JP6078575B2 - 車両用エアーコンディショナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車などの車両に搭載される車両用エアーコンディショナ装置に関する。
特許文献1は、車両の室内へ供給する空気が通過する空調ダクトと、空調ダクトに設けられるヒータおよびエバボレータと、を有する車両用エアーコンディショナ装置を開示する。
このような従来の車両用エアーコンディショナ装置では、空調ダクト内の空気は、吸気口に設けられたブロアファンで圧送されることにより、ダクト内を流れる。また、車両の動力源が動作することにより、ヒータが温熱交換器として機能し、エバボレータが冷熱交換器として機能する。空調ダクト内を流れる空気は、エバボレータで冷却され、ヒータで加熱され、吹出口から室内へ吹き出される。車両の動力源が動作した状態で、室内の温度および湿度を調整できる。
特開2008−080850号公報
しかしながら、このような従来の車両用エアーコンディショナ装置では、たとえばヒータで加熱された空気と、それ以外の空気たとえばエバボレータで冷却されただけの空気とを空調ダクト内で混合し、吹出す空気の温度等をある程度均質化する必要がある。空調ダクトには、ヒータより下流側に、空気を混合できるようなある程度の長さの流路を設ける必要がある。その結果、空調ダクトが大型化する。
このように、車両用エアーコンディショナ装置では、空調ダクトの大型化を抑制して、空調ダクトを車両の室内に設置したとしても室内空間の占有容積を抑えることが求められている。
本発明に係る第一の車両用エアーコンディショナ装置は、車両の室内へ供給する空気が通過する空気供給路が形成される空調ダクトと、第一中間媒体を収容し、前記第一中間媒体の温度を調整するための冷媒体および温媒体が供給される第一タンクと、前記空調ダクトに設けられ、前記第一タンクから前記第一中間媒体が循環する第一熱交換器と、前記空調ダクトの前記空気供給路内において前記第一熱交換器の下側に並べて設けられ、前記第一タンクから前記第一中間媒体が循環する第三熱交換器と、前記第一中間媒体を、前記室内を所望の温度とするために必要とされる温度に制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記第一熱交換器より前記第三熱交換器へ多くの前記第一中間媒体を流す。
本発明に係る第二の車両用エアーコンディショナ装置は、車両の室内へ供給する空気が通過する空気供給路が形成される空調ダクトと、第一中間媒体を収容し、前記第一中間媒体の温度を調整するための冷媒体および温媒体が供給される第一タンクと、前記空調ダクトに設けられ、前記第一タンクから前記第一中間媒体が循環する第一熱交換器と、第二中間媒体を収容し、前記第二中間媒体の温度を調整するための冷媒体および温媒体が供給される第二タンクと、前記第一熱交換器より上流側において前記空調ダクトに設けられ、前記第二タンクから前記第二中間媒体が循環する第二熱交換器と、前記空調ダクトの前記空気供給路内において前記第二熱交換器の下側に並べて設けられ、前記第二タンクから前記第二中間媒体が循環する第四熱交換器と、前記第一中間媒体を、前記室内を所望の温度とするために必要とされる温度に制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記第四熱交換器より前記第二熱交換器へ多くの前記第二中間媒体を流す。
好適には、第一の車両用エアーコンディショナ装置は、第二中間媒体を収容し、前記第二中間媒体の温度を調整するための冷媒体および温媒体が供給される第二タンクと、前記第一熱交換器より上流側において前記空調ダクトに設けられ、前記第二タンクから前記第二中間媒体が循環する第二熱交換器と、を有し、前記制御部は、前記第二中間媒体を除湿温度に制御する、とよい。
好適には、第二の車両用エアーコンディショナ装置において、前記制御部は、前記第二中間媒体を除湿温度に制御する、とよい。
好適には、前記空調ダクトは、前記室内の上部またはガラス面へ向けて空気を吹き出す上吹出路と、前記上吹出路より下側に設けられ、前記室内の下部へ向けて空気を吹き出す下吹出路と、を有し、前記第一熱交換器は、前記空気供給路内に設けられ、前記第一中間媒体が下から上へ向かって流れ、前記第二熱交換器は、前記空気供給路内に設けられ、前記第二中間媒体が上から下へ向かって流れる、とよい。
好適には、前記第一タンクと前記車両の室内との間で前記第一中間媒体を循環する室内循環路を有する、とよい。
本発明では、第一中間媒体が、車両の室内を所望の温度とするために必要とされる温度に制御された上で、空調ダクトに設けられた第一熱交換器へ供給される。よって、第一熱交換器のみにより、車両の室内を、所望の温度に上げ下げして調整できる。
しかも、本発明では、空調ダクトには、車両の室内を所望の室温とするために第一熱交換器のみが設けられる。よって、従来の車両用エアーコンディショナ装置のように、室温を上げ下げするために、空調ダクトに対してヒータおよびエバボレータを設ける必要がない。
また、従来の車両用エアーコンディショナ装置では、ヒータより下流側に、ヒータにより加熱された空気とエバボレータにより冷却された空気とを混合するための流路長を確保する必要があるが、本発明では、第一熱交換器のみで車両の室内を所望の温度に調整できるので、そのような流路長が不要になる。
その結果、本発明では、空気供給路の流路長を短くし、空調ダクトを小型化できる。空調ダクトを室内に設置したとしても室内の空間の専有容積を抑えることができる。
