JP6084021B2 - 表示システム、表示装置、表示方法、及び、プログラム - Google Patents

表示システム、表示装置、表示方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像を表示する技術に関する。
従来より、自動車等にタッチパネルを用いた表示装置を搭載し、ナビゲーションやオーディオ等を操作する技術が知られている。また、このような表示装置に様々なアイコンを表示することで、ユーザ(代表的には車両のドライバ)は、表示装置の画面をタッチするだけでナビゲーションやオーディオ等を容易に操作することができる。
また、近年では、様々なアプリケーションを携帯端末から表示装置へダウンロードできるようになり、多数のアイコンが表示装置の画面に表示されている。ただし、ユーザは表示されるアイコンが多数となるほど、所望のアイコンを瞬時に判別しがたくなる。このため、表示装置によっては、瞬時の判断を要する車両走行中において、所定のアイコンをユーザに視認させないよう画面から消去し、アイコンの視認性を向上させている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−93463号公報
しかし、アイコンを画面から消去すると、ユーザはどのアイコンが消去されたか認識することができないため、所望のアイコンを表示させようと様々な操作を試みる必要があった。この場合、ユーザは操作を望むアイコンを画面中に表示させたり、探し当てることを容易に行うことができなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ユーザがアイコンを操作する際の視認性を高める技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、車両用の表示装置であって、複数のアイコンを表示画面に表示する表示手段と、前記車両の速度を検出する検出手段と、を備え、 前記表示手段は、前記車両の速度の変化に応じて、前記複数のアイコンの表示態様を、前記複数のアイコンを重ねずに表示する第1態様と、前記複数のアイコンを重ねて表示する第2態様との間で変化させ、前記第2態様において、前記複数のアイコン同士の重なる割合は、前方に表示されるアイコンよりも後方に表示されるアイコンの方が高い。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の表示装置において、前記表示手段は、前記車両の速度の増加に応じて、前記複数のアイコンの表示態様を前記第1態様から前記第2態様へ変化させる。
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の表示装置において、前記表示手段は、前記複数のアイコンの表示態様を前記第1態様から前記第2態様へアニメーション表現で変化させる。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の表示装置において、前記表示手段は、前記第2態様で表示される前記複数のアイコンのうち、前面に表示されるアイコンを拡大して表示する。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の表示装置において、前記表示手段は、前記第2態様で表示される前記複数のアイコンのうち、最前に表示されるアイコン以外のアイコンの色彩を変更する。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の表示装置において、前記アイコンに対する操作を受付けるアイコン操作受付手段、をさらに備え、前記アイコン操作受付手段は、前記第2態様で表示される前記複数のアイコンのうち、最前に表示されるアイコンに対する操作のみ受付ける。
また、請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の表示装置において、ユーザの操作を受付けるユーザ操作受付手段、をさらに備え、前記表示手段は、前記複数のアイコンの表示態様が第2態様のとき、前記ユーザの操作が行われると、他のアイコンに重ねられて表示されたアイコンを最前に表示する。
また、請求項8の発明は、画像の表示システムであって、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の表示装置と、前記表示装置に、前記複数のアイコンに関するデータを提供するデータ提供装置と、を備える。
また、請求項9の発明は、複数のアイコンを車両内で表示する表示方法であって、(a)複数のアイコンを表示画面に表示する工程と、(b)前記車両の速度を検出する工程と、を備え、前記工程(a)は、前記車両の速度の変化に応じて、前記複数のアイコンの表示態様を、前記複数のアイコンを重ねずに表示する第1態様と、前記複数のアイコンを重ねて表示する第2態様との間で変化させ、前記第2態様において、前記複数のアイコン同士の重なる割合は、前方に表示されるアイコンよりも後方に表示されるアイコンの方が高い。
また、請求項10の発明は、コンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記コンピュータに、コンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記コンピュータに、(a)複数のアイコンを表示画面に表示する工程と、(b)前記車両の速度を検出する工程と、を実行させ、前記工程(a)は、前記車両の速度の変化に応じて、前記複数のアイコンの表示態様を、前記複数のアイコンを重ねずに表示する第1態様と、前記複数のアイコンを重ねて表示する第2態様との間で変化させ、前記第2態様において、前記複数のアイコン同士の重なる割合は、前方に表示されるアイコンよりも後方に表示されるアイコンの方が高い。
請求項1ないし10のいずれかの発明によれば、車両の速度に応じて、複数のアイコンの表示態様を、重ねずに一覧的に表示する態様と、重ねて表示する態様との間で変化させるので、アイコンの視認性を向上させることができる。
また、特に請求項2の発明によれば、車両走行中におけるアイコンの視認性を向上させることができる。
