JP6055241B2 - 撮像条件最適化方法および撮像条件最適化システム - Google Patents

撮像条件最適化方法および撮像条件最適化システム Download PDF

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Description

本発明は、基板外観検査において、電子部品の画像データから検査用画像データを作製する際の撮像条件を最適化可能な撮像条件最適化方法および撮像条件最適化システムに関する。
基板外観検査においては、基板に装着された電子部品が良品であるのに検査不合格と判断される場合、つまり虚報が発生する場合がある。すなわち、同じ種類の電子部品であってもベンダーが異なると、電子部品の寸法や、電子部品の上面に配置されたマーク(電子部品の姿勢を検査するために用いられる)の位置、撮像時の電子部品の映り方などが、微妙に異なる場合がある。また、電子部品によっては、マークがかすれている場合がある。また、検査用の画像データを取得する際、電子部品の背景に光沢物(はんだ、配線パターンなど)が映り込んでいる場合がある。このように、同じ種類の複数の電子部品間には、種々の相違点がある。このため、共に良品であるベンダー違いの二つの電子部品がある場合、一方は検査合格にもかかわらず、他方は検査不合格という事態が発生してしまう。つまり、虚報が発生してしまう。
虚報が発生した場合、作業者は、検査データを調整する必要がある。しかしながら、上記種々の相違点を考慮して、全ての電子部品に適合するように検査データを調整するのは困難である。すなわち、虚報がどの程度発生しているかを把握し、どのタイミングで、どのように検査データを調整すべきか判断するには、高いスキルを要する。
この点、特許文献1には、はんだ検査に用いられる検査基準自動調整方法が開示されている。同文献記載の検査基準自動調整方法によると、基板が良品であるのに検査不合格と判断された場合、つまり虚報が発生した場合に、「見過ぎ」(過剰検査)と判断し、検査基準を緩和している。同文献記載の検査基準自動調整方法によると、自動的に虚報件数を減らすことができる。このため、作業者の高度なスキルは不要である。
特開2001−183307号公報
しかしながら、同文献記載の検査基準自動調整方法によると、合否判定の基準となる検査基準自体を更新していた。このため、更新の程度によっては、合否判定が過剰に甘くなるおそれがあった。また、同文献記載の検査基準自動調整方法によると、虚報が発生するたびに、検査基準を更新していた。このため、演算処理が煩雑だった。そこで、本発明は、作業者の高度なスキルが不要で、検査基準を自動更新しないで、虚報件数を削減可能な撮像条件最適化方法および撮像条件最適化システムを提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明の撮像条件最適化方法は、基板外観検査において、電子部品の画像データから検査用画像データを作製する際の、該電子部品の撮像に関する条件である撮像条件を、最適化可能な撮像条件最適化方法であって、前記撮像条件を用いて前記電子部品の前記画像データから前記検査用画像データを作製し、作製した該検査用画像データと所定の検査基準とを比較し、該電子部品が良品であるのに検査不合格と判断される虚報が発生した場合に、該虚報が発生した該電子部品の該画像データである虚報画像データを蓄積するデータ蓄積ステップと、蓄積された該虚報画像データが所定のしきい値を超えた場合に、蓄積された該虚報画像データを用いて、該虚報が少なくなる最適撮像条件の取得を試みる最適撮像条件取得ステップと、を有することを特徴とする。
ここで、「画像データから検査用画像データを作製する」には、画像データを加工して検査用画像データを作製する場合は勿論、画像データをそのまま検査用画像データとして使用する場合も含まれる。例えば、複数のライティング条件で撮像された複数の画像データがある場合、複数の画像データから抽出された単一の画像データは、検査用画像データに該当する。
基板外観検査においては、検査対象となる電子部品を含む検査用画像データと、検査基準と、を比較している。検査用画像データが検査基準に適合する場合は、検査合格と判断される。一方、検査用画像データが検査基準に適合しない場合は、検査不合格と判断される。
特許文献1に記載の検査基準自動調整方法の場合、合否判定の基準となる検査基準自体を更新している。このため、合否判定が過剰に甘くなるおそれがある。これに対して、本発明の撮像条件最適化方法は、最適撮像条件の取得を試行するものである。基板外観検査において、最適撮像条件を用いると、画像データから検査用画像データを作製する際に、より見やすい(検査しやすい)検査用画像データを作製することができる。このため、検査精度が向上する。したがって、虚報件数を削減することができる。
また、本発明の撮像条件最適化方法の最適撮像条件取得ステップは、虚報画像データが所定のしきい値を超えた場合にだけ、実行される。このため、虚報発生のたびに逐一最適撮像条件の取得を試行する場合と比較して、制御が簡単である。また、最適撮像条件の取得を試行するタイミングを、作業者が判断する必要がない。このため、作業者の高度なスキルは不要である。
また、本発明の撮像条件最適化方法の最適撮像条件取得ステップは、蓄積された虚報画像データを用いて実行される。このため、過去の虚報発生の履歴を、最適撮像条件に反映させることができる。したがって、より虚報が少なくなるような最適撮像条件を取得することができる。この点においても、作業者の高度なスキルは不要である。
(2)好ましくは、上記(1)の構成において、前記データ蓄積ステップの前に、良品の前記電子部品の前記画像データであるマスタ画像データが検査合格と判断されるように、前記撮像条件を設定する初期設定ステップを有し、前記最適撮像条件取得ステップにおいて、全ての前記虚報画像データおよび全ての該マスタ画像データが検査合格と判断される、前記最適撮像条件の取得を試みる構成とする方がよい。
本構成によると、虚報画像データのみならず、マスタ画像データも検査に合格するように、最適撮像条件の取得が試行される。すなわち、本来検査に合格するはずのマスタ画像データを用いて、最適撮像条件の検証を行っている。このため、さらに虚報件数を削減することができる。
(3)好ましくは、上記(2)の構成において、前記最適撮像条件取得ステップは、全ての前記虚報画像データおよび全ての前記マスタ画像データが検査合格と判断される、最適ライティング条件を探す第一ステップと、該最適ライティング条件が見つからなかった場合に、全ての該虚報画像データおよび全ての該マスタ画像データが検査合格と判断される、最適画像色フィルタ条件を探す第二ステップと、を有する構成とする方がよい。
