JP2019061480A - 運転者支援装置及び運転者支援方法 - Google Patents

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JP2019061480A JP2017185284A JP2017185284A JP2019061480A JP 2019061480 A JP2019061480 A JP 2019061480A JP 2017185284 A JP2017185284 A JP 2017185284A JP 2017185284 A JP2017185284 A JP 2017185284A JP 2019061480 A JP2019061480 A JP 2019061480A
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Abstract

【課題】簡素な構成で運転者の将来の眠気度を精度良く予測することが可能な運転者支援装置及び運転者支援方法を提供する【解決手段】車両の運転者から得られる情報に基づいて前記運転者の眠気リスクを算出する眠気リスク算出部404と、車両が走行する経路の情報に基づいて単調運転リスクを算出する単調運転リスク算出部408と、前記眠気リスクと前記単調運転リスクに基づいて運転者の将来の眠気度を予測する予測部と、を備える運転者支援装置400が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、運転者支援装置及び運転者支援方法に関する。
従来、例えば下記の特許文献1には、車両運転中における運転者の体調悪化を未然に防止するため、運転者監視部にて運転者の身体情報を検出し、当該身体情報を基に体調診断部2にて体調診断を行い、体調診断の結果が休憩推奨案内しきい値以下と判断した場合、運転者に休憩を促す案内を行うことが記載されている。また、下記の特許文献2には、覚醒度に基づいて安全運転を運転者に促すようなルート検索(運行計画)を行うことを想定した技術が記載されている。
特開2013−109447号公報 特開2009−223673号公報
しかし、上記特許文献に記載された技術は、運転者の状態のみに基づいて運転者に休憩を促したり、安全運転のためのルートを提供するものである。このため、休憩を促すタイミングや、安全運転のためのルートを精度良く設定することは困難である。
例えば、高速道路を走行している場合と一般道を走行している場合とでは、高速道路の方が単調な運転であるため、高速道路を走行している場合の方がより覚醒度が低下し易い傾向がある。このため、覚醒度などの運転者の状態のみに基づいて、休憩や安全運転を促すことは困難である。
また、運転者の状態を検出するためには、身体情報を検出するためのセンサ等が別途必要になり、車両の構成が複雑になるととともに、製造コストが増大する問題も生じる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、簡素な構成で運転者の将来の眠気度を精度良く予測することが可能な、新規かつ改良された運転者支援装置及び運転者支援方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、車両の運転者から得られる情報に基づいて前記運転者の眠気リスクを算出する眠気リスク算出部と、車両が走行する経路の情報に基づいて単調運転リスクを算出する単調運転リスク算出部と、前記眠気リスクと前記単調運転リスクに基づいて運転者の将来の眠気度を予測する予測部と、を備える運転者支援装置が提供される。
前記眠気リスクと前記単調運転リスクに基づいて、連続した運転を許容する連続運転時間を設定する連続運転時間設定部を備えるものであっても良い。
また、前記連続運転時間設定部は、前記眠気リスク、前記単調運転リスク、及び前記連続運転時間の関係を規定したテーブルに基づいて前記連続運転時間を設定するものであっても良い。
また、運転者との会話を実行するための処理を行う会話実行部を備え、前記眠気リスク算出部は、前記運転者との前記会話に基づいて前記眠気リスクを算出するものであっても良い。
また、前記会話実行部は、予め記憶している質問を発音させる会話発音部と、前記質問に対する前記運転者の回答を音声認識技術により認識する会話認識部とを有し、前記眠気リスク算出部は、前記会話認識部が認識した前記回答に基づいて前記眠気リスクを算出するものであっても良い。
また、前記眠気リスク算出部は、複数の前記質問に対する複数の前記回答のそれぞれについて評価点を付与し、前記評価点の合計に基づいて前記眠気リスクを算出するものであっても良い。
また、前記質問は、運転者の食事又は睡眠に関する質問を含むものであっても良い。
また、前記単調運転リスク算出部は、前記経路の情報として、道路の種別、渋滞の有無、目的地までの走行予定時間、又は渋滞を通過する時間に基づいて、前記単調運転リスクを算出するものであっても良い。
また、前記単調運転リスク算出部は、前記道路の種別、前記渋滞の有無、前記目的地までの前記走行予定時間、又は前記渋滞を通過する時間の項目のそれぞれについて評価点を付与し、前記評価点の合計に基づいて前記単調運転リスクを算出するものであっても良い。
また、前記連続運転時間に基づいて、運転者に警告を行うための処理を行う警告部を更に備えるものであっても良い。
また、前記警告部は、表示装置への表示、スピーカからの発音、シート振動部の振動、カーステレオの音量増加、又はエアーコンディショナーの風量増加による警告を行うための処理を行うものであっても良い。
また、前記連続運転時間に基づいて、ナビゲーションシステムにおける休憩場所を設定する休憩場所設定部を更に備えるものであっても良い。
また、前記休憩場所設定部は、現時点から前記連続運転時間が経過するまでの時間が所定値以下の場合は、最も近い前記休憩場所を設定するものであっても良い。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、車両の運転者から得られる情報に基づいて前記運転者の眠気リスクを算出するステップと、車両が走行する経路の情報に基づいて単調運転リスクを算出するステップと、前記眠気リスクと前記単調運転リスクに基づいて運転者の将来の眠気度を予測するステップと、を備える運転者支援方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、簡素な構成で運転者の将来の眠気度を精度良く予測することが可能な運転者支援装置及び運転者支援方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る運転支援システムの構成を示す模式図である。 本実施形態に係る運転支援システムで行われる処理を示すフローチャートである。 眠気リスクを算出する手法の例を示す模式図である。 連続運転時間設定部が連続運転時間を設定する際に使用するテーブルを示す模式図である。 連続運転時間が変更される様子を示す模式図である。 図2のステップS22で休憩場所への誘導を行う場合の処理を詳細に示すフローチャートである。 図6のステップS32で行われる処理を示す模式図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る運転支援システム1000の構成を示す模式図である。運転支援システム1000は、基本的には自動車などの車両に構成されるシステムである。図1に示すように、運転支援システム1000は、位置検出センサ100、車速センサ200、運転者支援装置400、表示装置300、スピーカ500、マイクロフォン600、シート振動部700、ナビゲーションシステム800、カーステレオ900、エアーコンディショナー950を有して構成されている。
位置検出センサ100は、グローバル・ポジショニング・システム(GPS:Global Positioning System)等を用い、車両の位置を検出する。なお、位置検出センサ100は、ナビゲーションシステム800に備えられていても良い。車速センサ200は、車両速度Vを検出する。
表示装置300は、例えば車両のダッシュパネル等に設けられ、液晶表示装置(LCD)等から構成され、乗員に各種情報を提供する装置である。表示装置300は、車両のフロントガラスなどに表示を行うHUD(Head−up Display)装置から構成されていても良い。
スピーカ500は、表示装置300にドライバに対する表示を行う際に、必要に応じて警告音を発生させる。また、スピーカ500は、後述するように、運転支援システム1000がドライバと会話を行うための音声を発生させる。マイクロフォン600は、運転支援システム1000がドライバと会話を行う際に、ドライバの会話の音声を取得する。シート振動部700は、車両の座席に設けられ、ドライバや同乗者に警告を発する際に、座席を振動することで警告を行う。
ナビゲーションシステム800は、地図情報、休憩場所の位置情報等を備え、車両の現在位置とナビゲーションシステム800に入力されるドライバの操作等に応じて、ナビゲーションのための処理を行う。また、ナビゲーションシステム800は通信機能を備え、VICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System)などが提供する渋滞情報を取得する。ナビゲーションシステム800は、得られた情報を運転者支援装置400へ提供する。カーステレオ900は、車内に設けられ、乗員に音楽などの音声を提供する装置である。エアーコンディショナー950は、車内の室温を調整し、また車内に送風を行う装置である。
ところで、車両を安全に運転するためには、ドライバが適当なタイミングで休憩をとることが望ましい。例えば、高速道路で長距離を運転する場合、適当なタイミングでサービスエリアに入り、十分に休憩をとることで、居眠りや前方不注意等に起因する事故の発生を大幅に軽減することができる。
ドライバに適度な休憩を促すためには、ドライバが車両の運転を開始してから、所定の時間(例えば、1〜2時間程度)が経過したタイミングで、休憩を促すことが望ましい。一方、所定の時間が経過していなくても、ドライバの将来の眠気が大きくなることが見込まれる場合は、休憩を促すタイミングをより早くしてドライバの疲労を回復させることが望ましい。
また、車両が直線の高速道路を走行している場合など、車両が単調運転を行っている場合は、ドライバの覚醒度が低下し易くなることが想定される。従って、単調運転を行うことが見込まれる場合も、休憩を促すタイミングをより早くして、ドライバの疲労を回復させることが望ましい。
このため本実施形態では、運転支援システム1000が車両のドライバと会話を行い、ドライバとの会話内容と、車両が走行する経路情報とから、ドライバの将来の眠気度を予測し、予測した将来の眠気度に基づいて、安全運転に関する支援を行う。
例えば、ドライバがイグニッションスイッチ(車両を起動するためのスイッチ)をオンにしてから120分が経過した時点でドライバに休憩を促すような初期設定がされている場合に、ドライバの将来の眠気度が高くなることが見込まれる場合、休憩を促すタイミングを変更し、より早い段階で警告を促すようにする。より具体的には、ドライバの将来の眠気リスクが高くなるほど、またこれから走行する経路に関し単調運転のリスクが高くなるほど、休憩を促すタイミングをより早いタイミングに変更し、より早い段階で警告を促すようにする。
このような制御を行うため、運転者支援装置400は、スピーカ500とマイクロフォン600とを用いてドライバと会話を行い、会話内容に基づいてドライバの眠気リスクを予測する。また、運転者支援装置400は、現在地から目的地までの経路に基づいて、車両が今後走行する経路の単調運転のレベルを判定する。
図1に示すように、運転者支援装置400は、対話型のAIなどを用いてドライバとの会話を実行する会話実行部402と、会話により得られた情報からドライバの眠気リスクを算出する眠気リスク算出部404と、現在地から目的地までの経路を検索する経路検索部406と、現在地から目的地までの経路に基づいて単調運転リスクを算出する単調運転リスク算出部408と、眠気リスクと単調運転リスクに基づいて連続運転時間を設定する連続運転時間設定部410、を有する。なお、連続運転時間設定部410は、眠気リスクと単調運転リスクに基づいてドライバの将来の眠気度を予測する予測部として機能し、将来の眠気度に基づいて連続運転時間を設定する。連続運転時間は、ドライバの将来の眠気度が高いほど短い時間に設定される。
また、運転者支援装置400は、表示装置300、スピーカ500、シート振動部700、カーステレオ900、エアーコンディショナー950を制御してドライバに対して警告を行う警告部412と、休憩場所を検索する休憩場所検索部414と、連続運転時間に基づいて休憩場所を設定する休憩場所設定部416と、を有する。なお、経路検索部406、休憩場所検索部414、休憩場所設定部416については、同様の機能がナビゲーションシステム800に搭載されていても良い。
なお、運転者支援装置400の各構成要素は、回路(ハードウェア)、またはCPUなどの中央演算処理装置とこれを機能させるためのプログラム(ソフトウェア)によって構成されることができる。
図2は、本実施形態に係る運転支援システム1000で行われる処理を示すフローチャートである。図2に示す処理は、主として運転者支援装置400にて行われる。以下では、図2のフローチャートと、関連する図面を参照しながら、運転支援システム1000で行われる処理を説明する。
先ず、ステップS10では、会話実行部402がドライバとの会話を実行し、会話による情報取得を行う。会話実行部402は、対話AIによってドライバから情報を収集し、満腹度、眠気を誘発しやすい食事内容(糖質量、食べ合わせなど)、睡眠リズムなどを把握し、それぞれの指標を元に眠気リスクを算出する。
具体的に、図1に示すように、会話実行部402は、会話発音部402aと、会話認識部402bを有する。会話発音部402aは、予め記憶している質問をスピーカ500から発音させるよう制御を行う。質問の内容に関する情報は、運転者支援装置400が備えるメモリ(不図示)に予め記憶されている。会話認識部402bは、質問に対するドライバの回答を、マイクロフォン600を介して取得し、音声認識技術により回答の内容を認識する。なお、回答の内容を認識する音声認識技術について、その手法は特に限定されるものではないが、予め記憶している複数のモデル(テンプレート)の音声情報と、マイクロフォン600を介して取得したドライバの回答の音声とを比較し、回答に該当するモデルの音声情報を抽出する方法が挙げられる。このように、ステップS10では、会話発音部402aがドライバへの質問をスピーカ500から発音させ、会話認識部402bが質問に対するドライバの回答を認識する。
会話発音部402aがスピーカ500から発音させる質問としては、例えば、食事内容、食事の量、食事を取ってからの時間、睡眠時間、起床後時間、昼寝の有無、等が挙げられる。
次のステップS12では、会話認識部402bが認識したドライバの回答の内容に基づいて、眠気リスク算出部404がドライバの眠気リスクを算出する。図3は、眠気リスクを算出する手法の例を示す模式図である。眠気リスク算出部404は、会話実行部402によるドライバとの会話から認識された食事内容、食事の量、食事を取ってからの時間、睡眠時間、起床後時間、昼寝の有無、等に基づいて眠気リスクを判定する。
具体的に、眠気リスク算出部404は、「食事内容」、「食事の量」、「食事を取ってからの時間」、「睡眠時間」、「起床後時間」、「昼寝の有無」のそれぞれの項目について、図3に示すように、ドライバの回答に基づいて評価点1〜5を付与する。例えば、「食事内容」に関して、脂質/タンパク質が多いほど評価点は低くなり、炭水化物/糖質が多いほど評価点は高くなる。これは、炭水化物/糖質が多いほどインスリンの分泌が多くなり、一時的に血糖値が下がることで眠気が生じることに起因する。また、「食事の量」に関し、ドライバが空腹であれば評価点は低くなり、ドライバが満腹であれば評価点は高くなる。なお、図3に挙げた項目は一例であり、他の項目を加えても良い。例えば、食事内容の項目を「洋食」、「和食」に区分した場合、洋食の方が糖質が高いことから、評価点をより高くしても良い。
他の項目についても、ドライバの回答に基づいて同様に評価点を付与し、各項目の評価点の合計をリスクスケールに当てはめて眠気リスクを算出する。例えば、リスクスケールに従って、評価点の合計が1〜10であれば眠気リスクは“1”、評価点の合計が11〜17であれば眠気リスクは“2”、評価点の合計が18〜23であれば眠気リスクは“3”、評価点の合計が24〜27であれば眠気リスクは“4”、評価点の合計が28〜30であれば眠気リスクは“5”、とする。
次のステップS14では、車両がこれから走行する経路の情報を取得する。車両がこれから走行する経路の情報は、経路検索部406が現在地から目的地までの経路を検索することによって得られる。経路検索部406は、ナビゲーションシステム800の地図情報を参照し、位置検出センサ100が検出した車両の現在地と、ドライバがナビゲーションシステム800に入力した目的地とに基づいて、現在地から目的地までの経路を検索する。なお、上述したように、経路検索部406はナビゲーションシステム800に備えられていても良い。その場合、運転者支援装置400は経路検索部406の代わりに経路取得部を備え、経路取得部は、ナビゲーションシステム800が検索した現在地から目的地までの経路を取得する。
次のステップS16では、車両がこれから走行する経路の情報に基づいて、単調運転リスク算出部408が単調運転リスクを算出する。単調運転リスク算出部408は、現在地から目的地までの経路の道路種別、渋滞の有無、目的地までの走行予定時間(または渋滞時間)、等に基づいて単調運転リスクを算出する。
具体的に、単調運転リスク算出部408は、「道路種別」、「渋滞の有無」、「走行予定時間(または渋滞時間)」のそれぞれの項目について、評価点1〜5を付与する。例えば、「道路種別」に関し、高速道路は評価点“5”、国道または主要地方道は評価点“4”、一般都道府県道は評価点“3”、一般道路は評価点“2”、とされる。また、「渋滞の有無」に関し、渋滞している場合は評価点“5”、混雑している場合は評価点“3”、車両の流れが順調な場合は評価点“1”とされる。また、目的地までの走行予定時間(または渋滞時間(渋滞を通過する時間))に関し、2時間を超える場合は評価点“5”、1.5時間を超え且つ2時間未満の場合は評価点“4”、1時間を超え且つ1.5時間未満の場合は評価点“3”、0.5時間を超え且つ1時間未満の場合は評価点“2”とされる。
ここで、「道路種別」の情報は、経路検索部406が検索した経路をナビゲーションシステム800の地図情報に当てはめることによって求まる。ナビゲーションシステム800の地図情報には、道路種別の情報が予め記憶されている。また、「渋滞の有無」、「渋滞時間(渋滞を通過する時間)」の情報は、ナビゲーションシステム800が取得した渋滞情報から得られる。「走行予定時間」は、目的地までの距離と、地図情報から得られる経路の制限速度から得ることができる。
そして、各項目の評価点の合計をリスクスケールに当てはめて単調運転リスクを算出する。リスクスケールに従って、評価点の合計が1〜10であれば単調運転リスクは“1”、評価点の合計が11〜17であれば単調運転リスクは“2”、評価点の合計が18〜23であれば単調運転リスクは“3”、評価点の合計が24〜27であれば単調運転リスクは“4”、評価点の合計が28〜30であれば単調運転リスクは“5”、となる。
次のステップS18では、連続運転時間の設定を行う。ここでは、眠気リスク及び単調運転リスクに基づいて、ドライバの将来の眠気度が所定のしきい値を超える時間を推定し、推定した時間を連続運転時間とする。具体的に、ステップS18では、連続運転時間設定部410が、眠気リスクと単調運転リスクとに基づいて、連続運転を許容する時間である連続運転時間を設定する。連続運転時間は、イグニッションスイッチをオンにした時点から起算される。図4は、連続運転時間設定部410が連続運転時間を設定する際に使用するテーブルを示す模式図である。図4に示すテーブルでは、眠気リスクと単調運転リスクに応じた連続運転時間(0、30分、60分、90分、120分)が予め設定されている。
図4に示すように、眠気リスクが高いほど、つまり将来の覚醒度が低いほど、連続運転時間は短く設定される。また、単調運転リスクが高いほど、連続運転時間は短く設定される。
次のステップS20では、イグニッションスイッチをオンにしてからのオン時間が連続運転時間を超えたか否かを判定し、イグニッションスイッチをオンにしてからのオン時間が連続運転時間を超えた場合は、ステップS22へ進む。ステップS22では、ドライバの覚醒を支援するための処理を実行する。一方、ステップS20でイグニッションスイッチをオンにしてからのオン時間が連続運転時間を超えていない場合は、ステップS20で待機する。
ステップS22では、ドライバの覚醒を支援するため、ドライバへの警告、休憩場所への誘導、オーディオ装置の音量アップ、ドライバへの冷風の吹きかけ等を行う。ドライバへの警告は、警告部412が表示装置300、スピーカ500、シート振動部700、カーステレオ900、エアーコンディショナー950を制御して、ドライバに対して警告を行う。例えば、警告部412は、表示装置300に警告表示を行う、スピーカ500から警告音を発生させる、シート振動部700によるシートを振動させる、カーステレオ900の音量を大きくする、エアーコンディショナー950からドライバへの冷風の送風量を増加する、等の処理を行うとで、ドライバに対して警告を行う。
なお、警告は、イグニッションスイッチをオンにしてからのオン時間が連続運転時間を超えた場合のみならず、オン時間が連続運転警告時間に近づいた場合に行っても良い。例えば、イグニッションスイッチをオンにしてからの時間が、連続運転時間が経過する15分前になった場合に警告を行っても良い。また、連続運転時間の設定は、基本的には将来の眠気リスクと単調運転リスクに基づいて行われるが、現在までの眠気リスクと現在まで走行してきた経路の単調運転リスクを考慮して行っても良い。
図5は、連続運転時間が変更される様子を示す模式図である。時刻t0でイグニッションスイッチがオンになった時点では、連続運転時間は120分に設定されている。この状態では、時刻t0から120分が経過した時点で休憩するようにドライバへ警告が行われる。一方、時刻t1で眠気リスクと単調運転リスクに基づいて連続運転時間(90分)が新たに設定されると、連続運転時間が120分から90分に変更され、時刻t0から90分が経過した時点でドライバへ警告が行われる。なお、連続運転時間の起算時はイグニッションスイッチがオンになった時点でなくても良く、例えば図2のステップS18で連続運転時間を設定した時点を起算時としても良い。
図6は、図2のステップS22で休憩場所への誘導を行う場合の処理を詳細に示すフローチャートである。先ず、ステップS30では、現在の車両の走行状況から、連続運転時間が経過するまでの間における走行可能距離を算出する。次のステップS32では、休憩場所検索部414が、ナビゲーションシステム800の情報を参照して、ステップS30で算出した走行可能距離を半径として、車両の現在地を中心とする円を描き、その円内で休憩施設を検索する。なお、ナビゲーションシステム800には、地図情報とともに休憩場所(パーキングエリア、サービスエリア、道の駅、コンビニエンスストア等)の位置が登録されている。
図7は、ステップS32で行われる処理を示す模式図である。図7に示す設定時間は、イグニッションスイッチをオンした時点から現在までの時間を走行時間とした場合に、連続運転時間から走行時間を減算して得られる時間であり、車両が平均速度40km/hで走行している場合に、現時点から連続運転時間が経過するまでの時間を示している。図7に示すように、設定時間が90分であれば、連続運転時間が経過するまでに車両が走行できる走行可能距離は60kmとなる。また、設定時間が60分であれば、連続運転時間が経過するまでに車両が走行できる走行可能距離は40kmとなる。また、設定時間が30分であれば、連続運転時間が経過するまでに車両が走行できる走行可能距離は20kmとなる。
図7では、図2のステップS18で連続運転時間を設定した時点での現在の車両(自車)の位置Oを中心として、半径60kmの円A、半径40kmの円B、半径20kmの円Cを描いている。また、現在の車両の位置Oから目的地までの経路Kが示されている。なお、経路Kは、車両の現在位置Oと車両の目的地に基づいて、経路検索部406がナビゲーションシステム800の地図情報を参照して設定する。設定時間が90分の場合を例に挙げて説明すると、図6のステップS32において、休憩場所検索部414は、ナビゲーションシステム800の地図情報を参照して、連続運転時間が経過するまでに車両が走行可能な距離60kmを半径とする円Aを設定し、円Aの範囲内で円Aの輪郭に近い休憩施設を検索する。
また、ナビゲーションシステム800による経路Kが設定されていない場合、休憩場所検索部414は、現在位置Oまで車両が走行してきた方向Dの延長線上を含む所定の角度範囲(図7に示す角度θの範囲)内で、最も円Aの輪郭に近い休憩施設を検索しても良い。
次に、図6のステップS34では、ステップS32の検索結果に基づき、検索した休憩施設のうち、経路K上にある休憩施設(または経路Kに近い休憩施設)の絞り込みを行う。次のステップS36では、休憩場所設定部416が、ステップS34で絞り込んだ休憩施設のうち、現在位置Oから最も遠い休憩施設を変更後の目的地(中継地)として設定する。
なお、図2のステップS18において、図4のテーブルに基づいて連続運転時間が0に設定された場合は、現在位置Oからも最も近い最寄りの休憩施設を変更後の目的地(中継地)として設定する。
以上のようにして、目的地の変更が行われ、休憩場所への誘導が行われる。経路検索部406は、変更された目的地に基づいて、ナビゲーションシステム800の地図情報を用いて、現在の車両の位置Oから変更された目的地までの経路を検索する。新たに検索された経路は、表示装置300に表示され、ナビゲーションシステム800により変更された目的地までの経路が案内される。
以上説明したように本実施形態によれば、ドライバとの会話から得られる眠気リスクと、これから走行する経路の情報から得られる単調運転リスクに基づいて、将来のドライバの眠気度を予測することができる。そして、将来のドライバの眠気度に基づいて連続運転時間を設定し、連続運転時間に基づいて運転支援を行うことで、ドライバの眠気度を低く保った状態で車両の運転を行うことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
400 運転者支援装置
402 会話実行部
402a 会話発音部
402b 会話認識部
404 眠気リスク算出部
408 単調運転リスク算出部
410 連続運転時間設定部
412 警告部
416 休憩場所設定部
800 ナビゲーションシステム

Claims (14)

  1. 車両の運転者から得られる情報に基づいて前記運転者の眠気リスクを算出する眠気リスク算出部と、
    車両が走行する経路の情報に基づいて単調運転リスクを算出する単調運転リスク算出部と、
    前記眠気リスクと前記単調運転リスクに基づいて運転者の将来の眠気度を予測する予測部と、
    を備えることを特徴とする、運転者支援装置。
  2. 前記眠気リスクと前記単調運転リスクに基づいて、連続した運転を許容する連続運転時間を設定する連続運転時間設定部と、
    を備えることを特徴とする、請求項1に記載の運転者支援装置。
  3. 前記連続運転時間設定部は、前記眠気リスク、前記単調運転リスク、及び前記連続運転時間の関係を規定したテーブルに基づいて前記連続運転時間を設定することを特徴とする、請求項2に記載の運転者支援装置。
  4. 運転者との会話を実行するための処理を行う会話実行部を備え、
    前記眠気リスク算出部は、前記運転者との前記会話に基づいて前記眠気リスクを算出することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の運転者支援装置。
  5. 前記会話実行部は、予め記憶している質問を発音させる会話発音部と、前記質問に対する前記運転者の回答を音声認識技術により認識する会話認識部とを有し、
    前記眠気リスク算出部は、前記会話認識部が認識した前記回答に基づいて前記眠気リスクを算出することを特徴とする、請求項4に記載の運転者支援装置。
  6. 前記眠気リスク算出部は、複数の前記質問に対する複数の前記回答のそれぞれについて評価点を付与し、前記評価点の合計に基づいて前記眠気リスクを算出することを特徴とする、請求項5に記載の運転者支援装置。
  7. 前記質問は、運転者の食事又は睡眠に関する質問を含むことを特徴とする、請求項5又は6に記載の運転者支援装置。
  8. 前記単調運転リスク算出部は、前記経路の情報として、道路の種別、渋滞の有無、目的地までの走行予定時間、又は渋滞を通過する時間に基づいて、前記単調運転リスクを算出することを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の運転者支援装置。
  9. 前記単調運転リスク算出部は、前記道路の種別、前記渋滞の有無、前記目的地までの前記走行予定時間、又は前記渋滞を通過する時間の項目のそれぞれについて評価点を付与し、前記評価点の合計に基づいて前記単調運転リスクを算出することを特徴とする、請求項8に記載の運転者支援装置。
  10. 前記連続運転時間に基づいて、運転者に警告を行うための処理を行う警告部を更に備えることを特徴とする、請求項2又は3に記載の運転者支援装置。
  11. 前記警告部は、表示装置への表示、スピーカからの発音、シート振動部の振動、カーステレオの音量増加、又はエアーコンディショナーの風量増加による警告を行うための処理を行うことを特徴とする、請求項10に記載の運転者支援装置。
  12. 前記連続運転時間に基づいて、ナビゲーションシステムにおける休憩場所を設定する休憩場所設定部を更に備える、請求項2又は3に記載の運転者支援装置。
  13. 前記休憩場所設定部は、現時点から前記連続運転時間が経過するまでの時間が所定値以下の場合は、最も近い前記休憩場所を設定することを特徴とする、請求項12に記載の運転者支援装置。
  14. 車両の運転者から得られる情報に基づいて前記運転者の眠気リスクを算出するステップと、
    車両が走行する経路の情報に基づいて単調運転リスクを算出するステップと、
    前記眠気リスクと前記単調運転リスクに基づいて運転者の将来の眠気度を予測するステップと、
    を備えることを特徴とする、運転者支援方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110053626A (zh) * 2019-05-10 2019-07-26 深圳市元征科技股份有限公司 一种车辆控制方法及相关装置
CN115311861A (zh) * 2022-08-10 2022-11-08 交通运输部科学研究院 高速公路疲劳驾驶判别方法、装置、电子设备及存储介质
US11814066B2 (en) 2021-03-29 2023-11-14 Honda Motor Co., Ltd. Driving support device
JP7460869B2 (ja) 2021-08-31 2024-04-03 パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社 眠気予測システム、及び眠気予測方法

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