JP6056731B2 - スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 - Google Patents
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Description
このように、ワイヤハーネスの余長部は電線余長吸収ケースのフロア側出口の固定点と前記スライドシートに連動するスライダによる固定点の間に設け、該余長部を電線余長収容ケース内でUターン状等に迂回させ、スライドシートに連動して迂回量が変わることでスライドシートの移動に追従させている。
ワイヤハーネスの接続後にシート101は元の水平に戻され、この状態での前記接続位置P1とワイヤハーネス用レールまたは電線余長収容ケース200側のスライダ210までの長さは前記作業時の長さより短くなる。
前記スライドシートのシートまたはフロアのいずれか一方に固定され、前記ワイヤハーネスの余長部をターンさせる迂回部と、該迂回部の一端に連続すると共に直線状のスライダ摺動溝を設けたスライダ嵌合部を備えた電線余長収容ケースと、
前記電線余長収容ケースの前記スライダ摺動溝にスライド自在に装着する外周溝を備えると共に前記ワイヤハーネスを移動自在に貫通する内径の貫通穴を備えたリング状スライダと、
弾性を有する樹脂またはゴム材からなり、小径筒部の一端に円錐状に突出する拡径部を連続させた形状で、前記小径筒部でワイヤハーネスを外嵌固定すると共に前記拡径部は前記リング部の内径より大としたラッパ状ストッパーを備え、
前記ラッパ状ストッパーは、前記ワイヤハーネスの接続前迄は前記電線余長収容ケースの外方に引き出しているワイヤハーネスに固定する一方、前記ワイヤハーネスの接続後は電線余長収容ケースの内部に引き込まれる構成としているスライドシート用のワイヤハーネス配索装置を提供している。
この場合も、 前記スライダ摺動溝にワイヤハーネスを移動自在に挿通するリング状スライダをスライダ自在に装着すると共に、前記ラッパ状ストッパーをワイヤハーネスに通し、該ラッパ状ストッパーはワイヤハーネス接続作業前は前記リング状スライダより外部に位置させ、接続終了後にリング状ストッパー内を通して前記電線余長収容ケースまたは一体に連続したハーネスレールの内部に引き込んでいる。
スライドシートのシートの前端を上昇させて傾斜した状態で前記ワイヤハーネスの接続作業を行っており、前記電線余長収容ケースより外方へ引き出されたワイヤハーネスに前記ラッパ状ストッパーを外嵌固定している状態で、ワイヤハーネスを外方へ引っ張って、前記電線余長収容ケース内に迂回させているワイヤハーネスを外方へ引っ張りだし、該状態で前記シートハーネスと接続し、
ついで、前記シートを水平に戻し、その後、前記スライドシートの一方側への移動により前記ワイヤハーネスを前記電線余長収容ケースに引き込んで、前記ラッパ状ストッパーの拡径部を収縮させて前記リング状スライダを通して電線余長収容ケース内に引き込んでいるスライドドア用のワイヤハーネス配索装置の形成方法を提供している。
図1乃至図6に本発明の実施形態を示す。
図1に示すように、自動車にスライドシート1を搭載し、該スライドシート1のシートフレーム1A(以下、シート1Aと略称する)の底面に左右一対のシート脚部3を介して車輪3cを取り付け、該車輪3cを車室床材4に敷設する左右一対のシートレール2にスライド自在に取り付けている。
まず、図6(A)に示すように、フロアハーネス60の幹線から分岐したスライドシート用のワイヤハーネス5にバンドクリップ14を取り付けると共に、リング状スライダ20の貫通穴20bに移動自在に挿通し、かつ、該リング状スライダ20よりフロア側の位置にラッパ状ストッパー22を通し、小径筒部22aをワイヤハーネス5に外嵌固定する。
なお、電線余長収容ケース10内でラッパ状ストッパー22とリング状スライダ20が分離した状態のままでもよい。
他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
該変形例は、ワイヤハーネス5の電線群はキャタピラ型の外装材40で外装保護している。該外装材40は、帯状の平板41に長さ方向に延在すると共に幅方向に間隔をあけて設けた複数本の折曲ライン42を折り曲げて四角筒型とすると共に、長さ方向に間隔をあけて幅方向に切り込み43を入れて四角筒型とし、幅方向の一端に設けた係止片44を他端該の係止穴45に挿入係止して組立状態を保持している。該外装材40は一方側を分離させると共に他方側を連続させ、一方側は屈曲するが他方側は屈曲しない状態で連結している。
該キャタピラ型の外装材40で外装したワイヤハーネス5を、電線余長収容ケース10の対向する内面に接触させて摺動させて、安定保持している。
他の構成及び作業は前記実施形態と同様であるため、説明を省略する。
2 シートレール
5 ワイヤハーネス
7 スライダ摺動溝
10 電線余長収容ケース
12 スライダ嵌合部
20 リング状スライダ
22 ラッパ状ストッパー
22a 小径筒部
22b 拡径部
50 シートハーネス
60 フロアハーネス
C1〜C2 コネクタ
Claims (3)
- 自動車のスライドシート内に配線しているシートハーネスと、フロア側に配索されるフロアハーネスを接続しているスライドシート用のワイヤハーネスの配索装置であって、
前記スライドシートのシートまたはフロアのいずれか一方に固定され、前記ワイヤハーネスの余長部をターンさせる迂回部と、該迂回部の一端に連続すると共に直線状のスライダ摺動溝を設けたスライダ嵌合部を備えた電線余長収容ケースと、
前記電線余長収容ケースの前記スライダ摺動溝にスライド自在に装着する外周溝を備えると共に前記ワイヤハーネスを移動自在に貫通する内径の貫通穴を備えたリング状スライダと、
弾性を有する樹脂またはゴム材からなり、小径筒部の一端に円錐状に突出する拡径部を連続させた形状で、前記小径筒部でワイヤハーネスを外嵌固定すると共に前記拡径部は前記リング状スライダの内径より大としたラッパ状ストッパーを備え、
前記ラッパ状ストッパーは、前記ワイヤハーネスの接続前迄は前記電線余長収容ケースの外方に引き出しているワイヤハーネスに固定する一方、前記ワイヤハーネスの接続後は電線余長収容ケースの内部に引き込まれる構成としているスライドシート用のワイヤハーネス配索装置。 - 前記電線余長収容ケースは、長円形状の前記迂回部と、該迂回部の一側長辺の全長に沿うと共に更に長さ方向の一端側を延在させた直線状の前記スライダ嵌合部とを組み合わせて全体形状を略J形状とし、該スライダ嵌合部の長さ方向に沿って前記スライダ摺動溝を設け、該スライダ摺動溝から前記ワイヤハーネスをシートまたはフロアへ引き出す一方、前記迂回部の先端に設けた開口の近傍でワイヤハーネスを該電線余長収容ケース、シートまたはフロアに固定している請求項1に記載のスライドシート用のワイヤハーネス配索装置。
- 請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス配索装置の形成方法であって、
スライドシートのシートの前端を上昇させて傾斜した状態で前記ワイヤハーネスの接続作業を行っており、前記電線余長収容ケースより外方へ引き出されたワイヤハーネスに前記ラッパ状ストッパーを外嵌固定している状態で、ワイヤハーネスを外方へ引っ張って、前記電線余長収容ケース内に迂回させているワイヤハーネスを外方へ引っ張りだし、該状態でシートハーネスと接続し、
ついで、前記シートを水平に戻して、その後、前記スライドシートの一方側への移動により前記ワイヤハーネスを前記電線余長収容ケースに引き込んで、前記ラッパ状ストッパーの拡径部を収縮させて前記リング状スライダを通して電線余長収容ケース内に引き込んでいるスライドシート用のワイヤハーネス配索装置の形成方法。
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