JP2011239526A - モータの電機子 - Google Patents

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真一郎 吉田
Koki Naka
興起 仲
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【課題】絶縁樹脂の充填流動性がよく、かつ、コイル占積率を向上させたモータの電機子を得ること。
【解決手段】ヨーク部11、ティース部及びティース先端エッジ13を有する電機子コア10と、前記電機子コア10に装着され前記ヨーク部11、ティース部及びティース先端エッジ13の軸方向端部及び軸方向端側部を所定の肉厚で絶縁被覆するインシュレータ20と、前記インシュレータ20の上から前記ティース部に前記所定の肉厚分離間して巻装されたコイル30と、を備えるモータの電機子90であって、前記インシュレータ20に絶縁被覆されていない前記電機子コア10のヨーク部11、ティース部及びティース先端エッジ13の軸方向中央部に、帯状に連続する凹部15が形成され、該凹部15と前記コイル30の内周部との間の間隙に絶縁樹脂を充填した。
【選択図】図5

Description

本発明は、回転型やリニア型のモータの電機子(固定子、可動子)に関する。
従来、ティース部を有するコアと、前記ティース部の周囲に巻線を巻き回すことにより形成された巻線体と、前記ティース部表面と前記巻線体の内周部との間に配置されて、前記巻線体の内周部を前記ティース部表面から隙間をあけて保持する絶縁性スペーサ部材と、前記隙間に充填された高熱伝導性の樹脂充填材と、を備える電動機用分割固定子が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−283730号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来の技術によれば、巻線体の内周部とティース部表面との間の絶縁性スペーサ部材の厚さ分の隙間に樹脂充填材を充填する。そのため、エポキシ樹脂等の充填流動性を確保するために、絶縁性スペーサ部材の厚さ(隙間)を1mm以上にする必要があり、絶縁性スペーサ部材の厚さにより、スロット内の巻線体(コイル)占積率が低くなる、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、樹脂充填材(絶縁樹脂)の充填流動性がよく、かつ、コイル占積率を向上させたモータの電機子を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ヨーク部、ティース部及びティース先端エッジを有する電機子コアと、前記電機子コアに装着され前記ヨーク部、ティース部及びティース先端エッジの軸方向端部及び軸方向端側部を所定の肉厚で絶縁被覆するインシュレータと、前記インシュレータの上から前記ティース部に前記所定の肉厚分離間して巻装されたコイルと、を備えるモータの電機子であって、前記インシュレータに絶縁被覆されていない前記電機子コアのヨーク部、ティース部及びティース先端エッジの軸方向中央部に、帯状に連続する凹部が形成され、該凹部と前記コイルの内周部との間の間隙に絶縁樹脂を充填したことを特徴とする。
本発明によれば、絶縁樹脂の流動性が良く、かつ、コイル占積率を高くすることができる、という効果を奏する。
図1は、本発明にかかるモータの電機子の実施の形態の電機子コアを示すティース部側から見た斜視図である。 図2は、実施の形態の電機子コアを示すヨーク部側から見た斜視図である。 図3は、実施の形態の電機子コア及びインシュレータを示すティース部の横断面図である。 図4は、実施の形態のモータの電機子を示すティース部側から見た斜視図である。 図5は、実施の形態のモータの電機子を示すヨーク部側から見た斜視図である。
以下に、本発明にかかるモータの電機子の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1は、本発明にかかるモータの電機子の実施の形態の電機子コアを示すティース部側から見た斜視図であり、図2は、実施の形態の電機子コアを示すヨーク部側から見た斜視図であり、図3は、実施の形態の電機子コア及びインシュレータを示すティース部の横断面図であり、図4は、実施の形態のモータの電機子を示すティース部側から見た斜視図であり、図5は、実施の形態のモータの電機子を示すヨーク部側から見た斜視図である。
図1及び図2に示すように、電機子コア10は、珪素鋼板を積層して形成され、略T字形の頭部に相当するヨーク部11と、略T字形の胴部に相当しヨーク部11から突出するティース部12と、略T字形の脚部に相当するティース先端エッジ13と、を有している。複数の電機子コア10のヨーク部11の周方向端部11a同士を当接させて、電機子コア10を円環状に配置すれば、回転型のモータの電機子コアとなる。電機子コア10を直線状に配置すれば、リニア型のモータの電機子コアとなる。
図3〜図5に示すように、インシュレータ20は、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)や液晶ポリマー(LCP)等により製作され、電機子コア10のヨーク部11の軸方向端部に配置される第1フランジ部21と、ティース先端エッジ13の軸方向端部に配置される第2フランジ部23と、第1フランジ部21と第2フランジ部23とを接続し電機子コア10のティース部12の軸方向端部を絶縁被覆する胴部22(図3参照)と、を有している。
インシュレータ20は、全体として鞍形に形成され、ヨーク部11の軸方向端側部を絶縁被覆する第1フランジ側部21aと、ティース先端エッジ13の軸方向端側部を絶縁被服する第2フランジ側部23aと、ティース部12の軸方向端側部を絶縁被覆する胴側部22aと、を有している。インシュレータ20は、電機子コア10の軸方向両端から電機子コア10を挟むように、電機子コア10に装着される。
図1、図2及び図3に示すように、インシュレータ20の、第1フランジ側部21a、第2フランジ側部23a及び胴側部22aに絶縁被覆されていない電機子コア10のヨーク部11、ティース部12及びティース先端エッジ13の軸方向中央部に、帯状に連続する凹部15が形成されている。凹部15は、電機子コア10の軸方向中央部を構成する珪素鋼板のヨーク部11、ティース部12及びティース先端エッジ13を幅狭にすることにより形成することができる。
凹部15の深さHは、0.6mm以上とし、インシュレータ20の、第1フランジ側部21a、第2フランジ側部23a及び胴側部22aの肉厚Tは、凹部15の深さHに応じて、0.4mm以下とするのが望ましい。すなわち、凹部15の深さHが、0.6mmより深いときは、インシュレータ20の肉厚Tは、0.4mmより薄くすることが望ましい。これにより、凹部15と後述のコイル30の内周部との間の間隙を、1.0mm程度とすることができる。
図3に示すように、インシュレータ20の、第1フランジ側部21a、第2フランジ側部23a及び胴側部22aの凹部側端部に係止爪25を設け、係止爪25を凹部15の縁部に係止させるようにすれば、電機子90(図4及び図5参照)の製造工程でインシュレータ20が電機子コア10から脱落するのを防ぐことができる。係止爪25は、胴側部22aのみに設けるようにしてもよい。係止爪25の外側はテーパ面となっていて、インシュレータ20を電機子コア10に装着するときに、電機子コア10の角部に係止爪25が引っ掛からないようになっている。
図4及び図5に示すように、電機子コア10の軸方向両端部にインシュレータ20を装着し、インシュレータ20の上からティース部12に、第1フランジ部21及び第2フランジ部23をガイドとしてコイル30を巻装する。
電機子コア10の凹部15の深さHを0.6mmとし、インシュレータ20の、第1フランジ側部21a、第2フランジ側部23a及び胴側部22aの肉厚Tを、0.4mmとすれば、凹部15とコイル30の内周部との間の間隙は、1.0mmが確保され、帯状に連続する凹部15とコイル30の内周部との間の間隙に、ティース先端エッジ13の開口部から、容易に絶縁樹脂としてのエポキシ樹脂を充填することができる。
上記の電機子90を円環状に複数配置して円筒状のフレームに嵌合し、隣合う電機子90のコイル30同士の間隙及びコイルエンド部31を絶縁樹脂でモールドすれば、回転型のモータの電機子となる。
上記の電機子90を直線状に複数配置してフレームに固定し、隣合う電機子90のコイル30同士の間隙及びコイルエンド部31を絶縁樹脂でモールドすれば、リニア型のモータの電機子となる。なお、凹部15とコイル30の内周部との間の間隙に絶縁樹脂を充填する時期は、電機子90単品のときでもよいし、上記のモールド時と同時でもよい。
上記の実施の形態のモータの電機子90によれば、スロット内の面積(絶縁物を除く)をS1とし、スロット内に巻装される巻線の断面積の合計をS2とし、S2/S1で表される量をコイル占積率とする場合、例えば、従来の1mm程度の肉厚を有するインシュレータを用いた電機子に対して、0.4mm程度の肉厚を有するインシュレータを用いるので、30%〜50%占積率を向上させることができる。これにより、モータ損失(銅損)を25%〜35%低減させることができる。
以上のように、本発明にかかるモータの電機子は、モータ損失(銅損)を低減させた電機子として有用である。
10 電機子コア
11 ヨーク部
11a 周方向端部
12 ティース部
13 ティース先端エッジ
15 凹部
20 インシュレータ
21 第1フランジ部
21a 第1フランジ側部
22 胴部
22a 胴側部
23 第2フランジ部
23a 第2フランジ側部
25 係止爪
30 コイル
31 コイルエンド部
90 モータの電機子

