JP6038529B2 - 測定装置 - Google Patents

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本発明は、測定対象体に測定用電流を流して発生する両端電圧を測定し、測定用電流及び両端電圧から電気的特性値を測定する測定装置に関するものである。
測定対象体の抵抗や、インダクタンス、静電容量、インピーダンス等の電気的特性値を四端子法や二端子法で測定することが行われている。例えば特許文献1には、四端子測定回路が記載されている。この四端子測定回路では、測定対象体(被測定物)に定電流を流すための電流発生回路(定電流電源)の出力に、開放電圧監視回路が接続されていて、電流供給用のプローブ(定電流端子)の断線や測定対象物からのプローブ外れといったプローブのオープン状態(開状態)をチェックできるようになっている。
実用新案登録第2580064号公報
接触型のプローブを用いる測定装置では、プローブを高電圧回路に誤って接触させてしまい、電流発生回路の出力端子に過電圧が印加されて、電流発生回路を破損させてしまう可能性がある。そのため、電流発生回路からプローブまでの電流経路にヒューズを入れて、過電圧入力時にヒューズを溶断させる保護回路を設けることが考えられる。
特許文献1の測定装置にヒューズを設けた場合、過電圧入力でヒューズが溶断してオープン状態になったときにも、開放電圧監視回路が作動してしまう。しかしながら、その原因がヒューズの異常状態(溶断)であるか、プローブのオープン状態であるかを判断することができない。
本発明は前記の課題を解決するためになされたもので、測定対象体にプローブを介して測定用電流を流す測定装置において、電流発生回路保護用のヒューズが異常状態であるか否かを、判定することができる測定装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するためになされた、特許請求の範囲の請求項1に記載された測定装置は、測定対象体に測定用電流を流して発生する両端電圧を測定し、該測定用電流及び該両端電圧から該測定対象体の電気的特性値を測定する測定装置であって、該測定対象体の両端に接触させる電流供給用の一対のプローブを介して該測定対象体に該測定用電流を供給する電流発生回路と、該電流発生回路の出力端子から、この出力端子に接続されている一方の該プローブまでの電流経路に配置されるヒューズと、該ヒューズの該電流発生回路側に配置され、該一対のプローブに過電圧が印加されたときに導通して該ヒューズを溶断させる保護回路と、該電流発生回路の出力端子の出力電圧又は出力電流を検出する検出回路と、該一対のプローブ同士に接続されていて、導通しない開状態又は導通する閉状態に開閉制御されるヒューズ試験回路と、該ヒューズ試験回路を閉状態に制御して該検出回路の検出結果に基づき、該ヒューズの異常状態を判定する判定回路とを備える。
判定回路が、検出回路の検出結果に基づいて測定用電流の異常を検出したときに、ヒューズ試験回路を閉状態に制御して、この閉状態の該検出回路の検出結果に基づき、ヒューズが異常状態であるか、該プローブがオープン状態であるかを判定することを特徴とする。
請求項に記載された測定装置は、請求項1に記載されたものであり、前記ヒューズ試験回路が、開閉制御可能な半導体スイッチを備えていることを特徴とする。
請求項に記載された測定装置は、請求項に記載されたものであり、前記ヒューズ試験回路が、前記半導体スイッチに過電圧が印加されることを防止するための電圧制限回路を備えていることを特徴とする。
請求項に記載された測定装置は、請求項に記載されたものであり、前記ヒューズ試験回路が、前記半導体スイッチに直列接続された抵抗を備えていることを特徴とする。
本発明の測定装置によれば、電流供給用の一対のプローブ同士にヒューズ試験回路を接続して、ヒューズ試験回路を導通させてプローブを通さずにヒューズだけを通す測定用電流の電流経路を形成するようにしたことで、ヒューズが異常状態であるか否かを判定することができる。
判定回路が、検出回路の検出結果に基づいて測定用電流の異常を検出したときに、ヒューズ試験回路を閉状態に制御する場合、この閉状態の検出回路の検出結果に基づき、ヒューズが異常状態であるか、プローブがオープン状態であるかを判定することができる。
ヒューズ試験回路が、開閉制御可能な半導体スイッチで構成されている場合、例えば機械接点式の電磁リレーと比較して、寿命を長く、動作速度を早く、信頼性を高く、消費電力を小さくすることができる。半導体スイッチに過電圧が印加されることを防止するための電圧制限回路を備える場合、ヒューズ試験回路の耐久性、信頼性を向上させることができる。この半導体スイッチに抵抗を直列接続する場合、電圧制限回路に要求される電流容量が小さくなり、回路を小型化することができる。
本発明を適用する測定装置の使用状態を示すブロック図である。 本発明を適用する測定装置のヒューズ試験回路の構成を示すブロック図である。 本発明を適用する測定装置の判定処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの形態に限定されるものではない。
図1に、本発明を適用する測定装置1を示す。測定装置1は、電流供給用の一対のプローブHc,Lc、電圧測定用の一対のプローブHv,Lv、定電流回路2、ヒューズ3、保護回路4、検出回路5、ヒューズ試験回路6、判定回路7、表示部8、及び電圧測定回路11を備えている。
定電流回路2は、本発明における電流発生回路の一例であり、測定対象体90の両端に接触させるプローブHc,Lcを介して、電流供給用の能動素子である差動アンプ21から測定対象体90に測定用電流Iを供給し、測定用電流Iが定電流になるように差動アンプ21が負帰還制御されている回路である。
具体的には、定電流回路2は、一例として、差動アンプ21、電流検出用の基準抵抗Rr、及び基準電圧源Vrを備えている。差動アンプ21の出力端子が定電流回路2の正端子となっている。差動アンプ21の反転入力端子(−)には、基準抵抗Rrの一端が接続され、基準抵抗Rrの他端が基準電位に接続されている。差動アンプ21の反転入力端子と基準抵抗Rrの一端との接続部分が、定電流回路2の負端子になっている。差動アンプ21の非反転入力端子(+)には、基準電圧源Vrの正端子が接続され、基準電圧源Vrの負端子が基準電位に接続されている。
定電流回路2の正端子(差動アンプ21の出力端子)が、ヒューズ3を介して、一方のプローブHcに接続されている。定電流回路2の負端子(差動アンプ21の反転入力端子及び基準抵抗Rrの一端)は、他方のプローブLcに接続されている。これにより、プローブHc,Lcを測定対象体90の両端に接触させたときに、差動アンプ21の出力端子から測定用電流Iが出力され、基準抵抗Rrに測定用電流Iが流れて生じる電圧降下と基準電圧源Vrとが等しくなるように差動アンプ21が負帰還制御されて、一定電流の測定用電流Iが測定対象体90に流れるようになっている。基準抵抗Rr及び基準電圧源Vrは、所望の測定用電流Iが流れるように設定されている。
電圧測定回路11は、プローブHv,Lvを介して、測定対象体90の両端電圧を測定する。図示しないが、電圧測定回路11が測定した両端電圧、及び測定用電流Iから、例えばCPU(中央処理演算回路)が抵抗などの電気的特性値を算出して表示部8に表示するようになっている。
ヒューズ3は、過電流が流れたときに直ちに溶断する例えばガラス管ヒューズであり、差動アンプ21の出力端子からプローブHcまでの電流経路に配置されている。ヒューズ3には、差動アンプ21が出力する測定用電流Iでは溶断しないものを用いる。
保護回路4は、ヒューズ3よりも定電流回路2側に設けられ、定電流回路2の正負端子間、つまり差動アンプ21の出力端子と基準抵抗Rrの一端とに接続されている。保護回路4は、所定のオン電圧Vonよりも低い電圧が印加されている通常状態のときにオフ(非導通状態)になっていて、所定のオン電圧Von以上の電圧が印加されている状態でオン(導通状態)になる回路である。ここで、差動アンプ21の出力可能な最大電圧をVomax、差動アンプ21の出力端子に印加しても破損しない耐電圧をVwsvとしたときに、オン電圧Vonを、Vomax<Von<Vwsvの関係に設定する。例えば、差動アンプ21が電源電圧12Vで動作して、出力可能な最大電圧Vomaxが10Vであり、差動アンプ21の出力端子の耐電圧Vwsvが14Vである場合、保護回路4のオン電圧Vonは、10V<Von<14Vに設定する。オン電圧Vonは、電源電圧Vccよりも若干高い電圧に設定することが好ましい。保護回路4としては、例えば、ツェナー電圧がオン電圧Vonと等しいツェナーダイオードを用いる。オン電圧Vonを12Vに設定するときには、保護回路4としてツェナー電圧が12Vのツェナーダイオードを用いたり、ツェナー電圧が6Vのツェナーダイオードを2個直列接続して用いたりする。保護回路4として、例えばサイリスタを用いた過電圧保護素子など、オン電圧Vonで導通する公知の過電圧保護素子や過電圧保護回路を用いてもよい。
又、差動アンプ21の出力端子には、検出回路5の入力端子が接続されている。検出回路5は、差動アンプ21の出力電圧を検出する回路である。検出回路5は、測定電流Iの流れる電流経路がオープン状態になったときに、差動アンプ21の出力電圧が最大電圧Vomaxになるので、この最大電圧Vomaxが出力されていることを検出できる回路であればよい。検出回路5として、例えば、コンパレータを用いて、最大電圧Vomaxの90%又は電源電圧Vccの80%のように、最大電圧Vomaxよりも若干低い基準電圧と、差動アンプ21の出力電圧とを比較して、その比較結果を出力する回路を用いてもよい。又、検出回路5として、A/D変換器を用いて、差動アンプ21の出力電圧をデジタル値で検出する回路を用いてもよい。
検出回路5の検出結果は、判定回路7に入力される。判定回路7は、一例として、プログラムに従って動作するCPUで構成されている。判定回路7は、検出回路5の検出結果に基づき、測定用電流Iが流れている正常状態であるか流れていない異常状態であるかを判定する。この判定回路7は、ヒューズ試験回路6を開閉制御する。さらに、判定回路7は、プローブがオープン状態であるか、ヒューズが溶断(異常)状態であるか判定し、液晶パネルなどの表示部8に判定結果を表示させる。判定回路7の動作については後述する。
ヒューズ試験回路6は、ヒューズ3よりもプローブHc側に配置され、プローブHc及びプローブLc同士に接続されている。ヒューズ試験回路6は、判定回路7に開閉制御されて、導通しない開状態又は導通する閉状態になる回路である。
図2に、ヒューズ試験回路6の具体的な回路例を示す。同図に示すように、ヒューズ試験回路6は、一例として、抵抗31,33、スイッチ32、ダイオード34〜37を備えている。
ヒューズ試験回路6は、抵抗31、スイッチ32、抵抗33の順に直列接続されていて、抵抗31側がプローブHcに、抵抗33側がプローブLcに接続されている。スイッチ32の一端には、直列接続されたダイオード34,35の中点が接続されている。ダイオード34のカソードは電源電圧Vccに、ダイオード35のアノードは基準電位に接続されている。スイッチ32の他端には、直列接続されたダイオード36,37の中点が接続されている。ダイオード36のカソードは電源電圧Vccに、ダイオード37のアノードは基準電位に接続されている。
スイッチ32は、判定回路7の制御で開閉可能な、例えばアナログスイッチなどの半導体スイッチである。抵抗31,33は、ヒューズ試験回路6に過電圧が印加された場合に、スイッチ32に流れる電流やダイオード34〜37に流れる電流を制限するためにスイッチ32の両側に設けられている。抵抗31、33として、過電圧印加時の電流を小さくするために、定電流回路2がヒューズ試験回路6に測定用電流Iを流せる範囲内で、例えば100kΩ〜1MΩのように極力大きな抵抗を用いる。例えば、測定用電流Iが1μAであり、抵抗31,33が各々100kΩであるときに、抵抗31,33に測定用電流Iを流したときの定電流回路2の正負端子間の出力電圧は200mVになる。定電流回路2の電源電圧Vccは通常5〜15Vが用いられることが多いから、出力電圧として200mVは充分に出力可能であり、測定用電流Iを流すことができる。抵抗31の抵抗値をR、抵抗33の抵抗値をR、基準抵抗Rrの抵抗値をRrとしたときに、この関係を数式で表すと、下記の関係になる。
I(R+R+Rr)<Vomax
なお、漏れ電流を少なくするために、スイッチ32として、複数の半導体スイッチを直列接続して用いてもよい。
ダイオード34〜37は、スイッチ32に過電圧が印加されることを防止するための電圧制限回路である。ダイオード34〜37は、プローブHc,Lcに、電源電圧Vccよりも高い、又は基準電位よりも低い、正又は負の過電圧が入力したときに、対応するダイオードがオンする。このため、スイッチ32に過電圧が印加されず、スイッチ32が保護される。
次に、測定装置1の動作について図1〜図3を参照して説明する。図3に、判定回路7の動作用のフローチャートを示す。
判定回路7は、検出回路5の検出結果を常時監視している。判定回路7は、通常の動作状態では、ヒューズ試験回路6を開状態に制御している。
ヒューズ3が正常であり、プローブHc,Lcが測定対象体90に接触している場合、測定用電流Iは、図1に示すように、差動アンプ21の出力端子から、ヒューズ3、プローブHc、測定対象体90、プローブLc、基準抵抗Rrの電流経路を流れる。この場合、差動アンプ21の出力電圧は、最大電圧Vomaxよりも充分低い電圧(正常範囲電圧)になる。
プローブHc,Lcが測定対象体90から外れたり、プローブHc,Lcが断線したりするプローブオープン状態の場合、測定用電流Iが流れなくなる。差動アンプ21は、負帰還制御されているので最大電圧Vomaxを出力する。判定回路7は、検出回路5の検出結果から、最大電圧Vomaxが出力されていることを検出したときに、測定用電流Iが流れていない状態である測定用電流異常が発生したと判定する(ステップS1)。
これにより、判定回路7は、ヒューズ試験回路6を開状態から閉状態に閉制御して(ステップS2)、測定用電流異常のままであるか、解消するかを判別する(ステップS3)。ヒューズ試験回路6が閉制御されると、図2に示すスイッチ32が閉になることで、ヒューズ試験回路6が導通状態になって測定用電流Iの電流経路になる。つまり、測定用電流Iは、差動アンプ21の出力端子から、ヒューズ3、ヒューズ試験回路6(抵抗31、スイッチ32、抵抗33)、基準抵抗Rrの電流経路を流れる。このように測定用電流Iが流れることで、差動アンプ21の出力電圧は最大電圧Vomaxよりも低い正常範囲電圧になる。このため、判定回路7は、検出回路5の検出結果から測定用電流異常ではないと判別し(ステップS3)、ヒューズ3が溶断しておらずプローブオープン状態である判定する(ステップS4)。判定回路7は、プローブオープン状態であることを表示部8に表示させる。測定者は、この表示を確認して、プローブHc,Lcの接触や断線をチェックする。
プローブHc,Lcに、保護回路4のオン電圧Von以上の過電圧が印加された場合、保護回路4がオンしてヒューズ3が溶断し、差動アンプ21が保護される。このようにヒューズ3が溶断した場合、測定用電流Iが流れなくなり、差動アンプ21が最大電圧Vomaxを出力する。検出回路5によって最大電圧Vomaxの出力が検出されたときに、判定回路7は、測定用電流Iが流れていない状態である測定用電流異常が発生したと判定する(ステップS1)。
続いて、判定回路7は、ヒューズ試験回路6を開状態から閉状態に閉制御して(ステップS2)、測定用電流異常のままであるか解消するかを判別する(ステップS3)。ヒューズ試験回路6が閉状態になっても、ヒューズ3が溶断しているので測定用電流Iが流れず、差動アンプ21は最大電圧Vomaxを出力し続ける。このため、判定回路7は、検出回路5の検出結果から測定用電流異常のままであると判別し(ステップS3)、ヒューズ溶断状態であると判定する(ステップS5)。判定回路7は、ヒューズ溶断状態であることを表示部8に表示させる。測定者は、この表示を確認して、ヒューズ3の交換を実施する。
このように、本発明の測定装置1は、プローブオープン状態であるかヒューズ溶断状態であるかを判定することができる。
なお、検出回路5が、差動アンプ21の出力電圧を検出する例について説明したが、検出回路5が差動アンプ21の出力電流を検出するように構成し、測定用電流Iが流れているか、流れていないか(測定用電流異常)を、判定回路7が判定してもよい。出力電流を検出する場合、例えば電流経路に電流検出用の抵抗を配置し、その電圧降下から電流に換算する。
ヒューズ3として、溶断タイプのヒューズを用いた例を示したが、自動的に復帰するタイプ又は手動で復帰させるタイプのヒューズを用いてもよい。
ヒューズ試験回路6のスイッチ32として、寿命や動作速度の観点から半導体スイッチを好ましく用いることができるが、必要性に応じて機械接点式の電磁リレーを用いてもよい。この場合、過電圧に対して耐えうるので抵抗31,33、ダイオード34〜37を設けなくてもよい。
差動アンプ21が測定用電流Iを吐き出して供給する回路例について示したが、差動アンプ21が測定用電流Iを吸い込んで供給する回路で構成してもよい。その場合、測定用電流Iの流れる向きは、図1と逆向きになる。又、回路構成は、吸い込み型の回路構成に合わせて適宜変更する。
差動アンプ21を用いずに能動素子としてトランジスタ、電界効果トランジスタ、半導体集積回路(IC)、その他の公知の半導体素子を用いて定電流回路を構成してもよい。
又、電流発生回路として定電流回路2を用いた例を説明したが、電流を発生(供給)できる回路であれば、どのような回路を用いてもよい。例えば、定電流回路2に換えて、定電圧回路を用いて測定対象体90に測定用電流Iを供給してもよい。この場合、プローブオープン状態であってもヒューズ溶断状態であっても定電圧回路の出力電圧は一定であるので、検出回路5を、測定用電流Iを検出する回路にする。判定回路7は、検出回路5の検出結果から測定用電流Iが流れていないとき(ゼロのとき)に、測定用電流異常と判定し、ヒューズ試験回路6を開状態から閉状態に制御する。判定回路7は、検出回路5の検出結果から、測定用電流Iがゼロではなく流れていると判定したときに、プローブオープン状態であると判定し、測定用電流Iがゼロのときに、ヒューズ異常状態であると判定する。
又、判定回路7が、測定用電流異常であると判定したときに、ヒューズ試験回路6を開状態から閉状態に制御して、ヒューズ異常状態であるか、プローブオープン状態であるかを判定する例について説明したが、測定用電流異常の有無にかかわらず、ヒューズ試験回路6を開状態から閉状態に制御して、検出回路5の検出結果に基づき、ヒューズ3が異常状態であるか否かを判定するようにしてもよい。
例えば、判定回路7が、ヒューズ試験回路6を開状態から閉状態に制御したときに、検出回路5の検出結果が変化すればヒューズ3が正常状態であると判定し、検出回路5の検出結果に変化がなければヒューズ3が異常状態であると判定する。具体的に説明すると、図1に示すように測定対象体90に測定用電流Iが流れている状態で、判定回路7が、ヒューズ試験回路6を開状態から閉状態に制御した場合、閉状態になったヒューズ試験回路6にも電流が流れるため、定電流回路2の出力電圧が下がる。判定回路7は、検出回路5の検出結果から電圧変化があったことを検出し、ヒューズ3が正常状態であると判定する。プローブオープン状態の場合、既に説明したように、ヒューズ試験回路6が開状態で検出回路5は最大電圧Vomaxを検出し、閉状態では電圧が低下するので、ヒューズ3が正常状態であると判定する。ヒューズ3が溶断している場合、ヒューズ試験回路6が開状態であっても閉状態であっても定電流回路2の出力電圧は最大電圧Vomaxのまま変化しないため、判定回路7はヒューズ3が異常状態であると判定する。
定電流回路2に換えて、電流発生回路が定電圧回路である場合、検出回路5を、測定用電流Iを検出する回路にする。プローブHc,Lcを測定対象体90に接触させて、測定対象体90に測定用電流Iが流れている場合、ヒューズ試験回路6を開状態から閉状態に制御すると、ヒューズ試験回路6に電流が流れるため、定電圧回路の出力電流が増加して、検出回路5の検出電流が増加(変化)する。このため、判定回路7は、ヒューズ3が正常状態であると判定する。プローブオープン状態の場合、ヒューズ試験回路6を開状態から閉状態に制御すると、電流がゼロから増加する。このため、判定回路7は、ヒューズ3が正常状態であると判定する。ヒューズ3が溶断している場合、ヒューズ試験回路6が開状態であっても閉状態であっても電流はゼロのままで変化せず、判定回路7はヒューズ3が異常状態であると判定する。
なお、本発明を二端子法で電気的特性値を測定する測定装置に適用してもよい。
1は測定装置、2は定電流回路、3はヒューズ、4は保護回路、5は検出回路、6はヒューズ試験回路、7は判定回路、8は表示部、11は電圧測定回路、21は差動アンプ、31・33は抵抗、32はスイッチ、34〜37はダイオード、90は測定対象体、Iは測定用電流、Hcは電流供給用の一方のプローブ、Lcは電流供給用の他方のプローブ、Hvは電圧測定用の一方のプローブ、Lvは電圧測定用の他方のプローブ、Rrは基準抵抗、Vrは基準電圧源である。

Claims (4)

  1. 測定対象体に測定用電流を流して発生する両端電圧を測定し、該測定用電流及び該両端電圧から該測定対象体の電気的特性値を測定する測定装置であって、
    該測定対象体の両端に接触させる電流供給用の一対のプローブを介して該測定対象体に該測定用電流を供給する電流発生回路と、
    該電流発生回路の出力端子から、この出力端子に接続されている一方の該プローブまでの電流経路に配置されるヒューズと、
    該ヒューズの該電流発生回路側に配置され、該一対のプローブに過電圧が印加されたときに導通して該ヒューズを溶断させる保護回路と、
    該電流発生回路の出力端子の出力電圧又は出力電流を検出する検出回路と、
    該一対のプローブ同士に接続されていて、導通しない開状態又は導通する閉状態に開閉制御されるヒューズ試験回路と、
    該ヒューズ試験回路を閉状態に制御して該検出回路の検出結果に基づき、該ヒューズの異常状態を判定する判定回路とを備え、
    該判定回路が、該検出回路の検出結果に基づいて該測定用電流の異常を検出したときに、該ヒューズ試験回路を閉状態に制御して、この閉状態の該検出回路の検出結果に基づき、該ヒューズが異常状態であるか、該プローブがオープン状態であるかを判定することを特徴とする測定装置。
  2. 前記ヒューズ試験回路が、開閉制御可能な半導体スイッチを備えていることを特徴とする請求項に記載の測定装置。
  3. 前記ヒューズ試験回路が、前記半導体スイッチに過電圧が印加されることを防止するための電圧制限回路を備えていることを特徴とする請求項に記載の測定装置。
  4. 前記ヒューズ試験回路が、前記半導体スイッチに直列接続された抵抗を備えていることを特徴とする請求項に記載の測定装置。
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