JP6052067B2 - スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 - Google Patents
スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6052067B2 JP6052067B2 JP2013120267A JP2013120267A JP6052067B2 JP 6052067 B2 JP6052067 B2 JP 6052067B2 JP 2013120267 A JP2013120267 A JP 2013120267A JP 2013120267 A JP2013120267 A JP 2013120267A JP 6052067 B2 JP6052067 B2 JP 6052067B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire harness
- slider
- slide
- seat
- housing case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
Description
なお、近時、スライド量を400〜1200mmと長くしたスライドシートもあり、該スライドシートをロングスライドシートと称され、スライド量が前記200〜300mmの場合はショートスライドシートと称されている。
前記ワイヤハーネス挿通部の先端にスライドシート側へのワイヤハーネス引出口を設け、かつ、前記スライダ嵌合部に前記ワイヤハーネスを挿通固定するスライダを相対移動自在に嵌合させると共に、該スライダ嵌合部に前記スライダの外部突出部を突出させるスライダ用溝を全長に渡って設け、前記スライダの外部突出部からフロア側に引き出す前記ワイヤハーネスに待ち受けコネクタを接続すると共に、該待ち受けコネクタを前記スライダの外部突出部に固定して定位置に保持し、
自動車のフロアパネルに沿って配索するフロアハーネスから分岐した枝線を車室床材に穿設した引出穴から上方に引き出し、該枝線端末に接続したコネクタを前記ワイヤハーネス端末の前記待ち受けコネクタと接続しているスライドシート用のワイヤハーネス配索装置を提供している。
前記収容ケースを水平姿勢でスライドシートのシートフレームの下面に取り付け、又は、前記収容ケースを垂直姿勢でスライドシートのシートフレームの側面に取り付けていることが好ましい。
このように、ワイヤハーネスをシート係止用のクランプでシートに係止する前に、収容ケース内に挿通したワイヤハーネスの余長部をシート側に引き出せるようにしておくと、収容ケースに挿通したワイヤハーネスとシートハーネスとのコネクタ接続作業が容易に行える。
ワイヤハーネスを挿通する前記収容ケースを、スライドシートのシートフレームの下面に固定する場合は水平姿勢で取り付け、シートフレームの側板に固定する場合は垂直姿勢で取り付けている。垂直姿勢とする場合、該収容ケースの前記スライダ嵌合部を下方に配置し、円弧状としたワイヤハーネス挿通部を上方に配置している。
前記プロテクタは、帯状の平板に長さ方向に延在すると共に幅方向に間隔をあけて設けた複数本の折曲ラインを折り曲げて筒型とすると共に、長さ方向に間隔をあけて幅方向に切り込みを入れて筒型の一方側を分離させると共に他方側を連続させ、前記一方側は屈曲するが他方側は屈曲しない状態で連結している。
前記四角筒状のキャタピラ型のプロテクタは、帯状の平板に長さ方向に延在する4本の折曲ラインを幅方向の中間部に間隔をあけて設け、かつ、該幅方向の両側縁の一方側に係止突片を突設すると共に他方側に前記係止突片を挿入係止する係止穴を設け、前記折曲ラインに沿って折り曲げて四角筒形状とすると共に係止突片を係止穴に挿入係止して四角筒状を保持し、さらに、前記幅方向の切込ラインを長さ方向に間隔をあけて設けて四角筒の3辺を分離して折り曲げ自在に連結された形状としていることが好ましい。
このように、ワイヤハーネスの余長部をスライドシートに固定した収容ケース内に通し、該収容ケースからワイヤハーネスの余長部を外部に引き出さず、定位置からワイヤハーネスを引き出している。よって、スライドシートの移動に連動してシート下部でワイヤハーネスの余長部が追従移動することはなく、周辺機器にワイヤハーネスが干渉することはない。かつ、スライドシートの下部空間を有効利用することができる。
図1乃至図6に本発明の実施形態を示す。
図1に示すように、自動車に搭載するスライドシート1を200〜300mm程度スライドできるスライドシートとしている。該スライドシート1に左右一対で設けるシート脚部3に取り付けた車輪3cを車室床材に敷設する左右一対のシートレール6にスライド自在に取り付けている。
平板40には前記4本の折曲ライン41〜44を結ぶ幅方向Yの切込ライン48を長さ方向Xに間隔をあけて設け、辺S2、S3、S4を分離している。さらに、切込ライン48の中央部で辺S3の中央位置に直線を湾曲させた円弧状の切込49を設け、長さ方向に隣接する一方側を円弧状に突出させ、他方を円弧状に窪ませ、凹凸嵌合部を設けている。平板40に設ける折曲ライン41〜44は、断面円弧状に窪ませたラインとしている。
前記プロテクタ30は四角筒の3辺S2、S3、S4が切込ライン48で長さ方向で分離され、重ねて係止した辺S1とS5が長さ方向で屈曲自在に連結された構成となり、かつ、分離された辺S3は、隣接する辺S3同士が円弧状切込で凹凸嵌合する状態となる。即ち、短尺な四角筒が屈曲自在に長さ方向に順次連結し、かつ、隣接する四角筒同士を凹凸嵌合させているため幅方向にずれない、キャタピラ状のプロテクタとなる。
前記キャタピラ型のプロテクタ30を用いると、収容ケース10内でガタつき無く内嵌できると共に、安定した姿勢で移動させることができる。
図3(B)の上段の図はスライドシート1が後退した状態を示し、収容ケース10も連動して後退するがスライダ9は定位置にあるため、スライダ嵌合部10a内の前端側に位置し、ワイヤハーネス挿通部10b内でワイヤハーネス5のループは前部側の円弧部10hに沿う状態となる。
図3(B)の下段の図はスライドシート1が前進した状態を示し、収容ケース10も連動して前進するが、スライダ9は定位置であるため、スライダ嵌合部10a内の後端側に位置し、ワイヤハーネス挿通部10b内でワイヤハーネス5のループは後端側の円弧部10cに沿う。
図5(C)の参考図に示すように、スライドシート1への固定前からワイヤハーネス5を収容ケース10のワイヤハーネス引出口10eにテープTで巻き付け固定しておくと、ワイヤハーネス引出口10eから引き出されるワイヤハーネス5の長さ(S)が短くなる。よって、スライドシート1のシートハーネス60のコネクタ61と、ワイヤハーネス5のコネクタ35の接続作業が難しい。
その後、図5(A)に示すように、ワイヤハーネス引出口10eより引き出したワイヤハーネス5を収容ケース10内に戻すと共に、クランプ14をシートフレーム40に設けた係止穴に挿入係止する。
2 フロアパネル
3 シート脚部
4 車室床材
5 ワイヤハーネス
9 スライダ
10 収容ケース
10a スライダ嵌合部
10b ワイヤハーネス挿通部
30 キャタピラ型のプロテクタ
40 シートフレーム
Claims (3)
- スライドシートのフレームの下面または側面に固定されるワイヤハーネスの収容ケースを備え、該収容ケースは余長部を有する前記ワイヤハーネスの電線群を1つのループを描いてJ字状に挿通する形状とし、前後直線方向に延在する横長なスライダ嵌合部と、該スライダ嵌合部の円弧側端に連続する円弧部を通して前記スライダ嵌合部と対向する他側の前後直線部へワイヤハーネスを摺動自在に挿通するワイヤハーネス挿通部を備え、
前記ワイヤハーネス挿通部の先端にスライドシート側へのワイヤハーネス引出口を設け、かつ、前記スライダ嵌合部に前記ワイヤハーネスを挿通固定するスライダを相対移動自在に嵌合させると共に、該スライダ嵌合部に前記スライダの外部突出部を突出させるスライダ用溝を全長に渡って設け、前記スライダの外部突出部からフロア側に引き出す前記ワイヤハーネスに待ち受けコネクタを接続すると共に、該待ち受けコネクタを前記スライダの外部突出部に固定して定位置に保持し、
自動車のフロアパネルに沿って配索するフロアハーネスから分岐した枝線を車室床材に穿設した引出穴から上方に引き出し、該枝線端末に接続したコネクタを前記ワイヤハーネス端末の前記待ち受けコネクタと接続しているスライドシート用のワイヤハーネス配索装置。 - 前記収容ケースのワイヤハーネス引出口からスライドシートへ引き出すワイヤハーネスにシート係止用のクランプを固定すると共に、該ワイヤハーネスの先端にコネクタを接続し、該コネクタで前記スライドシート内に配索するシートハーネスと接続するものとし、 前記収容ケースは浅底の本体と、該本体内にワイヤハーネスを挿通後に被せる蓋とからなり、
前記収容ケースを水平姿勢でスライドシートのシートフレームの下面に取り付け、又は、前記収容ケースを垂直姿勢でスライドシートのシートフレームの側面に取り付けている請求項1に記載のスライドシート用のワイヤハーネス配索装置。 - 前記収容ケースに挿通するワイヤハーネスはキャタピラ型のプロテクタで外装し、該プロテクタは、帯状の平板に長さ方向に延在すると共に幅方向に間隔をあけて設けた複数本の折曲ラインを折り曲げて筒状とすると共に、長さ方向に間隔をあけて幅方向に切り込みを入れて一方側を分離すると共に他方側を連続させ、前記一方側には屈曲するが他方側には屈曲しない状態で連結している請求項1または請求項2に記載のスライドシート用のワイヤハーネス配索装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013120267A JP6052067B2 (ja) | 2013-06-06 | 2013-06-06 | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013120267A JP6052067B2 (ja) | 2013-06-06 | 2013-06-06 | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014237356A JP2014237356A (ja) | 2014-12-18 |
JP6052067B2 true JP6052067B2 (ja) | 2016-12-27 |
Family
ID=52134944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013120267A Expired - Fee Related JP6052067B2 (ja) | 2013-06-06 | 2013-06-06 | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6052067B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10252651B2 (en) | 2017-08-14 | 2019-04-09 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Seat assemblies having seat heater wire harnesses connected to child restraint brackets for vehicles |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19702874A1 (de) * | 1997-01-27 | 1998-07-30 | Molex Elektronik Gmbh | Elektrische Verbindungseinrichtung sowie Verfahren zur Montage einer Komponente eines Kraftfahrzeugs |
JP2004312846A (ja) * | 2003-04-04 | 2004-11-04 | Fujikura Ltd | 電気接続構造、電気接続装置及びそれを用いたシート並びにハーネス余長吸収装置 |
JP4263684B2 (ja) * | 2004-08-06 | 2009-05-13 | 矢崎総業株式会社 | スライド用給電装置 |
JP4531675B2 (ja) * | 2005-10-18 | 2010-08-25 | 矢崎総業株式会社 | 配索装置 |
JP2009056946A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Yazaki Corp | 車両シート用ワイヤハーネスの配索構造 |
JP2012144196A (ja) * | 2011-01-13 | 2012-08-02 | Toyota Boshoku Corp | ワイヤーハーネスの取り付け構造 |
JP2013049402A (ja) * | 2011-08-02 | 2013-03-14 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤハーネス配索構造 |
-
2013
- 2013-06-06 JP JP2013120267A patent/JP6052067B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10252651B2 (en) | 2017-08-14 | 2019-04-09 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Seat assemblies having seat heater wire harnesses connected to child restraint brackets for vehicles |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014237356A (ja) | 2014-12-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6032125B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP6160469B2 (ja) | スライドシート用ワイヤハーネスの配索装置 | |
JP5074757B2 (ja) | 給電装置とそれを用いたハーネス配索構造 | |
JP2013049402A (ja) | ワイヤハーネス配索構造 | |
JP5979052B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5974972B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
US10807544B2 (en) | Wire harness routing device | |
JP6052067B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5958419B2 (ja) | 余長収容ケースへのワイヤハーネスの保護材の固定構造 | |
JP2014121930A (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5954244B2 (ja) | スライダ | |
JP6056732B2 (ja) | スライドシート用ワイヤハーネスの配索装置 | |
JP6098485B2 (ja) | スライドシート用ワイヤハーネスの配索構造 | |
JP5939181B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP2017093016A (ja) | ワイヤーハーネス配索装置 | |
JP5979036B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP6015506B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5979053B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP6052003B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP6702912B2 (ja) | 電線の保護ケース、及び、スライドシート | |
JP5884721B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5939182B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索構造 | |
JP6015512B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP2017093015A (ja) | ワイヤーハーネス配索装置 | |
JP6052064B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150630 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160316 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160329 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160513 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161101 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161114 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6052067 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |