JP5839006B2 - 内燃機関の自動停止制御装置 - Google Patents

内燃機関の自動停止制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5839006B2
JP5839006B2 JP2013175224A JP2013175224A JP5839006B2 JP 5839006 B2 JP5839006 B2 JP 5839006B2 JP 2013175224 A JP2013175224 A JP 2013175224A JP 2013175224 A JP2013175224 A JP 2013175224A JP 5839006 B2 JP5839006 B2 JP 5839006B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
tdc
stop
crankshaft
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013175224A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015045228A (ja
Inventor
小島 進
進 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013175224A priority Critical patent/JP5839006B2/ja
Priority to US14/468,971 priority patent/US9683496B2/en
Publication of JP2015045228A publication Critical patent/JP2015045228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5839006B2 publication Critical patent/JP5839006B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D37/00Non-electrical conjoint control of two or more functions of engines, not otherwise provided for
    • F02D37/02Non-electrical conjoint control of two or more functions of engines, not otherwise provided for one of the functions being ignition
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/04Introducing corrections for particular operating conditions
    • F02D41/042Introducing corrections for particular operating conditions for stopping the engine
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N19/00Starting aids for combustion engines, not otherwise provided for
    • F02N19/005Aiding engine start by starting from a predetermined position, e.g. pre-positioning or reverse rotation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • F02N99/002Starting combustion engines by ignition means
    • F02N99/006Providing a combustible mixture inside the cylinder
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D13/00Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
    • F02D13/02Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
    • F02D13/0242Variable control of the exhaust valves only
    • F02D13/0249Variable control of the exhaust valves only changing the valve timing only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N2300/00Control related aspects of engine starting
    • F02N2300/20Control related aspects of engine starting characterised by the control method
    • F02N2300/2006Control related aspects of engine starting characterised by the control method using prediction of future conditions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は内燃機関の自動停止制御装置に係り、特に、着火始動により適切に再始動できるクランク角度でクランク軸を停止させる技術に関するものである。
走行用の駆動力源として内燃機関を備えている車両が知られている。特許文献1に記載のハイブリッド車両はその一例で、モータ走行時など一定の条件下で内燃機関を自動停止させるようになっており、再始動時の始動性を考慮してクランク軸の停止位置をモータジェネレータによって制御している。また、特許文献2には、気筒内に燃料を直接噴射する筒内噴射型の内燃機関について、その内燃機関を停止させる際に、圧縮行程中の気筒を燃焼させることにより制動力を発生させてクランク軸の停止位置を制御する技術が記載されている。このような筒内噴射型の内燃機関においては、回転停止している内燃機関の膨張行程の気筒内に燃料を噴射して点火することにより、爆発により正転トルクを発生させてクランク軸を回転させる着火始動が可能である。
特開2005−105885号公報 特開2004−360549号公報
ところで、気筒内に燃料を直接噴射する6気筒の4サイクルの内燃機関においては、各気筒のクランク角度が120CA(crank angle)ずつずらされるため、機関停止時にはポンピング作用(空気の圧縮によるばねのような作用)による位置エネルギーと回転慣性力との関係で、一般に何れかの気筒のピストンが圧縮行程後の上死点である圧縮TDC(Top Dead Center;上死点)から例えば45〜75CA程度進んだ膨張行程の中間位置になるクランク角度でクランク軸が停止させられ、前記着火始動を適切に行うことができる。しかし、5〜10%程度の確率で何れかの気筒のピストンが圧縮TDC付近で停止するTDC停止が発生し、その場合は膨張行程における気筒(TDC停止の一つ前の気筒)のクランク角度が120ATDC(TDCから120CA進んだ位置)程度になり、排気弁が既に開いているかすぐに開くため、着火始動により十分な回転トルクが得られず、実質的に着火始動を行うことができなくなる。上記TDC停止は、回転慣性力とポンピング作用とが略平衡し、機関のフリクション等によって発生するものと考えられる。
一方、このようなTDC停止を回避するため、例えば前記特許文献1のようにモータジェネレータ等の外力を用いてクランク軸の停止位置を制御することが考えられるが、外力を付与するモータジェネレータ等を大型化しなければならない場合がある。特許文献2のように圧縮行程の気筒を燃焼させて回転停止させることも考えられるが、TDC停止する気筒のピストンを圧縮行程の途中で停止させる必要があるため、TDC停止の予測や燃焼のタイミングが難しいなど確実にTDC停止を防止することは困難である。なお、このような問題は7気筒や8気筒の内燃機関でも生じる可能性がある。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、内燃機関を着火始動により適切に再始動できるように、モータジェネレータ等の外力を用いることなくクランク軸のTDC停止を回避することにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、気筒内に燃料を直接噴射する4サイクルの内燃機関の自動停止制御装置において、予め定められた停止条件が成立し、前記内燃機関への燃料噴射および点火を停止してクランク軸の回転を停止させる際に、何れかの気筒のピストンが圧縮行程後の上死点である圧縮TDC付近で停止するTDC停止が発生した場合には、膨張行程の気筒の筒内圧力に関して予め定められた回復条件に達した後に、その膨張行程の気筒に対して燃料噴射および点火を行い、爆発により正転トルクを発生させて前記クランク軸を前記TDC停止から回避させることを特徴とする。
上記圧縮TDC付近とは、TDCを含む所定範囲内、好ましくはTDC±10CAの計20CA程度の範囲内である。
発明は、第1発明の内燃機関の自動停止制御装置において、(a) 前記内燃機関の排気弁の開きタイミングを変更する可変バルブタイミング装置を有し、(b) 前記TDC停止が予測された場合には、前記クランク軸が回転停止する前に前記可変バルブタイミング装置によって排気弁の開きタイミングを遅角することを特徴とする。
このような内燃機関の自動停止制御装置においては、TDC停止が発生した場合に、膨張行程の気筒に対して燃料噴射および点火を行い、爆発により正転トルクを発生させてクランク軸を回転させることにより、そのクランク軸のTDC停止が回避される。すなわち、圧縮TDC付近でピストンが停止した気筒のそのピストンは、爆発によるクランク軸の正回転で圧縮TDCを超えて膨張行程まで進行するとともに、その正転トルクやポンピング作用による位置エネルギー、フリクション等によりクランク軸が自然に停止させられることにより、膨張行程の中間位置で停止させられる。これにより、その後の内燃機関の始動要求時には、その膨張行程の気筒に対する燃料噴射および点火によって内燃機関を始動する着火始動が適切に行われるようになる。
ここで、本発明ではTDC停止が発生した場合に、膨張行程の気筒に対して燃料噴射および点火を行い、爆発によりクランク軸を正回転させてTDC停止から回避させるため、例えばモータジェネレータを用いてクランク軸の停止位置を制御する場合のようにモータジェネレータを大型化する必要がなく、既存の部品等をそのまま用いて安価に構成することができる。また、膨張行程の気筒に対して燃料噴射および点火を行ってTDC停止から回避させるため、圧縮行程の気筒を燃焼させて回転停止させる場合に比較して、例えばTDC停止が発生した後に燃料噴射等を行うことができるなど、制御が容易で高い精度でTDC停止を回避することができる。
また、TDC停止が発生した後に膨張行程の気筒に対して燃料噴射および点火を行う際に、その気筒の筒内圧力に関して予め定められた回復条件に達した後にその燃料噴射および点火を実施するため、その気筒内には十分な量の酸素が含まれており、爆発によって大きな正転トルクが得られ、クランク軸を確実にTDC停止から回避させることができる。すなわち、膨張行程でピストンが停止している気筒は、回転停止する前の惰性回転で圧縮行程を経過しているため、ピストンリング合口の隙間から圧漏れが生じ、膨張行程での停止直後は負圧である可能性が高く、直ちに燃料噴射および点火を行っても酸素不足で十分な回転トルクが得られない場合がある。一方、膨張行程でピストンが停止している気筒には、そのピストンリング合口の隙間から空気が流入し、筒内圧力が大気圧付近まで自然に回復するため、所定の回復条件に達した後に燃料噴射および点火が行われることにより、クランク軸をTDC停止から回避させるのに必要な十分な回転トルクを発生させることができるのである。
発明は、排気弁の開きタイミングを変更する可変バルブタイミング装置を備えている場合で、TDC停止の際に膨張行程でピストンが停止している気筒の排気弁が既に開いている可能性があるが、TDC停止が予測された時には、クランク軸が回転停止する前にその可変バルブタイミング装置によって排気弁の開きタイミングを遅角するため、TDC停止時にその膨張行程の気筒の排気弁が閉じ状態に維持される可能性が高くなる。これにより、その膨張行程の気筒に対する燃料噴射および点火による爆発で、クランク軸をTDC停止から回避させるのに必要な十分な回転トルクを発生させることができる。
本発明が好適に適用されるハイブリッド車両の骨子図に、制御系統の要部を併せて示した概略構成図である。 図1のハイブリッド車両の直噴エンジンを説明する断面図である。 図2の直噴エンジンの吸排気弁の開弁時期を説明する図である。 図2の直噴エンジンの回転停止時における各気筒のピストン位置(クランク角度)の一例を説明する図である。 図1の電子制御装置が機能的に備えているエンジン停止制御手段の作動を具体的に説明するフローチャートである。 図2の直噴エンジンのTDC停止時における圧縮TDC停止気筒およびその前後の気筒のピストン位置(クランク角度)を説明する図である。 図5のステップS4でクランク軸がTDC停止するか否かを予測する際の判定回転速度Vsを説明する図である。 図5のフローチャートに従ってクランク軸の停止位置調整が行われた場合の圧縮TDC停止気筒およびその前後の気筒のピストン位置(クランク角度)の変化を説明する図である。 膨張行程気筒の筒内圧力に関する所定の回復条件を達成した後に燃料噴射および点火を行ってクランク軸の停止位置調整を行う場合の作動を説明するフローチャートである。
本発明は、6気筒の内燃機関に好適に適用されるが、7気筒以上の内燃機関の自動停止制御にも適用できる。また、内燃機関がクラッチ等の断接装置を介して動力伝達経路に接続されるとともに、内燃機関の他に走行用駆動力源としてモータジェネレータ等の回転機を有するハイブリッド車両に好適に適用され、回転機のみを駆動力源として走行するモータ走行モード時や、アクセルOFFの惰性走行時、減速時等に内燃機関を停止させるエコラン時の自動停止制御に適用される。走行用駆動力源として内燃機関のみを備えているエンジン駆動車両等に適用することもできるし、車両停止時に内燃機関を停止させるアイドリングストップ時の自動停止制御に適用することも可能である。
本発明は、例えばTDC停止が発生した場合およびTDC停止が予測された場合の両方で膨張行程の気筒に対する燃料噴射および点火を行ってクランク軸の停止位置を調整するように構成されるが、実際にTDC停止が発生した場合だけクランク軸の停止位置調整を行うようにしても良く、その場合は必ずしもTDC停止を予測する必要はない。
クランク軸の停止位置調整のために燃料噴射および点火を行う膨張行程の気筒は、圧縮TDC停止気筒の一つ前(先行)の気筒で、例えば6気筒の場合は120ATDC付近で停止する気筒であり、7気筒の場合は103ATDC付近で停止する気筒である。
発明は、排気弁の開きタイミングを変更する可変バルブタイミング装置を備えている場合で、TDC停止が予測された場合には、クランク軸が回転停止する前に排気弁の開きタイミングを遅角するが、本発明は可変バルブタイミング装置を備えていない内燃機関にも適用できる。また、排気弁の可変バルブタイミング装置を備えている場合でも、必ずしも常に遅角を行う必要はなく、必要に応じて遅角が行われれば良い。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用されるハイブリッド車両10の駆動系統の骨子図を含む概略構成図である。このハイブリッド車両10は、気筒内に燃料を直接噴射する直噴エンジン12と、電動モータおよび発電機として機能するモータジェネレータMGとを走行用の駆動力源として備えている。そして、それ等の直噴エンジン12およびモータジェネレータMGの出力は、流体式伝動装置であるトルクコンバータ14からタービン軸16、C1クラッチ18を経て自動変速機20に伝達され、更に出力軸22、差動歯車装置24を介して左右の駆動輪26に伝達される。トルクコンバータ14は、ポンプ翼車とタービン翼車とを直結するロックアップクラッチ(L/Uクラッチ)30を備えているとともに、ポンプ翼車にはオイルポンプ32が一体的に接続されており、直噴エンジン12やモータジェネレータMGによって機械的に回転駆動されるようになっている。直噴エンジン12は内燃機関で、モータジェネレータMGは回転機に相当する。
上記直噴エンジン12は、6気筒の4サイクルのガソリンエンジンであり、図2に具体的に示すように、燃料噴射装置46により気筒(シリンダ)100内にガソリンの高圧微粒子が直接噴射されるようになっている。この直噴エンジン12は、吸気通路102から吸気弁104を介して気筒100内に空気が流入するとともに、排気弁108を介して排気通路106から排気ガスが排出されるようになっており、所定のタイミングで点火装置47によって点火されることにより気筒100内の混合気が爆発燃焼してピストン110が下方へ押し下げられる。吸気通路102は、サージタンク103を介して吸入空気量調整弁である電子スロットル弁45に接続されており、その電子スロットル弁45の開度(スロットル弁開度)に応じて吸気通路102から気筒100内に流入する吸入空気量、すなわちエンジン出力が制御される。排気弁108は、排気弁VVT装置60を介して開閉されるようになっている。排気弁VVT装置60は、排気弁108の開きタイミングを可変とする可変バルブタイミング装置で、電子制御装置70(図1参照)からの信号に従って排気弁108の開きタイミングを変更する。
上記ピストン110は、気筒100内に軸方向の摺動可能に嵌合されているとともに、コネクチングロッド112を介してクランク軸114のクランクピン116に相対回転可能に連結されており、ピストン110の直線往復移動に伴ってクランク軸114が矢印Rで示すように回転駆動される。クランク軸114は、ジャーナル部118において軸受により回転可能に支持されるようになっており、ジャーナル部118とクランクピン116とを接続するクランクアーム120を一体に備えている。
このような直噴エンジン12は、クランク軸114の2回転(720CA)で、吸気行程、圧縮行程、膨張(爆発)行程、排気行程の4行程が行われ、これが繰り返されることでクランク軸114が連続回転させられる。6つの気筒100のピストン110は、それぞれクランク角度Φが120CAずつずれるように構成されており、クランク軸114が120CA回転する毎に6つの気筒100が順番に爆発燃焼させられて連続的に回転トルクが発生させられる。図3は、一つの気筒100における吸排気弁の開弁時期の一例を説明する図で、吸気弁104は、1回転目のクランク角度Φが6ATDC〜70ABDCの間、すなわち吸気行程〜圧縮行程の領域で開かれる。排気弁108は、2回転目のクランク角度Φが57BBDC、すなわち膨張行程の終盤で開かれ、次のサイクルの1回転目の3ATDC、すなわち排気行程と吸気行程の境界で閉じられる。この排気弁108の開弁時期は、排気弁VVT装置60により開きタイミングが遅角された場合で、進角された場合の開きタイミングは57BBDCよりも前で、例えば70BBDC(110ATDC)程度で開かれる。
また、このような直噴エンジン12においては、何れかの気筒100のピストン110が、吸気弁104および排気弁108が共に閉じている膨張行程の所定の角度範囲内で停止している時に、燃料噴射装置46によって気筒100内にガソリンを噴射するとともに点火装置47によって点火することにより、気筒100内の混合気を爆発燃焼させて始動する着火始動が可能である。図4は、このように何れかの気筒100のピストン110が膨張行程の中間位置で停止した場合で、「○」が膨張行程の中間位置で停止した気筒100を表しており、吸気弁104および排気弁108が共に閉じているため、その気筒100に対して燃料噴射および点火を行うことにより大きな回転トルクを発生させて始動することができる。6気筒の直噴エンジン12の場合、燃料噴射および点火が停止されると、ポンピング作用による位置エネルギーと回転慣性力との関係で、通常はこのように何れかの気筒100のピストン110が膨張行程の中間位置(例えば45〜75ATDC付近)で停止するようにクランク軸114が自然に回転停止させられ、着火始動が可能である。着火始動のみで直噴エンジン12を始動できる場合もあるが、モータジェネレータMGを用いてクランク軸114の回転をアシスト(クランキング)しながら着火始動する場合でも、そのアシストトルクを低減できるため、モータジェネレータMGの最大トルクが低減されて小型化や低燃費化を図ることができる。
図1に戻って、上記直噴エンジン12とモータジェネレータMGとの間には、ダンパ38を介してそれ等を直結するK0クラッチ34が設けられている。このK0クラッチ34は、油圧シリンダによって摩擦係合させられる単板式或いは多板式の摩擦クラッチで、油圧制御装置28によって係合解放制御される。K0クラッチ34は油圧式摩擦係合装置で、直噴エンジン12を動力伝達経路に対して接続したり遮断したりする断接装置として機能する。モータジェネレータMGは、インバータ42を介してバッテリー44に接続されている。また、前記自動変速機20は、複数の油圧式摩擦係合装置(クラッチやブレーキ)の係合解放状態によって変速比が異なる複数のギヤ段が成立させられる遊星歯車式等の有段の自動変速機で、油圧制御装置28に設けられた電磁式の油圧制御弁や切換弁等によって変速制御が行われる。C1クラッチ18は自動変速機20の入力クラッチとして機能するもので、同じく油圧制御装置28によって係合解放制御される。
このようなハイブリッド車両10は電子制御装置70によって制御される。電子制御装置70は、CPU、ROM、RAM、及び入出力インターフェースなどを有する所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う。電子制御装置70には、アクセル操作量センサ48からアクセルペダルの操作量(アクセル操作量)Accを表す信号が供給される。また、エンジン回転速度センサ50、MG回転速度センサ52、タービン回転速度センサ54、車速センサ56、クランク角度センサ58から、それぞれ直噴エンジン12の回転速度(エンジン回転速度)NE、モータジェネレータMGの回転速度(MG回転速度)NMG、タービン軸16の回転速度(タービン回転速度)NT、出力軸22の回転速度(出力軸回転速度で車速Vに対応)NOUT、6つの気筒100毎のTDC(上死点)からの回転角度(クランク角度)Φ、に関する信号が供給される。この他、各種の制御に必要な種々の情報が供給されるようになっている。上記アクセル操作量Accは出力要求量に相当する。
上記電子制御装置70は、機能的にハイブリッド制御手段72、変速制御手段74、エコラン制御手段76、およびエンジン停止制御手段80を備えている。ハイブリッド制御手段72は、直噴エンジン12およびモータジェネレータMGの作動を制御することにより、例えば直噴エンジン12のみを駆動力源として走行するエンジン走行モードや、モータジェネレータMGのみを駆動力源として走行するモータ走行モード、それ等の両方を用いて走行するエンジン+モータ走行モード等の予め定められた複数の走行モードを、アクセル操作量Accや車速V等の運転状態に応じて切り換えて走行する。変速制御手段74は、油圧制御装置28に設けられた電磁式の油圧制御弁や切換弁等を制御して複数の油圧式摩擦係合装置の係合解放状態を切り換えることにより、自動変速機20の複数のギヤ段を、アクセル操作量Accや車速V等の運転状態をパラメータとして予め定められた変速マップに従って切り換える。また、エコラン制御手段76は、エンジン+モータ走行モードやエンジン走行モードでの走行中に、アクセルOFFの惰性走行や減速走行が行われた場合には、一定の条件下でK0クラッチ34を解放して直噴エンジン12を動力伝達経路から切り離すとともに、その直噴エンジン12の作動を停止させて燃費を向上させるエコラン制御を実行する。
エンジン停止制御手段80は、上記エンジン+モータ走行モードからモータ走行モードへ切り換えたり、エンジン走行モードからモータ走行モードへ切り換えたりするモード切換時、或いはエコラン制御が行われる際に、前記直噴エンジン12を停止させるもので、エンジン停止手段82、TDC停止判定手段84、クランク軸停止位置調整手段86を機能的に備えており、図5のフローチャートに従って信号処理を実行する。すなわち、直噴エンジン12のクランク軸114は、通常は前記図4に示すように何れかの気筒100のピストン110が膨張行程の中間位置で停止する位置で自然に回転停止させられ、再始動要求時にはそのまま着火始動を行うことが可能であるが、5〜10%程度の確率で図6に示すように何れかの気筒100のピストン110が圧縮TDC付近で停止するTDC停止を生じる。この場合、「◎」で示す膨張行程の気筒(TDC停止の一つ前の気筒)100のクランク角度Φが120ATDC付近になるため、排気弁108が既に開いているかすぐに開くため、着火始動により十分な回転トルクが得られず、実質的に着火始動を行うことができなくなる。このため、そのようなTDC停止の場合には、クランク軸停止位置調整手段86によりクランク軸114の停止位置をTDC停止から回避させるのである。図5のフローチャートのステップS1〜S3はエンジン停止手段82に相当し、ステップS4〜S6はTDC停止判定手段84に相当し、ステップS7およびS8はクランク軸停止位置調整手段86に相当する。
図5のステップS1では、再始動を前提とするエンジン停止要求があったか否かを判断する。具体的には、エンジン+モータ走行モードからモータ走行モードへ切り換えたり、エンジン走行モードからモータ走行モードへ切り換えたりするモード切換時、或いはエコラン制御を行うために、前記ハイブリッド制御手段72或いはエコラン制御手段74からエンジン停止要求があったか否かを判断する。エンジン停止要求が無ければそのまま終了するが、エンジン停止要求があった場合にはステップS2以下を実行する。
ステップS2では、K0クラッチ34の遮断処理を実行して直噴エンジン12を動力伝達経路から切り離す。また、ステップS3では、直噴エンジン12の停止処理を実行する。この停止処理では、燃料噴射装置46による燃料噴射を停止(フューエルカット)するとともに、点火装置47の点火制御を停止する。これにより、ステップS2で直噴エンジン12が動力伝達経路から切り離されることと相まって、エンジン回転速度NEが徐々に低下させられて回転停止する。ステップS2によるK0クラッチ34の遮断処理およびステップS3によるフューエルカット等は、フューエルカットが後でも良いが、略同時に並行して行うこともできるし、フューエルカットが先であっても良い。
ステップS4では、直噴エンジン12が回転停止した時のクランク軸114の停止位置がTDC停止になるか否かを予測する。すなわち、直噴エンジン12に対する燃料噴射および点火を停止してクランク軸114の回転を停止させた際に、TDC停止になる場合或いはTDC停止にならない場合のクランク角度Φと回転速度との関係を予め実験やシミュレーション等によって求めておき、その関係からTDC停止になるか否かを予測することができる。図7は、クランク軸114が停止する直前の240CAの範囲のクランク角度Φとエンジン回転速度NEとの関係を調べた結果で、破線はTDC停止した場合(右端のBTDC=0で回転停止した場合)で、実線はTDC停止でなかった場合である。この結果から、例えば60BTDC(TDCよりも60CAだけ前の位置)でエンジン回転速度NEがVsの範囲内にある場合には、比較的高い確率でTDC停止するため、その回転速度範囲Vsを判定回転速度として設定し、クランク角度Φが60BTDCにおけるエンジン回転速度NEがその判定回転速度Vsの範囲内であればTDC停止になる可能性が高いと判定(予測)できる。また、クランク角度Φが60BTDCにおけるエンジン回転速度NEが判定回転速度Vsよりも低い場合は、TDC停止の可能性が低いと判定できる。TDC停止は、直噴エンジン12の個体差によってばらついたり経時的に変化したりするため、停止制御が行われる毎にその相関関係を逐次学習(記憶)して判定回転速度Vsを補正(更新)することが望ましい。なお、図7の実線は、10BTDC、〜30BTDCで回転停止しているが、実際の停止位置はポンピング作用による揺り戻しによって45〜75BTDC程度になり、前記図4に示す状態で回転停止する。
そして、次のステップS5では、ステップS4においてTDC停止可能性が高いと判定されたか否かを判断し、TDC停止の可能性が高いと判定された場合はステップS7およびS8を実行する。また、ステップS4でTDC停止の可能性が低いと判定された場合は、ステップS6で実際にTDC停止したか否かを判断する。TDC停止したか否かは、例えばクランク軸114の停止位置(何れかの気筒100のクランク角度Φ)がTDC±αの範囲内か否かによって判断できる。αは、例えば5〜10CA程度が適当であり、TDC停止でなければそのまま終了するが、TDC停止の場合はステップS8を実行する。
ステップS7では、クランク軸114が回転停止する前に排気弁VVT装置60により排気弁108の開きタイミングを遅角する。ステップS4のTDC停止可能性判定は、例えば60BTDCで行われるとともに、この段階ではエンジン回転速度NEが遅いため、クランク軸114が回転停止する前に排気弁108の開きタイミングを遅らせることができる。また、ステップS8では、膨張行程の気筒100に対して燃料噴射および点火を行い、爆発により正転トルクを発生させてクランク軸114をTDC停止から回避させる。これにより、圧縮TDC付近でピストン110が停止し或いは停止すると予測された気筒100のそのピストン110は、圧縮TDCを超えて膨張行程まで進行し、爆発による正転トルクやポンピング作用、フリクション等によりクランク軸114が自然に停止させられることにより、膨張行程の中間位置(例えば45〜75ATDC付近)で停止させられる。したがって、その後のエンジン始動要求時には、その膨張行程の気筒100に対する燃料噴射および点火によって直噴エンジン12を始動する着火始動が適切に行われるようになる。本実施例のエンジン自動停止制御は、モータ走行モードでの走行中またはエコラン走行中に行われるため、TDC停止を回避するための爆発による振動等で運転者に違和感を与える可能性は少ない。
図8は、上記ステップS8でクランク軸114の停止位置調整が行われた場合の圧縮TDC停止気筒およびその前後の気筒のピストン位置(クランク角度)の変化を説明する図で、(a) はTDC停止の状態である。そして、「◎」で示す膨張行程の気筒100に対して燃料噴射および点火が行われると、(b) に示すようにその「◎」気筒100では爆発により正転トルクが発生し、クランク軸114には正転方向のトルクが加えられる。これによりクランク軸114がTDC停止から脱すると、「○」で示す圧縮TDCの気筒100は残圧により正転トルクが発生する一方、それより一つ後の「●」で示す圧縮行程の気筒100は、吸気弁104が閉じられることにより圧縮反力が発生するようになる。また、「◎」気筒100は、排気弁108の開弁による圧漏れで正転トルクが速やかに低下する。したがって、これ等の力のバランスでクランク軸114は正回転させられるとともに、ポンピング作用や各部のフリクションの関係で(c) に示すように「○」気筒100が膨張行程の中間位置となるクランク位置、すなわち再始動時に着火始動するのに適した位置で回転停止させられる。
ここで、ステップS5でTDC停止可能性有りの判断が為された場合は、ステップS7で排気弁108の開きタイミングが遅角されるため、図8の(a) における「◎」気筒100の排気弁108は閉状態に維持され、燃料噴射および点火による爆発で正転トルクが適切に発生させられ、クランク軸114を確実にTDC停止から回避させることができる。また、ステップS5でTDC停止可能性有りの判断が為された場合は、クランク軸114が完全に回転停止する前に図8の(a) における「◎」気筒100に対して燃料噴射および点火を行うことが可能で、その場合は回転慣性が未だ残っているため、クランク軸114を確実にTDC停止から回避させることができる。その場合は、クランク軸114はTDC停止することなく、そのTDC停止位置を通過して図8の(c) に示すクランク位置で回転停止させられる。
一方、ステップS6で実際にTDC停止を検出した場合には、クランク軸114が完全に回転停止した状態でステップS8の燃料噴射および点火を実施することになる。ステップS5でTDC停止可能性有り(可能性が高い)の判断が為された場合でも、クランク軸114が完全に回転停止した後にステップS8の燃料噴射および点火を行うことができる。その場合は、クランク軸114の回転慣性力が0であるが、図8(a) における「◎」気筒100に対する燃料噴射および点火による爆発で、クランク軸114を回転させてTDC停止から回避させることができる。ステップS6でTDC停止を検出した場合に、排気弁VVT装置60により排気弁108の開きタイミングが進角されていると、図8(a) における「◎」気筒100の排気弁108が既に開いている可能性があるが、その開弁状態等の条件によってはステップS8の燃料噴射および点火によってTDC停止から回避させることが可能である。「◎」気筒100のクランク角度Φは120ATDC付近で、燃焼室の容積が比較的大きいため、酸素量が多く、大きな爆発力を発生させることができる。
また、図8(a) における「◎」気筒100は、クランク軸114が回転停止する前の惰性回転で圧縮行程を経過しているため、ピストンリング合口の隙間から圧漏れが生じ、膨張行程での停止直後は負圧である可能性が高く、直ちに燃料噴射および点火を行っても酸素不足で十分な回転トルクが得られない場合がある。このため、例えば図9に示すように「◎」気筒100の筒内圧力が回復した後に燃料噴射および点火を実施する。すなわち、ステップR1で、「◎」気筒100の筒内圧力に関して予め定められた回復条件に達したか否かを判断し、その回復条件に達したらステップR2で、その「◎」気筒100に対して燃料噴射および点火を実施するのである。膨張行程でピストン110が停止している「◎」気筒100には、そのピストンリング合口の隙間から空気が流入し、筒内圧力が大気圧付近まで自然に回復するため、所定の回復条件に達した後に燃料噴射および点火を行うことにより、クランク軸114をTDC停止から回避させるのに必要な十分な回転トルクを発生させることができる。ステップR1の回復判断は、例えば筒内圧力センサ(図示省略)によって「◎」気筒100の筒内圧力Pinを検出し、その筒内圧力Pinが予め定められた大気圧付近の回復圧Pkに達したか否かによって判断でき、Pin≧Pkが回復条件となる。また、筒内圧力Pinは、例えば数秒(1〜3秒程度)で大気圧付近まで回復するため、クランク軸114が回転停止した後の経過時間Tstpが予め定められた回復時間Tkに達した場合、すなわちTstp≧Tkを回復条件として、ステップR1の回復判断を行うこともできる。
このように、本実施例の直噴エンジン12の自動停止制御装置においては、TDC停止が予測される場合(ステップS5の判断がYES)、或いはそのTDC停止が発生した場合(ステップS6の判断がYES)に、膨張行程の気筒100(図8(a) における「◎」の気筒)に対して燃料噴射および点火を行い、爆発により正転トルクを発生させてクランク軸114を回転させることにより、そのクランク軸114のTDC停止が回避される。すなわち、圧縮TDC付近でピストン110が停止し或いは停止すると予測された気筒100(図8(a) における「○」の気筒)のそのピストン110は、爆発によるクランク軸114の正回転で圧縮TDCを超えて膨張行程まで進行するとともに、その正転トルクやポンピング作用による位置エネルギー、フリクション等によりクランク軸114が自然に停止させられることにより、膨張行程の中間位置で停止させられる。これにより、その後のエンジン始動要求時には、その膨張行程の気筒100(図8(c) における「○」の気筒)に対する燃料噴射および点火によって直噴エンジン12を始動する着火始動が常に適切に行われるようになる。特に、本実施例ではTDC停止を予測した場合だけでなく実際にTDC停止が発生した場合もステップS8を実行し、クランク軸114の停止位置調整が行われるため、TDC停止がより確実に防止される。
その場合に、膨張行程の気筒100(図8(a) における「◎」の気筒)に対して燃料噴射および点火を行い、爆発によりクランク軸114を正回転させてTDC停止から回避させるため、例えばモータジェネレータMGを用いてクランク軸114の停止位置を制御する場合のように、その制御トルク分だけモータジェネレータMGを大型化する必要がなく、既存の部品等をそのまま用いて安価に構成することができる。また、膨張行程の気筒100に対して燃料噴射および点火を行ってTDC停止から回避させるため、圧縮行程の気筒を燃焼させて回転停止させる場合に比較して、例えばTDC停止が発生した後に燃料噴射等を行うことができるなど、制御が容易で高い精度でTDC停止を回避することができる。
また、TDC停止が発生した後に膨張行程の気筒100(図8(a) における「◎」の気筒)に対して燃料噴射および点火を行う場合、図9に示すようにその気筒100の筒内圧力に関して予め定められた回復条件に達した後にその燃料噴射および点火を実施すれば、その気筒100内に十分な量の酸素が含まれているため爆発により大きな正転トルクが得られ、クランク軸114を確実にTDC停止から回避させることができる。
また、本実施例では排気弁108の開きタイミングを変更する排気弁VVT装置60を備えており、TDC停止の際に膨張行程の気筒100(図8(a) における「◎」の気筒)の排気弁108が既に開いている可能性があるが、ステップS5でTDC停止が予測された時には、ステップS7でクランク軸114が回転停止する前にその排気弁VVT装置60により排気弁108の開きタイミングが遅角されるため、TDC停止時にその膨張行程の気筒100の排気弁108が確実に閉じ状態に維持されるようになり、燃料噴射および点火による爆発でクランク軸114をTDC停止から回避させるのに必要な十分な回転トルクを発生させることができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:ハイブリッド車両 12:直噴エンジン(内燃機関) 58:クランク角度センサ 60:排気弁VVT装置(可変バルブタイミング装置) 70:電子制御装置 80:エンジン停止制御手段 82:エンジン停止手段 84:TDC停止判定手段 86:クランク軸停止位置調整手段 100:気筒 108:排気弁 114:クランク軸 NE:エンジン回転速度 Φ:クランク角度 Vs:判定回転速度

Claims (2)

  1. 気筒内に燃料を直接噴射する4サイクルの内燃機関の自動停止制御装置において、
    予め定められた停止条件が成立し、前記内燃機関への燃料噴射および点火を停止してクランク軸の回転を停止させる際に、何れかの気筒のピストンが圧縮行程後の上死点である圧縮TDC付近で停止するTDC停止が発生した場合には、膨張行程の気筒の筒内圧力に関して予め定められた回復条件に達した後に、該膨張行程の気筒に対して燃料噴射および点火を行い、爆発により正転トルクを発生させて前記クランク軸を前記TDC停止から回避させる
    ことを特徴とする内燃機関の自動停止制御装置。
  2. 前記内燃機関の排気弁の開きタイミングを変更する可変バルブタイミング装置を有し、
    前記TDC停止が予測された場合には、前記クランク軸が回転停止する前に前記可変バルブタイミング装置によって排気弁の開きタイミングを遅角する
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の自動停止制御装置。
JP2013175224A 2013-08-27 2013-08-27 内燃機関の自動停止制御装置 Active JP5839006B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013175224A JP5839006B2 (ja) 2013-08-27 2013-08-27 内燃機関の自動停止制御装置
US14/468,971 US9683496B2 (en) 2013-08-27 2014-08-26 Control apparatus and control method for internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013175224A JP5839006B2 (ja) 2013-08-27 2013-08-27 内燃機関の自動停止制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015045228A JP2015045228A (ja) 2015-03-12
JP5839006B2 true JP5839006B2 (ja) 2016-01-06

Family

ID=52581383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013175224A Active JP5839006B2 (ja) 2013-08-27 2013-08-27 内燃機関の自動停止制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9683496B2 (ja)
JP (1) JP5839006B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014170962A1 (ja) * 2013-04-16 2014-10-23 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
JP6250484B2 (ja) * 2014-06-20 2017-12-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 内燃機関の自動停止/再始動制御システム及び可変動弁装置
JP6044613B2 (ja) * 2014-10-09 2016-12-14 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JP6319148B2 (ja) * 2015-03-17 2018-05-09 トヨタ自動車株式会社 多気筒内燃機関の制御装置
JP6260580B2 (ja) * 2015-05-11 2018-01-17 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
DE102015225607A1 (de) * 2015-12-17 2017-06-22 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Neustarten eines mehrzylindrigen Verbrennungsmotors mit Saugrohreinspritzung ohne extern zugeführtes Drehmoment
CN106930851B (zh) * 2015-12-29 2020-09-04 长城汽车股份有限公司 多冲程循环汽油发动机的控制方法、***及车辆
JP6620668B2 (ja) * 2016-05-10 2019-12-18 株式会社デンソー エンジン制御装置
JP2021138309A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 本田技研工業株式会社 車両

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3965956B2 (ja) * 2001-09-28 2007-08-29 国産電機株式会社 電子式燃料噴射制御装置
JP2004360549A (ja) 2003-06-04 2004-12-24 Toyota Motor Corp 内燃機関の停止制御装置
JP3894178B2 (ja) 2003-09-29 2007-03-14 トヨタ自動車株式会社 駆動装置およびこれを備える自動車
US7051693B2 (en) * 2003-11-21 2006-05-30 Mazda Motor Corporation Engine starting system
JP4557816B2 (ja) * 2004-12-17 2010-10-06 トヨタ自動車株式会社 エンジン始動制御装置、その方法及びそれを搭載した車両
JP2006299997A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の始動装置
EP1728996A1 (en) * 2005-05-31 2006-12-06 Nissan Motor Co., Ltd. Combustion control method and apparatus for a direct injection spark ignition internal combustion engine
JP2006348863A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Toyota Motor Corp 内燃機関の始動装置
JP4407832B2 (ja) * 2006-01-12 2010-02-03 三菱自動車工業株式会社 エンジンの制御装置
JP4926917B2 (ja) * 2007-11-12 2012-05-09 日立オートモティブシステムズ株式会社 エンジン制御装置
JP4918911B2 (ja) * 2007-12-25 2012-04-18 日産自動車株式会社 筒内直接燃料噴射式火花点火エンジンの燃圧制御装置
US8265860B2 (en) * 2008-05-12 2012-09-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Stop-start control apparatus for internal combustion engine
JP4435844B1 (ja) * 2008-11-13 2010-03-24 本田技研工業株式会社 内燃機関の停止制御装置
US7962278B1 (en) * 2009-12-16 2011-06-14 Ford Global Technologies, Llc Method for starting an engine
JP2012082698A (ja) 2010-10-06 2012-04-26 Denso Corp エンジン回転停止制御装置
JP5790773B2 (ja) * 2011-10-20 2015-10-07 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両のエンジン始動時制御装置
EP2772397B1 (en) * 2011-10-27 2017-12-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hybrid vehicle control apparatus
JP5928354B2 (ja) * 2013-01-23 2016-06-01 マツダ株式会社 火花点火式多気筒エンジンの始動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015045228A (ja) 2015-03-12
US20150059688A1 (en) 2015-03-05
US9683496B2 (en) 2017-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5839006B2 (ja) 内燃機関の自動停止制御装置
JP5884824B2 (ja) ハイブリッド車両のエンジン停止制御装置
JP5761365B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP5804068B2 (ja) ハイブリッド車両のエンジン始動制御装置
JP5724975B2 (ja) 車両用の制御装置
JP6191552B2 (ja) 内燃機関の自動停止制御装置
US9409569B2 (en) Control device for vehicle drive device
JP6036994B2 (ja) 車両の制御装置
JP5943090B2 (ja) 車両用直噴エンジンの始動制御装置
JP2014054886A (ja) 車両用の制御装置
JP5742665B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
WO2013030986A1 (ja) ハイブリッド車両のエンジン停止制御装置
WO2013030987A1 (ja) ハイブリッド車両のエンジン始動制御装置
JP2013087710A (ja) 車両用内燃機関の始動制御装置
WO2014167725A1 (ja) 車両の制御装置
JP2013096232A (ja) 車両制御装置
WO2013035180A1 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5846298B2 (ja) 車両用エンジン始動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150730

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151026

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5839006

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151