JP3233037B2 - 絶縁抵抗測定装置 - Google Patents

絶縁抵抗測定装置

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JP3233037B2
JP3233037B2 JP22389496A JP22389496A JP3233037B2 JP 3233037 B2 JP3233037 B2 JP 3233037B2 JP 22389496 A JP22389496 A JP 22389496A JP 22389496 A JP22389496 A JP 22389496A JP 3233037 B2 JP3233037 B2 JP 3233037B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体の絶縁抵抗
を測定するための絶縁抵抗測定装置に関し、特に被検体
に流れる電流を一定化するための定電流回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、絶縁抵抗測定装置を用いて、コ
ンデンサなどの被検体の絶縁抵抗を測定する場合、被検
体がショートした不良品であると、絶縁抵抗測定装置の
測定回路が破壊されてしまう場合がある。
【0003】そこで、従来は、複数の制限抵抗が並列接
続された電流制限回路を備えた絶縁抵抗測定装置が用い
られていた。この絶縁抵抗測定装置であれば、抵抗によ
る電流制限回路を備えているので、被検体がショートし
た不良品であったとしても、測定回路が破壊されること
を防止することができる。
【0004】ところが、この絶縁抵抗測定装置の場合、
抵抗による電流制限回路を使用しているため、測定電源
の電圧を変えると、充電電流が変化してしまうことにな
る。そのため、測定する電圧値に応じて制限抵抗を何種
類か用意して切り換える必要があり、回路が複雑化する
とともに、切換えに手間がかかるという問題があった。
【0005】また、被検体の充電がCRの時定数による
expカーブとなるため、充電時間がかかり、測定効率
が悪いという問題があった。
【0006】このような問題を解決するため、本願発明
の発明者の一人は、特開平4−131770号に示す絶
縁抵抗測定装置を提案している。
【0007】すなわち、この絶縁抵抗測定装置は、FE
Tとバイアス電源(DC/DC変換器)とを組み合わせ
た定電流回路を備えた絶縁抵抗測定装置である。この絶
縁抵抗測定装置であれば、FETの定電流特性を利用し
て被検体に流れる電流を一定化するので、測定電源の電
圧を変えても常に一定の電流が得られ、多数の部品を必
要とせず、かつ切換えの手間も必要としない。また、F
ETを使用しているので、充電時間を短縮でき、測定効
率が良い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平4−
131770号に示す絶縁抵抗測定装置の場合、定電流
回路にバイアス電源(DC/DC変換器)を備えている
ため、定電流回路が大型化し、またコストアップの要因
となった。
【0009】よって、本発明の目的は、測定電源の電圧
を変えても常に一定の電流が得られ、被検体の充電時間
を短縮でき測定効率が良いとともに、小型で安価な絶縁
抵抗測定装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の絶縁抵抗測定装
置は、定電流回路と、該定電流回路の入力端に接続さ
れ、前記定電流回路に電流を供給する測定電源と、該定
電流回路の出力端に接続される被検体の漏れ電流を電圧
に変換するI/V変換器とを備え、該I/V変換器の出
力電圧により被検体の絶縁抵抗を測定する絶縁抵抗測定
装置であって、前記定電流回路は、FETと、該FET
のゲート−ソース間のゲート側に接続された定電圧ダイ
オードと、前記FETのゲート−ソース間のソース側に
接続されたゲート−ソース間抵抗と、前記FETのゲー
ト−ドレイン間に接続されたゲート−ドレイン間抵抗
と、前記FETのドレイン−ソース間に接続されたバイ
パス抵抗と、を備えていることを特徴とするものであ
る。
【0011】本発明の絶縁抵抗測定装置によれば、測定
電源の電流は、FET、ゲート−ソース間抵抗の順に流
れる。FETのドレイン−ソース間を流れる電流値はF
ETのゲート−ソース間の電位差により決まる。FET
のゲート−ソース間には、ゲート−ドレイン間抵抗が電
圧を印加するが、この電圧は、FETのゲート−ソース
間に接続された定電圧ダイオードにより一定にされる。
また、FETのドレイン−ソース間を流れる電流が増加
した場合には、ゲート−ソース間抵抗の両端の電位差が
上昇し、FETのゲート−ソース間に加わる電圧を下
げ、FETのドレイン−ソース間を流れる電流を制限す
る。逆に、FETのドレイン−ソース間を流れる電流が
減少した場合には、ゲート−ソース間抵抗の両端の電位
差が低下し、FETのゲート−ソース間に加わる電圧を
上げ、FETのドレイン−ソース間を流れる電流を増加
させる。このように、測定電源の電圧を変えても、FE
Tの定電流特性を利用して常に一定の電流を被検体に流
すことができる。
【0012】また、被検体への充電が進み、FETがカ
ットオフし、電流がFETのドレイン−ソース間を流れ
なくなった場合にも、前記FETのドレイン−ソース間
に接続されたバイパス抵抗から被検体に電流を流し続け
ることができる。
【0013】また、本発明の絶縁抵抗測定装置は、定電
流回路と、切換器を介して該定電流回路の入力端に接続
され、前記定電流回路に電流を供給する正の測定電源お
よび負の測定電源と、該定電流回路の出力端に接続され
る被検体の漏れ電流を電圧に変換するI/V変換器とを
備え、該I/V変換器の出力電圧により被検体の絶縁抵
抗を測定する絶縁抵抗測定装置であって、前記定電流回
路は、ドレイン側どうしが正逆直列に接続された2つの
FETと、該2つのFETそれぞれのゲート−ソース間
のゲート側に接続された定電圧ダイオードと、前記2つ
のFETそれぞれのゲート−ソース間のソース側に接続
されたゲート−ソース間抵抗と、前記2つのFETのゲ
ート間に接続されたゲート間抵抗と、前記2つのFET
のソース間に接続されたバイパス抵抗と、前記2つのF
ETそれぞれのソース−ドレイン間に接続されたダイオ
ードと、を備えていることを特徴とするものである。
【0014】この場合にも、定電流回路を構成するFE
T、定電圧ダイオード、ゲート−ドレイン間抵抗ゲー
ト−ソース間抵抗、およびバイパス抵抗は、上記の場合
と同様の作用を及ぼす。但し、正電圧充電時および負電
圧放電時には、一方のFETのドレインからソースへと
電流が流れ、定電流作用を及ぼす。このとき、他方のF
ETのソース−ドレイン間に接続されダイオードが、
他方のFETのソースからドレイン方向への電流の流れ
を許容する。また、負電圧充電時および正電圧放電時に
は、他方のFETのドレインからソースへと電流が流
れ、定電流作用を及ぼす。このとき、一方のFETのソ
ース−ドレイン間に接続されダイオードが、一方のF
ETのソースからドレイン方向への電流の流れを許容す
る。
【0015】また、本発明の絶縁抵抗測定装置は、定電
流回路と、該定電流回路の入力端に接続され、前記定電
流回路に電流を供給する測定電源と、該定電流回路の出
力端に接続される被検体の漏れ電流を電圧に変換するI
/V変換器とを備え、該I/V変換器の出力電圧により
被検体の絶縁抵抗を測定する絶縁抵抗測定装置であっ
て、前記定電流回路は、FETと、該FETのゲート−
ソース間のゲート側に接続された定電圧ダイオードと、
前記FETのゲート−ソース間のソース側に接続された
ゲート−ソース間抵抗と、前記FETのゲート−ドレイ
ン間のゲート側に接続されたゲート−ドレイン間抵抗
と、前記FETのゲート−ドレイン間のドレイン側に接
続されたダイオードと、前記ゲート−ドレイン間抵抗と
前記ダイオードとの間に位置する第1の接続点と、前記
定電圧ダイオードと前記ゲート−ソース間抵抗との間に
位置する第2の接続点との間に接続されたコンデンサ
と、前記第1の接続点と、前記コンデンサとの間に接続
された抵抗と、一端が前記第2の接続点に接続され、他
端がアースされている切換器と、を備えていることを特
徴とするものである。
【0016】この場合、被検体の絶縁抵抗を測定する前
に、第1の接続点と第2の接続点との間に接続されたコ
ンデンサに予め電荷を蓄積しておくことにより、被検体
の絶縁抵抗を測定する際に、被検体への充電が進み、被
検体の充電電圧が上昇しても、FETがカットオフする
ことなく、FETを通じて被検体に電流を流し続けるこ
とができる。
【0017】また、第1の接続点と第2の接続点との間
に接続されたコンデンサと、FETのゲート−ドレイン
間のドレイン側に接続されたダイオードとの間に接続さ
れた抵抗は、コンデンサに電荷を蓄積する際に、コンデ
ンサに過電流が流れることを防止する。
【0018】また、FETのゲート−ドレイン間のドレ
イン側に接続されたダイオードは、被検体の絶縁抵抗を
測定する際に、被検体への充電が進み、被検体の充電電
圧が上昇したときに、被検体が測定電源に放電すること
を防止する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の絶縁抵抗測定装置
の実施例につき、添付図面を参照して説明する。
【0020】実施例1 図1は、本発明の絶縁抵抗測定装置の実施例1を示す回
路図である。
【0021】まず、この絶縁抵抗測定装置の概略につい
て説明する。
【0022】この絶縁抵抗測定装置は、直流測定電源1
と、直流測定電源1から供給される電流を一定化する定
電流回路2と、定電流回路2の出力端子Bに接続される
コンデンサ3などの被検体の漏れ電流を電圧に変換する
I/V変換器であるOPアンプ4と、OPアンプ4の出
力電圧をデジタル化するA/D変換器5とを備えてい
る。
【0023】直流測定電源1は、正の直流測定電源であ
り、この直流測定電源1の一端はアースされ、この直流
測定電源1の他端は定電流回路2の入力端子Aに接続さ
れている。
【0024】また、定電流回路2の出力端子Bは、被検
体であるコンデンサ3の一端に接続され、コンデンサ3
の他端は、接点Cを介してOPアンプ4の負入力に接続
されている。なお、OPアンプ4の正入力はアースされ
ている。
【0025】また、OPアンプ4の出力端は、A/D変
換器5に接続されている。なお、この絶縁抵抗測定装置
では、回路を簡素化するためOPアンプ4の入力保護回
路等は省略している。
【0026】次に、この絶縁抵抗測定装置による、被検
体であるコンデンサ3の絶縁抵抗の測定方法について説
明する。
【0027】まず、コンデンサ3の種類に応じて、正の
直流測定電源1の出力電圧を設定する。正の直流測定電
源1から供給される電流は定電流回路2により一定化さ
れ、一定化された電流は、被検体であるコンデンサ3に
充電される。
【0028】充電後、コンデンサ3の漏れ電流をOPア
ンプ4でI/V変換し、この出力電圧をA/D変換器5
でデジタル化したものを解析し、電圧換算でコンデンサ
3の絶縁抵抗を計算する。
【0029】次に、この絶縁抵抗測定装置に用いられる
定電流回路2について説明する。
【0030】この定電流回路2は、FET6と、FET
6のゲート(G)−ソース(S)間に印加される電圧を
一定にする定電圧ダイオード7と、定電圧ダイオード7
を過電流から保護し、FET6のゲート(G)−ソース
(S)間に電圧を印加するゲート−ドレイン間抵抗8
と、FET6のドレイン(D)−ソース(S)間を流れ
る電流の増減に応じて、前記FET6のゲート(G)−
ソース(S)間に印加される電圧を調整するゲート−ソ
ース間抵抗9と、バイパス抵抗10とを備えている。
【0031】この定電流回路2の入力端子Aは、直流測
定電源1側に接続され、出力端子Bは、被検体であるコ
ンデンサ3側に接続されている。
【0032】FET6は、エンハンスメント型MOS−
FETであり、デプレション型FETよりも高耐圧性に
優れており、数百ボルトを印加するコンデンサ3の耐圧
測定に適している。FET6のドレイン(D)側は、入
力端子Aに接続され、FET6のソース(S)側は、
ート−ソース間抵抗9を介して、出力端子Bに接続され
ている。FET6のソース(S)−ドレイン(D)間に
はソース(S)からドレイン(D)方向への流れを許容
するダイオード11が接続されている。
【0033】定電圧ダイオード7は、FET6のゲート
(G)−ソース(S)間に接続されている。
【0034】ゲート−ドレイン間抵抗8は、入力端子A
と、FET6のゲート(G)との間に接続されている。
【0035】ゲート−ソース間抵抗9は、FET6のソ
ース(S)と出力端子Bとの間に接続されている。
【0036】バイパス抵抗10は、FET6のドレイン
(D)−ソース(S)間に接続されている。
【0037】このような構成の定電流回路2において、
被検体であるコンデンサ3の絶縁抵抗を測定する場合に
は、電流が入力端子Aから出力端子Bへと流れる。この
とき、FET6は定電流作用を及ぼす。
【0038】以下、この定電流回路2の定電流作用につ
いて説明する。
【0039】FET6のドレイン(D)−ソース(S)
間を流れる電流値はFET6のゲート(G)−ソース
(S)間の電位差により決まる。FET6のゲート
(G)−ソース(S)間には、ゲート−ドレイン間抵抗
8が電圧を印加するが、この電圧は、FET6のゲート
(G)−ソース(S)間に接続された定電圧ダイオード
により一定にされる。
【0040】また、FETのドレイン(D)−ソース
(S)間を流れる電流が増加した場合には、ゲート−ソ
ース間抵抗9の両端の電位差が上昇し、FET6のゲー
ト(G)−ソース(S)間に加わる電圧を下げ、FET
6のドレイン(D)−ソース(S)間を流れる電流を制
限する。
【0041】逆に、FET6のドレイン(D)−ソース
(S)間を流れる電流が減少した場合には、ゲート−ソ
ース間抵抗9の両端の電位差が低下し、FET6のゲー
ト(G)−ソース(S)間に加わる電圧を上げ、FET
6のドレイン(D)−ソース(S)間を流れる電流を増
加させる。
【0042】このように、直流測定電源1の電圧を変え
ても、FET6の定電流特性を利用して常に一定の電流
を被検体であるコンデンサ3に流すことができる。
【0043】なお、定電圧ダイオード7のツェナー電圧
をVz、FET6のドレイン(D)−ソース(S)間を
流れる電流をIds、バイパス抵抗10を流れる電流を
I10、ゲート−ソース間抵抗9の抵抗をR9とする
と、FET6のゲート(G)−ソース(S)間に加わる
電圧Vgsは、以下の式により決定される。Vgs=V
z−(Ids+I10)×R9また、被検体であるコン
デンサ3への充電が進み、FET6がカットオフし、電
流がFET6のドレイン(D)−ソース(S)間を流れ
なくなった場合にも、前記FET6のドレイン(D)−
ソース(S)間に接続されたバイパス抵抗10からコン
デンサ3に電流を流し続けることができる。
【0044】図2は、被検体であるコンデンサ3の充電
電圧−時間特性を示す説明図であり、図3は、被検体で
あるコンデンサ3の充電電流−時間特性を示す説明図で
ある。
【0045】図2および図3において、t0〜t1は、
FET6により電流が充電される時間領域であり、t1
〜t2は、バイパス抵抗10から電流が充電される時間
領域である。また、図2におけるVcは、FET6のカ
ットオフ電圧である。ここで、FET6のカットオフ電
圧Vcは、定電圧ダイオード7のツェナー電圧Vzより
も小さくなるように設定されている。
【0046】図2および図3より、t0〜t1の領域に
おいては、FET6により一定化された電流が、コンデ
ンサ3に充電され、このときコンデンサ3の電圧は充電
時間に比例して上昇していることが分かる。また、t1
〜t2の時間領域においてもコンデンサ3への充電が行
なわれ、FET6がカットオフした後も、バイパス抵抗
10から電流が流し続けられ、コンデンサ3の電圧が上
昇していることが分かる。
【0047】実施例2 図4は、本発明の絶縁抵抗測定装置の実施例2を示す回
路図である。
【0048】まず、この絶縁抵抗測定装置の概略につい
て説明する。
【0049】この絶縁抵抗測定装置は、直流測定電源
1、21と、アース側端子12と、切換器13と、直流
測定電源1、21から供給される電流を一定化する定電
流回路22と、定電流回路22の出力端子Bに接続され
るコンデンサ3などの被検体の漏れ電流を電圧に変換す
るI/V変換器であるOPアンプ4と、OPアンプ4の
出力電圧をデジタル化するA/D変換器5とを備えてい
る。
【0050】直流測定電源1、21には、正の直流測定
電源1と負の直流測定電源21とがあり、これらの直流
測定電源1、21の一端はアースされ、これらの直流測
定電源1、21の他端は切換器13を介して定電流回路
22の入力端子Aに接続されている。
【0051】また、アース側端子12の一端はアースさ
れ、アース側端子12の他端は切換器13を介して定電
流回路22の入力端子Aに接続されている。
【0052】したがって、切換器13により、正の直流
測定電源1、負の直流測定電源21、アース側端子12
を択一的に切換えることができる。
【0053】なお、I/V変換器であるOPアンプ4、
およびA/D変換器5については、実施例1で説明した
ものと実質的に同一であるので、同一符号を付すること
で、ここでの説明を省略する。
【0054】次に、この絶縁抵抗測定装置による、被検
体であるコンデンサ3の絶縁抵抗の測定方法について説
明する。
【0055】まず、コンデンサ3の種類に応じて、正負
の直流測定電源1、21の出力電圧を設定する。
【0056】次に、切換器13を正の直流測定電源1に
切り換える。これにより、正の直流測定電源1から供給
される電流は定電流回路22により一定化され、一定化
された電流は、コンデンサ3に充電される。
【0057】充電後、コンデンサ3の漏れ電流をOPア
ンプ4でI/V変換し、この出力電圧をA/D変換器5
でデジタル化したものを解析し、電圧換算でコンデンサ
3の絶縁抵抗を計算する。
【0058】逆電圧を測定する場合、コンデンサ3の正
充電電圧を一旦放電する必要があるため、切換器13を
まずアース側端子12へ切り換え、ついで切換器13を
負の直流測定電源21に切り換える。その後、上記の正
電圧による絶縁抵抗測定と同様にして、負電圧による絶
縁抵抗測定が行なわれる。
【0059】なお、正逆の両電圧で測定するのは、コン
デンサ3の場合、正電圧を印加した場合と、負電圧を印
加した場合とで漏れ電流が異なることがあるためであ
る。
【0060】次に、この絶縁抵抗測定装置に用いられる
定電流回路22について説明する。なお、実施例1と実
質的に同一な部分については、同一符号を付して、ここ
での説明を省略する。
【0061】この定電流回路は、2つのFET6、26
と、各FET6、26のゲート(G)−ソース(S)間
に印加される電圧を一定にする2つの定電圧ダイオード
7、27と、各定電圧ダイオード7、27を過電流から
保護し、各FET6、26のゲート(G)−ソース
(S)間に電圧を印加するゲート−ドレイン間抵抗8
と、各FET6、26のドレイン(D)−ソース(S)
間を流れる電流の増減に応じて、各FET6、26のゲ
ート(G)−ソース(S)間に印加される電圧を調整す
る2つのゲート−ソース間抵抗9、29と、バイパス抵
抗10とを備えている。
【0062】この定電流回路22の入力端子Aは、直流
測定電源1、21側に接続され、出力端子Bは、被検体
であるコンデンサ3側に接続されている。
【0063】FET26は、FET6に対向するよう
に、正逆直列に接続されている。すなわち、FET26
のソース(S)側は、入力端子Aに接続され、FET2
6のドレイン(D)側は、FET6のドレイン(D)側
に接続されている。FET26のソース(S)−ドレイ
ン(D)間にはソース(S)からドレイン(D)方向へ
の流れを許容するダイオード31が接続されている。
【0064】定電圧ダイオード27は、FET26のゲ
ート(G)−ソース(S)間に接続されている。
【0065】ゲート間抵抗8は、FET6のゲート
(G)と、FET26のゲート(G)との間に接続され
ている。
【0066】ゲート−ソース間抵抗29は、入力端子A
とFET29のソース(S)との間に接続されている。
【0067】バイパス抵抗10は、FET6、26のド
レイン(D)−ソース(S)間に接続されている。
【0068】このような構成の定電流回路22におい
て、被検体であるコンデンサ3の正電圧による絶縁抵抗
を測定する場合には、電流が入力端子Aから出力端子B
へと流れる。このとき、FET26側は、ダイオード3
1を流れ、定電流作用はFET6で行なう。
【0069】また、被検体であるコンデンサ3の負電圧
による絶縁抵抗を測定する場合には、電流が出力端子B
から入力端子Aへと流れる。このとき、FET6側は、
ダイオード11を流れ、定電流作用はFET26で行な
うことになる。
【0070】実施例3 図5は、本発明の絶縁抵抗測定装置の実施例3を示す回
路図である。
【0071】まず、この絶縁抵抗測定装置の概略につい
て説明する。
【0072】この絶縁抵抗測定装置は、直流測定電源1
と、直流測定電源1から供給される電流を一定化する定
電流回路32と、定電流回路32の出力端子に接続され
るコンデンサ3などの被検体の漏れ電流を電圧に変換す
るI/V変換器であるOPアンプ4と、OPアンプ4の
出力電圧をデジタル化するA/D変換器5とを備えてい
る。
【0073】なお、直流測定電源1と、OPアンプ4
と、A/D変換器5については、実施例1で説明したも
のと実質的に同一であるので、同一符号を付すること
で、ここでの説明は省略する。
【0074】次に、この絶縁抵抗測定装置に用いられる
定電流回路32について説明する。
【0075】この定電流回路32は、実施例1において
説明した定電流回路2に、コンデンサ14と、ダイオー
ド15と、抵抗16、切換器17とを組み合わせたも
のである。したがって、FET6と、定電圧ダイオード
7と、ゲート−ドレイン間抵抗8と、ゲート−ソース間
抵抗9と、バイパス抵抗10については、実施例1にお
いて説明したものと実質的に同一であるので、同一符号
を付することで、ここでの説明を省略する。
【0076】ダイオード15は、FETのゲート(G)
−ドレイン(D)間のドレイン(D)側に接続され、コ
ンデンサ14は、ゲート−ドレイン間抵抗8とダイオー
ド15との間に位置する第1の接続点Pと、定電圧ダイ
オード7とゲート−ソース間抵抗9との間に位置する第
2の接続点Qとの間に接続されている。
【0077】抵抗16は、第1の接続点Pとコンデンサ
14との間に接続されている。
【0078】切換器17の一端は第2の接続点Qに接続
され、切換器17の他端はアースされている。
【0079】このような絶縁抵抗測定装置を用いて、被
検体であるコンデンサ3の絶縁抵抗を測定するには、絶
縁抵抗を測定する前に、切換器17の他端をコンデンサ
14側に接続し、ダイオード15および抵抗16を通じ
て、コンデンサ14に、電荷を蓄積する。このとき、抵
抗16は、コンデンサ14に過電流が流れることを防止
する。したがって、コンデンサ14への充電時間を短縮
するため、抵抗16の抵抗値は可能な限り小さい方が望
ましい。
【0080】その後、切換器17の他端をコンデンサ1
4側から離し、実施例1の場合と同様に、被検体である
コンデンサ3の絶縁抵抗を測定する。このとき、ダイオ
ード15は、コンデンサ14が直流測定電源1側に放電
することを防止する。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明の絶縁抵抗測定装
置によれば、FETの定電流特性を利用して被検体に流
れる電流を一定化するので、測定電源の電圧を変えても
常に一定の電流が得られる。
【0082】また、本発明の絶縁抵抗測定装置によれ
ば、FETを使用しているので、充電時間を短縮でき、
測定効率が良い。
【0083】また、本発明の絶縁抵抗測定装置によれ
ば、定電流回路が、FET、定電圧ダイオード、抵抗等
の小型部品で構成されているので、省スペース化、およ
びコストダウンが可能である。
【0084】また、本発明の絶縁抵抗測定装置によれ
ば、低電圧から高電圧までの幅広い電圧で定電流が得ら
れる。すなわち、FETのカットオフ電圧または定電圧
ダイオードのツェナ電圧からFETの耐電圧付近までの
電圧で定電流が得られる。
【0085】また、本発明の絶縁抵抗測定装置によれ
ば、切換器等の消耗部品の部品点数を抑えることがで
き、またノイズ発生源であるバイアス電源(DC/DC
変換器)が不要である。したがって、簡単なメンテナン
スで、上記の効果を長期間安定して持続させることがで
きる。
【0086】また、本発明の絶縁抵抗測定装置によれ
ば、定電流回路と、切換器を介して該定電流回路の入力
端に接続され、前記定電流回路に電流を供給する正の測
定電源および負の測定電源と、該定電流回路の出力端に
接続される被検体の漏れ電流を電圧に変換するI/V変
換器とを備え、該I/V変換器の出力電圧により被検体
の絶縁抵抗を測定する絶縁抵抗測定装置であって、前記
定電流回路は、ドレイン側どうしが正逆直列に接続され
た2つのFETと、該2つのFETそれぞれのゲート−
ソース間のゲート側に接続された定電圧ダイオードと、
前記2つのFET それぞれのゲート−ソース間のソース
側に接続されたゲート−ソース間抵抗と、前記2つのF
ETのゲート間に接続されたゲート間抵抗と、前記2つ
のFETのソース間に接続されたバイパス抵抗と、前記
2つのFETそれぞれのソース−ドレイン間に接続され
たダイオードとを備えているため、正/負電圧充電時、
正/負電圧放電時の両方の電流の向きに対して定電流効
果を得ることができる。
【0087】また、本発明の絶縁抵抗測定装置によれ
ば、定電流回路と、該定電流回路の入力端に接続され、
前記定電流回路に電流を供給する測定電源と、該定電流
回路の出力端に接続される被検体の漏れ電流を電圧に変
換するI/V変換器とを備え、該I/V変換器の出力電
圧により被検体の絶縁抵抗を測定する絶縁抵抗測定装置
であって、前記定電流回路は、FETと、該FETのゲ
ート−ソース間のゲート側に接続された定電圧ダイオー
ドと、前記FETのゲート−ソース間のソース側に接続
されたゲート−ソース間抵抗と、前記FETのゲート−
ドレイン間のゲート側に接続されたゲート−ドレイン間
抵抗と、前記FETのゲート−ドレイン間のドレイン側
に接続されたダイオードと、前記ゲート−ドレイン間抵
抗と前記ダイオードとの間に位置する第1の接続点と、
前記定電圧ダイオードと前記ゲート−ソース間抵抗との
間に位置する第2の接続点との間に接続されたコンデン
サと、前記第1の接続点と、前記コンデンサとの間に接
続された抵抗と、一端が前記第2の接続点に接続され、
他端がアースされている切換器と、を備えているため
被検体の絶縁抵抗を測定する際に、被検体への充電が進
み、被検体の充電電圧が上昇しても、FETがカットオ
フすることなく、FETを通じて被検体に電流を流し続
けることができるので、充電時間の短縮を一層図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の絶縁抵抗測定装置の実施例1を示す回
路図である。
【図2】本発明の絶縁抵抗測定装置の実施例1を用いた
場合における、被検体であるコンデンサの充電電圧−時
間特性を示す説明図である。
【図3】本発明の絶縁抵抗測定装置の実施例1を用いた
場合における、被検体であるコンデンサの充電電流−時
間特性を示す説明図である。
【図4】本発明の絶縁抵抗測定装置の実施例2を示す回
路図である。
【図5】本発明の絶縁抵抗測定装置の実施例3を示す回
路図である。
【符号の説明】
1、21 直流測定電源(測定電
源) 2、22、32 定電流回路 3 コンデンサ(被検体) 4 OPアンプ(I/V変換
器) 6、26 FET 7、27 定電圧ダイオード 8 ゲート−ドレイン間抵抗 9、29 ゲート−ソース間抵抗 10 バイパス抵抗 11、31 ダイオード 14 コンデンサ 15 ダイオード 16 抵抗
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−131770(JP,A) 特開 平8−103030(JP,A) 実開 平6−44352(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 27/02 G05F 3/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定電流回路と、 該定電流回路の入力端に接続され、前記定電流回路に電
    流を供給する測定電源と、 該定電流回路の出力端に接続される被検体の漏れ電流を
    電圧に変換するI/V変換器とを備え、 該I/V変換器の出力電圧により被検体の絶縁抵抗を測
    定する絶縁抵抗測定装置であって、 前記定電流回路は、FETと、 該FETのゲート−ソース間のゲート側に接続された
    電圧ダイオードと、前記FETのゲート−ソース間のソース側に接続された
    ゲート−ソース間 抵抗と、前記FETのゲート−ドレイン間に接続されたゲート−
    ドレイン間 抵抗と、 前記FETのドレイン−ソース間に接続されたバイパス
    抵抗と、 を備えていることを特徴とする絶縁抵抗測定装置。
  2. 【請求項2】 定電流回路と、 切換器を介して該定電流回路の入力端に接続され、前記
    定電流回路に電流を供給する正の測定電源および負の測
    定電源と、 該定電流回路の出力端に接続される被検体の漏れ電流を
    電圧に変換するI/V変換器とを備え、 該I/V変換器の出力電圧により被検体の絶縁抵抗を測
    定する絶縁抵抗測定装置であって、 前記定電流回路は、ドレイン側どうしが正逆直列に接続
    された2つのFETと、 該2つのFETそれぞれのゲート−ソース間のゲート側
    に接続された定電圧ダイオードと、 前記2つのFETそれぞれのゲート−ソース間のソース
    側に接続されたゲート −ソース間抵抗と、 前記2つのFETのゲート間に接続されたゲート間抵抗
    と、 前記2つのFETのソース間に接続されたバイパス抵抗
    と、 前記2つのFETそれぞれのソース−ドレイン間に接続
    されたダイオードと、を備えていることを特徴とする
    縁抵抗測定装置。
  3. 【請求項3】 定電流回路と、 該定電流回路の入力端に接続され、前記定電流回路に電
    流を供給する測定電源と、 該定電流回路の出力端に接続される被検体の漏れ電流を
    電圧に変換するI/V変換器とを備え、 該I/V変換器の出力電圧により被検体の絶縁抵抗を測
    定する絶縁抵抗測定装置であって、 前記定電流回路は、FETと、 該FETのゲート−ソース間のゲート側に接続された定
    電圧ダイオードと、 前記FETのゲート−ソース間のソース側に接続された
    ゲート−ソース間抵抗と、 前記FETのゲート−ドレイン間のゲート側に接続され
    たゲート−ドレイン間抵抗と、 前記FETのゲート−ドレイン間のドレイン側に接続さ
    れたダイオードと、 前記ゲート−ドレイン間抵抗と前記ダイオードとの間に
    位置する第1の接続点と、前記定電圧ダイオードと前記
    ゲート−ソース間抵抗との間に位置する第2の接続点と
    の間に接続されたコンデンサと、 前記第1の接続点と、前記コンデンサとの間に接続され
    た抵抗と、 一端が前記第2の接続点に接続され、他端がアースされ
    ている切換器と、 を備えていることを特徴とする 絶縁抵抗測定装置。
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