JP6089716B2 - 光電変換装置と画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
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光電変換装置が画像を読み取る際には、各画素の受光素子が入射光の強度に応じて蓄積した電荷を電荷検出部へ転送するために、電荷転送ゲートを開閉する。そのため、各画素の読取信号(電圧レベル)には、ゲート開閉によるスイッチングノイズ成分が含まれる。
暗状態において、光電変換装置が通常の画像読取時と同様に動作して黒レベルを生成する場合には、電荷転送ゲートを開閉するため、生成した黒レベルの信号にもゲート開閉によるスイッチングノイズ成分が含まれている。
したがって、黒シェーディング補正によって、各画素の読取レベルから黒レベルを減じることによって、そのスイッチングノイズ成分も殆ど除去することができる。
そのため、黒シェーディング補正によって、各画素の読取レベルから黒レベルを減じても、各画素の読取レベルにおけるスイッチングノイズ成分を除去することができない。それによって、主走査方向における画素単位での濃度のばらつきを精度よく抑制することができないという問題があった。
入射する光の強度に応じた信号を画素毎に出力する通常出力モードと、入射する光とは無関係な黒レベルの信号を画素毎に出力するダミー黒レベル出力モードとを有し、
上記通常出力モードでは、上記電荷検出部をリセットし、上記受光素子に蓄積された電荷をリセットされた電荷検出部に転送して電圧に変換した信号を出力し、
上記ダミー黒レベル出力モードでは、上記電荷検出部をリセットし、上記通常出力モードにおける電荷転送期間に相当する期間に、上記受光素子に蓄積された電荷をリセットされた上記電荷検出部に転送せずに、その電荷検出部を再度リセットした信号を黒レベルの信号として画素毎に出力することを特徴とする。
したがって、連続読取時に、光源を点灯したままの状態でも、各画素単位でスイッチングノイズ成分を含んだ黒レベルを生成でき、それによって、各読取ごとにノイズの影響をキャンセルした高精度の黒シェーディング補正を実現させることができる。
まず、この発明による光電変換装置を備えた画像読取装置の一実施形態の概要を図1によって説明する。図1は、その画像読取装置の信号系の概略を示すブロック図である。
この画像読取装置200は、光源1と、その光源1の点灯と消灯を制御する光源制御部2と、光電変換装置3と、図示していない圧板の開閉を検知する圧板開閉検知部5と、黒シェーディング補正部7とを備えている。
その光電変換装置3内に、タイミング信号を生成するタイミング信号生成部4を備えている。
黒シェーディング補正部7は、光電変換装置3から出力されるデジタル信号である読取画素値から、暗時の画素値(黒レベルデータ)を減算してオフセットレベル補正を行う。
光電変換装置3内には、受光素子8が所定画素数分である主走査画素数分だけ直線状に配列されている。その各画素に相当する受光素子8が、光源1に照明された読取対象(原稿)からの反射光を入射(受光)して、その強度に応じた電荷を発生して蓄積する。
光電変換装置3がこのようにして、主走査方向に1ライン分の画素が並ぶ画素値を、副走査方向に順次出力することによって、1次元のラインセンサである光電変換装置3によって2次元の読取データを取得することができる。
この画素信号生成回路9は、電荷検出部10と増幅器11及びA/D変換器12を有している。その電荷検出部10は、電圧VDDの直流電源とアース間に直列に接続したRS(リセット)ゲート13とコンデンサ14、およびその接続点aと受光素子8であるフォトダイオードPDのカソードとの間に接続したPT(電荷転送)ゲート15とを有する。フォトダイオードPDのアノードはアースに接続されている。
RSゲート13とPTゲート15には、MOSFET等のスイッチングトランジスタが使用される。
その電荷検出部10のa点の電圧を増幅器11によって増幅してゲイン調整を行い、A/D変換器12によってデジタル値に変換して、画素値を出力する。
なお、受光素子8としてフォトダイオードを使用した例を示したが、CCDやCMOSなどの光電変換素子を使用してもよい。
この発明による光電変換装置3は、各画素信号生成回路9における出力モードとして、「通常出力モード」と「ダミー黒レベル出力モード」とを有している。
「通常出力モード」は、図3に示した受光素子8であるフォトダイオードに入射する光の強度に応じた信号を画素毎に出力するモードである。「ダミー黒レベル出力モード」は、受光素子8に入射する光とは無関係な暗状態での黒レベル相当の信号を画素毎に出力するモードである。
タイミング信号生成部4が出力するRSゲート信号は、所定の周期でリセット期間Trの間だけハイレベルHになり、そのリセット期間Trだけ図3に示したRSゲート13がオンになり、コンデンサ14が電圧VDDに充電される。
したがって、リセット時の電荷検出部10の出力(a点の電圧)であるRS出力のレベルはVDDであり、電荷転送後の出力(PT出力とする)のレベルは、転送された電荷による低下電圧をVSとするとVDD−VSになる。
このように、RSゲート信号とPTゲート信号を交互に所定期間だけハイレベルHにすることを繰り返すことによって、受光素子の配列方向(主走査方向)に直交する副走査方向の読取画素値が次々に出力されることになる。
そして、図1に示した黒シェーディング補正部7において、原稿読取時における読取画素値からこの黒レベルの画素値を差し引く黒シェーディング補正を行うことによって、主走査方向の画素単位での濃度変動の発生を抑制することができる。
そのため、例えば原稿読取時において光源が点灯している時や、外部からの光が少しでも受光素子8の受光部に入っている時は暗状態を確保できず、上述のようにして黒レベルを生成できないという問題がある。
しかし、この固定パターンノイズによる±ΔFPNの誤差は、原稿読取時にも発生するので、読取画素値からこの黒レベルの画素値を差し引く黒シェーディング補正を行うことによって相殺される。
上述したダミー黒レベル出力モードによって、擬似的な黒レベルの出力が可能である。しかし、その場合の問題として、スイッチングノイズ(SN)による影響がある。スイッチングノイズとは、信号の立ち上がり及び立ち下がり時に発生するノイズであり、ここではPTゲート信号に起因するものに着目する。
したがって、主走査方向の画素ごとに個々の画素信号生成回路を持つ光電変換装置においては、均一な濃度の原稿を読み取った場合でも、主走査方向の画素による読取レベルのばらつきが生じてしまう。
この場合は、通常出力モードで取得した原稿読取値にも黒レベル読取値にも同様に、固定パターンノイズによる誤差ΔFPNとスイッチングノイズによる誤差ΔSNの成分が含まれている。そのため、均一な濃度の原稿を読み取った場合の黒シェーディング補正後の原稿読取レベル、すなわち原稿読取値から黒レベル読取値を減算したレベルは、図8に実線aで示すように主走査方向の各画素で均一になる。
図10は、この発明による光電変換装置3におけるダミー黒レベル出力モードでの各ゲート信号と出力波形を示すタイミングチャートである。
これにより、完全な暗状態が確保できない状況下においても、通常出力モードにおける暗状態で取得する黒レベルの画素値と等価なスイッチングノイズ成分を含んだダミーの黒レベルデータを画素毎に取得することができる。
それによって、スイッチングノイズの影響をなくした高精度な黒シェーディング補正を行うことができる。
(1)通常出力モード:受光素子8に全く光が入射していない時に、通常の読取動作で読み取った読取値を黒レベルデータとして生成する。
(2)ダミー黒レベル出力モード:受光素子8に光が入射している時、電荷転送期間に相当する期間に、PTゲート信号に代えてRSゲート信号を立ち上げる動作を行い、電荷検出部10のコンデンサ14を再度リセットする。それによって、擬似的に暗状態と等価になるダミーの黒レベルデータを生成する。
そのため、図1に示した画像読取装置200は、読取対象である原稿を覆って押さえる圧板を開閉可能に備え、その圧板の開閉状態を検知する圧板開閉検知部5の検知信号を、光電変換装置3のタイミング信号生成部4に入力させている。
また、光源1の点灯及び消灯を制御する光源制御部2を備えており、その光源制御部2からの光源1の点灯及び消灯を制御する信号を、光電変換装置3のタイミング信号生成部4にも入力させている。
そのため、タイミング信号生成部4は、圧板開閉検知部5からの検知信号による圧板の開閉状態によって、受光素子8に光が入射しているか否かを判断することができる。その場合、タイミング信号生成部4は、圧板が開いていれば受光素子8に光が入射していると判断し、閉じていれば受光素子8に光が入射していないと判断する。
その場合、タイミング信号生成部4は、圧板が閉じていて且つ光源1が消灯していれば、光電変換装置3の受光素子8に光が入射していないと判断し、それ以外のときには受光素子8に光が入射していると判断する。
「圧板読取」とは、後述するコンタクトガラス上の所定位置に利用者が手で原稿をセットして圧板で押さえた状態で読み取る読取方式である。
「DF読取」とは、画像読取装置上に搭載した自動原稿給送装置(ADF)によって、コンタクトガラス上へ原稿を一枚ずつ順次給送して読み取るか、自動給送される原稿がシートスルー読取位置を通過するときに読み取る読取方式である。
図1には図示していない読取開始ボタンが押されると、画像読取装置200がこの処理を開始する。そして、まずステップS1で、タイミング信号生成部4が圧板開閉検知部5からの検知信号によって、圧板が閉じているか否かを判断する。圧板読取時には通常は圧板が閉じているが、ブック原稿のような厚い原稿がセットされた場合のように、圧板が完全に閉じていないこともあるためこの判断をする。
ステップS1で圧板が閉じていないと判断した場合は、ステップS4で光電変換装置3を前述したダミー黒レベル出力モードに切り替え、ステップS5で擬似黒レベル生成処理を行って黒レベルを取得する。その後ステップS6で光電変換装置3を通常出力モードに切り替えた後、ステップS7へ進んで原稿読取を開始する。
このようにして、原稿を読み取った画素出力値に対して、ステップS3又はS5で取得した黒レベルのデータを用いて黒シェーディング補正を行う。
この実施形態によれば、ブック原稿などをコンタクトガラス上にセットして読み取る場合のように、圧板が完全には閉じられない状態で圧板読取を行う場合でも、外光の入射に係わらず、精度の高い黒シェーディング補正を維持することができる。
図1には図示していない自動原稿給送装置に原稿がセットされ、読取開始ボタンが押されると、画像読取装置200がこの処理を開始する。
そして、まずステップS11で、タイミング信号生成部4が光源制御部2からの光源1の点灯及び消灯を制御する信号によって、光源が消灯しているか否かを判断する。原稿読取を開始する前であるから、通常は光源は消灯しているはずであるが、何らかの原因で点灯している可能性もあるためこの判断をする。
ステップS11で光源が消灯していない(点灯している)と判断した場合は、ステップS14で光電変換装置3を前述したダミー黒レベル出力モードに切り替え、ステップS15で擬似黒レベル生成処理を行って黒レベルを取得する。その後、ステップS16で光電変換装置3を通常出力モードに切り替え、ステップS17へ進んで原稿読取を開始する。
ステップS20で次原稿はないと判断すると、ステップS21で光源を消灯して処理を終了する。
このようにして、各原稿を読み取った画素出力値に対して、1枚ごとにステップS13又はS15で取得した黒レベルのデータを用いて黒シェーディング補正を行う。
この図11及び図12によって説明した処理は、画像読取装置200の各部を制御するマイクロコンピュータによって、統括制御して実行するようにしてもよい。
図13はその画像読取装置の変更部分のみを示すブロック図であり、図1と対応する部部には同一符号を付している。この画像読取装置は、図1における圧板開閉検知部5に代えて、入光検知手段17を設けている。
タイミング信号生成部4はその検知信号によって、読取値が閾値の範囲内であれば受光素子に光が入射していないと判断し、読取値が閾値の範囲を超えていれば受光素子に光が入射していると判断する。
図14におけるステップS12〜S21の処理は図12の対応する各ステップの処理と同じであるから、同じステップ番号を付してある。
DF読取の場合は、ステップS20の判断で次原稿はないと判断するまで、光源を点灯したままステップS11′〜S20の処理を繰り返して、複数枚の原稿を順次読み取る。 圧板読取の場合は、ステップS20の判断で次原稿はないと判断するので、ステップS21で光源を消灯して処理を終了する。
この図14によって説明した処理も、画像読取装置の各部を制御するマイクロコンピュータによって、統括制御して実行するようにしてもよい。
次に、この発明による画像形成装置の一実施形態について、図15及び図16によって説明する。図15は、その画像形成装置の機構部の概略構成を示す模式的な断面図であり、図16は、その画像形成装置が備えた画像読取装置の機構部の概略構成を示す模式的な拡大断面図である。
画像形成装置本体100の図15において右側に大容量給紙装置400を、左側に用紙後処理装置500を装備している。この大容量給紙装置400と用紙後処理装置500はオプションであり、その一方又は両方を装備しなくてもよい。
