JP6106006B2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の前部車体構造に関し、特にサスペンション取付部を介して入力される振動に対して十分な剛性が確保できる自動車の前部車体構造に関する。
自動車においてサスペンションの支持剛性は操縦安定性及び乗り心地等に大きく影響することから、従来からサスペンション取付部を介して入力される振動に対する十分な車体剛性が要求される。このサスペンション取付部を介して入力される振動に対する剛性を強化して車体剛性を確保する前部車体構造が種々提案されている。この種の前部車体構造の例として特許文献1や特許文献2等がある。
特許文献1の前部車体構造について図11及び図12を参照して説明する。図11は前部車体構造を車内側から見た要部斜視図であり、図12は図11のf−f線断面図である。
エンジンルームE/Gの左右の側壁に設けたストラットタワー101と、側壁の上縁に沿って前後方向に延在して後端がフロントピラー105に結合する閉断面のアッパフレーム106を備え、ストラットタワー101のサスペンション取付部となるトップマウント102の側縁102aをアッパフレーム105に結合した車体前部構造であって、アッパフレーム106内を上下に仕切る仕切壁107を設けてアッパフレーム106を上下二層の閉断面構造とすると共に、アッパフレーム106の後端部を縦長形状にしてフロントピラー105の前面に結合する。
また、特許文献2の車体構造について図13を参照して説明する。フロントピラー111と、フロントピラー111の前端に結合されて前方に延在するアッパフレーム112と、車幅方向に延在して左右のフロントピラー111とアッパフレーム112との結合部に結合されるダッシュボードアッパ113とを有し、アッパフレーム112と図示しないフロントサイドフレームに接合されたホイールハウスが設けられ、上端部にサスペンション取付部であるトップマウント114が設けられる。更にアッパフレーム112に結合する前方下部片115A及びフロントピラー111とダッシュボードアッパ113に結合する後方上部片115Bからなる略L字板状ダッシュボードサイドメンバ115を有し、ダッシュボードサイドメンバ115にトップマウント114の端縁が結合される。
このようにフロントピラー111、アッパフレーム112、ダッシュボードアッパ113及びトップマウント114をダッシュボードサイドメンバ115によって連結することで、衝突等によりアッパフレーム112に入力された荷重がアッパフレーム112及びダッシュボードサイドメンバ115を介してフロントピラー111及びダッシュボードアッパ113等の広範囲に分散伝達される。一方、トップマウント114に入力されるサスペンション上下方向の振動がアッパフレーム112、フロントピラー111及びダッシュボードアッパ113等に分散伝達されて、トップマウント114に入力される上下方向の振動に対する車体剛性が得られる。
特開2002−145119号公報 特開2009−29202号公報
上記特許文献1によると、アッパフレーム106を上下二層の閉断面形状に構成し、かつ後端部を縦長形状にしてフロントピラー105に結合することでアッパフレーム106の剛性及びアッパフレーム106とフロントピラー105との結合剛性が向上する。
しかし、アッパフレーム106が車体前後方向に延在し、かつフロントピラー105とアッパフレーム106との結合部に対してサスペンションを支持するトップマウント102が前方でかつ下方にオフセットしてアッパフレーム106に結合することから、サスペンションSからトップマウント102に入力される上下方向の振動荷重が円滑にフロントピラー105側に分散伝達されず、サスペンション取付部となるトップマウント102に入力される振動に対する車体剛性が十分に確保できないおそれがある。また、アッパフレーム106を上下二層の閉断面形状に構成し、かつ後端部を縦長とすることから、アッパフレーム106が大型化すると共に構造が複雑になり車体重量が増加してしまうおそれがある。更には、二層の閉断面構造となると、スポット溶接するにあたり作業孔が必要となり、車体剛性が十分に確保できなくなり、またアーク溶接を選択すると生産性が大きく悪化してしまう。
特許文献2によると、サスペンション取付部となるトップマウント114とフロントピラー111とを連結するダッシュボードサイドメンバ115を備えることから、トップマウント114にサスペンションから入力される振動がダッシュボードサイドメンバ115を介してフロントピラー111及びダッシュボードアッパ113等に荷重伝達される。しかし、ダッシュボードサイドメンバ115がフロントピラー111側に結合される後方上部片115Bとアッパブラケット114に結合される前方下部片115Aを有する略L字状の板部材であり、トップマウント114にサスペンションから入力される上下方向の振動をフロントピラー111及びダッシュボードアッパ113等に伝達する荷重伝達効率が低下して、トップマウント114にサスペンションから入力される振動に対する車体剛性が十分に達成されないおそれがある。
また、荷重伝達効率を向上させるためにダッシュボードサイドメンバ115を大型或いは板厚を増加させると車体重量の増加を招く要因となる。
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、サスペンション取付部となるトップマウントを介して入力される振動に対して十分な剛性が確保できる自動車の前部車体構造を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載の前部車体構造は、左右のフロントピラーの前側に亘って車幅方向に延在するバルクヘッドと、該バルクヘッドの両端から前方に延在するフロントサイドフレームアッパと、前記バルクヘッドの前方において該バルクヘッド及び前記フロントサイドフレームアッパに結合されてサスペンションを支持するトップマウントと、前記トップマウントに前端が結合すると共に後端が前記トップマウントより上方位置で前記フロントピラーに結合する上面部及び該上面部の側縁に沿って折曲部を介して下方に延在して前記バルクヘッド内を仕切る側面部を備えたバルクヘッドエンドと、を備えた前部車体構造において、前記バルクヘッドエンドを上方から覆うとともに、前記フロントサイドフレームアッパに結合する前端から前記フロントピラーに結合する後端に移行するに従って漸次***し、前記バルクヘッドエンドと結合する結合フランジを有するフレームリンフォースを備え、前記フロントサイドフレームアッパは、前後方向に連続して折曲形成された稜線を備え、前記フロントピラーは、該フロントピラーの延在方向に連続して折曲形成された稜線を備え、前記バルクヘッドエンドは、前記上面部と側面部との間の折曲部に沿って前端部が前記フロントサイドフレームアッパの稜線に連続すると共に後端部が前記フロントピラーの稜線に連続する折曲形成された稜線を備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成する請求項2に記載の前部車体構造は、左右のフロントピラーの前側に亘って車幅方向に延在するバルクヘッドと、該バルクヘッドの両端から前方に延在する左右のフロントサイドフレームアッパと、前記バルクヘッドの前方において該バルクヘッド及び前記フロントサイドフレームアッパに結合されてサスペンションを支持するトップマウントと、前記トップマウントに前端が結合すると共に後端が前記トップマウントより上方位置で前記フロントピラーに結合する上面部及び該上面部の側縁に沿って折曲部を介して下方に延在して前記バルクヘッド内を仕切る側面部を備えたバルクヘッドエンドと、を備えた前部車体構造において、前記フロントサイドフレームアッパは、前後方向に連続して折曲形成された稜線を備え、前記フロントピラーは、該フロントピラーの延在方向に連続して折曲形成された稜線を備え、前記バルクヘッドエンドは、前記上面部と側面部との間の折曲部に沿って前端部が前記フロントサイドフレームアッパの稜線に連続すると共に後端部が前記フロントピラーの稜線に連続する折曲形成された稜線を備え、 前記バルクヘッドは底面、該底面の前縁及び後縁から上方に折曲形成された前面及び後面を有して車幅方向に連続する断面略U字状であって、該バルクヘッドの底面に車幅方向に延在する端縁が結合されて該バルクヘッド内に閉断面を形成するバルクヘッドリンフォースを備え、前記バルクヘッドエンドの側面部が前記バルクヘッドの底面と結合する下端結合部を有し、前記バルクヘッドの底面と前記バルクヘッドリンフォースとの結合点及び前記バルクヘッドエンドの下端結合部と前記底面との結合点は略直線上に配置したことを特徴とする。
これによると、フロントサイドフレームアッパに形成された稜線と、バルクヘッドエンドに形成された稜線と、フロントピラーに形成された稜線が連続してフロントサイドアッパからバルクヘッドエンド及びフロントピラーに連続する荷重伝達経路が形成される。これにより、サスペンションからトップマウントに入力される振動の一部は、トップマウントからバルクヘッドを介しバルクヘッドエンドに荷重伝達され、バルクヘッドエンドの稜線に沿ってフロントピラーの稜線に荷重伝達され、フロントピラーの稜線等を介して効率的に車体構造の広範囲に分散伝達される。また、トップマウントにサスペンションから上下入力される振動の一部は、フレームサイドアッパを介して或いは直接バルクヘッドエンドに荷重伝達され、バルクヘッドエンドの稜線に沿ってフロントピラーの稜線に沿って荷重伝達され、フロントピラーの稜線等を介して効率的に車体構造の広範囲に分散伝達されてトップマウントを介して入力される振動に対する十分な剛性を有する前部車体構造が確保できる。また、トップマウントに入力される振動及び荷重をバルクヘッドエンドの稜線及びフロントピラーの稜線によって形成される荷重伝達経路を介して車体構造の広範囲に分散する構成であり、車体構造の複雑化や重量増加等を招くことなく構造の簡素化及び車体重量の軽減が期待できる。
また、請求項2に記載の発明によると、バルクヘッドがバルクヘッドリンフォースによって剛性が確保されると共に、バルクヘッドリンフォースとバルクヘッドの底面との結合点と、バルクヘッドエンドの側面部と底面との結合点が直線状に配置されることで、より確実にバルクヘッド及びバルクヘッドリンフォースから効率的にバルクヘッドエンドに荷重伝達される。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の前部車体構造において、前記バルクヘッドエンドの稜線は、前記前端部から後端部の間で複数に分岐して再度収束することを特徴とする。
これによると、バルクヘッドエンドに荷重伝達経路となる稜線を複数形形成することで、トップマウントからの荷重を効率的にフロントピラーに伝達でき、更にトップマウントを介して入力される振動に対する車体剛性が確保できる。
請求項の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の前部車体構造において、前記バルクヘッドエンドの側面部に前後方向に延在する補強ビードを形成したことを特徴とする。
これによると、トップマウントからバルクヘッドに入力された荷重をフロントピラーに効率的に分散伝達できる。
本発明によると、フロントサイドフレームアッパに形成された稜線と、バルクヘッドエンドに形成された稜線と、フロントピラーに形成された稜線が連続してフロントサイドフレームアッパからバルクヘッドエンド及びフロントピラーに連続して荷重伝達経路が形成され、サスペンションからトップマウントに上下入力される振動がトップマウントからバルクヘッド及びフロントサイドフレームアッパを介して或いは直接バルクヘッドエンドに荷重伝達され、バルクヘッドエンドの稜線に沿ってフロントピラーの稜線に荷重伝達され、フロントピラーの稜線等を介して効率的に車体構成部材の広範囲に分散伝達され、サスペンション取付部となるトップマウントを介して入力される振動に対して十分な剛性の前部車体構造が確保できる。また、トップマウントに入力される振動及び荷重をバルクヘッドエンドの稜線及びフロントピラーの稜線によって形成される荷重伝達経路を介して車体構造の広範囲に分散する簡単な構成であり、車体構造の複雑化や重量増加等を招くことなく構造の簡素化及び車体重量の軽減が期待できる。
実施の形態に係る自動車の前部車体構造の概略を示すフェンダパネルを省略した車体前部の要部左側斜視図である。 図1のa部拡大図である。 図2におけるピラーアウタ、ガセットサイド、パネルサイドリンフォース等を省略した斜視図である。 図3のb部拡大図である。 図3の平面図である。 主要構成部材の分解斜視図である。 バルクヘッドエンドの拡大斜視図である。 図4のフレームサイドアッパアウタ及びフレームサイドガセットを省略したc矢視図である。 図5のd−d線断面図である。 図3のe−e線断面図である。 従来の前部車体構造の概要を示す斜視図である 図9のf−f線断面図である。 従来の前部車体構造の概要を示す図である
以下、本発明による自動車の前部車体構造の実施の形態を図1乃至図10を参照して説明する。なお、各図において矢印Frは車体前方を示し、矢印OUTは車幅方向外方を示す。また、車体構造は左右対称であり、各図において左側が図示される
図1はフェンダパネル等を省略した車体前部の要部左側斜視図、図2は図1のa部拡大図、図3は図2におけるピラーアウタ、ガセットサイド、パネルサイドリンフォース等を省略した斜視図、図4は図3のb部拡大図、図5は図3の平面図、図6は主要構成部材の分解斜視図、図7はバルクヘッドエンドの拡大図である。
図1乃至図4に示すように車体下部はフロア1の両側に沿って前後方向に延在する閉断面形状のサイドシル2が形成され、車体上部は図示しないルーフの両側に沿って前後方向に延在する閉断面形状のサイドレールが形成され、サイドシル2の前端とサイドレールの前端とが上下方向に延在する閉断面形状のフロントピラー10によって連結される。
左右のフロントピラー10間に下端がフロア1の前端に連続してエンジンルームE/Gと車室Rと区画するトーボード3が架設される。エンジンルームE/Gの下部両側に沿って前後方向に延在すると共に後端がトーボード3及びフロア1の下面に沿って延在する左右のフロントサイドフレーム5が配置される。
左右のフロントピラー10の前側に車幅方向に延在するバルクヘッド20が配置され、フロントサイドフレーム5の上方にバルクヘッド20に連結されると共にフレームサイドガセット60及びバルクヘッドエンド30等を介してフロントピラー10に結合されるフロントサイドフレームアッパ40が配置される。バルクヘッド20の前方に上下がフロントサイドフレームアッパ40とフロントサイドフレーム5にそれぞれ結合されたストラットタワー50が設けられる。
このフレームサイドガセット60及びバルクヘッドエンド30の前端が結合するフロントサイドフレームアッパ40の後端に対し、フレームサイドガセット60及びバルクヘッドエンド30の後端上部が結合するフロントピラー10の結合位置が高く設定され、フロントピラー10とバルクヘッドエンド30との結合位置に対してストラットタワー50のサスペンション取付部となるトップマウント53が低位置に設定される。
これらフロントピラー10、バルクヘッド20、バルクヘッドエンド30、フロントサイドフレームアッパ40、ストラットタワー50、フレームサイドガセット60等の各構成を説明する。