また、特に請求項3の発明によれば、アイコンの表示態様が変化したことを、ユーザが直感的に把握できる。
また、特に請求項4の発明によれば、重ねて表示される複数のアイコンのうち、前面に表示されるアイコンを拡大して表示するので、アイコンの操作性を向上させることができる。
また、特に請求項5の発明によれば、重ねて表示される前記複数のアイコンのうち、最前に表示されるアイコン以外のアイコンの色彩を変更するので、アイコンの視認性を向上させることができる。
また、特に請求項6の発明によれば、重ねて表示される複数のアイコンのうち、最前に表示されるアイコンに対する操作のみ受付けるので、アイコンの操作性を向上させることができる。
また、特に請求項7の発明によれば、複数のアイコンを重ねて表示した場合でも、ユーザの操作に応じて、他のアイコンに重ねられて表示されたアイコンを最前に表示するので、複数のアイコンを操作することができる。
図1は、表示システムの概要を示す図である。 図2は、表示システムの概要を示す図である。 図3は、表示システムの構成を示す図である。 図4は、アイコン配置データの例を示す図である。 図5は、アイコンの重なり率を説明する図である。 図6は、アイコンの表示手法を説明する図である。 図7は、アイコンの表示手法を説明する図である。 図8は、アイコンを表示した画面の例を示す図である。 図9は、アイコンを表示した画面の例を示す図である。 図10は、アイコンを表示した画面の例を示す図である。 図11は、アイコンを表示した画面の例を示す図である。 図12は、表示システムの処理手順を示す図である 図13は、アイコン配置データの他の例を示す図である。 図14は、表示システムの他の例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.概要>
図1は、本実施の形態の表示システム100の概要を示す図である。表示システム100は、自動車等の車両1に搭載される表示装置2と、表示装置2とは別個に構成される携帯装置3とを備えている。
表示装置2及び携帯装置3は、Wi−fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の通信方式に準拠した無線通信機能を備え、相互にデータの送受信が可能である。なお、無線通信を用いず、表示装置2と携帯装置3とを通信ケーブルで接続し、データの送受信を行ってもよい。
表示装置2は、車両1の車室内に固定して設置される電子制御装置である。表示装置2は、各種画像を表示するタッチパネルを備えた表示部21を備え、ユーザが座席から容易に表示部21を操作、視認できるよう、車両1内に配置される。
携帯装置3は、例えば携帯電話やスマートフォンなどの可搬性の通信端末である。携帯装置3は、各種のアプリケーション・プログラム(以下、「アプリケーション」と略する場合がある。)を記憶しており、かかるプログラムの実行により、様々な機能が携帯装置3において実現される。例えば、目的地までの経路案内を行うナビゲーション機能、楽曲を再生するオーディオ機能、静止画や動画で周囲を撮影するカメラ機能、四則演算を行う計算機能等である。このようなアプリケーションは、ネットワークを介して携帯装置3へダウンロードが可能である。このため、ユーザによっては携帯装置3の利便性を高めるために、多数のアプリケーションを携帯装置3に記憶している。
このような表示システム100を用いて、日常的に利用する携帯装置3のアプリケーションを無線通信を用いて表示装置2で実行することで、ユーザは車両1内で高い視認性及び操作性で各アプリケーションを利用することができる。
また、図2に示すように、携帯装置3から表示装置2へ多数のアプリケーション・プログラムを送信すると、各アプリケーションに対応する多数のアイコンICが、表示装置2の表示部21に表示される。ユーザは、表示部21に表示されたアイコンICをタッチすることで、所望のアプリケーションを実行することができる。
このようにして、ユーザは、表示システム100を用いて、携帯装置3の多数のアプリケーションを車両1に設置した表示装置2を用いて利用できる。以下、このような表示システム100の構成及び処理について詳細に説明する。
<1−2.構成>
図3は、表示システム100の構成を示す図である。図中左方に表示装置2の構成を示す。また、図中右方に携帯装置3の構成を示す。表示装置2及び携帯装置3により表示システム100が構成される。なお、表示システム100は、車両1の備える各種センサやスイッチ類と接続されている。
まず、表示装置2の構成について説明する。表示装置2は、表示部21、制御部22、記憶部23、入出力部24、及び通信部25を備え、携帯装置3とともに表示システム100を構成する。
表示部21は、車両1に乗車したユーザに文字や図形等の画像を視覚的に提示する液晶等の表示画面である。
操作入力部21aは、ユーザの操作が入力されるタッチパネルである。ユーザが操作入力部21aに触れると、その座標位置を示す信号が後述する制御部22に入力される。制御部22が、座標位置に対応する処理を実行することで、ユーザの操作が受け付けられる。ユーザの操作入力部21aに対する操作は、操作入力部21aに接触するタッチ操作や、接触したままスライドさせるフリック操作、操作入力部21aには接触せずに近傍に手指を翳す、いわゆるホバー操作等である。
制御部22は、CPU、RAM、及びROMを備えるマイクロコンピュータである。制御部22は、表示装置2が備える他の構成と接続され、装置全体を制御する。制御部22の各種の制御機能は、ROMに予め記憶されたファームウェアとしてのプログラムに従い、CPUの演算処理により実現される。また、制御部22はプログラム実行部22a、画像処理部22b、及び操作制限部22cを備える。
プログラム実行部22aは、表示装置2にインストールされたアプリケーション・プログラムを実行する。プログラム実行部22aは、アプリケーションに基づき、表示部21に各種画像を表示させ、またスピーカ(図示せず)から音声を出力させる。例えば、アプリケーションがナビゲーションである場合には、プログラム実行部22aは表示部21に道路地図を表示させ、スピーカから経路案内を音声出力させる。
画像処理部22bは、アイコンの画像を生成し、表示部21に出力して表示させる処理を行う。画像処理部22bがアイコンを表示させる処理については、後に詳述する。
