JP6039924B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、貯蔵物を冷蔵および冷凍する冷蔵庫に関する。
昨今、社会環境、労働環境の変化などにより、共働きの家庭が増加の傾向にある。そのため、食品をまとめ買いする現象が顕著になりつつある。一方、海外に目を転じると、日本との食習慣の違いから、例えば食品を1週間分まとめ買いする習慣から、広い容積の冷蔵庫や冷凍庫が欲しいというニーズが顕在化しており、広い容積が一般的である。そのような背景の下、冷蔵庫内に設けられている収容棚や収容容器にも、多くの貯蔵物が貯蔵されている。
その収容容器の配置方法おいては、冷蔵庫内に直接置かれて設けられているものの他に、例えば、引出式扉の背面に支持枠が固着されて、当該支持枠に収容容器が支持されるものや、冷蔵庫内に設けられた引き出し動作により摺動可能なベースを有し、そのベースに収容容器が載置される冷蔵庫がある。
具体的な支持枠の構成例として、特許文献1には、冷蔵庫等の食品貯蔵装置において、食品貯蔵容器の一つである野菜容器下部を収容載置する容器状支持体と、当該支持体は、側壁と底壁を有し上面が開口した容器状に合成樹脂成形又は金属板の成形によって一つの素材により形成された構成が開示されている。
特願2000−95487
前述の通り大容量化に伴い、各収容容器の荷重負荷が大きくなっている。従って、果実や野菜等を収容する収容容器を支持する支持枠や、収容容器が載置されるベースにかかる負荷も大きくなる。ここで例えば、支持枠やベースを、金属よりも軟質な合成樹脂で成形する場合には、収容物を含めた収容容器の荷重が大きいために樹脂で成形された支持枠やベースに撓みが生じてしまい、枠が変形する可能性もある。
また、金属板の成形によって支持枠や土台を形成した場合でも、板厚をある程度大きくし、且つ、特許文献1のように強度の大きな扉等に螺子などの固定手段で扉等に一体化して強度を大きくし、変形を抑制することが一般に実施されている。しかし、このような構造はコスト高になり、かつ、大きく重くなるので取り扱い性及び可搬性が低下する。
本発明の技術的課題は、扉などの強度の大きな部材に一体化することなく収容物を含めた収容容器を載置しても変形の少ないベースを備える冷蔵庫を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の冷蔵庫の一例としては、冷蔵庫において、冷蔵庫内に収容可能な収容容器と、当該収容容器を載置した状態で引出し可能なベースとを有し、前記ベースの一部が、ガラス部材で構成され、当該ガラス部材を囲むように組み合わされた樹脂部材を備え、前記ベースは、その前面の一部に手掛け部を有し、当該手掛け部は、ベース内部に張り出す様に凹部が形成されており、前記ベース内部に載置される前記収容容器は、前記手掛け部に沿った凹部を有する。
本発明によれば、扉などの強度の大きな部材に一体化することなく収容物を含めた収容容器を載置しても変形の少ないベースを実現できる。これにより、収容容器の保持安定性が高く、低コストで利便性の高い冷蔵庫および冷凍庫を実現できる。
本実施例に係る冷蔵庫の斜視図 本実施例に係る冷蔵庫の縦断面図 本実施例に係る冷蔵庫庫内の要部を示す縦断面図 本実施例に係る冷蔵庫本体の右側壁と背面壁を省略した後方斜視図 本実施例に係る冷蔵庫における野菜容器とチルド室周辺の断面拡大図 本実施例に係る冷蔵庫における野菜容器の正面図と右側面図、後方斜視図 本実施例に係る冷蔵庫におけるベースの前方斜視図 野菜容器を載置したベースの拡大断面図 野菜容器を載置した別の実施形態のベースの拡大断面図 ベース側レール部と冷蔵庫本体側レールを示す拡大断面図 ローラーの位置と動きを示す斜視図 本実施例に係る冷蔵庫の右側扉を示す図 本実施例に係る冷蔵庫の扉を90度開けた状態で野菜室を引き出した斜視図
<実施の形態>
以下、図面を参照して、この発明に係る冷蔵庫を具体的に説明する。なお、同様な部位や矢印などは同一符号をもって示し、重複した説明を省略する。
図1は、本実施例に係る冷蔵庫を示す斜視図であり、図2は、本実施例に係る冷蔵庫の扉開状態を示す正面図であり、図3は、本実施例に係る冷蔵庫庫内の要部を示す縦断面図である。
冷蔵庫1は、その本体部を成す冷蔵庫本体1Hに、冷蔵室3、チルド室4、野菜室5、冷凍室6が画設されている。冷蔵庫本体1Hの前方側上部には、左右に分割された観音開き(いわゆるフレンチ型)の扉2a、2bを備えている。図2に示す通り、この扉2a、2bの開閉により、冷蔵室3、チルド室4、野菜室5内の貯蔵物を取出し、又は、収容ができる。また、冷蔵庫本体1Hの前方側下部には、引出式の扉2cが備えられており、この扉2cの開閉により、冷凍室5内の貯蔵物の取出し・収容ができる。
また、本実施例の冷蔵庫1においては、冷蔵空間を構成する冷蔵室3、チルド室4、野菜室5が上から順に配置されており、野菜室5は冷蔵室3、チルド室4に比べて前方に張り出した形状を成している。このように野菜室5が張り出した空間を有することで、野菜室空間の大容量化を実現できる。
冷蔵室3及び野菜室5は、約3〜5℃の冷蔵温度帯の貯蔵室である。冷蔵室2には、冷蔵庫本体1Hの内側の左右の両側面に設けられた突出部に支持された、貯蔵物を収容する収容棚3aとチルド室4との仕切りも兼ねた収容棚3bが配設されている。また、ドアポケット8は冷蔵室扉2a(2b)の冷蔵室2に対向する面(背面側)に設けられている。また、野菜室5に対向する高さ位置においては、野菜室5が冷蔵室3やチルド室4に比べて前方に張り出した形状であるため、当該張り出し部分と干渉しない様にドアポケット8は設けられていない。
このように野菜室5が張り出し部分を有することで大きな野菜を大量に収容できるばかりでなく、冷蔵扉2a、2b背面の冷蔵室3とチルド室4に対向する位置にドアポケット8を有することでペットボトルやボトル型の調味料など、冷蔵が必要な食品を効果的に収容できる。
チルド室4は、約0℃で保存できるようにした貯蔵室である。チルド室4内には、引き出すことにより取出し可能なチルド室容器4aが配置されている。チルド室容器4aの上部には収容棚3bが配設されているので、チルド室4内の冷気が外に漏れにくくなっている。
また、図2に示す通り、チルド室4上部の冷蔵室3の庫内の背面に、切り換えレバー4bが設けられている。この切り換えレバー4bを左右に切り換えることにより、チルド室4内の図示しない冷気口の開閉を操作できる。冷気口を開くことにより、後述する冷却機12により冷却された冷気は、冷却機冷気循環ファン11の働きにより、冷気ダクト8を流れ、冷気が流れることになる。
従って、使用者がチルド室3の室内の温度を調節することができるので、使用者にとって適した温度管理ができる。なお、本実施例では操作する際の使いやすい高さを考慮して、冷蔵室2の最下段の背面に切り換えレバー3aを設けた例を示しているが、当然これに限るものではなく、冷蔵庫本体1H内の他の箇所であってもよいし、外から操作できるようにしてもよい。
冷凍室6は、約−18℃の冷凍温度帯の貯蔵室である。冷凍庫6内には、引出式の上段冷凍庫容器6aと、下段冷凍庫容器6bが内部に配置されている。下段冷凍庫容器6bは、冷蔵庫扉2cに固着された図示しない支持枠に支持されており、冷蔵庫扉2cと共に引き出される。上段冷凍庫容器6aは、また、下段冷凍庫容器6bと共に引き出される構成としても良いし、また、中に残る構成として、上段冷凍庫容器6aを単独で引き出す構成としてもよい。
冷却器室10、は冷凍室6の後方上部から野菜室5の後方部に突出して形成した空間であり、ここには冷気循環用ファン11a、11bと冷却器12が収容されている。また、冷蔵庫本体1Hの背面下部には凹状に切り欠かれて形成される機械室13が形成され、この機械室13には、圧縮機14が設けられている。冷却機12の下部には霜取りヒータ15が設けられ、冷却機12に付着した霜は霜取りヒータ15により溶かされて、ドレンパイプ16により機械室13の上部に導かれて、下に排水される。
図4は、冷蔵庫本体の右側壁と背面壁を省略した後方斜視図である。冷却機12で生成された冷気を、冷気循環用ファン11a、11bの働きにより、冷蔵室3やチルド室4、野菜室5、冷凍室6に供給することができる。なお、冷気循環用ファン11aは、冷蔵室3やチルド室4、野菜室5用に冷気を送る為のファンであり、一方、冷気循環用ファン11bは冷凍庫6用に冷気を送る為のファンである。冷気循環用ファン11bにより、冷凍室6に吹き出された冷気は、冷凍室6内を冷却した後、冷凍室6の背面中央に戻される。その後、霜取りヒータ15を通り、冷却機冷気循環ファン11aの働きにより、冷蔵室本体1Hの背面の内部に設けられた冷気ダクト17を流れ、冷蔵室3とチルド室4の背面に設けられた冷気流路18を通り、冷気流路に設けられた吹出口より冷気が流れることになる。
<<野菜室の具体的構成>>
次に、図5から図11を参照して、野菜室4の具体的構成について説明する。図5は、野菜容器とチルド室周辺の断面拡大図であり、図6は、野菜容器の正面図と右側面図、後方斜視図である。
野菜室5には、収容容器である野菜容器50が設けられている。野菜容器50はドアポケット8の配設されていない冷蔵室扉2a、2bの内面、仕切壁5aの上面、チルド室4との仕切り部4c、4dの下面、及び背面立上げ部5bと野菜室5の両側面5c(図10にて図示)で囲まれた空間に入る大きさの容積をもつ容器である。野菜容器50は、後述するベース60に載置されて保持される。使用者は、ベース60の手掛け部61に手をかけてベース60と共に野菜容器50を引き出す構成となっている。
図5に示す通り、冷蔵室3とチルド室4の仕切りを兼ねた収容棚3bは、冷蔵庫扉2a、2bを閉じた状態において、チルド室前方のドアポケット8に向かって、可及的に近づけて設けられている。また、チルド室4と野菜室5との間には、チルド室4の底面である仕切り部4cと、仕切り部4cの前方端部から後述する野菜容器50の前方上部まで成形された仕切り部4dと、が連続して設けられている。つまり、野菜室5及び野菜容器50は、上方のチルド室4及びチルド容器4aよりも張り出した状態で収容されている。
従って、冷蔵室3内の冷気は、収容棚3dとドアポケット8により、チルド室4に流入しにくくなっている。更に、仕切り部4dとドアポケット8の底面により、野菜室5に、冷気が流入しにくくなっている。つまり、他の室内の冷気がチルド室4や野菜室5内に入りにくくすることにより、室温の低下や上昇を防ぐことができ、温度を適切に管理できる。
次に、図6を用いて、野菜容器50の形状について説明する。図6において、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は後方斜視図を示す。
野菜容器50は、ベース60の手掛け部61に沿うように手掛け凹部51が成形されている。従って、野菜容器50をベース60に載置した場合に、手掛け凹部51と手掛け部61が嵌合するので、野菜容器50の載置位置が一意に決まり、手掛け凹部51は野菜容器50の位置決め手段としても作用することになる。このように、ベース60に手掛け凹部を備えることで、野菜容器50の左右前後の移動が抑制されて、野菜容器50の安定保持が可能となる。
また、(c)に示す通り、野菜容器50の底面には、凸部52が設けられ凹凸成形されている。ベース60により保持されている状態において、この凸部52が野菜容器50とベース60の底面との間に空間を作ることになる。この空間に冷気が入りこむことによって、野菜容器50内の断熱効果を高め、野菜容器50とベース60相互に熱を伝わりにくくする役割を果たす。従って、野菜室4内の安定した保冷特性を得ることが可能となる。
また、本実施例の野菜容器50は、横幅寸法Aが奥行き幅寸法Bよりも大きい構成となっている。従って、一般的に多種類の貯蔵物が貯蔵される収容容器において、横幅が長い方が、奥までの視認性が向上するので、利便性が向上する。また、このような構成とすることで、野菜室後方の空間を有効活用でき、設計の自由度を向上させることができる。
次に、図7から図9を用いて、ベース60の形状と素材について説明する。図7は、ベースの前方斜視図であり、図8は、野菜容器を載置したベースの拡大断面図であり、図9は、野菜容器を載置した別の実施形態のベースの拡大断面図である。
ベース60は、ガラス素材から成形されたガラス部材61と、樹脂素材、例えばポリアセタールから成形されたガラス部材61を囲むように組み合わされた樹脂部材62と、から構成されている。
樹脂部材62は、野菜容器50が載置される保持部63と、野菜容器50の前後左右の移動を抑制する側壁64と、冷蔵庫本体1H側に設けられた後述するレール70と嵌合するレール部65とが一体的に形成されている。レール部65は、側壁64より冷蔵庫側壁の方向に突出したように形成されている。また、図8において示す通り、ベース60は、樹脂部材62の保持部63とレール部65の端部とで上下に挟みこむようにガラス部材61の外枠が覆われ、保持部63と共に野菜容器50を保持している。
本実施例においては、野菜容器50は、横幅寸法Aが奥行き幅寸法Bよりも大きい構成となっている。この野菜容器50の寸法比率にあわせる様に、ベース60についても横幅寸法が奥行き幅寸法よりも大きい構成となっている。
このような寸法比率にする場合、ベース60の両端に設けられたレール部65と冷蔵庫本体1H側のレール70とが接続したときに、ベース60中央に向かって撓み力が生じる。このとき、ベース60の中央近傍を含む一部を樹脂に比べて曲げ剛性の高いガラス素材で形成することで、この撓みを抑えることができる。
つまり、ベースの枠の素材を樹脂で成形し、その底面の一部をガラス素材とすることにより、樹脂や金属で成形したベースと比較して強度を増すことができる。ベース60を上記のように構成することで、荷重負荷の大きい野菜容器50において、樹脂のみで成形した場合では、土台が撓みにより変形する恐れがあったが、これを抑制することができる。また、ガラス素材は樹脂や金属と比較して安価なので、製造コストを下げることができる。
加えて、ボトムフリーザー冷蔵庫において、一般的に野菜室の背面には冷気循環用ファンが配置されていることが多く、ベース50にガラス材よりも軟質な樹脂を含む構成とすることにより、ファンの騒音やモータによる振動を吸収することができて、静音効果や防振効果が期待できる。
また、上記のガラス部材61は可視光に対して透明な素材であっても良いし、半透明、不透明な素材であっても良い。透明もしくは半透明素材を用いた場合には、野菜容器40の空間を仕切る底面が透過して視認できることになるため、利用者に対して容器空間を大きく見せることが可能となる。
なお、本実施例において、樹脂部材62の保持部63とレール部65の端部とで上下に挟みこむようにガラス部材61の外枠が覆われる構成としたがこれに限るものではない。例えば、図9に示す通り、ベース60より保持部63を無くして、ガラス部材61をレール部65の端部に載置する構成としても良い。このような構成とすることにより、ガラス部材はベースに載置されているだけなので、取り外すことができる。従って、ガラス部材を丸洗いできるので、清掃性を向上することができる。また、清掃する際、ベースを樹脂素材とガラス素材に分けて持ち運び可能となるので、可搬性を向上させることができる。
また、ベース60にジュースや汁がこぼれたのを長期間気づかなかった場合でも、ガラス部材61がジュースや汁の成分によって劣化し難いため、ベース60の強度低下による撓み及び変形し易くなるのを防止できる。これにより、野菜容器50に収容物が沢山収容されてベース60に大きな荷重が加わっても、スムースな引出し操作が維持可能である。
図10と図11を用いて、レール構造について説明する。図10は、ベース側レール部と冷蔵庫本体側レールを示す拡大断面図であり、図11は、ローラーの位置と動きを示す斜視図である。レール部65は、後述する冷蔵庫本体側ローラー71を受ける略コの字状の受け部66を有している。一方、野菜室5の両側面5c下部には凹部が設けられており、その凹部にはベース60のレール部65が案内されるレール70が形成されている。レール70は、一方のレール部65よりやや大きい寸法の横断面コの字状の凹形状を有し前後方向に延在している。また、側面レール70の底面を、後述するベース60の後方両側面に固着されたベース側ローラー67が前後方向に回転移動する。
図11中、(a)は、ベースが引き出されている状態を示す斜視図であり、(b)はベースが冷蔵庫本体に収容されている状態を示す斜視図である。冷蔵庫本体側レールの一部を透視した前方斜視図である。図中、冷蔵庫本体1Hの側面と、冷蔵庫本体側のレール70の側面を透視している。レール70の前方の端部にはローラー71が固定されており、受け部66と嵌り合って前後に回転可能に設けられている。一方、ベース60の後方両側面には、ベース側ローラー67が設けられている。ベース側ローラー67は、レール70の底面を前後に回転移動することにより、ベース70を引き出し可能となる。
本実施例において、ベース側のレール部は、冷蔵庫側壁の方向に対して外側に張り出すように形成されている。そして、野菜室の側面を切欠いてレールを作り、この中にベース側のレール部を入れる構成とした。従って、野菜容器と野菜室の両側壁との隙間(クリアランス)を小さくすることができる。その結果、デッドスペースを小さくでき、収容容器の容積を拡大できる。
<<冷蔵庫扉の背面構造について>>
次に、野菜容器50との引き出した際の、冷蔵庫扉2a、2bとの接触関係を説明する。図12は、本実施例に係る冷蔵庫の右側扉を示す図であり、図13は、本実施例に係る冷蔵庫の扉を90度開けた状態で野菜室を引き出した斜視図である。図12中、(a)は、ドアライナー側を手前側とした斜視図であり、(b)ヒンジ部を手前側とした斜視図である。
冷蔵庫扉2bは、飲み物や小物を収容するポケット8を有し、冷蔵庫扉2bを開放した際の手前側に設けられたドアライナー101と、ヒンジ部104を介して回転可能に固定されている側に設けられ扉を閉じた状態で庫内側に突出する凸部102が上下に渡り設けられている。そして、冷蔵庫扉2bを開いて野菜容器40を引き出した際に、少なくとも引き出される野菜容器40に対向する位置の扉背面部分103において凸部が設けられていない。また、ドアポケット8の位置は、扉背面部分103よりも高い位置に設けられており、野菜容器40を引き出す際に、ドアポケット8が干渉しない位置に設置されている。
この扉背面部分103に凸部を設けない構成とすることにより、図13に示す通り、ドアを90度開けた状態において、野菜容器40に接触するものが無く、引き出すことができる。従って、冷蔵庫の投影面積を超える範囲に及んで扉を開かずとも(冷蔵庫扉2bを冷蔵庫本体1Hの横寸法を超えて開ない状態であっても)、収容容器を引き出すことができる。
また、図12と図13中、ヒンジ部104側にのみ、扉背面部分103に凸部を設けない構成としたが、ドアライナー101側も同様に、収容容器に対向する位置に凸部を設けない構成としてもよい。そのような構成とすることにより、収容容器を引き出す際にドアライナー101の干渉が無くなるので、より手前側に引き出すことができる。
上述の通り、扉背面の凸部やドアライナーに部分的に凸部を設けない構成とすることにより、扉の左右に壁や家具の障害物があった場合においても、冷蔵庫を設置することができるので、使用者それぞれの部屋のレイアウトに沿った配置が可能となる。また、扉を大きく開く必要が無いので、冷気が漏れにくく、省エネ効果がある。
また、ヒンジ部を介して回転可能に固定されている側にのみ凸部を設けない場合は、収容容器を引き出す際に、冷蔵庫扉の前方の突出部がストッパーの役割を果たし、容器が前方に出すぎないように止めることができる。従って、不意に容器を引き出しすぎることにより、容器が落下する恐れを防ぐことができる。
なお、本実施例においては、野菜容器を引き出した場合に、少なくとも引き出される野菜容器に対向する位置の扉背面には、部分的に凸部を備えない構成としたがこれに限らない。部分的に凸部を備える構成としても、収容容器に干渉しない高さの凸部を設ける構成としてもよい。また、本実施例において、野菜容器について説明したが、引き出し式の収容容器であればそれに対向する位置の扉背面に、前記凸部を部分的に備えない若しくは収容容器に干渉しない高さの凸部を備える構成とすればよい。なお、冷蔵庫扉2aについては、説明を省略したが、冷蔵庫扉2bと同様の構成が設けられている。
なお、本実施例において、冷蔵庫扉を90℃に開ける構成としたが、これに限られるものではなく、例えば、野菜容器を引き出すための手掛け凹部に手が掛る程度に扉を開いた状態(例えば30℃程度)であっても、ドア背面側に設けられたドアライナー等の凸部材と干渉しない様に、収容容器を引き出すことが出来る。つまり、従来あった冷蔵庫扉から突出して設けられていた凸部が存在していた場合、当該凸部を引出し式の収容容器と対向する位置に凸部を設けない若しくは、収容容器が干渉しない程度の高さに凸部を設けることによって、収容容器の引き出せる範囲を拡張することが可能となる。
なお、本実施例において、冷蔵庫扉の最も下に位置する野菜容器に対向する位置の扉背面に凸部を備えない若しくは野菜容器に干渉しない高さの凸部を設ける構成を説明したが、これに限るものではない。観音開き式若しくは片開き式の扉において、引き出し構造を有する収容容器が設けられている構成なら、その収容容器の位置に対向して凸部を設けない若しくは収容容器に干渉しない高さの凸部を設ける構成とすればよい。また、「凸部を設けない若しくは収容容器に干渉しない高さの凸部」との表現としたが、他に例えば、収容容器に干渉しない程度の凹部や切欠きという表現としてもよい。
1 冷蔵庫
1H 冷蔵庫本体
2 冷蔵庫扉
3 冷蔵室
4 チルド室
5 野菜室
6 冷凍室
8 ドアポケット
10 冷却器室
11 冷気循環用ファン
12 冷却器
13 機械室
14 圧縮機
15 霜取りヒータ
16 ドレンパイプ
17 冷気ダクト
18 冷気流路
50 野菜容器
60 ベース

Claims (8)

  1. 冷蔵庫内に収容可能な収容容器と、
    当該収容容器を載置した状態で引出し可能なベースとを有し、
    前記ベースの一部が、ガラス部材で構成され、当該ガラス部材を囲むように組み合わされた樹脂部材を備え
    前記ベースは、その前面の一部に手掛け部を有し、
    当該手掛け部は、ベース内部に張り出す様に凹部が形成されており、
    前記ベース内部に載置される前記収容容器は、前記手掛け部に沿った凹部を有することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    前記ガラス部材は、前記ベースの中央近傍を含む領域に形成されていることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    前記ベースは、当該ベースの左右の側壁に対して夫々外側に張り出す様にレール部を有することを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    前記収容容器の底面の一部に凸部を有することを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項に記載の冷蔵庫において、
    前記凸部は、前記ガラス部材に対して形成されていることを特徴とする冷蔵庫。
  6. 請求項に記載の冷蔵庫において、
    前記収容容器は野菜容器であって、当該野菜容器は、仕切棚で仕切られた冷蔵室の最下部に配置され、前記仕切棚よりも前方に張り出した状態で収容されていることを特徴とする冷蔵庫。
  7. 請求項に記載の冷蔵庫において、
    前記野菜容器の上部には前記仕切棚を介してチルド容器が配設され、
    当該野菜容器は、前記チルド容器よりも前方に張り出した状態で収容されていることを特徴とする冷蔵庫。
  8. 請求項に記載の冷蔵庫において、
    前記冷蔵室の扉の背面側にドアポケットを備え、
    当該ドアポケットは前記チルド容器と対向する位置で且つ前記野菜容器よりも高い位置に配設可能であり、
    前記冷蔵室の扉を閉じた状態では、当該ドアポケットと、当該チルド容器とが近接配置されていることを特徴とする冷蔵庫。
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