JP6102551B2 - 熱交換器の製造方法 - Google Patents

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本発明は、外部を流れる外部流体と熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器の製造方法に関するものである。
従来、熱媒体が流れる複数のチューブおよびフィンを有するコア部と、コア部の端部に接合されてコア部を補強するサイドプレートとを備える熱交換器において、当該熱交換器を車両に取り付けるための接続部品としてのブラケットが設けられたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の熱交換器では、チューブやフィン等のコア部構成部品とブラケットとを一体にろう付することにより、ブラケットをコア部に接合している。具体的には、ブラケットを、サイドプレートの底面にろう付接合している。
特開2004−243953号公報
上述したように、特許文献1に記載の熱交換器では、コア部構成部品とブラケットとを一体ろう付しているので、ろう付用の加熱炉の制約により、ブラケットの設計自由度が低いという問題が生じる。
ところで、異なる部品間でろう付接合を行う場合、部品間での強度や剛性を要求値以上とするために必要なろう材の長さ(以下、必要ろう材長さともいう)が存在する。ここで、上述した特許文献1に記載の熱交換器のように、ブラケットをサイドプレートの底面にろう付接合する場合、ろう付工程後にろう材長さが必要ろう材長さを満たしているかを確認するためには、一度ブラケットとサイドプレートとを分解する必要があり、非常に煩雑である。
本発明は上記点に鑑みて、他の部品との接続部品を備える熱交換器の製造方法において、接続部品の設計自由度を向上させるとともに、接続部品と良好な接合が得られているか否かの確認を容易とすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、熱媒体が流れる複数のチューブ(2)を積層配置することによって構成されるとともに、熱媒体とチューブ(2)の周囲を流れる外部流体とを熱交換させるコア部(4)と、コア部(4)の端部に配置されるとともに、コア部(4)に接合されたサイドプレート(6)とを有する熱交換器本体部(1)と、熱交換器本体部(1)と他の部品とを接続する接続部品(7)とを備える熱交換器であって、サイドプレート(6)は、チューブ(2)の長手方向と略平行に延びるベース部(61)を有しており、ベース部(61)の一面に、コア部(4)が接合されており、接続部品(7)は、サイドプレート(6)におけるベース部(61)よりもコア部(4)から遠い側の部位と接合される平面部(72c)を有しており、平面部(72c)には、切り欠き(73)が設けられている熱交換器の製造方法において、熱交換器本体部(1)を仮組み付けする仮組み付け工程と、仮組み付け工程で仮組み付けされた熱交換器本体部(1)を一体ろう付けする一体ろう付け工程と、一体ろう付け工程で一体ろう付けされた熱交換器本体部(1)のサイドプレート(6)に、接続部品(7)を仮固定する仮固定工程と、仮固定工程の後、接続部品(7)の平面部(72c)を部分的に加熱することにより、サイドプレート(6)におけるベース部(61)よりもコア部(4)から遠い側の部位と平面部(72c)とをろう付けする接続部品ろう付け工程とを備えることを特徴としている。
これによれば、接続部品(7)は、サイドプレート(6)と接合される平面部(72c)を有しているので、熱交換器本体部(1)の一体ろう付後に、接続部品(7)とサイドプレート(6)とを部分的に加熱することで、接続部品(7)を熱交換器本体部(1)にろう付接合することができる。その際に、接続部品(7)の平面部(72c)は、サイドプレート(6)におけるベース部(61)よりもコア部(4)から遠い側の部位と接合されるので、接続部品(7)とサイドプレート(6)とを部分的に加熱しても、コア部(4)に熱的な影響を与え難くすることができる。
したがって、接続部品(7)を熱交換器本体部(1)と一体ろう付する必要がなくなるので、加熱炉のスペースに起因した接続部品(7)の形状の制約がなくなる。このため、接続部品(7)の設計自由度を向上させることが可能となる。
