JP6057838B2 - 現像剤補給カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置 - Google Patents

現像剤補給カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、現像剤補給カートリッジ、現像剤補給カートリッジを有するプロセスカートリッジ、現像剤補給カートリッジを着脱可能に有する画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置において、電子写真感光体、及びこれに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化し、画像形成装置の装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。プロセスカートリッジ方式においては、ユーザ自身で装置のメンテナンスを行うことができるため、操作性を向上できる。
また、プロセスカートリッジ方式の一つとして、現像剤補給方式が知られている。この方式においては、互いに着脱可能な、現像プロセスを行うための現像カートリッジと、現像カートリッジに現像剤を補給するための現像剤補給カートリッジと、を有するプロセスカートリッジを採用する。
そして、現像剤補給カートリッジに形成される補給開口と、現像カートリッジに形成される受入開口を接続することにより、現像剤補給カートリッジ内の現像剤収容部に収容される現像剤を、現像カートリッジ内の現像剤収容部へ補給する構成をとっている。
ここで、ユーザが現像カートリッジや現像剤補給カートリッジを交換する際に、ユーザの手や衣服が現像剤で汚れないようにするための対策が必要となる。そのため、補給開口及び受入開口には、周辺への現像剤の漏れを防止するために、様々な構成の開閉可能なシャッタ機構が考えられている。
特許第4696168号公報
画像形成時において、シャッタ部は、補給開口から受入開口へ現像剤が補給可能に開放された開放状態にある必要がある。しかし、現像剤補給カートリッジを装置本体から取り出した状態において、現像剤補給カートリッジのシャッタ部付近にユーザが触れる等によってシャッタ部が開口を塞いだ閉鎖状態のまま画像形成動作が行われてしまう虞がある。このようにシャッタ部が閉鎖状態のまま画像形成装置の画像形成動作が行われると、現像剤補給カートリッジからプロセスカートリッジへ現像剤が補給されないため、画像不良が発生してしまう。また、開口に現像剤が詰まることで現像剤補給カートリッジの駆動トルクが増大し画像形成装置の動作不良が発生する虞がある。
上記課題に鑑みて、本発明の目的は、シャッタ部が正規の位置にない場合、画像形成動作が行われないようにすることである。
上記目的を達成するため、本発明に係る現像剤補給カートリッジは、
現像剤により画像を形成する画像形成装置の装置本体に着脱可能に構成されており、互いに当接離間可能に設けられる像担持体と現像剤担持体とを備える現像カートリッジに対して現像剤の補給動作を行う現像剤補給カートリッジであって、
現像剤が収容されており、現像剤が出入り可能な開口を有する現像剤収容部と、
前記開口を前記現像剤収容部の外部に対して閉鎖する閉位置と、前記開口を前記外部に対して開放する開位置と、の間を移動可能なシャッタ部と、
前記シャッタ部を前記閉位置に位置させる第1位置と、前記開位置に位置させる第2位置と、の間を現像剤補給カートリッジが前記装置本体の装着位置に着脱される際の移動に伴って移動するように構成された移動部であって、現像剤補給カートリッジが前記装着位置にある状態において前記第1位置に位置する場合、前記現像剤担持体と前記像担持体とが離間するように前記現像カートリッジを付勢する移動部と、
を有することを特徴とする。
また、本発明に係るプロセスカートリッジは、
互いに着脱可能に構成される、上記現像剤補給カートリッジと、前記現像カートリッジと、を有していることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、
上記現像剤補給カートリッジ、又は上記プロセスカートリッジを着脱可能に有し、
前記現像剤担持体と前記像担持体との当接離間状態に基づいて、前記シャッタ部の開閉状態を検知する検知部を有し、
前記検知部が前記シャッタ部が前記閉位置にあると検知した場合、画像形成動作を行わないことを特徴とする。
本発明によれば、シャッタ部が正規の位置にない場合、画像形成動作が行われない。
本実施例の離間状態を示す概略図 本実施例に係る画像形成装置の全体構成を示す概略断面図 本実施例の当接状態を示す概略断面図 本実施例に係るプロセスカートリッジの外観斜視図 本実施例に係る現像カートリッジの全体構成を示す外観斜視図 本実施例の受入側シャッタユニットの受入許容位置を示す概略断面図 本実施例の受入側シャッタユニットの受入停止位置を示す概略断面図 本実施例の受入側シャッタユニットの分解斜視図 現像剤補給開口封止部材の除去について説明する図 本実施例の規制部材について説明する説明図 本実施例に係る現像剤補給カートリッジを示す概略斜視図 現像剤補給側シャッタユニットの概略断面図 現像剤補給側シャッタユニットの分解斜視図 補給側シャッタユニットの拡大概略図 現像剤受入シャッタユニットの第一の動作を示す説明図 現像剤受入シャッタユニットの第二の動作を示す説明図 現像剤受入シャッタユニットの第三の動作を示す説明図 現像剤補給側シャッタの開閉動作を示す説明図 現像剤補給側シャッタの開閉動作を示す説明図 信号処理構成の一例を示す機能ブロック図 濃度センサの構成の一例を示す概略図 コントローラの主制御部の一例を示すブロック図 パッチ画像および階調値Y0〜Y4を表す図 開閉検知処理のフローチャート パッチ画像および階調値Y0〜Y4を表す図 駆動制御処理のフローチャート
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。また、以下の説明においては、特に区別を要しない場合、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKのいずれかの色用に設けられた要素であることを表すために符号に与えた添え字Y、M、C、Kは省略して説明を行う。
(実施例)
<画像形成装置の全体構成>
まず、図2〜図5を用いて、本実施例に係る電子写真画像形成装置(以下、「画像形成装置」という)の構成について説明する。図2は、本実施例に係る画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。図3は、本実施例の当接状態を示す概略図である。図3(a)は、当接状態における現像剤補給側シャッタユニットを示す概略図である。図3(b)は、当接状態におけるプロセスカートリッジを示す概略図である。図4は、本実施例に係るプロセスカートリッジの外観斜視図である。図5は、本実施例に係る現像カートリッジの全体構成を示す外観斜視図である。なお、図4においては、後述する受入側移動部29、補給側移動部52を省略して図示している。
本実施例に係る画像形成装置は、電子写真プロセスを用いた4色フルカラーレーザプリンタであり、記録シートやOHPシート等の記録媒体Sにカラー画像形成を行う。なお、本実施例においては画像形成装置として4色フルカラーレーザプリンタを用いて説明するが、これに限らず、電子写真複写機、LEDプリンタ、電子写真ファクシミリ装置、電子写真ワードプロセッサ等を用いても良い。
また、本実施例においては、現像剤補給方式を用いたプロセスカートリッジ方式を採用する。この方式においては、画像形成プロセスを行うためのプロセスカートリッジPが、画像形成装置本体(以下、「装置本体」という)100に着脱可能に構成されている。このプロセスカートリッジPは、互いに着脱可能に構成される、現像剤を用いて現像を行うための現像カートリッジT1と、現像カートリッジT1に現像剤を補給するための現像剤補給カートリッジT2と、を有している。なお、以下の説明において、装置本体100とは、画像形成装置の全体構成からプロセスカートリッジPを除いた部分のことを指す。
図2に示すように、本実施例に係る装置本体100内には、第1〜第4のプロセスカートリッジPY〜PKが、水平方向に並べられて配設されている。各プロセスカートリッジPは、互いに同様の電子写真プロセス機構を有しており、収容される現像剤の色や充填量は各々異なっている。プロセスカートリッジPには、それぞれ装置本体100から回転駆動力が伝達される。また、プロセスカートリッジPには、装置本体100から帯電バイアス、現像バイアス等が供給される。
第1の現像カートリッジT1Yは、図3(b)に示す現像剤収容部としての受入側現像剤収容部15内にイエローYの現像剤を収容しており、電子写真感光体ドラム(以下、「感光体ドラム」という)2の表面にイエローYの現像剤像を形成する。同様に、第2の現像カートリッジT1MはマゼンタMの現像剤を、第3の現像カートリッジT1CはシアンCの現像剤を、第4の現像カートリッジT1KはブラックKの現像剤を収容している。そして、各現像カートリッジT1M〜T2Cが備える各感光体ドラム2の表面に各色の現像剤像を形成する。
第1の現像剤補給カートリッジT2Yは、図3(b)に示す現像剤収容部としての補給側現像剤収容部40内にイエローYの現像剤を収容しており、同色の現像剤を収容する現
像カートリッジT1Y内にイエローYの現像剤を補給可能に構成されている。同様に、第2の現像剤補給カートリッジT2Mは、マゼンタMの現像剤を収容しており、同色の現像剤を収容する現像カートリッジT1MにマゼンタMの現像剤を補給可能に構成されている。同様に、第3の現像剤補給カートリッジT2Cは、シアンCの現像剤を収容しており、同色の現像剤を収容する現像カートリッジT1CにシアンCの現像剤を補給可能に構成されている。同様に、第4の現像剤補給カートリッジT2Kは、ブラックKの現像剤を収容しており、同色の現像剤を収容する現像カートリッジT1KにブラックKの現像剤を補給可能に構成されている。
ここで、図2に示すように、プロセスカートリッジPY〜PKの上方には、露光手段としてのレーザスキャナユニットLBが配設されている。レーザスキャナユニットLBは、画像情報に対応してレーザ光Lを出射する。出力されたレーザ光Lは、感光体ドラム2の表面上に走査露光される。
また、図2に示すように、プロセスカートリッジPY〜PKの下方には、一次転写部材としての中間転写ベルトユニット110が配設されている。中間転写ベルトユニット110は、可撓性を有する無端状の転写ベルト111と、この転写ベルト111を張設して回動させる駆動ローラ112、従動ローラ113、二次転写対向ローラ114を有する。
各プロセスカートリッジP(現像カートリッジT1)に備えられる感光体ドラム2は、転写ベルト111に接している。この感光体ドラム2と転写ベルト111とが接する接触部N1が一次転写部である。また、転写ベルト111の内周面側には、感光体ドラム2に対向して一次転写ローラ115が配設されている。また、転写ベルト111を介して二次転写対向ローラ114に対向する位置には、二次転写部材としての二次転写ローラ117が配置されている。転写ベルト111と二次転写ローラ117との接触部N2が二次転写部である。
また、中間転写ベルトユニット110の下方には、給送ユニット120が配設されている。この給送ユニット120は、記録媒体Sを収容する給送トレイ121と給送ローラ122とで構成される。また、装置本体100内の上方には定着ユニット130が配設されている。さらに、装置本体100の上面は排出トレイ100aとなっている。なお、記録媒体S上に転写されずに転写ベルト111上に残留した現像剤は、転写ベルト111に当接して配置されるベルトクリーニングユニット116によって除去、回収される。
<画像形成動作>
次に、図2、図3(b)を参照して、フルカラー画像を形成するための画像形成動作の概略について説明する。まず、第1〜第4の各プロセスカートリッジPY〜PKの感光体ドラム2が図2中矢印A方向に所定の速度で回転駆動される。また、転写ベルト111は図2中矢印B方向(感光体ドラム2の回転に順方向)に回転駆動される。この時、転写ベルト111の速度は、感光体ドラム2の速度に対応している。
また、感光体ドラム2と転写ベルト111が回転駆動するのと同時に、レーザスキャナユニットLBが駆動される。ここで、レーザスキャナユニットLBの駆動に同期して、各プロセスカートリッジPに備えられる帯電ローラ3が所定の極性、電位で感光体ドラム2の表面を一様に帯電する。そして、レーザスキャナユニットLBが、各色の画像信号に応じたレーザ光Lで各感光体ドラム2の表面を走査露光する。これにより、各感光体ドラム2の表面に対応色の画像信号に応じた静電潜像が形成される。
第1のプロセスカートリッジPYの感光体ドラム2の表面に形成された静電潜像は、現像ローラ11によって現像され、イエローYの現像剤像が形成される。そして、イエロー
Yの現像剤像は転写ベルト111上に一次転写される。その上に、第2〜第4のプロセスカートリッジの感光体ドラム2の表面に形成された現像剤像が重畳され、4色フルカラーの未定着の現像剤像が、転写ベルト111上に形成される。
一方、給送トレイ121に収容されている記録媒体Sが、所定の制御タイミングで二次転写部N2へと給送される。そして、二次転写部N2において、転写ベルト111上に形成された4色フルカラーの現像剤像が、記録媒体S上に一括して二次転写される。
さらに、4色フルカラーの現像剤像が二次転写された記録媒体Sは、転写ベルト111から分離されて、定着ユニット130へ導入される。そして、定着ニップ部で加熱、加圧されることにより、現像剤像が記録媒体S上に定着される。その後、フルカラー画像が定着された記録媒体Sは、排出トレイ100aに搬送されることで、画像形成動作は完了する。
<現像カートリッジ>
次に、図3(b)を用いて、本実施例に係る、現像プロセスを行うための現像カートリッジT1の構成の詳細について説明する。図3(b)に示すように、プロセスカートリッジPの現像カートリッジT1は、クリーニングユニット1と、現像ユニット10とを備えている。クリーニングユニット1は、現像剤像を担持可能な像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、「感光体ドラム」という)2と、この感光体ドラム2に作用する帯電ローラ3と、クリーニング部材6と、を備えている。また、現像ユニット10は、感光体ドラム2上(像担持体上)の静電潜像に現像剤を供給することにより現像するための現像ローラ11を備えている。クリーニングユニット1(クリーニング枠体7)と現像ユニット10(現像枠体14)とは互いに揺動可能に結合されており、感光体ドラム2と現像ローラ11とは当接離間可能となっている。
クリーニングユニット1の構成の詳細について説明する。図4中回転軸Xを長手方向とする感光体ドラム2は、クリーニング枠体7によって回転可能に支持されている。感光体ドラム2の一端には、図4に示すように、ドラム駆動カップリング2aが設けられている。感光体ドラム2とドラム駆動カップリング2aは、一体的に形成されている。ドラム駆動カップリング2aは、装置本体100のカップリング(不図示)と係合する。そして、装置本体100の駆動モータ(不図示)の駆動力がドラム駆動カップリング2aに伝達されることで、感光体ドラム2が図3(b)中矢印A方向に所定の速度で回転駆動する。
帯電ローラ3は、感光体ドラム2に接触しながら従動回転する。帯電ローラ3は、図3(b)に示すように、帯電ローラ軸受4を介して、クリーニング枠体7に取り付けられる。帯電ローラ3は、帯電ローラ3の回転中心と感光体ドラム2の回転中心を結ぶ線に沿って、矢印E方向に移動可能に取り付けられる。帯電ローラ3の回転軸3aは、帯電ローラ軸受4に回転可能に支持されている。帯電ローラ軸受4は、帯電ローラ加圧バネ5によって感光体ドラム2に向かって付勢される。
クリーニング部材6は、先端の弾性ゴムブレード6aと支持板金6bから構成されている。弾性ゴムブレード6aの先端は、感光体ドラム2の回転方向(図3(b)中矢印A方向)に対してカウンター方向に当接させている。クリーニング部材6は、感光体ドラム2に残留した現像剤を除去する。クリーニング部材6によって感光体ドラム2の周面から除去された現像剤は、クリーニング枠体7によって構成される除去現像剤収容部7aに収容される。
