JP6103177B2 - 液体噴射装置および液体噴射方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ターゲットに液体を噴射する液体噴射装置および液体噴射方法に関する。
従来から、液体噴射装置の一種として、液体噴射ヘッドから用紙等のターゲットに対してインクを噴射することにより印刷(記録)を行うインクジェット式のプリンターが知られている。そして、このようなプリンターにおいて、比較的大量の印刷を行う場合に液体噴射ヘッドへ連続的に安定してインクを供給するために、インクの収容容量が比較的大きなインクタンクからインク供給チューブを通じてインクカートリッジにインクを供給する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような構成のプリンターでは、本体の筐体部(本体ハウジング)内で用紙に対する主走査方向への往復移動可能に設けられたキャリッジに液体噴射ヘッドが搭載されている。そして、筐体部の外側に設けられた液体収容部(インクタンク)から延びるインク供給チューブが、筐体部の上側の開口部を通じてキャリッジの移動領域に挿入され、キャリッジに搭載されたインクカートリッジに接続される。
このとき、その開口部を開閉する方向に変位可能なカバー部材(カバー)が本体ハウジングに設けられると共に、その開口部を閉塞する方向に変位したカバー部材と筐体部との間にインク供給チューブが挟まれた状態となる。そのため、このカバー部材と開口部の周縁部位との間にインク供給チューブを挿通させるスペーサーが設けられている。このスペーサーは、インク供給チューブをその長さ方向に移動させることにより挿入可能とする略環状をなしており、その内側に挿入されたインク供給チューブは、その外面をスペーサーの内面に当接させることにより、その長さ方向と交差する方向に移動することが規制されている。
また、この種のプリンターには、カバ−部材が閉状態にあることを検知し、カバー部材が開けられていて閉状態が検知されない場合、制御部が印刷動作を禁止する構成ものが知られている。
台湾特許第538909号公報
したがって、上記の構成のプリンターにおいて、インク供給チューブをスペーサーに取り付けている場合、あるいはスペーサーがなくても、装置本体とカバー部材との間にインク供給チューブ40が挟まる状態にある場合は、カバー部材を閉じられなくなるので、上述の検知機能を有するプリンターにおいては、そのままでは印刷することができなくなる。そのため、筐体に孔を開け、その開けた孔にインク供給チューブ40を挿通する方法がとられる。しかし、孔を開けたりすることは面倒なうえ専用の工具なども必要になり簡単にはできないという問題がある。また、無理にカバー部材を閉めると、インク供給チューブ40が潰れてしまいインクの供給が円滑に行われなくなるという問題が発生する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体供給チューブを装置本体とカバー部材との間を通る経路で引き回しても液体噴射動作を行うことができる液体噴射装置および液体噴射方法を提供することにある。
上記課題を解決する液体噴射装置は、ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、当該液体噴射ヘッドを備えたキャリッジが移動可能に配置されるとともに、当該キャリッジの該筐体部に対し開口部を開閉する方向に変位可能に設けられたカバー部材と、前記液体を収容した状態で前記筐体部の外側に位置する液体収容部と、前記液体収容部から前記開口部を通る経路で設けられ、前記液体噴射ヘッドに供給される前記液体が流れる液体供給チューブと、前記筐体部に設けられた凹部と、前記凹部に挿入された部材に押されて検知する検知器の状態に基づき、前記検知器が押されて検知した場合に前記液体噴射ヘッドを制御して前記ターゲットに記録を行い、前記検知器の非押され状態を検出した場合に記録を行わない制御部と、を備え、前記筐体部と前記カバー部材との間に、少なくとも前記液体供給チューブ内の液体流路を遮断しない大きさの前記液体供給チューブを通す隙間が形成された状態で、前記検知器が押され状態となる。
上記液体噴射装置において、前記凹部に挿入される別の部材によって、前記筐体部と前記カバー部材との間に、少なくとも前記液体供給チューブ内の液体流路を遮断しない大きさの前記液体供給チューブを通す隙間が形成された状態で、前記検知器が押され状態となることが好ましい。
上記課題を解決する液体噴射装置は、ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、当該液体噴射ヘッドを備えたキャリッジが移動可能に配置されるとともに、当該キャリッジの該筐体部に対し前記開口部を開閉する方向に変位可能に設けられたカバー部材と、前記液体を収容した状態で前記筐体部の外側に位置する液体収容部と、前記液体収容部から前記開口部を通る経路で設けられ、前記液体噴射ヘッドに供給される前記液体が流れる液体供給チューブと、前記ターゲットを収容可能な給送カセットが前記ターゲットの排出方向へ突出形成された筐体部分に着脱可能に収容されることで前記筐体部分と共に前記排出方向へ突出する状態に設けられる給送カセット部と、前記給送カセット部よりも上方位置において下側が上側よりも前記排出方向側へ突出する傾斜面を呈する筐体部分の当該傾斜面に設けられた操作パネル部と、を備え、前記筐体部に設けられた凹部と、前記凹部に挿入された部材に押されて検知する検知器の状態に基づき、前記検知器が押されて検知した場合に前記液体噴射ヘッドを制御して前記ターゲットに記録を行い、前記検知器の非押され状態を検出した場合に記録を行わない制御部と、前記筐体部と前記カバー部材との間に、少なくとも前記液体供給チューブ内の液体流路を遮断しない大きさの前記液体供給チューブを通す隙間が形成された状態で、前記検知器を押され状態となる構成となるように、前記凹部に挿入される別の部材と、を備えている。
この構成によれば、少なくとも液体供給チューブ内の液体流路を遮断しない大きさの液体供給チューブを通す隙間が形成された状態でも、凹部に挿入された別の部材に押されて検知器が検知した場合には液体噴射ヘッドを制御してターゲットに記録が行われる。よって、液体供給チューブ内の液体流路を遮断しない大きさの液体供給チューブを通す隙間が形成された状態でも、液体噴射ヘッドによる記録を行うことができる。
上記液体噴射装置において、前記カバー部材が前記開口部に向けて変位したときに前記筐体部と前記カバー部材との間に隙間を形成する隙間形成部材を備えていることが好ましい。
この構成によれば、隙間形成部材を筐体部とカバー部材との間に備えることによって、液体の流路が遮断されることなく液体供給チューブにより液体を供給できる。カバー部材が開口部に向けて変位したときに隙間形成部材によって筐体部とカバー部材との間に隙間が形成され、カバー部材を閉状態にすることができなくても、凹部に部材を挿入することで、液体噴射動作を行わせることができる。
上記液体噴射装置において、前記カバー部材には被検知部があり、前記別の部材は、前記被検知部に装着されている。
この構成によれば、別の部材を被検知部に装着してカバー部材を閉じれば、別の部材が凹部に挿入され、この挿入された別の部材に押されて検知器が検知して、液体噴射ヘッドによる記憶が液体噴射動作を行わせることができる。
上記液体噴射装置において、前記別の部材は、前記凹部に挿入されて前記検知部を押し込み可能な突部と、前記凹部に挿入不能で前記カバー部材と前記筐体部との間に前記隙間を形成可能な基部とを有することが好ましい。
この構成によれば、突部が凹部に挿入されることで押されて検知器が検知して液体噴射ヘッド22による記録を行うことができ、かつ凹部に挿入されない基部が筐体部とカバー部材との間に介在し、少なくとも液体供給チューブ内の液体流路を遮断しない大きさの液体供給チューブを通す隙間を形成できる。
上記液体噴射装置において、前記別の部材は、前記基部における前記突部と反対側の面に前記被検知部を収容可能な収容凹部を有することが好ましい。
この構成によれば、被検知部を収容凹部に収容する状態で差込部材はカバー部材に当たるので、被検知部を保護できる。
上記液体噴射装置において、前記カバー部材は、原稿の読み取り機能を備える画像読取部であり、前記液体供給チューブは前記画像読取部の突出部を避けて引き回されていることが好ましい。
この構成によれば、画像読取部の裏面に突出する突出部を避けているので、画像読取部を閉めたときに液体供給チューブが突出部に挟まれることがない。例えば液体供給チューブが突出部に押さえ付けられるので、その押さえ付けられた部分で液体の流れが悪くなることを回避できる。
上記液体噴射装置において、前記液体供給チューブはチューブ間を繋ぐ継手を介して複数のチューブが連結されていることが好ましい。
この構成によれば、複数のチューブを繋ぐことによって、液体供給チューブを引き回しに最適な長さに調節することができる。
上記液体噴射装置において、前記液体供給チューブは一本または複数本備えられていることが好ましい。
