JP6026966B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、貯蔵室内に食品等を冷却保存する冷蔵庫に関し、特に除霜行程の最適化に寄与する冷蔵庫に関する。
一般的な冷蔵庫は冷凍サイクル装置を備えており、この冷凍サイクル装置に含まれる冷却器は並列配置された多数個の冷却フィンと、この冷却フィンに接触する冷媒パイプとを有している。
この冷却器で庫内の空気を冷却すると、冷却フィンの温度は−30度程度であるため、冷却フィン同士の間を流通する空気に含まれる水分が冷却フィンの表面に付着して固体となり霜となる。このような現象は一般に着霜とも称されている。
この着霜が進行すると、冷却フィン同士の間隙が霜で占められてしまい、空気の流通を阻害するように成る。この現象を防止するために、定期的に除霜運転が行われている。
除霜運転では、冷却器への冷媒の供給を停止し、冷却器の近傍に配置されたヒーターにより冷却フィンを加熱する。これにより、冷却フィンに付着した霜を加熱溶融して除去する。除去が終了した後は、再び冷凍サイクルを稼働させる。
上記した除霜のための機構を有する冷蔵庫は、例えば以下の特許文献1から特許文献4に記載されている。
特開平11−183011号公報 特開2011−7435号公報 特開2004−190959号公報 特開2003−42637号公報
一般的な冷蔵庫では、ヒーターで加熱された霜が液化した水がヒーターに滴下することを防止するために、ヒーターと冷却器との間にカバーを配置している。しかしながら、カバーをヒーターの上方に配置すると、ヒーターにより温められた暖気の上昇がカバーにより部分的にであっても阻害され、ヒーターによる加熱の効果が充分に得られない場合があった。このようになると、除霜に要する時間が長時間となり、冷蔵庫の稼働に必要とされる電力が増大し、省エネルギーの流れに反する事態となる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、冷却器の除霜を効率的に行える冷凍サイクルを有する冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明の冷蔵庫は、冷媒を圧縮する圧縮器と、前記冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮された前記冷媒を膨張させる膨張装置と、膨張した前記冷媒を蒸発させる冷却器と、が配管で接続された冷凍サイクルと、前記冷却器の下方に配置された除霜用のヒーターと、前記ヒーターと前記冷却器との間に配置されたヒーターカバーと、を備え、前記冷却器は、並列配置された冷却フィンと、前記冷却フィンを貫通して冷媒が流通する冷媒パイプとを有し、前記ヒーターカバーの両端部は、前記冷媒パイプの下方に配置され、奥行き方向で前記冷却器が配設される冷却室の側壁と前記ヒーターカバーの端部とが離間する距離よりも、高さ方向で最下段の前記冷却フィンの下端と前記ヒーターカバーとが離間する距離の方が長いことを特徴とする。
本発明によれば、冷却フィンと除霜ヒーターとの間に配置されるヒーターカバーの両端部を、冷媒パイプの下方に配置している。よって、除霜ヒーターにより加熱された暖気が、ヒーターカバーの両端部を通過して良好に冷媒パイプに接触するので、効率的に除霜が行える。
更に本発明によれば、冷蔵庫の奥行き方向で冷却器が配設される冷却室の側壁とヒーターカバーの端部とが離間する距離よりも、高さ方向で最下段の冷却フィンの下端とヒーターカバーとが離間する距離の方を長くしている。これにより、冷蔵室から冷却室に帰還される空気を、冷却フィンとヒーターカバーとの間に良好に導入できるので、風路損失を小さくすることでき、冷蔵室の冷却が良好に行えるとともに、冷却器が空気を冷却する効率が向上する。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫の正面外観図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の概略構造を示す側面断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の供給風路を示す正面略図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の冷凍室奥の供給風路を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、(A)は冷却器を示す斜視図であり、(B)はその側面方向の断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫が備える冷却器を示す図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、(A)および(B)は比較例の冷却器を示す側面方向の断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の効果を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態に係る冷蔵庫を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る冷蔵庫1の概略構造を示す正面外観図である。図2は、冷蔵庫1の右側面断面図である。図3は、冷蔵庫1の供給風路の概略を示す正面略図である。尚、図2及び図3において、各貯蔵室3〜7に供給される冷気の流れを実線矢印で、各貯蔵室3〜7から冷却室13へと戻る空気の流れを破線矢印で示している。
図1に示すように、冷蔵庫1は、本体としての断熱箱体2を備え、該断熱箱体2の内部に食品等を貯蔵する貯蔵室を形成している。貯蔵室の内部は、保存温度や用途に応じて複数の収納室3〜7に区分されている。最上段が冷蔵室3、その下段左側が製氷室4で右側が上段冷凍室5、更にその下段が下段冷凍室6、最下段が野菜室7である。尚、製氷室4、上段冷凍室5及び下段冷凍室6は、何れも冷凍温度域の収納室であり、以下の説明では適宜、これらをまとめて冷凍室4〜6と称する。
断熱箱体2の前面は開口しており、前記各収納室3〜7に対応した前記開口部には、各々断熱扉8〜12が開閉自在に設けられている。冷蔵室扉8a、8bは、冷蔵室3の前面を分割して塞ぐもので、冷蔵室扉8aの左上下部及び冷蔵室扉8bの右上下部が断熱箱体2に回転自在に支持されている。また、断熱扉9〜12は、冷蔵庫2の前方に引出自在に、断熱箱体2に支持されている。
図2に示すように、冷蔵庫2の本体である断熱箱体2は、前面に開口部を有する鋼板製の外箱2aと、該外箱2aの内側に間隙を持たせて配設され、前面に開口部を有する合成樹脂製の内箱2bと、前記外箱2aと内箱2bとの間隙に充填発泡された発泡ポリウレタン製の断熱材2cと、から構成されている。尚、各断熱扉8〜12も、断熱箱体2と同様の断熱構造を採用している。
冷蔵室3と、その下段に位置する冷凍室4〜6との間は、断熱仕切壁35によって仕切られている。断熱仕切壁35は、合成樹脂の成形品であり、その内部には断熱材が充填されている。
また、冷凍室4〜6内部の製氷室4と上段冷凍室5との間は、仕切壁(図面に表れない)によって仕切られている。製氷室4及び上段冷凍室5と、その下段に設けられた下段冷凍室6とは、冷気が流通自在に連通している。そして、冷凍室4〜6と野菜室7との間は、断熱仕切壁36によって区分けされている。
また、冷凍室4〜6の奥側には、合成樹脂製の仕切部材である前面カバー24で区画され、冷凍室供給風路14が形成されている。具体的には、冷凍用供給風路14は、仕切体25とその前方に組み付けられる前面カバー24との間に形成された空間であり、冷却器33で冷却された冷気を流す風路となる。
前面カバー24には、冷凍室4〜6に冷気を吹き出す開口である吹出口15が形成されている。また、下段冷凍室6の下部背面には、冷凍室4〜6から冷却室13へと空気を戻す戻り口20が形成されている。
また、冷蔵室3の背面には、冷蔵室3へと冷気を供給する冷蔵室供給風路16が形成されている。冷蔵室供給風路16には、冷蔵室3に冷気を流す吹出口17が形成されている。冷凍室供給風路14と冷蔵室供給風路16とは、ダンパ装置34の冷蔵室ダンパ34aを介して連通している。冷蔵室ダンパ34aは、冷蔵室3へと供給する冷気の流量を制御して、冷蔵室3内部の温度を適切に維持するためのものである。
内箱2b内部の冷凍室供給風路14の更に奥側には、仕切体25で区分けされ形成された冷却室13が設けられている。即ち、冷却室13は、内箱2bと仕切体25とによって挟まれて形成された空間である。冷却室13上部の仕切体25には、冷却室13と冷凍室供給風路14とをつなぐ開口13aが形成されており、開口13aには、各貯蔵室3〜7に冷気を供給するための送風機32が配設されている。他方、冷却室13の下方には、貯蔵室からの帰還冷気を冷却室13の内部へと吸入する開口13bが形成されている。
そして、冷却室13の内部には、循環する空気を冷却するための冷却器33(蒸発器)が配置されている。冷却器33は、圧縮器31、放熱器(図示せず)、膨張弁(キャピラリーチューブ)(図示せず)に冷媒配管を介して接続されており、蒸気圧縮式の冷凍サイクル回路を構成するものである。尚、本実施形態に係る冷蔵庫1では、前記冷凍サイクルの冷媒として、イソブタン(R600a)を用いている。
図3に示すように、冷蔵庫1は、冷蔵室3から冷却室13(図2参照)へと空気を流す帰還風路21を備えている。冷蔵室3の下部には、帰還風路21につながる開口である戻り口22が形成されている。冷蔵室3内の空気は、戻り口22を介して帰還風路21へと流れ、冷却器33の下方へと流れる。
また、帰還風路21の前方には、冷却器33で冷却された空気を野菜室7へと流す野菜室供給風路18が形成されている。野菜室供給風路18は、冷凍室供給風路14から上方に分岐して、冷凍室4〜6の上方の断熱仕切壁35の内部を経由して下方に向きを変え、冷凍室4〜6の奥を通過している。そして、断熱仕切壁36を貫通して野菜室7へとつながっている。野菜室7には、野菜室供給風路18から冷気を吹き出す開口である吹出口19が形成されている。
断熱仕切壁35の奥側の野菜室供給風路18には、野菜室に供給する冷気の流れを制御する野菜室ダンパ34bが設けられている。これにより、冷蔵室3の冷却とは独立して野菜室7の冷却を行うことができ、野菜室7の温度を適切に制御することができる。
また、野菜室7には、戻り口29が形成されており、野菜室7内の空気は、戻り口29から野菜室帰還風路23(図2参照)及び開口13b(図2参照)を経由して冷却室13の下部へと流れる。
図4は、冷蔵庫1の冷凍室4〜6奥の供給風路を説明する断面図であり、図3におけるA−A線断面を表している。
図4に示すように、内箱2bに組み付けられる仕切体25によって冷却室13が区画形成され、その冷却室13に冷却器33が配設されている。また、仕切体25と、その前方に取り付けられる前面カバー24とによって冷凍室供給風路14が区画形成されている。
仕切体25及び前面カバー24は、該両側縁部24b、25b(シール部)が、図示しないシール部材を介して、例えばネジ等によって内箱2bに固定されている。これにより、冷却室13や冷凍室供給風路14の気密性を高めることができる。
冷凍室4〜6の奥側の冷却室13及び冷凍室供給風路14の右側の内箱2bには、野菜室風路カバー26が取り付けられる。そして、野菜室風路カバー26によって区画された空間、即ち、野菜室風路カバー26と内箱2bとによって挟まれた空間には、野菜室供給風路18を形成する略筒形状に組み立てられた断熱部材27、28が配設される。
また、野菜室供給風路18の更に奥には、断熱部材28と内箱2bとによって帰還風路21が形成されている。断熱部材28と内箱2bとの接合部分には、例えば発泡ゴム材料等からなるシール部材41を挟み込み気密性を確保している。
図5を参照して、上記した冷蔵庫1に備えられる冷却器33の構成を説明する。図5(A)は冷却室13に冷却器33が備えられる構成を示す斜視図であり、図5(B)は冷却器33を側方から見た断面図である。
図5(A)を参照して、冷却器33は、所定間隔で幅方向に配設された複数の冷却フィン52と、この冷却フィン52を貫通するように配置された冷媒パイプ53と、冷媒パイプ53を両端部で保持する端板65から構成されている。幅方向に所定個数の冷却フィン52が配置された列を単位として、この列が高さ方向に等間隔に複数個配置されている。また、冷媒パイプ53は、各列の冷却フィン52を貫通するように蛇行して成形されている。ここでは、2本の冷媒パイプ53が、各冷却フィン52を貫通している。
冷却フィン52の下方には、除霜時に通電して発熱する除霜ヒーター51が配置されている。除霜ヒーター51は筒状のガラス管に発熱体が内蔵されて構成され、冷媒パイプ53と冷却フィン52に付着した霜を溶かす機能を有する。
冷却フィン52と除霜ヒーター51との間にはヒーターカバー54が配置されている。ヒーターカバー54は、例えば一枚の金属板を所定形状に成形したものであり、除霜行程にて冷却フィン52に付着した霜を溶融した際に、溶融した霜から成る水分が除霜ヒーター51に滴下することを防止する機能を有する。図6を参照して、ヒーターカバー54の幅方向の長さL9は冷却器33の幅L8と同程度である。
冷却器33、除霜ヒーター51およびヒーターカバー54は、樹脂板から成る取付具64を介して内箱2bに取り付けられている。図6を参照して、取付具64は、冷媒パイプ53を固定するリブ(図示せず)と、冷媒パイプ53の蛇行して形成されている部分を固定するリブ64Aを有し、冷媒パイプ53を支持することで取り付けている。
上記した構成を有する冷却器33等は、仕切体25と内箱2bとの間に形成された冷却室13に収納されている。
上記した構成の冷却器33の動作は以下のとおりである。
冷却器33が冷却を行う際には、冷媒パイプ53の内部を低温の冷媒が通過することにより、冷媒パイプ53に接触している各冷却フィン52も冷却される。この状態で、図2に示す送風機32が稼働すると、図5(A)にて上方に向く気流が発生する。そして、上昇する空気が冷媒パイプ53と冷却フィン52に接触することにより冷却され、冷却された空気が各貯蔵室に供給される。冷却器33による空気の冷却を続行すると、空気中に含まれる水分が冷媒パイプ53と冷却フィン52に付着して着霜する。この着霜は冷媒パイプ53を中心に進行する。霜が冷却フィン52に大量に付着すると、冷却フィン52同士の間隙が霜により塞がれてしまい、空気が上方に流通できずに冷却器33による冷却の効率が低下する。
よって、冷却器33では、定期的に除霜行程を行なっている。具体的には、先ず、圧縮器31の動作と送風機32を停止して冷却器33の冷却を停止する。これにより、着霜の進行が停止する。次に、除霜ヒーター51に通電させて加熱し、熱せられて高温となった空気を上昇させ、冷媒パイプ53および冷却フィン52同士の間を通過させ、霜を融解させる。
これにより、高温の空気に接触した霜が溶解して水となり下方に滴下する。滴下した水は、ヒーターカバー54で受け止められるので、除霜ヒーター51には接触せず、冷却器33の下方にある露受け皿66に滴下し、排水孔(図示せず)から冷蔵庫の庫外へ排出される。
冷却器33の上部に取り付けてある温度センサー(図示せず)が設定温度以上になると除霜ヒーター51への通電を停止し、除霜行程を終了させる。この後、一定時間経過後に圧縮器と送風機を順々に動作させることで各貯蔵室温度の冷却を開始する。
図5(B)を参照して、本形態では、ヒーターカバー54の端部を、冷媒パイプ53が冷却フィン52を貫通する箇所の下方に配置している。これにより、除霜ヒーター51により加熱された空気(暖気)の流れを好適にして、効率的な除霜が実現される。
具体的には、冷却器33が冷却する際には、冷媒が通過する冷媒パイプ53から着霜が進行するので、霜は冷媒パイプ53を中心に徐々に付着してゆく。従って、効率的に除霜を行うためには、この冷媒パイプ53が配置された部分に対して、効率的に暖気を供給する必要がある。
一方、水が除霜ヒーター51に滴下することを防止するために、除霜ヒーター51の上方にはヒーターカバー54が設けられている。よって、除霜ヒーター51により暖められた暖気はヒーターカバー54の端部から上方に抜けるように上昇していく。従って、暖気の経路はヒーターカバー54の端部の位置に大きく影響される。しかしながら、一般には、冷媒パイプ53とヒーターカバー54との相対的な位置関係は考慮されていなかったので、除霜効率は必ずしも良好でない場合があった。
本形態では、冷却フィン52を貫通する冷媒パイプ53同士が離間する冷蔵庫奥行き方向の幅L2を広くしている。具体的には、幅L2は、冷却フィン52の幅L1に対して0.6倍以上としている。これにより、冷媒パイプ53を中心に着霜が進んだとしても、この霜により冷却フィン52同士の間隙が閉塞することが抑止される。このL2が短いと、冷媒パイプ53付近に集中する霜により空気が上昇する通路が塞がれるために、前記L2が広い場合より、冷却器33の冷却効率が低下し易い。更に本形態では、除霜ヒーター51を用いた除霜の効率を高めるために、ヒーターカバー54の両端部を、冷媒パイプ53の下方に配置している。このために、ヒーターカバー54の幅L4を、冷媒パイプ53同士が離間する冷蔵庫奥行き方向の幅L2と略同じにしている。この結果、ヒーターカバー54の幅L4は、ガラス管から成る除霜ヒーター51の幅L3と比して大きくなっている。例えば、L4がL3の2倍以上となるようにしている。
これにより、除霜ヒーター51で加熱された暖気は、ヒーターカバー54の両端部を通過して、最下段の冷媒パイプ53に接触する。よって、冷媒パイプ53の内部で冷媒が沸騰して熱移動が発生し、上段の冷媒パイプ53の温度も上昇し、付着した霜が良好に溶融する。ここでは、暖気の進行を太線の矢印で示している。
また、最下方の冷媒パイプ53に接触した暖気は、左右に枝分かれ、上方に配置された他の冷媒パイプ53に接触しつつ上昇を続ける。これにより、暖気が各冷媒パイプ53付近を上昇するので、冷媒パイプ53付近に優先的に付着する霜を効率的に溶解できる。
ここで、ヒーターカバー54の両端部の位置は、最下段に配置された冷媒パイプ53の中心の直下とすることが好ましい。このようにすることで、除霜ヒーター51で加熱された空気の大部分が最下段の冷媒パイプ53に接触し、上記した効果が顕著に奏される。
更に本形態では、最下段の冷却フィン52の下端とヒーターカバー54とを所定以上離間させている。これにより、冷蔵室から冷却室13に帰還される空気を、最下段の冷却フィン52の下端とヒーターカバー54との間に導入させ、冷蔵室から帰還する空気の風路抵抗を小さくすることができ、冷蔵室の冷却不足を防止することができる。
具体的には、図5(A)、図5(B)を参照して、上記のように離間する各冷媒パイプ53の下方にヒーターカバー54の両端部が配置されるため、ヒーターカバー54の幅L4は例えば50mm程度に幅広に形成される。この結果、仕切体25(冷却室13の側壁)とヒーターカバー54の端部との間隙の距離L5は狭くなる。同様に内箱2b(冷却室の側壁)とヒーターカバーの端部との距離L6も狭くなる。L5およびL6の具体的な長さは例えば14.5mmである。
従って、冷蔵室から帰還される空気をヒーターカバー54の下方から冷却室13に導入すると、幅が広いヒーターカバー54により空気の上昇が妨げられ、風路抵抗が大きくなることで冷蔵室への冷却が不足し易い。特に冷却器33が着霜した際には冷蔵室への循環冷気が不足することで冷蔵室の温度が高くなることが予測される。
そこで本形態では、最下段の冷却フィン52の下端とヒーターカバー54とが高さ方向に離間する距離L7を、上記したL5やL6よりも大きくしており、両者の間の空間を大きく確保している。この距離L7は例えば25.5mmである。これにより、最下段の冷却フィン52とヒーターカバー54との間の空間に、冷蔵室から帰還される空気を良好に導入させ、風路損失を小さくすることでき、冷蔵室の冷却が良好に行える。
図6を参照すると、冷却器33が冷却を行なっている際は、冷蔵室から冷却室13に戻される空気は、帰還風路21を下方向に移動して戻り口50から冷却室13に進入する。その後、最下段の冷却フィン52の下端とヒーターカバー54との間に空気は進入する。ここで、最下段の冷却フィン52の下端は、戻り口50の上端よりも下方に存在しているが、最下段の冷却フィン52の下端とヒーターカバー54との距離L7は上記したように充分に大きく確保されている。よって、戻り口50から冷却室13に導入された空気は、両者の間に良好に導入され、その後、各冷却フィン52同士の間を通過して冷却された後に、冷却器33の上方に抜けて各貯蔵室に供給される。
図7を参照して、比較例の冷却器33を説明する。
図7(A)に示す冷却器33では、冷媒パイプ53同士が離間する距離L2は上記と同様に広く確保されており、冷却フィン52の幅L1の0.6倍以上である。これにより、冷媒パイプ53同士が充分に離間しているので、冷媒パイプ53を中心に付着する霜に起因して空気の通路が閉塞することが抑制される。しかしながら、ここでは、ヒーターカバー54の幅L4が上記本形態と比較して狭い。従って、ヒーターカバー54の両端部は、冷媒パイプ53の下方ではなく、冷媒パイプ53の内側に位置している。よって、除霜行程にて除霜ヒーター51の発熱で空気を加熱しても、加熱された空気は冷媒パイプ53の内側を通過して上昇し、冷媒パイプ53にはそれほど接触しない。よって、上記した本形態の効果は奏されずに除霜行程の効率が低下する恐れがある。
図7(B)に示す冷却器33では、冷媒パイプ53同士の幅L2が狭くなっており、冷却フィン52の幅L1の0.5倍程度である。一方、ヒーターカバー54の両端部は、冷媒パイプ53の下方に配置されている。よって、この冷却器33で除霜行程を行うと、除霜ヒーター51で加熱された空気がヒーターカバー54の両端部から抜けて最下段の冷媒パイプ53に接触する。よって、冷媒パイプ53付近に付着する霜は効率的に溶融される。しかしながら、この図に示す冷却器33では、上記したように冷媒パイプ53同士の距離が短いので、冷媒パイプ53から着霜が進行することにより、冷媒パイプ53同士の間隙が霜で塞がれ、冷却効率が低下する。
上記した2つの比較例に比べて本形態の冷却器33は、冷媒パイプ53同士が離間する距離L2を広くすることで着霜に起因した冷却効率の低下が抑制されている。更に、ヒーターカバー54の両端部を冷媒パイプ53の下方に配置することで、除霜ヒーター51で加熱された空気を冷媒パイプ53に接触させて除霜行程の効率を向上させている。
図8を参照して、上記した本形態の効果を説明する。図8では、横軸が経過時間を示し、縦軸がセンサー温度を示している。また、図5に示す本形態の冷却器33を用いた結果を実線で示し、図7(A)に示した比較例を用いて結果を点線で示している。
このグラフからも明らかなように、実線で示す本形態の冷却器33の方が、点線で示す比較例よりも早期にセンサー温度が上昇しており、除霜行程が早期に終了している。具体的には、本形態では除霜ヒーターに通電する時間が31分間であるのに対し、比較例では35分間の通電を要する。よって、本形態では、除霜に要する時間および電力が比較例よりも少なくて済む利点がある。
1 冷蔵庫
2 断熱箱体
2b 内箱
3 冷蔵室
4 製氷室
5 上段冷凍室
6 下段冷凍室
7 野菜室
13 冷却室
14 給風路
16 給風路
18 給風路
21 帰還風路
24 前面カバー
25 仕切体
26 野菜室風路カバー
27 断熱部材
28 断熱部材
35 断熱仕切壁
36 断熱仕切壁
32 送風機
31 圧縮器
33 冷却器
34 ダンパ装置
34c 駆動モータ
40 シール部材
50 戻り口
51 除霜ヒーター
52 冷却フィン
53 冷媒パイプ
54 ヒーターカバー
60 帰還風路
61 戻り口
62 野菜室供給風路
63 吹出口
64 取付具
64A リブ
65 端板
66 露受け皿

Claims (3)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮器と、前記冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮された前記冷媒を膨張させる膨張装置と、膨張した前記冷媒を蒸発させる冷却器と、が配管で接続された冷凍サイクルと、
    前記冷却器の下方に配置された除霜用のヒーターと、
    前記ヒーターと前記冷却器との間に配置されたヒーターカバーと、を備え、
    前記冷却器は、並列配置された冷却フィンと、前記冷却フィンを貫通して冷媒が流通する冷媒パイプとを有し、前記ヒーターカバーの両端部は、前記冷媒パイプの下方に配置され、
    奥行き方向で前記冷却器が配設される冷却室の側壁と前記ヒーターカバーの端部とが離間する距離よりも、高さ方向で最下段の前記冷却フィンの下端と前記ヒーターカバーとが離間する距離の方が長いことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 冷蔵室から前記冷却室に帰還される空気が、最下段の前記冷却フィンの下端と前記ヒーターカバーとの間に導入されることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷媒パイプ同士が冷蔵庫の奥行き方向に離間する幅は、前記冷却フィンの冷蔵庫奥行方向での幅の0.6倍以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
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