JP6067987B2 - 電子装置およびホスト決定方法 - Google Patents

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Description

本開示技術は、接続された複数の機器から、制御を行う側の機器を決定するホスト決定を行う電子装置と、ホスト決定方法とに関する。
以下、ホスト(または、ホスト機器)とは、電子装置(以下、「デバイス」ともいう)に対して命令を出す制御機能を有した機器を指す。また、電子装置(デバイス)とは、ホストからの命令を受け何らかの処理を行う機能を有した機器または電子部品を指す。さらに、ホスト候補(または、ホスト候補機器)とは、ホストとなる機能をもつ機器を指す。
図9は、デバイスAがホスト候補Aに接続されており、デバイスAが1つのインターフェース(IF1と表記)をもつ場合の機器接続例を示す図である。
図9のように、デバイスAが1つのインターフェース(IF1)をもつ場合、デバイスAの接続制御機構が簡単になる利点がある。しかし、その反面、デバイスAは、インターフェース(IF1)以外のインターフェースをもつホスト候補(不図示)に接続できない。
このような不都合を解消して、使い勝手をよくするには、デバイスに複数のインターフェースをもたせるとよい。
図10は、デバイスBが複数のインターフェースをもつ場合における、ホスト候補Aとの接続図(A)と、ホスト候補Bとの接続図(B)である。
図10では、デバイスBのコネクタが設けられた面が隠れて見えないが、最も一般的には、この面に、ホスト候補AとBのそれぞれに対応する少なくとも2つのコネクタが併設される。これにより、図9の場合よりも接続可能な機器の種類が増えて、より使い勝手が良いデバイスが提供可能となる。
しかしながら、図10のように、デバイスが複数のインターフェース(IF1,IF2)をもつ場合、図9の構成では生じなかった新たな不都合が生じる。
すなわち、インターフェース(IF1,IF2)に繋がった複数のホスト候補が同時にホストとなりデバイスを制御しようとすると、データの競合が発生し、デバイスが誤動作することがある。このデータ競合および機器誤動作を防止するためは、複数のインターフェース(IF1,IF2)に繋がったホスト候補から1つをホストとして決定する、ホスト決定方法が必要になる。
ところで、ストレージデバイスの場合、既存のホストとの互換性から、そのインターフェースの少なくとも一つはUSBマスストレージクラス(USB MASS STORAGE CLASS)という仕様に準拠している場合が多い。
USBマスストレージクラスに準拠したデバイスに対しUSBケーブルによって接続されるホスト候補を、以下、「USB接続可能なホスト候補」という。USB接続可能なホスト候補は、インターフェースが接続される(例えばデバイスにUSBケーブルにより接続される)と、ホストとしての制御を開始する。USB接続可能なホスト候補は、ホストとしてデバイス内のデータを読み書きするときの制御では、まずデバイス内情報の一覧を取得し、取得したデバイス内情報の一覧を基に、デバイス内の情報を読み書きする。また、USB接続可能なホスト候補は、インターフェースの切断(例えばデバイスからのUSBケーブルの抜きとり)に応答して、ホストとしてのデバイスの制御を終了する。
このように、例えばUSBマスストレージクラスにインターフェースが準拠したといった、特定のホスト候補は、ケーブルをデバイスのコネクタに挿すと、他にホスト候補があるかどうかにかかわらず、自身をホストとして動作しようとする。このような振る舞いをする特定のホスト候補には、USB接続可能なホスト候補の他に、デバイスのスロットに抜き差しされ、例えば無線LAN端末の制御機能が実装された、いわゆるワイファイ(登録商標)機能付きメモリカードがある。このワイファイ機能付きメモリカードは、無線送受信に機能を特化したホスト機能をもつ点で通常のメモリカードと異なる。
なお、デバイスはストレージデバイスに限らない。また、USB接続可能なホスト候補は、デバイスのUSBコネクタに直付けされる小型の無線送受信機であってもよい。
以上のような種々の形態が考えられる特定のホスト候補は、ケーブルやコネクタの挿抜によってホストとなるものが多い。そして、その場合には、ケーブルやコネクタ等の挿抜を考慮した、インターフェースの電気的な接続または切断を含むホスト決定方法が必要となる。
なお、以下、「インターフェースの接続または切断」という用語は、ケーブルやコネクタの挿抜等の機械的動作を伴うか否かを問わずに、電気的なインターフェースの接続/切断を意味する概念として広く用いる。
このようなホスト決定をなすための仕組みを開示するものとして、特許文献1〜4が知られる(文献番号は後述する)。
特許文献1では、双方のインターフェースと排他的に接続できる構造を有した1つの共用コネクタを搭載する電子装置(デバイス)を開示する。特許文献1では、この共用コネクタの搭載により同時にデバイスに接続されるホスト候補を1台に限定し、デバイスに接続されているホスト候補をホストとする決定方法をとっている。
図11は、特許文献1に示された構成を、機能ごとに再構築して示す、デバイスBのブロック図である。
図11に示すホスト候補Aは、USBインターフェースをもつホスト候補(USB接続可能なホスト候補)である。ホスト候補Bは、メモリカードインターフェースをもつホスト候補である。
図11に示すデバイスBは、IF_A機能部、IF_B機能部、制御部、およびデータ処理部を有する。
IF_A機能部とIF_B機能部は、ホスト候補Aとホスト候補Bが個別に対応するインターフェースの処理部分である。
この構成では、共用コネクタにはホスト候補Aまたはホスト候補Bの一方しか接続できない。接続されたホスト候補は、IF_A機能部またはIF_B機能部と制御部を介してデータ処理部へのアクセスが可能である。
特許文献2は、USBインターフェースのコネクタとメモリカードインターフェースのコネクタを搭載した電子装置を開示する。
特許文献2では、デバイスBのコネクタに接続されたホスト候補が1つの場合はそのホスト候補をホストとし、接続されたホスト候補が2つの場合は必ずメモリカードインターフェースをもつホスト候補をホストとする決定方法をとっている。
図12は、特許文献2に示されたデバイスCの接続関係と等価な接続関係をもつように、図10を変更した図である(デバイスBをデバイスCに変更)。なお、特許文献2は、デバイスCが二重インターフェースをもつストロボ制御装置であり、ストロボ制御装置に、メモリカード制御チップとUSB制御チップという2つのホスト候補が接続される構成を開示する。
図13は、特許文献2に示された構成を、図12に適合するように再構築して示す、デバイスCのブロック図である。
図13に示すホスト候補Aは、USBインターフェース(IF1に対応)をもつホスト候補(USB接続可能なホスト候補)である。特許文献2では、USB制御チップがホスト候補Aに対応する。
ホスト候補Bは、メモリカードインターフェース(IF2に対応)をもつホスト候補である。特許文献2では、メモリカード制御チップがホスト候補Bに対応する。
図13に示す構成のデバイスCは、IF_A機能部、IF_B機能部、メモリ、接続検出部、および切替部を有する。
IF_A機能部とIF_B機能部は、ホスト候補Aとホスト候補Bがそれぞれもつインターフェース(IF1またはIF2)の処理部分である。
接続検出部は、メモリカードインターフェース(例えばIF2)に入る信号群のうち、特定の信号を参照する。その参照した信号の電位がグランド電位と等しければデバイスCのメモリカードインターフェースのコネクタにホスト候補Bが接続されていると判断する。一方、参照した電位とグランド電位の差が大きく開放状態と判断できるときは、ホスト候補Bが接続されていないと判断する。
切替部は、ホスト候補Bが接続されていることが検出部により検出された場合に、ホスト候補A側のUSBインターフェース(例えばIF1)を切断し、ホスト候補Bが接続されていないことが検出された場合は、USBインターフェースを接続する。
メモリは、ホスト候補Bが接続されている場合は、ホスト候補AのUSBインターフェースが切断された状態で、IF_B機能部を介してホスト候補Bからアクセスされる。一方、ホスト候補Bが接続されていない場合は、ホスト候補AのUSBインターフェースが接続されるため、IF_A機能部を介してホスト候補Aからアクセスされる。
特許文献3は、USBインターフェース(IF1)のコネクタと任意の第2のインターフェース(IF2)のコネクタを搭載した電子装置を開示する。
特許文献3は、デバイスCのコネクタに接続されたホスト候補が1つの場合はそのホスト候補をホストとし、接続されたホスト候補が2つの場合は、所定の時間以上、継続して接続されていることを条件に、USBインターフェース(IF1)をもつホスト候補をホストとする決定方法をとっている。
図14は、特許文献3に示された構成を、他の特許文献のブロック図と適合するように再構築して示す、デバイスCのブロック図である。
図14に示すホスト候補Aは、USBインターフェース(IF1)をもつホスト候補(USB接続可能なホスト候補)である。ホスト候補Bは、第2のインターフェース(IF2)をもつホスト候補である。
図14に示すデバイスCは、IF_B機能部、データ選択部、接続検出部、およびデータ処理部を有する。
IF_B機能部は、ホスト候補Bがもつインターフェース(IF2)の処理部分である。
データ選択部は、ホスト候補Bがもつインターフェース(IF2)の信号とホスト候補Aがもつインターフェース(IF1)の信号の変換部分である。データ選択部は、例えば図13に示すIF_A機能部の機能を併せもつ。
接続検出部は、USBインターフェース(IF1)に入力される信号群のうち、特定の信号を参照する。接続検出部は、参照した信号の電位が5Vと等しければデバイスのUSBインターフェース(IF1)のコネクタにホスト候補Aが接続されていると判断する。参照した信号電位が5Vと大きく異なるときは開放状態であり、ホスト候補Aが接続されていないと判断する。
接続検出部は、ホスト候補Aが接続されているか否かの検出結果をデータ選択部に送る。データ選択部は、ホスト候補Aが接続されていることが接続検出部により検出された場合は、第2のインターフェース(IF2)を通して行われるホスト候補Bからのアクセスを禁止し、ホスト候補Aからのアクセスを許可する。これによりホスト候補Aからデータ処理部に対してアクセスが行われる。
一方、ホスト候補Aが接続されていないことが接続検出部により検出された場合は、アクセス許可を第2のインターフェース(IF2)側に切り替える。これにより、IF_B機能部を通してホスト候補Bからデータ処理部へのアクセスが行われる。
以上の接続処理により、データ処理部は、ホスト候補Aが所定時間以上、継続して接続されている場合は、ホスト候補Bが接続されているかを問わず、ホスト候補Aからアクセスされる。一方、ホスト候補Aが所定時間以上、継続して接続されていない場合は、ホスト候補Bのインターフェースが接続されるため、IF_B機能部を介してホスト候補Bからアクセスされる。
特許文献4は、USBインターフェースのコネクタとPCI_EXPRESSインターフェースのコネクタを搭載した機器を開示する。
特許文献4は、双方のインターフェースのコネクタが同時にホストに接続することが可能なストレージデバイスにおいて、外部からの切替信号(IFSEL端子の印加信号)の論理により、ホストを決定する方法をとっている。
図15は、特許文献4に示されたデバイスの接続関係と等価な接続関係をもつように、図12を変更した図である。
図16は、特許文献4に示された構成を、図15に適合するように再構築して示す、デバイスのブロック図である。
図16に示すホストAは、USBインターフェース(例えばIF1)とPCI_EXPRESSインターフェース(例えばIF2)の双方をもつホストである。デバイスDは、この双方のインターフェースに適合した機器である。特許文献4は、デバイスDに対応する構成として、PCI_ExpressとUSBを外部インターフェースにもつ、リムーバブルメモリカードとしてのExpressCardを開示する。
図16に示す構成のデバイスDは、IF_A機能部、IF_B機能部、制御部、およびメモリを有する。
IF_A機能部は、USBインターフェースの処理部分であり、切替信号が1(電源電位)のとき有効、0(接地電位)のとき無効となる。IF_B機能部は、PCI_EXPRESSインターフェースの処理部分であり、切替信号が0(接地電位)のとき有効、1(電源電位))のとき無効となる。また、切替信号専用の入力端子(IFSEL端子)を前述のインターフェースとは別に有する。
そのため、切替信号の論理に応じてどちらかのインターフェースが選択され、選択されたインターフェース、制御部を介してメモリ13へのアクセスが許可される。
特開2008−97308 実用新案登録第3109346号 特開2010−33519 特許第4438846号
特許文献1〜3に記載のホスト決定方法を用いた場合には、ホスト候補からホストを選択するときの切替に必ずコネクタの挿抜が必要となる。
特許文献1の場合は、デバイスBに接続されているホストと、新たにホストとするホスト候補機器とで、コネクタの挿抜が必要である。
特許文献2の場合は、ホスト候補Bが接続される、メモリカードインターフェースのコネクタの挿抜が必要である。
特許文献3の場合は、ホスト候補Aが接続される、USBインターフェースのコネクタの挿抜が必要である。
コネクタの挿抜には、一般的には人手による操作が必要となり時間がかかるため、ホストの高速な切替ができない。このため、コネクタの挿抜を伴うホスト決定方法が採用された特許文献1〜3の技術は、頻繁にホストの切替が必要とされ、切替時間を含めてトータルの処理で高速性が要求されるデバイスへの適用が困難である。
一方、特許文献4では切替信号専用の入力端子(IFSEL端子)を備えることで、コネクタの挿抜を必要としない切替が可能である。
しかしながら、特許文献4の実施例では、切替信号の生成方法がメカニカルスイッチを用いた人手によるものしか明示されておらず、それ以外の方法は自明ではない。そのため、特許文献4の方法は、前述の特許文献1〜3に記載のデバイスと同様に、人手による手間と、その人手による操作に起因した高速性の阻害という不利益を伴う。
本開示技術は、人手による手間と時間的ロスをなくし高速かつ確実であり誤動作を回避できるホスト決定が可能な仕組みを提案し、これを適用した電子装置とホスト決定方法を提供するものである。
本開示技術に関わる電子装置は、制御を行う側のホスト機器となることが可能な複数のホスト候補機器が個別に対応して接続される複数のインターフェースと、前記複数のホスト候補機器のうちの1つから受信した受信信号に基づいて、該受信信号の発信元の所定のホスト候補機器をホスト機器とするとともに、他のホスト候補機器の少なくとも1つと対応した、少なくとも1つのインターフェースの切断と接続を制御するホスト決定制御部と、を有する。
本開示技術に関わる他の電子装置は、制御を行う側のホスト機器となることが可能な複数のホスト候補機器が個別に対応して接続される複数のインターフェースと、前記複数のホスト候補機器のうちの1つから受信した受信信号に基づいて、該受信信号の発信元の所定のホスト候補機器をホスト機器とするとともに、他のホスト候補機器のうち、インターフェースに接続されると必ずホスト機器として動作しようとする、少なくとも1つのホスト候補機器に対応した、少なくとも1つのインターフェースの切断と接続を制御するホスト決定制御部と、を有する。
本開示技術に関わるホスト決定方法は、それぞれが対応するインターフェースを介して電子装置と接続され、該電子装置に対して制御を行うホスト機器となることが可能な複数のホスト候補機器のうちの、1つのホスト候補機器から受信した受信信号に基づいて、該受信信号の発信元の所定のホスト候補機器をホスト機器とするとともに、他のホスト候補機器の少なくとも1つと対応した、少なくとも1つのインターフェースの切断と接続を制御する。
本開示技術に関わる他のホスト決定方法は、それぞれが対応するインターフェースを介して電子装置と接続され、該電子装置に対して制御を行うホスト機器となることが可能な複数のホスト候補機器のうちの、1つのホスト候補機器から受信した受信信号に基づいて、該受信信号の発信元の所定のホスト候補機器をホスト機器とするとともに、他のホスト候補機器のうち、インターフェースに接続されると必ずホスト機器として動作しようとする、少なくとも1つのホスト候補機器に対応した、少なくとも1つのインターフェースの切断と接続を制御する。
上記構成によれば、インターフェースを介して受信した受信信号に基づいて、該受信信号の送信元のホスト候補機器をホスト機器に決定する。このため、ホスト機器を認証する際に、インターフェースの切断、接続は不要である。また、前記受信信号に基づいて、他のホスト候補機器のうち、少なくとも1つのインターフェースの切断と接続を制御する。この制御は、受信信号に基づくため人手によらない。また、スイッチを用いる場合でも、人手を必要とするメカニカルスイッチではなく、電気的なスイッチによって制御が可能である。つまり、前記受信信号に基づいてインターフェースの電気的な切断と接続を制御する。
この制御対象のインターフェースに対応して接続される、前記少なくとも1つのホスト候補機器は、その全てが、電子機器が受信信号を受けることでホスト機器となり得るものでもよい。あるいは、その全て、または一部が、USB接続可能なホスト候補機器など、インターフェースに接続されると必ずホスト機器として動作しようとするホスト候補機器であってもよい。
受信信号に基づくインターフェースの切断と接続の制御により、データの衝突、それに起因する誤動作が生じない。
本開示技術によれば、人手による手間と時間的ロスをなくし高速かつ確実であり誤動作を回避できるホスト決定が可能な電子装置と、そのホスト決定方法とを提供することが可能となる。
電子装置と複数のホスト候補機器との接続例を示す図である。 第2実施形態に関わる電子装置1の第1構成例を示す、電子装置1のブロック図である。 第3の実施形態に関わるホスト決定方法(第2方法例)の手順を示すフローチャートである。 第4の実施形態に関わるホスト決定方法(第3方法例)の手順を示すフローチャートである。 ストレージデバイスの制御部で生成した切替信号に基づくホスト決定方法(第1方法例)の手順を示すフローチャートである。 第5の実施形態に関わる電子装置のブロック図である。 第6の実施形態に関わる電子装置のブロック図である。 第6の実施形態に関わるホスト決定方法(第4方法例)の手順を示すフローチャートである。 機器接続例を示す図である。 電子装置とホスト候補Aとの接続図(A)と、電子装置とホスト候補Bとの接続図(B)である。 特許文献1に示された構成を、機能ごとに再構築して示す、デバイスBのブロック図である。 特許文献2に示されたデバイスCの接続関係と等価な接続関係をもつように、図10を変更した図である(デバイスBをデバイスCに変更)。 特許文献2に示された構成を、図12に適合するように再構築して示す、デバイスCのブロック図である。 特許文献3に示された構成を、他の特許文献のブロック図と適合するように再構築して示す、デバイスCのブロック図である。 特許文献4に示されたデバイスの接続関係と等価な接続関係をもつように、図12を変更した図である。 特許文献4に示された構成を、図15に適合するように再構築して示す、デバイスのブロック図である。
本開示技術の実施形態を図面を参照しつつ、以下の順で説明する。
1.第1の実施の形態:第2〜第6の上位の実施形態。
2.第2の実施の形態:ホスト候補Aとホスト候補Bが1つずつで第1方法例を示す実施形態。
3.第3の実施の形態:ホスト候補Aとホスト候補Bが1つずつで第2方法例を示す実施形態。
4.第4の実施の形態:ホスト候補Aとホスト候補Bが1つずつで第3方法例を示す実施形態。
5.第5の実施の形態:2つのホスト候補Aの場合の実施形態。
6.第6の実施の形態:ホスト候補AとBがそれぞれ複数の場合の実施形態。
<1.第1の実施の形態>
本実施形態は、他のより具体的な実施形態を総括する、本開示技術の特徴を開示する実施形態である。
[電子装置とホスト候補機器の接続]
図1は、本開示技術を用いた電子装置と複数のホスト候補機器との接続例を示す図である。
図1において「デバイスE」と表記し、参照符号1が付された装置が、「電子装置」に該当する。以下の記載では、電子装置1で表記を統一する。
図1においては、パーソナルコンピュータ(PC)の形状を有し「ホスト候補A」と表記し参照符号21が付された機器から、ボックス形状を有し「ホスト候補B」と表記し参照符号2nが付された機器までが、「複数のホスト候補機器2」に該当する。また、参照符号(IF1〜IFn)が付された構成の各々が、各ホスト候補に個別に対応するインターフェースである。
なお、ホスト候補機器2の個数nは2以上であれば任意の整数である。
[インターフェース]
本実施形態では、最大でn個のホスト候補が、それぞれ個別に対応するn個のインターフェース(IF1〜IFn)を介して、1つの電子装置1と接続され得る。
このため、電子装置1には、共有コネクタは有さず、n個の個別コネクタが設けられる。
ここで「インターフェース(IF1〜IFn)」は、図1の例のようなケーブル接続の場合、そのケーブルと、ケーブルの両端のコネクタと、電子装置1およびホスト候補装置2(21〜2n)の双方に設けられた不図示のコネクタおよびIF_機能部と、を含む構成の意味で用いることとする。なお、IF_機能部は、信号経路の切断と接続を電気的に制御する処理、その他のインターフェースに関する処理(例えば信号の増幅や波形整形等)を行い得る、機器または装置に内蔵された機能回路部分である。
図1においてはケーブルを含むインターフェースを例示するが、ケーブルは存在せずコネクタ同士で接続される、インターフェースの形態でもよい。
[ホスト候補およびその定義]
図1において、「ホスト候補A」と「ホスト候補B」は、後述する他の実施形態で用いるホスト候補の種類を示す表記である。図1は、他の実施形態の接続図としても流用されるため、「ホスト候補A」と「ホスト候補B」の種類を表記しているにすぎない。
したがって、本第1の実施形態に限れば、「ホスト候補A」と「ホスト候補B」と表記を分ける本質的な意味はない。本開示技術に於いては、電子装置1にとって、「ホスト」となる所定のホスト候補機器以外の他のホスト候補機器に対応するインターフェースの切断と接続を制御するために、この切断と接続の制御の契機となり得る信号(受信信号)が所定のホスト候補機器から送られることが要件である。
つまり、本開示技術の最も基本的な要件の1つは、『複数のホスト候補機器のうちの1つから受信した受信信号に基づいて、その発信元の所定のホスト候補機器をホスト機器とする』ことである。また、これに加えて『該受信信号に基づいて、他のホスト候補機器の少なくとも1つと対応した、少なくとも1つのインターフェースの切断と接続を制御する』ことも要件である。
後述する第2〜第4の実施形態では、このような所定のホスト候補機器となり得るホスト候補機器を「ホスト候補B」として、他の「ホスト候補A」から区別する。また、第6の実施形態では、「ホスト候補B」以外に、「ホスト候補A」も所定のホスト候補機器となり得る。これらの実施形態では、n個のホスト候補機器は、少なくとも「ホスト候補A」と「ホスト候補B」が、それぞれ1以上含まれていればよい。
一方、後述する第5の実施形態では、「ホスト候補A」が複数ある場合を想定する。この場合に、電子装置1が、ある「ホスト候補A」からの受信信号に基づいて、当該「ホスト候補A」を「ホスト」とし、他の「ホスト候補A」のインターフェースの切断と接続を制御する場合も想定する。この場合、「ホスト候補A」は、「コネクタに接続されたときだけホストとなり得る機器」である(第1の定義)。
なお、「ホスト候補A」を「電子装置に接続されると自身がホスト機器として動作しようとする機器」と定義し、「ホスト候補B」を「そのような動作を行わない機器」と定義してよい(第2の定義)。
この第2の定義は、上記第1の定義と類似するが厳密には同じではない。この場合、「ホスト候補B」を、「インターフェースの接続以外の契機、たとえば信号の送受信等によってもホストとなり得るホスト候補」と定義してもよい。
「ホスト候補A」を、「電子装置のコネクタに接続されると、その内部情報の一覧を取得または認識して動作が可能であるが、その一覧の再取得または再認識は、コネクタを一旦抜いて再接続しないと行われない機器」と定義してもよい(第3の定義)。その場合に、「ホスト候補B」は、「インターフェースを接続したままで電子装置の内部情報の一覧の再取得または再認識が可能な装置」である。
「ホスト候補A」を、「接続先の電子装置の内部からの制御によって、インターフェースの切断と接続を電気的に制御する処理をIF_機能部の機能に含む機器」と定義してよい(第4の定義)。その場合に、「ホスト候補B」は、「そのような処理の機能をインターフェースにもたない機器」である。
何れにしても、複数のホスト候補機器の少なくとも1つに対応するインターフェースの切断と接続を制御するときに、「ホスト候補A」または「ホスト候補B」である所定のホスト候補機器が、その制御の契機となる信号を送信するものであることは必須である。言い換えると、前述したように、「所定のホスト候補機器からの受信信号に基づいて、他のホスト候補機器の少なくとも1つに対応した、少なくとも1つのインターフェースの切断と接続が制御される」ことが本開示技術の基本的な要件である。このことから、複数のホスト候補機器は、図1に限定されず、その全てが「ホスト候補A」であってもよい(第5の実施形態)。あるいは、「ホスト候補A」と「ホスト候補B」がそれぞれ複数あってもよい(第6の実施形態)。
以上から、n個のホスト候補機器は、少なくともその1つが「ホスト候補A」である必要がある。
<第2の実施の形態>
本第2の実施形態以後の全ての実施形態は、上記第1の実施形態に示す構成のうち、特にデバイス(電子装置1)の構成をより具体的に示す。以下の実施形態では、電子装置1がマスストレージデバイスである場合を例とするとが、これに限定されない。
[電子装置のブロック構成]
図2は、第2実施形態に関わる電子装置1の第1構成例を示す、電子装置1のブロック図である。図2において、図1に示すホスト候補機器2(21〜2n)のうち、特に「ホスト候補A」に参照符号2Aを用い、特に「ホスト候補B」に参照符号2Bを用いている。
図2において、ホスト候補A(2A)は、前述した幾つかの定義の何れかに即したものである。ここでは、一例として、ホスト候補A(2A)は、インターフェースが切断された状態から接続される動作にのみ基づいてホストとなるホスト候補機器であるとする。インターフェースの切断/接続の動作は、インターフェースのコネクタの挿抜と、後述のIF_機能部の電気的な切断および接続との何れかである。
ホスト候補A(2A)のインターフェースの一例として、USBマスストレージクラスに準拠したUSBインターフェースが挙げられる。
USB接続可能なホスト候補A(2A)としては、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、その他のコンピュータベースの機器(携帯タイプか据置タイプかを問わない)を挙げることができる。また、ホスト候補A(2A)は電子部品、例えばメモリコントローラを有するカードメモリであってもよい。このようなメモリカードでは、メモリコントローラから電子装置1に命令を出力するためホストの機能がある。メモリカードにワイファイ送受信機等の他の機能を持たせることもできる。カード型の電子部品はメモリカードに限定されず、コントローラを有する認証カード等でもよい。ホスト候補A(2A)が電子部品の場合、カード型に限らず、他の携帯の電子部品でもよい。
ホスト候補B(2B)は、任意のインターフェースを有するホスト候補機器である。ホスト候補B(2B)は、電子装置1の内部情報を読み書きし、または変更するホスト候補機器である。つまり、図2おけるホスト候補B(2B)は、ホストとして機能する所定のホスト候補機器である。
ホスト候補B(2B)としては、パーソナルコンピュータ(PC)、その他のコンピュータベースの機器(携帯タイプか据置タイプかを問わない)を挙げることができる。また、イーサーネット(登録商標)等のネットワークに接続させるターミナルアダプタ(TA)やルータ等であってもよい。これらネットワーク接続機器は、筐体を含めた最終製品としての機器であるか、他の機器内に実装される基板型の実装部品(中間製品)であるかを問わない。
図2に示す電子装置1は、IF_A機能部11A、IF_B機能部11B、切替部12、メモリ13、および制御部14を有する。
IF_A機能部11AとIF_B機能部11Bは、ホスト候補A(2A)とホスト候補B(2B)がそれぞれもつインターフェースの処理部分である。IF_A機能部11AとIF_B機能部11Bは、インターフェースに関する処理(例えば信号の増幅や波形整形等)を行い得るようにしてもよい。
切替部12は、IF_A機能部11Aとホスト候補A(2A)とのインターフェース経路を切断または接続する部分である。切替部12は、後述するように制御部14からの切替信号により制御されるため、人手によらず電気的に、このインターフェース経路を切断または接続するスイッチのような機能を果たす。
切替信号が0の場合、ホスト候補A(2A)のインターフェースを接続し、1の場合、ホスト候補A(2A)のインターフェースを切断する。一例として、ホスト候補A(2A)のインターフェースがUSBマスストレージクラスに準拠している場合、USBインターフェース内のD+信号またはD−信号のプルアップ抵抗を接続/切断する。プルアップ抵抗が接続された状態ではデータ入力が可能であり、インターフェースは接続状態となり、プルアップ抵抗が切断されるとデータ入力が不可能となり、インターフェースが切断状態となる。
なお、図2に示す切替部12を省略し、IF_A機能部11Aが切替部12の機能を内包するように構成しても構わない。
メモリ13は、データ(内部情報)を記憶、再生する部分であり、一例として、DRAMやハードディスク、フラッシュメモリ等が挙げられる。
制御部14は、IF_A機能部11A、IF_A機能部11A、切替部12およびメモリ13を制御し、管理する部分である。制御部14は、電子装置1の全体を統合管理制御するCPU等であってもよいし、このインターフェースの制御のみを担うものであってもよい。
なお、制御部14は、IF_A機能部とIF_B機能部11Bのどちらか片方または両方の機能を内包していても構わない。
また、図2は電子装置1がストレージデバイスの場合を示すことから、メモリ13は必須である。ただし、電子装置1が情報記憶を主な機能としない他の装置である場合等にあってはメモリ13を省略できる。その場合、ホスト候補B(2B)が読み書きし、または変更する内部情報は、例えば、制御部14内のレジスタまたは内蔵ROM部や内蔵RAM部に保持されたプログラムや各種制御データ等であってもよい。
図2において、丸印で囲む数字は、各種信号や各種データを表している。ここで、このデータ(情報)や信号を文書で表すときは「○1」「○2」「○3」「○4」を用いることとする。
具体的に、図2においては、IF_A経由の記録再生データ(○1)が、ホスト候補A(2A)とメモリ13の間を、IF_A機能部11Aと制御部14を経由して流れる。IF_B経由の記録再生データ(○2)が、ホスト候補B(2B)とメモリ13との間を、IF_B機能部11Bを経由して流れる。切替制御データ(○3)が、ホスト候補B(2B)と制御部14の間を、IF_B機能部11Bを経由して流れる。ホスト候補B(2B)から制御部14に流れる切替制御データ(○3)は、所定のホスト候補機器であるホスト候補B(2B)を発信元とする信号(電子装置1にとっては受信信号)を用い得る。
このデータや信号のやり取りの動作において、制御部14は、IF_A機能部11AとIF_B機能部11Bとメモリ13の間で記録再生データを送受する機能を有する。また、制御部14は、IF_B機能部11Bから切替制御データ(○3)を受け取り、該切替制御データ(○3)に基づいて切替信号を生成し、生成した切替信号を切替部12へ送信する機能を有する。図2は、この切替信号(○4)が制御部14から切替部12に出力されることを示している。
[ホスト決定方法(第1方法例)]
次に、制御部14における切替信号(○4)の生成と、該切替信号(○4)に基づくホスト決定成方法(第1方法例)を説明する。
図3は、本開示技術を用いたストレージデバイスの制御部14における切替信号(○4)と、該切替信号(○4)に基づくホスト決定方法(第1方法例)の手順を示すフローチャートである。
フローチャート内のスタート(ST0)は、デバイス(電子装置1)が初期化された状態を示す。スタート(ST0)では、制御部14がデバイスの初期化後、切替信号(○4)を0にして、開始通知を受信するまで待機する。開始通知の受信は制御部14によって常時、あるいは定期的に監視されている(ステップST1)。
ここで開始通知とは、ホスト候補B(2B)がメモリ13への記録再生を開始する通知であり、ホスト候補B(2B)から電子装置1が受ける受信信号のうち、データ送受信に先立つ切替制御データ(○3)の一種である(図2参照)。切替制御データ(○3)としては、開始通知にかえて開始要求であってもよい。
開始通知を制御部14が認識した時点で、その開始通知の送信元であるホスト候補B(2B)が「ホスト」として決定される。
制御部14は、ステップST1で開始通知の受信を検出すると、次のステップST2にて切替信号(○4)を1にすることによって、ホスト候補A(2A)のインターフェースが切断される。具体的には、制御部14が切替信号(○4)を生成して切替部12に送り、切替部12がホスト候補A(2A)のインターフェースを切断する。
その後、必要な通信確立の手順を経て、ホストと電子装置1とでデータの送受信が行われる。具体的には、最初に、「ホスト」としてのホスト候補B(2B)が、必要に応じて、メモリ13内の内部情報の一覧を取得または認識する。データ書き込みが必要と判断されると、図2に示すIF_B経由の記録再生データ(○2)の一種である受信データを、制御部14がホスト候補B(2B)から受け取り、メモリ13の所定のアドレスに書き込む。また、データ読み出しの場合は、制御部14がメモリ13から内部情報を読み出して、これを図2に示すIF_B経由の記録再生データ(○2)の一種である送信データとしてホスト候補B(2B)に送信する。全データ書き換えの場合は、上記の手順によるデータの読み出しと書き込みが必要なステップ数、実行され得る。
データの送受信が終了すると、制御部14は、終了通知を受信するまで待機する。終了通知の受信は制御部14によって常時、あるいは定期的に監視されている(ステップST3)。
ここで終了通知とは、ホスト候補B(2B)がメモリ13への記録再生を終了する通知であり、ホスト候補B(2B)から電子装置1が受ける受信信号のうち、データ送受信後に送られる切替制御データ(○3)の一種である(図2参照)。切替制御データ(○3)としては、終了通知にかえて終了要求であってもよい。
例えば、終了通知を制御部14が認識した時点で、その終了通知の送信元であるホスト候補B(2B)の「ホスト」が解除される。
制御部14は、ステップST3で終了通知の受信を検出すると、次のステップST4で切替信号(○4)を0に戻すことよって、ホスト候補A(2A)のインターフェースが再接続される。具体的には、制御部14が切替信号(○4)の論理を0に変更して、変更後の切替信号(○4)を切替部12に送り、切替部12がホスト候補A(2A)のインターフェースを接続する。
その後は、処理フローがスタート後の初期化状態に戻り、再び開始通知の受信監視の待ち状態となる。再度、開始通知を受けると、上述したと同様にしてステップST1〜ST4が実行され、受信元のホスト候補をホストとするとともに、送受信が行われ、その後にホストが解除される。
図3に示すホスト決定手法では、ステップST2にて、切替信号(○4)を1にしてホスト候補A(2A)のインターフェースを切断する。従って、ホスト候補B(2B)がメモリ13へのデータ記録再生を行っているときにはホスト候補A(2A)はメモリ13への記録再生を行うことができない。このため、異なるホスト候補からの異なるデータがメモリの同じアドレスに同時に書き込まれてデータの衝突が起こることがなく、これによってデバイスの誤動作を防ぐことができる。
また、ホスト候補A(2A)のインターフェースの接続/切断を含む決定方法であるため、ホスト候補B(2B)がメモリ13へのデータ記録再生を行っているとき以外は、ホスト候補A(2A)はメモリ13への記録再生を正しく行うことができる。
[ホスト候補B間の調停]
なお、ホストとなり得るホスト候補B(2B)が複数ある場合は、そのホスト決定は、通信における通常のアービトレーション(調停)と同様に行われることが望ましい。例えば、ホスト候補A(2A)を含めて何れのホスト候補も「ホスト」となっていないときは、最先に開始信号等のホストとなるための契機信号を送ったホスト候補が「ホスト」に決定される。あるホスト候補が「ホスト」となっているときに、他のホスト候補が契機信号を送った場合は、先の「ホスト」となっているホスト候補の処理が終了して「ホスト」が解除されるまで待つようにする。あるいは、割り込みによって、後に契機信号を送ったホスト候補の処理を、現在「ホスト」であるホスト候補が行なっている処理中に割り込ませてもよい。このとき、割り込みの処理占有率は、先に契機信号を送ったホスト候補ほど高くなるように予め設定してよい。
何れにしても、1以上のホスト候補B(2B)が処理を実行している間は、ホスト候補A(2A)のインターフェースが切断されるので、ホスト候補A(2A)からの処理は行われない。
<3.第3の実施の形態>
上述した第2の実施形態では、データ記録再生に言及しているが、データ記録とデータ再生の区別はしていない。しかしながら、実際にデータ衝突が起こる蓋然性が高いのは、同時にアクセスしている2つのホスト候補の少なくとも一方の操作(処理実行)がデータ記録(書き込み)の場合である。したがって、書き込み時にのみホスト候補A(2A)からのアクセスをインターフェースの切断によって防止すれば、無駄なアクセス制限とならないので効率的である。
本第3の実施形態は、データの書き込み時が検出された場合だけ、当該データ書き込みを行おうとするホスト候補B(2B)を「ホスト」とするホスト決定方法(第2方法例)を開示する。電子装置1の構成自体は、図2と同じであるため、ここでの説明は省略する。
[ホスト決定方法(第2方法例)]
図4は、第3の実施形態に関わるホスト決定方法(第2方法例)の手順を示すフローチャートである。
図4に示す第2方法例が、図3に示す第1方法例と異なる点は、図3のステップST1とST2の間に、書き込み通知であるかを検出するステップST1Aが追加されていることである。第2方法例における他のステップは、基本的に第1方法例と同じである。
ここで書き込み通知とは、ホスト候補B(2B)がメモリ13への記録再生を開始する開始通知を発信した後、データ書き込みの場合にのみホスト候補B(2B)から送信される通知信号である。書き込み通知は、ホスト候補B(2B)から電子装置1が受ける受信信号のうち、データ送受信に先立つ切替制御データ(○3)の一種である(図2参照)点では、開始通知と同じである。ただし、第2方法例では、開始通知を、ホスト候補A(2A)のインターフェースを切断する処理の契機としては用いない。この契機として用いるのは、その後の書き込み通知である。契機として用いる切替制御データ(○3)としては、書き込み通知にかえて書き込み要求であってもよい。
書き込み通知を制御部14が認識した時点で、その書き込み通知の送信元であるホスト候補B(2B)が「ホスト」として決定される。
その後は、第1方法例と同様に、データの受信(または送受信)が行われる。なお、書き込みの場合は書き込みデータの受信であるが、読み出しと組み合わせる場合はデータの送受信でもよい。次のステップST3で終了通知が検出されると、第1方法例と同様にして、ステップST4で切替信号(○4)が0に戻される。これにより、ホスト候補A(2A)のインターフェースの再接続が行われるとともに、ホスト候補B(2B)の「ホスト」が解除された後、処理フローが初期化後に戻される。
第2方法例のホスト決定方法では、ホスト候補B(2B)のメモリ13への操作(処理実行)がデータ記録(内部情報の書き換え)である場合は、第1方法例と同様に、ホスト候補A(2A)のインターフェースを切断し、操作後に再接続する。
一方、操作がデータ再生(内部情報の読み出し)である場合は、第1方法例と異なり、ホスト候補A(2A)のインターフェースを切断しない。よって、操作がデータ再生である場合は、インターフェースの切断と接続にかかる時間を省くことができ、より、効率の良いホストの切替が可能となる。
[ホスト候補Aからの書き込み防止の仕組み]
ただし、ホスト候補B(2B)がメモリ13からデータ再生を行っている間にホスト候補A(2A)からメモリ13へデータ記録が行われることがある。データ再生とデータ記録がメモリ13の同じアドレスに対して行われると、正しくデータの記録再生が行われないことがあり、最悪の場合はデータそのものが破壊されるおそれがある。そこで、ホスト候補B(2B)が「ホスト」である間は、ホスト候補A(2A)からのデータ再生はできても、データ記録ができないようにする仕組みが必要となる。
この仕組みとしては、例えば、ホスト候補B(2B)がメモリ13にアクセスしているときは、制御部14からホスト候補A(2A)に何らかの使用中を知らせる信号、例えばビジー信号を送るとよい。ビジー信号が送られている間は、このビジー信号の解釈をホスト候補A(2A)側に委ねることが可能である。その場合、ホスト候補A(2A)はビジー信号を認識している間は、メモリ13へのデータ書き込みは行わないようにする。
しかしながら、ビジー信号の解釈をホスト候補A(2A)に委ねる方法は、どのようなホスト候補A(2A)が接続されるかわからない状況下では、あまり得策ではない。
より望ましい方法では、制御部14がビジー信号を出しているときは、「ホスト」であるホスト候補B(2B)以外の書き込みは一切無効として受け付けないようにする。ただし、データの読み出し操作は受け付ける。これにより、「ビジー信号が出ているときはデータ書き込みは禁止」という、ホスト候補A(2A)側へのルール化は不要であり、調停手法が簡素化できる。
第3の実施形態では、データ衝突の可能性がある期間だけ、ホスト候補A(2A)からのアクセスをインターフェースの切断によって禁止するので、第1方法例より、効率的なホスト決定方法が提供できる。
<4.第4の実施の形態>
上述した第3の実施形態はデータ衝突の観点からの効率化に関する。
一方で、インターフェースの切断と再接続だけが行われている接続制御期間があると、この期間はデータ記録再生という実効的な処理時間からは無駄な期間であるため、この切断と再接続だけの接続制御期間は可能なかぎり短縮することが望ましい。
本第4の実施形態では、実効的な処理時間からみて無駄な接続制御期間を短縮できるホスト決定方法(第3方法例)を開示する。
[ホスト決定方法(第3方法例)]
図5は、第4の実施形態に関わるホスト決定方法(第3方法例)の手順を示すフローチャートである。
図5に示す第2方法例が、図4に示す第2方法例と異なる点は、図4のステップST2とST4の間に存在していた、終了通知の検出とそのための待機のステップST3に代えて、メモリ13の内部情報の一覧を更新するステップST3Aを設けていることである。第3方法例における他のステップは、基本的に第1方法例や第2方法例と同じである。
第2方法例と同様に、ステップST1Aで書き込み通知を制御部14が認識した時点で、その書き込み通知の送信元であるホスト候補B(2B)が「ホスト」として決定される。続いて、切替信号(○4)が1に変更されることも第2方法例と同じである。
図5に示す第3方法例では、ホスト候補B(2B)のメモリ13への操作が記録であるため、続くステップST3Aで、メモリ13の内部情報の一覧を更新する。この内部情報の一覧は、メモリ13が保持してもよいが、直ぐ取り出せるように、制御部14が、その内部のRAM等に保持することが望ましい。制御部14は、メモリ13の内部情報が書換えられるたびに、RAM内の一覧も更新しておく。
インターフェースが接続状態にある全てのホスト候補は、この内部情報の一覧を常時参照することができる。
第3方法例では、制御部14は、この内部情報の更新が済むと終了通知を待たずにすぐに、ホスト候補A(2A)のインターフェースを再度接続する(ステップST4)。この再接続の処理は、多くの場合、ホスト候補B(2B)が未だデータの記録再生を行なっている期間に行われる。
データの記録再生が済むと終了通知がホスト候補B(2B)から発行されて、「ホスト」が解除される。
この時すでに、ホスト候補A(2A)は、そのインターフェースが再接続されているため、再接続のための時間を待たずに、メモリ13にアクセスしてデータの記録再生が可能である。したがって、終了通知後にインターフェースを接続する時間を無くすことができ、より、効率の良いホストの切替が可能となる。
