JP6107717B2 - ワークの送り出し装置及び送り出し方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークの送り出し装置及び送り出し方法に関し、例えば、幅寸法が縦方向に変化するワークの最大幅寸法の位置に対して当該ワークの重心位置が縦方向にずれているワークの送り出し装置及び送り出し方法に関する。
例えば、ボルトやコッタなどのワークは、幅寸法が上下方向に変化し、ワークの最大幅寸法の位置に対して当該ワークの重心位置が上下方向にずれている。
このようなワークは、製造ラインでの生産性を向上させるために、上下方向を揃えて、即ち姿勢を揃えて製造ラインに供給することが好ましい。
特許文献1の部品供給装置は、部品方向判定装置における差動トランス方式のコイル部にワークを通し、当該コイル部で発生する誘起出力電圧に基づいてワークの上下方向を判定する。そして、当該部品供給装置は、搬送用チューブの吐出口から吐き出されたワークの上下方向が逆の場合、ロボットハンドによって当該上下方向が逆のワークを略U字形状の反転用チューブに挿入して、ワークの上下方向を正す。
特開平11−59873号公報
特許文献1の部品供給装置は、ワークの姿勢を揃えるために、部品方向判定装置や反転用チューブなどの部品反転装置を用いる必要があり、構成が複雑で、しかも大掛かりである。
本発明は、上記を鑑みなされたものであって、小型で且つ簡単な構成でワークの姿勢を揃えることができるワークの送り出し装置及び送り出し方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るワークの送り出し装置は、幅寸法が縦方向に変化するワークの最大幅寸法の位置に対して当該ワークの重心位置が縦方向にずれているワークの送り出し装置であって、
対向するように配置された、第1の冶具及び第2の冶具と、
前記第1の冶具と前記第2の冶具との間隔を変位させる第1の駆動機構と、を備え、
前記第1の冶具は、前記第1の冶具と前記第2の冶具との間に前記ワークが送り込まれると、前記ワークにおける前記最大幅寸法の部分の一方の端部が接触する第1の接触面を有し、
前記第2の冶具は、前記第1の冶具と前記第2の冶具との間に前記ワークが送り込まれると、前記ワークにおける前記最大幅寸法の部分の他方の端部が接触する第2の接触面を有し、
前記第1の接触面及び前記第2の接触面は、前記送り出し装置の下方に行くにしたがって互いに近づく構造を有し、
前記第1の駆動機構は、前記ワークが前記第1の接触面及び前記第2の接触面で支持された状態で前記送り出し装置の下方に摺動するように、前記第1の接触面と前記第2の接触面との間隔を離間させる。
これにより、ワークの重心位置に基づく回転を利用してワークの姿勢を揃えて送り出すことができるので、従来のような複雑で大掛かりな装置が必要ない。そのため、小型で且つ簡単な構成でワークの姿勢を揃えることができる。
上述のワークの送り出し装置において、前記第1の接触面及び前記第2の接触面は、前記ワークを支持した状態で、前記ワークの重心位置が当該ワークの前記最大幅寸法の位置に対して下方に配置されるように、前記ワークを回転可能であり、
前記第1の駆動機構は、前記送り出し装置の下方に前記ワークが摺動中に、前記ワークの回転が完了するように、前記第1の接触面と前記第2の接触面との間隔を離間させることが好ましい。
これにより、ワークが送り出されるまでに当該ワークを良好に回転させることができる。
上述のワークの送り出し装置において、前記ワークにおける最大幅寸法の部分の一方の端部と前記第1の接触面、及び前記ワークにおける最大幅寸法の部分の他方の端部と前記第2の接触面との少なくとも一方は、点接触し、
前記点接触した位置を通り、且つ前記第1の接触面と前記第2の接触面との間隔が変位する方向に延在する軸を中心に前記ワークは回転することが好ましい。
これにより、ワークを良好に回転させることができる。
上述のワークの送り出し装置において、前記第1の冶具又は前記第2の冶具は、前記第1の冶具又は前記第2の冶具の幅方向における予め設定された位置に前記ワークを導く誘導部を備えることが好ましい。
これにより、第1の冶具及び第2の冶具の幅方向において所定の位置からワークを送り出すことができ、送り出されたワークを受け取る工程が容易である。
上述のワークの送り出し装置において、前記第2の冶具と対向するように配置され、前記第2の冶具との間にワークが送り込まれると、前記ワークにおける最大幅寸法の部分の一方の端部が接触する第3の接触面を有する第3の冶具と、
前記第2の冶具と前記第3の冶具との間隔を変位させる第2の駆動機構と、を備え、
前記第3の接触面及び前記第2の冶具における前記ワークの前記最大幅寸法の部分の他方の端部が接触する第4の接触面は、前記送り出し装置の下方に行くにしたがって互いに近づく構造を有し、