操作制限部22cは、タッチパネルとなる操作入力部21aに対するユーザの操作を受け付ける領域を制限する。すなわち、操作制限部22cは、ユーザが表示部21に表示されたアイコンに対応する領域へタッチ操作を行っても、座標位置に対応する処理が実行されないよう制御する。
記憶部23は、不揮発性のメモリである。例えば、フラッシュメモリやEEPROMである。また、記憶部23はプログラム23aを記憶している。
プログラム23aは、制御部22により読み出され、制御部22が表示装置2の各機能を制御するために実行される、いわゆるシステム・ソフトウェアである。
入出力部24は、車両1の備える各種センサやスイッチ類と接続され、かかるセンサ等が送信する信号を受信し、A/D変換を実行して制御部へ送信する。また、入出力部24は、メディアスロットを備え、メモリカード24aやUSBメモリ等の記憶メディアが挿入され、データの読み書きを行う。
通信部25は、無線通信機能を備え、アンテナを介して携帯装置3との間でプログラムやデータの送受信を行う。
次に、車両1の備える各種センサやスイッチ類について説明する。車両1は、ACC(アクセサリ)スイッチ11、車速センサ12、シフトセンサ13、及び位置取得部14を備えている。
ACCスイッチ11は、車両1に備えられた表示装置2やエアコン等とバッテリとを接続及び遮断するスイッチである。ACCスイッチ11がオンとなると各装置に電源が投入され、オフとなると電源が遮断される。ACCスイッチ11は、ユーザにより操作され、オンとされるとオン信号を制御部22へ送信する。
車速センサ12は、車両1の車軸の回転数を検出し、車両1の速度に応じた車速信号を制御部22へ送信する。制御部22は、車速センサ12からの車速信号に基づき、車両1の速度を時速[km/h]で算出する。
シフトセンサ13は、車両1のシフトポジションを検出し、シフト位置を示す信号を制御部22に送信する。
位置取得部14は、GPS衛星から受信した信号に基づき、緯度経度で示す車両1の位置データを取得する。位置取得部14は、取得した位置データを制御部22へ送信する。
このように、車速センサ12、シフトセンサ13、及び位置取得部14は、車両1の状態を検出するセンサである。
次に、携帯装置3の構成について説明する。携帯装置3は、制御部31、通信部32、表示部33、及び記憶部34を備え、表示装置2とともに表示システム100を構成する。
制御部31は、CPU、RAM、及びROMを備えるマイクロコンピュータである。制御部31は、携帯装置3が備える他の構成と接続され、装置全体を制御する。制御部31の各種の制御機能は、ROMに予め記憶されたファームウェアとしてのプログラムに従い、CPUの演算処理により実現される。また、制御部31はプログラム実行部31aを備える。
プログラム実行部31aは、後述する記憶部34に記憶されたアプリケーション・プログラムを実行する。プログラム実行部31aがプログラムを実行することにより、ユーザは携帯装置3を用いて様々なアプリケーションを利用することができる。
通信部32は、無線通信機能を備え、アンテナを介して表示装置2との間でプログラムやデータの送受信を行う。また、通信部32は、ユーザの操作により、下記に説明するプログラム34a、アイコン画像データ34b、及びアイコン配置データ34cを表示装置2へ送信する。なお、通信部32は、携帯装置3がアプリケーション・プログラムをダウンロードするためにネットワーク(図示せず)と接続する機能を備える。
表示部33は、車両1に乗車したユーザに文字や図形等の画像を視覚的に提示する液晶等のディスプレイである。また、表示部33はユーザの操作を受け付けるタッチパネルを備える。ユーザは、表示部33に表示される画像を参照しながらタッチパネルに触れることで、携帯装置3を操作できる。
記憶部34は、不揮発性のメモリである。例えば、フラッシュメモリやEEPROMである。また、記憶部34はプログラム34a、アイコン画像データ34b、及びアイコン配置データ34cを記憶している。なお、以下において、プログラム34a、アイコン画像データ34b、及びアイコン配置データ34cを含めて「プログラム34a等」という場合がある。
プログラム34aは、制御部31により読み出され、制御部31が表示装置2の各機能を制御するために実行される、いわゆるシステム・ソフトウェアである。また、プログラム34aには、システム・ソフトウェアの他、アプリケーション・プログラムが含まれる。アプリケーション・プログラムは、ユーザによりネットワークからダウンロードして記憶部34に記憶可能であるため、携帯装置3のユーザによっては多数のアプリケーション・プログラムを記憶させている。
アイコン画像データ34bは、アプリケーション毎にデザインされたアイコンの画像データである。制御部31により表示部33に表示され、タッチパネルのタッチ領域を示すために用いられる。アイコン画像データ34bは、ユーザによりアプリケーションの内容が直ちに判別できるよう、ピクトグラム等で表される。
アイコン配置データ34cは、アイコン画像データ34bに基づき生成される各アイコンを配置すべき画面上の位置関係を示すデータである。図4は、アイコン配置データ34cの例を示す図である。アイコンの表示態様毎に、アイコンの並び角度、重なり率、トーンダウンされるアイコン、タッチ制限されるアイコンを示す。
アイコン配置データ34cのうち「表示態様」の欄では、アイコンの表示態様の種別を示す。種別のうち「非重ね表示」は、ユーザが表示装置2の表示部21において複数のアイコンを参照する場合に、各アイコンが重ならず一覧的に表示される表示態様である。また、「変化中表示」は、アイコンが非重ね表示から(又は非重ね表示へ)変化する途中の表示態様である。また、「重ね表示」は、アイコンが重なって表示される表示態様である。
「重なり率」の欄では、複数のアイコンが重なって表示される際に、アイコンが他のアイコンに重なる割合を示す。すなわち、重なり率90[%]では、他のアイコンよりユーザから見て後ろ側に表示されるアイコンは、大きさの90[%]が他のアイコンに重ねられたように(隠されたように)表示される。また、重なり率0[%]では、各アイコンは重ならずに表示される。アイコンの重なり率OLの例を図5に示す。図5は、アイコンICaがアイコンICbに重ねられたように表示された例である。アイコンICaの全長ODのうち、アイコンICbが重なっている割合が、重なり率OLとなる。