フロントピラー10は、サイドシル2に下端が結合して上方に延在し、ほぼバルクヘッド20の上端の高さ位置から車体後方側に傾斜して上端がサイドレールの前端に連続するピラーインナ11とピラーアウタ16によって閉断面形状に形成される。
ピラーインナ11は、図3にピラーアウタ16を省略した状態を示すように、サイドシル2の前端から比較的平板状で上方に延在するピラーインナロア12と、ピラーインナロア12の上端に下端が結合して上方に連続するピラーインナセンタ13と、ピラーインナセンタ13に下端が結合して車体後方に傾斜して上方に延在してルーフサイドレールに連続するピラーインナアッパ15によって構成される。
ピラーインナセンタ13は、略上下方向に延在して上端部13Aaが車体後方に傾斜する前面13Aと、前面13Aの外側縁に折曲形成されて剛性に優れた稜線13aを介して後方に延在する側面13Bを有し、側面13Bに図4及び図8に示すように後述するバルクヘッドエンド30の側面32に形成される補強ビード34の延在方向に沿った前後方向に延在する補強ビード14を複数形成してピラーインナセンタ13における前後方向の剛性を確保している。
ピラーインナセンタ13の上端に連結されるピラーインナアッパ15は、前面15Aと、前面15Aの外側縁に折曲形成されて剛性に優れた稜線15aを介して後方に延在する側面15Bを有し、前面15A、稜線15a、側面15Bの下端がそれぞれピラーインナセンタ13の前面13A、稜線13a、側面13Bに連続する。
ピラーアウタ16は、図2に示すように前面17A、側面17B及び後面17Cを有するコ字状でピラーインナロア12及びピラーインナセンタ13と協働して上下方向に連続する閉断面形状を形成する下部17と、下部17の上方に連続形成される断面略C字状でピラーインナアッパ15と協働して車体後方に傾斜して連続する閉断面形状を形成する上部18を有する。
次に各主要構成部材の概要を図6等を参照して説明する。
左右のフロントピラー10の前部に延在するバルクヘッド20は、図2,図3及び図6に示すと共に図9に断面図を示すように、トーボード3の上端に結合する底面21、底面21の前縁及び後縁から上方に折曲形成された前面22及び後面23を有して車幅方向に連続する断面略U字状で、前面22の端縁に前部結合フランジ24aが形成される。また、後面23の端部に切欠部23aが形成される。
バルクヘッド20内にバルクヘッドリンフォース25及びバルクヘッドエンド30が配置される。バルクヘッドリンフォース25は、バルクヘッド20の前面22の端縁に沿って延在する上縁26a及び底面21に沿って車幅方向外方に移行するに従って前面22から離れる下縁26bを有する板状でバルクヘッド20内を車幅方向に連続する断面略三角形状の閉断面形状に区画する隔壁26と、隔壁26の上縁26aに沿って折曲形成されてバルクヘッド20の前部結合フランジ24aに重合可能な上部結合フランジ27aと、隔壁26の下縁26bに沿って底面21に車幅方向に移行するに従って前面22から離反する直線状に重合可能な下部結合フランジ27bと、隔壁26の外側縁に沿ってバルクヘッドエンド30の側面部32に重合可能な外側結合フランジ27cが形成される。なお、バルクエンド30の詳細については後述する。
フロントサイドフレームアッパ40はフロントサイドフレームアッパインナ41とフロントサイドフレームアッパアウタ45を有する。フロントサイドフレームアッパインナ41は、前後方向に延在する内側縦面42と、内側縦面42の上縁に沿って前後方向に連続して折曲形成された剛性に優れる稜線43を介して車幅方向外方に延在する上面44を有する断面略L字状で前後方向に延在する。上面44の後端から後方に突出しする内側縦面42の後端部分にバルクヘッドエンド30の側面部32に重合可能な結合部42aが形成される。更に、上面44の端縁に沿って結合フランジ44aが形成される。
フロントサイドフレームアッパアウタ45は、前後方向に延在する外側縦面46と、外側縦面46の下縁に沿って車幅方向内方に折曲して前後方向に延在する下面47を有する断面略L字状で、外側縦面46の上縁に沿ってフロントサイドフレームアッパインナ41の結合フランジ44aに重合可能な結合フランジ46aが形成される。
ストラットタワー50は、タワー部51と、タワー部51の上端を塞いでサスペンションを支持するサスペンション取付部であるトップマウント53によって構成される。
タワー部51は車幅方向内方に膨出する断面円弧状で上下方向に延在する半円筒状であって、両側縁にフロントサイドフレームアッパインナ41に結合する上部結合フランジ52a、52bが形成され、下縁にサイドフレーム5に結合する下部結合フランジ52cが形成される。タワー部51の外面に沿って上下方向に延在するサスペンションリンフォース56が結合される。
タワー部51の上端を塞ぐトップマウント53は、中央部にサスペンションの上端を支持するマウント部が装着される取付孔55を有する皿状であって、外周にタワー部51の上端外周に嵌合する結合フランジ54a、直線状の稜線53aを介して折曲形成されてフロントサイドフレームアッパインナ41の内側縦面42に結合する結合フランジ54b、バルクヘッド20の前部結合フランジ24a及びバルクヘッドエンド30の上面31に重合可能な結合部54cが形成される。このトップマウント53の結合フランジ54aをタワー部51の上端外周に嵌合及び溶接結してタワー部51とトップマウント53を一体化することでストラットタワー50が形成される。
バルクヘッドエンド30は、図3及び図7に示すように、前後方向に延在して前端31aがバルクヘッド20の前部結合フランジ24aに重合し後端31bがピラーインナセンタ13の前面13Aの上端近傍に重合可能なように前後方向に傾斜して延在する帯状の上面部31と、上面部31の外側縁から折曲部を介して下方に延在してバルクヘッド20内の端部を仕切る側面部32とを有する。側面部32の前部にフロントサイドフレームアッパインナ41の内側縦面42に形成した結合部42aに結合する前部結合部33aが形成され、後縁に沿ってピラーインナセンタ13の側面13Bに結合する後部結合フランジ33bが形成され、先端にバルクヘッド20の底面21に結合する下端結合部となる結合フランジ33c及び33dが形成される。また、後部結合フランジ33bにバルクヘッド20の後面23に形成された切欠部23aに設けられるブラケット36が結合される。
上面部31と側面部32の間の折曲部にフロントサイドフレームアッパインナ41の稜線43の後端とピラーインナセンタ13の稜線13aとを円滑に連結する折曲形成されて剛性に優れた稜線35が形成される。この稜線35はフロントサイドフレームアッパインナ41の稜線43に連続する前端部35aからピラーインナセンタ13の稜線13aに連続する後端部35bとの間で複数、本実施の形態では2本に分岐し再度収束する。複数の稜線35を形成することでバルクヘッドエンド30の剛性が向上すると共に、各稜線35に沿って荷重伝達経路が形成され、前端部35a側から後端部35b側に荷重伝達する荷重伝達効率が向上する。
更に、側面部32に稜線35に沿って前後方向に延在する複数の補強リブ34が形成される。
更に、バルクヘッド20の端部を覆うと共にフロントピラー10とフロントサイドフレームアッパ40を連結するフレームサイドガセット60、フレームサイドガゼット60とバルクヘッド20を連結するサブガセット65、フレームリンフォース70を有する。
フレームサイドガセット60は、後方に移行する従って下降するアーチ状の下縁、前後方向に延在する上縁、及び上下方向に延在する前縁及び後縁を有する板状の基部61と、基部61の下縁に沿って車幅方向内方に折曲する下面63を有する断面L字状で前後方向に延在する。基部61の後縁に沿ってピラーアウタ16の側面17Bに結合する結合部62Aが形成される。基部61及び下面63の前端にフロントサイドフレームアッパアウタ45の外側縦面46及び下面47の後端が結合する結合部62Bが形成される。更に基部61の上縁に沿って上部結合フランジ62aが折曲形成される。基部61に前後方向に延在する補強リブ64が複数形成される。
また、サブガセット65は、バルクヘッド20の底面21の端部に下方から当接可能な基部66及び基部66の端縁に沿って折曲形成された結合フランジ67を備え、結合フランジ67によってフレームサイドガセット60の基部61に取り付ける。
フレームリンフォース70は、前端から後端に移行するに従って漸次***する断面コ字状の基部71を有し、基部71の内側端縁に沿って折曲形成されてバルクヘッドエンド30の上面部31及びバルクヘッド20の前部結合フランジ24aに重合する内側結合フランジ72aと、基部71の外側端縁に沿って折曲形成されフレームサイドガセット60の上部結合フランジ62aに重合する外側結合フランジ72bが形成される。
このように構成される各構成部材の組付及び作用について説明する。
左右のフロントピラー10の間にフロア1の前端に連続するトーボード3が架設され、エンジンルームE/Gの下部両側に沿ってフロントサイドフレーム5が配置される。左右のフロントピラー10の前側に車幅方向に延在するバルクヘッド20が配置され、フロントサイドフレーム5の上方にフロントサイドフレームアッパ40が配置される。
フロントサイドフレームアッパ40は、フロントサイドフレームアッパインナ41の結合フランジ42aとフロントサイドフレームアッパアウタ45の結合フランジ46aをスポット溶接することで、フロントサイドフレームアッパインナ41の内側縦面42、上面44、及びフロントサイドフレームアッパアウタ45の外側縦面46、下面47によって前後方向に延在する矩形断面形状に形成され、図1及び図2に示したようにピラーアウタ16の側面17Bに結合部62Aが結合してフロントピラー10に設けられたフレームサイドガセット60の結合部62Bにフロントサイドフレームアッパアウタ45の外側縦面46及び下面47の後端が結合してフロントピラー10に支持される。
バルクヘッド20の前部結合フランジ24a及び底面21にそれぞれバルクヘッドリンフォース25の上部結合フランジ27a及び下部結合フランジ27bを重ね、隔壁26によって図9に示すようにバルクヘッド20内を断面3角形状に区画する。この上部結合フランジ24aと上部結合フランジ27a及び下部結合フランジ27bは、図5に示すようにそれぞれスポット点、即ち結合点を仮想線a、bで示すように直線状に配置する。これにより、バルクヘッド20の前部が隔壁26によって車幅方向に連続する断面3角形の閉断面形状に区画されてストラットタワー50が配置されるバルクヘッド20の前部における剛性が確保される。