ただし、ステップST2で再接続がされても、ホスト候補A(2A)からは、終了通知でホスト候補B(2B)の「ホスト」が解除されたかどうかはわからない。そのため、再接続後に、ホスト候補A(2A)からのデータ書き込みが行われることを防ぐ必要がある。
この防止策は、第2方法例において[ホスト候補Aからの書き込み防止の仕組み]として既に述べた、ビジー信号等を用いた手法が好適に採用できる。
<5.第5の実施の形態>
第5の実施形態は、全てのホスト候補が「ホスト候補A」である場合を開示する。
図6は、第5の実施形態に関わる電子装置のブロック図である。
図2におけるIF_B機能部11B側のホスト候補機器が、図6ではホスト候補A(2A)に変更され、切替部12Bが新たに設けられている。なお、図6における切替部12Aは、図2における切替部12に相当する。
その他の構成は、図2と同様であるため、ここでの説明を省略する。
また、前述した第1方法例〜第3方法例は任意に適用できる。
本実施形態では、以下の効果がある。
本開示技術が適用される前では、ホスト候補A(2A)は、USBインターフェース等のインターフェースを有するため、新たにホストとなるにはコネクタを一度挿抜しなくてはならない。ここで、2つのUSBインターフェースの一方に、既にホスト候補A(2A)が接続されている状況下で、他方にもう1つのホスト候補A(2A)が接続される場合を想定する。この場合、先に接続されていたホスト候補A(2A)が「ホスト」であり、後から接続された他方のホスト候補A(2A)が「ホスト」とされるには、全てを抜いてから、「ホスト」としたい方を接続するか、または、人手によるスイッチの切り換えが必要である。
また、後から接続されたホスト候補A(2A)は、電子装置1からみて先に接続された「ホスト」が存在するにもかかわらず、自身はホストとして動作しようとするので、データ衝突による誤動作が生じる。
本実施形態では、契機信号(電子装置1にとっては受信信号)を発信したホスト候補A(2A)が「ホスト」となり、他のホスト候補A(2A)のインターフェースが切断される。よって、人手によるコネクタの挿抜やスイッチ操作を行わなくても、データ衝突による誤動作を回避できる。
<6.第6の実施の形態>
第5の実施形態は、ホスト候補A(2A)、ホスト候補B(2B)が、それぞれ複数ある場合を開示する。
図7は、第6の実施形態に関わる電子装置のブロック図である。図7において、「ホスト候補A」に参照符号2AI(I=1,…,M)を用い、「ホスト候補B」に参照符号2BJ(J=1,…,N)を用いている。なお、MとNは2以上の整数を表す任意の数字である。
図7において、ホスト候補A(2AI)は、前述した幾つかの定義の何れかに即したものである。ここでは、一例として、ホスト候補A(2AI)は、インターフェースが切断された状態から接続される動作にのみ基づいてホストとなるホスト候補機器であるとする。インターフェースの切断/接続の動作は、インターフェースのコネクタの挿抜と、後述のIF_機能部の電気的な切断および接続との何れかである。ホスト候補A(2AI)はUSBインターフェースをもつとする。
ホスト候補B(2BJ)は、任意のインターフェースを有するホスト候補機器である。
本実施形態では、第2〜第4実施形態と異なり、ホスト候補A(2AI)とホスト候補B(2BJ)の両方が、電子装置1の内部情報を読み書きし、または変更する所定のホスト候補機器である。
図7に示す電子装置1は、M個のIF_AI機能部11A1〜11AM、N個のIF_BJ機能部11B1〜11BN、M個の切替部12A1〜12AM、メモリ13、および制御部14を有する。なお、これらの構成においても、記号Iは1〜Mの任意の数字を表し、記号Jは1〜Nの任意の数字を表す。
制御部14は、IF_A1機能部11A1からIF_AM機能部11Mと、IF_B1機能部11B1からIF_BN機能部11BNと、メモリ13との間で、記録再生データを送受する機能を有する。また、制御部14は、IF_A1機能部11A1からIF_AM機能部11AM、IF_B1機能部11B1からIF_BN機能部11BNの何れかから切替制御データ(○5〜8)を受け取り、切替部12A1〜切替部12AMへ切替信号(○91〜9M)を送信する機能を有している。
[ホスト決定方法(第4方法例)]
次に、図7に示す切替信号(○91〜○9M)の生成と、該切替信号(○91〜○9M)に基づくホスト決定成方法(第4方法例)を説明する。
図8は、本開示技術を用いたストレージデバイスの制御部14における切替信号(○91〜○9M)と、該切替信号(○91〜○9M)に基づくホスト決定方法(第4方法例)の手順を示すフローチャートである。
フローチャート内のスタート(ST0)は、デバイス(電子装置1)が初期化された状態を示す。スタート(ST0)では、制御部14がデバイスの初期化後、切替信号(○91〜○9M)を0にして、開始通知を受信するまで待機する。開始通知の受信は制御部14によって常時、あるいは定期的に監視されている(ステップST1)。
ここで開始通知とは、ホスト候補A(2AI)またはホスト候補B(2BJ)がメモリ13への記録再生を開始する通知であり、その開始通知を発したホスト候補から電子装置1が受ける受信信号のうち、データ送受信に先立つ切替制御データ(○5〜○8)の一種である(図7参照)。切替制御データ(○5〜○8)としては、開始通知にかえて開始要求であってもよい。
開始通知を制御部14が認識した時点で、その開始通知の送信元であるホスト候補A(2AI)またはホスト候補B(2BJ)が「ホスト」として決定される。
制御部14は、ステップST1で開始通知の受信を検出すると、次のステップST2Bにて、開始通知を発した通知デバイスを識別し、その結果を、次の切替信号(○91〜○9M)の制御に反映させる。具体的には、通知デバイスがホスト候補A(2A1)の場合は、切替信号(○91)のみ0を維持し、他を1にする。2番目、3番目、・・・と同様に行い、最後の通知デバイスがホスト候補A(2AM)の場合は、切替信号(○9M)のみ0を維持し、他を1にする。一方、通知デバイスがホスト候補B(2BJ)の場合は、全ての切替信号(○91〜○M)を1にする。
これにより、切替信号を1にしたホスト候補A(2AI)のインターフェースが切断される。具体的には、制御部14が切替信号(○9〜○9M)を生成して切替部12に送り、切替部12がホスト候補A(2AI)のインターフェースを切断する。
その後、第2の実施形態と同様にして、必要な通信確立の手順を経て、ホストと電子装置1とでデータの送受信が行われる。
データの送受信が終了すると、制御部14は、終了通知を受信するまで待機する。終了通知の受信は制御部14によって常時、あるいは定期的に監視されている(ステップST3)。
ここで終了通知とは、ホスト候補A(2AI)またはホスト候補B(2BJ)がメモリ13への記録再生を終了する通知である。これは、ホスト候補A(2AI)またはホスト候補B(2BJ)から電子装置1が受ける受信信号のうち、データ送受信後に送られる切替制御データ(○5〜○8)の一種である(図7参照)。切替制御データ(○5〜○8)としては、終了通知にかえて終了要求であってもよい。
例えば、終了通知を制御部14が認識した時点で、その終了通知の送信元であるホスト候補A(2AI)またはホスト候補B(2BJ)の「ホスト」が解除される。
制御部14は、ステップST3で終了通知の受信を検出すると、次のステップST4で切替信号(○91〜○9M)を0に戻すことよって、ホスト候補A(2AI)の全てのインターフェースを再接続する。