図4を再度参照し、「トーンダウン」の欄では、色彩がトーンダウン(彩度の低下等)されるアイコンを示す。なお、非重ね表示と変化中表示においては、トーンダウンされるアイコンはない。一方、重ね表示においてはユーザから見て手前から2列目以降に表示されるアイコン、すなわち最前に表示されるアイコン以外のアイコンがトーンダウンされることを示す。重ね表示においては、ユーザから見て手前から2列目以降に表示されるアイコンは表示領域が少なく、所望のアイコンを正確にタッチすることが困難のため、トーンダウンによりユーザのタッチ操作を回避するためである。
「タッチ制限」の欄では、タッチパネルにおいてタッチ操作が制限されるアイコンを示す。タッチ制限の欄に示すデータに基づき、操作制限部22cが、ユーザによりタッチされても操作が受け付けられないようタッチパネルを制御する。非重ね表示と変化中表示においては、タッチ制限されるアイコンはないが、重ね表示においてはユーザから見て手前から2列目以降に表示されるアイコンがタッチ制限される。重ね表示においては、ユーザから見て手前から2列目以降に表示されるアイコンは、表示領域が少なく、所望のアイコンを正確にタッチすることが困難だからである。
「車両速度」の欄では、アイコンの各表示態様に対応する車両1の速度が示される。画像処理部22bは、車両1の速度が車両速度の欄に示す速度に達した場合に、アイコンをかかる速度に対応する表示態様で表示する。
<1−3.アイコンの表示手法>
次に、画像処理部22bによるアイコンの表示手法について、図6から図11を参照して説明する。画像処理部22bは、携帯装置3から送信されるアイコン画像データ34b及びアイコン配置データ34cに基づき、アイコンを表示部21に重ねずに一覧的に表示する非重ね表示、及び、アイコンを表示部21に重畳的に表示する重ね表示を行う。また、画像処理部22bは、アイコンの位置や重なり率を徐々に変化させることで、表示部21においてアイコンを非重ね表示から重ね表示へ(又は重ね表示から非重ね表示へ)アニメーション表現で変化させる。画像を動画的に表示するアニメーション表現により、ユーザはアイコンの表示態様が変化したことを直感的に把握できる。
図6及び図7は、表示部21の画面と垂直の角度(表示部21の画面の横方向)からの視点において、ユーザが表示部21で視認するアイコンIC1〜IC4の位置を仮想的に配置した図である。このように、画像処理部22bは、ユーザの視線方向UEへ立体的にアイコンIC1〜IC4が並んでいるように、ユーザがアイコンを視認するよう表示する。
図6は、画像処理部22bがアイコンICを非重ね表示する手法を説明する図である。4列に並べられたアイコンのうち、ユーザから見て最前列に表示されたアイコンIC11と、2列目に表示されたアイコンIC12と、3列目に表示されたアイコンIC13と、4列目に表示されたアイコンIC14とを、並び角度CAを80[°]、重なり率OLを0[%]で、画像処理部22bが表示部21に非重ね表示した例である。並び角度CAは、アイコンIC11〜IC14の略中心を結んだ線ILとユーザの視線方向UEとのなす角度である。並び角度CAが高いほど、ユーザから見てアイコンが重ならず表示される。また、並び角度CAが低いほど、ユーザから見てアイコンが重なって表示される。また、アイコンの重なり率OLが0[%]では、複数のアイコンが重ならずに表示される。
このようなアイコンの非重ね表示において、画像処理部22bは、アイコンを重ね表示へ変化させる場合には、アイコンIC11〜IC14の略中心を結んだ結線ILの中心点とユーザの視線方向UEとの交点VTを中心とし、結線ILを向きRTの方向へ回転させる。すなわち、アイコン配置データ34cで特定される並び角度CAを80[°]から減少させることでアイコンの表示を変化させる。具体的には、画像処理部22bは、アイコン配置データ34cを参照し、並び角度CAを80[°]から60[°]、30[°]、10[°]へと順次減少させることで、アニメーション表現でアイコンの表示を非重ね表示から重ね表示に変化させる。
このようなアイコンの表示態様の変化において、全てのアイコンが徐々に重なって見えるよう表示される。また、ユーザから見て前面、すなわち交点VTより手前の列に表示されるアイコンは徐々に拡大して表示される。したがって、ユーザは各アイコンを立体的に視認することとなる。
図7は、画像処理部22bがアイコンICを重ね表示する手法を説明する図である。図6と同様に、4列に並べられたアイコンIC11〜IC14を、並び角度CAを10[°]、重なり率OLを90[%]〜95[%]で、画像処理部22bがアイコンを表示部21に重ね表示した例である。なお、画像処理部22bは、アイコンICを重ね表示から非重ね表示に変化させる場合には、交点VTを中心に、図6で示した向きRDと逆方向へ、すなわち並び角度CAを増加させる方向へ結線ILを回転させればよい。このように、画像処理部22bは、複数のアイコンICの表示態様を、複数のアイコンICを重ねずに一覧的に表示する態様と、重ねて表示する態様との間で変化させる。
また、アイコンICの重ね表示において、画像処理部22bは、ユーザの操作に応答し、アイコンIC11からIC14の並び順序の入れ替えを行う。すなわち、画像処理部22bは、アイコンIC11の位置にアイコンIC12、アイコンIC12の位置にアイコンIC13、アイコンIC13の位置にアイコンIC14、アイコンIC14の位置にアイコンIC11の表示を行う。このような、アイコンICの並び順序の入れ替えにより、アイコンIC12からIC13をIC11の位置、すなわち最前列の位置に順次表示させることができる。これにより、ユーザはアイコンICの重ね表示においても、他のアイコンに重ねられて表示されたアイコンIC12からIC14に対し、タッチ操作を容易に行うことができる。
