JP6066058B2 - 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法 Download PDF

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Description

この発明は、用紙に画像形成を行う画像形成装置、該画像形成装置を含む画像形成システムおよび画像形成方法に関するものである。
複写機、プリンター、複合機などの画像形成装置では、原稿読み取り装置から読み込まれるなどして得られた画像データーに基づいて画像形成部に備えられた感光体上にトナー画像を形成し、該トナー画像をトレイから給紙される用紙に転写し、さらに定着することによってプリントが行われている。また、表面側に画像形成された用紙は、所望により反転搬送部で反転して搬送し、用紙搬送部に環流させることで、裏面側に対し画像形成、定着を行うことができる。
定着器は、定着ローラーや加圧ベルトなどに用紙を通紙し、加熱、押圧などによって用紙上のトナー画像の定着を行うものであるが、定着器には画像形成ままの用紙が搬送されるので、経時的に定着ローラーや加圧ベルトなどの定着部材がトナーで汚れたり、用紙のジャムによって定着部材にトナーが付着してしまうことがある。この定着器に新たに用紙が通紙されると、定着部材のトナーが用紙に付着して汚れとなる。
また、表裏印刷において画像形成位置ずれが生じたり、経時的に画像濃度が変化したりすることがある。これらの汚れや位置ずれ、画像濃度の変化などは、程度によっては画像の異常として印刷品質を低下させる。このため、異常発生を自動的に検出して不良品を発生させない画像形成装置が提案されている。
例えば特許文献1の画像形成装置では、センサで用紙上の画像の異常検知後、異常ページを別トレイへ排紙し、リプリント動作を実施し、再度同じ異常を検知した場合は、印刷処理を停止させる処理を行っている。
また、特許文献2の画像形成装置では、複数ページからなる文書印刷において、リカバリ不能な、トナーやインク等の不足といった外部要因の異常を検出した場合は印刷処理を停止させる処理を行っている。
特開2004−20650号公報 特開2011−197940号公報
しかし、前記した従来の画像形成装置では、異常を検出した場合、機内に残留した用紙は単純に別の排紙トレイへ排出したり、印刷を停止したりするだけであり、機内に残留した用紙を有効に活用できておらず、無駄な用紙が発生するという問題がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、画像の異常を検出した場合、機内に残留する用紙を有効に利用することを可能にする画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法を提供することを目的とする。
すなわち本発明の画像形成装置のうち、第1の本発明は、用紙を搬送する用紙搬送部と、
前記用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の下流側で前記用紙搬送部によって搬送される用紙上の画像を検出する画像検出部と、前記画像検出部で検出された画像の情報を取得する制御部とを備え、前記制御部は、前記画像の情報に基づいて前記画像が正常かを判定し、前記画像が正常でなく、画像異常があると判定した場合、搬送状態で機内に残留する残留紙を前記用紙搬送部によって搬送するとともに前記残留紙の少なくとも一部を対象にして画像未形成領域に画像形成部によって原稿画像または画像パターンを形成し、残留紙上の画像を前記画像検出部で検出する制御を実行して前記用紙上の画像の情報を取得し、前記画像の情報に基づいて、前記画像が正常かを判定し、前記画像が正常でなく、異常であると判定する場合、先の画像異常の要因と同じ要因であるかを判定し、先の画像異常の要因と同じである場合に、印刷の停止手順への移行を可能にし、異なる画像異常の要因の場合は、印刷の停止手順への移行を行わないことを特徴とする。
第2の本発明の画像形成装置は、前記第1の本発明において、前記画像検出部は、定着器を通過した用紙上の画像を検出する位置に配置されており、前記制御部は、前記画像の情報に基づいて、前記画像の表裏位置ズレ、色位置ズレ、文字濃度、画像濃度、トナー汚れの少なくとも1つについて正常かを判定することを特徴とする。
の本発明の画像形成装置は、前記第1または第2の本発明において、前記画像未形成領域は、白紙用紙の白紙面であることを特徴とする。
の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第の本発明のいずれかにおいて、データーを保存する記憶部を有し、
前記制御部は、前記判定によって画像が正常でないと判定した場合、正常でないと判定された該画像に係る用紙のページ情報と正常でない要因とを、前記記憶部に読み取り可能に保存することを特徴とする。
の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記画像の情報に基づいて画像が正常でないと判定した場合、正常でないと判定した用紙の頁から少なくとも搬送状態で機内に残留した他の用紙の頁までを、リプリントする機能を有することを特徴とする。
の本発明の画像形成装置は、前記第の本発明において、前記制御部は、前記リプリントの用紙上の画像を前記画像検出部で検出して画像の情報を取得し、前記画像の情報に基づいて前記画像が正常かを判定することを特徴とする。
第7の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第6の本発明のいずれかにおいて、データーを保存する記憶部を有し、該記憶部に、以前のプリント動作において正常でないと判定された画像に係る用紙のページ情報と正常でない要因とが読み取り可能に保存されており、 前記制御部は、現プリント動作において、前のプリント動作で画像が正常でないと判定された頁と同じ頁で画像が正常でなく、該当頁におけるそれぞれの正常でない要因が同じである場合、該要因による要因毎の画像異常の回数が閾値を超えると、現プリント動作を継続せずにジョブを停止することを特徴とする。
第8の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第7の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、異なるプリント動作で連続して印刷するページ間で、前記判定によって画像が正常でなく、異常の要因が同じであるページが複数ある場合、該要因による要因毎の画像異常の回数が閾値を超えると、リプリント動作を継続せずにジョブを停止することを特徴とする。
の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第の本発明において、前記制御部は、正常でない要因として、以下の区分のいずれか1以上で管理することを特徴とする。
・表裏位置ズレ
・色位置ズレ(Y/M/C/Kの各色毎)
・濃度異常(Y/M/C/Kの各色毎)
・トナー汚れ(Y/M/C/Kの各色毎)
10の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記画像が正常でないと判定された場合リプリント前に画像形成に関する補正を行うことを特徴とする。
第11の本発明の画像形成システムは、用紙に画像を形成する画像形成部と、外部装置で検出された画像の情報を取得する制御部と、を有する画像形成装置と、
前記画像形成装置の下流側で搬送される用紙上の画像を検出する画像検出部を有する前記外部装置と、を備え、
前記制御部は、前記画像の情報に基づいて前記画像が正常かを判定し、前記画像が正常でなく、画像異常があると判定した場合、搬送状態で機内に残留する残留紙を前記用紙搬送部によって搬送するとともに前記残留紙の少なくとも一部を対象にして画像未形成領域に画像形成部によって原稿画像または画像パターンを形成し、該残留紙上の画像を前記画像検出部で検出する制御を実行して前記用紙上の画像の情報を取得し、前記画像の情報に基づいて、前記画像が正常かを判定し、前記画像が正常でなく、異常であると判定する場合、先の画像異常の要因と同じ要因であるかを判定し、先の画像異常の要因と同じである場合に、印刷の停止手順への移行を可能にし、異なる画像異常の要因の場合は、印刷の停止手順への移行を行わないことを特徴とする。
