JP6057050B2 - モールドモータ - Google Patents

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Description

本発明は、インナーロータ型電動機の外周を合成樹脂でモールドするモールドモータに関し、さらに詳しく言えば、ステータへのブラケットの取付態様に関する。
インナーロータ型電動機は、環状ヨーク部の内周面から中心に向かって複数のティース部を有するステータと、ステータの中心に同軸的に配置されるロータとを備えている。通常、ステータは、磁性体からなるステータコアを有し、ステータコアはティース面を除いてインシュレータによって絶縁被覆されている。
インシュレータについて、例えば特許文献1に記載されているモールドモータでは、ティース部の数(特許文献1では12ヶ所)ごとに分割された24個のインシュレータメンバを、ステータコアの両端から1つずつ嵌め込んだのち、各ティース部にコイルを巻回するようにしている。
また、特許文献2に記載されているように、ステータは、ステータコアに巻線を施した後、樹脂一体成形によって全体を覆う外郭が形成され、回路基板などが組み込まれたのち、ブラケットで蓋をすることで完成品となる。
ところで、一般的にブラケットは、ステータの軸方向の端面から外周面の一部にかけてを覆い隠す、いわゆるカップ状に形成されている。通常、ブラケットは、その端部の一部をカシメ加工によって変形させて、ステータに固着している。
ステータの外周面には、このカシメ加工による変形部の受け手側としての係止溝が設けられている。従来の係止溝は、外郭のモールド成形後にフライス加工等によって外周面の一部を切削して形成されていた。
しかしながら、係止溝を切削加工によって形成すると、削りカスが生じるため、その後の後処理が必要となる。
特開2010−148191号公報 特開2010−166739号公報
そこで、本発明は、モータの品質を維持しつつ、全体に小型化可能なモールドモータを提供することを目的としている。
上述した目的を達成するため、本発明は、環状ヨーク部の内周面から中心に向かって延びる複数のティース部を有するステータコアと、上記ティース部のティース面を残して上記ステータコアを絶縁被覆するインシュレータとを含み、それらが樹脂一体成形によって外郭が形成されたステータと、上記ステータの中心に同軸的に配置されるロータとを有するモールドモータにおいて、
上記ステータの端面に取り付けられるブラケットを有し、上記ブラケットの側端面の一部にかしめにより上記外郭に固定されるかしめ部が形成されているとともに、上記外郭の外周面には上記かしめ部が係止される係止凹部が設けられており、上記インシュレータには、渡り線が案内される渡り線ガイドが上記ステータコアの軸線方向に沿って立設されており、上記係止凹部が上記渡り線ガイドに対応する位置に配置されているとともに、上記渡り線ガイドは断面コ字状で内径側の側面が上記渡り線の案内面としてアーチ状に形成されており、その外周方向の端部が上記インシュレータの外周よりも内径側に配置されていることを特徴としている。
本発明の好ましい態様によれば、上記渡り線ガイドは、その開口幅が上記外郭の外周面から内径方向に向かうにつれて、漸次小さくなるV字状に形成されている。
また、上記係止凹部は、上記外郭をモールド成形する際のゲート位置およびオーバーフロー位置を避けた位置に配置されていることが好ましい
また、上記ステータの端部には、上記ステータの端部から立設された端子ピンを絶縁するための絶縁カバーがさらに設けられており、上記外郭には、上記絶縁カバーの一部に歯合する歯合部が設けられており、上記係止凹部は、上記歯合部に対し半径方向および軸線方向のいずれにも重ならない位置に設けられていることが好ましい
発明によれば、上記インシュレータには、渡り線が案内される渡り線ガイドが上記ステータコアの軸線方向に沿って立設され、上記外郭の外周面には、上記ステータの端面に取り付けられるブラケットの一部をかしめて固定する際に、上記ブラケットのかしめ部が係止される係止凹部が上記渡り線ガイドと対向する位置に配置されるようにしたことにより、係止凹部を形成するスペースを安全に確保することができる。
