JP6024396B2 - 経路案内システム、経路案内装置、及び走行経路送信装置 - Google Patents

経路案内システム、経路案内装置、及び走行経路送信装置 Download PDF

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Description

本発明は、経路案内システム、ならびに、この経路案内システムに含まれる経路案内装置及び走行経路送信装置に関するものである。
従来、緊急自動車を緊急事態の発生現場に誘導する技術が知られている。例えば、特許文献1には、本部装置が、収集した各種情報から、消防車両を火災現場に誘導する経路情報を検索して無線で送信するとともに、本部装置から経路情報を受信した消防車両において、その経路情報を画面表示する技術が開示されている。
特許第3501724号公報
特許文献1に開示の技術では、本部装置で収集した各種情報から検索した経路情報を消防車両に無線で送信するため、緊急事態の発生を確認してから各種情報を収集するものとした場合には、本部装置で緊急事態の発生を確認してから経路情報の送信を行うまでに時間がかかってしまう。従って、緊急時にも関わらず、緊急事態の発生現場への消防車両の誘導を迅速に行うことができないという問題点が生じる。
また、緊急事態の発生前から各種情報を収集しているものとした場合にも、収集した情報の鮮度が落ちているため、緊急事態の発生現場周辺の近況に沿っていない経路情報を本部装置で検索して送信してしまうことがある。具体的には、駐車車両や路上を塞ぐ構造物等によって通行不能な区間が突発的に生じていた場合にも、通行不能な区間を経路に含む経路情報を送信してしまうことになる。よって、本部装置から送信された経路情報に沿って走行している緊急自動車の乗員が、通行不能な区間で行き止った上で引き返し、自ら緊急事態の発生現場に到達可能な経路を捜して当該発生現場に向かわなければならない問題点が生じる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、緊急自動車の乗員に対して、緊急事態の発生現場に到達可能な経路の案内を行うとともに、緊急事態の発生現場への誘導を迅速に行うことを可能にする経路案内システム、経路案内装置、及び走行経路送信装置を提供することにある。
本発明の経路案内システムは、車両に用いられ、所定の地点から緊急事態の発生場所である緊急現場に到達するまでの車両の進入経路を記録する進入経路記録手段(25、25a、S3、S46)と、進入経路記録手段で記録した進入経路を、車両が緊急現場に到達した際に車両の乗員によって行われる所定の操作を検出した場合に送信を開始する進入経路送信手段(25、25a、S4、S47)とを備える走行経路送信装置(25、25a)と、緊急自動車に用いられ、他車両で用いられる走行経路送信装置から送信された進入経路を受信する進入経路受信手段(25、25b、25c)と、進入経路受信手段で受信した進入経路をもとに、緊急現場への経路案内を行う案内手段(25、25b、25c、S25、S27、S66、S68)とを備える経路案内装置(25、25b、25c)と、を含むことを特徴としている。
これによれば、先に緊急現場に到達した車両の走行経路送信装置から送信されてくる、当該車両が実際に通過してきた進入経路をもとに、緊急自動車の経路案内装置で経路案内を行うことになる。先に緊急現場に到達した車両が実際に通過してきた進入経路は、実際に緊急現場に到達可能であった経路であるので、以上の構成によれば、実際に緊急現場に到達可能な経路の案内を緊急自動車の乗員に対して行うことが可能になる。
他にも、先に緊急現場に到達した車両の進入経路を、実際に緊急現場に到達可能な経路として用いることができるので、複数の車両やセンタ等から各種情報を収集することで当該経路を検索する構成よりも短時間で当該経路を得て、緊急現場への経路案内を行うことができる。また、走行経路送信装置からの進入経路の送信は、車両が緊急現場に到達した際に車両の乗員によって行われる所定の操作を検出した場合に開始されるので、走行経路送信装置からの進入経路の送信は、車両が緊急現場に到達してから短時間に行われる可能性が高い。従って、以上の構成によれば、緊急事態の発生現場への誘導を迅速に行うことが可能になる。
さらに、走行経路送信装置からの進入経路の送信は、上述したように、車両が緊急現場に到達してから短時間に行われる可能性が高いので、より近況に沿った通行可能な進入経路を送信することが可能となる。従って、より確実に緊急現場に到達可能な経路の案内を緊急自動車の乗員に対して行うことも可能になる。
その結果、緊急自動車の乗員に対して、緊急事態の発生現場に到達可能な経路の案内を行うとともに、緊急事態の発生現場への誘導を迅速に行うことが可能になる。
ナビゲーションシステム100の概略的な構成を示す図である。 ナビゲーション装置1の概略的な構成を示すブロック図である。 実施形態1における制御装置25aでの進入経路送信関連処理のフローを示すフローチャートである。 実施形態1における制御装置25bでの進入経路案内関連処理のフローを示すフローチャートである。 (a)及び(b)は、進入経路の余剰部分について説明を行うための模式図である。 (a)及び(b)は、余剰除去処理の一例についての説明を行うための模式図である。 経路案内における表示装置18での進入経路の表示の一例を示す図である。 変形例1における制御装置25bでの進入経路案内関連処理のフローの一部を示すフローチャートである。 進入経路の送信元の車両よりも自車両の方が大きい旨を示す情報の表示の一例を示す図である。 実施形態2における制御装置25aでの進入経路送信関連処理のフローを示すフローチャートである。 ナビゲーションシステム100aの概略的な構成を示す図である。 実施形態3における制御装置25cでの進入経路案内関連処理のフローを示すフローチャートである。 変形例3における制御装置25cでの進入経路案内関連処理のフローの一部を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明が適用されたナビゲーションシステム100の概略的な構成を示す図である。図1に示すナビゲーションシステム100は、複数の緊急自動車A・Bの各々に1つずつ搭載されたナビゲーション装置1を含んでいる。ナビゲーションシステム100が請求項の経路案内システムに相当する。
図1の例では、便宜上、緊急事態の発生場所(以下、緊急現場)Deに先に到達している緊急自動車Aに搭載されたナビゲーション装置1をナビゲーション装置1a、緊急現場Deに到達していない緊急自動車Bに搭載されたナビゲーション装置1をナビゲーション装置1bとしている。また、図1の破線で示す円Raが、緊急自動車Aのナビゲーション装置1aの車車間通信での通信範囲を示している。
ここで言う緊急自動車とは、人命救助や火災対応など、何らかの理由で急を要する業務に利用される自動車であって、例えば消防用自動車や救急用自動車や警察車両が該当する。また、緊急現場は、火災現場や震災時の建物倒壊現場等が該当する。
ここで、図2を用いてナビゲーション装置1(つまり、ナビゲーション装置1a・1b)の概略的な構成について説明を行う。図2に示すようにナビゲーション装置1は、位置検出器11、地図データベース(DB)16、外部メモリ17、表示装置18、音声出力装置19、操作スイッチ群20、リモートコントロール端末(以下リモコン)21、リモコンセンサ22、外部入力インターフェース(I/F)23、通信機24、及び制御装置25を備えている。
位置検出器11は、いずれも周知の地磁気センサ12、ジャイロスコープ13、走行距離を算出するための車速(距離)センサ14、及び衛星からの電波に基づいて自装置の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機15を有しており、自装置の現在位置を逐次検出する。例えば、自装置の現在位置は、緯度・経度で表される座標であるものとする。
これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、各センサの精度によっては位置検出器11を上述した内の一部で構成しても良い。ナビゲーション装置1が車両で用いられる場合は、位置検出器11はその車両の現在位置(以下、車両位置)を逐次検出することになる。以下では、位置検出器11は車両位置を逐次検出するものとして説明を行う。
地図DB16は、地図データが記憶されている。地図データには、道路を示すリンクデータとノードデータとが含まれる。リンクデータは、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンク方向、リンク方位、リンクの始端及び終端ノード座標(緯度・経度)、道路名称、道路種別、一方通行禁止や右左折禁止等の規制属性、道路幅員、車線数、右折・左折専用車線の有無とその専用車線の数、及び速度規制値等の各データから構成される。一方、ノードデータは、地図上の各道路が交差、合流、分岐するノード毎に固有の番号を付したノードID、ノード座標、ノード名称、ノードに接続するリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、及び交差点種類等の各データから構成される。
地図DB16の地図データは、図示しない通信I/Fを通じてインターネット等のネットワークから制御装置25がダウンロードする構成としてもよいし、予め格納している構成としてもよい。地図DB16としては、例えばCD−ROM、DVD−ROM、メモリカード、HDD等の記憶媒体を用いる構成としてもよい。
外部メモリ17は、書き込み可能なHDD等の大容量記憶装置である。外部メモリ17には大量のデータや電源をオフしても消去してはいけないデータを記憶したり、頻繁に使用するデータを地図DB16からコピーして利用したりする等の用途がある。なお、外部メモリ17は、比較的記憶容量の小さいリムーバブルなメモリであってもよい。
表示装置18は、例えばフルカラー表示が可能なものであり、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等を用いて構成することができる。また、音声出力装置19は、スピーカ等から構成され、制御装置25の指示に基づいて案内音声等を出力する。
操作スイッチ群20は、例えば表示装置18と一体になったタッチスイッチ若しくはメカニカルなスイッチ等が用いられ、スイッチ操作により制御装置25へ各種機能の操作指示を行う。
リモコン21には複数の操作スイッチ(図示せず)が設けられ、スイッチ操作によりリモコンセンサ22を介して各種指令信号を制御装置25に入力することにより、操作スイッチ群20と同じ機能を制御装置25に対して実行させることが可能である。
外部入力I/F23は、自車両に搭載されたECUやセンサから、車両状態の情報を制御装置25が取得するためのインターフェースである。例えば、外部入力I/F23には、CAN(controller area network)などの通信プロトコルに準拠した車内LAN等を介して自車両に搭載されたECUやセンサから車両状態の情報が入力されてくるものとする。
車両状態の情報の一例としては、シフトポジションセンサの信号、パーキングブレーキスイッチのオンオフの信号、ドアカーテシスイッチのオンオフの信号等がある。また、緊急自動車に、放水装置等の救助器具を作動させたことを検知するセンサやスイッチが備えられている場合には、救助器具を作動させたことを検知したセンサやスイッチの信号も車両情報の情報に該当する。
通信機24は、送受信アンテナを備え、自車両の周囲に存在する他車両(詳しくは、他車両の通信機24)との間で、電話網を介さずに無線通信によって自車両の情報の配信や当該他車両の情報の受信(つまり、車車間通信)を行う。例えば、700MHz帯の電波を用いた場合には、自車両位置を中心とした例えば半径約1kmの範囲に存在する他車両との間で車車間通信を行い、5.9GHz帯の電波を用いた無線通信の場合には、自車両位置を中心とした例えば半径約500mの範囲に存在する他車両との間で車車間通信を行う。
制御装置25は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等よりなるマイクロコンピュータを主体として構成される。そして、制御装置25は、位置検出器11、地図DB16、外部メモリ17、操作スイッチ群20、リモコンセンサ22、外部入力I/F23、通信機24から入力された各種情報に基づき、各種処理を実行する。例えば、緊急現場に到着した緊急自動車Aの制御装置25(以下、制御装置25a)においては、後述の進入経路送信関連処理を実行する。また、緊急現場に到着していない緊急自動車B(以下、制御装置25b)においては、後述の進入経路案内関連処理を実行する。
次に、図3を用いて、制御装置25aでの進入経路送信関連処理についての説明を行う。制御装置25aが請求項の走行経路送信装置に相当する。図3は、制御装置25aでの進入経路送信関連処理のフローを示すフローチャートである。なお、本フローチャートは、一例としては、緊急自動車Aのナビゲーション装置1aの操作スイッチ群20のうちの、緊急現場に出動する際に操作する専用スイッチの操作が行われたときに開始する構成とすればよい。
まず、ステップS1では、位置検出器11で逐次検出する緊急自動車Aの車両位置と、地図DB16の地図データとから、緊急自動車Aの走行経路を逐次特定し、特定した走行経路をRAM等の電気的に書き換え可能なメモリに逐次記憶していく。走行経路は、例えば前述のリンクデータとノードデータとから表す構成とすればよい。
ステップS2では、所定のトリガを検出したか否かを判定する。ここで言うところの所定のトリガとは、緊急自動車Aが緊急現場に到達した際に緊急自動車Aの乗員によって行われる所定の操作である。
所定のトリガは、例えばナビゲーション装置1aの操作スイッチ群20のうちの、緊急現場に到着した際に緊急自動車Aの乗員が操作する専用スイッチの操作とすればよい。これによれば、緊急現場における活動地点として最適の地点に到達したと乗員が判断した上で、この最適の地点を到達点とする進入経路の送信を行うことが可能になる。
また、所定のトリガは、緊急自動車Aの駐車としてもよい。これによれば、緊急現場に緊急自動車Aを駐車すれば、自動でこの駐車位置を到達点とする進入経路の送信を行うため、進入経路の送信を行うための乗員の負担が軽減される。駐車の検出については、シフトポジションが駐車位置であることを示すシフトポジションセンサの信号、パーキングブレーキスイッチのオン信号、ドアカーテシスイッチのオフ信号の入力をもとに行う構成とすればよい。
他にも、所定のトリガは、緊急自動車Aの救助器具の作動としてもよい。これによれば、緊急現場に到着後に救助器具を作動させれば、自動でこの駐車位置を到達点とする進入経路の送信を行うため、進入経路の送信を行うための乗員の負担が軽減される。救助器具の作動の検出については、救助器具を作動させたことを検知したセンサやスイッチの信号の入力をもとに行う構成とすればよい。
そして、ステップS2では、トリガを検出したと判定した場合(ステップS2でYES)には、ステップS3に移る。一方、トリガを検出したと判定しなかった場合(ステップS2でNO)には、ステップS1に戻ってフローを繰り返す。
ステップS3では、進入経路記録処理を行って、ステップS4に移る。進入経路記録処理では、メモリに記憶した緊急自動車Aの走行経路をもとに、所定の地点から緊急現場に到達するまでの緊急自動車Aの進入経路を、RAM等の電気的に書き換え可能なメモリに記録する。よって、このステップS3の処理が請求項の進入経路記録手段に相当する。
ここで、緊急現場の到達点は、前述の所定のトリガを検出した時点において位置検出器11で検出していた車両位置とする。また、所定の地点は、緊急現場の到達点から遡って所定距離以上となるノードとすればよい。この場合、緊急現場の到達点から遡った距離は、メモリに記憶した走行経路の各リンクのリンク長から算出する構成とすればよい。さらに、所定の地点は、緊急現場の到達点から遡って所定数個目のノードとしてもよい。
他にも、メモリに記憶した走行経路において、車線数が片側2車線から片側1車線に切り替わったノードや道路幅員が所定値以上減少したノードのうち、緊急現場の到達点に最も近い地点を所定の地点とする構成としてもよい。これによれば、幹線道路等の比較的迷いにくい道路から細街路等の比較的迷いやすい道路に進入する地点を所定の地点とすることが可能になる。よって、緊急現場に到達する走行経路のうち、案内が必要になりやすい細街路に限定した経路を進入経路として緊急自動車Aから送信することが可能になる。
ステップS4では、進入経路送信処理を行ってステップS5に移る。進入経路送信処理では、進入経路記録処理で記録した進入経路に、送信元を特定するための識別情報(以下、送信ID)を付与して、通信機24からの車車間通信によって送信する。よって、このステップS4の処理が請求項の進入経路送信手段に相当する。進入経路送信処理では、進入経路を例えば所定の送信周期で送信し続けるものとする。送信周期は、例えば100msecごとや1secごとなどとすればよい。
また、進入経路送信処理では、自車両の大きさ(以下、車両サイズ)や自車両の向かうべき緊急現場を特定する識別情報(以下、緊急現場特定情報)も、進入経路に付与して送信する構成とすることが好ましい。ここで言うところの車両サイズとしては、例えば車幅を用いる構成とすればよいが、車幅が推定可能であれば車長等を用いる構成としてもよい。車両サイズについては、制御装置25aの不揮発性メモリに予め記憶してあるものとする。よって、制御装置25aが請求項の送信側サイズ記憶手段に相当する。
緊急現場特定情報としては、例えば緊急現場の住所やID等を用いる構成とすればよい。緊急現場特定情報については、操作スイッチ群20を介して入力されたものを制御装置25aが取得する構成としてもよいし、例えば緊急自動車の本部装置から通信機24を介した無線通信等で制御装置25aが取得する構成としてもよい。よって、緊急現場特定情報が請求項の現場識別情報に相当し、制御装置25aが請求項の送信側現場取得手段に相当する。
ステップS5では、進入経路の送信終了のタイミングか否かを判定する。例えば、ナビゲーション装置1aの操作スイッチ群20のうちの、進入経路の送信を終了するための専用スイッチの操作を検出した場合に、進入経路の送信終了のタイミングと判定する構成とすればよい。他にも、シフトポジションが駐車位置から後退位置や前進位置に切り替わったことを検出した場合や進入経路の送信開始から所定時間の経過を検出した場合に、進入経路の送信終了のタイミングと判定する構成としてもよい。
そして、進入経路の送信終了のタイミングと判定した場合(ステップS5でYES)には、フローを終了する。一方、進入経路の送信終了のタイミングでないと判定した場合(ステップS5でNO)には、ステップS4に戻ってフローを繰り返す。
次に、図4を用いて、制御装置25bでの進入経路案内関連処理についての説明を行う。制御装置25bが請求項の経路案内装置に相当する。図4は、制御装置25bでの進入経路案内関連処理のフローを示すフローチャートである。なお、本フローチャートは、一例としては、緊急自動車Bのナビゲーション装置1bの操作スイッチ群20のうちの、緊急現場に出動する際に操作する専用スイッチの操作が行われたときに開始する構成とすればよい。
まず、ステップS21では、緊急自動車Aから送信される前述の進入経路を受信した場合(ステップS21でYES)には、ステップS22に移る。一方、緊急自動車Aから送信される進入経路を受信していない場合(ステップS21でNO)には、ステップS21のフローを繰り返す。進入経路の受信は、通信機24を介して制御装置25bが行う。よって、制御装置25bが請求項の進入経路受信手段に相当する。
ステップS22では、受信した進入経路に、同じ地点を再度通過する余剰部分を含む場合(ステップS22でYES)には、ステップS23に移る。一方、受信した進入経路に、同じ地点を再度通過する余剰部分を含まない場合(ステップS22でNO)には、ステップS24に移る。
ここで、図5(a)及び図5(b)を用いて、進入経路のうちの、同じ地点を再度通過する余剰部分についての説明を行う。図5(a)の例の場合、進入経路はノードN4〜N9を用いて、N4−N5−N6−N7−N8−N5−N6−N9と表される。この進入経路では、N5、N6のノードを2度通過しており、重複して通過するこのノード間の、ループ状になったN5−N6−N7−N8の区間が余剰部分となる。
また、図5(b)の例の場合、進入経路はノードN4〜N7、N9〜11を用いて、N4−N5−N10−N11−N7−N5−N6−N9と表される。この進入経路では、N5のノードを2度通過しており、重複して通過するこのノード間の、ループ状になったN5−N10−N11−N7の区間が余剰部分となっている。
ステップS23では、余剰除去処理を行って、ステップS24に移る。よって、このステップS23の処理が請求項の受信側余剰除去手段に相当する。余剰除去処理では、前述の余剰部分が含まれた進入経路から当該余剰部分を削除する。
ここで、図6(a)及び図6(b)を用いて、余剰除去処理の一例についての説明を行う。例えば、受信した緊急現場Deへの進入経路は、図6(a)に示すように、ノードN1〜N9を用いて、N1−N2−N3−N4−N5−N6−N7−N8−N5−N6−N9と表され、N5−N6−N7−N8の区間が余剰部分として含まれているものとする。この場合には、余剰除去処理では、N5−N6−N7−N8の区間を除去して、図6(b)で示すようなN1−N2−N3−N4−N5−N6−N9を進入経路として得る。
ステップS24では、緊急自動車Bの現在位置から進入経路までの推奨経路を探索する。よって、このステップS24の処理が請求項の探索手段に相当する。推奨経路の探索に用いる進入経路は、余剰除去処理が行われた場合には、余剰部分を除去した進入経路であり、余剰除去処理が行われていない場合には、車車間通信で受信した進入経路である。
緊急自動車Bの現在位置については、ステップS24の処理の開始時に位置検出器11で検出していた車両位置を制御装置25bで取得し、取得した車両位置を緊急自動車Bの現在位置として用いる構成とすればよい。よって、制御装置25bが請求項の位置取得手段に相当する。
また、緊急自動車Bの現在位置から進入経路までの推奨経路の探索は、進入経路のノードのうちの、緊急自動車Bの現在位置からの直線距離が最も近いノードを目的地として、一方通行禁止や右左折禁止等の規制属性を無視した上で、公知の探索法と同様にして探索する構成とすればよい。
他の例としては、進入経路のノードのうちの、緊急自動車Bの現在位置からの直線距離がより近い複数のノードをそれぞれ目的地として各目的地について推奨経路を探索する構成としてもよい。この場合、探索した各目的地についての推奨経路のうち、走行距離や走行時間が最も短くなる推奨経路を選択する構成とすればよい。これによれば、緊急自動車Bが緊急現場により短時間で到達することが可能になる。
ステップS25では、ステップS24で探索した進入経路までの推奨経路の経路案内を行う。よって、このステップS25の処理が請求項の案内手段に相当する。進入経路までの推奨経路の経路案内については、公知の経路案内と同様に、表示装置18に表示する電子地図に、推奨経路と自車位置とを重畳表示することで行ったり、右左折の音声案内を音声出力装置19から出力することで行ったりする構成とすればよい。
ステップS26では、緊急自動車Bが進入経路に到達したか否かを判定する。一例としては、緊急自動車Bの現在位置が進入経路上に位置するようになった場合に、緊急自動車Bが進入経路に到達したと判定する構成とすればよい。そして、緊急自動車Bが進入経路に到達したと判定した場合(ステップS26でYES)には、ステップS27に移る。一方、緊急自動車Bが進入経路に到達していないと判定した場合(ステップS26でNO)には、ステップS25に戻ってフローを繰り返す。
ステップS27では、進入経路案内処理を行って、ステップS28に移る。進入経路案内処理では、進入経路に沿った経路案内を行う。よって、このステップS27の処理が請求項の探索手段に相当する。経路案内に用いる進入経路は、余剰除去処理が行われた場合には、余剰部分を除去した進入経路であり、余剰除去処理が行われていない場合には、余剰部分を除去する加工が行われていない進入経路である。
経路案内は、例えば表示装置18に表示する電子地図に、進入経路と自車位置とを重畳表示することで行う構成とすればよい。この場合、余剰部分の除去を行った後の進入経路を、余剰部分の除去を行う前の進入経路と区別可能に表示装置18に表示して経路案内を行うことが好ましい。
一例としては、図7(a)に示すように、進入経路のうちの除去を行った余剰部分の線種を破線にするなど、除去を行った余剰部分を余剰部分でない箇所と表示態様を異ならせて表示装置18に表示する構成とすればよい。なお、図7(a)及び図7(b)のHVが自車位置を示すマーク、Dが緊急現場への到達点を示すマークである。表示態様を異ならせる構成の例としては、他にも色を変えるなどの例が挙げられる。
余剰部分の除去を行った後の進入経路を、余剰部分の除去を行う前の進入経路と区別可能に表示装置18に表示する構成の一例としては、他にも表示装置18の画面を分割して、各画面に余剰部分の除去を行った後の進入経路と、余剰部分の除去を行う前の進入経路とをそれぞれ表示する構成がある。他にも、操作スイッチ群20の操作によって、余剰部分の除去を行った後の進入経路と、余剰部分の除去を行う前の進入経路との表示の切り替えを行う構成もある。
なお、余剰部分の除去を行う前の進入経路と余剰部分の除去を行った後の進入経路とのうち、余剰部分の除去を行った後の進入経路のみを表示装置18に表示して経路案内を行う構成としてもよい。他にも、余剰部分があるか否かに関わらず前述した余剰除去処理を行わずに、図7(b)に示すように、余剰部分の除去を行っていない進入経路を表示装置18に表示して経路案内を行う構成としてもよい。余剰部分の除去を行っていない進入経路は、緊急自動車Aから受信した進入経路と言い換えることができる。
また、表示装置18に進入経路の表示を行わず、進入経路に沿って自車両が進むべき方向を案内する音声を音声出力装置19から出力することで経路案内を行う構成としてもよい。なお、表示装置18に進入経路の表示を行うとともに、進入経路に沿って自車両が進むべき方向を案内する音声を音声出力装置19から出力することで経路案内を行う構成としてもよい。進入経路の経路案内を行う場合には、一方通行禁止や右左折禁止等の規制はないものとして経路案内を行うものとする。
ステップS28では、緊急自動車Bが緊急現場に到達したか否かを判定する。一例としては、緊急自動車Bの現在位置が進入経路上に位置するようになった場合に、緊急自動車Bが進入経路に到達したと判定する構成とすればよい。そして、緊急自動車Bが進入経路に到達したと判定した場合(ステップS28でYES)には、フローを終了する。一方、緊急自動車Bが進入経路に到達していないと判定した場合(ステップS28でNO)には、ステップS27に戻ってフローを繰り返す。
実施形態1の構成によれば、先に緊急現場に到達した緊急自動車が実際に通過してきた進入経路に沿った経路案内を、遅れて緊急現場に向かっている緊急自動車のナビゲーション装置1で行うので、実際に緊急現場に到達可能な経路の案内を緊急自動車の乗員に対して行うことが可能になる。例えば、広域から緊急現場に緊急自動車が集まってくる場合に、先に緊急現場に到達しした土地勘のある緊急現場近辺の車両の進入経路に沿った経路案内を、遅れて緊急現場に向かっている遠方からの緊急自動車において行うことができるという利点がある。
また、進入経路に、同じ地点を再度通過する余剰部分が含まれる場合には、この余剰部分を除去した進入経路に沿った経路案内を行うので、迅速に緊急現場に到達可能な経路の案内を緊急自動車の乗員に対して行うことが可能になる。
他にも、先に緊急現場に到達した緊急自動車の進入経路を、実際に緊急現場に到達可能な経路(以下、到達可能経路)として用いることができるので、複数の車両やセンタ等から各種情報を収集することで到達可能経路を検索する構成よりも短時間で到達可能経路を得ることができる。また、進入経路の送信は、緊急自動車が緊急現場に到達した際に車両の乗員によって行われる所定の操作の検出をトリガにして行われるので、進入経路の送信は、車両が緊急現場に到達してから短時間に行われる可能性が高い。従って、以上の構成によれば、緊急事態の発生現場への誘導を迅速に行うことが可能になる。
さらに、進入経路の送信は、上述したように、緊急自動車が緊急現場に到達してから短時間に行われる可能性が高いので、より近況に沿った通行可能な進入経路を送信することが可能となる。従って、より確実に緊急現場に到達可能な経路の案内を緊急自動車の乗員に対して行うことも可能になる。
