JP6044613B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関の制御装置に係り、特に、筒内圧力を解放するためのデコンプ機構を備えた内燃機関を制御する装置に関する。
圧縮行程中に燃焼室を吸気通路及び/又は排気通路に連通させるデコンプ機構(もしくは減圧装置)を備えた内燃機関が公知である。このようなデコンプ機構によれば、始動時やフューエルカット運転中に筒内圧力が解放され、これによって、始動時の始動用モーターの負荷と消費電力とを低減し、またフューエルカット運転の開始時の減速ショックを抑制することができる。
一つの方式のデコンプ機構は、吸気弁及び/又は排気弁のリフト量を制御して、少なくとも圧縮行程中に吸気弁及び/又は排気弁を常時開状態にする。他の方式のデコンプ機構は、燃焼室と排気通路を選択的に連通状態(開)または非連通状態(閉)にするための専用のバルブを備えている。
特許文献1が開示する装置は、フューエルカット運転中に、所定程度以上の減速が行われ、かつバッテリが満充電でない場合に、デコンプ機構によって吸気弁及び排気弁を全開させ、圧縮行程中に燃焼室を吸気通路及び排気通路に連通させて、電力回生を行っている。この構成によれば、ブレーキ操作時のエンジン減速トルクに起因する減速ショックを低減することができ、また動力損失(ポンピング損失)を減少して電力回生を促進することができる。
特開平10−2239号公報
デコンプ機構の動作に要するエネルギ消費を抑制することが望ましい。デコンプ機構のエネルギ消費は、その弁体の開度に概ね比例している。したがって、弁体の開度を小さくすれば、その開度まで弁体を開くためのエネルギ消費を抑制できる。しかし、フューエルカット運転中のデコンプ機構の弁体の開度が小さいと、エンジン回転速度が高い領域でポンピング損失が顕著になり、慣性エネルギを有効に活用できない。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであり、その目的は、フューエルカット中のデコンプ機構の動作に要する消費エネルギを抑制しながら、エンジン回転速度が高い領域でポンピング損失を抑制し、慣性エネルギの活用を促進することにある。
本発明の一の態様は、
少なくとも圧縮行程中に、弁体の開弁動作によって、車両の内燃機関の燃焼室を吸気通路及び排気通路のうち少なくとも一方に連通させるデコンプ機構であって、前記弁体の開度が可変に制御可能であるデコンプ機構を制御するように構成されたデコンプ機構制御部と、
前記内燃機関の燃焼室に燃料を供給する燃料噴射弁を制御して、所定条件下で燃料の供給をカットするフューエルカット運転を実行するように構成されたフューエルカット制御部と、
を有する内燃機関の制御装置であって、
前記デコンプ機構制御部は、前記フューエルカット運転の実行中には、前記内燃機関の回転速度が高いほど、前記デコンプ機構の前記弁体の開度を大きくするように更に構成されていることを特徴とする内燃機関の制御装置である。
この態様によれば、フューエルカット運転の実行中には、内燃機関の回転速度が高いほど、弁体の開度が大きくされる。このため、内燃機関の回転速度が低い領域では、デコンプ機構の動作に要する消費エネルギを抑制することができ、回転速度が高い領域では、流動損失を減らしてポンピング損失を抑制でき、慣性エネルギの活用を促進できる。
本発明の別の態様は、
前記弁体は前記内燃機関の排気弁であり、
前記デコンプ機構は前記排気弁に追加の開度を提供し、
前記内燃機関は、前記排気弁の動作タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構を更に備え、
装置は、前記可変バルブタイミング機構を制御するためのバルブタイミング制御部を更に備え、当該バルブタイミング制御部は、前記追加の開度が大きいほど、前記排気弁の動作タイミングの遅角量の上限を小さくするように構成されていることを特徴とする内燃機関の制御装置である。
この態様によれば、デコンプ機構によって提供される追加の開度が大きいほど、排気弁の動作タイミングの遅角量の上限が小さくされるので、デコンプ機構の動作によって排気弁の開度が増大されている場合であっても、排気弁の遅角に起因する排気弁とピストンヘッドとの干渉を防止しながら、流動損失を抑制することができる。
本発明の別の態様は、
前記内燃機関は、その出力軸と機械的に結合された発電機を更に備え、
装置は、前記発電機の出力を制御する発電機制御部を更に備え、当該発電機制御部は、前記デコンプ機構の動作時と非動作時との動力損失の差分が大きいほど、前記発電機が発生する減速トルクを大きくするように構成されていることを特徴とする内燃機関の制御装置である。
この態様によれば、デコンプ機構の動作時と非動作時との動力損失の差分が大きいほど、前記発電機が発生する減速トルクが大きくされる。したがって、デコンプ機構の動作に起因する減速感の減少を抑制することができ、かつ発電機による発電を促進することが可能になる。
本発明の実施形態に係る内燃機関の制御装置の全体構成を示す概略図である。 内燃機関とその制御部の構成を示す概略図である。 デコンプ機構の拡大正面断面図である。 デコンプ機構の拡大側面断面図である。 デコンプ機構の非作動時における、吸気弁および排気弁のリフト量の変化を示すタイムチャートである。 デコンプ機構の作動時における、吸気弁および排気弁のリフト量の変化を示すタイムチャートである。 デコンプリフト量と消費エネルギとの関係を示すグラフである。 回転速度−リフト量マップの設定例を示すグラフである。 第1実施形態のデコンプ制御のルーチンを示すフローチャートである。 エンジン回転速度とエンジンフリクションとの関係を示すグラフである。 デコンプ機構を駆動しない場合の排気弁のリフト量とピストンの軌跡とを示すグラフである。 第2実施形態におけるリフト量−遅角量マップの設定例を示すグラフである。 第2実施形態における回転速度−リフト量マップの設定例を示すグラフである。 第2実施形態のデコンプ制御のルーチンを示すフローチャートである。 第2実施形態によって排気可変バルブタイミング機構及びデコンプ機構を駆動する場合の排気弁のリフト量とピストンの軌跡とを示すグラフである。 第3実施形態におけるエンジン速度−フリクション差分マップの設定例を示すグラフである。 第3実施形態におけるフリクション差分−MG減速トルクマップの設定例を示すグラフである。 第3実施形態のデコンプ制御のルーチンを示すフローチャートである。 デコンプ機構の変形例を示す拡大正面断面図である。 デコンプ機構の変形例を示す拡大側面断面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1に、本実施形態に係る内燃機関の制御装置の全体構成を概略的に示す。本実施形態に係る内燃機関(エンジン)1は、車両に搭載されている。車両はハイブリッド車両であり、エンジン1とモータジェネレータとの2つの動力源を備えている。車両には、車両およびエンジン1を制御するように構成されたコントローラとしての電子制御ユニット(以下ECUと称す)20が設けられる。
車両には、第1モータジェネレータMG1と第2モータジェネレータMG2とが設けられる。第1のモータジェネレータMG1は、主にエンジン始動用に用いられると共に、走行用バッテリ24の充電状態が低下したときにエンジン1の動力を利用して発電するために用いられる。第2のモータジェネレータMG2は、主に車両を走行させるための動力源として用いられると共に、車両減速時(アクセルオフ時)に慣性エネルギを利用して発電し走行用バッテリ24を充電するために用いられる。第1及び第2のモータジェネレータMG1,MG2は、エンジン1の出力軸であるクランクシャフト4(図2)に機械的に結合されている。第1及び第2のモータジェネレータMG1,MG2と、エンジン1の出力軸との間の機械的な結合を選択的に切断し且つ/又はこれらの間の変速比を変更する動力分割機構を設けても良い。
ECU20は、周知のワンチップマイクロプロセッサであり、図示されないCPU、ROM、RAM、入出力ポート、および記憶装置等を含むものである。ECU20は、車両の状態を示す各種の入力パラメータ及び初期値に基づいて、エンジン1の各部を後述のとおり制御するように予めプログラムされている。ECU20には、本発明におけるデコンプ機構制御部、フューエルカット制御部、バルブタイミング制御部及び発電機制御部としての機能が実装されている。ECU20は、互いに通信可能なパワーマネジメントECU20AとエンジンECU20Bとを備えている。パワーマネジメントECU20Aは、第1および第2のモータジェネレータMG1,MG2を制御する。エンジンECU20Bは、エンジン1を制御する。但し、このようにECUを別々とせず、一体に構成しても構わない。
第1及び第2のモータジェネレータMG1,MG2は、エンジン1の出力軸であるクランクシャフト4(図2)に機械的に結合されている。パワーマネジメントECU20Aからの制御出力によって第1及び第2のモータジェネレータMG1,MG2の動作を制御するための駆動回路23が設けられている。駆動回路23はインバーターを備えており、このインバーターは、走行用バッテリ24からの直流電流を、第1及び第2のモータジェネレータMG1,MG2を駆動するための交流電流に変換すると共に、第1及び第2のモータジェネレータMG1,MG2によって発電された交流電流を、走行用バッテリ24を充電するために直流電流に変換する。また駆動回路23はコンバーターを備えており、このコンバーターは、走行用バッテリ24の電圧を昇圧してインバーターに供給すると共に、第1及び第2のモータジェネレータMG1,MG2により発電されインバーターによって直流に変換された電圧を、走行用バッテリ24を充電するために降圧する。
エンジン1は、多気筒(例えば直列4気筒)の火花点火式内燃機関である。但しエンジンの種類、気筒数、シリンダ配置形式(直列、V型、水平対向等)、着火方式等は限定されない。例えば、エンジン1は圧縮着火式内燃機関(ディーゼルエンジン)であってもよい。
図2には、エンジン1とその制御部の構成を示す。エンジン1のシリンダブロック2に形成されたシリンダ2a内には、ピストン3が往復動可能に収容されている。ピストン3には、エンジン1の出力軸であるクランクシャフト4が連結されている。エンジン1のシリンダヘッド5には、吸気ポート6を開閉する吸気弁7と、排気ポート8を開閉する排気弁9とが、気筒ごとに2つずつ配設されている。各吸気弁7および各排気弁9は、カムシャフト10,11を含む動弁機構によって開閉駆動される。シリンダヘッド5の頂部には、燃焼室12内の混合気に点火するための点火プラグ13が、気筒ごとに取り付けられている。
吸気弁7および排気弁9の開弁タイミングを変更するために、可変バルブタイミング機構21,22が設けられている。吸気側および排気側の可変バルブタイミング機構21,22は、それぞれ、カムシャフトとクランク軸との間の相対的な回転位相を調整することによって、吸気弁7及び排気弁9の開弁及び閉弁のタイミングを調整することができる。可変バルブタイミング機構21,22は、更に吸気弁7および排気弁9のリフト量を調整できるものであってもよい。可変バルブタイミング機構21,22には、回転位相および/またはリフト量を離散的又は連続的に調整できる油圧機械式のものを用いることができる。可変バルブタイミング機構21,22には、他の公知の各種の方式のもの、例えばソレノイド式の弁機構を用いても良い。
各気筒の吸気ポート6は、気筒毎の吸気マニフォールドもしくは枝管14を介して、吸気集合室であるサージタンク15に接続されている。サージタンク15の上流側には、吸気管16が接続されている。吸気管16の上流端には、エアクリーナ(図示せず)が設けられている。吸気管16には、上流側から順に、吸入空気量を検出するためのエアフローメータ17と、電子制御式のスロットルバルブ18とが組み込まれている。吸気ポート6、枝管14、サージタンク15及び吸気管16により、吸気通路が形成される。吸気通路、特に吸気ポート内6に燃料を噴射するためのインジェクタ19が、気筒ごとに配設されている。なおインジェクタ19は、エンジン1の燃焼室12内に燃料を直接噴射するように配設されていても良い。インジェクタ19は、吸気ポート6と燃焼室12との両方に配設されていても良い。
各気筒の排気ポート8には、図示しない排気マニフォールドおよび排気管が接続されている。排気管には、三元触媒からなる触媒が設置されている。触媒の上流側及び下流側には、排気ガスの空燃比を検出するための上流側及び下流側空燃比センサが設置されている。ECU20は、これら空燃比センサの出力に基づき、各空燃比をストイキ(理論空燃比)に制御するための空燃比フィードバック制御を実行する。
上述のエアフローメータ17、上流側及び下流側空燃比センサに加え、吸気通路内の圧力を検出するための吸気圧センサ31、エンジン1のクランク角を検出するためのクランク角センサ35、アクセル開度を検出するためのアクセル開度センサ36、エンジン1の冷却水温度を検出するための水温センサ37、及び車輪の近傍に設けられた車速センサ40が、ECU20に電気的に接続されている。ECU20は、クランク角センサ35からの信号に基づいて、エンジン1の回転速度すなわち時間あたりの回転数を検出することができる。エンジン1と第1および第2モータジェネレータMG1,MG2を作動可能な状態(オン)または停止状態(オフ)にするためのパワースイッチ39が、ECU20に電気的に接続されている。ECU20は、これらセンサ類の検出値に基づいて、点火プラグ13、スロットルバルブ18、インジェクタ6、第1および第2モータジェネレータMG1,MG2を制御する。ECU20は、点火時期、燃料噴射量、燃料噴射時期、スロットル開度、モータジェネレータ出力等を制御する。図1に示すように、アクセル開度センサ36はパワーマネジメントECU20Aに接続されている。
例えば、第1及び第2のモータジェネレータMG1,MG2は周知の三相交流同期回転電機であり、その回転子である界磁に供給される励磁電流を制御することで、発生電力及び回生トルクを制御することができる。所定の電力回生条件(例えば、「車速が減速中」かつ「走行用バッテリ24の充電状態が所定値以下」であること)が成立すると、ECU20は、電力回生制御を実行する。第2のモータジェネレータMG2の目標減速トルク(回生目標トルク)が入力されると、ECU20はこれに応じた目標発電電圧を所定範囲内で設定する。ECU20は次に、目標減速トルク、目標発電電圧、車速、変速比、推定内部損失、第2のモータジェネレータMG2の回転角速度及び温度に基づいて、所定の演算により、出力電流指令値を算出し、この出力電流指令値と現在の出力電流値に基づいて、界磁電流指令値を算出する。算出された界磁電流指令値の界磁電流は、ECU20からの制御出力に従って、駆動回路23によって、第2のモータジェネレータMG2に供給される。このようにして、第2のモータジェネレータMG2の発生電力及び回生トルクを任意の値に制御することができる。電力回生時には、第1のモータジェネレータMG1はその界磁電流値が0にされ、空転させられる。なお、他の任意の種類の発電機及び制御方式を用いることができる。
本実施形態のエンジン1においては、少なくともエンジンの圧縮行程中に筒内圧を解放するため、燃焼室12を排気通路(排気ポート8)に連通させるデコンプ機構(もしくは減圧装置)50が設けられている。
図3及び図4を参照して、デコンプ機構50を説明する。本実施形態におけるデコンプ機構50は、エンジン1の排気弁9に追加の開度を提供することにより、少なくとも圧縮行程中の筒内圧すなわち圧縮圧を解放するように構成されている。排気弁に追加の開度を提供するデコンプ機構では、デコンプ動作を行うときには、デコンプ動作を行わない通常運転時の排気弁の開度に対して、追加の開度が提供され、この追加の開度によって、圧縮圧が解放される。よって、本実施形態のデコンプ機構50は、排気弁9をその構成要素とする。しかしながら、デコンプ機構は、排気弁9とは別個かつ専用の弁体を備えてもよい。
図示されるように、シリンダヘッド5には、排気弁9用の動弁機構の構成要素として、排気カムシャフト11、排気バルブスプリング51、ロッカーアーム52および油圧式ラッシュアジャスター(以下、HLAという)53が設けられる。排気バルブスプリング51、ロッカーアーム52およびHLA53は、排気弁9毎に設けられる。吸気弁7用の動弁機構も同様に構成される。排気弁9は、排気バルブスプリング51により閉方向に付勢されている。排気カムシャフト11は、ロッカーアーム52を介して、排気弁9を昇降(開閉)駆動する。HLA53は周知のように、排気カムシャフト11とロッカーアーム52との間のクリアランスを常時なくすように作動する。HLA53は、HLA本体53Aと、プランジャ53Bとを有する。プランジャ53Bは、HLA本体53Aから上方に突出されHLA本体53A内を昇降可能である。なお、排気カムシャフト11とロッカーアーム52の間に、ローラーアームを介設してもよい。この場合、HLA53は、ローラーアームとロッカーアーム52との間のクリアランスを常時なくすように作動する。
これら排気カムシャフト11、排気バルブスプリング51、ロッカーアーム52およびHLA53は、デコンプ機構50の構成要素をもなす。これらに加え、デコンプ機構50は、複数のHLAホルダ54と、単一のスライダ55と、複数のHLAリフタ56と、電動式デコンプアクチュエータ57とを備える。HLAホルダ54は、有底円筒状であり、シリンダヘッド5に固定され、HLA53を昇降可能に収容する。スライダ55は、各HLA53の底部に配置され、全てのHLAホルダ54を挿通するよう気筒列方向(すなわちクランクシャフト軸方向)に延在している。HLAリフタ56は、スライダ55のカム面55AおよびHLA53の隙間に配設されている。電動式デコンプアクチュエータ57は、スライダ55を気筒列方向にスライド移動させる。
デコンプアクチュエータ57は、ECU20(特にエンジンECU20B、図1参照)に電気的に接続され、ECU20により制御される。ECU20からデコンプアクチュエータ57に、オン/オフ信号およびデコンプアクチュエータ57の目標変位量を示す信号が送られる。デコンプアクチュエータ57からECU20に、デコンプアクチュエータ57の実際の変位量を示す信号が送られる。
デコンプ機構50の作動時、デコンプアクチュエータ57がオンされ、デコンプアクチュエータ57は目標変位量だけ変位して、スライダ55を図4に示す停止位置から、より左側の作動位置(仮想線で示す)にスライド移動させる。するとスライダ55のカム面55Aが、HLAリフタ56を介してHLA53を上方にリフトさせる。これによりロッカーアーム52が回転し、排気弁9を開方向(下方)にリフトさせる。このような作動は、各排気弁9に対して同時に行われる。これにより、排気カムシャフト11のベース円の拡大と同様の効果を得られ、各排気弁9は全閉にならず、少なくとも、全開時のリフト量より遙かに少ない微小量だけリフトされる。
HLA53は、エンジン1の運転中、オイルポンプから油圧が供給されているときに、排気カムシャフト11とロッカーアーム52のクリアランスをなくすよう伸長状態となるが、エンジン停止時等に油圧が供給されなくなると、収縮状態になる。例えば、伸長状態から収縮状態までの収縮量が1.5mm程度であるとする。例えば、スライダ55が停止位置から作動位置に移動したときのカム面55Aのリフト量(HLAリフタ56のリフト量に等しい)を2.3mmに設定すると、エンジン停止時等においてデコンプ機構50を作動させたとき、HLA53はその収縮分を差し引いて0.8mmリフトする(2.3−1.5=0.8)。例えばロッカーアーム52のレバー比が約1.5:1であると、デコンプ機構50の作動による排気弁9のリフト量Ldは約0.5mmとなる。以下、このリフト量Ldをデコンプリフト量という。
本実施形態では、油圧式ではなく電動式のデコンプアクチュエータ57を用いている。これは、オイルポンプからの油圧供給が不十分または皆無のときでも、作動を可能にするためである。
図5および図6は、ある特定の気筒における吸気弁7および排気弁9のリフト量を示す。図5はデコンプ機構50の非作動時を示し、図6はデコンプ機構50の作動時を示す。なお図5,6はエンジンが1000rpmでモータリングされているときのデータを示す。
図6から分かるように、デコンプ機構50の作動時には排気弁9が常時開とされ、デコンプ機構50の非作動時に閉となっているタイミング(図5参照)でも、排気弁9は所定のデコンプリフト量Ldだけリフトされる。これにより、燃焼室12は排気通路(特に排気ポート8)に常時連通させられる。デコンプリフト量Ldはデコンプ機構50の作動時における排気弁9の最小リフト量を規定する。
ところで、デコンプ機構50の作動に要する消費エネルギ[J]は、デコンプリフト量Ldと概ね比例している。図7は、デコンプアクチュエータ57によって、あるデコンプリフト量Ldにわたって排気弁をリフトさせ、非リフト状態に戻した場合の合計の消費エネルギを示す。図示されるように、デコンプリフト量Ldが大きいほど、デコンプ機構50の作動に要する消費エネルギも大きくなる。このようなデコンプ機構の作動に要する消費エネルギは抑制することが望ましい。この目的から、本実施形態では、以下に述べるようなデコンプ制御をECU20により実行する。
図8に示されるような回転速度−リフト量マップが予め作成され、ECU20のROMに格納されている。この回転速度−リフト量マップは、エンジン1の回転速度と、排気弁9のデコンプリフト量Ldとを関連付けたものであり、回転速度が高いほど、デコンプリフト量Ldが比例的かつ連続的に大きくなるように設定されている。また、回転速度−リフト量マップでは、デコンプリフト量Ldに上限が設けられており、回転速度が所定値以上の領域では、デコンプリフト量Ldは一定値とされている。
本実施形態において実行されるデコンプ制御のルーチンについて、図9のフローチャートを参照して説明する。
図9のルーチンは、ECU20により、例えばパワースイッチ39がオンされていることを条件として、繰返し実行される。まずステップS10で、フューエルカットフラグがオンであるかが判断される。このフューエルカットフラグは、所定のフューエルカット開始条件が満足されるとオンされる。フューエルカット開始条件は、例えば、「アクセル開度がオフであること」及び「エンジン回転速度が所定の基準回転速度(例えば2000rpm)以上であること」である。この判断は、クランク角センサ35及びアクセル開度センサ36の検出値に基づいて行われる。
なお、フューエルカット開始条件は、他の条件、例えば「走行用バッテリ24の充電状態が良好であること」「車速が低下していること」「ブレーキペダルがオンであること」などの条件を追加的又は代替的に含むことができる。走行用バッテリ24の充電状態は、不図示の電池監視ユニット(走行用バッテリ24の電圧値、電流値、バッテリー温度を監視するもの)によって、また車速は駆動輪の近傍に設けられた車速センサ40によって検出することができる。条件の内容は、「エンジン冷却水温度が所定の冷間時温度よりも低い場合には(フューエルカット開始の)基準回転速度を通常時よりも高くする」「エアコン作動時には(フューエルカット開始の)基準回転速度を通常時よりも高くする」などのように、変更可能であっても良い。
ドライバが所定回転速度の領域内でアクセルペダルをオンして走行中である状態から、アクセルペダルをオフ操作(例えばアクセル開度ゼロすなわちスロットル弁全閉状態)すると、ステップS10で肯定されて、処理はステップS20に移行する。アクセル操作のオフ操作に応答して、別途のスロットルバルブ制御によりスロットル開度が全閉にされるため、車両は惰性走行に移行し、車速とエンジン回転速度は低下すなわち減速を開始する。フューエルカット運転では、噴射信号がオフされてインジェクタ19による燃料噴射が禁止もしくは停止され、併せて点火プラグ13による点火も禁止もしくは停止される。そしてECU20の制御により、第2モータジェネレータMG2によって電力が回生される。
ステップS20では、エンジン1の回転速度が所定の下限値(例えば600rpm)より大であるかが判断される。この下限値よりもエンジン回転速度が低い場合には、デコンプ機構50による排気弁9のリフトを行っても、デコンプ機構50の動作に要する消費エネルギに比較して、エンジン減速トルクの減少による消費エネルギの節減が小さい。したがって、ステップS20で否定(すなわち、回転速度が下限値以下)の場合には、デコンプ機構50の動作は行われない。
ステップS20で肯定(すなわち、回転速度が下限値より大)の場合には、次にECU20は、エンジン回転速度からデコンプリフト量Ldを算出及び設定する(ステップS30)。この演算は、クランク角センサ35からの信号に基づいて回転速度を算出すると共に、算出した回転速度を使って、上述した回転速度−リフト量マップを参照することによって行われる。したがって、少なくとも一部の回転速度領域においては、回転速度が高いほど、デコンプリフト量Ldが大きくされる。
次に、ECU20は、設定されたリフト量までデコンプ機構50を駆動する(ステップS40)。これによって排気弁9の開度は、デコンプリフト量Ldにわたってリフトされて、処理がリターンされる。
上述したフューエルカットフラグは、所定のフューエルカット停止条件が満足されるとオフされる。このフューエルカット停止条件は、ドライバによりアクセルペダルがオン操作され、アクセル開度が所定値より大になったこと、又はエンジン回転速度がアイドリング回転速度近くまで低下したことを含むことができる。フューエルカットフラグがオフされた場合には、ステップS10での否定判断を経て、処理はステップS50に移行する。ステップS50では、ECU20は、デコンプリフト量Ldを0に設定する。次に、ECU20は、デコンプ機構50を設定リフト量である0まで駆動する(ステップS60)。これによって排気弁9のデコンプリフト量Ldはゼロにされて、処理がリターンされる。ステップS20で否定、すなわちエンジン回転速度が所定値以下である場合にも、ステップS50及びS60の処理が行われる。
以上の処理の結果、本実施形態では、フューエルカット運転の実行中には、排気弁のデコンプリフト量Ldが回転速度−リフト量マップ(図8)に従った値になるように、デコンプ機構50が駆動されることになる。フューエルカット運転が実行中でないときには、排気弁のデコンプリフト量Ldがゼロとされ、デコンプ機構50は駆動されない。
図10は、エンジン回転速度とエンジンフリクションとの関係を示すグラフであり、デコンプ機構50を駆動しない場合(点線a)、デコンプリフト量Ldを1mm、2mm、3mmにそれぞれ固定した場合(実線b,c,d)、及び本実施形態によって回転速度−リフト量マップに従ったデコンプリフト量Ldになるようにデコンプ機構50を制御した場合(一点鎖線e)を示す。ここにいうエンジンフリクションは、エンジン減速トルク(すなわち、エンジン1のいわゆるエンジンブレーキによって発生される減速トルク)をいい、図10で下に向かうほど絶対値で大きい値となる。
図示のとおり、デコンプリフト量Ldを比較的小さい値である1mm(実線b)に固定した場合には、デコンプなしの場合(点線a)に比較して、1000rpm程度の低い回転速度でのエンジンフリクションは絶対値で小さい。しかし、2000rpm程度を超える高い回転速度では、ポンピング損失が顕著になるため、エンジンフリクションはデコンプなしの場合(点線a)に比較して絶対値で大きくなってしまう。
デコンプリフト量Ldをより大きい値である2mm(実線c)、あるいは3mm(実線c)に固定した場合には、全ての回転速度領域で、デコンプなしの場合(点線a)に比較して、エンジンフリクションは絶対値でより小さい。しかし、1000〜2000rpm程度の低い回転速度でも常に、デコンプリフト量Ldを中程度又はそれより大きい値とするのでは、デコンプ機構50の動作に要する消費エネルギが大きくなってしまう。
これに対し、本実施形態では、排気弁のデコンプリフト量Ldが回転速度−リフト量マップ(図8)に従った値になるように、デコンプ機構50が駆動され、したがって、少なくとも一部の回転速度領域(とくに、所定値未満の回転速度領域)において、エンジン1の回転速度が高いほど、デコンプリフト量Ldが大きくされる。この場合のエンジンフリクションは一点鎖線eで示される。例えばリフト開始時のデコンプリフト量Ldが1mmで、最大のデコンプリフト量Ldが3mmとすれば、エンジンフリクションは、リフト開始時にはデコンプリフト量Ld1mm固定(実線b)の場合と同等であるが、回転速度が上昇しても、その絶対値での上昇が、デコンプリフト量Ld3mm固定(実線d)の場合と同等の値に抑制されることになる。
なお、本実施形態に係る車両では、他の態様のフューエルカット運転として、エンジン1の過回転を防止する目的で高回転領域(例えば5500rpm以上)で燃料供給をカットする制御(すなわち、高回転時フューエルカット制御)を実装してもよい。しかしながら、その場合であっても、図8の回転速度−リフト量マップではそのような高回転領域でのデコンプリフト量Ldが一定値にされている結果、エンジン回転速度とデコンプリフト量Ldとの比例的関係は、そのような高回転時フューエルカット制御による運転の少なくとも一部には適用されないこととしてもよい。
以上のとおり、本実施形態では、フューエルカット運転の実行中には、エンジン1の回転速度が高いほど、排気弁のデコンプリフト量Ldが大きくされる。このため、エンジン1の回転速度が低い領域では、デコンプ機構50の動作に要する消費エネルギを抑制できると共に、良好な応答性を得ることができる。また、回転速度が高い領域では、流動損失に起因するポンピング損失を抑制し、エンジンフリクションを抑制することができる。したがって、エンジン減速トルクに起因する減速ショックを低減でき、また電力回生を促進することができる。
なお、第1実施形態では図8の回転速度−リフト量マップに示されるように、エンジン1の回転速度における所定の上限未満の領域では、回転速度の変化に対してデコンプリフト量Ldが比例的かつ連続的に変化するように定められている。このため、デコンプリフト量Ldの変化に起因するショックを抑制することができる。しかしながら、回転速度とデコンプリフト量Ldとの関係は、回転速度が漸増的に変化するとデコンプリフト量Ldが複数段階(すなわち、2段階以上)でステップ的又は離散的に変化するように定められていても良い。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
吸気弁だけでなく、排気弁の開閉位相をも可変にする機構を有するエンジンが広く用いられている。その目的は多様であり、例えば中負荷域で排気弁の閉時期を基本位置である最進角位置から遅角させることによってバルブオーバーラップを増大させ、内部EGR(排気ガス再循環)量を増やして排気成分を改善し、またポンピング損失を低減して燃費を向上すること、高負荷域かつ低中回転域で排気弁の閉時期の遅角と吸気弁の閉時期の進角とを行うことによって吸気の吸気ポートへの吹き返しを抑制し、吸気の体積効率を向上すること、及び排気弁の開時期を遅角させて膨張仕事を増大させ燃費を改善することであるが、これらに限られない。
このような排気弁の開閉位相を可変にする機構を有するエンジンでは、排気弁の閉弁タイミングが遅角されるほど、排気弁とピストンとの隙間がより小さくなる。図11に示されるように、排気弁9の開閉位相の基本位置である最進角位置の場合のリフト量を一点鎖線gとし、最遅角させた場合のリフト量を実線h1とすると、最遅角させた場合のリフト量(実線h1)は、排気弁9がピストン3のバルブリセス部と干渉しないように設定される。ピストン3のバルブリセス部の軌跡は破線iで表される。最遅角させた場合の排気弁9の軌跡(実線h1)と、ピストン3のバルブリセス部の軌跡(破線i)との間には、隙間kが設けられる。
このような排気弁の閉時期の遅角は、燃料を供給しての通常運転からフューエルカット運転に移行したときにも、そのまま維持されることがある。また、フューエルカット運転中であっても、ポンピング損失を低減して惰性走行距離を増大し、かつ/又は回生電力量を増大して、燃料消費を低減する目的で、排気弁9の閉時期が遅角されることもあり得る。しかしながら、デコンプ機構が排気弁9に追加の開度を提供するものである場合、デコンプリフト量Ldを与えることによって、最遅角させた場合のリフト量は破線h2となり、排気弁9がピストン3と干渉するおそれがある。この理由から、排気弁9とピストン3との干渉を回避するために、図13に破線nで示されるようにデコンプリフト量Ldに一律の上限ガードを設けると、デコンプリフト量Ldを十分に大きくすることができない。他方、排気弁9とピストン3との干渉を回避するために、排気弁9の可変バルブタイミング機構22の遅角量に一定値の上限ガードを設ける場合には上限ガードを極めて低い値に設定する必要がある。第2実施形態は、この問題点に向けられたものであり、排気弁9とピストン3とが干渉しないように、デコンプ機構50によって提供される追加の開度が大きいほど、排気弁の遅角量の上限を小さくすることを特徴とする。
第2実施形態では、図12に示されるようなリフト量−遅角量マップが予め作成され、ECU20のROMに格納されている。このリフト量−遅角量マップは、排気弁9のデコンプリフト量Ldと、排気側可変バルブタイミング機構22の遅角量(基本位置である最進角位置からの遅角量)の最大値とを関連付けたものであり、その少なくとも一部において、排気弁9とピストンヘッドとが干渉しないように、デコンプリフト量Ldが高いほど、排気側可変バルブタイミング機構22の遅角量の最大値が小さくなるように設定されている。排気側可変バルブタイミング機構22の遅角量の最大値は、遅角量の上限すなわちガード値として用いられる。なお、本実施形態では図12のリフト量−遅角量マップに示されるように、デコンプリフト量Ldの少なくとも一部の領域で、デコンプリフト量Ldの変化に対して遅角量が連続的に変化するように定められているが、デコンプリフト量Ldと遅角量との関係は、デコンプリフト量Ldが漸増的に変化すると遅角量が複数段階(すなわち、2段階以上)でステップ的又は離散的に変化するように定められていても良い。
第2実施形態では、図13に示されるような回転速度−リフト量マップが予め作成され、ECU20のROMに格納されている。第1実施形態における同マップ(図8)では、排気弁9とピストン3との干渉を避ける目的から、所定回転速度(例えば、3000rpm以上)の領域で、デコンプリフト量Ldに上限(例えば3mm、図13では一点鎖線mで示される)が設けられていた。これに対し、第2実施形態における同マップでは、デコンプリフト量Ldの上限は、より高い値(例えば4mm)に設定されている。これは、図12のリフト量−遅角量マップにおいて、デコンプリフト量Ldが最も高くなる領域で、排気側可変バルブタイミング機構22の遅角量が小さくなるように制限される結果として、この領域における排気弁9とピストン3との干渉が回避され、より大きいデコンプリフト量Ldが許容されるからである。
第2実施形態において実行されるデコンプ制御のルーチンについて、図14のフローチャートを参照して説明する。
図14のルーチンは、ECU20により、例えばパワースイッチ39がオンされていることを条件として、繰返し実行される。ステップS110及びS120の処理は、上記第1実施形態におけるステップS10及びS20と同様である。
ステップS120で肯定(すなわち、回転速度が下限値より大)の場合には、次にECU20は、エンジン回転速度からデコンプリフト量Ldを算出する(ステップS130)。この演算は、上述した回転速度−リフト量マップ(図13)を参照することによって行われる。したがって、回転速度が高いほど、デコンプリフト量Ldが大きくされる。
次に、ECU20は、デコンプリフト量Ldから、遅角量の最大値を算出する(ステップS140)。この演算は、上述したリフト量−遅角量マップ(図12)を参照することによって行われる。したがって、デコンプリフト量Ldの全領域の少なくとも一部において、デコンプリフト量Ldが高いほど、排気側可変バルブタイミング機構22の遅角量の最大値が小さくされる。
次に、ECU20は、排気可変バルブタイミング機構22を上記最大値以下に駆動し(ステップS150)、デコンプ機構50を設定リフト量Ldまで駆動する(ステップS160)。これによって排気可変バルブタイミング機構22が上記最大値以下の範囲で遅角され、また排気弁9の開度はリフト量Ldにわたってリフトされて、処理がリターンされる。排気可変バルブタイミング機構22の遅角量は、ECU20による別途の可変バルブタイミング機構制御によって、動力性能、燃費、及び/又はエミッション性能の向上を目的として、例えばエンジン回転速度及び要求負荷に基づいて決定される。要求負荷はアクセル開度に基づいて決定することができる。上述したとおり、フューエルカット運転中であっても、排気弁9の動作タイミングが最進角位置よりも遅角されることがある。本実施形態では、この可変バルブタイミング機構制御によって決定される遅角量に、ステップS150によって上限が与えられる。
ドライバによりアクセルペダルがオン操作され、アクセル開度が所定値より大になった場合(ステップS110でNo)、及びエンジン回転速度が所定値以下である場合(ステップS120でNo)には、ステップS170及びS180の処理が行われる。これらステップS170及びS180の処理は、上記第1実施形態におけるステップS50及びS60と同様である。これによって排気弁9のデコンプリフト量Ldはゼロにされて、処理がリターンされる。
以上の処理の結果、第2実施形態では、デコンプ機構50によって提供される排気弁9の追加の開度(すなわち、デコンプリフト量Ld)が大きいほど、排気弁9の遅角量の上限が小さくされることになる。図15に示されるように、デコンプリフト量Ldが比較的小さいLd1の場合の遅角量の最大値に相当するリフト量は、実線j1で表される。これに対し、デコンプリフト量LdがLd1よりも大きいLd2の場合の遅角量の最大値に相当するリフト量は、実線j2で表され、この実線j2の位相は実線j1よりも進角側である。同様に、デコンプリフト量Ldが、Ld2よりも大きいLd3(Ld3はデコンプ機構50の設計上許容される最大値である)の場合の遅角量の最大値に相当するリフト量は、実線j3で表され、この実線j3の位相は実線j2よりも進角側である。リフト量j1,j2,j3のいずれも、ピストン3のバルブリセス部の軌跡(破線i)と干渉することはない。
以上のとおり、第2実施形態では、排気弁9とピストン3とが干渉しないように、デコンプ機構50によって提供される追加の開度が大きいほど、排気弁9の遅角量の上限を小さくした。したがって、デコンプ機構50の動作によって排気弁9の開度が増大されている場合であっても、排気弁9の遅角に起因する排気弁9とピストンヘッドとの干渉を防止しながら、流動損失を抑制することができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
上述した第1実施形態では、フューエルカット運転の実行中には、エンジン1の回転速度が高いほど、排気弁9のデコンプリフト量Ldが大きくされる。このため、回転速度が高い領域では、流動損失に起因するポンピング損失を抑制し、エンジンフリクションを抑制することができる。しかしながら、回転速度が高い領域であるにもかかわらず、エンジン減速トルクに起因する減速感が少ないため、ドライバが違和感を覚えるという問題点がある。第3実施形態は、この問題点に向けられたものであり、デコンプ機構50の動作時と非動作時との動力損失の差分に応じて、発電機が発生する減速トルクを制御することを特徴とする。
第3実施形態では、デコンプ機構50の動作に起因するエンジン減速トルクの減少分(以下フリクション差分という)を補償するように、第2モータジェネレータMG2の減速トルクが増大させられる。ここにいうフリクション差分は、デコンプ機構50の動作時と非動作時との動力損失の差分[Nm]である。フリクション差分は、図10の点線aのとおりにエンジン回転速度に対応するデコンプ機構50の非動作時の動力損失の絶対値から、デコンプ機構50の動作時の動力損失の絶対値を減算した値である。デコンプ機構50の非動作時及び動作時の動力損失は、実験又はシミュレーションにより予め算出することができる。本実施形態では、第1実施形態と同様にデコンプリフト量Ldが図10の一点鎖線eのとおりにエンジン回転速度に応じて定められることから、エンジン回転速度からフリクション差分を一義的に算出することができる。このため、本実施形態では、図16に示されるようなエンジン速度−フリクション差分マップが予め作成され、ECU20のROMに格納されている。
また本実施形態では、図17に示されるようなフリクション差分−MG減速トルクマップが予め作成され、ECU20のROMに格納されている。同マップは、デコンプ機構50の動作に起因する機械負荷(すなわちエンジン減速トルク)の減少を補償するように、第2モータジェネレータMG2の目標減速トルクを増大するように設定されている。同マップでは、フリクション差分と、第2モータジェネレータMG2の目標減速トルクとが、等しくされている。第2モータジェネレータMG2の減速トルクの増大は、第2モータジェネレータMG2の界磁に給電するための励磁電流を駆動回路23によって増大することによって実行され、結果として、フリクション差分が大きいほど、第2モータジェネレータMG2の減速トルクが増大されると共に、発生電力が大きくされ、電力回生が促進される。
第3実施形態において実行されるデコンプ制御のルーチンについて、図18のフローチャートを参照して説明する。
図18のルーチンは、ECU20により、例えばパワースイッチ39がオンされていることを条件として、繰返し実行される。ステップS210〜S230の処理は、上記第1実施形態におけるステップS10〜S30と同様である。
ステップS230でエンジン回転速度からデコンプリフト量Ldを算出すると、次にECU20は、エンジン回転速度に基づいて、第2モータジェネレータMG2の目標減速トルクを算出する(ステップS240)。このステップS240では、ECU20はまず、上述した図16のエンジン速度−フリクション差分マップを参照して、エンジン回転速度に基づいてフリクション差分を算出し、かつ、上述した図17のフリクション差分−MG減速トルクマップを参照して、フリクション差分に基づいて目標減速トルクを算出する。
次に、ECU20は、デコンプ機構50を設定リフト量Ldまで駆動する(ステップS250)。これによって排気弁9の開度はリフト量Ldにわたってリフトされる。そして、ECU20は第2モータジェネレータの励磁電流を制御し、目標減速トルク相当分だけ発電を実施して(ステップS260)、処理がリターンされる。
ドライバによりアクセルペダルがオン操作され、アクセル開度が所定値より大になった場合(ステップS210でNo)、及びエンジン回転速度が所定値以下である場合(ステップS220でNo)には、ステップS270及びS280の処理が行われる。これらステップS270及びS280の処理は、上記第1実施形態におけるステップS50及びS60と同様である。これによって排気弁9のデコンプリフト量Ldはゼロにされて、処理がリターンされる。
以上の処理の結果、第3実施形態では、デコンプ機構50の動作時と非動作時との動力損失の差分に応じて、第2モータジェネレータMG2が発生する減速トルクが制御されることになる。したがって、デコンプ機構50の動作に起因する減速感の減少を抑制することができ、かつ第2モータジェネレータによる発電を促進することが可能になる。
また、本実施形態では、デコンプ機構50の動作に起因するエンジン減速トルクの減少分を補償するように、第2モータジェネレータMG2の減速トルクが増大させられる。したがって、デコンプ機構50の動作がない場合と同様の減速感をドライバに提供することができる。
なお、第3実施形態ではフリクション差分と第2モータジェネレータMG2の目標減速トルクとが等しくされているが、目標減速トルクはフリクション差分と異なっていても良い。目標減速トルクはフリクション差分に比例した値とするのが好適である。また、ECU20によって、第2モータジェネレータMG2による減速トルクの限界から、実現可能な減速トルクがフリクション差分よりも少ない場合には、デコンプリフト量Ldを減少させて、不足する減速トルクを補償して、デコンプ機構の動作を全く行わない場合と同様の減速感を実現しても良い。また、第1実施形態のようにデコンプ機構の動作によって軽減された減速トルクで走行する走行モードと、第3実施形態のようにデコンプ機構の動作を全く行わない場合と同様の減速感を実現する走行モードとを、例えばシフトレバー(不図示)のような選択手段を用いたユーザの操作によって選択できるようにしても良い。
また、第3実施形態では図17のフリクション差分−MG減速トルクマップに示されるように、フリクション差分の変化に対して第2モータジェネレータMG2の目標減速トルクが比例的かつ連続的に変化するように定められているが、フリクション差分と目標減速トルクとの関係は、フリクション差分が漸増的に変化すると目標減速トルクが複数段階(すなわち、2段階以上)でステップ的又は離散的に変化するように定められていても良い。
本発明は上述した態様のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本発明に含まれる。従って本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。例えば、本発明は次のような変形が可能である。
(1)デコンプ機構50の構成を図19,図20に示すように変更することが可能である。この変形実施例においては、前記スライダ55の代わりに、HLAリフタカムシャフト59を用いてHLA53をリフトさせるように構成されている。HLAリフタカムシャフト59は、各HLA53の底部に臨むようシリンダヘッド5に形成されたカムシャフト挿通孔60に回転自在に挿通支持されており、電動式デコンプアクチュエータ57’により回転駆動される。なお前記HLAホルダ54は省略され、代わりに、シリンダヘッド5に形成されたHLA支持孔61によりHLA53が昇降可能に支持される。
デコンプ機構50の作動時、デコンプアクチュエータ57’がオンされ、デコンプアクチュエータ57’はHLAリフタカムシャフト59を図20に示す停止位置から180°異なる作動位置(仮想線で示す)に回転させる。するとHLAリフタカムシャフト59のカム面59AがHLA53を直接押し上げ、上方にリフトさせる。その余は基本実施例と同様である。
(2)デコンプ機構の構成は、上記以外にも様々なものが可能である。少なくとも圧縮行程中に、燃焼室を吸気通路に連通させるデコンプ機構を使用することができる。また、少なくとも圧縮行程中に、燃焼室を吸気通路と排気通路の両方に連通させるデコンプ機構を使用することができる。排気弁を電磁アクチュエータで駆動する電磁駆動式排気弁を採用した場合、この電磁駆動式排気弁によりデコンプ機構を構成してもよい。排気弁を流用しない専用の弁体を有するデコンプ機構についても、本発明のうち第1及び第3実施形態を好適に適用できる。
(3)車両の種類は任意であり、ハイブリッド車両でないエンジン車両、すなわち内燃機関であるエンジンを唯一の動力源とした車両であってもよい。エンジン車両の場合、第2モータジェネレータMG2に代えて、走行のための動力源として用いられないオルタネータ(同期発電機)を電力の回生に用いることができる。エンジン車両においては、車両の制動要求時のフューエルカット運転の実行条件は、上記第1実施形態においてハイブリッド車両について説明したものと同様でも、別異であっても良い。フューエルカット開始の基準回転速度は、ガソリンエンジン車におけるものに比べて、ディーゼルエンジン車におけるものを例えば850rpmのように、比較的低く設定しても良い。
以上、本発明の好適な実施形態を詳細に述べたが、本発明の実施形態は他にも様々なものが考えられる。上記の各実施形態、各実施例および各構成は、矛盾が生じない限り任意に組み合わせることが可能である。本発明の実施形態には、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が含まれる。従って本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 内燃機関(エンジン)
3 ピストン
9 排気弁
12 燃焼室
18 スロットルバルブ
20 電子制御ユニット(ECU)
22 排気可変バルブタイミング機構
50 デコンプ機構

Claims (2)

  1. 少なくとも圧縮行程中に、弁体の開弁動作によって、車両の内燃機関の燃焼室を吸気通路及び排気通路のうち少なくとも一方に連通させるデコンプ機構であって、前記弁体の開度が可変に制御可能であるデコンプ機構を制御するように構成されたデコンプ機構制御部と、
    前記内燃機関の燃焼室に燃料を供給する燃料噴射弁を制御して、所定条件下で燃料の供給をカットするフューエルカット運転を実行するように構成されたフューエルカット制御部と、
    を有する内燃機関の制御装置であって、
    前記デコンプ機構制御部は、前記フューエルカット運転の実行中には、前記内燃機関の回転速度が高いほど、前記デコンプ機構の前記弁体の開度を大きくするように更に構成されており、
    前記弁体は前記内燃機関の排気弁であり、
    前記デコンプ機構は前記排気弁に追加の開度を提供し、
    前記内燃機関は、前記排気弁の動作タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構を更に備え、
    前記内燃機関の制御装置は、前記可変バルブタイミング機構を制御するためのバルブタイミング制御部を更に備え、当該バルブタイミング制御部は、前記排気弁と前記内燃機関のピストンとが干渉しないように、前記追加の開度が大きいほど、前記排気弁の動作タイミングの遅角量の上限を小さくするように構成されていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関は、その出力軸と機械的に結合された発電機を更に備え、
    前記内燃機関の制御装置は、前記発電機の出力を制御する発電機制御部を更に備え、当該発電機制御部は、前記デコンプ機構の動作時と非動作時との動力損失の差分が大きいほど、前記発電機が発生する減速トルクを大きくするように構成されていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
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