JP6093637B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

この発明は、複数のブロックが形成されたトレッドを具え、複数の前記ブロックのうちの少なくともいくつかに、タイヤ径方向外側に延びる突起が形成されたタイヤに関するものである。
不整地、特に泥濘地での走行を目的とした二輪車用のタイヤにおいては、ブロックの踏面に突起を形成する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。この技術によれば、突起によってエッジ効果を高めることで、トラクション性能を向上させることができる。
特開2009−196425号公報
一方、コントロール性能を向上させるためには接地性を向上させる必要がある。ここで接地性を向上させるためには、ブロックの踏面に形成される突起を小さくすることで突起の剛性を低くして、突起の踏面を変形しやすくすることが考えられる。しかしながら、突起を小さくすると、突起によるエッジ効果が小さくなり、その結果トラクション性能が低下するおそれがある。このように、トラクション性能を維持しつつ、コントロール性能を向上させることは困難であった。
この発明のタイヤは、複数のブロックが形成されたトレッドを具え、複数の前記ブロックのうち複数のブロックに、タイヤ径方向外側に延びる突起が形成されたタイヤであって、前記突起の踏面には、第1凹部が形成されていることを特徴とする。
このタイヤによれば、第1凹部の開口面の外縁によるエッジ効果によってトラクション性能を維持することができるとともに、第1凹部によって突起の踏面の剛性を低下させて路面形状への追従性を高めることで、コントロール性能を向上することができる。
なお、この明細書でいう「踏面」とは、タイヤを使用する際に接地し得る、タイヤ径方向外側を向いた面をいうものとする。
ここで、この発明のタイヤでは、前記突起に隣接する位置の少なくとも一部に、第2凹部が形成されている。
これにより、形成された第2凹部によって、エッジ効果を向上させてトラクション性能を向上させることができ、また突起を動きやすくして路面形状への追従性を高めることで、接地性を向上させてコントロール性能を向上させることができる。
さらに、この発明のタイヤでは、前記突起の踏面の、ブロック周縁部の踏面からのタイヤ径方向高さbを、前記第2凹部の底面から前記ブロック周縁部の踏面までのタイヤ径方向高さcよりも低くすることが好ましい。
この場合には、突起の高さが適度なものとなって突起の剛性が確保されるため、十分なエッジ効果を得ることができ、その結果トラクション性能を確保することができる。
すなわち、突起の踏面のブロック周縁部の踏面からのタイヤ径方向高さbが、第2凹部の底面からブロック周縁部の踏面までのタイヤ径方向高さc以上の場合には、突起の剛性低下が著しくなり、十分なトラクション性能を得ることができない。
なお、この明細書において、ブロック周縁部とは、突起が形成されたブロックにおいて、ブロックから、第1凹部及び(後述する段差部が形成されている場合には)段差部を含む突起と、該突起よりもタイヤ径方向内側の部分、並びに、(第2凹部が形成されている場合には)第2凹部よりもタイヤ径方向内側の部分を除いた部分のことをいうものとする。
また、この発明のタイヤでは、前記突起の踏面の外縁の形状、及び、前記第1凹部の開口面の外縁の形状が、タイヤ幅方向に延びる辺と、タイヤ周方向に延びる辺とを少なくとも有する多角形であることが好ましい。
この場合には、突起の踏面の外縁及び第1凹部の開口面の外縁の形状を多角形とすることで、エッジ効果を向上させることができる。また、これらの外縁がタイヤ幅方向に延びる辺を有することで、直進走行時のトラクション性能を向上させることができ、一方タイヤ周方向に延びる辺を有することで、旋回時のトラクション性能を向上させることができる。
そして、この発明のタイヤでは、前記突起の踏面の面積が、前記第1凹部の開口面の面積よりも大きいことが好ましい。