画像形成装置本体100内には、画像書き込み部110、作像部120、定着部130、両面搬送部140、給紙部150、垂直搬送部160、及び手差し部170等を備えている。
作像部120は、感光体ドラム121と、その外周に沿って配置された帯電ローラ122、現像ユニット123、転写ユニット124、図示を省略したクリーニングユニット及び除電ユニットなど、公知の電子写真方式の作像要素からなる。
その感光体ドラム121の表面のトナー像が、転写ユニット124との間に送り込まれる転写紙である用紙に転写される。
定着部130は、転写ユニット124によって用紙に転写されたトナー像を、定着ローラと加圧ローラによって熱と圧力を加えて、用紙に定着する。
垂直搬送部160では、各給紙段から送り込まれた用紙を、転写ユニット124の用紙搬送方向上流側の直前に位置する位置決めローラ(レジストローラ)161まで搬送する。位置決めローラ161は、感光体ドラム121上に形成されるトナー像の先端とタイミングを取って、用紙を転写ユニット124に送り込む。それによって、感光体ドラム121上のトナー像が用紙上の所定位置に転写される。
大容量給紙装置400は、同一サイズの用紙を大量にスタックして供給するもので、用紙が消費されるにしたがって底板402が上昇し、常にピックアップローラ401から用紙のピックアップが可能に構成されている。ピックアップローラ401によって給紙される用紙は、垂直搬送部160によって位置決めローラ161のニップまで搬送される。
そして、画像形成装置本体100から用紙後処理装置500に搬入された用紙は、孔明けを行う場合にはパンチ501で1枚ずつ孔明けが行われ、その後、特に処理する必要がなければ、プルーフトレイ505へ送出される。ソート、スタック、および仕分けを行う場合には、それぞれシフトトレイ504に排紙される。
整合する場合には、必要に応じて孔明けが行われた用紙が下搬送路506に導かれ、ステイプルトレイ502において、後端フェンスで用紙搬送方向と直交する方向が整合され、ジョガーフェンスで用紙搬送方向と平行な方向の整合が行われる。綴じが行われる場合には、整合された用紙束の所定位置、例えば角部、中央2個所など所定の位置がステイプラ503によって綴じられ、放出ベルトによってシフトトレイ504に排紙される。
このADF300は、原稿台301上にセットされた原稿束20Sの最上位の原稿から1枚ずつ、給紙ローラ302によって順次給送し、それを搬送ローラ303及び搬送ベルト304によってコンタクトガラス上の読取位置へ搬送する。読み取り後の原稿は、搬送ベルト304及び排出ローラ対305によって、上部排紙トレイ又は側部排紙トレイ307に排出される。
光電変換装置3で読み取った1ラインごとの各画素出力値からなる画像データは、信号線209を通して処理記憶部210へ送られ、黒シェーディング補正及びシェーディング補正等が行われた後、記憶装置(画像メモリ)に記憶される。
なお、図示はしていないが、コンタクトガラス201の端部に隣接してシートスルー読取用スリットも備えることができる。
そのとき、第1キャリッジ205および第2キャリッジ206が、図示しないステッピングモータによって、矢示A方向(副走査方向)に移動して原稿20を走査する。その際、コンタクトガラス201から受光素子8の受光面までの光路長を一定に維持するために、第2キャリッジ206は第1キャリッジ205の1/2の速度で移動する。
このシートスルーモードの時には、第1キャリッジ205および第2キャリッジ206がシートスルー読取用スリットの下側へ移動して停止する。
そして、ADF300によって自動給送され、シートスルー読取用スリット上を通過する原稿の画像面を、光源1によって照明する。その画像面からの反射光を、第1反射ミラー202、第2反射ミラー203及び第3反射ミラー204によって順次反射し、レンズユニット207よって受光素子8上に結像させる。
また、以上説明してきた各実施形態の構成は、適宜追加、変更、一部の省略等を行うことができ、また、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
5:圧板開閉検知部 7:黒シェーディング補正部
8:受光素子(フォトダイオード) 9:画素信号生成回路 10:電荷検出部
11:増幅器 12:A/D変換器 13:RS(リセット)ゲート
14:コンデンサ(電荷検出用) 15:PT(電荷転送)ゲート
16:モード切替手段 17:入光検知手段 18:メモリ
20:原稿 20S:原稿束
121:感光体ドラム 130:定着部 140:両面搬送部
150:給紙部 160:垂直搬送部 170:手差し部
200:画像読取装置 201:コンタクトガラス 202:第1反射ミラー
203:第2反射ミラー 204:第3反射ミラー 205:第1キャリッジ
206:第2キャリッジ 207:レンズユニット 208:基準部材
209:信号線 210:処理記憶部
300:自動原稿給送装置(ADF) 400:大容量給紙装置
500:用紙後処理装置
Claims (10)
- 入射する光の強度に応じた電荷を発生して蓄積する受光素子と、該受光素子で蓄積した電荷を電圧に変換する電荷検出部とを有する光電変換装置において、
入射する光の強度に応じた信号を画素毎に出力する通常出力モードと、入射する光とは無関係な黒レベルの信号を画素毎に出力するダミー黒レベル出力モードとを有し、
前記通常出力モードでは、前記電荷検出部をリセットし、前記受光素子に蓄積された電荷を該リセットされた電荷検出部に転送して電圧に変換した信号を出力し、
前記ダミー黒レベル出力モードでは、前記電荷検出部をリセットし、前記通常出力モードにおける電荷転送期間に相当する期間に、前記受光素子に蓄積された電荷を該リセットされた前記電荷検出部に転送せずに、該電荷検出部を再度リセットした信号を黒レベルの信号として画素毎に出力することを特徴とする光電変換装置。 - 前記受光素子が所定画素数分だけ直線状に配列され、その各受光素子ごとに前記電荷検出部を有することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
- 請求項1又は2に記載の光電変換装置において、
前記電荷検出部をリセットするタイミングと、前記受光素子に蓄積された電荷を前記電荷検出部に転送するタイミングとを、それぞれ制御する信号を生成するタイミング信号生成部を有することを特徴とする光電変換装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の光電変換装置と、読取対象を照明する光源と、該光源によって照明された前記読取対象からの反射光を前記受光素子に入射させる光学系とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
- 前記受光素子に光が入射しているか否かによって、入射している場合は前記通常出力モードに、入射していない場合は前記ダミー黒レベル出力モードに、前記光電変換装置の出力モードを切り替える出力モード切替手段を有することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
- 請求項5に記載の画像読取装置において、
読取対象を覆って押さえる圧板を開閉可能に備え、
前記出力モード切替手段は、前記受光素子に光が入射しているか否かを、前記圧板の開閉状態によって判断することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項5に記載の画像読取装置において、
前記光源の点灯及び消灯を制御する光源制御部を備え、
前記出力モード切替手段は、前記受光素子に光が入射しているか否かを、前記光源制御部からの前記光源の点灯及び消灯を制御する信号によって判断することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項5に記載の画像読取装置において、
読取対象を覆って抑える開閉可能な圧板と、前記光源の点灯及び消灯を制御する光源制御部とを備え、
前記出力モード切替手段は、前記受光素子に光が入射しているか否かを、前記圧板の開閉状態と、前記光源制御部からの前記光源の点灯及び消灯を制御する信号とによって判断することを特徴とする画像読取装置。 - 前記出力モード切替手段は、前記受光素子に光が入射しているか否かを、該光電変換装置から前記通常出力モードで出力される信号のレベルが、予め設定した閾値の範囲内か否かによって判断することを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
- 請求項4から9のいずれか一項に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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