図1は、車両用エアーコンディショナ装置を搭載する自動車を示す側面図である。 図2は、自動車に搭載されている一般的な車両用エアーコンディショナ装置の模式的な概略構成図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る車両用エアーコンディショナ装置の模式的な概略構成図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係る車両用エアーコンディショナ装置の模式的な概略構成図である。 図5は、本発明の第3実施形態に係る車両用エアーコンディショナ装置の模式的な概略構成図である。 図6は、本発明の第4実施形態に係る車両用エアーコンディショナ装置の模式的な概略構成図である。 図7は、本発明の第5実施形態に係る車両用エアーコンディショナ装置の模式的な概略構成図である。 図8は、本発明の第6実施形態に係る車両用エアーコンディショナ装置の模式的な概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、車両用エアーコンディショナ装置を搭載する自動車1を示す側面図である。自動車1は、車両の一例である。
図1の自動車1は、車体を有する。車体には、前側から、前室2、乗員室3、後室4が画成される。
車体の前部である前室2には、たとえばエンジン、モータといった動力源が配置される。
後室4は、荷室として利用される。
乗員室3は、自動車1の運転手などが搭乗する室内である。乗員室3には、たとえばダッシュボード11、ハンドル、複数のシート12が配置される。複数のシート12は、乗員室3の床面上に前後二列に並べて配置される。ダッシュボード11は、乗員室3の前部に配置される。ダッシュボード11の上側には、フロントガラス13が位置する。前後二列のシート12の左右両側には、複数のドアパネル14が開閉可能に取り付けられる。ドアパネル14の上部には、サイドガラス15が配置される。後側のシート12の上側には、リアガラスが位置する。このように、乗員室3の上部には、複数のガラスが配置される。運転手は、乗員室3から、自動車1の周囲を見渡すことができる。また、乗員室3の下部は、車体および複数のドアパネル14により囲われる。
図2は、自動車1に搭載されている一般的な車両用エアーコンディショナ装置100の模式的な概略構成図である。
一般的な車両用エアーコンディショナ装置100は、乗員室3の温度を調整するものである。
図2の一般的な車両用エアーコンディショナ装置100は、たとえば空調ダクト21、ブロアファン31、エバボレータ32、冷媒循環装置33、ヒータ34、温媒循環装置35、切替板36、第一開閉板37、第二開閉板38、第三開閉板39、を有する。
空調ダクト21は、樹脂材料により中空構造に形成される。空調ダクト21は、空気を吸う複数の吸込路、ブロアファン31の設置スペース24、空気が通る空気供給路25、空気を吹き出す複数の吹出路、を有する。複数の吸込路、ブロアファン31の設置スペース24、空気供給路25、および複数の吹出路は、空調ダクト21において順番に連通している。空調ダクト21は、一般的に乗員室3のダッシュボード11内に収容して配置される。
複数の吸込路には、たとえば乗員室3外の空気を吸い込むための外吸込路22、乗員室3内の空気を吸い込むための内吸込路23、がある。外吸込路22は、たとえば前室2に開口する。この場合、外吸込路22は、前室2から乗員室3へ引き込まれる。内吸込路23は、乗員室3のたとえばダッシュボード11の下面に開口する。
複数の吹出路は、フロントガラス13およびサイドガラス15へ向けて空気を吹き出すガラス用吹出路26、乗員の上体へ向けて空気を吹き出す上体用吹出路27、乗員の足下へ向けて空気を吹き出す足下用吹出路28、がある。ガラス用吹出路26は、たとえばフロントガラス13および左右のサイドガラス15へ向けて空気を吹き出す3つのガラス用吹出口を有する。ガラス用吹出口は、たとえばダッシュボード11の上面に形成され、上向きに空気を吹き出す。上体用吹出路27は、たとえば3つの上体用吹出口を有する。3つの上体用吹出口は、たとえばダッシュボード11の後面において左右方向に並べて形成され、後向きに空気を吹き出す。足下用吹出路28は、たとえば複数の足下用吹出口を有する。複数の足下用吹出口は、たとえばダッシュボード11の下面やシート12下に形成され、後向きに空気を吹き出す。この場合、ガラス用吹出路26および上体用吹出路27は、乗員室3の上部へ空気を吹き出す上吹出路であり、足下用吹出路28は、乗員室3の下部へ空気を吹き出す下吹出口である。
ブロアファン31は、たとえばシロッコ式のファンを有する。ブロアファン31は、空調ダクト21の空気供給路25へ空気を吸気し、吸気した空気を空気供給路25から乗員室3へ吹き出すことにより、空調ダクト21内に空気の流れを生成する。図2の設置スペース24の場合、ブロアファン31は、紙面上の外吸込路22または内吸込路23から空気を吸い込み、紙面下向きに空気を吐き出す。紙面下向きの空気の流れは、空気供給路25へ流れ込む。これにより、紙面の左右方向に延在する空気供給路25では、左から右へ向かう空気の流れが生成される。
エバボレータ32は、気化した冷媒体が液化することにより周囲の熱を奪う。エバボレータ32は、空気供給路25内において、ブロアファン31の設置スペース24寄りの位置に配置される。エバボレータ32は、空気供給路25を全体的に塞ぐように配置される。
冷媒循環装置33は、気化した冷媒体をエバボレータ32へ供給し、エバボレータ32で液化した冷媒体を回収する。冷媒循環装置33は、たとえば、コンプレッサ、コンデンサ、レシーバ、気化バルブを、配管により環状に連結した装置である。この循環経路では、コンプレッサが動作することにより、液体の冷媒体が循環する。また、気化バルブと開閉バルブとの間に、分岐管により、エバボレータ32が連結される。気化バルブで気化された冷媒体が、エバボレータ32へ供給される。
これにより、空気供給路25内の空気は、エバボレータ32により冷却される。エバボレータ32での熱交換による冷却性能は、エバボレータ32に循環させる冷媒体の量により、すなわちコンプレッサの動作により調整し得る。
ヒータ34は、加熱された温媒体により周囲に熱を与える。ヒータ34は、空気供給路25内において、エバボレータ32と複数の吹出路との間に配置される。また、ヒータ34は、空気供給路25の一部を塞ぐように配置される。一般的には、ヒータ34は、空気供給路25の上半分を塞ぐように配置される。
温媒循環装置35は、自動車1の動力源により暖められた温媒体をヒータ34へ供給し、ヒータ34を循環した温媒体を回収する。温媒循環装置35は、たとえばエンジンの冷却経路、ラジエタ、ポンプ、ヒータ34を、配管により環状に連結した装置である。この循環経路では、ポンプが動作することにより、液体の温媒体が循環する。燃焼熱によりエンジンが温まると、温媒体の温度が上昇する。加熱された温媒体がヒータ34に流れる。
これにより、空気供給路25内の空気は、ヒータ34により冷却される。ヒータ34での熱交換による加熱性能は、ヒータ34に循環させる冷媒体の量により、すなわちポンプの動作により調整し得る。
切替板36は、空気供給路25内において、エバボレータ32とヒータ34との間に配置される。切替板36は、空気供給路25内で上下動可能に配置される。切替板36は、空気供給路25の上部を塞いだり、空気供給路25の下部を塞いだりする。これにより、空気供給路25内を流れる空気についての、ヒータ34への供給量を調整できる。
第一開閉板37および第二開閉板38は、空気供給路25内において、複数の吹出路との連通部分に配置される。
第一開閉板37は、ガラス用吹出路26との連通部分に配置される。第一開閉板37により、ガラス用吹出路26との連通口を閉じることができる。この場合、空気はガラス用吹出路26から吹き出さなくなる。
第二開閉板38は、上体用吹出路27との連通部分に配置される。第二開閉板38により、上体用吹出路27との連通口を閉じることができる。この場合、空気は上体用吹出路27から吹き出さなくなる。
第三開閉板39は、足下用吹出路28との連通部分に配置される。第三開閉板39により、足下用吹出路28との連通口を閉じることができる。この場合、空気は足下用吹出路28から吹き出さなくなる。
このような一般的な車両用エアーコンディショナ装置100では、ブロアファン31が動作することにより、いずれかの吸込路から吸気され、ブロアファン31から空気供給路25へ空気が圧縮して押し出される。空気供給路25内の空気は、エバボレータ32、ヒータ34を通過し、複数の吹出路から乗員室3内へ吹き出される。
そして、ヒータ34に熱媒体が循環している状態で、切替板36が空気供給路25の下部を塞ぐことにより、空気供給路25内を流れる空気の多くが、ヒータ34により加熱される。乗員室3内へ吹き出される空気の温度が高くなる。
また、エバボレータ32に冷媒体が循環することにより、空気供給路25内を流れる空気の殆どが、エバボレータ32により冷却される。乗員室3内へ吹き出される空気の温度が低くなる。
これにより、一般的な車両用エアーコンディショナ装置100は、乗員室3の室温を調整できる。
しかしながら、このような一般的な車両用エアーコンディショナ装置100では、ヒータ34は、空気供給路25内において上半分に設けられる。ヒータ34の下側には、ヒータ34が配置されていない部分がある。ヒータ34より下流側には、ヒータ34により過熱された空気と、それ以外の空気たとえばエバボレータ32で冷却されただけの空気とが流れ得る。このため、空気供給路25内でこれらの空気を混合し、吹出す空気の温度等をある程度均質化する必要がある。空調ダクト21の空気供給路25は、ヒータ34より下流側において、これらの空気を混合することができるようにある程度の長さの流路に形成する必要がある。その結果、空調ダクト21は、大型化してしまう。乗員室3内での空調ダクト21の占有容積が増えてしまう。
そこで、本実施形態では、空調ダクト21の大型化を抑制する。これにより、自動車1の乗員室3内に空調ダクト21を設置したとしても、乗員室3内での空調ダクト21の占有容積を抑える。
以下、詳しく説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係る車両用エアーコンディショナ装置20の概略構成図である。
本実施形態の車両用エアーコンディショナ装置20において、空調ダクト21は、外吸込路22、内吸込路23、ブロアファン31の設置スペース24、空気供給路25、ガラス用吹出路26、上体用吹出路27、足下用吹出路28、を有する。空調ダクト21には、ブロアファン31、第一熱交換器41、第一開閉板37、第二開閉板38、第三開閉板39、が配置される。
また、本実施形態の車両用エアーコンディショナ装置20は、第一中間媒体42を収容する第一断熱タンク43、第一循環路44、エバボレータ32、冷媒循環装置33、ヒータ34、温媒循環装置35、電気ヒータ45、制御部60、を有する。
第一断熱タンク43は、第一中間媒体42を収容する閉じた内部空間を有する。第一断熱タンク43は、第一中間媒体42の温度を維持する断熱構造に形成される。第一断熱タンク43は、たとえば自動車1の前室2に配置される。
第一中間媒体42は、熱媒体である。第一中間媒体42は、たとえばクーラント液でよい。
エバボレータ32、ヒータ34、および電気ヒータ45は、第一断熱タンク43内に配置される。
冷媒循環装置33は、エバボレータ32に連結され、エバボレータ32へ冷媒体を供給する。冷媒循環装置33は、たとえばコンプレッサの駆動により冷媒体を循環させてエバボレータ32へ供給する。
温媒循環装置35は、ヒータ34に連結され、ヒータ34へ冷媒体を供給する。温媒循環装置35は、たとえばポンプの駆動により、動力源の発熱により暖められた温媒体を循環させてヒータ34へ供給する。
電気ヒータ45は、たとえばバッテリ46、スイッチ47と閉ループを構成する。スイッチ47が閉じることで、電気ヒータ45は通電して発熱する。
第一断熱タンク43内の第一中間媒体42は、エバボレータ32の冷媒体との熱交換により、冷却され得る。また、第一断熱タンク43内の第一中間媒体42は、ヒータ34の温媒体との熱交換により、または電気ヒータ45の発熱により、暖められる。
第一熱交換器41は、空気供給路25内において、空気供給路25を全体的に塞ぐように配置される。第一熱交換器41は、たとえばヒータ34と同様の熱交換器の構造に形成されてよい。
第一循環路44は、第一断熱タンク43と第一熱交換器41とを連結する。
これにより、第一中間媒体42は、第一循環路44を通じて、第一断熱タンク43と第一熱交換器41との間で循環し得る。第一断熱タンク43内の第一中間媒体42は、第一循環路44を通じて第一熱交換器41へ供給される。第一熱交換器41において、空調ダクト21内の空気と、第一中間媒体42との間で熱交換が実施される。空調ダクト21内の空気は、第一中間媒体42により冷却されたり、暖められたりする。熱交換後の第一中間媒体42は、第一循環路44を通じて第一断熱タンク43へ戻される。その後、エバボレータ32、ヒータ34、および電気ヒータ45により、再び再加熱または再冷却される。
制御部60は、乗員室3を空調するために車両用エアーコンディショナ装置20の動作を制御する。
制御部60は、空調ダクト21における空気の流れを制御し、第一断熱タンク43への冷媒体および温媒体の供給を制御し、第一断熱タンク43での電気ヒータ45の通電を制御し、第一断熱タンク43から第一熱交換器41への第一中間媒体42の供給を制御する。
たとえば乗員室3の温度が低い場合、制御部60は、第一断熱タンク43へ温媒体を供給する。自動車1の動力源が停止している場合または温まっていない場合、電気ヒータ45を通電する。これにより、第一断熱タンク43内の第一中間媒体42が暖められる。また、制御部60は、暖められた第一中間媒体42を、第一断熱タンク43と第一熱交換器41との間で循環する。第一熱交換器41では、暖められた第一中間媒体42と乗員室3内の空気との間で熱交換が行われ、暖められた空気が乗員室3へ吹き出される。その結果、乗員室3は暖められる。
なお、この暖房運転において、制御部60は、第一中間媒体42を、乗員室3内を所望の温度とするために必要とされる温度に制御すればよい。たとえば乗員室3の現在温度と乗員室3の目標温度との温度差が大きい場合、制御部60は、ヒータ34および電気ヒータ45を動作させて第一中間媒体42を乗員室3の目標温度より高い温度に制御し、その後、第一中間媒体42を乗員室3の目標温度に制御すればよい。第一中間媒体42を少なくとも乗員室3の目標温度以上に制御することにより、乗員室3へ吹き出す空気を乗員室3の目標温度にすることができる。高くなりすぎた第一中間媒体42の温度を下げるためには、第一断熱タンク43へ冷媒体を供給すればよい。第一中間媒体42を乗員室3の目標温度に制御することにより、乗員室3の温度を目標温度に制御し得る。
この他にもたとえば乗員室3の温度が高い場合、制御部60は、第一断熱タンク43へ冷媒体を供給する。これにより、第一断熱タンク43内の第一中間媒体42が冷やされる。また、制御部60は、冷やされた第一中間媒体42を、第一断熱タンク43と第一熱交換器41との間で循環する。第一熱交換器41では、冷やされた第一中間媒体42と乗員室3内の空気との間で熱交換が行われ、冷やされた空気が乗員室3へ吹き出される。その結果、乗員室3は冷却される。
なお、この冷房運転において、制御部60は、第一中間媒体42を、乗員室3内を所望の温度とするために必要とされる温度に制御すればよい。たとえば乗員室3の現在温度と乗員室3の目標温度との温度差が大きい場合、制御部60は、エバボレータ32を動作させて第一中間媒体42を乗員室3の目標温度より低い温度に制御し、その後、第一中間媒体42を乗員室3の目標温度に制御すればよい。第一中間媒体42を少なくとも乗員室3の目標温度以下に制御することにより、乗員室3へ吹き出す空気を乗員室3の目標温度にすることができる。低くなりすぎた第一中間媒体42の温度を上げるためには、第一断熱タンク43へ温媒体を供給すればよい。第一中間媒体42を乗員室3の目標温度に制御することにより、乗員室3の温度を目標温度に制御し得る。
具体的にはたとえば、制御部60は、第一中間媒体42の温度を、乗員室3における所望の温度である10度から30度の範囲内における目標温度に制御すればよい。これにより、第一中間媒体42と熱交換する空気の温度は、目標温度に制御される。
以上のように、本実施形態では、第一中間媒体42が、車両の乗員室3内を所望の温度とするために必要とされる温度に制御された上で、空調ダクト21に設けられた第一熱交換器41へ供給される。よって、第一熱交換器41のみにより、自動車1の乗員室3内を、所望の温度に上げ下げして調整できる。
しかも、本実施形態では、空調ダクト21には、車両の乗員室3内を所望の室温とするために第一熱交換器41のみが設けられる。よって、一般的な車両用エアーコンディショナ装置100のように、室温を上げ下げするために、空調ダクト21に対してヒータ34およびエバボレータ32を設ける必要がない。また、一般的な車両用エアーコンディショナ装置100では、ヒータ34より下流側に、ヒータ34により加熱された空気とエバボレータ32により冷却された空気とを混合するための流路長を確保する必要があるが、本実施形態では、第一熱交換器41のみで空調ダクト21内の空気の略すべてを所望の温度に調整できるので、そのような流路長が不要になる。その結果、本実施形態では、空気供給路25を短くして空調ダクト21を小型化している。空調ダクト21を乗員室3のたとえばダッシュボード11内に設置したとしても、乗員室3内の空間を狭くし難い。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図4は、本発明の第2実施形態に係る車両用エアーコンディショナ装置20の模式的な概略構成図である。
図4の車両用エアーコンディショナ装置20は、空調ダクト21、ブロアファン31、第二熱交換器51、第二中間媒体52を収容する第二断熱タンク53、第二循環路54、第一熱交換器41、第一中間媒体42を収容する第一断熱タンク43、第一循環路44、を有する。
第二断熱タンク53は、第一断熱タンク43と同様の構造を有する。たとえば第二断熱タンク53には、エバボレータ32、ヒータ34、電気ヒータ45が設けられる。なお、図面では、第二熱交換器51のエバボレータ32と、第二熱交換器51のエバボレータ32とは、別々の冷媒循環装置33に接続するように図示されている。第二熱交換器51のヒータ34と、第二熱交換器51のヒータ34とは、別々の温媒循環装置35に接続するように図示されている。第二熱交換器51の電気ヒータ45と、第二熱交換器51の電気ヒータ45とは、別々のバッテリ46に接続するように図示されている。実際の自動車1では、これらは共通でよい。
第二中間媒体52は、熱媒体である。第二中間媒体52は、たとえば第二中間媒体52と同じでよい。
第二熱交換器51は、空気供給路25内において、空気供給路25を全体的に塞ぐように配置される。第二熱交換器51は、ブロアファン31の設置スペース24と第一熱交換器41との間に位置する。第二熱交換器51は、第一熱交換器41と同様の構造でよい。
第二循環路54は、第二断熱タンク53と第二熱交換器51とを連結する。
これにより、第二中間媒体52は、第二循環路54を通じて、第二断熱タンク53と第二熱交換器51との間で循環し得る。第二断熱タンク53内の第二中間媒体52は、第二循環路54を通じて第二熱交換器51へ供給される。第二熱交換器51において、空調ダクト21内の空気と、第二中間媒体52との間で熱交換が実施される。空調ダクト21内の空気は、第二中間媒体52により冷却されたり、暖められたりする。熱交換後の第二中間媒体52は、第二循環路54を通じて第二断熱タンク53へ戻される。その後、エバボレータ32、ヒータ34、および電気ヒータ45により、再び再加熱または再冷却される。
これ以外の図4の車両用エアーコンディショナ装置20の構成は、図3の車両用エアーコンディショナ装置20と同様であり、同一の符号を使用してその説明を省略する。
そして、このような車両用エアーコンディショナ装置20では、制御部60は、乗員室3を空調するための制御を実行する。
制御部60は、空調ダクト21における空気の流れを制御し、第一断熱タンク43への冷媒体および温媒体の供給を制御し、第一断熱タンク43での電気ヒータ45の通電を制御し、第一断熱タンク43から第一熱交換器41への第一中間媒体42の供給を制御する。また、第二断熱タンク53への冷媒体および温媒体の供給を制御し、第二断熱タンク53での電気ヒータ45の通電を制御し、第二断熱タンク53から第二熱交換器51への第二中間媒体52の供給を制御する。
たとえば乗員室3の温度が低い場合、制御部60は、第二断熱タンク53を動作させることなく、第一断熱タンク43へ温媒体を供給する。自動車1の動力源が停止している場合または温まっていない場合、電気ヒータ45を通電する。これにより、第一断熱タンク43内の第一中間媒体42は、乗員室3内を所望の温度とするために必要とされる温度に暖められる。また、制御部60は、暖められた第一中間媒体42を、第一断熱タンク43と第一熱交換器41との間で循環する。第一熱交換器41では、暖められた第一中間媒体42と乗員室3内の空気との間で熱交換が行われ、暖められた空気が乗員室3へ吹き出される。その結果、乗員室3は暖められる。
この他にもたとえば乗員室3の温度が高い場合、制御部60は、第二断熱タンク53を動作させることなく、第一断熱タンク43へ冷媒体を供給する。これにより、第一断熱タンク43内の第一中間媒体42は、乗員室3内を所望の温度とするために必要とされる温度に冷やされる。また、制御部60は、冷やされた第一中間媒体42を、第一断熱タンク43と第一熱交換器41との間で循環する。第一熱交換器41では、冷やされた第一中間媒体42と乗員室3内の空気との間で熱交換が行われ、冷やされた空気が乗員室3へ吹き出される。その結果、乗員室3は冷却される。
この他にもたとえば乗員室3を除湿する場合、制御部60は、第一断熱タンク43の第一中間媒体42を、乗員室3内を所望の温度とするために必要とされる温度へ制御しながら、第二断熱タンク53を動作させる。第二断熱タンク53の第二中間媒体52は、第二断熱タンク53のエバボレータ32により、第二中間媒体52が凍結しない除湿温度、約0度に制御される。第二中間媒体52が冷えすぎた場合、第二断熱タンク53においてヒータ34または電気ヒータ45を動作させる。また、制御部60は、冷やされた第二中間媒体52を、第二断熱タンク53と第二熱交換器51との間で循環する。第二熱交換器51では、冷やされた第二中間媒体52と乗員室3内の空気との間で熱交換が行われ、空気が除湿される。除湿された空気は、第一熱交換器41で所望の温度に暖められた後、乗員室3へ吹き出される。その結果、乗員室3は除湿される。
以上のように、本実施形態では、第一中間媒体42とともに第二中間媒体52を用い、空調ダクト21内の空気を第二中間媒体52で冷却した後に第一中間媒体42で暖めることができる。よって、自動車1の乗員室3内を、所望の温度に上げ下げしたり、除湿したりできる。
しかも、本実施形態において、第一熱交換器41および第二熱交換器51は、空調ダクト21の空気供給路25において略全体に形成される。よって、第一熱交換器41の後に、異なる温度の空気を混合するための流路長を設ける必要がない。その結果、空気供給路25を短くし、空調ダクト21を小型化できる。
また、本実施形態において、第二熱交換器51に対して第二熱媒体は、第二熱交換器51の上部から供給され、第二熱交換器51の下部から排出される。よって、空調ダクト21の空気供給路25の上部を流れる空気は、低い温度の第二中間媒体52により効果的に除湿された後、温度が下がった第一中間媒体42により暖められる。空気供給路25内の上部を流れて室内の上部またはガラス面へ向けて吹き出される空気は、熱交換により暖められていない第二中間媒体52により効果的に除湿される。
また、第一熱交換器41に対して第一中間媒体42は、第一熱交換器41の下部から供給され、第一熱交換器41の上部から排出される。よって、空調ダクト21の空気供給路25の下部を流れる空気は、温度が上がった第二中間媒体52により除湿された後、温まれた第一中間媒体42により効果的に暖められる。
空調ダクト21の上部から吹き出す空気の温度を、空調ダクト21の下部から吹き出す空気の温度より下げることができる。温度差を持たせて、乗員の顔などに当たる空気の温度を下げ、不快感を抑制できる。乗員室3内の上部またはガラス面へ向けて吹き出される空気と、乗員室3内の下部へ向けて吹き出される空気との間に、温度差を持たせることができる。
[第3実施形態]
図5は、本発明の第3実施形態に係る車両用エアーコンディショナ装置20の模式的な概略構成図である。
図5の車両用エアーコンディショナ装置20は、空調ダクト21、ブロアファン31、第三熱交換器48、第三循環路49、第二熱交換器51、第二中間媒体52を収容する第二断熱タンク53、第二循環路54、第一熱交換器41、第一中間媒体42を収容する第一断熱タンク43、第一循環路44、を有する。
第三熱交換器48は、第一熱交換器41と同様の構造でよい。第三熱交換器48は、空気供給路25内において、第一熱交換器41の下側に位置する。
第三循環路49は、第一断熱タンク43と第三熱交換器48とを連結する。
これにより、第一中間媒体42は、第一循環路44を通じて、第一断熱タンク43と第一熱交換器41との間で循環し得る。第一断熱タンク43内の第一中間媒体42は、第一循環路44を通じて第一熱交換器41へ供給される。第一熱交換器41において、空調ダクト21内の空気と、第一中間媒体42との間で熱交換が実施される。空調ダクト21内の空気は、第一中間媒体42により冷却されたり、暖められたりする。熱交換後の第一中間媒体42は、第一循環路44を通じて第一断熱タンク43へ戻される。その後、エバボレータ32、ヒータ34、および電気ヒータ45により、再び再加熱または再冷却される。
これ以外の図5の車両用エアーコンディショナ装置20の構成は、図4の車両用エアーコンディショナ装置20と同様であり、同一の符号を使用してその説明を省略する。
そして、このような車両用エアーコンディショナ装置20では、制御部60は、乗員室3を空調するための制御を実行する。
制御部60は、空調ダクト21における空気の流れを制御し、第一断熱タンク43への冷媒体および温媒体の供給を制御し、第一断熱タンク43での電気ヒータ45の通電を制御し、第一断熱タンク43から第一熱交換器41への第一中間媒体42の供給を制御する。また、第二断熱タンク53への冷媒体および温媒体の供給を制御し、第二断熱タンク53での電気ヒータ45の通電を制御し、第二断熱タンク53から第二熱交換器51への第二中間媒体52の供給を制御する。また、第一断熱タンク43から第三熱交換器48への第一中間媒体42の供給を制御する。
たとえば乗員室3の温度が低い場合、制御部60は、第二断熱タンク53を動作させることなく、第一断熱タンク43へ温媒体を供給する。自動車1の動力源が停止している場合または温まっていない場合、電気ヒータ45を通電する。これにより、第一断熱タンク43内の第一中間媒体42は、乗員室3内を所望の温度とするために必要とされる温度に暖められる。また、制御部60は、暖められた第一中間媒体42を、第一断熱タンク43と第一熱交換器41との間で循環し、第一断熱タンク43と第三熱交換器48との間で循環する。第一熱交換器41および第三熱交換器48では、暖められた第一中間媒体42と乗員室3内の空気との間で熱交換が行われ、暖められた空気が乗員室3へ吹き出される。その結果、乗員室3は暖められる。
なお、冷却する場合、および除湿する場合も同様である。
そして、本実施形態では、空調ダクト21の空気供給路25に、第一熱交換器41と第三熱交換器48とを上下に並べて配置する。よって、制御部60は、第一熱交換器41での第一中間媒体42の流量と、第三熱交換器48での第一中間媒体42の流量とを差をつけることにより、空調ダクト21から吹き出される空気に温度差を持たせることができる。たとえば、第三熱交換器48に第一熱交換器41より多くの第一中間媒体42を流すことにより、第三熱交換器48を通過した空気の温度は、第一熱交換器41を通過した空気の温度より高くなる。たとえば乗員室3へ供給する熱量を減らすことなく、乗員の顔などに当たる空気の温度を下げて不快感を抑制できる。
[第4実施形態]
図6は、本発明の第4実施形態に係る車両用エアーコンディショナ装置20の模式的な概略構成図である。
図6の車両用エアーコンディショナ装置20は、空調ダクト21、ブロアファン31、第四熱交換器58、第四循環路59、第三熱交換器48、第三循環路49、第二熱交換器51、第二中間媒体52を収容する第二断熱タンク53、第二循環路54、第一熱交換器41、第一中間媒体42を収容する第一断熱タンク43、第一循環路44、を有する。
第四熱交換器58は、第二熱交換器51と同様の構造でよい。第四熱交換器58は、空気供給路25内において、第二熱交換器51の下側に位置する。
第四循環路59は、第二断熱タンク53と第四熱交換器58とを連結する。
これにより、第二中間媒体52は、第四循環路59を通じて、第二断熱タンク53と第一熱交換器41との間で循環し得る。第二断熱タンク53内の第二中間媒体52は、第四循環路59を通じて第四熱交換器58へ供給される。第四熱交換器58において、空調ダクト21内の空気と、第二中間媒体52との間で熱交換が実施される。空調ダクト21内の空気は、第二中間媒体52により冷却されたり、暖められたりする。熱交換後の第二中間媒体52は、第四循環路59を通じて第二断熱タンク53へ戻される。その後、エバボレータ32、ヒータ34、および電気ヒータ45により、再び再加熱または再冷却される。
これ以外の図6の車両用エアーコンディショナ装置20の構成は、図5の車両用エアーコンディショナ装置20と同様であり、同一の符号を使用してその説明を省略する。
そして、このような車両用エアーコンディショナ装置20では、制御部60は、乗員室3を空調するための制御を実行する。
制御部60は、空調ダクト21における空気の流れを制御し、第一断熱タンク43への冷媒体および温媒体の供給を制御し、第一断熱タンク43での電気ヒータ45の通電を制御し、第一断熱タンク43から第一熱交換器41および第三熱交換器48への第一中間媒体42の供給を個別に制御する。また、第二断熱タンク53への冷媒体および温媒体の供給を制御し、第二断熱タンク53での電気ヒータ45の通電を制御し、第二断熱タンク53から第二熱交換器51および第四熱交換器58への第二中間媒体52の供給を個別に制御する。
たとえば乗員室3を除湿する場合、制御部60は、第一断熱タンク43の第一中間媒体42を、乗員室3内を所望の温度とするために必要とされる温度へ制御しながら、第二断熱タンク53を動作させる。第二断熱タンク53の第二中間媒体52は、第二断熱タンク53のエバボレータ32により、第二中間媒体52が凍結しない温度、約0度に制御される。第二中間媒体52が冷えすぎた場合、第二断熱タンク53においてヒータ34または電気ヒータ45を動作させる。また、制御部60は、冷やされた第二中間媒体52を、第二断熱タンク53と第二熱交換器51との間で循環し、これとは別に第四熱交換器58との間で循環する。第二熱交換器51および第四熱交換器58では、冷やされた第二中間媒体52と乗員室3内の空気との間で熱交換が行われ、空気が除湿される。除湿された空気は、第一熱交換器41および第三熱交換器48で所望の温度に暖められた後、乗員室3へ吹き出される。その結果、乗員室3は除湿される。
また、制御部60は、たとえば第二熱交換器51に、空調ダクト21の空気供給路25内において第二熱交換器51の下側に並べて設けられる第四熱交換器58より多くの第二中間媒体52を流す。よって、第二熱交換器51を通過した空気の湿度は、第四熱交換器58を通過した空気の湿度より低くなる。
[第5実施形態]
図7は、本発明の第5実施形態に係る車両用エアーコンディショナ装置20の模式的な概略構成図である。
図7の車両用エアーコンディショナ装置20は、空調ダクト21、ブロアファン31、第一熱交換器41、第一中間媒体42を収容する第一断熱タンク43、第一循環路44、第二熱交換器51、第二中間媒体52を収容する第二断熱タンク53、第二循環路54、制御部60、を有する。
第一熱交換器41および第二熱交換器51は、空調ダクト21の空気供給路25において、空気の流れに沿って並べて配置される。
第一熱交換器41は、第二熱交換器51より上流側に配置される。
第二熱交換器51は、空気供給路25の上部に設けられる。
これ以外の図7の車両用エアーコンディショナ装置20の構成は、図4の車両用エアーコンディショナ装置20と同様であり、同一の符号を使用してその説明を省略する。
そして、制御部60は、空調ダクト21における空気の流れを制御し、第一断熱タンク43への冷媒体および温媒体の供給を制御し、第一断熱タンク43での電気ヒータ45の通電を制御し、第一断熱タンク43から第一熱交換器41への第一中間媒体42の供給を制御する。また、第二断熱タンク53への冷媒体および温媒体の供給を制御し、第二断熱タンク53での電気ヒータ45の通電を制御し、第二断熱タンク53から第二熱交換器51への第二中間媒体52の供給を制御する。
たとえば乗員室3の温度が低い場合、制御部60は、第二断熱タンク53を動作させることなく、第一断熱タンク43へ温媒体を供給する。自動車1の動力源が停止している場合または温まっていない場合、電気ヒータ45を通電する。これにより、第一断熱タンク43内の第一中間媒体42は、乗員室3内を所望の温度とするために必要とされる温度に暖められる。また、制御部60は、暖められた第一中間媒体42を、第一断熱タンク43と第一熱交換器41との間で循環する。第一熱交換器41では、暖められた第一中間媒体42と乗員室3内の空気との間で熱交換が行われ、暖められた空気が乗員室3へ吹き出される。その結果、乗員室3は暖められる。
この他にもたとえば乗員室3の温度が高い場合、制御部60は、第二断熱タンク53を動作させることなく、第一断熱タンク43へ冷媒体を供給する。これにより、第一断熱タンク43内の第一中間媒体42は、乗員室3内を所望の温度とするために必要とされる温度に冷やされる。また、制御部60は、冷やされた第一中間媒体42を、第一断熱タンク43と第一熱交換器41との間で循環する。第一熱交換器41では、冷やされた第一中間媒体42と乗員室3内の空気との間で熱交換が行われ、冷やされた空気が乗員室3へ吹き出される。その結果、乗員室3は冷却される。
この他にもたとえば乗員室3を除湿する場合、制御部60は、第一断熱タンク43の第一中間媒体42を、乗員室3内を所望の温度とするために必要とされる温度へ制御しながら、第二断熱タンク53を動作させる。第二断熱タンク53の第二中間媒体52は、第二断熱タンク53のエバボレータ32により、乗員室3の目標温度より低い温度に制御される。第二中間媒体52が冷えすぎた場合、第二断熱タンク53においてヒータ34または電気ヒータ45を動作させる。また、制御部60は、冷やされた第二中間媒体52を、第二断熱タンク53と第二熱交換器51との間で循環する。第二熱交換器51では、冷やされた第二中間媒体52と乗員室3内の空気との間で熱交換が行われ、空気が除湿される。空気供給路25において上部を流れる空気は、第一熱交換器41で所望の温度に暖められた後、第一熱交換器41で冷却されて除湿され、乗員室3へ吹き出される。その結果、乗員室3の上部には除湿された空気が供給される。
[第6実施形態]
図8は、本発明の第6実施形態に係る車両用エアーコンディショナ装置20の模式的な概略構成図である。
図8の車両用エアーコンディショナ装置20は、空調ダクト21、ブロアファン31、第一熱交換器41、第一中間媒体42を収容する第一断熱タンク43、第一循環路44、室内循環路71、第二熱交換器51、第二中間媒体52を収容する第二断熱タンク53、第二循環路54、制御部60、を有する。
室内循環路71は、第一中間媒体42を乗員室3内で循環させる循環路である。室内循環路71は、たとえば第一断熱タンク43と乗員室3のシート12との間に設けられる。乗員室3内のシート12は、乗員室3内を所望の温度とするために必要とされる温度に暖められている第一中間媒体42により、直接的に暖められる。
この他にもたとえば、室内循環路71は、乗員室3を画成するサイドパネル、ルーフパネルなどに埋設されてもよい。