この場合には、突起の剛性を確保してトラクション性能を維持することができるとともに、突起の接地性を高めてコントロール性能を向上することができる。
ここにおいて、この発明のタイヤでは、前記第1凹部のタイヤ径方向深さaを、前記突起の踏面の、ブロック周縁部の踏面からのタイヤ径方向高さb以上とすることが好ましい。
この場合には、第1凹部を十分深くすることで、接地性に関連の深い、突起のブロック周縁部より突出している部分の剛性を十分に低下させて、コントロール性能を向上させることができる。
そしてまた、この発明のタイヤでは、JIS A硬度が55以上のゴムで、前記トレッドを構成することが好ましい。
この場合には、ブロックのエッジ効果を高めてトラクション性能を向上することができるとともに、ブロックの耐摩耗性を向上することができる。
この発明に係るタイヤによれば、トラクション性能を維持しつつ、コントロール性能を向上させることができる。
この発明のタイヤの一実施形態を示す部分平面図である。 図1のタイヤをI−I線で切断したタイヤ幅方向断面図である。 図1のタイヤの中間部ブロックに形成された突起の周囲を示す拡大図である。
以下に、図面を参照しつつ、この発明に係るタイヤの実施の形態を例示説明する。
図1に示すこの発明の一実施形態に係るタイヤは、自動二輪車用タイヤであって、トレッドのタイヤ赤道面CL付近には、第1センターブロック10a、第2センターブロック10b、第3センターブロック10c、第4センターブロック10d及び第5センターブロック10eがタイヤ周方向に間隔を空けて配置され、センターブロック列を形成している。
そして、センターブロック列のタイヤ幅方向両側には、第1中間部ブロック20a、第2中間部ブロック20b、第3中間部ブロック20c及び第4中間部ブロック20dがタイヤ周方向に間隔を空けて配置され、中間部ブロック列を形成している。
さらに、中間部ブロック列のタイヤ幅方向両側には、第1ショルダブロック30a、第2ショルダブロック30b、第3ショルダブロック30c、第4ショルダブロック30d、第5ショルダブロック30eがタイヤ周方向に間隔を空けて配置され、ショルダブロック列を形成している。
第1〜第5センターブロック10a〜10eはそれぞれ、タイヤ幅方向を長辺とする略長方形状である。第2〜4センターブロック10b〜10dのタイヤ幅方向中心には、タイヤ周方向に延びる、比較的幅の広い浅溝19が形成されている。なお、浅溝19のタイヤ径方向深さ寸法は、第1〜第5センターブロック10a〜10eのタイヤ径方向高さよりも小さい。
第1〜第5センターブロック10a〜10eの踏面の、タイヤ幅方向中心の両側には、図2及び図3を用いて後述する第3中間部ブロック20cと同様、トレッド平面視で長方形状の突起11が形成されている。そして突起11の側面の少なくとも一部には、図示はしないが、後述する第3中間部ブロック20cの突起21に形成された段差部22と同様の、トレッド平面視で長方形状の外縁を踏面に持つ段差部が形成されている。
第1、第5センターブロック10a、10eの、2つの突起11同士の間及び突起11の周りには、第2凹部13が配置され、第2凹部13の周囲には、ブロック周縁部10sが形成されている。第2凹部13は、2つの突起11と、ブロック周縁部10sとの間の溝となる。第2〜第4センターブロック10b〜10dでは、2つの突起11それぞれの周りに第2凹部13が形成され、第2凹部13の周囲には、ブロック周縁部10sが形成されている。第2凹部13は、各突起11とブロック周縁部10sとの間の溝となる。
第1〜第5センターブロック10a〜10eの突起11の踏面の外縁、及び段差部の踏面の外縁は、タイヤ幅方向に延びる辺と、タイヤ周方向に延びる辺とを有する。
なお、図示はしないが、突起11の側面の少なくとも一部に、2つ以上の段差部を設けることもできる。
