JP6026233B2 - 流量制御弁 - Google Patents
流量制御弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6026233B2 JP6026233B2 JP2012247539A JP2012247539A JP6026233B2 JP 6026233 B2 JP6026233 B2 JP 6026233B2 JP 2012247539 A JP2012247539 A JP 2012247539A JP 2012247539 A JP2012247539 A JP 2012247539A JP 6026233 B2 JP6026233 B2 JP 6026233B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- case
- upstream
- valve
- guide portions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Safety Valves (AREA)
Description
図9に示すように、PCVバルブ140は、流入口143及び流出口144を有する中空円筒状のケース142と、ケース142内に往復動可能に収容される弁体146とを備えている。流入口143は、エンジン(内燃機関)のシリンダヘッドカバーの内部に連通される。また、流出口144は、エンジンの吸気通路においてスロットル弁の下流側の通路部に連通される。ケース142の内部において、流入口143と流出口144との間には、所定の内径及び軸方向長さを有する断面円形状の計量部156がケース142の内壁によって形成されている。
また、弁体146の基軸部160の基端部(図9において右端部)には、放射状に突出されかつケース142の通路壁面に対して摺動接触可能な突起状の3個の上流側ガイド部165が形成されている。
また、ケースに対して摺動接触可能な複数本の下流側ガイド部及び複数個の上流側ガイド部を有する弁体を備えた流量制御弁は、例えば特許文献1に記載されている。
一方、ケース142と弁体146との間の両摺動部(計量部156と下流側ガイド部170との間の摺動部、及び、上流側の通路壁面152と上流側ガイド部165との間の摺動部)には、摺動性を確保するためにクリアランスが必要である。両摺動部のクリアランスは、両摺動部の摩耗及び作動音の防止の面からは小さい方が望ましい。
第1の発明は、流入口及び流出口を有するケース内に弁体が往復動可能に収容され、ケースの内壁により断面円形状の計量部が形成され、弁体は、その外周に全周にわたり形成されたテーパ状部によって先端側部分よりも基端側部分が拡径され、弁体の先端側部分をケースの計量部に挿入してその往復動方向におけるテーパ状部の位置を変化させることにより計量部とテーパ状部との間の隙間を通過して流入口から流出口に流れる流体を計量する流量制御弁であって、弁体の先端側部分には、テーパ状部から放射状に突出されるとともに軸方向に延びかつケースの計量部に対して摺動接触可能なリブ状の複数本の下流側ガイド部が形成され、弁体の基端側部分には、その基端側部分から放射状に突出されかつケースの上流側の通路壁面に対して摺動接触可能な突起状の複数個の上流側ガイド部が形成され、弁体の円周上の複数本の下流側ガイド部と複数個の上流側ガイド部とは、弁体の円周方向の異なる位置に配置されている。
ところで、弁体の円周上の複数本の下流側ガイド部と複数個の上流側ガイド部とは、弁体の円周方向の異なる位置に配置されている。このため、ケースと弁体との間の両摺動部(計量部と下流側ガイド部との間の摺動部、及び、上流側の通路壁面と上流側ガイド部との間の摺動部)において、ケース及び弁体の成形あるいは組付け等の製造上の誤差により同軸ずれや軸線の傾きが一定値以上になる場合において、弁体が傾いたとしても、ケースに対して弁体が3点当接することがない。したがって、弁体の作動不良を防止することができる。すなわち、仮に、ケースと弁体との間の両摺動部のクリアランスを従来例と同じとした場合は、弁体の作動不良を防止することのできる製造上の誤差の許容量いわゆる余裕度を増加させることができる。また逆に、弁体の作動不良を防止することのできる製造上の誤差の許容量(余裕度)を従来例と同じとした場合は、ケースと弁体との間の両摺動部のクリアランスを小さくすることができる。よって、弁体の作動不良の防止と両摺動部の摩耗及び作動音の防止とを両立させることができる。
図8に示すように、ブローバイガス還元装置10は、内燃機関であるエンジン12のエンジン本体13の燃焼室(図示省略)からシリンダブロック14のクランクケース15内に洩れたブローバイガスをインテークマニホールド20内に導入することにより、燃焼室で再び燃焼させるシステムである。
図1に示すように、PCVバルブ40は、流入口43及び流出口44を有する中空円筒状のケース42と、ケース42内に往復動可能に収容される弁体46とを備えている。ケース42内の中空部は、軸方向(図1において左右方向)に延びるガス通路48となっている。ケース42の後端部(図1において右端部)は、前記ブローバイガス通路36(図8参照)の上流側の通路部に接続される。また、ケース42の前端部(図1において左端部)は、ブローバイガス通路36の下流側の通路部に接続される。また、ケース42の後端部は、前記シリンダヘッドカバー18(図8参照)のブローバイガス取出口18bに接続される場合もある。ガス通路48には、流体であるブローバイガスが流れる。なお、ガス通路48は本明細書でいう「流体通路」に相当する。
図3に示すように、前側のケース半体42aの中央部には、径方向内方へフランジ状に突出するシート部50が同心状に形成されている。また、後側のケース半体42b内すなわちガス流入側(図3において右側)には、中空円筒状の上流側の通路壁面52が形成されている。また、前側のケース半体42aのシート部50よりも前側すなわちガス流出側(図3において左側)には、中空円筒状の下流側の通路壁面54が形成されている。
図5に示すように、基軸部60の後端部(基端部)60aは、外径を大きくする軸状に形成されている。後端部60の中央部後端寄りには、径方向外方へ突出するフランジ部64が同心状に形成されている。また、テーパ状部62は、先端側部分よりも基端側(基軸部60側)部分が拡径されている。また、テーパ状部62の基端側部分は、基軸部60に同一外径で連続する円柱状に形成されている。また、テーパ状部62は、例えば、先端側部分よりも基端側部分が拡径された複数のテーパ部と、軸方向に一定の外径を有する複数のストレート部との組み合わせによって構成されている。テーパ部の段数及びテーパ角やストレート部の段数及び長さ等は適宜変更することができる。
また、エンジン12の中負荷時には、スロットルボデー24(図8参照)のスロットル弁24aの開度が大きくなり、吸気通路27に発生する負圧は減少する。このため、弁体46はスプリング66の付勢力により流入口43側に変位される。これにより、弁体46のテーパ状部62と計量部56との間に形成される開口部の流路断面積は徐々に増大し、PCVバルブ40を流れるブローバイガスの流量は、低負荷時と比較して増加する。
このように、ケース42の計量部56に弁体46のテーパ状部62が挿入され、計量部56内における弁体46の往復動方向におけるテーパ状部62の位置が変化することにより、計量部56とテーパ状部62との間の開口部を流れるブローバイガスの流量が計量(調量)される。
12…エンジン(内燃機関)
40…PCVバルブ(流量制御弁)
42…ケース
42a…前側のケース半体
42b…後側のケース半体
43…流入口
44…流出口
46…弁体
56…計量部
62…テーパ状部
65…上流側ガイド部
70…下流側ガイド部
Claims (3)
- 流入口及び流出口を有するケース内に弁体が往復動可能に収容され、
前記ケースの内壁により断面円形状の計量部が形成され、
前記弁体は、その外周に全周にわたり形成されたテーパ状部によって先端側部分よりも基端側部分が拡径され、
前記弁体の先端側部分を前記ケースの計量部に挿入してその往復動方向における前記テーパ状部の位置を変化させることにより前記計量部と前記テーパ状部との間の隙間を通過して前記流入口から前記流出口に流れる流体を計量する
流量制御弁であって、
前記弁体の先端側部分には、前記テーパ状部から放射状に突出されるとともに軸方向に延びかつ前記ケースの計量部に対して摺動接触可能なリブ状の3本の下流側ガイド部が形成され、
前記弁体の基端側部分には、その基端側部分から放射状に突出されかつ前記ケースの上流側の通路壁面に対して摺動接触可能な突起状の3個の上流側ガイド部が形成され、
前記3本の下流側ガイド部と前記3個の上流側ガイド部とは、それぞれ前記弁体の円周方向に等間隔でかつ前記弁体の円周方向に1/2ずつ位相をずらして配置されており、
前記弁体が傾いて1つの前記下流側ガイド部が前記計量部の下流側口縁に当接するときには、前記テーパ状部が前記計量部の上流側口縁に当接するか、又は、1つの前記上流側ガイド部が前記上流側の通路壁面に当接するように構成されている
ことを特徴とする流量制御弁。 - 請求項1に記載の流量制御弁であって、
前記ケースは、軸方向に二分割された一対のケース半体を相互に接合してなる二体構造であることを特徴とする流量制御弁。 - 請求項1又は2に記載の流量制御弁であって、
前記流量制御弁は、内燃機関のブローバイガス還元装置に用いられるPCVバルブであることを特徴とする流量制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012247539A JP6026233B2 (ja) | 2012-11-09 | 2012-11-09 | 流量制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012247539A JP6026233B2 (ja) | 2012-11-09 | 2012-11-09 | 流量制御弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014095435A JP2014095435A (ja) | 2014-05-22 |
