JP2015051781A - 飲料用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作のみで飲み口部材から液体飲料が吹き出す不都合がなく、液体飲料が外部に漏れることを防止すると共に吸引時の内圧減少を解除できる飲料用容器の栓体を提供する。
【解決手段】蓋体7の回動端に内向きに内係止片47を設けると共に、この内係止片47が係脱する内係止部64をボタン部材42に設け、ボタン部材42を押動し、蓋体の7閉状態を解除され、通気孔33が外気と開放された後、内係止片47と内係止部64が係止することで蓋体7が一時停止状態となり、その後ボタン部材41の押動を解除すると、蓋体7の一時停止状態が解除され、ボタン部材42は元の位置に戻り該ボタン部材42が通気孔33を閉塞すると共に、垂直壁72によるストローユニット19の密封が解除される。
【選択図】図2

Description

本発明は、飲料用容器に関する。
従来、この種の飲料用容器の栓体して、以下のものなどが公知である。
飲料用容器の栓体(例えば特許文献1)では、通気孔を蓋で上下方向に閉塞しており、蓋はロック構造により閉状態に保持される。
しかし、この飲料用容器の栓体は、ロック部材(ロックボタン)を操作して蓋閉状態を解除すると、ストロー(飲み口部)の閉塞解除と通気孔の閉塞解除がほぼ同時に行われるため、通気孔とストローの両方から内圧が開放されてしまい、このためストローから液体飲料が吹き出す恐れがある。また、蓋開時は通気孔が開放しているため、転倒した際などに通気孔から液体飲料が漏れ出す可能性がある。
次に、ストロー付飲料容器(例えば特許文献2)では、ロック部材にて通気孔を解放した後に蓋体(ストローキャップ)が開きストローで液体飲料を吸引するが、蓋体を閉める際、蓋体を閉めた後にロック部材を操作する必要があり、操作が煩わしい。また、ロック部材を操作して通気孔を開いた状態では容器が倒れた際などに通気孔から外部に液体飲料が漏れだす可能性がある。
さらに、前記ストロー付飲料容器では、ストローキャップを閉めた状態(ストロー閉塞状態)で栓体を閉め、振動などによりストロー内の一部に液体飲料が滞留してしまった場合、内圧上昇による吹き出しはロック部材の操作により防ぐことはできるが、ストローが開放した際のストロー内部への液面上昇によりストロー内に滞留した液体飲料が吹き出す恐れがある。
次に、ストロー付き飲料容器(例えば特許文献3)では、ロック部材を操作するとロック部材が弁体に外力を加え、この外力により弁体に設けられたスリットが変形して内圧を開放し、その後に蓋体(ストローキャップ)が開くと共にロック部材が所定の位置に戻り弁体が復元することで内圧解除とスリット(通気孔)からの外部への液体飲料の漏れ出しを防止している。前記スリットは極薄でなければ漏れる恐れがあるため、高精度の加工が求められる。また、スリットを閉塞状態に維持する機構がないため、落下等の衝撃により液体飲料が漏れる恐れもある。
次に、飲料容器(例えば特許文献4)では、ヒンジ内部に通気孔を開閉する回動基部を設け、蓋体の回動動作と共に回動基部がヒンジ内部で回動して内圧を開放する機構であるが、回動時の磨耗により回動基部が磨耗する恐れがあり、耐久性に疑問が残る。また、蓋体開状態では通気孔が閉塞された状態であり、この状態でストローを吸引すると減圧状態となり吸引し続けることができなくなる。さらに、ヒンジ内部に回動基部を設けるためヒンジが大きくなり、コンパクト化を阻害する副次的な弊害もある。
次に、飲料容器(例えば特許文献5)では、蓋(フード部材)のスライド操作により通気孔を開閉する構造であるが、蓋の操作が複雑で、操作距離も長いため操作が煩わしい。また、スライド操作により通気孔を閉塞するが、スライド時の磨耗により閉塞部材が磨耗する恐れがあり、耐久性に疑問が残る。さらに、蓋開状態では通気孔が閉塞された状態であり、この状態でストローを吸引すると減圧状態となり吸引し続けることができなくなる。
次に、飲料容器(例えば特許文献6)では、蓋(蓋板)のスライド操作により通気孔を開閉する構造であるが、蓋の操作距離が長いため操作が煩わしい。また、スライド操作により通気孔を閉塞するが、スライド時の磨耗により閉塞部材が磨耗する恐れがあり、耐久性に疑問が残る。
次に、飲料容器用キャップ(例えば特許文献7)では、蓋体のスライド操作により通気孔を開閉する構造であるが、蓋体の操作が複雑で、操作距離も長いため操作が煩わしい。また、スライド操作により通気孔を閉塞するが、スライド時の磨耗により閉塞部材が磨耗する恐れがあり、耐久性に疑問が残る。さらに、蓋体開状態では通気孔が閉塞された状態であり、この状態でストローを吸引すると減圧状態となり吸引し続けることができなくなる。
特許第4524681号公報 特許第4610777号公報 特開2011−057250号公報 特許第4518595号公報 特許第4688488号公報 特許第5088785号公報 特開2007−176537号公報
解決しようとする課題は、簡単な操作のみで飲み口部材から液体飲料が吹き出す不都合がなく、液体飲料が外部に漏れることを防止すると共に吸引時の内圧減少を解除できる飲料用容器の栓体を提供することである。
請求項1の飲料用容器の栓体は、上部が開口した飲料用容器本体と、該飲料用容器本体の上部開口部に被着される栓体と、該栓体の一端にヒンジ軸支され、回動自在に開閉する蓋体と、前記栓体の他端で蓋体を閉状態に保持するロック機構と、前記栓体に設けられた飲み口部材と、前記栓体に設けられ飲料用容器本体と外気とを連通する連通部とを備えた飲料用容器の栓体において、前記ロック機構は、前記蓋体の回動端に外向きに設けられた係合片と、前記栓体の他端に前記蓋体を軸支するヒンジ軸と略平行なボタンヒンジ軸で揺動自在に取り付けられ上部に前記係合片と係合する係合部を有するボタン部材と、該ボタン部材を前記係合片との係合方向に付勢する付勢手段とを備え、
前記飲み口部材は弾性材料から成り、前記係合片と前記係合部が係合する蓋体閉状態において、前記蓋体の内面に設けられた壁部により屈曲状態で閉塞されることで密封され、該飲み口部材の弾性により前記蓋体を開方向に付勢しており、更に前記連通部が前記ボタン部材により閉塞されているもので、前記ボタン部材を押動することで前記蓋体閉状態が解除され、前記連通部が外気と開放されることを特徴とする。
請求項2の飲料用容器の栓体は、前記蓋体の回動端に内向きに内係止片を設けると共に、この内係止片が係脱する内係止部を前記ボタン部材に設け、前記ボタン部材を押動し、前記蓋体の閉状態を解除され、前記連通部が外気と開放された後、前記内係止片と前記内係止部が係止することで前記蓋体が一時停止状態となり、その後前記ボタン部材の押動を解除すると、前記蓋体の一時停止状態が解除され、前記ボタン部材は元の位置に戻り該ボタン部材が前記連通部を閉塞すると共に、前記壁部による前記飲み口部材の密封が解除されることを特徴とする。
請求項3の飲料用容器の栓体は、前記連通部が前記飲み口部材と一体になったことを特徴とする。
請求項4の飲料用容器の栓体は、前記栓体と前記飲料用容器の止水に使われる栓体シール部材が前記連通部と一体になったことを特徴とする。
請求項5の飲料用容器の栓体は、前記栓体には、弁用連通部が設けられ、該弁用連通部には弁が設けられていることを特徴とする。
請求項1の構成によれば、ボタン部材の係合部と蓋体の係合片が係合する蓋体閉状態では飲み口部材が屈曲状態で閉塞され、弾性材料から成る飲み口部材が屈曲状態となることで蓋体を開方向に付勢し、ボタン部材を押動することで蓋体閉状態をなす係合が解除されると同時に、連通部が開放通気されるので蓋体を開放する一連の動作でこれらの内圧開放がなされるため、操作が簡便である。
また、ボタン部材は付勢手段により連通部を閉塞する方向に付勢されているので、堅牢な止水性が得られる。
請求項2の構成によれば、蓋体閉状態では連通部はボタン部材により閉塞されており、ボタン部材を押動することで蓋体閉状態をなす係合が解除され、飲み口部材により付勢された蓋体が開方向に回動するが、その後ボタン部材の内係止部と蓋体の内係止片が係止し、蓋体が所定位置で一時停止し、この蓋体一時停止状態においては飲み口部材が閉塞された状態で連通部が開放通気されるが、ボタン部材の押動操作を解除して蓋体を開状態すると再度ボタン部材が連通部を閉塞するため、転倒などにより連通部から外部に液体飲料が漏れることを防止できる。
また、飲み口部材の閉塞が解除された時点で連通部が閉塞されるため、飲み口部材内部への液面上昇が抑えられ、飲み口部材内部に滞留した液体飲料が吹き出すことも防止できる。
また、請求項3の構成によれば、連通部を飲み口部材と一体化させることで部品数を削減することが出来る。
また、請求項4の構成によれば、連通部をシール部材と一体化させることで部品数を削減することが出来る。
また、請求項5の構成によれば、栓体に弁用連通部を設け、該弁用連通部に弁を設けることで、液体飲料を吸引して容器内部が減圧となった場合にも弁が作動して減圧を解除するため、さらに簡便に液体飲料を吸引し続けることができる。
本発明の実施例1を示す蓋体閉状態の断面図である。 同上、蓋体一時停止状態の断面図である。 同上、蓋体開状態の断面図である。 同上、ロック機構周りの拡大断面図である。 同上、全体斜視図である。 同上、分解斜視図である。 同上、栓体の斜視図である。 同上、栓体を下側から見た斜視図である。 本発明の実施例2を示す栓体の斜視図である。 同上、栓体と弁の分解斜視図である。 同上、栓体を下側から見た斜視図である。 同上、栓体の断面図である。 本発明の実施例3を示すストローユニットの斜視図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図8において、1は全体として本発明による携帯用飲料容器を示し、金属製又は合成樹脂製の容器本体2と、当該容器本体2の上部開口部たる容器開口3に被着される合成樹脂製の栓体4とを備え、当該栓体4の天部5の一端側に設けられたヒンジ軸6を介してコップ状の蓋体7が開閉自在に設けられ、当該ヒンジ軸6の対向側に設けたロック機構8によって蓋体7を閉状態で保持し得るようになされている(図1)。
前記栓体4は、容器本体2の上部開口部を覆う天部5を設けた逆有底筒状に形成された栓体本体11を有し、この栓体本体11の内周面に形成された雌螺子部12によって容器本体2の上部外周面に設けた筒状の雄螺子部13に螺着し得るようになされている。
栓体本体11には、天部5の裏面ほぼ中央位置に位置決め用凹部15と飲み口部材用孔16とからなる飲み口部材取付部17が形成されており、この飲み口部材取付部17に例えばシリコンゴムやエラストマー樹脂等の弾性部材で形成されたチューブ状の飲み口部18を備えたストローユニット19が当該飲み口部18の先端を僅かに栓体4の他端側に傾斜させた状態で装着し得るようになされている。
飲み口部材たるストローユニット19は、飲み口部18の左右側部側に突出するように形成された平板状の位置決め部20を有するとともに、当該飲み口部18の根元に形成した拡幅部21に着脱自在に嵌め込まれる筒状の筒部材22とから構成されており、当該位置決め部20の形状が位置決め用凹部15の形状とほぼ同じに形成されている。
飲み口部材取付部17は、ストローユニット19の位置決め部20が位置決め用凹部15に嵌め込まれることにより、飲み口部18が飲み口部材用孔16に嵌合し、当該飲み口部18によって飲み口部材用孔16を閉塞し得るようになされている。かくして使用者はストローユニット19のみを介して容器本体2内の飲料を吸引して飲むことができる。
かかる構成に加えて、栓体本体11には、天部5の下面に環状溝5Aが形成され、当該環状溝5Aと同一形状からなり、かつ環状溝5Aの幅寸法より僅かに幅寸法が小さく形成された環状の閉塞部材25が当該環状溝5Aに着脱自在に嵌め込まれている。そして、栓体本体11の天部5には、ロック機構8側に孔部26が穿設され、この孔部26に円筒状の筒状突起部27が着脱可能に圧入固定され、この例では筒状突起部27は閉塞部材25に一体に設けられている。尚、閉塞部材本体28が栓体4と飲料用容器本体1との間を止水する。
前記閉塞部材25は、例えばシリコンゴムやエラストマー樹脂等の弾性部材によって環状に形成され、適度な硬さを備えつつ外部から力が与えられると、僅かに変形し得るようになされている。この閉塞部材25は、薄肉の円環状に形成された閉塞部材本体28を有し、この閉塞部材本体28の側面部全周に切り欠き部29が設けられている。
前記切り欠き部29は、図8に示すように、閉塞部材25が栓体本体11の裏面に設けられ、栓体本体11が容器本体2の容器開口3に装着されると、当該容器開口3の頂部が当接し、これにより切り欠いた内部空間が潰れて容器開口3を確実に閉塞し得るようになされている。
そして、この実施の形態の場合、切り欠き部29は、根元部分に断面楕円形状の内部空間を有していることにより、外周面側に比してこの内部空間が容易に潰れ易くなっており、かくして容器本体2を確実に閉塞し得るようになされている。
また、これに加えて、閉塞部材本体28は、その内周面の所定位置に中心部へ向けて湾曲状に膨出することにより一面及び他面の表面積が大きく形成された膨出部31が設けられ、この膨出部31の一面に垂直状に突出するように設けられ、かつ通気機能を備えた前記筒状突起部27が一体成形されている。
実際上、筒状突起部27は、閉塞部材本体28が栓体本体11の裏面に装着されたとき、当該栓体本体11における天部5の孔部26に押入され、その弾性力によって当該孔部26を閉塞し得るように構成されている。また、筒状突起部27は、天部5の孔部26に押入されたときに先端が当該天部5の外表面から突出し得るように、所定高さに選定されている。
また、筒状突起部27は、軸方向に沿って一端から他端まで貫通した連通部たる通気孔33が中心部に設けられているとともに、側面部の所定高さ位置に鍔状に突出した脱落防止リブ34が周設されている。これにより脱落防止リブ34は、筒状突起部27が天部5の孔部26に押入されたとき、当該天部5の外表面に当たり、筒状突起部27の先端側から加わる外力により、当該筒状突起部27が孔部26から抜けることを防止し得るようになされている。
この場合、脱落防止リブ34の突起の形状をリング状に形成したことにより、天部5の外表面に脱落防止リブ34の当たる領域が増え、一段と筒状突起部27が天部5の孔部26から脱落し難くさせ得る。
また、閉塞部材本体28の内周面には、所定位置に中心部へ向けて円形状に膨出することにより、内周面から所定位置まで突出した位置決め用及び摘み用のタブ37が設けられ、栓体本体11における裏面の環状溝5Aに形成された位置決め切り欠き部5Bから当該タブ37が突出するように嵌め込まれることにより位置決めされ、栓体本体11の裏面に対して閉塞部材25を正確に、かつ容易に装着し得るようになされている。
前記ロック機構8のロックボタン41は、合成樹脂製からなる表面部たるボタン本体42を備え、このボタン本体42は上下方向に長く形成されている。また、ボタン本体42の上部裏面に、前記蓋体7の蓋側係合片43に係合して該蓋体7を閉状態に保持するボタン係合部44が内向きに突設されている。また、蓋側係合片43の下面には外側から内側に向って低くなる傾斜案内面43Aが設けられていると共に、この傾斜案内面43Aに係合する傾斜案内面44Aが前記ボタン係合部44に設けられ、この傾斜案内面44Aは前記ボタン係合部44の上面に外側から内側に向って低くなるように傾斜して形成されている。
尚、蓋体7の反ヒンジ軸側には、正面視が逆U字形の覆い部45を設け、この覆い部45内に左右方向の内壁部46を設け、この内壁部46の下端前側に前記蓋側係合片43が外向きに突設されている。また、前記内壁部46の後側に内係止片47が内向きに突設され、この内係止片47は前記蓋側係合片43より高い位置にある。
さらに、前記ボタン係合部44の位置より下方で、ボタン本体42の上部裏面の左右に腕部51,51が内向きに突設され、これら左右の腕部51,51に横方向の軸孔51A,51Aを穿設し、これら軸孔51A,51Aに回転中心となるボタンヒンジ軸52が挿通される。
前記ボタン本体42の裏面には、円柱状の取付部53が内向きに突設され、この取付部53は前記軸孔51Aの位置より下方で左右方向略中央に設けられており、その取付部53に付勢手段たる圧縮コイルスプリング54の基端側が取り付けられている。この取付部53に対応して前記栓体4の栓体本体11の外面に取付部55を突設し、ロックボタン41を栓体本体11に取り付けた状態で、取付部53,55間の前記コイルスプリング54の弾性復元力により、ボタン係合部44が常時蓋体7をロックする方向に常時付勢されている。尚、図3では、前記ボタン係合部44が前記ロックする方向は右方向である。
前記栓体本体11の反ヒンジ軸側には、前記ロック機構8の装着部56が設けられている。この装着部56は左右の縦壁部57,57の間において、前記栓体本体11の外面に前記取付部55が設けられている。そして、装着部56は左右の縦壁部57,57の下部を湾曲した下壁部58により連結されることで正面視が略U字形をなし、左右の縦壁部57,57には装着孔57A,57Aを設け、これら装着孔57A,57Aに前記ボタンヒンジ軸52を装着することにより、前記ボタンヒンジ軸52を中心に前記ロックボタン41が栓体4に回動自在に取り付けられる。
また、前記ボタン本体42の裏面には後方(内方)に向って横板部61を一体に突設し、この横板部61は前記ロック時に略水平であり、前記ボタンヒンジ軸52とボタン係合部44の間に位置する。そして、前記横板部61の内側下面には前記筒状突起部27の位置に対応して突出部(以下、これを閉塞用突出部と呼ぶ)62が形成されており、これによりボタン係合部44が蓋側係合片43に係止して蓋体7を閉状態としたときに、閉塞用突出部62の先端を前記筒状突起部27の先端に押し付けるようになされている。このとき筒状突起部27は、その弾性力によって僅かに潰れることにより閉塞用突出部62と密着し、これにより通気孔33が閉塞用突出部62によって確実に閉塞され得るようになされている。
かかる構成に加えて、この実施の形態の場合、当接部としての閉塞用突出部62の先端62Aは湾曲状に形成され、筒状突起部27の先端には、閉塞用突出部62の先端の形状に対応させて湾曲状の凹部63が形成されている。この場合、前記先端62A及び凹部63は円柱面状に湾曲しているが、球面状に湾曲していてもよい。
従って、筒状突起部27及び閉塞用突出部62は、蓋体7の閉状態時、筒状突起部27の凹部63に閉塞用突出部62の先端が位置決めされる。
このとき筒状突起部27は、その弾性力によって僅かに潰れることにより閉塞用突出部62と密着し、これにより通気孔33が閉塞用突出部62によって確実に閉塞され得るようになされている。
さらに、横板部61の上面には、前記内係止片47に係止する内係止部64が斜め前向きに突設され、図1に示すようにボタン係合部44が蓋側係合片43に係止した係止状態から、ロックボタン41の下部を押圧し、ロックボタン41が傾動して前記係止状態を解除され、蓋体7が開成方向に回動すると、前記内係止部64の先端側下面が前記内係止片47に係止する。尚、内係止部64の先端は上方に向って斜め外向きに形成されている。
前記蓋体7には、ストッパ71が突設され、このストッパ71は前記閉塞用突出部62より外側で前記横板部61の下方に位置している。そして、図1に示すように、蓋側係合片43にボタン係合部44が係止した状態では、横板部61はストッパ71には当接せず、閉塞用突出部62が筒状突起部27の凹部63に圧接し、通気孔33が確実に閉塞され、一方、蓋体7を開成した状態で、栓体4から閉塞部材25と共に筒状突起部27を取り外した場合に、横板部61の下面がストッパ71が当接し、ロックボタン41が位置決めされる。
また、前記蓋体7の裏面には壁部たる垂直壁72が下向きに突設されると共に、この垂直壁72に対応して、前記天部5には凸状湾曲面73が形成され、蓋側係合片43にボタン係合部44が係止した状態で、蓋体7は、垂直壁72により飲み口部18を2箇所で折り曲げてS字状にすることにより、蓋体7の内部空間に飲み口部18を収納し得るとともに、飲み口部18の連通路を潰して当該飲み口部18から飲料が漏れ出ることを防止し得るようになされている。尚、1箇所の折り曲げ箇所では、飲み口部18は垂直壁72の下端と凸状湾曲面73とに挟まれる。また、弾性部材からなる飲み口部18が折り曲げられることにより、蓋体7を開く方向にその飲み口部18の弾性復元力が働く。
また、図4に示すように、ボタン係合部44が蓋側係合片43に係止した係止状態で、内係止部64の先端64Sと内係止片47は、上下方向及び内外方向に間隔K1,K2を有する。従って、図3に示すように、開蓋状態から蓋体7を閉める方向に回動すると、内係止部64が内係止片47に接触することなく、内係止部64の先端64Sが内係止片47の位置を通過するとほぼ同時に、ボタン係合部44の傾斜案内面44Aに蓋側係合片43の傾斜案内面43Aが当たり、傾斜案内面44Aと傾斜案内面43Aの係合により、ボタン係合部44が外側に向うようにロックボタン41が回動し、この後、コイルスプリング54の弾性復元力によりロックボタン41がロック位置に回動し、蓋側係合片43にボタン係合部44が係止し、蓋体7がロックされる。
一方、図1の蓋体7のロック状態から、蓋体7を開くために、ロックボタン41の下部を押圧すると、図2に示すように、ロックボタン41が回転して蓋側係合片43からボタン係合部44が外れ、ロックが解除され、そのロックボタン41の回転により内係止部64が回転し、飲み口部18の弾性復元力により蓋体7が開き、蓋体7の内係止片47が内係止部64に係止し、蓋体7の回動が一時停止する。このようにロックボタン41を押してロックボタン41が回動することにより、筒状突起部27から閉塞用突出部62が離れ、通気孔33が開いて容器本体2の内圧を開放し、容器本体2と外部とを同圧にすることができる。
これらの動作は連続して短時間に行われ、即ち、ロックボタン41の下を押圧するというワンアクションにより行われ、押圧を解除すると、コイルスプリング54の付勢により、閉塞用突出部62に筒状突起部27が圧接し、再び通気孔33が閉塞される。図2のように、蓋体7が僅かに開き、内圧が開放された後、蓋体7が全開し、図3のように飲み口部18の連通路が開放されるため、内圧により飲み口部18から内部の飲料が漏れることがない。尚、図2の一時停止状態では、飲み口部18の連通路は閉塞した状態に維持されている。
以上の構成において、携帯用飲料容器1では、栓体本体11の天部5を貫通して天部5の外表面から突出する筒状突起部27を設け、この筒状突起部27に容器本体2内を外気と連通させる通気孔33を設けると共に、ロックボタン41に一体に設けた閉塞用突出部62により筒状突起部27の通気孔33を閉塞し、ロックボタン41をコイルスプリング54によりロック方向に付勢している。
従って、携帯用飲料容器1では、閉塞用突出部62を筒状突起部27に確実に押し付けることができるので、ロック機構8により蓋体7を閉状態に保持したとき、コイルスプリング54により付勢された閉塞用突出部62により通気孔33を確実に閉塞し続けることができ、かくして容器本体2を倒してしまっても当該容器本体2内から飲料が漏れ出ることを従来よりも防止できる。
また、携帯用飲料容器1では、容器本体2を閉塞するために弾力性を備えた閉塞部材25に通気機能を備えた筒状突起部27を一体成形したことにより、当該筒状突起部27にも軟質な弾力性を与えることができ、かくして蓋体7を閉状態にして閉塞用突出部62を押し付けた際に弾性力により僅かに圧縮させ、閉塞用突出部62により通気孔33を確実に閉塞できる。
これに加えて筒状突起部27に脱落防止リブ34を設けたことにより、蓋体7を閉状態にしたときに生じる閉塞用突出部62からの押し付け力によって筒状突起部27が孔部26から抜け落ちることを防止し、確実に閉塞用突出部62を筒状突起部27に押し付けることができる。
また、携帯用飲料容器1では、閉塞部材25に内周面から突出したタブ37を設けたことにより、使用者が容器本体2等を洗浄するために各部を分解する際、タブ37を摘ませることにより栓体4から閉塞部材25を容易に取り外させることができる。
また、栓体本体11は、裏面にタブ37を環状溝5Aの位置決め切り欠き部5Bに嵌め込みさえすれば、栓体本体11の裏面に取り付ける面を裏表間違わずに、かつ最適な位置に閉塞部材25を容易に装着させることができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、上部が開口した飲料用容器本体1と、該飲料用容器本体1の上部開口部たる容器開口3に被着される栓体4と、該栓体4の一端にヒンジ軸支され、回動自在に開閉する蓋体7と、栓体4の他端で蓋体7を閉状態に保持するロック機構8と、栓体4に設けられた飲み口部材たるストローユニット19と、栓体4に設けられ飲料用容器本体1と外気とを連通する連通部たる通気孔33とを備えた飲料用容器において、ロック機構8は、蓋体7の回動端に外向きに設けられた係合片たる蓋側係合片43と、栓体4の他端に蓋体7を軸支するヒンジ軸6と略平行なボタンヒンジ軸52で揺動自在に取り付けられ上部に蓋側係合片43と係合する係合部たるボタン係合部44を有するボタン部材42と、該ボタン部材42を前記蓋側係合片43との係合方向に付勢する付勢手段たるコイルスプリング54とを備え、ストローユニット19は弾性材料から成り、蓋側係合片43とボタン係合部44が係合する蓋体閉状態において、蓋体7の内面に設けられた壁部たる垂直壁72により屈曲状態で閉塞されることで密封され、該ストローユニット19の弾性により蓋体7を開方向に付勢しており、更に通気孔33がボタン部材42により閉塞されているもので、ボタン部材42を押動することで蓋体閉状態が解除され、通気孔33が外気と開放されるから、ボタン部材42のボタン係合部44と蓋体7の蓋側係合片43が係合する蓋体閉状態ではストローユニット19が屈曲状態で閉塞され、弾性材料から成るストローユニット19が屈曲状態となることで蓋体7を開方向に付勢し、ボタン部材42を押動することで蓋体閉状態をなす係合が解除されると同時に、通気孔33が開放通気されるので蓋体7を開放する一連の動作でこれらの内圧開放がなされるため、操作が簡便である。
また、ボタン部材42はコイルスプリング54により通気孔33を閉塞する方向に付勢されているので、堅牢な止水性が得られる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、蓋体7の回動端に内向きに内係止片47を設けると共に、この内係止片47が係脱する内係止部64をボタン部材42に設け、ボタン部材42を押動し、蓋体7の閉状態を解除され、連通部たる通気孔33が外気と開放された後、内係止片47と内係止部64が係止することで蓋体7が一時停止状態となり、その後ボタン本体42の押動を解除すると、蓋体7の一時停止状態が解除され、ボタン部材42は元の位置に戻り該ボタン部材42が通気孔33を閉塞すると共に、壁部たる垂直壁72によるストローユニット19の密封が解除されるから、蓋体閉状態では通気孔33はボタン部材42により閉塞されており、ボタン部材42を押動することで蓋体閉状態をなす係合が解除され、ストローユニット19により付勢された蓋体7が開方向に回動するが、その後ボタン部材42の内係止片47と蓋体7の内係止部64が係止し、蓋体7が所定位置で一時停止し、この蓋体一時停止状態においてはストローユニット19が閉塞された状態で通気孔33が開放通気されるが、ボタン部材42の押動操作を解除して蓋体7を開状態すると再度ボタン部材42が通気孔33を閉塞するため、転倒などにより通気孔33から外部に液体飲料が漏れることを防止できる。
また、ストローユニット19の閉塞が解除された時点で通気孔33が閉塞されるため、ストローユニット19内部への液面上昇が抑えられ、ストローユニット19の内部に滞留した液体飲料が吹き出すことも防止できる。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、栓体4と飲料用容器1の止水に使われる栓体シール部材たる閉塞部材本体28が連通部たる通気孔33と一体になったから、通気孔33を閉塞部材本体28と一体化させることで部品数を削減することが出来る。
また、実施例上の効果として、蓋体7の回動端に内向きに内係止片47を設けると共に、この内係止片47が係脱する内係止部64をボタン部材42に設け、ボタン本体42を押動操作することにより、蓋側係合片43からボタン係合部44が外れた位置で、内係合片47の回動範囲に内係止部47の先端64Sが位置するから、蓋体8が開方向に回動することにより、内係合片47と内係止部47の係止が確実に行われる。また、閉塞用突出部62を設けた横板部61を利用して、内係止片47に係止する内係止部64をロックボタン41に設けることができる。さらに、横板部61の内端側に閉塞用突出部62を設けたから、通気孔33を確実に閉塞することができる。
図9〜図12は、本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、栓体4の天部5に弁用連通部81が設けられ、この弁用連通部81には下方から弁85が着脱可能に装着される。
また、同図では内係止片47及び内係止部64は設けられていないが、実施例1と同様に内係止片47及び内係止部64は設けてもよい。
前記弁用連通部81は、前記天部5に貫通形成した円形の貫通孔82と、この貫通孔82から外側にスリット状に形成された吸気孔83,83とからなし、これら吸気孔83,83は貫通孔82とヒンジ軸側と反ヒンジ軸側に設けられている。
前記貫通孔29に前記弁85が嵌合して配置され、この弁85はシリコンゴムやエラストマー樹脂等の弾性部材からなる。前記弁85の軸部86はほぼ円柱形状であって、貫通孔82を貫通して、弁85の上部85Uは天部5の上面5Uよりもやや突設し、この上部85Uの半径は、貫通孔82の半径、すなわち弁85の軸部86の半径よりも径大となって上向きに裁頭円錐状に突設して形成されている。これにより、図12に示すように裁頭円錐状の上部85Uの下面が上面5Uに密着できるようになっている。また、前記吸気孔83の先端83Sは前記上部8685Uの外側に位置する。
前記弁85の前記軸部86の下方には、逆止弁87を一体に備える。この逆止弁73は平面視で円環状に形成されると共に、上面側が凹となる湾曲状の薄板状をなし、その逆止弁87の外縁部87Sは鍔状に広がり、外縁部87Sの上面側が前記天部5の下面5Kに面接触状態で密着して前記吸気孔83を閉成する。即ち、逆止弁87の直径は、前記吸気孔83,83の先端83S,83Sの間隔より大きい。
したがって、容器本体2内の飲料を吸引して容器本体2の内部の飲料が減少すると、容器本体2の内部が負圧になってしまい、口の吸い上げ力を強くしなければならなくなるが、このように容器本体2の内部が負圧になると、逆止弁87が負圧側となっている容器本体2の内部側(図中、下側)に引き寄せられて下面5Kより離れる。このようにして吸気孔83,83が開くと、吸気孔83,83より外気が容器本体2の内部に導入される。この結果、容器本体2の内部は大気圧となる通常の口の吸い上げ力で飲料を飲み続けることができる。
このように実施例では上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、請求項5に対応して、栓体4には、弁用連通部81が設けられ、該弁用連通部81には下方から装着される弁85が設けられているから、栓体4に弁用連通部81を設け、弁用連通部81に弁85を設けることで、液体飲料を吸引して容器内部が減圧となった場合にも弁85が作動して減圧を解除するため、さらに簡便に液体飲料を吸引し続けることができる。
図13は、本発明の実施例3を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、ストローユニット19と筒状突起部27とを板状の連結部91により連結して設けており、連結部91もシリコンゴムやエラストマー樹脂等の弾性部材で形成されている。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、連通部たる通気孔33が飲み口部材たるストローユニット19と一体になったから、部品数を削減することが出来る。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は種々の変形実施をすることができる。たとえば上記実施例においては、筒状突起部27を角柱状に形成しても良い。
また、上述した実施の形態においては、飲み口部材として、チューブ状の飲み口部18を備えたストローユニット19を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、単なる短筒状に形成された飲み口部等この他種々の形状でなる飲み口部材を適用するようにしても良い。
尚、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例1において、弁用連通部と弁を設けてもよい。また、容器本体は、内筒と外筒の間に真空断熱層を設けた断熱二重容器でもよい。
1 携帯用飲料容器
2 容器本体
3 容器開口(上部開口部)
4 栓体
7 蓋体
8 ロック機構
19 ストローユニット(飲み口部材)
27 筒状突起部
28 閉塞部材本体(栓体シール部材)
33 通気孔(連通部)
42 ボタン本体
43 蓋側係合片(係合片)
44 ボタン係合部(係合部)
47 内係止片
52 ボタンヒンジ軸
54 コイルスプリング(付勢手段)
62 閉塞用突出部
64 内係止部
72 垂直壁(壁部)
81 弁用連通部
85 弁
本発明は、飲料用容器に関する。
従来、この種の飲料用容器の栓体して、以下のものなどが公知である。
飲料用容器の栓体(例えば特許文献1)では、通気孔を蓋で上下方向に閉塞しており、蓋はロック構造により閉状態に保持される。
しかし、この飲料用容器の栓体は、ロック部材(ロックボタン)を操作して蓋閉状態を解除すると、ストロー(飲み口部)の閉塞解除と通気孔の閉塞解除がほぼ同時に行われるため、通気孔とストローの両方から内圧が開放されてしまい、このためストローから液体飲料が吹き出す恐れがある。また、蓋開時は通気孔が開放しているため、転倒した際などに通気孔から液体飲料が漏れ出す可能性がある。
次に、ストロー付飲料容器(例えば特許文献2)では、ロック部材にて通気孔を解放した後に蓋体(ストローキャップ)が開きストローで液体飲料を吸引するが、蓋体を閉める際、蓋体を閉めた後にロック部材を操作する必要があり、操作が煩わしい。また、ロック部材を操作して通気孔を開いた状態では容器が倒れた際などに通気孔から外部に液体飲料が漏れだす可能性がある。
さらに、前記ストロー付飲料容器では、ストローキャップを閉めた状態(ストロー閉塞状態)で栓体を閉め、振動などによりストロー内の一部に液体飲料が滞留してしまった場合、内圧上昇による吹き出しはロック部材の操作により防ぐことはできるが、ストローが開放した際のストロー内部への液面上昇によりストロー内に滞留した液体飲料が吹き出す恐れがある。
次に、ストロー付き飲料容器(例えば特許文献3)では、ロック部材を操作するとロック部材が弁体に外力を加え、この外力により弁体に設けられたスリットが変形して内圧を開放し、その後に蓋体(ストローキャップ)が開くと共にロック部材が所定の位置に戻り弁体が復元することで内圧解除とスリット(通気孔)からの外部への液体飲料の漏れ出しを防止している。前記スリットは極薄でなければ漏れる恐れがあるため、高精度の加工が求められる。また、スリットを閉塞状態に維持する機構がないため、落下等の衝撃により液体飲料が漏れる恐れもある。
次に、飲料容器(例えば特許文献4)では、ヒンジ内部に通気孔を開閉する回動基部を設け、蓋体の回動動作と共に回動基部がヒンジ内部で回動して内圧を開放する機構であるが、回動時の磨耗により回動基部が磨耗する恐れがあり、耐久性に疑問が残る。また、蓋体開状態では通気孔が閉塞された状態であり、この状態でストローを吸引すると減圧状態となり吸引し続けることができなくなる。さらに、ヒンジ内部に回動基部を設けるためヒンジが大きくなり、コンパクト化を阻害する副次的な弊害もある。
次に、飲料容器(例えば特許文献5)では、蓋(フード部材)のスライド操作により通気孔を開閉する構造であるが、蓋の操作が複雑で、操作距離も長いため操作が煩わしい。また、スライド操作により通気孔を閉塞するが、スライド時の磨耗により閉塞部材が磨耗する恐れがあり、耐久性に疑問が残る。さらに、蓋開状態では通気孔が閉塞された状態であり、この状態でストローを吸引すると減圧状態となり吸引し続けることができなくなる。
次に、飲料容器(例えば特許文献6)では、蓋(蓋板)のスライド操作により通気孔を開閉する構造であるが、蓋の操作距離が長いため操作が煩わしい。また、スライド操作により通気孔を閉塞するが、スライド時の磨耗により閉塞部材が磨耗する恐れがあり、耐久性に疑問が残る。
次に、飲料容器用キャップ(例えば特許文献7)では、蓋体のスライド操作により通気孔を開閉する構造であるが、蓋体の操作が複雑で、操作距離も長いため操作が煩わしい。また、スライド操作により通気孔を閉塞するが、スライド時の磨耗により閉塞部材が磨耗する恐れがあり、耐久性に疑問が残る。さらに、蓋体開状態では通気孔が閉塞された状態であり、この状態でストローを吸引すると減圧状態となり吸引し続けることができなくなる。
特許第4524681号公報 特許第4610777号公報 特開2011−057250号公報 特許第4518595号公報 特許第4688488号公報 特許第5088785号公報 特開2007−176537号公報
解決しようとする課題は、簡単な操作のみで飲み口部材から液体飲料が吹き出す不都合がなく、液体飲料が外部に漏れることを防止すると共に吸引時の内圧減少を解除できる飲料用容器の栓体を提供することである。
請求項1の飲料用容器は、上部が開口した飲料用容器本体と、該飲料用容器本体の上部開口部に被着される栓体と、該栓体の一端にヒンジ軸支され、回動自在に開閉する蓋体と、前記栓体の他端で蓋体を閉状態に保持するロック機構と、前記栓体に設けられた飲み口部材と、前記栓体に設けられ前記飲料用容器本体と外気とを連通する連通部とを備えた飲料用容器において、
前記ロック機構は、前記蓋体の回動端に外向きに設けられた係合片と、前記栓体の他端に前記蓋体を軸支するヒンジ軸と略平行なボタンヒンジ軸で揺動自在に取り付けられ上部に前記係合片と係合する係合部を有するボタン部材と、該ボタン部材を前記係合片との係合方向に付勢する付勢手段とを備え、
前記蓋体の回動端に内向きに内係止片を設けると共に、この内係止片が係脱する内係止部を前記ボタン部材に設け、前記ボタン部材に前記連通部を閉塞する当接部を設け、
前記飲み口部材は弾性材料から成り、前記係合片と前記係合部が係合する蓋体閉状態において、前記蓋体の内面に設けられた壁部により屈曲状態で閉塞されることで密封され、該飲み口部材の弾性により前記蓋体を開方向に付勢しており、更に前記連通部が前記ボタン部材の前記当接部により閉塞されており、
前記ボタン部材を押動し、前記蓋体の閉状態が解除され、前記連通部から前記当接部が離れて前記連通部が外気と開放された後、前記内係止片と前記内係止部が係止することで前記蓋体が一時停止状態となり、その後、前記ボタン部材の押動を解除すると、前記蓋体の一時停止状態が解除され、前記ボタン部材は元の位置に戻り該ボタン部材の前記当接部が前記連通部を閉塞すると共に、前記壁部による前記飲み口部材の密封が解除されるように構成したことを特徴とする。
請求項の飲料用容器は、前記連通部が前記飲み口部材と一体になったことを特徴とする。
請求項の飲料用容器は、前記栓体と前記飲料用容器本体の止水に使われる栓体シール部材が前記連通部と一体になったことを特徴とする。
請求項の飲料用容器は、前記栓体には、弁用連通部が設けられ、該弁用連通部には弁が設けられていることを特徴とする。
請求項1の構成によれば、ボタン部材の係合部と蓋体の係合片が係合する蓋体閉状態では飲み口部材が屈曲状態で閉塞され、弾性材料から成る飲み口部材が屈曲状態となることで蓋体を開方向に付勢し、ボタン部材を押動することで蓋体閉状態をなす係合が解除されると同時に、連通部が開放通気されるので蓋体を開放する一連の動作でこれらの内圧開放がなされるため、操作が簡便である。
また、ボタン部材は付勢手段により連通部を閉塞する方向に付勢されているので、堅牢な止水性が得られる。
請求項の構成によれば、蓋体閉状態では連通部はボタン部材により閉塞されており、ボタン部材を押動することで蓋体閉状態をなす係合が解除され、飲み口部材により付勢された蓋体が開方向に回動するが、その後ボタン部材の内係止部と蓋体の内係止片が係止し、蓋体が所定位置で一時停止し、この蓋体一時停止状態においては飲み口部材が閉塞された状態で連通部が開放通気されるが、ボタン部材の押動操作を解除して蓋体を開状態すると再度ボタン部材が連通部を閉塞するため、転倒などにより連通部から外部に液体飲料が漏れることを防止できる。
また、飲み口部材の閉塞が解除された時点で連通部が閉塞されるため、飲み口部材内部への液面上昇が抑えられ、飲み口部材内部に滞留した液体飲料が吹き出すことも防止できる。
また、請求項の構成によれば、連通部を飲み口部材と一体化させることで部品数を削減することが出来る。
また、請求項の構成によれば、連通部をシール部材と一体化させることで部品数を削減することが出来る。
また、請求項の構成によれば、栓体に弁用連通部を設け、該弁用連通部に弁を設けることで、液体飲料を吸引して容器内部が減圧となった場合にも弁が作動して減圧を解除するため、さらに簡便に液体飲料を吸引し続けることができる。
本発明の実施例1を示す蓋体閉状態の断面図である。 同上、蓋体一時停止状態の断面図である。 同上、蓋体開状態の断面図である。 同上、ロック機構周りの拡大断面図である。 同上、全体斜視図である。 同上、分解斜視図である。 同上、栓体の斜視図である。 同上、栓体を下側から見た斜視図である。 本発明の実施例2を示す栓体の斜視図である。 同上、栓体と弁の分解斜視図である。 同上、栓体を下側から見た斜視図である。 同上、栓体の断面図である。 本発明の実施例3を示すストローユニットの斜視図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図8において、1は全体として本発明による携帯用飲料容器を示し、金属製又は合成樹脂製の容器本体2と、当該容器本体2の上部開口部たる容器開口3に被着される合成樹脂製の栓体4とを備え、当該栓体4の天部5の一端側に設けられたヒンジ軸6を介してコップ状の蓋体7が開閉自在に設けられ、当該ヒンジ軸6の対向側に設けたロック機構8によって蓋体7を閉状態で保持し得るようになされている(図1)。
前記栓体4は、容器本体2の上部開口部を覆う天部5を設けた逆有底筒状に形成された栓体本体11を有し、この栓体本体11の内周面に形成された雌螺子部12によって容器本体2の上部外周面に設けた筒状の雄螺子部13に螺着し得るようになされている。
栓体本体11には、天部5の裏面ほぼ中央位置に位置決め用凹部15と飲み口部材用孔16とからなる飲み口部材取付部17が形成されており、この飲み口部材取付部17に例えばシリコンゴムやエラストマー樹脂等の弾性部材で形成されたチューブ状の飲み口部18を備えたストローユニット19が当該飲み口部18の先端を僅かに栓体4の他端側に傾斜させた状態で装着し得るようになされている。
飲み口部材たるストローユニット19は、飲み口部18の左右側部側に突出するように形成された平板状の位置決め部20を有するとともに、当該飲み口部18の根元に形成した拡幅部21に着脱自在に嵌め込まれる筒状の筒部材22とから構成されており、当該位置決め部20の形状が位置決め用凹部15の形状とほぼ同じに形成されている。
飲み口部材取付部17は、ストローユニット19の位置決め部20が位置決め用凹部15に嵌め込まれることにより、飲み口部18が飲み口部材用孔16に嵌合し、当該飲み口部18によって飲み口部材用孔16を閉塞し得るようになされている。かくして使用者はストローユニット19のみを介して容器本体2内の飲料を吸引して飲むことができる。
かかる構成に加えて、栓体本体11には、天部5の下面5Kに環状溝5Aが形成され、当該環状溝5Aと同一形状からなり、かつ環状溝5Aの幅寸法より僅かに幅寸法が小さく形成された環状の閉塞部材25が当該環状溝5Aに着脱自在に嵌め込まれている。そして、栓体本体11の天部5には、ロック機構8側に孔部26が穿設され、この孔部26に円筒状の筒状突起部27が着脱可能に圧入固定され、この例では筒状突起部27は閉塞部材25に一体に設けられている。尚、閉塞部材本体28が栓体4と飲料用容器本体1との間を止水する。
前記閉塞部材25は、例えばシリコンゴムやエラストマー樹脂等の弾性部材によって環状に形成され、適度な硬さを備えつつ外部から力が与えられると、僅かに変形し得るようになされている。この閉塞部材25は、薄肉の円環状に形成された閉塞部材本体28を有し、この閉塞部材本体28の側面部全周に切り欠き部29が設けられている。
前記切り欠き部29は、図8に示すように、閉塞部材25が栓体本体11の裏面に設けられ、栓体本体11が容器本体2の容器開口3に装着されると、当該容器開口3の頂部が当接し、これにより切り欠いた内部空間が潰れて容器開口3を確実に閉塞し得るようになされている。
そして、この実施の形態の場合、切り欠き部29は、根元部分に断面楕円形状の内部空間を有していることにより、外周面側に比してこの内部空間が容易に潰れ易くなっており、かくして容器本体2を確実に閉塞し得るようになされている。
また、これに加えて、閉塞部材本体28は、その内周面の所定位置に中心部へ向けて湾曲状に膨出することにより一面及び他面の表面積が大きく形成された膨出部31が設けられ、この膨出部31の一面に垂直状に突出するように設けられ、かつ通気機能を備えた前記筒状突起部27が一体成形されている。
実際上、筒状突起部27は、閉塞部材本体28が栓体本体11の裏面に装着されたとき、当該栓体本体11における天部5の孔部26に押入され、その弾性力によって当該孔部26を閉塞し得るように構成されている。また、筒状突起部27は、天部5の孔部26に押入されたときに先端が当該天部5の外表面から突出し得るように、所定高さに選定されている。
また、筒状突起部27は、軸方向に沿って一端から他端まで貫通した連通部たる通気孔33が中心部に設けられているとともに、側面部の所定高さ位置に鍔状に突出した脱落防止リブ34が周設されている。これにより脱落防止リブ34は、筒状突起部27が天部5の孔部26に押入されたとき、当該天部5の外表面に当たり、筒状突起部27の先端側から加わる外力により、当該筒状突起部27が孔部26から抜けることを防止し得るようになされている。
この場合、脱落防止リブ34の突起の形状をリング状に形成したことにより、天部5の外表面に脱落防止リブ34の当たる領域が増え、一段と筒状突起部27が天部5の孔部26から脱落し難くさせ得る。
また、閉塞部材本体28の内周面には、所定位置に中心部へ向けて円形状に膨出することにより、内周面から所定位置まで突出した位置決め用及び摘み用のタブ37が設けられ、栓体本体11における裏面の環状溝5Aに形成された位置決め切り欠き部5Bから当該タブ37が突出するように嵌め込まれることにより位置決めされ、栓体本体11の裏面に対して閉塞部材25を正確に、かつ容易に装着し得るようになされている。
前記ロック機構8のロックボタン41は、合成樹脂製からなる表面部たるボタン部材42を備え、このボタン部材42は上下方向に長く形成されている。また、ボタン部材42の上部裏面に、前記蓋体7の蓋側係合片43に係合して該蓋体7を閉状態に保持するボタン係合部44が内向きに突設されている。また、蓋側係合片43の下面には外側から内側に向って低くなる傾斜案内面43Aが設けられていると共に、この傾斜案内面43Aに係合する傾斜案内面44Aが前記ボタン係合部44に設けられ、この傾斜案内面44Aは前記ボタン係合部44の上面に外側から内側に向って低くなるように傾斜して形成されている。
尚、蓋体7の反ヒンジ軸側には、正面視が逆U字形の覆い部45を設け、この覆い部45内に左右方向の内壁部46を設け、この内壁部46の下端前側に前記蓋側係合片43が外向きに突設されている。また、前記内壁部46の後側に内係止片47が内向きに突設され、この内係止片47は前記蓋側係合片43より高い位置にある。
さらに、前記ボタン係合部44の位置より下方で、ボタン部材42の上部裏面の左右に腕部51,51が内向きに突設され、これら左右の腕部51,51に横方向の軸孔51A,51Aを穿設し、これら軸孔51A,51Aに回転中心となるボタンヒンジ軸52が挿通される。
前記ボタン部材42の裏面には、円柱状の取付部53が内向きに突設され、この取付部53は前記軸孔51Aの位置より下方で左右方向略中央に設けられており、その取付部53に付勢手段たる圧縮コイルスプリング54の基端側が取り付けられている。この取付部53に対応して前記栓体4の栓体本体11の外面に取付部55を突設し、ロックボタン41を栓体本体11に取り付けた状態で、取付部53,55間の前記コイルスプリング54の弾性復元力により、ボタン係合部44が常時蓋体7をロックする方向に常時付勢されている。尚、図3では、前記ボタン係合部44が前記ロックする方向は右方向である。
前記栓体本体11の反ヒンジ軸側には、前記ロック機構8の装着部56が設けられている。この装着部56は左右の縦壁部57,57の間において、前記栓体本体11の外面に前記取付部55が設けられている。そして、装着部56は左右の縦壁部57,57の下部を湾曲した下壁部58により連結されることで正面視が略U字形をなし、左右の縦壁部57,57には装着孔57A,57Aを設け、これら装着孔57A,57Aに前記ボタンヒンジ軸52を装着することにより、前記ボタンヒンジ軸52を中心に前記ロックボタン41が栓体4に回動自在に取り付けられる。
また、前記ボタン部材42の裏面には後方(内方)に向って横板部61を一体に突設し、この横板部61は前記ロック時に略水平であり、前記ボタンヒンジ軸52とボタン係合部44の間に位置する。そして、前記横板部61の内側下面には前記筒状突起部27の位置に対応して突出部(以下、これを閉塞用突出部と呼ぶ)62が形成されており、これによりボタン係合部44が蓋側係合片43に係止して蓋体7を閉状態としたときに、閉塞用突出部62の先端62Aを前記筒状突起部27の先端に押し付けるようになされている。このとき筒状突起部27は、その弾性力によって僅かに潰れることにより閉塞用突出部62と密着し、これにより通気孔33が閉塞用突出部62によって確実に閉塞され得るようになされている。
かかる構成に加えて、この実施の形態の場合、当接部としての閉塞用突出部62の先端62Aは湾曲状に形成され、筒状突起部27の先端には、閉塞用突出部62の先端62Aの形状に対応させて湾曲状の凹部63が形成されている。この場合、前記先端62A及び凹部63は円柱面状に湾曲しているが、球面状に湾曲していてもよい。
従って、筒状突起部27及び閉塞用突出部62は、蓋体7の閉状態時、筒状突起部27の凹部63に閉塞用突出部62の先端62Aが位置決めされる。
このとき筒状突起部27は、その弾性力によって僅かに潰れることにより閉塞用突出部62と密着し、これにより通気孔33が閉塞用突出部62によって確実に閉塞され得るようになされている。
さらに、横板部61の上面には、前記内係止片47に係止する内係止部64が斜め前向きに突設され、図1に示すようにボタン係合部44が蓋側係合片43に係止した係止状態から、ロックボタン41の下部を押圧し、ロックボタン41が傾動して前記係止状態を解除され、蓋体7が開成方向に回動すると、前記内係止部64の先端側下面が前記内係止片47に係止する。尚、内係止部64の先端は上方に向って斜め外向きに形成されている。
前記蓋体7には、ストッパ71が突設され、このストッパ71は前記閉塞用突出部62より外側で前記横板部61の下方に位置している。そして、図1に示すように、蓋側係合片43にボタン係合部44が係止した状態では、横板部61はストッパ71には当接せず、閉塞用突出部62が筒状突起部27の凹部63に圧接し、通気孔33が確実に閉塞され、一方、蓋体7を開成した状態で、栓体4から閉塞部材25と共に筒状突起部27を取り外した場合に、横板部61の下面がストッパ71が当接し、ロックボタン41が位置決めされる。
また、前記蓋体7の裏面には壁部たる垂直壁72が下向きに突設されると共に、この垂直壁72に対応して、前記天部5には凸状湾曲面73が形成され、蓋側係合片43にボタン係合部44が係止した状態で、蓋体7は、垂直壁72により飲み口部18を2箇所で折り曲げてS字状にすることにより、蓋体7の内部空間に飲み口部18を収納し得るとともに、飲み口部18の連通路を潰して当該飲み口部18から飲料が漏れ出ることを防止し得るようになされている。尚、1箇所の折り曲げ箇所では、飲み口部18は垂直壁72の下端と凸状湾曲面73とに挟まれる。また、弾性部材からなる飲み口部18が折り曲げられることにより、蓋体7を開く方向にその飲み口部18の弾性復元力が働く。
また、図4に示すように、ボタン係合部44が蓋側係合片43に係止した係止状態で、内係止部64の先端64Sと内係止片47は、上下方向及び内外方向に間隔K1,K2を有する。従って、図3に示すように、開蓋状態から蓋体7を閉める方向に回動すると、内係止部64が内係止片47に接触することなく、内係止部64の先端64Sが内係止片47の位置を通過するとほぼ同時に、ボタン係合部44の傾斜案内面44Aに蓋側係合片43の傾斜案内面43Aが当たり、傾斜案内面44Aと傾斜案内面43Aの係合により、ボタン係合部44が外側に向うようにロックボタン41が回動し、この後、コイルスプリング54の弾性復元力によりロックボタン41がロック位置に回動し、蓋側係合片43にボタン係合部44が係止し、蓋体7がロックされる。
一方、図1の蓋体7のロック状態から、蓋体7を開くために、ロックボタン41の下部を押圧すると、図2に示すように、ロックボタン41が回転して蓋側係合片43からボタン係合部44が外れ、ロックが解除され、そのロックボタン41の回転により内係止部64が回転し、飲み口部18の弾性復元力により蓋体7が開き、蓋体7の内係止片47が内係止部64に係止し、蓋体7の回動が一時停止する。このようにロックボタン41を押してロックボタン41が回動することにより、筒状突起部27から閉塞用突出部62が離れ、通気孔33が開いて容器本体2の内圧を開放し、容器本体2と外部とを同圧にすることができる。
これらの動作は連続して短時間に行われ、即ち、ロックボタン41の下を押圧するというワンアクションにより行われ、押圧を解除すると、コイルスプリング54の付勢により、閉塞用突出部62に筒状突起部27が圧接し、再び通気孔33が閉塞される。図2のように、蓋体7が僅かに開き、内圧が開放された後、蓋体7が全開し、図3のように飲み口部18の連通路が開放されるため、内圧により飲み口部18から内部の飲料が漏れることがない。尚、図2の一時停止状態では、飲み口部18の連通路は閉塞した状態に維持されている。
以上の構成において、携帯用飲料容器では、栓体本体11の天部5を貫通して天部5の外表面から突出する筒状突起部27を設け、この筒状突起部27に容器本体2内を外気と連通させる通気孔33を設けると共に、ロックボタン41に一体に設けた閉塞用突出部62により筒状突起部27の通気孔33を閉塞し、ロックボタン41をコイルスプリング54によりロック方向に付勢している。
従って、携帯用飲料容器では、閉塞用突出部62を筒状突起部27に確実に押し付けることができるので、ロック機構8により蓋体7を閉状態に保持したとき、コイルスプリング54により付勢された閉塞用突出部62により通気孔33を確実に閉塞し続けることができ、かくして容器本体2を倒してしまっても当該容器本体2内から飲料が漏れ出ることを従来よりも防止できる。
また、携帯用飲料容器では、では、容器本体2を閉塞するために弾力性を備えた閉塞部材25に通気機能を備えた筒状突起部27を一体成形したことにより、当該筒状突起部27にも軟質な弾力性を与えることができ、かくして蓋体7を閉状態にして閉塞用突出部62を押し付けた際に弾性力により僅かに圧縮させ、閉塞用突出部62により通気孔33を確実に閉塞できる。
これに加えて筒状突起部27に脱落防止リブ34を設けたことにより、蓋体7を閉状態にしたときに生じる閉塞用突出部62からの押し付け力によって筒状突起部27が孔部26から抜け落ちることを防止し、確実に閉塞用突出部62を筒状突起部27に押し付けることができる。
また、携帯用飲料容器では、閉塞部材25に内周面から突出したタブ37を設けたことにより、使用者が容器本体2等を洗浄するために各部を分解する際、タブ37を摘ませることにより栓体4から閉塞部材25を容易に取り外させることができる。
また、栓体本体11は、裏面にタブ37を環状溝5Aの位置決め切り欠き部5Bに嵌め込みさえすれば、栓体本体11の裏面に取り付ける面を裏表間違わずに、かつ最適な位置に閉塞部材25を容易に装着させることができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、上部が開口した飲料用容器本体1と、該飲料用容器本体1の上部開口部たる容器開口3に被着される栓体4と、該栓体4の一端にヒンジ軸支され、回動自在に開閉する蓋体7と、栓体4の他端で蓋体7を閉状態に保持するロック機構8と、栓体4に設けられた飲み口部材たるストローユニット19と、栓体4に設けられ飲料用容器本体1と外気とを連通する連通部たる通気孔33とを備えた飲料用容器において、ロック機構8は、蓋体7の回動端に外向きに設けられた係合片たる蓋側係合片43と、栓体4の他端に蓋体7を軸支するヒンジ軸6と略平行なボタンヒンジ軸52で揺動自在に取り付けられ上部に蓋側係合片43と係合する係合部たるボタン係合部44を有するボタン部材42と、該ボタン部材42を前記蓋側係合片43との係合方向に付勢する付勢手段たるコイルスプリング54とを備え、蓋体7の回動端に内向きに内係止片47を設けると共に、この内係止片47が係脱する内係止部64をボタン部材42に設け、ボタン部材42に通気孔33を閉塞する当接部たる閉塞用突出部62を設け、ストローユニット19は弾性材料から成り、蓋側係合片43とボタン係合部44が係合する蓋体閉状態において、蓋体7の内面に設けられた壁部たる垂直壁72により屈曲状態で閉塞されることで密封され、該ストローユニット19の弾性により蓋体7を開方向に付勢しており、更に通気孔33がボタン部材42の閉塞用突出部62により閉塞されており、ボタン部材42を押動し、蓋体7の閉状態が解除され、連通部たる通気孔33から閉塞用突出部62が離れてが外気と開放された後、内係止片47と内係止部64が係止することで蓋体7が一時停止状態となり、その後ボタン部材42の押動を解除すると、蓋体7の一時停止状態が解除され、ボタン部材42は元の位置に戻り該ボタン部材42の閉塞用突出部62が通気孔33を閉塞すると共に、壁部たる垂直壁72によるストローユニット19の密封が解除されるように構成したから、ボタン部材42のボタン係合部44と蓋体7の蓋側係合片43が係合する蓋体閉状態ではストローユニット19が屈曲状態で閉塞され、弾性材料から成るストローユニット19が屈曲状態となることで蓋体7を開方向に付勢し、ボタン部材42を押動することで蓋体閉状態をなす係合が解除されると同時に、通気孔33が開放通気されるので蓋体7を開放する一連の動作でこれらの内圧開放がなされるため、操作が簡便である。
また、ボタン部材42はコイルスプリング54により通気孔33を閉塞する方向に付勢されているので、堅牢な止水性が得られる。
また、このように本実施例では、請求項に対応して、蓋体7の回動端に内向きに内係止片47を設けると共に、この内係止片47が係脱する内係止部64をボタン部材42に設け、ボタン部材42を押動し、蓋体7の閉状態を解除され、連通部たる通気孔33が外気と開放された後、内係止片47と内係止部64が係止することで蓋体7が一時停止状態となり、その後ボタン部材42の押動を解除すると、蓋体7の一時停止状態が解除され、ボタン部材42は元の位置に戻り該ボタン部材42が通気孔33を閉塞すると共に、壁部たる垂直壁72によるストローユニット19の密封が解除されるから、蓋体閉状態では通気孔33はボタン部材42により閉塞されており、ボタン部材42を押動することで蓋体閉状態をなす係合が解除され、ストローユニット19により付勢された蓋体7が開方向に回動するが、その後ボタン部材42の内係止片47と蓋体7の内係止部64が係止し、蓋体7が所定位置で一時停止し、この蓋体一時停止状態においてはストローユニット19が閉塞された状態で通気孔33が開放通気されるが、ボタン部材42の押動操作を解除して蓋体7を開状態すると再度ボタン部材42が通気孔33を閉塞するため、転倒などにより通気孔33から外部に液体飲料が漏れることを防止できる。
また、ストローユニット19の閉塞が解除された時点で通気孔33が閉塞されるため、ストローユニット19内部への液面上昇が抑えられ、ストローユニット19の内部に滞留した液体飲料が吹き出すことも防止できる。
また、このように本実施例では、請求項に対応して、栓体4と飲料用容器本体1の止水に使われる栓体シール部材たる閉塞部材本体28が連通部たる通気孔33と一体になったから、通気孔33を閉塞部材本体28と一体化させることで部品数を削減することが出来る。
また、実施例上の効果として、蓋体7の回動端に内向きに内係止片47を設けると共に、この内係止片47が係脱する内係止部64をボタン部材42に設け、ボタン部材42を押動操作することにより、蓋側係合片43からボタン係合部44が外れた位置で、内係片47の回動範囲に内係止部64の先端64Sが位置するから、蓋体が開方向に回動することにより、内係片47と内係止部64の係止が確実に行われる。また、閉塞用突出部62を設けた横板部61を利用して、内係止片47に係止する内係止部64をロックボタン41に設けることができる。さらに、横板部61の内端側に閉塞用突出部62を設けたから、通気孔33を確実に閉塞することができる。
図9〜図12は、本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、栓体4の天部5に弁用連通部81が設けられ、この弁用連通部81には下方から弁85が着脱可能に装着される。
また、同図では内係止片47及び内係止部64は設けられていないが、実施例1と同様に内係止片47及び内係止部64は設けてもよい。
前記弁用連通部81は、前記天部5に貫通形成した円形の貫通孔82と、この貫通孔82から外側にスリット状に形成された吸気孔83,83とからなし、これら吸気孔83,83は貫通孔82とヒンジ軸側と反ヒンジ軸側に設けられている。
前記貫通孔82に前記弁85が嵌合して配置され、この弁85はシリコンゴムやエラストマー樹脂等の弾性部材からなる。前記弁85の軸部86はほぼ円柱形状であって、貫通孔82を貫通して、弁85の上部85Uは天部5の上面5Uよりもやや突設し、この上部85Uの半径は、貫通孔82の半径、すなわち弁85の軸部86の半径よりも径大となって上向きに裁頭円錐状に突設して形成されている。これにより、図12に示すように裁頭円錐状の上部85Uの下面が上面5Uに密着できるようになっている。また、前記吸気孔83の先端83Sは前記上部85Uの外側に位置する。
前記弁85の前記軸部86の下方には、逆止弁87を一体に備える。この逆止弁87は平面視で円環状に形成されると共に、上面側が凹となる湾曲状の薄板状をなし、その逆止弁87の外縁部87Sは鍔状に広がり、外縁部87Sの上面側が前記天部5の下面5Kに面接触状態で密着して前記吸気孔83を閉成する。即ち、逆止弁87の直径は、前記吸気孔83,83の先端83S,83Sの間隔より大きい。
したがって、容器本体2内の飲料を吸引して容器本体2の内部の飲料が減少すると、容器本体2の内部が負圧になってしまい、口の吸い上げ力を強くしなければならなくなるが、このように容器本体2の内部が負圧になると、逆止弁87が負圧側となっている容器本体2の内部側(図中、下側)に引き寄せられて下面5Kより離れる。このようにして吸気孔83,83が開くと、吸気孔83,83より外気が容器本体2の内部に導入される。この結果、容器本体2の内部は大気圧となる通常の口の吸い上げ力で飲料を飲み続けることができる。
このように実施例では上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、請求項に対応して、栓体4には、弁用連通部81が設けられ、該弁用連通部81には下方から装着される弁85が設けられているから、栓体4に弁用連通部81を設け、弁用連通部81に弁85を設けることで、液体飲料を吸引して容器内部が減圧となった場合にも弁85が作動して減圧を解除するため、さらに簡便に液体飲料を吸引し続けることができる。
図13は、本発明の実施例3を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、ストローユニット19と筒状突起部27とを板状の連結部91により連結して設けており、連結部91もシリコンゴムやエラストマー樹脂等の弾性部材で形成されている。
また、このように本実施例では、請求項に対応して、連通部たる通気孔33が飲み口部材たるストローユニット19と一体になったから、部品数を削減することが出来る。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は種々の変形実施をすることができる。たとえば上記実施例においては、筒状突起部27を角柱状に形成しても良い。
また、上述した実施の形態においては、飲み口部材として、チューブ状の飲み口部18を備えたストローユニット19を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、単なる短筒状に形成された飲み口部等この他種々の形状でなる飲み口部材を適用するようにしても良い。
尚、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例1において、弁用連通部と弁を設けてもよい。また、容器本体は、内筒と外筒の間に真空断熱層を設けた断熱二重容器でもよい。
1 携帯用飲料容器
2 容器本体
3 容器開口(上部開口部)
4 栓体
7 蓋体
8 ロック機構
19 ストローユニット(飲み口部材)
27 筒状突起部
28 閉塞部材本体(栓体シール部材)
33 通気孔(連通部)
42 ボタン部材
43 蓋側係合片(係合片)
44 ボタン係合部(係合部)
47 内係止片
52 ボタンヒンジ軸
54 コイルスプリング(付勢手段)
62 閉塞用突出部(当接部)
64 内係止部
72 垂直壁(壁部)
81 弁用連通部
85 弁

Claims (5)

  1. 上部が開口した飲料用容器本体と、該飲料用容器本体の上部開口部に被着される栓体と、該栓体の一端にヒンジ軸支され、回動自在に開閉する蓋体と、前記栓体の他端で蓋体を閉状態に保持するロック機構と、前記栓体に設けられた飲み口部材と、前記栓体に設けられ飲料用容器本体と外気とを連通する連通部とを備えた飲料用容器の栓体において、
    前記ロック機構は、前記蓋体の回動端に外向きに設けられた係合片と、前記栓体の他端に前記蓋体を軸支するヒンジ軸と略平行なボタンヒンジ軸で揺動自在に取り付けられ上部に前記係合片と係合する係合部を有するボタン部材と、該ボタン部材を前記係合片との係合方向に付勢する付勢手段とを備え、
    前記飲み口部材は弾性材料から成り、前記係合片と前記係合部が係合する蓋体閉状態において、前記蓋体の内面に設けられた壁部により屈曲状態で閉塞されることで密封され、該飲み口部材の弾性により前記蓋体を開方向に付勢しており、更に前記連通部が前記ボタン部材により閉塞されているもので、前記ボタン部材を押動することで前記蓋体閉状態が解除され、前記連通部が外気と開放されることを特徴とする飲料用容器。
  2. 前記蓋体の回動端に内向きに内係止片を設けると共に、この内係止片が係脱する内係止部を前記ボタン部材に設け、前記ボタン部材を押動し、前記蓋体の閉状態を解除され、前記連通部が外気と開放された後、前記内係止片と前記内係止部が係止することで前記蓋体が一時停止状態となり、その後前記ボタン部材の押動を解除すると、前記蓋体の一時停止状態が解除され、前記ボタン部材は元の位置に戻り該ボタン部材が前記連通部を閉塞すると共に、前記壁部による前記飲み口部材の密封が解除されることを特徴とする請求項1記載の飲料用容器。
  3. 前記連通部が前記飲み口部材と一体になったことを特徴とする請求項1又は2記載の飲料用容器。
  4. 前記栓体と前記飲料用容器の止水に使われる栓体シール部材が前記連通部と一体になったことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の飲料用容器。
  5. 前記栓体には、弁用連通部が設けられ、該弁用連通部には弁が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の飲料用容器。
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