JP2004224156A - 車両用電力ケーブル保持構造 - Google Patents
車両用電力ケーブル保持構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004224156A JP2004224156A JP2003013525A JP2003013525A JP2004224156A JP 2004224156 A JP2004224156 A JP 2004224156A JP 2003013525 A JP2003013525 A JP 2003013525A JP 2003013525 A JP2003013525 A JP 2003013525A JP 2004224156 A JP2004224156 A JP 2004224156A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power cable
- protection pipe
- vehicle
- holding structure
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K6/00—Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
- B60K6/20—Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00 the prime-movers consisting of electric motors and internal combustion engines, e.g. HEVs
- B60K6/42—Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00 the prime-movers consisting of electric motors and internal combustion engines, e.g. HEVs characterised by the architecture of the hybrid electric vehicle
- B60K6/48—Parallel type
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/0207—Wire harnesses
- B60R16/0215—Protecting, fastening and routing means therefor
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
【課題】インバータとモータ・ジェネレータとを接続する高圧ケーブルを容易にフロア底面に敷設可能にする。
【解決手段】高圧ケーブル7U,7V,7Wはエンジンルームの外に配置されたインバータ6とエンジンルーム内に配置されたモータ・ジェネレータ3とを接続しており、フロアの下では高圧ケーブル7U,7V,7Wはそれぞれ一本ずつ金属製の保護パイプ30に挿通され保護パイプ30が車両のフロア底面から支持されており、エンジンルーム内ではモータ・ジェネレータ3から所定の範囲で高圧ケーブル7U,7V,7Wが可撓性のある保護チューブ20に挿通されている。
【選択図】 図2
【解決手段】高圧ケーブル7U,7V,7Wはエンジンルームの外に配置されたインバータ6とエンジンルーム内に配置されたモータ・ジェネレータ3とを接続しており、フロアの下では高圧ケーブル7U,7V,7Wはそれぞれ一本ずつ金属製の保護パイプ30に挿通され保護パイプ30が車両のフロア底面から支持されており、エンジンルーム内ではモータ・ジェネレータ3から所定の範囲で高圧ケーブル7U,7V,7Wが可撓性のある保護チューブ20に挿通されている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用電力ケーブルの保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電動車両においてバッテリから走行用モータに電力を供給するための電力ケーブルは、線径が比較的に大きく、重量も比較的に大きい。
そのため、従来は、例えば特許文献1に開示されているように、複数の電力ケーブルをフロアの上に固定し、さらにこれら電力ケーブルを板材を曲げ成形してなる保護カバーでひとまとめに包囲していた。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−207610号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のように複数の電力ケーブルを保護カバーで一まとめに包囲すると、保護カバー内に無駄な空間が大きく生じることとなり、フロア上部スペースの有効利用という点で課題を残していた。
また、電力ケーブルの敷設ルートは単純な直線だけでなく、立ち上がりや曲がりなど複雑な形のルートにする場合もあるが、このように複雑なルートに敷設される電力ケーブルに沿って保護カバーを取り付けるとなると、保護カバーも複雑な形状になるため成形が難しくなる。また、場合によっては保護カバーを複数に分割せざるを得なくなって取り付けが煩雑になり、作業性および生産性が悪くなることもある。
【0005】
そこで、この発明は、フロア底面に沿って電力ケーブルを敷設することでフロア上部スペースの有効利用を図ることができ、また、電力ケーブルを複雑なルートに敷設する場合にも作業性、生産性のよい車両用電力ケーブル保持構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、電動車両(例えば、後述する実施の形態におけるハイブリッド車両1)のフロア(例えば、後述する実施の形態におけるフロア14)底面に沿って敷設される電力ケーブル(例えば、後述する実施の形態における高圧ケーブル7,7U,7V,7W)の保持構造において、前記電力ケーブルはそれぞれ一本ずつ金属製の保護パイプ(例えば、後述する実施の形態における保護パイプ30)に挿通され該保護パイプが車両のフロア底面に保持されていることを特徴とする。
このように構成することにより、電力ケーブルを車両のフロア底面に簡単に敷設することができる。また、保護パイプは石跳ねや水跳ねから電力ケーブルを保護する。さらに、保護パイプは剛性を有しているので、電力ケーブルが撓むのを防止する。保護パイプは外部からの熱を遮断し、電力ケーブルを熱害から保護する。保護パイプは電磁シールド機能を有するので、電力ケーブルとしてノンシールドケーブルの採用が可能になる。
【0007】
請求項2に係る発明は、エンジン(例えば、後述する実施の形態におけるエンジン2)とモータ(例えば、後述する実施の形態におけるモータ・ジェネレータ3)により走行駆動するハイブリッド車両(例えば、後述する実施の形態におけるハイブリッド車両1)のフロア(例えば、後述する実施の形態におけるフロア14)底面に沿って敷設される電力ケーブル(例えば、後述する実施の形態における7,7U,7V,7W)の保持構造において、前記電力ケーブルはエンジンルーム(例えば、後述する実施の形態におけるエンジンルーム11)の外に配置された電力変換器(例えば、後述する実施の形態におけるインバータ6)とエンジンルーム内に配置された前記モータとを接続しており、フロアの下では前記電力ケーブルはそれぞれ一本ずつ金属製の保護パイプ(例えば、後述する実施の形態における保護パイプ30)に挿通され該保護パイプが車両のフロア底面から支持されており、エンジンルーム内では前記モータから所定の範囲で前記電力ケーブルが可撓性のある保護チューブ(例えば、後述する実施の形態における保護チューブ20)に挿通されていることを特徴とする。
【0008】
このように構成することにより、電力ケーブルをハイブリッド車両のフロア底面に簡単に敷設することができる。
また、フロアの下では、保護パイプは石跳ねや水跳ねから電力ケーブルを保護する。さらに、保護パイプは剛性を有しているので、電力ケーブルが撓むのを防止する。保護パイプは外部からの熱を遮断し、電力ケーブルを熱害から保護する。また、保護パイプは電磁シールド機能を有するので、電力ケーブルとしてノンシールドケーブルの採用が可能になる。
一方、エンジンルーム内ではモータに接続される部分の電力ケーブルが可撓性のある保護チューブに挿通されているので、モータとの接続作業が容易になるとともに、エンジン等の振動を吸収することができる。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の発明において、前記保護チューブは、鉄製のコルゲートチューブまたは網状のシールド部を備えた鉄製の可撓チューブで構成されていることを特徴とする。
このように構成することにより、保護チューブに電磁シールド機能を付与することができ、電力ケーブルとしてノンシールドケーブルの採用が可能になる。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記保護パイプは前記電力ケーブルが挿通された後に曲げ成形されたことを特徴とする。
このように構成することにより、電力ケーブルと保護パイプを同時に電力ケーブルの敷設ルートに沿う形に成形することが可能になる。また、保護パイプを曲げる前に電力ケーブルを挿通するので、電力ケーブルの敷設作業が容易にできる。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記保護パイプは前記電力ケーブルが挿通された後に該保護パイプの途中をかしめによって縮径されたことを特徴とする。
このように構成することにより、電力ケーブルを保護パイプのほぼ中心軸上に容易に配置することができる。
【0012】
請求項6に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記保護パイプは複数に分割されており、分割された保護パイプ同士は、鉄製のコルゲートチューブ(例えば、後述する実施の形態におけるコルゲートチューブ33)または網状のシールド部を備えた鉄製の可撓チューブで接続されていることを特徴とする。
このように構成することにより、保護パイプを接続する鉄製の可撓チューブによって寸法公差を吸収することができる。
【0013】
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の発明において、前記保護パイプと電力ケーブルの間に形成される隙間(例えば、後述する実施の形態における隙間32)に冷媒(例えば、後述する実施の形態における冷却空気)が流通されることを特徴とする。
このように構成することにより、電力ケーブルを冷却することができるとともに、保護パイプを冷却することができる。
【0014】
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の発明において、前記保護パイプの内面と外面の少なくとも一方にフィン(例えば、後述する実施の形態におけるフィン34,35,36,37)が突設されていることを特徴とする。
このように構成することにより、保護パイプの内面にフィンを設けた場合には、保護パイプ内を流通する冷媒との接触面積が大きくなって保護パイプに対する冷却効果が大になり、保護パイプの外面にフィンを設けた場合には、保護パイプの外側を流れる大気との接触面積が大きくなって保護パイプに対する冷却効果が大になる。いずれの場合も、高圧ケーブル7は外部からの熱害を受けにくくなる。また、フィンは保護パイプの剛性を高める。
【0015】
請求項9に係る発明は、請求項8に記載の発明において、前記フィンは断面T字形をなすことを特徴とする。
このように構成することにより、フィンの表面積をより大きくすることが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る車両用電力ケーブル保持構造の実施の形態を図1から図11の図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
初めに、この発明に係る車両用電力ケーブル保持構造の第1の実施の形態を図1から図7の図面を参照して説明する。
図1は車両用電力ケーブル保持構造を備えたパラレル型ハイブリッド車両1における主要構成の配置を示す透視側面図であり、図2は電力ケーブル保持構造の全体斜視図である。
【0017】
このハイブリッド車両1では、動力源としてのエンジン2とモータ・ジェネレータ3、およびオートマチックトランスミッション4が直列に直結されている。モータ・ジェネレータ3は発電可能な三相のDCブラシレスモータであり、エンジン2およびモータ・ジェネレータ3の駆動力は、オートマチックトランスミッション4を介して駆動輪である前輪5に伝達される。また、ハイブリッド車両1の減速時に駆動輪である前輪5側からモータ・ジェネレータ3側に駆動力が伝達されると、モータ・ジェネレータ3は発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する。回収された電気エネルギーはインバータ(電力変換器)6を介して高圧バッテリー(図示せず)に充電される。
【0018】
エンジン2とモータ・ジェネレータ3とオートマチックトランスミッション4は車室10よりも前方のエンジンルーム11に収容され、インバータ6はこの実施の形態では運転席あるいは助手席を構成する第1シート13Aの下側に配置されていて、モータ・ジェネレータ3とインバータ6は三相の高圧ケーブル(電力ケーブル)7U,7V,7Wによって接続されている。以下、特に相を区別して説明する必要がない場合には、総称して「高圧ケーブル7」と記す。
モータ・ジェネレータ3に接続された高圧ケーブル7はエンジンルーム11からフロア14の下側を通り、インバータ6の下部において立ち上がり、フロア14を貫通してインバータ6に接続されている。
【0019】
高圧ケーブル7は、この実施の形態では、図3に示すように、導体7aを絶縁体7bで被覆してなる所謂ノンシールドケーブルで構成されている。
エンジンルーム11内においてエンジン2から所定範囲においては、三相の高圧ケーブル7U,7V,7Wが三本まとめて一本の可撓性を有する鉄製のコルゲートチューブ(保護チューブ)20に挿通されており、このコルゲートチューブ20の末端以降のエンジンルーム11内およびフロア14の下側においては、各相の高圧ケーブル7U,7V,7Wはそれぞれ一本ずつ金属製(例えば、アルミニウム製)の保護パイプ30に挿通されている。
【0020】
保護パイプ30の内径は高圧ケーブル7が挿通された状態で高圧ケーブル7との間に所定寸法の隙間が生じる大きさに設定されており、保護パイプ30は予め高圧ケーブル7が挿通された後に、高圧ケーブル7の敷設ルートの形状に応じて曲げ成形されたものである。また、保護パイプ30は予め高圧ケーブル7が挿通された後に、敷設ルートの途中の所定部位を、図4に示すようにかしめ加工されて縮径されており、このかしめ部31において保護パイプ30の内周面が高圧ケーブル7の外周面に密接している。これにより高圧ケーブル7は保護パイプ30のほぼ中心軸上に配置され、高圧ケーブル7の周囲に周方向均等に隙間32が形成される。
このように、保護パイプ30に高圧ケーブル7を挿通させた後に保護パイプ30に対して曲げ成形やかしめ加工を行っているので、保護パイプ30を曲げ成形等した後に高圧ケーブル7を挿通するよりも作業性が極めてよく、また、高圧ケーブル7と保護パイプ30を同時に高圧ケーブル7の敷設ルートに沿う形状に成形することができるので、生産性が極めて高い。
【0021】
高圧ケーブル7が挿通された保護パイプ30は、図3に示すように、フロア14の底面に沿って敷設されており、樹脂製のクリップ40を介してフロア14に支持されている。
詳述すると、クリップ40の両端には、内周面に複数の係止爪44を有するボルト係合孔41が設けられ、両ボルト係合孔41,41の間には、保護パイプ30が嵌合可能な嵌合凹部42が三つ並んで設けられている。嵌合凹部42は上方が開口しており、その開口の両側には、内方に進むにしたがって互いに接近するように延びる係止爪43が設けられている。
【0022】
このクリップ40の各嵌合凹部42の開口側から係止爪43を押し広げながら保護パイプ30を押し込んでいく。保護パイプ30の下側半円部分が係止爪43の下側に達すると、係止爪43は弾性で初期形状に復帰しようとするため、この後は係止爪43の弾性によって保護パイプ30は嵌合凹部42の底部へと押し込まれていく。保護パイプ30が嵌合凹部42の底部に突き当たると、保護パイプ30は嵌合凹部42の底部と係止爪43によってしっかりと挟持され、嵌合凹部42からの離脱が阻止される。
【0023】
このようにしてクリップ40に三本の保護パイプ30を嵌合した後、予めフロア14に下向きに固定された一対のスタッドボルト15,15に、クリップ40のボルト係合孔41,41を嵌合させながらクリップ40を押し込んでいくと、ボルト係合孔41の係止爪44がスタッドボルト15のねじ山に係止し、クリップ40はフロア14に固定される。その結果、保護パイプ30がクリップ40を介してフロア14に支持され、保護パイプ30を介して高圧ケーブル7がフロア14の底面に沿って敷設される。
なお、保護パイプ30のかしめ部31にクリップ40を装着するようにしてもよく、そのようにするとクリップ40の位置決めが容易にできる。
【0024】
保護パイプ30のインバータ6側の端部は、図5に示すように、フロア14に固定された板状のブラケット16に固定されている。
詳述すると、インバータ6の下部に位置するフロア14には高圧ケーブル7U,7V,7Wを挿通するための長円形の貫通孔14aが開口しており、さらにフロア14にはこの貫通孔14aを塞ぐように板状のブラケット16がボルト17a、ナット17bによって固定されている。ブラケット16には三つの貫通孔16aが一列に並んで形成されており、各貫通孔16aに高圧ケーブル7を挿通させた保護パイプ30の端部が一つずつ挿入されていて、保護パイプ30の各端部がブラケット16の貫通孔16aの内周縁を軸線方向の両側から挟み込むようにかしめ固定されている。また、ブラケット16とフロア14の間にはグロメット18が挟持されており、グロメット18に設けられた三つの貫通孔18aに、保護パイプ30の端部から突き出された高圧ケーブル7U,7V,7Wがシール状態に挿通されている。
【0025】
保護パイプ30の端部のフロア14への固定は次のように行われる。まず、高圧ケーブル7U,7V,7Wが挿通された三本の保護パイプ30のそれぞれの端部をブラケット16の貫通孔16aに挿入し、該端部を貫通孔16aの内周縁にかしめ固定する。次に、各保護パイプ30の端部から突き出た高圧ケーブル7U,7V,7Wをそれぞれグロメット18の貫通孔18aに挿通し、グロメット18をブラケット16および保護パイプ30の端部に突き当てる。次に、高圧ケーブル7U,7V,7Wとグロメット18の三つの筒部18bをフロア14の底面側からフロア14の貫通孔14aに挿入し、グロメット18の周縁部をフロア14とブラケット16で挟んだ状態にして、ブラケット16をボルト17aとナット17bで固定する。
このようにして高圧ケーブル7U,7V,7Wが挿通された保護パイプ30をフロア14に固定した後、保護パイプ30から突き出た高圧ケーブル7U,7V,7Wをインバータ6に接続する。
【0026】
また、高圧ケーブル7が挿通された保護パイプ30の他端側はエンジンルーム11内に立ち上げられており、図2に示すように、保護パイプ30の他端部はキャップ21にかしめ固定されている。そして、キャップ21から露出する高圧ケーブル7U,7V,7Wはコルゲートチューブ20に挿通され、このコルゲートチューブ20の一端部がキャップ21にかしめ固定され、コルゲートチューブ20の他端部がモータ・ジェネレータ3のターミナルボックス(図示せず)にかしめ固定され、ターミナルボックス内で高圧ケーブル7U,7V,7Wがモータ・ジェネレータ3に接続されている。
【0027】
この第1の実施の形態における車両用電力ケーブル保持構造によれば、高圧ケーブル7をハイブリッド車両1のフロア14の底面に簡単に敷設することができ、高圧ケーブル7の敷設作業性が向上し、生産性が向上する。
また、保護パイプ30は石跳ねや水跳ねから高圧ケーブル7を保護する。さらに、剛性を有する保護パイプ30は、高圧ケーブル7が自重や振動により撓むのを防止する。また、保護パイプ30は外部の熱を遮断し、高圧ケーブル7を外部の熱害から保護する。
さらに、保護チューブ20および保護パイプ30は電磁シールド機能を有するので、高圧ケーブル7にノンシールドケーブルを採用することが可能となり、その結果、高圧ケーブル7の小径化、軽量化が可能になり、さらに、保護チューブ20および保護パイプ30の小径化、軽量化が可能になる。
【0028】
なお、この実施の形態では高圧ケーブル7としてノンシールドケーブルを採用したが、高圧ケーブル7は、図6に示すような、導体7a、絶縁体7b、電磁シールド線7c、絶縁体7dを備えたシールドケーブルを採用することも可能である。この場合、保護パイプ30も電磁シールド機能を有するので、ノイズ防止性能が向上する。
【0029】
また、モータ・ジェネレータ3との接続部の高圧ケーブル7が可撓性のあるコルゲートチューブ20に収容されているので、エンジン2の振動等がコルゲートチューブ20で吸収されて保護パイプ30に伝達されることがなく、ひいてはインバータ6に伝達されることがない。また、高圧ケーブル7の敷設上の寸法誤差等をコルゲートチューブ20で吸収することができるので、敷設作業が容易になり、生産性が向上する。
なお、コルゲートチューブ20に代えて網状のシールド部を備えた鉄製の可撓チューブを用いた場合にも、コルゲートチューブ20を用いた場合と同様の作用・効果がある。
【0030】
また、保護パイプ30の途中数カ所にかしめ部31を設けることにより高圧ケーブル7を保護パイプ30のほぼ中心軸上に配置することができるので、高圧ケーブル7と保護パイプ30の接触面積を極めて小さくすることができ、高圧ケーブル7が保護パイプ30との摩擦によって損傷するのを防止することができる。また、高圧ケーブル7と保護パイプ30の間に周方向均等に隙間32が形成されるので、この隙間32に存在する空気が断熱層として機能し、高圧ケーブル7は外部からの熱害を受けにくくなる。
【0031】
なお、前述した第1の実施の形態では、各相の高圧ケーブル7U,7V,7Wを挿通させる保護パイプ30をそれぞれ一本のパイプで構成したが、各相の高圧ケーブル7U,7V,7Wを挿通させる保護パイプ30をそれぞれ複数のパイプに分割し、図7に示すように、分割された保護パイプ30同士を鉄製のコルゲートチューブ33で接続してもよい。このようにすると、高圧ケーブル7の敷設上の寸法誤差等をコルゲートチューブ33によって吸収することができるので、敷設作業がさらに容易になり、生産性がさらに向上する。
なお、コルゲートチューブ33に代えて網状のシールド部を備えた鉄製の可撓チューブを用いた場合にも、コルゲートチューブ33を用いた場合と同様の作用・効果がある。
【0032】
〔第2の実施の形態〕
次に、この発明に係る車両用電力ケーブル保持構造の第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態の車両用電力ケーブル保持構造が第1の実施の形態のものと相違する点は、保護パイプ30と高圧ケーブル7との間に形成された隙間32を冷却通路として利用し、この隙間32に冷却空気(冷媒)を流通させた点だけである。
このように、隙間32に冷却空気を流通させると、高圧ケーブル7を冷却することができるとともに、保護パイプ30を冷却することができるので、外部からの熱害を確実に阻止することができる。また、冷却空気の流量や温度調節により高圧ケーブル7を所定温度以下に保持することができる。
【0033】
なお、隙間32を冷却通路として利用する場合には、保護パイプ30のかしめ部31を形成する際に保護パイプ30を一周するようにかしめてしまうと冷却通路が閉塞してしまうので、例えば図8に示すように、周方向に間隔を開けて複数箇所だけをかしめて、かしめ部31を挟んで軸線方向両側の隙間32,32を連通させるようにする。この場合、高圧ケーブル7を保護パイプ30の中心軸上に配置させるためには、保護パイプ30の周方向に3箇所以上でかしめるのが好ましい。
【0034】
図9から図11の図面に、隙間32を冷却通路として利用する場合の保護パイプ30の変形例を示す。
図9に示す態様は、保護パイプ30の外周面に、径方向外側に突出するフィン34を突設した例である。保護パイプ30の外周面にフィン34を備えていると、保護パイプ30の外側を流れる大気との接触面積が大きくなって、大気による保護パイプ30に対する冷却効果が大きくなる。また、保護パイプ30を介して冷却空気も冷却されるので、高圧ケーブル7に対する冷却効果も大きくなる。また、保護パイプ30の剛性を高めることができる。
なお、フィン34の形状、寸法、数に特に限定はない。
【0035】
図10に示す態様は、保護パイプ30の内周面に、径方向内側に突出するフィン35を突設した例である。保護パイプ30の内周面にフィン35を備えていると、隙間32を流れる冷却空気との接触面積が大きくなって、冷却空気による保護パイプ30に対する冷却効果が大きくなる。したがって、高圧ケーブル7は外部からの熱害を受けにくくなる。
特に、この図10に示す態様におけるフィン35は表面積を大きく取れる断面略T字形をなしているので、保護パイプに対する冷却効果が極めてを大きい。ただし、フィン35の形状はT字形に限定されるものではなく、種々の形状が採用可能である。また、フィン35の寸法、数にも特に限定はない。
また、フィン35は保護パイプ30の剛性を高める。
【0036】
図11に示す態様は、保護パイプ30の内周面および外周面の両方に、フィン36,37を突設した例である。保護パイプ30の内周面および外周面にフィン36,37を備えていると、保護パイプ30の内側(すなわち、隙間32)を流れる冷却空気および保護パイプ30の外側を流れる大気との接触面積が大きくなって、冷却空気および大気による保護パイプ30に対する冷却効果が大きくなる。また、保護パイプ30を介して冷却空気も冷却されるので、高圧ケーブル7に対する冷却効果も大きくなる。また、フィン36,37は保護パイプ30の剛性を高める。
なお、フィン36,37の形状、寸法、数に特に限定はない。
【0037】
〔他の実施の形態〕
なお、この発明は前述した実施の形態に限られるものではない。
例えば、前述した実施の形態ではインバータ6が第1シート13の下部に設置されているが、インバータ6は、図1において二点鎖線で示すように、第2シート13Bの下部あるいは第3シート13Cの下部に設置されていてもよいし、あるいは、フロア14の下側に設置されていてもよい。
また、電力ケーブルは低圧ケーブルであってもよく、本発明に係る車両用電力ケーブル保持構造は、DC/DCコンバータ(電力変換器)と低圧バッテリ(例えば12ボルトバッテリ)とを接続する低圧ケーブルの保持構造にも適用可能である。
さらに、この発明は、ハイブリッド車両だけでなく、動力源がモータのみの電動車両にも適用可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上説明するように、請求項1に係る発明によれば、電力ケーブルを車両のフロア底面に簡単に敷設することができ、作業性、生産性が向上するという優れた効果が奏される。
また、保護パイプによって、石跳ね、水跳ね、外部からの熱害から電力ケーブルが保護され、電力ケーブルの撓みが防止されるという優れた効果が奏される。また、電力ケーブルとしてノンシールドケーブルの採用が可能になり、その結果、電力ケーブルの小径化、軽量化が可能になり、さらに、保護パイプの小径化、軽量化が可能になるという効果もある。
【0039】
請求項2に係る発明によれば、電力ケーブルをハイブリッド車両のフロア底面に簡単に敷設することができ、作業性、生産性が向上するという優れた効果が奏される。
また、フロアの下では、保護パイプによって、石跳ね、水跳ね、外部からの熱害から電力ケーブルが保護され、電力ケーブルの撓みが防止されるという優れた効果が奏される。さらに、電力ケーブルとしてノンシールドケーブルの採用が可能になり、その結果、電力ケーブルの小径化、軽量化が可能になり、加えて、保護パイプの小径化、軽量化が可能になるという効果もある。
一方、エンジンルーム内ではモータに接続される部分の電力ケーブルが可撓性のある保護チューブに挿通されているので、エンジン等の振動が保護チューブで吸収され、保護パイプに伝達されることがなく、ひいてはインバータに伝達されることがない。また、電力ケーブルの敷設上の寸法誤差等を保護チューブで吸収することができるので、電力ケーブルの敷設作業が容易になり、生産性が向上する。
【0040】
請求項3に係る発明によれば、保護チューブに電磁シールド機能を付与することができるので、電力ケーブルとしてノンシールドケーブルの採用が可能になり、その結果、電力ケーブルの小径化、軽量化が可能になり、加えて、保護チューブの小径化、軽量化が可能になるという効果がある。
請求項4に係る発明によれば、保護パイプを曲げる前に電力ケーブルを挿通することができ、電力ケーブルと保護パイプを同時に電力ケーブルの敷設ルートに沿う形に成形することができるので、電力ケーブルの敷設作業が容易になるという優れた効果が奏される。
【0041】
請求項5に係る発明によれば、電力ケーブルを保護パイプのほぼ中心軸上に容易に配置することができるので、電力ケーブルと保護パイプの接触面積を極めて小さくすることができ、電力ケーブルが摩擦によって損傷するのを防止することができるとともに、外部からの熱害を受け難くくすることができるという効果がある。
請求項6に係る発明によれば、保護パイプ同士を接続するコルゲートチューブまたは可撓チューブによって電力ケーブル敷設上の寸法公差を吸収することができるので、電力ケーブルの敷設作業が容易になるという効果がある。
【0042】
請求項7に係る発明によれば、電力ケーブルを冷却することができるとともに、保護パイプを冷却することができるので、外部からの熱害を確実に阻止することができ、また、冷媒の流量や温度調整により電力ケーブルを所定温度以下に保持することができるという効果がある。
請求項8に係る発明によれば、フィンを設けることにより保護パイプの表面積を大きくすることができるので、保護パイプに対する冷却効果が大きくなり、電力ケーブルが外部からの熱害を受けにくくなるという効果がある。また、保護パイプを介して冷却空気も冷却されるので、電力ケーブルに対する冷却効果も大きくなる。また、保護パイプの剛性を高めることができるという効果もある。
請求項9に係る発明によれば、フィンの表面積をより大きくすることができるので、さらに保護パイプに対する冷却効果を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用電力ケーブル保持構造を備えたパラレル型ハイブリッド車両の透視側面図である。
【図2】この発明に係る車両用電力ケーブル保持構造の第1の実施の形態における全体斜視図である。
【図3】前記第1の実施の形態において保護パイプの取付状態を示す断面図である。
【図4】前記第1の実施の形態において保護パイプのかしめ部を示す斜視図である。
【図5】前記第1の実施の形態において保護パイプの端部処理状態を示す断面図である。
【図6】シールドケーブルが挿通された保護パイプの断面図である。
【図7】前記第1の実施の形態において、分割した保護パイプ同士の接続部を示す斜視図である。
【図8】この発明に係る車両用電力ケーブル保持構造の第2の実施の形態における保護パイプのかしめ部の断面図である。
【図9】前記第2の実施の形態における保護パイプの断面図(その1)である。
【図10】前記第2の実施の形態における保護パイプの断面図(その2)である。
【図11】前記第2の実施の形態における保護パイプの断面図(その3)である。
【符号の説明】
1 ハイブリッド車両(車両)
2 エンジン
3 モータ・ジェネレータ
6 インバータ(電力変換器)
7,7U,7V,7W 高圧ケーブル(電力ケーブル)
11 エンジンルーム
14 フロア
20 保護チューブ
30 保護パイプ
31 かしめ部
32 隙間
33 コルゲートチューブ
34,35,36,37 フィン
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用電力ケーブルの保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電動車両においてバッテリから走行用モータに電力を供給するための電力ケーブルは、線径が比較的に大きく、重量も比較的に大きい。
そのため、従来は、例えば特許文献1に開示されているように、複数の電力ケーブルをフロアの上に固定し、さらにこれら電力ケーブルを板材を曲げ成形してなる保護カバーでひとまとめに包囲していた。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−207610号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のように複数の電力ケーブルを保護カバーで一まとめに包囲すると、保護カバー内に無駄な空間が大きく生じることとなり、フロア上部スペースの有効利用という点で課題を残していた。
また、電力ケーブルの敷設ルートは単純な直線だけでなく、立ち上がりや曲がりなど複雑な形のルートにする場合もあるが、このように複雑なルートに敷設される電力ケーブルに沿って保護カバーを取り付けるとなると、保護カバーも複雑な形状になるため成形が難しくなる。また、場合によっては保護カバーを複数に分割せざるを得なくなって取り付けが煩雑になり、作業性および生産性が悪くなることもある。
【0005】
そこで、この発明は、フロア底面に沿って電力ケーブルを敷設することでフロア上部スペースの有効利用を図ることができ、また、電力ケーブルを複雑なルートに敷設する場合にも作業性、生産性のよい車両用電力ケーブル保持構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、電動車両(例えば、後述する実施の形態におけるハイブリッド車両1)のフロア(例えば、後述する実施の形態におけるフロア14)底面に沿って敷設される電力ケーブル(例えば、後述する実施の形態における高圧ケーブル7,7U,7V,7W)の保持構造において、前記電力ケーブルはそれぞれ一本ずつ金属製の保護パイプ(例えば、後述する実施の形態における保護パイプ30)に挿通され該保護パイプが車両のフロア底面に保持されていることを特徴とする。
このように構成することにより、電力ケーブルを車両のフロア底面に簡単に敷設することができる。また、保護パイプは石跳ねや水跳ねから電力ケーブルを保護する。さらに、保護パイプは剛性を有しているので、電力ケーブルが撓むのを防止する。保護パイプは外部からの熱を遮断し、電力ケーブルを熱害から保護する。保護パイプは電磁シールド機能を有するので、電力ケーブルとしてノンシールドケーブルの採用が可能になる。
【0007】
請求項2に係る発明は、エンジン(例えば、後述する実施の形態におけるエンジン2)とモータ(例えば、後述する実施の形態におけるモータ・ジェネレータ3)により走行駆動するハイブリッド車両(例えば、後述する実施の形態におけるハイブリッド車両1)のフロア(例えば、後述する実施の形態におけるフロア14)底面に沿って敷設される電力ケーブル(例えば、後述する実施の形態における7,7U,7V,7W)の保持構造において、前記電力ケーブルはエンジンルーム(例えば、後述する実施の形態におけるエンジンルーム11)の外に配置された電力変換器(例えば、後述する実施の形態におけるインバータ6)とエンジンルーム内に配置された前記モータとを接続しており、フロアの下では前記電力ケーブルはそれぞれ一本ずつ金属製の保護パイプ(例えば、後述する実施の形態における保護パイプ30)に挿通され該保護パイプが車両のフロア底面から支持されており、エンジンルーム内では前記モータから所定の範囲で前記電力ケーブルが可撓性のある保護チューブ(例えば、後述する実施の形態における保護チューブ20)に挿通されていることを特徴とする。
【0008】
このように構成することにより、電力ケーブルをハイブリッド車両のフロア底面に簡単に敷設することができる。
また、フロアの下では、保護パイプは石跳ねや水跳ねから電力ケーブルを保護する。さらに、保護パイプは剛性を有しているので、電力ケーブルが撓むのを防止する。保護パイプは外部からの熱を遮断し、電力ケーブルを熱害から保護する。また、保護パイプは電磁シールド機能を有するので、電力ケーブルとしてノンシールドケーブルの採用が可能になる。
一方、エンジンルーム内ではモータに接続される部分の電力ケーブルが可撓性のある保護チューブに挿通されているので、モータとの接続作業が容易になるとともに、エンジン等の振動を吸収することができる。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の発明において、前記保護チューブは、鉄製のコルゲートチューブまたは網状のシールド部を備えた鉄製の可撓チューブで構成されていることを特徴とする。
このように構成することにより、保護チューブに電磁シールド機能を付与することができ、電力ケーブルとしてノンシールドケーブルの採用が可能になる。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記保護パイプは前記電力ケーブルが挿通された後に曲げ成形されたことを特徴とする。
このように構成することにより、電力ケーブルと保護パイプを同時に電力ケーブルの敷設ルートに沿う形に成形することが可能になる。また、保護パイプを曲げる前に電力ケーブルを挿通するので、電力ケーブルの敷設作業が容易にできる。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記保護パイプは前記電力ケーブルが挿通された後に該保護パイプの途中をかしめによって縮径されたことを特徴とする。
このように構成することにより、電力ケーブルを保護パイプのほぼ中心軸上に容易に配置することができる。
【0012】
請求項6に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記保護パイプは複数に分割されており、分割された保護パイプ同士は、鉄製のコルゲートチューブ(例えば、後述する実施の形態におけるコルゲートチューブ33)または網状のシールド部を備えた鉄製の可撓チューブで接続されていることを特徴とする。
このように構成することにより、保護パイプを接続する鉄製の可撓チューブによって寸法公差を吸収することができる。
【0013】
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の発明において、前記保護パイプと電力ケーブルの間に形成される隙間(例えば、後述する実施の形態における隙間32)に冷媒(例えば、後述する実施の形態における冷却空気)が流通されることを特徴とする。
このように構成することにより、電力ケーブルを冷却することができるとともに、保護パイプを冷却することができる。
【0014】
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の発明において、前記保護パイプの内面と外面の少なくとも一方にフィン(例えば、後述する実施の形態におけるフィン34,35,36,37)が突設されていることを特徴とする。
このように構成することにより、保護パイプの内面にフィンを設けた場合には、保護パイプ内を流通する冷媒との接触面積が大きくなって保護パイプに対する冷却効果が大になり、保護パイプの外面にフィンを設けた場合には、保護パイプの外側を流れる大気との接触面積が大きくなって保護パイプに対する冷却効果が大になる。いずれの場合も、高圧ケーブル7は外部からの熱害を受けにくくなる。また、フィンは保護パイプの剛性を高める。
【0015】
請求項9に係る発明は、請求項8に記載の発明において、前記フィンは断面T字形をなすことを特徴とする。
このように構成することにより、フィンの表面積をより大きくすることが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る車両用電力ケーブル保持構造の実施の形態を図1から図11の図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
初めに、この発明に係る車両用電力ケーブル保持構造の第1の実施の形態を図1から図7の図面を参照して説明する。
図1は車両用電力ケーブル保持構造を備えたパラレル型ハイブリッド車両1における主要構成の配置を示す透視側面図であり、図2は電力ケーブル保持構造の全体斜視図である。
【0017】
このハイブリッド車両1では、動力源としてのエンジン2とモータ・ジェネレータ3、およびオートマチックトランスミッション4が直列に直結されている。モータ・ジェネレータ3は発電可能な三相のDCブラシレスモータであり、エンジン2およびモータ・ジェネレータ3の駆動力は、オートマチックトランスミッション4を介して駆動輪である前輪5に伝達される。また、ハイブリッド車両1の減速時に駆動輪である前輪5側からモータ・ジェネレータ3側に駆動力が伝達されると、モータ・ジェネレータ3は発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する。回収された電気エネルギーはインバータ(電力変換器)6を介して高圧バッテリー(図示せず)に充電される。
【0018】
エンジン2とモータ・ジェネレータ3とオートマチックトランスミッション4は車室10よりも前方のエンジンルーム11に収容され、インバータ6はこの実施の形態では運転席あるいは助手席を構成する第1シート13Aの下側に配置されていて、モータ・ジェネレータ3とインバータ6は三相の高圧ケーブル(電力ケーブル)7U,7V,7Wによって接続されている。以下、特に相を区別して説明する必要がない場合には、総称して「高圧ケーブル7」と記す。
モータ・ジェネレータ3に接続された高圧ケーブル7はエンジンルーム11からフロア14の下側を通り、インバータ6の下部において立ち上がり、フロア14を貫通してインバータ6に接続されている。
【0019】
高圧ケーブル7は、この実施の形態では、図3に示すように、導体7aを絶縁体7bで被覆してなる所謂ノンシールドケーブルで構成されている。
エンジンルーム11内においてエンジン2から所定範囲においては、三相の高圧ケーブル7U,7V,7Wが三本まとめて一本の可撓性を有する鉄製のコルゲートチューブ(保護チューブ)20に挿通されており、このコルゲートチューブ20の末端以降のエンジンルーム11内およびフロア14の下側においては、各相の高圧ケーブル7U,7V,7Wはそれぞれ一本ずつ金属製(例えば、アルミニウム製)の保護パイプ30に挿通されている。
【0020】
保護パイプ30の内径は高圧ケーブル7が挿通された状態で高圧ケーブル7との間に所定寸法の隙間が生じる大きさに設定されており、保護パイプ30は予め高圧ケーブル7が挿通された後に、高圧ケーブル7の敷設ルートの形状に応じて曲げ成形されたものである。また、保護パイプ30は予め高圧ケーブル7が挿通された後に、敷設ルートの途中の所定部位を、図4に示すようにかしめ加工されて縮径されており、このかしめ部31において保護パイプ30の内周面が高圧ケーブル7の外周面に密接している。これにより高圧ケーブル7は保護パイプ30のほぼ中心軸上に配置され、高圧ケーブル7の周囲に周方向均等に隙間32が形成される。
このように、保護パイプ30に高圧ケーブル7を挿通させた後に保護パイプ30に対して曲げ成形やかしめ加工を行っているので、保護パイプ30を曲げ成形等した後に高圧ケーブル7を挿通するよりも作業性が極めてよく、また、高圧ケーブル7と保護パイプ30を同時に高圧ケーブル7の敷設ルートに沿う形状に成形することができるので、生産性が極めて高い。
【0021】
高圧ケーブル7が挿通された保護パイプ30は、図3に示すように、フロア14の底面に沿って敷設されており、樹脂製のクリップ40を介してフロア14に支持されている。
詳述すると、クリップ40の両端には、内周面に複数の係止爪44を有するボルト係合孔41が設けられ、両ボルト係合孔41,41の間には、保護パイプ30が嵌合可能な嵌合凹部42が三つ並んで設けられている。嵌合凹部42は上方が開口しており、その開口の両側には、内方に進むにしたがって互いに接近するように延びる係止爪43が設けられている。
【0022】
このクリップ40の各嵌合凹部42の開口側から係止爪43を押し広げながら保護パイプ30を押し込んでいく。保護パイプ30の下側半円部分が係止爪43の下側に達すると、係止爪43は弾性で初期形状に復帰しようとするため、この後は係止爪43の弾性によって保護パイプ30は嵌合凹部42の底部へと押し込まれていく。保護パイプ30が嵌合凹部42の底部に突き当たると、保護パイプ30は嵌合凹部42の底部と係止爪43によってしっかりと挟持され、嵌合凹部42からの離脱が阻止される。
【0023】
このようにしてクリップ40に三本の保護パイプ30を嵌合した後、予めフロア14に下向きに固定された一対のスタッドボルト15,15に、クリップ40のボルト係合孔41,41を嵌合させながらクリップ40を押し込んでいくと、ボルト係合孔41の係止爪44がスタッドボルト15のねじ山に係止し、クリップ40はフロア14に固定される。その結果、保護パイプ30がクリップ40を介してフロア14に支持され、保護パイプ30を介して高圧ケーブル7がフロア14の底面に沿って敷設される。
なお、保護パイプ30のかしめ部31にクリップ40を装着するようにしてもよく、そのようにするとクリップ40の位置決めが容易にできる。
【0024】
保護パイプ30のインバータ6側の端部は、図5に示すように、フロア14に固定された板状のブラケット16に固定されている。
詳述すると、インバータ6の下部に位置するフロア14には高圧ケーブル7U,7V,7Wを挿通するための長円形の貫通孔14aが開口しており、さらにフロア14にはこの貫通孔14aを塞ぐように板状のブラケット16がボルト17a、ナット17bによって固定されている。ブラケット16には三つの貫通孔16aが一列に並んで形成されており、各貫通孔16aに高圧ケーブル7を挿通させた保護パイプ30の端部が一つずつ挿入されていて、保護パイプ30の各端部がブラケット16の貫通孔16aの内周縁を軸線方向の両側から挟み込むようにかしめ固定されている。また、ブラケット16とフロア14の間にはグロメット18が挟持されており、グロメット18に設けられた三つの貫通孔18aに、保護パイプ30の端部から突き出された高圧ケーブル7U,7V,7Wがシール状態に挿通されている。
【0025】
保護パイプ30の端部のフロア14への固定は次のように行われる。まず、高圧ケーブル7U,7V,7Wが挿通された三本の保護パイプ30のそれぞれの端部をブラケット16の貫通孔16aに挿入し、該端部を貫通孔16aの内周縁にかしめ固定する。次に、各保護パイプ30の端部から突き出た高圧ケーブル7U,7V,7Wをそれぞれグロメット18の貫通孔18aに挿通し、グロメット18をブラケット16および保護パイプ30の端部に突き当てる。次に、高圧ケーブル7U,7V,7Wとグロメット18の三つの筒部18bをフロア14の底面側からフロア14の貫通孔14aに挿入し、グロメット18の周縁部をフロア14とブラケット16で挟んだ状態にして、ブラケット16をボルト17aとナット17bで固定する。
このようにして高圧ケーブル7U,7V,7Wが挿通された保護パイプ30をフロア14に固定した後、保護パイプ30から突き出た高圧ケーブル7U,7V,7Wをインバータ6に接続する。
【0026】
また、高圧ケーブル7が挿通された保護パイプ30の他端側はエンジンルーム11内に立ち上げられており、図2に示すように、保護パイプ30の他端部はキャップ21にかしめ固定されている。そして、キャップ21から露出する高圧ケーブル7U,7V,7Wはコルゲートチューブ20に挿通され、このコルゲートチューブ20の一端部がキャップ21にかしめ固定され、コルゲートチューブ20の他端部がモータ・ジェネレータ3のターミナルボックス(図示せず)にかしめ固定され、ターミナルボックス内で高圧ケーブル7U,7V,7Wがモータ・ジェネレータ3に接続されている。
【0027】
この第1の実施の形態における車両用電力ケーブル保持構造によれば、高圧ケーブル7をハイブリッド車両1のフロア14の底面に簡単に敷設することができ、高圧ケーブル7の敷設作業性が向上し、生産性が向上する。
また、保護パイプ30は石跳ねや水跳ねから高圧ケーブル7を保護する。さらに、剛性を有する保護パイプ30は、高圧ケーブル7が自重や振動により撓むのを防止する。また、保護パイプ30は外部の熱を遮断し、高圧ケーブル7を外部の熱害から保護する。
さらに、保護チューブ20および保護パイプ30は電磁シールド機能を有するので、高圧ケーブル7にノンシールドケーブルを採用することが可能となり、その結果、高圧ケーブル7の小径化、軽量化が可能になり、さらに、保護チューブ20および保護パイプ30の小径化、軽量化が可能になる。
【0028】
なお、この実施の形態では高圧ケーブル7としてノンシールドケーブルを採用したが、高圧ケーブル7は、図6に示すような、導体7a、絶縁体7b、電磁シールド線7c、絶縁体7dを備えたシールドケーブルを採用することも可能である。この場合、保護パイプ30も電磁シールド機能を有するので、ノイズ防止性能が向上する。
【0029】
また、モータ・ジェネレータ3との接続部の高圧ケーブル7が可撓性のあるコルゲートチューブ20に収容されているので、エンジン2の振動等がコルゲートチューブ20で吸収されて保護パイプ30に伝達されることがなく、ひいてはインバータ6に伝達されることがない。また、高圧ケーブル7の敷設上の寸法誤差等をコルゲートチューブ20で吸収することができるので、敷設作業が容易になり、生産性が向上する。
なお、コルゲートチューブ20に代えて網状のシールド部を備えた鉄製の可撓チューブを用いた場合にも、コルゲートチューブ20を用いた場合と同様の作用・効果がある。
【0030】
また、保護パイプ30の途中数カ所にかしめ部31を設けることにより高圧ケーブル7を保護パイプ30のほぼ中心軸上に配置することができるので、高圧ケーブル7と保護パイプ30の接触面積を極めて小さくすることができ、高圧ケーブル7が保護パイプ30との摩擦によって損傷するのを防止することができる。また、高圧ケーブル7と保護パイプ30の間に周方向均等に隙間32が形成されるので、この隙間32に存在する空気が断熱層として機能し、高圧ケーブル7は外部からの熱害を受けにくくなる。
【0031】
なお、前述した第1の実施の形態では、各相の高圧ケーブル7U,7V,7Wを挿通させる保護パイプ30をそれぞれ一本のパイプで構成したが、各相の高圧ケーブル7U,7V,7Wを挿通させる保護パイプ30をそれぞれ複数のパイプに分割し、図7に示すように、分割された保護パイプ30同士を鉄製のコルゲートチューブ33で接続してもよい。このようにすると、高圧ケーブル7の敷設上の寸法誤差等をコルゲートチューブ33によって吸収することができるので、敷設作業がさらに容易になり、生産性がさらに向上する。
なお、コルゲートチューブ33に代えて網状のシールド部を備えた鉄製の可撓チューブを用いた場合にも、コルゲートチューブ33を用いた場合と同様の作用・効果がある。
【0032】
〔第2の実施の形態〕
次に、この発明に係る車両用電力ケーブル保持構造の第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態の車両用電力ケーブル保持構造が第1の実施の形態のものと相違する点は、保護パイプ30と高圧ケーブル7との間に形成された隙間32を冷却通路として利用し、この隙間32に冷却空気(冷媒)を流通させた点だけである。
このように、隙間32に冷却空気を流通させると、高圧ケーブル7を冷却することができるとともに、保護パイプ30を冷却することができるので、外部からの熱害を確実に阻止することができる。また、冷却空気の流量や温度調節により高圧ケーブル7を所定温度以下に保持することができる。
【0033】
なお、隙間32を冷却通路として利用する場合には、保護パイプ30のかしめ部31を形成する際に保護パイプ30を一周するようにかしめてしまうと冷却通路が閉塞してしまうので、例えば図8に示すように、周方向に間隔を開けて複数箇所だけをかしめて、かしめ部31を挟んで軸線方向両側の隙間32,32を連通させるようにする。この場合、高圧ケーブル7を保護パイプ30の中心軸上に配置させるためには、保護パイプ30の周方向に3箇所以上でかしめるのが好ましい。
【0034】
図9から図11の図面に、隙間32を冷却通路として利用する場合の保護パイプ30の変形例を示す。
図9に示す態様は、保護パイプ30の外周面に、径方向外側に突出するフィン34を突設した例である。保護パイプ30の外周面にフィン34を備えていると、保護パイプ30の外側を流れる大気との接触面積が大きくなって、大気による保護パイプ30に対する冷却効果が大きくなる。また、保護パイプ30を介して冷却空気も冷却されるので、高圧ケーブル7に対する冷却効果も大きくなる。また、保護パイプ30の剛性を高めることができる。
なお、フィン34の形状、寸法、数に特に限定はない。
【0035】
図10に示す態様は、保護パイプ30の内周面に、径方向内側に突出するフィン35を突設した例である。保護パイプ30の内周面にフィン35を備えていると、隙間32を流れる冷却空気との接触面積が大きくなって、冷却空気による保護パイプ30に対する冷却効果が大きくなる。したがって、高圧ケーブル7は外部からの熱害を受けにくくなる。
特に、この図10に示す態様におけるフィン35は表面積を大きく取れる断面略T字形をなしているので、保護パイプに対する冷却効果が極めてを大きい。ただし、フィン35の形状はT字形に限定されるものではなく、種々の形状が採用可能である。また、フィン35の寸法、数にも特に限定はない。
また、フィン35は保護パイプ30の剛性を高める。
【0036】
図11に示す態様は、保護パイプ30の内周面および外周面の両方に、フィン36,37を突設した例である。保護パイプ30の内周面および外周面にフィン36,37を備えていると、保護パイプ30の内側(すなわち、隙間32)を流れる冷却空気および保護パイプ30の外側を流れる大気との接触面積が大きくなって、冷却空気および大気による保護パイプ30に対する冷却効果が大きくなる。また、保護パイプ30を介して冷却空気も冷却されるので、高圧ケーブル7に対する冷却効果も大きくなる。また、フィン36,37は保護パイプ30の剛性を高める。
なお、フィン36,37の形状、寸法、数に特に限定はない。
【0037】
〔他の実施の形態〕
なお、この発明は前述した実施の形態に限られるものではない。
例えば、前述した実施の形態ではインバータ6が第1シート13の下部に設置されているが、インバータ6は、図1において二点鎖線で示すように、第2シート13Bの下部あるいは第3シート13Cの下部に設置されていてもよいし、あるいは、フロア14の下側に設置されていてもよい。
また、電力ケーブルは低圧ケーブルであってもよく、本発明に係る車両用電力ケーブル保持構造は、DC/DCコンバータ(電力変換器)と低圧バッテリ(例えば12ボルトバッテリ)とを接続する低圧ケーブルの保持構造にも適用可能である。
さらに、この発明は、ハイブリッド車両だけでなく、動力源がモータのみの電動車両にも適用可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上説明するように、請求項1に係る発明によれば、電力ケーブルを車両のフロア底面に簡単に敷設することができ、作業性、生産性が向上するという優れた効果が奏される。
また、保護パイプによって、石跳ね、水跳ね、外部からの熱害から電力ケーブルが保護され、電力ケーブルの撓みが防止されるという優れた効果が奏される。また、電力ケーブルとしてノンシールドケーブルの採用が可能になり、その結果、電力ケーブルの小径化、軽量化が可能になり、さらに、保護パイプの小径化、軽量化が可能になるという効果もある。
【0039】
請求項2に係る発明によれば、電力ケーブルをハイブリッド車両のフロア底面に簡単に敷設することができ、作業性、生産性が向上するという優れた効果が奏される。
また、フロアの下では、保護パイプによって、石跳ね、水跳ね、外部からの熱害から電力ケーブルが保護され、電力ケーブルの撓みが防止されるという優れた効果が奏される。さらに、電力ケーブルとしてノンシールドケーブルの採用が可能になり、その結果、電力ケーブルの小径化、軽量化が可能になり、加えて、保護パイプの小径化、軽量化が可能になるという効果もある。
一方、エンジンルーム内ではモータに接続される部分の電力ケーブルが可撓性のある保護チューブに挿通されているので、エンジン等の振動が保護チューブで吸収され、保護パイプに伝達されることがなく、ひいてはインバータに伝達されることがない。また、電力ケーブルの敷設上の寸法誤差等を保護チューブで吸収することができるので、電力ケーブルの敷設作業が容易になり、生産性が向上する。
【0040】
請求項3に係る発明によれば、保護チューブに電磁シールド機能を付与することができるので、電力ケーブルとしてノンシールドケーブルの採用が可能になり、その結果、電力ケーブルの小径化、軽量化が可能になり、加えて、保護チューブの小径化、軽量化が可能になるという効果がある。
請求項4に係る発明によれば、保護パイプを曲げる前に電力ケーブルを挿通することができ、電力ケーブルと保護パイプを同時に電力ケーブルの敷設ルートに沿う形に成形することができるので、電力ケーブルの敷設作業が容易になるという優れた効果が奏される。
【0041】
請求項5に係る発明によれば、電力ケーブルを保護パイプのほぼ中心軸上に容易に配置することができるので、電力ケーブルと保護パイプの接触面積を極めて小さくすることができ、電力ケーブルが摩擦によって損傷するのを防止することができるとともに、外部からの熱害を受け難くくすることができるという効果がある。
請求項6に係る発明によれば、保護パイプ同士を接続するコルゲートチューブまたは可撓チューブによって電力ケーブル敷設上の寸法公差を吸収することができるので、電力ケーブルの敷設作業が容易になるという効果がある。
【0042】
請求項7に係る発明によれば、電力ケーブルを冷却することができるとともに、保護パイプを冷却することができるので、外部からの熱害を確実に阻止することができ、また、冷媒の流量や温度調整により電力ケーブルを所定温度以下に保持することができるという効果がある。
請求項8に係る発明によれば、フィンを設けることにより保護パイプの表面積を大きくすることができるので、保護パイプに対する冷却効果が大きくなり、電力ケーブルが外部からの熱害を受けにくくなるという効果がある。また、保護パイプを介して冷却空気も冷却されるので、電力ケーブルに対する冷却効果も大きくなる。また、保護パイプの剛性を高めることができるという効果もある。
請求項9に係る発明によれば、フィンの表面積をより大きくすることができるので、さらに保護パイプに対する冷却効果を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用電力ケーブル保持構造を備えたパラレル型ハイブリッド車両の透視側面図である。
【図2】この発明に係る車両用電力ケーブル保持構造の第1の実施の形態における全体斜視図である。
【図3】前記第1の実施の形態において保護パイプの取付状態を示す断面図である。
【図4】前記第1の実施の形態において保護パイプのかしめ部を示す斜視図である。
【図5】前記第1の実施の形態において保護パイプの端部処理状態を示す断面図である。
【図6】シールドケーブルが挿通された保護パイプの断面図である。
【図7】前記第1の実施の形態において、分割した保護パイプ同士の接続部を示す斜視図である。
【図8】この発明に係る車両用電力ケーブル保持構造の第2の実施の形態における保護パイプのかしめ部の断面図である。
【図9】前記第2の実施の形態における保護パイプの断面図(その1)である。
【図10】前記第2の実施の形態における保護パイプの断面図(その2)である。
【図11】前記第2の実施の形態における保護パイプの断面図(その3)である。
【符号の説明】
1 ハイブリッド車両(車両)
2 エンジン
3 モータ・ジェネレータ
6 インバータ(電力変換器)
7,7U,7V,7W 高圧ケーブル(電力ケーブル)
11 エンジンルーム
14 フロア
20 保護チューブ
30 保護パイプ
31 かしめ部
32 隙間
33 コルゲートチューブ
34,35,36,37 フィン
Claims (9)
- 電動車両のフロア底面に沿って敷設される電力ケーブルの保持構造において、
前記電力ケーブルはそれぞれ一本ずつ金属製の保護パイプに挿通され該保護パイプが車両のフロア底面に保持されていることを特徴とする車両用電力ケーブル保持構造。 - エンジンとモータにより走行駆動するハイブリッド車両のフロア底面に沿って敷設される電力ケーブルの保持構造において、
前記電力ケーブルはエンジンルームの外に配置された電力変換器とエンジンルーム内に配置された前記モータとを接続しており、フロアの下では前記電力ケーブルはそれぞれ一本ずつ金属製の保護パイプに挿通され該保護パイプが車両のフロア底面から支持されており、エンジンルーム内では前記モータから所定の範囲で前記電力ケーブルが可撓性のある保護チューブに挿通されていることを特徴とする車両用電力ケーブル保持構造。 - 前記保護チューブは、鉄製のコルゲートチューブまたは網状のシールド部を備えた鉄製の可撓チューブで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用電力ケーブル保持構造。
- 前記保護パイプは前記電力ケーブルが挿通された後に曲げ成形されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用電力ケーブル保持構造。
- 前記保護パイプは前記電力ケーブルが挿通された後に該保護パイプの途中をかしめによって縮径されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用電力ケーブル保持構造。
- 前記保護パイプは複数に分割されており、分割された保護パイプ同士は、鉄製のコルゲートチューブまたは網状のシールド部を備えた鉄製の可撓チューブで接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用電力ケーブル保持構造。
- 前記保護パイプと電力ケーブルの間に形成される隙間に冷媒が流通されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の車両用電力ケーブル保持構造。
- 前記保護パイプの内面と外面の少なくとも一方にフィンが突設されていることを特徴とする請求項7に記載の車両用電力ケーブル保持構造。
- 前記フィンは断面T字形をなすことを特徴とする請求項8に記載の車両用電力ケーブル保持構造。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003013525A JP2004224156A (ja) | 2003-01-22 | 2003-01-22 | 車両用電力ケーブル保持構造 |
CNB2004100024549A CN1309593C (zh) | 2003-01-22 | 2004-01-20 | 车辆电力电缆保持结构 |
EP04001368A EP1440834B1 (en) | 2003-01-22 | 2004-01-22 | Vehicle power cables retaining structure |
DE602004003725T DE602004003725D1 (de) | 2003-01-22 | 2004-01-22 | Struktur zur Befestigung von Leistungskabeln in einem Fahrzeug |
US10/761,426 US7172042B2 (en) | 2003-01-22 | 2004-01-22 | Vehicle power cables retaining structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003013525A JP2004224156A (ja) | 2003-01-22 | 2003-01-22 | 車両用電力ケーブル保持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004224156A true JP2004224156A (ja) | 2004-08-12 |
Family
ID=32588640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003013525A Pending JP2004224156A (ja) | 2003-01-22 | 2003-01-22 | 車両用電力ケーブル保持構造 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7172042B2 (ja) |
EP (1) | EP1440834B1 (ja) |
JP (1) | JP2004224156A (ja) |
CN (1) | CN1309593C (ja) |
DE (1) | DE602004003725D1 (ja) |
Cited By (67)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006302819A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド導電路 |
JP2006310125A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド導電路、シールド導電路の製造方法、シールドパイプ、及びシールドパイプ用の曲げ加工機 |
JP2006312409A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド導電体の取付け構造 |
JP2007001454A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 車両用シールド送電システム |
JP2007157435A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド導電体 |
US7247795B2 (en) | 2004-12-06 | 2007-07-24 | Hitachi Cable. Ltd. | Shield wire, housing connected with same, connecting method thereof and shield wire unit |
JP2009135240A (ja) * | 2007-11-29 | 2009-06-18 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 電線のシールド構造 |
WO2010001670A1 (ja) | 2008-07-02 | 2010-01-07 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
WO2010021271A1 (ja) | 2008-08-19 | 2010-02-25 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
WO2010021270A1 (ja) | 2008-08-19 | 2010-02-25 | 矢崎総業株式会社 | プロテクタ及びワイヤハーネス |
JP2010215010A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | シールドパイプ用クランプ |
JP2011062053A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
JP2011072079A (ja) * | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
JP2011097692A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
WO2011102005A1 (ja) * | 2010-02-16 | 2011-08-25 | 住友電装株式会社 | 車両用の電線 |
WO2011129137A1 (ja) * | 2010-04-15 | 2011-10-20 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
JP2011229335A (ja) * | 2010-04-22 | 2011-11-10 | Mitsubishi Motors Corp | 冷却装置 |
WO2011158868A1 (ja) | 2010-06-18 | 2011-12-22 | 矢崎総業株式会社 | 一体型シールドプロテクタ及びワイヤハーネス |
WO2012011503A1 (ja) | 2010-07-23 | 2012-01-26 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
WO2012033217A1 (en) | 2010-09-06 | 2012-03-15 | Yazaki Corporation | Conductive path structure and wire harness |
WO2012032796A1 (ja) * | 2010-09-06 | 2012-03-15 | 住友電装株式会社 | 自動車の配線構造 |
WO2012036319A1 (en) | 2010-09-16 | 2012-03-22 | Yazaki Corporation | Conductive path structure and wire harness |
WO2012077823A1 (en) | 2010-12-10 | 2012-06-14 | Yazaki Corporation | Wiring harness and manufacturing method thereof |
WO2012091173A1 (en) | 2010-12-28 | 2012-07-05 | Yazaki Corporation | Wire harness and manufacturing method of wire harness |
WO2012091174A1 (en) | 2010-12-28 | 2012-07-05 | Yazaki Corporation | Wire harness and method of manufacturing wire harness |
WO2012091175A1 (en) | 2010-12-28 | 2012-07-05 | Yazaki Corporation | Wire harness |
WO2012091171A1 (en) | 2010-12-28 | 2012-07-05 | Yazaki Corporation | Wire harness and method of manufacturing the same |
WO2012098870A1 (en) | 2011-01-20 | 2012-07-26 | Yazaki Corporation | Electrical conduction path structure and wiring harness incorporating the same |
DE112010005333T5 (de) | 2010-03-02 | 2012-12-13 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Kabelbaumanordnungsstruktur |
JP2013501666A (ja) * | 2009-08-14 | 2013-01-17 | ローゼンベルガー ホーフフレクベンツテクニーク ゲーエムベーハー ウント ツェーオー カーゲー | 電気自転車等のための駆動機構 |
JP2013074710A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Toyota Motor Corp | 液冷ケーブルのコネクタ構造 |
WO2013069709A1 (en) | 2011-11-07 | 2013-05-16 | Yazaki Corporation | High voltage wire harness for use in automobile |
WO2013077465A1 (en) | 2011-11-25 | 2013-05-30 | Yazaki Corporation | Wire harness with exterior member |
US8561296B2 (en) | 2008-08-19 | 2013-10-22 | Yazaki Corporation | Method for producing wiring harness |
WO2013157654A1 (en) | 2012-04-17 | 2013-10-24 | Yazaki Corporation | Wiring harness |
WO2013157655A1 (en) | 2012-04-17 | 2013-10-24 | Yazaki Corporation | Wiring harness |
WO2013162070A1 (en) | 2012-04-26 | 2013-10-31 | Yazaki Corporation | Wire harness |
WO2013161126A1 (ja) * | 2012-04-25 | 2013-10-31 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
WO2013168631A1 (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-14 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
WO2013168633A1 (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-14 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
JP2013243924A (ja) * | 2013-07-02 | 2013-12-05 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
WO2014030739A1 (ja) * | 2012-08-23 | 2014-02-27 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス用外装部材及びワイヤハーネス |
WO2014034901A1 (ja) | 2012-09-03 | 2014-03-06 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
WO2014038697A1 (ja) | 2012-09-10 | 2014-03-13 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
WO2014038696A1 (ja) | 2012-09-10 | 2014-03-13 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
WO2014061414A1 (ja) * | 2012-10-15 | 2014-04-24 | 矢崎総業株式会社 | 電線用外装保護チューブ |
EP2736134A1 (en) * | 2011-07-21 | 2014-05-28 | Yazaki Corporation | Wire harness and method of maintaining shape thereof |
EP2736050A1 (en) * | 2011-07-21 | 2014-05-28 | Yazaki Corporation | Wire harness |
EP2736136A1 (en) * | 2011-07-21 | 2014-05-28 | Yazaki Corporation | High-voltage wire harness for vehicle, and method for producing said wire harness |
WO2014080982A1 (ja) * | 2012-11-21 | 2014-05-30 | 矢崎総業株式会社 | 電線用外装保護チューブ |
US9012777B2 (en) | 2010-09-16 | 2015-04-21 | Yazaki Corporation | Conductive path structure and wire harness |
WO2015079881A1 (ja) | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス |
CN105075041A (zh) * | 2013-03-26 | 2015-11-18 | 矢崎总业株式会社 | 线束 |
US9246316B2 (en) | 2010-12-10 | 2016-01-26 | Yazaki Corporation | Wiring harness |
US9466957B2 (en) | 2011-07-21 | 2016-10-11 | Yazaki Corporation | Wire harness |
US9505358B2 (en) | 2011-07-21 | 2016-11-29 | Yazaki Corporation | Wire harness |
DE102016214039A1 (de) | 2015-07-31 | 2017-02-02 | Yazaki Corporation | Kabelbaum |
US9640957B2 (en) | 2012-10-18 | 2017-05-02 | Yazaki Corporation | Wire harness exterior member and wire harness |
US9732888B2 (en) | 2012-02-24 | 2017-08-15 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | External cover material for wire harness |
JP2017158381A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-07 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス |
US9840211B2 (en) | 2013-03-06 | 2017-12-12 | Yazaki Corporation | Wire harness |
US9849846B2 (en) | 2013-12-24 | 2017-12-26 | Yazaki Corporation | Wire harness and method for inserting electrical conductive paths through wire harness |
US9902346B2 (en) | 2014-11-27 | 2018-02-27 | Yazaki Corporation | Wire harness |
US10369941B2 (en) | 2016-12-12 | 2019-08-06 | Yazaki Corporation | Wire harness |
US11222736B2 (en) | 2017-07-19 | 2022-01-11 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Wiring harness with a reinforcing layer that includes polyurea resin |
JP2022066222A (ja) * | 2018-07-30 | 2022-04-28 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
WO2023169383A1 (zh) * | 2022-03-07 | 2023-09-14 | 广州小鹏汽车科技有限公司 | 线缆、电能传输***和车辆 |
Families Citing this family (52)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3815456B2 (ja) * | 2003-04-09 | 2006-08-30 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両における高圧電線の配策構造 |
US7002271B2 (en) * | 2004-03-22 | 2006-02-21 | General Motors Corporation | Wiring connection module for hybrid electro-mechanical transmission |
JP4701754B2 (ja) * | 2005-03-09 | 2011-06-15 | トヨタ自動車株式会社 | 電気機器の搭載構造 |
US7439447B2 (en) * | 2005-06-03 | 2008-10-21 | Hitachi Cable Indiana, Inc. | Hybrid vehicle rigid routing cable assembly |
DE102006044224A1 (de) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Bombardier Transportation Gmbh | Fahrzeug mit einem Kanal für elektrische Leitungen |
JP2009059505A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド導電体 |
DE102007051836A1 (de) | 2007-10-30 | 2009-05-14 | Leoni Bordnetz-Systeme Gmbh | Kabelsatz, insbesondere ein Hochvoltkabelsatz für ein Kraftfahrzeug, sowie eine Vorrichtung zur Durchführung eines elektrischen Kabels und zur Anbindung einer Abschirmung des Kabels |
US20090272576A1 (en) * | 2008-04-30 | 2009-11-05 | Ise Corporation | Vehicle High Power Cable Fastening System and Method |
US20100108231A1 (en) * | 2008-10-30 | 2010-05-06 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Non-load bearing cut resistant tire side- wall component and tire containing said component, and processes for making same |
JP5058142B2 (ja) * | 2008-12-19 | 2012-10-24 | 本田技研工業株式会社 | 車両の配線構造 |
US8418823B2 (en) * | 2009-03-12 | 2013-04-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electrically powered vehicle |
US9026393B2 (en) * | 2009-07-07 | 2015-05-05 | Ford Global Technologies, Llc | High voltage interlock strategy |
JP5431045B2 (ja) * | 2009-07-13 | 2014-03-05 | 矢崎総業株式会社 | モーターケーブル装置 |
CN102470807A (zh) * | 2009-07-27 | 2012-05-23 | 本田技研工业株式会社 | 车辆的电气部件搭载结构 |
JP5576157B2 (ja) * | 2010-03-16 | 2014-08-20 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス及びこの製造方法 |
US20130009450A1 (en) * | 2010-03-25 | 2013-01-10 | Minoru Suzuki | In-wheel motor-driven device |
JP5722572B2 (ja) * | 2010-08-24 | 2015-05-20 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
JP5684525B2 (ja) * | 2010-10-01 | 2015-03-11 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス及びワイヤハーネスの製造方法 |
JP5781289B2 (ja) * | 2010-10-15 | 2015-09-16 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス配索構造 |
DE112011103634T5 (de) * | 2010-11-02 | 2013-08-01 | Honda Motor Co., Ltd. | Elektrisches Kraftfahrzeug |
JP6014910B2 (ja) * | 2011-01-21 | 2016-10-26 | 矢崎総業株式会社 | 高圧導電路及びワイヤハーネス |
JP5917806B2 (ja) * | 2011-01-21 | 2016-05-18 | 矢崎総業株式会社 | プロテクタの製造方法及びワイヤハーネスの製造方法 |
JP5691642B2 (ja) * | 2011-02-28 | 2015-04-01 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | シールド導電体 |
JP2012178314A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-13 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド導電体 |
WO2013084936A1 (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-13 | 本田技研工業株式会社 | バッテリパックの車載構造 |
JP5948653B2 (ja) * | 2012-05-29 | 2016-07-06 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス配索構造 |
JP5874549B2 (ja) * | 2012-06-29 | 2016-03-02 | 三菱自動車工業株式会社 | 電動車両 |
CN102729922B (zh) * | 2012-07-06 | 2016-04-06 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 汽车及过线挡板 |
JP2014022219A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
WO2014034377A1 (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-06 | 日産自動車株式会社 | 電動車両の強電ハーネス接続構造 |
CN104640745A (zh) * | 2012-09-18 | 2015-05-20 | 日产自动车株式会社 | 电动车辆的线束布线构造 |
JP5999428B2 (ja) * | 2012-12-25 | 2016-09-28 | 矢崎総業株式会社 | 線状アッセンブリー |
JP5987212B2 (ja) * | 2012-12-25 | 2016-09-07 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
JP6149535B2 (ja) * | 2013-06-20 | 2017-06-21 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
JP2015012768A (ja) * | 2013-07-02 | 2015-01-19 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
JP2015012767A (ja) * | 2013-07-02 | 2015-01-19 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
JP6008251B2 (ja) * | 2013-08-23 | 2016-10-19 | 住友電装株式会社 | 導電路及び導電路用スペーサ |
JP6307919B2 (ja) * | 2013-11-13 | 2018-04-11 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両における高圧電線の配設構造 |
DE102013019442A1 (de) * | 2013-11-21 | 2015-05-21 | Auto-Kabel Management Gmbh | Elektrisches Kabel, Verfahren zum Herstellen eines solchen elektrischen Kabels und Verwendung eines solchen elektrischen Kabels |
CN105793081B (zh) * | 2013-12-02 | 2019-05-07 | 本田技研工业株式会社 | 车辆 |
US10050422B2 (en) | 2014-10-15 | 2018-08-14 | Lear Corporation | Wiring carrier |
JP6045618B2 (ja) | 2015-02-02 | 2016-12-14 | 矢崎総業株式会社 | 外装部材及びワイヤハーネス |
US9879781B2 (en) * | 2015-03-06 | 2018-01-30 | Ford Global Technologies, Llc | Plated sealing system for vehicle assembly |
US11476044B2 (en) * | 2015-03-09 | 2022-10-18 | Ford Global Technologies, Llc | Electrified vehicle cable having an inductor portion |
JP6471909B2 (ja) * | 2016-04-07 | 2019-02-20 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス |
JP7000075B2 (ja) * | 2017-08-29 | 2022-02-10 | 矢崎総業株式会社 | 車両用回路体 |
JP6856494B2 (ja) * | 2017-10-25 | 2021-04-07 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス及びその製造方法 |
JP2019089398A (ja) * | 2017-11-13 | 2019-06-13 | 矢崎総業株式会社 | 電線配索構造及び車両用回路体 |
JP6838576B2 (ja) * | 2018-03-29 | 2021-03-03 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
EP3627635B1 (de) | 2018-09-19 | 2022-11-02 | Rosenberger Hochfrequenztechnik GmbH & Co. KG | Verbindungselement, baugruppenverbindung, leiterplattenanordnung und verfahren zur herstellung eines verbindungselements |
JP7010199B2 (ja) * | 2018-12-03 | 2022-01-26 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス、及び外装部材 |
DE102021110393A1 (de) | 2021-04-23 | 2022-10-27 | Lisa Dräxlmaier GmbH | Elektrische Ladevorrichtung |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1962876A (en) * | 1933-08-14 | 1934-06-12 | Steel & Tubes Inc | Pebble finished metal tubing |
FR1011734A (fr) * | 1949-03-10 | 1952-06-26 | Perfectionnements apportés aux éléments d'équipement électrique, notamment pour véhicules agricoles | |
JPS6324919A (ja) | 1986-07-18 | 1988-02-02 | 松下電器産業株式会社 | ジユーサ |
JPH01102475A (ja) | 1987-10-15 | 1989-04-20 | Ricoh Co Ltd | 複写機 |
DE4138714A1 (de) * | 1991-11-21 | 1993-05-27 | Siemens Ag | Leitungssatz fuer das bordnetz eines kraftfahrzeuges |
JPH05207610A (ja) * | 1992-01-24 | 1993-08-13 | Honda Motor Co Ltd | 電気自動車のフロア構造 |
US5591937A (en) * | 1994-12-02 | 1997-01-07 | Hughes Aircraft Company | High power, high frequency transmission cable breach detection |
JPH11180163A (ja) * | 1997-12-18 | 1999-07-06 | Honda Motor Co Ltd | 電気自動車 |
JP3561400B2 (ja) * | 1997-12-18 | 2004-09-02 | 本田技研工業株式会社 | 電気自動車における配線構造 |
JP4081889B2 (ja) * | 1998-11-11 | 2008-04-30 | 日産自動車株式会社 | 電動車両の強電ハーネス配索構造 |
DE19959575A1 (de) * | 1999-12-10 | 2001-07-05 | Nkt Cables Gmbh | Verkabelungselement |
DE10012950B4 (de) * | 2000-03-16 | 2010-01-21 | Volkswagen Ag | Gekühlte Kabel, insbesondere luftgekühlte Kabel |
US6674000B2 (en) * | 2001-11-07 | 2004-01-06 | The Boeing Company | Simplified interconnect for center of wide body aircraft |
DE10223840B4 (de) * | 2002-05-28 | 2004-04-29 | Airbus Deutschland Gmbh | Kanal-Anordnung |
JP4146316B2 (ja) * | 2003-09-02 | 2008-09-10 | 矢崎総業株式会社 | プロテクタ |
-
2003
- 2003-01-22 JP JP2003013525A patent/JP2004224156A/ja active Pending
-
2004
- 2004-01-20 CN CNB2004100024549A patent/CN1309593C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2004-01-22 EP EP04001368A patent/EP1440834B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2004-01-22 DE DE602004003725T patent/DE602004003725D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2004-01-22 US US10/761,426 patent/US7172042B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (120)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7247795B2 (en) | 2004-12-06 | 2007-07-24 | Hitachi Cable. Ltd. | Shield wire, housing connected with same, connecting method thereof and shield wire unit |
JP2006302819A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド導電路 |
JP2006310125A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド導電路、シールド導電路の製造方法、シールドパイプ、及びシールドパイプ用の曲げ加工機 |
JP2006312409A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド導電体の取付け構造 |
JP4657026B2 (ja) * | 2005-06-24 | 2011-03-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 車両用シールド送電システム |
JP2007001454A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 車両用シールド送電システム |
JP2007157435A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド導電体 |
JP2009135240A (ja) * | 2007-11-29 | 2009-06-18 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 電線のシールド構造 |
WO2010001670A1 (ja) | 2008-07-02 | 2010-01-07 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
US20110132638A1 (en) * | 2008-08-19 | 2011-06-09 | Yazaki Corporation | Protector and wire harness |
US8561296B2 (en) | 2008-08-19 | 2013-10-22 | Yazaki Corporation | Method for producing wiring harness |
WO2010021270A1 (ja) | 2008-08-19 | 2010-02-25 | 矢崎総業株式会社 | プロテクタ及びワイヤハーネス |
JP2010047033A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
WO2010021271A1 (ja) | 2008-08-19 | 2010-02-25 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
US8563866B2 (en) | 2008-08-19 | 2013-10-22 | Yazaki Corporation | Protector and wire harness |
US9755410B2 (en) | 2008-08-19 | 2017-09-05 | Yazaki Corporation | Wire harness |
JP2010215010A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | シールドパイプ用クランプ |
JP2013501666A (ja) * | 2009-08-14 | 2013-01-17 | ローゼンベルガー ホーフフレクベンツテクニーク ゲーエムベーハー ウント ツェーオー カーゲー | 電気自転車等のための駆動機構 |
JP2011062053A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
JP2011072079A (ja) * | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
JP2011097692A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
WO2011102005A1 (ja) * | 2010-02-16 | 2011-08-25 | 住友電装株式会社 | 車両用の電線 |
DE112010005333T5 (de) | 2010-03-02 | 2012-12-13 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Kabelbaumanordnungsstruktur |
US8981221B2 (en) | 2010-03-02 | 2015-03-17 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Wiring harness arrangement structure |
JP2011229196A (ja) * | 2010-04-15 | 2011-11-10 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
WO2011129137A1 (ja) * | 2010-04-15 | 2011-10-20 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
EP2560257A4 (en) * | 2010-04-15 | 2014-01-22 | Yazaki Corp | HARNESS |
US9083162B2 (en) | 2010-04-15 | 2015-07-14 | Yazaki Corporation | Wiring harness |
EP2560257A1 (en) * | 2010-04-15 | 2013-02-20 | Yazaki Corporation | Wire harness |
JP2011229335A (ja) * | 2010-04-22 | 2011-11-10 | Mitsubishi Motors Corp | 冷却装置 |
US9537294B2 (en) | 2010-06-18 | 2017-01-03 | Yazaki Corporation | Integrated shielding protector and wire harness |
WO2011158868A1 (ja) | 2010-06-18 | 2011-12-22 | 矢崎総業株式会社 | 一体型シールドプロテクタ及びワイヤハーネス |
WO2012011503A1 (ja) | 2010-07-23 | 2012-01-26 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
WO2012032796A1 (ja) * | 2010-09-06 | 2012-03-15 | 住友電装株式会社 | 自動車の配線構造 |
WO2012033217A1 (en) | 2010-09-06 | 2012-03-15 | Yazaki Corporation | Conductive path structure and wire harness |
US9330813B2 (en) | 2010-09-06 | 2016-05-03 | Yazaki Corporation | Conductive path structure and wire harness |
US9230713B2 (en) | 2010-09-16 | 2016-01-05 | Yazaki Corporation | Conductive path structure and wire harness |
WO2012036319A1 (en) | 2010-09-16 | 2012-03-22 | Yazaki Corporation | Conductive path structure and wire harness |
US9012777B2 (en) | 2010-09-16 | 2015-04-21 | Yazaki Corporation | Conductive path structure and wire harness |
US9246316B2 (en) | 2010-12-10 | 2016-01-26 | Yazaki Corporation | Wiring harness |
US9071042B2 (en) | 2010-12-10 | 2015-06-30 | Yazaki Corporation | Wiring harness and manufacturing method thereof |
WO2012077823A1 (en) | 2010-12-10 | 2012-06-14 | Yazaki Corporation | Wiring harness and manufacturing method thereof |
US9197042B2 (en) | 2010-12-28 | 2015-11-24 | Yazaki Corporation | Wire harness and method of manufacturing wire harness |
WO2012091171A1 (en) | 2010-12-28 | 2012-07-05 | Yazaki Corporation | Wire harness and method of manufacturing the same |
WO2012091175A1 (en) | 2010-12-28 | 2012-07-05 | Yazaki Corporation | Wire harness |
US9387816B2 (en) | 2010-12-28 | 2016-07-12 | Yazaki Corporation | Wire harness and method of manufacturing the same |
WO2012091174A1 (en) | 2010-12-28 | 2012-07-05 | Yazaki Corporation | Wire harness and method of manufacturing wire harness |
WO2012091173A1 (en) | 2010-12-28 | 2012-07-05 | Yazaki Corporation | Wire harness and manufacturing method of wire harness |
WO2012098870A1 (en) | 2011-01-20 | 2012-07-26 | Yazaki Corporation | Electrical conduction path structure and wiring harness incorporating the same |
CN103492232B (zh) * | 2011-01-20 | 2016-01-20 | 矢崎总业株式会社 | 导电路径结构及包含该导电路径结构的线束 |
CN103492232A (zh) * | 2011-01-20 | 2014-01-01 | 矢崎总业株式会社 | 导电路径结构及包含该导电路径结构的线束 |
US9358936B2 (en) | 2011-01-20 | 2016-06-07 | Yazaki Corporation | Electrical conduction path structure and wiring harness incorporating the same |
US9536641B2 (en) | 2011-07-21 | 2017-01-03 | Yazaki Corporation | Method of manufacturing an automobile high voltage wire harness |
EP2736136A4 (en) * | 2011-07-21 | 2015-03-25 | Yazaki Corp | HIGH VOLTAGE CABLE BEAM FOR VEHICLE AND METHOD FOR PRODUCING SAID CABLE BEAM |
EP2736134A4 (en) * | 2011-07-21 | 2015-03-25 | Yazaki Corp | CABLE TREE AND METHOD FOR SAVING ITS FORM |
US9531173B2 (en) | 2011-07-21 | 2016-12-27 | Yazaki Corporation | Wire harness and method of maintaining shape thereof |
US9505358B2 (en) | 2011-07-21 | 2016-11-29 | Yazaki Corporation | Wire harness |
US9616825B2 (en) | 2011-07-21 | 2017-04-11 | Yazaki Corporation | Wire harness |
US9466957B2 (en) | 2011-07-21 | 2016-10-11 | Yazaki Corporation | Wire harness |
EP2736050A4 (en) * | 2011-07-21 | 2015-03-25 | Yazaki Corp | HARNESS |
EP2736136A1 (en) * | 2011-07-21 | 2014-05-28 | Yazaki Corporation | High-voltage wire harness for vehicle, and method for producing said wire harness |
EP2736050A1 (en) * | 2011-07-21 | 2014-05-28 | Yazaki Corporation | Wire harness |
EP2736134A1 (en) * | 2011-07-21 | 2014-05-28 | Yazaki Corporation | Wire harness and method of maintaining shape thereof |
JP2013074710A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Toyota Motor Corp | 液冷ケーブルのコネクタ構造 |
WO2013069709A1 (en) | 2011-11-07 | 2013-05-16 | Yazaki Corporation | High voltage wire harness for use in automobile |
US9623815B2 (en) | 2011-11-25 | 2017-04-18 | Yazaki Corporation | Wire harness with exterior member |
WO2013077465A1 (en) | 2011-11-25 | 2013-05-30 | Yazaki Corporation | Wire harness with exterior member |
US9732888B2 (en) | 2012-02-24 | 2017-08-15 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | External cover material for wire harness |
JP2013223342A (ja) * | 2012-04-17 | 2013-10-28 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
US20150034354A1 (en) * | 2012-04-17 | 2015-02-05 | Yazaki Corporation | Wiring harness |
WO2013157654A1 (en) | 2012-04-17 | 2013-10-24 | Yazaki Corporation | Wiring harness |
US9561757B2 (en) | 2012-04-17 | 2017-02-07 | Yazaki Corporation | Wiring harness |
US20150034382A1 (en) * | 2012-04-17 | 2015-02-05 | Yazaki Corporation | Wiring harness |
US9573535B2 (en) | 2012-04-17 | 2017-02-21 | Yazaki Corporation | Wiring harness |
WO2013157655A1 (en) | 2012-04-17 | 2013-10-24 | Yazaki Corporation | Wiring harness |
JP2013223341A (ja) * | 2012-04-17 | 2013-10-28 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
WO2013161126A1 (ja) * | 2012-04-25 | 2013-10-31 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
US9469257B2 (en) | 2012-04-26 | 2016-10-18 | Yazaki Corporation | Wire harness |
WO2013162070A1 (en) | 2012-04-26 | 2013-10-31 | Yazaki Corporation | Wire harness |
JP2013243900A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-12-05 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
WO2013168631A1 (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-14 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
JP2013236471A (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | ワイヤハーネス |
WO2013168633A1 (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-14 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
JP2013240129A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-28 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | ワイヤハーネス |
JP2014042408A (ja) * | 2012-08-23 | 2014-03-06 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス用外装部材及びワイヤハーネス |
US9735556B2 (en) | 2012-08-23 | 2017-08-15 | Yazaki Corporation | Wire harness exterior member and wire harness |
WO2014030739A1 (ja) * | 2012-08-23 | 2014-02-27 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス用外装部材及びワイヤハーネス |
JP2014050262A (ja) * | 2012-09-03 | 2014-03-17 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
US9412491B2 (en) | 2012-09-03 | 2016-08-09 | Yazaki Corporation | Wire harness |
WO2014034901A1 (ja) | 2012-09-03 | 2014-03-06 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
WO2014038696A1 (ja) | 2012-09-10 | 2014-03-13 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
WO2014038697A1 (ja) | 2012-09-10 | 2014-03-13 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
JP2014054136A (ja) * | 2012-09-10 | 2014-03-20 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
US9947439B2 (en) | 2012-09-10 | 2018-04-17 | Yazaki Corporation | Dark exterior wire harness with heat-reflection and identification portion |
US9868407B2 (en) | 2012-09-10 | 2018-01-16 | Yazaki Corporation | Wire harness |
WO2014061414A1 (ja) * | 2012-10-15 | 2014-04-24 | 矢崎総業株式会社 | 電線用外装保護チューブ |
US9331460B2 (en) | 2012-10-15 | 2016-05-03 | Yazaki Corporation | Exterior protection tube for electric wire |
JP2014082850A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Yazaki Corp | 電線用外装保護チューブ |
US9640957B2 (en) | 2012-10-18 | 2017-05-02 | Yazaki Corporation | Wire harness exterior member and wire harness |
JP2014103810A (ja) * | 2012-11-21 | 2014-06-05 | Yazaki Corp | 電線用外装保護チューブ |
WO2014080982A1 (ja) * | 2012-11-21 | 2014-05-30 | 矢崎総業株式会社 | 電線用外装保護チューブ |
US9211853B2 (en) | 2012-11-21 | 2015-12-15 | Yazaki Corporation | Outer protective tube for electric wire |
GB2521328A (en) * | 2012-11-21 | 2015-06-17 | Yazaki Corp | Outer protective tube for electrical wire |
DE112014001133B4 (de) | 2013-03-06 | 2024-03-28 | Yazaki Corporation | Kabelbaum |
US9840211B2 (en) | 2013-03-06 | 2017-12-12 | Yazaki Corporation | Wire harness |
CN105075041A (zh) * | 2013-03-26 | 2015-11-18 | 矢崎总业株式会社 | 线束 |
US9758112B2 (en) | 2013-03-26 | 2017-09-12 | Yazaki Corporation | Wire harness |
JP2013243924A (ja) * | 2013-07-02 | 2013-12-05 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
WO2015079881A1 (ja) | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス |
DE112014005872B4 (de) | 2013-12-24 | 2023-03-23 | Yazaki Corporation | Kabelbaum und Verfahren zum Einführen elektrisch leitfähiger Pfade durch einen Kabelbaum |
US9849846B2 (en) | 2013-12-24 | 2017-12-26 | Yazaki Corporation | Wire harness and method for inserting electrical conductive paths through wire harness |
US9902346B2 (en) | 2014-11-27 | 2018-02-27 | Yazaki Corporation | Wire harness |
DE102016214039A1 (de) | 2015-07-31 | 2017-02-02 | Yazaki Corporation | Kabelbaum |
US10363888B2 (en) | 2015-07-31 | 2019-07-30 | Yazaki Corporation | Wire harness |
JP2017158381A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-07 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス |
US10369941B2 (en) | 2016-12-12 | 2019-08-06 | Yazaki Corporation | Wire harness |
US11222736B2 (en) | 2017-07-19 | 2022-01-11 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Wiring harness with a reinforcing layer that includes polyurea resin |
JP2022066222A (ja) * | 2018-07-30 | 2022-04-28 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
JP7315044B2 (ja) | 2018-07-30 | 2023-07-26 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
WO2023169383A1 (zh) * | 2022-03-07 | 2023-09-14 | 广州小鹏汽车科技有限公司 | 线缆、电能传输***和车辆 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20050011687A1 (en) | 2005-01-20 |
US7172042B2 (en) | 2007-02-06 |
EP1440834A1 (en) | 2004-07-28 |
CN1309593C (zh) | 2007-04-11 |
DE602004003725D1 (de) | 2007-02-01 |
CN1521058A (zh) | 2004-08-18 |
EP1440834B1 (en) | 2006-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004224156A (ja) | 車両用電力ケーブル保持構造 | |
JP4015120B2 (ja) | 車両用電力ケーブル保持構造、車両用電力ケーブルアッシの組み立て方法 | |
JP5722572B2 (ja) | ワイヤハーネス | |
JP5727172B2 (ja) | ワイヤハーネス | |
JP5638898B2 (ja) | ワイヤハーネス配索構造及びシールドカバー | |
US20100045106A1 (en) | Wiring harness | |
WO2013125063A1 (ja) | ワイヤハーネスの配索構造および該配索構造の形成方法 | |
WO2014104072A1 (ja) | シールドコネクタ構造 | |
EP2801136B1 (en) | Sliding type clamp and clamp unit | |
WO2014030739A1 (ja) | ワイヤハーネス用外装部材及びワイヤハーネス | |
JP2008148409A (ja) | 回転電機用の電力接続部構造およびその製造方法 | |
JP4823559B2 (ja) | シールド導電路 | |
JP2009135240A (ja) | 電線のシールド構造 | |
JP5557370B2 (ja) | ワイヤハーネス | |
WO2019171969A1 (ja) | 固定部材付き保護管及びワイヤハーネス | |
JP2011205843A (ja) | フラット電線用クランプ | |
WO2019188513A1 (ja) | ワイヤハーネス | |
JP5741205B2 (ja) | パワーコントロールユニット | |
JP2004159461A (ja) | グロメット | |
JP2011233404A (ja) | シールド導電体 | |
JP2020078971A (ja) | 電動車両駆動ユニット | |
JP2009278694A (ja) | 回転電機の端子台 | |
JP2015040004A (ja) | 電動車両用高電圧コンポーネント筺体 | |
JP2013149374A (ja) | 電線コネクタ固定構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060324 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060523 |