また、上記渡り線ガイドは、内径側の側面が上記渡り線の案内面としてアーチ状に形成されることにより、渡り線を内径側に導入しやすくなる。
また、上記渡り線ガイドは、上記インシュレータの外周よりも内径側に配置されていることにより、係止凹部を設けてもモールド樹脂層を十分残すことができるため、外郭強度を維持することができる。
また、上記係止凹部の開口幅が上記外郭の外周面から内径方向に向かうにつれて、漸次小さくなるV字状に形成されていることにより、渡り線ガイドと係止凹部との間のモールド樹脂の厚みの確保と、係止凹部の深さの確保とを両立することができる。
また、上記係止凹部は、上記外郭をモールド成形する際のゲート位置およびオーバーフロー位置をそれぞれ避けた位置に配置したことにより、成形金型の構造を簡単にすることができる。
また、ステータの端部にステータの端部から立設された端子ピンを絶縁するための絶縁カバーがさらに設けられ、外郭に絶縁カバーの一部に歯合する歯合部を設けられており、係止凹部が歯合部に対し半径方向および軸線方向のいずれにも重ならない位置に設けられていることにより、絶縁カバーの破損や位置ずれを防ぐことができる。
(a)本発明の一実施形態に係るモールドモータの要部断面図および(b)ステータとブラケットの取付状態の部分拡大断面図。 上記モールドモータのステータの斜視図。 上記ステータのステータコアの斜視図。 上記ステータの正面図。 図4のA−A線端面図。 ステータと絶縁カバーの取り付け状態を説明する分解斜視図。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1(a)に示すように、このモールドモータ1は、リング状のステータ2と、ステータ2の中心に同軸的に配置されるロータ3とを有し、ステータ2は、金型内で樹脂一体成形によって、ティース面241を残して樹脂による外郭10で覆われている。
ステータ2の一方の端面(図1では下面)には、ロータ3のロータ出力軸32の軸受33が収納される第1ブラケット41が設けられている。ステータ2の他方の端面(図1では、上面)には、図示しない駆動用回路基板が搭載され、さらにそれを覆うように第2ブラケット42が設けられている。第2ブラケット42には、もう1つの軸受34が収納されている。
本発明において、ロータ3は、軸受33,34に回転可能な状態で支持されたロータ出力軸32と、同ロータ出力軸32に同軸的に取り付けられた円盤状のバックヨーク35と、同バックヨーク35の外径側に配置された複数の板状のロータマグネット31とを備えている。
第1ブラケット41は、例えばステンレス合金の成形品からなり、中央に軸受33が収納された小径の円筒状に形成され、外郭10の内部に一体的に埋設されている。第2ブラケット42も同じステンレス合金の成形品からなり、中央に軸受34が収納され、ステータ2の一端から外周面の一部にかけてを覆う大径の円筒状に形成されている。
図1(b)および図2に示すように、第2ブラケット42は、周縁部の一部にカシメ加工によって形成されたかしめ部421が形成され、かしめ部421が後述する係止凹部6の中に入り込むようにしてステータ2に固定されるようになっている。この例において、カシメ加工とは、第2ブラケット42の周縁部の一部を外側から内側に向けて強制的に折り曲げて、かしめ部421を形成する金属加工をいう。
本発明において、ロータ3および各ブラケット41,42の構成は任意的事項であり、その具体的な形態は仕様に応じて任意に変更されてよい。
図3を併せて参照して、ステータ2は、電磁鋼板の積層体からなるステータコア21と、ステータコア21を絶縁被覆するインシュレータ5とを備えている。この例において、ステータコア21は、電磁鋼板の積層体からなるが、ステータコア21としての基本的な機能を有していれば、例えば圧粉鉄心などの方法で作製されたものであってよい。なお、図2,3において、積層状態を示す線は省略されている。
ステータコア21は、環状ヨーク部23と、同環状ヨーク部23の内周面から中心に向かって突設する複数のティース部24a〜24l(この例では、12極)とを有し、各ティース部24a〜24lの先端には、ロータ3のマグネット面31に沿って所定の空隙をもって対向するティース面241が形成されている。ティース部24a〜24lの極数は、仕様に応じて任意に変更されてよい。
図3に示すように、インシュレータ5は、ステータコア21に対しての軸線方向の両端から取り付けられる上下一対のインシュレータメンバ5a,5bを備えている。インシュレータ5は、絶縁性を有する合成樹脂の成形品からなる。絶縁性を有する合成樹脂としては、PBTやPET,PAなどがある。
この例において、インシュレータメンバー5a,5bは、後述する切欠部54の有無を除いて、その基本的な形態は同一であるため、以下においては、一方のインシュレータメンバ5a(以下、第1インシュレータメンバ5aとする)のみを説明し、他方のインシュレータメンバ5b(以下、第2インシュレータメンバ5b)の具体的な説明は省略する。
第1インシュレータメンバ5aは、ステータコア21の環状ヨーク部23を被覆する端板51と、同端板51の内周面から中心方向に向かって放射状に突設され、各ティース部24a〜24lのティース面241を残して外周面を被覆する複数の巻胴部52a〜52lとを備えている。
端板51は、環状ヨーク部23の軸方向の端面に沿って当接する円環状を呈し、端板51の表面(環状ヨーク部23に対向する面とは反対の面)には、各ティース部24a〜24lに巻回されたコイルを繋ぐ渡り線(図示しない)のガイドとして、複数のブリッジ部53が設けられている。この例において、ブリッジ部53は、各ティース部24a〜24lの環状ヨーク部23側に12ヶ所設けられている。
ブリッジ部53は、端板51の端面から軸線方向に沿ってほぼ垂直に立設されており、回転軸線方向から見て扁平な円弧状に形成されている。ブリッジ部53は、この例以外の形状であってもよく、本発明において、ブリッジ部53の構成は任意的事項である。
第1インシュレータメンバ5aには、モールドする際に図示しない金型内でのステータコア21の支持部として、ステータコア21の端面の一部を露出させるための切欠部54が設けられている。
切欠部54は、端板51の外周面から内周面に向かってコ字状に切り欠かれている。切欠部54は、コ字状以外に半円状であってもよい。この例において、切欠部54は、各ティース部24a〜24lの間に挟まれるように12ヶ所設けられている。
端板51にはさらに、切欠部54の形成によって低下したインシュレータ5の剛性を高めとともに、コイル8の渡り線を案内するための渡り線ガイド55が設けられている。渡り線ガイド55は、切欠部54の外周に沿って切欠部54を囲むように配置されている。
渡り線ガイド55は、端板51の表面から軸線方向に沿ってほぼ垂直に立設し、断面コ字状に形成されている。渡り線ガイド55の内周面55a(ステータ2の半径方向から見て外径側)は、切欠部54の形状に合わせてコ字状に形成されている。これによれば、内径側の側面が渡り線の案内面としてアーチ状に形成されることにより、渡り線内径側に導入しやすくなる
図5を併せて参照して、渡り線ガイド55は、外周方向の端部55b,55bが端板51の外周面511よりも内径側に配置されていることが好ましい。すなわち、渡り線ガイド55の外周方向の端部55bが、端板51の外周面よりも内径側に配置されていることにより、後述する係止凹部6を設けてもステータ2のモールド樹脂層を十分残すことができるため、外郭強度を維持することができる。
図2に示すように、ステータ2の一端、図2では上端は、第2ブラケット42を取り付けるための取付段差面11が設けられている。取付段差面11は、第2ブラケット42を取り付けた際に、第2ブラケット42の外周面と外郭10の外周面とが同一平面となるようにするため、半径方向に一段低く形成されている。
この例において、取付段差面11は、その外径は第2ブラケット42の内径よりも若干大径に形成されており、取付段差面11に対して第2ブラケット42が圧入嵌合されるようになっている。
図4および図5をさらに参照して、ステータ2の取付段差面11には、第2ブラケット42を取り付けるための係止凹部6が設けられている。この例において、係止凹部6は、取付段差面11に所定の間隔をもって4箇所設けられている。
各係止凹部6は、その開口幅が上記外郭の外周面から内径方向に向かうにつれて、漸次小さくなるV字状に形成されている。これによれば、渡り線ガイド55と係止凹部6との間の部分のモールド樹脂の厚みを可能な限り大きく取ることができる。
各係止凹部6はさらに、外郭10をモールド成形する際のゲート位置およびオーバーフロー位置を避けた位置に配置されている。図5に示すように、この例において、ゲート位置は右斜め上に配置され、オーバーフロー位置は左斜め下に配置されており、ゲート位置から金型内に注入された溶融樹脂が、中心を挟んで対向するオーバーフロー位置に向かって流れるようになっている(図5の太い黒矢印)。
すなわち、モールド成形時に樹脂を金型内に注入するためのゲート位置、および、金型内に充填した樹脂の一部を外に逃がすオーバーフロー位置はともに、モールド成形の条件によって精密に設計管理されており、仮にそれらの近辺に係止凹部6を設けるとした場合には、金型の構造が複雑になり、その結果、金型の設計コストが高くなるため好ましくない。本実施例では、ゲート位置およびオーバーフロー位置と離間した位置に係止凹部6を設けたため、金型の構造をシンプルにすることができる。
図6に示すように、ステータ2の一端(図6では上端)には、ステータコア21の図示しない巻線に電気的に接続される端子ピン26と、後述する絶縁カバー7を取り付ける際の案内役としてのボス27とが設けられている。ステータ2の一端(図6では上端)にはさらに、端子ピン26を絶縁するための絶縁カバー7が別体として取り付けられている。
この例において、端子ピン26は6カ所設けられており、そのうち4カ所を覆い隠すように絶縁カバー7が取り付けられる。ボス27は、3カ所設けられており、うち2カ所が絶縁カバー7に設けられたガイド孔73に圧入されるようになっている。
絶縁カバー7は、絶縁樹脂からなり、ステータ2の上端面に沿って取り付けられるカバー本体71と、カバー本体71の下端から一体的に縁設された係止片72とを備えている。
カバー本体71は、ステータ2の上端縁に沿うように配置され、全体が円弧状の形状に形成されている。カバー本体71は、ステータ2の上端面から側周面にかけて覆う断面L字状に形成されている。カバー本体71には、2カ所のボス27が圧入されるガイド孔73が、ボス27と対向するように設けられている。
係止片72は、カバー本体71の下端縁からほぼ垂直に突設されており、所定間隔をもって、この例では4カ所設けられている。この例において、係止片72は、その下端縁から下方に向けて突設されたカバー本体71と同じ曲率の円弧状の舌片であって、カバー本体71の外周面から半径方向の外側に向けて若干張り出すように形成されている。ステータ2の上端外周には、係止片72が歯合される歯合部12が、係止片72と同じ4カ所設けられている。
各歯合部12は、係止片72に形状的に合致する凹部からなり、ステータ2の取付段差面11の上端から外周面にかけて半径方向に一段低く形成されている。各歯合部12は、半径方向の深さが、係止片72の板厚よりも大きく形成されており、歯合部12の内側に係止片72が収納されるようになっている。
すなわち、係止片72の外周面が取付段差面11よりも内側に配置される。これによれば、第2ブラケット42をステータ2に取り付ける際に、第2ブラケット42の端縁が係止片72に接触するなどして絶縁カバー7の位置がずれることを防止することができる。
本発明において、各歯合部12は、上述した係止凹部6に対して、半径方向および軸線方向のいずれの方向に対しても重なり合わないように、ずらして配置されている。
これによれば、歯合部72を係止凹部6に対して半径方向および軸線方向のいずれの方向に対しても重なり合わないようにずらして配置したことで、第2ブラケット42をステータ2に取り付けて、その側周面の一部をかしめた際に、その応力が係止凹部6に加わっても、絶縁カバー7が破損したり、位置がずれすることを防ぐことができる。
また、各歯合部12は、端子ピン26に対向して配置されていることが好ましい。すなわち、各歯合部12を端子ピン26に対向させることで、歯合部12と係止爪72とが噛み合って配置されるため、端子ピン26から第2ブラケット42に至る短絡経路を稼ぐことができ、より確実に短絡事故を減らすことができる。
この例において、絶縁カバー7は、図示しない回路基板をステータ2の一端側(図1では上端側)に沿って取り付けたのち、4箇所の端子ピン26を回路基板の一部とともに覆うように形成されているが、例えば環状に形成してすべての端子ピンを覆うようにしてもよく、その場合においても上述した条件を満足していればよい。
以上説明したように、本発明によれば、ブラケットの側端面の一部をカシメ加工させて作るかしめ部421を固定するための係止凹部を、モールド成形時に一体成形することで、従来のような切削加工を必要とせず、切削カスなどを生じることがない。また、係止凹部を切欠部に対応して配置したことで、肉厚を確保して、機械的強度および電気特性を確保できる。
さらには、係止凹部をモールド時のゲート位置とオーバーフロー位置とずらして配置したことで、金型に係る設計コストを抑えることができる。また、歯合部を係止凹部に対して半径方向および軸線方向のいずれの方向に対しても重なり合わないようにずらして配置したことで、係止凹部にカシメによって応力が加わっても、絶縁カバーが破損したり、位置ずれすることを防ぐことができる。
1 モールドモータ
10 外郭
11 取付段差面
2 ステータ
21 ステータコア
23 環状ヨーク部
24a〜24l ティース部
3 ロータ
41 第1ブラケット
42 第2ブラケット
421 かしめ部
5 インシュレータ
5a 第1インシュレータメンバ
5b 第2インシュレータメンバ
51 端板
52a〜52l 巻胴部
53 ブリッジ部
54 切欠部
55 渡り線ガイド
6 係止凹部
7 絶縁カバー

Claims (4)

  1. 環状ヨーク部の内周面から中心に向かって延びる複数のティース部を有するステータコアと、上記ティース部のティース面を残して上記ステータコアを絶縁被覆するインシュレータとを含み、それらが樹脂一体成形によって外郭が形成されたステータと、上記ステータの中心に同軸的に配置されるロータとを有するモールドモータにおいて、
    上記ステータの端面に取り付けられるブラケットを有し、上記ブラケットの側端面の一部にかしめにより上記外郭に固定されるかしめ部が形成されているとともに、上記外郭の外周面には上記かしめ部が係止される係止凹部が設けられており、上記インシュレータには、渡り線が案内される渡り線ガイドが上記ステータコアの軸線方向に沿って立設されており、上記係止凹部が上記渡り線ガイドに対応する位置に配置されているとともに、上記渡り線ガイドは断面コ字状で内径側の側面が上記渡り線の案内面としてアーチ状に形成されており、その外周方向の端部が上記インシュレータの外周よりも内径側に配置されていることを特徴とするモールドモータ。
  2. 上記係止凹部の開口幅が、上記外郭の外周面から内径方向に向かうにつれて、漸次小さくなるV字状に形成されていることを特徴とする請求項に記載の記載のモールドモータ。
  3. 上記係止凹部は、上記外郭をモールド成形する際のゲート位置およびオーバーフロー位置を避けた位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のモールドモータ。
  4. 上記ステータの端部には、上記ステータの端部から立設された端子ピンを絶縁するための絶縁カバーがさらに設けられており、上記外郭には、上記絶縁カバーの一部に歯合する歯合部が設けられており、上記係止凹部は、上記歯合部に対し半径方向および軸線方向のいずれにも重ならない位置に設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のモールドモータ。
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