JP6089292B2 - ワイヤハーネス用外装部材及びワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネス用外装部材及びワイヤハーネス Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤハーネス用の外装部材、及びこの外装部材を含むワイヤハーネスに関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車の例えばバッテリーとインバータユニットとの間を電気的に接続する部材として、高圧のワイヤハーネスが用いられる。上記バッテリーとインバータユニットとの間を接続するワイヤハーネスは、複数本の高圧導電路と、これらを保護するための外装部材とを含んで構成される(例えば下記特許文献1参照)。
特開2004−171952号公報
ハイブリッド自動車や電気自動車などの自動車の分野においては、搭載される部品等の軽量化やコスト低減の実現に向けた努力・検討が続けられている。このような中、本願発明者は、ワイヤハーネスの軽量化やコスト低減にあたり外装部材の肉厚を薄くすることを考えている。しかしながら、単に外装部材の肉厚を薄くするだけでは実現が困難である。何故ならば、薄肉化された外装部材が長尺であればあるほど自重などの影響によって撓みが生じ、例えばワイヤハーネスの製造時における作業性や、ワイヤハーネスの車体への固定時等における作業性に支障を来してしまうという問題点があるからである。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、薄肉化をを図ることが可能なワイヤハーネス用外装部材及びワイヤハーネスを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明は、導電路を覆う管体形状のワイヤハーネス用外装部材において、当該ワイヤハーネス用外装部材は樹脂製であり、自動車の車体床下に対応するストレート管部本体、及び、該ストレート管部本体に対し剛性の付加部分となる一又は複数の剛性付加部を含み、且つ、曲がらない部分として形成されるストレート管部と、該ストレート管部に連成され、且つ、曲げ部分として周方向の凹部及び凸部を複数有して蛇腹管形状に形成される曲げ管部とを有し、前記剛性付加部を、前記ストレート管部本体の外面から突出させる形状に形成するとともに、前記ストレート管部本体の軸方向に沿ってのびる形状に形成し、且つ、前記剛性付加部を、前記ストレート管部本体の薄肉化に伴う剛性の低下を補うものとし、このような前記剛性付加部の配置を、前記車体床下への固定時における前記ストレート管部本体の少なくとも下部に設定し、さらには、前記剛性付加部の突出を、前記曲げ管部の前記凸部よりも外側に突出させるように設定することを特徴とする。
また、上記課題を解決するためになされた請求項に記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項1に記載のワイヤハーネス用外装部材と、該ワイヤハーネス用外装部材に覆われる導電路とを含むことを特徴とする。
請求項1に記載された本発明によれば、剛性の付加部分として剛性付加部を一又は複数有することから、この剛性付加部によりストレート管部本体の断面二次モーメントを大きくすることができ、結果、必要十分な剛性を確保することができるという効果を奏する。従って、本発明によれば、ストレート管部本体の薄肉化を図ることができ、以て軽量化やコスト低減を図ることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、剛性付加部にて剛性を確保することができることから、ストレート管部本体の薄肉化を図ってもストレート管部本体の撓みを防止することができるという効果を奏する。従って、本発明によれば、例えばワイヤハーネス製造時における作業性や、ワイヤハーネスの車体への固定時等における作業性を向上させることができるという効果を奏する。さらに、本発明によれば、剛性付加部を有することから、この剛性付加部を例えば縁石等の外因に対する耐久性向上を図る部分として用いることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、剛性付加部をストレート管部本体の外面から突出させて形成することから、剛性付加部を剛性の付加部分以外に、耐チッピング性能を確保する部分として、また、放熱性を向上させる部分として用いることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、剛性付加部の形状をストレート管部本体の軸方向に沿ってのびる形状に形成することから、押出成型可能なワイヤハーネス用外装部材にすることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、ストレート管部と曲げ管部とを有するワイヤハーネス用外装部材に適用することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、車体床下への固定時におけるストレート管部本体の少なくとも下部に剛性付加部を配置することから、この剛性付加部を剛性の付加部分以外に、耐チッピング性能を確保する部分として、また、例えば縁石等の外因に対する耐久性向上を図る部分として用いることができるという効果を奏する。具体的には、縁石等に乗り上げた場合に有効になる。
尚、車体床下への固定時におけるストレート管部本体の下部と、この下部の反対側に位置する上部に剛性付加部を配置すれば、ストレート管部本体の剛性を高めることができるという効果を奏する。これにより、更なる薄肉化を図ることができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、請求項1に記載のワイヤハーネス用外装部材を含むことから、軽量化やコスト低減を図ることができ、さらには、耐チッピング性能や作業性等も良好なワイヤハーネスを提供することができるという効果を奏する。
本発明に係るワイヤハーネスの配索状態を示す概略図である。 ワイヤハーネスの構成図である。 外装部材の斜視図である。 他の例となる剛性付加部の斜視図である
ワイヤハーネスは、導電路と、この導電路を収容保護するワイヤハーネス用外装部材とを含んで構成される。ワイヤハーネス用外装部材は、樹脂製の管体であり、剛性の付加部分としての剛性付加部を有する。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明に係るワイヤハーネスの配索状態を示す概略図である。また、図2はワイヤハーネスの構成図、図3は外装部材の斜視図、図4は他の例となる剛性付加部の斜視図である。
本実施例においては、ハイブリッド自動車(電気自動車や一般的な自動車であってもよいものとする)に本発明のワイヤハーネスを採用する例を挙げて説明するものとする。
図1において、引用符号1はハイブリッド自動車を示す。ハイブリッド自動車1は、エンジン2及びモータユニット3の二つの動力をミックスして駆動する車両であって、モータユニット3にはインバータユニット4を介してバッテリー5(電池パック)からの電力が供給される。エンジン2、モータユニット3、及びインバータユニット4は、本実施例において前輪等がある位置のエンジンルーム6に搭載される。また、バッテリー5は、後輪等がある自動車後部7に搭載される(エンジンルーム6の後方に存在する自動車室内に搭載してもよいものとする)。
モータユニット3とインバータユニット4は、高圧のワイヤハーネス8により接続される。また、バッテリー5とインバータユニット4も高圧のワイヤハーネス9により接続される。ワイヤハーネス9は、この中間部10が車体床下11の地面側に配索される。また、車体床下11に沿って略平行に配索される。車体床下11は、公知のボディであるとともに所謂パネル部材であって、所定位置には貫通孔(符号省略)が形成される。この貫通孔には、ワイヤハーネス9が挿通される。
ワイヤハーネス9とバッテリー5は、このバッテリー5に設けられるジャンクションブロック12を介して接続される。ジャンクションブロック12には、ワイヤハーネス9の後端13が公知の方法で電気的に接続される。ワイヤハーネス9の前端14側は、インバータユニット4に対し公知の方法で電気的に接続される。
モータユニット3は、モータ及びジェネレータを構成に含むものとする。また、インバータユニット4は、インバータ及びコンバータを構成に含むものとする。モータユニット3は、シールドケースを含むモータアッセンブリとして形成されるものとする。また、インバータユニット4もシールドケースを含むインバータアッセンブリとして形成されるものとする。バッテリー5は、Ni−MH系やLi−ion系のものであって、モジュール化してなるものとする。尚、例えばキャパシタのような蓄電装置を使用することも可能であるものとする。バッテリー5は、ハイブリッド自動車1や電気自動車に使用可能であれば特に限定されないものとする。
先ず、ワイヤハーネス9の構成及び構造について説明をする。ワイヤハーネス9は、上記の如くインバータユニット4とバッテリー5とを電気的に接続するための高圧の部材であって、高圧同軸複合導電路15(導電路)と、外装部材16(ワイヤハーネス用外装部材)とを含んで構成される。このような構成のワイヤハーネス9は、車体床下11において例えば図示しないリーンホースの横で隠れるように経路配索される。
図2において、高圧同軸複合導電路15は、この一本でプラス回路及びマイナス回路を有するように構成される。すなわち、二系統の回路を有するように構成される。具体的には、高圧同軸複合導電路15の中心に位置する断面円形状の第一導電路17と、この第一導電路17の外周を所定厚さで被覆する第一絶縁体18と、第一絶縁体18の外側に設けられる第二導電路19と、この第二導電路19の外周を所定厚さで被覆する第二絶縁体20と、第二絶縁体20の外側に設けられる電磁シールド部材21と、この電磁シールド部材21の外周を所定厚さで被覆するシース22とを含んで構成される。
導電路に関し、高圧同軸複合導電路15以外としては、導体と絶縁体とを含む公知の高圧の電線や、シールド電線、キャブタイヤケーブル等の導電路が挙げられるものとする。尚、本数は一又は複数本であるものとする。
高圧同軸複合導電路15は、本実施例において二系統であるが、これに限らず三系統…、n系統であってもよいものとする。また、高圧同軸複合導電路15は、シース22を設けない構成であってもよいものとする。
図2及び図3において、外装部材16は、高圧同軸複合導電路15を収容保護するための樹脂製の管体であって、曲げ管部23と、非曲げ管部24(ストレート管部)とを有する。曲げ管部23は、ワイヤハーネス9の輸送時や経路配索時に曲げ部分となり、この曲げ管部23に非曲げ管部24が連続する。非曲げ管部24は、曲がらない部分として設けられる。外装部材16は、所望の樹脂材料を押し出し成形することによりなる樹脂成型品であるものとする。
尚、曲げ管部23及び非曲げ管部24は、本実施例においてそれぞれ複数有するが、数は特に限定されないものとする。すなわち、曲げ管部23を一つにするとともに、この両側に非曲げ管部24を一つずつ連続形成するような数であってもよいものとする。或いは、非曲げ管部24を一つにするとともに、この両側に曲げ管部23を一つずつ連続形成するような数であってもよいものとする。
曲げ管部23は、周方向の凹部25及び凸部26を複数連続して有する蛇腹管形状に形成される。曲げ管部23は、曲げ範囲に応じてこの長さが設定される。曲げ管部23は、柔軟性(可撓性)を有して曲げ可能な部分に形成される。曲げ管部23は、本実施例において公知のコルゲートチューブと同様の部分に形成される
曲げ管部23は、本実施例において、この断面形状が後述する非曲げ管部本体27の断面形状に合わせて形成される(一例であり、異なる断面形状であってもよいものとする)。
外装部材16は、上記の如くコルゲートチューブと同様の形状部分を有することから、「コルチューブ」や「部分形成コルゲートチューブ」などと呼ぶことができるものとする。
外装部材16は、この管軸方向に沿ってスリットを設けない(腹割きのない)形状に形成される。スリットを設けない理由としては、剛性や強度を高める点が挙げられる。また、外装部材16内への水分の浸入を防止して防水性の向上を図る点も挙げられる。さらには、例えば曲げた部分において高圧同軸複合導電路15のはみ出しを生じさせない点も挙げられる。
非曲げ管部24は、非曲げ管部本体27(ストレート管部本体)と、一対の剛性付加部28とを有する。非曲げ管部本体27は、後述するが薄肉に形成される。また、非曲げ管部本体27は、断面円形のストレートチューブ形状に形成される(断面円形に限らず、楕円形や長円形、略矩形等であってもよいものとする。断面形状は例えば図4参照)。一対の剛性付加部28は、剛性の付加部分として非曲げ管部本体27に設けられる。一対の剛性付加部28は、ワイヤハーネス9の製造時や輸送時、さらには経路配索時に非曲げ管部本体27が曲がらない部分となるように形成される。尚、上記曲がらない部分とは、可撓性を積極的に持たせない部分という意味である。すなわち、撓まない部分とも言える。非曲げ管部24は、非曲げ管部本体27がストレートチューブ形状であることから、「直管部」や「ストレート管部」とも呼ぶことができるものとする。
非曲げ管部本体27は、この肉厚が必要最低限の強度を有する厚みに設定される。すなわち、薄肉に形成される。尚、薄肉となる厚みの設定に伴い剛性の低下が懸念されるが、この剛性の低下分以上となるように剛性付加部28を設けて剛性を補うものとする。非曲げ管部24は、剛性付加部28を設けることにより断面二次モーメントを大きくすることができる。
剛性付加部28は、非曲げ管部本体27を薄肉に形成しても、この非曲げ管部本体27に撓みを生じさせないようにすることができる剛性の付加部分として形成される。尚、撓みに関しては、例えば車体床下11に組み付け固定する際に、作業性に支障を来さない程度の僅かな撓みは許容されるものとする。剛性付加部28は、矢印Pで示す方向の力、すなわち自重や、収容される高圧同軸複合導電路15の重み等に抗することができる形状に形成される。
剛性付加部28は、本実施例において非曲げ管部本体27の下部外面及び上部外面からそれぞれ突出するように配置形成される(下部及び上部は、車体床下11への取り付け固定時における非曲げ管部本体27の下部及び上部に一致するものとする)。剛性付加部28は、下部及び上部の配置であることから、一対となるように配置形成される(一対に限定されるものでなく、少なくとも非曲げ管部本体27の下部に形成されるものとする)。
一対の剛性付加部28は、非曲げ管部本体27の軸方向に沿って真っ直ぐのびるように形成される。一対の剛性付加部28は、断面矩形の突条形状(リブ形状)に形成される(他の形状は後述する)。外装部材16は、剛性付加部28が上記形状に形成されることから、押出成型可能な形状を有する。尚、押出成型が可能であれば、長尺な外装部材16の成型も当然に可能になる。
一対の剛性付加部28は、この下側がチッピングに耐える耐チッピング部29として用いられる。耐チッピング部29である下側の剛性付加部28は、車両走行時において飛び石等があってもこれに耐え、非曲げ管部本体27や内部の導電路にまで影響を及ぼさないようにすることができる。また、耐チッピング部29である下側の剛性付加部28は、その形状及び配置から、例えば縁石等に乗り上げた場合にも有効である。下側の剛性付加部28は、縁石等の外因に対する耐久性向上を図る部分としても形成される。
剛性付加部28は、非曲げ管部本体27の外面に対しこの表面積を広げることができる部分としても形成される。非曲げ管部24は、剛性付加部28の表面積分だけ熱の放射量を多くすることから、放熱効果(冷却効果)を高めることができる。剛性付加部28は、上記の如く放熱性を向上させることができる部分であることから、放熱部30としても用いられる。
以上のような剛性付加部28は、図4(b)〜(d)に示す形状に変更してもよいものとする。尚、図4(a)は上記説明の剛性付加部28である。
図4(b)において、剛性付加部128は、剛性の付加部分として非曲げ管部本体27の下部外面及び上部外面から外方へ突出するように設けられる。剛性付加部128は、矢印P方向に沿って三つずつ配設される(数は一例であるものとする)。複数の剛性付加部128は、上下三つの対で設けられる。複数の剛性付加部128は、非曲げ管部本体27の軸方向に沿って真っ直ぐのびるように形成される。複数の剛性付加部128は、断面矩形の突条形状(リブ形状)に形成される。尚、引用符号129は耐チッピング部を示す。剛性付加部128は、放熱部(符号省略)としても用いられる。
図4(c)において、剛性付加部228は、剛性の付加部分として非曲げ管部本体27の下部外面及び上部外面から外方へ突出するように設けられる。剛性付加部228は、矢印P方向に沿って配置される上下一対のものと、放射状に配置される上下二対のものの合計六つで設けられる(数は一例であるものとする)。複数の剛性付加部228は、非曲げ管部本体27の軸方向に沿って真っ直ぐのびるように形成される。複数の剛性付加部228は、断面矩形の突条形状(リブ形状)に形成される。尚、引用符号229は耐チッピング部を示す。剛性付加部228は、放熱部(符号省略)としても用いられる。
図4(d)において、剛性付加部328は、剛性の付加部分として非曲げ管部本体27の下部外面及び上部外面から外方へ突出するように、また、左部外面及び右部外面から外方へ突出するように設けられる。剛性付加部328は、矢印P方向に沿って配置される上下一対のものと、放射状に配置される上下二対及び左右一対のものの合計八つで設けられる(数は一例であるものとする)。複数の剛性付加部328は、非曲げ管部本体27の軸方向に沿って真っ直ぐのびるように形成される。複数の剛性付加部328は、断面矩形の突条形状(リブ形状)に形成される。尚、この例場合は、上下を気にせずに組み付けをすることができるという利点や、全方向に対し剛性を高めることができるという利点を有する。引用符号329は耐チッピング部を示す。剛性付加部328は、放熱部(符号省略)としても用いられる。
以上、図1ないし図を参照しながら説明してきたように、ワイヤハーネス9によれば、剛性の付加部分としての剛性付加部28を一又は複数、外装部材16の非曲げ管部本体27に有することから、剛性付加部28により非曲げ管部本体27の断面二次モーメントを大きくすることができ、結果、必要十分な剛性を確保することができるという効果を奏する。従って、非曲げ管部本体27の薄肉化を図ることができ、以てワイヤハーネス9の軽量化やコスト低減を図ることができるという効果を奏する。
また、ワイヤハーネス9によれば、剛性付加部28にて非曲げ管部本体27の剛性を確保することができることから、非曲げ管部本体27の薄肉化を図っても非曲げ管部本体27の撓みを防止することができるという効果を奏する。従って、ワイヤハーネス9の製造時における作業性や、ワイヤハーネス9の車体床下11への固定時等における作業性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…ハイブリッド自動車(自動車)、 2…エンジン、 3…モータユニット、 4…インバータユニット、 5…バッテリー、 6…エンジンルーム、 7…自動車後部、 8、9…ワイヤハーネス、 10…中間部、 11…車体床下、 12…ジャンクションブロック、 13…後端、 14…前端、 15…高圧同軸複合導電路(導電路)、 16…外装部材(ワイヤハーネス用外装部材)、 17…第一導電路、 18…第一絶縁体、 19…第二導電路、 20…第二絶縁体、 21…電磁シールド部材、 22…シース、 23…曲げ管部、 24…非曲げ管部(ストレート管部)、 25…凹部、 26…凸部、 27…非曲げ管部本体(ストレート管部本体)、 28…剛性付加部、 29…耐チッピング部、 30…放熱部、 128、228、328…剛性付加部

Claims (2)

  1. 導電路を覆う管体形状のワイヤハーネス用外装部材において、
    当該ワイヤハーネス用外装部材は樹脂製であり、自動車の車体床下に対応するストレート管部本体、及び、該ストレート管部本体に対し剛性の付加部分となる一又は複数の剛性付加部を含み、且つ、曲がらない部分として形成されるストレート管部と、該ストレート管部に連成され、且つ、曲げ部分として周方向の凹部及び凸部を複数有して蛇腹管形状に形成される曲げ管部とを有し、
    前記剛性付加部を、前記ストレート管部本体の外面から突出させる形状に形成するとともに、前記ストレート管部本体の軸方向に沿ってのびる形状に形成し、
    且つ、前記剛性付加部を、前記ストレート管部本体の薄肉化に伴う剛性の低下を補うものとし、
    このような前記剛性付加部の配置を、前記車体床下への固定時における前記ストレート管部本体の少なくとも下部に設定し、
    さらには、前記剛性付加部の突出を、前記曲げ管部の前記凸部よりも外側に突出させるように設定する
    ことを特徴とするワイヤハーネス用外装部材。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネス用外装部材と、該ワイヤハーネス用外装部材に覆われる導電路とを含む
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
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