同軸で一体回動する一対のラッチ軸と、該ラッチ軸と共に回動する一対のラッチ円盤と、該ラッチ円盤の所定の位置に配設された磁石と、前記ラッチ円盤に配設された磁石と吸着しラッチ円盤を保持する逆極性の磁石を備えたラッチハウジングを備えたことを特徴とする。
(5)前記第2扉は、前記扉枠に回転可能に軸支されると共に、ドアクローザを設置したことを特徴とする。
この発明によれば、第1扉と第2扉は閉成時に扉枠を含む鉛直面内に隣接配置されると共に、前記第1扉と第2扉は、両者を連結する縦連結枠部材の上下端部に設けられたヒンジ手段により折り畳み可能に構成される回転折れ戸であって、前記ヒンジ手段は、互いに噛み合う一対の歯車と、前記歯車とともに同軸で一体回動する一対のアーム材を有してなり、前記第1扉と第2扉は、上下端部において前記各アーム材に固定されて前記縦連結枠部材の外周面と所定間隔を有して回動可能に構成されると共に、前記ヒンジ手段は連動するラッチ機構が併設され、前記第1扉と第2扉とが180度及び平行状態になった場合に係合保持されるので、折れ戸を閉じる際に減速させつつ確実に閉成位置に固定できると共に、全開時にも固定できる。つまり、ヒンジ手段と連動するラッチ機構により、精度よく所定の位置に第1扉と第2扉とを復帰させ、保持することができる。
また、前記ラッチ機構は、前記ヒンジ手段の歯車とともに同軸で一体回動する一対のラッチ軸と、該ラッチ軸と共に回動する一対のラッチ円盤と、該ラッチ円盤から突出退避可能に配設されたラッチ爪の係合する係合部を有するラッチハウジングと備えたので、ラッチ機構を第1扉と第2扉とを連結する縦連結枠部材に内蔵することができる。
また、前記ラッチ機構は、前記それぞれのラッチ円盤に配設されたラッチ爪が対向する位置及び対向する位置から時計方向、或いは反時計方向に90度回転した位置にそれぞれ係合部を備えので、第1扉と第2扉とを閉じた状態、全開した状態においてそれぞれ保持固定することができる。また、扉を何れの方向に開いても全開した状態においてそれぞれ保持固定することができる。
また、前記係合部は、前記ラッチハウジングに設けられたので、ラッチ機構をコンパクトに構成することができる。
前記ラッチ機構は、前記ヒンジ手段の歯車とともに同軸で一体回動する一対のラッチ軸と、該ラッチ軸と共に回動する一対のラッチ円盤と、該ラッチ円盤の所定の位置に配設された磁石と、前記ラッチ円盤に配設された磁石と吸着しラッチ円盤を保持する逆極性の磁石を備えたラッチハウジングを備えたので、折れ戸を確実に閉成状態で保持固定できると共に、全開状態でも保持固定できる。
前記第2扉は、前記扉枠に回転可能に軸支されると共に、ドアクローザにより自閉式折れ戸とできると共に、第2扉の閉成速度調整できるので、折れ戸を閉じる際に減速させつつ確実に閉成位置に固定できると共に、全開時にも固定できる。
図1は、本発明の一実施形態を示す回転折れ戸の正面図である。 図2は、同回転折れ戸のヒンジ部を示す説明図である。 図3は、同回転折れ戸のヒンジ部を示す説明図である。 図4は、同回転折れ戸の吊車を示す説明図である。 図5は、同回転折れ戸の吊車を示す縦断面図である。 図6は、同回転折れ戸に使用されるヒンジ手段を示す平面図である。 図7は、同ヒンジ手段を示す要部縦断面図である。 図8は、同ヒンジ手段を示す断面斜視図である。 図9は、同ヒンジ手段を示す底面からの斜視図である。 図10は、同ヒンジ手段を示す分解斜視図である。 図11は、同ヒンジ手段を示す全体斜視図である。 図12は、同ヒンジ手段を示す要部分解断面図である。 図13は、同回転折れ戸の閉成状態を示す平面図である。 図14は、同回転折れ戸の開く途中を示す平面図である。 図15は、同回転折れ戸の開成状態を示す平面図である。 図16は、同回転折れ戸の閉成状態を示す平面図である。 図17は、同回転折れ戸の逆方向へ開く途中を示す平面図である。 図18は、同回転折れ戸の逆方向への開成状態を示す平面図である。 図19は、同回転折れ戸に使用されるラッチ機構を示す説明図である。 図20は、同ラッチ機構が15度開いた状態を示す説明図である。 図21は、同ラッチ機構が90度開いた状態を示す説明図である。 図22は、別の実施例に係るラッチ機構の動作説明図である。 図23は、別の実施例に係るラッチ機構の動作説明図である。 図24は、別の実施例に係るラッチ機構の動作説明図である。
本発明の回転折れ戸は、第1扉と第2扉は閉成時に扉枠を含む鉛直面内に隣接配置されると共に、前記第1扉と第2扉は、両者を連結する縦連結枠部材の上下端部に設けられたヒンジ手段により折り畳み可能に構成されたものであって、前記ヒンジ手段は、互いに噛み合う一対の歯車と、前記歯車とともに同軸で一体回動する一対のアーム材を有してなり、前記第1扉と第2扉は、上下端部において前記各アーム材に固定されて前記縦連結枠部材の外周面と所定間隔を有して回動可能に構成されると共に、前記ヒンジ手段は連動するラッチ機構が併設され、前記第1扉と第2扉とが180度及び平行状態になった場合に係合保持されるので、折れ戸を閉じる際に減速させつつ確実に閉成位置に固定できると共に、全開時にも固定できる。
以下、一実施の形態を示す図面に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態を示す回転折れ戸の正面図、図2は本発明の回転折れ戸のヒンジ部を示す説明図、図3は本発明の回転折れ戸のヒンジ部を示す説明図、図4は本発明の回転折れ戸の吊車を示す説明図、図5は本発明の回転折れ戸の吊車を示す縦断面図である。ここで回転折れ戸10は、第1扉11と第2扉12は閉成時に扉枠13を含む鉛直面内に隣接配置されると共に、第1扉11と第2扉12は、両者を連結する縦連結枠部材14の上下端部に設けられたヒンジ手段15により折り畳み可能に構成されるものであって、前記ヒンジ手段15は、互いに噛み合う一対の歯車16と、歯車16とともに同軸で一体回動する一対のアーム材17を有してなり、第1扉11と第2扉12は、上下端部において各アーム材17に固定されて縦連結枠部材14の外周面14aと所定間隔を有して回動可能に構成されると共に、ヒンジ手段15は連動するラッチ機構18が併設され、第1扉11と第2扉12とを180度及び平行状態になった場合に係合保持することができる。
また、回転折れ戸10は、第1扉11と第2扉12との間に介在した縦連結枠部材14を押すか又は引く操作、若しくは第1扉11の自由端を回動する操作により、前記ヒンジ手段15により軸支されているので重なる方向に回動し、第1扉11の上端に設けた吊車21が扉枠13の上枠体20に設けてある吊りレール部材22に沿って走行しながら相互に重合するように折り畳まれて、第1扉11が第2扉12側に引き寄せられることにより、扉枠13が開放するようになっている。更に、扉枠13は左右の縦枠材19、19と、これら左右の縦枠材19、19の上端に両端が固着されて一体化された上枠体20とからなる門型である。
また、図2、3に示すように第2扉12は、上端部を上枠体20に回動可能に軸支されると共に、下端部をL字金具26を介して縦枠材19に回動可能に軸支されるている。更に、第2扉12には、ドアクローザ27が設けられており、自閉式折れ戸とできると共に、第2扉12の閉成速度を調整することができる。
図4、5に示すように第1扉11は、上枠体20に設けてある吊りレール部材22内を走行する吊車21により前記扉枠13の上枠体20に移動可能に吊下されている。更に、第1扉11の先端部とこれに対応する縦枠材19の位置に固定マグネット24、25を設けてもよい。また、図1に示すように第1扉11には、開閉操作のための取手36及びサムターン錠37が取付けられている。
吊車21は、回転可能に取り付けられた4つの車輪21aが、吊りレール部材22上を走行可能に構成されている。その走行範囲は、回転折れ戸10が閉鎖状態にあるときの位置から、完全に開放されたときの上枠体20の右端近傍の位置までである。
このように構成することで、回転折れ戸10が強風や強い力で閉じても、静かにゆっくりと閉じることができる。また、固定マグネット24、25によって回転折れ戸10の閉成時に扉を扉枠13の中心に戻すことができる。
図6は、回転折れ戸に使用されるヒンジ手段を示す平面図、図7はヒンジ手段を示す要部縦断面図、図8はヒンジ手段を示す断面斜視図、図9はヒンジ手段を示す底面からの斜視図、図10はヒンジ手段を示す分解斜視図である。ここで、ヒンジ手段15は、互いに噛み合う一対の歯数等しい歯車16、16と、この歯車16に円環部17aが固定され、歯車とともに同軸で一体回動する一対のアーム材17、17を有してなり、歯車16は平面視で亜鈴型のハウジング28内に回動可能に収納されている。アーム材17の他端17bは、延設されて扉体に固定するためのビス孔17cを有している。
ラッチ機構18は、前記ヒンジ手段15の歯車16とともに同軸で一体回動する一対のラッチ軸29と、このラッチ軸29と共に回動する一対のラッチ円盤30と、このラッチ円盤30から突出退避可能に配設されたラッチ爪31の係合する係合部32を有するラッチハウジング33と備えている。ラッチ軸29は、図10、12に示すように頂部に円盤状で中央に六角穴を有する頭部29aを、それから垂下した軸部に断面六角形の六角軸部29bを、それに続く軸部に断面四角形の四角軸部29cを、その下に螺子の形成された螺子部29dを有している。そして、ラッチ軸29の六角軸部29bは、歯車16の中央に形成された六角穴に嵌合し、四角軸部29cは、ラッチ円盤30の中央に形成された四角穴に嵌合する。
また、ラッチ機構18は、それぞれのラッチ円盤30に配設されたラッチ爪31が対向する位置及び対向する位置から時計方向、或いは反時計方向に90度回転した位置にそれぞれ係合部32を備えている。具体的には、図19等に示すように平面視で円を重ねたような亜鈴形のラッチハウジング33のラッチ円盤30が回転する空間34のを隔てる中央壁部、この中央壁部から時計方向、及び反時計方向にそれぞれ90度回転した位置に係合部32を配設する。また、係合部32の両側には、傾斜部32aが設けられており、傾斜部32aの頂部に係合部32が配設されている。更に、ラッチ爪31は、先端が尖っており、バネ35によりラッチ円盤30の一部に形成された収納孔から突出する方向に付勢されている。
ラッチハウジング33は、上面中央にラッチ軸29の通過する孔38を有すると共に、ワッシャ39を介してラッチ円盤30がラッチ軸29に嵌合され、その下からワッシャ、及び連結金具45を介してラッチ軸29に螺合される螺子46によって、ラッチ軸29とラッチ円盤30が回転可能に収納される。また、ラッチハウジング33の外周形状は、亜鈴形をしており、縦連結枠部材14の外筒47に挿着することができる(図10、11参照)。
他の実施例として、ラッチ機構40は、図22〜21に示すように、ヒンジ手段15の歯車16とともに同軸で一体回動する一対のラッチ軸29と、このラッチ軸29と共に回動する一対のラッチ円盤41と、ラッチ円盤41の所定の位置に配設された磁石42a、42b、42cと、ラッチ円盤41に配設された磁石42a、42b、42cと吸着しラッチ円盤41を保持する逆極性の磁石43を備えたラッチハウジング44を備えて構成してもよい。また、ラッチ円盤41に設けた磁石は、円盤の中心角に対してそれぞれ90度づつの角度で配設されている。ラッチハウジング44に備えた磁石43は、左右で逆極性となるので、左側のラッチ円盤41’は、逆極性の磁石42a’、42b’、42c’を配設する。なお、磁石は、強力なネオジム磁石等を使用することができる。
次に、ヒンジ手段15及びラッチ機構18を組み立てて第1扉11及び第2扉12を縦連結枠部材14に回動可能に取り付ける手順について説明する。
アーム材17,17は、円環部17aが歯車16にビス等で固定されると共に連結金具28aを介して、歯車16部分がハウジング28内に収納される。また、一対の歯車16、16は、それぞれ中心に円筒状の突出部16aを有し、中心に六角形の孔が設けられている。そして、一対の歯車16、16は、各孔にラッチ軸29の六角軸部29bが挿入されて、ラッチ軸29及びアーム材17と一体的に回動する。
更に、ヒンジ手段15の下には、ラッチ機構18が取付けられる。ラッチ機構18は、ヒンジ手段15の歯車16とともに同軸で一体回動する一対のラッチ軸29と、このラッチ軸29と共に回動する一対のラッチ円盤30と、このラッチ円盤30から突出退避可能に配設されたラッチ爪31の係合する係合部32を有するラッチハウジング33とから構成されている。先ず、円環部17aの下にラッチハウジング33が配設され、孔38からラッチ軸29が挿通される。ラッチ軸29の四角軸部29cには、ワッシャ39を介してラッチ円盤30が嵌合される。したがって、ラッチ円盤30は、ラッチ軸29及び歯車16と一体的に回動する。また、下からワッシャ及び連結金具45を介してラッチ軸29に螺合される螺子46によって、ラッチ軸29にラッチ円盤30が固定される。このようにしてラッチ機構18の組み立てが完了する。
ヒンジ手段15及びラッチ機構18は、亜鈴形をした縦連結枠部材14の外筒47の上下に配置される。第1扉11及び第2扉12は、縦連結枠部材14に取り付けられたヒンジ手段15、15の各アーム材17、17に、上下端でビス等で固定される。
次に、図13〜図15及び図19〜図21により回転折れ戸10開閉動作を説明する。先ず、第1扉11及び第2扉12の閉成時には、扉枠13内に180度の位置に並んでいる。また、ラッチ機構18のラッチ爪31は、それぞれ対向する向きあり、中央の係合部32に係合している。取手36或いは第1扉11を押すと、ヒンジ手段15及びラッチ機構18により、第1扉11と第2扉12は折れ曲がり、ラッチ爪31が係合部32から解除される。また、第1扉11は吊車21により回動及び後退する(図14、図20参照)。
第1扉11と第2扉12を更に折り曲げ、第1扉11と第2扉12が平行状態になるまで開くと、図15、図21に示すように扉が全開し、ラッチ機構18のラッチ爪31は、閉成時と90度の位置にある係合部32と係合する。この際、ラッチ爪31は、係合部32の両側にある傾斜部を徐々に乗り上げて移動するので、扉の閉じる速度が減速されて、静かに閉じることができる。また、指詰め等を防止することができる。更に、ラッチ爪31と係合部32が係合した状態では、全開状態が保持固定される。
図16〜図18は、第1扉11及び第2扉12を逆方向に開いた場合を示すものである。このように開成した場合には、ラッチ機構18のラッチ爪31は、ラッチハウジング33の前回とは逆方向の90度の位置にある係合部32と係合して全開状態が保持固定される。
図22〜図24は、ラッチ機構40の動作説明である。第1扉11及び第2扉12の閉成時には、扉枠13内に180度の位置に並んでいる。また、ラッチ機構40の磁石42aは、それぞれ対向する向きあり、中央のラッチハウジング44に設けられた磁石43と係合している。したがって、閉成状態で保持される。
また、第1扉11を押すと、ヒンジ手段15及びラッチ機構40により、第1扉11と第2扉12は折れ曲がり、磁石42aが磁石43から解除される。
第1扉11と第2扉12を更に折り曲げ、第1扉11と第2扉12が平行状態になるまで開くと、扉が全開し、ラッチ機構40の磁石42bが磁石43と係合する。ラッチ円盤41に配設された磁石42a、42b、42cはそれぞれ90度の位置にある。したがって、第1扉11と第2扉12を逆方向に開いても、それぞれ、全開状態が保持固定される。
このように本発明の回転折れ戸は、ラッチ機構により確実に閉成位置に固定できると共に、全開時にも固定できる。
本発明の回転折れ戸は、車椅子や老人でも使用できるので、病院や養護施設、老人ホーム等に使用することができる。
10 回転折れ戸
11 第1扉
12 第2扉
13 扉枠
14 縦連結枠部材
14a 外周面
15 ヒンジ手段
16 歯車
17 アーム材
17a 円環部
17b 他端
17c ビス孔
18 ラッチ機構
19 縦枠材
20 上枠体
21 吊車
22 吊りレール部材
24 固定マグネット
25 固定マグネット
26 L字金具
27 ドアクローザ
28 ハウジング
28a 連結金具
29 ラッチ軸
29a 頭部
29b 六角軸部
29c 四角軸部
29d 螺子部
30 ラッチ円盤
31 ラッチ爪
32 係合部
33 ラッチハウジング
34 空間
35 バネ
36 取手
37 サムターン錠
38 孔
39 ワッシャ
40 ラッチ機構
41 ラッチ円盤
42a、b、c 磁石
43 磁石
44 ラッチハウジング
45 連結金具
46 螺子
47 外筒

Claims (5)

  1. 第1扉と第2扉は閉成時に扉枠を含む鉛直面内に隣接配置されると共に、前記第1扉と第2扉は、両者を連結する縦連結枠部材の上下端部に設けられたヒンジ手段により折り畳み可能に構成される回転折れ戸であって、
    前記ヒンジ手段は、互いに噛み合う一対の歯車と、前記歯車とともに同軸で一体回動する一対のアーム材を有してなり、前記第1扉と第2扉は、上下端部において前記各アーム材に固定されて前記縦連結枠部材の外周面と所定間隔を有して回動可能に構成されると共に、
    前記ヒンジ手段は連動するラッチ機構が併設され、前記第1扉と第2扉とが180度及び平行状態になった場合に係合保持されるように構成されると共に、
    前記ラッチ機構は、前記ヒンジ手段の歯車とともに同軸で一体回動する一対のラッチ軸と、該ラッチ軸と共に回動する一対のラッチ円盤と、該ラッチ円盤から突出退避可能に配設されたラッチ爪の係合する係合部を有するラッチハウジングとを備えたことを特徴とする回転折れ戸。
  2. 前記ラッチ機構は、前記それぞれのラッチ円盤に配設されたラッチ爪が対向する位置及び対向する位置から時計方向、或いは反時計方向に90度回転した位置にそれぞれ係合部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の回転折れ戸。
  3. 前記係合部は、前記ラッチハウジングに設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の回転折れ戸。
  4. 第1扉と第2扉は閉成時に扉枠を含む鉛直面内に隣接配置されると共に、前記第1扉と第2扉は、両者を連結する縦連結枠部材の上下端部に設けられたヒンジ手段により折り畳み可能に構成される回転折れ戸であって、
    前記ヒンジ手段は、互いに噛み合う一対の歯車と、前記歯車とともに同軸で一体回動する一対のアーム材を有してなり、前記第1扉と第2扉は、上下端部において前記各アーム材に固定されて前記縦連結枠部材の外周面と所定間隔を有して回動可能に構成されると共に、
    前記ヒンジ手段は連動するラッチ機構が併設され、前記第1扉と第2扉とが180度及び平行状態になった場合に係合保持されるように構成されると共に、
    前記ラッチ機構は、前記ヒンジ手段の歯車とともに同軸で一体回動する一対のラッチ軸と、該ラッチ軸と共に回動する一対のラッチ円盤と、該ラッチ円盤の所定の位置に配設された磁石と、前記ラッチ円盤に配設された磁石と吸着しラッチ円盤を保持する逆極性の磁石を備えたラッチハウジングを備えたことを特徴とする回転折れ戸。
  5. 前記第2扉は、前記扉枠に回転可能に軸支されると共に、ドアクローザを設置したことを特徴とする請求項1〜4の何れか1に記載の回転折れ戸。
JP2014095753A 2014-05-07 2014-05-07 回転折れ戸 Active JP6108312B2 (ja)

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