ストラットタワー50は、そのタワー部51の下部結合フランジ52cがフロントサイドフレーム5にスポット溶接され、トップマウント53の結合フランジ54b及びタワー部51の上部取付フランジ52bがフロントサイドフレームアッパインナ41の内側縦面42にスポット溶接してフロントサイドフレーム5とフロントサイドフレームアッパ40に架け渡されて取り付けられる。更に、トップマウント53の後縁に形成された結合部54cがバルクヘッド20の前部結合フランジ24aに下方から当接して、該部を前部取付フランジ24a及びバルクヘッドリンフォース25の上部結合フランジ27aにスポット溶接してバルクヘッド20に結合する。
一方、フレームサイドガセット60の基部61には、サブガセット65が取り付けられ、その基部66がバルクヘッド20の底面21の端部に下方から当接してバルクヘッド20を支持する。
バルクヘッドエンド30は、バルクヘッド20の端部に上方から側面部32を挿入し、側面部32の前部取付部33aをフロントサイドフレームアッパインナ41の内側縦面42の後端に形成され結合部42aに当接し、後部取付フランジ32bをピラーインナセンタ13の側面13Bに当接し、結合フランジ32c、32dをバルクヘッド20の底面21に当接し、側面部32をバルクヘッドリンフォース25の外側結合フランジ27cに当接すると共に、上面部31の前端31a及び後端31bをそれぞれバルクヘッド20の前部結合フランジ27a及びピラーインナ13の前面13Aの上端部13Aaに載置してバルクヘッドエンド30を位置決めする。
このバルクヘッドエンド30が位置めされた状態で、互いに重なる側面部32の前部取付部33aとフロントサイドフレームアッパインナ41の結合部42aとトップマウント53の結合フランジ54bの3枚をスポット溶接によって共に締結する。後部結合フランジ33bをピラーインナセンタ13の側面13Bにスポット溶接して締結し、側面部32をバルクヘッドリンフォース21の外側結合フランジ27cをスポット溶接し、結合フランジ33c、33dとバルクヘッド20の底面21とサブフレーム65の基部66とを共にスポット溶接する。このスポット点はバルクヘッド20の底面21にバルクヘッドリンフォース25の下部結合フランジ27bをスポット溶接する結合点列の仮想線b上に設定される。
上面部31の前端31aと重なるバルクヘッド20の前部結合フランジ27aとトップマウント53の3枚を共にスポット溶接する。一方、上面部31の後端31bはピラーインナセンタ13の前面13Aの上端部13Aaとスポット溶接する。
これにより、バルクヘッド20の側部にバルクヘッド20の底面21及び前面22と、バルクヘッドリンフォース25の隔壁26及びバルクヘッドエンド30の側面32によって車幅方向外方に移行するに従って漸次拡張する断面3角形状に区画されてバルクヘッド20の剛性が強化される。
この強化されたバルクヘッド20の前部結合フランジ24aとバルクヘッドリンフォース25の上部結合フランジ27aとの結合部にストラットタワー50のトップマウント53の結合部54cが共に結合されてトップマウント53とバルクヘッド20との結合剛性が確保される。
更に、トップマウント53の結合部54cとバルクヘッド20の前部結合フランジ24aとバルクヘッドエンド30の上面部31の前端部31aが共にスポット溶接されてトップマウント53とバルクヘッドエンド30が直接結合されて結合剛性を確保する。
タワー部51の上部結合フランジ52bとフロントサイドフレームアッパインナ41の内側縦面42とバルクヘッドエンド30の側面部32を共にスポット溶接してトップマウント53とフロントサイドフレームアッパインナ41とバルクヘッドエンド30との結合剛性を確保する。
また、図10に断面を示すようにトップマウント53の上部結合フランジ54bがフロントサイドフレームアッパインナ41の内側縦面42に結合し、バルクヘッドエンド30の側面32と、この側面32の後端が結合するピラーインナセンタ13が平面視直線状に連続する。一方、荷重伝達路となるフロントサイドフレームアッパインナ41の稜線43の後端と、バルクヘッドエンド30の稜線35と、ピラーインナセンタ13の稜線13aと、ピラーインナアッパ15の稜線15aとが滑らかに連続する。
また、これらトップマウント53の上部結合フランジ54bとフロントサイドフレームアッパインナ41の内側縦面42との結合、フロントサイドフレームアッパインナ41の内側縦面42とバルクヘッドエンド30の側面部32との結合、バルクヘッドエンド30の側面部32とピラーインナセンタ13との結合の各結合は、スポット溶接による結合部に対して剪断荷重が作用するフロントサイドフレームアッパインナ41の稜線43、バルクヘッドエンド30の稜線35及びピラーインナセンタ13の稜線13aの延在方向と交差する車幅方向から行われ、稜線43、35、13a方向の入力荷重に対する結合強度が確保される。
更に、図1及び図2に示すように、フレームリンフォース70の基部71により上方からバルクヘッドエンド30を上方から覆うと共に、内側結合フランジ72aをバルクヘッドエンド30の上面部31及びバルクヘッドリンフォース25の上部結合フランジ27a上に重ね、これら内側結合フランジ72aとバルクヘッドエンド30の上面部31をスポット溶接する。同様に、外側結合フランジ72bをフレームサイドガセット60の上部結合フランジ62a及びフロントサイドフレームアッパアウタ45の結合フランジ46aに重ね、これら外側結合フランジ72bとフランジサイドガセット60の上部結合フランジ62a及びフロントサイドフレームアッパアウタ45の結合フランジ46aをスポット溶接する。基部71の前端をフロントサイドフレームアッパインナ41の上面44に結合し、後端をピラーアウタ16の前面17Aに結合する。
このフレームリンフォース70の配設により、フレームサイドガセット60の上部結合フランジ62aとバルクヘッドエンド30の上面部31が互いに結合されて相対移動が拘束されて剛性が確保され、バルクヘッドエンド30、フロントサイドフレームアッパ40、ストラットタワー50等の結合剛性が向上する。

このように構成された前部車体構造によると、フロントサイドフレームアッパインナ41に折曲形成された稜線43と、バルクヘッドエンド30に折曲形成された稜線35と、ピラーインナセンタ13の稜線13a及びピラーインナアッパ15の稜線15aとが滑らかに連続してフロントサイドフレームアッパ40からバルクヘッドエンド30及びフロントピラー10に連続して荷重伝達経路が形成される。
一方、バルクヘッド20の側部が、底面21及び前面22と、バルクヘッドリンフォース25の隔壁26及びバルクヘッドエンド30の側面部32によって断面3角形状に区画されてバルクヘッド20の剛性が強化され、この強化されたバルクヘッド20の前部結合フランジ27aとバルクヘッドリンフォース25の上部結合フランジ27aとの結合部にストラットタワー50のトップマウント53の結合部54cが共に結合されてトップマウント53とバルクヘッド20との結合剛性が確保される。
更に、タワー部51の上部結合フランジ52bとトップマウント53が稜線43に近接して剛性が確保されたフロントサイドフレームアッパインナ41の内側縦面42と、稜線35に近接して剛性が確保されたバルクヘッドエンド30の側面32が共に結合されてトップマウント53とフロントサイドフレームアッパインナ41及びバルクヘッドエンド30の結合剛性が確保される。
これによりトップマウント53にサスペンションから上下入力される振動の一部は、トップマウント53から剛性が確保されたバルクヘッド20の前部結合フランジ27aとバルクヘッドリンフォース25の上部結合フランジ27aとの結合部を介してバルクヘッド20及びバルクヘッドリンフォース25からバルクヘッド20及びバルクヘッドリンフォース25から効率的にバルクヘッドエンド30に荷重伝達される。ここで特に、バルクヘッド20の前部結合フランジ24aとバルクヘッドリンフォース25の上部結合フランジ27aとを結合するスポット溶接の打点位置を直線状に配置し、底面21とバルクヘッドリンフォース25とを結合するスポット溶接の打点位置、即ち結合点を直線状に配置することでより確実にバルクヘッド20及びバルクヘッドリンフォース25から効率的にバルクヘッドエンド30に荷重伝達され、荷重伝達路となる剛性が確保された複数の稜線35を介してピラーインナセンタ13の稜線13a及びピラーインナアッパ14の稜線14a等を介してフロントピラー10から効率的に車体構成部材の広範囲に分散伝達される。
一方、トップマウント53にサスペンションから上下入力される振動の一部は、トップマウント53が結合されるフロントサイドフレームアッパインナ41の内側縦面42及びバルクヘッドエンド30の側面部32からバルクヘッドエンド30の稜線35に沿って荷重伝達され荷重伝達路となる剛性が確保された稜線35を介してピラーインナセンタ13の稜線13a及びピラーインナアッパ14の稜線14a等を介してフロントピラー10から効率的に車体構成部材の広範囲に分散伝達される。
また、トップマウント53にサスペンションから入力される振動等に伴ってフロントサイドフレームアッパ40及びバルクヘッド20等からバルクヘッドエンド30の側面32に伝達された荷重は、補強リブ34によって前後方向の剛性が確保された側面32から補強リブ14によって剛性が確保されたピラーセンタ13に荷重伝達され、フロントピラー10からトーボード、サイドシル、ルーフサイドレール等を介して車体全体に分散伝達され、サスペンション取付部となるトップマウント53を介して入力される振動に対して十分な前部車体構造が確保できる。
また、衝突等によって前方からフロントサイドフレームアッパ40に衝撃荷重が入力された際には、フロントサイドフレームアッパ40の稜線43に沿って荷重伝達され、フロントサイドフレームアッパ40からバルクヘッドエンド30の剛性が確保された稜線35を介してピラーインナセンタ13の稜線13a及びピラーインナアッパ14の稜線14a等を介してフロントピラー10から効率的に車体構成部材の広範囲に分散伝達され、衝撃荷重を受け止めることができる。