この構成によれば、液体収容部の個数に応じた本数の液体供給チューブによって、それぞれの液体収容部から液体噴射ヘッドに液体を供給することができる。
上記液体噴射装置における液体噴射方法において、ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、当該液体噴射ヘッドを備えたキャリッジが移動可能に配置されるとともに、当該キャリッジの移動領域の少なくとも一部を露呈させる開口部が形成された筐体部と、当該筐体部に対し前記開口部を開閉する方向に変位可能に設けられたカバー部材と、前記液体を収容した状態で前記筐体部の外側に位置する液体収容部と、前記液体収容部から前記開口部を通る経路で設けられ、前記液体噴射ヘッドに供給される前記液体が流れる液体供給チューブと、を備えた液体噴射装置における液体噴射方法であって、前記筐体部と前記カバー部材との間に、少なくとも前記液体供給チューブ内の液体流路を遮断しない大きさの、前記液体供給チューブを通す隙間が形成された状態で、検知器を押され状態となる構成となるように、前記筐体部に設けられた凹部に別の部材を挿入する段階と、前記凹部に挿入された前記別の部材に押されて検知器が検知した場合に前記液体噴射ヘッドを制御して前記ターゲットに記録を行う段階と、前記別の部材が挿入されておらず、前記検知器の非押され状態を検出している場合に前記記録を行わない段階と、を備えている。
上記液体噴射装置における液体噴射方法において、ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、当該液体噴射ヘッドを備えたキャリッジが移動可能に配置されるとともに、当該キャリッジの移動領域の少なくとも一部を露呈させる開口部が形成された筐体部と、当該筐体部に対し前記開口部を開閉する方向に変位可能に設けられたカバー部材と、前記液体を収容した状態で前記筐体部の外側に位置する液体収容部と、前記液体収容部から前記開口部を通る経路で設けられ、前記液体噴射ヘッドに供給される前記液体が流れる液体供給チューブと、前記ターゲットを収容可能な給送カセットが前記ターゲットの排出方向へ突出形成された筐体部分に着脱可能に収容されることで前記筐体部分と共に前記排出方向へ突出する状態に設けられる給送カセット部と、前記給送カセット部よりも上方位置において下側が上側よりも前記排出方向側へ突出する傾斜面を呈する筐体部分の当該傾斜面に設けられた操作パネル部と、を備えた液体噴射装置における液体噴射方法であって、前記筐体部と前記カバー部材との間に、少なくとも前記液体供給チューブ内の液体流路を遮断しない大きさの、前記液体供給チューブを通す隙間が形成された状態で、前記検知器を押され状態となる構成となるように、前記筐体部に設けられた凹部に別の部材を挿入する段階と、前記凹部に挿入された前記別の部材に押されて検知器が検知した場合に前記液体噴射ヘッドを制御して前記ターゲットに記録を行う段階と、前記別の部材が挿入されておらず、前記検知器の非押され状態を検出している場合に前記記録を行わない段階と、を備えている。
第1実施形態における第1プリンターを示す斜視図。 スタッカーおよび手差し給紙機構を開いた状態にある第1プリンターを示す斜視図。 画像読取部を開いた状態にある第1プリンターを示す斜視図。 画像読取部を示す斜視図。 第1プリンターの上面と画像読取部の下面との対応関係を示す模式図。 (a),(b)カバー部材の閉状態を検知する機構を説明する模式正断面図。 差込部材を示す斜視図。 (a),(b)差込部材を用いた検知機構を説明する模式正断面図。 第1プリンターの電気的構成を説明するブロック図。 第2実施形態におけるアタッチメントが装着された画像読取部を示す斜視図。 (a)アタッチメントの斜視図、(b)アタッチメントの正面図。 (a)(b)アタッチメントの検知機構を説明する正断面図。 第3実施形態におけるスペーサーを示す斜視図。 第1プリンターを示す部分側面図。 第4実施形態における第2プリンターを示す斜視図。 スタッカーおよび手差し給紙機構を開いた状態にある第2プリンターを示す斜視図。 蓋部を開いた状態にある第2プリンターを示す斜視図。
(第1実施形態)
以下、液体噴射装置の第1実施形態として、液体の一例としてのインクを噴射する液体噴射ヘッドを備え、ターゲットの一例としての用紙にインクを噴射して文字や図形などを含む画像を印刷するインクジェット式のプリンターについて、図を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のプリンター11は、印刷機能を有する装置本体12からなる印刷機能部12A(プリンターユニット)と、装置本体12の上側にスキャン機能を有する画像読取部13(スキャナーユニット)とを備える、いわゆる複合機である。以下の説明では、複合機からなるこのプリンターを第1プリンター11と呼ぶものとする。第1プリンター11は、別体で略直方体形状を呈する液体収容部の一例としてのインクタンク19T(図3参照)から固定部によって配設されるインク供給チューブ40(図3参照)を通じてインクの供給を受ける。
第1プリンター11は、その重力方向となる下部側に、印刷部20を内装する筐体部の一例としての印刷機能部12Aが配設される一方、その反重力方向側となる上部側に、原稿(画像)を読み取るスキャナーなどの画像読取機構を内装する画像読取部13がカバー部材の一例として配設される。画像読取部13は、装置本体12の一側端(後方側)に設けられたヒンジ13aを中心に回動(変位)して、ヒンジ13aとは反対側の前方側が持ち上がる構成とされている。すなわち、画像読取部13の筐体側面(左右両側面)には手掛部13Tが凹設され、第1プリンター11の使用者が、例えばメンテナンスに際してこの手掛部13Tに手を差し入れて画像読取部13を持ち上げることが可能である。この持ち上げによって、印刷機能部12A(つまり装置本体12)内において往復移動可能に配置されたキャリッジ21の移動領域の少なくとも一部を露呈させる開口部12K(図3参照)が露出する。
さらに、この画像読取部13に対して読み取り原稿を自動的に供給する自動原稿供給装置14(Auto document feeder)が、画像読取部13の上側に配設されている。自動原稿供給装置14は、装置本体12の一側端(後方側)に設けられたヒンジ14a(図2参照)を中心に回動して、ヒンジ14aとは反対側の前方側が持ち上がる。この自動原稿供給装置14の持ち上げによって、画像読取部13の上面を形成する原稿台13b(図2参照)が露出し、使用者は画像読取部13に対して読み取り原稿を手作業で供給可能である。
ここで、自動原稿供給装置14は、四角板状の本体14cの上側に原稿をセットするための原稿トレイ14dを備え、その原稿トレイ14d上には原稿を幅方向に位置決め操作するためのガイド部材14eが設けられている。原稿トレイ14dにセットされた原稿は、その図1における左側に配置された給送機構部14fの作動により1枚ずつ画像読取部13の原稿台13b上に給送され、その原稿画像読み取り後に本体14c上に排出される。
また、装置本体12の下部には、用紙Pを複数枚重ねて収容可能な給紙カセット15が着脱可能に設けられている。この給紙カセット15に収容された用紙Pは、印刷機能部12A内に設けられた印刷部20へ後方から前方に向かって一枚ずつ給送され、印刷部20が、給送された用紙Pに印刷する。すなわち、給紙カセット15から給送された用紙Pは後述するローラー24,25等を含む搬送機構によって印刷部20に搬送される。印刷部20において用紙Pの搬送方向(これを副走査方向Yと呼ぶ。)と交差する方向(これを主走査方向Xと呼ぶ。)に沿って移動機構によって往復移動する液体噴射ヘッド22から用紙Pに対してインクが噴射され、用紙Pに画像等が印刷される。印刷部20による印刷を終えた印刷済みの用紙Pは、装置本体12(印刷機能部12A)の前面に設けられた排紙口16から排出(排紙)される。
装置本体12(印刷機能部12A)において給紙カセット15の上側かつ排紙口16の下側となる位置には、排紙口16から排出される用紙Pを受け止める排出トレイの一例としてのスタッカー17が収納されている。スタッカー17は、排出される用紙Pのサイズに応じた長さだけ装置本体12から引き出して使用される。
給紙カセット15及びスタッカー17が収容される収容凹部を幅方向中央部に有する収容部12Sは、用紙Pの排出方向(ここでは副走査方向Y)へ突出形成された筐体部分によって構成されている。このように収容部12Sを突出させているのは、印刷部20に必要な筐体12Hの副走査方向Yの長さよりも、給紙カセット15の副走査方向Yに必要な長さの方が長いためである。このため、給紙カセット15及びスタッカー17は、装置本体12から副走査方向Y(前方)に突出した状態で収容部12Sに前端面を揃えるように収容される。詳しくは、所定サイズ(一例としてA4判)の用紙Pを収容するために必要な給紙カセット15の副走査方向Yの長さに合わせて装置本体12の副走査方向Yの長さを決めると、装置本体12が大型化(底面積の増大)するため、これを少しでも避けるため、給紙カセット15の収容部分のみを突出させている。換言すれば、給紙カセット15を収容する収容部12Sの両側をえぐることで給紙カセット15および収容部12Sの部分を前方へ突出させている。また、この給紙カセット15の突出した前面位置に合わせてスタッカー17の収納時の前面位置を決めているので、スタッカー17の引き出し時の突出長が比較的長く確保される。さらに、この突出によって、スタッカー17は把持部17aによって装置本体12から容易に引き出し可能となっている。このように、給紙カセット15を装置本体12の前面に着脱可能に設け、装置本体12の前面側からの給紙を可能にした構成の割に、第1プリンター11の大型化(特にプリンター底面積の増大)が比較的抑えられている。
一方、図1に示すように、装置本体12(印刷機能部12A)における排紙口16よりも上側の位置には、印刷部20に印刷動作を実行させるなどの各種の操作を行うための操作パネル部18が配置されている。操作パネル部18の基部12Bは、その下側が上側よりも用紙Pの排出方向(つまり副走査方向Y)側へ突出する傾斜面を呈する筐体部分によって構成されている。そして、基部12Bの傾斜面に、メニュー画面等を表示するための表示部(例えば液晶ディスプレイ)18aおよび操作ボタン18bが取り付けられている。操作ボタン18bには、例えば電源ボタン、メニュー画面から所望の項目を選択する選択ボタン、印刷実行の開始を指示する印刷開始ボタンなどがある。操作パネル部18が装置本体12の前方へ突出してその表示面及び操作面が手前下がりの傾斜面になっていることで、使用者にとって表示部18aの視認性及び操作ボタン18bの操作性が良好に確保される。
さて、本実施形態の第1プリンター11が備える印刷部20は、主走査方向Xに往復移動する移動体の一例としてのキャリッジ21を有し、このキャリッジ21にインクを噴射する液体噴射ヘッド22が備えられる。キャリッジ21は、主走査方向Xに沿って延在する板部材であるガイドフレーム30に案内されて、主走査方向Xに移動(往復移動)可能に配置されている。ガイドフレーム30は、主走査方向Xと直交する板部材の上下両側端部において部材が略U字形に折り曲げられることによって形成された上レール31Aと下レール31Bとを有している。キャリッジ21は、これら上レール31Aおよび下レール31Bによってその後端側が支持された状態で、主走査方向Xに往復移動する。そして、インクタンク19T(図3参照)からインク供給チューブ40を通じて供給されたインクが、往復移動するキャリッジ21に備えられた液体噴射ヘッド22から噴射され、用紙Pに印刷が行われる。
キャリッジ21は上方が開放された略四角箱形状を有し、その上部の凹状の被装着部には、インク供給チューブ40を通じて供給されるインクを液体噴射ヘッド22へ中継するアダプターADが装着されている。キャリッジ21に装着されたアダプターADからインクが液体噴射ヘッド22へ供給される。したがって、アダプターADに接続されたインク供給チューブ40は、インクタンク19Tと液体噴射ヘッド22との間をインクが流動可能なインクの流路の一部を形成する。
本例の第1プリンター11はカラー印刷が対応可能で、図1の例ではアダプターADはカラー印刷に必要なインク色数(例えば4色)と同数の複数個(例えば4個)装着されている。もちろん、黒用のアダプターADのみを装着し、第1プリンター11をモノクロ印刷対応プリンターとしても使用できる。また、キャリッジ21はインクカートリッジを装着して使用することが可能であり、アダプターADは、第1プリンター11に対応するインクカートリッジの形状およびサイズに合わせた四角板形状を有している。但し、インク容積はインクカートリッジに比べ少なく済むため、アダプターADの形状およびサイズは、キャリッジ21の被装着部に装着できる限りにおいて適宜変更してよい。
また、図1に示すように、装置本体12の前面左側端部には、メモリーカード又は通信カードなどのカードを挿着するためのスロット32、及び例えばUSB通信など所定通信方式に対応する通信ポート33(コネクター)が設けられている。この第1プリンター11は、USB通信などを介してホスト装置から受信したデータに基づく印刷、およびメモリーカードから写真などの画像データを読み込んで行う写真印刷などが可能である。
図2は、自動原稿供給装置14を取り除いた状態の第1プリンター11を示す。自動原稿供給装置14を開いた状態では、図2に示す画像読取部13の原稿台13bが露出し、その読取り面(ガラス面)よりも下方の位置には、副走査方向Yに長い長尺状の読取りヘッド13Hが主走査方向Xに移動可能な状態で設けられている。画像読取部13内の底部には、読取りヘッド13Hの一端部に接続されたフレキシブルフラットケーブル13F(以下「FFC13F」という。)が収容される凹溝13cが、主走査方向Xに延びるように形成されている。読取りヘッド13Hが主走査方向Xに移動するときはこれに追従するようにFFC13Fが凹溝13c内を移動することで、読取りヘッド13Hはその移動経路の全域においてFFC13Fを介して原稿読取信号を第1プリンター11内のコントローラー(図示せず)へ送信可能となっている。なお、画像読取部13の上面における原稿台13bの隣位置には、自動原稿供給装置14から給送された用紙の搬送面13dが形成されている。
また、図2に示すように、装置本体12(印刷機能部12A)の背面側には、手差し給紙機構35が装備されている。手差し給紙機構35は、ユーザーが手差しでセットした1枚の用紙Pを給送させる機構である。この手差し給紙機構35は、略四角板状の給紙トレイ35aと、給紙トレイ35a上の用紙Pを幅方向に位置決めする際に操作される一対の用紙ガイド35bと、手差し給紙機構35の開状態において給送口(図示せず)への異物等の落下を防止する目的で設けられた保護板35cとを有している。給紙トレイ35aは、その基端部(図2では下端部)を中心として所定角度範囲内で回動操作可能に設けられ、用紙Pをセット可能な傾斜姿勢をとる図2に示す開位置と、この開位置から図2の手前側へ回動されて装置本体12内に収納される閉位置とに配置される。保護板35cは、不図示の捩りコイルばねの弾性力により給紙トレイ35a側に接近する方向へ付勢されており、給紙トレイ35aを開くと、ばねの付勢力で給紙トレイ35aの下部領域に少し間隔を隔てて重なるように倒れ、給紙トレイ35aの下方に位置する給送口を異物の進入から保護する図2に示す保護位置に配置される。
また、スタッカー17は、一例として三段式で、第1トレイ17b、第2トレイ17c及び第3トレイ17dを備える。第1トレイ17bは装置本体12に対してスライド可能に連結され、第2トレイ17cは第1トレイ17bに対してスライド可能に連結されている。そして、第3トレイ17dは第2トレイ17cの先端部に回動可能に連結され、第2トレイ17cに対して重なる状態に収納される閉位置と、図2に示すように所定角度の前上がり姿勢に立ち上がり用紙のストッパーとしても機能する開位置とに配置される。
次に、図3を用いて印刷部20の構成を簡単に説明する。図3に示すように、筐体12H内において、キャリッジ21の下部に設けられた液体噴射ヘッド22(図1参照)の下面(ノズル形成面)と対向する位置には、主走査方向Xに沿って延びる長尺状の支持台23が配置されている。支持台23を副走査方向Yに挟んだ上流側と下流側の各位置には、搬送ローラー24と排紙ローラー25が配置されている。給紙カセット15内に収容された用紙Pの上面に当接する状態にある不図示のピックアップローラーが回転することにより、用紙Pの最上位の一枚が後方へ送り出される。その送り出された用紙Pは給送ローラー(図示せず)の外周面に沿って副走査方向Yに反転され、その後、搬送ローラー24まで達すると、搬送ローラー24の回転により支持台23上に給送される。
また、筐体12H内には、一対のプーリー26に巻き掛けられた無端状のタイミングベルト27がキャリッジ21の背面側に位置するガイドフレーム30に沿うように配設され、キャリッジ21の背面部がタイミングベルト27の一部に固定されている。タイミングベルト27の下側には、これと平行に延びるリニアエンコーダー28が張設され、その検出信号に基づきキャリッジ21の位置が検出される。
一方のプーリー26に出力軸が連結された不図示のキャリッジモーターが正逆転駆動し、タイミングベルト27が正逆回転することにより、キャリッジ21はレール31A,31Bに沿って主走査方向Xに往復移動する。そして、キャリッジ21の移動途中で液体噴射ヘッド22からインクを噴射して用紙Pに1行分(1パス分)の記録を行う記録動作と、用紙Pを次の記録位置まで搬送する搬送動作とを交互に行うことにより、用紙Pに文書又は画像等が印刷される。このとき、リニアエンコーダー28の検出信号に基づき検出されたキャリッジ位置に応じて液体噴射ヘッド22のノズル毎のインクの噴射・非噴射が制御される。
図4に示すように、画像読取部13の裏面には、凹溝13cを形成したためにその裏面側が膨らんでできた長尺状の突出部13eが突出している。また、図4および図5に示すように、画像読取部13の裏面には、その回動先端側の幅方向略中央位置に、係止突起36が突出している。この係止突起36は、画像読取部13を閉じたときに、装置本体12の上面部12Uに凹設された係止凹部12dと係止される。なお、図5に示すように、係止凹部12d内には、係止突起36と係止可能な係止部材39が固定されている。
また、図4および図5に示すように、係止突起36に対して主走査方向Xへ所定の距離だけ離れた左側位置には、被検知用の突起37が突出形成されている。この突起37は、画像読取部13を閉じたときに、装置本体12の上面に凹設された検知用の凹部38内に挿入される。装置本体12内の凹部38と対応する位置には、凹部38へ挿入された突起37を検知する検知器の一例としてのセンサー52が設けられている。第1プリンター11内に設けられたコントローラーCは、センサー52が画像読取部13の閉状態を検知しているときに、指示された印刷を行うが、センサー52が画像読取部13の閉状態を検知していないときには、指示された印刷があってもその印刷を開始しないようになっている。
この印刷で液体噴射ヘッド22が使用するインクは、外付けのタンクユニット19内の各インクタンク19Tから各インク供給チューブ40および各アダプターADを介して液体噴射ヘッド22に供給される。本例のタンクユニット19内には、一例としてインク色の異なる4色のインクをそれぞれ収容する4個のインクタンク19Tが収容されている。これら4色としては、例えば黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)が挙げられる。図3の例では4個のインクタンク19Tのうち、インク消費量の比較的多い黒インクを収容する1個が幅広の大型タンクで、カラー用の3色のインクをそれぞれ収容する3個が少し幅狭の小型タンクとなっている。
また、キャリッジ21に装着可能なアダプターADは、対応するインク色のインクカートリッジの形状・サイズに合わせて黒インク用が厚く、カラー用がそれよりも厚さが薄くなっている。キャリッジ21は複数(4個)のインクカートリッジの装着凹部を有し、これら装着凹部にアダプターADが装着されると、その背面の端子がキャリッジ21側の端子と接触する。
次に、インク供給チューブ40の引き回し構造について、図3を参照して説明する。第1実施形態では、インク供給チューブ40を長さ方向と交差する方向から挿入可能な凹部が当接部として形成されているスペーサー61が、装置本体12の上面部12Uに固定されている。
図3に示すように、キャリッジ21(アダプターAD)側へ供給されるインクを収容するインクタンク19Tは、装置本体12に対して、副走査方向Yの先方側から見て左側の筐体外に配置されている。すなわち、複数個のインクタンク19Tを収容するタンクユニットは、キャリッジ21の移動領域の外側であって主走査方向Xにおける反ホームポジション寄りの位置に配設されている。そして、インクタンク19Tに収容されたインクの流路として機能するインク供給チューブ40の一端側がインクタンク19Tに接続されている。また、インク供給チューブ40の他端側は、キャリッジ21の主走査方向Xにおける反ホームポジション寄りの位置から印刷機能部12Aに設けられた開口部12Kを通じて露呈するキャリッジ21の移動領域に挿入され、キャリッジ21に搭載されたアダプターADに接続されている。
詳しくは、インク供給チューブ40は、その一端部がタンクユニット19の下部にインクタンク19Tと連通する状態に設けられた排出管(図示せず)に接続され、その他端部がキャリッジ21上に搭載されたアダプターADの上面の供給管(図示せず)に接続されている。タンクユニット19とキャリッジ21上のアダプターADとの間に接続された各インク供給チューブ40は、画像読取部13を回動自在に軸支するヒンジ13a側を奥側とした場合に、開口部12Kの奥側部分の上方を主走査方向Xにほぼ真っ直ぐ延びた状態で架設されている。
図3に示すように、筐体12Hの上面には、開口部12Kを副走査方向Yに横切るように、細長い板状の支持板41が横架されている。支持板41の長手方向の長さは、開口部12Kの副走査方向Yの幅よりも少し長くなっている。支持板41の一端部は不図示の固定具又は接着剤により上面部12Uに固定されている。
そして、支持板41は主走査方向Xにインク供給チューブ40の一部を固定する位置に配置された状態でその他端部が不図示の固定具又は接着剤により筐体12Hの上面部12Uに固定されている。この固定具には一例として粘着テープを用いている。もちろん、固定具はねじ又は接着剤などでもよい。
また、筐体12Hの上面部12Uにおける開口部12Kよりも奥側の位置には、画像読取部13の凹溝13cと対応する裏面側の箇所で突出する突出部と対応する位置に、突出部が収容配置される凹部12bが形成されている。本実施形態のように、筐体12Hの上面部12Uにインク供給チューブ40を引き回す構成をとる場合、突出部13eを避けて、つまり突出部13eが収容される凹部12bを避けてインク供給チューブ40を引き回している。
また、筐体12Hの上面部12Uには、隙間形成部材の一例としてのスペーサー61が、上方に所定の長さで突出する状態で固定されている。すなわち、スペーサー61は、画像読取部13を開口部12Kを閉塞する閉じ方向に回動した場合に、印刷機能部12Aと画像読取部13との間に挟まれることによって、装置本体12と画像読取部13との間に、インク供給チューブ40を挿通させる隙間を確保するために設けられている。本例のスペーサー61は軸線方向から見た形状が略U字形状のボスである。
さて、このようにスペーサー61によって形成された隙間に挿通されたインク供給チューブ40の長手方向の途中部分であって支持板41上に支持された部分は固定具62,63により支持板41に対して固定されている。また、インク供給チューブ40は、継手40Jを介して複数のチューブが連結されてなり、継手40Jの両側の部分が固定具62,63により固定されている。
具体的には、インク供給チューブ40は、まず複数のインクタンク19Tがタンクケースに収容されてなるタンクユニット19から延びて、装置本体12の図3における左側面やや奥側から主走査方向Xに延びて上面部12Uに配置された部分で、上面部12Uに固定された断面U字状のスペーサー61に保持される。この状態でインク供給チューブ40は長手方向と交差する方向への移動が規制される。
次いで、インク供給チューブ40におけるよりアダプターADへの接続側となる下流側の途中部分が、支持板41の上面に対して2つの固定具62,63によって固定される。
また、図3に示すように、インク供給チューブ40におけるアダプターAD寄りの部分は、キャリッジ21の図3における右側面に固定された保持部材44により束ねられた状態で保持され、その保持部材44により束ねられた位置よりも下流側の端部がそれぞれアダプターADの上面の供給管(図示せず)に接続されている。
インク供給チューブ40における固定具62,63で固定された途中部分は、インク供給チューブ40の長さ方向および長さ方向と交差する方向に移動することが規制される。
そして、本実施形態では、複数の固定具62,63のうち、インク供給チューブ40を筐体12Hに対してその最も下流側の途中部分を固定する固定具63とアダプターADとの間の部分、より正確には固定具63と保持部材44との間の部分は、図3に示すようにキャリッジ21の移動に追従変形する変形可動部40Hとなる。換言すれば、第2の固定具の固定位置によって変形可動部40Hのチューブ長さが規定される。
ここで、変形可動部40Hについて簡単に説明する。図3において実線で示したインク供給チューブ40が、キャリッジ21がホームポジションに位置するときのものであり、キャリッジ21が反ホームポジションに位置するときのインク供給チューブ40の湾曲部40Cを同図に二点鎖線で示している。この図3の例では、複数本のインク供給チューブ40はそれぞれの中心線が同一面上にほぼ位置するように径方向にほぼ一列に配列されることで面状に配置されている。そして、複数本のインク供給チューブ40が途中で円弧面状に湾曲し、その湾曲部を挟む両側の部分(チューブ面)が上下方向に対向して略平行に延びるように配置されている。このため、キャリッジ21の移動と共に湾曲部40Cを移動させることで、インク供給チューブ40が大きく暴れたりすることが極力回避される。
本実施形態では、このように画像読取部13を閉じたときには、装置本体12と画像読取部13との間にスペーサー61が介在することになるので、その間に隙間ができてしまう。このため、被検知突起37が検知用の凹部38に挿入されず、センサーが検知するまでには至らない。
ここで、図6に基づいて被検知突起37とセンサーとの関係を説明する。
図6(a)に示すように、凹部38内の下方側部には、センサー52が配置されている。このセンサー52は、一例として接触式センサーである。もちろん、センサー52は、光学式センサーなどの非接触式センサーでもよい。