また、平面部(72c)に切り欠き(73)が設けられているので、接続部品(7)とサイドプレート(6)との接合部において必要ろう付長さを満たしているか否かを、切り欠き(73)から目視することにより確認できる。したがって、接続部品(7)とサイドプレート(6)との接合部において、ろう材長さが必要ろう材長さを満たしているかを確認するために、接続部品(7)とサイドプレート(6)とを分解する必要がない。したがって、熱交換器本体部(1)、すなわちサイドプレート(6)が接続部品(7)との間で良好な接合が得られている否かを、容易に確認することが可能となる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態に係る冷媒放熱器を示す正面図である。 図1のII−II断面図である。 第1実施形態におけるブラケットを示す正面図である。 図3のIV部拡大図である。 第2実施形態に係る冷媒放熱器におけるブラケット近傍を示す拡大斜視図である。 第3実施形態におけるブラケットを示す斜視図である。 他の実施形態(1)におけるブラケットの第2固定部を示す拡大斜視図である。 他の実施形態(2)におけるブラケットを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1〜図4に基づいて説明する。本実施形態は、本発明に係る熱交換器を、冷凍サイクルの圧縮機から吐出された吐出冷媒と送風空気とを熱交換させて吐出冷媒の有する熱を送風空気に放熱させる冷媒放熱器1に適用したものである。なお、本実施形態の冷媒放熱器1が、特許請求の範囲に記載の熱交換器本体部を構成している。
図1中、チューブ2は冷媒が流れる管であり、このチューブ2は、送風空気の流通方向(紙面垂直方向)が長径方向と一致するように扁平状に形成されているとともに、その長手方向が水平方向に一致するように鉛直方向に複数本平行に配置されている。以下、チューブ2の長手方向(紙面左右方向)をチューブ長手方向といい、チューブ2の積層方向(紙面上下方向)をチューブ積層方向という。
また、チューブ2の両側の扁平面には波状に成形されたフィン3が接合されており、このフィン3により空気との伝熱面積を増大させて冷媒と空気との熱交換を促進している。なお、以下、チューブ2およびフィン3からなる略矩形状の熱交換部をコア部4と呼ぶ。
ヘッダタンク5は、チューブ長手方向端部(本実施形態では、水平方向端部)にてチューブ長手方向と直交する方向(本実施形態では、鉛直方向)に延びて複数のチューブ2と連通するものである。ヘッダタンク5は、チューブ2が挿入接合されたコアプレート5aと、コアプレート5aとともにタンク内空間を構成するタンク本体5bとを有して構成されている。
コア部4の両端部には、チューブ長手方向と略平行に延びてコア部4を補強するサイドプレート6が設けられている。
図1および図2に示すように、サイドプレート6は、チューブ2の扁平面と略平行な面を有してチューブ2の長手方向と略平行に延びるベース部61と、ベース部61の送風空気流れ方向両端部からベース部61に対して略直交する方向(チューブ積層方向)に突出してチューブ長手方向と略平行に延びる一対の側面リブ62とを有している。
サイドプレート6には、ブラケット7が取り付けられている。ブラケット7は、冷媒放熱器1を車両ボディ(図示せず)に接続するための接続部品を構成するもので、冷媒放熱器1と別体に構成されている。
以下、ブラケット7の構造について図2〜図4を用いて説明する。なお、図3および図4では、後述する平面部72cに便宜上、斜線ハッチングを施してある。
図2および図3に示すように、ブラケット7は、冷媒放熱器1を車両ボディに固定するための第1固定部71と、ブラケット7を冷媒放熱器1に固定するための二つの第2固定部72とを有している。本実施形態では、第1固定部71におけるチューブ長手方向の両側に、第2固定部72が一つずつ接続されている。また、第1固定部71および第2固定部72は、一体に形成されている。
第1固定部71は、送風空気の流れ方向に対して直交する平面部71aを有している。平面部71aの略中央部には、その表裏を貫通する貫通穴71bが形成されている。この貫通穴71bにボルト(図示せず)が挿通されることにより、ブラケット7は車両ボディに固定される。
また、第1固定部71は、平面部71aにおけるチューブ長手方向(図3の左右方向)の両端部から略垂直に折り曲げられて送風空気の流れ方向に延びるリブ71cを有している。
第2固定部72は、サイドプレート6のベース部61と略平行に延びる第1壁部72aと、第1壁部72aの送風空気流れ方向両端部から第1壁部72aに対して略直交する方向(チューブ積層方向)に突出してチューブ長手方向と略平行に延びる一対の第2壁部72bとを有している。