また、トップマウント53に入力される振動及び荷重をバルクヘッドエンド30に形成される稜線35及びフロントピラー10の稜線13a、15a等によって形成される荷重伝達経路を介してフロントピラー10から車体構造の広範囲に分散する簡単な構成であり、車体構造の複雑化や重量増加等を招くことなく構造の簡素化及び車体重量の軽減が期待できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態では、ピラーインナ11をピラーインナロア12と、ピラーインナセンタ13、ピラーインナアッパ15によって構成したがピラーインナ11を一部部材により構成することもできる。また、バルクヘッド20とブラケット36を一体に構成することもできる。
10 フロントピラー
11 ピラーインナ
12 ピラーインナロア
13 ピラーインナセンタ
13a 稜線
15 ピラーインナアッパ
15a 稜線
16 ピラーアウタ
20 バルクヘッド
21 底面
22 前面
23 後面
25 バルクヘッドリンフォース
30 バルクヘッドエンド
31 上面部
31a 前端
31b 後端
32 側面
34 補強リブ
35 稜線
35a 前端部
35b 後端部
40 フロントサイドフレームアッパ
43 稜線
50 ストラットタワー
51 タワー部
53 トップマウント(サスペンション取付部)

Claims (4)

  1. 左右のフロントピラーの前側に亘って車幅方向に延在するバルクヘッドと、
    該バルクヘッドの両端から前方に延在する左右のフロントサイドフレームアッパと、
    前記バルクヘッドの前方において該バルクヘッド及び前記フロントサイドフレームアッパに結合されてサスペンションを支持するトップマウントと、
    前記トップマウントに前端が結合すると共に後端が前記トップマウントより上方位置で前記フロントピラーに結合する上面部及び該上面部の側縁に沿って折曲部を介して下方に延在して前記バルクヘッド内を仕切る側面部を備えたバルクヘッドエンドと、を備えた前部車体構造において、
    前記バルクヘッドエンドを上方から覆うとともに、前記フロントサイドフレームアッパに結合する前端から前記フロントピラーに結合する後端に移行するに従って漸次***し、前記バルクヘッドエンドと結合する結合フランジを有するフレームリンフォースを備え、
    前記フロントサイドフレームアッパは、前後方向に連続して折曲形成された稜線を備え、
    前記フロントピラーは、該フロントピラーの延在方向に連続して折曲形成された稜線を備え、
    前記バルクヘッドエンドは、前記上面部と側面部との間の折曲部に沿って前端部が前記フロントサイドフレームアッパの稜線に連続すると共に後端部が前記フロントピラーの稜線に連続する折曲形成された稜線を備えることを特徴とする前部車体構造。
  2. 左右のフロントピラーの前側に亘って車幅方向に延在するバルクヘッドと、
    該バルクヘッドの両端から前方に延在する左右のフロントサイドフレームアッパと、
    前記バルクヘッドの前方において該バルクヘッド及び前記フロントサイドフレームアッパに結合されてサスペンションを支持するトップマウントと、
    前記トップマウントに前端が結合すると共に後端が前記トップマウントより上方位置で前記フロントピラーに結合する上面部及び該上面部の側縁に沿って折曲部を介して下方に延在して前記バルクヘッド内を仕切る側面部を備えたバルクヘッドエンドと、を備えた前部車体構造において、
    前記フロントサイドフレームアッパは、前後方向に連続して折曲形成された稜線を備え、
    前記フロントピラーは、該フロントピラーの延在方向に連続して折曲形成された稜線を備え、
    前記バルクヘッドエンドは、前記上面部と側面部との間の折曲部に沿って前端部が前記フロントサイドフレームアッパの稜線に連続すると共に後端部が前記フロントピラーの稜線に連続する折曲形成された稜線を備え
    前記バルクヘッドは底面、該底面の前縁及び後縁から上方に折曲形成された前面及び後面を有して車幅方向に連続する断面略U字状であって、
    該バルクヘッドの底面に車幅方向に延在する端縁が結合されて該バルクヘッド内に閉断面を形成するバルクヘッドリンフォースを備え、
    前記バルクヘッドエンドの側面部が前記バルクヘッドの底面と結合する下端結合部を有し、前記バルクヘッドの底面と前記バルクヘッドリンフォースとの結合点及び前記バルクヘッドエンドの下端結合部と前記底面との結合点は略直線上に配置したことを特徴とする前部車体構造。
  3. 前記バルクヘッドエンドの稜線は、前記前端部から後端部の間で複数に分岐して再度収束することを特徴とする請求項1または2に記載の前部車体構造。
  4. 前記バルクヘッドエンドの側面部に前後方向に延在する補強ビードを形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の前部車体構造。
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