JP6029327B2 - 化粧品容器及びコンパクトケース - Google Patents
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Description
この容器本体は、底部及び底部の周縁から立設される側壁部からなり、蓋体を容器本体の後端側に枢着部を介して開閉可能に取り付け、容器本体と前端側の係合部を介して蓋体を係合し、側壁部と蓋体との間(容器本体と蓋体との接合面)に、Oリングやガスケット等の環状の気密部材を配設し、内部を気密状態に保持できるようにしている(例えば、特許文献1〜2参照。)。
そして、この化粧品容器は、化粧品を使用する場合、化粧品収納容器体の蓋体を開ける際に、化粧品収納容器体を蓋体と共に容器本体に対して揺動させることで通気路の開口部を弁部材から離間させ、通気路を開放するようにして化粧品収納容器体内を外部と連通することで化粧品収納容器体内への空気の流入を許容し、蓋体を開ける際に容器内部が負圧にならず、蓋体をスムーズに開けることができる。
そして、空気導通孔の開口部を開放することで外部の空気が空気導通孔を通って化粧品容器内に流入し、蓋体を軽い力で開けることができる。
また、容器本体の側壁部に貫通孔を形成し、この貫通孔にバルブを装着するようにすることで、容器本体の底部に特別な加工を施す必要がなく、化粧品容器の厚みを薄くすることができる。
このコンパクトケース5に収納されている化粧品容器1は、容器本体2と、容器本体2に枢着された蓋体3と、容器本体2と蓋体3との接合面を気密状態にする気密部材Sとを備え、空気導通孔40を有し、蓋体3を閉じた状態で、かつ、空気導通孔40の開口部40aが閉鎖されることによって化粧品容器1内と外部との空気の流通を遮断し、空気導通孔40の開口部40aが開放されることによって化粧品容器1内と外部との空気の流通を許容する弾性材料からなるバルブ4を、容器本体2の側壁部20に形成した貫通孔21に装着するようにしている。
そして、蓋体3の内面側から溝部20aに対向するように垂設した環状突条部30が、蓋体3を閉じた状態のとき、気密部材Sに当接して容器本体2と蓋体3との接合面を気密状態に保持するようにしている。
また、容器本体2と蓋体3とは、それぞれの枢着部2A、3Aの孔部を一致させこの孔部に枢軸を嵌入することで容器本体2に対して蓋体3が揺動自在となるように構成されている。なお、容器本体2と蓋体3との枢着構造は、凹凸状の嵌合構造とすることもできる。
バルブ本体41は、胴部42側に環状シール部44を突出して形成するとともに、この環状シール部44よりも内側で胴部42よりも外側に空気導通孔40を形成し、バルブ本体41の胴部42の反対側の面を、空気導通孔40の開口部40aが形成される空気導通孔40の開口面となるようにしている。
また、空気導通孔40を、図4(b1)〜図4(b2)に示すように、バルブ本体41、胴部42及び係合片43を貫通するようにバルブ4の略中心に形成することもでき、この場合、後述する貫通孔21に凸状部25を形成する必要はない。
さらに、図4(c1)〜図4(c2)に示すように、空気導通孔40を、バルブ本体41の略中心の表面から、胴部42の長手方向に対して直交する方向に貫通した孔部に到達するように構成することもできる。
大径孔部24と孔部23との環状段差部分には、図3(d)に示すように、バルブ4の環状の係合片43の内側が当接する複数(本実施例においては、4箇所)の凸状部25を形成し、凸状部25間に形成される凹状溝26を通して空気が流通するようにしている。
第1収納部61は、バルブ4の空気導通孔40が露出するように、枢着部60側で側壁部を一部切り欠くようにしている。
また、収納ケース本体6の前部に形成した係合部63が、ケース蓋7の前部に形成した係合部73と係合し、閉じた状態のケース蓋7を固定するようにしている。
そして、枢着部70の近傍部分70Aの内側の面がケース蓋7を閉じたときに、バルブ4のバルブ本体41に当接し、バルブ本体41に形成した空気導通孔40の開口部40aを閉鎖するようにしている。
このとき、ケース蓋7の枢着部70の近傍部分70A(具体的には、近傍部分70Aの内側の面)が、バルブ4のバルブ本体41の表面である空気導通孔40の開口面に当接し、バルブ4の弾発力が枢着部70の近傍部分70Aにかかることでバルブ本体41に形成した空気導通孔40の開口部40aが閉鎖されることとなり、化粧品容器1内の気密状態が保持され、化粧品容器1内に外部の空気が流入することがないから、化粧品が乾燥したり劣化したりすることがない。
また、バルブ4の弾発力によってケース蓋7は開放する方向に付勢されるから、収納ケース本体6の前部に形成した係合部63と、ケース蓋7の前部に形成した係合部73との係合を解除することで、ケース蓋7は開放方向に揺動し、容易にケース蓋7を開放することができる。
この化粧品容器1は、容器本体2と、容器本体2に枢着された蓋体3と、容器本体2と蓋体3との接合面を気密状態にする気密部材Sとを備え、空気導通孔40を有し、蓋体3を閉じた状態で、かつ、空気導通孔40の開口部40aが閉鎖されることによって化粧品容器1内と外部との空気の流通を遮断し、空気導通孔40の開口部40aが開放されることによって化粧品容器1内と外部との空気の流通を許容する弾性材料からなるバルブ4を、容器本体2の側壁部20に形成した貫通孔21に装着し、蓋体3を閉じた状態のとき、蓋体3がバルブ4の空気導通孔40の開口面に当接することによって空気導通孔40の開口部40aを閉鎖するようにするとともに、蓋体3を開けるとき、蓋体3のバルブ4への当接状態が解除されることによってバルブ4の空気導通孔40の開口部40aを開放するようにしている。
そして、蓋体3の内面側から溝部20aに対向するように垂設した環状突条部30が、蓋体を閉じた状態のとき、気密部材Sに当接して容器本体2と蓋体3との接合面を気密状態に保持するようにしている。
また、容器本体2と蓋体3とは、それぞれの枢着部2A、3Aの孔部を一致させこの孔部に枢軸を嵌入することで容器本体2に対して蓋体3が揺動自在となるように構成されている。
また、蓋体3の内面側には、必要に応じて鏡Mを配設するようにしている。
そして、空気導通孔40の開口部40aが形成される空気導通孔40の開口面(バルブ本体41の表面)と当接する蓋体3の当接箇所は、蓋体3の係合爪32を形成した延設部31の内面側となるようにしている。
そして、延設部31は、蓋体3を閉じた状態で、後述する押圧部材8内に入り込み、中央の下部の内側の面がバルブ4の空気導通孔40の開口面に当接することによって空気導通孔40の開口部40aを閉鎖するようにしている。
そして、この押圧部材8には、押圧部材8を側壁部20側に押し込んだときに、貫通孔21の両脇に上面が傾斜するように突出して形成した突出部28の傾斜した上面に下面側が、段差面33に上面側が当接する屈曲部80が形成されている。
そして、押圧部材8を側壁部20側に押し込むことで厚肉部分の下面が突出部28の傾斜する上面に当接し薄肉部分が屈曲して、厚肉部分の上面が延設部31の段差面33を押圧し、延設部31の係合爪32を、側壁部20の係合爪27との係合状態を解除する方向に押し上げるとともに、押圧部材8の下端に形成される摺動部81の先端81aが、弾性材料からなるバルブ4のバルブ本体41を押圧して空気導通孔40の開口部40aが下側に向かって開放されるように弾性変形させ、外部の空気が空気導通孔40を通って化粧品容器1内に流入することで容器本体2と蓋体3との接合面の気密状態を解除して、係合爪32と係合爪27との係合状態が解除されている蓋体3を軽い力で開けることができるようにしている。
2 容器本体
20 側壁部
21 貫通孔
3 蓋体
4 バルブ
40 空気導通孔
40a 開口部
5 コンパクトケース
6 収納ケース本体
60 枢着部
7 ケース蓋
70 枢着部
S 気密部材
Claims (3)
- 容器本体と、該容器本体に枢着された蓋体と、容器本体と蓋体との接合面を気密状態にする気密部材とを備えた化粧品容器と、該化粧品容器を内部に収納した収納ケース本体と、該収納ケース本体に枢着されたケース蓋とを備えたコンパクトケースにおいて、空気導通孔を有し、前記蓋体を閉じた状態で、かつ、前記空気導通孔の開口部が閉鎖されることによって化粧品容器内と外部との空気の流通を遮断し、前記空気導通孔の開口部が開放されることによって化粧品容器内と外部との空気の流通を許容する弾性材料からなるバルブを、前記容器本体の側壁部に形成した貫通孔に装着し、前記ケース蓋を閉じた状態のとき、前記ケース蓋が前記バルブの空気導通孔の開口面に当接することによって前記空気導通孔の開口部を閉鎖するようにするとともに、前記ケース蓋を開けた状態のとき、前記当接状態が解除されることによって前記バルブの空気導通孔の開口部を開放するようにしたことを特徴とするコンパクトケース。
- 前記ケース蓋の収納ケース本体との枢着部の近傍部分が、前記バルブの空気導通孔の開口面に当接するようにするとともに、前記空気導通孔の開口部を閉鎖した状態のとき、バルブの弾発力がケース蓋にかかるようにしたことを特徴とする請求項1記載のコンパクトケース。
- 容器本体と、該容器本体に枢着された蓋体と、容器本体と蓋体との接合面を気密状態にする気密部材とを備えた化粧品容器において、空気導通孔を有し、前記蓋体を閉じた状態で、かつ、前記空気導通孔の開口部が閉鎖されることによって化粧品容器内と外部との空気の流通を遮断し、前記空気導通孔の開口部が開放されることによって化粧品容器内と外部との空気の流通を許容する弾性材料からなるバルブを、前記容器本体の側壁部に形成した貫通孔に装着し、前記蓋体を閉じた状態のとき、蓋体が前記バルブの空気導通孔の開口面に当接することによって前記空気導通孔の開口部を閉鎖するようにするとともに、前記蓋体を開けるとき、前記当接状態が解除されることによって前記バルブの空気導通孔の開口部を開放するようにしたことを特徴とする化粧品容器。
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