JP6094187B2 - 運転支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両を運転する運転者を支援する運転支援システムに関する。
特許文献1には、ユーザの覚醒度を判定し、ユーザの覚醒度が低下している場合にユーザの注意を喚起して覚醒度を向上、維持する技術が開示されている。
特許文献2には、ドライバーの将来の眠気レベルを予測し、この予測した眠気レベルをドライバーに提示する技術が開示されている。
特開2001−14599号公報 特開2010−140358号公報
特許文献1の技術では、ユーザの注意が喚起されるのは、ユーザの覚醒度が実際に低下してからであるので、覚醒度が低下することを防止するような対策をユーザが講じることを支援することはできない。
特許文献2の技術では、過去における眠気レベルの変動具合に基づいて将来の眠気レベルを予測している。しかしながら、車両の運転に際してドライバーが受ける刺激は様々に変化するのであり、特許文献2の技術による情報提示からでは、「将来眠くなる恐れがある」といった程度の情報を知り得るだけであり、車両を運転する中のどのタイミングで眠気レベルが上昇する恐れがあるのかをドライバーが把握することは困難である。
本発明は、運転者の注意力が低下する恐れがある注意力低下区間を運転者に認識させることが可能な運転支援システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載される発明の運転支援システムは、運転者の注意力が低下する恐れがある注意力低下区間を前記運転者に認識させるための報知動作を実行する報知手段と、車両の将来の走行ルートを予測する予測手段と、前記予測手段が予測した前記走行ルートに含まれる前記注意力低下区間を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した前記注意力低下区間に前記車両が到達するのに先立って、前記報知動作を実行するように前記報知手段を制御する報知制御手段と、前記運転者の注意力の大きさを表す評価値を取得する取得手段と、前記車両が前記注意力低下区間を走行する期間と前記注意力低下区間外を走行する期間とでそれぞれ異なる値を閾値として設定する設定手段と、前記取得手段が取得した前記評価値と前記設定手段が設定した閾値との比較により前記注意力が低下したことを判定する第2の判定手段と、前記運転者の注意を喚起するための喚起動作を実行する喚起手段と、前記第2の判定手段が前記注意力が低下したことを判定したことに応じて前記喚起動作を実行するように前記喚起手段を制御する喚起制御手段と、を備える。
請求項2に記載される発明の運転支援システムでは、請求項1の記載において、前記注意力が低下したことを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段が前記注意力が低下したことを判定した際の運転状態に基づいて前記注意力が低下する条件を決定する決定手段とをさらに備え、前記検出手段は、前記予測手段が予測した前記走行ルート中において前記決定手段が決定した条件と合致あるいは類似する運転状態となることが予測される区間として前記注意力低下区間を検出する。
本発明によれば、運転者の注意力が低下する恐れがある注意力低下区間を運転者に認識させることが可能な運転支援システムを提供できる。
一実施形態に係る運転支援システムの構成を示す機能ブロック図。 注意力低下区間学習処理のフローチャート。 運転情報データベースの一例としての構造を示す図。 注意力低下区間情報データベースの一例としての構造を示す図。 警告処理のフローチャート。 一例としての事前報知画像を示す図。 一例としての接近報知画像を示す図。 喚起処理のフローチャート。
本発明の一実施形態に係る運転支援システムを、図1〜8を用いて説明する。
図1は運転支援システム100の構成を示す機能ブロック図である。
運転支援システム100は、自動車などの車両に搭載されて、当該車両の運転を支援する。
運転支援システム100は、ナビゲーション装置1、検出器群2、喚起デバイス3、報知デバイス4、運転情報データベース5、区間情報データベース6および処理装置7を含む。