第1〜第4中間部ブロック20a〜20dは、第1〜第5センターブロック10a〜10eの各ブロックよりも小さく形成されているとともに、トレッド平面視で略長方形状である。図1及び第3中間部ブロック20cについて図2〜3に示すように、第1〜第4中間部ブロック20a〜20dには、トレッド平面視で長方形状の突起21が形成されており、突起21の中心部には、タイヤ径方向深さが例えば1.5mmの、第1凹部24が形成されている。第1凹部24の(仮想的な)開口面24aの外縁は、角部(エッジ部)となっている。そして、突起21の側面の少なくとも一部には、図3に示すように、トレッド平面視で正方形状の外縁を持つ段差部22が形成されている。また、突起21の周りには第2凹部23が形成され、その周囲にブロック周縁部20sが形成されている。第1〜第4中間部ブロック20a〜20dの突起21の踏面の外縁、及び段差部22の踏面の外縁は、タイヤ幅方向に延びる辺と、タイヤ周方向に延びる辺とを有する。
そして、第1〜第4中間部20a〜20dのブロック周縁部20sの外周縁及び内周縁、段差部22の踏面の外縁、突起21の踏面の外縁及び第1凹部24の開口面の外縁は角部(エッジ部)となっている。センターブロック列、ショルダブロック列の各ブロックについても同様である。
第1〜第5ショルダブロック30a〜30eは、トレッド平面視で六角形である。第1〜5ショルダブロック30a〜30eには突起31が形成されている。突起31の側面の少なくとも一部には、図示はしないが、上述の段差部22と同様の、段差部が形成されている。突起31の周りに第2凹部33が形成され、その周囲にブロック周縁部30sが形成されている。第1〜第5ショルダブロック30a〜30eの突起31の踏面の外縁、及び段差部の踏面の外縁はいずれも、そのブロックの外縁の形状とほぼ相似する形状を有している。
ここからは、第3中間部ブロック20cの作用について説明する。なお、ブロックに突起が形成され、突起の踏面に第1凹部が形成されたブロックは、同様の挙動を示す。
この実施形態のタイヤは、使用時に、突起21及びブロック周縁部20sが接地する。そのため、突起21のエッジ部及びブロック周縁部20sのエッジ部の両方が、特に不整地走行時にエッジ効果を発揮してトラクション性能を向上させている。
また、突起21の踏面には、第1凹部24が形成されている。これにより、突起21の踏面に第1凹部24が形成されていない場合よりも、突起21の踏面の剛性が低下する。そのため、特に硬い路面において、突起21の踏面が路面形状に追従しやすくなって接地性が向上し、コントロール性能を向上させることができる。
なお、第1凹部24を設けることで、突起21の踏面の面積は減少する。一般に踏面の面積が低下すると、接地性が低下し、コントロール性能も低下するが、突起21に第1凹部24を形成することで、上述した、突起21の接地性を高めてコントロール性能を向上させる効果が、突起21の踏面の面積の減少によるコントロール性能の低下を上回り、その結果コントロール性能を向上させることができる。
一方、第1凹部24を設けることで、突起21の踏面の剛性が低下する。一般に踏面の剛性が低下すると、エッジ効果が低下してトラクション性能も低下するが、突起21に第1凹部24を形成することで、第1凹部24の開口面24aの外縁がエッジ効果を発揮する。したがって、第1凹部24を設けてもエッジ効果は確保され、トラクション性能は維持される。
なお、上述した効果を得るためには、突起21の踏面(図3で右下がりの斜線が付された領域)の面積Sを、第1凹部24の開口面(図3で右上がりの斜線が付された領域)の面積Sよりも大きくすることが好ましく、第1凹部24の底面の面積Sを、突起21の上面の面積(突起21の外周縁に囲まれる領域の面積、S+S)の10〜30%とすることがより好ましい。
また、この実施形態では、図1〜図3に示すように、突起21とブロック周縁部20sとの間に、突起21に隣接する、第2凹部23を形成している。このことで、ブロック周縁部20sの内周縁にエッジ効果を発揮させて、トラクション性能を向上させることができ、また突起21を動きやすくして接地性を向上させて、コントロール性能を向上させることができる。