第1壁部72aは、サイドプレート6のベース部61におけるコア部4と反対側の面に接触している。一対の第2壁部72bは、サイドプレート6の一対の側面リブ62の送風空気流れ方向における内側面に、それぞれ接触している。
図3および図4に示すように、第2壁部72bにおける送風空気流れ方向の外側面のうち、コア部4から遠い側の壁面は、サイドプレート6の側面リブ62とろう付により接合されている。すなわち、本実施形態では、第2壁部72bにおける送風空気流れ方向の外側面うち、コア部4から遠い側の壁面は、サイドプレート6におけるベース部61よりもコア部4から遠い側の部位と接合される平面部72cを構成している。
第2壁部72bの平面部72cにおける送風空気流れ方向の両端部には、切り欠き73が形成されている。本実施形態では、切り欠き73は、第2壁部72bにおけるコア部4と反対側の角部を切り落とすことにより形成されている。
図2に戻り、サイドプレート6の側面リブ62における切り欠き73に対応する部位には、送風空気流れ方向の内側(ブラケット7側)に向けて突出する突出部74が設けられている。
続いて、本実施形態の冷媒放熱器1の製造方法について説明する。
まず、所定間隔毎に整列配置された複数本のチューブ2間、およびチューブ2とサイドプレート6との間にフィン3を装填してコア部4を仮組みした後、ヘッダタンク5のコアプレート5aに形成された貫通孔(図示せず)内に各チューブ2およびサイドプレート6を挿入する。その後、コアプレート5aにタンク本体5bを組み付ける。これにより、各チューブ2、フィン3、ヘッダタンク5およびサイドプレート6の仮固定(仮組み付け)が完了する。
次に、この仮組み付け体を加熱炉内に搬入し、コア部4(すなわちチューブ2およびフィン3)、ヘッダタンク5およびサイドプレート6をろう付にて一体接合する。より詳細には、上記仮組み付け体を加熱炉内で加熱することで、コアプレート5aにクラッドされたろう材により、チューブ2、タンク本体5bおよびサイドプレート6がコアプレート5aにろう付接合されるとともに、チューブ2の表面にクラッドされたろう材により、フィン3がチューブ2の外表面にろう付接合される。
次に、このように一体ろう付された冷媒放熱器1に、ブラケット7を接合する。より詳細には、まず、サイドプレート6の一対の側面リブ62間にブラケット7を配置した後、側面リブ62における切り欠き73に対応する部位を、チューブ積層方向におけるコア部4と反対側(図2の上側)から押圧することにより、突出部74を形成する。これにより、ブラケット7をサイドプレート6に仮固定することができる。
その後、ブラケット7の平面部72c近傍を部分的に加熱することで、当該平面部72cにクラッドされたろう材により、平面部72cがサイドプレート6の側面リブ62にろう付接合される。このようにして、図1に示す冷媒放熱器1が完成する。
以上説明したように、本実施形態のブラケット7は、サイドプレート6と接合される平面部72cを有しているので、冷媒放熱器1の構成部品の一体ろう付後に、ブラケット7とサイドプレート6とを部分的に加熱することで、ブラケット7を冷媒放熱器1にろう付接合することができる。その際に、ブラケット7の平面部72cは、サイドプレート6におけるベース部61よりもコア部4から遠い側の部位と接合されるので、ブラケット7とサイドプレート6とを部分的に加熱しても、コア部4に熱的な影響を与え難くすることができる。
したがって、ブラケット7を冷媒放熱器1と一体ろう付する必要がなくなるので、加熱炉のスペースに起因したブラケット7の形状の制約がなくなる。このため、ブラケット7の設計自由度を向上させることが可能となる。
ところで、異なる部品間でろう付接合を行う場合、部品間での強度や剛性を要求値以上とするために必要なろう材の長さ(以下、必要ろう材長さともいう)が存在する。ここで、上述した特許文献1に記載の熱交換器のように、ブラケットをサイドプレートの底面にろう付接合する場合、ろう付工程後にろう材長さが必要ろう材長さを満たしているかを確認するためには、一度ブラケットとサイドプレートとを分解する必要があり、非常に煩雑である。
これに対し、本実施形態では、ブラケット7を、第2壁部72bの平面部72c、すなわちチューブ積層方向におけるコア部4と反対側の端部においてサイドプレート6とろう付されるように構成している。このため、ブラケット7とサイドプレート6との接合部においてチューブ長手方向における必要ろう付長さを満たしているか否か、すなわちチューブ長手方向においてろう切れが発生しているか否かを、チューブ積層方向におけるコア部4と反対側から(図4の上側から)目視することにより確認できる。
また、本実施形態では、ブラケット7の第2壁部72bの平面部72cにおける送風空気流れ方向の両端部に、切り欠き73を設けている。このため、ブラケット7とサイドプレート6との接合部においてチューブ積層方向における必要ろう付長さを満たしているか否か、すなわちチューブ積層方向においてろう切れが発生しているか否かを、チューブ長手方向から(図4の左右方向から)目視することにより確認できる。
したがって、本実施形態の冷媒放熱器1では、ろう付工程後にろう材長さが必要ろう材長さを満たしているかを確認するために、ブラケットとサイドプレートとを分解する必要がない。したがって、ブラケット7の冷媒放熱器1へのろう付が良好に行われているか否かを、容易に確認することが可能となる。
また、本実施形態のように、サイドプレート6の側面リブ62における切り欠き73に対応する部位に突出部74を設けることで、ブラケット7をサイドプレート6にろう付する際に、ブラケット7をサイドプレート6に対して容易に仮固定することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図5に基づいて説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態と比較して、ブラケット7の形状が異なるものである。
図5に示すように、本実施形態のブラケット7は、第1固定部71および第2固定部72を一つずつ有している。第2固定部72は、第1固定部71のチューブ積層方向におけるコア部4に近い側の端部に接続されている。なお、本実施形態の第1固定部71は、リブ71cを有していない。
第2固定部72は、第2壁部72bのチューブ積層方向におけるコア部4と反対側の端部から第2壁部72bに対して略直交する方向(送風空気流れ方向)に突出してチューブ長手方向と略平行に延びる第3壁部72dを有している。
第3壁部72dにおけるコア部4に近い側の面は、サイドプレート6の側面リブ62におけるチューブ積層方向のコア部4と反対側の端面62aに接合されている。すなわち、本実施形態では、第3壁部72dにおけるコア部4に近い側の面は、サイドプレート6におけるベース部61よりもコア部4から遠い側の部位と接合される平面部72cを構成している。
以上説明したように、本実施形態のブラケット7の平面部72cは、サイドプレート6におけるベース部61よりもコア部4から遠い側の部位と接合されるので、ブラケット7とサイドプレート6とを部分的に加熱しても、コア部4に熱的な影響を与え難くすることができる。したがって、上記第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図6に基づいて説明する。本第3実施形態は、上記第1実施形態と比較して、ブラケット7の第2固定部72の形状が異なるものである。
図6に示すように、本実施形態のブラケット7の第2固定部72は、図示しないサイドプレートのベース部と接触する底部72eと、当該ベース部と平行に(チューブ積層方向に対して直交する方向に)延びる平板部72fと、底部72eと平板部72fとを接続する接続部72gとを有している。
本実施形態では、底部72e、平板部72fおよび接続部72gにおける送風空気流れ方向の両端面は、それぞれ、図示しないサイドプレートの一対の側面リブにおける送風空気流れ方向の内側壁面に接触している。また、底部72e、平板部72fおよび接続部72gは、一体に形成されている。
平板部72fは、底部72eよりも、チューブ積層方向におけるコア部(図示せず)から遠い側に配置されている。平板部72fにおける送風空気流れ方向の両端面は、サイドプレートの一対の側面リブにおける送風空気流れ方向の内側壁面にろう付により接合されている。すなわち、本実施形態では、平板部72fにおける送風空気流れ方向の両端面が、サイドプレートにおけるベース部よりもコア部から遠い側の部位と接合される平面部72cを構成している。
以上説明したように、本実施形態のブラケット7の平面部72cは、サイドプレート6におけるベース部61よりもコア部4から遠い側の部位と接合されるので、ブラケット7とサイドプレート6とを部分的に加熱しても、コア部4に熱的な影響を与え難くすることができる。したがって、上記第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。
(1)上記第1実施形態では、切り欠き73を、第2壁部72bの平面部72cに形成した例について説明したが、これに限らず、図7に示すように、切り欠き73を、第2壁部72bにおける第1壁部72aに近い側、すなわちコア部4に近い側の端部に形成してもよい。この場合でも、ブラケット7とサイドプレート6との接合部においてチューブ積層方向における必要ろう付長さを満たしているか否かを、チューブ長手方向から目視することにより確認できる。
(2)上記した各実施形態同士は、実施可能な範囲で適宜組み合わせてもよい。例えば、図8に示すように、第1実施形態のブラケット7(第1固定部71のチューブ長手方向の両側に第2固定部72が設けられているブラケット7)に、第2実施形態の第2固定部72の構成を適用してもよい。
(3)上記実施形態では、冷媒放熱器1に本発明の熱交換器を適用した例について説明したが、冷媒蒸発器やラジエータ等の他の熱交換器においても本発明の適用が可能である。
1 冷媒放熱器(熱交換器本体部)
2 チューブ
4 コア部
6 サイドプレート
7 ブラケット(接続部品)
61 ベース部
72c 平面部
73 切り欠き

Claims (5)

  1. 熱媒体が流れる複数のチューブ(2)を積層配置することによって構成されるとともに、前記熱媒体と前記チューブ(2)の周囲を流れる外部流体とを熱交換させるコア部(4)と、前記コア部(4)の端部に配置されるとともに、前記コア部(4)に接合されたサイドプレート(6)とを有する熱交換器本体部(1)と、
    前記熱交換器本体部(1)と他の部品とを接続する接続部品(7)とを備え
    前記サイドプレート(6)は、前記チューブ(2)の長手方向と略平行に延びるベース部(61)を有しており、
    前記ベース部(61)の一面に、前記コア部(4)が接合されており、
    前記接続部品(7)は、前記サイドプレート(6)における前記ベース部(61)よりも前記コア部(4)から遠い側の部位と接合される平面部(72c)を有しており、
    前記平面部(72c)には、切り欠き(73)が設けられている熱交換器の製造方法であって、
    前記熱交換器本体部(1)を仮組み付けする仮組み付け工程と、
    前記仮組み付け工程で仮組み付けされた前記熱交換器本体部(1)を一体ろう付けする一体ろう付け工程と、
    前記一体ろう付け工程で一体ろう付けされた前記熱交換器本体部(1)の前記サイドプレート(6)に、前記接続部品(7)を仮固定する仮固定工程と、
    前記仮固定工程の後、前記接続部品(7)の前記平面部(72c)を部分的に加熱することにより、前記サイドプレート(6)における前記ベース部(61)よりも前記コア部(4)から遠い側の部位と前記平面部(72c)とをろう付けする接続部品ろう付け工程とを備えることを特徴とする熱交換器の製造方法
  2. 前記サイドプレート(6)は、前記ベース部(61)における前記外部流体の流れ方向の両端部から、前記コア部(4)から遠い側に向かって延びる一対のリブ(62)を有しており、
    前記接続部品(7)は、前記一対のリブ(62)の間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器の製造方法
  3. 前記サイドプレート(6)の前記リブ(62)における前記外部流体の流れ方向内側の面に、前記接続部品(7)の前記平面部(72c)が接合されており、
    前記リブ(62)における前記接続部品(7)の前記切り欠き(73)と対応する部位には、前記外部流体の流れ方向内側に向かって突出する突出部(74)が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の熱交換器の製造方法
  4. 前記接続部品(7)における前記サイドプレート(6)と接合される側の面には、ろう材がクラッドされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法
  5. 前記接続部品は、前記熱交換器本体部(1)と車両とを接続するブラケット(7)であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法
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