Claims (6)

  1. ヨーク部、ティース部及びティース先端エッジを有する電機子コアと、
    前記電機子コアに装着され前記ヨーク部、ティース部及びティース先端エッジの軸方向端部及び軸方向端側部を所定の肉厚で絶縁被覆するインシュレータと、
    前記インシュレータの上から前記ティース部に前記所定の肉厚分離間して巻装されたコイルと、を備えるモータの電機子であって、
    前記インシュレータに絶縁被覆されていない前記電機子コアのヨーク部、ティース部及びティース先端エッジの軸方向中央部に、帯状に連続する凹部が形成され、該凹部と前記コイルの内周部との間の間隙に絶縁樹脂を充填したことを特徴とするモータの電機子。
  2. 前記凹部の深さを0.6mm以上とすることを特徴とする請求項1に記載のモータの電機子。
  3. 前記インシュレータの肉厚を、0.4mm以下とすることを特徴とする請求項2に記載のモータの電機子。
  4. 前記電機子コアのティース部の軸方向端側部を被覆するインシュレータの凹部側端部に係止爪を設け、該係止爪を前記凹部の縁部に係止させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のモータの電機子。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のモータの電機子を円環状に複数配置し、隣合う電機子のコイル同士の間隙及びコイルエンド部を絶縁樹脂でモールドしたことを特徴とする回転型のモータの電機子。
  6. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のモータの電機子を直線状に複数配置し、隣合う電機子のコイル同士の間隙及びコイルエンド部を絶縁樹脂でモールドしたことを特徴とするリニア型のモータの電機子。
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