JP6026233B2 true JP6026233B2 (ja) | 2016-11-16 |
Family
ID=50938665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012247539A Active JP6026233B2 (ja) | 2012-11-09 | 2012-11-09 | 流量制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6026233B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS485292Y1 (ja) * | 1966-06-11 | 1973-02-10 | ||
US4375228A (en) * | 1981-02-23 | 1983-03-01 | General Motors Corporation | Two-stage flow restrictor valve assembly |
JP2007120660A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Toyota Boshoku Corp | 流量制御弁 |
-
2012
- 2012-11-09 JP JP2012247539A patent/JP6026233B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014095435A (ja) | 2014-05-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6005508B2 (ja) | 流量制御弁 | |
JP5680517B2 (ja) | 流量制御弁 | |
JP5955525B2 (ja) | 流量制御弁 | |
JP2014040791A (ja) | 流量制御弁 | |
JP2012518744A5 (ja) | ||
JP6544114B2 (ja) | 逆止弁装置及び蒸発燃料供給システム | |
JP2011169258A (ja) | Pcvバルブの取付構造 | |
JP6510839B2 (ja) | 樹脂製給油口 | |
JP5013277B2 (ja) | 可変吸気装置 | |
JP5694052B2 (ja) | 流量制御弁 | |
JP2018028285A (ja) | Pcvバルブの取付構造 | |
WO2006102510A2 (en) | Positive crankcase ventilation valve assembly with a vacuum pulsation dampener | |
JP2012255363A (ja) | 流量制御弁 | |
JP6026233B2 (ja) | 流量制御弁 | |
JP2012251496A (ja) | 流量制御弁 | |
JP2012246908A (ja) | 流量制御弁 | |
JP5968762B2 (ja) | Pcvバルブ | |
EP2929171B1 (en) | Valve mechanism for an internal combustion engine, internal combustion engine and automotive vehicle | |
JP2013024178A (ja) | 流量制御弁 | |
JP5774394B2 (ja) | 流量制御弁 | |
JP2007218100A (ja) | ブローバイガス制御装置 | |
JP2016180411A (ja) | バルブ | |
JP2011021726A (ja) | バタフライ弁およびその製造方法 | |
US20140338309A1 (en) | Exhaust system having a flow rotation element and method for operation of an exhaust system | |
JP2011117557A (ja) | 圧力調整弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150318 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160223 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160407 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160927 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161012 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6026233 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |