JP6034144B2 - 処理液供給装置およびこれを備えた基板処理装置 - Google Patents

処理液供給装置およびこれを備えた基板処理装置 Download PDF

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Description

この発明は、半導体ウエハ、フォトマスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基板、光ディスク用の基板など(以下、単に基板と称する)を処理する処理液供給装置およびこれを備えた基板処理装置に関する。
従来、この種の装置として、複数の処理部を備える装置がある。各処理部は、例えば、処理ユニットと、処理ユニットに基板を搬送する主搬送機構と、を備えている。このように構成される基板処理装置では、各処理部において基板処理を並行して行うことができる。よって、基板処理能力(スループット)を向上させることができる(例えば、特許文献1参照)。
処理液供給装置は、処理部に対して処理液を供給する。処理液供給装置は、タンク、配管および圧送部などによって構成される1または2以上の処理液供給系統を備えている。各処理液供給系統は、複数の処理部に向けて処理液を供給可能に構成されている。
なお、処理液供給装置は、処理部を備えた装置の外部に設けられていてもよいし、その内部に設けられていてもよい。前者の場合、処理部を備える装置を「基板処理装置」または「装置本体」と呼び、処理液供給装置を「処理液供給装置」、「別置キャビネット」あるいは「付帯設備」と呼んで、両者を区別する(例えば、特許文献2、3参照)。後者の場合、処理部と処理液供給装置を備える装置全体をまとめて、「基板処理装置」と呼ぶ。
特開2009−10291号公報 特開2000−173902号公報 特開2000−182926号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
処理液供給系統に対して点検、補修または修理など(以下、「メンテナンス」と言う)を行う場合、その処理液供給系統の圧送部を停止させる。これにより、配管内の処理液の圧力が低下し、処理液供給系統に対してメンテナンスを好適に行うことができる。しかしながら、この場合、各処理部に対して処理液を供給することができない。このため、全ての処理部が一斉に休止し、基板処理能力が著しく低下してしまうという不都合がある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、複数の処理部に対して処理液を供給することができ、かつ、処理部の基板処理能力が著しく低下することを抑制できる処理液供給装置およびこれを備えた基板処理装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明は、複数の処理部に対して処理液を供給する処理液供給装置であって、各処理部に処理液を個別に供給するための複数の処理液供給系統を備え、各処理液供給系統は、それぞれ、処理液を貯留するタンクと、タンクに連通接続され、対応する処理部に向けて処理液を流す配管と、配管を通じて処理部へ処理液を圧送する圧送部と、配管の途中に設けられる配管用機器と、を備え、異なる処理部に対応する配管用機器同士は、互いに異なる設置スペースに設置されており、各設置スペースは、互いに隔壁によって隔てられており、前記処理部のそれぞれは、処理ユニットと主搬送機構を含み、基板に一連の処理を行う基板処理列である処理液供給装置である。
[作用・効果]本発明に係る処理液供給装置によれば、各処理液供給系統はそれぞれ一つの処理部に処理液を供給する。具体的には、圧送部を作動させることによって、配管を通じて処理液を処理部に圧送することができる。このとき、処理液供給系統における処理液は加圧されている。また、圧送部を停止させることによって、処理液の供給を停止することができる。このとき、処理液供給系統における処理液は加圧されていない。
各処理液供給系統はさらにタンクを有しているので、一部の処理液供給系統における処理液を加圧しても、他の処理液供給系統における処理液を非加圧状態に保つことができる。このように、処理液供給系統相互の独立性が比較的に高い。よって、他の処理液供給系統を停止させるのみで、他の処理液供給系統に対して好適にメンテナンスを行うことができる。換言すれば、他の処理液供給系統に対してメンテナンスを行うときであっても、一部の処理液供給系統を運転させることができる。
したがって、一部の処理液供給系統を運転させつつ、他の処理液供給系統を停止させることによって、一部の処理液供給系統に応じた処理部を部分的に稼動させつつ、他の処理液供給系統に対してメンテナンスを行うことができる。これにより、基板処理能力が著しく低下することを抑制することができる。
勿論、各処理液供給系統をそれぞれ運転させることもできる。この場合には、各処理部に処理液をそれぞれ供給することができる。これにより、各処理部において同時に基板を処理することができ、基板処理能力を高めることができる。
なお、単一の処理部に関連付けて設けられる処理液供給系統の数は、1つでもよいし、複数でもよい。後者の場合、さらに、同じ処理部に対応する複数の処理液供給系統が、同じ種類の処理液を供給してもよいし、異なる種類の処理液を供給してもよい。
また、異なる処理部に対応する配管用機器同士は、互いに異なる設置スペースに設置されているので、処理部のいずれを休止させた場合であっても、同じ設置スペース内に休止中の配管用機器と運転中の配管用機器とが混在することがない。よって、配管用機器の交換等のメンテナンスを好適に行うことができる。
さらに、各設置スペースは、互いに隔壁によって隔てられている。各設置スペースは隔壁によって仕切られているので、運転中の配管用機器から影響を受けたり、運転中の配管用機器に影響を与えることなく、メンテナンスを行うことができる。
上述した発明において、異なる処理部に対応する処理液供給系統同士は、互いに異なる設置スペースに設置されていることが好ましい。これによれば、同じ設置スペース内に、運転中の処理液供給系統と休止中の処理液供給系統とが混在することがない。よって、配管用機器、タンク、圧送部または配管等に対してメンテナンスを好適に行うことができる。
上述した発明において、同じ処理部に対応する配管用機器同士は、同じ設置スペースに設置されていることが好ましい。換言すれば、処理部によって区分される配管用機器の各グループが、それぞれ1つの設置スペースに集約されていることが好ましい。これによれば、配管用機器等に対するメンテナンスを効率良く行うことができる。また、設置スペースが増大することを好適に抑制することができる。
上述した発明において、同じ処理部に対応する処理液供給系統同士は、同じ設置スペースに設置されていることが好ましい。換言すれば、処理部によって区分される処理液供給系統の各グループが、それぞれ1つの設置スペースに集約されていることが好ましい。これによれば、処理液供給系統に対するメンテナンスの作業性を向上させることができる。また、設置スペースが増大することを好適に抑制することができる。
上述した発明において、各処理液供給系統は、互いに異なる設置スペースに設置されていることが好ましい。これによれば、処理液供給系統のいずれを休止させた場合であっても、処理液供給系統に対してメンテナンスを好適に行うことができる。
上述した発明において、各設置スペースを個別に開放可能な複数の開閉機構を備えていることが好ましい。メンテナンス対象の設置スペースのみを開放することができるので、メンテナンスを好適に行うことができる。
上述した発明において、複数のキャビネットを備え、各設置スペースは、それぞれ異なるキャビネット内に形成されていることが好ましい。換言すれば、各設置スペースは、別個に設けられた各キャビネット内に1つずつ形成されていることが好ましい。これによれば、各設置スペースは完全に分離されているので、メンテナンスを好適に行うことができる。なお、キャビネットとは、隔壁によって区画された箱形状の収納容器である。
上述した発明において、処理部によって区分される処理液供給系統のグループに対して電力を個別に供給するための複数の系統用配線を備えていることが好ましい。これによれば、処理液供給系統を、処理部に応じたグループごとに無電圧の状態にすることができ、処理液供給系統に対してメンテナンスを一層好適に行うことができる。
上述した発明において、配管用機器は、電力によって作動する配管用電動機器を有し、系統用配線は、対応する処理液供給系統内の配管用電動機器に対して電力を供給することが好ましい。これによれば、配管用電動機器の交換等のメンテナンスを好適に行うことができる。
上述した発明において、各処理部は、個別に電源を投入・遮断可能に構成されており、処理部の電源が遮断されたときには、その処理部に対応する系統用配線は電力供給を停止することが好ましい。すなわち、処理部の電源の遮断に連動して、その処理部に関連する処理液供給系統の電源が遮断される。これにより、処理部が休止しているときにその処理部に応じた処理液供給系統が運転することを確実に回避することができる。
上述した発明において、各処理部の電源は、複数の処理部用開閉器によって個別に投入・遮断され、各系統用配線は、各処理部用開閉器の二次側にそれぞれ電気的に接続されていることが好ましい。処理部用開閉器が開閉することによって、処理部の電源およびその処理部に対応する処理液供給系統の電源を、一括して投入・遮断することができる。
上述した発明において、さらに、系統用配線とは別個に設けられ、各系統用配線による電源の投入・遮断に関わらず、電力を供給可能な常時電源用配線を備えていることが好ましい。常時電源用配線を備えているので、処理液供給系統の運転・休止に関わらず、必要な機器を作動させ続けることができる。
なお、本明細書は、次のような処理液供給装置およびこれを備えた基板処理装置に係る発明も開示している。
(1)配管用機器は、弁部材、流量計、フィルタおよび脱気モジュールの少なくともいずれかであることが好ましい。また、配管用電動機器は、弁部材、流量計、フィルタおよび脱気モジュールの少なくともいずれかであることが好ましい。これらによれば、処理液供給系統を好適に構成することができる。
(2)処理部は、処理部内の処理ユニットに基板を搬送する主搬送機構をさらに有することが好ましい。このような処理部によれば、基板に好適に処理を行うことができる。なお、本明細書では、処理ユニットと主搬送機構とを有する処理部を、特に「基板処理列」と呼ぶ。
(3)複数の処理部のうち、少なくとも2以上の処理部は、基板に対して同じ処理を行うことが好ましい。また、複数の処理部のうち、少なくとも2以上の処理部は、同種の処理液を使用する処理ユニットをそれぞれ有していることが好ましい。これらによれば、少なくとも2以上の処理部において、同じ処理を並行して行うことができる。
(4)常時電源用配線によって供給される電力によって作動し、処理液の漏液を検出する漏液センサを備えていることが好ましい。処理液供給系統の運転・休止に関わらず、処理液供給装置内の漏液の有無を監視することができる。
(5)処理液供給装置は、処理液供給装置の外部に設けられた基板処理装置が有する複数の処理部に対して、処理液を供給することが好ましい。処理液供給装置は、処理部を備える基板処理装置とは別個に設けられているので、処理液供給装置の配置の自由度を高められる。
(6)処理ユニットを有する複数の処理部と、各処理部に対して処理液を供給する上述の処理液供給装置と、を備える基板処理装置であることが好ましい。この基板処理装置によれば、処理部と処理液供給装置が同じ装置内に設けられているので、両者を好適に連携させることができる。
本発明に係る処理液供給装置と基板処理装置によれば、各処理液供給系統が処理部ごとにタンクを介して分離されているので、一部の処理液供給系統を運転させつつ、他の処理液供給系統を停止させることによって、一部の処理液供給系統に応じた処理部を部分的に稼動させつつ、他の処理液供給系統に対してメンテナンスを好適に行うことができる。これにより、基板処理能力が著しく低下することを抑制することができる。
実施例1に係る基板処理装置および処理液供給装置の概略構成を示す図である。 実施例1に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。 処理ユニットの配置を示す概略側面図である。 処理ユニットの配置を示す概略側面図である。 図2におけるa−a矢視の各垂直断面図である。 処理液供給系統の構成の一例を示す図である。 図7(a)はキャビネット内のレイアウトを示す正面図であり、図7(b)はキャビネットの平面図である。 実施例2に係る基板処理装置および処理液供給装置の概略構成を示す図である。 本実施例2の処理液供給装置の具体的な構成を例示する。 図10(a)はキャビネット内のレイアウトを示す正面図であり、図10(b)はキャビネットの平面図である。 変形例に係るキャビネット内のレイアウトを示す正面図である。 変形例に係る基板処理装置の概略側面図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施例1を説明する。まず、本実施例1の概要を説明する。図1は、実施例1に係る基板処理装置および処理液供給装置の概略構成を示す図である。
[実施例1の概要]
基板処理装置1は、複数の処理部5、6を備えている。処理部5、6は、それぞれ基板(例えば、半導体ウエハ)に処理を行う処理ユニット8、9を備えている。基板処理装置1の外部には、処理液供給装置11が設けられている。両者は別体の装置であり、互いに離間して設置可能である。処理液供給装置11は、複数の処理部5、6に対して処理液を供給する。なお、処理液供給装置11は基板に対して処理を行わない。
処理液供給装置11は、複数の処理液供給系統15a、15b、16a、16bを備えている。処理液供給系統15a、15bは、処理部5に関連付けて設けられ、処理部5のみに処理液を供給する。処理液供給系統16a、16bは、処理部6に関連付けて設けられ、処理部6のみに処理液を供給する。
各処理液供給系統15a、16aは、同じ処理液供給源に連通接続されており、処理液供給源から同種の処理液が供給される。処理液供給源は、例えば、工場に設けられているファシリティ(ユーティリティ)設備等である。各処理液供給系統15b、16bも、共通の処理液供給源に連通接続されている。
処理液供給系統15aは、タンク21と配管22と圧送部23を備えている。タンク21は、処理液供給源から供給される処理液を貯留する。配管22は、タンク21に連通接続され、対応する処理部5に向けて処理液を流す。圧送部23は、タンク21内を加圧し、タンク21内の処理液を配管22へ押し出す(圧送する)。圧送部23を停止させると、タンク21内および配管22内の処理液は非加圧状態となり、処理液の圧送が停止する。
配管22の途中には、フィルタ24と流量計25と弁部材26とが設けられている。フィルタ24は、処理液を濾過する。流量計25は、処理液の流量を検知する。弁部材26は、配管22内の流路を開閉する。図1等においては、流量計25を適宜に「FM」と表記する。これらフィルタ24、流量計25および弁部材26は、いずれもこの発明における配管用機器に相当する。
他の処理液供給系統15b、16a、16bも、処理液供給系統15aと同様に構成されている。
処理液供給系統15a、15b、16a、16bは、単一のキャビネット18内に収容されている。キャビネット18内には、設置スペースS1、S2が形成されている。設置スペースS1、S2は、隔壁19によって隔てられている。設置スペースS1には処理液供給系統15a、15bが設けられており、設置スペースS2には処理液供給系統16a、16bが設けられている。
上述した基板処理装置1および処理液供給装置11は、次のように動作する。
処理液供給系統15a、15b、16a、16bの各圧送部23を作動させる。これにより、各タンク21内の処理液は各配管22に流入する。処理液はフィルタ24と流量計25と弁部材26を通過し、処理部5/6に供給される。このようにして、処理液供給系統15a、15bは処理部5(処理ユニット8)に処理液を供給し、処理液供給系統16a、16bは処理部6(処理ユニット9)に処理液を供給する。
処理部5/6は、それぞれ供給された処理液を使用して基板処理を行う。この場合、処理部5/6は基板処理を同時に進めることができ、基板の処理効率を高めることができる。
また、処理液供給系統15a、15bの圧送部23を作動させ、処理液供給系統16a、16bの圧送部23を停止させる。これにより、処理液供給系統15a、15bが運転し、処理液供給系統16a、16bが停止する。これに応じて、処理部5のみが稼動しつつ、処理部6が休止する。
ここで、処理液供給系統15a、16aの一次側は共通の処理液供給源に連通接続されており、両者は完全に分離されていない。しかしながら、処理液供給系統15a、16aはそれぞれタンク21を有しているので、処理液供給系統15aにおける処理液が加圧状態であるにも関わらず、処理液供給系統16aにおける処理液の圧力は非加圧状態に保たれている。換言すれば、処理液供給系統16aにおいては、タンク21内および配管22内の処理液の圧力が、圧送部23の作動時に比べて低い圧力に保たれている。よって、処理液供給系統16aの配管22や各種配管用機器24乃至26等に対して好適にメンテナンスを行うことができる。同様に、処理液供給系統16bに対しても、好適にメンテナンスを行うことができる。
また、処理液供給系統16aの配管22や各種配管用機器24乃至26を取り外す等によって、処理液供給系統16aにおける処理液を大気に開放しても、処理液供給系統15aにおける処理液は加圧状態に保たれている。したがって、処理液供給系統16aに対してメンテナンスを行っているときであっても、処理液供給系統15aは処理液を適切な流量で供給することができる。同様に、処理液供給系統16bに対してメンテナンスを行っているときであっても、処理液供給系統15bも処理液を適切に供給することができる。
さらに、これら処理液供給系統16a、16bは同じ設置スペースS2に集約されており、かつ、この設置スペースS2には運転中の処理液供給系統15a、15bが存在しない。このため、運転中の処理液供給系統15a、15bに影響を与えたり、それらから影響を受けることなく、停止中の処理液供給系統16a、16bに対してメンテナンスを好適に行うことができる。
他方、処理液供給系統15a、15bの圧送部23を停止させ、処理液供給系統16a、16bの圧送部23を作動させると、処理部6のみを稼動させつつ、処理液供給系統15a、15bに対してメンテナンスを好適に行うことができる。
このように、本実施例1によれば、各処理部5、6に個別に処理液を供給する処理液供給系統15a、15b、16a、16bを備えているので、処理部5、6の双方を稼動させることができ、かつ、処理部5、6の一方のみを稼動させることができる。処理部5、6の双方を稼動させると、基板を効率良く処理することができる。また、処理部5、6の一方のみを稼動させると、基板処理能力が著しく低下することを抑制することができる。
また、各処理液供給系統15a、16aは、それぞれタンク21を有しているので、処理液供給系統15a・16aの間で処理液の圧力が相互に影響を及ぼし合うことを好適に防ぐことができる。よって、処理液供給系統15a、16bの一方が運転しているときであっても、処理液供給系統15a、16aの他方に対してメンテナンスを好適に行うことができる。また、処理液供給系統15a、16aの他方に対してメンテナンスを行っているときであっても、処理液供給系統15a、16bの一方は処理液を適切に供給することができる。各処理液供給系統15b、16bに関しても、同様である。
また、処理液供給系統15a、15bは、処理液供給系統16a、16bと同じ設置スペースSに配置されていない。このように、異なる処理部5、6に対応する処理液供給系統同士が、同じ設置スペースSに配置されていないので、処理部5、6のいずれか一方のみを休止させた場合であっても、運転中の処理液供給系統と休止中の処理液供給系統とが同一の設置スペースS内に混在することがない。よって、メンテナンスを適切に行うことができる。
また、処理液供給系統15a、15bは同じ設置スペースS1に配置され、処理液供給系統16a、16bは同じ設置スペースS2に配置されている。このように、同じ処理部5、6に対応する処理液供給系統同士が、同じ設置スペースSに設置されているので、処理部5、6のいずれか一方を休止させた場合であっても、休止中の全ての処理液供給系統が同じ設置スペースS内に集約されている。よって、メンテナンスの作業性を向上させることができる。また、各設置スペースS1、S2が増大することを好適に抑制できる。
また、隔壁19によって設置スペースS1、S2が仕切られているので、運転中の処理液供給系統によってメンテナンスの作業性が低下することを好適に防ぐことができる。また、メンテナンス作業によって処理液供給系統の供給精度が低下することを好適に防ぐことができる。
以下では、本実施例1の基板処理装置1および処理液供給装置11の具体的な構成を例示する。図2は、実施例1に係る基板処理装置1の概略構成を示す平面図であり、図3と図4は基板処理装置1が有する処理ユニットの配置を示す概略側面図であり、図5は、図2におけるa−a矢視の各垂直断面図である。
[基板処理装置1]
図2を参照する。基板処理装置1は、インデクサ部(以下、「ID部」と呼ぶ)3と複数の処理部5、6とインターフェイス部(以下、「IF部」と呼ぶ)7とを備えている。図3乃至図5に示すように、処理部5、6は、上下方向に並ぶように積層されている。ID部3は、各処理部5、6の一側方に隣接するように設けられている。IF部7は、各処理部5、6の他側方に隣接するように設けられている。図2に示すように、IF部7は、さらに、基板処理装置1とは別体の外部装置である露光機EXPに隣接している。以下、ID部3、処理部5、6、IF部7について順に説明する。
ID部3は、カセットCと各処理部5、6との間で基板Wを搬送する。ID部3は、載置台4とID用搬送機構TIDを備えている。載置台4は、複数(4個)のカセットCを載置可能である。カセットCは複数の基板Wを収容する。ID用搬送機構TIDは、水平方向および鉛直方向に移動可能に構成され、カセット載置台4に載置されたカセットCおよび処理部5、6に対して基板Wを搬送する。
各処理部5、6は、ID部3とIF部7の間にわたって基板Wを往復搬送しつつ、それぞれ同じ処理を行う(具体的には、基板Wにレジスト膜等を形成し、かつ、露光された基板Wを現像する)。各処理部5、6は略同じ構成であるので、処理部5について説明し、処理部6については同符号を付すことで説明を省略する。
処理部5は、処理ユニット8の他に、処理ユニット8に基板Wを搬送する主搬送機構T、Tを備えている。各主搬送機構T、Tは、ID部3とIF部7とを結ぶ方向に並ぶように配置されている。各主搬送機構T、Tは、水平方向および鉛直方向に移動可能である。各主搬送機構T、T同士は、双方向に基板Wを受け渡す。また、主搬送機構TはID用搬送機構TIDとの間で基板Wを受け渡す。主搬送機構TはIF部7(後述するIF用搬送機構TIF1)との間で基板Wを受け渡す。
本明細書では、処理ユニットと主搬送機構とを有する処理部を、特に「基板処理列」と呼ぶ。以下では、処理部5、6を、適宜に「基板処理列5、6」と呼ぶ。
ID用搬送機構TIDと主搬送機構Tの間には、基板Wを載置する載置部PASSが配置されている。同様に、主搬送機構Tと主搬送機構Tの間、および、主搬送機構TとIF用搬送機構TIF1の間には、それぞれ、載置部PASSおよび載置部PASSが配置されている。各載置部PASS乃至PASSは、搬送機構同士が基板Wを受け渡すときに利用される。
図5を参照する。載置部PASSは、載置部PASS1Aと載置部PASS1Bを有する。載置部PASS1A、PASS1Bは、基板Wの搬送方向によって使い分けられる。たとえば、載置部PASS1Aには、ID用搬送機構TIDから主搬送機構Tへ搬送される基板Wが載置され、載置部PASS1Bには、主搬送機構TからID用搬送機構TIDへ搬送される基板Wが載置される。載置部PASS、載置部PASSも同様である。
図2を参照する。基板処理列5が有する処理ユニット8は、大きく、主搬送機構Tが基板Wの搬送を負担する処理ユニットと、主搬送機構Tが基板Wの搬送を負担する処理ユニットとに分けられる。前者は、液処理ユニットUcおよび熱処理ユニットUh1である。後者は、現像処理ユニットDEV、熱処理ユニットUh2およびエッジ露光ユニットEEWである(エッジ露光ユニットEEWについては図4を参照)。
まず、主搬送機構Tが基板Wの搬送を負担する処理ユニットについて説明する。液処理ユニットUcは主搬送機構Tの一側方に配置され、熱処理ユニットUh1は主搬送機構Tの他側方に配置されている。
図3に示すように、液処理ユニットUcは、具体的には、反射防止膜用塗布処理ユニットBARCと、レジスト膜用塗布処理ユニットRESISTである。反射防止膜用塗布処理ユニットBARCは、基板Wに反射防止膜材料を塗布し、反射防止膜を形成する処理を行う。レジスト膜用塗布処理ユニットRESISTは、基板Wにレジストを塗布し、レジスト膜を形成する処理を行う。
図2を参照する。各液処理ユニットUcは、いわゆる回転式塗布処理ユニットであり、ノズル31と飛散防止カップ32を備えている。ノズル31は、基板Wに処理液を吐出する。飛散防止カップ32は、基板Wから飛散する処理液を受け止めて回収する。さらに、各液処理ユニットUcは、単一の基板Wを略水平姿勢で回転可能に保持する保持部等(不図示)を備えている。各塗布処理ユニットBARC/RESISTは、それぞれ反射防止膜材料/レジストのほかに、溶剤やリンス液を使用する。リンス液としては、純水や界面活性剤等が例示される。
図4に示すように、熱処理ユニットUh1は、具体的には、加熱ユニットHP、冷却ユニットCP、加熱冷却ユニットPHPおよびアドヒージョン処理ユニットAHLである。加熱ユニットHPは基板Wを加熱する。冷却ユニットCPは基板Wを冷却する。加熱冷却ユニットPHPは、加熱処理と冷却処理を続けて行う。アドヒージョン処理ユニットAHLは、基板Wと被膜の密着性を向上させるためにHMDS(ヘキサメチルシラザン)の蒸気雰囲気で熱処理する。各熱処理ユニットUh1は、基本的に、基板Wを載置する載置台や電熱ヒーター等を備えている。アドヒージョン処理ユニットAHLは、HMDSを使用する。
図2を参照して、主搬送機構Tが基板Wの搬送を負担する処理ユニットについて説明する。現像処理ユニットDEVは、主搬送機構Tの一側方に配置され、熱処理ユニットUh2およびエッジ露光ユニットEEWは主搬送機構Tの他側方に配置されている。
現像処理ユニットDEVは、基板Wに現像処理を行う。現像処理ユニットDEVは、液処理ユニットの一種である。現像処理ユニットDEVは、ノズル33と飛散防止カップ34を備えている。ノズル33は基板Wに処理液を吐出する。飛散防止カップ34は基板Wから飛散する処理液を受け止めて回収する。さらに、現像処理ユニットDEVは、単一の基板Wを略水平姿勢で回転可能に保持する保持部等(不図示)を備えている。現像処理ユニットDEVは、現像液のほかに、界面活性剤やリンス液を使用する。リンス液としては、純水等が例示される。
図4に示すように、熱処理ユニットUh2は、加熱ユニットHP、冷却ユニットCPである。なお、加熱冷却ユニットPHPについては、IF用搬送機構TIF1が基板Wの搬送を負担する。エッジ露光ユニットEEWは、基板Wの周縁を露光する。エッジ露光ユニットEEWは、図示を省略するが、基板Wを保持する保持部と、保持部を回転するモータと、基板Wに光を照射する光照射部等を備えている。
図2を参照する。IF部7は、基板処理列5、6と露光機EXPに対して基板Wを搬送する。IF部7は基板Wを搬送する複数のIF用搬送機構TIF1、TIF2を備えている。IF用搬送機構TIF1とIF用搬送機構TIF2は、互いに基板Wを受け渡す。IF用搬送機構TIF1は、さらに基板処理列5、6との間で基板Wを搬送する。IF用搬送機構TIF2は、さらに露光機EXP都の間で基板Wを搬送する。
IF用搬送機構TIF1、TIF2の間には、基板Wを載置し、冷却する載置部PASS−CPが配置されている。載置部PASS−CPの下方には、図示を省略するが、基板Wを載置する載置部と、基板Wを一時的に収容するバッファ部が積層されている。載置部PASS−CPには、IF用搬送機構TIF1からIF用搬送機構TIF2へ搬送される基板Wが載置される。不図示の載置部には、IF用搬送機構TIF2からIF用搬送機構TIF1へ搬送される基板Wが載置される。不図示のバッファ部は、載置部PASS−CP等に基板Wを予定通り載置できないときに、使用される。
[処理液供給装置11]
処理液供給装置11は、上述した反射防止膜材料、レジスト、溶剤、リンス液、純水、界面活性剤、HMDSおよび現像液のうちから適宜に選択される、少なくとも1種以上の処理液を供給する。本実施例1では、例えば、現像液、溶剤、界面活性剤およびHMDSを基板処理列5、6に供給する。具体的には、処理液供給系統15a/16a、15b/16b、15c/15cおよび15d/16dが、それぞれ、現像液、溶剤、界面活性剤およびHMDSをそれぞれ供給する。
ちなみに、本実施例1では、反射防止膜材料とレジストについては、基板処理装置1内に配置される共通のタンクから基板処理列5、6の双方に供給される。純水については、工場に設けられているファシリティ(ユーティリティ)設備と基板処理列5、6都の間を中継する設備が処理液供給装置11に設けられている。ただし、純水用の中継設備はタンクを有していない。このような場合、これら反射防止膜材料、レジストおよび純水を供給する各設備は、本発明の「処理液供給系統」に該当しない。
図6を参照する。図6は、処理液供給系統の構成の一例を示す図である。以下では、現像液を供給する処理液供給系統15aを例にとって詳細な構成について説明する。その他の処理液供給系統15b乃至15d、16a乃至16dについては、説明を省略する。
図示するように、タンク21は、2つのバッファタンク21a、21bを備えている。各バッファタンク21a、21bは、液供給管41a、41bを介して現像液供給源を連通接続されている。現像液供給源は、各バッファタンク21a、21bに現像液を供給する。現像液供給源は、工場のファシリティ設備である。
各バッファタンク21a、21bには、さらに、ガス供給管42a、42bを通じてガス供給源に連通接続されている。ガス供給源は、加圧用のガス(例えば窒素ガス)をバッファタンク21aに供給する。各ガス供給管42a、42bの途中には、三方弁23a、23bが設けられている。三方弁23a、23bは、バッファタンク21a、21bをガス供給源に連通した状態と、タンク21a、21bを大気に連通した状態との間で切り換える。前者の状態では、ガス供給源からバッファタンク21a、21b内へガスが供給される。後者の状態では、各バッファタンク21a、21b内が大気に開放される(脱圧される)。三方弁23a、23bは、上述した圧送部23に相当する。
各バッファタンク21a、21b内の現像液は、配管22a、22bを通じて送り出される。配管22a、22bは、三方弁28を介して配管22cの一端に集合されている。三方弁28は、配管22cと連通接続する配管を、配管22aと配管22bとの間で切り換える。配管22cの他端は、再び配管22d、22eに分岐される。各配管22d/22eの途中には、脱気モジュール27とフィルタ24がそれぞれ設けられている。脱気モジュール27は、現像液中に含まれる気泡を除去する。脱気モジュール27も、この発明における配管用機器に相当する。
各配管22dはさらに配管22f、22gに分岐され、配管22eはさらに配管22h、22iに分岐される。各配管22f乃至22iの途中には、流量計25と弁部材26がそれぞれ設けられている。各配管22f乃至22iは、それぞれ基板処理列5に設けられる4つの現像処理ユニットDEVとそれぞれ連通している。
処理液供給系統15aを運転させる場合、例えば、次のように作動させる。すなわち、三方弁23aによってバッファタンク21aを加圧し、三方弁28によって配管22aと配管22cとを連通接続させる。これにより、バッファタンク21a内の現像液が配管22aに圧送される。圧送された現像液は、配管22cに流入し、さらに各配管22d乃至22iをそれぞれ分かれて流れる。その際、現像液は配管用機器24乃至27を通過する。現像液は、各配管22f乃至22iから4つの現像処理ユニットDEV(ノズル33)に向けて送られる。その間に、バッファタンク21bに処理液供給源から現像液を補充することができる。補充する際には、三方弁23bによってバッファタンク21b内を大気に開放する。やがて、バッファタンク21a内の現像液が所定量以下になると、三方弁23bによってバッファタンク21bを加圧するとともに三方弁28を切り換える。これにより、バッファタンク21aに代えてバッファタンク21bから現像液を供給させる。その間に、バッファタンク21aに現像液を補充する。
また、処理液供給系統15aを休止させる場合、三方弁23a、23bによって、バッファタンク21a、21b内をそれぞれ大気に開放する。これにより、処理液供給系統15aは現像液の供給を停止する。処理液供給系統15a内における現像液の圧力は略大気圧と同等となる。
図7を参照する。図7(a)は、キャビネット内のレイアウトを示す正面図であり、図7(b)は、キャビネットの平面図である。
図7(a)に示すように、キャビネット18内は、隔壁19によって左右に2分割されている。設置スペースS1には、基板処理列5に供給するための処理液供給系統15a乃至15dが形成されている。設置スペースS2にも、同様に、基板処理列6に供給するための処理液供給系統16a乃至16dが形成されている。
さらに、各設置スペースS1、S2には、それぞれ純水用の中継設備45、46が設けられている。中継設備45/46は、ファシリティ設備と基板処理列5/6との間で純水の流路を中継する。
図7(b)に示すように、処理液供給装置11は、各設置スペースS1、S2を個別に開放するための扉47、48を備えている。扉47、48は、それぞれ揺動可能にキャビネット18に取り付けられている。扉47、48は、この発明における開閉機構に相当する。
次に、実施例1に係る基板処理装置1および処理液供給装置11の動作について説明する。以下では、基板処理列5、6の両方が稼動する動作、基板処理列5、6の一方のみが稼動する動作とに分けて説明する。
[基板処理列5、6が稼動する動作]
処理液供給系統15a乃至15dは、各種の処理液を基板処理列5に向けて供給し、処理液供給系統16a乃至16dは、各種の処理液を基板処理列6に向けて供給する。各基板処理列5/6はそれぞれ基板Wに対して処理を行う。
ここで、基板処理装置1の動作について、ID部3からIF部7への搬送と、IF部7からID部3への搬送とに分けて説明する。
<ID部3からIF部7への搬送>
ID用搬送機構TIDは、カセットCから基板Wを搬出し、基板処理列5、6に交互に搬送する。
各基板処理列5/6では次のように動作する。主搬送機構Tは、ID部3から受け取った基板Wを、液処理ユニットUcおよび熱処理ユニットUh1に所定の順番で搬送する。各種処理ユニットが所定の処理を行うことにより、反射防止膜およびレジスト膜を形成する塗布処理が基板Wに施される。この際、基板処理列5の各塗布処理ユニットBARC/RESISTには、処理液供給系統15bから溶剤が供給される。また、基板処理列5のアドヒージョン処理ユニットAHLには、処理液供給系統15cからHMDSが供給される。基板処理列6の各塗布処理ユニットBARC/RESIST、アドヒージョン処理ユニットAHLにも、処理液供給系統16b、16dからそれぞれ溶剤、HMDSが供給される。主搬送機構Tは、一連の処理が施された基板Wを主搬送機構Tに渡す。主搬送機構Tは、受け取った基板Wをエッジ露光ユニットEEWに搬送する。エッジ露光ユニットEEWは、基板Wの周縁部を露光する。主搬送機構Tは、エッジ露光処理が施された基板WをIF部7に搬出する。
IF用搬送機構TIF1は、各基板処理列5、6から交互に基板Wを受け取り、IF用搬送機構TIF2に渡す。IF用搬送機構TIF2は、受け取った基板Wを露光機EXPに搬出する。
<IF部7からID部3への搬送>
IF用搬送機構TIF2は、露光機EXPから露光済みの基板Wを受け取り、IF用搬送機構TIF1に渡す。IF用搬送機構TIF1は、受け取った基板Wを加熱冷却ユニットPHPに搬送する。加熱冷却ユニットPHPは、基板Wに露光後加熱処理(Post Exposure Bake)を行う。IF用搬送機構TIF1は、露光後加熱処理が施された基板Wを各基板処理列5、6に搬出する。
各基板処理列5/6では次のように動作する。すなわち、主搬送機構Tが、IF部7から基板Wを受け取り、現像処理ユニットDEVおよび熱処理ユニットUh2に所定の順番で搬送する。これにより、基板Wを現像する現像処理等が行われる。この際、各基板処理列5/6の現像処理ユニットDEVには、各処理液供給系統15a/16a、15c/15cから現像液と界面活性剤が供給される。主搬送機構Tは、現像処理が施された基板Wを主搬送機構Tに渡す。主搬送機構Tは、受け取った基板WをID部3に搬出する。
ID用搬送機構TIDは、基板処理列5、6から基板Wを交互に受け取り、カセットCに搬入する。
[基板処理列5、6の一方のみが稼動する動作]
基板処理列5のみが稼動する場合を例示する。処理液供給装置11では、各処理液供給系統15a乃至15dを運転させ、処理液供給系統16a乃至16dを休止させている。なお、以下では、各処理液供給系統15a乃至15dを特に区別しない場合は「処理液供給系統15」と略記し、各処理液供給系統16a乃至16dを特に区別しない場合は「処理液供給系統16」と略記する。
基板処理装置1は、基板処理列5のみを経由してID部3とIF部7の間で基板Wを往復搬送させ、基板処理列5のみが基板Wに処理を行う。基板処理列6には基板Wを搬送せず、基板処理列6は休止している。
処理液供給装置11では、各処理液供給系統16のタンク21は脱圧されており、タンク21内および配管22内の圧力は、略大気圧と同等である。また、基板処理列6に向かう純水の流れも止まっているので、純水用の中継設備46も加圧されていない状態である。
ユーザーは、扉47を閉止した状態で扉48のみを開き、設置スペースS2のみを開放する。そして、各処理液供給系統16に対してメンテナンスを行う。メンテナンスとしては、例えば、各処理液供給系統16の配管用機器24乃至27の交換等である。
このように、本実施例1によれば、上述したように、基板処理列5、6の双方を稼動させることができ、かつ、基板処理列5、6の一方のみを稼動させることができる。また、処理液供給系統15、16の一方を適切に運転させつつ、処理液供給系統15、16の他方の処理液を脱圧状態に保つことができるので、処理液供給系統15、16の他方に対してメンテナンスを好適に行うことができる。
また、上述したように、基板処理列5/6ごとに、処理液供給系統15/16の配置が分離されているので、各処理液供給系統15、16に対してメンテナンスを好適に行うことができる。
また、処理液供給装置11は、各設置スペースS1、S2を個別に開放するための扉47、48を備えているので、運転中の基板処理列に関連した設置スペースSを閉止した状態で、休止中の基板処理列に関連した設置スペースSのみを開放することができる。よって、休止中の処理液供給系統に対してメンテナンスを好適に行うことができる。また、運転中の処理液供給系統については支障なく運転を続行することができる。
また、各基板処理列5/6は、処理ユニット8/9と、主搬送機構T、Tを備えているので、基板Wに一連の処理を好適に行うことができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例2を説明する。図8は、実施例2に係る基板処理装置および処理液供給装置の概略構成を示す図である。実施例2の処理液供給装置11は、さらに、各処理部5/6ごとに処理液供給系統15/16の電源が分離されていることを特徴とする。なお、実施例1と同じ構成については同符号を付すことで詳細な説明を省略する。
処理液供給装置11は、処理部5に対応する処理液供給系統15a、15bのグループ、及び、処理部6に対応する各処理液供給系統16a、16bのグループに対して、電力を個別に供給するための複数の系統用配線55、56を備えている。系統用配線55によって処理液供給系統15の電源が遮断されると、各処理液供給系統15a、15bは休止するとともに無電圧状態になる。処理液供給系統16も同様である。以下では、処理液供給系統15a、15bを特に区別しない場合には、単に「処理液供給系統15」と略記する。処理液供給系統16a、16bについても、同様に「処理液供給系統16」と呼ぶ。
系統用配線55、56の一次側は、それぞれ処理部用開閉器57、58の二次側に電気的に接続されている。処理部用開閉器57、58は、それぞれ処理部5、6の電源を個別に投入・遮断する。各処理部用開閉器57、58の一次側は、外部電源50に接続されている。処理部用開閉器57が開閉すると、処理部5の電源、及び、処理液供給系統15の電源が一挙に投入・遮断される。同様に、処理部用開閉器58が開閉すると、処理部6の電源、及び、処理液供給系統16の電源が一挙に投入・遮断される。
さらに、処理液供給装置11は、系統用配線55、56とは別個に設けられる常時電源用配線52を備えている。常時電源用配線52の一次側は、処理部用開閉器57、58の一次側に電気的に接続されている。したがって、常時電源用配線52は、各処理部用開閉器57、58の開閉作動に関わらず、電力を供給可能である。本実施例2では、常時電源用配線52の二次側には、処理液の漏液を検出する漏液センサ53、54が常時電源用配線52に接続されている。漏液センサ53、54は、それぞれ設置スペースS1、S2に設けられ、漏液の有無を検知する。
図9を参照して、本実施例2の処理液供給装置11の具体的な構成を例示する。図9は、処理液供給系統の構成を示す図である。ここでは、処理部5に関連して設けられている処理液供給系統15のグループを例に採って説明し、処理液供給系統16のグループに関する説明は省略する。
系統用配線55には、系統用直流電源部65が接続されている。系統用直流電源部65の二次側には、各圧送部23と各流量計25と各弁部材26が電気的に接続されている。系統用直流電源部65は、系統用配線55から供給された交流電力を直流電力に変換し、直流電力によって各圧送部23と各流量計25と各弁部材26を作動させる。流量計25および弁部材26は、この発明における配管用電動機器に相当する。
図10を参照する。図10(a)は、キャビネット内のレイアウトを示す正面図であり、図10(b)は、キャビネットの平面図である。
図10(a)に示すように、キャビネット18内は、隔壁19、69によって3分割されている。これらキャビネット18および隔壁19、69によって、各設置スペースS1、S2、S3がそれぞれ区画されている。設置スペースS3には、系統用直流電源部65、66と常時用直流電源部62が設けられている。常時用直流電源部62は、常時電源用配線52および漏液センサ53、54に電気的に接続され、常時電源用配線52から電力供給を受けて、漏液センサ53、54を作動させる。
図10(b)に示すように、処理液供給装置11は、各設置スペースS1乃至S3を個別に開放するための扉47、48、49が設けられている。
このように、実施例2によれば、系統用配線55、56を備えているので、処理液供給系統15、16の電源を個別に投入・遮断することができる。これにより、圧送部23や配管用電動機器25、26を処理液供給系統15、16ごとに無電圧にすることができる。よって、処理液供給系統15、16の一方に対してメンテナンスを一層好適に行うことができる。
また、系統用配線55、56がそれぞれ処理部用開閉器57、58の二次側に接続されているので、処理部5/6の電源の遮断に伴って、その処理部5/6に対応する処理液供給系統15/16の電源を遮断することができる。これにより、処理部5/6が休止中であるときに、対応する処理液供給系統15/16が運転するおそれがない。よって、休止中の処理部5/6に対して処理液供給系統15/16が処理液を供給する等のトラブルが発生することを回避できる。
また、常時電源用配線52および漏液センサ53、54を備えているので、処理液供給系統15、16の運転・休止に関わらず、処理液供給装置11内の漏液の有無を監視することができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例1、2では、圧送部23は、タンク21内を加圧するものであったが、これに限られない。例えば、処理液を直接圧送するポンプに変更してもよい。この場合には、圧送部23を配管22の途中に設けるように変更してもよい。
(2)上述した実施例1、2では、配管用機器は、フィルタ24、流量計25、弁部材26および脱気モジュール27であったが、これに限られない。たとえば、これら各機器24乃至27の少なくともいずれかを配管用機器として備えるように変更してもよい。また、上述した実施例2では、配管用電動機器として流量計25と弁部材26とを例示したが、これに限られない。例えば、各機器24乃至27の少なくともいずれかを配管用電動機器として備えるように変更してもよい。あるいは、配管用電動機器として、圧力計や液面センサ等の各種センサを備えるように変更してもよい。
(3)上述した実施例1、2では、各処理液供給系統15a乃至15dは、説明の便宜上、それぞれ同じ構成であったが、これに限られない。各処理液供給系統15a乃至15dの各構成は、互いに異なっていてもよい。
(4)上述した実施例1、2で説明した処理液供給系統15、16の構成はあくまでも一例であり、適宜に変更される。例えば、タンク21の個数や、配管22の経路(集合・分岐)などは適宜に選択される。
(5)上述した実施例1、2では、単一の処理部5に関連して複数の処理液供給系統15a、15b等が設けられていたが、これに限れない。すなわち、処理部5/6に対してそれぞれ単一の処理液供給系統15/16を備えるように変更してもよい。
(6)上述した実施例1、2では、処理部5に対応する処理液供給系統15a、15b等は同じ設置スペースS1に設置されていたが、これに限られない。例えば、各処理液供給系統15a、15b等を互いに異なる設置スペースSにそれぞれ配置するように変更してもよい。処理部6に対応する処理液供給系統16a、16b等の配置についても、同様に変更してもよい。これによれば、処理液供給系統15a乃至15d、16a乃至16dのいずれを休止させた場合であっても、処理液供給系統に対してメンテナンスを個別に行うことができる。
(7)上述した実施例1、2では、各設置スペースS1、S2は処理液供給系統15、16を設置するためのスペースであったが、これに限られない。たとえば、各設置スペースSを、配管用機器24乃至27を設置するためのスペースに変更してもよい。配管用機器24乃至27をメンテナンスすることが比較的に多い場合は、このような変形実施例であっても、装置の基板処理能力が著しく低下してしまうことを効果的に抑制することができる。
この場合、異なる処理部5、6に対応する配管用機器24乃至27同士は、互いに異なる設置スペースSに設置されることが好ましい。これによれば、同じ設置スペースS内に休止中の配管用機器24乃至27と運転中の配管用機器24乃至27とが混在することがない。よって、配管用機器24乃至27に対してメンテナンスを好適に行うことができる。
また、処理液供給系統15a乃至15dが有する配管用機器24乃至27は同じ設置スペースSに設置されることが好ましい。同様に、処理部6に対応する配管用機器24乃至27は同じ設置スペースSに設置されることが好ましい。これによれば、配管用機器24乃至27に対するメンテナンスを効率良く行うことができる。また、設置スペースSが増大することを好適に抑制することができる。
あるいは、配管用機器24乃至27は、処理液供給系統15a、15b、…、16dごとに異なる設置スペースSに設置されるように変更してもよい。これによれば、処理液供給系統のいずれを休止させた場合であっても、配管用機器24乃至27に対してメンテナンスを好適に行うことができる。
(8)上述した実施例1、2では、処理液供給装置11は扉47乃至49を備えていたが、これに限られない。例えば、処理液供給系統15、16をキャビネット18の外部に移動可能な引き出しユニット等に変更してもよい。これによれば、処理液供給系統15、16をキャビネット18の外部に移動させてメンテナンスを行うことができる。あるいは、設置スペースS1、S2を区別に開放可能な蓋等に変更してもよい。
(9)上述した実施例1、2では、単一のキャビネット18内に複数の設置スペースS1/S2を形成したが、これに限られない。別個のキャビネットにそれぞれ設置スペースS1/S2を形成するように変更してもよい。
図11を参照する。図11は、変形例に係るキャビネット内のレイアウトを示す正面図である。図示するように、別体である複数のキャビネット71、72を備え、各キャビネット71、72にそれぞれ設置スペースS1、S2を形成するように変更してもよい。
(10)上述した実施例1、2では、処理液供給装置11と基板処理装置1は別体であったが、一体でもよい。
図12を参照する。図12は、変形例に係る基板処理装置2の側面図である。図示するように、基板処理装置2は、処理部5、6と、処理部5、6に処理液を供給する処理液供給装置11とを備えている。処理液供給装置11は、処理部5、6の下方に配置されている。このような変形例によれば、処理部5/6と処理液供給装置11が同じ基板処理装置2内に設けられているので、両者を効率良く連携させることができる。
(11)上述した実施例2では、系統用配線55は、処理液供給系統15a乃至15dの電源を一括して投入・遮断したが、これに限られない。例えば、処理液供給系統15a乃至15dの電源を個別に投入・遮断するための複数の系統用配線に変更してもよい。系統用配線56についても、同様に変更することができる。
(12)上述した実施例2では、系統用配線55、56は処理部用開閉器57、58の二次側に接続されていたが、これに限られない。例えば、処理部用開閉器57とは別個に設けられ、系統用配線55を開閉する系統用開閉器と、処理部用開閉器57の作動と系統用開閉器の作動とを連動させるリレー回路等を備えるように変更してもよい。系統用配線56の開閉する機構についても、同様に変更してもよい。
(13)上述した実施例2では、処理部用開閉器57、58について特に説明しなかったが、電気配線を開閉する各種のスイッチを適用することができる。例えば、処理部用開閉器57、58は、マグネットコンタクタ、電磁開閉器またはブレーカ等であってもよい。
(14)上述した実施例2では、常時電源用配線52の負荷は漏液センサ53、54であったが、これに限られない。すなわち、各種センサ、警報器、監視装置を常時電源用配線52によって作動させるように変更してもよい。
(15)上述した実施例1では、基板処理列5、6は2基の主搬送機構T、Tを備えていたが、これに限られない。例えば、1基の主搬送機構を備える基板処理列に変更してもよいし、3基以上の主搬送機構を備える基板処理列に変更してもよい。
(16)上述した実施例1では、各処理部5、6は、基板処理列5、6であったが、これに限られず、基板処理列でなくてもよい。すなわち、処理部5、6は、1または2以上の処理ユニットを備えるのみで、処理ユニットに基板Wを搬送する主搬送機構を備えていなくてもよい。
(17)上述した実施例1、2では、各処理ユニット8、9は、基本的に、基板Wを1枚ずつ処理する処理ユニット(いわゆる「枚葉式処理ユニット」)であったが、これに限られない。例えば、複数枚の基板Wを一括して処理する処理ユニット(いわゆる「バッチ式処理ユニット」)に変更してもよい。
(18)上述した実施例1、2では、処理部5、6は、同じ処理を行うものであったが、これに限られない。すなわち、処理部5、6が互いに異なる処理を行うように変更してもよい。また、この変更に応じて、各処理液供給系統15、16が供給する処理液の種類を適宜に変更してもよい。
(19)上述した実施例1、2では、処理部5、6は、基板Wにレジスト膜等を形成し、かつ、基板Wを現像する処理を行うものであったが、処理部5、6の処理内容はこれに限られない。例えば、処理部5、6の処理内容は、処理対象の基板Wに応じて種々の処理内容に変更することができる。
(20)上述した実施例1、2では、基板処理装置1は2つの処理部5、6を備えていたが、これに限られない。すなわち、3以上の処理部を備えるように変更してもよい。
(21)上述した各実施例および各変形実施例の各構成を適宜に組み合わせるように変更してもよい。
1、2 …基板処理装置
3 …インデクサ部(ID部)
5、6 …処理部(基板処理列)
7 …インターフェイス部(IF部)
8、9 …処理ユニット
11 …処理液供給装置
15、16 …処理液供給系統
18、71、72 …キャビネット
19、69 …隔壁
21、21a、21b …タンク(バッファタンク)
22 …配管
23、23a、23b …圧送部(三方弁)
24 …フィルタ(配管用機器)
25 …流量計(配管用機器、配管用電動機器)
26 …弁部材(配管用機器、配管用電動機器)
27 …脱気モジュール(配管用機器)
47、48、49 …扉(開閉機構)
52 …常時電源用配線
53、54 …漏液センサ
55、56 …系統用配線
57、58 …処理部用開閉器
62 …常時用直流電源部
65、66 …系統用直流電源部
S、S1、S2、S3 …設置スペース
、T …主搬送機構
W …基板

Claims (14)

  1. 複数の処理部に対して処理液を供給する処理液供給装置であって、
    各処理部に処理液を個別に供給するための複数の処理液供給系統を備え、
    各処理液供給系統は、それぞれ、
    処理液を貯留するタンクと、
    タンクに連通接続され、対応する処理部に向けて処理液を流す配管と、
    配管を通じて処理部へ処理液を圧送する圧送部と、
    配管の途中に設けられる配管用機器と、
    備え、
    異なる処理部に対応する配管用機器同士は、互いに異なる設置スペースに設置されており、
    各設置スペースは、互いに隔壁によって隔てられており、
    前記処理部のそれぞれは、処理ユニットと主搬送機構を含み、基板に一連の処理を行う基板処理列である
    処理液供給装置。
  2. 請求項1に記載の処理液供給装置において、
    各基板処理列は、処理の種類が異なる複数の処理ユニットを含む処理液供給装置。
  3. 請求項1または2に記載の処理液供給装置において、
    異なる処理部に対応する処理液供給系統同士は、互いに異なる設置スペースに設置されている処理液供給装置。
  4. 請求項2または3に記載の処理液供給装置において、
    同じ処理部に対応する配管用機器同士は、同じ設置スペースに設置されている処理液供給装置。
  5. 請求項2から4のいずれかに記載の処理液供給装置において、
    同じ処理部に対応する処理液供給系統同士は、同じ設置スペースに設置されている処理液供給装置。
  6. 請求項2から4のいずれかに記載の処理液供給装置において、
    各処理液供給系統は、互いに異なる設置スペースに設置されている処理液供給装置。
  7. 請求項2から6のいずれかに記載の処理液供給装置において、
    各設置スペースを個別に開放可能な複数の開閉機構を備えている処理液供給装置。
  8. 請求項2から7のいずれかに記載の処理液供給装置において、
    複数のキャビネットを備え、
    各設置スペースは、それぞれ異なるキャビネット内に形成されている処理液供給装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の処理液供給装置において、
    処理部によって区分される処理液供給系統のグループに対して電力を個別に供給するための複数の系統用配線を備えている処理液供給装置。
  10. 請求項9に記載の処理液供給装置において、
    配管用機器は、電力によって作動する配管用電動機器を有し、
    系統用配線は、対応する処理液供給系統内の配管用電動機器に対して電力を供給する処理液供給装置。
  11. 請求項9または10に記載の処理液供給装置において、
    各処理部は、個別に電源を投入・遮断可能に構成されており、
    処理部の電源が遮断されたときには、その処理部に対応する系統用配線は電力供給を停止する処理液供給装置。
  12. 請求項11に記載の処理液供給装置において、
    各処理部の電源は、複数の処理部用開閉器によって個別に投入・遮断され、
    各系統用配線は、各処理部用開閉器の二次側にそれぞれ電気的に接続されている処理液供給装置。
  13. 請求項9から12のいずれかに記載の処理液供給装置において、
    さらに、系統用配線とは別個に設けられ、各系統用配線による電源の投入・遮断に関わらず、電力を供給可能な常時電源用配線を備えている処理液供給装置。
  14. 請求項13に記載の処理液供給装置において、
    前記常時電源用配線によって供給される電力によって作動し、処理液の漏液を検出する漏液センサを備えている処理液供給装置。
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