次に、図3(b)を参照して、現像ユニット10の構成の詳細について説明する。現像ユニット10は、図3(b)に示すように、現像ユニット10内の各種要素を支持する現
像枠体14を有する。現像枠体14は、現像部16と受入側現像剤収容部15とに分けられる。
現像部16には、現像剤担持体としての現像ローラ11、現像剤供給ローラ(以下、「供給ローラ」という)12、現像ブレード13が設けられている。現像ローラ11は、感光体ドラム2と接触して図3(b)中矢印D方向に回転する。供給ローラ12は、現像ローラ11と接触しながら、図3(b)中矢印F方向に回転する。供給ローラ12には、二つの役割がある。一つは、現像ローラ11上に現像部16内の現像剤を供給することである。もう一つは、現像に供されずに現像ローラ11上に残留した現像剤を剥ぎ取ることである。現像ブレード13は、現像ローラ11の周面上に接触することで、現像ローラ11上の現像剤の層厚を規制する。
一方、受入側現像剤収容部15には、現像剤補給カートリッジT2から補給される現像剤が収容されている。受入側現像剤収容部15は、図3(b)に示すように、第1収容部15aと第2収容部15bに分けられる。
第1収容部15aには、現像剤受入開口23が設けられている。現像剤受入開口23の上部には、受入側シャッタユニット24が配置されている。通常、受入側シャッタユニット24は閉じているが、装置本体100に現像カートリッジT1と現像剤補給カートリッジT2が装着された状態において、開く構成になっている。第2収容部15bは、現像開口17を介して現像部16と繋がっている。プロセスカートリッジPの未使用時において、現像開口17は封止部材で封止されている。この封止部材は、プロセスカートリッジPの物流時に受入側現像剤収容部15から現像剤が漏れるのを防止している。封止部材は、現像開口17の縁の面に溶着等により接着されている。
さらに、クリーニングユニット1と現像ユニット10の結合について説明する。図5に示すように、現像枠体14は、現像結合穴8(8R、8L)を有する。クリーニング枠体7には、図3(b)、図5に示すように、長手方向両端にクリーニング側板19(19R、19L)が設けられている。クリーニング側板19(19R、19L)は、クリーニング結合穴20(20R、20L)を有する。現像結合穴8(8R、8L)とクリーニング結合穴20(20R、20L)は、結合軸21(21R、21L)と嵌合することにより揺動可能に結合される。これにより、クリーニングユニット1と現像ユニット10が結合される。
クリーニングユニット1と現像ユニット10の間には、図3(b)、図5に示すように、加圧バネ22が配置される。加圧バネ22の付勢力によって、現像ユニット10は、現像結合穴8を中心に図3(b)中矢印G方向の回転モーメントを得る。これにより、現像ローラ11が感光体ドラム2に当接する。図3(b)は、現像ローラ11と感光体ドラム2との当接状態を示している。
<受入側シャッタユニットの構成>
次に、図6、図7を用いて、本実施例の現像カートリッジT1に備えられる受入側シャッタユニットの構成を説明する。図6は、本実施例の受入側シャッタユニットの現像剤受入許容位置を示す概略断面図である。図7は、本実施例の受入側シャッタユニットの現像剤受入停止位置を示す概略断面図である。受入側シャッタユニット24は受入回転部材26を備えている。以下、現像剤受入許容位置とは、受入回転部材26の貫通孔26bと現像剤受入開口23とが連通した受入回転部材26(受入側シャッタユニット24)の位置をいう。また、現像剤受入停止位置とは、受入回転部材26の貫通孔26bと現像剤受入開口23とが連通しない受入回転部材26(受入側シャッタユニット24)の位置をいう。
図6に示すように、受入側シャッタユニット24の受入シャッタ枠体25には、現像剤受入開口23と対応した第一受入開口25aと円弧面である軸受部25bが設けられている。受入シャッタ枠体25には、第一受入開口25aと対向する位置に第二受入開口25cが設けられている。
受入シャッタ枠体25の内部には、円筒状の受入回転部材26が配置されている。受入軸受部25bが受入回転部材26の外周面26aを受けることにより、受入シャッタ枠体25に対して受入回転部材26が回転可能に支持されている。受入回転部材26の外周面26aには、貫通孔26bが設けられている。貫通孔26bは、受入回転部材26が図6に示す回転位相にあるとき、現像剤受入開口23と連通し、現像剤受入許容位置となる。一方、図7に示す回転位相にあるとき、貫通孔26bと現像剤受入開口23は、連通しないため、現像剤受入停止位置となる。受入回転部材26の回転軸は、長手方向(プロセスカートリッジPの装着方向)と直交する方向に設定されている。
さらに、図6〜図8、図10を参照して、本実施例の受入側シャッタユニット24の構成の詳細を説明する。図8は、本実施例の受入側シャッタユニットの分解斜視図である。図10は、本実施例の受入側移動部の回転を規制するための規制部材について説明する説明図である。
図8に示すように、受入シャッタ枠体25に設けられた取り付け部25dに、受入回転部材26、受入回転シール部材27、受入シャッタ枠体カバー28を取り付ける。受入シャッタ枠体25と受入シャッタ枠体カバー28は、取り付け穴28aを受入シャッタ枠体25に設けられた爪部25eに引っ掛かることで結合される。受入シャッタ枠体カバー28を組み付けた後、受入回転部材26の軸部26cの先端の角穴26dには、受入側移動部29の角軸29cが圧入にて取り付けられる。このような構成により受入回転部材26と受入側移動部29は一体的に回転可能となっている。受入側移動部29は、回転中心から径方向に突出する4つの係合部29aを有している。各係合部29aには、係合溝が設けられており、係合溝の底を底部29bとする。
図7に示すように、受入側現像剤収容部15と受入シャッタ枠体25の間には、受入シール部材30が設けられる。受入シール部材30は、受入側現像剤収容部15と受入シャッタ枠体25との結合面からのトナー漏れを防ぐ役割を果たしている。なお、受入シール部材30には、現像剤受入開口23と対応した穴部30aが設けられている。
さらに、図8に示すように、現像カートリッジT1には、受入側移動部29の回転を規制するための規制部材31が設けられている。規制部材31は受入側現像剤収容部15に設けられたスライドレール32、33の爪部32a、33aによって、上下方向(矢印U2、U1方向)へスライド可能に設けられている。
また、規制部材31は、受入側現像剤収容部15と規制部材31の間に設けられた圧縮バネ34のバネ力(弾性力)により常に上方(矢印U2方向)に付勢されている。図10に示すように、このホームポジション(規制位置)では、規制部材31に設けられた規制凹部31aと受入側移動部29の係合部29aとが順次係合できる構成となっている。これによって、受入側移動部29の回転が規制される。即ち、係合部29aの外形が規制凹部31aと嵌合することによって、受入側移動部29の回転が規制される。なお、図8に示すように、受入シャッタ枠体25の最上面には、枠体シール部材35が配置されている。枠体シール部材35は、受入シャッタ枠体25の第二開口受入25cに対応した開口35aを有する。
<現像剤補給カートリッジ>
次に、図3(b)、図11を参照して、本実施例に係る現像剤補給カートリッジの構成について説明する。図11は、本実施例に係る現像剤補給カートリッジを示す概略斜視図である。なお、図11においては、内部構造を表すために枠体の一部を削除して作図してある。
現像剤補給カートリッジT2は、図3(b)に示すように、現像剤を収容するための現像剤収容部としての補給側現像剤収容部40を有している。補給側現像剤収容部40には、現像剤が出入り可能であって、現像カートリッジT1に現像剤を補給するための開口としての現像剤補給開口43が設けられている。また、現像剤補給開口43の下部には、補給側シャッタユニット44が設けられている。補給側シャッタユニット44はシャッタ部としての現像剤補給側シャッタ49を備えており、現像剤補給側シャッタ49は、現像剤補給開口43を補給側現像剤収容部40の外部に対して閉鎖する閉位置と、開放する開位置と、の間を移動可能に設けられている。通常、補給側シャッタユニット44は閉じているが、装置本体100に現像カートリッジT1と現像剤補給カートリッジT2が装着された状態において、開く構成になっている。なお、現像剤補給カートリッジT2による補給動作は、装置本体100に設けられた現像カートリッジT1の現像剤残量検知部(不図示)が、現像カートリッジT1内の現像剤残量不足を検知した時に行われる。
補給側現像剤収容部40内には、補給搬送部材41と補給攪拌部材42が設けられている。補給搬送部材41と補給攪拌部材42は、補給側現像剤収容部40を形成する枠体によって回転可能に支持されている。補給搬送部材41は、補給側現像剤収容部40内の現像剤を現像剤補給開口43に向けて搬送する。補給搬送部材41は、図11に示すように、表面にらせん状のフィン41aと戻しフィン41bが形成されたスクリュー部材である。フィン41aは、図11中矢印QA方向に現像剤を搬送する。戻しフィン41bは、フィン41aと逆方向である図11中矢印QB方向に現像剤を搬送する。
補給攪拌部材42は、補給攪拌軸42aと補給攪拌シート42bから形成されている。補給攪拌部材42の役割は、二つある。一つは、補給側現像剤収容部40内の現像剤を攪拌することである。もう一つは、攪拌した現像剤を補給搬送部材41に送ることである。補給搬送部材41の上部には、カバー部材47が設けられている。カバー部材47は、現像剤補給開口43と補給搬送部材41の長手方向の一部を覆っている。カバー部材47には、戻し穴47aが設けられている。
補給搬送部材41と補給攪拌部材42の長手方向の一端には、それぞれ補給搬送カップリング45と補給攪拌カップリング46が設けられている。補給搬送カップリング45と補給攪拌カップリング46は、装置本体100のカップリング(不図示)と係合する。補給搬送カップリング45と補給攪拌カップリング46に装置本体100の駆動モータ(不図示)の駆動力が伝達されることで、補給搬送部材41と補給攪拌部材42が所定の速度で回転駆動される。
現像剤補給カートリッジT2内の現像剤の搬送について説明する。補給側現像剤収容部40内の現像剤は、補給攪拌部材42によって攪拌され、補給搬送部材41へ送られる。補給搬送部材41に送られた現像剤は、カバー部材47まで搬送されるとカバー部材47によって一部が規制される。これにより、現像剤補給開口43から排出される現像剤の量が一定となる。カバー部材47内に搬送された現像剤は、現像剤補給開口43から現像カートリッジT1へ排出される。現像剤補給開口43から排出されなかった現像剤は、戻しフィン41bによって、戻し穴47aから補給攪拌部材42へ送られ、再び攪拌される。
ここで、図9を用いて、現像剤補給カートリッジT2の現像剤補給開口43の封止構成
について説明する。図9は、現像剤補給開口封止部材の除去について説明する図である。なお、説明の都合上、図9において補給側シャッタユニット44は不図示とした。
現像剤補給カートリッジT2の未使用時における現像剤補給開口43は、図9(a)に示すように、現像剤補給開口封止部材401で封止されている。現像剤補給開口封止部材401は、現像剤補給カートリッジT2の物流時に補給側現像剤収容部40から現像剤が漏れるのを防止している。現像剤補給開口封止部材401は、現像剤補給開口溶着部43aに溶着等で接着され、補給開口封止部材折り返し部401aにて折り返された状態にて、補給開口封止部材402によって付勢されている。
補給開口封止部材402は、現像剤補給開口封止部材401の除去後における補給側現像剤収容部40からの現像剤の漏れを防止する。補給開口封止部材長手端部401bは、補給側現像剤収容部40の外部において、現像剤補給開口封止部材除去部(以下、「補給巻取り部材」という)403と結合している。補給巻取り部材403は、補給巻取りギア部403aと補給巻取り軸部403bから形成されている。現像剤補給開口封止部材401は、補給巻取り軸部403bに両面テープ等によって接着される。現像剤補給カートリッジT2を使用する際、補給搬送カップリング45の駆動は、補給搬送カップリング45に設けられたギア部から補給第1アイドラギア404を介して補給巻き取りギア部403aに伝達され、補給巻き取り部材403が回転駆動する。これにより、現像剤補給開口封止部材401が巻き取られ、図9(c)に示すように現像剤補給開口43から除去される。
<現像剤補給側シャッタユニットの構成>
次に、図12〜図14を用いて、現像剤補給カートリッジT2に備えられる現像剤補給側シャッタユニットの構成を説明する。図12は、本実施例の現像剤補給側シャッタユニットの現像剤補給許容位置を示す概略断面図である。図13は、本実施例の現像剤補給側シャッタユニットの分解斜視図である。図14は、補給側シャッタユニットの拡大概略図である。図14(a)は、現像剤補給停止位置を示しており、図14(b)は、現像剤補給許容位置を示している。以下、開位置としての現像剤補給許容位置とは、現像剤補給側シャッタ49の貫通孔49bと現像剤補給開口43とが連通した補給側シャッタユニット44(現像剤補給側シャッタ49)の位置をいう。また、閉位置としての現像剤補給停止位置とは、貫通孔49bと現像剤補給開口43とが連通しない補給側シャッタユニット44(現像剤補給側シャッタ49)の位置をいう。
図12に示すように、補給側シャッタユニット44の補給シャッタ枠体48には、現像剤補給開口43と対応した第一補給開口48aと円弧面である軸受部48bが設けられている。補給シャッタ枠体48には、第一補給開口48aと対向する位置に第二補給開口48cが設けられている。
補給シャッタ枠体48の内部には、円筒状のシャッタ部としての現像剤補給側シャッタ49が配置されている。補給軸受部48bが現像剤補給側シャッタ49の外周面49aを受けることにより、補給シャッタ枠体48に対して現像剤補給側シャッタ49が回転可能に支持されている。現像剤補給側シャッタ49の外周面49aには、貫通孔49bが設けられている。
現像剤補給側シャッタ49が、図12に示す回転位相にあるとき、現像剤補給開口43と連通し、補給側シャッタユニット44は現像剤補給許容位置となる。また、現像剤補給側シャッタ49が、図7に示す受入回転部材26と同じ回転位相にあるとき、貫通孔49bと現像剤補給開口43は、連通しないため、補給側シャッタユニット44は現像剤補給停止位置となる。現像剤補給側シャッタ49の回転軸は、長手方向(現像剤補給カートリ
ッジの装着方向)と直交する方向に設定されている。装置本体100に現像カートリッジT1と現像剤補給カートリッジT2の両方が装着された状態において、通常、補給側シャッタユニット44は、現像剤補給許容位置にある。
また、図13に示すように、現像剤補給カートリッジT2には、現像剤補給側シャッタ49を現像剤補給停止位置に位置させる第1位置と、現像剤補給許容位置に位置させる第2位置と、の間を回転移動可能な移動部としての補給側移動部52が設けられている。この補給側移動部52は、第1位置で移動を開始すると現像剤補給カートリッジT2が所定の装着位置に到達したときに第2位置に位置するように構成されている。また、補給側移動部52は、図13に示すように、回転中心から外径方向に突出する、互いに対向する一対の第1突起部としての当接部52aと、互いに対向する一対の第2突起部としての係合部52bと、を有している。本実施例において、回転中心から先端部までの距離は、当接部52bの方が係合部52aよりも短い。また、係合部52bの突出方向と貫通孔49bの貫通方向とは、同位相になるように構成されており、当接部52aの突出方向と貫通孔49bの貫通方向とは、位相が90°ずれた構成となっている。
さらに、図13を参照して、本実施例の補給側シャッタユニット44の構成の詳細を説明する。図13に示すように、補給シャッタ枠体48に設けられた取り付け部48dに現像剤補給側シャッタ49、補給回転シール部材50、補給シャッタ枠体カバー51を取り付ける。補給シャッタ枠体48と補給シャッタ枠体カバー51は、取り付け穴51aを補給シャッタ枠体48に設けられた爪部48eに引っ掛かることで結合される。補給シャッタ枠体カバー51を組み付けた後、現像剤補給側シャッタ49の軸部49cの先端の角穴49dには、補給側移動部52の角軸52eが圧入にて取り付けられる。このような構成により現像剤補給側シャッタ49と補給側移動部52は一体的に回転可能となっている。
また、現像剤収容部40と補給シャッタ枠体48の間には、図12に示すように、補給シール部材53が設けられる。補給シール部材53は、現像剤収容部40と補給シャッタ枠体48との結合面からのトナー漏れを防ぐ役割を果たしている。なお、補給シール部材53には、現像剤補給開口43と対応した穴部53aが設けられている。
<受入側シャッタユニットの開閉動作>
次に、図15〜図17を用いて、装置本体100に現像カートリッジT1が装着されている状態で、現像剤補給カートリッジT2を装置本体100に装着する場合における、受入側シャッタユニットの開閉動作について説明する。図15は、現像剤受入シャッタユニットの開閉動作を行う際の第一の動作を示す説明図である。図16は、現像剤受入シャッタユニットの開閉動作を行う際の第二の動作を示す説明図である。図17は、現像剤受入シャッタユニットの開閉動作を行う際の第三の動作を示す説明図である。
装置本体100に現像カートリッジT1が装着されている状態で、現像剤補給カートリッジT2を装置本体100に装着すると、最初に現像カートリッジT1の受入側シャッタユニット24の開閉動作が行われる。そして、その次に現像剤補給カートリッジT2の補給側シャッタユニット44の開閉動作が行われる。しかし、ここでは動作を分かり易く説明するため、受入側シャッタユニット24の開閉動作についてのみ説明し、補給側シャッタユニット44の開閉動作の詳細は後述する。また、図15〜図17では、動作を分かり易くするため、現像カートリッジT1の受入側現像剤収容部15と現像剤補給カートリッジT2の現像剤収容部40の図示は省略している。さらに、受入側シャッタユニット24の受入回転部材26の貫通孔26b、および、現像剤補給カートリッジT2の係合部材58の係合部58aを破線で示す。
現像剤補給カートリッジT2が装置本体100に装着されていない状態において、通常
、現像剤補給カートリッジT2の現像剤受入開口23は閉鎖されており、受入側シャッタユニット24は現像剤補給停止位置にある。また、現像剤補給カートリッジT2が装置本体100に装着されていない状態で、現像カートリッジT1を装置本体100に装着しても、受入側移動部29は、どこからも力を受けない。したがって、現像剤受入開口23は閉鎖されており、受入側シャッタユニット24は現像剤受入停止位置にある。このとき、規制部材31の規制凹部31aと受入側移動部29の係合部29aの外形とが係合しているため、受入側移動部29の回転は規制されている。
受入側シャッタユニット24の開閉動作の手順は、以下の通りである。
開閉動作は、3つの動作に分けられる。第一の動作は、係合部材58が現像カートリッジT1の規制部材31を下降させる動作である。第二の動作は、係合部材58が受入側移動部29と係合し、受入側移動部29を回転させる動作である。第三の動作は、係合部材58が規制部材31を通過して、規制部材31が上昇する動作である。
最初に図15を用いて、第一の動作(規制部材31の下降)を説明する。装置本体100に現像カートリッジT1が装着された状態で、現像剤補給カートリッジT2を装置本体100へ進入させていく(図15(a)の矢印H方向)。現像剤補給カートリッジT2を図15(b)の位置まで進入させると、係合部材58の係合部58aが規制部材31のガイド面31bの第一斜面部31cと接触する。
更なる現像剤補給カートリッジT2の進入に伴い、図15(c)に示すように、第一斜面部31cが係合部材58にガイドされる。このため、圧縮バネ34の弾性力によって上方(矢印U2方向)の規制位置に付勢されていた規制部材31が、弾性力に抗して、受入側現像剤収容部15に設けられている下方(矢印U1方向)へ移動していく。係合部58がガイド面31bの平面部31dに到達すると、規制部材31の規制凹部31aと受入側移動部29の係合部29a外形との係合が解除される。これにより、受入側移動部29は、回転を許容された状態となる(図15(d))。
次に、図16を用いて、第二の動作(受入側移動部29の回転)を説明する。受入側移動部29が回転を許容された状態となってから、係合部58aが規制部材31の平面部31dと接触しながら移動する。そして、係合部58aが受入側移動部29の係合部29a4の外形と当接して、図16(a)に示すように、受入側移動部29を反時計方向に回転させる。受入側移動部29の回転に伴い、受入側シャッタユニット24の受入回転部材26が反時計方向に回転する。係合部58aと係合部29aの外形の当接が解除される位置まで現像剤補給カートリッジT2が進むと、受入回転部材26が90°回転する。これにより受入回転部材26の回転が停止して、現像剤受入開口23が開放され、受入側シャッタユニット24は現像剤受入許容位置になる(図16(b))。
最後に図17を用いて、第三の動作(規制部材31の上昇)を説明する。受入側シャッタユニット24が現像剤受入許容位置になった状態から現像剤補給カートリッジT2をさらに装置本体100内部へ進入させると、第二斜面部31eが係合部58aにガイドされる。これにより、規制部材31が圧縮バネ34の弾性力によって、受入側現像剤収容部15に対して上方(図17(a)の矢印U2方向)の規制位置へ移動していく。そして、現像剤補給カートリッジT2の係合部58aがガイド面31bを通過すると、規制部材31の規制凹部31aに係合部29aの外形が係合して、規制位置に戻る。これにより、受入側移動部29は、回転を規制された状態に戻る(図17(b))。以上で、受入側シャッタユニット24の開動作は完了する。
<現像剤補給側シャッタユニットの開閉動作>
次に、図1、図18、図19を用いて、本実施例の特徴部である、現像剤補給側シャッ
タの開閉動作の詳細について説明する。図1は、本実施例の離間状態を示す概略図である。図1(a)は、離間状態における現像剤補給側シャッタユニットを示す概略図である。図1(b)は、離間状態におけるプロセスカートリッジを示す概略図である。図18は、現像剤補給停止位置にある場合の、現像剤補給側シャッタ(現像剤補給側シャッタユニット)の開閉動作を示す説明図である。図18(a)は、現像剤補給開口が現像剤補給停止位置にある場合の現像剤補給側シャッタと受入側移動部が係合する前の状態を示す説明図である。図18(b)は、現像剤補給側シャッタと受入側移動部が係合している状態を示す説明図である。図18(c)は、現像剤補給側シャッタと受入側移動部が係合し終わって現像剤補給カートリッジの装着が完了した状態を示す状態図である。
図19は、現像剤補給許容位置にある場合の、現像剤補給側シャッタ(現像剤補給側シャッタユニット)の開閉動作を示す説明図である。図19(a)は、現像剤補給許容位置にある場合の現像剤補給側シャッタと受入側移動部が係合する前の状態を示す説明図である。図19(b)は、現像剤補給側シャッタと受入側移動部が係合している状態を示す説明図である。図19(c)は、現像剤補給側シャッタと受入側移動部が係合し終わって現像剤補給カートリッジの装着が完了した状態を示す状態図である。
本実施例においては、補給側移動部52が有する当接部52aと係合部52bの回転中心から先端部までの長さが異なっている。具体的には、図1(a)に示すように、当接部52aの回転中心から先端部までの長さl1は、係合部52bの回転中心から先端部までの長さl2よりも長い。これら、当接部52aと係合部52bは、共に、受入側移動部29の係合部29aに係合可能である。そして、係合部52bが係合部29aに係合した状態において、係合部52bの先端部は係合部29aの係合溝の底部29bに当接しないように構成されている(図1(b)参照)。一方、当接部52aが係合部29aに係合した状態において、当接部52aの先端部は係合部29aの係合溝の底部29bに当接するように構成されている(図3(b)参照)。
すなわち、係合部52bが係合部29aに係合した状態においては、係合部52bから係合部29aに対して付勢力は発生しない。一方、当接部52aが係合部29aに係合した状態においては、当接部52a(現像剤補給カートリッジT2)から係合部29a(現像カートリッジT1)に対して、図1(a)中矢印I方向に付勢力F1が発生することとなる。
ここで、現像剤補給カートリッジT2は、装置本体100に装着されると、装置本体100内において所定の位置に位置決めされるように構成されている。そして、現像カートリッジT1の現像ユニット10とクリーニングユニット1とは互いに揺動可能に設けられている。現像剤補給カートリッジT2が位置決めされた状態において、当接部52aから係合部29aに対して矢印I方向の付勢力F1が働くと、現像剤補給カートリッジT2から現像カートリッジT1の現像ユニット10に対して、矢印I方向の付勢力F1が働く。そのため、現像ユニット10は、加圧バネ22によって図1(b)中矢印G方向に働く付勢力に抗して、現像結合穴8(クリーニング結合穴20))を中心に図1(b)中矢印J方向に揺動する。その結果、現像ローラ11が感光体ドラム2から離間し、現像ローラ11から感光体ドラム2に対して現像剤を供給できない状態となる。すなわち、現像を行うことができない状態となる。以下、現像剤補給カートリッジT2が装着される際の動作についてさらに詳細を説明する。
図18を用いて、装置本体100に現像カートリッジT1が装着されている状態で、且つ現像剤補給側シャッタ49(現像剤補給側シャッタユニット44)が現像剤補給停止位置で、現像剤補給カートリッジT2を装置本体100に装着する場合について説明する。通常、図18(a)に示すように、現像剤補給カートリッジTが装置本体100に装着さ
れていない状態において、現像剤補給側シャッタ49は、現像剤補給停止位置にある。なお、現像剤受入側シャッタユニット24の開閉動作の説明と同様、ここでは動作を分かり易く説明するため、現像剤補給側シャッタ49の開閉動作についてのみ説明する。
現像剤補給側シャッタ49の開閉動作は、現像剤受入側シャッタユニット24の開閉動作の後に行われる。つまり、現像剤補給側シャッタユニット44の開閉動作が行われるとき、現像剤受入側シャッタユニット24の開閉動作は、完了している。すなわち、現像カートリッジT1の受入側移動部29は、規制部材31によって回転を規制されており、現像剤受入側シャッタユニット24は、現像剤受入許容位置にある。現像剤補給側シャッタ49の現像剤補給停止位置にある場合での現像剤補給側シャッタ49の開閉動作の手順は、以下の通りである。
装置本体100に現像カートリッジT1が装着された状態で、現像剤補給カートリッジT2を装置本体100内へ進入させていく(図18の矢印H方向)。このとき、現像剤補給側シャッタ49は、現像剤補給停止位置にあるため、補給側移動部52の当接部52aが、受入側移動部29の係合部29aの外形と当接する。このとき、補給側移動部52が反時計方向に回転する(図18(b))。補給側移動部52の回転に伴い、現像剤補給側シャッタユニット44の現像剤補給側シャッタ49が反時計方向に回転する。
そして、受入側移動部29の係合部29aと補給側移動部52の当接部52aの係合が解除される位置まで現像剤補給カートリッジT2が進むと、現像剤補給側シャッタ49が90°回転する。そのため、貫通孔49bと現像剤補給開口43が連通する現像剤補給許容位置になる(図18(c))。以上で、現像剤補給カートリッジT2の装着前の状態において、現像剤補給側シャッタ49が現像剤補給停止位置にある場合の装着動作は完了する。
次に、図19を用いて、装置本体100に現像カートリッジT1が装着されている状態で、且つ、現像剤補給側シャッタ49が現像剤補給許容位置で、現像剤補給カートリッジT2を装置本体100に装着する場合について説明する。前述したように、通常、現像剤補給カートリッジT2を装置本体100から取り出した状態においては、現像剤補給側シャッタ49は、現像剤補給停止位置にある。しかし、ユーザが誤って補給側移動部52を触ると、補給側移動部52が回転してしまい、図19(a)に示すように、装置本体100外で現像剤補給許容位置を取る可能性がある。なお、ここでは現像剤補給側シャッタ49の開閉動作についてのみ説明する。現像剤受入側シャッタユニット24の状態は現像剤補給側シャッタ49が現像剤補給停止位置にある場合と同じである。
まず、装置本体100に現像カートリッジT1が装着された状態で、現像剤補給カートリッジT2を装置本体100に進入させていく(図19の矢印H方向)。このとき、現像剤補給側シャッタ49は、現像剤補給許容位置(図19(a))にあるため、補給側移動部52の係合部52bが、受入側移動部29の係合部29aの外形と当接する。このとき、補給側移動部52が反時計方向に回転する(図19(b))。補給側移動部52の回転に伴い、現像剤補給側シャッタユニット44の現像剤補給側シャッタ49が反時計方向に回転する。
そして、受入側移動部29の係合部29aと補給側移動部52の係合部52bの係合が解除される位置まで現像剤補給カートリッジT2が進むと、現像剤補給側シャッタ49が90°回転し、現像剤補給停止位置になる(図19(c))。この状態では、補給側移動部52の当接部52aの先端部は、受入側移動部29(係合部29a)の係合溝の底部29bと当接している位置(図19(c))にある。
装置本体100の挿入過程において現像剤補給カートリッジT2は、装置本体100のピン(不図示)に嵌合しており、現像剤補給カートリッジT2は、補給側移動部52と受入側移動部29の係合時には装置本体100内で位置決めされている。そのため、現像剤補給カートリッジT2はI、K方向には移動しない。そのため、補給側移動部52の当接部52aが受入側移動部29の底部29bを矢印I方向に付勢(押圧)し、現像カートリッジT1(現像ユニット10)に付勢力F1が与えられる。その結果、受入側移動部29を支持している現像ユニット10がI方向の付勢力(押圧力)F1によって、揺動中心周りに矢印J方向(図1(b)参照)に回転し、感光体ドラム2に対して現像ローラ11は離間状態となる。
<装置本体の信号処理構成>
次に、本実施例における信号処理の構成を、図20を用いて説明する。図20は、本実施例に係る装置本体における信号処理構成の一例を示す機能ブロック図である。例えば、不図示のホストコンピュータよりプリント命令が発せられると、ホストコンピュータ上のドライバ74からは、印刷データとしてのページ記述言語が送出され、装置本体100内のコントローラ75へ入力される。
また、プリント時にはユーザが文書画像、グラフィック画像、写真画像等の画像の属性を指定するか、あるいはアプリケーション等から自動的に判別するなどして、ドライバ74でプリントされる印刷データの属性が決定される。そして、ハーフトーン情報76として中間調処理部77へ入力される。
コントローラ75内にはデコーダ78、バンドメモリ79、色変換処理部80、γ補正部81、中間調処理部77が配置される。入力された印刷データ(例えばページ記述言語)はデコーダ78で解釈され、RGB各8ビットの画像データに変換される。RGBの画像データはバンドメモリ79へ入力される。バンドメモリ79は数ライン分の画像データを格納可能である。
まず、先頭の所定ライン分の画像領域がバンドメモリ79へ展開され、RGBの画像データが出力される。バンドメモリ79から出力されたRGB画像データは、パラレルに色変換処理部80へと入力される。色変換処理部80に入力されたRGB画像データは、所定の色変換処理及びUCR(Under Color Removal:下色除去)処理が施され、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの画像信号へと変換される。本実施例の装置本体100は上述したようにY、M、C、K各色1画面ずつ形成する。そのため、色変換処理部80からは面順次、すなわちYの1画面分のデータ、Mの1画面分のデータ、Cの1画面分のデータ、Kの1画面分のデータ、の順に画像信号が時間差をおいて出力される。
γ補正部81は、中間調の階調特性を画像信号に対してリニアに保たれるように、後述するγ補正部テーブル(濃度補正テーブルとも呼ぶ)に基づいて、色変換処理部80から出力された各色の画像信号に補正を加えた信号へ変換する。その後、後述する現像剤補給開口43の開閉検知手段(以下、「開閉検知部」という)82は、装置本体100内における現像剤補給側シャッタ49が現像剤補給許容状態と現像剤補給停止状態のどちらを取っているかを検知する。この検知は、後述する濃度検知手段(以下、「濃度センサという」)83による検知用画像(以下、「パッチ画像」という)92(図21参照)の濃度情報の検知結果に基づいて行われる。その後、中間調処理部77で、ディザ法等によって中間調処理が行われる。
また、装置本体100内にはPWM(Pulse Width Modulation)処理部84、レーザ駆動部85が配置される。供給元であるコントローラ75から供給
される、中間調処理部77で中間調処理が施された画像信号には、PWM処理部84でパルス幅変調をかけられ、D/A(デジタルアナログ)変換された後にレーザ駆動部85へと入力される。そしてレーザ駆動部85は入力されたデータに従いスキャナ部を制御し、その後は、図2を用いて説明した電子写真プロセスを経て記録媒体Sに印刷がなされる。
<濃度センサの説明>
濃度センサ83は、図2中では不図示であるが、図2に示す装置本体100の転写ベルト111へ向けて配置されている。この濃度センサ83を図21に示す。図21は、濃度センサの構成の一例を示す概略図である。LEDなどの赤外発光素子86と、フォトダイオードなどの受光素子87a、87b等で構成される。受光素子87aはLEDによりパッチ画像92に光を照射したときのパッチ画像92からの乱反射光強度を検知する。そして、パッチ画像92からの正反射光強度を検知する受光素子87bの検知結果から、受光素子87aにより検出された乱反射光強度を差し引く。これにより、正確な正反射光強度を検出でき、それに基づき中間転写体の表面に形成されたパッチ画像92の濃度相当の情報を検知することができるようになる。
<主制御部の構成>
図22は、上で説明したコントローラの主制御部の一例を示すブロック図である。主制御部88は、CPU89、EEPROM90、RAM91を少なくとも有する。図22の各信号処理手段は、主制御部88と不図示の信号線によって連結されており、主制御部88によって指示、データ保存、データの読み書き等を行う。また、主制御部88の処理は、EEPROM90上に記憶されたプログラムコードを読み出して、CPU89によって実行されることによって成される。
そして、本実施例では、この主制御部88により、上に説明した現像剤補給開口の開閉検知部82の機能が実現される。尚、これに限定されず、例えば現像剤補給開口の開閉検知部82を、主制御部88によるものではなく、例えば特定用途向け集積回路(ASIC)、或いは主制御部88とASICの協働により実現してもよい。また、その他の各ブロックについても、現像剤補給開口の開閉検知部82と同様に、主制御部88や、ASICや、それらの組み合わせにより実現してもよい。
<画像濃度制御>
次に、本実施例で行う画像濃度制御について説明する。装置本体100を使用する温湿度などの画像形成の作動状態(作動環境)や、感光体の消耗/劣化度合いや、連続印字枚数等の画像形成における作動状態(稼動状況)により、印字画像の濃度に変動が生じる。そしてこの濃度変化を抑制すべく多くの装置本体100においては、帯電電位や、露光量や、現像バイアスや、階調制御等の画像形成条件を自動調整する画像濃度制御機構が搭載されている。本実施例の装置本体100は、例えば装置本体100の電源投入後や、現像剤補給カートリッジの交換時、所定の印字枚数を印字したときに画像濃度制御を行う。
次に、図23を用いて、画像濃度制御の一例として階調制御について説明する。図23は、プロセスカートリッジPを装置本体100に装着した状態における、現像剤補給許容位置でのパッチ画像92および階調値Y0〜Y4を表す図である。階調制御の目的は、ハーフトーンの階調特性を画像信号の階調値に対してリニアに保つことである。階調を変えて形成した複数のパッチ画像92を濃度センサ83で検知し、その結果から入出力特性がリニアとなるように、γ補正テーブルを修正する。以下、階調制御の処理について具体的に説明する。CPU89のパッチ画像形成指示により、パッチ画像生成部93は、図23(a)に示すパッチ画像を生成する。そして、生成された画像は、γ補正部81、中間調処理部77、PWM処理部84、レーザ駆動部85を経て、上述の電子写真プロセスにより、転写ベルト111上にパッチ画像として形成される。
図23(a)のパッチ画像を構成する各パッチ画像92はn0〜n4の階調で形成されている。尚、パッチ画像出力時には、図23(b)の601で示すスルーのγ補正テーブルを用いる。転写ベルト111上に形成されたパッチ画像92の濃度は、濃度センサ83によって検知される。
各パッチ画像92の濃度をY0〜Y4とする。算出された濃度を基に、濃度特性テーブル602(基準濃度特性テーブル)を生成する。基準濃度特性テーブル602の一例を、図19(b)に示す(602の縦軸は、濃度)。その後、γ補正テーブル603を、基準濃度特性テーブル602の逆特性となるように求める(603の縦軸はγ補正部81の出力階調値)。以上で説明した階調制御において、転写ベルト111上に形成されたパッチ画像92は、図2に示すベルトクリーニングユニット116によって回収される。
<現像剤補給開口の開閉状態の検知>
次に、図24を用いて、検知部としての開閉検知部82による、現像剤補給開口43の開閉検知処理の流れについて説明する。図24は、開閉検知処理のフローチャートである。開閉検知部82は、パッチ画像92の濃度に基づいて、現像ローラ11と感光体ドラム2との当接離間状態を検知可能である。そして、その検知結果に基づいて、現像剤補給側シャッタ49が現像剤補給許容位置(開位置)にあるか現像剤補給停止位置(閉位置)にあるか、すなわち現像剤補給側シャッタ49の開閉状態を検知する。
まずステップ205−1で、装置本体100は、CPU89の指示により、現像剤補給開口43の開閉検知処理を開始する。ステップ205−2で、CPU89は、図23を用いて説明した階調制御を実行して、パッチ画像92の濃度Y0〜Y4を取得する。そして現像剤補給開口43の開閉検知部82は、ステップ205−3において、パッチ画像92の濃度Y0〜Y4の平均値Yaveと、所定の基準濃度Ythとを比較する。現像剤補給開口43の開閉検知部82は、Yave>Ythの場合(YES)の場合はステップ205−4へ処理を進め、Yave≦Yth(NO)の場合はステップ205−5へ処理を進める。
ステップ205−4で、現像剤補給開口43の開閉検知部82は、現像剤補給側シャッタ49が現像剤補給許容状態にあると判別し、RAM91上の現像剤補給開口開閉情報に対して「状態1」を保存する。他方、ステップ205−5では、現像剤補給開口の開閉検知部82は、現像剤補給側シャッタ49が現像剤補給停止状態にあると判別し、RAM91上の現像剤補給開口開閉情報に対して「状態2」を保存する。そして、現像剤補給開口43の開閉検知部82は、ステップ205−6へ処理を進め、現像剤補給開口43の開閉検知処理が終了する。
本実施例の装置本体100では、例えば装置本体100の電源投入後や、現像剤補給カートリッジTの交換時、あるいは所定の印字枚数を印字したときに、開閉検知部82が図24のフローチャートにて示した現像剤補給開口43の開閉検知処理を実行する。
<現像剤補給停止位置にある現像剤補給カートリッジを装着した場合>
ここで、現像剤補給停止位置の現像剤補給カートリッジT2を装置本体100に装着した場合における現像剤補給開口43の開閉検知処理について図23を用いて説明する。通常、出荷時の現像剤補給カートリッジT2を装置本体100に装着する前においては、現像剤補給側シャッタ49(補給側移動部52)は現像剤補給停止位置をとる。この状態で現像剤補給カートリッジT2と現像カートリッジT1を装置本体100に装着すると、前述したように現像剤補給側シャッタ49(補給側移動部52)は現像剤補給停止位置から現像剤補給許容位置に切り換わる。この状態では、パッチ画像92は図23(b)に示す
ように各パッチ画像92の濃度Y0~Y4の平均値は基準濃度Ythを上回るため、現像
剤補給許容位置にあると検知する。
<現像剤補給許容位置にある現像剤補給カートリッジを装着した場合>
次に現像剤補給許容位置の現像剤補給カートリッジを装置本体100に装着した場合における現像剤補給開口43の開閉検知処理について図1と図19と図25を用いて説明する。図25は、現像剤補給カートリッジT2を装置本体100に装着した状態における、現像剤補給停止位置でのパッチ画像92および階調値Y0〜Y4を表す図である。
ユーザが補給側移動部52に触ることで、現像剤補給側シャッタ49(補給側移動部52)が現像剤補給停止位置から現像剤補給許容位置に変わる場合がある(図19)。この状態で現像剤補給カートリッジT2を装置本体100に装着すると、前述したように図1(a)に示すように補給側移動部52の当接部52aと受入側移動部29の底部29bが当接した状態となる。すなわち、現像剤補給カートリッジT2が所定の装着位置に装着されているにも関わらず、現像剤補給側シャッタ49(補給側移動部52)が現像剤補給停止位置に位置し、現像剤補給開口43が閉鎖された状態となる。
この状態では、前述したように現像ローラ11が感光体ドラム2に対して離間しているため(図1(b))、図25(a)に示すようにパッチ画像92は、現像剤補給許容位置におけるパッチ画像に対して白抜けした状態となる。パッチ画像が白抜けしているため、図25(b)に示すように濃度センサ83によって検知されるパッチ画像92の濃度Y0~Y4は、基準値を下回る。その結果、現像ローラ11が感光体ドラムに対して離間状態
であることが検知される。そして、開閉検知部82は、現像剤補給側シャッタ49(補給側移動部52)が現像剤補給停止位置にあり、現像剤補給開口43が閉鎖されている状態であることを検知する。
<現像剤補給開口の開閉検知後における本体動作>
次に、図26を用いて、現像剤補給開口の開閉検知後における本体動作について説明する。図26は、駆動制御処理のフローチャートである。装置本体100には、駆動制御手段が設けられており、図26に示す処理を実行する。
まずステップ206−1で、装置本体100は、CPU89の指示により駆動制御処理を開始する。ステップ206−2で、CPU89は、RAM91上の現像剤補給開口開閉情報を参照し、「状態1」と「状態2」のどちらを取っているかを比較する。RAM91上の現像剤補給開口開閉情報が「状態1」の場合、CPU89は現像剤補給開口が現像剤補給許容位置にあると判別し、ステップ206−3で装置本体100の画像形成動作を許可する。他方、ステップ206−4では、CPU89は、現像剤補給開口43が現像剤補給停止位置にあると判別し、装置本体100の画像形成動作を禁止する。
以上説明したように、本実施例においては、現像剤補給側シャッタ49が現像剤補給許容位置にある状態で、現像剤補給カートリッジT2が装置本体100に装着された場合、画像形成動作(現像動作)を行うことができないように構成されている。具体的には、現像ローラ11と感光体ドラム2とが離間した状態となることにより、画像形成動作(現像動作)を行うことができないように構成されている。このように、現像剤補給側シャッタ49が現像剤補給停止位置にある状態で画像形成動作が行われることがないため、現像剤が現像カートリッジT1に補給されないことによる画像不良を抑制することができる。また、現像剤補給開口43付近で現像剤が詰まることにより、現像剤補給カートリッジT2の駆動トルクが増大し、画像形成装置の動作不良が発生することを抑制することができる。
40…現像剤収容部、43…現像剤補給開口(開口)、49…現像剤補給側シャッタ部(シャッタ部)、補給側移動部…52(移動部)、T1…現像カートリッジ、T2…現像剤補給カートリッジ、P…プロセスカートリッジ

Claims (9)

  1. 現像剤により画像を形成する画像形成装置の装置本体に着脱可能に構成されており、互いに当接離間可能に設けられる像担持体と現像剤担持体とを備える現像カートリッジに対して現像剤の補給動作を行う現像剤補給カートリッジであって、
    現像剤が収容されており、現像剤が出入り可能な開口を有する現像剤収容部と、
    前記開口を前記現像剤収容部の外部に対して閉鎖する閉位置と、前記開口を前記外部に対して開放する開位置と、の間を移動可能なシャッタ部と、
    前記シャッタ部を前記閉位置に位置させる第1位置と、前記開位置に位置させる第2位置と、の間を現像剤補給カートリッジが前記装置本体の装着位置に着脱される際の移動に伴って移動するように構成された移動部であって、現像剤補給カートリッジが前記装着位置にある状態において前記第1位置に位置する場合、前記現像剤担持体と前記像担持体とが離間するように前記現像カートリッジを付勢する移動部と、
    を有することを特徴とする現像剤補給カートリッジ。
  2. 前記現像剤担持体を支持する現像枠体と、前記像担持体を支持するクリーニング枠体とが、互いに揺動可能に構成されており、
    前記移動部は、前記クリーニング枠体に対して前記現像枠体を揺動させることにより前記現像剤担持体と前記像担持体とが離間するように、前記現像枠体を付勢することを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給カートリッジ。
  3. 前記シャッタ部は、回転部材であり、前記閉位置となる回転位相において前記開口を前記外部に対して閉鎖することが可能、かつ前記開位置となる回転位相において前記開口を前記外部に対して開放することが可能な形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤補給カートリッジ。
  4. 前記シャッタ部は、前記開位置となる回転位相において前記開口と前記外部とを連通するように形成された貫通孔を有することを特徴とする請求項3に記載の現像剤補給カートリッジ。
  5. 前記移動部は、前記現像カートリッジに設けられた係合部との係合によって現像剤補給カートリッジが着脱される際の移動に伴って移動することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像剤補給カートリッジ。
  6. 前記移動部は、前記係合部に係合する、第1突起部と前記第1突起部よりも短い第2突起部を備えることを特徴とする請求項5に記載の現像剤補給カートリッジ。
  7. 前記第1突起部が、前記係合部に係合し、かつ当接することにより、前記移動部が前記現像カートリッジを付勢することを特徴とする請求項6に記載の現像剤補給カートリッジ。
  8. 画像形成装置の本体に着脱可能に設けられており、画像を形成する画像形成プロセスを行うプロセスカートリッジであって、
    互いに着脱可能に構成される、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像剤補給カートリッジと、前記現像カートリッジと、を有していることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 現像剤により画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像剤補給カートリッジ、又は請求項8に記載のプロセスカートリッジを着脱可能に有し、
    前記現像剤担持体と前記像担持体との当接離間状態に基づいて、前記シャッタ部の開閉状態を検知する検知部を有し、
    前記検知部が前記シャッタ部が前記閉位置にあると検知した場合、画像形成動作を行わないことを特徴とする画像形成装置。
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