12の本発明の画像形成方法は、用紙搬送されて画像形成を経た用紙上の画像を検出して該画像の情報を取得し、
前記画像の情報に基づいて前記画像が正常かを判定し、前記画像が正常でなく、画像異常があると判定した場合、搬送状態で機内に残留する残留紙を前記用紙搬送部によって搬送するとともに前記残留紙の少なくとも一部を対象にして画像未形成領域に画像形成部によって原稿画像または画像パターンを形成し、該残留紙上の画像を前記画像検出部で検出する制御を実行して前記用紙上の画像の情報を取得し、前記画像の情報に基づいて、前記画像が正常かを判定し、前記画像が正常でなく、異常であると判定する場合、先の画像異常の要因と同じ要因であるかを判定し、先の画像異常の要因と同じである場合に、印刷の停止手順への移行を可能にし、異なる画像異常の要因の場合は、印刷の停止手順への移行を行わないことを特徴とする。
本発明によれば、画像異常と判定された場合、機内に残留する用紙の画像をさらに検出して画像の情報を取得し、該画像の情報を利用した画像判定などを行うことができ、残留紙の有効利用を図り、恒常的な異常の検知や画質調整などに利用できる効果がある。
本発明の一実施形態における画像形成装置の概略を示す図である。 同じく、制御ブロックを示す図である。 同じく、他の形態における画像形成装置の概略を示す図である。 同じく、一実施形態の画像形成装置における異常検知時の残留紙の例を示す図である。 同じく、異常検知時の排紙先を説明する図である。 同じく、異常検知のシーケンスを示すフロー1のフローチャートである。 同じく、異常検知後のリプリントのシーケンスを示すフロー2のフローチャートである。 同じく、連続ページで異常検知時のシーケンスを示すフロー3のフローチャートである。 同じく、異常検知時の印刷停止のシーケンスを示すフロー4のフローチャートである。 同じく、異常の発生状態による排紙先を決定するシーケンスを示すフロー5のフローチャートである。 同じく、異常検知時のフィードバックのシーケンスを示すフロー6のフローチャートである。 同じく、プリント動作、残留紙の読取動作、リプリント動作を用紙模式図で説明する図である。 同じく、プリント動作、残留紙の読取動作、リプリント動作で同じ異常要因を想定した用紙模式図で説明する図である。 同じく、プリント動作、残留紙の読取動作、リプリント動作で連続したページでの同じ異常要因を想定した用紙模式図で説明する図である。
以下に、本発明の一実施形態の画像形成システム1を添付図面に基づいて説明する。
画像形成システム1は、図1に示すように画像形成を行う画像形成装置10と、中継装置20と、後処理装置30とが連なって接続されている。中継装置20は、本発明の外部装置に相当する。
なお、本発明としては、画像形成システムの接続構成がこれに限定されるものではなく、画像形成装置のみで構成されているものであってもよい。
画像形成装置10は、上部側に自動原稿給送装置(ADF)14が設けられており、自動原稿給送装置(ADF)14で給送される原稿は図2で示されるスキャナー部130で画像読取が可能になっている。なお、原稿は、図示しないプラテンガラス上で読み込むこともできる。
また、画像形成装置10または中継装置20の上部側で、プラテンガラスが位置しない箇所に、操作表示部140のLCD141が設置されている。LCD141はタッチパネルで構成されており、操作者による操作および情報の表示が可能になっている。LCD141は、操作部と表示部を兼用している。なお、操作部をマウスやタブレットなどで構成し、表示部とは別体で構成することも可能である。また、LCD141は移動可能となっているものであってもよい。
画像形成装置10の下部側には、複数の給紙トレイ12(図では2段)が配置されている。
画像形成装置10内には、いずれかの給紙トレイ12から給紙される用紙を搬送する搬送経路13が設けられており、画像形成装置10内の搬送路途中に、画像形成部11が設けられている。画像形成部11は、感光体11a、感光体11aの周囲に配置した図示しない、帯電器、LD、現像器、転写部を有しており、さらに感光体11aの下流側の搬送経路13には定着器15が配置されている。搬送経路13は、本発明の用紙搬送部の一部を構成している。
定着器15の下流側で、搬送経路13が伸長して中継装置20の搬送経路23に接続されている。また、搬送経路13には、定着器15の下流側で分岐して、画像形成部11の上流側の搬送経路13に合流する反転搬送経路16が接続されている。反転搬送経路16には、用紙を反転させる反転部17が設けられている。反転部17で反転された用紙は、反転搬送経路16を通して画像形成部11の上流側で搬送経路13に返流することができ、また、経路の切り替えによって反転した用紙を定着器15の下流側の搬送経路13に戻してそのまま中継装置20に搬送することもできる。
画像形成部11では、帯電器により画像書込み前に感光体11aの表面を一様に帯電し、LDにより表面が一様に帯電された感光体11aに半導体レーザを照射することにより感光体11aに静電潜像を形成する。現像器は、LDによって感光体11aに形成された静電潜像をトナー部材によって現像する。この現像処理によって感光体11aにトナー画像が形成される。転写部は、給紙トレイ12から搬送されてきた用紙に感光体11aのトナー画像を転写する。トナー画像が転写された用紙は、感光体11aから分離されて定着器15に搬送される。感光体11aに残留したトナー部材は図示しない、クリーニング部によって除去される。
定着器15は、搬送された用紙を加熱することにより用紙の表面側に転写されたトナー画像を出力画像として定着する。定着処理が施された用紙は、搬送経路13によって中継装置20に搬送されるか、反転搬送経路16を通して反転部17により表裏が反転された後、画像形成部11の上流側で搬送経路13に返流される。表裏反転された用紙は、画像形成部11によって裏面への画像形成を行うことができる。
中継装置20には、搬送経路13に接続され、後段の後処理装置30に接続される搬送経路23を有している。搬送経路23には、搬送経路23を搬送される用紙を反転または所定枚数スタックすることができる反転・スタック部21を有している。反転・スタック部21でスタックされる用紙は、所定のタイミングで後処理装置30側に搬送することができ、また、反転・スタック部21に用紙をスタックすることなく搬送経路23を通して後処理装置30側に用紙を搬送することもできる。また、反転・スタック部21で反転のみをして後方に再度搬送することもできる。
搬送経路23には、反転・スタック部21の上流側において搬送経路23を搬送される用紙表面の出力画像を検知するインラインセンサー25が配置されている。インラインセンサー25は、用紙の最大幅に対応する長さで出力画像の検知を行うことができ、CCDやCMOSなどを用紙搬送方向と交差する方向(例えば直交方向)に配列したものを用いることができる。インラインセンサー25は、本発明の画像検出部に相当する。
後処理装置30では、所定の後処理に対応する後処理部(図示しない)を備えており、後処理設定に従って中継装置20から搬送される用紙に、折り、中綴じステイプルなどの所定の後処理が行われる。後処理装置30には、排紙部31、32を備えており、排紙先を切り替えて排紙することができる。後処理実行の設定がなされていない場合には、後処理を行うことなく排紙部31または排紙部32に排紙することができる。
次に、画像形成装置10の機能的構成を図2に基づいて説明する。
画像形成装置10は、制御ブロック部110とスキャナー部130と操作表示部140とプリンター部150とを有し、さらに、LAN3を通して端末PCなどの外部機器40から入力される画像データーを処理し、またはスキャナー部130で得た画像データーを、LAN3を通して外部機器40に転送可能にする画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160とを備えている。
制御ブロック部110には、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160に接続されたPCIバス112を有しており、該PCIバス112にDRAM制御IC111が接続されている。DRAM制御IC111には、画像メモリー(DRAM)120が接続されている。画像メモリー(DRAM)120には、圧縮画像データーを格納するための圧縮メモリー121と、画像形成前にプリント対象の非圧縮画像データーを一時的に格納するためのページメモリー122とを有している。
また、PCIバス112には、コントローラーIC118を介してHDD119(ハードディスク)が接続されており、該HDD119には、スキャナー部130で取得した画像データーや画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160に接続された外部機器40などにより生成された画像データー等を保存する。
上記画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160で取得される画像データーやHDD119に格納された画像データーは、プリント動作に伴ってPCIバス112を通してDRAM制御IC111へと送信される。
また、制御ブロック部110には、制御CPU113を備えており、制御CPU113にDRAM制御IC111が接続されている。
制御CPU113には、RAM114が接続されており、制御CPU113の動作に際し、作業領域として使用されたり、データーの一時記憶などに利用される。
さらに、制御CPU113には、フラッシュメモリーなどにより構成される不揮発メモリー115が接続されている。不揮発メモリー115には、画像形成装置10の初期印刷設定情報や、プロセス制御パラメータ等の機械設定情報、出力設定の初期データー、出力画像を読み取る指定、読み取った画像が正常でないと判断される場合の要因の区分、異常と判断する際の各要因における基準、該要因におけるジョブ停止の閾値や制御CPU113を動作させるためのプログラム等が格納されている。
上記RAM114、不揮発メモリー115、HDD119などの少なくとも1つは本発明の記憶部として機能することができる。
制御CPU113は、不揮発メモリー115の不揮発データーを読み取り可能であり、また、所望のデーターを不揮発メモリー115に書き込むことが可能である。
制御CPU113は、上記機械設定情報や印刷設定情報、出力設定などに従って画像形成装置10の各部を動作制御する。
制御CPU113は、本発明の制御部を構成し、画像形成装置1全体を制御する。
制御CPU113は、ジョブの出力設定や操作指示などを操作表示部140を通して行うことができる。
スキャナー部130は、光学読み取りを行うCCD131と、スキャナー部130全体の制御を行うスキャナー制御部132とを備えている。スキャナー制御部132は、制御CPU113とシリアル通信可能に接続されている。また、CCD131は、CCD131で読み取った画像データーを処理する読み取り処理部116に接続され、読み取り処理部116は、DRAM制御IC111に制御可能に接続されている。
読み取り処理部116は、CCD131から入力されたアナログ画像信号に、アナログ信号処理、A/D(Analog to Digital)変換処理、シェーディング処理等の各種処理を施し、デジタル画像データーを生成して、圧縮/伸長IC117に出力する。
スキャナー部130では、画像形成装置10の上部プラテンガラスに置かれた原稿や、自動原稿給送装置(ADF)14で自動搬送される原稿の画像を読み取る。
操作表示部140は、表示部と操作部とを兼ね、タッチパネルで構成されるLCD141と、操作表示部全体を制御する操作表示部制御部142とを備えており、操作表示部制御部142は制御CPU113にシリアル通信可能に接続されている。
操作表示部140では、制御CPU113の制御を受けて、LCD141によって、画像形成装置10における出力条件設定や動作制御条件などの機械設定入力、各給紙トレイの用紙情報(サイズ、紙種)の設定入力や、設定内容の表示、メッセージなどの所望の情報等の表示、さらにインラインセンサー25で読み取った出力画像のイメージ表示、イメージ表示に関する操作指示や設定入力、表示などが可能になっている。
前記DRAM制御IC111には、画像データーを圧縮または伸長することができる圧縮/伸長IC117が接続されている。DRAM制御IC111は、制御CPU113からの指示に従って、圧縮/伸長IC117による画像データーの圧縮処理及び圧縮画像データーの伸長処理を制御するとともに、画像メモリー(DRAM)120への画像データーの入出力制御を行う。
書き込み処理部123は、プリンター部150のLD152などを備える画像形成部11に接続され、画像データーに基づいてLD152の動作に用いられる書き込みデーターを生成する。
プリンター部150は、上記画像形成部11と、給紙トレイ12、搬送経路13、反転搬送経路16、定着器15などにより構成される。
また、プリンター部150は、プリンター部150の全体(給紙、画像形成、排紙、後処理など)を制御するプリンター制御部151を備えており、プリンター制御部151は前記した制御CPU113にシリアル通信可能に接続されている。プリンター制御部151は制御CPU113の制御指令に従って動作して、プリンター部150を制御し、用紙搬送、画像形成などを行う。
また、上記のようにDRAM制御IC111が接続されたPCIバス112には、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160のDRAM制御IC161が接続されている。画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160は、画像形成装置10をネットワークプリンターやネットワークスキャナーとして使用する場合に、LAN3に接続される外部機器40などから画像データー等を画像形成装置10で受信したり、スキャナー部130で取得した画像データーをLAN3に接続される外部機器40などに送信したりするものである。
画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160では、DRAM制御IC161に、DRAMなどで構成される画像メモリー162が接続されている。また、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160では、共通バスにDRAM制御IC161と、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160全体の制御を行うコントローラー制御部163、LAN制御部164、LANインターフェース165が接続されている。LANインターフェース165は、LAN3に接続されている。
さらに、制御CPU113には、中継装置20内に配置されたインラインセンサー25のインラインセンサー制御部25aが制御可能に接続されており、インラインセンサー制御部25aを介して制御CPU113によってインラインセンサー25の動作を制御することができる。また、インラインセンサー25における読み取り結果は制御CPU113で受信することができる。
次に、上記画像形成装置10および画像形成システム1の基本的動作について説明する。
先ず、画像形成装置10において画像データーを蓄積する手順について説明する。
画像形成装置10において、スキャナー部130で画像を読み取り画像データーを生成する場合について説明する。スキャナー部130において原稿からCCD131により画像を光学的に読み取る。この際には、制御CPU113から指令を受けるスキャナー制御部132によってCCD131の動作制御を行う。原稿の読み取りは、自動原稿給送装置(ADF)14によって原稿を自動給送しつつ行ってもよく、また、プラテンガラス上に原稿を置いて行ってもよい。
制御CPU113はプログラムによって動作し、操作表示部140による操作(読み取り指示やコピー指示)に基づいてスキャナー部130への指令を発行する。CCD131で読み取られた画像は、読み取り処理部116でデーター処理がなされ、データー処理された画像データーは、DRAM制御IC111を介して圧縮/伸長IC117に送られて所定の方法によって圧縮される。圧縮されたデーターは、DRAM制御IC111を介して画像メモリー(DRAM)120に格納される。HDD119に格納する場合は、圧縮メモリー121に一旦格納したデーターをDRAM制御IC111、コントローラーIC118を介してHDD119に送る。
この他に画像データーは、LAN3を介して画像形成装置10に入力されることもある。上記画像データーとしては、例えば外部機器40などのアプリケーションプログラム等により生成されたものなどが挙げられる。画像データーの生成方法は特に限定されるものではない。
該画像データーは、LAN3、LANインターフェース165を介して画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160で受信され、DRAM制御IC161によって画像メモリー162に一旦格納される。画像メモリー162に格納されたデーターは、PCIバス112を介してDRAM制御IC111に転送され、ページメモリー122に一旦格納される。ページメモリー122に格納されたデーターは、DRAM制御IC111を介して圧縮/伸長IC117に送られて圧縮処理され、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリー121に格納される。HDD119に格納する場合は、圧縮メモリー121に一旦格納したデーターをDRAM制御IC111、コントローラーIC118を介してHDD119に送る。
上記画像データーの蓄積に際しては、画像データーの蓄積前または蓄積後に出力設定がなされる。該出力設定は、前記操作表示部140に操作入力が可能な設定画面を表示して、操作者による操作入力によって行うことができる。また、初期設定において出力設定項目が選択されており、操作者による設定入力がなされない場合にも該初期設定によって出力設定がなされる。
画像形成装置10で画像出力を行う場合、すなわち複写機やプリンターとして使用する場合、圧縮メモリー121に格納された画像データーを、DRAM制御IC111を介して圧縮/伸長IC117に送出してデーターを伸長し、伸長したデーターを書き込み処理部123に送出し、帯電部で帯電した感光体11aへLD152によって書き込みを行う。なお、HDD119に格納された画像データーを用いる場合は、HDD119に格納された画像データーを、DRAM制御IC111を介して一旦、圧縮メモリー121に格納し、圧縮メモリー121に格納された画像データーをDRAM制御IC111を介して圧縮/伸長IC117に送出してデーターを伸長し、伸長したデーターを上記と同様に書き込み処理部123に送出する。
プリンター部150では、制御CPU113の指令を受けたプリンター制御部151によって各部の制御が行われる。画像形成部11では感光体11aに書き込まれた潜像が図示しない現像部でトナー像として現像され、該トナー像が図示しない転写部で搬送経路13によって供給される用紙に転写され、定着器15で定着がなされる。感光体11aでは、トナー像が用紙転写された後、図示しないクリーニング部によって残留トナーが除去される。
なお、この実施形態では、モノクロの画像形成を前提にして説明したが、各色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)毎に感光体等を備える画像形成装置としたものであってもよい。
画像形成がなされた用紙は搬送経路13を経て中継装置20に搬送されるか、反転搬送経路16の反転部17で反転され、搬送経路13を経て中継装置20に搬送されるか、反転搬送経路16で搬送されて搬送経路13に環流される。搬送経路13に環流された用紙は、裏面側への画像形成と定着とが行われ、搬送経路13を通して中継装置20に搬送される。
中継装置20では、搬送経路23を搬送される用紙表面の出力画像の全部または一部がインラインセンサー25で読み取られ、読み取られた画像データーが制御CPU113に送信される。出力画像の読み取りは、設定された指示内容に従って行われる。設定内容は、不揮発メモリー115などに格納される。指示内容は初期設定されているものやユーザーによって設定されたものが考えられる。なお、画像形成装置10からそのまま排紙すると検出すべき画像が裏面側に位置してしまう場合、反転部17で反転した後、排紙することで、インラインセンサー25による裏面の画像検出を可能にする。また、搬送経路23の上下にそれぞれインラインセンサー25を配置して用紙の表裏の画像を一度に検出できるようにすることもできる。
用紙は、設定に従って反転・スタック部21にスタックされるか、そのまま搬送経路23を搬送されて後処理装置30へと搬送される。後処理装置30では、設定に従って所定の後処理が行われるか、後処理を行うことなく搬送され、それぞれ排紙部31などに排紙される。
なお、上記では、画像検出部が画像形成装置10の後段の装置に備えられるものについて説明したが、画像検出部が画像形成装置に備えられるものであってもよい。
図3は、画像検出部に相当するインラインセンサー18が画像形成装置10aに備えられたものを示している。インラインセンサー18は、インラインセンサー25と同様の構成とすることができる。
画像形成装置10aは、さらに後段に他の装置が接続されるものであってもよく、また、画像形成装置10aのみで構成されるものであってもよい。なお、前記した実施形態と同一の構成について同一の符号を付してその説明を省略または簡略にしている。
この実施形態では、定着器15の下流側であって、搬送経路13から反転搬送経路16が分岐する地点の上流側の搬送経路13にインラインセンサー18が配置されている。
この実施形態では、用紙の表裏に画像を形成する場合、表裏の出力画像をインラインセンサー18で読み取ることができる。
すなわち、定着器15を経た用紙を用紙反転経路16に導入し、反転部17で表裏を反転した後、搬送経路13に返流することで、用紙の裏面側に画像が形成され、その画像は、定着器15の下流側でインラインセンサー18で読み取ることができる。そして、インラインセンサー18の読み取り結果は、制御CPU113に送信される。
この形態では、定着器15を通過後、反転搬送経路16に至る前に読み取りを実施できるため、両面をインラインセンサーで読み取る目的のみで用紙を反転させる必要はない。
上記画像形成システム1において、インラインセンサー18やインラインセンサー25で画像を検出し、その画像の情報が制御CPU113に送信される。画像の情報を取得した制御CPU113では、出力される画像データーを把握しており、この画像データーとインラインセンサー18、25で検出した画像の情報とを比較して、用紙上に出力された画像が正常であるか、異常であるかを判定することができる。その際の判定基準としては、項目毎、例えば、表裏位置ズレ、色位置ズレ(Y/M/C/Kの各色毎)、濃度異常(Y/M/C/Kの各色毎)、トナー汚れ(Y/M/C/Kの各色毎)などで基準を定めておき、いずれかの項目で基準を超える、基準を外れるなどすると異常であると判定し、いずれも基準内であれば正常であると判定することができる。異常判定のための基準は、例えば不揮発メモリー115やHDD119に格納しておくことができる。
画像が異常と判定された場合、通常は、図4に示すように、機内に搬送状態の他の用紙が残留する。図4は、Y/M/C/K色とCL(クリア)毎に画像形成部11Y、11M、11C、11K、11CLが備えられ、中間転写ベルト11dと二次転写部11eとを有する画像形成装置10bを示しており、転写器15の下流側であって、反転経路16の上流側にインラインセンサー18が配置されている
インラインセンサー18で用紙Aで画像の異常が検出されると、機内には、搬送経路13上に後続の画像転写直後の用紙Bが位置し、さらに後続の用紙Cが、トレイ12から給紙途中で搬送経路13に一部が掛かった状態にある。また、用紙Aに先行する用紙Dが反転経路16に位置しており、これら用紙B、C、Dは、異常検出時に搬送状態で機内に残留した用紙として、従来は、そのまま排紙される。
図5は、図1で示される画像形成システム1で、画像の異常が検出された場合の排紙先を示すものである。正常の用紙は、排紙部31に排紙され、異常(ヤレともいう)が検出された用紙(ヤレ紙ともいう)と、異常検出時に残留していた用紙(同じくヤレ紙ともいう)は排紙部32に排紙されて区別される。
本実施形態では、この残留紙をそのまま排出するのではなく、インラインセンサー18、25で画像を検出して検出結果を利用するものである。以下に、そのフロー1のシーケンスの例を図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部による制御によって実行される。
プリントの開始に伴って、定着器を経た用紙の画像がインラインセンサーで読み取られる(ステップs1)。読み取られた画像の情報は制御部で取得され、予め定めた要因や閾値により異常が検知されたかを判定する(ステップs2)。異常がなければ(ステップs2、正常)、次ページの読取り手順を進め(ステップs3)、インラインセンサーで読み取りを行う(ステップs1)。
順次のページで同様の手順を進め、画像に異常が検知されたと判定されると(ステップs2、異常)、異常要因をRAM114やHDD119などに保存する(ステップs4)。この実施形態では、異常要因をページ情報とともに保存する。表1は、ページ情報、制御情報を含むテーブルであり、上記検知結果に基づいて各ページ毎に読み取り結果(OKかNG)を記録し、異常(NG)の場合には、異常の要因を保存している。表1の例では、ページ1、2は、正常でページ3で最初に異常が検知されており、その要因はイエロー(Y)の色ズレとされている。
また、テーブルには、残留フラグ、印字要否、リプリント対象の項目が示されている。残留フラグは、給紙開始に伴ってONに設定され、インラインセンサーで画像を読み取るとOFFに設定される。また、異常検知の判定で、正常と判定されたものはリプリント項目はNoが設定され、異常の検知がされたページ(この例ではページ3)はリプリント項目がYesに設定される。
Figure 0006066058
次いで、機内残留紙の算出が行われる(ステップs5)。制御部では、例えば紙間が把握されており、機内残留紙を算出することができる。次いで、残留紙のページ情報を作成する(ステップs6)。残留紙のページ情報は、表2に示すように、異常が検知されるまでの用紙情報に付け加える形で得られる。なお、残留紙(この例ではページ4〜7)は、残留フラグがONに設定され、リプリント対象になっている。
Figure 0006066058
次いで、残留紙に対する制御情報を作成する(ステップs7)。制御情報では、残留紙の画像形成状態に応じて印字要否を決定し、要、不要を表3に示すように上記テーブルに格納する。この例では、残留紙であるページ4〜7のうち、ページ4、5では画像形成が完了したページであり、残留紙に対する印刷は不要とされる。一方、ページ6、7は、画像形成前のため、印刷は要とされる。
Figure 0006066058
次に、残留紙について画像が印字済みであるかを判定し(ステップs8)、印字済みであれば(ステップs8、印字済み)、残留紙の全ページに至ったかを判定する(ステップs10)。該当ページが画像印字済みでなければ(ステップs8、印字未)、画像パターンを印字情報に付加し、残留紙の全ページに至ったかを判定する(ステップs10)。残留紙の全ページに至っていなければ(ステップs10、残ページ有)、ステップs7に戻り、次ページについて同様の処理を行う。全ページに至っていれば(ステップs10、残ページ無)、残留紙に対する制御を行う(ステップs11)。具体的には、例えば、ステップs7で作成した制御情報を元に制御を行う。先ず、画像印字済みのページかを判定し(ステップs12)、印字済みでなければ(ステップ12、印字未)、該当用紙に予め定めたパターン印字を行う。パターンには、画像検査用に提供されるチャートなどを用いることができる。また、画像パターンは、当該ページについて異常とされた要因によってパターンの種類を選択するようにしてもよい。また、画像パターンではなく、原稿画像を印刷するようにしてもよい。
なお、残留紙への画像が印字済みであるか否かは、白紙か否かで判定することができ、また、特定の領域に画像が印字されているか否かによって判定することもできる。
上記によれば、画像が転写される前の残留ヤレ紙に対しては、画像パターンを印字し、インラインセンサー読取でヤレ紙チェックを実施することができる。
画像パターン印字後、または画像が印字済みである場合(ステップs12、印字済み)、次ページの読み取りの手順を進め(ステップs14)、次ページの画像をインラインセンサーで読み取り(ステップs15)、異常が検知されたかを判定する(ステップs16)。異常があれば(ステップs16、異常)、表4に示すように、残留紙における異常要因を前記したページ情報のテーブルに保存し(ステップs17)、残留紙の全ページに至ったかを判定する(ステップs18)。
なお、異常要因の保存に際しては、残留紙であることを明確にするため、インラインセンサー読み取り後も残留フラグはONのままにする。
上記によれば、ヤレ紙検知時(先頭ページ)、機内に残留するヤレ紙(後続ページ)も含めて、インラインセンサー読取でヤレ紙チェックを実施することができる。
なお、残留紙に対する印字もプリント動作の1つである。
異常が検知されなかった場合(ステップs16、正常)も、同様に残留紙の全ページに至ったかを判定する(ステップs18)。
全ページに至っていなければ(ステップs18、残ページ有)、ステップs11に戻り、残留紙に対する制御を行う。残留紙の全ページに至っていれば(ステップs18、残ページ無)、処理を終了する。
上記手順では、機内に残留した用紙の画像を検出することで、再度異常が検知された場合に異常の要因を保存してその情報を利用することができる。
Figure 0006066058
上記異常が検知された用紙と機内に残留した用紙とは、ヤレ紙として排紙し、これらのページ分をリプリントすることで正常印刷分に使用するものを得ることができる。すなわち、ヤレ紙検知時の先頭ページから、残留ヤレ紙迄の範囲をリプリント対象とし、リプリント動作を実施することができる。リプリントはプリント動作の1つである。
なお、リプリントに際しては、異常が検知された用紙と機内に残留した用紙分における用紙情報と異常要因とがテーブルとして記録されている。
また、表5に示すように、異常リスト(要因と発生回数)と、異常が生じた場合に印刷を停止するための閾値(回数)とが、要因区分毎に予め設定されている。該閾値は、不揮発メモリー115やHDD119に格納することができる。
Figure 0006066058
次に、リプリント時(フロー2)のシーケンスを図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部による制御によって実行される。
リプリントの開始に伴って、定着器を経た用紙の画像がインラインセンサーで読み取られる(ステップs20)。読み取られた画像の情報は制御部で取得され、予め定めた要因や基準により異常が検知されたかを判定する(ステップs21)。異常がなければ(ステップs21、正常)、次ページの読取り手順を進め(ステップs22)、インラインセンサーで読み取りを行う(ステップs20)。
順次のページで同様の手順を進め、画像の異常が検知されたと判定されると(ステップs21、異常)、異常要因を判別し、表6に示すように表5の履歴に回数を加算するとともに、フロー1で検知したエラー要因をチェックし、同じ異常かを判定する(ステップs23)。前回のプリントでの残留紙における異常の要因は、例えば、表4に示すテーブルに格納されている。リプリント時の異常も、例えば、表裏位置ズレ、色位置ズレ(Y/M/C/Kの各色毎)、濃度異常(Y/M/C/Kの各色毎)、トナー汚れ(Y/M/C/Kの各色毎)などの要因で基準を定めておき、いずれかの項目で基準を超えたり、基準を外れると該当要因で異常であると判定し、いずれも基準内であれば正常であると判定することができる。異常判定のための基準は、例えば不揮発メモリー115やHDD119に格納しておくことができる。
Figure 0006066058
例えば表7の第1の表に示すように、今回のリプリントと、その前のプリント(前のプリント動作やその残留紙印字、前回のリプリントなど)とで異常の要因が同じ場合(ステップs23、同じ異常;この例ではページ3でイエロー色ズレ)、リプリントでの異常が閾値を超えているかを判定する(ステップs24)。異常の閾値は、例えば不揮発メモリー115やHDD119に格納しておくことができる。なお、閾値は、ユーザーが設定変更できるようにしたり、ユーザー毎に設定できるようにしてもよい。異常が閾値を超えていると判定される場合(ステップs24、超えている)、印刷処理を停止し、シーケンスを終了する(ステップs25)。
また、表7の第2の表に示すようにステップs23で今回のリプリントと、その前のプリントとで異常の要因が異なる場合(ステップs23、異なる異常;この例では、ページ5で初めてマゼンタ色ズレが検出)、または今回のリプリントと、その前のプリントとで異常の要因が同じで、異常が閾値を超えない場合(ステップs24、超えていない)、今回のリプリントでの異常の要因を、表7に示すようにページ情報に追加して保存する(ステップs26)。
Figure 0006066058
次いで、リプリントにおける機内残留紙の算出が行われる(ステップs27)。制御部では、例えば紙間が把握されており、機内残留紙を算出することができる。次いで、残留紙のページ情報を作成する(ステップs28)。残留紙のページ情報は、表8に示すように、異常が検知されるまでの用紙情報に加える形で得られる。なお、残留紙は、残留フラグがONに設定され、さらにリプリント対象になっている。
Figure 0006066058
次いで、残留紙に対する制御情報を作成する(ステップs29)。制御情報では、残留紙の位置に応じて印字要否を決定し、要、不要を表8に示すように、上記テーブルに格納する。この例では、リプリント残留紙であるページ6〜8のうち、ページ6、7では画像形成が完了したページであり、残留紙に対する印刷は不要とされる。一方、ページ8は、画像形成前のため、印刷は要とされる。
次に、残留紙について画像が印字済みであるかを判定し(ステップs30)、印字済みであれば(ステップs30、印字済み)、残留紙の全ページに至ったかを判定する(ステップs32)。該当ページが画像印字済みでなければ(ステップs30、印字未)、画像パターンを印字情報に付加し、残留紙の全ページに至ったかを判定する(ステップs32)。残留紙の全ページに至っていなければ(ステップs32、残ページ有)、ステップs29に戻り、次ページについて同様の処理を行う。全ページに至っていれば(ステップ32、残ページ無)、残留紙に対する制御を行う(ステップs33)。具体的には、例えば、ステップs29で作成した制御情報を元に制御を行う。先ず、画像印字済みのページかを判定し(ステップs34)、印字済みでなければ(ステップ34、印字未)、該当用紙に予め定めたパターン印字を行う(ステップs35)。パターンには、画像検査用に提供されるチャートなどを用いることができる。また、画像パターンは、当該ページについて異常とされた要因によってパターンの種類を選択するようにしてもよい。また、画像パターンではなく、原稿画像を印刷するようにしてもよい。
画像パターン印字(ステップs35)後、または画像が印字済みである場合(ステップs34、印字済み)、次ページの読み取りの手順を進め(ステップs36)、次ページの画像をインラインセンサーで読み取り(ステップs37)、異常が検知されたかを判定する(ステップs38)。異常があれば(ステップs38、異常)、異常要因を判別し、表6に示すように異常リストの履歴回数に加算するとともに、フロー1で検知したエラー要因をチェックし、同じ異常かを判定する(ステップs39)。また、残留ヤレ紙ページとリプリント動作時の対応するページで、ヤレ検知時の要因が同じか否かのチェックを実施することもできる。
前回のプリントでの残留紙における異常の要因は、例えば、表4に示すテーブルに格納されている。リプリント時の異常も、例えば、表裏位置ズレ、色位置ズレ(Y/M/C/Kの各色毎)、濃度異常(Y/M/C/Kの各色毎)、トナー汚れ(Y/M/C/Kの各色毎)などの要因で基準値を定めておき、いずれかの項目で基準値を超えると該当要因で異常であると判定し、いずれも基準値を超えなければ正常であると判定することができる。異常判定のための基準値は、例えば不揮発メモリー115やHDD119に格納しておくことができる。
今回のリプリントでの残留紙と、その前のプリントとで異常の要因が同じ場合(ステップs39、同じ異常)、リプリントでの残留紙の異常が閾値を超えているかを判定する(ステップs40)。異常の閾値は、例えば不揮発メモリー115やHDD119に格納しておくことができる。なお、閾値は、ユーザーが設定変更できるようにしたり、ユーザー毎に設定できるようにしてもよい。異常が閾値を超えていると判定される場合(ステップs40、超えている)、印刷処理を停止し、処理を終了する(ステップs41)。ステップs38で、今回のリプリント残留紙と、その前のプリントとで異常の要因が異なる場合(ステップs39、異なる異常)、または今回のリプリント残留紙と、その前のプリントとで異常の要因が同じで、異常が閾値を超えない場合(ステップs40、超えていない)、今回のリプリント残留紙での異常の要因を、表9に示すテーブルのようにRAM114やHDD119などに保存する(ステップs42)。
異常検知判定で異常がないと判定される場合(ステップs38、正常)、またはステップs42の後、残留紙の全ページに至ったかを判定する(ステップs43)。残留紙の全ページに至っていなければ(ステップs43、残ページ有)、ステップs33に戻り、次ページについて同様の処理を行う。全ページに至っていれば(ステップ43、残ページ無)、処理を終了する。
Figure 0006066058
次に、異なるプリント動作間の連続したページの印刷で異常が検知された場合のフロー3のシーケンスを図8のフローチャートに基づいて説明する。
プリントの開始に伴って、定着器を経た用紙の画像がインラインセンサーで読み取られる(ステップs50)。読み取られた画像の情報は制御部で取得され、予め定めた要因や閾値により異常が検知されたかを判定する(ステップs51)。異常がなければ(ステップs51、正常)、次ページの読取り手順を進め(ステップs52)、インラインセンサーで読み取りを行う(ステップs50)。順次のページで同様の手順を進め、画像に異常が検知されたと判定されると(ステップs51、異常)、異常要因を判別し、表6に示すように異常リストの履歴回数に加算するとともに、表1に示すように異常要因を保存する(ステップs53)。異常の要因は、例えば、表裏位置ズレ、色位置ズレ(Y/M/C/Kの各色毎)、濃度異常(Y/M/C/Kの各色毎)、トナー汚れ(Y/M/C/Kの各色毎)などの要因で区別されており、不揮発メモリー115やHDD119に保存されている。
次いで、機内残留紙の算出が行われる(ステップs54)。制御部では、例えば紙間が把握されており、機内残留紙を算出することができる。次いで、残留紙のページ情報を作成する(ステップs55)。残留紙のページ情報は、表2に示すように、異常が検知されるまでの用紙情報に加える形で得られる。なお、残留紙は、残留フラグがONに設定され、リプリント対象になっている。
次いで、残留紙に対する制御情報を作成する(ステップs56)。制御情報では、残留紙の位置に応じて印字要否を決定し、要、不要を表3に示す上記テーブルに格納する。
次に、残留紙について画像が印字済みであるかを判定し(ステップs57)、印字済みであれば(ステップs57、印字済み)、残留紙の全ページに至ったかを判定する(ステップs59)。該当ページが画像印字済みでなければ(ステップs57、印字未)、画像パターンを印字情報に付加し、残留紙の全ページに至ったかを判定する(ステップs59)。残留紙の全ページに至っていなければ(ステップs59、残ページ有)、ステップs56に戻り、次ページについて同様の処理を行う。全ページに至っていれば(ステップ59、残ページ無)、残留紙に対する制御を行う(ステップs60)。具体的には、例えば、ステップs56で作成した制御情報を元に制御を行う。画像印字済みのページかを判定し(ステップs61)、印字済みでなければ(ステップ61、印字未)、該当用紙に予め定めたパターン印字を行う(ステップs62)。パターンには、画像検査用に提供されるチャートなどを用いることができる。また、画像パターンは、当該ページについて異常とされた要因によってパターンの種類を選択するようにしてもよい。また、画像パターンではなく、原稿画像を印刷するようにしてもよい。
画像パターン印字(ステップs62)後、または画像が印字済みである場合(ステップs61、印字済み)、次ページの読み取りの手順を進め(ステップs63)、次ページの画像をインラインセンサーで読み取り(ステップs64)、異常が検知されたかを判定する(ステップs65)。異常があれば(ステップs65、異常)、ステップs51で検知した異常の要因に基づいて、前記異常の用紙に連続した残留紙のページで異常が発生し、かつ同じ異常かを判定する(ステップs66)。連続した印刷において同じ異常が発生している場合(ステップs66、同じ異常)、異常が閾値を超えているかを判定する(ステップs67)。異常が閾値を超えている場合(ステップs67、超えている)、印刷処理を停止し、シーケンスを終了する(ステップs68)。連続したページの印刷における異常発生でない場合、または、連続したページの印刷における異常発生で、同じ異常要因でない場合(ステップs66、異なる異常)、または閾値を超えていない場合(ステップs67、超えていない)、異常要因をページ情報に保存する(ステップs69)。
異常検知判定で異常がないと判定される場合(ステップs65、正常)、またはステップs69の後、残留紙の全ページに至ったかを判定する(ステップs70)。残留紙の全ページに至っていなければ(ステップs70、残ページ有)、ステップs60に戻り、次ページについて同様の処理を行う。全ページに至っていれば(ステップs70、残ページ無)、処理を終了する。
次に、異常検知時の印刷停止のフロー4のシーケンスを図9のフローチャートに基づいて具体的に説明する。
シーケンス開始に伴い、前記各フローと同様に、異常が検知されたかを判定する(ステップs80)。異常がなければ(ステップs80、No)、リプリント動作をする(ステップs81)。異常が検知された場合(ステップs80、Yes)、まず表裏位置ズレかを判定する(ステップs82)。表裏位置ズレである場合(ステップs82、Yes)、表5に示す異常履歴における異常NG要因テーブルの表裏位置ズレの項目へカウントを加算し(ステップs83)、閾値を超えているかの判定を行う(ステップs88)。表裏位置ズレでない場合(ステップs82、No)、色ズレかを判定する(ステップs84)。色ズレである場合(ステップs84、Yes)、色はY/M/C/Kの何れかを判定する(ステップs87)。次いで、該当する色について閾値を超えているかを判定する(ステップs88)。
色ズレでない場合(ステップs84、No)、濃度異常かを判定する(ステップs85)。濃度異常である場合(ステップs85、Yes)、色はY/M/C/Kの何れかを判定する(ステップs87)。次いで、該当する色について閾値を超えているかを判定する(ステップs88)。
濃度異常でない場合(ステップs85、No)、トナー汚れかを判定する(ステップs86)。トナー汚れの場合(ステップs86、Yes)、色はY/M/C/Kの何れかを判定する(ステップs87)。次いで、該当する色について閾値を超えているかを判定する(ステップs88)。
その他の異常である場合(ステップs86、No)、その他の異常要因を判別し(ステップs89)、印刷を停止し(ステップs90)、処理を終了する。
異常が閾値を超えているかの判定(ステップs88)で、閾値を超えていないと判定されると(ステップs88、No)、リプリント動作をする(ステップs81)。表10に示すように、いずれかの項目で閾値を超えていると判定されると(ステップs88、Yes)、印刷を停止し(ステップs90)、処理を終了する。表10の例では、イエローの色ズレの検知回数が6回で、閾値である5回を超えている。
Figure 0006066058
次に、異常検知に際し、排紙トレイの選択を行うフロー5のシーケンスについて図10のフローチャートに基づいて説明する。
用紙の画像をインラインセンサーで読み取り(ステップs100)、通常読み取りか、異常検知後のヤレ紙読み取りかを判定する(ステップs101)。ヤレ紙読取の場合(ステップs101、ヤレ紙読取)、ヤレ紙用トレイに排紙し(ステップs104)、全ページ排紙かを判定する(ステップs105)。通常読取の場合(ステップs101、通常読取)、異常が検知されたかを判定する(ステップs102)。異常が検知されれば(ステップs102、Yes)、ヤレ紙用トレイに排紙し(ステップs104)、全ページ排紙かを判定する(ステップs105)。異常が検知されなければ(ステップs102、No)、通常用トレイに排紙し(ステップs103)、全ページ排紙かを判定する(ステップs105)。全ページ排紙でなければ(ステップs105、No)、ステップs100に戻って次ページの読み取りを順次行い、全ページ排紙であれば(ステップs105、Yes)、処理を終了する。
次に、異常検知時のフィードバックに関するフロー6のシーケンスについて図11のフローチャートに基づいて説明する。
先ず異常リストを読み込み(ステップs110)、表裏位置ズレの発生有無を判定する(ステップs111)。表11は、異常リストの例を示しており、この例では、イエロー色ズレとマゼンタの濃度異常で閾値を超えている。
表裏位置ズレ発生が有れば(ステップs111、有)、用紙位置を調整するレジスト調整を実行し(ステップs112)、色ズレ発生有無の判定(ステップs113)に移行する。表裏位置ズレの発生がない場合(ステップs111、無)も同様に色ズレ発生有無の判定(ステップs113)に移行する。
色ズレ発生が有れば(ステップs113、有)、該当の色ズレを調整するため、カラーレジスト調整を実行し(ステップs114)、濃度異常発生有無の判定(ステップs115)に移行する。色ズレの発生がない場合(ステップs113、無)も同様に濃度異常発生有無の判定(ステップs115)に移行する。
濃度異常発生が有れば(ステップs115、有)、濃度バランス調整、最高濃度調整、細線化強度調整などを実行し(ステップs116)、トナー汚れ発生有無の判定(ステップs117)に移行する。濃度異常の発生がない場合(ステップs115、無)も同様にトナー汚れ発生有無の判定(ステップs117)に移行する。
トナー汚れ発生が有れば(ステップs117、有)、白紙ページ印字を実行し、白紙クリーニングを行い(ステップs118)、NGリスト全チェック済みかを判定する(ステップs119)。NGリスト全チェック済みでない場合(ステップs119、No)、ステップs110に戻り、異常リストの読み込みを行う。図のフローには示していないが、その他の異常項目についても同様にフィードバック制御を行うようにすることができる。
NGリストの全チェックが済んでいれば処理を終了する。
Figure 0006066058
この実施形態によれば、単純に無駄なページを排紙するだけでなく、有効な情報を保存しフィードバックすることで、連続した異常発生を抑えることが可能になり、無駄なリプリント動作を抑制する。
図12〜図14は、用紙模式図により各プリント動作における異常検出時の動作を説明するものである。なお、網掛けは、画像形成がされていることを示している。
図12のプリント動作では、Nページのジョブにおけるプリントで、ページ4で位置ズレが検出され、ページ5〜7が給紙済みの搬送状態で機内への残留紙となっている。残留紙のうちページ5には、画像が形成され、ページ6、7には画像が形成されていない。
これらの残留紙は、順次排紙するとともに、インラインセンサーで画像が読み取られる。この際に画像が形成されていないページ6、7の用紙には、画像パターンが印字されて画像が読み取られている。さらにページ4以降のリプリント動作が可能になっている。
なお、残留紙への印字、リプリント動作は、それぞれ異なるプリント動作に相当するものである。
図13のプリント動作では、上記と同様に、Nページのジョブにおけるプリントで、ページ4で位置ズレが検出され、ページ5〜7が給紙済みの搬送状態で機内への残留紙となっている。残留紙のうちページ5には、画像が形成され、ページ6、7には画像が形成されていない。
これらの残留紙は、順次排紙するとともに、インラインセンサーで画像が読み取られる。この際に画像が形成されていないページ6、7の用紙には、画像パターンが印字されて画像が読み取られている。
さらにページ4以降のリプリント動作がなされて、プリント動作時と同じページで、かつ同じ要因(この例では画像位置ズレ)で異常が発生した例である。この場合、該当要因が閾値を超えたかでリプリントを継続するか停止するかを決定することができる。
図14のプリント動作では、上記と同様に、Nページのジョブにおけるプリントで、ページ4で位置ズレが検出され、ページ5〜7が給紙済みの搬送状態で機内への残留紙となっている。残留紙のうちページ5には、画像が形成され、ページ6、7には画像が形成されていない。
これらの残留紙は、順次排紙するとともに、インラインセンサーで画像が読み取られる。この際に画像が形成されていないページ6、7の用紙には、画像パターンが印字されて画像が読み取られている。
残留紙の画像読取では、画像が正常かが判定され、ページ5、7は正常と判定されたものの、ページ6で、プリント動作時のページ4と同じ要因(この例では画像位置ズレ)で異常が発生した。このため、プリント動作と連続するページ中に同じ異常要因が発生したと判定することができる。この場合、該当する異常の要因が閾値を超えたかでリプリントを継続するか停止するかを決定することができる。
また、上記各実施形態では、以下の構成に特徴を有している。
1.定着通過後に出力用紙の画像を読取るインラインセンサーを有する。
2.インラインセンサーで、表裏位置ズレ、色位置ズレ、文字濃度異常、画像濃度異常、トナー汚れを検出する手段を有する。
3.異常検知時に、機内に残留しているページに対してもインラインセンサーで異常を検知する手段を有する。
4.異常検知時に、機内に残留しているページの中で、画像印字前のページに画像パターン(チャート)、もしくは原稿画像を印字する手段を有する。
5.インラインセンサーで検知した異常の要因とページ情報を算出する手段を有する。
6.異常検知時に、先頭ページと残留ページをリプリントする手段を有する。
7.リプリント動作時に異常を検出した場合、該当ページの要因履歴と比較し、同じ要因か否かを判断する手段を有する。
8.同じ要因の異常が連続して印字するページ間で発生した場合、閾値を超えているかを判断し、リプリント動作を停止させる手段を有する。
9.リプリント動作前に、異常要因から補正する手段を選択し自動的に補正する手段を有する。
以上、本発明について上記各実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は、上記実施形態の説明内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
1 画像形成システム
10 画像形成装置
10a 画像形成装置
10b 画像形成装置
11 画像形成部
18 インラインセンサー
20 中継装置
25 インラインセンサー
30 後処理装置
113 制御CPU
115 不揮発メモリー
130 スキャナー部
140 操作表示部
150 プリンター部

Claims (12)

  1. 用紙を搬送する用紙搬送部と、
    前記用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部の下流側で前記用紙搬送部によって搬送される用紙上の画像を検出する画像検出部と、
    前記画像検出部で検出された画像の情報を取得する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記画像の情報に基づいて前記画像が正常かを判定し、前記画像が正常でなく、画像異常があると判定した場合、搬送状態で機内に残留する残留紙を前記用紙搬送部によって搬送するとともに前記残留紙の少なくとも一部を対象にして画像未形成領域に画像形成部によって原稿画像または画像パターンを形成し、該残留紙上の画像を前記画像検出部で検出する制御を実行して前記用紙上の画像の情報を取得し、前記画像の情報に基づいて、前記画像が正常かを判定し、前記画像が正常でなく、異常であると判定する場合、先の画像異常の要因と同じ要因であるかを判定し、先の画像異常の要因と同じである場合に、印刷の停止手順への移行を可能にし、異なる画像異常の要因の場合は、印刷の停止手順への移行を行わないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像検出部は、定着器を通過した用紙上の画像を検出する位置に配置されており、前記制御部は、前記画像の情報に基づいて、前記画像の表裏位置ズレ、色位置ズレ、文字濃度、画像濃度、トナー汚れの少なくとも1つについて正常かを判定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像未形成領域は、白紙用紙の白紙面であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. データを保存する記憶部を有し、
    前記制御部は、前記判定によって画像が正常でないと判定した場合、正常でないと判定された該画像に係る用紙のページ情報と正常でない要因とを、前記記憶部に読み取り可能に保存することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記画像の情報に基づいて画像が正常でないと判定した場合、正常でないと判定した用紙の頁から少なくとも搬送状態で機内に残留した他の用紙の頁までを、リプリントする機能を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記リプリントの用紙上の画像を前記画像検出部で検出して画像の情報を取得し、前記画像の情報に基づいて前記画像が正常かを判定することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. データを保存する記憶部を有し、該記憶部に、以前のプリント動作において正常でないと判定された画像に係る用紙のページ情報と正常でない要因とが読み取り可能に保存されており、
    前記制御部は、現プリント動作において、前のプリント動作で画像が正常でないと判定された頁と同じ頁で画像が正常でなく、該当頁におけるそれぞれの正常でない要因が同じである場合、該要因による要因毎の画像異常の回数が閾値を超えると、現プリント動作を継続せずにジョブを停止することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、異なるプリント動作で連続して印刷するページ間で、前記判定によって画像が正常でなく、異常の要因が同じであるページが複数ある場合、該要因による要因毎の画像異常の回数が閾値を超えると、リプリント動作を継続せずにジョブを停止することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、正常でない要因として、以下の区分のいずれか1以上で管理することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
    ・表裏位置ズレ
    ・色位置ズレ(Y/M/C/Kの各色毎)
    ・濃度異常(Y/M/C/Kの各色毎)
    ・トナー汚れ(Y/M/C/Kの各色毎)
  10. 前記制御部は、前記画像が正常でないと判定された場合、リプリント前に画像形成に関する補正を行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 用紙に画像を形成する画像形成部と、外部装置で検出された画像の情報を取得する制御部と、を有する画像形成装置と、
    前記画像形成装置の下流側で搬送される用紙上の画像を検出する画像検出部を有する前記外部装置と、を備え、
    前記制御部は、前記画像の情報に基づいて前記画像が正常かを判定し、前記画像が正常でなく、画像異常があると判定した場合、搬送状態で機内に残留する残留紙を前記用紙搬送部によって搬送するとともに前記残留紙の少なくとも一部を対象にして画像未形成領域に画像形成部によって原稿画像または画像パターンを形成し、該残留紙上の画像を前記画像検出部で検出する制御を実行して前記用紙上の画像の情報を取得し、前記画像の情報に基づいて、前記画像が正常かを判定し、前記画像が正常でなく、異常であると判定する場合、先の画像異常の要因と同じ要因であるかを判定し、先の画像異常の要因と同じである場合に、印刷の停止手順への移行を可能にし、異なる画像異常の要因の場合は、印刷の停止手順への移行を行わないことを特徴とする画像形成システム。
  12. 用紙搬送されて画像形成を経た用紙上の画像を検出して該画像の情報を取得し、
    前記画像の情報に基づいて前記画像が正常かを判定し、前記画像が正常でなく、画像異常があると判定した場合、搬送状態で機内に残留する残留紙を前記用紙搬送部によって搬送するとともに前記残留紙の少なくとも一部を対象にして画像未形成領域に画像形成部によって原稿画像または画像パターンを形成し、該残留紙上の画像を前記画像検出部で検出する制御を実行して前記用紙上の画像の情報を取得し、前記画像の情報に基づいて、前記画像が正常かを判定し、前記画像が正常でなく、異常であると判定する場合、先の画像異常の要因と同じ要因であるかを判定し、先の画像異常の要因と同じである場合に、印刷の停止手順への移行を可能にし、異なる画像異常の要因の場合は、印刷の停止手順への移行を行わないことを特徴とする画像形成方法。
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