JP6091341B2 - 分割電機子鉄心の製造装置及び電機子の製造方法並びに回転電機の製造方法 - Google Patents

分割電機子鉄心の製造装置及び電機子の製造方法並びに回転電機の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、回転電機の電機子に用いられる電機子鉄心の製造装置に関し、特に電機子鉄心を形成する分割電機子鉄心の製造装置に関するものである。
従来の材料歩留り向上を狙った、ヨーク部とヨーク部の内周部から固定子鉄心の径方向に伸びる磁極ティースを有する分割鉄心片を積層して形成される分割固定子鉄心の製造方法として、分割鉄心片の打抜き時に、二列の分割鉄心片が、一の列の互いに隣接する磁極ティースの間に他の列の分割鉄心片が向き合うように二列の分割鉄心片を配置して、すなわち二列の分割鉄心片を千鳥状に配置して電磁鋼板から打抜く製造方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−254086号公報(第6−7頁、第2図)
特許文献1に記載の分割固定子鉄心の製造方法に用いられる装置は、一の列に並んだ分割鉄心片の配列方向と他の列の分割鉄心片の配列方向とを、プレス装置内での鋼板の送り方向にして打抜くものであり、プレス装置から同時に搬出される分割鉄心片の数は2個となり、分割鉄心の生産性が低いとの問題があった。
また、この製造方法で用いられている装置は、同時に作製される分割鉄心片の数が少ないので、多数個の分割鉄心片を必要とする回転電機の製造において、製造工程のネックになるとの問題があった。
また、搬出される分割鉄心片の方向が、取出し口で異なるため、次の工程へ搬送する途中で方向を整える必要があり、取扱い性が損なわれるとの問題があった。
また、積層した分割鉄心片の連結を別の装置で行う必要があり、分割固定子鉄心の製造工程が多くなる問題があった。
また、打抜かれる分割鉄心片の磁極ティースの方向が、連続する電磁鋼板の送り方向と直角となっており、電磁鋼板の異方性の影響を受けやすく、この装置で作製された分割鉄心片でなる分割鉄心を用いた回転電機は、トルク脈動を発生しやすいとの問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、分割鉄心片(コア片)の作製数を多くでき且つ分割鉄心片の打抜きと積層固定とが同時にでき、分割電機子鉄心の生産性向上が図れるとともに、複数の分割電機子鉄心を整列させて搬出でき、後工程への投入が容易であり、さらに回転電機に用いた場合にトルク脈動の発生がしにくい分割電機子鉄心を作製できる製造装置を得ることである。
それと、この製造装置で得られた分割電機子鉄心を用いた電機子並びに回転電機を得ることである。
本発明に係わる第1の分割電機子鉄心の製造装置は、コア片を積層し抜きカシメで連結され、且つ平面形状がバックヨーク部とバックヨーク部の中央から突出した磁極ティース部とを備えた略T字状である分割電機子鉄心を作製する分割電機子鉄心の製造装置であって、プレス金型と、鋼板を送る鋼板送り機構とを備えており、少なくとも、プレス金型が、バックヨーク形成部が鋼板搬入口側に向き鋼板の幅方向に並ぶ一方の列の複数のコア片を打抜く、鋼板搬入口側コア片打抜き領域と、バックヨーク形成部が鋼板搬出口側に向き鋼板の幅方向に並ぶ他方の列のコア片を打抜く、鋼板搬出口側コア片打抜き領域と、を備えているものである。
本発明に係わる第2の分割電機子鉄心の製造装置は、コア片を積層し抜きカシメで連結され、且つ平面形状がバックヨーク部とバックヨーク部の中央から突出した磁極ティース部とを備えた略T字状である分割電機子鉄心を作製する分割電機子鉄心の製造装置であって、プレス金型と、鋼板を送る鋼板送り機構とを備えており、少なくとも、プレス金型が、バックヨーク形成部の一方の縁部が凹面であり他方の縁部が凸面でありバックヨーク形成部が鋼板搬入口側に向き鋼板の幅方向に並ぶ一方の列の複数の第1のコア片と、バックヨーク形成部の一方の縁部が凸面であり他方の縁部が凹面でありバックヨーク形成部が鋼板搬入口側に向き鋼板の幅方向に並ぶ一方の列の複数の第2のコア片とを交互に打抜く、鋼板搬入口側コア片打抜き領域と、バックヨーク形成部の一方の縁部が凹面であり他方の縁部が凸面でありバックヨーク形成部が鋼板搬出口側に向き鋼板の幅方向に並ぶ他方の列の複数の第1のコア片と、バックヨーク形成部の一方の縁部が凸面であり他方の縁部が凹面でありバックヨーク形成部が鋼板搬出口側に向き鋼板の幅方向に並ぶ他方の列の複数の第2のコア片とを交互に打抜く、鋼板搬出口側コア片打抜き領域と、を備えているものである。
本発明に係わる第1の電機子の製造方法は、コア片を積層し抜きカシメで連結され、且つ平面形状がバックヨーク部と上記バックヨーク部の中央から突出した磁極ティース部とを備えた略T字状の分割電機子鉄心を作製し、上記分割電機子鉄心の上記磁極ティース部に電線を巻回して分割電機子を形成し、上記分割電機子を複数配置して形成する電機子の製造方法であって、
プレス金型と鋼板を送る鋼板送り機構とを備えており、
上記プレス金型が、鋼板の送り方向と直交する方向である上記鋼板の幅方向に二列に並び且つ千鳥状に配置される、一方の列の複数の上記コア片と他方の列の複数の上記コア片とを、同時に打抜かれる上記コア片の隣接するバックヨーク形成部の間に所定の隙間が設けられた状態で打抜くようになっており、
上記鋼板の幅方向の両端部に、上記鋼板の位置を決めるパイロット孔を打抜くパイロット孔形成領域と、
上記コア片のカシメ部形成位置にカシメ孔を打抜くカシメ孔形成領域と、
上記鋼板送り方向で上記カシメ孔形成領域に隣接して、上記バックヨーク形成部が、上記プレス金型の鋼板搬入口側に向くとともに上記鋼板搬入口側に配置され且つ上記鋼板の幅方向に並ぶ、上記一方の列のコア片となる部位の上記カシメ部形成位置に、抜きカシメ用凹凸部を形成する第1の抜きカシメ用凹凸部形成領域と、
上記バックヨーク部を形成する上記一方の列の複数のコア片を打抜く、鋼板搬入口側コア片打抜き領域と、
上記バックヨーク形成部が、上記プレス金型の鋼板搬出口側に向くとともに上記鋼板搬出口側に配置され且つ上記鋼板の幅方向に並ぶ、上記他方の列のコア片となる部位の上記カシメ部形成位置に、上記抜きカシメ用凹凸部を形成する第2の抜きカシメ用凹凸部形成領域と、
上記他方の列の複数のコア片を打抜く、鋼板搬出口側コア片打抜き領域と、を備えており、
上記鋼板搬入口側コア片打抜き領域と上記鋼板搬出口側コア片打抜き領域とが所定距離離間して設けられている分割電機子鉄心の製造装置で作製された上記分割電機子鉄心の上記磁極ティース部にインシュレータを介して上記電線を巻回して形成した上記分割電機子の複数個を環状に配置して形成するものである。