センサー52は、センサー本体52Bと、センサー本体52Bの下部から上方へ向かって延出するばね性を有する検知アーム52a(例えば板ばね)を備える。検知アーム52aは上端部側が、被検知突起37が凹部に挿入されるときの経路上に所定量だけ突出している。センサー本体は、検知アーム52aのその突出側とは反対側へ変位すると、その変位した検知アームに押されてオンし、検知アーム52aが元の位置に戻るとオフする検知部を備えている。このため、図6(a)に示すように、画像読取部13が開かれた被検知突起37が検知用の凹部38に挿入されていない場合、検知アーム52aは初期位置に配置され、検知部52bが押されないので、センサー52は非検知状態になる。一方、図6(b)に示すように、画像読取部13を閉じて被検知突起37が検知用の凹部38に挿入されると、検知アーム52aは突起37より側方へ押されてセンサー本体52Bに近づき検知部52bが押されてセンサー52が検知状態になる。このため、画像読取部13が開いていると、印刷ができなくなり、画像読取部13が閉じられていないと、印刷ができるようになる。
図7は検知用差込部材を示す。同図に示すように、差込部材51は、四角板状の基部51bと、基部51bの下面中央部から垂直に突出する突部51aとを備え、例えば基部51bには紐50で繋がれていて紐の他端は例えば装置本体の側部面又は前面部に固定されている。突部51aは、被検知突起と、おおよそ同じ形状サイズに形成されている。
図8は、差込部材の使用方法を説明する。差込部材は画像読取部13が開かれている場合、あるいは画像読取部13を完全には閉じることができないときに、図8(a)に示すように、突部51aを凹部38に差し込んで使用する。図8(a)に示すように、突部51aを凹部38に差し込んだ状態では、検知アーム52aが突部51aに押され、センサー52は検知状態になる。また、図8(b)に示すように、画像読取部13が閉じられた場合、被検知突起37が差込部材51の上面に当たり、それ以上、下方へは進行できないが、差込部材51の突部51aが検知アーム52aを押しているので、センサー52は検知状態に保たれる。
次に第1プリンター11の電気的構成を図9に基づいて説明する。
図9に示すように、第1プリンター11は各種制御を司るコントローラーCを備えている。コントローラーCには、入力系として、操作パネル部18に設けられた電源ボタンなどの各種の操作ボタンを含む操作部18bとセンサー52とが接続されている。また、コントローラーCには、出力系として、操作パネル部18に設けられた表示部18a、給送ユニット55、搬送ユニット56、液体噴射ヘッド22、画像読取部13(スキャナーユニット)および自動原稿供給装置14が接続されている。なお、コントローラーCには、印刷制御に使用される紙検知センサーやリニアエンコーダー28、搬送系の回転を検出するためのリニアエンコーダーなども接続されている。記録ユニット57は、液体噴射ヘッド22とキャリッジモーター(図示せず)とを備える。
図9に示すように、コントローラーCは、記録ユニット57を構成するキャリッジモーター(図示せず)を駆動制御し、キャリッジ21の主走査方向Xへの移動を制御する。このとき、コントローラーCは、リニアエンコーダー28からの入力パルスをカウンター(図示省略)で計数することで、キャリッジ21の例えばホームポジションを原点とする移動位置を把握する。
さらにコントローラーCは、給送ユニット55及び搬送ユニット56を駆動する。給送ユニット55が駆動されると、ピックアップローラーが駆動され、給紙カセット15内の用紙Pが1枚ずつ給送される。また、搬送ユニット56が駆動されると、搬送ローラー24及び排紙ローラー25が回転し、用紙Pの搬送(紙送り)と排紙が行われる。
センサー52は、画像読取部13が閉位置にあることを検知する。例えばセンサー52は、画像読取部13が閉位置にあるときにオンし、画像読取部13が閉位置にないときにオフする。コントローラーは、センサー52が画像読取部13の閉位置を検知する状態の下で、指示された印刷を実行するが、センサー52が画像読取部13の閉位置を検知していない状態の下では、指示された印刷を実行しない。
コントローラーCは、受信した印刷画像データに基づき液体噴射ヘッド22を制御し、液体噴射ヘッド22にインク滴を噴射させる制御を行う。コントローラーCは、キャリッジモーターを制御し、キャリッジ21の主走査方向Xへの駆動を制御する。また、コントローラーCは、搬送モーターを制御し、用紙の給送及び搬送を制御する。
次にこの第1プリンター11の作用を説明する。
装置本体12の上面部12Uをインク供給チューブ40が引き回され、インク供給チューブ40が潰れないようにスペーサー61が設けられ、画像読取部13がスペーサー61に当たって隙間が形成される。このとき、画像読取部13はスペーサー61に当たって僅かに浮き上がった状態になる。この結果、突起37が凹部38に挿入されない。
しかし、本実施形態では、図8に示すように、差込部材51があるので、差込部材51の突部51aを検知用の凹部38に差し込むと、センサー52がその差込部51を検知する。このため、コントローラーCは、センサー52から検知信号を入力する状態となる。この検知状態の下で、コントローラーCは印刷ジョブを受け付ける。
コントローラーCは印刷ジョブを受け付けると、まずセンサーの検知状態を確認し、検知状態にあれば、印刷動作を許可する。一方、差込部材51が差し込まれていない場合、コントローラーCは、非検知状態であると、印刷動作を禁止する。
3に示すように、画像読取部13の裏面には、その回動先端側の幅方向左寄りの位置に、被検知用の突起37が突出形成されている。この突起37は、画像読取部13を閉じたときに、装置本体12の上面に凹設された検知用の凹部38内に挿入される。装置本体12内には凹部38と対応する位置に、凹部38へ挿入された突起37を検知するセンサー52(図8参照)が設けられている。第1プリンター11内のコントローラーCは、センサー52が画像読取部13の閉状態を検知しているときに、指示された印刷を行うが、センサー52が画像読取部13の閉状態を検知していないときには、指示された印刷があってもその印刷を開始しないようになっている。
そして、本実施形態の第1プリンターにおいても、図3に示すような差込部材51が紐50で装置本体12の前面部下部に繋げられている。
外付けのタンクユニット19から延びるインク供給チューブ40は、図3に示すように装置本体12の上面を通って開口部12Kの奥側を主走査方向Xに沿って引き回され、ホームポジションにあるキャリッジ21の右側を経由して開口部12K内に挿入され、さらに保持部材44により束ねられた後に各アダプターADに接続されている。このため、インク供給チューブ40が装置本体12の左端奥寄りの箇所を横切っており、その横切っている部分の一部がスペーサー61に保持されている。このため、画像読取部13を閉めたときには、画像読取部13の裏面がスペーサー61に当接し、その当接した高さで少し浮いた状態にある。
このようにインク供給チューブ40が装置本体12と画像読取部13との間に介在して画像読取部13が閉まらないときには、センサー52が突起37を検知できなくなる。このため、外付けインクタンク19Tにしても、印刷ができない。しかし、本実施形態では、差込部材51が、プリンターに付いている差込部材51の突部51aを凹部38に差し込む。すると、センサー52が検知状態となる。このため、画像読取部13が軽く浮いていても、ユーザーの印刷指示が第2プリンター11Aに受け付けられると、コントローラーCはこの印刷動作を許可する。
よって、スペーサー61で装置本体と蓋部との隙間を設けてインク供給チューブ40を潰すことを回避でき、しかも印刷動作も行える。
上記第1実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)差込部材51を差し込んで検知状態にするので、インク供給チューブ40およびスペーサー61によって画像読取部13が閉じられなくても、印刷を行わせることができる。よって、外部のインクタンクから第1プリンター11へインクを供給して印刷を行わせることができる。
スペーサー61(隙間形成部材の一例)を筐体部とカバー部材との間に備えることによって、液体の流路が遮断されない液体供給チューブにより、端部を取り外さなくても液体を液体噴射ヘッド側に供給できる状態で引き回す作業を簡便に行うことができる。
センサー52(検知部の一例)が画像読取部13の閉状態を検知している場合に液体噴射ヘッドによる印刷動作(液体噴射動作)が許可される。一方、閉状態を検知していないに液体噴射ヘッド22による液体噴射動作が許可されない。インクタンク19Tから開口部を通る経路でインク供給チューブ40が設けられ、画像読取部13を閉じることができなくても、部材を凹部に挿入することで、センサー52を検知状態になるので、カバー部材が閉じられていなくても、液体噴射ヘッド22による印刷動作を行わせることができる。
(2)画像読取部13(カバー部材の一例)開口部12Kに向けて変位したときに筐体12Hと画像読取部13との間に隙間を形成するスペーサー61を備えている。
この構成によれば、カバー部材が開口部に向けて変位したときに隙間形成部材によって筐体部とカバー部材との間に隙間が形成され、カバー部材を閉状態にすることができなくても、凹部に部材を挿入することで、液体噴射動作を行わせることができる。
(3)部材は、前記被検知部と略同形状および略同サイズの突部を有する差込部材である。突起37(被検知部の一例)と略同形状および略同サイズの突部を有する差込部材なので、差込部材の突部を凹部に差し込めば、画像読取部13が閉状態でなくても、液体噴射動作を行わせることができる。
(4)部材は、被検知部に装着されるアタッチメントである。このため、被検知部にアタッチメントを装着してカバー部材を閉じれば、アタッチメントが凹部に差し込まれて検知部を検知状態にすることができる。よって、カバー部材が完全に閉まらなくても、液体噴射動作を行わせることができる。
(5)部材は、被検知部が検知域に対応する前記カバー部材の開度よりも大きい開度で検知するとともに被検知部の検知域に対応する開度と一部重複していることが好ましい。
カバー部材の開度と検知域が重複する部分があるので、被検知部が検知しない程度にカバー部材が僅かに開いた状態でも検知部を検知状態にすることができる。
(6)部材は、凹部に挿入可能な突部と、凹部に挿入不能な基部とを有する。よって、突起37が凹部38に差し込まれることで検知部を検知状態にすることができ、基部はスペーサーとなる。
(7)カバー部材は、原稿の読み取り機能を備える画像読取部であり、液体供給チューブは画像読取部の突出部を避けて引き回されていることが好ましい。
この構成によれば、画像読取部の裏面に突出する突出部を避けているので、画像読取部13を閉めたときに液体供給チューブが突出部に挟まれることがない。例えば液体供給チューブが突出部に押さえ付けられるので、その押さえ付けられた部分で液体の流れが悪くなることを回避できる。
(4)継手40Jを介して複数のチューブを繋ぐことによって、インク供給チューブ40を引き回しに最適な長さに調節することができる。
(5)インクタンク19Tは、装置本体12(印刷機能部12A)の外側に位置するので、インクの収容量に対する規制が緩和される。したがって、多量のインクを収容可能なインクタンク19Tを備えることができる。
(6)継手40Jを介して連結されたチューブの繋ぎ目が、インク供給チューブ40の変形可動部40H以外の部分に位置している。このため、インク供給チューブ40の継手40Jで連結された箇所が、湾曲部40Cとはならないので、継手40Jからチューブが外れにくい。
(5)インク供給チューブは一本または複数本備えられるので、インクタンク19Tの個数に応じた本数のインク供給チューブ40によって、それぞれのインクタンク19Tから液体噴射ヘッド22にインクを供給することができる。
(6)複数のインクタンク19Tを設け、インクタンク19Tの個数に応じた複数本のインク供給チューブ40を引き回したので、複数本のインク供給チューブ40を通じて複数色のインクを各アダプターADを介して液体噴射ヘッド22に供給して、カラー印刷に対応することができる。
(8)インクタンク19Tは、装置本体12(印刷機能部12A)の外側に位置するので、インクの収容量に対する規制が緩和される。したがって、多量のインクを収容可能なインクタンク19Tを備えることができる。
(9)筐体12Hの前面部に突出形成された筐体部分により形成される収容部12Sに、給紙カセット15を収容部12Sと前面が揃うように収容し、装置本体12の前面側からの給紙を可能にした構成の割に、第1プリンター11の大型化(特にプリンター底面積の増大)を比較的抑えることができる。また、操作パネル部18の基部12Bが、その下側が上側よりも用紙Pの排出方向(つまり副走査方向Y)側へ突出する傾斜面を呈する筐体部分によって構成されている。そして、基部12Bの傾斜面に、表示部18a(例えば液晶ディスプレイ)および操作ボタン18bが取り付けられている。このため、表示部18aの視認性が良好となるうえ、操作ボタン18bの操作性も良好に確保される。
(第2実施形態)
次に、差込部材の他の構成について図10〜図12を参照して説明する。なお、図10〜図12の説明において、図4、図6、図7と同じ構成部材については同符号を付し、それらの説明を適宜省略する。
図10に示すように、部材は、突起37に装着されるアタッチメントである。図11に示すように、アタッチメント58は、基部58bと、突部58aとを備え、基部58bには、突部58aと反対側の面に装着凹部58cが設けられている。そして、図10に示すように突起37を孔58cに差し込む。そして、図12(a)の状態から少し画像読取部13を閉じると、スペーサー61により少し浮き上がっていても、センサー52を検知状態にすることができる。
(第3実施形態)
次に、差込部材の他の構成について図13、図14を参照して説明する。なお、図15〜図17の説明において、図1〜図3と同じ構成部材については同符号を付し、それらの説明を適宜省略する。
図13に示す差込部材59は、第1実施形態のものと基部の厚みが異なるうえ、突起37に対応する部位に孔がある点が異なる。すなわち、図13に示すように、差込部材59は、基部59bと、突部59aとを有する。基部59bは比較的厚くスペーサーを兼ねる。基部59bの孔は、突起37に比べ十分大きく深い。
図14に示すように、画像読取部13および自動原稿供給装置14を含むカバーユニットを閉じると、基部がスペーサーとして機能し、装置本体12と画像読取部13との間に複数本のインク供給チューブ40を潰さない程度の隙間が確保される。また、突起37は、孔59c内に内壁面との間に隙間を開けて収容される。このため、突起が凹部38に挿入されることを前提でさほど強度が内場合でも、突起37は孔59cに収容されることで、保護できる。例えば突起37が折れてしまう事を回避できる。
(第4実施形態)
次に、画像読取機能を有しない第2プリンター11Aの構成について図15〜図17を参照して説明する。前記第1および第2実施形態における第1プリンター11はいわゆる複合機であったが、以下の実施形態における第2プリンター11Aは画像読取部(スキャナーユニット)は有しておらず、印刷機能部(プリンターユニット)を備える。なお、図15〜図17の説明において、図1〜図3と同じ構成部材については同符号を付し、それらの説明を適宜省略する。
図15に示すように、本実施形態の第2プリンター11Aは、印刷機能を有する装置本体12からなる印刷機能部12Aを備える。第2プリンター11Aは、その装置本体12とは別体で略直方体形状を呈する液体収容部の一例としてのインクタンク19T(図17参照)からインクの供給を受ける。そして、第2プリンター11Aにおいて、インクタンク19T内に収容されたインクがインク供給チューブ40(図17参照)を通じて、装置本体12の外側に位置するインクタンク19T側から装置本体12側へ供給される。
第2プリンター11Aの装置本体12は、印刷部20を内装する筐体12Hを有する。カバー部材の一例としての蓋部75は、装置本体12の一側端(後方側)に設けられたヒンジ75aを中心に回動(変位)して、ヒンジ75aとは反対側の前端部側(図17では手前端部側)が持ち上がる構成とされている。第2プリンター11Aの使用者が、例えばメンテナンスに際して蓋部75を持ち上げることが可能である。この持ち上げによって、印刷部20の上方に設けられ、印刷機能部12A内において往復移動可能に配置されたキャリッジ21の移動領域の少なくとも一部を露呈させる開口部12K(図17参照)が露出する。
さらに、図15および図16に示すように、装置本体12において蓋部75の後側には、手差し給紙機構35が設けられている。この手差し給紙機構35は、給紙トレイ35a(図16参照)を兼ねたカバー35eが後端部を中心に回動可能な開閉式であり、不使用時には図15に示すようにカバー35eが閉状態に保持される。閉状態におけるカバー35eの前端部には、凹状の把持部35fが形成され、使用者はこの把持部35fを把持してカバー35eを後方へ回動させることで、給紙トレイ35aが斜めに立ち上がった姿勢となる使用時の開状態にする(図16参照)。この手差し給紙機構35の開状態の構成については後述する。
また、装置本体12の下部には、用紙Pを複数枚重ねて収容可能な給紙カセット15が着脱可能に設けられている。この給紙カセット15に収容された用紙Pは、印刷機能部12A内に設けられた印刷部20へ後方から前方に向かって一枚ずつ給送され、給送された用紙Pに対して印刷部20により印刷が行われる。この印刷部20の構成は、基本的に第1実施形態における第1プリンター11のものと同様である。そして、印刷部20による印刷を終えた印刷済みの用紙Pは、装置本体12(印刷機能部12A)の前面に設けられた排紙口16から排紙される。
装置本体12(印刷機能部12A)において給紙カセット15の上側かつ排紙口16の下側となる位置には、排出トレイの一例としてのスタッカー17が収納されている。スタッカー17は、用紙Pの排出方向(搬送方向)に装置本体12から用紙Pのサイズに応じた長さだけ引きして使用される。
図15に示すように、給紙カセット15及びスタッカー17が収容される収容凹部を幅方向中央部に有する収容部12Sは、用紙Pの排出方向(ここでは副走査方向Y)へ突出形成された筐体部分によって構成されている。このように収容部12Sを突出させているのは、印刷部20に必要な筐体12Hの副走査方向の長さよりも、給紙カセット15の副走査方向Yに必要な長さの方が長いためである。このため、給紙カセット15及びスタッカー17は、装置本体12から副走査方向Y(前方)に突出した状態で収容部12Sに前端面を揃えるように収容される。詳しくは、所定サイズ(一例としてA4判)の用紙Pを収容するために必要な給紙カセット15の副走査方向Yの長さに合わせて装置本体12の副走査方向Yの長さを決めると、装置本体12が大型化(底面積の増大)するため、これを少しでも避けるため、給紙カセット15の収容部分のみを突出させている。換言すれば、収容部12Sの幅方向外側をえぐった形状とすることで、第2プリンター11Aの底面積の増大を抑えることができる。また、この給紙カセット15の突出した前面位置に合わせてスタッカー17の収納時の前面位置を決めているので、スタッカー17の引き出し時の突出長が比較的長く確保される。さらに、この突出によって、スタッカー17は把持部17aによって装置本体12から容易に引き出し可能となっている。このように、給紙カセット15を装置本体12の前面に着脱可能に設け、装置本体12の前面側からの給紙を可能にした構成の割に、第2プリンター11Aの大型化(特にプリンター底面積の増大)が比較的抑えられている。
一方、図15に示すように、装置本体12(印刷機能部12A)の上部には、印刷部20に印刷動作を実行させるなどの各種の操作を行うための操作パネル部18が配置されている。操作パネル部18は、その下側が上側よりも用紙Pの排出方向(つまり副走査方向Y)側へ突出する傾斜面を呈する筐体部分によって構成されている。そして、操作パネル部18の傾斜面上に操作ボタン18bは設けられている。操作ボタン18bには、例えば電源ボタンおよび印刷開始ボタンなどがある。操作パネル部18の操作面が手前下がりの傾斜面になっていることで、使用者にとって操作ボタン18bの操作性が良好に確保される。
また、図16に示すように、装置本体12(印刷機能部12A)の背面側には、手差し給紙機構35が装備されている。手差し給紙機構35は、ユーザーが手動で1枚の用紙Pをセットして給送させるための機構である。この手差し給紙機構35は、略四角板状の給紙トレイ35aと、給紙トレイ35a上で用紙を幅方向に位置決め操作するための一対の用紙ガイド35bと、手差し給紙機構35の開状態において給送口(図示せず)への異物等の落下を防止する目的で設けられた保護板35cとを有している。給紙トレイ35aは、その基端部(図16では下端部)を中心に所定の角度範囲内で回動操作可能に設けられ、用紙Pをセット可能な傾斜姿勢をとる図17に示す開状態と、この開状態から図17の手前側へ回動されて装置本体12内に収納される閉状態とに配置される。保護板35cは捩りコイルばね35gの弾性力により給紙トレイ35a側に接近する方向へ付勢されており、給紙トレイ35aを開くと、その開いた箇所へ落下した異物が給送口に進入することを防止する図16に示す保護位置に配置される。
また、図16に示すように、スタッカー17は、一例として三段式で、第1トレイ17b、第2トレイ17c及び第3トレイ17dを備える。第1トレイ17bは装置本体12に対してスライド可能に連結され、第2トレイ17cは第1トレイ17bに対してスライド可能に連結されている。そして、第3トレイ17dは第2トレイ17cの先端部に回動可能に連結され、第2トレイ17cに対して重なる状態に収納される閉位置と、図2に示すように所定角度の前上がり姿勢に立ち上がり用紙のストッパーとしても機能する開位置とに配置される。
外部のインクタンク19Tから延びるインク供給チューブ40は筐体12Hの上面を引き回され、スペーサー61に保持されて延び、開口部12Kの上方に架設されたに支持板41上で固定具62,63により固定されている。なお、図17では省略しているが、第1実施形態と同様の継手40Jにより複数のチューブが固定具62,63の間で連結されている。
次に、この第3実施形態における第2プリンター11Aの作用を説明する。
図17に示すように、蓋部75の裏面には、その回動先端側の幅方向左寄りの位置に、被検知用の突起37が突出形成されている。この突起37は、蓋部75を閉じたときに、装置本体12の上面に凹設された検知用の凹部38内に挿入される。装置本体12内には凹部38と対応する位置に、凹部38へ挿入された突起37を検知するセンサー52(図8参照)が設けられている。第2プリンター11A内のコントローラーCは、センサー52が蓋部75の閉状態を検知しているときに、指示された印刷を行うが、センサー52が蓋部75の閉状態を検知していないときには、指示された印刷があってもその印刷を開始しないようになっている。
そして、本実施形態の第2プリンターにおいても、図17に示すような差込部材51が紐50で装置本体12の前面部下部に繋げられている。
外付けのタンクユニット19から延びるインク供給チューブ40は、図17に示すように装置本体12の上面を通って開口部の奥側を主走査方向Xに沿って引き回され、ホームポジションにあるキャリッジ21の右側を経由して開口部12K内に挿入され、さらに保持部材44により束ねられた後に各アダプターADに接続されている。このため、インク供給チューブ40が装置本体12の左端奥寄りの箇所を横切っており、その横切っている部分の一部がスペーサー61に保持されている。このため、蓋部75を閉めたときには、蓋部75の裏面がスペーサー61に当接し、その当接した高さで少し浮いた状態にある。
このようにインク供給チューブ40が装置本体12と蓋部75との間に介在して蓋部75が閉まらないときには、センサー52が突起37を検知できなくなる。このため、外付けインクタンク19Tにしても、印刷ができない。しかし、本実施形態では、差込部材51が、プリンターに付いている差込部材51の突部51aを凹部38に差し込む。すると、センサー52が検知状態となる。このため、蓋部75が軽く浮いていても、ユーザーの印刷指示が第2プリンター11Aに受け付けられると、コントローラーCはこの印刷動作を許可する。
よって、スペーサー61で装置本体と蓋部との隙間を設けてインク供給チューブ40を潰すことを回避でき、しかも印刷動作も行える。
よって、この第3実施形態によっても、第1実施形態の効果(1)〜(9)を同様に得ることができる。
なお、上記実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・検知器(センサー)は、凹部等の検知用の通路への部材の挿入を検知できるものであれば、挿入した部材により検知部側の検知アーム等の変位部材の押し退けられる方向が、通路の軸線方向に対して平行、直交、斜め方向でもよい。検知部は、例えば挿入方向と略同一方向に変位部材が押し下げられる押し下げスイッチでもよい。
・上記第1実施形態において、インク供給チューブ40の外面に当接してインク供給チューブ40の移動を規制する部材を、印刷機能部12Aと画像読取部13との間に隙間を形成するスペーサー61とは別部材構成とした隙間形成部材を設けてもよい。
・上記各実施形態において、キャリッジ21にアダプターADを搭載しない構成としてもよい。すなわち、印刷機能部12Aの外部に設けられたインクタンク19Tからインク供給チューブ40を通じて供給されるインクを、アダプターADを介さずに液体噴射ヘッド22側へと供給するようにしてもよい。
・上記各実施形態において、インクタンク19Tは装置本体12(印刷機能部12A)や画像読取部13に固定部材(例えばねじや粘着剤など)を用いて取り付けられる構成とされてもよい。もとより取りつけられる位置は、副走査方向Yの先方側(前面側)から見て左右の側壁部分や後面とすることができる。あるいは自動原稿供給装置14の上面も可能である。
・上記各実施形態において、ターゲットは用紙に限定されず、布や樹脂フィルム、樹脂シート、金属シートなどを採用してもよい。
・上記実施形態の第1プリンター11および第2プリンター11Aは、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
11…液体噴射装置の一例としての第1プリンター、11A…液体噴射装置の一例としての第2プリンター、12…装置本体、12H…筐体部の一例としての筐体、12S…給送カセット部の一例を構成する収容部、12K…開口部、13…カバー部材の一例としての画像読取部、13e…突出部、15…給送カセット部の一例を構成するとともに給送カセットの一例としての給紙カセット、18…操作パネル部、19T…液体収容部としてのインクタンク、21…キャリッジ、22…液体噴射ヘッド、38…凹部、40…液体供給チューブの一例としてのインク供給チューブ、40J…継手、51,58,59…別の部材としての差込部材、51a,58a,59a…突部、51b,58b,59b…基部、52…検知器の一例としてのセンサー、75…カバー部材の一例としての蓋部、P…ターゲットの一例としての用紙。

Claims (10)

