JP6095716B2 - スタイラス・ペンの管理を補助する方法、コンピュータ・プログラムおよび携帯式電子機器 - Google Patents

スタイラス・ペンの管理を補助する方法、コンピュータ・プログラムおよび携帯式電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、ユーザによるバッテリィを搭載するスタイラス・ペンの管理を補助する技術に関する。
タブレット端末、スマートフォンおよびノートブック型パーソナル・コンピュータなどの携帯式電子機器には、入力装置としてデジタイザという座標入力装置を搭載する場合がある。デジタイザは、スタイラス・ペンを使って入力する。デジタイザとタッチ・スクリーンを組み合わせた表示装置を構成することで、ユーザは表示装置にスタイラス・ペンおよび指のいずれでも操作できるようになる。
デジタイザの動作原理の1つに電磁誘導式がある。電磁誘導式のデジタイザは、デジタイザ・パネルとスタイラス・ペンの間で伝搬する電磁波を利用して、デジタイザ・パネルに配置されたコイル・アレイがスタイラス・ペンの位置を検出する。デジタイザを使用するとスタイラス・ペンでデジタイザ・パネルに描いた手書きの文字や図形をシステムに認識させることができる。デジタイザは、紙に文字を書くときの筆圧感覚に近い線の太さをシステムに認識させるために、スタイラス・ペンが検知した圧力から筆圧データも生成する。
電磁誘導型のスタイラス・ペンには、デジタイザ・パネルから電磁誘導で受け取った電力で動作するパッシブ型と、内部に搭載したバッテリィまたは電気二重層キャパシタ(スーパー・キャパシタ)で動作するアクティブ型が存在する。タッチ・スクリーンに対して指で操作する代わりに利用するスタイラス・ペンも内部にバッテリィを搭載しない点でパッシブ型に属するといえる。
非特許文献1は、電磁誘導式のデジタイザの原理について記載する。同文献は電池を含むタイプのスタイラス・ペンと電池を含まないタイプのスタイラス・ペンで動作するデジタイザについて記載している。特許文献1は、電力を蓄積する電気二重層コンデンサを備えたペン型の位置指示器が送信する信号を検出するタブレットと、モニターで構成した位置入力装置を開示する。位置指示器は、電気二重層コンデンサの保持電圧が徐々に低下すると、タブレットに充電要求信号を送る。
位置入力装置はタブレットに対する充電要求信号に基づいてモニターに充電要求メッセージを表示する。モニターの表示をみたユーザは、位置指示器を充電することができる。さらに同文献には、前回の充電から所定の時間が経過したときには、位置指示器から充電要求がない場合であっても、モニターに充電要求メッセージを表示することが記載されている。特許文献2は、充電用コイル、電気二重層キャパシタ、電圧変換回路および発振回路を搭載したスタイラス・ペンを開示する。
特開2007−164356号公報 特開2014−119936号公報
電磁誘導方式デジタイザ、[online]、ワコム、[平成27年4月2日検索]、インターネット、〈URL:http://tablet.wacom.co.jp/what/news-img/W8002basis.pdf〉
以後、本明細書においてはアクティブ型のスタイラス・ペンを単にスタイラス・ペンということにする。ユーザにとっては必要なときにいつでもスタイラス・ペンを使えるようにバッテリィまたは電気二重層キャパシタの電気量が確保されていることが望ましい。特許文献1の発明では、スタイラス・ペンから充電要求があるとモニターにプロンプトが表示されるため、ユーザは充電のタイミングやバッテリィの交換のタイミングを知ることができる。
しかし、ユーザはその時点では充電しないで、しばらくの間タッチ・スクリーンから入力したり、コンピュータを数日間使用しなかったりすることがある。その結果、つぎにスタイラス・ペンを使用したいときに自然放電で使えなかったり、十分な電気量が確保されていなかったりすることがある。さらに、ユーザはスタイラス・ペンを紛失したときに購入方法を知らないため、その後デジタイザを利用しない場合もある。さらに、スタイラス・ペンが搭載するバッテリィは、AAAA型といわれる細長い特殊なタイプのアルカリ乾電池であるため、ユーザは入手が面倒なため、バッテリィの寿命とともにスタイラス・ペンを使用しないこともある。さらに、充電や交換によりバッテリィが正常に機能したことを知ることができれば都合がよい。
そこで本発明の目的は、スタイラス・ペンの利便性を向上する方法を提供することにある。さらに本発明の目的は、スタイラス・ペンが搭載する直流電力源を管理するユーザを補助する方法を提供することにある。さらに本発明の目的は、そのような方法を実現するコンピュータ・プログラム、および携帯式電子機器を提供することにある。
本発明は、直流電力源を含むスタイラス・ペンで操作することが可能なディスプレイ・システムを搭載した携帯式電子機器が、ユーザによる直流電力源の管理を補助する方法を提供する。スタイラス・ペンから定期的に直流電力源の残存容量を受信する。残存容量を受信してからの経過時間を計時する。残存容量が第1の閾値以上でかつ経過時間が所定値を越えたときに、ディスプレイ・システムにスタイラス・ペンの紛失の可能性を示唆するメッセージを表示する。ユーザは、メッセージをみてスタイラス・ペンの所在を確認し必要な対応をすることができる。
ここに、残存容量という特質を備える直流電力源としては、非充電式のバッテリィ、充電式のバッテリィ、または電気二重層キャパシタを採用することができる。ディスプレイ・システムが電磁誘導式のデジタイザ・パネルを含む場合は、残存容量をデジタイザ・パネルとスタイラス・ペンが形成する通信路を通じて受け取ることができる。したがって、スタイラス・ペンに携帯式電子機器との間に専用の通信路を形成するためのインターフェースを設ける必要がなくなる。
このメッセージに、スタイラス・ペンの購入方法を示すガイダンスを含むようにすれば、ユーザは購入が容易になる。残存容量が第1の閾値より小さい第2の閾値未満に到達したときにディスプレイ・システムに残存容量の増加を示すメッセージを表示することができる。ここに残存容量の増加方法は、直流電力源のタイプによって異なる。直流電力源が非充電式のバッテリィの場合は交換とし、充電式バッテリィまたは電気二重層キャパシタの場合は充電とすることができる。
このメッセージに、直流電力源の購入方法を示すガイダンスを含むようにすれば、特殊なバッテリィであってもユーザは容易に購入することができる。残存容量が第2の閾値より小さい第3の閾値未満に到達しかつ経過時間が所定値を越えたときに、ディスプレイ・システムに残存容量の増加を促すメッセージを表示することができる。このメッセージは、スタイラス・ペンが使用されていないときに表示すれば、次回の使用時において自然放電による動作の停止を未然に防ぐことができる。
残存容量の増加を促すメッセージを表示したあとに残存容量が第1の閾値以上になったときに、ディスプレイ・システムに残存容量の増加が成功したことを示すメッセージを表示することができる。残存容量を受信する際に、残存容量とスタイラス・ペンの識別子を含むパケットを受け取り、経過時間の計時および残存容量と閾値の比較を識別子ごとに行うようにすれば、同一のディスプレイ・システムで複数のスタイラス・ペンを使用したり、同一のスタイラス・ペンを複数のディスプレイ・システムで使用したりする場合にも、残存容量を管理することができるようになる。
ディスプレイ・システムに、残存容量の状態を確認するためのオブジェクトを表示し、オブジェクトに対するタッチ操作に応じてディスプレイ・システムに残存容量に関する状態を示すメッセージを表示することができる。この場合ユーザは、必要に応じていつでも残存容量の増加の必要性を確認することができる。オブジェクトはディスプレイ・システムのツール・バーに表示したり、ユーザが呼び出して表示したりすることができる。
本発明により、スタイラス・ペンの利便性を向上する方法を提供することができた。さらに本発明により、スタイラス・ペンが搭載する直流電力源を管理するユーザを補助する方法を提供することができた。さらに本発明により、そのような方法を実現するコンピュータ・プログラム、および携帯式電子機器を提供することができた。
携帯式電子機器の一例としてのタブレット端末10の外形を示す図である。 ディスプレイ・システム11の構成を説明するための断面図である。 タブレット端末10の構成の一例を説明するための機能ブロック図である。 デジタイザ・パネル25の構成の一例を説明するための図である。 スタイラス・ペン100の構成の一例を説明するための図である。 バッテリィ113の残存容量を管理する閾値を説明するための図である。 スタイラス・ペン管理システム200の構成の一例を示す機能ブロック図である。 スタイラス・ペン管理システム200の動作を説明するためのフローチャートである。 スタイラス・ペン管理システム200が表示するメッセージを説明するための図である。
[タブレット端末]
図1(A)は、携帯式電子機器の一例としてのタブレット端末10の外形を示す平面図で、図1(B)は背面図である。図2は、ディスプレイ・システム11の構成を説明するための断面図である。タブレット端末10は、ディスプレイ・システム11を搭載し、収納部13にはデジタイザ・パネル25を操作するためのスタイラス・ペン100を収納している。なお、本明細書においては同一の要素には図面に同一の参照番号を付与して説明する。
図2においてディスプレイ・システム11は、上からタッチ・パネル21、LCDのようなフラットパネル型のディスプレイ23、電磁誘導式のデジタイザ・パネル25、およびシールド・パネル27が積層されている。ディスプレイ・システム11の表面はタッチ・パネル21およびデジタイザ・パネル25の操作面22を構成する。ディスプレイ・システム11は、操作面22に対する指の接近を検出してタッチ・パネル21が座標データを生成し、スタイラス・ペン100の接近を検出してデジタイザ・パネル25が座標データを生成する。
図3は、タブレット端末10の構成の一例を説明するための機能ブロック図である。タブレット端末10は、SOC(System on a chip)タイプの組込システム(Embedded System)50に、例示的にシステム・メモリ51、ディスプレイ23、タッチ・パネル21、デジタイザ・パネル25、WPAN(Wireless Personal Area Network)モジュール53、WWAN(Wireless Wide Area Network)モジュール55、WLAN(Wireless Local Area Network)モジュール57、およびSSD59が接続されている。
組込システム50は、CPUコア、GPU、メモリ・コントローラ、I/Oコントローラ、およびファームウェアROMなどで構成されている。SSD59は、CPUコアが実行するアプリケーション・プログラム、オペレーティング・システム、デバイス・ドライバなどのソフトウェアを格納する。なお、SSD59は、本発明を実現する管理プログラム80も格納する。WPANモジュール53は、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信または近距離無線通信(NFC: Near Field Communication)などのいずれかの規格で近距離の無線通信を行う。
[デジタイザ・パネルとスタイラス・ペン]
図4はデジタイザ・パネル25の構成の一例を説明するための図である。図5は、スタイラス・ペン100の構成の一例を説明するための図である。図5においてスタイラス・ペン100は先端にデジタイザ・パネル25の座標を指示するペン先101が形成されている。
スタイラス・ペン100は、外部に操作ボタン121、123を備え、内部に圧力センサー103、アンテナ105、高周波回路107、変調回路109、MPU111およびAAAA型のバッテリィ113を収納する。なお、バッテリィ113に代えて直流電力源として電気二重層キャパシタまたは充電式のバッテリィを搭載することができる。電気二重層キャパシタまたは充電式のバッテリィの充電方法は特に限定する必要はなく、接触式または非接触式のいずれでもよい。
圧力センサー103は、スタイラス・ペン100が操作面22に押圧されたときにペン先101に加わる圧力(筆圧)を検出する。バッテリィ113は、各デバイスに電力を供給する。MPU111は、定期的にバッテリィ113の電圧を監視して残存容量Rbを計算する。操作ボタン121は、スタイラス・ペン100が入力する線の色を変える際にユーザが操作する。操作ボタン123はデジタイザ・パネル25に入力した線を消す際にユーザが操作する。なお、操作ボタン121、123の機能は、デジタイザ・パネル25のデバイス・ドライバに設定して変更することができる。
MPU111は定期的に、圧力センサー103の検出圧力、バッテリィ113の残存容量Rbおよび操作ボタン121、123の操作に応じて生成した入力データを含むパケットを生成して変調回路109に送る。パケットには、スタイラス・ペン100の識別子も含む。変調回路109は高周波回路107が出力する搬送波をパケット・データで変調してアンテナ105から送信する。
デジタイザ・パネル25はスタイラス・ペン100のアンテナ105が放射する電磁波を検出するセンサー・コイル73で構成されたコイル・アレイ73を含んでいる。コイル・アレイ73には、X軸方向に順番に重なるように均等のピッチでn個のセンサー・コイル91−1〜91−nが配列され、Y軸方向に順番に重なるように均等のピッチでm個のセンサー・コイル92−1〜92−mが配列されている。
選択回路71は、コントローラ77から受け取った選択信号に基づいて、センサー・コイル91−1〜92−mを1個ずつ順番に選択し受信回路75を経由するループ回路を形成する。受信回路75はセンサー・コイルの誘起電圧を検出して、ディジタル・データに変換しコントローラ77に送る。受信回路75は、変調された誘起電圧を復調してパケットのデータを復元しコントローラ77に送る。
誘起電圧は、センサー・コイルとスタイラス・ペン100の距離が近いほど大きくなるため、コントローラ77はスタイラス・ペン100に対して最も近い位置に存在するX軸方向とY軸方向のセンサー・コイルを特定して座標データを生成することができる。コントローラ77は生成した座標データおよび復元したパケット・データを組込システム50に送出する。
図6は、バッテリィ113の残存容量の管理テーブル81を説明するための図である。残存容量Rbは、バッテリィ113が新品に交換された直後の100%から完全放電の0%までの間に存在する。管理テーブル81には、残存容量Rbが大きい順に閾値1〜閾値3を示している。残存容量Rbが閾値1以上であるレベル1は、そのまま使い続けても実用上支障がなく、ユーザがバッテリィの状態に注意を払う必要がない状態に相当する。
残存容量Rbが閾値2より小さいレベル3は、使用中にスタイラス・ペン100の動作が停止することを防ぐために、ユーザがバッテリィ113の交換時期に注意を払ったほうが望ましい残存容量に相当する。残存容量Rbが閾値3より小さいレベル4は、残存容量Rbが極めて少なく、スタイラス・ペン100の不意な停止を防ぐためにできるだけ早くバッテリィ113を交換した方がよい状態に相当する。管理テーブル81は、一例において、タブレット端末10が実行する管理プログラム80が管理することができる。管理テーブル81は、他の例においてスタイラス・ペン100のMPU111が管理することができる。
図7は、スタイラス・ペン管理システム200の概略の機能ブロック図である。スタイラス・ペン管理システム200は、デジタイザ・パネル25、ディスプレイ23、受信部201、管理部203、および計時部205を含んでいる。デジタイザ・パネル25は、スタイラス・ペン100がアクセスを開始したときにスタイラス・ペン100から電磁結合で形成した通信路を通じて定期的に操作情報を含むパケットを受け取る。
パケットは、ヘッダ、操作ボタン121、123を操作したときの操作データ、バッテリィ113の残存容量、およびスタイラス・ペン100の識別子を含む。スタイライス・ペン100のMPU111は、残存容量をたとえば8ビットのデータとしてパケットに組み込む。他の例でMPU111は、管理テーブル81を保有して残存容量Rbとして図6のレベル1〜レベル4のいずれかを示すデータをパケットに組み込む。MPU111は、固定長のパケットを生成する場合は、残存容量Rbをその値が変化しなくても定期的に入力操作のために送信するパケットに毎回組み込むことができる。MPU111は、可変長のパケットを生成する場合は残存容量Rbが変化したときだけパケットにその値を組み込むようにしてもよい。
受信部201は、デバイス・ドライバと組込システム50で構成することができる。受信部201は、デジタイザ・パネル25から受け取ったパケットを管理部203と計時部205に送る。計時部205はOSと組込システム50で構成することができる。計時部205は、パケットを受け取ってからの経過時間を計時する。計時部205は新しいパケットを受け取るたび新しい経過時間を計時して管理部203に通知する。
管理部203は、管理プログラム80、管理テーブル81、OSおよび組込システム50で構成することができる。管理部203は、受信部201から受け取ったパケットが含む残存容量Rb、計時部205から受け取った経過時間および図6に示した管理テーブル81に基づいて図9に示すメッセージを含む画像データを作成しディスプレイ23に表示する。管理部203は、ディスプレイ23にバッテリィ113の残存容量Rbに関する情報を表示するためにタッチ操作が可能なオブジェクトを表示する。
図8は、スタイラス・ペン管理システム200の動作を説明するためのフローチャートである。ブロック301でタブレット端末10が動作を開始してスタイラス・ペン管理システム200がパケットを受信できる状態に移行する。ブロック303で管理部203は、前回の残存容量Rbのリポートから、数ヶ月程度として設定した所定の時間が経過したと判断したときはブロック305に移行し、経過していないと判断したときはブロック307に移行する。ブロック305で管理部203は、前回受け取った残存容量Rbが閾値1以上であると判断したときはブロック351に移行し、閾値1未満であると判断したときはブロック307に移行する。
前回のリポートでレベル1の十分な残存容量があったにも係わらず、その後長い期間スタイラス・ペン100が使用されない場合は、ユーザがスタイラス・ペン100を紛失したり、スタイラス・ペン100が故障したりしている可能性がある。そして、ユーザはスタイラス・ペン100の購入方法を知らないためにその状態を放置していることが考えられる。この状態は、ユーザからスタイラス・ペン100を利用する機会を奪うことになるため好ましくない。
ブロック351で管理部203は、ディスプレイ23に図9(A)に示すような紛失の可能性を示唆するメッセージと、購入のためのポータル・サイトのURLを表示する。その結果、ユーザはポータル・サイトにアクセスして、スタイラス・ペン100を容易に購入することができる。なお、図9(A)〜(D)のメッセージは、タブレット端末10を使用する国の言語に翻訳したものとすることができる。
ブロック307で管理部203は、前回受け取った残存容量Rbが閾値3未満であると判断したときはブロック353に移行し、閾値3以上であると判断したときはブロック309に移行する。バッテリィ113は、スタイラス・ペン100を使用しないときにも自然放電で残存容量Rbが低下する。また、ユーザは使用により残存容量Rbがゼロになったために、それ以後スタイラス・ペン100を使用しない場合もある。
したがって残存容量Rbが閾値3未満であった前回のリポートから数ヶ月経過していると、スタイラス・ペン100が使用したいと思ったときに使用できない状態に陥っている可能性が高い。このとき管理部203が、ブロック353でディスプレイ23に図9(C)に示すようなバッテリィ113の交換を示すプロンプトを表示すれば、ユーザにバッテリィ交換の機会を与えることができる。バッテリィ113は、市場では容易に手に入りにくいため、プロンプトには購入できるポータル・サイトのURLや交換方法も同時に表示することが望ましい。自然放電はスタイラス・ペン100を使用しない間にも発生するため、この手順はディスプレイ・システム11を起動するたびに、スタイラス・ペン100の使用の有無にかかわらず実行するようにしてもよい。
ブロック309で、スタイラス・ペン管理システム200は、スタイラス・ペン100が入力操作のために生成したパケットの定期的な受信を開始する。スタイラス・ペン100は、識別子と一例として0%から100%を256段階で示した残存容量Rbをパケットに組み込む。スタイラス・ペン100は識別子と残存容量Rbを送るための専用のパケットを生成してもよい。受信部201は、デジタイザ・パネル25のコントローラ77から、座標データとパケット・データを受け取って管理部203と計時部205に送る。
管理部203は、パケット・データを識別子ごとに管理することで、デジタイザ・パネル25に対して複数のスタイラス・ペンがアクセスするような場合もスタイラス・ペンごとにバッテリィの状態を管理することができる。ブロック311で計時部205は、パケット・データを受け取ってからの経過時間を計時して管理部203に送る処理を開始する。
ブロック313で、管理部203は管理テーブル81を参照して残存容量Rbが閾値1以上と判断したときはブロック357に移行し、閾値1未満と判断したときはブロック315に移行する。ブロック353でバッテリィ113の交換が正常に行われたときに、今回のリポートでは残存容量Rbが閾値1以上になる。ブロック357で管理部203は、前回のリポートによる残存容量Rbが閾値3未満であった場合はブロック359でディスプレイ23に図9(D)に示すような、正しくバッテリィ113の交換が終了したことを示すメッセージを表示する。これにより、ユーザはバッテリィ113を交換したにも係わらず、スタイラス・ペン100が動作しないような状態が放置されることを防ぐことができる。
ブロック315で管理部203が、残存容量Rbは閾値2未満であると判断したときはブロック317に移行する。ブロック317で管理部203は、ディスプレイ23に図9(B)に示すようなバッテリィ113の交換を促すプロンプトを表示する。プロンプトにはブロック353と同様に購入できるポータル・サイトのURLや交換方法も同時に表示することが望ましい。
なお、管理部203は、図8の手順をディスプレイ・システム11が起動するたびに実行してもよいし、数回の起動ごとに実行してもよい。あるいは、管理部203は、ブロック351、353、317の手順を1回だけ実行してもよい。さらにその表示には次回以降の表示を停止するアイコンを含めるようにしてもよい。管理部203は、ディスプレイ23にバッテリィ113の状態を確認するためのオブジェクトを表示し、ユーザが当該オブジェクトを指またはスタイラス・ペン100でタッチしたときに、現在のバッテリィ113の状態を表示するようにしてもよい。
バッテリィ113の状態は、一例として、残存容量Rbが閾値2以上のときは”Your pen battery condition is GOOD!”と表示し、閾値2未満で閾値3以上のときは、”Your pen battery is LOW!”と表示し、閾値3未満のときは”Your pen battery is critical LOW!”と表示することができる。その結果ユーザは必要に応じていつでもバッテリィ113の状態を確認することができる。
図8で説明した手順は、本発明の一例を説明したものであり、本発明の範囲は特許請求の範囲に記載のとおりである。たとえば、ブロック351、353、359、317の手順のすべてを採用しなくてもよい。また、スタイラス・ペン100は、管理テーブル81を保有して、残存容量としてレベル1〜レベル4のいずれかを送るようにしてもよい。この場合、送信するデータ量を減らすことができる。さらに、スタイラス・ペン100が電磁誘導でデジタイザ・パネル23にパケットを送信する例を説明したが、本発明は、スタイラス・ペン100がBluetooth(登録商標)やUSBのような近距離無線通信システムを搭載して、タブレット端末にパケットを送信する場合にも適用できる。
また、非充電式のAAAAバッテリィに代えて、充電式のバッテリィまたは電気二重層キャパシタを使用することもできる。この場合は、ブロック353、317では、バッテリィ交換のプロンプトに代えて充電要求のプロンプトを表示する。また、ブロック303で判断する所定時間は、1回の充電での動作時間に対応した値に変更することができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
10 タブレット端末
11 ディスプレイ・システム
22 操作面
23 ディスプレイ
25 デジタイザ・パネル
50 組込システム
100 スタイラス・ペン
200 スタイラス・ペン管理システム

Claims (12)

  1. 直流電力源を含むスタイラス・ペンで操作することが可能なディスプレイ・システムを搭載した携帯式電子機器に、ユーザによる前記直流電力源の管理を補助するために、
    前記ディスプレイ・システムに対するアクセスを開始した前記スタイラス・ペンから定期的に前記直流電力源の残存容量を受信するステップと、
    前記残存容量を受信してからの経過時間を計時するステップと、
    前記残存容量が第1の閾値以上でかつ前記経過時間が所定値を越えたときに、前記ディスプレイ・システムに前記スタイラス・ペンの紛失を示唆するメッセージを表示するステップと、
    前記残存容量が前記第1の閾値より小さい第2の閾値未満に到達したときに前記ディスプレイ・システムに前記残存容量の増加を促すメッセージを表示するステップと、
    前記残存容量が前記第2の閾値より小さい第3の閾値未満に到達しかつ前記経過時間が所定値を越えたときに、前記ディスプレイ・システムに前記残存容量の増加を促すメッセージを表示するステップと
    を有する処理を実行させるためのコンピュータ・プログラム。
  2. 前記ディスプレイ・システムが電磁誘導式のデジタイザ・パネルを含み、前記残存容量を前記デジタイザ・パネルと前記スタイラス・ペンが形成する通信路を通じて受け取る請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
  3. 前記紛失を示唆するメッセージが前記スタイラス・ペンの購入方法を示すガイダンスを含む請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
  4. 前記残存容量が前記第1の閾値より小さい第2の閾値未満に到達したときに表示する前記残存容量の増加を促すメッセージが前記直流電力源の購入方法を示すガイダンスを含む請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
  5. 前記残存容量が前記第2の閾値より小さい第3の閾値未満に到達しかつ前記経過時間が所定値を越えたときに、前記残存容量の増加を促すメッセージを前記スタイラス・ペンが使用されていないときに表示するステップを含む請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
  6. 前記残存容量の増加を促すメッセージを表示したあとに前記残存容量が前記第1の閾値以上になったときに、前記ディスプレイ・システムに前記残存容量の増加が成功したことを示すメッセージを表示するステップを有する請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
  7. 前記残存容量を受信するステップが、前記残存容量と前記スタイラス・ペンの識別子を含むパケットを受け取るステップを含み、前記経過時間の計時および前記残存容量と閾値の比較を前記識別子ごとに行う請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
  8. 前記ディスプレイ・システムに、前記残存容量の状態を確認するためのオブジェクトを表示するステップと、
    前記オブジェクトに対するタッチ操作に応じて前記ディスプレイ・システムに前記残存容量に関する状態を示すメッセージを表示するステップと
    を有する請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
  9. 前記直流電力源が、非充電式のバッテリィである請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
  10. 前記直流電力源が、充電式のバッテリィである請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
  11. 前記直流電力源が、電気二重層キャパシタである請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載のコンピュータ・プログラムを記憶した記録媒体を搭載した携帯式電子機器。
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