JP6067309B2 - 内視鏡システムおよび内視鏡用プロセッサ - Google Patents

内視鏡システムおよび内視鏡用プロセッサ Download PDF

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Description

この発明は、体腔内観察を行うための内視鏡システムに関し、より詳しくはブラックバランスの調整機能を備えた内視鏡システムおよび内視鏡用プロセッサに関する。
従来、患者の体腔内を診断するための内視鏡を用いた内視鏡システムが一般に知られ、実用に供されている。また、近年、光ファイバによって導光される光を観察部位に対して走査させ、当該観察部位からの反射光を受光して画像化する走査型内視鏡システムも知られている。さらに、走査型内視鏡システムの一つとして、薬剤が投与された生体組織にレーザ光を照射し、その生体組織から発せられる蛍光のうち、共焦点光学系の焦点位置と共役の位置に配置されたピンホールを介した成分のみを抽出することにより、その生体組織を、通常の内視鏡光学系によって得られる観察像より高倍率で観察可能にする走査型共焦点内視鏡システムも提案されている。
ここで、内視鏡システムにおいては、被写体を照射する照明光源の違いや個々の撮像素子の分光感度の違いなどにより、画像の色再現性にばらつきが生じる。そのため、ブラックバランスの調整を行うことで、観察画像における被写体の色を忠実に再現させている。特許文献1には、電子内視鏡の種類に応じて適切なブラックバランス調整を行うことが可能な電子内視鏡装置が開示されている。特許文献1に記載の電子内視鏡装置では、外部からのブラックバランス調整指示に応じてアイリスが閉じられ、ブラックバランスが適正となるように調整される。そして、当該調整により得られた調整値が電子内視鏡の識別情報とともにプロセッサに記憶され、以降のブラックバランス調整に用いられる。このような構成により、電子内視鏡の種類に応じて、適正なブラックバランス調整を行うことが可能となっている。
特開平11−197103号公報
しかしながら、同じ内視鏡を用いて観察を行った場合でも、使用環境、使用時間、および撮影対象が変化することにより、最適なブラックバランスも変化する。そのため、特許文献1のように、実際の観察前の一度の調整により設定されたブラックバランス値を用いてブラックバランスの調整を行う場合には、これらの変化に対応できず、被写体の色が忠実に再現できない場合がある。また、共焦点内視鏡を用いた観察では、取得される信号が増幅して表示されるため、わずかな信号差が画像上では大きな差として表れてしまう。さらに、共焦点画像はモノクロであるため、カラー画像に比べて、黒色を正確に表現することがより重要となる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、使用環境等の変化に応じて、最適なブラックバランスを調整することが可能な内視鏡システムおよび内視鏡用プロセッサを提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡システムは、被写体の画像を取得する画像取得手段と、画像取得手段により取得された画像に対してブラックバランスの調整を行うブラックバランス調整手段と、ブラックバランス調整手段におけるブラックバランスの調整に用いられるブラックレベルを設定するブラックレベル設定手段と、を備える。また、本発明の内視鏡システムにおける画像取得手段は、被写体の観察中に、被写体に光が照射された状態の第1の画像と、照明光が照射されていない状態の第2の画像を取得し、ブラックレベル設定手段は、第2の画像に基づいて、ブラックレベルを設定することを特徴とする。
このような構成により、観察中に取得した黒色画像に基づいて、環境等の変化に応じた最適なブラックバランス調整を行うことが可能となる。これにより、色再現性に優れ、安定した観察画像を表示して観察することができ、診断能力を向上させることが可能となる。
また、上記内視鏡システムは、被写体に照射される光を供給する光源をさらに備え、画像取得手段は、入射端に入射する光源からの光を出射端まで導光し、該出射端から被写体に出射する光ファイバと、イメージング期間において光ファイバの出射端から出射される光が被写体状を走査し、ブレーキング期間において光ファイバの出射端が初期位置に戻るように、光ファイバの出射端を駆動させる光ファイバ走査手段と、を備える構成としても良い。この場合、第2の画像は、ブレーキング期間中に取得されるものとしても良い。このように構成することにより、観察前に特別な遮光器具を用いてブラックレベルを設定する必要がなく、ユーザに負担をかけることなくリアルタイムでブラックレベルの設定が可能となる。
また、ブラックレベル設定手段は、暫定ブラックレベルを段階的に増加させる可変手段を備え、第2の画像における少なくとも一部の画素の画素レベルと暫定ブラックレベルを比較し、画素レベルが暫定ブラックレベルより小さい場合に、暫定ブラックレベルをブラックレベルとして設定する構成としても良い。さらに、ブラックレベル設定手段は、ブラックレベルを設定した後に、暫定ブラックレベルを初期値に戻す構成としても良い。このように構成することにより、観察中に環境の変化があった場合も、既に設定されたブラックレベルに依存することなく、最適なブラックレベルを設定することが可能となる。
また、ブラックレベル設定手段は、観察中に取得される全ての第2の画像を対象に、ブラックレベルを設定する、または、ユーザからの指示に応じて、ブラックレベルを設定する構成としても良い。さらに、本発明の内視鏡システムは、共焦点内視鏡システムであっても良い。
また、本発明により、画像取得手段により取得された被写体の画像に対してブラックバランスの調整を行うブラックバランス調整手段と、ブラックバランス調整手段におけるブラックバランスの調整に用いられるブラックレベルを設定するブラックレベル設定手段と、を備え、ブラックレベル設定手段は、被写体の観察中に、画像取得手段により取得された被写体に光が照射されていない状態の画像に基づいて、ブラックレベルを設定することを特徴とする、内視鏡用プロセッサが提供される。
本発明によれば、使用環境等の変化に応じて、最適なブラックバランスを調整することが可能な内視鏡システムおよび内視鏡用プロセッサが提供される。
本発明の実施形態の走査型共焦点内視鏡システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の走査型共焦点内視鏡システムが有する共焦点光学ユニットの構成を概略的に示す図である。 XY近似面上における光ファイバの先端のXおよびY方向の変位量を示す図である。 XY近似面上における光ファイバの先端の回転軌跡を示す図である。 本発明の実施形態におけるブラックレベル設定処理を示すフローチャートである。 ブラックレベル設定処理において抽出される領域を説明する図である。 ブラックレベル設定処理における黒データの検出を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の内視鏡システムについて説明する。本実施形態では、本発明を走査型共焦点内視鏡システムに適用した場合について説明する。
図1は、本発明の実施形態の走査型共焦点内視鏡システム1の構成を示すブロック図である。本実施形態の走査型共焦点内視鏡システム1は、共焦点顕微鏡の原理を応用して設計されたシステムであり、高倍率かつ高解像度の被写体を観察するのに好適に構成されている。図1に示されるように、走査型共焦点内視鏡システム1は、システム本体(プロセッサ)100、共焦点プローブ200、モニタ300を有している。走査型共焦点内視鏡システム1を用いた共焦点観察は、可撓性を有する管状の共焦点プローブ200の先端面を被写体に当て付けた状態で行う。
システム本体100は、光源102、光分波合波器(フォトカップラ)104、ダンパ106、CPU108、CPUメモリ110、光ファイバ112、受光器114、映像信号処理回路116、画像メモリ118、映像信号出力回路120、受光器制御回路122を有している。尚、別の実施形態では、光源102を含む光源部を別体として設けてもよい。共焦点プローブ200は、光ファイバ202、共焦点光学ユニット204、サブCPU206、サブメモリ208、走査ドライバ210を有している。
光源102は、CPU108の駆動制御に従い、患者の体腔内に投与された薬剤を励起する励起光を射出する。励起光は、光分波合波器104に入射する。光分波合波器104のポートの一つには、光コネクタ152が結合している。光分波合波器104の不要ポートには、光源102から射出された励起光を無反射終端するダンパ106が結合している。前者のポートに入射した励起光は、光コネクタ152を通過して共焦点プローブ200内に配置された光学系に入射する。
光ファイバ202の基端は、光コネクタ152を通じて光分波合波器104と結合している。光ファイバ202の先端は、共焦点プローブ200の先端部に組み込まれた共焦点光学ユニット204内に収められている。光分波合波器104を射出した励起光は、光コネクタ152を通過して光ファイバ202の基端に入射後、光ファイバ202を伝送して光ファイバ202の先端から射出される。
図2(a)は、共焦点光学ユニット204の構成を概略的に示す図である。以下、共焦点光学ユニット204を説明する便宜上、共焦点光学ユニット204の長手方向をZ方向と定義し、Z方向に直交しかつ互いに直交する二方向をX方向、Y方向と定義する。図2(a)に示されるように、共焦点光学ユニット204は、各種構成部品を収容する金属製の外筒204Aを有している。外筒204Aは、外筒204Aの内壁面形状に対応する外壁面形状を持つ内筒204Bを同軸(Z方向)にスライド自在に保持している。光ファイバ202は、外筒204A、内筒204Bの各基端面に形成された開口を通じて内筒204Bに収容支持されており、光ファイバ202の先端(以下、符号「202a」を付す。)は、走査型共焦点内視鏡システム1の二次的な点光源として機能する。点光源である先端202aの位置は、CPU108による制御に基づいて周期的に変化する。なお、図2(a)中、中心軸AXは、Z方向に配置された光ファイバ202の軸心を示しており、光ファイバ202の先端202aが振動していない状態(初期状態)のとき、中心軸AXは、光ファイバ202の光路と一致する。
サブメモリ208は、共焦点プローブ200の識別情報や各種プロパティ等のプローブ情報を格納している。サブCPU206は、システム起動時にサブメモリ208からプローブ情報を読み出して、システム本体100と共焦点プローブ200とを電気的に接続する電気コネクタ154を介してCPU108に送信する。CPU108は、送信されたプローブ情報をCPUメモリ110に格納する。CPU108は、格納したプローブ情報を必要時に読み出して共焦点プローブ200の制御に必要な信号を生成して、サブCPU206に送信する。サブCPU206は、CPU108から送信された制御信号に従って走査ドライバ210に必要な設定値を指定する。
走査ドライバ210は、指定された設定値に応じたドライブ信号を生成して、先端202a付近の光ファイバ202の外周面に接着固定された二軸アクチュエータ204Cを駆動制御する。図2(b)は、二軸アクチュエータ204Cの構成を概略的に示す図である。図2(b)に示されるように、二軸アクチュエータ204Cは、走査ドライバ210と接続された一対のX軸用電極(図中「X」、「X’」)及びY軸用電極(図中「Y」、「Y’」)を圧電体上に形成した圧電アクチュエータである。
走査ドライバ210は、交流電圧Xを二軸アクチュエータ204CのX軸用電極間に印加して圧電体をX方向に共振させると共に、交流電圧Xと同一周波数であって位相が直交する交流電圧YをY軸用電極間に印加して圧電体をY方向に共振させる。交流電圧X、Yはそれぞれ、振幅が時間に比例して線形に増加して、時間(X)、(Y)をかけて実効値(X)、(Y)に達する電圧として定義される。光ファイバ202の先端202aは、二軸アクチュエータ204CによるX方向、Y方向への運動エネルギーが合成されることにより、X−Y平面に近似する面(以下、「XY近似面」と記す。)上において中心軸AXを中心に渦巻状のパターンを描くように回転する。先端202aの回転軌跡は、印加電圧に比例して大きくなり、実効値(X)、(Y)の交流電圧が印加された時点で最も大きい径を有する円の軌跡を描く。
図3(a)および(b)は、それぞれXY近似面上における光ファイバ202の先端202aのXおよびY方向の変位量(振幅)と、共焦点内視鏡200の各動作タイミングとの関係を説明する図である。励起光は連続光であり、二軸アクチュエータ204Cへの交流電圧の印加開始直後から印加停止までの期間(以下、説明の便宜上、この期間を「イメージング期間」と記す。)中、光ファイバ202の先端202aから出射される。上述したように、二軸アクチュエータ204Cへ交流電圧が印加されると、光ファイバ202の先端202aは、中心軸AXを中心に渦巻状のパターンを描くように回転するため、イメージング期間中、光ファイバ202の先端202aから出射した励起光は中心軸AXを中心とした所定の円形の走査領域を渦巻状に走査する。図4(a)は、イメージング期間におけるXY近似面上の先端202aの回転軌跡を示す図である。
その後、イメージング期間が終了して二軸アクチュエータ204Cへの交流電圧の印加が停止すると、光ファイバ202の振動が減衰する。XY近似面上における先端202aの円運動は、光ファイバ202の振動の減衰に伴って収束し、光ファイバ202の振動は、所定時間後に略ゼロとなる(すなわち、先端202aは、中心軸AX上でほぼ停止する)。以下、説明の便宜上、イメージング期間が終了してから先端202aが中心軸AX上にほぼ停止するまでの期間を「ブレーキング期間」と記す。図4(b)は、ブレーキング期間におけるXY近似面上の先端202aの回転軌跡を示す。ブレーキング期間の経過後、さらに所定時間の経過を待って、次のイメージング期間が開始される。以下、説明の便宜上、ブレーキング期間が終了してから次のイメージング期間の開始までの期間を「セトリング期間」と記す。セトリング期間は、光ファイバ202の先端202aを中心軸AX上に完全に停止させるための待機時間であり、セトリング時間を設けることにより、先端202aを精確に走査させることが可能となる。また、一フレームに対応する期間は、一つのイメージング期間と一つのブレーキング期間で構成されており、セトリング期間を調整することによって、フレームレートを調整することができる。つまり、セトリング期間は、光ファイバ202の先端202aが完全に停止するまでの時間とフレームレートとの関係から適宜設定することができるようになっている。なお、ブレーキング期間を短縮するため、ブレーキング期間の初期段階に二軸アクチュエータ204Cに逆相電圧を印加して制動トルクを積極的に加えてもよい。
光ファイバ202の先端202aの前方には、対物光学系204Dが設置されている。対物光学系204Dは、複数枚の光学レンズで構成されており、図示省略されたレンズ枠を介して外筒204Aに保持されている。レンズ枠は、外筒204Aの内部において、内筒204Bと相対的に固定され支持されている。そのため、レンズ枠に保持された光学レンズ群は、外筒204Aの内部を内筒204Bと一体となってZ方向にスライドする。
内筒204Bの基端面と外筒204Aの内壁面との間には、圧縮コイルばね204E及び形状記憶合金204Fが取り付けられている。圧縮コイルばね204Eは、自然長からZ方向に初期的に圧縮狭持されている。形状記憶合金204Fは、Z方向に長尺な棒形状を持ち、常温下で外力が加わると変形して、一定温度以上に加熱されると形状記憶効果で所定の形状に復元する性質を有している。形状記憶合金204Fは、形状記憶効果による復元力が圧縮コイルばね204Eの復元力より大きくなるように設計されている。走査ドライバ210は、サブCPU206が指定した設定値に応じたドライブ信号を生成して、形状記憶合金204Fを通電し加熱して伸縮量を制御する。形状記憶合金204Fは、伸縮量に応じて内筒204Bを光ファイバ202ごとZ方向に進退させる。
光ファイバ202の先端202aから射出された励起光は、対物光学系204Dを透過して被写体の表面又は表層でスポットを形成する。スポット形成位置は、点光源である先端202aの進退に応じてZ軸方向に変位する。すなわち、共焦点光学ユニット204は、二軸アクチュエータ204Cによる先端202aのXY近似面上の周期的な円運動とZ方向の進退を併せることで、被写体を三次元走査する。
光ファイバ202の先端202aは、対物光学系204Dの前側焦点位置に配置されているため、共焦点ピンホールとして機能する。先端202aには、励起光により励起された被写体の散乱成分(蛍光)のうち先端202aと光学的に共役な集光点からの蛍光のみが入射する。蛍光は、光ファイバ202を伝送後、光コネクタ152を通過して光分波合波器104に入射する。光分波合波器104は、入射した蛍光を光源102から射出される励起光と分離して光ファイバ112に導く。蛍光は、光ファイバ112を伝送して受光器114で検出され、検出信号への変換および増幅が行われる。受光器114は、微弱な光を低ノイズで検出するため、例えば光電子増倍管(PMT)等の高感度光検出器としてもよい。
検出信号は、映像信号処理回路116に入力する。映像信号処理回路116は、CPU108の制御下で動作して、検出信号を一定のレートでサンプルホールド及びAD変換してデジタル検出信号を得る。ここで、イメージング期間中の光ファイバ202の先端202aの位置(軌跡)が決まると、当該位置に対応する観察領域(走査領域)中のスポット形成位置、当該スポット形成位置からの戻り光を検出してデジタル検出信号を得る信号取得タイミングがほぼ一義的に決まる。本実施形態においては、予め、校正治具等を用いた実測結果を参考に信号取得タイミングからスポット形成位置が推定され、推定位置に対応する画像上の位置が決定されている。CPUメモリ110には、決定された信号取得タイミングと画素位置(画素アドレス)とを関連付けたリマップテーブルが格納されている。
映像信号処理回路116は、リマップテーブルを参照して、各デジタル検出信号により表現される点像の画素アドレスへの割り当てを信号取得タイミングに応じて行う。以下、説明の便宜上、上記の割り当て作業をリマッピングと記す。映像信号処理回路116は、リマッピング結果に従って、各点像の空間的配列によって構成される画像の信号を画像メモリ118にフレーム単位でバッファリングする。バッファリングされた信号は、所定のタイミングで画像メモリ118から映像信号出力回路120に掃き出されて、NTSC(National Television System Committee)やPAL(Phase Alternating Line)等の所定の規格に準拠した映像信号に変換されてモニタ300に出力される。モニタ300の表示画面には、高倍率かつ高解像度の被写体の三次元共焦点画像が表示される。
ところで、本実施形態では、受光器114において、受光した蛍光を検出信号へ変換し、増幅する際に、受光器制御回路122により設定されるブラックレベルKを用いて、ブラックバランスの調整が行われる。従来技術においては、実際に観察を行う前に、遮光した状態で撮影された黒色画像に基づいてブラックレベルが設定され、観察中のブラックバランスの調整に用いられていた。しかしながら、観察中における内視鏡(共焦点プローブ)の特性の変化や、使用環境および観察対象の変化が生じた場合、予め設定されたブラックレベルが最適でなくなり、適切なブラックバランス調整ができなくなる。このような場合、特にモノクロ画像にて診断を行う共焦点内視鏡システムでは、正確に黒色が表現されないことで、適切な診断ができなくなる恐れがある。さらに、観察画像において、がん細胞は黒色で表わされるため、正常細胞との識別のために黒色を正確に再現することが求められる。そこで、本実施形態においては、受光器制御回路122において、観察中にリアルタイムで最適なブラックレベルを自動的に設定し、これに基づいてブラックレベルを調整する構成となっている。
図5は、本実施形態のブラックレベル設定処理を示すフローチャートである。本処理は、CPU108の制御の下、受光器制御回路122により実行される。ただし、別の実施形態においては、CPU108単独にて本処理を実行する構成としても良い。まず、S1において、現在のフレームにおけるイメージング期間が終了したか否かが判断される(S1)。イメージング期間が終了したと判断された場合(S1:Yes)、受光器114のゲイン制御をオートモードに設定する(S2)。これにより、受光器114において、受光器制御回路122の制御の下、自動的にブラックレベル調整が行われる。
続いて、光源102から射出される励起光がOFFされる(S3)。これにより、イメージング期間の終了後のブレーキング期間において、光ファイバ202の先端202aから励起光が射出されない状態で、被写体が走査される。続いて、計算用変数Ktempが0か否かが判断される(S4)。Ktempは、受光器114でのブラックバランス調整に用いられるブラックレベルKを計算するための暫定ブラックレベルを示す変数である。後述するように、S10またはS11の処理においてブラックレベルKが更新された場合に、Ktempに0が入力される。
tempが0の場合(S4:Yes)、Ktempに初期値が入力される(S5)。この場合の初期値としては、ブラックレベルKとして想定し得る最小の値が予め設定される。一方、Ktempが0でない場合は(S4:No)、S5の処理をスキップしてS6に進む。なお、初期値を0とした場合は、S4およびS5の処理を省略することができる。続いて、ブレーキング期間における被写体の映像信号が取得される(S6)。ここで取得される映像信号は、励起光がOFFの状態で取得される黒色映像信号である。続いて、取得された黒色映像信号において、黒データが検出されたか否かが判断される(S7)。
S7における黒データ検出の判断について、図6および図7を参照して説明する。S7では、まず、S6にて取得した黒色映像信号から、任意の数の画素を含む5つの領域A1〜A5を抽出し、各領域の画素レベルを検出する。図6は、黒色映像信号において、抽出される5つの領域A1〜A5を示す図である。ここで抽出される領域は、5つに限定されるものではなく、任意の数の領域を抽出することが可能である。また、抽出される領域の場所も任意に設定可能である。図7(a)は、各領域A1〜A5の各画素において検出された画素レベルを示す。図7(a)は、各領域A1〜A5がそれぞれ4つの画素を含む場合を示すものであり、縦軸は画素レベルを、横軸は画素位置を示す。続いて、各領域の画素レベルと、Ktempとを比較する。そして、全ての画素の画素レベルがKtempよりも小さい領域が2つ以上あった場合、黒データが検出されたと判断する。ここで、図7(a)の場合は、何れの領域においても、全ての画素の画素レベルがKtempよりも大きいため、黒データは検出されないと判断される。
黒データが検出されないと判断された場合(S7:No)、Ktempが最大値Kmax以上であるかが判断される(S8)。ここでは、計算用の変数Ktempが予め設定された最大値Kmaxに達していないかどうかが判断される。そして、KtempがKmaxに達していないと判断された場合(S8:No)、Ktempを任意の値だけ増加させる(S9)。続いて、観察を終了するか否かが判断され(S13)、観察を終了しない場合は(S13:No)、光源102から射出される励起光がONされる(S14)。そして、次フレームのイメージング期間において、光ファイバの102の先端から励起光が射出された状態での共焦点画像を取得する処理が行われ(S15)、S1に戻る。尚、この場合は、ブラックレベルKは変更されず、受光器114では、前フレームで用いられたブラックレベルKを用いてブラックバランスの調整がなされる。そして、このフレームにおけるイメージング期間の終了後(S1:Yes)、S2以降の処理が繰り返される。
このとき、S7では、図7(b)に示されるように、任意の数だけ増加されたKtempと領域A1〜A5における各画素の画素レベルとが比較され、黒データを検出したか否かが判断される。以降、S7にて黒データを検出するまで、Ktempが任意の値だけ増加され、ブレーキング期間に取得された黒色映像信号の画素レベルとの比較が行われる。そして、黒データを検出しないまま、KtempがKmax以上となった場合(S8:Yes)、任意に設定されたブラックレベル値KopがブラックレベルKとして設定される(S10)。そして、続くS12にて、Ktempに0が入力され、以降の処理へ進む。これにより、次フレームでは、新たなブラックレベルKに基づいて、ブラックバランスの調整が行われ、Ktempを0に戻した状態で、本処理が再開される。このように、ブラックレベルKが設定された時点で、計算用の変数Ktempを0に戻して、黒色画像との比較を行うことで、観察中に別の観察部位へ移行するなど、環境が変化した場合でも、前フレームでのブラックレベルに依存することなく、変化に応じたブラックレベルを設定することができる。
一方、図7(c)に示されるように、任意の数だけ増加されたKtempと領域A1〜A5における各画素の画素レベルとを比較した結果、全ての画素の画素レベルがKtempより小さい領域が2つ以上あった場合(図7(c)に示される領域A1およびA2)、黒データを検出したと判断される(S7:Yes)。そして、このときのKtempの値が、ブラックレベルKとして設定される(S11)。そして、続くS12にて、Ktempに0が入力され、以降の処理に進む。これにより、次フレームでは、受光器114において、変更されたブラックレベルKに基づいて、ブラックバランスの調整が行われ、0に戻されたKtempを用いた本処理が再開される。
このように、本実施形態の内視鏡システムでは、観察中に取得した黒色画像に基づいて、自動的にブラックレベルKを設定することにより、使用環境、使用時間、および撮影対象が変化した場合でも、リアルタイムで適切なブラックレベルKを設定することができる。また、本実施形態では、フレーム内のブレーキング期間を利用して黒色画像を取得することで、ブラックレベルを設定するために特別な遮光器具を用いたり、設定のために観察を中断したりする必要もない。
以上が本発明の実施形態の説明である。本発明は、上記の構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。まず、上記実施形態は、走査型共焦点内視鏡システムに本発明を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、その他の内視鏡システムについても本発明を適用可能である。例えば、先端に固体撮像素子を備えた内視鏡を用いた内視鏡システムに適用する場合は、観察中、フレームレートを調整して、被写体に照明光を照射して取得するフレームと、照明光を照射せずに取得するフレームとを交互に(または周期的に)繰り返す構成とし、照明光を照射せずに取得したフレームの画像(黒色画像)に基づいて、上記実施形態と同様にブラックレベルを自動設定する構成とすることが可能である。
また、上記実施形態では、観察中、毎フレームを対象にブラックレベルの設定処理が行われる構成としたが、観察中に一度ブラックレベルKが設定された時点でブラックレベル設定処理を終了する構成や、ユーザから指示があった場合に、そのときのフレームを対象にブラックレベル設定処理を実行する構成としても良い。さらに、ブラックレベル設定処理における黒データの検出については、上記実施形態での手法に限定されるものではなく、既知の様々な方法を用いることができる。例えば、上記実施形態では、取得された黒色映像信号から任意の数の画素を含む領域を抽出し、各領域の画素レベルとKtempとを比較する構成としたが、黒色映像信号の全ての画素の画素レベルとKtempとを比較する、または全ての画素の画素レベルの平均とKtempとを比較することも可能である。
1 走査型共焦点内視鏡システム
100 システム本体
102 光源
104 光分波合波器
106 ダンパ
108 CPU
110 CPUメモリ
112 光ファイバ
114 受光器
116 映像信号処理回路
118 画像メモリ
120 映像信号出力回路
122 受光器制御回路
200 共焦点プローブ
202 光ファイバ
204 共焦点光学ユニット
206 サブCPU
208 サブメモリ
210 走査ドライバ

Claims (8)

  1. 前記被写体の画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得された画像に対してブラックバランスの調整を行うブラックバランス調整手段と、
    前記ブラックバランス調整手段におけるブラックバランスの調整に用いられるブラックレベルを設定するブラックレベル設定手段と、
    を備え、
    前記画像取得手段は、
    前記被写体の観察中に、前記被写体に光が照射された状態の第1の画像と、前記照明光が照射されていない状態の第2の画像を取得し、
    前記ブラックレベル設定手段は、
    暫定ブラックレベルを段階的に増加させる可変手段
    を備え、
    前記第2の画像における少なくとも一部の画素の画素レベルと前記暫定ブラックレベルを比較し、前記画素レベルが前記暫定ブラックレベルより小さい場合に、前記暫定ブラックレベルをブラックレベルとして設定する
    内視鏡システム。
  2. 前記ブラックレベル設定手段は、
    前記ブラックレベルを設定した後に、前記暫定ブラックレベルを初期値に戻す
    請求項に記載の内視鏡システム。
  3. 前記被写体の画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得された画像に対してブラックバランスの調整を行うブラックバランス調整手段と、
    前記ブラックバランス調整手段におけるブラックバランスの調整に用いられるブラックレベルを設定するブラックレベル設定手段と、
    を備え、
    前記画像取得手段は、
    前記被写体の観察中に、前記被写体に光が照射された状態の第1の画像と、前記照明光が照射されていない状態の第2の画像を取得し、
    前記ブラックレベル設定手段は、
    ユーザからの指示に応じて、前記第2の画像に基づいて、ブラックレベルを設定する
    内視鏡システム。
  4. 共焦点内視鏡システムである内視鏡システムであって、
    前記被写体の画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得された画像に対してブラックバランスの調整を行うブラックバランス調整手段と、
    前記ブラックバランス調整手段におけるブラックバランスの調整に用いられるブラックレベルを設定するブラックレベル設定手段と、
    を備え、
    前記画像取得手段は、
    前記被写体の観察中に、前記被写体に光が照射された状態の第1の画像と、前記照明光が照射されていない状態の第2の画像を取得し、
    前記ブラックレベル設定手段は、
    前記第2の画像に基づいて、ブラックレベルを設定する
    内視鏡システム。
  5. 前記内視鏡システムは、
    被写体に照射される光を供給する光源
    をさらに備え、
    前記画像取得手段は、
    入射端に入射する前記光源からの光を出射端まで導光し、該出射端から被写体に出射する光ファイバと、
    イメージング期間において前記光ファイバの出射端から出射される前記光が被写体上を走査し、ブレーキング期間において前記光ファイバの出射端が初期位置に戻るように、前記光ファイバの出射端を駆動させる光ファイバ走査手段と、
    を備え、
    前記第2の画像は、前記ブレーキング期間中に取得される
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の内視鏡システム。
  6. 前記ブラックレベル設定手段は、
    観察中に取得される全ての第2の画像を対象に、ブラックレベルを設定する
    請求項1,2,4,5の何れか一項に記載の内視鏡システム。
  7. 画像取得手段により取得された前記被写体の画像に対してブラックバランスの調整を行うブラックバランス調整手段と、
    前記ブラックバランス調整手段におけるブラックバランスの調整に用いられるブラックレベルを設定するブラックレベル設定手段と、
    を備え、
    前記ブラックレベル設定手段は、
    暫定ブラックレベルを段階的に増加させる可変手段
    を備え、
    前記被写体の観察中に前記画像取得手段により取得された前記被写体に光が照射されていない状態の画像における少なくとも一部の画素の画素レベルと前記暫定ブラックレベルを比較し、前記画素レベルが前記暫定ブラックレベルより小さい場合に、前記暫定ブラックレベルをブラックレベルとして設定する
    内視鏡用プロセッサ。
  8. 画像取得手段により取得された前記被写体の画像に対してブラックバランスの調整を行うブラックバランス調整手段と、
    前記ブラックバランス調整手段におけるブラックバランスの調整に用いられるブラックレベルを設定するブラックレベル設定手段と、
    を備え、
    前記ブラックレベル設定手段は、
    ユーザからの指示に応じて、前記被写体の観察中に、前記画像取得手段により取得された前記被写体に光が照射されていない状態の画像に基づいて、ブラックレベルを設定する
    内視鏡用プロセッサ。
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