JPH09295713A - 円錐台形状物の整列装置 - Google Patents
円錐台形状物の整列装置Info
- Publication number
- JPH09295713A JPH09295713A JP11155896A JP11155896A JPH09295713A JP H09295713 A JPH09295713 A JP H09295713A JP 11155896 A JP11155896 A JP 11155896A JP 11155896 A JP11155896 A JP 11155896A JP H09295713 A JPH09295713 A JP H09295713A
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- Japan
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- rolls
- conical
- roll
- truncated cone
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 円錐台形状のサンプラーの細い部分が下にな
る垂直姿勢で定位置に落下させる装置を提供する。 【解決手段】 一対の円錐形状ロールを平行に設置して
ロール間隔を大、小に形成し、各ロールを回転自在に設
け、かつ円錐台形状物を該ロールで支持しながら移送
し、該ロール間隔から円錐台形状物の小径側を下方に向
けた落下姿勢に修正することを特徴とする円錐台形状物
の整列装置。
る垂直姿勢で定位置に落下させる装置を提供する。 【解決手段】 一対の円錐形状ロールを平行に設置して
ロール間隔を大、小に形成し、各ロールを回転自在に設
け、かつ円錐台形状物を該ロールで支持しながら移送
し、該ロール間隔から円錐台形状物の小径側を下方に向
けた落下姿勢に修正することを特徴とする円錐台形状物
の整列装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、円錐台形状物の整
列装置に関する。
列装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】姿勢が一定しない状態で送られてきた円
錐台形状物を、小径を下方に向けた状態で送ることを必
要とする装置（例えば製鉄所におけるサンプル塊気送
管）に、自動的に姿勢を修正して送る整列装置が用いら
れている。例えば特開平３−２４９０１６号公報は、螺
旋条の突起を設けた円錐形状ではないロール２本の上に
円錐台形状物を置いて回転しながら送り、円錐台形状物
の径に合わせた穴の部分に至って姿勢を修正するという
ものである。
錐台形状物を、小径を下方に向けた状態で送ることを必
要とする装置（例えば製鉄所におけるサンプル塊気送
管）に、自動的に姿勢を修正して送る整列装置が用いら
れている。例えば特開平３−２４９０１６号公報は、螺
旋条の突起を設けた円錐形状ではないロール２本の上に
円錐台形状物を置いて回転しながら送り、円錐台形状物
の径に合わせた穴の部分に至って姿勢を修正するという
ものである。
【０００３】即ち、一対の移送軸の外周部に螺旋方向が
異なるようにして螺旋条をそれぞれ形成し、この両軸間
に載置される円錐台形状物の大径端寄り部分がこの両軸
に支持されるようにして架台に枢着されているので、駆
動手段による両軸の同期逆回転によって軸間上の円錐台
形状物は、この軸の回転と円錐台形状物自体の重量バラ
ンスによって、移送中に確実に円錐台形状物の底面（大
径端）が上方を向く。また、回転する両軸の螺旋条の作
用によって、円錐台形状物が移送されていく。従って、
ランダムに両軸間に載置される円錐台形状物は、人手を
介せずに自動的に且つ確実に姿勢を修正して移送される
ことになる。
異なるようにして螺旋条をそれぞれ形成し、この両軸間
に載置される円錐台形状物の大径端寄り部分がこの両軸
に支持されるようにして架台に枢着されているので、駆
動手段による両軸の同期逆回転によって軸間上の円錐台
形状物は、この軸の回転と円錐台形状物自体の重量バラ
ンスによって、移送中に確実に円錐台形状物の底面（大
径端）が上方を向く。また、回転する両軸の螺旋条の作
用によって、円錐台形状物が移送されていく。従って、
ランダムに両軸間に載置される円錐台形状物は、人手を
介せずに自動的に且つ確実に姿勢を修正して移送される
ことになる。
【０００４】更に、両軸の終端近傍の環状凹部に円錐台
形状物が達すると、両軸の環状凹部間距離を円錐台形状
物の底面（大径端）寸法より大としてあるので、底面を
上にした姿勢で円錐台形状物は落下される。図６はかか
る従来例の平面図であり、３１：姿勢修正装置、３２：
架台、３３：移送軸、３６：螺旋条、３７：環状凹部、
Ａ：円錐台形状物、Ｖ：環状凹部間距離、Ｙ：大径端寸
法、Ｘ：外周面間隔である。
形状物が達すると、両軸の環状凹部間距離を円錐台形状
物の底面（大径端）寸法より大としてあるので、底面を
上にした姿勢で円錐台形状物は落下される。図６はかか
る従来例の平面図であり、３１：姿勢修正装置、３２：
架台、３３：移送軸、３６：螺旋条、３７：環状凹部、
Ａ：円錐台形状物、Ｖ：環状凹部間距離、Ｙ：大径端寸
法、Ｘ：外周面間隔である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】円錐台形状物は、通常
上方から落下しながら送られてくる。この場合、円錐台
形状物の重心位置に関係なく小径側が下になるように、
かつ垂直に定位置に落下させることが求められる。本発
明は、円錐台形状物の姿勢制御が正確な装置を提供する
ものである。
上方から落下しながら送られてくる。この場合、円錐台
形状物の重心位置に関係なく小径側が下になるように、
かつ垂直に定位置に落下させることが求められる。本発
明は、円錐台形状物の姿勢制御が正確な装置を提供する
ものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は次の通り
である。 （１） 一対の円錐形状ロールを平行に設置してロール
間隔を大、小に形成し、各ロールを回転自在に設け、か
つ円錐台形状物を該ロールで支持しながら移送し、該ロ
ール間隔から円錐台形状物の小径側を下方に向けた落下
姿勢に修正することを特徴とする円錐台形状物の整列装
置。 （２） 一対の円錐形状ロールを平行に設置してロール
間隔を大、小に形成し、ロール間隔の大きい側を下流に
傾斜し、下流傾斜の端部に円錐台形状物のシュートを配
設したことを特徴とする（１）記載の装置。
である。 （１） 一対の円錐形状ロールを平行に設置してロール
間隔を大、小に形成し、各ロールを回転自在に設け、か
つ円錐台形状物を該ロールで支持しながら移送し、該ロ
ール間隔から円錐台形状物の小径側を下方に向けた落下
姿勢に修正することを特徴とする円錐台形状物の整列装
置。 （２） 一対の円錐形状ロールを平行に設置してロール
間隔を大、小に形成し、ロール間隔の大きい側を下流に
傾斜し、下流傾斜の端部に円錐台形状物のシュートを配
設したことを特徴とする（１）記載の装置。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明は、一対の円錐形状ロール
を２列平行に設置し、更に傾斜を変更できるようにする
ので、ロール上に円錐台形状物を支持しながら回転して
送ると、円錐台形状物の小径部分がロール間間隔より小
となった所で下方を向き、更に大径部分もロール間間隔
より小となれば、小径部分が下方を向いた状態で円錐台
形状物が落下する。即ち、本装置は円錐台形状物の小径
部分が下方となる落下姿勢を正確に修正する装置であ
る。
を２列平行に設置し、更に傾斜を変更できるようにする
ので、ロール上に円錐台形状物を支持しながら回転して
送ると、円錐台形状物の小径部分がロール間間隔より小
となった所で下方を向き、更に大径部分もロール間間隔
より小となれば、小径部分が下方を向いた状態で円錐台
形状物が落下する。即ち、本装置は円錐台形状物の小径
部分が下方となる落下姿勢を正確に修正する装置であ
る。
【０００８】
【実施例】図５は本発明の適用例の概略図である。本発
明が対象とするサンプラーは円錐台形状物（以下被搬送
体という。）で、図３に示すように例えばｔ1 ＝３０m
m、ｔ2 ＝２５mm、Ｌ＝４９mmの諸元で示される。図５
において、搬送系に駆動源を有するロールを設け、ロー
ルにベルトを配設する。被搬送体１６は本発明の整列装
置２０で姿勢制御されて、シュート５を介して気送管１
４に落下し、分析室に送られる。
明が対象とするサンプラーは円錐台形状物（以下被搬送
体という。）で、図３に示すように例えばｔ1 ＝３０m
m、ｔ2 ＝２５mm、Ｌ＝４９mmの諸元で示される。図５
において、搬送系に駆動源を有するロールを設け、ロー
ルにベルトを配設する。被搬送体１６は本発明の整列装
置２０で姿勢制御されて、シュート５を介して気送管１
４に落下し、分析室に送られる。
【０００９】本発明の整列装置は、図１に示すように、
本体フレーム１に一対の円錐ロール２、２′を平行に設
けるが、ロール間隔はＷ1 ＞Ｗ2 とする。円錐ロール
２、２′はそれぞれ駆動用スプロケット３、軸受４を有
し、図４に示すように矢印方向に逆方向に同期回動す
る。
本体フレーム１に一対の円錐ロール２、２′を平行に設
けるが、ロール間隔はＷ1 ＞Ｗ2 とする。円錐ロール
２、２′はそれぞれ駆動用スプロケット３、軸受４を有
し、図４に示すように矢印方向に逆方向に同期回動す
る。
【００１０】円錐ロール２、２′は、図２に示すように
ロール軸に対して傾斜角θを与えられるので、被搬送体
１６は円錐ロール２、２′の傾斜と回転により支持され
ながら移送される。傾斜角θはロール間隔Ｗ1 の大きい
側を下流にして、例えば６°とする。円錐ロール２、
２′の下流で傾斜部の端部にシュート５が設けられる。
ロール軸に対して傾斜角θを与えられるので、被搬送体
１６は円錐ロール２、２′の傾斜と回転により支持され
ながら移送される。傾斜角θはロール間隔Ｗ1 の大きい
側を下流にして、例えば６°とする。円錐ロール２、
２′の下流で傾斜部の端部にシュート５が設けられる。
【００１１】本発明の構成は以上の通りであり、被搬送
体１６が本発明の整列装置２０の円錐ロール２、２′の
上流に供給されると、円錐ロール２、２′の傾斜と回転
とにより被搬送体１６は円錐ロール２、２′の下流側に
移送される。移送段階において、被搬送体１６の下部端
部ｔ2 がロール間隔Ｗ2 に捕捉される。次いで被搬送体
１６の上部端部ｔ1 がロール間隔Ｗ1 に捕捉されて被搬
送体１６は垂直となり、落下姿勢が修正される。その
後、ロール間隔Ｗ1 が被搬送体１６の上部ｔ1 より大き
くなったところで、被搬送体は自由となりシュート５に
垂直姿勢で落下する。
体１６が本発明の整列装置２０の円錐ロール２、２′の
上流に供給されると、円錐ロール２、２′の傾斜と回転
とにより被搬送体１６は円錐ロール２、２′の下流側に
移送される。移送段階において、被搬送体１６の下部端
部ｔ2 がロール間隔Ｗ2 に捕捉される。次いで被搬送体
１６の上部端部ｔ1 がロール間隔Ｗ1 に捕捉されて被搬
送体１６は垂直となり、落下姿勢が修正される。その
後、ロール間隔Ｗ1 が被搬送体１６の上部ｔ1 より大き
くなったところで、被搬送体は自由となりシュート５に
垂直姿勢で落下する。
【００１２】本発明装置を用い、大径側φ６０mm、小径
側φ５３mm、ロール長２００mmのテーパー状円錐ロール
を傾斜角６°に設計して、ロール回転速度６０rpm で図
３の被搬送体の姿勢制御を行った。その結果、被搬送体
は細い部分を下にしてφ４０mmの気送管に垂直姿勢で円
滑に供給され、トラブルはなかった。
側φ５３mm、ロール長２００mmのテーパー状円錐ロール
を傾斜角６°に設計して、ロール回転速度６０rpm で図
３の被搬送体の姿勢制御を行った。その結果、被搬送体
は細い部分を下にしてφ４０mmの気送管に垂直姿勢で円
滑に供給され、トラブルはなかった。
【００１３】
【発明の効果】本発明装置は、円錐形状のロールにする
ことにより、螺旋条の突起を設ける必要がなく、被搬送
体に合わせた凹部加工の必要もない。螺旋条の突起が不
要になるから、該突起部分の摩耗による短命化を大幅に
改善することができる。また、被搬送物は通常上方から
落下しながら送られてくるため、螺旋条ロールの突起に
衝突して傷がつき易いが、本発明装置は突起のないロー
ルであるから、この恐れがない。また、重心位置に関係
なく小径の方が必ず下方を向いて落下する。更に、ロー
ルに傾斜を与えることができるため、姿勢制御及び本発
明装置の通過時間を加減できる。
ことにより、螺旋条の突起を設ける必要がなく、被搬送
体に合わせた凹部加工の必要もない。螺旋条の突起が不
要になるから、該突起部分の摩耗による短命化を大幅に
改善することができる。また、被搬送物は通常上方から
落下しながら送られてくるため、螺旋条ロールの突起に
衝突して傷がつき易いが、本発明装置は突起のないロー
ルであるから、この恐れがない。また、重心位置に関係
なく小径の方が必ず下方を向いて落下する。更に、ロー
ルに傾斜を与えることができるため、姿勢制御及び本発
明装置の通過時間を加減できる。
【図１】本発明の平面図。
【図２】本発明の部分側面図。
【図３】被搬送体の説明図。
【図４】図１のＡ−Ａ矢視図。
【図５】本発明の適用例の説明図。
【図６】従来例の平面図。
１：本体フレーム ２：円錐ロール ３：駆動用スプロケット ４：軸受 ５：シュート １４：気送管 １６：被搬送体
フロントページの続き (72)発明者 國武 意智 東海市東海町５−３ 新日本製鐵株式会社 名古屋製鐵所内 (72)発明者 佐々木 昭 北九州市八幡東区川淵町９−27 太平工業 株式会社八幡支店内 (72)発明者 松永 秀樹 北九州市八幡東区川淵町９−27 太平工業 株式会社八幡支店内
Claims (2)
- 【請求項１】 一対の円錐形状ロールを平行に設置して
ロール間隔を大、小に形成し、各ロールを回転自在に設
け、かつ円錐台形状物を該ロールで支持しながら移送
し、該ロール間隔から円錐台形状物の小径側を下方に向
けた落下姿勢に修正することを特徴とする円錐台形状物
の整列装置。 - 【請求項２】 一対の円錐形状ロールを平行に設置して
ロール間隔を大、小に形成し、ロール間隔の大きい側を
下流に傾斜し、下流傾斜の端部に円錐台形状物のシュー
トを配設したことを特徴とする請求項１記載の装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11155896A JPH09295713A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 円錐台形状物の整列装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11155896A JPH09295713A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 円錐台形状物の整列装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09295713A true JPH09295713A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14564442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11155896A Withdrawn JPH09295713A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 円錐台形状物の整列装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09295713A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003110284A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Nakamichi:Kk | 部品の方向整列装置と方向整列方法 |
| JP2007145596A (ja) * | 2005-11-02 | 2007-06-14 | Kao Corp | キャップ整列装置 |
| CN104555375A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-04-29 | 惠州市三协精密有限公司 | 一种滚筒式自动选料排序装置 |
| JP2015178409A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | トヨタ自動車株式会社 | ワークの送り出し装置及び送り出し方法 |
| CN107140414A (zh) * | 2017-06-27 | 2017-09-08 | 沙洲职业工学院 | 一种纺织用细纱管整理机构 |
| CN107215627A (zh) * | 2017-05-26 | 2017-09-29 | 惠州市三协精密有限公司 | 一种螺杆分料机构 |
-
1996
- 1996-05-02 JP JP11155896A patent/JPH09295713A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003110284A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Nakamichi:Kk | 部品の方向整列装置と方向整列方法 |
| JP2007145596A (ja) * | 2005-11-02 | 2007-06-14 | Kao Corp | キャップ整列装置 |
| JP2015178409A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | トヨタ自動車株式会社 | ワークの送り出し装置及び送り出し方法 |
| CN104555375A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-04-29 | 惠州市三协精密有限公司 | 一种滚筒式自动选料排序装置 |
| CN107215627A (zh) * | 2017-05-26 | 2017-09-29 | 惠州市三协精密有限公司 | 一种螺杆分料机构 |
| CN107140414A (zh) * | 2017-06-27 | 2017-09-08 | 沙洲职业工学院 | 一种纺织用细纱管整理机构 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |