JP6069140B2 - 基板処理システム及び基板処理方法並びに基板処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

基板処理システム及び基板処理方法並びに基板処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、基板を処理液で処理する基板処理システム及び基板処理方法並びに基板処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
従来より、半導体部品やフラットパネルディスプレイなどを製造する際には、基板処理システムを用いて半導体ウエハや液晶基板などの基板に対して処理液を用いて洗浄等の処理を施す。
従来の基板処理システムは、基板を保持しながら回転させる基板保持機構と、回転する基板に処理液を供給する処理液供給機構とを備える。そして、基板処理システムでは、基板保持機構で基板を保持しながら回転させるとともに、処理液供給機構から基板の表面に向けて処理液を供給する。これにより、基板処理システムは、基板の表面を処理液で処理する。その際に使用された処理液は、基板の回転による遠心力によって基板の外周外方に振り切られ、基板の外周外方に設けられた回収カップで回収される。
この基板処理システムでは、基板の表面を処理した際に基板の表面から剥離したパーティクル等が処理液とともに基板の外周外方に振り切られ、回収カップから外部に排出される。しかしながら、従来の基板処理システムでは、全てのパーティクル等が処理液とともに外部に排出されるのではなく、一部のパーティクル等が回収カップの内周面に付着して残留してしまい、その後の基板の処理時にパーティクル等が基板に再付着するおそれがあった。
そのため、従来の基板処理システムでは、回収カップの内側に洗浄ノズルを設け、洗浄ノズルから回収カップの内周面に向けて洗浄液を吐出して回収カップの内周面を洗浄していた(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2002−305134号公報
ところが、上記従来の基板処理システムでは、回収カップの内周面を洗浄する際に、洗浄ノズルから回収カップの内周面に向けて吐出した洗浄液が回収カップの内周面で飛散し、基板保持機構などに洗浄液とともにパーティクル等が付着するおそれがあった。パーティクル等が基板保持部などに付着してしまうと、その後の基板の処理時にパーティクル等が基板に再付着し、基板の処理を良好に行えないおそれがあった。
そこで、本発明では、基板を処理液で処理する基板処理システムにおいて、前記基板を基板保持部で保持する基板保持機構と、前記基板に向けて処理液を供給する処理流体供給部と、前記処理流体供給部から供給された処理液を前記基板の外周外方で回収する回収カップと、前記回収カップを前記基板保持部に対して相対的に昇降させる回収カップ昇降機構と、前記回収カップの内周面に向けて洗浄液を供給する回収カップ洗浄液供給部と、前記回収カップ昇降機構と回収カップ洗浄液供給部を制御する制御装置とを備え、前記回収カップ洗浄液供給部は、洗浄液を吐出する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルを昇降させる洗浄ノズル昇降機構とを有し、前記制御装置は、前記回収カップ昇降機構によって前記回収カップを前記基板保持部の位置よりも下側に降下させ、前記回収カップ洗浄液供給部によって前記下降された回収カップの内周面に向けて洗浄液を供給させて、前記基板保持部の位置よりも下側の位置で前記回収カップの内周面を洗浄し、前記回収カップの内周面の洗浄時に、前記洗浄ノズル昇降機構によって前記洗浄ノズルを昇降させることにした。
また、前記制御装置は、前記下降された回収カップの内周面の洗浄時に、前記回収カップ昇降機構によって前記回収カップを昇降させることにした。
また、前記回収カップは、底部に形成した排気口の上方に排気口カバーを設け、前記排気口カバーは、前記回収カップの内周面における洗浄液が供給される位置の鉛直下方に想定した仮想線から、前記基板保持機構で水平に保持される基板の中心に対して外側前記排気口を覆うことで、前記回収カップの内周面における洗浄液が供給される位置の鉛直下方に想定した仮想線よりも内側前記排気口の上方を開放させることにした。
また、本発明では、基板を処理液で処理する基板処理方法において、基板保持部により前記基板を保持した状態で前記基板に供給された処理液を前記基板の外周外方で回収する回収カップを、前記基板保持部の位置よりも下側に降下させ、前記降下された回収カップの内周面に向けて昇降させた洗浄ノズルから洗浄液を供給して、処理液による処理時に前記基板保持部の位置よりも下側の位置で前記回収カップの内周面を洗浄することにした。
また、本発明では、基板処理システムに処理液で基板を処理させる基板処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、基板保持部により前記基板を保持した状態で前記基板に供給された処理液を前記基板の外周外方で回収する回収カップを、前記基板保持部の位置よりも下側に降下させ、前記下降された回収カップの内周面に向けて昇降させた洗浄ノズルから洗浄液を供給して、処理液による処理時に前記基板保持部の位置よりも下側の位置で前記回収カップの内周面を洗浄することにした。
本発明では、回収カップの内周面に付着したパーティクル等を基板保持機構などに再付着させることなく除去することができ、その後の基板の処理を良好に行うことができる。
基板処理システムの概略構成を示す平面説明図。 処理ユニットの概略構成を示す側面説明図。 処理ユニットを示す側面説明図。 同平面説明図。 同平面断面説明図。 回収カップ洗浄液供給部を示す平面拡大説明図。 同側面拡大説明図。 基板処理プログラムのフローチャート。 回収カップ洗浄液供給部を示す側面拡大説明図。
以下に、本発明に係る基板処理システム及び基板処理方法並びに基板処理プログラムの具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。以下では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図1に示すように、基板処理システム1は、搬入出ステーション2と、処理ステーション3とを備える。搬入出ステーション2と処理ステーション3とは隣接して設けられる。
搬入出ステーション2は、キャリア載置部11と、搬送部12とを備える。キャリア載置部11には、複数枚の基板、本実施形態では半導体ウェハ(以下ウェハW)を水平状態で収容する複数のキャリアCが載置される。
搬送部12は、キャリア載置部11に隣接して設けられ、内部に基板搬送装置13と、受渡部14とを備える。基板搬送装置13は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置13は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いてキャリアCと受渡部14との間でウェハWの搬送を行う。
処理ステーション3は、搬送部12に隣接して設けられる。処理ステーション3は、搬送部15と、複数の処理ユニット16とを備える。複数の処理ユニット16は、搬送部15の両側に並べて設けられる。
搬送部15は、内部に基板搬送装置17を備える。基板搬送装置17は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置17は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いて受渡部14と処理ユニット16との間でウェハWの搬送を行う。
処理ユニット16は、基板搬送装置17によって搬送されるウェハWに対して所定の基板処理を行う。
また、基板処理システム1は、制御装置4を備える。制御装置4は、たとえばコンピュータであり、制御部18と記憶部19とを備える。記憶部19には、基板処理システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部18は、記憶部19に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理システム1の動作を制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置4の記憶部19にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
上記のように構成された基板処理システム1では、まず、搬入出ステーション2の基板搬送装置13が、キャリア載置部11に載置されたキャリアCからウェハWを取り出し、取り出したウェハWを受渡部14に載置する。受渡部14に載置されたウェハWは、処理ステーション3の基板搬送装置17によって受渡部14から取り出されて、処理ユニット16へ搬入される。
処理ユニット16へ搬入されたウェハWは、処理ユニット16によって処理された後、基板搬送装置17によって処理ユニット16から搬出されて、受渡部14に載置される。そして、受渡部14に載置された処理済のウェハWは、基板搬送装置13によってキャリア載置部11のキャリアCへ戻される。
図2に示すように、処理ユニット16は、チャンバ20と、基板保持機構30と、処理流体供給部40と、回収カップ50とを備える。
チャンバ20は、基板保持機構30と処理流体供給部40と回収カップ50とを収容する。チャンバ20の天井部には、FFU(Fan Filter Unit)21が設けられる。FFU21は、チャンバ20内にダウンフローを形成する。
基板保持機構30は、保持部31と、支柱部32と、駆動部33とを備える。保持部31は、ウェハWを水平に保持する。支柱部32は、鉛直方向に延在する部材であり、基端部が駆動部33によって回転可能に支持され、先端部において保持部31を水平に支持する。駆動部33は、支柱部32を鉛直軸まわりに回転させる。かかる基板保持機構30は、駆動部33を用いて支柱部32を回転させることによって支柱部32に支持された保持部31を回転させ、これにより、保持部31に保持されたウェハWを回転させる。
処理流体供給部40は、ウェハWに対して処理流体を供給する。処理流体供給部40は、処理流体供給源70に接続される。
回収カップ50は、保持部31を取り囲むように配置され、保持部31の回転によってウェハWから飛散する処理液を捕集する。回収カップ50の底部には、排液口51が形成されており、回収カップ50によって捕集された処理液は、かかる排液口51から処理ユニット16の外部へ排出される。また、回収カップ50の底部には、FFU21から供給される気体を処理ユニット16の外部へ排出する排気口52が形成される。
図3及び図4に示すように、基板保持機構30の保持部31(基板保持部)は、支柱部32の上端に円板状の回転プレート34を取付けている。回転プレート34の外周端縁部には、ウェハWの外周端縁を下側(裏面側)から支持する基板支持体35が円周方向に間隔をあけて3個設けられている。
また、回収カップ50は、チャンバ20に固定されるカップ本体53と、カップ本体53に昇降自在に取付けられた昇降カップ54とで構成する。本実施形態では、保持部31の高さは変化せず、昇降カップ54の高さを変えることにより、昇降カップ54が保持部31に対して相対的に昇降する。
カップ本体53は、底部周縁に平面視で円環状の溝55を形成する。この溝55に排液口51と排気口52とが形成されている。排気口52には、排気口カバー56が取付けられている。この排気口カバー56の具体的な構成は後述する。
昇降カップ54は、カップ本体53の円筒状の周壁57に沿って上下に伸延する円環状の基部58と、基部58の上端部から内側上方に向けて傾斜状に伸延するカバー部59とを有する。
この昇降カップ54には、カップ本体53の周壁57に沿って昇降カップ54を昇降させるための回収カップ昇降機構60が接続される。回収カップ昇降機構60は、制御装置4で昇降制御される。
また、回収カップ50には、回収カップ50(昇降カップ54)の内周面に洗浄液を供給するための回収カップ洗浄液供給部61が設けられている。
図5に示すように、回収カップ洗浄液供給部61は、カップ本体53の溝55の内周部に洗浄ノズル62を円周方向に間隔をあけて複数個取り付けることができ、本実施形態では、12個取付けられている。各洗浄ノズル62には、洗浄液を供給する洗浄液供給源63が流量調整器64を介して接続される。流量調整器64は、制御装置4で制御される。各洗浄ノズル62は、図6に示すように、洗浄液供給源63から供給された洗浄液65を左右に扇状に拡散させてミスト状にして吐出する。隣り合う洗浄ノズル62から吐出された扇状に広がるミスト状の洗浄液65は、回収カップ50(昇降カップ54)の内周面に隙間なく供給される。
図7(a)に示すように、基板保持機構30にウェハWが保持されている状態でウェハWを処理液で処理する際には、ウェハWの外周外方に昇降カップ54を位置させる。回転するウェハWによって振り切られた処理液66は、昇降カップ54の傾斜状のカバー部59の内周面に衝突した後に、カップ本体53の溝55に流れ込み、排液口51から外部へ排出される。
一方、図7(b)に示すように、ウェハWの処理後において基板保持機構30でウェハWを保持していない状態で回収カップ50の内周面を洗浄する際には、ウェハWの処理時において保持部31の位置よりも下側に昇降カップ54を位置させる。この状態で、回収カップ洗浄液供給部61は、洗浄ノズル62からミスト状の洗浄液65を昇降カップ54の内周面に向けて吐出する。図示されるように、ノズル62は平面かつ放射状のミスト吐出、すなわち、上方向から見れば図6のような扇状であるが、横から見た場合は図7(b)のように広がりを持たない直線状のミストを吐出する。吐出されたミスト状の洗浄液65は、昇降カップ54の傾斜状のカバー部59の内周面に衝突して液滴となる。液滴となった後に、大部分の液滴は昇降カップ54の内周面を伝わってカップ底部にたどり着いてカップ本体53の溝55に流れ込み、排液口51から外部へ排出される。
昇降カップ54の傾斜状のカバー部59の内周面に衝突した洗浄液65は液摘となって昇降カップ54の内周面を伝わるだけでなく、一部の液摘はカバー部59の内周面に洗浄液65が衝突した位置の鉛直下方よりも外側に向けて滴下する(図7(b)の矢印)。そこで、排気口52の上方に設けた排気口カバー56は、回収カップ50(昇降カップ54)の内周面に洗浄液65が供給される位置Pの鉛直下方に想定した仮想線Lから外側の範囲で排気口52の上方を覆うようにしている。このように、回収カップ50の内周面に洗浄液65が供給される位置Pの鉛直下方から外側の範囲で排気口52を覆うことで、回収カップ50の内周面に洗浄液が供給される位置Pの鉛直下方よりも内側において排気口52の上方を開放させる。これにより、排気口カバー56によって洗浄液65の液滴が排気口52に流入するのを防止するとともに、FFU21から供給された気体が排気口52に上下に円滑に流れるのを排気口カバー56で阻害しないようにしている。なお、排気口カバー56は、外側下方に向けて傾斜状に形成して、洗浄液65が回収カップ50との間の隙間を通じて流れ落ち、回収カップ50の底部に流れ込むようにしている。なお、鉛直下方に限らず、実際に液摘が落下する可能性のある範囲を考慮して、排気口カバー56の覆う範囲を少し広く、すなわち、想定した仮想線Lよりも左側に越えるように構成しても良い。
基板処理システム1は、以上のように構成しており、制御装置4の記憶部19に記憶された基板処理プログラムにしたがって動作する。図8は、本実施形態の基板処理及び回収カップ洗浄のためのプログラムのフローチャートであり、基板処理システム1の稼動に伴い開始される。
図8に示すように、制御装置4は、通常においてはウェハWを処理液で処理する(基板液処理ステップS1)。
ウェハWの洗浄処理においては、図7(a)に示すように、基板保持機構30の保持部31にウェハWを載置する。制御装置4は、回収カップ昇降機構60を制御して、ウェハWの外周外方に昇降カップ54を位置させる。また、制御装置4は、基板保持機構30を制御して、回転プレート34を回転させる。これにより、ウェハWは、回転プレート34とともに回転する。その後、制御装置4は、処理流体供給部40を制御して、回転するウェハWの上面(表面)に処理液を供給させる。処理液は、回転するウェハWの遠心力でウェハWの外周外方に振り切られ、昇降カップ54の傾斜状のカバー部59の内周面に衝突した後に、カップ本体53の溝55に流れ込み、排液口51から外部へ排出される。これにより、ウェハWが処理液で処理される。処理されたウェハWは、基板保持機構30から搬出される。
その後、制御装置4は、回収カップ50の内周面の洗浄処理を行うか否かを判断する(回収カップ洗浄判断ステップS2)。たとえば、制御装置4は、前回の回収カップ50の洗浄処理から経過した時間や、液処理したウェハWの枚数などに基づいて、回収カップ50の洗浄処理を行うか否かを判断する。なお、オペレーターの指示に基づいて強制的に回収カップ50の洗浄処理を行わせてもよい。
回収カップ50の洗浄処理を行うと判断した場合、制御装置4は、図7(b)に示すように、回収カップ昇降機構60を制御して、昇降カップ54を降下させて、ウェハWの処理時において保持部31の回転プレート34の下面の位置よりも下側に位置させる(回収カップ降下ステップS3)。
その後、制御装置4は、回収カップ洗浄液供給部61を制御して、洗浄ノズル62から洗浄液を昇降カップ54の内周面に向けて吐出させる(回収カップ洗浄ステップS4)。洗浄液65は、昇降カップ54の傾斜状のカバー部59の内周面に衝突した後に、カップ本体53の溝55に流れ込み、排液口51から外部へ排出される。これにより、回収カップ50(昇降カップ54)の内周面が洗浄液65で洗浄される。
回収カップ50の洗浄が終了した後に、制御装置4は、回収カップ洗浄液供給部61を制御して、洗浄液65の吐出を停止するとともに、回収カップ昇降機構60を制御して、昇降カップ54を上昇させて、ウェハWの外周外方に位置させる(回収カップ上昇ステップS5)。回収カップ50の洗浄を終了した場合、または回収カップ50の洗浄処理を行わないと判断した場合は基板液処理ステップS1に戻り、次の基板液処理を行うようにし、システムが停止するまで以上のフローを繰り返す。
回収カップ50の洗浄処理時には、図9(a)に示すように、制御装置4で回収カップ昇降機構60を制御して、回収カップ50(昇降カップ54)を上下に昇降させながら、洗浄ノズル62から洗浄液65を昇降カップ54の内周面に向けて吐出させてもよい。これにより、回収カップ50の内周面の広い範囲を同時に洗浄することができる。この場合、回収カップ50を昇降させるのではなく、洗浄ノズル62を昇降させてもよい。すなわち、図9(b)に示すように、洗浄ノズル62に洗浄ノズル昇降機構67を接続し、制御装置4で洗浄ノズル昇降機構67を制御して洗浄ノズル62を上下に昇降させながら、洗浄ノズル62から洗浄液を昇降カップ54の内周面に向けて吐出させてもよい。
上述したように、図7のミスト状の洗浄液65は、昇降カップ54の傾斜状のカバー部59の内周面に衝突して液滴となり、液滴となった後に、大部分の液滴は昇降カップ54の内周面を伝わって下方に流れていく。したがって、洗浄液65が供給される位置Pは、パーティクル等が多く付着している高さよりも若干高い位置であることが好ましい。これは、放射状のミストはカップにたどり着き液滴に変化した後、円周方向に移動しながらカップの内面上を流れ落ちていき、ある程度の距離だけ流れたときにカップの全周の位置で均一な流量の下向きの水流が生成されるためである。付着したパーティクルの大部分は強い水圧を与える必要がなく、上方向からの水流により剥がれ落ちるという特性を持つので、上記均一な水流により、円周上どの位置でもムラのない均一な洗浄効果を得ることができる。
なお、ウェハWの液処理時には、ウェハWから振り切られた処理液66は、重力の作用でウェハWよりも少し下側の回収カップ50(昇降カップ54)の内周面に衝突する。そのため、回収カップ50の内周面において、保持部31の回転プレート34の上側の水平面よりも少し下側となる部分にパーティクル等が多く付着している。そこで、保持部31の回転プレート34の上側の水平面よりも少し下側となる部分の回収カップ50の内周面に向けて洗浄液を吐出するのが好ましい。ただし、上記のように均一の水流を生成して利用するために、パーティクル等が多く付着する位置よりも若干高い位置が設定されるほうが好ましい。
また、ウェハWの液処理時には、基板保持機構30(回転プレート34)の回転によって作用する遠心力で処理液66を振り切っている。そのため、回収カップ50(昇降カップ54)の内周面において、回転プレート34の回転速度に応じて処理液66が衝突する位置(高さ)が異なる。そこで、図9で示した構成において、ウェハWの液処理時に基板保持機構30で回転させたウェハWの回転速度に応じて、制御装置4で昇降カップ54や洗浄ノズル62を昇降させる位置を変更するように制御してもよい。
上記実施形態では、基板保持機構30及び保持されるウェハWの高さは変化せず、昇降カップ54の高さを変えていたが、基板保持機構30を昇降させることにより、昇降カップ54がウェハWに対して相対的に昇降するようにしてもよい。
また、上記回収カップ50では、カップ本体53に対して昇降カップ54を昇降させる構成としているが、これに限られず、カップ本体53と昇降カップ54とを一体的に形成して回収カップ全体を昇降させるようにしてもよい。なお、上記実施形態では、昇降カップ54の先端部分が保持部31の回転プレート34の下面の高さよりも低いものとしたが、回転プレート34の上面の高さよりも低いものとする等、結果的にウェハWへの再付着が生じない範囲であれば、昇降カップ54の下降位置は保持部31の間で適宜決めても良い。
以上に説明したように、上記基板処理システム1では、回収カップ50の昇降カップ54を保持部31の位置よりも下側に降下させるとともに、昇降カップ54の内周面に向けて洗浄液65を供給して、処理液66による処理時に保持されたウェハWの位置よりも下側の位置で昇降カップ54の内周面を洗浄する。これにより、上記基板処理システム1では、回収カップ50の内周面に付着したパーティクル等を保持部31などに再付着させることなく除去することができ、その後のウェハWの処理を良好に行うことができる。
W ウェハ
1 基板処理システム
30 基板保持機構
40 処理流体供給部
50 回収カップ
60 回収カップ昇降機構
61 回収カップ洗浄液供給部
62 洗浄ノズル

Claims (5)

  1. 基板を処理液で処理する基板処理システムにおいて、
    前記基板を基板保持部で保持する基板保持機構と、
    前記基板に向けて処理液を供給する処理流体供給部と、
    前記処理流体供給部から供給された処理液を前記基板の外周外方で回収する回収カップと、
    前記回収カップを前記基板保持部に対して相対的に昇降させる回収カップ昇降機構と、
    前記回収カップの内周面に向けて洗浄液を供給する回収カップ洗浄液供給部と、
    前記回収カップ昇降機構と回収カップ洗浄液供給部を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記回収カップ洗浄液供給部は、洗浄液を吐出する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルを昇降させる洗浄ノズル昇降機構とを有し、
    前記制御装置は、
    前記回収カップ昇降機構によって前記回収カップを前記基板保持部の位置よりも下側に降下させ、前記回収カップ洗浄液供給部によって前記降下された回収カップの内周面に向けて洗浄液を供給させて、前記基板保持部の位置よりも下側の位置で前記回収カップの内周面を洗浄し、前記回収カップの内周面の洗浄時に、前記洗浄ノズル昇降機構によって前記洗浄ノズルを昇降させることを特徴とする基板処理システム。
  2. 前記制御装置は、前記下降された回収カップの内周面の洗浄時に、前記回収カップ昇降機構によって前記回収カップを昇降させることを特徴とする請求項1に記載の基板処理システム。
  3. 前記回収カップは、底部に形成した排気口の上方に排気口カバーを設け、
    前記排気口カバーは、前記回収カップの内周面における洗浄液が供給される位置の鉛直下方に想定した仮想線から、前記基板保持機構で水平に保持される基板の中心に対して外側前記排気口を覆うことで、前記回収カップの内周面における洗浄液が供給される位置の鉛直下方に想定した仮想線よりも内側前記排気口の上方を開放させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の基板処理システム。
  4. 基板を処理液で処理する基板処理方法において、
    基板保持部により前記基板を保持した状態で前記基板に供給された処理液を前記基板の外周外方で回収する回収カップを、前記基板保持部の位置よりも下側に降下させ、前記降下された回収カップの内周面に向けて昇降させた洗浄ノズルから洗浄液を供給して、処理液による処理時に前記基板保持部の位置よりも下側の位置で前記回収カップの内周面を洗浄することを特徴とする基板処理方法。
  5. 基板処理システムに処理液で基板を処理させる基板処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、
    基板保持部により前記基板を保持した状態で前記基板に供給された処理液を前記基板の外周外方で回収する回収カップを、前記基板保持部の位置よりも下側に降下させ、前記降下された回収カップの内周面に向けて昇降させた洗浄ノズルから洗浄液を供給して、処理液による処理時に前記基板保持部の位置よりも下側の位置で前記回収カップの内周面を洗浄することを特徴とする基板処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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