ナビゲーション装置1は、車両の現在位置を検出し、その現在位置を地図画像上に表したナビゲーション画像を表示する。ナビゲーション装置1は、車両の将来の走行ルートを予測する機能を備える。ナビゲーション装置1は、既存の専用タイプのナビゲーション装置や、上記のような機能を実現するアプリケーションをインストールしたパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンなどの情報処理装置などを利用できる。ただしナビゲーション装置1は、現在位置を示す位置情報と、予測した走行ルートを示すルート情報とを外部へ出力する機能を有するものとする。つまり、ナビゲーション装置1は、予測手段の一例である。
検出器群2は、車両の運転状態に関わる各種の状態情報を検出する複数の検出器を含む。上記の各種の状態情報としては例えば、車速、連続運転時間、連続走行距離、操舵角のふらつき度、車両の傾斜角、車室内の温度、運転者の視線方向、運転者の目の開度、運転者の頭部位置の変動量、運転者の脈拍、運転者の体温などを任意に利用できる。そして複数の検出器は、上記のような状態情報を検出するための周知のデバイスを利用できる。
喚起デバイス3は、運転者の注意を喚起するための喚起動作を実行する。喚起動作としては例えば、ハンドルの振動、シートの振動、音の出力、ブレーキ動作などを任意に利用できる。そして喚起デバイス3としては、上記のような動作を実行するための周知のデバイスを利用できる。なお、音の出力のための喚起デバイス3としては、ナビゲーション装置1が備える音再生デバイスを利用することもできる。また喚起デバイス3としては、スマートフォンなどの携帯端末を利用することもできる。この場合に喚起動作としては、携帯端末の振動や鳴動を利用できる。かくして喚起デバイス3は、喚起手段の一例である。
報知デバイス4は、運転者の注意力が低下する恐れがある注意力低下区間を前記運転者に認識させるための報知動作を実行する。報知動作としては例えば、注意力低下区間を地図画像上に表した報知画像の表示を利用できる。別の報知動作としては、報知メッセージの可聴出力を利用できる。そして報知デバイス4としては、液晶表示器などの周知の表示デバイスや、スピーカなどの周知の音出力デバイスを利用できる。なお、報知デバイス4としては、ナビゲーション装置1が備える表示デバイスや音出力デバイスを利用することもできる。また報知デバイス4としては、スマートフォンなどの携帯端末が備える表示デバイスや音出力デバイスを利用することもできる。かくして報知デバイス4は、報知手段の一例である。
運転情報データベース5は、運転者の注意力が低下した状況における運転状態に関わる情報を記述したデータレコードの集合である。なお運転情報データベース5は、例えばハードディスクや不揮発性メモリなどのような周知の記憶デバイスに記憶される。この記憶デバイスは、車両に搭載されていても良いし、通信網を介して処理装置7が通信可能なサーバ装置などに内蔵または外付けされていても良い。
区間情報データベース6は、注意力低下区間を判定するための情報を記述したデータレコードの集合である。なお区間情報データベース6は、例えばハードディスクや不揮発性メモリなどのような周知の記憶デバイスに記憶される。この記憶デバイスは、車両に搭載されていても良いし、通信網を介して処理装置7が通信可能なサーバ装置などに内蔵または外付けされていても良い。
処理装置7は、運転者による運転を支援するための処理を行う。処理装置7としては、例えば汎用のコンピュータを利用することができる。そして上記のコンピュータが備えるCPU(central processing unit)に、区間学習処理部71、警告処理部72および喚起処理部73としての機能を実現するための処理を記述したアプリケーションプログラムを実行させることによって処理装置7を実現できる。
区間学習処理部71は、検出器群2が出力する状態情報に基づいて運転者の注意力が低下したことを判定し、その状態における状態情報の少なくとも一部を記述するものとしてデータレコードを生成し、これを含むように運転情報データベース5を更新する。区間学習処理部71はさらに、運転情報データベース5を解析することによって、注意力低下区間を検出するための条件を表したデータレコードを生成し、これを含むように区間情報データベース6を更新する。
警告処理部72は、ナビゲーション装置1が出力するルート情報が示す走行ルート内の注意力低下区間を区間情報データベース6を参照して検出する。警告処理部72は、検出した注意力低下区間に車両が到達するのに先立って、報知動作を実行するように報知デバイス4を制御する。
喚起処理部73は、検出器群2が出力する状態情報に基づいて運転者の注意力が低下したことを判定し、喚起動作を実行するように喚起デバイス3を制御する。
次に以上のように構成された運転支援システム100の動作について説明する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
運転支援システム100を搭載する車両が走行状態にあるとき、区間学習処理部71は予め定めた開始タイミングが到来する毎に図2に示す区間学習処理を開始する。なお、区間学習処理を開始するタイミングは、処理装置7の設計者などによって任意に定められて良いが、例えば一定の時間間隔とすることが想定される。また区間学習処理は例えば、処理装置7が搭載するCPUがアプリケーションプログラムを実行することによって実現される。つまり区間学習処理を実行することで、CPUが区間学習処理部71として機能する。
ステップSa1において区間学習処理部71は、ナビゲーション装置1が出力する位置情報と検出器群2が出力する状態情報とを収集する。
ステップSa2において区間学習処理部71は、収集した状態情報のうちの少なくとも1つとして予め定められた評価対象情報に基づいて、運転者の集中力の大きさを表す評価値を算出する。評価対象情報は、運転者の集中力との相関がある情報とする。例えば、連続運転時間、連続走行距離、操舵角のふらつき度、運転者の視線方向、運転者の目の開度、運転者の頭部位置の変動量、運転者の脈拍、運転者の体温などが評価対象情報として利用できる。なお、どの状態情報を評価対象情報とするかは、処理装置7の設計者などによって任意に定められて良い。そして区間学習処理部71は例えば、評価対象情報をそれぞれ得点化した上で、予め定めた数式に代入し、その数式を演算することにより評価値を算出する。なお上記の数式は例えば、各得点を必要に応じて重み付けするなどした上で、それらの得点の総和や平均値を求めるものとすることが考えられる。また、評価対象情報が表す数値をそのまま評価値として用いることもできる。
ステップSa3において区間学習処理部71は、上記のように算出した評価値が予め定めた閾値TH以下であるか否かを確認する。なお閾値THは例えば、運転者の注意力が運転に支障が生じ得る程度に低下している運転状態(以下、注意力低下状態と称する)において算出される評価値か、注意力低下状態よりも若干注意力が高い運転状態において算出される評価値と同じ値として定める。閾値THは、処理装置7の設計者などによって任意に定められて良い。そして、評価値が閾値TH以下であるためにここでYESと判定したならば、区間学習処理部71はステップSa4へ進む。
このようにステップSa1〜3の処理によって第1の判定手段としての機能が実現される。
ステップSa4において区間学習処理部71は、ステップSa1で収集した位置情報および状態情報を現在の日時に関連付けて記述した新規のデータレコードを含むように運転情報データベース5を更新する。
図3は運転情報データベース5の一例としての構造を示す図である。
ステップSa5において区間学習処理部71は、上記のように更新した運転情報データベース5に基づいて、区間情報データベース6を更新する。例えば区間学習処理部71は、運転情報データベース5に含まれる情報を解析することによって、運転者の注意力が低下する頻度や回数が多い区間を特定するとともに、その区間において運転者の注意力が低下した複数のケースのそれぞれに関する運転情報の類似性に基づいて、その区間において運転者の注意力が低下する条件を判定する。そして、上記の区間を表す情報に上記の条件を表す情報を関連付けて記述したデータレコードを少なくとも1つ生成し、このデータレコードの集合として区間情報データベース6を更新する。従って、今回の注意力の低下が過去とは異なる状況で生じている場合などにおいて、区間情報データベース6の内容は実質的には更新されないこともある。
このようにステップSa4,5の処理によって決定手段としての機能が実現される。
図4は区間情報データベース6の一例としての構造を示す図である。
そしてこののちに区間学習処理部71は、区間学習処理を終了する。なお、評価値が閾値THよりも大きいためにステップSa3でNOと判定したならば、区間学習処理部71はステップSa4,5を行うことなしに、区間学習処理を終了する。
以上のような区間学習処理により、運転者の注意力が低下している恐れのある運転状況が生じた場合に、その運転状況を表したデータレコードが区間情報データベース6に自動的に追加され、区間情報データベース6の運転者への適応化が実現できる。
なお、車両を複数の運転者が運転する場合には、それら運転者のそれぞれに関連付けて運転情報データベース5および区間情報データベース6を個別に生成しても良い。この場合、例えば顔認証、運転免許証の情報の読み取り、あるいは指紋認識などの周知の個人認証技術を適宜に利用して運転者を特定する。
区間情報データベース6は、上述したような処理により学習された情報に加えて、予め定められた注意力低下区間の情報を固定的に含んでも良い。例えば、脇見運転が生じやすい区間に関する情報を表すデータレコードを区間情報データベース6に固定的に含んでも良い。
また、区間情報データベース6は、上述したような学習による更新は行わずに、予め登録された情報のみを固定的に記憶しても良い。
また、区間情報データベース6は、運転者が登録を要求した際の運転状況を記述したデータレコードを追加するように更新しても良い。
また、区間情報データベース6のデータレコードは、少なくとも注意力低下区間に関する情報を含んでいれば良い。
さて、ナビゲーション装置1は、運転者等のユーザによる操作に応じて車両の将来の走行ルートを予測する。この走行ルートの予測には、周知の技術を利用できる。そしてナビゲーション装置1が走行ルートを予測し終えたことに応じて、警告処理部72は図5に示すような警告処理を開始する。なお、警告処理は例えば、処理装置7が搭載するCPUがアプリケーションプログラムを実行することにより実現される。つまり警告処理を実行することでCPUが警告処理部72として機能する。警告処理は、区間学習処理とは別タスクの処理とし、区間学習処理と並列的に実行可能とする。
ステップSb1において警告処理部72は、ナビゲーション装置1からルート情報を取得する。
ステップSb2において警告処理部72は、ルート情報が示す走行ルートを走行するに当たっての注意力低下区間をサーチする。具体的には警告処理部72は例えば、区間情報データベース6に含まれたデータレコードのそれぞれに関して、そのデータレコードに示された区間が走行ルートに含まれるか否かを確認する。そして、走行ルートに含まれる区間を示すデータレコードに示された条件と、これからその区間を走行する際における運転状況とが適合するか否かを確認する。すなわち警告処理部72は、該当するデータレコードに「時間帯が午後1時〜午後2時、連続運転時間が30〜60分」という条件が示されていたとするならば、該当区間を走行すると予測される時間が上記の時間帯に含まれ、かつ該当区間を通過するまでに要すると予測される連続運転時間が上記の範囲であるか否かを確認する。そして警告処理部72は、データレコードに示された条件と、これからその区間を走行する際における運転状況とが適合するならば、該当区間を注意力低下区間として検出する。かくして、ステップSb1,2の処理によって検出手段としての機能が実現される。
ステップSb3において警告処理部72は、ステップSb2でのサーチにより注意力低下区間を検出したか否かを確認する。そして注意力低下区間を検出したためにここでYESと判定したならば警告処理部72は、ステップSb4へと進む。
ステップSb4において警告処理部72は、走行ルートおよび注意力低下区間を地図画像上に表した事前報知画像を生成する。
図6は一例としての事前報知画像200を示す図である。ただし図6においては地図画像の図示を省略している。
事前報知画像200は、図示を省略している地図画像に重ねて、線201,202を描出している。線201は、走行ルートを表す。線202は、注意力低下区間を表す。線201と線202とは、互いに太さを異ならせてあり、走行ルートにおける注意力低下区間がどこであるのかを運転者が容易に把握できる。なお、線201と線202とで、互いに表示色を異ならせても良い。つまり事前報知画像200は、走行ルートにおける注意力低下区間とそれ以外の区間とを目視により区別できるのであれば、どのような画像であっても良い。
ステップSb5において警告処理部72は、報知デバイス4を制御し、ステップSb4で生成した事前報知画像を表示するとともに、予め定めた事前報知メッセージを出力する。事前報知メッセージの内容は任意であって良いが、例えば「赤色の区間で注意力の低下が予測されます。適宜休憩をしましょう。」のようなものとすることが想定される。なお、この事前報知メッセージは、事前報知画像において注意力低下区間を赤色で表した場合の例である。