本発明に係わる第2の電機子の製造方法は、コア片を積層し抜きカシメで連結され、且つ平面形状がバックヨーク部と上記バックヨーク部の中央から突出した磁極ティース部とを備えた略T字状の分割電機子鉄心を作製し、上記分割電機子鉄心の上記磁極ティース部に電線を巻回して分割電機子を形成し、上記分割電機子を複数配置して形成する電機子の製造方法であって、
プレス金型と鋼板を送る鋼板送り機構とを備えており、
上記プレス金型が、鋼板の送り方向と直交する方向である上記鋼板の幅方向に二列に並び且つ千鳥状に配置した、バックヨーク形成部の一方の縁部が凹面であり他方の縁部が凸面である第1のコア片と、上記鋼板の幅方向に二列に並び且つ千鳥状に配置した、上記バックヨーク形成部の上記一方の縁部が凸面であり上記他方の縁部が凹面である第2のコア片とを、同時に打抜かれる上記コア片の隣接する上記バックヨーク形成部の間に所定の隙間が設けられた状態で、交互に打抜くようになっており、
上記鋼板の幅方向の両端部に上記鋼板の位置を決めるパイロット孔を打抜くパイロット孔形成領域と、
上記第1のコア片の上記一方の縁部の凹面と上記他方の縁部の凸面とを形成する第1の縁部面形成領域と、
上記第2のコア片の上記一方の縁部の凸面と上記他方の縁部の凹面とを形成する第2の縁部面形成領域と、
カシメ孔形成領域と、抜きカシメ用凹凸部形成領域と、
上記バックヨーク形成部が、上記プレス金型の鋼板搬入口側に向き且つ上記鋼板搬入口側に位置する、一方の列の上記第1のコア片と一方の列の上記第2のコア片とを交互に打抜く、鋼板搬入口側コア片打抜き領域と、
上記バックヨーク形成部が、上記プレス金型の鋼板搬出口側に向き且つ上記鋼板搬出口側に位置する、他方の列の上記第1のコア片と他方の列の上記第2のコア片とを交互に打抜く、鋼板搬出口側コア片打抜き領域と、を備えており、
上記鋼板搬入口側コア片打抜き領域と上記鋼板搬出口側コア片打抜き領域とが所定距離離間して設けられている分割電機子鉄心の製造装置で作製された上記分割電機子鉄心の上記磁極ティース部にインシュレータを介して上記電線を巻回して形成した上記分割電機子の複数個を環状に配置して形成するものである。
本発明は、上記のように構成されているため、分割電機子鉄心の生産性が優れているとともに、この分割電機子鉄心を用いた電機子及び回転電機の製造工程を効率化でき、回転電機の低コスト化を可能にする。それと、回転電機に用いた場合に、トルク脈動を低減できるので、回転電機の性能を向上できる。
本発明の実施の形態1に係わる分割電機子鉄心の製造装置で鋼板から打抜かれるコア片の配置を示す平面模式図である。 本発明の実施の形態1に係わる分割電機子鉄心の製造装置で作製される分割電機子鉄心の平面模式図である。 本発明の実施の形態1に係わる分割電機子鉄心の製造装置を説明する平面模式図である。 本発明の実施の形態1に係わる分割電機子鉄心の製造装置で作製された分割電機子鉄心にコイルを設ける状態を説明する平面模式図である。 本発明の実施の形態1に係わる分割電機子鉄心の製造装置で作製された分割電機子鉄心を用いた電機子の平面模式図である。 本発明の実施の形態1に係わる分割電機子鉄心の製造装置で作製された分割電機子鉄心を用いた回転電機の平面模式図である。 本発明の実施の形態2に係わる分割電機子鉄心の製造装置で鋼板から打抜かれるコア片の配置を示す平面模式図である。 本発明の実施の形態2に係わる分割電機子鉄心の製造装置で作製される分割電機子鉄心の平面模式図である。 本発明の実施の形態2に係わる分割電機子鉄心の製造装置を説明する平面模式図である。 本発明の実施の形態3に係わる分割電機子鉄心の製造装置で鋼板から打抜かれるコア片の配置を示す平面模式図である。 本発明の実施の形態3に係わる分割電機子鉄心の製造装置で作製された分割電機子鉄心の平面模式図である。 本発明の実施の形態3に係わる分割電機子鉄心の製造装置の主要部を説明する平面模式図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係わる分割電機子鉄心の製造装置で鋼板から打抜かれるコア片の配置を示す平面模式図である。
図1に示すように、後述する本実施の形態の分割電機子鉄心の製造装置(製造装置と記す)100で鋼板15から打抜かれるコア片17は、バックヨーク形成部5aと、バックヨーク形成部5aの中央部から、バックヨーク形成部5aに対する直角方向に突出した磁極ティース形成部6aとを備えた略T字状である。
また、各コア片17は、バックヨーク形成部5aにおける電機子を形成した場合の周方向(周方向と記す)の両端部と、磁極ティース形成部6aにおける電機子を形成した場合の径方向(径方向と記す)の端部とに、後述するカシメ孔17bまたは抜きカシメ用凹凸部17cである、カシメ部17aを有する。
また、本実施の形態の製造装置100で、鋼板15から打抜かれる複数のコア片17の配置は、バックヨーク形成部5aが直線状に並ぶ二列となっている。
そして、一方の列51のコア片17における磁極ティース形成部6aの先端が、他方の列52のコア片17におけるバックヨーク形成部5aの内側と対向しており、他方の列52のコア片17における磁極ティース形成部6aの先端が、一方の列51のコア片17におけるバックヨーク形成部5aの内側と対向している。
すなわち、一方の列51のコア片17と他方の列52のコア片17とが千鳥状に配置される。
また、隣接するコア片17は、バックヨーク形成部5a間に所定の隙間15bが生じるように配置される。
図1に示すように、本実施の形態では、バックヨーク形成部5aを直線状に配置して一列に並ぶ、一方の列51のコア片17及び他方の列52のコア片17は、各々3個である。
図2は、本発明の実施の形態1に係わる分割電機子鉄心の製造装置で作製される分割電機子鉄心の平面模式図である。
図2に示すように、本実施の形態の分割電機子鉄心4は、コア片17を積層し、積層されたコア片のカシメ部17aを抜きカシメで連結することにより作製される。
分割電機子鉄心4の平面形状は、コア片17と同じであり、バックヨーク部5と、バックヨーク部5の中央から突出した磁極ティース部6とを備えた略T字状であり、コア片17のカシメ部17aの位置に抜きカシメ部4aが形成されている。
図2に示すように、本実施の形態の製造装置100から搬出される、バックヨーク部5を直線上に配置して並んだ一群の分割電機子鉄心4は、3個である。
次に、本発明の実施の形態1に係わる分割電機子鉄心の製造装置を詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に係わる分割電機子鉄心の製造装置を説明する平面模式図である。
図3に示すように、本実施の形態の分割電機子鉄心の製造装置100は、プレス金型71と、鋼板15を所定ピッチで間欠送りする鋼板送り機構(図示せず)と、作製された分割電機子鉄心4を搬出する2台の電動コンベア53a,53bとを備えている。
プレス金型71には、プレス金型71の鋼板搬入口50aに隣接して、矢印Vで示した鋼板15の送り方向と、直交する方向である鋼板15の幅方向の両端部に、プレス金型71内での鋼板15の位置を決めるパイロット孔15aを打抜くパイロット孔形成領域Aが設けられている。
また、鋼板送り方向でパイロット孔形成領域Aに隣接して、鋼板15を安定させるための何も加工を施さない無加工領域Bが設けられている。
また、鋼板送り方向で無加工領域Bに隣接して、コア片17のカシメ部形成位置にカシメ孔17bを打抜くカシメ孔形成領域Cが設けられている。
また、鋼板送り方向でカシメ孔形成領域Cに隣接して、バックヨーク形成部5aが、鋼板搬入口50a側に向くとともに鋼板搬入口50a側に配置され且つ鋼板15の幅方向に並ぶ、一方の列51のコア片17となる部位のカシメ部形成位置に、抜きカシメ用凹凸部17cを形成する第1の抜きカシメ用凹凸部形成領域Dが設けられている。
また、鋼板送り方向で第1の抜きカシメ用凹凸部形成領域Dに隣接して、バックヨーク形成部5aが、鋼板搬入口50a側に向くとともに鋼板搬入口50a側に配置され且つ鋼板15の幅方向に並ぶ、一方の列51の複数のコア片17を同時に打抜く、鋼板搬入口側コア片打抜き領域Eが設けられている。
また、鋼板送り方向で鋼板搬入口側コア片打抜き領域Eに隣接して、バックヨーク形成部5aが、プレス金型71の鋼板搬出口50b側に向くとともに鋼板搬出口50b側に配置され且つ鋼板15の幅方向に並ぶ、他方の列52のコア片17となる部位のカシメ部形成位置に、抜きカシメ用凹凸部17cを形成する第2の抜きカシメ用凹凸部形成領域Fが設けられている。
また、鋼板送り方向で第2の抜きカシメ用凹凸部形成領域Fに隣接して、バックヨーク形成部5aが、鋼板搬出口50b側に向くとともに鋼板搬出口50b側に配置され且つ鋼板15の幅方向に並ぶ、他方の列52の複数のコア片17を同時に打抜く、鋼板搬出口側コア片打抜き領域Gが設けられている。
また、鋼板搬入口側コア片打抜き領域Eと鋼板搬出口側コア片打抜き領域Gとには、打抜かれたコア片17のカシメ孔17bまたは打抜かれたコア片17の抜きカシメ用凹部に、打抜かれたコア片17の抜きカシメ用凸部を嵌合させて積層したものを、バックヨーク形成部外周面5bと磁極ティース形成部側面6bとに側圧を作用させながら、カシメ部17aを抜きカシメで連結する機構を備えている。
また、鋼板搬入口側コア片打抜き領域Eの下部には、鋼板搬入口側コア片打抜き領域Eで打抜かれた一方の列51のコア片17を積層し連結して形成された複数の分割電機子鉄心4を取出す、取出し口(図示せず)が設けられており、取出し口部には、分割電機子鉄心4を鋼板送り方向と略直角な方向に搬出する第1の電動コンベア53aを備えている。
また、鋼板搬出口側コア片打抜き領域Gの下部には、鋼板搬出口側コア片打抜き領域Gで打抜かれた他方の列52のコア片17を積層し連結して形成された複数の分割電機子鉄心4を取出す、取出し口(図示せず)が設けられており、取出し口部には、分割電機子鉄心4を鋼板送り方向と略直角な方向に搬出する第2の電動コンベア53bを備えている。
次に、本実施の形態の分割電機子鉄心の製造装置100の動作を説明する。
まず、鋼板搬入口50aから投入した鋼板15をプレス金型71内で送り、パイロット孔形成領域Aで、パイロット孔15aを打抜く。
鋼板15のパイロット孔15aが形成された部分をプレス金型71内で送り、カシメ孔形成領域Cで、カシメ孔17bを打抜く。
鋼板15のカシメ孔17bが形成された部分をプレス金型71内で送り、鋼板搬入口側コア片打抜き領域Eで、一方の列51のコア片17を打抜く。
鋼板15のカシメ孔17bが形成された部分をプレス金型71内で送り、鋼板搬出口側コア片打抜き領域Gで、他方の列52のコア片17を打抜く。
また、鋼板15の新たにパイロット孔15aが形成された部分をプレス金型71内で送り、第1の抜きカシメ用凹凸部形成領域Dで、一方の列51のコア片用の抜きカシメ用凹凸部17cを形成する。
鋼板15の一方の列のコア片用の抜きカシメ用凹凸部17cが形成された部分をプレス金型71内で送り、鋼板搬入口側コア片打抜き領域Eで、一方の列51のコア片17を打抜くとともに、下層の一方の列51のコア片17と積層し、抜きカシメで連結する。
鋼板15の一方の列51のコア片17が打抜かれた部分をプレス金型71内で送り、第2の抜きカシメ用凹凸部形成領域Fで、他方の列52のコア片用の抜きカシメ用凹凸部17cを形成する。
鋼板15の他方の列52のコア片用の抜きカシメ用凹凸部17cが形成された部分をプレス金型71内で送り、鋼板搬出口側コア片打抜き領域Gで、他方の列52のコア片17を打抜くとともに、下層の他方の列52のコア片17と積層し、抜きカシメで連結する。
鋼板15の新たにパイロット孔15aが形成された部分で、一方の列51のコア片用の抜きカシメ用凹凸部17cを形成する動作から、他方の列52のコア片17を打抜くとともに、下層の他方の列52のコア片17と積層し、抜きカシメで連結する動作までを繰り返して、コア片17を所定数積層し連結し、一方の列51のコア片17でなる分割電機子鉄心4と他方の列52のコア片17でなる分割電機子鉄心4とを作製する。
作製された一方の列51のコア片17でなる分割電機子鉄心4を、第1の電動コンベア53aで搬出し、作製された他方の列52のコア片17でなる分割電機子鉄心4を、第2の電動コンベア53bで搬出する。
次に、本実施の形態の製造装置100で作製された分割電機子鉄心4を用いた電機子10と回転電機1について説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係わる分割電機子鉄心の製造装置で作製された分割電機子鉄心にコイルを設ける状態を説明する平面模式図である。
作製され各電動コンベアで搬出されて複数の分割電機子鉄心4は、個々に分離されているので、図4に示すように、分割電機子鉄心4の磁極ティース部6にインシュレータ7を装着した後、分割電機子鉄心4を回転させて、インシュレータ7の部分に、巻線機18のノズルから送り出される電線8を巻回することにより、分割電機子9を作製する。
図5は、本発明の実施の形態1に係わる分割電機子鉄心の製造装置で作製された分割電機子鉄心を用いた電機子の平面模式図である。
図5に示すように、本実施の形態の電機子10は、複数の分割電機子9を、磁極ティース部6が径方向内側になるようにして環状に配置して作製されている。
本実施の形態では、18個の分割電機子9を環状に配置して電機子10が形成されているが、用いられる分割電機子9の数は、これに限定されない。
図6は、本発明の実施の形態1に係わる分割電機子鉄心の製造装置で作製された分割電機子鉄心を用いた回転電機の平面模式図である。
図6に示すように、本実施の形態の回転電機1は、電機子10と、電機子10の内周側に、同心円状に配置され且つ電機子10の内周と対向する面に永久磁石12が設けられたロータ11と、電機子10とロータ11とを保持するハウジング13とで形成されている。
本実施の形態の分割電機子鉄心の製造装置100は、一方の列51のコア片17でなる3個の分割電機子鉄心4と、他方の列52のコア片17でなる3個の分割電機子鉄心4とが同時に作製できるので、生産性が優れている。
また、一方の列51のコア片17でなる3個の分割電機子鉄心4と他方の列52のコア片でなる3個の分割電機子鉄心4とが、共にバックヨーク部5が一列に並んだ整列された状態で各電動コンベア53a,53bにより搬出するので、例えば、後工程である磁極ティース部6へのインシュレータ7の取付け工程への、一括した搬送、投入が容易である。
また、磁極ティース部6の突出方向が、鋼板の送り方向と同方向である分割電機子鉄心4を製造できるので、鋼板15の異方性の影響を受けにくく、回転電機とした時のトルク脈動を低減できる。
また、他方の列52の複数のコア片17の打抜きが、一方の列51の複数のコア片17の打抜きが行われる鋼板搬入口側コア片打抜き領域Eと第2の抜きカシメ用凹凸部形成領域Fを介して設けられている、鋼板搬出口側コア片打抜き領域Gで行われるので、プレス荷重の中心をプレス金型71(プレス機のボルスター)の中心に近づけることが可能となり、安定してコア片17の打抜きができる。さらに、各電動コンベア53a,53bを容易に設置できるスペースを確保できる。
また、少なくともバックヨーク形成部外周面5bと磁極ティース形成部側面6bとに側圧を作用させながら抜きカシメを行い、コア片17を連結するので、寸法ばらつきのない安定した分割電機子鉄心4を作製できる。
また、打抜かれたコア片17を、電動コンベア53a,53bで直接受け取るようになっているので、複数の分割電機子鉄心4の整列状態を維持しながら搬出することができる。
さらに、一方の列51の複数のコア片17と他方の列52の複数のコア片17とを千鳥状に配置して打抜くので、鋼板15の材料歩留りが優れている。
また、本実施の形態の電機子10及び回転電機1は、構成する分割電機子鉄心4が上記のような効果を有するので、低コスト化と高性能化と高精度化とが可能である。
本実施の形態の製造装置100では、一列に並んで同時に打抜かれる一方の列51の複数のコア片17と、一列に並んで同時に打抜かれる他方の列52の複数のコア片17との各々が3個であるが、これに限定されない。しかし、3個以上であることが好ましい。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係わる分割電機子鉄心の製造装置で鋼板から打抜かれるコア片の配置を示す平面模式図である。
図7に示すように、後述する本実施の形態の分割電機子鉄心の製造装置(製造装置と記す)200で鋼板15から打抜かれるコア片は、バックヨーク形成部25aと、バックヨーク形成部25aの中央部から、バックヨーク形成部25aに対する直角方向に突出した磁極ティース形成部26aとを備えた略T字状である。
また、各コア片は、バックヨーク形成部25aにおける周方向の両端部と、磁極ティース形成部26aにおける径方向の端部とに、後述するカシメ孔27bまたは抜きカシメ用凹凸部27cである、カシメ部27aを有する。
また、本実施の形態の製造装置200で鋼板15から打抜かれる複数のコア片の配置は、バックヨーク形成部25aが直線状に並ぶ一列となっている。
しかし、一列になって打抜かれるコア片は、バックヨーク形成部25aの、一方の縁部25cが凹面であり他方の縁部25dが凸面である第1のコア片27と、バックヨーク形成部25aの、一方の縁部25cが凸面であり他方の縁部25dが凹面である第2のコア片28との、2種類である。
図7に示すように、バックヨーク形成部25aが、直線状に配置し、隙間を設けて一列に並ぶ、第1のコア片27及び第2のコア片28は、各々3個である。
図8は、本発明の実施の形態2に係わる分割電機子鉄心の製造装置で作製される分割電機子鉄心の平面模式図である。
図8に示すように、本実施の形態の分割電機子鉄心24は、第1のコア片27と第2のコア片28とを交互に積層し、積層された第1のコア片27と第2のコア片28とのカシメ部27aを抜きカシメで連結することにより作製される。
分割電機子鉄心24の平面形状は、バックヨーク部25と、バックヨーク部25の中央から突出した磁極ティース部26とを備えた略T字状であり、コア片のカシメ部27aの位置に抜きカシメ部24aが形成されている。
図8に示すように、本実施の形態の製造装置200から搬出される、バックヨーク部25を直線上に配置して並んだ一群の分割電機子鉄心24は、3個である。
図9は、本発明の実施の形態2に係わる分割電機子鉄心の製造装置を説明する平面模式図である。
図9に示すように、本実施の形態の分割電機子鉄心の製造装置200も、プレス金型72と、鋼板15を所定ピッチで間欠送りする鋼板送り機構(図示せず)と、作製された分割電機子鉄心を搬出する電動コンベア53cとを備えている。
本実施の形態のプレス金型72も、プレス金型72の鋼板搬入口50aに隣接して、矢印Vで示す鋼板の送り方向と直交する鋼板の幅方向の両端部に、プレス金型72内での鋼板15の位置を決めるパイロット孔15aを打抜くパイロット孔形成領域A2が設けられている。
また、鋼板送り方向でパイロット孔形成領域A2に隣接して、第1のコア片27のバックヨーク形成部25aにおける、一方の縁部25cの凹面と他方の縁部25dの凸面とを形成する第1のバックヨーク形成部縁部面形成領域(第1の縁部面形成領域と記す)B2が設けられている。
また、鋼板送り方向で第1の縁部面形成領域B2に隣接して、第2のコア片28のバックヨーク形成部25aにおける、一方の縁部25cの凸面と他方の縁部25dの凹面とを形成する第2のバックヨーク形成部縁部面形成領域(第2の縁部面形成領域と記す)C2が設けられている。
また、鋼板送り方向で第2の縁部面形成領域C2に隣接して、第1または第2のコア片27,28のカシメ部形成位置に、カシメ孔27bを打抜くカシメ孔形成領域D2が設けられている。
