JP6034083B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Description

実施例は洗濯機に関する。
衣類乾燥機には槽内に温風を供給することで槽内の衣類を乾かすものがある。
特開2009−240839号公報
上記衣類乾燥機の場合には槽内に衣類がオイルの付着状態で投入されることがある。この衣類が乾燥の終了後に槽内から取出されることなく槽内に放置された場合にはオイルが空気中の酸素と結合することで酸化熱が発生し、衣類が酸化熱で発火する虞がある。
本実施例の洗濯機は、外箱と、前記外箱内に収容され、衣類が投入される槽と、前記槽の外部に設けられ、入口および出口を有すると共に当該入口および当該出口のそれぞれが前記槽内に接続された循環通路と、前記槽内の空気を前記循環通路の入口から前記循環通路の出口を通して前記槽内に戻すように循環させるファンと、前記ファンを回転操作するファンモータと、前記循環通路内の空気を加熱することで前記槽内の衣類を乾かすための温風を生成する熱源と、前記循環通路に設けられ、外箱上部に通じ、温風を排出する排気口と、前記排気口を開放する開放状態および閉鎖する閉鎖状態相互間で移動可能にされたものであって、前記ファンモータの運転状態で開放状態とされることで前記循環通路内の空気を前記排気口から前記循環通路外に排出するダンパと、前記ダンパを開放状態および閉鎖状態相互間で移動操作する電気的な駆動源と、前記循環通路に設けられ、前記ファンモータの運転状態および前記ダンパの開放状態で前記循環通路内の空気が前記排気口から前記循環通路外に排出される場合に前記循環通路外の空気を前記循環通路内に吸引する吸気口と、前記ファンモータと前記熱源と前記駆動源のそれぞれを電気的に制御する制御手段と、衣類の温度を検出する衣類温度センサと、を備え、前記制御手段は、前記ファンモータおよび前記熱源のそれぞれを運転状態とすることで前記槽内の衣類に温風を供給する処理を含む乾燥処理を行うものであって、当該乾燥処理中に前記衣類温度センサで検出した衣類の温度に基づいて前記ダンパを開放状態とし、当該乾燥処理を終える場合に前記ダンパを閉鎖状態とするところに特徴を有する。
実施例1を示す図(洗濯機の内部構成を示す断面図) 電気的な構成を示す図 制御回路の標準コース処理を示す図 制御回路の乾燥処理を示す図 制御回路の高速槽回転処理を示す図 制御回路の低速槽回転処理を示す図 制御回路のダンパ開閉処理を示す図 制御回路のクールダウン処理を示す図 制御回路のソフトキープ処理を示す図
図1の外箱1は上面が開口する縦長な箱状をなすものであり、前板と後板と左側板と右側板と底板を有している。この外箱1の底板には複数の脚2が固定されている。これら複数の脚2のそれぞれは床面3に載置されるものであり、外箱1の底板は複数の脚2のそれぞれが床面3に載置されることで床面3から離間した状態に支持される。この外箱1の底板には貫通孔状の給気口4が形成されており、外箱1の内部は給気口4を介して外箱1の外部に通じている。この外箱1の上端部にはトップカバー5が固定されている。このトップカバー5は中央部に衣類の出入口を有する枠状をなすものであり、トップカバー5には外蓋が装着されている。この外蓋は使用者が閉鎖状態および開放状態相互間で操作することが可能なものであり、トップカバー5の出入口は外蓋の閉鎖状態で閉鎖されると共に外蓋の開放状態で開放される。
外箱1内には、図1に示すように、上下方向へ指向する円筒状の水槽6が収納されている。この水槽6は衣類を洗濯するための水を受けるものであり、底板を有している。この水槽6は上面が開口するものであり、水槽6の上端部には槽カバー7が固定されている。この槽カバー7は水平な円環状をなすものであり、円形状の開口部を有している。この槽カバー7には内蓋が装着されている。この内蓋は使用者が外蓋の開放状態で上からトップカバー5の出入口を通して閉鎖状態および開放状態相互間で操作することが可能なものであり、槽カバー7の開口部は内蓋の閉鎖状態で閉鎖されると共に内蓋の開放状態で開放される。
水槽6の底板には、図1に示すように、水槽6の外部に位置して洗濯モータ8が固定されている。この洗濯モータ8は速度制御可能なDCブラシレスモータからなるものであり、上下方向へ指向する鉛直な回転軸を有している。この洗濯モータ8の回転軸には水槽6内に位置して撹拌軸9が固定されている。この撹拌軸9は洗濯モータ8の回転軸に対して同心な円柱状をなすものであり、洗濯モータ8が運転された場合に洗濯モータ8の回転軸と一体的に回転する。この撹拌軸9にはパルセータ10が固定されている。このパルセータ10は水槽6内に収納されたものであり、洗濯モータ8が運転された場合に撹拌軸9と一体的に回転する。この洗濯モータ8は駆動源に相当し、パルセータ10は撹拌体に相当する。
撹拌軸9の外周面には、図1に示すように、槽軸11が挿入されている。この槽軸11は撹拌軸9に対して同心な円筒状をなすものであり、槽軸11には回転槽12が固定されている。この回転槽12は水槽6に対して同心な円筒状をなすものであり、下面が閉鎖され且つ上面が開放されている。この回転槽12は水槽6内に収納されたものであり、パルセータ10は回転槽12内の底部に収納されている。この回転槽12は外蓋および内蓋のそれぞれの開放状態で上から衣類が投入されるものであり、複数の貫通孔13を有している。これら複数の貫通孔13のそれぞれは水が通過可能なものであり、水は複数の貫通孔13のそれぞれを通して回転槽12内および水槽6内相互間で流通可能にされている。この回転槽12は槽に相当する。
洗濯モータ8内にはクラッチ機構が収納されている。このクラッチ機構はクラッチモータ14(図2参照)を駆動源とするものであり、クラッチモータ14が回転操作されることに応じて機械的な状態が洗いモードおよび脱水モード相互間で切換えられる。脱水モードは槽軸11を撹拌軸9に機械的に連結する状態であり、洗濯モータ8がクラッチ機構の脱水モードで運転された場合には回転槽12がパルセータ10と共に水槽6に対して回転する。洗いモードは槽軸11を撹拌軸9から機械的に遮断する状態であり、洗濯モータ8がクラッチ機構の洗いモードで運転された場合にはパルセータ10が回転槽12の静止状態で水槽6に対して回転する。
トップカバー5内には、図1に示すように、注水弁15が固定されている。この注水弁15は入口および出口を有するものであり、注水弁15の入口はホースを介して水道の蛇口に接続されている。この注水弁15は注水弁モータ16(図2参照)を駆動原とするものであり、注水弁モータ16が回転操作されることに応じて水道水が通過不能な閉鎖状態および通過可能な開放状態相互間で切換えられる。この注水弁15の出口はホース17を介して水槽6内に接続されており、注水弁15の開放状態では水道の蛇口から注水弁15およびホース17を通して水槽6内に水道水が注入される。
外箱1内には、図1に示すように、排水管18が収納されている。この排水管18は入口および出口を有するものであり、排水管18の入口は水槽6内に水槽6の最低部で接続され、排水管18の出口は外箱1の外部に突出している。この排水管18には排水弁19が介在されている。この排水弁19は水が通過不能な閉鎖状態および通過可能な開放状態相互間で切換えられるものであり、水槽6内には排水弁19の閉鎖状態で注水弁15が開放状態とされることで水道水が貯留され、水槽6内の水道水は排水弁19が開放状態とされることで排水管18を通して外箱1の外部に排出される。この排水弁19はクラッチ機構のクラッチモータ14に機械的に連結されたものであり、クラッチ機構の脱水モードで開放状態となり、クラッチ機構の洗いモードで閉鎖状態となる。
槽カバー7には、図1に示すように、上下方向へ指向する円筒状の後接続口20および前接続口21が固定されている。後接続口20は入口に相当するものであり、後接続口20には後ホース22の下端部が接続されている。前接続口21は出口に相当するものであり、前接続口21には前ホース23の下端部が接続されている。これら後ホース22および前ホース23のそれぞれは上下方向へ指向する蛇腹状をなすものであり、後ホース22の上端部にはフィルタケース24が接続されている。このフィルタケース24は中空状をなすものであり、フィルタケース24内にはフィルタが着脱可能に収納されている。このフィルタは空気が通過可能なものであり、空気が通過する場合にリント等の異物を捕捉する。
トップカバー5内には、図1に示すように、ファンケーシング25が固定されている。このファンケーシング25は入口および出口を有するものであり、ファンケーシング25の入口はフィルタケース24に接続されている。このファンケーシング25内にはファン26が収納されている。このファン26は軸方向から空気を吸引して径方向へ吐出するものであり、上下方向へ指向する軸を中心に回転可能にされている。このファン26はファンモータ27(図2参照)の回転軸に連結されている。このファンモータ27は運転状態とされることでファン26を一方向へ一定速度で回転操作するものであり、ファン26が一方向へ回転操作された場合には水槽6内の空気が後ホース22からフィルタケース24を通してファンケーシング25内に吸引される。
トップカバー5内には、図1に示すように、ダクト28が固定されている。このダクト28は前後方向へ指向する筒状をなすものであり、ダクト28の後端部はファンケーシング25の出口に接続されている。このダクト28の前端部は前ホース23の上端部に接続されており、ファンモータ27の運転状態では水槽6内の空気がファンケーシング25からダクト28および前ホース23のそれぞれを通して水槽6内に戻される。即ち、後接続口20と前接続口21と後ホース22と前ホース23とファンケーシング25とダクト28は水槽6内の空気を水槽6の外部を通して水槽6内に戻す循環通路29を構成するものである。
ダクト28には、図1示すように、上下方向へ指向する円筒状の排気口30が固定されている。この排気口30はダクト28の前後方向の途中に配置されたものであり、排気口30の下端部はダクト28内に接続され、排気口30の上端部はトップカバー5を貫通して外箱1の外部に通じている。
ダクト28内には、図1に示すように、板状のダンパ31が収納されている。このダンパ31は左右方向へ指向する水平な軸32を中心に回転可能にされたものであり、ダンパ31の軸32はダンパモータ33(図2参照)の回転軸に連結されている。このダンパモータ33はトップカバー5内に循環通路29の外部に位置して固定されたものであり、ダンパ31を開放状態および閉鎖状態相互間で軸32を中心に回転操作する。このダンパモータ33は駆動源に相当する。
図1の実線はダンパ31を開放状態で示すものである。このダンパ31は開放状態で前から後に向けて下降傾斜することで排気口30を開放するものであり、ダンパ31の開放状態でファンモータ27が運転状態とされた場合にはダクト28内を後から前へ流れる空気の一部がダンパ31に沿って排気口30から外箱1の外部に排出される。図1の二点鎖線はダンパ31を閉鎖状態で示すものである。このダンパ31は閉鎖状態で水平となることで排気口30を閉鎖するものであり、ダンパ31の閉鎖状態でファンモータ27が運転状態とされた場合にはダクト28内の空気が排気口30から排出されない。
フィルタケース24には、図1に示すように、吸気口34が固定されている。この吸気口34は前後方向へ指向する円筒状をなすものであり、ファンモータ27の運転状態およびダンパ31の開放状態では外箱1の外部の外気が外箱1の給気口4からフィルタケース24の吸気口34を通してフィルタケース24内に圧力差で吸引される。この外気はフィルタケース24からファンケーシング25を通してダクト28内に進入し、ダクト28内に進入した外気の一部は排気口30から外箱1の外部に排出され、ダクト28内に進入した外気のうち一部を除く残りは排気口30から排出されることなく水槽6内に進入する。この吸気口34は内周面の直径寸法および軸方向の長さ寸法のそれぞれが排気口30と同一に設定されたものであり、ファンモータ27の運転状態およびダンパ31の開放状態で排気口30から排出される空気と同一量の外気を吸引する。
ダクト28内には、図1に示すように、ヒータ35が固定されている。このヒータ35は排気口30に比べてファンモータ27が運転状態とされた場合の空気の流れの下流側に配置されたものであり、ファンモータ27およびヒータ35のそれぞれの運転状態ではヒータ35に空気が供給されることでヒータ35が空気を加熱し、加熱空気が衣類を乾かすための乾燥風として水槽6内に注入される。このヒータ35は熱源に相当する。
図2の水位センサ36は水槽6内の水位の高さに応じた大きさの圧力を受ける圧力センサからなるものであり、圧力を受けた場合に圧力の大きさに応じた水位信号を出力する。温風温度センサ37は槽カバー7の前接続口23内に固定されたものであり、循環通路29から水槽6内に注入される乾燥風の温度に応じた温風温度信号を出力する。衣類温度センサ38は水槽6内に固定されたものであり、回転槽12内の衣類の温度に応じた衣類温度信号を出力する。蓋スイッチ39は外蓋が閉鎖状態とされている場合に電気的なオフ状態となるものであり、外蓋が閉鎖状態とされていない場合に電気的なオン状態となる。速度センサ40はホールICからなるものであり、洗濯モータ8の回転速度に応じた速度信号を出力する。
図2の制御回路41はCPUとROMとRAMを有するものであり、制御手段に相当する。この制御回路41は水位センサ36からの水位信号に応じて水槽6内の水位の高さを検出するものであり、温風温度センサ37からの温風温度信号に応じて乾燥風の温度を検出する。この制御回路41は衣類温度センサ38からの衣類温度信号に応じて回転槽12内の衣類の温度を検出するものであり、蓋スイッチ39の電気的な状態に応じて外蓋が閉鎖状態にされているか否かを判断し、速度センサ40からの速度信号に応じて洗濯モータ8の回転速度を検出する。
図2のスタートスイッチ42および運転コーススイッチ43のそれぞれは使用者が操作可能にトップカバー5に固定されたものであり、制御回路41はスタートスイッチ42および運転コーススイッチ43のそれぞれの電気的な状態を検出する。この制御回路41のROMには標準コースを含む複数の運転コースが予め記録されており、制御回路41は運転コーススイッチ43の電気的な状態の検出結果に応じてROMの複数の運転コースのうちから1つを選択し、スタートスイッチ42の電気的な状態の検出結果に応じて運転コースの選択結果を開始する。
図2のモータ回路44は洗濯モータ8に駆動電源を供給するものであり、制御回路41はモータ回路44を電気的に制御することで洗濯モータ8を正方向および逆方向のそれぞれへ目標速度で回転操作する。モータ回路45はクラッチモータ14に駆動電源を供給するものであり、制御回路41はモータ回路45を電気的に制御することでクラッチ機構を洗いモードおよび脱水モード相互間で切換えると共に排水弁19をクラッチ機構に連動して閉鎖状態および開放状態相互間で切換える。モータ回路46は注水弁モータ16に駆動電源を供給するものであり、制御回路41はモータ回路46を電気的に制御することで注水弁15を閉鎖状態および給水状態相互間で切換える。
図2のモータ回路47はファンモータ27に駆動電源を供給するものであり、制御回路41はモータ回路47を電気的に制御することでファンモータ27を回転操作する。モータ回路48はダンパモータ33に駆動電源を供給するものであり、制御回路41はモータ回路48を電気的に制御することでダンパ31を閉鎖状態および開放状態相互間で操作する。ヒータ回路49はヒータ35に駆動電源を供給するものであり、制御回路41はヒータ回路49を電気的に制御することでヒータ35をオンオフ操作する。ブザー回路50はブザー51に駆動電源を供給するものであり、制御回路41はブザー回路50を電気的に制御することでブザー51を鳴動操作する。
図3の標準コース処理は制御回路41のCPUが運転コーススイッチ43の操作内容に応じて複数の運転コースのうちから標準コースを選択した場合に設定するものであり、制御回路41のCPUは標準コースの選択状態でスタートスイッチ42が操作されたと判断した場合に標準コース処理を起動し、標準コース処理を起動した場合にはステップS1の重量測定処理とステップS2の洗い処理とステップS3の脱水処理とステップS4のすすぎ処理とステップS5の最終脱水処理とステップS6の乾燥処理とステップS7のソフトキープ処理のそれぞれへ順に移行する。
[1]重量測定処理
図3のステップS1の重量測定処理は洗濯モータ8をROMに予め記録された重量測定パターンで回転操作するものであり、クラッチ機構の洗いモードで行われる。この重量測定処理では注水弁15と排水弁19とダンパ31のそれぞれが閉鎖状態とされており、制御回路41のCPUは洗濯モータ8の回転操作を開始したことを基準に一定時間が経過した場合に速度センサ40からの速度信号に応じて洗濯モータ8の回転速度を検出する。この制御回路41のCPUは洗濯モータ8の回転速度を検出した場合に洗濯モータ8を回転停止状態とし、洗濯モータ8を回転停止状態とした場合に回転速度の検出結果に応じて回転槽12内の衣類の重量を演算する。この重量は回転速度の検出結果が遅くなることに応じて重く演算されるものであり、制御回路41のCPUは重量を演算した場合には重量の演算結果に応じて目標水位と洗い時間と脱水時間とすすぎ時間と最終脱水時間のそれぞれを設定する。目標水位は重量の演算結果が重くなることに応じて高く設定されるものであり、洗い時間と脱水時間とすすぎ時間と最終脱水時間のそれぞれは重量の演算結果が重くなることに応じて長く設定される。
[2]洗い処理
図3のステップS2の洗い処理はクラッチ機構の洗いモードで注水弁15を開放状態とすることで水槽6内に目標水位の設定結果の水道水を貯留し、水槽6内に目標水位の設定結果の水道水を貯留した場合に洗濯モータ8をROMに予め記録された洗いパターンで回転操作するものであり、ダンパ31の閉鎖状態で行われる。この洗い処理は回転槽12内の衣類をパルセータ10で撹拌しながら洗剤分を含有する水道水で洗うものであり、制御回路41のCPUは洗い処理で洗濯モータ8の回転操作を開始したことを基準に洗い時間の設定結果が経過した場合に洗濯モータ8を回転停止状態とする。
[3]脱水処理
図3のステップS3の脱水処理はクラッチ機構を脱水モードとすることで水槽6内から水道水を排出し、水槽6内から水道水を排出した場合に洗濯モータ8をROMに予め記録された脱水パターンで回転操作するものであり、ダンパ31の閉鎖状態で行われる。この脱水処理は回転槽12内の衣類から水分を遠心力で放出するものであり、制御回路41のCPUは脱水処理で洗濯モータ8の回転操作を開始したことを基準に脱水時間の設定結果が経過した場合に洗濯モータ8を回転停止状態とする。
[4]すすぎ処理
図3のステップS4のすすぎ処理はクラッチ機構の洗いモードで注水弁15を開放状態とすることで水槽6内に目標水位の設定結果の水道水を貯留し、水槽6内に目標水位の設定結果の水道水を貯留した場合に洗濯モータ8をROMに予め記録されたすすぎパターンで回転操作するものであり、ダンパ31の閉鎖状態で行われる。このすすぎ処理は回転槽12内の衣類をパルセータ10で撹拌しながら洗剤分を含有しない水道水ですすぐものであり、制御回路41のCPUはすすぎ処理で洗濯モータ8の回転操作を開始したことを基準にすすぎ時間の設定結果が経過した場合に洗濯モータ8を回転停止状態とする。
[5]最終脱水処理
図3のステップS5の最終脱水処理はクラッチ機構を脱水モードとすることで水槽6内から水道水を排出し、水槽6内から水道水を排出した場合に洗濯モータ8をROMに予め記録された最終脱水パターンで回転操作するものであり、ダンパ31の閉鎖状態で行われる。この最終脱水処理は回転槽12内の衣類から水分を遠心力で放出するものであり、制御回路41のCPUは最終脱水処理で洗濯モータ8の回転操作を開始したことを基準に最終脱水時間の設定結果が経過した場合に洗濯モータ8を回転停止状態とする。
[6]乾燥処理
図4はステップS6の乾燥処理であり、制御回路41のCPUはステップS11でダンパ31を開放状態とし、ステップS12でファンモータ27を運転開始する。このファンモータ27は一方向へ一定速度で回転操作されるものであり、ファンモータ27の運転状態では循環通路29内の空気の一部が排気口30から排出され、循環通路29内の空気の一部が排気口30から排出されることで外箱1の外部の空気が吸気口34から循環通路29内に吸引される。
CPUはステップS12でファンモータ27を運転開始すると、ステップS13の重量測定処理へ移行する。このステップS13の重量測定処理はステップS1の重量測定処理と同一のプロセスで回転槽12内の衣類の重量を演算するものであり、CPUは重量を演算した場合には重量の演算結果に応じて運転時間1と運転時間2(>運転時間1)と運転時間3(>運転時間2)のそれぞれを設定する。これら運転時間1〜3のそれぞれは重量の演算結果が重い程に長く設定されるものであり、CPUは運転時間1〜3のそれぞれを設定した場合にはステップS13の重量測定処理を終え、ステップS13の重量測定処理を終えた場合にはステップS14の高速槽回転処理とステップS15の低速槽回転処理とステップS16のクールダウン処理のそれぞれへ順に移行する。
[6−1]高速槽回転処理
図5はステップS14の高速槽回転処理であり、CPUはステップS21でRAMのタイマT0の値に(0)を設定し、ステップS22でRAMのタイマT1の値に(0)を設定する。これらタイマT0およびT1のそれぞれの値はタイマ割込み処理で更新されるものである。このタイマ割込み処理は一定時間が経過する毎に起動するものであり、CPUはタイマ割込み処理が起動する毎にタイマT0およびT1のそれぞれの値に一定値を加算することで時間を計測する。
CPUはステップS22でタイマT1の値を設定すると、ステップS23でクラッチ機構を脱水モードに設定し、ステップS24で洗濯モータ8の槽高速運転を開始する。この槽高速運転は洗濯モータ8を一方向へ高速度で回転操作することで回転槽12内の衣類から水分を遠心力で放出するものであり、CPUはステップS24で洗濯モータ8の槽高速運転を開始した場合にはステップS25へ移行する。
CPUはステップS25へ移行すると、タイマT0の値の加算結果が運転停止時間1の設定結果に到達しているか否かを判断する。ここでタイマT0の値の加算結果が運転停止時間1の設定結果に到達していると判断した場合にはステップS32へ移行し、タイマT0の値の加算結果が運転停止時間1の設定結果に到達していないと判断した場合にはステップS26へ移行する。
CPUはステップS26へ移行すると、タイマT1の値の加算結果が槽高速運転停止時間(<運転停止時間1)に到達しているか否かを判断する。ここでタイマT1の値の加算結果が槽高速運転停止時間に到達していないと判断した場合にはステップS25に復帰し、タイマT1の値の加算結果が槽高速運転停止時間に到達していると判断した場合にはステップS27でタイマT1の値に(0)を設定する。
CPUはステップS27でタイマT1の値を設定すると、ステップS28でクラッチ機構を洗いモードに設定し、ステップS29で洗濯モータ8のほぐし撹拌運転を開始する。このほぐし撹拌運転は洗濯モータ8の正転と回転停止と逆転と回転停止を循環的に繰返すことで回転槽12内の衣類をパルセータ10でほぐすものであり、CPUはステップS29で洗濯モータ8のほぐし撹拌運転を開始した場合にはステップS30へ移行する。
CPUはステップS30へ移行すると、タイマT1の値の加算結果がほぐし撹拌運転停止時間(<運転停止時間1)に到達しているか否かを判断する。ここでタイマT1の値の加算結果がほぐし撹拌運転停止時間に到達していると判断した場合にはステップS22に復帰し、タイマT1の値の加算結果がほぐし撹拌運転停止時間に到達していないと判断した場合にはステップS31へ移行する。
CPUはステップS31へ移行すると、タイマT0の値の加算結果が運転停止時間1の設定結果に到達しているか否かを判断する。ここでタイマT0の値の加算結果が運転停止時間1の設定結果に到達していないと判断した場合にはステップS30に復帰し、タイマT0の値の加算結果が運転停止時間1の設定結果に到達していると判断した場合にはステップS32へ移行する。
CPUはステップS32へ移行すると、洗濯モータ8を回転停止状態とすることで高速槽回転処理を終えてステップS15の低速槽回転処理へ移行する。即ち、高速槽回転処理はタイマT0の値の加算結果が運転停止時間1の設定結果に到達するまで洗濯モータ8の槽高速運転およびほぐし撹拌運転を交互に行うものであり、高速槽回転処理中にはファンモータ27が一方向へ一定速度で回転操作され、ダンパ31が開放状態とされ、ヒータ35が運転停止状態とされる。
[6−2]低速槽回転処理
図6はステップS15の低速槽回転処理であり、CPUはステップS41でダンパ31を閉鎖状態とする。そして、ステップS42でヒータ35を運転開始し、ステップS43でタイマT1の値に(0)を設定する。このヒータ35は温風温度センサ37からの温風温度信号が回転槽12内の衣類を熱で乾かすための一定値となるようにオンオフ制御されるものであり、ステップS42でヒータ35が運転開始された場合には循環通路29内の空気が排気口30から排出されずに循環通路29外の空気が吸気口34から吸引されずに水槽6内の空気が循環通路29に沿って循環する。このダンパ31の閉鎖状態では回転槽12内の衣類が一定温度および一定流量の乾燥風で加熱されることで水槽6内の温度が時間の経過に応じて上昇する。
CPUはステップS43でタイマT1の値を設定すると、ステップS44でクラッチ機構を脱水モードに設定し、ステップS45で洗濯モータ8の槽低速運転を開始する。この槽低速運転は洗濯モータ8を一方向へ脱水処理に比べて低い低速度で回転操作することで回転槽12内の衣類に対する乾燥風の供給箇所を円周方向へ変化させるものであり、CPUはステップS45で洗濯モータ8の槽低速運転を開始した場合にはステップS46へ移行する。
CPUはステップS46へ移行すると、タイマT0の値の加算結果が運転停止時間2の設定結果に到達しているか否かを判断する。ここでタイマT0の値の加算結果が運転停止時間2の設定結果に到達していると判断した場合にはステップS55へ移行し、タイマT0の値の加算結果が運転停止時間2の設定結果に到達していないと判断した場合にはステップS47へ移行する。
CPUはステップS47へ移行すると、タイマT1の値の加算結果が槽低速運転停止時間(<運転停止時間2)に到達しているか否かを判断する。ここでタイマT1の値の加算結果が槽低速運転停止時間に到達していないと判断した場合にはステップS48のダンパ開閉処理を経てステップS46に復帰し、タイマT1の値の加算結果が槽低速運転停止時間に到達していると判断した場合にはステップS49でタイマT1の値に(0)を設定する。
CPUはステップS49でタイマT1の値を設定すると、ステップS50でクラッチ機構を洗いモードに設定し、ステップS51で洗濯モータ8のほぐし撹拌運転を開始する。このほぐし撹拌運転は洗濯モータ8の正転と回転停止と逆転と回転停止を循環的に繰返すことで回転槽12内の衣類をパルセータ10でほぐすものであり、CPUはステップS51で洗濯モータ8のほぐし撹拌運転を開始した場合にはステップS52へ移行する。
CPUはステップS52へ移行すると、タイマT1の値の加算結果がほぐし撹拌運転停止時間(<運転停止時間2)に到達しているか否かを判断する。ここでタイマT1の値の加算結果がほぐし撹拌運転停止時間に到達していると判断した場合にはステップS43に復帰し、タイマT1の値の加算結果がほぐし撹拌運転停止時間に到達していないと判断した場合にはステップS53へ移行する。
CPUはステップS53へ移行すると、タイマT0の値の加算結果が運転停止時間2の設定結果に到達しているか否かを判断する。ここでタイマT0の値の加算結果が運転停止時間2の設定結果に到達していると判断した場合にはステップS55へ移行し、タイマT0の値の加算結果が運転停止時間2の設定結果に到達していないと判断した場合にはステップS54のダンパ開閉処理を経てステップS52に復帰する。
CPUはステップS55へ移行すると、洗濯モータ8を回転停止状態とすることで低速槽回転処理を終えてステップS16のクールダウン処理へ移行する。即ち、低速槽回転処理はタイマT0の値の加算結果が運転停止時間2の設定結果に到達するまで洗濯モータ8の槽低速運転およびほぐし撹拌運転を交互に行うものであり、低速槽回転処理中にはファンモータ27が一方向へ一定速度で回転操作されることで回転槽12内の衣類に一定流量の乾燥風が供給され、ヒータ35が温風温度センサ37からの温度信号に応じてオンオフ制御されることで乾燥風の温度が一定化される。
図7はステップS48およびS54のそれぞれのダンパ開閉処理であり、CPUはステップS61で衣類温度センサ38からの衣類温度信号を検出し、ステップS62で衣類温度信号の検出結果をダンパ開放温度(40°C)と比較する。ここで衣類温度信号の検出結果がダンパ開放温度に比べて低いと判断した場合にはステップS64へ移行し、衣類温度信号の検出結果がダンパ開放温度以上であると判断した場合にはステップS63でダンパ31を開放状態とする。このダンパ31が閉鎖状態から開放状態に切換えられた場合には循環通路29内の高湿度な乾燥風が排気口30から排出され、排気口30から乾燥風が排出されることで吸気口34から相対的に低温度で低湿度な外気が循環通路29内に吸引される。
CPUはステップS64へ移行すると、タイマT0の値の加算結果がダンパ閉鎖時間に到達しているか否かを判断する。ここでタイマT0の値の加算結果がダンパ閉鎖時間に到達していると判断した場合にはステップS63でダンパ31を開放状態とし、タイマT0の値の加算結果がダンパ閉鎖時間に到達していないと判断した場合にはステップS65でダンパ31を閉鎖状態とする。このダンパ閉鎖時間は(運転停止時間1の設定結果+30分)に設定されるものであり、ステップS13では運転停止時間2および運転停止時間3のそれぞれが重量の検出結果に拘わらずダンパ閉鎖時間に比べて長く設定される。
低速槽回転処理はダンパ31の閉鎖状態で開始されるものであり、低速槽回転処理中には回転槽12内の衣類に一定流量で一定温度の乾燥風が供給される。この低速槽回転処理が開始された場合にはタイマT0の値が加算されることに応じて衣類温度センサ38からの衣類温度信号が高くなり、タイマT0の値がダンパ閉鎖時間に到達する前には衣類温度信号がダンパ開放温度に収束するようにダンパ31が開放状態および閉鎖状態相互間で切換えられ、衣類の乾燥が時間の経過に応じて進行する。この衣類の乾燥が進行することに応じて衣類温度センサ38からの衣類温度信号の単位時間当りの上昇率が高くなり、衣類温度信号の単位時間当りの上昇率が高くなることに応じてダンパ31が閉鎖状態とされる時間が短くなる。タイマT0の値がダンパ閉鎖時間に到達した後には衣類温度センサ38からの衣類温度信号がダンパ開放温度以上であるか否かに拘わらずダンパ31の開放状態で回転槽12内の衣類に一定流量で一定温度の乾燥風が供給され、衣類の乾燥が時間の経過に応じて進行する。
[6−3]クールダウン処理
図8はステップS16のクールダウン処理であり、CPUはステップS71でダンパ31を開放状態とする。そして、ステップS72でヒータ35を運転停止状態とし、ステップS73でタイマT1の値に(0)を設定する。このヒータ35が運転停止状態とされた場合にはファンモータ27から回転槽12内の衣類に常温度の乾燥風が供給されることで衣類が冷却される。この常温度の乾燥風を冷却風と称する。
CPUはステップS73でタイマT1の値を設定すると、ステップS74でクラッチ機構を脱水モードに設定する。そして、ステップS75で洗濯モータ8の槽低速運転を開始することで回転槽12内の衣類に対する冷却風の供給箇所を円周方向へ変化させ、ステップS76でタイマT0の値の加算結果が運転停止時間3の設定結果に到達しているか否かを判断する。ここでタイマT0の値の加算結果が運転停止時間3の設定結果に到達していると判断した場合にはステップS83へ移行し、タイマT0の値の加算結果が運転停止時間3の設定結果に到達していないと判断した場合にはステップS77へ移行する。
CPUはステップS77へ移行すると、タイマT1の値の加算結果が槽低速運転停止時間に到達しているか否かを判断する。ここでタイマT1の値の加算結果が槽低速運転停止時間に到達していないと判断した場合にはステップS76に復帰し、タイマT1の値の加算結果が槽低速運転停止時間に到達していると判断した場合にはステップS78でタイマT1の値に(0)を設定する。
CPUはステップS78でタイマT1の値を設定すると、ステップS79でクラッチ機構を洗いモードに設定する。そして、ステップS80で洗濯モータ8のほぐし撹拌運転を開始することで回転槽12内の衣類をパルセータ10でほぐし、ステップS81でタイマT1の値の加算結果がほぐし撹拌運転停止時間に到達しているか否かを判断する。ここでタイマT1の値の加算結果がほぐし撹拌運転停止時間に到達していると判断した場合にはステップS73に復帰し、タイマT1の値の加算結果がほぐし撹拌運転停止時間に到達していないと判断した場合にはステップS82へ移行する。
CPUはステップS82へ移行すると、タイマT0の値の加算結果が運転停止時間3の設定結果に到達しているか否かを判断する。ここでタイマT0の値の加算結果が運転停止時間3の設定結果に到達していると判断した場合にはステップS83へ移行し、タイマT0の値の加算結果が運転停止時間3の設定結果に到達していないと判断した場合にはステップS81に復帰する。
CPUはステップS83へ移行すると、洗濯モータ8を回転停止状態とする。そして、ステップS84でファンモータ27を運転停止状態とし、ステップS85でブザー51を一定時間だけ駆動することで乾燥終了を使用者に報知する。次にステップS86でダンパ31を閉鎖状態とし、クールダウン処理を終える。即ち、クールダウン処理はタイマT0の値の加算結果が運転停止時間3の設定結果に到達するまで洗濯モータ8の槽低速運転およびほぐし撹拌運転を交互に行うものであり、クールダウン処理中にはダンパ31が開放状態とされる。このクールダウン処理中にはヒータ35の運転停止状態でファンモータ27が一方向へ一定速度で回転操作されることで回転槽12内の衣類に一定流量の冷却風が供給され、衣類が冷却風で冷却される。このクールダウン処理は乾燥処理の最終の処理であり、ダンパ31は乾燥処理が終了する場合に閉鎖状態とされる。
[7]ソフトキープ処理
図9はステップS7のソフトキープ処理であり、CPUはステップS91でタイマT0の値を(0)に設定し、ステップS92でクラッチ機構を洗いモードに設定する。そして、ステップS93で洗濯モータ8のほぐし撹拌運転を開始し、ステップS94で蓋スイッチ39がオン状態にあるか否かを判断する。ここで蓋スイッチ39がオン状態にあると判断した場合にはステップS96で洗濯モータ8を運転停止状態とすることでソフトキープ処理を終え、蓋スイッチ39がオフ状態にあると判断した場合にはステップS95へ移行する。
CPUはステップS95へ移行すると、タイマT0の値の加算結果がソフトキープ停止時間に到達しているか否かを判断する。ここでタイマT0の値の加算結果がソフトキープ停止時間に到達していないと判断した場合にはステップS94に復帰し、タイマT0の値の加算結果がソフトキープ停止時間に到達していると判断した場合にはステップS96で洗濯モータ8を運転停止状態とすることでソフトキープ処理を終える。
ソフトキープ処理はパルセータ10の正転と回転停止と逆転と回転停止を循環的に繰返すことで回転槽12内の衣類をほぐし、回転槽12内の衣類をほぐすことで衣類に皺が付き難くするものである。このソフトキープ処理はファンモータ27およびヒータ35のそれぞれの運転停止状態で行われるものであり、ソフトキープ処理中にはダンパ31が閉鎖状態にされる。このソフトキープ処理は使用者がソフトキープ停止時間の経過前に外蓋を閉鎖状態から開放状態に操作することで回転槽12内の衣類を外箱1外に取出そうとした場合にステップS94で蓋スイッチ39のオン状態が検出されることで停止するものであり、使用者が外蓋を閉鎖状態から開放状態に操作する前にソフトキープ停止時間が経過した場合にはステップS95でソフトキープ停止時間の経過が検出されることで停止する。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
乾燥処理を終える場合にダンパ31を閉鎖状態とした。このため、乾燥処理を終えた後のソフトキープ処理中には循環通路29内に対する外気の進入口が吸気口34だけとなるので、ダンパ31の開放状態で乾燥処理を終える場合に比べてソフトキープ処理中に回転槽12内に進入する外気の量が減る。従って、オイルが洗い処理およびすすぎ処理で衣類から除去されることなく衣類に残った場合に当該衣類がソフトキープ処理の終了後に回転槽12内に放置されることがあるものの当該衣類で酸化熱が発生し難くなるので、当該衣類が酸化熱で発火することが防止される。
乾燥処理を終えるためにファンモータ27を運転停止状態とする場合にダンパ31を閉鎖状態とした。このため、ソフトキープ処理がファンモータ27の運転停止状態で行われるので、ソフトキープ処理中にファンモータ27を運転状態とする場合に比べて回転槽12内に進入する外気の量が減る。従って、ソフトキープ処理の終了後に衣類がオイルの付着状態で回転槽12内に放置されることがあるものの当該衣類で酸化熱が発生し難くなるので、当該衣類が酸化熱で発火することが防止される。
ソフトキープ処理中にパルセータ10を時間的に間欠的に回転操作することで回転槽12内の衣類を撹拌した。このため、衣類で酸化熱が発生した場合にソフトキープ処理中に当該衣類が移動することで当該酸化熱が一箇所に留まってしまうことがなくなるので、当該衣類が酸化熱で発火することが防止される。
上記実施例1においては、ダンパ31を開閉する駆動源として電磁ソレノイドを使用しても良い。
上記実施例1においては、高速槽回転処理と低速槽回転処理とクールダウン処理のそれぞれでダンパ31を継続的に開放状態としても良い。この場合にはクールダウン処理を終える場合にダンパ31を閉鎖状態とする。
上記実施例1においては、ドラム内の衣類を水中に落下させることで叩き洗いするドラム式洗濯機または洗濯機能を持たない衣類乾燥機に本発明を適用しても良い。
本発明は上記実施例のみに限定されるものでなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。上記実施例は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施例はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置換、変更を行うことができる。これらの変形例は発明の範囲や要旨に含まれると共に特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
8は洗濯モータ(駆動源)、10はパルセータ(撹拌体)、12は回転槽(槽)、20は後接続口(入口)、21は前接続口(出口)、26はファン、27はファンモータ、29は循環通路、30は排気口、31はダンパ、33はダンパモータ(駆動源)、34は吸気口、35はヒータ(熱源)、41は制御回路(制御手段)である。

Claims (4)

  1. 外箱と、
    前記外箱内に収容され、衣類が投入される槽と、
    前記槽の外部に設けられ、入口および出口を有すると共に当該入口および当該出口のそれぞれが前記槽内に接続された循環通路と、
    前記槽内の空気を前記循環通路の入口から前記循環通路の出口を通して前記槽内に戻すように循環させるファンと、
    前記ファンを回転操作するファンモータと、
    前記循環通路内の空気を加熱することで前記槽内の衣類を乾かすための温風を生成する熱源と、
    前記循環通路に設けられ、前記外箱上部に通じ、温風を排出する排気口と、
    前記排気口を開放する開放状態および閉鎖する閉鎖状態相互間で移動可能にされたものであって、前記ファンモータの運転状態で開放状態とされることで前記循環通路内の空気を前記排気口から前記循環通路外に排出するダンパと、
    前記ダンパを開放状態および閉鎖状態相互間で移動操作する電気的な駆動源と、
    前記循環通路に設けられ、前記ファンモータの運転状態および前記ダンパの開放状態で前記循環通路内の空気が前記排気口から前記循環通路外に排出される場合に前記循環通路外の空気を前記循環通路内に吸引する吸気口と、
    前記ファンモータと前記熱源と前記駆動源のそれぞれを電気的に制御する制御手段と、
    衣類の温度を検出する衣類温度センサと、を備え、
    前記制御手段は、
    前記ファンモータおよび前記熱源のそれぞれを運転状態とすることで前記槽内の衣類に温風を供給する処理を含む乾燥処理を行うものであって、当該乾燥処理中に前記衣類温度センサで検出した衣類の温度に基づいて前記ダンパを開放状態とし、当該乾燥処理を終える場合に前記ダンパを閉鎖状態とすることを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 外箱と、
    前記外箱内に収容され、衣類が投入される槽と、
    前記槽の外部に設けられ、入口および出口を有すると共に当該入口および当該出口のそれぞれが前記槽内に接続された循環通路と、
    前記槽内の空気を前記循環通路の入口から前記循環通路の出口を通して前記槽内に戻すように循環させるファンと、
    前記ファンを回転操作するファンモータと、
    前記循環通路内の空気を加熱することで前記槽内の衣類を乾かすための温風を生成する熱源と、
    前記循環通路に設けられ、前記外箱上部に通じ、温風を排出する排気口と、
    前記循環通路の内外への空気の流れを制御するダンパと、
    前記ダンパを開放状態および閉鎖状態相互間で移動操作する電気的な駆動源と、
    前記循環通路に設けられ、前記循環通路外の空気を前記循環通路内に吸引する吸気口と、
    前記ファンモータと前記熱源と前記駆動源のそれぞれを電気的に制御する制御手段と、
    衣類の温度を検出する衣類温度センサと、を備え、
    前記制御手段は、
    前記ファンモータおよび前記熱源のそれぞれを運転状態とすることで前記槽内の衣類に温風を供給する処理を含む乾燥処理を行うものであって、当該乾燥処理中に前記衣類温度センサで検出した衣類の温度に基づいて前記ダンパを開放状態とし、当該乾燥処理を終える場合に前記ダンパを閉鎖状態とすることを特徴とする衣類乾燥機。
  3. 前記制御手段は、
    前記ファンモータおよび前記熱源のそれぞれを運転停止状態とすることで前記乾燥処理を終えるものであって、前記乾燥処理を終えるために前記ファンモータを運転停止状態とする場合に前記ダンパを閉鎖状態とすることを特徴とする請求項1または2に記載の衣類乾燥機。
  4. 前記槽内の衣類を撹拌する撹拌体と、
    前記撹拌体を操作する電気的な駆動源を備え、
    前記制御手段は、
    前記乾燥処理を終えた場合に前記ファンモータおよび前記熱源のそれぞれの運転停止状態で前記撹拌体の駆動源を駆動することで前記槽内の衣類を撹拌する撹拌処理を開始するものであって、当該撹拌処理中に前記ダンパを閉鎖状態とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の衣類乾燥機。
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