  1. ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    当該液体噴射ヘッドを備えたキャリッジが移動可能に配置される筐体部に対し前記筐体部の開口部を開閉する方向に変位可能に設けられたカバー部材と、
    前記液体を収容した状態で前記筐体部の外側に位置する液体収容部と、
    前記液体収容部から前記開口部を通る経路で設けられ、前記液体噴射ヘッドに供給される前記液体が流れる液体供給チューブと、
    前記筐体部に設けられた凹部と、
    前記凹部に挿入された部材に押されて検知する検知器の状態に基づき、前記検知器が押されて検知した場合に前記液体噴射ヘッドを制御して前記ターゲットに記録を行い、前記検知器の非押され状態を検出した場合に記録を行わない制御部と、
    前記カバー部材が前記開口部に向けて変位したときに前記筐体部と前記カバー部材との間に少なくとも前記液体供給チューブ内の液体流路を遮断しない大きさの前記液体供給チューブを通す隙間を形成する隙間形成部材と、を備え、
    前記筐体部と前記カバー部材との間に、前記隙間形成部材により前記隙間が形成された状態で、前記検知器が押され状態となることを特徴とする液体噴射装置。
  2. ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    当該液体噴射ヘッドを備えたキャリッジが移動可能に配置される筐体部に対し前記筐体部の開口部を開閉する方向に変位可能に設けられたカバー部材と、
    前記液体を収容した状態で前記筐体部の外側に位置する液体収容部と、
    前記液体収容部から前記開口部を通る経路で設けられ、前記液体噴射ヘッドに供給される前記液体が流れる液体供給チューブと、
    前記筐体部に設けられた凹部と、
    前記凹部に挿入された部材に押されて検知する検知器の状態に基づき、前記検知器が押されて検知した場合に前記液体噴射ヘッドを制御して前記ターゲットに記録を行い、前記検知器の非押され状態を検出した場合に記録を行わない制御部と、を備え、
    前記カバー部材には被検知部があり、前記被検知部に装着されている別の部材が前記凹部に挿入されることによって、前記筐体部と前記カバー部材との間に、少なくとも前記液体供給チューブ内の液体流路を遮断しない大きさの前記液体供給チューブを通す隙間が形成された状態で、前記検知器が押され状態となることを特徴とする液体噴射装置。
  3. 前記別の部材を更に備え、
    前記別の部材は、前記凹部に挿入されて前記検知器を押し込み可能な突部と、前記凹部に挿入不能で前記カバー部材と前記筐体部との間に前記隙間を形成可能な基部とを有し、前記基部における前記突部と反対側の面に前記被検知部を収容可能な収容凹部を有することを特徴とする請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    当該液体噴射ヘッドを備えたキャリッジが移動可能に配置される筐体部に対し前記筐体部の開口部を開閉する方向に変位可能に設けられたカバー部材と、
    前記液体を収容した状態で前記筐体部の外側に位置する液体収容部と、
    前記液体収容部から前記開口部を通る経路で設けられ、前記液体噴射ヘッドに供給される前記液体が流れる液体供給チューブと、
    前記筐体部に設けられた凹部と、
    前記凹部に挿入された部材に押されて検知する検知器の状態に基づき、前記検知器が押されて検知した場合に前記液体噴射ヘッドを制御して前記ターゲットに記録を行い、前記検知器の非押され状態を検出した場合に記録を行わない制御部と、
    前記凹部に挿入されて前記検知器を押し込み可能な突部と、前記凹部に挿入不能で前記カバー部材と前記筐体部との間に介在して少なくとも前記液体供給チューブ内の液体流路を遮断しない大きさの前記液体供給チューブを通す隙間を形成可能な基部とを有する別の部材と、
    を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  5. 前記カバー部材は、閉じられた状態で前記筐体部の前記凹部に挿入されて前記検知器を押され状態にする被検知部を有し、
    前記別の部材は、前記基部における前記突部と反対側の面に前記被検知部を収容可能な収容凹部を有することを特徴とする請求項4に記載の液体噴射装置。
  6. 前記カバー部材は、原稿の読み取り機能を備える画像読取部であり、
    前記画像読取部は、読取ヘッドと前記制御部とを接続する配線を収容可能な収容凹部と、前記収容凹部の裏面側において前記収容凹部と対応する部分が突出した突出部とを有し、
    前記液体供給チューブは前記画像読取部を閉じた状態での前記突出部を避けた位置を前記開口部の上側を通る経路で前記キャリッジの移動方向に沿って引き回されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  7. 前記液体供給チューブは、複数のチューブが継手を介して連結されることにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  8. 前記液体供給チューブは前記開口部の上側を通る経路で前記キャリッジの移動方向に沿って引き回されており、
    前記液体供給チューブにおける前記開口部の上側を通る部分における途中の部分を支持する状態で、前記開口部の上側を前記キャリッジの移動方向と交差する方向へ延出する支持部を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  9. ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    当該液体噴射ヘッドを備えたキャリッジが移動可能に配置されるとともに、当該キャリッジの移動領域の少なくとも一部を露呈させる開口部が形成された筐体部と、
    当該筐体部に対し前記開口部を開閉する方向に変位可能に設けられたカバー部材と、
    前記液体を収容した状態で前記筐体部の外側に位置する液体収容部と、
    前記液体収容部から前記開口部を通る経路で設けられ、前記液体噴射ヘッドに供給される前記液体が流れる液体供給チューブと、
    前記カバー部材が閉じた状態で押され状態となり前記カバー部材が閉じていない状態で非押され状態となる検知器と、
    前記検知器が押され状態を検知している場合に前記液体噴射ヘッドを制御して前記ターゲットに記録を行い、前記検知器が非押され状態を検出している場合に記録を行わない制御部と、
    を備えた液体噴射装置における液体噴射方法であって、
    前記筐体部と前記カバー部材との間に、隙間形成部材を配置して、少なくとも前記液体供給チューブ内の液体流路を遮断しない大きさの隙を形成する段階と
    前記隙間が形成された状態で、前記筐体部に設けられた凹部に別の部材を挿入して前記検知器を押され状態にする段階と、
    記検知器が押され状態を検知した場合に前記液体噴射ヘッドを制御して前記ターゲットに記録を行う段階と
    備えたことを特徴とする液体噴射装置における液体噴射方法。
  10. ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    当該液体噴射ヘッドを備えたキャリッジが移動可能に配置されるとともに、当該キャリッジの移動領域の少なくとも一部を露呈させる開口部が形成された筐体部と、
    当該筐体部に対し前記開口部を開閉する方向に変位可能に設けられたカバー部材と、
    前記液体を収容した状態で前記筐体部の外側に位置する液体収容部と、
    前記液体収容部から前記開口部を通る経路で設けられ、前記液体噴射ヘッドに供給される前記液体が流れる液体供給チューブと、
    前記カバー部材が閉じた状態で押され状態となり前記カバー部材が閉じていない状態で非押され状態となる検知器と、
    前記検知器が押され状態を検知している場合に前記液体噴射ヘッドを制御して前記ターゲットに記録を行い、前記検知器が非押され状態を検出している場合に記録を行わない制御部と、
    を備えた液体噴射装置における液体噴射方法であって、
    前記カバー部材は閉じられた状態で前記筐体部の凹部に挿入されることによって前記検知器を押され状態にする被検知部を有し、前記被検知部に別の部材を装着する段階と、
    前記被検知部に前記別の部材が装着された前記カバー部材を閉じ方向に変位させることにより、前記別の部材を前記筐体部の前記凹部に挿入させて前記検知器を押され状態にするとともに、前記筐体部と前記カバー部材との間に前記別の部材の一部が介在することによって、少なくとも前記液体供給チューブ内の液体流路を遮断しない大きさの前記液体供給チューブを通す隙間が形成された状態にする段階と、
    前記凹部に挿入された前記別の部材に押されて前記検知器が押され状態を検知した場合に前記液体噴射ヘッドを制御して前記ターゲットに記録を行う段階と
    備えたことを特徴とする液体噴射装置における液体噴射方法。
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