なお、この実施形態のように、タイヤ赤道面CLに最も近いブロック列(センターブロック列)には第1凹部を設けないことで、最も大きなタイヤ周方向入力が加わるセンターブロック列で、十分なブロック剛性を確保することができる。そして、タイヤ赤道面CLから離れたブロック(この実施形態では、中間部ブロック列)に第1凹部24を設けることで、直進時のみならず旋回時のトラクション性能をも向上させることができる。
そして、図3に示すように、突起21の踏面の外縁の形状を、タイヤ幅方向に延びる辺21aと、タイヤ周方向に延びる辺21bとを有する多角形(図では四角形)とするとともに、第1凹部24の外縁の形状を、タイヤ幅方向に延びる辺24aと、タイヤ周方向に延びる辺24bとを有する多角形(図では四角形)とすることが好ましい。
この場合には、突起11の踏面及び第1凹部24の外縁の形状を多角形とすることで、エッジ効果を向上させることができる。また、この外縁がタイヤ幅方向に延びる辺を有することで、直進走行時のトラクション性を向上させることができ、一方タイヤ周方向に延びる辺を有することで、旋回時のトラクション性能を向上させることができる。
ところで、JIS A硬度が55以上のゴムでトレッドを構成することが好ましい。
この場合には、ブロックのエッジ効果を高めることができるとともに、ブロックの耐摩耗性を向上させることができる。
なお、この実施形態のタイヤでは、突起の踏面に第1凹部を形成することで、ブロックの踏面を動きやすくして接地性を向上させている。そのため、トレッドに硬度の高いゴムを使用しても十分な接地性を確保することができる。
また、JIS A硬度が80以下のゴムでトレッドを構成することが好ましい。ゴムのJIS A硬度が80よりも大きくなると、接地性が低下するおそれがある。
そして、この実施形態のタイヤでは、図2及び図3に示すように、第3中間部ブロック20cの突起21の側面には、段差部22が形成されている。これにより、突起21のエッジ部の摩耗が進んだ後に、段差部22のエッジ部が新たなエッジ効果を発揮することで、高いトラクション性能を長期間にわたって維持することができる。
また、突起に十分な剛性を確保して、トラクション性能を確保することができるとともに、タイヤ使用時に突起がもげることを防止する観点から、突起21の踏面の、ブロック周縁部20sからのタイヤ径方向高さbを、第2凹部23の底面からブロック周縁部20sの踏面までのタイヤ径方向高さcよりも低くすることが好ましく、また、第1凹部のタイヤ径方向深さaを、第2凹部23の底面から突起21の踏面までのタイヤ径方向高さdに対して、85%以下とすることが好ましい。
ここにおいて、第1凹部24を十分深くすることで、接地性に関連の深い、突起21のブロック周縁部20sより突出している部分の剛性を十分に低下させて、コントロール性能を向上させる観点から、第1凹部24のタイヤ径方向深さaを、突起21の踏面の、ブロック周縁部の踏面からのタイヤ径方向高さb以上とすることが好ましい。
バイアスタイヤ及びラジアルタイヤを試作し、性能を評価したので、以下に説明する。
試作したバイアスタイヤは、サイズが120/80−19及び110/90−19であり、2層のナイロン製のカーカスプライと、1層のナイロン製のブレーカとを備える。
また、試作したラジアルタイヤは、サイズが120/80R19及び110/90R19であり、2層のナイロン製のカーカスプライと、1層のケブラー製のベルトとを備える。
上記のバイアスタイヤ及びラジアルタイヤのそれぞれについて、以下に説明する実施例タイヤ1及び比較例タイヤ1〜3を試作した。
実施例タイヤ1は、図1〜3に示すトレッドパターンを備え、各ブロックには突起が形成され、各突起の踏面には第1凹部が形成されている。また、各ブロックの突起に隣接して第2凹部が形成されている。そして、突起の踏面の、ブロック周縁部の踏面からのタイヤ径方向高さbは、第2凹部の底面からブロック周縁部の踏面までのタイヤ径方向高さcよりも低い。各ブロックの突起の踏面の外縁の形状、及び第1凹部の開口面の外縁の形状は、タイヤ幅方向に延びる辺と、タイヤ周方向に延びる辺とを有する略長方形である。突起の踏面の面積は、第1凹部の開口面の面積よりも大きい。第1凹部のタイヤ径方向深さaは、突起の踏面の、ブロック周縁部の踏面からのタイヤ径方向高さb以上である。さらにトレッドを構成するゴムのJIS A硬度は、55である。