なお、アイコンの並び順序の入れ替えを指示するユーザの操作は、フリック操作であることが好ましい。フリック操作は、操作入力部21aへユーザの手指を接触させた後にスライドさせる操作手法であり、操作方向を伴うためである。並び順序の入れ替えにおけるアイコンICの入れ替え方向とフリック操作の方向とを関連付けることで、ユーザは直感的にアイコンの並び順序の入れ替えを指示することができる。なお、操作入力部21aに対し、上記のようにアイコンの入れ替えを指示するフリック操作と逆方向のフリック操作が入力されると、アイコンを逆順序に入れ替えてもよい。例えば、操作入力部21aへ上から下へのフリック操作が行われた場合に最前列のアイコンを最後列に表示し、操作入力部21aへ下から上へのフリック操作が行われた場合に最後列のアイコンを最前列に表示してもよい。
次に、表示部21に表示されたアイコンICの具体的な表示例について説明する。図8から図11は、表示部21に表示されたアイコンIC11からIC44をユーザから見て上下方向(又は奥行き方向)に4列、及び左右方向に4行並べて表示した例を示す図である。図8は、図6で示したアイコンを表示部21に非重ね表示した例である。すなわち、4列に並べたアイコンを、並び角度80[°]、重なり率0[%]で、画像処理部22bが表示部21に非重ね表示した例である。図8に示す表示において、各アイコンは、互いに重なることなく一覧的に表示される。
図9は、アイコンICが非重ね表示から重ね表示へ(又は、重ね表示から非重ね表示へ)変化する途中を表示部21に表示した例である。4列に並べたアイコンIC1〜IC4を、並び角度60[°]、重なり率5[%]から10[%]で、画像処理部22bが表示部21に非重ね表示した例である。図9に示す表示において、一部のアイコンは、重なって表示されるが、他のアイコンは重なることなく表示される。また、ユーザから見て手前の列に表示されるアイコンは、拡大して表示される。したがって、ユーザは図8に示したアイコンよりも、各アイコンをより立体的に視認する。
図10は、アイコンICが非重ね表示から重ね表示へ(又は、重ね表示から非重ね表示へ)変化する途中を表示部21に表示した例である。4列に並べたアイコンIC11〜IC14を、並び角度30[°]、重なり率30[%]から80[%]で、画像処理部22bが表示部21に非重ね表示した例である。図10に示す表示において、全てのアイコンが重なって表示される。また、ユーザから見て手前の列に表示されるアイコンは、図9に示したアイコンより拡大して表示される。したがって、ユーザは図9に示したアイコンよりも、さらに各アイコンを立体的に視認する。
図11は、図7で示したアイコンを表示部21に重ね表示した例である。すなわち、4列に並べたアイコンを、並び角度10[°]、重なり率90[%]から95[%]で、画像処理部22bが表示部21に重ね表示した例である。また、2列目から4列目となるアイコンIC2〜IC4は、画像処理部22bにより、色彩がトーンダウンされている。また、操作入力部21aの4列目のアイコンIC4に対応する領域は、操作制限部22cによりタッチ操作が制限されている。したがって、図11に示される色彩がトーンダウンされたアイコンIC(アイコンIC11、IC21、IC31、IC41を除く各アイコン)は、ユーザによりタッチされても対応するアプリケーションが実行されることがない。図11に示す表示において、全てのアイコンが重なって表示される。また、ユーザから見てより手前の列に表示されるアイコンは、図9に示したアイコンより拡大して表示される。
また、図11に示すアイコンの重ね表示は、車両速度が30[km/h]以上の場合に行われる。車両走行中に操作できるアイコンの数を少なくすることで、ユーザは、所望のアイコンが表示されているか直ちに判別することができる。また、最前列に表示される(アイコンIC11、IC21、IC31、IC41を拡大しているので、ユーザは、車両走行中に素早くタッチ操作を行うことができる。また、アイコンを消去することなく全てのアイコンを表示するので、ユーザは、他のアイコンとの位置関係を把握したまま素早く所望のアイコンを探し当てることができる。ユーザは、アイコンのタッチ操作に習熟するほど、アイコン同士の位置関係を把握しているからである。
なお、図8ないし図11に示す図を連続的に表示させることで、アイコンがアニメーション表現で変化する。また、アイコンの並び角度の間隔をより小さい角度で設定することで、すなわちアイコン配置データ34cに示した変化中表示を多数備えることで、より円滑なアニメーション表現が可能となる。
<1−4.処理手順>
次に、表示装置2及び携帯装置3の処理手順について、図12を参照して説明する。図12は、表示装置2及び携帯装置3の処理手順を示すフローチャートである。図12左方のフローチャートは携帯装置3の処理手順である。また、図12右方のフローチャートは表示装置2の処理手順である。なお、図に示す処理は、ACCスイッチがオンとされた状態で、ユーザから携帯装置3に対し、プログラム34a等の送信をすべき操作が行われた場合に実行される。
まず、携帯装置3の制御部31が、通信部32を介してプログラム34a、アイコン画像データ34b、及びアイコン配置データ34cを表示装置2へ送信する(ステップS11)。なお、プログラム34a等の送信は、携帯装置3が記憶する全てのプログラムを送信してもよいし、ユーザの任意のプログラムを送信してもよい。本実施の形態においては、複数のプログラムが送信されるものとする。
表示装置2の制御部22がプログラム34a等を受信すると(ステップS12)、画像処理部22bは、アイコン画像データ34b及びアイコン配置データ34cに基づき、アイコン画像を生成し、表示部21に一覧で表示する(ステップS13)。なお、アイコンを一覧で表示部21に表示するのは、処理の開始直後は車両1の速度も十分低いと考えられるためである。
制御部22が、車速センサ12からの車速信号に基づき、車両1の速度が30[km/h]以下であるか否か判断する(ステップS14)。
制御部22は、車両1の速度が30[km/h]以下であると判断されると(ステップS14でYes)、ACCスイッチ11からの信号に基づき、ACCスイッチがオフされたか否か判断する(ステップS22)。