また、制御装置25bでの進入経路案内関連処理では、緊急自動車Aから進入経路に加え、前述の緊急現場特定情報も受信していた場合に、当該緊急現場特定情報が自車両の緊急現場特定情報と同一でない限り、以降の処理を行わず、経路案内に用いない構成(以下、変形例1)としてもよい。自車両の緊急現場特定情報については、操作スイッチ群20を介して入力されたものを制御装置25bが取得する構成としてもよいし、例えば緊急自動車の本部装置から通信機24を介した無線通信等で制御装置25bが取得する構成としてもよい。よって、制御装置25bが請求項の受信側現場取得手段に相当する。
変形例1における制御装置25bでの進入経路案内関連処理について、図8を用いて説明を行う。図8のフローチャートは、変形例1における制御装置25bでの進入経路案内関連処理の一部のフローを示すフローチャートである。なお、図8のフローチャートでは、説明の便宜上、実施形態1における進入経路案内関連処理と同一のステップS22以降の処理については省略している。
また、ステップS21の処理も、実施形態1における進入経路案内関連処理と同様であるので、説明を省略する。ステップS21に続くステップS21aでは、緊急自動車Aから受信した緊急現場特定情報が、自車両の緊急現場特定情報と同一であった場合(ステップS21aでYES)には、ステップS22に移る。一方、緊急自動車Aから受信した緊急現場特定情報が、自車両の緊急現場特定情報と同一でなかった場合(ステップS21aでNO)には、ステップS21に戻って、フローを繰り返す。
変形例1の構成によれば、向かうべき緊急現場が異なる緊急自動車の進入経路の案内を受けてしまう不具合を抑えることができる。
さらに、制御装置25bでの進入経路案内関連処理では、緊急自動車Aから進入経路に加え、前述の車両サイズも受信していた場合であって、当該車両サイズよりも自車両の車両サイズが大きい場合には、進入経路の送信元の車両よりも自車両の方が大きい旨を示す情報を報知した上で経路案内を行う構成(以下、変形例2)としてもよい。自車両の車両サイズについては、制御装置25bの不揮発性メモリに予め記憶してあるものとする。よって、制御装置25bが請求項の受信側サイズ記憶手段に相当する。
進入経路の送信元の車両よりも自車両の方が大きい旨を示す情報の報知の一例としては、例えば図9に示すような「進入経路の発信元の車両サイズを本車両が上回っております」といったテキストを、進入経路に沿った経路案内時において表示装置18に表示する構成とすればよい。他にも、進入経路の送信元の緊急自動車Aを示すアイコンを、自車両を示すアイコンよりも小さく表示させる構成としてもよい。
変形例2の構成によれば、経路案内を受けている進入経路を自車両が通行できない可能性を自車両の乗員が知ることができるため、予め別の経路を選択するなどして、通行不能になってから引き返したりする時間ロスを抑えることが可能になる。
(実施形態2)
本発明は、前述の実施形態1に限定されるものではなく、次の実施形態2も本発明の技術的範囲に含まれる。以下では、この実施形態2について図10を用いて説明を行う。なお、説明の便宜上、前述の実施形態の説明に用いた図に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。実施形態2のナビゲーションシステム100は、進入経路の受信側でなく、進入経路の送信側で余剰部分の削除を行う点を除けば、実施形態1のナビゲーションシステム100と同様である。
ここで、図10のフローチャートを用いて、実施形態2における制御装置25aでの進入経路送信関連処理についての説明を行う。図10は、進入経路送信関連処理のフローを示すフローチャートである。図10のフローチャートも、緊急現場に出動する際に操作する専用スイッチの操作が行われたときに開始する構成とすればよい。
ステップS41〜ステップS42の処理については、前述のステップS1〜ステップS2の処理と同様であるので、説明を省略する。
ステップS42の処理に続くステップS43では、仮進入経路決定処理を行って、ステップS44に移る。仮進入経路決定処理では、制御装置25aのメモリに記憶した緊急自動車Aの走行経路をもとに、所定の地点から緊急現場に到達するまでの緊急自動車Aの進入経路を、RAM等の電気的に書き換え可能なメモリに仮進入経路として記録する。
ステップS44では、仮進入経路に、同じ地点を再度通過する余剰部分を含む場合(ステップS44でYES)には、ステップS45に移る。一方、仮進入経路に、同じ地点を再度通過する余剰部分を含まない場合(ステップS44でNO)には、ステップS46に移る。余剰部分については、実施形態1において説明したのと同様であるものとする。
ステップS45では、余剰部分が含まれた仮進入経路から当該余剰部分を削除する余剰除去処理を行って、ステップS46に移る。よって、このステップS45の処理が請求項の送信側余剰除去手段に相当する。ステップS45の余剰除去処理については、前述のステップS23の余剰除去処理と同様にして行うものとする。
