JP6066293B2 - 表皮一体発泡成形品及びその製造方法 - Google Patents

表皮一体発泡成形品及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の表皮片を縫い合わせてなる袋体の内部に発泡樹脂原料を注入してコア部を発泡成形してなる表皮一体発泡成形品及びその製造方法に関する。
従来、この種の表皮一体発泡成形品として、袋体が、複数の表皮片のうちの2枚の表皮片の縁部同士が2枚重ねにされて袋体の内部に突出した二片突部を有し、その二片突部の横方向の両端部が袋体の内面に縫い付けられると共に、二片突部の横方向の中間部が発泡樹脂原料を注入するための原料注入口となったものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許第4837478号公報(図2、図3)
しかしながら、上述した従来の表皮一体発泡成形品では、発泡成形時に、原料注入口が開いて発泡樹脂原料が漏出するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、発泡樹脂原料の漏れを防ぐことが可能な表皮一体発泡成形品及びその製造方法の提供を目的とする。
本願発明者は、原料注入口が開く原因について検討した結果、袋体の縫製段階に原因があるとの知見を得た。即ち、袋体の縫製は、上記した2枚の表皮片を二片突部の両側に股開き状態に広げて袋体のうちの原料注入口を有した面を構成する袋面構成部と、前記袋体のうち前記袋面構成部で構成する面以外の全ての面を構成する袋主体部とを縫い合わせて行われる。このとき、袋体は、表皮片の裏面が外側を向いた裏返し状態に縫製され、この裏返し状態の袋体の外面に、二片突部が縫い付けられる。ここで、袋面構成部と袋主体部とは、通常は、袋面構成部の外縁部全体が袋主体部の開口縁に重ねられて、袋主体部の開口縁を一方向に周回するように縫い合わされるので、二片突部の横方向の両端部は、互いに反対方向に倒されて縫い付けられることとなり、原料注入口が捩れて開きやすくなる。
そこで、本願発明者は、上記知見に基づいて以下の請求項1〜の発明を完成するに至った。
即ち、請求項1の発明に係る表皮一体発泡成形品の製造方法は、複数の表皮片を相互に縫い合わせて形成した袋体に発泡樹脂原料を注入してコア部を発泡成形してなる表皮一体発泡成形品の製造方法であって、複数の表皮片の一部の縁部同士2枚重ねにて袋体の内側に突出する二片突部を形成し、二片突部の横方向の中間部にて、表皮片の縁部同士分離させて発泡樹脂原料を袋体内に注入するための原料注入口を形成し、二片突部を構成する2枚の表皮片を二片突部の両側に股開き状態に広げて袋体のうち原料注入口を有した面を構成する袋面構成部を形成すると共に、前記袋体のうち袋面構成部で構成する面以外の全ての面を構成する袋主体部を形成し、複数の表皮片の裏面が外側を向いた裏返し状態で袋面構成部の外縁部全体を袋主体部の開口縁に重ね、袋主体部の開口縁を、一方向に周回するように袋面構成部の外縁部に縫い付けることにより、裏返し状態の袋体を形成して、その袋体を表返しし、裏返し状態の袋体を形成する際には、二片突部の横方向の両端部を、同じ側に倒した状態にして、袋主体部の開口縁を袋面構成部の外縁部に縫い付けるついでに、二片突部の横方向の両端部も袋体の裏面に縫い付けところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の表皮一体発泡成形品の製造方法において、二片突部を、二片突部の横方向の両端部の突出方向における長さが、8mm以上となるように形成するところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の表皮一体発泡成形品の製造方法において、二片突部を、横方向の両端部の先端が四角形状に切り欠かれた形状に形成するところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載の表皮一体発泡成形品の製造方法において、表皮一体発泡成形品を、側面視L字状をなして原料注入口が底面に配置されるヘッドレストとするところに特徴を有する。
請求項5の発明に係る表皮一体発泡成形品は、袋体に発泡樹脂原料を注入してコア部を発泡成形してなる表皮一体発泡成形品であって、相互に縫い合わされた袋体を構成する複数の表皮片の一部の縁部同士が2枚重ねにされて袋体の内側に突出した二片突部をなし、二片突部の横方向の両端部が倒されて袋体の内面に縫い付けられると共に、二片突部の横方向の中間部が、表皮片の縁部同士が分離して発泡樹脂原料を袋体内に注入するための原料注入口となった表皮一体発泡成形品において、袋体は、二片突部を構成する2枚の表皮片を二片突部の両側に股開き状態に広げてなり袋体のうち原料注入口を有した面を構成する袋面構成部と、袋体のうち袋面構成部で構成する面以外の全ての面を構成する袋主体部とからなり、複数の表皮片の裏面が外側を向いた裏返し状態で縫製された後に表返しにされると共に、袋面構成部の外縁部全体が袋主体部の開口縁に重ねられ、袋主体部の開口縁を一方向に周回するように縫い付けられた構成になっていて、二片突部の横方向の両端部は、同じ側に倒され、袋主体部の開口縁を周回して袋面構成部と袋主体部を縫い合わせる糸によって袋面構成部のうち袋体の内側を向く面に縫い付けられているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載の表皮一体発泡成形品において、二片突部の横方向の両端部の突出方向における長さを、8mm以上としたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項5又は6に記載の表皮一体発泡成形品において、二片突部は、横方向の両端部の先端が四角形状に切り欠かれてなるところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項乃至のうち何れか1の請求項に記載の表皮一体発泡成形品において、表皮一体発泡成形品を、側面視L字状をなして原料注入口が底面に配置されるヘッドレストとしたところに特徴を有する。
[請求項1〜の発明]
請求項1の表皮一体発泡成形品の製造方法及び請求項5の表皮一体発泡成形品では、二片突部の横方向の両端部が同じ側に倒されて袋体の内面に縫い付けられているので、原料注入口の捩れを抑えることができる。これにより、発泡成形時に、原料注入口が開くことが抑えられ、発泡樹脂原料の漏れを防ぐことが可能になる。
ここで、袋体は、袋面構成部の外縁部全体は、袋主体部の開口縁に重ねられて、袋主体部の開口縁を一方向に周回するように縫い付けられる。請求項1,5の発明によれば、縫い付けを速くすることができ、生産効率の向上が図られる。
また、請求項2,6の発明のように、二片突部の横方向の両端部の突出方向の長さを、8mm以上とすれば、二片突部の横方向の両端部の袋体の内面への縫い付け強度を大きくして、二片突部の横方向の両端部を同じ側に倒した状態を保持することができる。これにより、原料注入口の捩れをより抑えて、発泡樹脂原料の漏れをより防ぐことが可能になる。
また、請求項3,7の発明のように、二片突部、横方向の両端部の先端が四角形状に切り欠かれてなる構成とすれば、二片突部を構成する2枚の表皮片を縫い合わせる際に、それら2枚の表皮片の縁部同士の位置合わせが容易となる。
なお、本発明の表皮一体発泡成形品及び本発明の製造方法により製造される表皮一体発泡成形品としては、ヘッドレスト、アームレスト、コンソールボックス等が挙げられる。特に、請求項4,8の発明のように、表皮一体発泡成形品を、側面視L字状をなして原料注入口が底面に配置されるヘッドレストとした場合には、原料注入口の捩れの影響が大きくなるので、本発明の恩恵を多く受けることができる。
ヘッドレストの斜視図 ヘッドレストの側断面図 袋体の斜視図 発泡成形金型にセットされた袋体の側断面図 裏返し状態の袋体の斜視図 袋面構成部及び袋主体部の斜視図 (A)二片突部を構成する2枚の表皮片の平面図、(B)袋面構成部の斜視図 裏返し状態の袋体の平面図 二片突部の斜視図 参考実施形態に係る裏返し状態の袋体の平面図
以下、本発明をヘッドレストに適用した一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態に係るヘッドレスト10は、ヘッドレスト本体11内に門形形状のステー12の頂部が埋設されて、ヘッドレスト本体11の底面からステー12の脚部12A,12Aが垂下した構造をなし、車両のリアシート90に取り付けられる。なお、詳細には、ヘッドレスト本体11は、前後方向に長くなって前端部が下方に折れ曲がった側面視L字状になっている。
図2に示すように、ヘッドレスト本体11は、発泡樹脂製のコア部14が袋体20で覆われた構造になっている。図3に示すように、袋体20は、複数の表皮片15を縫い合わせてなり、底面に、円形のステー挿通孔17,17と、袋体20の幅方向に延びた原料注入口16とを備えている。コア部14は、袋体20の内部で発泡樹脂原料36(図4参照)を発泡させることにより得られる。
次に、袋体20について詳説する。袋体20は、複数の表皮片15を、裏面が外側を向くように袋状に縫い合わせ(図5参照)、その裏返し状態の袋体20を、縫い代が内側となるように表返しにして得られる(図3参照)。具体的には、図6に示すように、袋体20は、底面を構成する袋面構成部21と、容器状をなして底面以外の面を構成する袋主体部22とで構成され、これら袋面構成部21と袋主体部22とが、袋主体部22の開口縁22Aに袋面構成部21の外縁を重ねた状態で、縫い合わされてなる。
図3に示すように、袋面構成部21は、一対の表皮片15,15を縫い合わせてなり、それら一対の表皮片15,15の繋ぎ目部分に、上述した原料注入口16を有している。また、原料注入口16の側方には、ステー挿通孔17,17が対になって備えられている。なお、図5に示すように、袋面構成部21の裏面には、ステー挿通孔17,17からの発泡樹脂原料36(図4参照)の漏れを防ぐために、ステー挿通孔17,17を囲むブロック状のスポンジ17A,17Aが固定されている。
具体的には、袋面構成部21は、一対の表皮片15,15の繋ぎ目部分で、それら表皮片15,15の縁部15A,15A同士が2枚重ねにされて、表返しにされた袋体20の内側に突出する二片突部25を備えている。そして、二片突部25を構成する一対の表皮片15,15の縁部15A,15Aが、横方向の両側部分が縫い合わされて、二片突部25の横方向の中間部が、上述した原料注入口16となっている。なお、一対の縁部15A,15Aは、端面15M,15M同士(図7(B)参照)が面一となるように重ねられている。
また、図5及び図9に示すように、二片突部25は、横方向の両端部が同じ側に倒されて、その両端部が袋体20の内面(図5及び図9では、袋体20の内面は外側を向いている。)に縫い付けられている。
袋面構成部21は、以下のようにして製造される。袋面構成部21を製造するには、まず、図7(A)及び図7(B)に示すように、一対の表皮片15,15を、裏面が外側を向くように2枚重ねにし、それら表皮片15,15の縁部15A,15A同士を横方向の両側部分で縫い合わせる。そして、一対の表皮片15,15を、縫い合わせ部分の両側に股開き状態に広げて、袋面構成部21が形成される。このとき、互いに縫い合わされて2枚重ねになった一対の縁部15A,15Aにて、二片突部25が形成される。
ここで、一対の表皮片15,15の縁部15A,15Aは、横方向の両側部分が、横方向の端部から横方向に延びる縫い目とそれに繋がる縦方向に延びる縫い目とからなるL字状の縫い目18で縫い合わされ、二片突部25の横方向の中間部では、互いに分離可能となっている(図3参照)。これにより、二片突部25の横方向の中間部に、上述した原料注入口16が形成される。
詳細には、図7(A)に示すように、各表皮片15の縁部15Aには、横方向の両端部を四角形状に切り欠いてなる切欠部15K,15Kが設けられていて、切欠部15Kの縦横の各辺同士を合わせることで、一対の表皮片15,15を容易に位置決めできるようになっている。そして、一対の縁部15A,15Aは、切欠部15Kに沿ってL字状に縫い合わされている。
また、一対の縁部15A,15A同士のL字状の縫い目18のうち横方向に延びた縫い目18Aと、表皮片15の端縁との間の距離d、即ち、二片突部25の横方向の両端部の突出方向における長さは、8mm以上となっている。なお、本実施形態では、上述のように、表皮片15の縁部15Aの横方向の両端部には、切欠部15K,15Kが設けられているので、縫い目18Aから切欠部15Kまでの長さが、8mm以上となっている。
以上が、袋面構成部21の製造方法についての説明である。上述の如く、袋面構成部21は、袋主体部22の開口縁22Aに袋面構成部21の外縁を重ねた状態で、袋主体部22に縫い付けられ(図6参照)、これにより、裏返し状態の袋体20が得られる(図5参照)。本実施形態では、図8に示すように、袋面構成部21は、袋主体部22の開口縁22A(図6参照)を一方向(図8では、時計回りの方向)に周回するようにして縫い付けられる。
ここで、図9に示すように、袋面構成部21を袋主体部22に縫い付ける際、二片突部25は、横方向の両端部が同じ側に倒されて一対の表皮片15,15のうち一方の表皮片15(図9の例では、左側の表皮片15)に重ねられ、その一方の表皮片15と共に、袋主体部22の開口縁22Aに縫い付けられる。
なお、上述のように、二片突部25の横方向の両端部の突出方向における長さは、8mm以上となっているので、二片突部25と一方の表皮片15とを、3針以上縫うことができる。これにより、二片突部25の一方の表皮片15への縫い付け強度を大きくして、二片突部25の横方向の両端部を同じ側に倒した状態を保持することができる。
裏返し状態の袋体20が得られると、袋体20は、原料注入口16を利用して、表返しにされる。その結果、二片突部25は、横方向の両端部が、表返しにされた袋体20の内面に縫い付けられた状態となる。
本実施形態のヘッドレスト10の構成に関する説明は以上である。次に、ヘッドレスト10の製造方法について説明する。
ヘッドレスト10を製造するには、図4に示すように、袋体20を、底面が上方を向くように、発泡成形金型30にセットする。このとき、ステー12は、頂部が袋体20内に収容され、脚部12A,12Aがステー挿通孔17,17(図3参照)を挿通して上方に延びた状態にセットされる。
次いで、袋体20の原料注入口16から発泡樹脂原料36を注入する。そして、発泡成形金型30の加熱により発泡樹脂原料36を発泡膨張させることで、コア部14が発泡成形される。これにより、ヘッドレスト10が得られる。なお、原料注入口16は、発泡膨張する発泡樹脂原料36に押されて閉じられる。
ここで、従来の表皮一体発泡成形品のように、二片突部25の横方向の両端部が互いに反対側に倒されて袋体20の内面に縫い付けられていると、発泡成形時に、二片突部25の横方向の中間部に形成された原料注入口16が捩れて開きやすくなる。その結果、発泡樹脂原料36が袋体20から漏れ出るという問題が生じる。
しかしながら、本実施形態では、二片突部25の横方向の両端部が同じ側に倒されて袋体20の内面に縫い付けられているので、原料注入口16の捩れを抑えることができる。これにより、発泡成形時に原料注入口16が開くことが抑えられ、発泡樹脂原料36の漏れを防ぐことが可能になる。
また、二片突部25の横方向の両端部の突出方向の長さが、8mm以上となっているので、二片突部25の横方向の両端部の袋体20の内面への縫い付け強度を大きくして、二片突部25の横方向の両端部を同じ側に倒した状態を保持することができる。これにより、原料注入口16の捩れをより抑えて、発泡樹脂原料36の漏れを防ぐことが可能になる。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
)二片突部25の横方向の両端部に、切欠部15K,15Kを設けずに、二片突部25の横方向の両端部の突出方向における長さを、大きくしてもよい。
)上記実施形態では、本発明を、側面視L字状であって、原料注入口16が底面に配置されるヘッドレスト10に適用した例を示したが、他のヘッドレスト、アームレスト、コンソールボックス等に適用してもよい。その際、発泡成形時における原料注入口16の捩れの影響が小さければ、二片突部25の横方向の両端部の突出方向における長さを、8mm以下としてもよい。
)上記実施形態では、袋面構成部21が、袋体20の底面のみを形成していたが、底面と側面の一部とを形成してもよい。
[参考実施形態]
本発明の技術的範囲には属さないが、上記実施形態と同様の効果を奏することが可能な表皮一体発泡成形品として、以下の構成のものであってもよい。
(1)袋面構成部21と袋主体部22とが、袋主体部22の開口縁22Aの一方向と逆方向とに周回するようにして縫い付けられてもよい。具体的には、図10に示すように、点Pを起点として、矢印Aと矢印Bの方向に縫い付けてもよい。
10 ヘッドレスト(表皮一体発泡成形品)