また、鋼板送り方向でカシメ孔形成領域D2に隣接して、第1または第2のコア片27,28のカシメ部形成位置に、抜きカシメ用凹凸部27cを形成する抜きカシメ用凹凸部形成領域E2が設けられている。
また、鋼板送り方向で抜きカシメ用凹凸部形成領域E2に隣接して、鋼板15を安定させるための何も加工を施さない無加工領域F2が設けられている。
また、鋼板送り方向で無加工領域F2に隣接して、バックヨーク形成部25aが鋼板送り方向と直角な方向である鋼板の幅方向に一列に並び且つ磁極ティース形成部26aの突出方向がプレス金型72の鋼板搬出口50bの方向である、同時に打抜かれる複数の第1のコア片27と同時に打抜かれる複数の第2のコア片28とを交互に打抜く、コア片打抜き領域G2が設けられている。
また、コア片打抜き領域G2には、打抜かれた第1,第2のコア片27,28のカシメ孔27bまたは打抜かれた第1,第2のコア片27,28の抜きカシメ用凹部に、打抜かれた第1,第2のコア片27,28の抜きカシメ用凸部を嵌合させて積層したものを、バックヨーク形成部外周面25bと磁極ティース形成部側面26bとに側圧を作用させながら、カシメ部27aを抜きカシメで連結する機構を備えている。
また、コア片打抜き領域G2の下部には、コア片打抜き領域G2で打抜かれた、第1のコア片27と第2のコア片28とを交互に積層し連結して形成された複数の分割電機子鉄心24を取出す、取出し口(図示せず)が設けられており、取出し口部には、分割電機子鉄心24を鋼板送り方向と略直角な方向に搬出する電動コンベア53cを備えている。
本実施の形態の製造装置200で作製され、電動コンベア53cで搬出された複数の分割電機子鉄心24も、各々に分離できるので、実施の形態1の分割電機子鉄心4と同様にして、電機子及び回転電機に用いることができる。
本実施の形態の製造装置200も、3個の分割電機子鉄心24が同時に作製できるので、生産性が優れている。
また、3個の分割電機子鉄心24が、バックヨーク部25が一列に並んだ整列された状態で搬出されるので、例えば、後工程である磁極ティース部26へのインシュレータ7の取付け工程への、一括した搬送、投入が容易である。
また、磁極ティース部26の突出方向が鋼板の送り方向と同方向の分割電機子鉄心24を作製できるので、鋼板15の異方性の影響を受けにくく、回転電機とした時のトルク脈動を低減できる。
また、少なくともバックヨーク形成部外周面25bと磁極ティース形成部側面26bとに側圧を作用させながら抜きカシメを行い、コア片を連結するので、寸法ばらつきのない安定した分割電機子鉄心24を形成できる。
また、打抜かれたコア片を、電動コンベア53cで直接受け取るようになっているので、複数の分割電機子鉄心24の整列状態を維持しながら搬出することができる。
第1のコア片27と第2のコア片28とを交互に積層して形成される分割電機子鉄心24を作製できるので、隣接する分割電機子鉄心24のバックヨーク部25の端部同士を重ねることができ、堅固な電機子を形成できる。
また、本実施の形態の電機子及び回転電機は、構成する分割電機子鉄心24が上記のような効果を有するので、低コスト化と高性能化と高精度化とが可能である。
本実施の形態の製造装置200では、一列に並んで同時に打抜かれる複数の第1のコア片27と、一列に並んで同時に打抜かれる複数の第2のコア片28との各々は3個であるが、これに限定されない。しかし、3個以上であることが好ましい。
また、本実施の形態の製造装置200で打抜く第1のコア片27及び第2のコア片28における、磁極ティース形成部26aの突出方向は鋼板搬出口50bの方向であるが、鋼板送り方向と平行であれば、鋼板搬入口50aの方向であっても良い。
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3に係わる分割電機子鉄心の製造装置で鋼板から打抜かれるコア片の配置を示す平面模式図である。
図10に示すように、後述する本実施の形態の分割電機子鉄心の製造装置(製造装置と記す)300で鋼板15から打抜かれるコア片は、バックヨーク形成部25aと、バックヨーク形成部25aの中央部から、バックヨーク形成部25aに対する直角方向に突出した磁極ティース形成部26aとを備えた略T字状である。
また、各コア片は、バックヨーク形成部25aにおける周方向の両端部と、磁極ティース形成部26aにおける径方向の端部とに、後述するカシメ孔27bまたは抜きカシメ用凹凸部27cである、カシメ部27aを有する。
また、本実施の形態のコア片は、実施の形態2と同様に、バックヨーク形成部25aの、一方の縁部25cが凹面であり他方の縁部25dが凸面である第1のコア片27と、バックヨーク形成部25aの、一方の縁部25cが凸面であり他方の縁部25dが凹面である第2のコア片28との2種類である。
図10に示すように、本実施の形態の分割電機子鉄心の製造装置300で打抜かれる複数の第1のコア片27の配置は、バックヨーク形成部25aが直線上に並ぶ二列となっている。
そして、一方の列61の第1のコア片27における磁極ティース形成部26aの先端が、他方の列62の第1コア片27におけるバックヨーク形成部25aの内側と対向しており、他方の列62の第1のコア片27における磁極ティース形成部26aの先端が、一方の列61の第1のコア片27におけるバックヨーク形成部25aの内側と対向している。
また、一方の列63の第2のコア片28における磁極ティース形成部26aの先端が、他方の列64の第2コア片28におけるバックヨーク形成部25aの内側と対向しており、他方の列64の第2のコア片28における磁極ティース形成部26aの先端が、一方の列63の第2のコア片28におけるバックヨーク形成部25aの内側と対向している。
すなわち、一方の列61の第1のコア片27と他方の列62の第1のコア片27とが千鳥状に配置されており、一方の列63の第2のコア片28と他方の列64の第2のコア片28とが千鳥状に配置されている。
また、バックヨーク形成部25aが、直線状に配置し、隙間を設けて一列に並ぶ、一方の列61の第1のコア片27及び他方の列62の第1のコア片27は、各々6個であり、バックヨーク形成部25aが、直線状に配置し、隙間を設けて一列に並ぶ、一方の列63の第2のコア片28及び他方の列64の第2のコア片28も、各々6個である。
図11は、本発明の実施の形態3に係わる分割電機子鉄心の製造装置で作製された分割電機子鉄心の平面模式図である。