第一ステップにおいては、画像データから検査用画像データを作製する際の、最適ライティング条件(具体的には、全虚報画像データおよび全マスタ画像データが検査合格と判断されるライティング条件。つまり、虚報率(虚報件数/(虚報画像データ数+マスタ画像データ数))=0になるライティング条件。)を探す。本ステップで最適ライティング条件が見つかったら、当該最適ライティング条件が最適撮像条件になる。
第二ステップは、第一ステップにおいて最適ライティング条件(最適撮像条件)が見つからなかった場合に実行される。第二ステップにおいては、画像データから検査用画像データを作製する際の、最適画像色フィルタ条件(具体的には、全虚報画像データおよび全マスタ画像データが検査合格と判断される画像色フィルタ条件。つまり、虚報率=0になる画像色フィルタ条件。)を探す。本ステップで最適画像色フィルタ条件が見つかったら、当該最適画像色フィルタ条件が最適撮像条件になる。本構成によると、段階的に最適撮像条件を探すことができる。
(3−1)好ましくは、上記(3)の構成において、前記最適画像色フィルタ条件が見つからなかった場合に、全ての前記虚報画像データおよび全ての前記マスタ画像データが検査合格と判断される、最適ゲイン値、最適オフセット値を探す第三ステップを有する構成とする方がよい。
第三ステップは、第二ステップにおいて最適画像色フィルタ条件(最適撮像条件)が見つからなかった場合に実行される。第三ステップにおいては、画像データから検査用画像データを作製する際の、最適ゲイン値、最適オフセット値(具体的には、全虚報画像データおよび全マスタ画像データが検査合格と判断される最適ゲイン値、最適オフセット値。つまり、虚報率=0になる最適ゲイン値、最適オフセット値。)を探す。本ステップで最適ゲイン値、最適オフセット値が見つかったら、当該最適ゲイン値、最適オフセット値が最適撮像条件になる。本構成によると、段階的に最適撮像条件を探すことができる。
(4)好ましくは、上記(1)ないし(3)のいずれかの構成において、前記最適撮像条件取得ステップにおいて、前記最適撮像条件を取得できた場合、該最適撮像条件取得ステップの後に、該最適撮像条件を作業者に提案する最適撮像条件提案ステップを有する構成とする方がよい。本構成によると、自動的に取得された最適撮像条件を今後の基板外観検査に用いるか否かの判断を、作業者が行うことができる。
(5)好ましくは、上記(1)ないし(3)のいずれかの構成において、前記最適撮像条件取得ステップにおいて、前記最適撮像条件を取得できなかった場合、該最適撮像条件取得ステップの後に、前記検査基準の確認を作業者に提案する検査基準確認提案ステップを有する構成とする方がよい。
最適撮像条件取得ステップにおいて最適撮像条件を取得できない場合、つまり画像データを見やすく(検査しやすく)しても、依然として多くの虚報が発生してしまう場合、検査基準自体がおかしい可能性がある。この点、本構成によると、最適撮像条件を取得できなかった場合、検査基準の確認を、作業者に提案することができる。
(6)上記課題を解決するため、本発明の撮像条件最適化システムは、基板外観検査において、電子部品の画像データから検査用画像データを作製する際の、該電子部品の撮像に関する条件である撮像条件を、最適化可能な撮像条件最適化システムであって、前記電子部品が配置された撮像エリアに照明光を照射する照明装置と、該照明光が照射された該撮像エリアを撮像する撮像装置と、前記撮像条件を用いて該電子部品の前記画像データから前記検査用画像データを作製し、作製した該検査用画像データと、所定の検査基準と、を比較することにより検査を行う演算部と、該検査の結果を格納可能な記憶部と、を有する制御部と、を備え、該制御部は、該検査の結果、該電子部品が良品であるのに検査不合格と判断される虚報が発生した場合に、該虚報が発生した該電子部品の該画像データである虚報画像データを蓄積するデータ蓄積ステップと、蓄積された該虚報画像データが所定のしきい値を超えた場合に、蓄積された該虚報画像データを用いて、該虚報が少なくなる最適撮像条件の取得を試みる最適撮像条件取得ステップと、を実行することを特徴とする。
上記(1)の撮像条件最適化方法と同様に、本発明の撮像条件最適化システムによると、合否判定が過剰に甘くなるおそれがない。また、より見やすい(検査しやすい)検査用画像データを作製することができるため、検査精度が向上する。したがって、虚報件数を削減することができる。
また、制御部は、最適撮像条件取得ステップを、虚報画像データが所定のしきい値を超えた場合にだけ、実行する。このため、虚報発生のたびに逐一最適撮像条件の取得を試行する場合と比較して、演算処理が簡単である。また、最適撮像条件の取得を試行するタイミングを、作業者が判断する必要がない。このため、作業者の高度なスキルは不要である。
また、制御部は、最適撮像条件取得ステップを、蓄積された虚報画像データを用いて実行する。このため、過去の虚報発生の履歴を、最適撮像条件に反映させることができる。したがって、より虚報が少なくなるような最適撮像条件を取得することができる。この点においても、作業者の高度なスキルは不要である。
(7)好ましくは、上記(6)の構成において、前記制御部は、前記データ蓄積ステップの前に、良品の前記電子部品の前記画像データであるマスタ画像データが検査合格と判断されるように、前記撮像条件を設定する初期設定ステップを実行し、前記最適撮像条件取得ステップにおいて、全ての前記虚報画像データおよび全ての該マスタ画像データが検査合格と判断される、前記最適撮像条件の取得を試みる構成とする方がよい。
上記(2)の構成と同様に、本構成によると、制御部は、虚報画像データのみならず、マスタ画像データも検査に合格するように、最適撮像条件の取得を試行する。このため、さらに虚報件数を削減することができる。
(8)好ましくは、上記(7)の構成において、前記最適撮像条件取得ステップは、全ての前記虚報画像データおよび全ての前記マスタ画像データが検査合格と判断される、最適ライティング条件を探す第一ステップと、該最適ライティング条件が見つからなかった場合に、全ての該虚報画像データおよび全ての該マスタ画像データが検査合格と判断される、最適画像色フィルタ条件を探す第二ステップと、を有する構成とする方がよい。上記(3)の構成と同様に、本構成によると、制御部が第一ステップ、第二ステップを実行することにより、段階的に最適撮像条件を探すことができる。
(8−1)好ましくは、上記(8)の構成において、前記制御部は、前記最適画像色フィルタ条件が見つからなかった場合に、全ての前記虚報画像データおよび全ての前記マスタ画像データが検査合格と判断される、最適ゲイン値、最適オフセット値を探す第三ステップを実行する構成とする方がよい。本構成によると、制御部が第一ステップ、第二ステップ、第三ステップを実行することにより、段階的に最適撮像条件を探すことができる。
(9)好ましくは、上記(6)ないし(8)のいずれかの構成において、前記制御部は、前記最適撮像条件取得ステップにおいて、前記最適撮像条件を取得できた場合、該最適撮像条件取得ステップの後に、該最適撮像条件を作業者に提案する最適撮像条件提案ステップを実行する構成とする方がよい。上記(4)の構成と同様に、本構成によると、自動的に取得された最適撮像条件を今後の基板外観検査に用いるか否かの判断を、作業者が行うことができる。
(10)好ましくは、上記(6)ないし(8)のいずれかの構成において、前記制御部は、前記最適撮像条件取得ステップにおいて、前記最適撮像条件を取得できなかった場合、該最適撮像条件取得ステップの後に、前記検査基準の確認を作業者に提案する検査基準確認提案ステップを実行する構成とする方がよい。
最適撮像条件取得ステップにおいて最適撮像条件を取得できない場合、つまり画像データを見やすく(検査しやすく)しても、依然として虚報が発生してしまう場合、検査基準自体がおかしい可能性がある。この点、本構成によると、最適撮像条件を取得できなかった場合、検査基準の確認を、作業者に提案することができる。
本発明によると、作業者の高度なスキルが不要で、検査基準を自動更新しないで、虚報件数を削減可能な撮像条件最適化方法および撮像条件最適化システムを提供することができる。
本発明の一実施形態である撮像条件最適化システムが配置された生産ラインの模式図である。 同撮像条件最適化システムの基板外観検査機の上面図である。 同基板外観検査機の検査ヘッド付近の斜視図である。 電子部品の装着が完了した基板の上面図である。 本実施形態の撮像条件最適化方法のフローチャートである。 本実施形態の撮像条件最適化方法の最適撮像条件取得ステップの模式図である。 (a)は、ゲイン値調整の概念図である。(b)は、オフセット値調整の概念図である。
以下、本発明の撮像条件最適化方法および撮像条件最適化システムの実施の形態について説明する。
<生産ライン>
まず、本実施形態の撮像条件最適化システムが配置された生産ラインの構成について説明する。図1に、本実施形態の撮像条件最適化システムが配置された生産ラインの模式図を示す。図1に示すように、生産ライン9には、上流側から下流側に向かって、電子部品実装機90a〜90dと、基板外観検査機3と、が配置されている。電子部品実装機90a〜90dにおいては、基板Bに電子部品が実装される。基板外観検査機3においては、基板Bに対する電子部品の装着状態が検査される。検査の結果、不合格と判断された基板Bは、NGコンベア91を介して生産ライン9外に搬出される。
<撮像条件最適化システム>
次に、本実施形態の撮像条件最適化システムの構成について説明する。本実施形態の撮像条件最適化システム1は、制御部2と、上記基板外観検査機3と、を備えている。
[基板外観検査機3]
図2に、本実施形態の撮像条件最適化システムの基板外観検査機の上面図を示す。なお、基板Bにハッチングを施す。図2に示すように、基板外観検査機3は、ベース30と、基板搬送装置33と、XYロボット34と、検査ヘッド35と、を備えている。
基板搬送装置33は、ベース30の上面に配置されている。基板搬送装置33は、前後一対のコンベアベルト330を備えている。基板Bは、前後一対のコンベアベルト330により、左側から右側に向かって搬送される。XYロボット34は、Y方向スライダ340と、X方向スライダ341と、上下一対のY方向ガイドレール342と、前後一対のX方向ガイドレール343と、X方向移動用ボールねじ部344と、Y方向移動用ボールねじ部345と、を備えている。
前後一対のX方向ガイドレール343は、基板搬送装置33を前後方向から挟むように、ベース30の上面に配置されている。X方向スライダ341は、前後一対のX方向ガイドレール343に、左右方向に摺動可能に取り付けられている。X方向スライダ341は、ベース30に取り付けられた、X方向移動用ボールねじ部344により駆動される。上下一対のY方向ガイドレール342は、X方向スライダ341に配置されている。Y方向スライダ340は、上下一対のY方向ガイドレール342に、前後方向に摺動可能に取り付けられている。Y方向スライダ340は、X方向スライダ341に取り付けられた、Y方向移動用ボールねじ部345により駆動される。
検査ヘッド35は、Y方向スライダ340の右面に取り付けられている。このため、検査ヘッド35は、XYロボット34により、前後左右方向に移動可能である。図3に、同基板外観検査機の検査ヘッド付近の斜視図を示す。図3に示すように、検査ヘッド35は、フレーム36と、照明装置37と、撮像装置38と、を備えている。
照明装置37は、落射照明器37Uと、側射上段照明器37Mと、側射下段照明器37Dと、を備えている。落射照明器37Uは、光源370Uと、ハーフミラー371Uと、光学系(図略)と、を備えている。図3に点線で示すように、光源370Uの落射光(照明光)Uは、レンズなどを有する光学系により、平行光に変換される。落射光Uは、左方に進行し、ハーフミラー371Uで90°方向転換し、下方に進行する。このため、基板Bの上面の撮像エリアB1は、落射光Uにより、真上方向から照らされる。撮像エリアB1に対する、落射光Uの入射角θUは90°である。
側射上段照明器37Mは、リング状の光源370Mを備えている。図3に点線で示すように、基板Bの上面の撮像エリアB1は、光源370Mからの側射上段光(照明光)Mにより、入射角θM(<θU)の方向から照らされる。
側射下段照明器37Dは、リング状の光源370Dを備えている。図3に点線で示すように、基板Bの上面の撮像エリアB1は、光源370Dからの側射下段光(照明光)Dにより、入射角θD(<θM)の方向から照らされる。
光源370U、370M、370Dは、いずれも、白色LEDである。このため、光源370U、370M、370Dは、いずれも、R(赤)、G(緑)、B(青)の三原色成分を全て有している。
撮像装置38は、フレーム36の上側に配置されている。撮像装置38は、CCDエリアセンサである。撮像装置38は、多数の受光素子が二次元的に配置された撮像面を有している。撮像装置38は、真上方向から、撮像エリアB1を撮像する。
[制御部2]