その後は、処理フローがスタート後の初期化状態に戻り、再び開始通知の受信監視の待ち状態となる。再度、開始通知を受けると、上述したと同様にしてステップST1〜ST4が実行され、受信元のホスト候補をホストとするとともに、送受信が行われ、その後にホストが解除される。
図8に示すホスト決定手法では、ホスト候補A(2AI)からの開始通知と、ホスト候補B(2BJ)からの開始通知の両方に対応している。通知ステップST21〜ST2Mにて、切替信号(○91〜○9M)を1にしてホスト候補A(2AI)またはホスト候補B(2BJ)のインターフェースを切断する。通知デバイス(開始通知をしたホスト候補)以外のホスト候補のうち、ホスト候補A(2A)に対応するインターフェースが全て切断される。このため、異なるホスト候補からの異なるデータがメモリの同じアドレスに同時に書き込まれてデータの衝突が起こることがなく、これによってデバイスの誤動作を防ぐことができる。
[ホスト候補B間の調停]
なお、ホストとなり得るホスト候補A(2AI)またはホスト候補B(2BJ)が複数ある場合は、そのホスト決定は、通信における通常のアービトレーション(調停)と同様に行われることが望ましい。この調停手法は、第2の実施形態で例示したので、ここでの重複記載を避ける。
以上の第1〜第6の実施形態によれば、複数のホスト候補をもち、デバイス内の情報が更新されても、該情報を更新できないホスト候補について、ホストの高速な切替や複数回の切替を行うことが可能となり、ユーザビリティの向上や新たなアプリケーションの開拓が期待できる。
1 :電子装置、
2 :ホスト候補機器、
11A,11A1〜M,11B,11B1〜N:IF_機能部、
12 :切替部、
13 :メモリ、
14 :制御部。

Claims (15)

  1. 制御を行う側のホスト機器となることが可能な複数のホスト候補機器が個別に対応して接続される複数のインターフェースと、
    前記複数のホスト候補機器のうち先に受信した通信開始の要求または通知を行う開始信号に基づいて、該開始信号の発信元の所定のホスト候補機器をホスト機器とするとともに、前記受信した開始信号に書き込み通知がある場合、当該ホスト機器から通信終了の要求または通知を行う終了信号を受信して当該ホスト機器を解除するまで、前記複数のホスト候補機器のうち前記ホスト機器を除く他のホスト候補機器と対応したインターフェースの切断と接続を制御するホスト決定制御部と、
    を有する電子装置。
  2. コメント、補正
    前記ホスト決定制御部は、
    前記ホスト候補機器に対応するインターフェースの切断と接続を制御する切替信号を、前記開始信号に基づいて生成する制御部を含む、
    請求項1に記載の電子装置。
  3. コメント、補正
    前記ホスト決定制御部は、
    前記ホスト候補機器に対応するインターフェースの切断と接続を行う切替部を含み、 前記切替部による前記インターフェースの切断と接続を前記ホスト決定制御部が生成した前記切替信号に基づいて行う、
    請求項2に記載の電子装置。
  4. コメント、補正
    前記ホスト決定制御部は、
    前記ホスト候補機器に対応するインターフェースの切断と接続を行う切替機能の制御を、前記ホスト決定制御部が生成した前記切替信号に基づいて行う、
    請求項2に記載の電子装置。
  5. 前記ホスト決定制御部は、
    前記終了信号を受信したときに、前記他のホスト候補機器に対応するインターフェースを再接続する、
    請求項1〜4のいずれかに記載の電子装置。
  6. 前記ホスト決定制御部は、
    前記他のホスト候補機器に対応するインターフェースを切断し、内部情報の一覧を更新し、続いて前記切断したインターフェースを再接続する、
    請求項1〜4のいずれかに記載の電子装置。
  7. 前記電子装置は、前記ホスト機器の制御によって内部情報が書き換え可能な装置であり、
    前記他のホスト候補機器は、対応するインターフェースに接続されると、前記内部情報の一覧を前記電子装置から取得または認識して該内部情報の読み出しまたは書き込みをホスト機器として行う機器である、
    請求項2から6の何れか一項に記載の電子装置。
  8. 制御を行う側のホスト機器となることが可能な複数のホスト候補機器が個別に対応して接続される複数のインターフェースと、
    前記複数のホスト候補機器のうち先に受信した通信開始の要求または通知を行う開始信号に基づいて、該開始信号の発信元の所定のホスト候補機器をホスト機器とするとともに、前記複数のホスト候補機器のうち前記ホスト機器を除く他のホスト候補機器のうち、インターフェースに接続されると必ずホスト機器として動作しようとする1つのインターフェースの切断と接続を制御するホスト決定制御部
    を有する電子装置。
  9. それぞれが対応するインターフェースを介して電子装置と接続され、該電子装置に対して制御を行うホスト機器となることが可能な複数のホスト候補機器のうちの、先の1つのホスト候補機器から受信した通信開始の要求または通知を行う開始信号に基づいて、該開始信号の発信元の所定のホスト候補機器をホスト機器とするとともに、前記受信した開始信号に書き込み通知がある場合、前記複数のホスト候補機器のうち前記ホスト機器を除く他のホスト候補機器に対応したインターフェースの切断を制御する、
    ホスト決定・接続方法。
  10. 前記少なくとも1つのインターフェースの切断と接続を制御する切替信号を、前記開始信号に基づいて生成する、
    請求項9に記載のホスト決定・接続方法。
  11. 前記電子装置が、前記開始信号を受信した後に、内部情報の書き込み要求信号を受信したときに、前記複数のホスト候補機器のうち前記ホスト機器を除く他のホスト候補機器に対応したインターフェースを切断する、
    請求項9に記載のホスト決定・接続方法。
  12. コメント、『前記」を削除
    前記ホスト機器から通信終了の要求または通知を行う終了信号を受信したときに、前記複数のホスト候補機器のうち前記ホスト機器を除く他のホスト候補機器に対応したインターフェースを再接続する、
    請求項11に記載のホスト決定・接続方法。
  13. 前記複数のホスト候補機器のうち前記ホスト機器を除く他のホスト候補機器に対応したインターフェースを切断し、内部情報の一覧を更新し、続いて前記切断したインターフェースを再接続する、
    請求項9または10に記載のホスト決定・接続方法。
  14. 前記電子装置は、前記ホスト機器の制御によって内部情報が書き換え可能な装置であり、
    前記少なくとも1つのホスト候補機器は、対応するインターフェースに接続されると、前記内部情報の一覧を前記電子装置から取得または認識して該内部情報の読み出しまたは書き込みをホスト機器として行う機器である、
    請求項9から13の何れか一項に記載のホスト決定・接続方法。
  15. それぞれが対応するインターフェースを介して電子装置と接続され、該電子装置に対して制御を行うホスト機器となることが可能な複数のホスト候補機器のうちの、先に受信した通信開始の要求または通知を行う開始信号に基づいて、該開始信号の発信元の所定のホスト候補機器をホスト機器とするとともに、他のホスト候補機器のうち、インターフェースに接続されると必ずホスト機器として動作しようとする、少なくとも1つのホスト候補機器に対応したインターフェースの切断と接続を制御する、
    ホスト決定・接続方法。
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