JP6108180B2 - 真空断熱材およびこれを用いた断熱筐体 - Google Patents

真空断熱材およびこれを用いた断熱筐体 Download PDF

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Description

本発明は、真空断熱材および断熱筐体に関し、特に、芯部材を包んだ被覆部材の内部を減圧密封した真空断熱材およびこれを用いた断熱筐体に関する。
近年、地球環境問題である温暖化の対策として、省エネルギを推進する動きが活発になっている。このような状況で、熱の有効活用による省エネルギの観点から、温冷熱利用機器において、断熱性能が優れた真空断熱材が求められている。真空断熱材は、たとえば、袋状に加工したガスバリア(gas barrier)性を有する被覆部材内にグラスウール(glass wool)などから成る芯部材を減圧密封したものである。
一般的に、断熱材の熱伝導率は、JIS A1412−1やJIS A1412−2に示された保護熱板法(GHP法)や熱流計法(HFM法)で計測される。ただし、真空断熱材では、減圧下における気体分子の平均自由行程より芯部材の空隙径が短いため、気体による熱伝導が小さい。また、芯部材の空隙径が1mm程度と微細であれば、対流による熱伝達は無視される。さらに、室温では輻射による熱伝達が軽微である。よって、真空断熱材における熱伝達では芯部材による熱伝導と僅かに残る気体による熱伝導が支配的であるため、真空断熱材の熱伝導率は他の断熱材と比較して非常に小さい。したがって、真空断熱材の熱伝導率の計測に時間がかかるという課題を有していた。
この課題に対して、真空断熱材の熱伝導率は真空断熱材の内部圧力(真空度)に依存するため、真空度を測定することにより真空断熱材の断熱性能(熱伝導率)を評価する方法が知られている。たとえば、特許文献1の真空度測定装置では、真空チャンバー内に真空断熱材をセットし、真空チャンバー内を減圧すると、真空断熱材の外包材が膨らむ。この外包材の変位を変位センサが検知し、その際のチャンバーの内圧を断熱材の真空度として算出している。
また、特許文献2の内圧測定装置では、真空パッドに設けられた測定室の開口部を密閉容器の薄膜に密着させ、測定室を減圧すると、密閉容器の薄膜が膨らむ。この変形を検出装置により検出し、この際の測定室内の圧力を密閉容器の内圧として測定している。
特開昭61−107126号公報 特開平09−166510号公報
特許文献1の真空度測定装置では、真空断熱材の全体を真空チャンバー内で減圧している。これにより、成形していないグラスウールやシリカ粉末を芯部材とした真空断熱材の真空度を計測すると、芯部材が膨張する。そして、計測後、真空チャンバーに大気を導入すると、芯部材に加わる圧力が大きくなり、芯部材が復元しようとする。しかし、幅方向、長さ方向および厚み方向において均等に芯部材が復元しにくいため、真空断熱材が変形したり、真空断熱材にしわができたりしやすい。
また、芯部材を真空包装した後に芯部材を厚さ方向へ圧縮した真空断熱材についても、真空度の計測後に大気開放すると、計測前に比べて真空断熱材の厚みが大きくなりやすい。
特許文献2の内圧測定装置では、密閉容器に密着させた測定室を減圧することにより、密閉容器の芯部材が測定室側に引っ張られる。そして、測定室に大気を導入した後に、芯部材が戻ろうとするが、芯部材は元の位置に完全に戻り難い。このため、真空断熱材に変形が残ってしまったり、変形に伴い薄膜にしわが寄ったりしやすい。
このように真空度を計測した真空断熱材を冷蔵庫などの筐体に貼り付けると、しわや変形により真空断熱材は筐体に密着せず、これらの間に隙間ができてしまう。この隙間によって、真空断熱材の断熱効果が低下したり、真空断熱材を筐体に固定することができなかったりする。
本発明は、上記従来の課題に鑑み、芯部材の変形を抑制しながら、真空断熱材の内部圧力の計測が可能な真空断熱材、およびこれを用いた断熱筐体を提供することを目的とする。
本発明のある態様に係る、真空断熱材は、多数の微細空間を含む芯部材と、前記芯部材を内部空間に収容し、前記内部空間が減圧密封された被覆部材と、前記芯部材と前記被覆部材との間に設けられた検査部材と、を備え、前記検査部材は、前記芯部材上に配された押さえ部と、前記押さえ部内に設けられた孔と、を有している。
本発明は、以上に説明した構成を有し、芯部材の変形を抑制しながら、真空断熱材の内部圧力の計測が可能な真空断熱材、およびこれを用いた断熱筐体を提供することができるという効果を奏する。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
本発明の実施の形態1に係る真空断熱材を示す平面図である。 図1におけるA―A線に沿って切断した真空断熱材を示す断面図である。 図1の真空断熱材に備えられた検査部材を示す平面図である。 図3におけるB―B線に沿って切断した検査部材を示す断面図である。 図1の真空断熱材に真空パッドを宛がった状態を示す断面図である。 実施例1のラミネートフィルムの変位量と真空パッド内の圧力との関係を示すグラフである。 変形例1に係る検査部材を示す平面図である。 図6におけるC―C線に沿って切断した検査部材を示す断面図である。 実施例2のラミネートフィルムの変位量と真空パッド内の圧力との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る真空断熱材を示す平面図である。 図9におけるD―D線に沿って切断した真空断熱材を示す断面図である。 図9の真空断熱材に備えられた検査部材を示す平面図である。 図11におけるE―E線に沿って切断した検査部材を示す断面図である。 実施例3のラミネートフィルムの変位量と真空パッド内の圧力との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態3に係る真空断熱材を示す平面図である。 図14におけるF―F線に沿って切断した真空断熱材を示す断面図である。 図14の真空断熱材に備えられた検査部材を示す平面図である。 図16におけるG―G線に沿って切断した検査部材を示す断面図である。 実施例4のラミネートフィルムの変位量と真空パッド内の圧力との関係を示すグラフである。 変形例2の芯部材を示す斜視図である。 変形例3の検査部材を配置した真空断熱材を示す断面図である。 本発明の実施の形態4に係る、正面に平行に切断した冷蔵庫を示す断面図である。 正面に垂直に切断した図20の冷蔵庫を示す断面図である。 図20の冷蔵庫の一部を示す拡大断面図である。
第1の本発明に係る真空断熱材は、多数の微細空間を含む芯部材と、前記芯部材を内部空間に収容し、前記内部空間が減圧密封された被覆部材と、前記芯部材と前記被覆部材との間に設けられた検査部材と、を備え、前記検査部材は、前記芯部材上に配された押さえ部と、前記押さえ部内に設けられた孔と、を有している。
第2の本発明に係る真空断熱材では、第1の発明において、前記検査部材は、前記押さえ部の上面から前記被覆部材側へ突き出し、前記孔の周りを連続的に囲むフランジ部をさらに有していてもよい。