図1に示すように、制御部2は、ホストコンピュータ20と、サーバコンピュータ21と、クライアントコンピュータ22と、制御装置32(具体的には、基板外観検査機3の制御装置)と、を備えている。制御部2と生産ライン9に配置された各作業機とは、ネットワークNを介して、電気的に接続されている。
ホストコンピュータ20、サーバコンピュータ21、クライアントコンピュータ22、制御装置32の構成は同じである。以下、代表して、ホストコンピュータ20の構成について説明する。ホストコンピュータ20は、演算部20aと、記憶部20bと、入力部20cと、モニタ20dと、を備えている。演算部20aは、CPU(Central Processing Unit)である。記憶部20bは、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有している。入力部20cは、作業者が、制御部2や生産ライン9に配置された各作業機に指示を出す際や、データを入力する際に用いられる。モニタ20dには、制御部2や生産ライン9に配置された各作業機の状態が表示される。
<基板外観検査方法>
次に、基板外観検査方法について説明する。図1に示すように、電子部品の装着が完了した基板は、基板外観検査機3を通過する。この際、基板に対する電子部品の装着状態が検査される。
図4に、電子部品の装着が完了した基板の上面図を示す。図4に示すように、基板Bには、多種多様の電子部品P1〜P6が装着されている。全ての電子部品P1〜P6は、予め決められた順に、図3に示す撮像装置38により撮像される。そして、電子部品P1〜P6の寸法、姿勢、位置ずれ、欠品などが検査される。
以下、一例として、電子部品P1を検査する場合について説明する。まず、図1に示す制御装置32が図2に示すXYロボット34を駆動することにより、図3に示す検査ヘッド35を、電子部品P1の真上まで移動させる。すなわち、撮像エリアB1に電子部品P1を入れる。
次に、図3に示す落射照明器37U、側射上段照明器37M、側射下段照明器37Dを順番に点灯させ、各照明器が点灯したタイミングで、図3に示す撮像装置38を用いて、撮像エリアB1を撮像する。つまり、合計三枚の画像を取得する。
それから、制御装置32により、三枚の画像を処理し、三つの画像データを取得する。取得された三つの画像データは、ネットワークNを介して、サーバコンピュータ21の記憶部21bに格納される。
続いて、制御装置32は、三つの画像データを用いて、電子部品P1を検査する。第一に、制御装置32は、所定の撮像条件を用いて、画像データを検査用画像データに変換する。図1に示すように、当該撮像条件は、サーバコンピュータ21の記憶部21bに格納されている。当該撮像条件は、ネットワークNを介して、制御装置32に伝送される。
画像データを検査用画像データに変換するのは、合否の判定精度を向上させるためである。具体的には、制御装置32は、三つの画像データから、所定の撮像条件(ライディング条件(落射光U、側射上段光M、側射下段光D)、画像色フィルタ条件(B成分、R成分、G成分)、ゲイン値、オフセット値など)に従って、検査に適した検査用画像データを作製する。
第二に、制御装置32は、検査用画像データと、図1に示すホストコンピュータ20の記憶部20bに格納されている形状データと、を比較する。形状データは、本発明の「検査基準」の概念に含まれる。形状データには、図4に示す電子部品P1(マークmを含む)の寸法データ、寸法に対する許容値データ、マークmの位置データ、位置に対する許容値データが含まれている。
比較の結果、検査用画像データが形状データに適合する場合は、制御装置32は、電子部品P1を合格(つまり良品)と判定する。一方、検査用画像データが形状データに適合しない場合は、制御装置32は、電子部品P1を不合格(つまり不良品)と判定する。
このように、検査用画像データと形状データとを比較する検査に、図4に示す電子部品P1〜P6が全て合格した場合、基板Bは、図1に示す基板外観検査機3からリフロー炉(図略)に搬送される。
一方、検査に電子部品P1が合格しなかった場合、基板Bは、図1に示すNGコンベア91により、生産ライン9から搬出される。基板Bの検査時の画像は、クライアントコンピュータ22のモニタ22dに表示される。また、基板Bは、NGコンベア91に載置されている。作業者は、モニタ22dの画像、およびNGコンベア91上の実際の基板Bを確認する。
確認の結果、基板外観検査機3の判断どおり、電子部品P1つまり基板Bが不良品の場合、作業者は、基板Bの修理、破棄などの作業を行う。一方、確認の結果、基板外観検査機3の判断と異なり、電子部品P1つまり基板Bが良品の場合、作業者は、基板外観検査機3の検査結果は、虚報であると判断する。この場合、作業者は、NGコンベア91を介して、基板Bを生産ライン9に復帰させる。このようにして、基板外観検査方法が実行される。
<撮像条件最適化方法>
次に、本実施形態の撮像条件最適化方法について説明する。上述したように、撮像条件は、基板外観検査方法において、任意の電子部品に対する三つの画像データから、検査に適した検査用画像データを作製する際に用いられる。撮像条件最適化方法においては、虚報件数を削減するように、当該撮像条件の最適化を行う。
図5に、本実施形態の撮像条件最適化方法のフローチャートを示す。図5に示すように、本実施形態の撮像条件最適化方法は、初期設定ステップ(S(ステップ。以下同様)1)と、データ蓄積ステップ(S2)と、最適撮像条件取得ステップ(S4〜S9)と、最適撮像条件提案ステップ(S11)と、検査基準確認提案ステップ(S10)と、を有している。
[初期設定ステップ(S1)]
本ステップにおいては、生産開始後1枚目から10枚目の合計10枚の基板Bに対して、マスタ画像データが上記基板外観検査方法に合格するように、検査時の撮像条件を設定する。マスタ画像データとは、良品の電子部品(本来、検査に合格するはずの電子部品)の画像データである。
例えば、図4に示す電子部品P1は、基板Bに二つ配置されている。一つの電子部品P1に対する画像データ(画像データの取得方法については、上記基板外観検査方法を参照)の数は三つである。このため、10枚の基板Bに対して、60個(=3(電子部品あたりの画像データ数)×2(基板あたりの電子部品数)×10(基板の枚数))の画像データが存在する。電子部品P1については、当該60個の画像データがマスタ画像データに相当する。
本ステップにおいては、60個の画像データを用いて、10枚の基板の全ての電子部品P1が合格と判断されるように、図1に示す基板外観検査機3の制御装置32が、検査に用いる撮像条件を設定する。設定された撮像条件は、上記基板外観検査方法に用いるために、サーバコンピュータ21の記憶部21bに格納される。また、マスタ画像データも、記憶部21bに格納される。
なお、電子部品P1同様に、他の電子部品P2〜P6についても、各々、30個(=3(電子部品あたりの画像データ数)×1(基板あたりの電子部品数)×10(基板の枚数))の画像データがマスタ画像データに相当する。電子部品P2〜P6についても、各々、30個の画像データを用いて、10枚の基板の全ての電子部品P2〜P6が合格と判断されるように、図1に示す基板外観検査機3の制御装置32が、検査に用いる撮像条件を設定する。設定された撮像条件は、上記基板外観検査方法に用いるために、サーバコンピュータ21の記憶部21bに格納される。マスタ画像データも、記憶部21bに格納される。このように、本ステップにおいては、電子部品P1〜P6ごとに検査時の撮像条件を設定する。
[データ蓄積ステップ(S2)]
本ステップにおいては、生産開始後11枚目以降の基板Bに対して、上述した基板外観検査方法を実行する。任意の電子部品に対して虚報が発生した場合、作業者は、「虚報が発生した」旨を、クライアントコンピュータ22の入力部22cに入力する。当該入力を受け、サーバコンピュータ21は、記憶部21bに、虚報が発生した電子部品の画像データである虚報画像データを格納する。虚報が発生するたびに、記憶部21bの虚報画像データは蓄積されていく。
[最適撮像条件取得ステップ(S4〜S9)]
本ステップにおいては、最適撮像条件の取得が試みられる。図2に示すサーバコンピュータ21の記憶部21bには、予め虚報件数に関するしきい値が格納されている。当該しきい値は、作業者により、クライアントコンピュータ22の入力部22cから入力される。
サーバコンピュータ21の演算部21aは、データ蓄積ステップにおける虚報件数と、記憶部21bのしきい値と、を比較する(S3)。虚報件数がしきい値を超えた場合、演算部21aは、本ステップを自動的に実行する(S4〜S9)。本ステップは、第一ステップ(S4)と、第二ステップ(S6)と、第三ステップ(S8)と、を有している。
(第一ステップ(S4))
図6に、本実施形態の撮像条件最適化方法の最適撮像条件取得ステップの模式図を示す。なお、電子部品P1にハッチングを施す。本ステップにおいては、記憶部21bの全ての虚報画像データおよび全てのマスタ画像データが検査合格と判断される、最適ライティング条件を探す。
例えば、図4に示す撮像エリアB1の電子部品P1の画像データが、虚報画像データの場合を想定する。図3、図6に示すように、単一の撮像エリアB1(電子部品P1)に対しては、ライティング条件の異なる三つの画像データD1〜D3が存在している。画像データD1は、撮像エリアB1に落射光Uを照射した場合の画像データである。画像データD2は、撮像エリアB1に側射上段光Mを照射した場合の画像データである。画像データD3は、撮像エリアB1に側射下段光Dを照射した場合の画像データである。
本ステップにおいては、演算部21aは、画像データD1〜D3を、そのまま検査用画像データD1〜D3として使用する。演算部21aは、検査用画像データD1と、図1に示す記憶部20bの形状データと、を比較する。比較の結果、検査用画像データD1が形状データに適合する場合は、検査合格となる。一方、比較の結果、検査用画像データD1が形状データに適合しない場合は、検査不合格となる。同様に、演算部21aは、検査用画像データD2、D3に対しても、形状データとの比較を実行する。
演算部21aは、上記比較を、全ての検査用画像データ(全虚報画像データ、全マスタ画像データ)に対して、実行する。すなわち、ライティング条件ごとに、検査用画像データと、形状データと、を比較する。
比較の結果、落射光Uを用いた全ての検査用画像データD1が形状データに適合する場合、演算部21aは、「落射光U」を最適ライティング条件とする(S5)。そして、後述する最適撮像条件提案ステップ(S11)に進む。側射上段光M、側射下段光Dを用いた検査用画像データD2、D3の場合も同様である。なお、最適ライティング条件は、複数存在していてもよい。一方、検査用画像データD1〜D3のいずれを用いても、少なくとも一つの検査用画像データが形状データに適合しない場合は、第二ステップ(S6)に進む。
(第二ステップ(S6))
本ステップにおいては、記憶部21bの全ての虚報画像データおよび全てのマスタ画像データが検査合格と判断される、最適画像色フィルタ条件を探す。
例えば、図4に示す撮像エリアB1の電子部品P1の画像データが、虚報画像データの場合を想定する。図3、図6に示すように、単一の撮像エリアB1(電子部品P1)に対しては、ライティング条件の異なる三つの画像データD1〜D3が存在している。
本ステップにおいては、画像データD1から、R成分だけの画像データD1R、G成分だけの画像データD1G、B成分だけの画像データD1Bを作製する。同様に、画像データD2から、R成分だけの画像データD2R、G成分だけの画像データD2G、B成分だけの画像データD2Bを作製する。同様に、画像データD3から、R成分だけの画像データD3R、G成分だけの画像データD3G、B成分だけの画像データD3Bを作製する。演算部21aは、単色成分からなる画像データD1R、D1G、D1B、D2R、D2G、D2B、D3R、D3G、D3Bを、検査用画像データD1R、D1G、D1B、D2R、D2G、D2B、D3R、D3G、D3Bとして使用する。
演算部21aは、検査用画像データD1Rと、図1に示す記憶部20bの形状データと、を比較する。比較の結果、検査用画像データD1Rが形状データに適合する場合は、検査合格となる。一方、比較の結果、検査用画像データD1Rが形状データに適合しない場合は、検査不合格となる。同様に、演算部21aは、検査用画像データD1G、D1B、D2R、D2G、D2B、D3R、D3G、D3Bに対しても、形状データとの比較を実行する。
演算部21aは、上記比較を、全ての検査用画像データ(全虚報画像データ、全マスタ画像データ)に対して、実行する。すなわち、画像色フィルタ条件ごとに、検査用画像データと、形状データと、を比較する。
比較の結果、「落射光U+R成分」を用いた全ての検査用画像データD1Rが形状データに適合する場合、演算部21aは、「落射光U+R成分」を最適画像色フィルタ条件とする(S7)。そして、後述する最適撮像条件提案ステップ(S11)に進む。「落射光U+G成分」、「落射光U+B成分」、「側射上段光M+R成分」、「側射上段光M+G成分」、「側射上段光M+B成分」、「側射下段光D+R成分」、「側射下段光D+G成分」、「側射下段光D+B成分」を用いた検査用画像データD1G、D1B、D2R、D2G、D2B、D3R、D3G、D3Bの場合も同様である。なお、最適画像色フィルタ条件は、複数存在していてもよい。一方、検査用画像データD1R、D1G、D1B、D2R、D2G、D2B、D3R、D3G、D3Bのいずれを用いても、少なくとも一つの検査用画像データが形状データに適合しない場合は、第三ステップ(S8)に進む。
(第三ステップ(S7))
本ステップにおいては、記憶部21bの全ての虚報画像データおよび全てのマスタ画像データが検査合格と判断される、最適ゲイン値、最適オフセット値を探す。
図7(a)に、ゲイン値調整の概念図を示す。図7(b)に、オフセット値調整の概念図を示す。図7(a)に示すように、ゲイン値の倍率を1超過にすると、調整前の輝度分布A1に対して、輝度分布A2を広げることができる。また、ゲイン値の倍率を1未満にすると、調整前の輝度分布A1に対して、輝度分布A3を狭めることができる。このように、ゲイン値を調整すると、画像データの輝度のコントラスト差を大きくすることができる。
図7(b)に示すように、オフセット値を調整すると、調整前の輝度分布A1に対する調整後の輝度分布A4のように、輝度分布の幅はそのままで、位置を移動させることができる。このように、オフセット値を調整すると、画像データの輝度を加算調整することができる。
このように、ゲイン値、オフセット値を調整すると、コントラストの高い画像データを取得することができる。
例えば、図4に示す撮像エリアB1の電子部品P1の画像データが、虚報画像データの場合を想定する。図3、図6に示すように、単一の撮像エリアB1(電子部品P1)に対しては、ライティング条件の異なる三つの画像データD1〜D3が存在している。また、画像データD1〜D3に対しては、各々、R成分だけの画像データD1R、D2R、D3R、G成分だけの画像データD1G、D2G、D3G、B成分だけの画像データD1B、D2B、D3Bが作製されている。
本ステップにおいては、合計九つの画像データD1R、D1G、D1B、D2R、D2G、D2B、D3R、D3G、D3Bの各々の、ゲイン値、オフセット値を調整する。ゲイン値の最小値は0、最大値は10、調整幅は1である。オフセット値の最小値は−250、最大値は250、調整幅は10である。このため、各画像データD1R、D1G、D1B、D2R、D2G、D2B、D3R、D3G、D3Bごとに、ゲイン値、オフセット値の組合せが、合計561個(=11(ゲイン値)×51(オフセット値))設定される。したがって、図4に示す撮像エリアB1の電子部品P1の画像データに対して、ゲイン値、オフセット値の組合せは、合計5049個(=9(単色画像データ数)×561個)設定される。演算部21aは、当該5049個のゲイン値−オフセット値の組合せデータを、検査用画像データとして使用する。
演算部21aは、検査用画像データと、図1に示す記憶部20bの形状データと、を比較する。比較の結果、検査用画像データが形状データに適合する場合は、検査合格となる。例えば、図6に示すように、画像データD1Rの場合、ゲイン値=1、オフセット値=10の組合せデータ、ゲイン値=2、オフセット値=10の検査用画像データは、形状データに適合するため、「○」、つまり検査合格である。一方、その他の検査用画像データは、形状データに適合しないため、「×」、つまり検査不合格である。同様に、演算部21aは、画像データD1G、D1B、D2R、D2G、D2B、D3R、D3G、D3Bの各検査用画像データに対しても、形状データとの比較を実行する。
演算部21aは、上記比較を、全ての検査用画像データ(全虚報画像データ、全マスタ画像データ)に対して、実行する。すなわち、ゲイン値、オフセット値の組合せごとに、検査用画像データと、形状データと、を比較する。
比較の結果、「落射光U+R成分+ゲイン値1+オフセット値10」を用いた全ての検査用画像データが形状データに適合する場合、演算部21aは、「落射光U+R成分」の場合の「ゲイン値1+オフセット値10」を最適ゲイン値、最適オフセット値とする(S9)。そして、後述する最適撮像条件提案ステップ(S11)に進む。他の検査用画像データの場合も同様である。なお、最適ゲイン値、最適オフセット値は、複数存在していてもよい。一方、全ての検査用画像データのいずれを用いても、少なくとも一つの検査用画像データが形状データに適合しない場合は、検査基準確認ステップ(S10)に進む。
[検査基準確認提案ステップ(S10)]
本ステップは、演算部21aが最適撮像条件取得ステップ(S4〜S9)を実行したものの、最適撮像条件(最適ライティング条件(S5)、最適画像色フィルタ条件(S7)、最適ゲイン値、最適オフセット値(S9))が取得できなかった場合に、実行される。本ステップにおいては、演算部21aが、クライアントコンピュータ22のモニタ22dに、「形状データを確認して下さい。」という警告メッセージを表示する。
[最適撮像条件提案ステップ(S11)]
本ステップは、演算部21aが最適撮像条件取得ステップ(S4〜S9)を実行した結果、最適撮像条件(最適ライティング条件(S5)、最適画像色フィルタ条件(S7)、最適ゲイン値、最適オフセット値(S9))が取得できた場合に、実行される。本ステップにおいては、サーバコンピュータ21の演算部21aが、クライアントコンピュータ22のモニタ22dに、最適撮像条件(最適ライティング条件(S5)、最適画像色フィルタ条件(S7)、最適ゲイン値、最適オフセット値(S9))、および「撮像条件を最適撮像条件に変更しますか?」という提案メッセージを表示する。並びに、演算部21aがモニタ22dに、「虚報が多くなりました。」という警告メッセージを表示する。
基板外観検査方法に当該最適撮像条件を採用するか否かの最終的な判断は、作業者に委ねられる。作業者は、クライアントコンピュータ22の入力部22cに、最適撮像条件を採用するか否かの判断結果(採用/不採用)を入力する。
ここで、サーバコンピュータ21の記憶部21bには、初期設定ステップにおいて、撮像条件が格納されている。最適撮像条件を採用する場合、サーバコンピュータ21の演算部21aは、記憶部21bの撮像条件を、最適撮像条件に、更新する。今後の基板外観検査方法において、画像データから検査用画像データを作製する際には、当該最適撮像条件が用いられる。
一方、最適撮像条件を採用しない場合、演算部21aは、記憶部21bの撮像条件を、最適撮像条件に、書き換えない。今後の基板外観検査方法において、画像データから検査用画像データを作製する際には、引き続き従来の撮像条件が用いられる。
<作用効果>
次に、本実施形態の撮像条件最適化方法および撮像条件最適化システムの作用効果について説明する。図5に示すように、本実施形態の撮像条件最適化方法および撮像条件最適化システム1によると、原則的には、形状データの更新は行わない。このため、合否判定が過剰に甘くなるおそれがない。
また、本実施形態の撮像条件最適化方法および撮像条件最適化システム1により取得される最適撮像条件の取得を試行するものである。図5に示す最適撮像条件を、基板外観検査で用いると、画像データから検査用画像データを作製する際に、より見やすい(検査しやすい)検査用画像データを作製することができる。このため、検査精度が向上する。したがって、虚報件数を削減することができる。
また、図5に示すように、本実施形態の撮像条件最適化方法および撮像条件最適化システム1の最適撮像条件取得ステップは、虚報件数が所定のしきい値を超えた場合にだけ、実行される。このため、虚報発生のたびに逐一最適撮像条件の取得を試行する場合と比較して、演算処理が簡単である。また、最適撮像条件の取得を試行するタイミングを、作業者が判断する必要がない。このため、作業者の高度なスキルは不要である。
また、図5に示すように、最適撮像条件取得ステップは、蓄積された虚報画像データおよびマスタ画像データを用いて実行される。このため、過去の虚報発生の履歴を、最適撮像条件に反映させることができる。したがって、より虚報が少なくなるような最適撮像条件を取得することができる。この点においても、作業者の高度なスキルは不要である。また、本来検査に合格するはずのマスタ画像データを用いて、最適撮像条件の検証を行っている。このため、さらに虚報件数を削減することができる。
また、図6に示すように、最適撮像条件取得ステップは、第一ステップと、第二ステップと、第三ステップと、を有している。このため、図5に示すように、段階的に最適撮像条件を探すことができる。
また、図6に示すように、単一の撮像エリアB1に対して、第一ステップ(最適ライティング条件の取得)では、三つの検査用画像データD1〜D3が用いられる。また、単一の撮像エリアB1に対して、第二ステップ(最適画像色フィルタ条件の取得)では、九つの検査用画像データD1R、D1G、D1B、D2R、D2G、D2B、D3R、D3G、D3Bが用いられる。また、単一の撮像エリアB1に対して、第三ステップ(最適ゲイン値、最適オフセット値の取得)では、合計5049個(=9(単色画像データ数)×11(ゲイン値)×51(オフセット値))の検査用画像データが用いられる。このように、ステップが進行するのに従って、検査用画像データの数は増加する。このため、早い段階で最適撮像条件を取得できる場合は、演算処理が簡単になる。また、遅い段階で最適撮像条件を取得できる場合は、演算処理が複雑になる反面、より精密な最適撮像条件を取得することができる。
また、図5に示すように、本実施形態の撮像条件最適化方法および撮像条件最適化システム1は、最適撮像条件を作業者に提案する最適撮像条件提案ステップを有している。このため、自動的に取得された最適撮像条件を今後の基板外観検査に用いるか否かの判断を、作業者が行うことができる。
また、図5に示す最適撮像条件取得ステップにおいて最適撮像条件を取得できない場合、つまり画像データを見やすく(検査しやすく)しても、依然として虚報が発生してしまう場合、形状データ自体がおかしい可能性がある。この点、本実施形態の撮像条件最適化方法および撮像条件最適化システム1は、検査基準確認提案ステップを有している。このため、形状データの確認を、作業者に提案することができる。
<その他>
以上、本発明の本実施形態の撮像条件最適化方法および撮像条件最適化システム1の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
上記実施形態においては、図5に示すように、虚報件数に関するしきい値を設定した(S3)。しかしながら、虚報率に関するしきい値を設定してもよい。
上記実施形態においては、図6の第一ステップに示すように、落射光Uを単独で用いた検査用画像データD1、側射上段光Mを単独で用いた検査用画像データD2、側射下段光Dを単独で用いた検査用画像データD3を、最適ライティング条件の取得に使用した。しかしながら、落射光U、側射上段光M、側射下段光Dを適宜組み合わせて用いた検査用データを、最適ライティング条件の取得に使用してもよい。この場合、最適ライティング条件は、例えば、「落射光U+側射上段光M」のようになる。また、ライティング条件の数は特に限定しない。
上記実施形態においては、図6の第二ステップに示すように、単色成分の検査用画像データD1R、D1G、D1B、D2R、D2G、D2B、D3R、D3G、D3Bを、最適画像色フィルタ条件の取得に使用した。しかしながら、R成分、G成分、B成分を適宜組み合わせて用いた検査用データを、最適画像色フィルタ条件の取得に使用してもよい。この場合、最適画像色フィルタ条件は、例えば、「落射光U+R成分+G成分」のようになる。
上記実施形態の図6の第三ステップのゲイン値、オフセット値の最大値、最小値、調整幅は特に限定しない。虚報件数、基板Bの生産時間、制御部2の演算処理速度などを考慮して、適宜設定すればよい。
上記実施形態においては、図6に示すように、第二ステップの検査用画像データD1R、D1G、D1B、D2R、D2G、D2B、D3R、D3G、D3Bの全てに対して、第三ステップを実行した。しかしながら、第二ステップの検査用画像データの数が九つであるのに対して、第三ステップの検査用画像データの数は5049個である。つまり、検査用画像データの数が膨大である。このため、第二ステップの検査用画像データD1R、D1G、D1B、D2R、D2G、D2B、D3R、D3G、D3Bのうち、虚報率が低い(例えば5%以下)検査用画像データD1R、D1G、D1B、D2R、D2G、D2B、D3R、D3G、D3Bについてのみ、第三ステップを実行してもよい。
上記実施形態においては、図5に示すように、初期設定ステップ(S1)において、合計10枚の基板Bを用いて、検査時の撮像条件を設定した。しかしながら、撮像条件の設定に用いる基板Bの数は特に限定しない。
制御部2における、各種データの格納先は限定しない。ホストコンピュータ20、サーバコンピュータ21、クライアントコンピュータ22、生産ライン9に配置される各作業機いずれでもよい。
また、本実施形態の撮像条件最適化方法を実行するのは、サーバコンピュータ21でなくてもよい。ホストコンピュータ20、クライアントコンピュータ22、生産ライン9に配置される各作業機いずれでもよい。
1:撮像条件最適化システム。
2:制御部、20:ホストコンピュータ、20a:演算部、20b:記憶部、20c:入力部、20d:モニタ、21:サーバコンピュータ、21a:演算部、21b:記憶部、22:クライアントコンピュータ、22c:入力部、22d:モニタ。
3:基板外観検査機、30:ベース、32:制御装置、33:基板搬送装置、330:コンベアベルト、34:XYロボット、340:Y方向スライダ、341:X方向スライダ、342:Y方向ガイドレール、343:X方向ガイドレール、344:X方向移動用ボールねじ部、345:Y方向移動用ボールねじ部、35:検査ヘッド、36:フレーム、37:照明装置、37U:落射照明器、37M:側射上段照明器、37D:側射下段照明器、370U:光源、370M:光源、370D:光源、371U:ハーフミラー、38:撮像装置。
9:生産ライン、90a〜90d:電子部品実装機、91:NGコンベア。
θU:入射角、θM:入射角、θzD:入射角、A1〜A4:輝度分布、B:基板、B1:撮像エリア、D1〜D3:検査用画像データ、D1R:検査用画像データ、D1G:検査用画像データ、D1B:検査用画像データ、D2R:検査用画像データ、D2G:検査用画像データ、D2B:検査用画像データ、D3R:検査用画像データ、D3G:検査用画像データ、D3B:検査用画像データ、U:落射光、M:側射上段光、D:側射下段光、N:ネットワーク、P1〜P6:電子部品、m:マーク。

Claims (10)

  1. 基板外観検査において、電子部品の画像データから検査用画像データを作製する際の、該電子部品の撮像に関する条件である撮像条件を、最適化可能な撮像条件最適化方法であって、
    前記撮像条件を用いて前記電子部品の前記画像データから前記検査用画像データを作製し、作製した該検査用画像データと所定の検査基準とを比較し、該電子部品が良品であるのに検査不合格と判断される虚報が発生した場合に、該虚報が発生した該電子部品の該画像データである虚報画像データを蓄積するデータ蓄積ステップと、
    蓄積された該虚報画像データが所定のしきい値を超えた場合に、蓄積された該虚報画像データを用いて、該虚報が少なくなる最適撮像条件の取得を試みる最適撮像条件取得ステップと、
    を有し、該検査基準を自動更新しない撮像条件最適化方法。
  2. 前記データ蓄積ステップの前に、良品の前記電子部品の前記画像データであるマスタ画像データが検査合格と判断されるように、前記撮像条件を設定する初期設定ステップを有し、
    前記最適撮像条件取得ステップにおいて、全ての前記虚報画像データおよび全ての該マスタ画像データが検査合格と判断される、前記最適撮像条件の取得を試みる請求項1に記載の撮像条件最適化方法。
  3. 前記最適撮像条件取得ステップは、
    全ての前記虚報画像データおよび全ての前記マスタ画像データが検査合格と判断される、最適ライティング条件を探す第一ステップと、
    該最適ライティング条件が見つからなかった場合に、全ての該虚報画像データおよび全ての該マスタ画像データが検査合格と判断される、最適画像色フィルタ条件を探す第二ステップと、
    を有する請求項2に記載の撮像条件最適化方法。
  4. 前記最適撮像条件取得ステップにおいて、前記最適撮像条件を取得できた場合、
    該最適撮像条件取得ステップの後に、該最適撮像条件を作業者に提案する最適撮像条件提案ステップを有する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の撮像条件最適化方法。
  5. 前記最適撮像条件取得ステップにおいて、前記最適撮像条件を取得できなかった場合、
    該最適撮像条件取得ステップの後に、前記検査基準の確認を作業者に提案する検査基準確認提案ステップを有する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の撮像条件最適化方法。
  6. 基板外観検査において、電子部品の画像データから検査用画像データを作製する際の、該電子部品の撮像に関する条件である撮像条件を、最適化可能な撮像条件最適化システムであって、
    前記電子部品が配置された撮像エリアに照明光を照射する照明装置と、
    該照明光が照射された該撮像エリアを撮像する撮像装置と、
    前記撮像条件を用いて該電子部品の前記画像データから前記検査用画像データを作製し、作製した該検査用画像データと、所定の検査基準と、を比較することにより検査を行う演算部と、該検査の結果を格納可能な記憶部と、を有する制御部と、
    を備え、
    該制御部は、
    該検査の結果、該電子部品が良品であるのに検査不合格と判断される虚報が発生した場合に、該虚報が発生した該電子部品の該画像データである虚報画像データを蓄積するデータ蓄積ステップと、
    蓄積された該虚報画像データが所定のしきい値を超えた場合に、蓄積された該虚報画像データを用いて、該虚報が少なくなる最適撮像条件の取得を試みる最適撮像条件取得ステップと、
    を実行し、該検査基準を自動更新しない撮像条件最適化システム。
  7. 前記制御部は、
    前記データ蓄積ステップの前に、良品の前記電子部品の前記画像データであるマスタ画像データが検査合格と判断されるように、前記撮像条件を設定する初期設定ステップを実行し、
    前記最適撮像条件取得ステップにおいて、全ての前記虚報画像データおよび全ての該マスタ画像データが検査合格と判断される、前記最適撮像条件の取得を試みる請求項6に記載の撮像条件最適化システム。
  8. 前記最適撮像条件取得ステップは、
    全ての前記虚報画像データおよび全ての前記マスタ画像データが検査合格と判断される、最適ライティング条件を探す第一ステップと、
    該最適ライティング条件が見つからなかった場合に、全ての該虚報画像データおよび全ての該マスタ画像データが検査合格と判断される、最適画像色フィルタ条件を探す第二ステップと、
    を有する請求項7に記載の撮像条件最適化システム。
  9. 前記制御部は、
    前記最適撮像条件取得ステップにおいて、前記最適撮像条件を取得できた場合、
    該最適撮像条件取得ステップの後に、該最適撮像条件を作業者に提案する最適撮像条件提案ステップを実行する請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の撮像条件最適化システム。
  10. 前記制御部は、
    前記最適撮像条件取得ステップにおいて、前記最適撮像条件を取得できなかった場合、
    該最適撮像条件取得ステップの後に、前記検査基準の確認を作業者に提案する検査基準確認提案ステップを実行する請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の撮像条件最適化システム。
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