ACCスイッチがオフされたと判断すると(ステップS22でYes)、本処理は終了する。ACCスイッチがオフされると、ユーザは降車する意思と考えられ、もはや表示部21にアイコンの表示を行う必要がないからである。なお、この場合、制御部22は、ステップS12で受信したプログラム34a等を記憶部23に記憶させておくことが好ましい。ACCスイッチをオンする毎に、携帯装置3からプログラム等を送信する必要がなくなるからである。ユーザは、携帯装置3に新たに記憶したアプリケーション・プログラムを表示装置2へ送信したい場合には、プログラム34a等の送信処理(ステップS11)を再度実行すればよい。
一方、ACCスイッチがオフされていないと判断すると(ステップS22でNo)、画像処理部22bはアイコンの非重ね表示を継続する。そして、制御部22が、車速センサ12からの車速信号に基づき、車両1の速度が30[km/h]以下であるか否か再度判断する(ステップS14)。したがって、車両1の速度が30[km/h]以下で、ACCスイッチがオンとされている間は、画像処理部22bによりアイコンが継続して非重ね表示される。
一方、ステップS14において、車両1の速度が30[km/h]以下でないと判断されると(ステップS14でNo)、画像処理部22bは、アイコン画像データ34b及びアイコン配置データ34cに基づき、アイコンを非重ね表示から重ね表示へ変化させる(ステップS15)。この際、画像処理部22bは、重ね表示から非重ね表示へ変化中表示を介してアニメーション表現で変化させる。なお、本実施の形態では、アイコンを重ね表示に変化させる車両速度を30[km/h]より高い速度とするが、かかる車両速度は、ユーザが運転操作により一覧でアイコンを視認し難い速度とすればよく、アイコンの表示される数や大きさと比較して設定されればよい。車両速度の設定は、アイコン配置データ34cを書き換えればよい。
次に、画像処理部22bが、アイコン配置データ34cに基づき、アイコンの色彩のトーンダウンを行う(ステップS16)。
次に、操作制限部22cが、アイコン配置データ34cに基づき、操作入力部21aにおけるアイコンのタッチ制限を行う(ステップS17)。操作制限部22cによりアイコンがタッチ制限されると、操作入力部21aにおいてアイコンの画像がタッチされてもユーザによるタッチ操作が受け付けられることはない。なお、タッチ制限されるアイコンは、前述の通り色彩がトーンダウンされたアイコンである。
次に、制御部22が、ユーザにより操作入力部21aへの操作が行われたか判断する(ステップS18)。ユーザによる操作とは例えばフリック操作である。操作が行われたと判断する場合は(ステップS18でYes)、画像処理部22bは、表示部21に表示しているアイコンの並び順序の入れ替えを行う(ステップS19)。すなわち、最前列に表示したアイコンを最後列に表示し、第2列目以降に表示していたアイコンを順次1列前に表示する。これにより、第2列目に表示されていたアイコンが、最前列に表示され、ユーザのタッチ操作の対象となる。なお、アイコンの順序が入れ替えられると、操作制限部22cが、アイコン配置データ34cに基づき、操作入力部21aにおけるアイコンのタッチ制限を行い、画像処理部22bが、タッチ制限されたアイコンの色彩をトーンダウンさせる。一方、制御部22が、操作入力部21aへの操作が行われていないと判断する場合(ステップS18でNo)は、処理は次に示すステップS20を実行する。
アイコンの並び順序の入れ替えの実行、又は操作入力部21aへの操作が行われていないと判断した場合は、制御部22が、車速センサ12からの車速信号に基づき、車両1の速度が30[km/h]以下であるか否か再度判断する(ステップS20)。
車両1の速度が30[km/h]以下でないと判断されると(ステップS20でNo)、画像処理部22bは、アイコンの重ね表示を継続して行い、操作入力部21aへの操作が行われたか再度判断する(ステップS18)。以後、車両1の速度が30[km/h]以下となるまで、アイコンの重ね表示が継続して行われる。これにより、車両1の走行中における、アイコンの視認性を向上させることができる。
一方、車両1の速度が30[km/h]以下であると判断されると(ステップS20でYes)、画像処理部22bは、アイコン画像データ34b及びアイコン配置データ34cに基づき、アイコンを重ね表示から非重ね表示へ変化させる(ステップS21)。この際、画像処理部22bは、重ね表示から非重ね表示へアニメーション表現で変化させる。
ステップS19において、アイコンの重ね表示から非重ね表示へ変化させる処理が実行されると、車両1の速度が30[km/h]以下であるか否か判断される(ステップS22)。以後、車両1の速度が30[km/h]以下となり、ACCスイッチがオフとされるまで、処理は繰り返し実行され、車両速度に応じたアイコンの表示が行われる。
以上のように、車両用の表示装置に複数のアイコンを表示する際、車両の状態に応じて、複数のアイコンの表示態様を重ねずに一覧的に表示する第1態様と、複数のアイコンを重ねて表示する第2態様との間で変化させる。このため、アイコンの視認性を向上させることができる。また、車両用の表示装置に複数のアイコンを表示する際、車両の速度の増加に応じて、複数のアイコンの表示態様を第1態様から第2態様へ変化させる。このため、車両走行中におけるアイコンの視認性を向上させることができる。
<2.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
<2−1>
上記実施の形態では、重ね表示におけるアイコンの表示手法について、アイコンの並び角度CAと重なり率OLとを用いて重ね表示すると説明したが、以下の手法を用いてもよい。図13は、アイコン配置データの他の例を示す図である。
すなわち、図13に示すように、アイコン配置データ34c内に、表示位置データ、大きさデータ、及び重なり順序データを入力しておき、画像処理部22bがかかるデータに基づいてアイコンの表示画像を生成するものである。また、操作対象となるアイコンの位置を示す操作判別領域データを記憶部23に記憶しておき、制御部22が、操作入力部21aから送信されるタッチ操作された位置データと操作判別領域データとの関係に基づき、操作されたアイコンを判別する。