14 コア部
15 表皮片
15A 縁部
15K 切欠部
16 原料注入口
20 袋体
21 袋面構成部
22 袋主体部
25 二片突部
36 発泡樹脂原料

Claims (8)

  1. 複数の表皮片を相互に縫い合わせて形成した袋体に発泡樹脂原料を注入してコア部を発泡成形してなる表皮一体発泡成形品の製造方法であって、
    前記複数の表皮片の一部の縁部同士2枚重ねにて前記袋体の内側に突出する二片突部を形成し、
    前記二片突部の横方向の中間部にて、前記表皮片の縁部同士分離させて前記発泡樹脂原料を前記袋体内に注入するための原料注入口を形成し、
    前記二片突部を構成する2枚の表皮片を前記二片突部の両側に股開き状態に広げて前記袋体のうち前記原料注入口を有した面を構成する袋面構成部を形成すると共に、
    前記袋体のうち前記袋面構成部で構成する面以外の全ての面を構成する袋主体部を形成し、
    前記複数の表皮片の裏面が外側を向いた裏返し状態で前記袋面構成部の外縁部全体を前記袋主体部の開口縁に重ね、
    前記袋主体部の開口縁を、一方向に周回するように前記袋面構成部の外縁部に縫い付けることにより、前記裏返し状態の前記袋体を形成して、その袋体を表返しし、
    前記裏返し状態の前記袋体を形成する際には、前記二片突部の横方向の両端部を、同じ側に倒した状態にして、前記袋主体部の開口縁を前記袋面構成部の外縁部に縫い付けるついでに、前記二片突部の横方向の両端部も前記袋体の裏面に縫い付けことを特徴とする表皮一体発泡成形品の製造方法
  2. 前記二片突部を、前記二片突部の横方向の両端部の突出方向における長さが、8mm以上となるように形成することを特徴とする請求項1に記載の表皮一体発泡成形品の製造方法。
  3. 前記二片突部を、横方向の両端部の先端が四角形状に切り欠かれた形状に形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の表皮一体発泡成形品の製造方法。
  4. 前記表皮一体発泡成形品を、側面視L字状をなして前記原料注入口が底面に配置されるヘッドレストとすることを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載の表皮一体発泡成形品の製造方法。
  5. 袋体に発泡樹脂原料を注入してコア部を発泡成形してなる表皮一体発泡成形品であって、
    相互に縫い合わされた前記袋体を構成する複数の表皮片の一部の縁部同士が2枚重ねにされて前記袋体の内側に突出した二片突部をなし、前記二片突部の横方向の両端部が倒されて前記袋体の内面に縫い付けられると共に、前記二片突部の横方向の中間部が、前記表皮片の縁部同士が分離して前記発泡樹脂原料を前記袋体内に注入するための原料注入口となった表皮一体発泡成形品において、
    前記袋体は、前記二片突部を構成する2枚の表皮片を前記二片突部の両側に股開き状態に広げてなり前記袋体のうち前記原料注入口を有した面を構成する袋面構成部と、前記袋体のうち前記袋面構成部で構成する面以外の全ての面を構成する袋主体部とからなり、前記複数の表皮片の裏面が外側を向いた裏返し状態で縫製された後に表返しにされると共に、前記袋面構成部の外縁部全体が前記袋主体部の開口縁に重ねられ、前記袋主体部の開口縁を一方向に周回するように縫い付けられた構成になっていて、
    前記二片突部の横方向の両端部は、同じ側に倒され、前記袋主体部の開口縁を周回して前記袋面構成部と前記袋主体部を縫い合わせる糸によって前記袋面構成部のうち前記袋体の内側を向く面に縫い付けられていることを特徴とする表皮一体発泡成形品。
  6. 前記二片突部の横方向の両端部の突出方向における長さを、8mm以上としたことを特徴とする請求項5に記載の表皮一体発泡成形品。
  7. 前記二片突部は、横方向の両端部の先端が四角形状に切り欠かれてなることを特徴とする請求項5又は6に記載の表皮一体発泡成形品。
  8. 前記表皮一体発泡成形品を、側面視L字状をなして前記原料注入口が底面に配置されるヘッドレストとしたことを特徴とする請求項5乃至7のうち何れか1の請求項に記載の表皮一体発泡成形品。
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