これ以外の図8の車両用エアーコンディショナ装置20の構成は、図4の車両用エアーコンディショナ装置20と同様であり、同一の符号を使用してその説明を省略する。
そして、本実施形態では、室内循環路71により、乗員室3の設備を直接的に暖めることができる。従来にあっては一般的な車両用エアーコンディショナ装置100とは別に専用のヒータ等を追加しなければ、乗員室3の設備を直接的に暖めることができなかったが、車両用エアーコンディショナ装置20により、乗員室3の設備を直接的に暖めることができる。
以上の各実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
たとえば上記実施形態では、第一断熱タンク43のエバボレータ32は、自動車1の動力源により駆動されることにより機能する冷媒循環装置33から冷媒体が供給される。また、ヒータ34は、自動車1の動力源により駆動されることにより機能する温媒循環装置35から温媒体が供給される。
この他にもたとえば、冷媒循環装置33または温媒循環装置35は、自動車1の別のエンジンやバッテリにより駆動されてもよい。
上記実施形態は、本発明を自動車1に適用した例である。
この他にもたとえば、本発明は、自動車以外のたとえば電車などの車両に適用することができる。
1…自動車(車両)、2…前室、3…乗員室(車両の室)、4…後室、11…ダッシュボード、12…シート、13…フロントガラス、14…ドアパネル、15…サイドガラス、20…車両用エアーコンディショナ装置、21…空調ダクト、22…外吸込路、23…内吸込路、24…設置スペース、25…空気供給路、26…ガラス用吹出路(上吹出路、吹出路)、27…上体用吹出路(上吹出路、吹出路)、28…足下用吹出路(下吹出路、吹出路)、31…ブロアファン、32…エバボレータ、33…冷媒循環装置、34…ヒータ、35…温媒循環装置、36…切替板、37…第一開閉板、38…第二開閉板、39…第三開閉板、41…第一熱交換器、42…第一中間媒体、43…第一断熱タンク(第一タンク)、44…第一循環路、45…電気ヒータ、46…バッテリ、47…スイッチ、48…第三熱交換器、49…第三循環路、51…第二熱交換器、52…第二中間媒体、53…第二断熱タンク(第二タンク)、54…第二循環路、58…第四熱交換器、59…第四循環路、60…制御部、71…室内循環路、100…車両用エアーコンディショナ装置

Claims (6)

  1. 車両の室内へ供給する空気が通過する空気供給路が形成される空調ダクトと、
    第一中間媒体を収容し、前記第一中間媒体の温度を調整するための冷媒体および温媒体が供給される第一タンクと、
    前記空調ダクトに設けられ、前記第一タンクから前記第一中間媒体が循環する第一熱交換器と、
    前記空調ダクトの前記空気供給路内において前記第一熱交換器の下側に並べて設けられ、前記第一タンクから前記第一中間媒体が循環する第三熱交換器と、
    前記第一中間媒体を、前記室内を所望の温度とするために必要とされる温度に制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記第一熱交換器より前記第三熱交換器へ多くの前記第一中間媒体を流す、
    車両用エアーコンディショナ装置。
  2. 車両の室内へ供給する空気が通過する空気供給路が形成される空調ダクトと、
    第一中間媒体を収容し、前記第一中間媒体の温度を調整するための冷媒体および温媒体が供給される第一タンクと、
    前記空調ダクトに設けられ、前記第一タンクから前記第一中間媒体が循環する第一熱交換器と、
    第二中間媒体を収容し、前記第二中間媒体の温度を調整するための冷媒体および温媒体が供給される第二タンクと、
    前記第一熱交換器より上流側において前記空調ダクトに設けられ、前記第二タンクから前記第二中間媒体が循環する第二熱交換器と、
    前記空調ダクトの前記空気供給路内において前記第二熱交換器の下側に並べて設けられ、前記第二タンクから前記第二中間媒体が循環する第四熱交換器と、
    前記第一中間媒体を、前記室内を所望の温度とするために必要とされる温度に制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記第四熱交換器より前記第二熱交換器へ多くの前記第二中間媒体を流す、
    両用エアーコンディショナ装置。
  3. 第二中間媒体を収容し、前記第二中間媒体の温度を調整するための冷媒体および温媒体が供給される第二タンクと、
    前記第一熱交換器より上流側において前記空調ダクトに設けられ、前記第二タンクから前記第二中間媒体が循環する第二熱交換器と、
    を有し、
    前記制御部は、前記第二中間媒体を除湿温度に制御する、
    請求項記載の車両用エアーコンディショナ装置。
  4. 前記制御部は、前記第二中間媒体を除湿温度に制御する、
    請求項2記載の車両用エアーコンディショナ装置。
  5. 前記空調ダクトは、
    前記室内の上部またはガラス面へ向けて空気を吹き出す上吹出路と、
    前記上吹出路より下側に設けられ、前記室内の下部へ向けて空気を吹き出す下吹出路と、を有し、
    前記第一熱交換器は、前記空気供給路内に設けられ、前記第一中間媒体が下から上へ向かって流れ、
    前記第二熱交換器は、前記空気供給路内に設けられ、前記第二中間媒体が上から下へ向かって流れる、
    請求項または記載の車両用エアーコンディショナ装置。
  6. 前記第一タンクと前記車両の室内との間で前記第一中間媒体を循環する室内循環路を有する、
    請求項1から5のいずれか一項記載の車両用エアーコンディショナ装置。
JP2015070106A 2015-03-30 2015-03-30 車両用エアーコンディショナ装置 Active JP6078575B2 (ja)

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