かくして、ステップSb4,5の処理によって報知制御手段としての機能が実現される。
上記のような報知動作によって運転者は、ナビゲーション装置1によって新たに予測されたルートのうちのどの区間が要注意な区間であるのかを、該当区間に到達するのに先立って認識できる。これにより、該当区間に到達する前に休憩を取ったりするなどの対処を講ずることが可能となる。
なお本実施形態では、事前報知のために可視的および可聴的な報知動作の双方を実行している。しかしながら、これらの報知動作のいずれか一方のみを実行しても良い。さらには、可視的および可聴的な報知動作の少なくとも一方と組み合わせて、あるいは可視的および可聴的な報知動作に代えて、例えば振動などによる触覚的な報知動作などの別の種類の報知動作を実行しても良い。
そしてこののちに警告処理部72は、ステップSb6へ進む。なお、ステップSb2でのサーチにより注意力低下区間を検出しなかったためにステップSb3にてNOと判定したならば警告処理部72は、ステップSb4,5をパスしてステップSb6へと進む。
ステップSb6において警告処理部72は、ナビゲーション装置1におけるルート案内が終了したか否かを確認する。そしてルート案内が継続しているためにNOと判定したならば警告処理部72は、ステップSb7へと進む。
ステップSb7において警告処理部72は、ナビゲーション装置1にて新たな走行ルートが予測されたか否かを確認する。そして新たな走行ルートが予測されていないためにNOと判定したならば警告処理部72は、ステップSb8に進む。
ステップSb8において警告処理部72は、ステップSb2のサーチで検出した注意力低下区間が接近したか否かを確認する。そして、注意力低下区間が接近してないためにNOと判定したならば警告処理部72は、ステップSb6に戻る。なお、注意力低下区間が接近したか否かの判定は、予め定めたルールに従って行えば良い。ルールは、処理装置7の設計者などによって任意に定められて良い。ルールは一例としては、注意力低下区間までの残り走行距離が予め定めた距離以下になったときに注意力低下区間が接近したと判定するものとすることが想定される。
かくして警告処理部72は、ステップSb6〜8においては、ルート案内が終了するか、新たな走行ルートが予測されるか、あるいは注意力低下区間が接近するのを待ち受ける。
新たな走行ルートが予測されたためにステップSb7にてYESと判定したならば警告処理部72は、ステップSb1に戻り、ステップSb1以降の処理を前述と同様に繰り返す。つまり、新たに予測された走行ルートのルート情報を取得して、この走行ルートを対象としてステップSb2〜5を再度実行する。
車両の走行に伴って注意力低下区間が接近したためにステップSb8にてYESと判定したならば警告処理部72は、ステップSb9へと進む。
ステップSb9において警告処理部72は、注意力低下区間に接近したことを運転者に報知するための接近報知画像を生成する。
図7は一例としての接近報知画像300を示す図である。
接近報知画像300は、現在位置から接近した注意力低下区間までの走行ルートが含まれる領域の地図画像(図示を省略している)に重ねて、線301,302およびマーク303を描出している。線301は、走行ルートを表す。線302は、注意力低下区間を表す。マーク303は、車両の現在位置を表す。線301と線302とは、互いに太さを異ならせてあり、走行ルートにおける注意力低下区間がどこであるのかを運転者が容易に把握できる。なお、線301と線302とで、互いに表示色を異ならせても良い。つまり接近報知画像300は、走行ルートにおける注意力低下区間とそれ以外の区間とを目視により区別できるとともに、車両と注意力低下区間との位置関係が把握可能なものであれば、どのような画像であっても良い。
接近報知画像300はさらに、休憩施設情報304を描出している。休憩施設情報304は、車両の現在位置から接近した注意力低下区間までの走行ルートに近接して運転者が休憩するのに適する施設が存在する場合に、その施設の位置を強調して表すものである。なお、休憩施設の存在位置についての情報は、例えばナビゲーション装置1から取得できる。
ステップSb10において警告処理部72は、報知デバイス4を制御し、ステップSb9で生成した接近報知画像を表示するとともに、予め定めた報知メッセージを出力する。報知メッセージの内容は任意であって良いが、例えば「まもなく注意力低下予測地点です。ご注意ください。」および「この先にサービスエリアがあります。経由地に設定しますか?」のようなものとすることが想定される。
上記のような報知動作によって運転者は、要注意な区間が近づいていることを認識できる。これにより、該当区間に到達する前に休憩を取ったりするなどの対処を講ずることが可能となる。
なお本実施形態では、接近報知のために可視的および可聴的な報知動作の双方を実行している。しかしながら、これらの報知動作のいずれか一方のみを実行しても良い。さらには、可視的および可聴的な報知動作の少なくとも一方と組み合わせて、あるいは可視的および可聴的な報知動作に代えて、例えば振動などによる触覚的な報知動作などの別の種類の報知動作を実行しても良い。
ステップSb10を終えたならば警告処理部72は、ステップSb6〜8の待ち受け状態に戻る。
ナビゲーション装置1におけるルート案内が終了したならば、警告処理部72はステップSb6にてYESと判定し、図5に示す警告処理を終了する。
さて、車両の状態が予め定められた状態にあるとき、喚起処理部73は予め定めた開始タイミングが到来する毎に図8に示すような喚起処理を開始する。なお、喚起処理を開始するタイミングは、処理装置7の設計者などによって任意に定められて良いが、例えば一定の時間間隔とすることが想定される。喚起処理は例えば、処理装置7が搭載するCPUがアプリケーションプログラムを実行することにより実現される。喚起処理は、区間学習処理および警告処理とは別タスクの処理とし、区間学習処理および警告処理と並列的に実行可能とする。なお、上記の予め定められた状態は例えば、車両が走行している状態や車両が走行可能である状態などである。具体的には例えば、サイドブレーキが解除されている状態とすることが想定される。
ステップSc1において喚起処理部73は、ナビゲーション装置1が出力する位置情報と検出器群2が出力する状態情報とを収集する。
ステップSc2において喚起処理部73は、収集した状態情報のうちの少なくとも1つとして予め定められた評価対象情報に基づいて、運転者の集中力の大きさを表す評価値を算出する。これは、ステップSa2と同一の処理であっても良いし、ステップSa2に準じた異なる処理であっても良い。
このようにステップSc1,2の処理と検出器群2の機能とによって取得手段として機能が実現される。
ステップSc3において喚起処理部73は、ステップSc1で取得した位置情報が表す現在位置が注意力低下区間内であるか否かを区間情報データベース6に記憶された情報を参照することにより確認する。そして喚起処理部73は、現在位置が注意力低下区間内であるためにYESと判定したならばステップSc4へと進み、そうでは無いためにNOと判定したならばステップSc5へと進む。
ステップSc4において喚起処理部73は、上記のように算出した評価値が予め定めた閾値THlow以下であるか否かを確認する。なお閾値THlowは例えば、注意力低下状態において算出される評価値か、注意力低下状態よりも若干注意力が高い運転状態において算出される評価値と同じ値として定める。閾値THlowは、処理装置7の設計者などによって任意に定められて良い。そして、評価値が閾値THlow以下であるためにここでYESと判定したならば、喚起処理部73はステップSc6へ進む。
一方でステップSc5において喚起処理部73は、上記のように算出した評価値が予め定めた閾値THhigh以下であるか否かを確認する。なお閾値THhighは例えば、注意力低下状態において算出される評価値か、注意力低下状態よりも若干注意力が高い運転状態において算出される評価値と同じ値であり、さらに閾値THlowが算出される場合よりも運転者の注意力が高い運転状態において算出される評価値と同程度の値として定める。閾値THhighは、処理装置7の設計者などによって任意に定められて良い。そして、評価値が閾値THhigh以下であるためにここでYESと判定したならば、喚起処理部73はステップSc6へ進む。
このようにステップSc3〜5の処理によって設定手段および第2の判定手段としての機能が実現される。
ステップSc6において喚起処理部73は、喚起デバイス3を制御して喚起動作を実行する。そして喚起動作を実行し終えたならば喚起処理部73は、図8に示す喚起処理を終了する。
このようにステップSc6の処理によって喚起制御手段としての機能が実現される。
なお、評価値が閾値THlowまたはTHhighよりも大きいためにステップSc4,5のいずれかでNOと判定したならば喚起処理部73は、ステップSc6をパスして、すなわち喚起動作を実行することなしに図8に示す喚起処理を終了する。
かくして喚起処理部73は、運転者の注意力がある程度低下している恐れがある状況においては、現在位置が注意力低下区間内であるか否かに関わらずに喚起動作を実行する。ただし、現在位置が注意力低下区間内であるときには注意力低下区間外であるときに比べて運転者の注意力がより高い状態で喚起動作を実行する。
以上のような喚起処理により、運転者の注意を喚起することが可能である。そして本実施形態では、現在位置が注意力低下区間内であるときには注意力低下区間外であるときに比べて運転者の注意力がより高い状態で喚起動作を実行するから、注意力低下区間内における運転者の注意力の低下を早いタイミングで予防することが可能である。
以上のように運転支援システム100によれば、運転者の注意力が低下する恐れがある注意力低下区間を運転者に認識させることが可能であり、運転者の安全な運転を支援することができる。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
ナビゲーション装置1を利用せず、ナビゲーション装置1の機能を処理装置7に持たせても良い。逆に、処理装置7の機能の一部または全てをナビゲーション装置1に持たせても良い。
区間学習処理部71および喚起処理部73の少なくともいずれか一方の機能は省略可能である。
この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
運転者の注意力が低下する恐れがある注意力低下区間を前記運転者に認識させるための報知動作を実行する報知手段と、車両の将来の走行ルートを予測する予測手段と、前記予測手段が予測した前記走行ルートに含まれる前記注意力低下区間を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した前記注意力低下区間に前記車両が到達するのに先立って、前記報知動作を実行するように前記報知手段を制御する報知制御手段とを具備したことを特徴とする運転支援システム。
100…運転支援システム、1…ナビゲーション装置、2…検出器群、3…喚起デバイス、4…報知デバイス、5…運転情報データベース、6…区間情報データベース、7…処理装置、71…区間学習処理部、72…警告処理部、73…喚起処理部。

Claims (2)

  1. 運転者の注意力が低下する恐れがある注意力低下区間を前記運転者に認識させるための報知動作を実行する報知手段と、
    車両の将来の走行ルートを予測する予測手段と、
    前記予測手段が予測した前記走行ルートに含まれる前記注意力低下区間を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記注意力低下区間に前記車両が到達するのに先立って、前記報知動作を実行するように前記報知手段を制御する報知制御手段と
    前記運転者の注意力の大きさを表す評価値を取得する取得手段と、
    前記車両が前記注意力低下区間を走行する期間と前記注意力低下区間外を走行する期間とでそれぞれ異なる値を閾値として設定する設定手段と、
    前記取得手段が取得した前記評価値と前記設定手段が設定した閾値との比較により前記注意力が低下したことを判定する第2の判定手段と、
    前記運転者の注意を喚起するための喚起動作を実行する喚起手段と、
    前記第2の判定手段が前記注意力が低下したことを判定したことに応じて前記喚起動作を実行するように前記喚起手段を制御する喚起制御手段と、
    を具備することを特徴とする運転支援システム。
  2. 前記注意力が低下したことを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段が前記注意力が低下したことを判定した際の運転状態に基づいて前記注意力が低下する条件を決定する決定手段とをさらに具備し、
    前記検出手段は、前記予測手段が予測した前記走行ルート中において前記決定手段が決定した条件と合致あるいは類似する運転状態となることが予測される区間として前記注意力低下を検出することを特徴とする請求項1に記載の運転支援システム。
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