図11に示すように、本実施の形態の分割電機子鉄心は、実施の形態2の分割電機子鉄心24と同様であり、第1のコア片27と第2のコア片28とを交互に積層し、積層された第1のコア片27と第2のコア片28とのカシメ部27aを抜きカシメで連結することにより作製される。
また、分割電機子鉄心24の平面形状は、実施の形態2と同様の、バックヨーク部25と、バックヨーク部25の中央から突出した磁極ティース部26とを備えた略T字状であり、コア片のカシメ部27aと同じ位置に抜きカシメ部24aが形成されている。
図11に示すように、本実施の形態の製造装置から搬出される、バックヨーク部25を直線上に配置して並んだ一群の分割電機子鉄心24は、6個である。
図12は、本発明の実施の形態3に係わる分割電機子鉄心の製造装置の主要部を説明する平面模式図である。
本実施の形態の分割電機子鉄心の製造装置300も、プレス金型73と、鋼板15を所定ピッチで間欠送りする鋼板送り機構(図示せず)と、作製された分割電機子鉄心を搬出する電動コンベア(図示せず)とを備えている。
本実施の形態のプレス金型73は、図示しないが、プレス金型73の鋼板搬入口側に隣接するパイロット孔形成領域と、鋼板送り方向でパイロット孔形成領域に隣接した、第1のコア片27のバックヨーク形成部25aにおける、一方の縁部25cの凹面と他方の縁部25dの凸面とを形成する第1の縁部面形成領域と、鋼板送り方向で第1の縁部面形成領域に隣接した、第2のコア片28のバックヨーク形成部25aにおける、一方の縁部25cの凸面と他方の縁部25dの凹面とを形成する第2の縁部面形成領域と、鋼板送り方向で第2の縁部面形成領域に隣接したカシメ孔形成領域と、鋼板送り方向でカシメ孔形成領域に隣接した、抜きカシメ用凹凸部形成領域とが、設けられている。
しかし、本実施の形態のパイロット孔形成領域は、矢印Vで示す鋼板送り方向と直交する方向である鋼板15の幅方向の両端にある2個のパイロット孔15aとは別に、鋼板15における鋼板送り方向の前方部に、鋼板の幅方向に一列に並んだ複数個の第2のパイロット孔15cを形成する構造となっている。
また、図12に示すように、プレス金型73には、鋼板送り方向で抜きカシメ用凹凸部形成領域に隣接して無加工領域F3が設けられている。
また、鋼板送り方向で無加工領域F3に隣接して、バックヨーク形成部25aが鋼板搬入口50a側に向き且つ鋼板搬入口50a側に位置する、同時に打抜かれる一方の列61の第1のコア片27と同時に打抜かれる一方の列63の第2のコア片28とを交互に打抜く、鋼板搬入口側コア片打抜き領域G3が設けられている。
また、鋼板送り方向で鋼板搬入口側コア片打抜き領域G3に隣接して、バックヨーク形成部25aがプレス金型73の鋼板搬出口50b側に向き且つ鋼板搬出口50b側に位置する、同時に打抜かれる他方の列62の第1のコア片27と同時に打抜かれる他方の列64の第2のコア片28とを交互に打抜く、鋼板搬出口側コア片打抜き領域H3が設けられている。
また、鋼板搬入口側コア片打抜き領域G3と鋼板搬出口側コア片打抜き領域H3とには、打抜かれたコア片のカシメ孔27bまたは打抜かれたコア片の抜きカシメ用凹部に、打抜かれたコア片の抜きカシメ用凸部を嵌合させて積層したものを、バックヨーク形成部外周面25bと磁極ティース形成部側面26bとに側圧を作用させながら、カシメ部27aを抜きカシメで連結する機構を備えている。
また、鋼板搬入口側コア片打抜き領域G3の下部には、鋼板搬入口側コア片打抜き領域G3で打抜かれた、一方の列61の第1のコア片27と一方の列63の第2のコア片28とを交互に積層し連結して形成された複数の分割電機子鉄心24を取出す、取出し口(図示せず)が設けられており、取出し口部には、分割電機子鉄心24を鋼板送り方向と略直角な方向に搬出する第1の電動コンベア(図示せず)を備えている。
また、鋼板搬出口側コア片打抜き領域H3の下部には、鋼板搬出口側コア片打抜き領域H3で打抜かれた、他方の列62の第1のコア片27と他方の列64の第2のコア片28とを交互に積層し連結して形成された複数の分割電機子鉄心24を取出す、取出し口(図示せず)が設けられており、取出し口部には、分割電機子鉄心24を鋼板送り方向と略直角な方向に搬出する第2の電動コンベア(図示せず)を備えている。
本実施の形態の製造装置300で作製され、各電動コンベアで搬出された複数の分割電機子鉄心24も、各々に分離できるので、実施の形態1の分割電機子鉄心4と同様にして、電機子及び回転電機に用いることができる。
本実施の形態の分割電機子鉄心の製造装置300は、一方の列61の第1のコア片27と一方の列63の第2のコア片28とでなる6個の分割電機子鉄心24と、他方の列62の第1のコア片27と他方の列64の第2のコア片28とでなる6個の分割電機子鉄心24とが、同時に作製できるので、生産性がさらに優れている。
また、一方の列の第1のコア片27と第2のコア片28とでなる6個の分割電機子鉄心24と、他方の列の第1のコア片27と第2のコア片28とでなる6個の分割電機子鉄心24とが、共にバックヨーク部25が一列に並んで整列された状態で各電動コンベアにより搬出されるので、例えば、後工程である磁極ティース部26へのインシュレータ7の取付け工程への、一括した搬送、投入が容易である。
また、磁極ティース部26の突出方向が、鋼板の送り方向と同方向となる分割電機子鉄心24を作製できるので、鋼板15の異方性の影響を受けにくく、回転電機とした時のトルク脈動を低減できる。
また、少なくともバックヨーク形成部外周面25bと磁極ティース形成部側面26bとに側圧を作用させながら抜きカシメを行い、第1のコア片27と第2のコア片28とを連結するので、寸法ばらつきのない安定した分割電機子鉄心24を作製できる。
また、打抜かれた、一方の列61の第1のコア片27と一方の列63の第2のコア片28とを第1の電動コンベアで直接受け取り、且つ、打抜かれた、他方の列62の第1のコア片27と他方の列64の第2のコア片28とを第2の電動コンベアで直接受け取りようになっているので、複数の分割電機子鉄心24の整列状態を維持しながら搬出することができる。
また、一方の列61の第1のコア片27と他方の列62の第1のコア片27とを千鳥状に配置して打抜くとともに、一方の列63の第2のコア片28と他方の列64の第2のコア片28とを千鳥状に配置して打抜くので、鋼板15の材料歩留りが優れている。
また、鋼板15の幅方向の両端の2個のパイロット孔15aとは別に、鋼板15の鋼板送り方向前方部に、幅方向へ一列に並んだ複数個の第2のパイロット孔15cを形成するので、幅が広い鋼板を用いても、鋼板を精度良く位置決めすることが可能である。
第1のコア片27と第2のコア片28とを交互に積層して形成される分割電機子鉄心24を作製できるので、隣接する分割電機子鉄心24のバックヨーク部25の端部同士を重ねることができ、堅固な電機子を形成できる。
また、本実施の形態の電機子及び回転電機は、構成する分割電機子鉄心24が上記のような効果を有するので、低コスト化と高性能化と高精度化とが可能である。
本実施の形態の製造装置300では、一列に並んで同時に打抜かれる一方の列61の第1のコア片27と、一列に並んで同時に打抜かれる他方の列62の第1のコア片27と、一列に並んで同時に打抜かれる一方の列63の第2のコア片28と、一列に並んで同時に打抜かれる他方の列64の第2のコア片28との各々が6個であるが、これに限定されない。しかし、3個以上であることが好ましい。
本実施の形態の製造装置300では、第2のパイロット孔15cを形成できるようになっているが、鋼板の幅方向に配列するコア片が少ない場合は、第2のパイロット孔15cを形成する構造でなくても良い。
また、パイロット孔形成領域を、鋼板の幅方向両端の2個のパイロット孔とは別に、鋼板15における鋼板送り方向前方部の幅方向に、一列に並んだ複数個の第2のパイロット孔15cを形成する構造にすることは、実施の形態1のプレス金型71と実施の形態2のプレス金型72とに適用でき、同様の効果を奏する。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
本発明に係わる分割電機子鉄心の製造装置は、コア片の作製数を多くでき且つ分割電機子鉄心片の打抜きと積層連結とを同時にでき分割電機子鉄心の生産性向上が図れるとともに、回転電機に用いた場合にトルク脈動の発生がしにくい分割電機子鉄心を作製できるので、生産性に優れ低コスト化と高性能化とが要求される回転電機の製造に用いられる。
1 回転電機、4 分割電機子鉄心、4a 抜きカシメ部、5 バックヨーク部、
5a バックヨーク形成部、5b バックヨーク形成部外周面、6 磁極ティース部、
6a 磁極ティース形成部、6b 磁極ティース形成部側面、7 インシュレータ、
8 電線、9 分割電機子、10 電機子、11 ロータ、12 永久磁石、
13 ハウジング、15 鋼板、15a パイロット孔、15b 隙間、
15c 第2のパイロット孔、17 コア片、17a カシメ部、17b カシメ孔、
17c 抜きカシメ用凹凸部、18 巻線機、24 分割電機子鉄心、
24a 抜きカシメ部、25 バックヨーク部、25a バックヨーク形成部、
25b バックヨーク形成部外周面、25c 一方の縁部、25d 他方の縁部、
26 磁極ティース部、26a 磁極ティース形成部、
26b 磁極ティース形成部側面、27 第1のコア片、27a カシメ部、
27b カシメ孔、27c 抜きカシメ用凹凸部、28 第2のコア片、
50a 鋼板搬入口、50b 鋼板搬出口、51 一方の列、52 他方の列、
53a 第1の電動コンベア、53b 第2の電動コンベア、53c 電動コンベア、
61 一方の列、62 他方の列、63 一方の列、64 他方の列、
71 プレス金型、72 プレス金型、73 プレス金型、
100,200,300 分割電機子鉄心の製造装置。

Claims (9)

  1. コア片を積層し抜きカシメで連結され、且つ平面形状がバックヨーク部と上記バックヨーク部の中央から突出した磁極ティース部とを備えた略T字状の分割電機子鉄心を作製する分割電機子鉄心の製造装置であって、
    プレス金型と鋼板を送る鋼板送り機構とを備えており、
    上記プレス金型が、鋼板の送り方向と直交する方向である上記鋼板の幅方向に二列に並び且つ千鳥状に配置される、一方の列の複数の上記コア片と他方の列の複数の上記コア片とを、同時に打抜かれる上記コア片の隣接するバックヨーク形成部の間に所定の隙間が設けられた状態で打抜くようになっており、
    上記鋼板の幅方向の両端部に、上記鋼板の位置を決めるパイロット孔を打抜くパイロット孔形成領域と、
    上記コア片のカシメ部形成位置にカシメ孔を打抜くカシメ孔形成領域と、
    上記鋼板送り方向で上記カシメ孔形成領域に隣接して、上記バックヨーク形成部が、上記プレス金型の鋼板搬入口側に向くとともに上記鋼板搬入口側に配置され且つ上記鋼板の幅方向に並ぶ、上記一方の列のコア片となる部位の上記カシメ部形成位置に、抜きカシメ用凹凸部を形成する第1の抜きカシメ用凹凸部形成領域と、
    上記バックヨーク部を形成する上記一方の列の複数のコア片を打抜く、鋼板搬入口側コア片打抜き領域と、
    上記バックヨーク形成部が、上記プレス金型の鋼板搬出口側に向くとともに上記鋼板搬出口側に配置され且つ上記鋼板の幅方向に並ぶ、上記他方の列のコア片となる部位の上記カシメ部形成位置に、上記抜きカシメ用凹凸部を形成する第2の抜きカシメ用凹凸部形成領域と、
    上記他方の列の複数のコア片を打抜く、鋼板搬出口側コア片打抜き領域と、を備えており、
    上記鋼板搬入口側コア片打抜き領域と上記鋼板搬出口側コア片打抜き領域とが所定距離離間して設けられている分割電機子鉄心の製造装置。
  2. コア片を積層し抜きカシメで連結され、且つ平面形状がバックヨーク部と上記バックヨーク部の中央から突出した磁極ティース部とを備えた略T字状の分割電機子鉄心を作製する分割電機子鉄心の製造装置であって
    プレス金型と鋼板を送る鋼板送り機構とを備えており、
    上記プレス金型が、鋼板の送り方向と直交する方向である上記鋼板の幅方向に二列に並び且つ千鳥状に配置した、バックヨーク形成部の一方の縁部が凹面であり他方の縁部が凸面である第1のコア片と、上記鋼板の幅方向に二列に並び且つ千鳥状に配置した、上記バックヨーク形成部の上記一方の縁部が凸面であり上記他方の縁部が凹面である第2のコア片とを、同時に打抜かれる上記コア片の隣接する上記バックヨーク形成部の間に所定の隙間が設けられた状態で、交互に打抜くようになっており、
    上記鋼板の幅方向の両端部に上記鋼板の位置を決めるパイロット孔を打抜くパイロット孔形成領域と、
    上記第1のコア片の上記一方の縁部の凹面と上記他方の縁部の凸面とを形成する第1の縁部面形成領域と、
    上記第2のコア片の上記一方の縁部の凸面と上記他方の縁部の凹面とを形成する第2の縁部面形成領域と、
    カシメ孔形成領域と、抜きカシメ用凹凸部形成領域と、
    上記バックヨーク形成部が、上記プレス金型の鋼板搬入口側に向き且つ上記鋼板搬入口側に位置する、一方の列の上記第1のコア片と一方の列の上記第2のコア片とを交互に打抜く、鋼板搬入口側コア片打抜き領域と、
    上記バックヨーク形成部が、上記プレス金型の鋼板搬出口側に向き且つ上記鋼板搬出口側に位置する、他方の列の上記第1のコア片と他方の列の上記第2のコア片とを交互に打抜く、鋼板搬出口側コア片打抜き領域と、を備えており、
    上記鋼板搬入口側コア片打抜き領域と上記鋼板搬出口側コア片打抜き領域とが所定距離離間して設けられている分割電機子鉄心の製造装置。
  3. 上記プレス金型の上記各コア片打抜き領域が設けられている位置に上記分割電機子鉄心の取出し口が設けられ、上記取出し口部に上記分割電機子鉄心の搬出機構が設けられている、請求項1または請求項2に記載の分割電機子鉄心の製造装置。
  4. 上記パイロット孔形成領域が、上記鋼板の幅方向の両端のパイロット孔とともに、上記鋼板における上記鋼板送り方向の前方部に、上記鋼板の幅方向に一列に並んだ複数個の第2のパイロット孔を形成する構造となっていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の分割電機子鉄心の製造装置。
  5. コア片を積層し抜きカシメで連結され、且つ平面形状がバックヨーク部と上記バックヨーク部の中央から突出した磁極ティース部とを備えた略T字状の分割電機子鉄心を作製し、上記分割電機子鉄心の上記磁極ティース部に電線を巻回して分割電機子を形成し、上記分割電機子を複数配置して形成する電機子の製造方法であって、
    プレス金型と鋼板を送る鋼板送り機構とを備えており、
    上記プレス金型が、鋼板の送り方向と直交する方向である上記鋼板の幅方向に二列に並び且つ千鳥状に配置される、一方の列の複数の上記コア片と他方の列の複数の上記コア片とを、同時に打抜かれる上記コア片の隣接するバックヨーク形成部の間に所定の隙間が設けられた状態で打抜くようになっており、
    上記鋼板の幅方向の両端部に、上記鋼板の位置を決めるパイロット孔を打抜くパイロット孔形成領域と、
    上記コア片のカシメ部形成位置にカシメ孔を打抜くカシメ孔形成領域と、
    上記鋼板送り方向で上記カシメ孔形成領域に隣接して、上記バックヨーク形成部が、上記プレス金型の鋼板搬入口側に向くとともに上記鋼板搬入口側に配置され且つ上記鋼板の幅方向に並ぶ、上記一方の列のコア片となる部位の上記カシメ部形成位置に、抜きカシメ用凹凸部を形成する第1の抜きカシメ用凹凸部形成領域と、
    上記バックヨーク部を形成する上記一方の列の複数のコア片を打抜く、鋼板搬入口側コア片打抜き領域と、
    上記バックヨーク形成部が、上記プレス金型の鋼板搬出口側に向くとともに上記鋼板搬出口側に配置され且つ上記鋼板の幅方向に並ぶ、上記他方の列のコア片となる部位の上記カシメ部形成位置に、上記抜きカシメ用凹凸部を形成する第2の抜きカシメ用凹凸部形成領域と、
    上記他方の列の複数のコア片を打抜く、鋼板搬出口側コア片打抜き領域と、を備えており、
    上記鋼板搬入口側コア片打抜き領域と上記鋼板搬出口側コア片打抜き領域とが所定距離離間して設けられている分割電機子鉄心の製造装置で作製された上記分割電機子鉄心の上記磁極ティース部にインシュレータを介して上記電線を巻回して形成した上記分割電機子の複数個を環状に配置して形成する電機子の製造方法。
  6. コア片を積層し抜きカシメで連結され、且つ平面形状がバックヨーク部と上記バックヨーク部の中央から突出した磁極ティース部とを備えた略T字状の分割電機子鉄心を作製し、上記分割電機子鉄心の上記磁極ティース部に電線を巻回して分割電機子を形成し、上記分割電機子を複数配置して形成する電機子の製造方法であって、
    プレス金型と鋼板を送る鋼板送り機構とを備えており、
    上記プレス金型が、鋼板の送り方向と直交する方向である上記鋼板の幅方向に二列に並び且つ千鳥状に配置した、バックヨーク形成部の一方の縁部が凹面であり他方の縁部が凸面である第1のコア片と、上記鋼板の幅方向に二列に並び且つ千鳥状に配置した、上記バックヨーク形成部の上記一方の縁部が凸面であり上記他方の縁部が凹面である第2のコア片とを、同時に打抜かれる上記コア片の隣接する上記バックヨーク形成部の間に所定の隙間が設けられた状態で、交互に打抜くようになっており、
    上記鋼板の幅方向の両端部に上記鋼板の位置を決めるパイロット孔を打抜くパイロット孔形成領域と、
    上記第1のコア片の上記一方の縁部の凹面と上記他方の縁部の凸面とを形成する第1の縁部面形成領域と、
    上記第2のコア片の上記一方の縁部の凸面と上記他方の縁部の凹面とを形成する第2の縁部面形成領域と、
    カシメ孔形成領域と、抜きカシメ用凹凸部形成領域と、
    上記バックヨーク形成部が、上記プレス金型の鋼板搬入口側に向き且つ上記鋼板搬入口側に位置する、一方の列の上記第1のコア片と一方の列の上記第2のコア片とを交互に打抜く、鋼板搬入口側コア片打抜き領域と、
    上記バックヨーク形成部が、上記プレス金型の鋼板搬出口側に向き且つ上記鋼板搬出口側に位置する、他方の列の上記第1のコア片と他方の列の上記第2のコア片とを交互に打抜く、鋼板搬出口側コア片打抜き領域と、を備えており、
    上記鋼板搬入口側コア片打抜き領域と上記鋼板搬出口側コア片打抜き領域とが所定距離離間して設けられている分割電機子鉄心の製造装置で作製された上記分割電機子鉄心の上記磁極ティース部にインシュレータを介して上記電線を巻回して形成した上記分割電機子の複数個を環状に配置して形成する電機子の製造方法。
  7. 上記分割電機子鉄心の製造装置が、上記プレス金型の上記各コア片打抜き領域が設けられている位置に上記分割電機子鉄心の取出し口が設けられ、上記取出し口部に上記分割電機子鉄心の搬出機構が設けられていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の電機子の製造方法。
  8. 上記分割電機子鉄心の製造装置が、上記パイロット孔形成領域を、上記鋼板の幅方向の両端のパイロット孔とともに、上記鋼板における上記鋼板送り方向の前方部に、上記鋼板の幅方向に一列に並んだ複数個の第2のパイロット孔を形成する構造としていることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の電機子の製造方法。
  9. 電機子と、上記電機子の内周側に、同心円状に配置され且つ上記電機子の内周と対向する面に永久磁石が設けられたロータと、上記電機子と上記ロータとを保持するハウジングとを備えている回転電機の製造方法であって、上記電機子が請求項5から請求項8のいずれか1項に記載の電機子の製造方法で作製されることを特徴とする回転電機の製造方法。
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