JP6050132B2 - 殺菌水生成装置および収容容器 - Google Patents

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Description

本発明は、殺菌水生成装置および収容容器に関する。
特許文献1には、外周壁および内周壁を形成した容器本体と、外周壁および内周壁の間を複数の境界壁で仕切って設けた区画室と、区画室の一つに水を導水する導水口と、内周壁内に挿入して設けたフィルター付き中央筒と、水の送出口を設けて容器本体を覆う蓋部材とを有する活性浄水器が開示されている。
特開2004―223406号公報
ここで、殺菌水の元となる原液を開口から容器内に入れ殺菌水を生成するに際し、この開口とは別に第2の開口が形成されていると、容器内に入れた原液がこの第2の開口から外部に排出される可能性がある。ここで、殺菌水の元となる原液は、他の材料を腐食させる性質を有している場合もあり、原液の外部へ排出は抑えることが望ましい。
本発明の目的は、容器内の殺菌水原液の外部への排出を抑えることにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される殺菌水生成装置は、殺菌水の元となる原液を容器内に入れ殺菌水を生成する殺菌水生成装置であって、前記容器は、前記原液が前記容器内に供給される際に当該原液が通る第1の開口と、前記容器の内部と外部とを通じさせる第2の開口と、前記容器の内壁面に設けられ、前記第1の開口を通り当該容器内に供給された原液であって当該内壁面に付着した原液が、前記第2の開口に向かうことを規制する規制部と、を備えていることを特徴とする殺菌水生成装置である。
ここで、前記規制部は、前記容器の前記内壁面から突出した突出部により構成され、前記突出部は、前記第1の開口の周りに付着した前記原液が前記第2の開口に向かって移動する際に通る移動経路上に複数設けられていることを特徴とすることができる。この場合、複数設けられた突出部によって、第1の開口の周りに付着した原液の第2の開口への移動が規制されるようになり、第2の開口からの原液の排出が起きにくくなる。
また、前記容器は、筒状に形成された容器本体を備えるとともに、当該容器本体の軸方向における一方の端部に、当該容器本体の開放端を塞ぐ塞ぎ部を備え、前記塞ぎ部の内面には、当該塞ぎ部の径方向における中央部を中心として放射状に配置された複数の突出部が設けられ、一の前記突出部と、前記塞ぎ部の周方向において当該一の突出部の隣に位置する他の突出部との間である突出部間に、前記第1の開口が設けられ、前記第1の開口が設けられた前記突出部間とは異なる他の突出部間に、前記第2の開口が設けられ、前記規制部による前記規制は、前記塞ぎ部の前記内面に設けられた前記突出部により行われることを特徴とすることができる。この場合、原液の移動の規制、および、容器の強度の向上の両立を図れるようになる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される殺菌水生成装置は、殺菌水の元となる原液を容器内に入れ殺菌水を生成する殺菌水生成装置であって、前記容器は、側壁と、前記容器の内側に面する内面を有し、当該容器の上方の開放端を塞ぐ塞ぎ部と、前記塞ぎ部に設けられ、前記原液が前記容器内に供給される際に当該原液が通る第1の開口と、前記塞ぎ部に設けられ、前記容器の内部と外部とを通じさせる第2の開口と、を備え、前記塞ぎ部の前記内面には、前記第1の開口の周りに付着した前記原液を前記側壁に向けて移動させる傾斜が付与され、前記第2の開口は、傾斜が付与された前記内面によって前記側壁に向かって原液が移動する際に当該原液が通る移動経路上から外れた箇所に設けられていることを特徴とする殺菌水生成装置である。
ここで、前記塞ぎ部の前記内面は、当該塞ぎ部の径方向における中央部の方が当該塞ぎ部の径方向における外側よりも高い箇所に位置するように形成されており、当該内面には、当該中央部から当該外側に向かって進むに従い下る傾斜が付与され、前記第1の開口は、前記塞ぎ部の前記中央部を外れた箇所に設けられ、前記第2の開口は、当該中央部を挟み当該第1の開口が設けられている側とは反対側に設けられていることを特徴とすることができる。この場合、第1の開口が設けられている側と同じ側に第2の開口が設けられている場合に比べて、第2の開口への原液の移動を抑えられるようになる。
また、本発明を収容容器として捉えた場合、本発明が適用される収容容器は、殺菌水生成装置にて生成される殺菌水の収容に用いられる収容容器であって、上記の容器が有する構成を備えた収容容器である。
本発明によれば、容器内の殺菌水原液の外部への排出を抑えることが可能になる。
本実施形態にかかる殺菌水生成装置の外観斜視図である。 殺菌水生成装置の内部構造を示した斜視図である。 殺菌水生成装置の機能ブロック図である。 第1殺菌水タンクの斜視図である。 タンク蓋部の斜視図である。 第1殺菌水タンクの縦断面図である。 図6における符号VIIの部分を拡大して示した図である。 タンク蓋部の裏面側の構造を示した斜視図である。 図8のIX−IX線における断面図である。 タンク蓋部の裏面側の状態を示した平面図である。 タンク蓋部の裏面側の状態を示した平面図である。 タンク蓋部の裏面側の状態を示した平面図である。 殺菌水生成装置の他の構成例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかる殺菌水生成装置の外観斜視図である。
本実施形態の殺菌水生成装置1は、筐体2と、ユーザに対し予め情報を表示するとともにユーザからの操作を受け付ける操作パネル3とを備えている。なお、操作パネル3は、筐体2の上面に設けられている。さらに、殺菌水生成装置1には、原液カートリッジが収納される収納部4、殺菌水タンクが収容される殺菌水タンク収納部5、外部機器との接続に用いられる外部接続接栓6が設けられている。
図2は、殺菌水生成装置1の内部構造を示した斜視図である。
同図に示すように、殺菌水生成装置1の内部には、外部接続接栓6を介して外部から供給された水道水を収容する水道水タンク13、殺菌水の元となる原液を収容した原液カートリッジ20、原液カートリッジ20から供給された原液の計量を行う原液計量部23、生成された殺菌水を収容する第1殺菌水タンク30、第2殺菌水タンク33が設けられている。
なお、本実施形態では、原液カートリッジ20の上方に原液計量部23を配置している。これにより、原液カートリッジ20と原液計量部23とが同じ水平面上に位置している場合に比べ、装置全体の小型化が図られている。また、本実施形態では、原液カートリッジ20内に、原液(薬液)として、次亜塩素酸ナトリウムが収容されている。なお、原液は、これに限らず、例えば、次亜塩素酸ナトリウムもしくは二酸化塩素、これらの混合物の塩素系水溶液を用いることもできる。また、他の原液を用いるようにしてもよい。
図3は、殺菌水生成装置1の機能ブロック図である。
本実施形態の殺菌水生成装置1には、水道水を供給する供給管(不図示)が接続される受水接栓10が設けられている。なお、この受水接栓10は、上記外部接続接栓6(図1参照)に設けられている。また、殺菌水生成装置1には、受水接栓10を通った水道水が通る送水路11、送水路11上に設けられた電磁弁12、受水孔14を有し送水路11からの水道水を収容する水道水タンク13が設けられている。
また、殺菌水生成装置1には、水道水タンク13からの水道水が通る第1水道水供給路17a,第2水道水供給路17bが設けられている。さらに、第1水道水供給路17a上には第1電磁弁16aが設けられ、第2水道水供給路17b上には第2電磁弁16bが設けられている。また、本実施形態では、水道水タンク13における水道水の液面を検知する液面センサ18が設けられている。ここで、この液面センサ18では、上下方向において互いにずれた検知位置bおよび検知位置cにて水道水の液面が検知される。なお、両端に位置する検知位置a及び検知位置dは、検知位置bおよび検知位置cにて液面の検知が行われない場合に液面の検知を行うバックアップ用の検知位置である。
一方、原液カートリッジ20側には、原液カートリッジ20からの原液の取り出しに用いられるポンプ22、ポンプ22により送られてきた原液の計量を行う原液計量部23、原液計量部23内の原液の液面を検知する液面センサ24が設けられている。なお、この液面センサ24でも、検知位置bおよび検知位置cにて原液の液面の検知が行われる。また、検知位置bおよび検知位置cにて液面の検知が行われない場合には、検知位置a及び検知位置dにて液面の検知が行われる。
さらに、殺菌水生成装置1には、原液計量部23からの原液が通る第1原液供給路26a、第2原液供給路26bが設けられている。また、本実施形態では、第1原液供給路26a上に第1電磁弁25aが設けられ、第2原液供給路26b上に第2電磁弁25bが設けられている。また、殺菌水生成装置1には、原液計量部23から溢れた原液を原液カートリッジ20に戻す原液戻り管27が設けられている。
なお、本実施形態では、第1原液供給路26a、第2原液供給路26b、第1水道水供給路17a、第2水道水供給路17bの4つの供給路は、それぞれ独立して設けられており、殺菌水タンク(第1殺菌水タンク30、第2殺菌水タンク33)に対して水道水および原液が達するまでの間に、水道水と原液とが混合しないようになっている。
また、殺菌水生成装置1には、第1殺菌水タンク30内の殺菌水の液面を検知する液面センサ32、第2殺菌水タンク33内の殺菌水の液面を検知する液面センサ34が設けられている。ここで、上記と同様、液面センサ32および液面センサ34の各々では、検知位置bおよび検知位置cにて液面の検知が行われる。また、検知位置bおよび検知位置cにて液面の検知が行われない場合には、検知位置a及び検知位置dにて液面の検知が行われる。
また、本実施形態では、第1殺菌水タンク30からの殺菌水が通る第1殺菌水供給路31、第2殺菌水タンク33からの殺菌水が通る第2殺菌水供給路35が設けられている。また、第1殺菌水供給路31上には、第1電磁弁36aおよび第1逆止弁37aが設けられ、第2殺菌水供給路35上には、第2電磁弁36bおよび第2逆止弁37bが設けられている。
さらに、本実施形態では、圧縮エアを供給する供給管(不図示)が接続される圧縮エア用接栓40が設けられている。なお、この圧縮エア用接栓40は、上記外部接続接栓6(図1参照)に設けられている。また、圧縮エア用接栓40を通過した圧縮エアの第1殺菌水タンク30への供給に用いられるともに、第1殺菌水タンク30からの圧縮エアの排出に用いられる第1圧縮エア供給/排気路42aが設けられている。また、圧縮エア用接栓40を通過した圧縮エアの第2殺菌水タンク33への供給に用いられるともに、第2殺菌水タンク33からの圧縮エアの排出に用いられる第2圧縮エア供給/排気路42bが設けられている。
さらに、第1圧縮エア供給/排気路42a上には、第1三方電磁弁41aが設けられ、第2圧縮エア供給/排気路42b上には、第2三方電磁弁41bが設けられている。また、本実施形態では、第1殺菌水供給路31および第2殺菌水供給路35を一つの殺菌水供給路にまとめるマニフォールド45、マニフォールド45を通過した殺菌水が通る殺菌水供給路46が設けられている。さらに、殺菌水供給路46の終端部に設けられ、殺菌水生成装置1の外部に設けられた殺菌水搬送管(不図示)が接続される供給用接栓47が設けられている。
また、本実施形態では、マニフォールド45を経由して流れてきた殺菌水、および、水道水タンク13から溢れた水道水の廃棄に用いられるドレン用接栓49が設けられている。さらに、ドレン用接栓49とマニフォールド45との間には、電磁弁48が設けられている。なお、供給用接栓47およびドレン用接栓49は、図1における外部接続接栓6に設けられている。また、本実施形態では、図1にて示した操作パネル3内に、回路基板51が設けられている。また、本実施形態では、プログラム制御されたCPUにより構成され、この回路基板51や殺菌水生成装置1内に設けられた電磁弁などの制御を行う制御部50が設けられている。
ここで、原液の希釈に用いる希釈用の水道水は、受水接栓10、電磁弁12、送水路11を通り、水道水を計量する水道水タンク13に供給される。そして、本実施形態では、水道水タンク13のうちの、液面センサ18の検知位置bまで、水道水が供給される。
一方で、原液は、ポンプ22によって、原液カートリッジ20から原液計量部23に供給される。なお、原液計量部23では、液面センサ24の検知位置bまで原液が供給される。その後、制御部50によって第1電磁弁25a又は第2電磁弁25bが開放される。これにより、原液計量部23内の原液が、自重落下し、第1殺菌水タンク30又は第2殺菌水タンク33に対し供給される。
なお、開放された第1電磁弁25a又は第2電磁弁25bは、原液の供給が終了した後に閉じられる。その後、原液計量部23では、原液計量部23への原液の供給が再び行われ、次の原液の供給に備えられる。また、本実施形態では、第1殺菌水タンク30又は第2殺菌水タンク33への原液の供給が、予め設定された回数繰り返される。例えば、うがい水のような殺菌水を生成する場合は、1回計量分の原液を第1殺菌水タンク30又は第2殺菌水タンク33へ供給するが、殺菌効果をあげた殺菌水が生成される場合は、2回計量分や、3回計量分の原液が、第1殺菌水タンク30又は第2殺菌水タンク33へ供給される。
また、本実施形態では、第1殺菌水タンク30又は第2殺菌水タンク33への原液の供給後、水道水タンク13内の水道水(液面センサ18の検知位置bまで達している水道水)が、第1電磁弁16a又は第2電磁弁16bが開かれることによって、第1殺菌水タンク30又は第2殺菌水タンク33に供給される。ここで、この供給は、水道水の自重が利用されることで行われる。
なお、第1殺菌水タンク30又は第2殺菌水タンク33への水道水の供給が行われる際には、第1三方電磁弁41a又は第2三方電磁弁41bが開かれる。これにより、第1殺菌水タンク30又は第2殺菌水タンク33からの空気の排出がより円滑になされるようになる。
ここで、第1殺菌水タンク30又は第2殺菌水タンク33へ水道水が供給されると、この水道水の体積分の空気が、第1殺菌水タンク30又は第2殺菌水タンク33から排出される。この場合に、第1三方電磁弁41a又は第2三方電磁弁41bが開かれていると、第1殺菌水タンク30又は第2殺菌水タンク33から円滑に空気が排出される。なお、第1殺菌水タンク30又は第2殺菌水タンク33から排出された空気は、第1三方電磁弁41a又は第2三方電磁弁41bの常時開口(ノーマルオープンポート)を通り、殺菌水生成装置1の内部に円滑に排出される。
なお、上記では、第1殺菌水タンク30又は第2殺菌水タンク33へ原液を供給した後に、水道水を供給する態様を一例に説明したが、第1殺菌水タンク30又は第2殺菌水タンク33に対する、原液の供給および水道水の供給は並行して行うようにしてもよい。また、例えば、水道水を供給した後に原液の供給を行うようにしてもよい。なお、本実施形態のように、原液の供給を先に行い、その後、水道水の供給を行う方が、原液と水道水とが並行して供給される場合や、水道水の方が原液よりも先に供給される場合に比べ、原液と水道水とがより効果的に混合するようになる。
次に、生成された殺菌水が外部へ供給される際の各部の動作を説明する。
殺菌水が外部へ供給される際には、まず、圧縮エアが、第1圧縮エア供給/排気路42a又は第2圧縮エア供給/排気路42bを介し、第1殺菌水タンク30内又は第2殺菌水タンク33内に供給される。そして、第1殺菌水タンク30内又は第2殺菌水タンク33内に圧縮エアが供給されると、第1殺菌水タンク30内又は第2殺菌水タンク33内は加圧状態となり、第1殺菌水タンク30内又は第2殺菌水タンク33内の殺菌水が、殺菌水生成装置1の外部に供給されるようになる。
詳細に説明すると、第1殺菌水タンク30内又は第2殺菌水タンク33内が加圧状態となると、殺菌水は、第1殺菌水供給路31又は第2殺菌水供給路35、および、マニフォールド45を経由して、供給用接栓47まで供給される。そして、この供給用接栓47を通じ、殺菌水生成装置1の外部へ供給される。
なお、上記では説明を省略したが、本実施形態では、第1殺菌水タンク30および第2殺菌水タンク33の何れか一方の殺菌水タンクから殺菌水の供給が行われるとともに、この一方の殺菌水タンクが空になると、他方の殺菌水タンクに切り替えられる。これにより、殺菌水の供給が滞らないようになる。なお、他方の殺菌水タンクに切り替えられた場合は、上記一方の殺菌水タンクにて、殺菌水の生成が開始される。そして、上記他方の殺菌水タンクが空となると、今度は、一方の殺菌水タンクへの切り替えが行われる。
なお、殺菌水タンクが空となったか否かは、液面センサ32および液面センサ34の各々に設けられた検知位置cにおける液面の検知に基づき判断される。また、殺菌水タンクの上記切り替えは、第1圧縮エア供給/排気路42a上に設けられた第1三方電磁弁41aの開放/閉鎖、第2圧縮エア供給/排気路42b上に設けられた第2三方電磁弁41bの開放/閉鎖、第1殺菌水供給路31上に設けられた第1電磁弁36aの開放/閉鎖、および、第2殺菌水供給路35上に設けられた第2電磁弁36bの開放/閉鎖により行われる。
また、本実施形態では、殺菌水の消費に伴い一方の殺菌水タンクから他方の殺菌水タンクへ切り替える際、外部に供給される殺菌水の脈動や流量低下を抑制するため、この切り替え時に、第1電磁弁36aおよび第2電磁弁36bを制御し、予め定められた時間(数msec)、二つの殺菌水タンクから同時に殺菌水が供給されるようにしている。付言すると、一方の殺菌水タンクと他方の殺菌水タンクとの間において、殺菌水の供給が行われている供給タイミングをオーバラップさせる制御を行っている。
次に、第1殺菌水タンク30および第2殺菌水タンク33について詳細に説明する。
図4は、第1殺菌水タンク30の斜視図である。なお、第1殺菌水タンク30および第2殺菌水タンク33は同様に構成されているため、ここでは、第1殺菌水タンク30について説明し、第2殺菌水タンク33についての説明は省略する。
同図に示すように、本実施形態の第1殺菌水タンク30には、底部を備えるとともに円筒状に形成され、容器本体として機能するタンク本体310が設けられている。さらに、第1殺菌水タンク30には、タンク本体310の軸方向における一方の端部(上方端)に設けられ、タンク本体310のこの一方の端部に形成された開放端(円形の開口)を塞ぐタンク蓋部320が設けられている。
図5(タンク蓋部320の斜視図)を参照し、タンク蓋部320について説明する。
タンク蓋部320には、円盤状に形成され、タンク本体310の上部に形成された上記開放端(円形の開口)を塞ぐ塞ぎ部321が設けられている。また、タンク蓋部320には、この塞ぎ部321に接続されるとともに円筒状に形成され且つ図中下方に向かって延びる円筒部322が設けられている。ここで、本実施形態では、円筒部322の外周面およびタンク本体310の内周面に、ねじ340(タンク蓋部320側のねじ340のみを図示)が形成されており、円筒部322のねじ340と、タンク本体310のねじとによって、タンク本体310に対しタンク蓋部320が固定される。
また、本実施形態では、図5に示すように、塞ぎ部321の上面に、この上面から突出した突出部330が設けられている。ここで、この突出部330は、塞ぎ部321の一方の縁側を始点として、塞ぎ部321の中央部(径方向における中央部)を通り、そして、塞ぎ部321の他方の縁側まで延びるように、形成されている。また、この突出部330は、上面が平坦状となっている。これにより、本実施形態では、後述する接続端子(継ぎ手)がより安定的に取り付けられるようになる。
また、本実施形態では、第1貫通孔351〜第5貫通孔355の5つの貫通孔が設けられている。ここで、第1の開口として機能する第1貫通孔351には、第1原液供給路26a(図3参照)が接続され、第1貫通孔351は、第1殺菌水タンク30内への原液の供給に用いられる。第2の開口として機能する第2貫通孔352には、第1圧縮エア供給/排気路42a(図3参照)が接続される。そして、この第2貫通孔352は、第1殺菌水タンク30の内部と外部とを通じさせる機能を有するとともに、第1殺菌水タンク30への圧縮エアの供給、および、第1殺菌水タンク30からの空気の排出に用いられる。
また、第3貫通孔353には、第1殺菌水供給路31(図3参照)が接続され、第3貫通孔353は、第1殺菌水タンク30の外部への殺菌水の供給に用いられる。第4貫通孔354には、第1水道水供給路17a(図3参照)が接続され、第4貫通孔354は、第1殺菌水タンク30への水道水の供給に用いられる。また、第5貫通孔355は、第1殺菌水タンク30内への液面センサ32(図3参照)の設置に用いられる。
なお、第1貫通孔351〜第3貫通孔353と、上記第1原液供給路26a、第1圧縮エア供給/排気路42a、第1殺菌水供給路31とは、接続端子(継ぎ手)325(図4参照)を介して接続される。
また、本実施形態では、第1貫通孔351〜第5貫通孔355などの貫通孔をタンク本体310に形成せずタンク蓋部320に形成し、全ての貫通孔をタンク蓋部320に集約している。さらに説明すると、本実施形態では、第1原液供給路26a、第1圧縮エア供給/排気路42a、第1殺菌水供給路31、および、第1水道水供給路17aを、タンク蓋部320に接続し、タンク本体310には、これらの供給路が接続されない構成としている。
次に、第1殺菌水タンク30の内部の構造を説明する。
図6は、第1殺菌水タンク30の縦断面図である。また、図7は、図6における符号VIIの部分を拡大して示した図である。
図6に示すように、本実施形態では、タンク本体310が円筒状に形成され、タンク本体310の内周面に相当する箇所には、図中上下方向に沿って延びる側壁313が設けられている。また、本実施形態では、第1殺菌水タンク30の径方向における中央部に、図中上下方向に沿って延びる殺菌水搬送管350が設けられている。ここで、この殺菌水搬送管350は、その上端部が第3貫通孔353に接続されている。また、殺菌水搬送管350は、第1殺菌水タンク30の底面311まで延びている。これにより、本実施形態では、第1殺菌水タンク30の底面311の近くから殺菌水が送り出されるようになる。
ここで、図7を参照し、第1殺菌水タンク30の底面311の状態を説明すると、同図の(A)に示すように、本実施形態では、第1殺菌水タンク30の底面311に、底面311から突出した突起312が設けられている。ここで、この突起312は、第1殺菌水タンク30の底面311に複数設けられているとともに、互いに離間した状態で配置されている。
ここで、本実施形態では、図7(A)に示すように、突起312の各々に、殺菌水搬送管350の端面(下端面)に対向配置されるとともに、第1殺菌水タンク30の底面311から離れた箇所に配置された端面対向部312Aが設けられている。さらに、本実施形態では、突起312の各々に、殺菌水搬送管350の外周面に対向配置され、殺菌水搬送管350の軸方向と直交する方向への殺菌水搬送管350の移動を規制する外周面対向部312Bが設けられている。
ここで、本実施形態では、タンク本体310に対してタンク蓋部320が取り付けられると、図7(B)に示すように、殺菌水搬送管350の下端面が、突起312の各々に設けられた端面対向部312Aに突き当てられる。これにより、殺菌水搬送管350の軸方向における殺菌水搬送管350の位置決めがなされる。また、殺菌水搬送管350の下端面が端面対向部312Aに突き当たると、殺菌水搬送管350の外周面に外周面対向部312Bが対向配置された状態となり、殺菌水搬送管350の軸方向と直交する方向への殺菌水搬送管350の移動が規制される。
ここで、第1殺菌水タンク30からの殺菌水の供給が行われる際には、上記のとおり、第1殺菌水タンク30内に圧縮エアが供給される。これにより、殺菌水は、殺菌水搬送管350内を上昇し、第3貫通孔353(図6参照)まで到達する。その後、この殺菌水は、第1殺菌水供給路31(図3参照)を経由し、殺菌水生成装置1の外部へ供給される。
なお、本実施形態では、上記のとおり、第1殺菌水タンク30の底面311から離れた箇所に端面対向部312Aが配置されており、これにより、殺菌水搬送管350の下端面と底面311との間には間隙が形成される。そして本実施形態では、この間隙を殺菌水が通ることで、殺菌水搬送管350の外部に位置する殺菌水が殺菌水搬送管350の内部に進入する。より詳細に説明すると、本実施形態では、殺菌水搬送管350の下端面と底面311との間の間隙であって、且つ、互いに隣接する突起312間に位置する間隙(図7(A)の符号7Aで示す間隙)を殺菌水が通ることで、殺菌水搬送管350の外部の殺菌水が殺菌水搬送管350の内部に進入する。
なお、上記では説明を省略したが、第1殺菌水タンク30内の殺菌水の液面を検知する液面センサ32(図3参照)は、図6に示すように、第1殺菌水タンク30内に挿入された複数本の電極328により構成されている。そして、この液面センサ32では、殺菌水の接触時の導通と非接触時の絶縁とを判定することで、上記検知位置a〜dにおける液面の検知を行う。
次に、図8を参照し、タンク蓋部320についてさらに説明する。なお、図8は、タンク蓋部320の裏面側の構造を示した斜視図である。
本実施形態では、上記のように、第1殺菌水タンク30内に圧縮エアが供給され、第1殺菌水タンク30内は加圧状態とされる。このため、本実施形態では、第1殺菌水タンク30の強度を増すため、タンク蓋部320の内壁面(裏面)に、この内壁面から突出した突出部の一例としてのリブを複数設けている。なお、この複数のリブは、タンク蓋部320の径方向における中央部を中心として放射状に配置されている。
詳細に説明すると、本実施形態のタンク蓋部320の内壁面には、図8に示すように、まず、第3貫通孔353を取り囲むように形成され且つ環状に形成された環状リブ380が設けられている。さらに、本実施形態では、この環状リブ380の外周面と円筒部322の内周面とを接続する板状のリブが設けられている。ここで、この板状のリブは、第1リブ381〜第8リブ388の8個のリブにより構成されている。そして、本実施形態では、第1リブ381〜第8リブ388の8個のリブが、タンク蓋部320の径方向における中央部を中心して放射状に配置されている。
なお、本実施形態では、第7リブ387と、タンク蓋部320の周方向においてこの第7リブ387の隣に位置する第8リブ388との間である第1リブ間(第1突出部間)に、第1貫通孔351が形成されている。また、第3リブ383と、タンク蓋部320の周方向においてこの第3リブ383の隣に位置する第4リブ384との間である第2リブ間(上記第1突出間とは異なる他の突出部間)に、第2貫通孔352が設けられている。
さらに、本実施形態では、第1リブ381と、タンク蓋部320の周方向においてこの第1リブ381の隣に位置する第2リブ382との間に、第4貫通孔354が設けられている。また、第5リブ385と、タンク蓋部320の周方向においてこの第5リブ385の隣に位置する第6リブ386との間に、第5貫通孔355が設けられている。また、上記にて説明したが、本実施形態では、環状リブ380の内側に、第3貫通孔353が設けられている。
ところで、本実施形態では、第1貫通孔351を通じて第1殺菌水タンク30内に供給された原液の一部が、タンク蓋部320の裏面に付着する。その一方で、本実施形態では、上記のとおり、第1殺菌水タンク30への水道水の供給が行われる際に、第1三方電磁弁41a(図3参照)が開かれる。そして、第1殺菌水タンク30へ水道水が供給されると、供給された水道水の体積分の空気が、第2貫通孔352を通じて第1殺菌水タンク30の外部へ排出され、その後、この空気は、第1三方電磁弁41aの常時開口(ノーマルオープンポート)を通り、殺菌水生成装置1の内部に円滑に排出される。
ところで、このように、水道水の体積分の空気が、第2貫通孔352を通じて第1殺菌水タンク30の外部へ排出される際、タンク蓋部320の裏面に付着している原液(第2貫通孔352の周囲に付着している原液)が、第2貫通孔352から排出される空気に混じり込み、第1殺菌水タンク30の外部に排出されるおそれがある。かかる場合、原液が第1三方電磁弁41a(図3参照)まで達し、第1三方電磁弁41aの腐食等を招きやすくなる。
そこで、本実施形態では、環状リブ380、第7リブ387、第8リブ388を利用することで、第2貫通孔352への原液の到達を規制するようにしている。具体的には、本実施形態では、図8に示すように、原液が最初に供給される第1貫通孔351を取り囲むように、環状リブ380の一部、第7リブ387、第8リブ388が配置されている。これにより、本実施形態では、第1貫通孔351の周辺以外への原液の移動が抑制されるようになる。そして、この場合、第2貫通孔352への原液の移動も規制されるようになり、原液が第1三方電磁弁41aに達することが起きにくくなる。
なお、本実施形態では、タンク蓋部320の裏面に形成されたリブを用い、第2貫通孔352への原液の移動を規制するが、タンク蓋部320の裏面に溝を形成したり、タンク蓋部320の裏面に吸水性の物質を設けたりすることで、第2貫通孔352への原液の移動を規制するようにしてもよい。ここで、タンク蓋部320の裏面に形成されたリブ、上記溝、吸水性の物資などは、タンク蓋部320の内壁面に付着した原液が、第2貫通孔352に向かうことを規制する規制部として捉えることができる。
なお、本実施形態では、第1貫通孔351と第2貫通孔352との間に複数のリブが設けられた構成となっており、第2貫通孔352への原液の移動がさらに起きにくくなっている。付言すると、本実施形態では、第1貫通孔351の周りに付着した原液が第2貫通孔352に向かって移動する際にこの原液が通る移動経路上に、複数のリブが設けられており、第2貫通孔352への原液の移動がさらに起きにくくなっている。
具体的に説明すると、第1貫通孔351の周りに付着している原液は、タンク蓋部320の周方向(図8において、時計回り方向および反時計回り方向)に沿って移動し、第2貫通孔352に達するおそれがあるが、この周方向においては、第7リブ387、第8リブ388の他に、第1リブ381〜第6リブ386の6つのリブがさらに設けられている。より具体的に説明すると、第7リブ387と第2貫通孔352との間には、第4リブ384〜第6リブ386の3つのリブがさらに設けられ、第8リブ388と第2貫通孔352との間にも、第1リブ381〜第3リブ383の3つのリブがさらに設けられている。
また、本実施形態では、第1貫通孔351から第2貫通孔352に向かって直線状に原液が移動していくことも考えられるが(図8の矢印8A参照)、本実施形態では、第1貫通孔351と第2貫通孔352との間に、実質的に二つのリブが存在し、さらに、殺菌水搬送管350(図6参照)が存在するため、このような原液の移動は起きにくくなっている。付言すると、符号8Bで示す一つ目のリブ、符号8Cで示す二つ目のリブ、および、殺菌水搬送管350が存在するため、第1貫通孔351から第2貫通孔352への原液の直線状の移動が起きにくくなっている。
図9は、図8のIX−IX線における断面図である。
図9に示すように、本実施形態では、タンク蓋部320の裏面(内壁面)329に傾斜を付与している。具体的には、タンク蓋部320の裏面329は、タンク蓋部320の径方向における中央部側の方がタンク蓋部320の径方向における外側よりも高い箇所に位置するように形成されており、この裏面329には、タンク蓋部320の中央部からタンク蓋部320の外縁部側(第1殺菌水タンク30の側壁313(図6参照)側)に向かうに従い下る傾斜が付与されている。さらに説明すると、タンク蓋部320の裏面329は、ドーム状に形成されており、径方向における中央部から径方向における外側に向かって進むに従いその高さが減少するように形成されている。
さらに、説明すると、本実施形態では、タンク蓋部320の裏面329のうちの第1貫通孔351が設けられている部分に高低差を付与している。具体的には、図9に示すように、裏面329には、第2貫通孔352側に位置している第1部位329Aと、第1貫通孔351を挟み第1部位329Aとは反対側に位置している第2部位329Bの二つの部位が設けられているが、本実施形態では、第1部位329Aの方を第2部位329Bよりも高い位置に配置している。
以上のような構成とした結果、本実施形態では、図中矢印9Aに示すように、第1貫通孔351の周囲に位置している原液は、タンク蓋部320の中央部側ではなく外周縁側に向かって移動するようになる。付言すると、第2貫通孔352から離れる方向に向かって移動するようになる。さらに説明すると、第1殺菌水タンク30の側壁313(図6参照)に向かって移動するようになる。また、本実施形態では、このように原液が移動する際の移動経路上から外れた箇所に第2貫通孔352が設けられている。この結果、本実施形態では、第2貫通孔352への原液の移動が更に起きにくくなる。
さらに、本実施形態では、タンク蓋部320の径方向における中央部を外れた箇所に第1貫通孔351が設けられるとともに、第2貫通孔352が、この中央部を挟み第1貫通孔351が設けられている箇所とは反対側に設けられている。これにより、第1貫通孔351と第2貫通孔352とが同じ側に設けられている場合に比べ、第1貫通孔351から第2貫通孔352への原液の移動がさらに起きにくくなっている。
なお、上記では、複数のリブを放射状に配置した場合を一例に説明したが、リブの配置態様は上記の態様に限られない。例えば、タンク蓋部320の強度があまり必要とされない場合には、図10(タンク蓋部320の裏面側の状態を示した平面図)に示すように、第1リブ381〜第6リブ386を省略し、第7リブ387および第8リブ388のみが設けられた構成とすることもできる。付言すると、第7リブ387および第8リブ388の二つのリブを設けるとともに、この二つのリブの間に第1貫通孔351が配置された構成とすることができる。
また、図11(タンク蓋部320の裏面側の状態を示した平面図)に示すように、第1リブ381、第2リブ382、第5リブ385〜第8リブ388を省略し、第3リブ383および第4リブ384のみが設けられた構成とすることもできる。付言すると、第3リブ383および第4リブ384の二つのリブを設けるとともに、この二つのリブの間に第2貫通孔352が配置された構成とすることができる。また、図12(タンク蓋部320の裏面側の状態を示した平面図)に示すように、環状のリブ391を形成し、このリブ391で第1貫通孔351を取り囲むようにしてもよい。なお、図示は省略するが、第2貫通孔352をこのような環状のリブで取り囲むこともできる。
なお、上記にて説明した殺菌水生成装置1は、図3にて示した構成に限らず図13(殺菌水生成装置1の他の構成例を示した図)に示す構成とすることもできる。
図13に示すこの殺菌水生成装置1では、図3にて示した第2殺菌水タンク33に換えて、第2殺菌水タンク33よりも小型の第2殺菌水タンク55を設けている。さらに、この構成例では、マニフォールド60と第2殺菌水タンク55とを接続する殺菌水導入/供給管59、マニフォールド60と供給用接栓47とを接続する殺菌水供給路61が設けられている。
ここで、この構成例では、第1殺菌水タンク30からの殺菌水の一部が、マニフォールド60を経由して殺菌水導入/供給管59へ供給され、さらに、殺菌水導入/供給管59を経由して第2殺菌水タンク55に供給される。そして、この第2殺菌水タンク55は、第1殺菌水タンク30が空となった際に、第1殺菌水タンク30が新たな殺菌水により満たされるまでの間、殺菌水を供給する。これにより、この構成例でも、殺菌水の供給が滞らないようになる。なお、第1殺菌水タンク30は、図4〜9にて示した第1殺菌水タンク30と同様に構成されており、第2貫通孔352からの原液の排出が起きにくくなっている。
ここで、本構成例の場合、第2殺菌水タンク55へ水道水を供給する水道水供給路、第2殺菌水タンク55へ原液を供給する原液供給路などを省略することができるようになり、コスト低減および小型化を図れるようになる。なお、図中、符号56は三方電磁弁を示し、符号57、58は電磁弁を示している。
ここで、この構成例では、第1殺菌水タンク30における殺菌水の生成や、第1殺菌水タンク30から外部への殺菌水の供給は上記にて説明した方法と同じ方法で行われる。一方で、第1殺菌水タンク30にて生成された殺菌水が第2殺菌水タンク55へ供給される際には、三方電磁弁56を閉、電磁弁58を開、電磁弁57を開の状態としたうえで、第1殺菌水タンク30に対して圧縮エアを供給する。これにより、第1殺菌水タンク30内の殺菌水が、殺菌水供給路31、マニフォールド60、殺菌水導入/供給管59を経由して、第2殺菌水タンク55へ供給される。
そして、第1殺菌水タンク30が空となると、第1殺菌水タンク30に設けられた液面センサ32の検知位置cにて殺菌水の液面が検知される。これにより、この構成例では、三方電磁弁56及び電磁弁58が開とされ、電磁弁57が閉とされる。これにより、圧縮エア用接栓40を通じて供給されてきた圧縮エアが、第2殺菌水タンク55へ供給される。これにより、第2殺菌水タンク55は加圧されるようになり、殺菌水導入/供給管59およびマニフォールド60を介して、第2殺菌水タンク55内の殺菌水が、殺菌水生成装置1の外部に供給される。
なお、上記図1〜図13において説明した殺菌水生成装置1は、複数台を並列に接続することで、セントラル方式としても使用でき、また、施設の規模拡張に合わせて増設することもできる。また、上記では、歯科にて用いられる殺菌水生成装置1を例示したが、この殺菌水生成装置1は、歯科以外に一般医療設備として用いることもできる。より具体的には、例えば人工透析の薬液投与ラインの衛生管理に用いることができる。
1…殺菌水生成装置、30…第1殺菌水タンク、310…タンク本体、313…側壁、321…塞ぎ部、351…第1貫通孔、352…第2貫通孔、380…環状リブ、381〜388…第1リブ〜第8リブ

Claims (5)

  1. 殺菌水の元となる原液を容器内に入れ殺菌水を生成する殺菌水生成装置であって、
    前記容器は、
    前記原液が前記容器内に供給される際に当該原液が通る第1の開口と、
    前記容器の内部と外部とを通じさせる第2の開口と、
    前記容器の内壁面に設けられ、前記第1の開口を通り当該容器内に供給された原液であって当該内壁面に付着した原液が、前記第2の開口に向かうことを規制する規制部と、
    を備え
    前記容器は、筒状に形成された容器本体を備えるとともに、当該容器本体の軸方向における一方の端部に、当該容器本体の開放端を塞ぐ塞ぎ部を備え、
    前記塞ぎ部の内面には、当該塞ぎ部の径方向における中央部を中心として放射状に配置された複数の突出部が設けられ、
    一の前記突出部と、前記塞ぎ部の周方向において当該一の突出部の隣に位置する他の突出部との間である突出部間に、前記第1の開口が設けられ、
    前記第1の開口が設けられた前記突出部間とは異なる他の突出部間に、前記第2の開口が設けられ、
    前記規制部による前記規制は、前記塞ぎ部の前記内面に設けられた前記突出部により行われる殺菌水生成装置。
  2. 前記規制部は、前記塞ぎ部の前記内面から突出した前記突出部により構成され、
    前記突出部は、前記第1の開口の周りに付着した前記原液が前記第2の開口に向かって移動する際に通る移動経路上に複数設けられていることを特徴とする請求項1記載の殺菌水生成装置。
  3. 殺菌水の元となる原液を容器内に入れ殺菌水を生成する殺菌水生成装置であって、
    前記容器は、
    側壁と、
    前記容器の内側に面する内面を有し、当該容器の上方の開放端を塞ぐ塞ぎ部と、
    前記塞ぎ部に設けられ、前記原液が前記容器内に供給される際に当該原液が通る第1の開口と、
    前記塞ぎ部に設けられ、前記容器の内部と外部とを通じさせる第2の開口と、
    を備え、
    前記塞ぎ部の前記内面には、前記第1の開口の周りに付着した前記原液を前記側壁に向けて移動させる傾斜が付与され、
    前記第2の開口は、傾斜が付与された前記内面によって前記側壁に向かって原液が移動する際に当該原液が通る移動経路上から外れた箇所に設けられていることを特徴とする殺菌水生成装置。
  4. 前記塞ぎ部の前記内面は、当該塞ぎ部の径方向における中央部の方が当該塞ぎ部の径方向における外側よりも高い箇所に位置するように形成されており、当該内面には、当該中央部から当該外側に向かって進むに従い下る傾斜が付与され、
    前記第1の開口は、前記塞ぎ部の前記中央部を外れた箇所に設けられ、前記第2の開口は、当該中央部を挟み当該第1の開口が設けられている側とは反対側に設けられていることを特徴とする請求項記載の殺菌水生成装置。
  5. 殺菌水生成装置にて生成される殺菌水の収容に用いられる収容容器であって、請求項1乃至の何れかに記載の容器が有する構成を備えた収容容器。
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