比較例タイヤ1は、実施例タイヤ1に形成された第2凹部が形成されておらず、実施例タイヤ1で第2凹部が形成されている部分までをブロック周縁部とした点を除いて、実施例タイヤ1と同じである。
比較例タイヤには、各ブロックに、実施例タイヤ1と同様の第2凹部が形成されている。第2凹部の内側(本発明の突起が形成される部分)、及び、外側(ブロック周縁部)のタイヤ径方向高さは等しい。また、第2凹部の内側に第1凹部は形成されていない。その他の点については、実施例タイヤ1と同じである。
比較例タイヤには、各ブロックの踏面に、実施例タイヤ1と同様の第2凹部及び突起が形成されているが、突起の踏面に第1凹部は形成されていない。その他の点については、実施例タイヤ1と同じである。
試作したタイヤのそれぞれを二輪車に装着し、プロのモトクロスライダーがモトクロス競技専用コースを走行して、トラクション性能及びコントロール性能について10点満点の官能評価をすることで、評価を行った。
試験の結果、実施例タイヤ1及び比較例タイヤ1〜3のいずれについても、バイアスタイヤとラジアルタイヤとで結果に違いは見られず、またタイヤのサイズを変えても結果に違いは見られなかった。結果を表1に示す。
Figure 0006093637
表1に示す結果から、実施例タイヤ1は、比較例タイヤ2及び3に比して、トラクション性能が大きく向上するとともに、コントロール性能が大きく向上していることが明らかになった。
また、突起に隣接する位置に第2凹部が形成されている実施例タイヤ1は、第2凹部が形成されていない比較例タイヤ1に比して、コントロール性能がさらに向上していることが明らかになった。
10a〜10e:第1〜第5センターブロック、 10s:ブロック周縁部、
11:突起、 13:第2凹部、 19:浅溝、
20a〜20d:第1〜第4中間部ブロック、20s:ブロック周縁部、 21:突起、
22:段差部、 23:第2凹部、 24:第1凹部、
30a〜30e:第1〜第5ショルダブロック、 30s:ブロック周縁部、
31:突起、 33:第2凹部、 a:第1凹部のタイヤ径方向深さ、
b:突起の踏面の、ブロック周縁部の踏面からのタイヤ径方向高さ、
c:第2凹部の底面からブロック周縁部の踏面までのタイヤ径方向高さ、
d:第2凹部の底面から突起の踏面までのタイヤ径方向高さ、 CL:タイヤ赤道面

Claims (6)

  1. 複数のブロックが形成されたトレッドを具え、
    複数の前記ブロックのうち複数のブロックに、タイヤ径方向外側に延びる突起が形成されたタイヤであって、
    前記突起の踏面には、第1凹部が形成されており、
    前記突起に隣接する位置の少なくとも一部に、第2凹部が形成されていることを特徴とする、タイヤ。
  2. 前記突起の踏面の、ブロック周縁部の踏面からのタイヤ径方向高さbを、前記第2凹部の底面から前記ブロック周縁部の踏面までのタイヤ径方向高さcよりも低くしてなる、請求項に記載のタイヤ。
  3. 前記突起の踏面の外縁の形状、及び、前記第1凹部の開口面の外縁の形状が、タイヤ幅方向に延びる辺と、タイヤ周方向に延びる辺とを少なくとも有する多角形である、請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 前記突起の踏面の面積が、前記第1凹部の開口面の面積よりも大きい、請求項1〜のいずれか一項に記載のタイヤ。
  5. 前記第1凹部のタイヤ径方向深さaを、前記突起の踏面の、ブロック周縁部の踏面からのタイヤ径方向高さb以上としてなる、請求項1〜のいずれか一項に記載のタイヤ。
  6. JIS A硬度が55以上のゴムで、前記トレッドを構成してなる、請求項1〜のいずれか一項に記載のタイヤ。
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