前記第2の駆動機構は、前記ワークが前記第3の接触面及び前記第4の接触面で支持された状態で前記送り出し装置の下方に摺動するように、前記第3の接触面と前記第4の接触面との間隔を離間させることが好ましい。
これにより、複数のワークを同時に送り出すことができ、ワークの送り出し効率を向上させることができる。
本発明の一態様に係るワークの送り出し方法は、幅寸法が縦方向に変化するワークの最大幅寸法の位置に対して当該ワークの重心位置が縦方向にずれているワークの送り出し方法であって、
第1の冶具と第2の冶具との間に前記ワークを送り込む工程と、
前記ワークにおける前記最大幅寸法の部分の一方の端部を前記第1の冶具の第1の接触面に接触させると共に、前記ワークにおける前記最大幅寸法の部分の他方の端部を前記第2の冶具の第2の接触面に接触させ、前記ワークの重心位置が当該ワークの前記最大幅寸法の位置に対して下方に配置されるように、前記第1の接触面と前記第2の接触面とで前記ワークを支持する工程と、
前記ワークが前記第1の接触面及び前記第2の接触面で支持された状態で送り出し装置の下方に摺動するように、前記第1の接触面と前記第2の接触面との間隔を離間させる工程と、
を備える。
これにより、ワークの重心位置に基づく回転を利用してワークの姿勢を揃えて送り出すことができるので、従来のような複雑で大掛かりな装置が必要ない。そのため、小型で且つ簡単な構成でワークの姿勢を揃えることができる。
本発明によれば、小型で且つ簡単な構成でワークの姿勢を揃えることができるワークの送り出し装置及び送り出し方法を提供することができる。
実施の形態1の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示す正面図である。 実施の形態1の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示す正面図である。 実施の形態1の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示す正面図である。 実施の形態1の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示す正面図である。 実施の形態1の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示す異なる正面図である。 実施の形態1の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示す異なる正面図である。 実施の形態1の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示す異なる正面図である。 実施の形態1の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示す異なる正面図である。 ワークの摩擦による減速の考え方を示す図である。 (a)は、実施の形態1のワークの送り出し装置における誘導部を備える第2の冶具を模式的に示す正面図である。(b)は、実施の形態1のワークの送り出し装置における誘導部を備える第2の冶具を模式的に示す側面図である。(c)は、実施の形態1のワークの送り出し装置における誘導部を備える第2の冶具を模式的に示す上面図である。 (a)は、実施の形態1のワークの送り出し装置における、第2の冶具の誘導部に対応する形状とされた第1の冶具を模式的に示す正面図である。(b)は、実施の形態1のワークの送り出し装置における、第2の冶具の誘導部に対応する形状とされた第1の冶具を模式的に示す側面図である。(c)は、実施の形態1のワークの送り出し装置における、第1の冶具の誘導部に対応する形状とされた第1の冶具を模式的に示す底面図である。 図10に示す第2の冶具及び図11に示す第1の冶具を用いた場合における図1の工程での上面図である。 図10に示す第2の冶具及び図11に示す第1の冶具を用いた場合における図2の工程での上面図である。 フランジ付きボルトを送り出す工程を模式的に示す図である。 フランジ付きボルトを送り出す工程を模式的に示す図である。 フランジ付きボルトを搬送部材に供給する工程を模式的に示す正面図である。 実施の形態4の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示す図である。 実施の形態4の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示す図である。 実施の形態4の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示す図である。 実施の形態4の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示す斜視図である。 誘導部を備える第2の冶具と、当該誘導部に対応するように形成された第1の冶具及び第3の冶具と、を用いた場合における図17の工程での上面図である。 誘導部を備える第2の冶具と、当該誘導部に対応するように形成された第1の冶具及び第3の冶具と、を用いた場合における図18の工程での上面図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
<実施の形態1>
本実施の形態のワークの送り出し装置及び送り出し方法を説明する。先ず、本実施の形態のワークの送り出し装置(以下、単に送り出し装置と省略する場合がある。)を説明する。
図1乃至図4は、本実施の形態の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示し、正立姿勢で送り込まれたワークが送り出される様子を示す正面図である。図5乃至図8は、本実施の形態の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示し、倒立姿勢で送り込まれたワークが送り出される様子を示す正面図である。これらの図面を引用しつつ送り出し装置1を説明する。
図1乃至図4、及び図5乃至図8に示すように、送り出し装置1は、幅寸法Tが縦方向に変化するワークWの最大幅寸法の位置に対して当該ワークWの重心位置が縦方向にずれているワークの送り出し装置である。
詳細には、送り出し装置1は、第1の冶具2、第2の冶具3、第1の駆動機構4及び制御部5を備えており、正立姿勢において倒立円錐台形状のワークWを送り出し装置1の下方に送り出す。ここで、正立姿勢のワークWの縦方向は当該ワークの上下方向であり、ワークWの幅寸法Tは当該ワークWの上下方向に対して直交する方向の寸法を示す。
第1の冶具2は、第2の冶具3と対向するように配置されている。第1の冶具2は、第2の冶具3との間にワークWが送り込まれた際に、ワークWの幅寸法Tが最も広い部分の一方の端部が接触する第1の接触面2aを備えている。
つまり、本実施の形態では、図3に示すように、第1の冶具2と第2の冶具3との間にワークWが正立姿勢で送り込まれると、ワークWにおける上端周縁部が第1の接触面2aに接触する。一方、図7に示すように、第1の冶具2と第2の冶具3との間にワークWが倒立姿勢で送り込まれると、ワークWにおける下端周縁部が第1の接触面2aに接触する。
第1の接触面2aは、送り出し装置1の下方に行くにしたがって第2の冶具3側に近づく傾斜面であり、第1の接触面2aの各等高線は略平行に配置されている。なお、第1の接触面2aの傾斜角度θ1(図1)については後述する。
第1の冶具2は、さらに傾斜面2b及び検出部2cを備えている。傾斜面2bは、当該傾斜面2b上でワークWを摺動させて当該ワークWを第2の冶具3との間に送り込む。傾斜面2bは、第1の接触面2aと連続し、第1の接触面2aの上方に配置されている。
本実施の形態の傾斜面2bは、図1に示すように、略正立姿勢のワークWが傾斜面2b上に配置された際に、ワークWの周側面が第2の冶具3と略面接触(厳密には線接触)する傾斜角度θ2に設定されている。
検出部2cは、傾斜面2b上にワークWが配置されたことを検出する。検出部2cは、例えば接触センサなどを備えており、検出信号を制御部5に出力する。
第2の冶具3は、第1の冶具2の第1の接触面2aと対向する、即ち送り出し装置1の上下方向から見て第1の接触面2aの各等高線と略平行に配置された等高線を有する第2の接触面3aを備えている。
第2の接触面3aは、第1の冶具2との間にワークWが送り込まれた際に、ワークWの幅寸法が最も広い部分の他方の端部が接触する。つまり、本実施の形態では、第1の冶具2と第2の冶具3との間にワークWが送り込まれると、ワークWの上下方向から見て、ワークWにおける第1の冶具2の第1の接触面2aに接触した端部に対して当該ワークWの中心を挟んで逆側の端部が第2の接触面3aに接触する。第2の接触面3aは、送り出し装置1の上下方向に配置された垂直面である。但し、第2の接触面3aは、送り出し装置1の下方に行くにしたがって第1の冶具2側に近づく傾斜面であってもよい。
第1の駆動機構4は、第1の冶具2と第2の冶具3との間隔を変位、ひいては第1の接触面2aと第2の接触面3aとの間隔を変位させる。本実施の形態の第1の駆動機構4は、モータやギヤなどの伝達機構を備えており、第1の冶具2を第2の冶具3に対して移動させる。つまり、本実施の形態の送り出し装置1は、第1の冶具2が移動可能であり、第2の冶具3は固定されている。但し、第2の冶具3が移動してもよく、又は第1の冶具2と共に第2の冶具3も相互の間隔が変位するように移動してもよい。
制御部5は、検出部2cから入力される検出信号に基づいて、第1の冶具2が所定の速度で移動するように第1の駆動機構4のモータを制御する。なお、第1の冶具2の移動速度については後述する。
次に、第1の接触面2aの傾斜角度θ1、及び当該傾斜角度θ1と第2の冶具3の移動速度との関係について説明する。第1の接触面2aの傾斜角度θ1は、図7に示すように、第2の接触面3aとで正立姿勢でないワークWを支持したとき、ワークWの上下方向で当該ワークWの幅寸法Tが最も大きい位置に対して当該ワークWの重心位置が下方に配置されてワークWが略正立姿勢になるように、ワークWを回転させることが可能な傾斜角度とされている。
つまり、第1の接触面2aの傾斜角度θ1は、図3に示すように、ワークWが正立姿勢において、ワークWの幅寸法Tが最も広い部分の端部と当該ワークWの下端周縁部とを結んだ直線L1と、送り出し装置1の上下方向に対して直交する方向に延在する直線(即ち、水平線)L2と、が成す角度θ3より大きい。
これにより、第1の接触面2aと第2の接触面3aとを所定の間隔で離間させた状態で、第1の接触面2aと第2の接触面3aとの間に正立姿勢でないワークWが送り込まれると、第1の接触面2aにワークWにおける下端周縁部が接触し、第2の接触面3aにワークWにおける第1の接触面2aが接触した周端部に対して当該ワークWの中心を挟んで逆側の周端部が接触し、これらの2箇所の点接触位置を通る軸を中心としてワークWの重心位置が当該ワークの幅寸法Tの最も広い位置に対して下方に配置されるようにワークWが回転して略正立姿勢になる。
そして、第1の接触面2aの傾斜角度θ1と第1の冶具2の移動速度Vとの関係は、第1の冶具2を移動させたとき、ワークWが第1の接触面2a及び第2の接触面3aで支持された状態で送り出し装置1の下方に摺動するように設定されている。
詳細には、第1の接触面2aの傾斜角度θ1と第1の冶具2の移動速度Vとの関係は、以下の<式1>を満たすように設定させる。
<式1>
V<(Va+A×Δt/2)tanθ1
但し、Vaは初期落下速度、Aは重力加速度−摩擦による減速、Δtは単位時間
ちなみに、図9は、ワークWの摩擦による減速の考え方を示す図であり、摩擦による減速は<式2>で求めることができる。
<式2>
摩擦による減速=(2×μ×F)/M
但し、μは第1の接触面とワークWとの動摩擦係数、FはワークWの第1の接触面への押付け力、MはワークWの重量
ここで、送り出し装置1からワークWが送り出されるまでに、即ちワークWの摺動中に当該ワークWの回転が完了している必要があるので、第1の接触面2aの高さLは以下の<式3>を満たす必要がある。
<式3>
L>(Va+A×T/2)×T
但し、TはワークWの回転時間
これにより、正立姿勢でない状態でワークWが第1の接触面2aと第2の接触面3aとの間に送り込まれても、ワークWを略正立姿勢に回転させることができ、しかもワークWを自由落下させることなく、第1の接触面2aと第2の接触面3aとでワークWを略正立姿勢に支持しつつ送り出し装置1の下方に摺動させることができる。
次に、ワークWの送り出し方法について説明する。先ず、図1及び図5に示すように、第1の冶具2の第1の接触面2aと第2の冶具3の第2の接触面3aとが略閉じた状態で、ワークWが第1の冶具2の傾斜面2b上に配置される。これにより、第1の冶具2の検出部2cがワークWを検出し、制御部5に検出信号を出力する。
次に、図2及び図6に示すように、制御部5は、検出部2cから検出信号が入力されると、第1の接触面2aと第2の接触面3aとの間隔が離間するように第1の駆動機構4のモータを制御して第1の冶具2を移動させる。これにより、ワークWは第1の接触面2aと第2の接触面3aとの間に送り込まれる。
次に、制御部5は、第1の接触面2a及び第2の接触面3aにワークWにおける幅寸法Tが最も広い部分の両端部が接触した状態を維持しつつ、ワークWが送り出し装置1の下方に摺動するように、第1の駆動機構4のモータを制御して第1の冶具2を移動させる。このとき、ワークWにおける第1の接触面2aとの摩擦力と、ワークWにおける第2の接触面3aとの摩擦力と、の差によって、ワークWの幅方向と水平方向とが略等しくなるように、ワークWは第1の接触面2a及び第2の接触面3a上を摺動する。つまり、ワークWは、略正立姿勢又は略倒立姿勢になる。
そして、略正立姿勢のワークWの重心位置は、ワークWの幅寸法Tが最も広い位置に対して下方に配置されているので、図3及び図4に示すように、ワークWは正立姿勢に近づきつつ、さらに送り出し装置1の下方に摺動する。
一方、倒立姿勢のワークWの重心位置は、ワークWの幅寸法Tが最も広い位置に対して上方に配置されているので、図7に示すように、ワークWは当該ワークWにおける幅寸法Tが最も広い部分の両端部を通る軸を中心として回転して略正立姿勢になる。
そして、図8に示すように、ワークWは正立姿勢に近づきつつ、送り出し装置1の下方に摺動する。このように、ワークWが第1の接触面2aと第2の接触面3aとの間に正立姿勢で送り込まれても、ワークWが第1の接触面2aと第2の接触面3aとの間に正立姿勢でない状態で送り込まれても、いずれも場合もワークWを略正立姿勢で送り出すことができる。
このような本実施の形態のワークの送り出し装置1及び送り出し方法は、ワークWの重心位置に基づく回転を利用してワークWの姿勢を正して送り出すことができるので、従来のような複雑で大掛かりな装置が必要ない。つまり、本実施の形態のワークの送り出し装置1及び送り出し方法は、小型で且つ簡単な構成でワークWの姿勢を揃えることができる。
ここで、第2の冶具3は、幅方向の所定の位置にワークWを誘導するための誘導部を備え、第1の冶具2は、当該誘導部に対応する形状であることが好ましい。図10(a)は、本実施の形態のワークの送り出し装置における誘導部を備える第2の冶具を模式的に示す正面図である。図10(b)は、本実施の形態のワークの送り出し装置における誘導部を備える第2の冶具を模式的に示す側面図である。図10(c)は、本実施の形態のワークの送り出し装置における誘導部を備える第2の冶具を模式的に示す上面図である。図11(a)は、本実施の形態のワークの送り出し装置における、第2の冶具の誘導部に対応する形状とされた第1の冶具を模式的に示す正面図である。図11(b)は、本実施の形態のワークの送り出し装置における、第2の冶具の誘導部に対応する形状とされた第1の冶具を模式的に示す側面図である。図11(c)は、本実施の形態のワークの送り出し装置における、第1の冶具の誘導部に対応する形状とされた第1の冶具を模式的に示す底面図である。図12は、図10に示す第2の冶具及び図11に示す第1の冶具を用いた場合における図1の工程での上面図である。図13は、図10に示す第2の冶具及び図11に示す第1の冶具を用いた場合における図2の工程での上面図である。
図10(a)乃至図10(c)に示すように、第2の冶具3は、第2の冶具3の上下方向から見て、平板部3b及び誘導部3cを備えている。平板部3bは、最も広い面が対向しており、その一方の面がワークWと接触する第2の接触面3aとされる。
誘導部3cは、平板部3bから少なくとも第2の接触面3a側に突出し、第2の冶具3の幅方向で向かい合う面3dを備えている。向かい合う面3dは夫々、第2の冶具3の厚さ方向から見て、第2の冶具3の下方に行くにしたがって向かい合う面3dの間隔が狭くなるように、傾斜面3eを備えている。
このような傾斜面3eによって、第2の冶具3の厚さ方向から見て、第2の冶具3の下方に行くにしたがって幅寸法が狭くなる倒立台形状の凹部3fが形成されている。これにより、第2の冶具3の下方に行くにしたがって、第2の冶具3の幅方向の略中央にワークWを誘導する。
図11(a)乃至図11(c)に示すように、第1の冶具2は、第2の冶具3の凹部3fに嵌め込まれる凸部2dを備えている。凸部2dは、第2の冶具3側に突出しており、第1の冶具2の厚さ方向から見て、第2の冶具3の凹部3fに対応するように、第1の冶具2の下方に行くにしたがって幅寸法が狭くなる倒立台形状である。言い換えると、凸部2dを第2の冶具3の凹部3fに嵌め込むことができるように、凸部2dを挟んで両側が切り欠かれている。そして、凸部2dにおける第2の冶具3側の面が第1の接触面2aとされる。
これにより、図1及び図12に示すように、第1の冶具2と第2の冶具3とを近づけて、ワークWの周側面を第1の冶具2の傾斜面2b及び第2の冶具3の第2の接触面3aに略面接触(厳密には線接触)させて、ワークWの姿勢を安定させることができる。
そして、ワークWを安定させた状態で、図2及び図13に示すように、ワークWを第1の接触面2aと第2の接触面3aとの間に送り込んで、ワークWを第2の冶具3の凹部3fによって第1の冶具2及び第2の冶具3の幅方向の所定の位置に誘導することができる。
そのため、第1の冶具2及び第2の冶具3の幅方向において所定の位置からワークWを送り出すことができ、送り出されたワークWを受け取る工程が容易である。
<実施の形態2>
実施の形態1では、正立姿勢において倒立円錐台形状のワークを送り出しているが、フランジ付きボルトも同様に送り出すことができる。
図14及び図15は、フランジ付きボルトを送り出す工程を模式的に示す図であり、フランジ付きボルトが挿入されるワークを断面図で示している。フランジ付きボルト20は、ボルト頭の下端部から周縁形状が円弧状のフランジが突出する。ここで、フランジ付きボルト20の正立姿勢は、ボルト柱の軸方向が上下方向に配置され、ボルト頭がボルト柱に対して上方に配置された状態である。このようなフランジ付きボルト20は、正立姿勢においてフランジに対して下方に重心位置がある。
図14に示すように、実施の形態1のワークWと同様に、第1の接触面2aと第2の接触面3aとの間にフランジ付きボルト20を送り込むと、フランジ付きボルト20は、フランジの周縁部が第1の接触面2aに接触し、第1の接触面2aと接触した周縁部とフランジの直径上で逆側の周縁部が第2の接触面3aに接触し、フランジ付きボルト20は送り出し装置1の下方に摺動する。このとき、フランジ付きボルト20における第1の接触面2aとの摩擦力と、フランジ付きボルト20における第2の接触面3aとの摩擦力と、の差によって、フランジ付きボルト20は略正立姿勢又は略倒立姿勢になる。
略正立姿勢のフランジ付きボルト20は、正立姿勢に近づくようにさらに送り出し装置1の下方に摺動する。一方、略倒立姿勢のフランジ付きボルト20は、2箇所の接触点を通る軸を中心として回転して略正立姿勢になり、さらに送り出し装置1の下方に摺動する。
そして、図15に示すように、送り出し装置1におけるフランジ付きボルト20の送り出し部の下方に、ボルト穴21aが形成されたワーク21を配置すると、常に略正立姿勢で送り出されるフランジ付きボルト20を当該ボルト穴21aに挿入することができる。
<実施の形態3>
実施の形態2では、送り出し装置1におけるフランジ付きボルト20の送り出し部の下方に、ボルト穴21aが形成されたワーク21を配置したが、送り出し装置1におけるフランジ付きボルト20の送り出し部の下方に、搬送部材を配置してもよい。
図16は、フランジ付きボルトを搬送部材に供給する工程を模式的に示す正面図である。例えば複数の貫通孔を有する板状部材を搬送部材30として、送り出し装置1におけるフランジ付きボルト20の送り出し部の下方に配置し、フランジ付きボルト20が送り出される毎に搬送部材30を略水平方向に移動させると、連続的に送り出されるフランジ付きボルト20を順に搬送部材30の貫通孔に挿入することができる。
<実施の形態4>
実施の形態1乃至3の送り出し装置1は、第1の冶具2及び第2の冶具3を備えているが、さらに第3の冶具などを備えてもよい。
図17乃至図19は、本実施の形態の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示す図であり、保持部及び位置決め部を断面図で示している。図20は、本実施の形態の送り出し装置を用いてワークを送り出す工程を模式的に示す斜視図である。
図17乃至図20に示すように、本実施の形態の送り出し装置40は、第2の冶具3を挟んで第1の冶具2に対して逆側に第3の冶具41を備えている。第3の冶具41は、第1の冶具2と略同様の構成とされているため詳細な説明は省略するが、第3の接触面41a、傾斜面41b及び検出部41cなどを備えており、第3の接触面41aと第2の冶具3における第3の冶具41側の面とでワークを支持する。そして、検出部41cからの検出信号に基づいて制御部42が第2の駆動機構43のモータを制御し、当該モータの駆動力によって第3の冶具41を第2の冶具3に対して移動させる。
このような送り出し装置40を用いると、ワークとして例えばコッタ44を良好に送り出すことができる。コッタ44は、自動車などのエンジンにおいてリテーナ45をバルブに固定するための部材であり、図20に示すように、正立姿勢で倒立円錐台形状を半割にした形状であって、内部が中空構造とされている。このようなコッタ44は、正立姿勢において幅寸法が最も広い上端部に対して下方に重心位置がある。
リテーナ45は、自動車などのエンジンにおいてバルブスプリングを押えるための部材であり、図17などに示すように、段付きの円盤部材であって、リテーナ45の上下方向から見て略中央に、突き合せて配置されたコッタ44が挿入される挿入部45aが形成されている。
このようなリテーナ45は、図17などに示すように、保持部46の上端部に載置される。保持部46は、送り出し装置40におけるコッタ44の送り出し部の下方に配置される。保持部46は、本体部材46aの上端部にリテーナ45を嵌め込むための凹部46bを備えている。そして、保持部46は、リテーナ45の挿入部45aにコッタ44が良好に挿入されるように案内部材46cを備えている。
案内部材46cは、本体部材46aに形成された当該本体部材46aの上下方向に延在する貫通孔46dに挿入される棒状部を有し、下方からスプリングなどの弾性部材46eによって上方に押し出されて当該棒状部がリテーナ45の挿入部45a内に配置される。
これらの本体部材46a及び弾性部材46eは、図20に示すように、個別に異なる駆動機構47、48によって送り出し装置40の上下方向に移動する。
さらに、図18に示すように、リテーナ45を送り出し装置40の上方に移動させた際に、リテーナ45が位置決め部49で位置決めされる。位置決め部49は、送り出し装置40におけるコッタ44の送り出し部の下方であって、保持部46の上方に配置される。
位置決め部49は、例えば板状部材から成る本体部材49aを備えており、本体部材49aの下面にリテーナ45を嵌め込むための凹部49bが形成されている。そして、本体部材49aには、送り出し装置40におけるコッタ44の送り出し部から送り出される当該コッタ44をリテーナ45の挿入部45aに誘導する誘導部49cが形成されている。誘導部49cは、位置決め部49の下方に行くにしたがって縮径するテーパー形状の貫通部である。
このような送り出し装置40、保持部46及び位置決め部49を用いて、以下のようにコッタ44を送り出してリテーナ45の挿入部45a内に挿入する。先ず、図17及び図20に示すように、保持部46の本体部材46a及び案内部材46cを送り出し装置40の下方に移動させておき、その状態で第1の冶具2と第2の冶具3との間、及び第2の冶具3と第3の冶具41との間に夫々、コッタ44を送り込む。
送り込まれたコッタ44が略正立姿勢の場合、コッタ44の外周面44aの上端部が第1の接触面2a又は第3の接触面41aに接触し、コッタ44の内周面を挟む両側の面44bが第2の接触面3a又は第2の冶具3における第3の冶具41側の面に接触し、コッタ44は正立姿勢に近づきつつ送り出し装置40の下方に摺動する。
一方、送り込まれたコッタ44が略倒立姿勢の場合、コッタ44の外周面44aの下端部が第1の接触面2a又は第3の接触面41aに接触し、コッタ44の内周面を挟む両側の面44bが第2の接触面3a又は第2の冶具3における第3の冶具41側の面に接触し、コッタ44の外周面44aの下端部と第1の接触面2a又は第3の接触面41aとの接触点を通り、且つ各々の冶具の厚さ方向に延在する軸を中心に、コッタ44は回転して略正立姿勢になる。さらに、コッタ44は正立姿勢に近づきつつ、送り出し装置40の下方に摺動する。
ここで、コッタ44の外周面44aが第1の冶具2又は第3の冶具41側に配置され、コッタ44の内周面を挟む両側の面44bが第2の冶具3側に配置されるように、コッタ44は第1の冶具2と第2の冶具3又は第2の冶具3と第3の冶具41との間に送り込まれる。
次に、図18及び図20に示すように、保持部46の本体部材46a及び案内部材46cを送り出し装置40の上方に移動させ、リテーナ45を位置決め部49の凹部49bに嵌め込んで位置決めしつつ、案内部材46cをリテーナ45の挿入部45a内に配置する。その状態で、コッタ44を送り出し装置40から送り出し、コッタ44をリテーナ45の挿入部45a内に挿入する。このとき、コッタ44の内周面が案内部材46cの外周面に接触し、コッタ44を略正立姿勢でリテーナ45の挿入部45a内に挿入することができ、第1の冶具2と第2の冶具3との間に送り込まれたコッタ44と、第2の冶具3と第3の冶具41との間に送り込まれたコッタ44と、を突き合せるように配置することができる。
次に、図19に示すように、保持部46の本体部材46a及び案内部材46cを送り出し装置40の下方に移動させ、さらに案内部材46cをリテーナ45の挿入部45aから排除し、その後、コッタ44とリテーナ45とのセット部材を例えばエンジンの組み立てエリアに供給する。
このような送り出し装置40及び送り出し方法は、複数のワークを同時に送り出すことができ、ワークの送り出し効率を向上させることができる。
ここで、実施の形態1と同様に、第2の冶具3における第3の冶具41側の面に誘導部を形成し、第3の冶具41における第3の接触面41aが当該誘導部に対応する形状とされていることが好ましい。
図21は、誘導部を備える第2の冶具と、当該誘導部に対応するように形成された第1の冶具及び第3の冶具と、を用いた場合における図17の工程での上面図である。図22は、誘導部を備える第2の冶具と、当該誘導部に対応するように形成された第1の冶具及び第3の冶具と、を用いた場合における図18の工程での上面図である。
図21及び図22に示すように、第2の冶具3の第2の接触面3aに誘導部3cを形成し、第1の冶具2を当該誘導部3cと対応する形状とする。そして、第1の冶具2と第2の冶具3との関係と同様に、第2の冶具3における第3の冶具41側の面に誘導部3gを形成し、第3の冶具41を当該誘導部3gに対応する形状とする。
これにより、第1の冶具2と第2の冶具3と間に送り込まれたコッタ44を第1の冶具2及び第2の冶具3の幅方向の所定の位置に誘導するだけでなく、第2の冶具3と第3の冶具41との間に送り込まれたコッタ44を第2の冶具3及び第3の冶具41の幅方向の所定の位置に誘導することができる。
本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施の形態2及び3では、フランジ付きボルト20を送り出しているが、ワッシャーにボルトが通されたワッシャー付きボルトでも同様に実施できる。要するに、対向する接触面に支持された状態で回転するワークであればよい。
上記実施の形態では、ワークを正立姿勢で送り出しているが、倒立姿勢で送り出してもよい。
1 ワークの送り出し装置
2 第1の冶具、2a 第1の接触面、2b 傾斜面、2c 検出部、2d 凸部
3 第2の冶具、3a 第2の接触面、3b 平板部、3c 誘導部、3d 向かい合う面、3e 傾斜面、3f 凹部、3g 誘導部
4 第1の駆動機構
5 制御部
20 ボルト
21 ワーク、21a ボルト穴
30 搬送部材
40 ワークの送り出し装置
41 第3の冶具、41a 第3の接触面、41b 傾斜面、41c 検出部
42 制御部
43 第2の駆動機構
44 コッタ
45 リテーナ、45a 挿入部
46 保持部、46a 本体部材、46b 凹部、46c 案内部材、46d 貫通孔、46e 弾性部材
47、48 駆動機構
49 位置決め部、49a 本体部材、49b 凹部、49c 誘導部

Claims (6)

  1. 幅寸法が縦方向に変化するワークの最大幅寸法の位置に対して当該ワークの重心位置が縦方向にずれているワークの送り出し装置であって、
    対向するように配置された、第1の冶具及び第2の冶具と、
    前記第1の冶具と前記第2の冶具との間隔を変位させる第1の駆動機構と、を備え、
    前記第1の冶具は、前記第1の冶具と前記第2の冶具との間に前記ワークが送り込まれると、前記ワークにおける前記最大幅寸法の部分の一方の端部が接触する第1の接触面を有し、
    前記第2の冶具は、前記第1の冶具と前記第2の冶具との間に前記ワークが送り込まれると、前記ワークにおける前記最大幅寸法の部分の他方の端部が接触する第2の接触面を有し、
    前記第1の接触面及び前記第2の接触面は、前記送り出し装置の下方に行くにしたがって互いに近づく構造を有し、
    前記第1の駆動機構は、前記ワークが前記第1の接触面及び前記第2の接触面で支持された状態で前記送り出し装置の下方に摺動するように、前記第1の接触面と前記第2の接触面との間隔を離間させる、ワークの送り出し装置。
  2. 前記第1の接触面及び前記第2の接触面は、前記ワークを支持した状態で、前記ワークの重心位置が当該ワークの前記最大幅寸法の位置に対して下方に配置されるように、前記ワークを回転可能であり、
    前記第1の駆動機構は、前記送り出し装置の下方に前記ワークが摺動中に、前記ワークの回転が完了するように、前記第1の接触面と前記第2の接触面との間隔を離間させる、請求項1に記載のワークの送り出し装置。
  3. 前記ワークにおける最大幅寸法の部分の一方の端部と前記第1の接触面、及び前記ワークにおける最大幅寸法の部分の他方の端部と前記第2の接触面との少なくとも一方は、点接触し、
    前記点接触した位置を通り、且つ前記第1の接触面と前記第2の接触面との間隔が変位する方向に延在する軸を中心に前記ワークは回転する、請求項1又は2に記載のワークの送り出し装置。
  4. 前記第1の冶具又は前記第2の冶具は、前記第1の冶具又は前記第2の冶具の幅方向における予め設定された位置に前記ワークを導く誘導部を備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のワークの送り出し装置。
  5. 前記第2の冶具と対向するように配置され、前記第2の冶具との間にワークが送り込まれると、前記ワークにおける最大幅寸法の部分の一方の端部が接触する第3の接触面を有する第3の冶具と、
    前記第2の冶具と前記第3の冶具との間隔を変位させる第2の駆動機構と、を備え、
    前記第3の接触面及び前記第2の冶具における前記ワークの前記最大幅寸法の部分の他方の端部が接触する第4の接触面は、前記送り出し装置の下方に行くにしたがって互いに近づく構造を有し、
    前記第2の駆動機構は、前記ワークが前記第3の接触面及び前記第4の接触面で支持された状態で前記送り出し装置の下方に摺動するように、前記第3の接触面と前記第4の接触面との間隔を離間させる、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のワークの送り出し装置。
  6. 幅寸法が縦方向に変化するワークの最大幅寸法の位置に対して当該ワークの重心位置が縦方向にずれているワークの送り出し方法であって、
    第1の冶具と第2の冶具との間に前記ワークを送り込む工程と、
    前記ワークにおける前記最大幅寸法の部分の一方の端部を前記第1の冶具の第1の接触面に接触させると共に、前記ワークにおける前記最大幅寸法の部分の他方の端部を前記第2の冶具の第2の接触面に接触させ、前記ワークの重心位置が当該ワークの前記最大幅寸法の位置に対して下方に配置されるように、前記第1の接触面と前記第2の接触面とで前記ワークを支持する工程と、
    前記ワークが前記第1の接触面及び前記第2の接触面で支持された状態で送り出し装置の下方に摺動するように、前記第1の接触面と前記第2の接触面との間隔を離間させる工程と、
    を備える、ワークの送り出し方法。
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