第3の本発明に係る真空断熱材では、第2の発明において、前記フランジ部が前記押さえ部と一体的に形成されていてもよい。
第4の本発明に係る真空断熱材では、第2または第3の発明において、前記フランジ部は、前記上面側から見て矩形状または円形状を有していてもよい。
第5の本発明に係る真空断熱材では、第1〜第4のいずれかの発明において、前記検査部材は、前記押さえ部の下面から前記芯部材側へ突き出した突起部をさらに有していてもよい。
第6の本発明に係る真空断熱材では、第2〜第5のいずれかの発明において、前記押さえ部は、その上面が前記フランジ部の上面に向かって傾斜するテーパー部を含んでいてもよい。
第7の本発明に係る真空断熱材では、第1〜第6のいずれかの発明において、前記検査部材は、厚み方向に垂直な長さ方向の寸法が、前記厚み方向および前記長さ方向に垂直な幅方向の寸法より短い形状を有していてもよい。
第8の本発明に係る真空断熱材では、第2〜第7のいずれかの発明において、前記押さえ部に複数の前記孔が設けられており、複数の前記孔は、前記フランジ部の中心に関して対称に配置されていてもよい。
第9の本発明に係る真空断熱材は、第1〜第8のいずれかの発明において、前記芯部材は、表面が周囲の表面より低い窪み部を含み、前記検査部材が前記窪み部内に嵌められていてもよい。
第10の本発明に係る真空断熱材では、第9の発明において、前記窪み部は、前記芯部材に切り抜きまたは圧縮を施して形成されていてもよい。
第11の本発明に係る真空断熱材では、第9の発明において、前記芯部材は、複数の芯部材層が重ねられた積層体であり、前記窪み部は、前記複数の芯部材層のうちの上層が切断されて形成されていてもよい。
第12の本発明に係る真空断熱材では、第1〜第11のいずれかの発明において、前記芯部材において、前記検査部材が設けられた面と反対の面に形成された凹部をさらに備えていてもよい。
第13の本発明に係る断熱筐体は、第1〜第12のいずれかの真空断熱材と、前記真空断熱材が配された壁部と、を備えている。
第14の本発明に係る断熱筐体では、第13の発明において、前記検査部材が設けられた面と反対の面が前記壁部に接するように、前記真空断熱材が前記壁部上に配されていてもよい。
第15の本発明に係る断熱筐体では、第13または第14の発明において、前記壁部上に配された隣接する配管どうしの間隔よりも、前記真空断熱材の長さ寸法および幅寸法の少なくともいずれか一方の方が小さくてもよい。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
(真空断熱材の構成)
図1は、実施の形態1に係る真空断熱材6を示す平面図である。図2は、図1におけるA―A線に沿って切断した真空断熱材6を示す断面図である。図1および図2に示すように、真空断熱材6は、熱伝達を遮断する部材であって、芯部材18を収容した被覆部材20の内部を減圧密封することにより形成される。
芯部材18は、多数の微細空間を内部に含む部材であって、減圧された被覆部材20の内部空間を維持する骨格部材である。芯部材18は、被覆部材20を支えることにより被覆部材20の内部空間を保持する。芯部材18は、多孔性物質、多数の繊維材や粒状物などを成形することにより形成される。繊維材には、たとえば、ガラス繊維、ロックウール、アルミナ繊維、金属繊維などの無機繊維や、ポリエチレンテレフタレートやポリプロピレン繊維などの樹脂繊維が挙げられる。また、粒状物には、たとえば、パーライトや乾式シリカなどの粉末体が挙げられる。多孔性物質には、たとえば、ポリウレタンやポリスチレンなどの連通した気泡を有する発泡体などが挙げられる。特に、繊維自体の弾性が高く、また、繊維自体の熱伝導率が低く、かつ、工業的に安価なガラス繊維を用いることが好ましい。さらに、繊維の径が小さいほど真空断熱材6の熱伝導率が低下する傾向にあるため、より小さい径の繊維を用いることが好ましい。ただし、繊維の径が小さすぎると、繊維のコストアップが予想される。このため、真空断熱材6の繊維として、一般的に使用されている比較的安価な平均繊維径が3μm〜6μm程度の集合体からなるグラスウールやガラス繊維を抄造したガラスペーパーがより好ましい。芯部材18は、立体形状、たとえば、薄い略直方体形状を有し、芯部材18の上面には窪み部18aが形成されている。
窪み部18aは、芯部材18aの中に後述する検査部材19を収容するための範囲であって、検査部材19に対応した形状を有する。窪み部18aの表面(底面)はその周囲の芯部材18aの表面(上面)より低く形成されている。窪み部18aは、芯部材18の一部を切り抜いたり、圧縮したりすることにより形成される。ただし、金型などで芯部材18を成形する場合、窪み部18aに対応する突部が設けられた金型を用いることにより、芯部材18を形成すると同時に、窪み部18aが形成されてもよい。窪み部18aの深さ寸法、つまり、窪み部18aの底面と、その周囲の芯部材18の上面との間の寸法は、芯部材18の厚み寸法より小さく設定されている。
被覆部材20は、真空断熱材6の内部圧力を低く維持するものであって、水や気体などが内部空間に侵入することを遮断するガスバリア性のフィルムで構成される。また、被覆部材20には、伸縮性がない、または小さいフィルムが用いられる。フィルムには、熱溶着フィルムの最内層、ガスバリアフィルムの中間層、および表面保護フィルムの最外層を積層したシートをラミネート処理した、ラミネートフィルムが用いられ得る。この最内層には、たとえば、低密度ポリエチレンフィルム、直鎖低密度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムなどの熱可塑性樹脂フィルム、あるいは、これらの混合樹脂のフィルムが用いられる。また、中間層には、たとえば、アルミニウム箔や銅箔などの金属箔や、ポリエチレンテレフタレートフィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムやポリビニルアルコールフィルムなどの樹脂基材にアルミニウムや銅等の金属や金属酸化物を蒸着したフィルムが用いられる。さらに、最外層には、たとえば、ナイロンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルムなどの公知の材料が用いられる。
検査部材19は、真空断熱材6の内部圧力を測定するための部材であって、芯部材18と共に被覆部材20の内部空間に収容され、これらの間に設けられている。
(検査部材の構成)
図3は、真空断熱材6に備えられた検査部材19を示す平面図である。図4は、図3におけるB―B線に沿って切断した検査部材19を示す断面図である。図3および図4に示すように、検査部材19は、たとえば、外部材51および内部材52を組み合わせることにより形成される。外部材51および内部材52としては、減圧下においてガスや水の放出が少ない材料が好ましく、たとえば、アルミニウム、銅、ステンレス、セラミックスなどの無機材料、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ナイロン、ポリスチレンなどの有機材料、および、この有機材料と無機材料の繊維を混合した繊維強化樹脂などが用いられる。外部材51および内部材52の寸法は、真空断熱材6の内部圧力の測定時に作用する圧力などによって変形しないように設定される。
内部材52は薄い円板形状であって、内部材52には1つまたは複数(この実施の形態では、5つ)の孔23が設けられている。
外部材51は、薄い環状であって、内径寸法が異なる上部51aおよび51bにより構成されている。外部材51の上部51aの内径寸法は下部51bの内径寸法より小さい。外部材51の下部51bの内径寸法は内部材52の外径寸法と等しく、内部材52は外部材51の下部51bの内側に嵌められている。外部材51の下部51bの厚み寸法は内部材52の厚み寸法と等しく、外部材51の下面は、外部材51に嵌められた内部材52の下面と面一になる。また、外部材51の上部51aは、外部材51の下部51bに嵌められた内部材52上に位置し、内部材52の上面から上方へ突き出している。これにより、外部材51の上面と内部材52の上面との間には、外部材51の上部51aの厚み寸法に相当する段差が設けられる。また、外部材51の上部51aの内径寸法は、外部材51に嵌められた内部材52の孔23を外部材51の上部51aが塞がないように設定される。
このように外部材51および内部材52により構成された検査部材19は、押さえ部22と、押さえ部22内に設けられた孔23と、押さえ部22上に設けられたフランジ部21と、を有している。
押さえ部22は、真空断熱材6の内部圧力の測定時に芯部材18への移動を抑制するための部分であって、薄い円板形状を有し、内部材52と外部材51の下部51bとに相当する。押さえ部22の下面は、内部材52の下面および下部51bの下面に相当し、平面状である。押さえ部22の上面は、内部材52の上面のうち外部材51の上部51aにより取り囲まれた内側の範囲であって、外部に露出している範囲である。この上面は、平らで、下面に対して平行である。ただし、この上面は、フランジ部21の上面より低ければ、その形状は限定されない。
孔23は、真空断熱材6の内部圧力の測定時に、芯部材18内の圧力、つまり、真空断熱材6の内部圧力を被覆部材20に伝えるための部分であって、押さえ部22を厚み方向に貫通する。孔23は、たとえば、内部材52に穿孔加工を施すこと、パンチングメタルや金網で形成された内部材52を用いることにより形成される。5つの孔23の形状および寸法は、それぞれ同じに形成されている。ただし、5つの孔23の形状、寸法、面積が、フランジ部21の中心に対して点対称や線対称などの対称であれば、5つの孔23の形状および寸法がそれぞれ同じでなくてもよい。
フランジ部21は、真空断熱材6の内部圧力の測定時に、後述する真空パッドと被覆部材20との密着性を確保するための部分である。フランジ部21は、連続して孔23を囲むように押さえ部22の端に沿って設けられており、たとえば、断面が円形の環形状を有し、外部材51の上部51aに相当し、押さえ部22の上面から立ち上がり上方へ突き出している。フランジ部21の上面は、外部材51の上部51aの上面に相当し、押さえ部22の上面より上に位置している。このフランジ部21の上面と押さえ部22の上面との間に段差が設けられており、この段差は、外部材51の上部51aの厚み寸法に等しい。フランジ部21の上面は、平らであって、押さえ部22の上面および下面に対して互いに平行である。フランジ部21の上面と押さえ部22の下面との間の長さ寸法、つまり、検査部材19の厚み寸法は、窪み部18a(図2)の深さ寸法と同じになる。
(真空断熱材の製造方法)
真空断熱材6の製造方法について説明する。ただし、窪み部18aの形成、検査部材19の設置、および、被覆部材20内への収容、などの順序は適宜変更されてもよい。
図1および図2に示すように、最内層が内側になるように一枚のラミネートフィルムを折り、この二辺の最内層を熱溶着して、被覆部材20の袋を形成する。または、最内層が内側になるように二枚のラミネートフィルムを重ね、この三辺の最内層を熱溶着して被覆部材20の袋を形成する。
芯部材18上に検査部材19を配し、これを被覆部材20の袋の内部空間に挿入する。そして、被覆部材20の内部空間を減圧し、被覆部材20の開口を塞ぐことにより、真空断熱材6を製造する。
この際、被覆部材20の内部空間が減圧されるに伴い、被覆部材20により検査部材19が芯部材18に押さえ付けられる。これにより、芯部材18が検査部材19により圧縮されて、検査部材19に沿った窪み部18aが芯部材18に形成される。これにより、検査部材19は窪み部18aに嵌り、検査部材19の移動が規制される。そして、この検査部材19の押さえ部22の下面が芯部材18の上面に接し、押さえ部22内の孔23が芯部材18内の多数の微細空間と連通する。また、検査部材19が窪み部18a内に収まることにより、フランジ部21の上面は芯部材18aの上面と面一になり、真空断熱材6の上面は平らに形成される。さらに、被覆部材20は、窪み部18aを除く芯部材18の表面、フランジ部21の上面および押さえ部22の上面に密着しながら、芯部材18および検査部材19を覆う。ここで、フランジ部21の上面と押さえ部22の上面との間には段差があるため、この間も被覆部材20により覆われる。また、孔23上の被覆部材20と芯部材18とは孔23の高さにより間隔を隔てられているため、これらは接触しない。
(真空断熱材の内部圧力の計測方法)
真空断熱材6の内部圧力の計測方法について説明する。図5Aは、真空断熱材6に真空パッド100を宛がった状態を示す断面図である。図5Aに示すように、真空パッド100は、内部に空間を有するカップ形状であって、その環状の開口端面にパッキン101が取り付けられている。パッキン101は、環状の弾性部材であって、その径はフランジ部21の内径より大きくかつ外径より小さい。また、真空パッド100には、その内部と連通するように吸気管102が取り付けられており、吸気管102には真空ポンプ(図示せず)が接続されている。
まず、パッキン101がフランジ部21に対応するように、真空パッド100を真空断熱材6の被覆部材20に押し当てる。この際、被覆部材20は平坦なフランジ部21の上面に密着しているため、真空パッド100をフランジ部21上の被覆部材20に容易に密着させることができる。
そして、真空ポンプを起動すると、吸気管102を介して真空パッド100の内部の空気が吸引されて、真空パッド100の内部が減圧される。この際、パッキン101がフランジ部21上の被覆部材20に密着して、真空パッド100の内部に空気などが流入することを防止している。これにより、真空ポンプによる吸引に応じて真空パッド100内の圧力が低下し、この圧力を測定しながら、圧力が所定の判定値より低い値、たとえば、約10Paになるまで真空パッド100を減圧する。
真空パッド100内の圧力の低下に伴い、真空パッド100内の圧力と真空断熱材6の内部空間の圧力(内部圧力)との圧力差が小さくなるにつれて、被覆部材20が真空パッド100側へ少しずつ変形する。真空パッド100内の圧力と真空断熱材6の内部圧力が等しくなり、圧力差が0になると被覆部材20の変形が大きくなる。そして、真空パッド100内の圧力が真空断熱材6の内部圧力より小さくなり、これらの圧力差が大きくなるに従って、被覆部材20の変位量が増える。この真空パッド100内の圧力は吸気管102に備えられた圧力センサなどの公知の技術により測定され、被覆部材20の変位量は測距センサなどの公知の技術により測定される。そして、これらの真空パッド100内の圧力に対する被覆部材20の変位量を表した曲線において、後述する変曲点に基づいて、被覆部材20の変形が大きくなる時点の真空パッド100内の圧力が求められる。この圧力は真空断熱材6の内部圧力と等しいため、真空断熱材6の内部圧力が得られる。
(作用、効果)
真空パッド100の開口は被覆部材20を介して検査部材19により覆われているため、真空パッド100内の圧力は検査部材19上の被覆部材20の外面に作用する。また、検査部材19の孔23は真空断熱材6の内部空間と連通しているため、真空断熱材6の内部圧力は孔23を介して被覆部材20の内面に作用する。よって、真空パッド100内が減圧されて、真空断熱材6の内部圧力が真空パッド100内の圧力より大きくなると、真空断熱材6の内部圧力は孔23を介して被覆部材20に作用する。この圧力により被覆部材20は真空パッド100側に押されて変位する。この際、被覆部材20は、フランジ部21の上面から窪んでいる押さえ部22の上面に沿ってこれらを覆っているため、被覆部材20は押さえ部22の上面から出っ張る方向、つまり、真空パッド100側に移動し易い。これにより、被覆部材20は、真空パッド100内の圧力と真空断熱材6の内部圧力との圧力差に応じて変位する。しかも、その変位量は、段差がない場合に比べて大きいため、変位量に基づく真空断熱材6の内部圧力を精度よく測定することができる。
また、芯部材18は押さえ部22の下面により支持されているため、芯部材18が膨張したり変位したりすることが防止さえる。よって、芯部材18の変形や変位による検査部材19のしわや変形を抑制することができる。
特に、押さえ部22に複数の孔23が設けられていることにより、各孔23の面積を小さくすることができるため、芯部材18の変形や変位をより効果的に防止することができる。また、各孔23の合計面積は大きくすることができるため、孔23は、真空断熱材6の内部圧力を被覆部材20に速やかに作用させることができる。
さらに、芯部材18の変形や変位が防がれていることにより、被覆部材20の変位量に芯部材18の変位量が含まれないため、真空断熱材6の内部圧力をさらに精度よく計測することができる。
また、真空断熱材6の内部圧力の測定後に、真空パッド100内に空気を導入すると、真空パッド100内の圧力が真空断熱材6の内部圧力より大きくなる。これに伴い、真空パッド100側へ変位していた被覆部材20は押さえ部22側へ押され、被覆部材20は押さえ部22の上面上に戻る。仮に、被覆部材20が戻る際に、被覆部材20に微細なしわが入ったとしても、押さえ部22の上面はフランジ部21の上面や芯部材18の上面より下がっているため、これらの上面上の被覆部材20よりしわが突き出すことがない。よって、真空断熱材6の上面は全体として突き出した個所がなく、真空断熱材6の上面を平坦な筐体などに密着させることができる。また、しわや変形などにより真空断熱材6の外観が損なわれることを防止することができる。
さらに、検査部材19のフランジ部21が円形状であることにより、フランジ部21に角がない。よって、被覆部材20がフランジ部21の角により傷づけられることがなく、外気の侵入による真空断熱材6の内部圧力の上昇を防止することができる。
(変形例1)
図6は、検査部材19を示す平面図である。図7は、図6におけるC―C線に沿って切断した検査部材19を示す断面図である。図6および図7に示す検査部材19では、図3および図4に示す検査部材19の内部材52が異なるが、これ以外は同様である。
内部材52は、格子状の平板であって、円形状を有する。この内部材52を外部材51の下部51bに嵌めると、外部材51の上部51aの内側において、押さえ部22の格子子の間に多数の孔23が現れる。これらの孔23は、フランジ部21の中心に対して対称に配されている。
(実施例1)
図3および図4に示す検査部材19を用い、芯部材18にグラスウールを用い、被覆部材20にラミネートフィルムを用いて上記真空断熱材6の製造方法に従い、実施例1の真空断熱材6を作成した。
具体的には、グラスウールの上に検査部材を配置した。このグラスウールには、熱プレスやバインダー接着が施されておらず、坪量2000g/m、幅175mm、長さ280mmのものを用いた。また、この検査部材には、外径50mm、内径40mm、厚み3mmであってポリアセタール樹脂製の外部材と、外径8mmの孔を備えて外径45mm、厚み1.5mmであってステンレス製の内部材とを組み合わせたものを用いた。
次に、グラスウールを厚み方向からステンレス板で挟み込みながら、ラミネートフィルムの袋内へ挿入した。このラミネートフィルムの袋には、幅250mm、長さ400mmの2枚のラミネートフィルムをその熱溶着層同士が対向するように重ねて、三辺を熱溶着することにより形成されたものを用いた。また、ラミネートフィルムには、厚さ50μmの低密度ポリエチレンフィルムからなる熱溶着層と、厚さ7μmのアルミ箔からなるガスバリア層と、厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムおよび厚さ15μmのナイロンフィルムからなる保護層と、を順に重ねてドライラミネート用接着剤で接着したものを用いた。
そして、ラミネートフィルムの袋内に収容されたグラスウールを厚み方向から鉄板で挟んで、グラスウールの厚みが10mmとなるように圧縮しながら、ラミネートフィルムの袋内を減圧した。そして、ラミネートフィルムの袋の開口を密封することにより、真空断熱材を作成した。なお、ステンレス板には、幅200mm、長さ450mm、厚さ0.5mmの平板を用いた。
このように作成された実施例1の真空断熱材の内部圧力を、上記真空断熱材の内部圧力の計測方法に従って計測した。この結果、図5Bに示す真空パッド100内の圧力とラミネートフィルムの変位量との関係が得られた。この真空パッド100内の圧力に対するラミネートフィルムの変位量の曲線における変曲点によって、真空断熱材の内部圧力が約30Paであることがわかった。
また、内部圧力の計測後に真空パッド100内に空気を導入してから、真空断熱材の外観を観察すると、ラミネートフィルムにおけるしわや真空断熱材の変形などは見られなかった。
(実施例2)
図6および図7に示す検査部材19を用い、芯部材18にグラスウールを用い、被覆部材20にラミネートフィルムを用いて上記真空断熱材6の製造方法に従い、実施例2の真空断熱材6を作成した。実施例2の真空断熱材6では、検査部材に図6および図7に示す変形例1の検査部材を用いた以外は、実施例1の真空断熱材6と同様である。この検査部材には、外径50mm、内径40mm、厚み3mmであってポリプロピレン樹脂製の外部材と、外径45mm、厚み1.5mmであってステンレス製の内部材とを組み合わせたものを用いた。
この実施例2の真空断熱材の内部圧力を、上記真空断熱材の内部圧力の計測方法に従って計測した。この結果、図8に示す真空パッド100内の圧力とラミネートフィルムの変位量との関係が得られた。この真空パッド100内の圧力に対するラミネートフィルムの変位量の曲線における変曲点によって、真空断熱材の内部圧力が約25Paであることがわかった。
また、内部圧力の計測後に真空パッド100内に空気を導入してから、真空断熱材の外観を観察すると、ラミネートフィルムにおけるしわや真空断熱材の変形などは見られなかった。
(比較例1)
検査部材を用いず、かつ、グラスウールを挿入した被覆部材を鉄板で圧縮しないで、比較例1の真空断熱材を作成した。比較例1の真空断熱材の製造では、これ以外は、実施例1と同様である。また、比較例1の真空断熱材の内部圧力測定では、真空パッド100を用いずに、真空チャンバーを用いた。
具体的には、比較例1の真空断熱材の全体を真空チャンバー内に入れ、真空チャンバー内を減圧して、真空チャンバー内の圧力およびラミネートフィルムの変位量を測定した。この真空チャンバー内の圧力に対するラミネートフィルムの変位量の曲線において、変曲点が見られず、真空断熱材の内部圧力を測定することができなかった。これは、被覆部材の変位量に比べ、グラスウールの膨張による変位量が大きかったためであると考えられる。
また、真空チャンバーから取り出した真空断熱材には多くのしわが形成されていた。これは、グラスウールを挿入した被覆部材を鉄板で圧縮しないため、減圧から常圧になった際に膨張していたグラスウールが均一に戻らずに偏ったためであると考えられる。
(実施の形態2)
図9は、実施の形態2に係る真空断熱材6を示す平面図である。図10は、図9におけるD―D線に沿って切断した真空断熱材6を示す断面図である。図9および図10に示すように、検査部材19および内袋120を除いて、実施の形態2に係る真空断熱材6は実施の形態1に係る真空断熱材6と同様である。なお、図9および図10に示す長さ方向および幅方向は、真空断熱材6の芯部材18の方向を示している。また、真空断熱材6の芯部材18は、たとえば、幅方向の寸法が長さ方向の寸法より大きく、長さ方向の寸法が厚み方向の寸法より大きい、略直方体形状を有している。
内袋120は、芯部材18を被覆部材20内に挿入し易くするために芯部材18を覆う部材であって、フィルムなどで構成されている。ただし、芯部材18が圧縮や成形によって被覆部材20内に挿入し易い形状である場合、内袋120は設けられなくてもよい。
内袋120は、一方が開口する袋状であってもよいし、二方が開口する筒状であってもよい。芯部材18を覆う内袋120上に検査部材19が配置され、内袋120が被覆部材20内において開口した状態で、これらの全体が被覆部材20により覆われる。これにより、この開口を通じて、芯部材18内の微細空間の圧力(真空断熱材6の内部圧力)と検査部材19の孔23内の圧力とを等しくしている。また、被覆部材20内が減圧される際、被覆部材20が芯部材18側に検査部材19を押すため、後述する検査部材19の突起部19aが内袋120を破ることがある。これにより、孔23の近傍において内袋120が開口し、真空断熱材6の内部圧力と孔23内の圧力との差が生じにくくなる。
図11は、検査部材19を示す平面図である。図12は、図11におけるE―E線に沿って切断した検査部材19を示す断面図である。図11および図12に示すように、検査部材19は、厚み方向に垂直な長さ方向の寸法が、厚み方向および長さ方向に垂直な幅方向の寸法より短い形状、たとえば、楕円形状を有している。さらに、孔23は押さえ部22の上面の中心に1つ設けられている。また、外部材51および内部材52が一体的に形成されている。これにより、外部材51および内部材52をそれぞれ用意し、これらを組み合わせる手間がかからず、コストおよび作業性に優れる。また、フランジ部21が押さえ部22のリブとして機能するため、押さえ部22がフランジ部21により厚み方向に補強される。これにより、押さえ部22の撓みなどが抑えられ、押さえ部22は芯部材18の変位をより一層確実に防止することができる。
検査部材19は、押さえ部22、孔23およびフランジ部21に加えて、1つまたは複数(この実施の形態では、2つ)の突起部19aを有している。突起部19aは、押さえ部22の下面から下方へ突き出しており、2つの突起部19aは、フランジ部21の中心に対して対称に配置されている。
このような真空断熱材6において、図9に示すように、楕円形状の検査部材19は、その長さ方向が芯部材18の幅方向に対応し、幅方向が芯部材18の長さ方向に対応するように芯部材18上に配置される。この場合、芯部材18の幅寸法が長いのに対して検査部材19の長さ寸法は短いため、芯部材18の幅方向において検査部材19が占める割合を小さく、芯部材18の幅寸法がより大きくとることができる。反対に、楕円形状の検査部材19を、その長さ方向が芯部材18の長さ方向に対応し、幅方向が芯部材18の幅方向に対応するように芯部材18上に配置することもできる。この場合、検査部材19の長さ寸法は短いため、芯部材18の長さ方向において検査部材19が占める割合を小さく、芯部材18の長さ寸法がより大きくとることができる。したがって、たとえば、真空断熱材6の設置場所に配管などがあっても、検査部材19上に配管が重ならないように、真空断熱材6を配置することができ、真空断熱材6の設置できる自由度を広げることができる。
また、図10に示すように、検査部材19の突起部19aは芯部材18内に食い込んでいる。これにより、検査部材19が芯部材18に対して移動しにくくなるため、真空断熱材6において検査部材19を予め定めた位置に的確に配置することができる。また、突起部19aは、厚み方向に延びるため、芯部材18が厚み方向に対して垂直な方向に移動することを防止する。このため、真空断熱材6の内部圧力を測定する際に、突起部19aは芯部材18の変形および変位することを抑制することができる。
(実施例3)
図11および図12に示す検査部材19を用い、芯部材18にグラスウールを用い、被覆部材20にラミネートフィルムを用いて上記真空断熱材6の製造方法に従い、実施例3の真空断熱材6を作成した。
具体的には、グラスウールを内袋に挿入し、この内袋内を減圧しながら、グラスウールをラミネートフィルムの袋内へ挿入した。この内袋には、幅230mm、長さ350mmの2枚の低密度ポリエチレンフィルムの三辺を熱溶着したものを用いた。また、ラミネートフィルムの袋には、幅300mm、長さ400mmの2枚のラミネートフィルムをその熱溶着層同士が対向するように重ねて、三辺を熱溶着することにより形成されたものを用いた。ラミネートフィルムは実施例1と同様である。
また、ラミネートフィルムの袋内において内袋上に検査部材を配置した。この検査部材には、フランジ部が、外径50mm、内径40mm、厚み3mmであって、孔の外径が5mmであり、MCナイロン樹脂で形成されたものを用いた。
そして、ラミネートフィルムの袋内に収容されたグラスウールを厚み方向から鉄板で挟んで、グラスウールの厚みが10mmとなるように圧縮しながら、ラミネートフィルムの袋内を減圧した。そして、ラミネートフィルムの袋の開口を密封することにより、真空断熱材を作成した。
このように作成された実施例3の真空断熱材の内部圧力を、上記真空断熱材の内部圧力の計測方法に従って計測した。この結果、図13に示す真空パッド100内の圧力とラミネートフィルムの変位量との関係が得られた。この真空パッド100内の圧力に対するラミネートフィルムの変位量の曲線における変曲点によって、真空断熱材の内部圧力が約300Paであることがわかった。
また、内部圧力の計測後に真空パッド100内に空気を導入してから、真空断熱材の外観を観察すると、ラミネートフィルムにおけるしわや真空断熱材の変形などは見られなかった。
(比較例2)
検査部材を用いない、および、グラスウールを挿入した被覆部材を鉄板で圧縮しない、で比較例2の真空断熱材を作成した。比較例2の真空断熱材の製造では、これ以外は、実施例3と同様である。また、比較例1の真空断熱材の内部圧力測定では、真空パッド100を用いずに、真空チャンバーを用いた。
この比較例2の真空断熱材の全体を真空チャンバー内に入れ、真空チャンバー内を減圧にして、真空チャンバー内の圧力およびラミネートフィルムの変位量を測定した。この真空チャンバー内の圧力に対するラミネートフィルムの変位量の曲線において、変曲点が見られず、真空断熱材の内部圧力を測定することができなかった。これは、被覆部材の変位量に比べ、グラスウールの膨張による変位量が大きかったためであると考えられる。
また、真空チャンバーから取り出した真空断熱材では、多くのしわが発生していた。これは、グラスウールを挿入した被覆部材を鉄板で圧縮しないため、減圧から常圧になった際に膨張していたグラスウールが均一に戻らずに偏ったためであると考えられる。
(実施の形態3)
図14は、実施の形態3に係る真空断熱材6を示す平面図である。図15は、図14におけるF―F線に沿って切断した真空断熱材6を示す断面図である。図14および図15に示すように、実施の形態3に係る真空断熱材6は、検査部材19を除いて実施の形態2に係る真空断熱材6と同様である。
図16は、検査部材19を示す平面図である。図17は、図16におけるG―G線に沿って切断した検査部材19を示す断面図である。図16および図17に示すように、実施の形態3に係る検査部材19は、押さえ部22の上面形状を除いて実施の形態2に係る検査部材19と同様である。
押さえ部22は、その中心からフランジ部21に向かって内径:φが大きくなるように傾斜するテーパー部22aを含んでいる。テーパー部22aでは、押さえ部22の上面が、押さえ部22の中心に関して対称的に傾斜し、直線状に延びる。このため、押さえ部22の上面とフランジ部21の上面との間の角度は大きくなり、この間が角張らずに鈍角になる。これにより、被覆部材20が押さえ部22の上面およびフランジ部21の上面に密着する際、これらの間の角に局部的に作用する圧力を低減し、被覆部材20の塑性変形を防ぐことができる。
被覆部材20は、押さえ部22の上面がフランジ部21の上面より窪んでいるテーパー部22aを覆っている。よって、真空パッド100による真空断熱材6の内部圧力の測定時において、真空パッド100内が減圧される際、被覆部材20は出っ張り方向、つまり、真空パッド100側に移動し易い。これにより、被覆部材20は、真空パッド100内の圧力と真空断熱材6の内部圧力との圧力差に応じて変位する。しかも、その変位量は、段差がない場合に比べて大きいため、変位量に基づく真空断熱材6の内部圧力を精度よく測定することができる。
(実施例4)
図16および図17に示す検査部材19を用い、芯部材18にグラスウールを用い、被覆部材20にラミネートフィルムを用いて上記真空断熱材6の製造方法に従い、実施例4の真空断熱材6を作成した。実施例4の真空断熱材6では、検査部材19に図16および図17に示す検査部材を用いた以外は、実施例3の真空断熱材6と同様である。この検査部材には、フランジ部21が外径60mm、内径50mm、厚み3mmであって、孔23の外径3mmであり、ジュラコン樹脂で形成されたものを用いた。
この実施例4の真空断熱材の内部圧力を、上記真空断熱材の内部圧力の計測方法に従って計測した。この結果、図18に示す真空パッド100内の圧力とラミネートフィルムの変位量との関係が得られた。この真空パッド100内の圧力に対するラミネートフィルムの変位量の曲線における変曲点によって、真空断熱材の内部圧力が約350Paであることがわかった。
また、内部圧力の計測後に真空パッド100内に空気を導入してから、真空断熱材の外観を観察すると、ラミネートフィルムにおけるしわや真空断熱材の変形などは見られなかった。
(比較例3)
検査部材を用いない、および、グラスウールを挿入した被覆部材を鉄板で圧縮しない、で比較例3の真空断熱材を作成した。比較例2の真空断熱材の製造では、これ以外は、実施例3と同様である。また、比較例1の真空断熱材の内部圧力測定では、真空パッド100を用いずに、真空チャンバーを用いた。
この比較例3の真空断熱材の全体を真空チャンバー内に入れ、真空チャンバー内を減圧にして、真空チャンバー内の圧力およびラミネートフィルムの変位量を測定した。この真空チャンバー内の圧力に対するラミネートフィルムの変位量の曲線において、変曲点が見られず、真空断熱材の内部圧力を測定することができなかった。これは、被覆部材の変位量に比べ、グラスウールの膨張による変位量が大きかったためであると考えられる。
また、真空チャンバーから取り出した真空断熱材では、多くのしわが発生していた。これは、グラスウールを挿入した被覆部材を鉄板で圧縮しないため、減圧から常圧になった際に膨張していたグラスウールが均一に戻らずに偏ったためであると考えられる。
(変形例2)
実施の形態1〜3において、芯部材18は1つの成形体で形成されていたが、図19Aに示すように、複数(ここでは、2つ)の薄い芯部材層が厚み方向に重ねられた積層体181、182で構成されていてもよい。この場合、窪み部18aは、複数の芯部材層181、182のうちの1つまたは複数の上層181が切断され貫通することにより形成されてもよい。
(変形例3)
実施の形態1〜3において、フランジ部21は拡径するように押さえ部22から外側へ拡がっていてもよい。たとえば、図19Bに示すように、この場合、押さえ部22は窪み部18a内に収まり、フランジ部21は芯部材18の表面上に載る。
(変形例4)
実施の形態1〜3において、検査部材19のフランジ部21は円形状または楕円形状であったが、フランジ部21は矩形状などの多角形であってもよい。これにより、矩形状のフランジ部21の長さ寸法および幅寸法が円形状などのフランジ部21と同じ場合、矩形状のフランジ部21の周長さが円形状などのフランジ部21に比べて長くなる。よって、真空パッド100とフランジ部21上の被覆部材20との接触面積が拡大し、真空断熱材6の内部圧力の計測精度を高めることができる。
(実施の形態4)
実施の形態1〜3のいずれかの真空断熱材6を用いた冷蔵庫について説明する。図20は、実施の形態4に係る、正面に平行に切断した冷蔵庫50を概略的に示す断面図である。図21は、正面に垂直に切断した冷蔵庫50を概略的に示す側面側から見た断面図である。図20および図21に示すように、冷蔵庫50は、内部に断熱空間を有する断熱筐体24と、断熱空間を開閉可能に断熱筐体24に取り付けられた扉28a、29a、30a、31a、32aとにより構成されている。なお、説明の便宜上、扉28a、29a、30a、31a、32aが取り付けられた断熱筐体24の面を正面とし、その対向する面を背面と称する。
断熱筐体24は、内箱26と、内箱26の外側に設けられた外箱25とにより構成されている。内箱26は、断熱空間を画定する断熱筐体24の内面を成す壁部であって、ABSなどの樹脂を真空成型することにより成形される。外箱25は、断熱筐体24の外面を成す壁部であって、鉄板などの金属材料により形成される。この内箱26および外箱25は、正面に開口する直方体形状を有し、外箱25は内箱26より大きく形成されている。内箱26の外面と外箱25の内面との間に間隔を隔てて、内箱26が外箱25内に配されている。この内箱26と外箱25との間の空間に、真空断熱材6が配置され、さらに、断熱体27が一体的に発泡充填されている。これにより、内箱26、外箱25、真空断熱材6および断熱体27により構成される断熱筐体24が一体的に形成される。なお、断熱体27には、たとえば硬質ウレタンフォーム、フェノールフォームまたはスチレンフォームなどの発泡プラスチックが用いられている。
真空断熱材6は、断熱筐体24の底面を除き、外箱25の内面に粘着テープなどで貼り付けられている。また、断熱筐体24の底面では、真空断熱材6が内箱26の外面に粘着テープなどで貼り付けられている。この真空断熱材6は、内部圧力の計測後においても、検査部材19を有することにより変形やしわなどがない。このため、真空断熱材6は、外箱25や内箱26に隙間なく密着することができ、外箱25の外側の外気から断熱空間への熱伝達を遮断している。
真空断熱材6は、その表面が平坦な直方体形状を有しているが、接する物の形状に対応した形状を有していてもよい。たとえば、図22に示すように、後述する放熱パイプ37(配管)が外箱25の内面上に配置されており、その外箱25の内面上に放熱パイプ37を介して真空断熱材6が貼り付けられる場合がある。この場合、真空断熱材6の表面に溝6a(凹部)が設けられ、溝6a内に放熱パイプ37が嵌るように真空断熱材6が外箱25上に配置される。これにより、放熱パイプ37が真空断熱材6内に収まり、溝6a以外の真空断熱材6は外箱25に密着することができる。
溝6aは、芯部材18および検査部材19を収容した被覆部材20の内部を減圧密封した後に、溝6aに対応した形状のロールを回転させるロールプレスにより形成される。溝6aが複数設けられる場合、隣接する溝6aは互いに離れて配置される。この溝6aにより被覆部材20は伸び、被覆部材20の厚みは薄くなるが、その伸びや厚みの変化は溝6aの深さLに依存する。このため、隣接する溝6aの端部6bどうしの間の距離を、溝6aの深さ:L以上に設定することにより、溝6aによる被覆部材20の伸びや厚みの変化は、隣接する溝6aに影響しにくくなり、溝6aによる被覆部材20の耐久性の低下を抑制することができる。
また、検査部材19は、溝6aの端部6bから溝6aの深さ:L以上離れるように配置される。これにより、溝6aによる被覆部材20の伸びや厚みの変化は、検査部材19上の被覆部材20に影響しにくくなる。このため、被覆部材20は真空パッド100(図5A)内の圧力変化に応じて変位し、真空断熱材6の内部圧力を正確に測定することができる。
さらに、検査部材19は、隣接する溝6aどうしの間において中央に配置される。これにより、溝6aによる被覆部材20の伸びや厚みの変化が、検査部材19に対して一方の溝6aへ偏ることが防止される。よって、被覆部材20は検査部材19の中心に対して均一に力が作用するため、真空断熱材6の内部圧力を正確に測定することができる。
断熱筐体24は、正面が開口する縦長の略直方体形状であって、内部に断熱空間を有する。断熱空間は、1つまたは複数(この実施の形態では4つ)の仕切り39、40、41、42により、複数(この実施の形態では5つ)の断熱空間部分28、29、30、31、32に仕切られている。5つの断熱空間部分28、29、30、31、32は、上下方向に4段に分けられており、上から2段目の断熱空間部分は左右方向にさらに2つに分けられている。たとえば、上から1段目の断熱空間部分は冷蔵室28として、上から2段目の2つの断熱空間部分は上段冷凍室29および製氷室30として、3目の断熱空間部分は下段冷凍室32として、4段目の断熱空間部分は野菜室31として用いられている。これらの断熱空間部分28、29、30、31、32は、の全てまたは一部に温度センサ(図示せず)が配置されている。
断熱筐体24内の各断熱空間部分28、29、30、31、32の正面を開閉可能に覆うように、この実施の形態では、5つの扉28a、29a、30a、31a、32aが断熱筐体24に取り付けられており、これらは、発泡スチロールなどの断熱材に化粧板が貼り付けられて形成されている。各扉28a、29a、30a、31a、32aと断熱筐体24との間にはガスケットが配置され、これにより各断熱空間部分28、29、30、31、32の気密性が保持されている。
断熱筐体24内において、仕切り40、41および下段冷凍室32の背面側に冷却室(図示せず)が設けられている。この冷却室内に冷却器(図示せず)が上下方向の縦長に配設されている。冷却器は、アルミや銅などの熱伝導性の良い材料で形成されており、たとえば、フィンアンドチューブ式冷却器が用いられる。
冷却器の近傍(たとえば、上部空間)に冷気送風ファン(図示せず)が配置され、冷気送風ファンは、冷却器43により冷却された冷気を強制対流方式により冷蔵室28、製氷室30、上段冷凍室29、下段冷凍室32、野菜室31のそれぞれへ送風している。また、冷却器の下部空間にラジアントヒータ(図示せず)が設けられており、ラジアントヒータは冷却時に冷却器や冷気送風ファンに付着する霜を除霜している。なお、除霜装置は、ラジアントヒータに限定されるものではなく、冷却器に密着したパイプヒータなどが用いられる。
断熱筐体24には、その背面および天面の各一部を窪ませた機械室33が設けられている。このため、断熱筐体24の天面は、第一の天面部34と、これより窪む第二の天面部35とにより構成される。機械室33において第二の天面部35上に圧縮機36が配置されている。また、断熱筐体24の側面や背面などに、水分除去を行うドライヤ(図示せず)、コンデンサ(図示せず)、放熱用の放熱パイプ37、キャピラリーチューブ38、冷却器(図示せず)が配置されている。圧縮機36、ドライヤ、コンデンサ、放熱パイプ37、キャピラリーチューブ38および冷却器がこの順で環状に接続され、冷凍サイクルが構成されている。この冷凍サイクルを循環する冷媒には、たとえば、環境保護のために可燃性冷媒であるR600aが用いられる。また、断熱筐体24には制御装置(図示せず)が設けられ、制御装置は温度センサにより検出値などに基づいて冷凍サイクルの各構成を制御する。
次に、上述した冷蔵庫50における冷凍サイクルの動作について説明する。制御装置は、各温度センサからの検出信号に基づいて冷却運転を開始および停止する。冷却運転が開始されると、圧縮機36において冷媒が圧縮され、高温高圧となって放熱パイプ37へ送られる。この高温高圧の気体状の冷媒は、放熱パイプ37において外気や断熱体27などにより冷やされて液化する。この液体状になった冷媒は、キャピラリーチューブ38で減圧されて低温低圧となって、冷却器に至る。ここで、冷却器において低温の冷媒は周辺の空気と熱交換して、温められて、蒸発気化し、放熱パイプ37を通り圧縮機36に戻る。一方、冷却器によりその周辺の空気が冷やされ、この冷気は冷気送風ファンにより庫内の各断熱空間部分28、29、30、31、32へ送風され、庫内が冷却される。そして、温度センサの温度が停止温度以下になると、圧縮機36の運転が停止される。
このような冷蔵庫50の断熱筐体24によれば、真空断熱材6の上面側に検査部材19が配置され、下面側に溝6aが形成されている。これにより、仮に真空断熱材6の下面側において被覆部材20がしわになったり芯部材18が変形したりしても、上面側ではしわや変形が形成されない。このため、真空パッド100内の圧力と真空断熱材6の内部圧力との圧力差に応じて被覆部材20が変位するため、この内部圧力を精度よく測定することができる。
また、真空断熱材6の下面を外箱25や内箱26に貼り付けた後であっても、外箱25を内箱26で覆う前であれば、真空断熱材6の上面は外部に現れている。このため、真空断熱材6の上面側に配置された検査部材19を用いて、真空断熱材6の内部圧力を測定することができる。特に、真空パッド100(図5A)を用いて真空断熱材6の内部圧力を容易に測定できるため、内部圧力を低く維持する必要がある場合、真空断熱材6単品だけでなく、冷蔵庫50の生産工程においても真空断熱材6の内部圧力を検査するが可能である。
(変形例5)
実施の形態4において、真空断熱材6に溝6aが設けられていたが、溝6aは必ずしも設けられなくてもよい。この場合、真空断熱材6の長さ寸法または幅寸法を、外箱25上に配された隣接する放熱パイプ37どうしの間隔より小さく設定する。これにより、真空断熱材6は隣接する放熱パイプ37どうしの間に配置することができる。
(その他の変形例)
実施の形態4において、検査部材19が配置されている真空断熱材6の上面側に溝6aを設けることもできる。この場合、溝6aを検査部材19から離して形成することにより、溝6aによる芯部材18や被覆部材20の変形やしわが検査部材19上の被覆部材20の変位に影響することを抑えられる。よって、溝6aや検査部材19の配置の自由度が増すことができる。
実施の形態4において、溝6aをロールプレスによる後加工ではなく、たとえば、芯部材18に凹部を予め設けておき、この芯部材18を収容した被覆部材20内を減圧密封することにより、凹部に対応する溝を真空断熱材6に形成することができる。
実施の形態4において、真空断熱材6は、冷蔵庫50の断熱筐体24に用いられたが、これに限定されない。たとえば、真空断熱材6は、自動販売機、住宅、鉄道、および、船舶などの断熱壁(断熱筐体)に用いられ得る。
全実施の形態において、検査部材19においてフランジ部21が設けられていなくてもよい。これにより、検査部材19は、押さえ部22により平板状に形成され、押さえ部22の外周縁部がフランジ部の機能を果たす。
なお、上記全実施の形態は、互いに相手を排除しない限り、互いに組み合わせてもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の真空断熱材および断熱筐体は、芯部材の変形を抑制しながら、真空断熱材の内部圧力の計測が可能な真空断熱材および断熱筐体等として有用である。
6 真空断熱材
6a 溝(凹部)
18 芯部材
18a 窪み部
19 検査部材
19a 突起部
20 被覆部材
21 フランジ部
22 押さえ部
22a テーパー部
23 孔
24 断熱筐体
25 外箱(壁部)
26 内箱(壁部)

Claims (13)

  1. 多数の微細空間を含む芯部材と、
    前記芯部材を内部空間に収容し、前記内部空間が減圧密封された被覆部材と、
    前記芯部材と前記被覆部材との間に設けられた検査部材と、を備え、
    前記検査部材は、
    前記芯部材上に配された押さえ部と、
    前記押さえ部内に設けられた孔と、
    前記押さえ部の上面から前記被覆部材側へ突き出し、前記孔の周りを連続的に囲むフランジ部と、を有し
    前記芯部材は、表面が周囲の表面より低い窪み部を含み、
    前記検査部材が前記窪み部内に嵌められ、
    前記検査部材の厚み寸法は前記窪み部の深さ寸法と同じである、真空断熱材。
  2. 前記フランジ部が前記押さえ部と一体的に形成されている、請求項に記載の真空断熱材。
  3. 前記フランジ部は、前記上面側から見て矩形状または円形状を有する、請求項またはに記載の真空断熱材。
  4. 前記検査部材は、前記押さえ部の下面から前記芯部材側へ突き出した突起部をさらに有している、請求項1〜のいずれか一項に記載の真空断熱材。
  5. 前記押さえ部は、その上面が前記フランジ部の上面に向かって傾斜するテーパー部を含んでいる、請求項のいずれか一項に記載の真空断熱材。
  6. 前記検査部材は、厚み方向に垂直な長さ方向の寸法が、前記厚み方向および前記長さ方向に垂直な幅方向の寸法より短い形状を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の真空断熱材。
  7. 前記押さえ部に複数の前記孔が設けられており、
    複数の前記孔は、前記フランジ部の中心に関して対称に配置されている、請求項のいずれか一項に記載の真空断熱材。
  8. 前記窪み部は、前記芯部材に切り抜きまたは圧縮を施して形成されている、請求項に記載の真空断熱材。
  9. 前記芯部材は、複数の芯部材層が重ねられた積層体であり、
    前記窪み部は、前記複数の芯部材層のうちの上層が切断されて形成されている、請求項に記載の真空断熱材。
  10. 前記芯部材において、前記検査部材が設けられた面と反対の面に形成された凹部をさらに備えている、請求項1からのいずれか一項に記載の真空断熱材。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の真空断熱材と、
    前記真空断熱材が配された壁部と、を備えている、断熱筐体。
  12. 前記検査部材が設けられた面と反対の面が前記壁部に接するように、前記真空断熱材が前記壁部上に配されている、請求項11に記載の断熱筐体。
  13. 前記壁部上に配された隣接する配管どうしの間隔よりも、前記真空断熱材の長さ寸法および幅寸法の少なくともいずれか一方の方が小さい、請求項11または12に記載の断熱筐体。
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