JP6042192B2 - 車両用電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されるべき車両用電源装置に関する。
近年、CO排出量が少なく低燃費なハイブリッドカー(HEV;Hybrid Electric Vehicle)の普及が拡大している。HEVには大別すると、ストロングタイプ、マイルドタイプ(マイクロタイプを含む)がある。ストロングタイプは比較的大型の二次電池とモータを搭載し、エンジンが停止した状態でも二次電池に蓄電されたエネルギーで走行できるタイプである。マイルドタイプは比較的小型の二次電池とモータを搭載し、原則的にエンジンが停止した状態では走行できず、二次電池に蓄電されたエネルギーで主にパワーアシストするタイプである。いずれのタイプでも当該二次電池には、回生ブレーキにより発電されるエネルギーが充電される。なおプラグインタイプでは車両外のコンセントからも充電できる。
また近年、アイドルストップ機能を搭載する車両が増えており、HEVでは上記二次電池に蓄電されたエネルギーをアイドルストップ後のエンジン再始動に利用することが一般的である。
HEVに搭載される二次電池として主に、ニッケル水素電池およびリチウムイオン電池が普及している。なおマイルドタイプでは鉛電池も使用されている。今後、エネルギー密度が高いリチウムイオン電池の普及が加速すると予想される。リチウムイオン電池は常用領域と使用禁止領域が近接しているため、他の種類より厳格な管理が要求される(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−92656号公報
車両に搭載される二次電池を管理する制御系の電装品も電力を消費しており、その電力を低減することは車両全体のエネルギー効率向上につながる。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、車両に搭載される二次電池を管理する電装品の消費電力を低減する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用電源装置は、車両の動力源の少なくとも一部とすべきエネルギーを蓄える二次電池と、二次電池の状態を監視する管理装置と、を備える。管理装置は、二次電池の状態に応じて、通常モードより監視項目の数が少ない低消費電力モードに移行する。
本発明によれば、車両に搭載される二次電池を管理する電装品の消費電力を低減できる。
本発明の実施の形態に係る電源装置を搭載した車両の概略構成を示す図である。 図1の電源装置を詳しく説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る電池管理装置の動作例1を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る電池管理装置の動作例2を説明するためのフローチャートである。 図3、4のステップS30のサブルーチンを示すフローチャートである。 図3、4のステップS40のサブルーチン1を示すフローチャートである。 図3、4のステップS40のサブルーチン2を示すフローチャートである。
図1は、本発明の実施の形態に係る電源装置100を搭載した車両900の概略構成を示す図である。本明細書では電源装置100をマイルドタイプのHEVに搭載する例を想定する。マイルドタイプのHEVではモータの用途を主に発進や加速のアシストに限定しており、基本的にモータのみによる走行(電気自動車モード;EVモード)を想定しない。マイルドタイプはストロングタイプと比較し、燃費はストロングタイプに及ばないが、構造が簡単で比較的低コストで構成できる。マイルドタイプのHEVは一般に、パラレル方式で構成される。
図1は、パラレル方式のHEVの概略構成を示している。一般的にHEVは動力源としてエンジン400とモータ300を備える。パラレル方式のHEVではエンジン400とモータ300が同軸上に配置される。エンジン400とモータ300が配置される軸上にはさらに、クラッチ600及び変速機700が配置され、駆動輪800a、800bの回転軸と、図示しないデフにより連結される。
なお図1ではEVモードを想定しない構成であるが、大型のモータ300を搭載し、クラッチ600の位置をモータ300とエンジン400の間に移動させれば、EVモードでの走行も可能である。
パラレル方式ではモータ300(例えば、三相交流同期モータ)は、発進および加速のアシスト、ブレーキ回生またはエンジン400の駆動力による発電を行う。モータ300はインバータ200を介して電源装置100と接続される。この電源装置100は、車両900の走行をアシストするための動力源となるエネルギーをモータ300に供給するための電源装置である。
電源装置100は走行用の二次電池10及び電池管理装置20を備える。走行用の二次電池10は車両900の動力源の少なくとも一部とすべきエネルギーを蓄えるための二次電池である。本明細書では走行用の二次電池10としてリチウムイオン電池を使用することを想定する。電池管理装置20は、走行用の二次電池10の状態を監視する。なお図1には示していないが車両900内の電装品に電源を供給するための電装用の電源装置が別に設けられる。
インバータ200は力行時、走行用の電源装置100から供給される直流電力を交流電力に変換してモータ300に供給する。回生時、モータ300から供給される交流電力を直流電力に変換して走行用の電源装置100及び電装用の電源装置に供給する。
図2は、図1の電源装置100を詳しく説明するための図である。車両900は図1に示した構成に加えてさらに、ECU(Electronic Control Unit)500、電装用の二次電池510、DC−DCコンバータ520を備える。HEVではモータ300でエンジン400を始動するため、予備用を除き基本的にエンジン始動専用のセルモータは設けられない。
電装用の二次電池510は、ヘッドライト、パワーステアリング、オイルポンプ、カーナビゲーションシステム、オーディオなど、車両900内の電装品または補機に電源を供給する。HEVでは、電装用の二次電池510からセルモータに電源を供給する必要はない。一般的に、電装用の二次電池510には12V出力の鉛蓄電池が用いられる。
マイルドタイプのHEVでは、走行用の二次電池10は36V/48V出力が一般的である。本明細書では48V系を想定する。これに対しストロングタイプのハイブリッドカーでは100V出力以上が一般的である。UL(Underwriters Laboratories)規格、IEC(International Electrotechnical Commission)規格などの安全規格は、直流60Vを超える電圧を危険電圧と規定し、厳格な絶縁処理を要求する。逆にいえば60V以下の電圧であれば絶縁処理を簡素化できる。従ってマイルドタイプではストロングタイプよりモータ300の電源系の仕様を簡素化でき、コストを削減できる。
パラレル方式のHEVでは、モータ300で発電したエネルギーで電装用の二次電池510を充電できる。DC−DCコンバータ520は、インバータ200の直流側の電圧(48V系)を、電装用の二次電池510の電圧(12V)に降圧する。また必要に応じで、電装用の二次電池510の電圧(12V)を、インバータ200の直流側の電圧(48V系)に昇圧する。
なおモータ300と別に、電装用の二次電池510を充電するための専用のオルタネータを搭載する場合は、電装用の二次電池510とインバータ200の直流側を電気的に接続する必要はない。この場合、モータ300により発電されたエネルギーは、専ら走行用の二次電池10に充電される。
ECU500は車両900全体を電子制御する。ECU500はアクセルペダル、ブレーキペダル、電源装置100、各種の補機、各種のセンサから入力される各種の信号をもとにインバータ200を制御する。本実施の形態に係るマイルドタイプのHEVでは、始動時および加速時のみモータ300を走行アシスト用の動力源として作動させる。この状態ではインバータ200は力行制御、電源装置100は放電制御となる。ECU500はアクセルペダルからの信号および/または車速センサからの信号にもとづき始動または加速を検出し、インバータ200に力行制御するよう指示し、電池管理装置20に放電制御するよう指示する。なお通常走行時はエンジン400のみで走行する。
また減速時はモータ300を発電機として作動させる。この状態ではインバータ200は回生制御、電源装置100は充電制御となる。ECU500はアクセルペダルからの信号、ブレーキペダルからの信号および車速センサからの信号の少なくとも一つをもとに減速を検出し、インバータ200に回生制御するよう指示し、電池管理装置20に充電制御するよう指示する。
また通常走行時において電装用の二次電池510の残容量(SOC;State Of Charge)が基準値を下回るとモータ300を発電機として作動させる。ECU500は、電装用の二次電池510の図示しない電池管理装置からの信号をもとに残容量不足を検出し、インバータ200に回生制御するよう指示し、当該電池管理装置に充電制御するよう指示する。
走行用の二次電池10は複数の電池セルS1〜Snが直列接続されて構成される。複数の電池セルS1〜Snのプラス端子およびマイナス端子は、図示しないコンタクタを介してインバータ200の直流側プラス端子および直流側マイナス端子にそれぞれ接続される。
複数の電池セルS1〜Snとインバータ200を繋ぐ電流路には電流検出素子としてシャント抵抗Rsが挿入される。なおシャント抵抗Rsの代わりにホール素子を用いてもよい。また複数の電池セルS1〜Snが搭載されるスタック内には温度検出素子としてサーミスタRtが設置される。
電池管理装置20は、セル電圧検出回路30、両端電圧検出回路35、電流検出回路40、温度検出回路45、制御部50、記憶部60を含む。
セル電圧検出回路30は、二次電池10を構成する各電池セルS1〜Snのそれぞれの電圧を検出する。セル電圧検出回路30は検出した各セル電圧値を制御部50に出力する。セル電圧検出回路30は、専用のカスタムICであるASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成される。
両端電圧検出回路35は、二次電池10の両端電圧を検出する。セル電圧検出回路30は、ハードウェア素子により構成される。本実施の形態では第1分圧抵抗R1、第2分圧抵抗R2、コンパレータCPにより構成される。第1分圧抵抗R1及び第2分圧抵抗R2は、二次電池10の両端電圧を所定の分圧比で分圧する。コンパレータCPは、分圧された二次電池10の両端電圧と、異常判定用の参照電圧Vrを比較する。コンパレータCPは比較結果を制御部50に出力する。
なおコンパレータを二つ並列に設ければ、正常な電圧範囲の上限値を上回っていないか否か及び下限値を下回っていないか否かの両方を検出できる。この構成では二次電池10の両端電圧値までは検出できないが、正常な電圧範囲に収まっているか否かを判定できる。
電流検出回路40は、シャント抵抗Rsまたはホール素子の両端電圧を検出することにより二次電池10に流れる電流を検出する。電流検出回路40は検出した二次電池10の電流値を制御部50に出力する。なお二次電池10が複数の電池セルの直並列回路で構成される場合、電流検出回路40は電流路ごとに電流を検出する。
温度検出回路45は、サーミスタRtの両端電圧またはサーミスタRtに流れる電流値から抵抗値を推定し、推定した抵抗値から温度を推定する。温度検出回路45は検出した二次電池10の温度値を制御部50に出力する。
制御部50は、SOC推定部51、異常判定部52、モード切替部53、通信部54を含む。制御部50はマイクロプロセッサにより構成される。なお電流検出回路40及び温度検出回路45の一部または全部の機能も当該マイクロプロセッサで実行してもよい。
記憶部60は制御部50で実行されるプログラム、及び当該プログラムで使用されるデータを保持する。記憶部60はSOC−OCVテーブル61を含む。SOC−OCVテーブル61は、二次電池10を構成する電池セルのSOCと、電池セルの開回路電圧(開放電圧ともいう)(OCV;Open Circuit Voltage)との関係を記述したテーブルである。
SOC推定部51は、SOCを推定する前段階としてOCVを推定する。OCVは、セル電圧検出回路30により検出される電池セルの電圧値V、電流検出回路40により検出される電池セルの電流値I、電池セルの内部抵抗値Rをもとに下記(式1)により算出できる。
OCV=V−I×R ・・・(式1)
SOC推定部51はSOC−OCVテーブル61を参照して、推定したOCVに対応するSOCを特定する。なおSOCの推定方法は上述の方法に限るものではなく。例えば、クーロンカウント法を用いてもよい。
異常判定部52は、両端電圧検出回路35から入力される正常/異常を示す比較結果信号、セル電圧検出回路30から入力される各セル電圧値、電流検出回路40から入力される電流値、温度検出回路45から入力される温度値の少なくとも一つをもとに、二次電池10が正常であるか異常であるか判定する。
モード切替部53は二次電池10の状態に応じて、通常モードと低消費電力モードとの間でモードを切り替える。低消費電力モードは、通常モードと比較して二次電池10の監視項目の数が少なく、及び/又は監視項目データの検出頻度が低く設定される。
本実施の形態では監視項目として、二次電池10の両端電圧、複数の電池セルS1〜Snの各電圧、二次電池10に流れる電流および二次電池10の温度の四項目を監視する。通常モードではそれら四項目を全て監視する。低消費電力モードではそれら四項目のうち少なくとも一つの監視を停止する。例えば、二次電池10の両端電圧のみを監視し、複数の電池セルS1〜Snの各電圧、二次電池10に流れる電流および二次電池10の温度の監視を停止する。この場合、ASICで構成されるセル電圧検出回路30の電源を停止させることができる。
通常モードではそれら四項目の検出周期を例えば、10msに設定する。低消費電力モードではそれら四項目のうちの監視を停止していない項目の検出周期を例えば、1sに設定する。
通信部55は、SOC推定部51により推定されたSOC及び異常判定部52により判定された異常発生の有無をECU500に送信する。電池管理装置20とECU500間はCAN(Controller Area Network)などのネットワークにより接続される。
図3は、本発明の実施の形態に係る電池管理装置20の動作例1を説明するためのフローチャートである。モード切替部53はイグニッションスイッチがオン状態において(S10のON)、二次電池10が使用中か否か(即ち、充放電中か否か)判定する(S20)。二次電池10が使用中か否かは、ECU500から車両900の情報を取得することにより判定できる。ECU500はモータ300が作動(力行および回生を含む)しているか否かを示す情報を電池管理装置20に送信する。
またECU500から情報を取得せずに電池管理装置20単体で判定することもできる。例えば、電流検出回路40により検出される電流値を参照して判定できる。例えば、当該電流値が0.1A以上のとき使用中、0.1A未満のとき非使用中と判定できる。
モード切替部53は二次電池10が使用中の場合(S20のY)は通常モードを選択し(S30)、非使用中の場合(S20のN)は低消費電力モードを選択する(S40)。モード切替部53はイグニッションスイッチがオフ状態になると(S10のOFF)、電池管理装置20をシャットダウンする。
図4は、本発明の実施の形態に係る電池管理装置20の動作例2を説明するためのフローチャートである。モード切替部53はイグニッションスイッチがオン状態において(S10のON)、二次電池10のSOCと設定値を比較する(S20a)。当該設定値には例えば、50±10%の値を設定する。
モード切替部53は二次電池10のSOCが設定値を上回る場合(S20aのY)は通常モードを選択し(S30)、下回る場合(S20aのN)は低消費電力モードを選択する(S40)。モード切替部53はイグニッションスイッチがオフ状態になると(S10のOFF)、電池管理装置20をシャットダウンする。
図5は、図3、4のステップS30のサブルーチンを示すフローチャートである。通常モードでは電池管理装置20は走行用の二次電池10から電源VDDを取得する(S31)。車両900内には走行用の二次電池10の他に電装用の二次電池510も搭載されている。通常、電池管理装置20と走行用の二次電池10は近接した位置に配置され、電池管理装置20と電装用の二次電池510は離れた位置に配置される。電池管理装置20と二次電池間の配線抵抗を考慮すると、走行用の二次電池10から電源供給を受けたほうが電池管理装置20の電源電圧が安定する。
通常モードでは制御部50による監視項目データの検出周期を10msに設定する(S32)。制御部50は、両端電圧検出回路35により検出された二次電池10の両端電圧にもとづく正常/異常信号を取得し(S33)、セル電圧検出回路30により検出された各電池セルS1〜Snの電圧値を取得し(S34)、電流検出回路40により検出された電流値を取得し(S35)、温度検出回路45により検出された温度値を取得する(S36)。
それらの信号および値をもとに、SOC推定部51はSOCを推定し(S37)、異常判定部52は二次電池10の異常の有無を判定する(S38)。これらの推定および判定周期も10msに設定される。
図6は、図3、4のステップS40のサブルーチン1を示すフローチャートである。低消費電力モードでは電池管理装置20は電装用の二次電池510から電源VDDを取得する(S41)。低消費電力モードでは走行用の二次電池10の容量を節約することが重視されるため、走行用の二次電池10ではなく電装用の二次電池510から取得する。
低消費電力モードでは制御部50による監視項目データの検出周期を1sに設定する(S42)。制御部50は、両端電圧検出回路35により検出された二次電池10の両端電圧にもとづく正常/異常信号を取得する(S43)。異常判定部52は、その信号をもとに二次電池10の異常の有無を判定する(S48)。この判定周期も1sに設定される。
サブルーチン1では、各電池セルS1〜Snの電圧値、二次電池10の電流値、温度の検出を停止する。またSOC推定のための演算処理も停止する。両端電圧検出回路35からの正常/異常信号により最低限の状態監視を行いつつ、その他の検出処理およびSOC推定処理を停止することにより、電池管理装置20の消費電力を低減する。
サブルーチン1は図3の二次電池10が使用中か否かによりモードを切り替える動作例1に適している。二次電池10の非使用中に二次電池10に異常が発生する確率は低いため、監視レベルを下げて消費電力低減を優先する。
図7は、図3、4のステップS40のサブルーチン2を示すフローチャートである。低消費電力モードでは電池管理装置20は電装用の二次電池510から電源VDDを取得する(S41)。制御部50による監視項目データの検出周期を1sに設定する(S42)。制御部50は、両端電圧検出回路35により検出された二次電池10の両端電圧にもとづく正常/異常信号を取得し(S43)、セル電圧検出回路30により検出された各電池セルS1〜Snの電圧値を取得し(S44)、電流検出回路40により検出された電流値を取得し(S45)、温度検出回路45により検出された温度値を取得する(S46)。
それらの信号および値をもとに、SOC推定部51はSOCを推定し(S47)、異常判定部52は二次電池10の異常の有無を判定する(S48)。これらの推定および判定周期も1sに設定される。
サブルーチン2は図4の二次電池10のSOCにもとづきモードを切り替える動作例2に適している。二次電池10のSOCが低下してきた場合、二次電池10の容量を節約する必要があるが、二次電池10の使用中は一定の監視レベルを維持する必要がある。そこで検出周期を下げることにより、一定の監視レベルを維持しつつ消費電力を低減する。
なお低消費電力モードにはサブルーチン1、2以外にも様々なバリエーションが考えられる。例えば、複数の電池セルS1〜Snの全ての電圧を検出するのではなく、一部の電池セルの電圧を検出してもよい。例えば電池セルS1〜Snを複数のグループに分類し、検出周期ごとに、電圧検出対象とするグループを切り替えてもよい。
また図3の動作例1と図4の動作例2を組み合わせてもよい。例えば、二次電池10が使用中の場合は図5のサブルーチンを採用し、二次電池10が非使用中でSOCが設定値範囲内にない場合は図7のサブルーチンを採用し、二次電池10が非使用中でSOCが設定値範囲内にある場合は図6のサブルーチンを採用する。
以上説明したように本実施の形態によれば、二次電池10の状態に応じて低消費電力モードに移行することにより電池管理装置20の消費電力を低減できる。マイルドタイプのHEVはストロングタイプと異なり、モータ300が作動している期間が短くなる。従って低消費電力モードを維持できる期間が長くなり、低消費電力モードに移行することによる節電効果が大きくなる。またマイルドタイプでは二次電池10の容量を小さくする設計が多い。その二次電池10から電池管理装置20の電源を供給している場合、低消費電力モードに移行することにより、二次電池10の容量維持効果が大きくなる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。こられ実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の説明では、48V出力の二次電池10をマイルドタイプのHEVに搭載する例を挙げた。この点、100V以上の高出力の二次電池10をストロングタイプのHEVに搭載する場合にも、本実施の形態に係る電池管理装置20のモード切替制御は適用可能である。また純粋なEVに搭載される二次電池にも、本実施の形態に係る電池管理装置のモード切替制御は適用可能である。
900 車両、 100 電源装置、 200 インバータ、 300 モータ、 400 エンジン、 500 ECU、 510 二次電池、 520 DC−DCコンバータ、 600 クラッチ、 700 変速機、 800a,800b 駆動輪、 S1,Sn 電池セル、 10 二次電池、 20 電池管理装置、 30 セル電圧検出回路、 35 両端電圧検出回路、 40 電流検出回路、 45 温度検出回路、 50 制御部、 Rs シャント抵抗、 Rt サーミスタ、 R1 第1分圧抵抗、 R2 第2分圧抵抗、 CP コンパレータ、 51 SOC推定部、 52 異常判定部、 53 モード切替部、 54 通信部、 60 記憶部、 61 SOC−OCVテーブル。

Claims (6)

  1. 車両の動力源の少なくとも一部とすべきエネルギーを蓄える二次電池と、
    前記二次電池の状態を監視する管理装置であって、前記二次電池から電源を供給可能に構成されると共に、車両内の電装品または補機に電源を供給する電装用二次電池から電源を供給可能に構成されている、該管理装置と、を備え、
    前記管理装置は、前記二次電池の状態に応じて、通常モードより監視項目の数が少ない低消費電力モードに移行するように構成されており、かつ、前記通常モードでは、前記二次電池から電源が供給され、前記低消費電力モードでは、前記電装用二次電池から電源が供給されることを特徴とする車両用電源装置。
  2. 前記二次電池は、直列接続された複数の電池セルを含み、
    前記管理装置は、前記通常モードにて前記二次電池の両端電圧、前記複数の電池セルの各電圧、前記二次電池に流れる電流および前記二次電池の温度を監視し、前記低消費電力モードにて前記二次電池の両端電圧を監視し、前記複数の電池セルの各電圧、前記二次電池に流れる電流および前記二次電池の温度の監視を停止することを特徴とする請求項1に記載の車両用電源装置。
  3. 前記管理装置は、前記低消費電力モードにて前記通常モードより監視項目データの検出頻度を下げることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用電源装置。
  4. 前記管理装置は、イグニッションオン状態にて前記二次電池が充放電中のとき前記通常モードで動作し、充放電中でないとき前記低消費電力モードで動作することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両用電源装置。
  5. 前記管理装置は、前記二次電池の残容量が設定値範囲内にないとき前記通常モードで動作し、範囲内にあるとき前記低消費電力モードで動作することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両用電源装置。
  6. 前記二次電池は、60V以下の電圧を出力することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の車両用電源装置。
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