具体的には、表示位置データとは、各アイコンが表示部21のどの位置に表示されるかを示す画面上の位置データである。画像の表示される中心位置を画面左上を基準とする座標で示す。各アイコンは表示位置データに示される画面上の位置に画像処理部22bにより表示される。また、ユーザのフリック操作等により、各アイコンが表示部21のどの位置に移動していくかを示す。フリック操作等が行われると、最前列に位置するアイコンからは、位置データを消去し(すなわち画面から消去され)、他のアイコンはユーザから見てより手前に表示されるような位置を示すデータに修正する。
大きさデータとは、各アイコンが表示部21に表示される際、どの大きさで表示されるかを示すデータである。画面に対しユーザから見て手前方向に位置するアイコンほど大きく表示されるよう設定される。
重なり順序データとは、アイコンを重ねて表示する場合の重なる順序を示すデータである。最前列、第2列目、第3列目等の順序が示される。したがって、重なり順序データが上位のアイコンは、他のアイコンに比較して優先して表示され、ユーザから見てより手前に位置するよう表示される。また、ユーザによりフリック操作等が行われた場合には、各アイコンの順序の入れ替えを行う。すなわち、最前列としていたアイコンを最後列とし、その他のアイコンは1列づつ前となるようデータを修正する。
操作判別領域データとは、最前列に表示されたアイコンの領域とアイコンの種別の関係を示すデータである。アイコンの種別とは、各アイコンがどのアプリケーションと対応付けられているかを示すデータである。
以上のように、アイコンの位置等を示すデータをアイコン配置データ34c内に入力しておき、画像処理部22bがかかるデータに基づいて各アイコンの表示画像を生成してもよい。なお、非重ね表示についても、上記のような各データをアイコン配置データ34c内に入力しておき、画像処理部22bがかかるデータに基づいて各アイコンの非重ね表示を生成してもよい。この場合、表示位置データ及び大きさデータは、各アイコンが互いに重ならないように設定すればよい。また、操作判別領域データは、各アイコンに設定すればよい。
<2−2>
上記実施の形態では、車両速度に基づき、アイコンの表示を変化させたが、シフトポジションに基づいてもよい。すなわち、シフトポジションがドライブとパーキングとに位置する場合に変化させてもよい。例えば、画像処理部22bは、シフトポジションがドライブに位置する場合に一覧から重ね表示へ変化させ、パーキングに位置する場合に重ね表示から非重ね表示へ変化させる。一般的にシフトポジションがドライブにセットされ車両1が走行中は、ユーザは、画面を注視できず、またパーキングにセットされ駐車中は画面を注視できるからである。この場合、車両速度に関わらず、シフトポジションに応じた適切なアイコンの表示が可能となる。なお、シフトポジションの検出は、表示装置2に備えたシフトセンサ13の送信するシフトデータを用いればよい。
<2−3>
また、上記実施の形態では、車両速度に基づき、アイコンの表示を変化させたが、車両位置に基づいてもよい。すなわち、車両1が駐車場と高速道路とに位置する場合に変化させてもよい。例えば、画像処理部22bは、車両1が高速道路に位置する場合に非重ね表示から重ね表示へ変化させ、車両1が駐車場に位置する場合に重ね表示から非重ね表示へ変化させる。一般的に高速道路を走行中は、ユーザは、画面を注視できず、多数のアイコンから所望のアイコンを探すのが困難である。また、駐車場に駐車中は画面を注視できるため、アイコンが多数であっても所望のアイコンを探すことが可能である。この場合、車両速度に関わらず、車両位置に応じた適切なアイコンの表示が可能となる。なお、車両1の位置の検出は、表示装置2に備えた位置取得部14の送信する位置データを用いればよい。また、携帯装置3に備えた位置取得部(図示せず)の位置データを用いてもよい。このように、シフトポジションや車両位置に応じてアイコンの表示を変化させると述べたが、要するに、車両の状態に応じてアイコンの表示を変化させればよい。
<2−4>
また、アイコンの順序の入れ替えにおいて、最前列に表示されたアイコンを最後列に表示すると説明したが、ユーザの操作に応答して、最前列に表示されたアイコンを消去し、第2列目のアイコンを最前列に表示してもよい。この際、アイコンIC2からIC4は、1列前に移動したように見えるよう表示する。これにより、アイコンの並び順序が変わらないため、ユーザは常に同一のアイコンの並び順序でタッチ操作を行うことができる。ユーザは、アイコンのタッチ操作に習熟するほど、アイコンの並び順序を把握するため、アイコンの並び順序を同一とすることで操作性を向上することができる。
また、最前列に表示されたアイコンを消去する際、アイコンを画面外へ移動させながら徐々に消去してもよい。この場合、ユーザは、どのアイコンが消去されるか把握しやすく、操作性を向上できる。この際、アイコンの移動方向をフリック操作の方向と同一にすることが好ましい。これにより、ユーザは自らの操作が画像処理に反映されたことを認識しやすく、操作性が向上する。
また、一旦消去したアイコンを他のアイコンが消去された際に、最後列に表示してもよい。これにより、画面から全てのアイコンが消去されることがないため、操作性が向上する。
また、アイコンの順序が入れ替えられた重ね表示から非重ね表示へ変化させる場合、入れ替えられた順序でアイコンを非重ね表示してもよいし、入れ替える前の順序に戻してアイコンを非重ね表示してもよい。
<2−5>
また、上記実施の形態では、車両速度が30[km/h]より高くなると、直ちにアイコン表示を非重ね表示から重ね表示へ変化させたが、車両速度の増加に応じて段階的に非重ね表示から重ね表示へ(又は、重ね表示から非重ね表示へ)変化させてもよい。例えば、車両速度が30[km/h]増加(又は減少)する毎に、図8から図11で示すアイコン表示を段階的に変化させてもよい。この場合、ユーザは、アイコンの位置関係の把握がより容易となる。なお、アイコン表示を変化させるべき車両速度の変更は、アイコン配置データ34cの車両速度の欄を書き換えればよい。
<2−6>
また、上記実施の形態では、非重ね表示から重ね表示へ(又は重ね表示から非重ね表示へ)の変化を、4つの段階を示して説明したが、より多数の段階を備えてもよい。この場合、より円滑なアニメーション表現が可能となり、視認性を向上できる。
<2−7>
また、上記実施の形態では、表示を変化させる車両速度を30[km/h]以下か否かとしたが、重ね表示から非重ね表示への変化を60[km/h]以上となった場合とし、非重ね表示から重ね表示への変化を40[km/h]以下となった場合としてもよい。すなわち、表示を変化させる車両速度に、いわゆるヒステリシスを設けてもよい。この場合、一定速度での走行中における、車両速度の微小な増減による、表示の変化の繰り返しを防止できる。
<2−8>
また、上記実施の形態では、アイコンの色彩をトーンダウンしていたが、必ずしもトーンダウンである必要はない。色彩の変更により、ユーザに対してタッチ操作できないアイコンであると認識させる色彩であればよい。
<2−9>
また、上記実施の形態では、表示部21にアイコンを縦横4個並べて表示したが、縦に2個でもよい。要するに表示部21において重なって表示されるアイコンであればよい。
<2−10>
また、図14に示すように、インターネット等のネットワーク4を介して表示装置2とサーバ装置5とを通信可能とし、表示装置2がサーバ装置5からアプリケーション・プログラムをダウンロードしてもよい。この場合、表示装置2の通信部25にネットワーク4との通信を行う機能を備えればよい。したがて、サーバ装置5は、表示装置2に対して複数のアプリケーション・プログラムやアイコンに関するデータを提供するデータ提供装置として機能する。
<2−11>
また、上記実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されると説明したが、これら機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されてもよい。
1 車両
2 表示装置
3 携帯装置
4 ネットワーク
5 サーバ装置
100 表示システム

Claims (10)

  1. 車両用の表示装置であって、
    複数のアイコンを表示画面に表示する表示手段と、
    前記車両の速度を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記表示手段は、前記車両の速度の変化に応じて、前記複数のアイコンの表示態様を、前記複数のアイコンを重ねずに表示する第1態様と、前記複数のアイコンを重ねて表示する第2態様との間で変化させ
    前記第2態様において、前記複数のアイコン同士の重なる割合は、前方に表示されるアイコンよりも後方に表示されるアイコンの方が高いことを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において
    記表示手段は、前記車両の速度の増加に応じて、前記複数のアイコンの表示態様を前
    記第1態様から前記第2態様へ変化させることを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の表示装置において、
    前記表示手段は、前記複数のアイコンの表示態様を前記第1態様から前記第2態様へアニメーション表現で変化させることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の表示装置において、
    前記表示手段は、前記第2態様で表示される前記複数のアイコンのうち、前面に表示されるアイコンを拡大して表示することを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の表示装置において、
    前記表示手段は、前記第2態様で表示される前記複数のアイコンのうち、最前に表示されるアイコン以外のアイコンの色彩を変更することを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の表示装置において、
    前記アイコンに対する操作を受付けるアイコン操作受付手段、
    をさらに備え、
    前記アイコン操作受付手段は、前記第2態様で表示される前記複数のアイコンのうち、最前に表示されるアイコンに対する操作のみ受付けることを特徴とする表示装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の表示装置において、
    ユーザの操作を受付けるユーザ操作受付手段、
    をさらに備え、
    前記表示手段は、前記複数のアイコンの表示態様が第2態様のとき、前記ユーザの操作が行われると、他のアイコンに重ねられて表示されたアイコンを最前に表示することを特徴とする表示装置。
  8. 画像の表示システムであって、
    請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の表示装置と、
    前記表示装置に、前記複数のアイコンに関するデータを提供するデータ提供装置と、
    を備えることを特徴とする画像の表示システム。
  9. 複数のアイコンを車両内で表示する表示方法であって、
    (a)複数のアイコンを表示画面に表示する工程と、
    (b)前記車両の速度を検出する工程と、
    を備え、
    前記工程(a)は、前記車両の速度の変化に応じて、前記複数のアイコンの表示態様を、前記複数のアイコンを重ねずに表示する第1態様と、前記複数のアイコンを重ねて表示する第2態様との間で変化させ
    前記第2態様において、前記複数のアイコン同士の重なる割合は、前方に表示されるアイコンよりも後方に表示されるアイコンの方が高いことを特徴とする表示方法。
  10. コンピュータによって実行可能なプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    (a)複数のアイコンを表示画面に表示する工程と、
    (b)前記車両の速度を検出する工程と、
    を実行させ、
    前記工程(a)は、前記車両の速度の変化に応じて、前記複数のアイコンの表示態様を、前記複数のアイコンを重ねずに表示する第1態様と、前記複数のアイコンを重ねて表示する第2態様との間で変化させ
    前記第2態様において、前記複数のアイコン同士の重なる割合は、前方に表示されるアイコンよりも後方に表示されるアイコンの方が高いことを特徴とするプログラム。
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