ステップS46では、進入経路記録処理を行って、ステップS47に移る。ステップS46の進入経路記録処理では、仮進入経路を進入経路として、RAM等の電気的に書き換え可能なメモリに記録する。よって、このステップS46の処理が請求項の進入経路記録手段に相当する。メモリに記録する進入経路は、余剰除去処理が行われた場合には、余剰部分を除去した進入経路であり、余剰除去処理が行われていない場合には、余剰部分を除去する加工が行われていない進入経路である。
ステップS47〜ステップS48の処理については、前述のステップS4〜ステップS5の処理と同様であるので、説明を省略する。よって、ステップS47の処理も請求項の進入経路送信手段に相当する。
また、実施形態2においては、進入経路の受信側にあたる制御装置25bでの進入経路案内関連処理は、図4のフローチャートのステップS22及びステップS23の処理を省略して行う構成とすればよい。
実施形態2の構成は、進入経路の受信側でなく、進入経路の送信側で余剰部分の削除を行う点を除けば、実施形態1の構成と同様であるので、実施形態1の構成と同様に、実施形態2の構成によっても、緊急自動車の乗員に対して、緊急事態の発生現場に到達可能な経路の案内を行うとともに、緊急事態の発生現場への誘導を迅速に行うことが可能になる。
(実施形態3)
本発明は前述の実施形態1、2に限定されるものではなく、次の実施形態3も本発明の技術的範囲に含まれる。以下では、この実施形態3について図11及び図12を用いて説明を行う。なお、説明の便宜上、前述の実施形態の説明に用いた図に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施形態3のナビゲーションシステム100aは、複数の緊急自動車のナビゲーション装置1から進入経路を受信した場合の処理を含む点が実施形態1、2のナビゲーションシステム100とは異なっている。
図11に示すように、ナビゲーションシステム100aは、複数の緊急自動車A・B・Cの各々に1つずつ搭載されたナビゲーション装置1a・1b・1cを含んでいる。ナビゲーションシステム100aが請求項の経路案内システムに相当する。
図11の例において、緊急自動車A・Bは実施形態1、2で説明したものと同様であるが、緊急自動車Bは、緊急自動車Aから受信した進入経路をもとに経路案内を受けて緊急現場に到達済みであるものとする。よって、緊急自動車A・Bのナビゲーション装置1a・1bが、実施形態1、2で説明したナビゲーション装置1aと同様の働きをすることになる。また、緊急自動車Cは、緊急現場Deに到達していない緊急自動車である。なお、図11の破線で示す円Raが、緊急自動車A・Bのナビゲーション装置1a・1bの車車間通信での通信範囲を示している。
なお、実施形態3では、ナビゲーションシステム100aに3つのナビゲーション装置1を含む構成を例に挙げるが、必ずしもこれに限らない。各緊急自動車に搭載されたナビゲーション装置1がナビゲーションシステム100aに複数含まれる構成であれば、3つより多い数のナビゲーション装置1が含まれる構成としてもよい。
実施形態3の説明では、実施形態1、2で説明した緊急自動車Aに加え、緊急自動車Aから受信した進入経路をもとに経路案内を受けて緊急現場に到達した緊急自動車Bからも進入経路が送信される場合を例に挙げて、以降の説明を行う。
ナビゲーション装置1a・1bの制御装置25では、実施形態1、2で説明したのと同様の進入経路送信関連処理が行われるが、実施形態3では、便宜上、実施形態1と同様に余剰除去処理を行わずに進入経路を送信する場合を例に挙げて説明を行う。なお、緊急自動車Bは、緊急自動車Aから受信した進入経路をもとに経路案内を受けて緊急現場に到達済みであるので、緊急自動車Bの進入経路は、緊急自動車Aの進入経路から余剰部分を除去した進入経路である。よって、ナビゲーション装置1bからは、緊急自動車Aの進入経路から余剰部分を除去した進入経路が送信されることになる。
ここで、図12のフローチャートを用いて、実施形態3におけるナビゲーション装置1cの制御装置25cでの進入経路送信関連処理についての説明を行う。制御装置25cが請求項の経路案内装置に相当する。図12は、制御装置25cでの進入経路送信関連処理のフローを示すフローチャートである。図12のフローチャートも、緊急現場に出動する際に操作する専用スイッチの操作が行われたときに開始する構成とすればよい。
まず、ステップS61では、緊急自動車A若しくは緊急自動車Bから送信される進入経路を受信した場合(ステップS61でYES)に、ステップS62に移る。一方、緊急自動車A及び緊急自動車Bのいずれから送信される進入経路も受信していない場合(ステップS61でNO)には、ステップS61のフローを繰り返す。進入経路の受信は、通信機24を介して制御装置25cが行う。よって、制御装置25cが請求項の進入経路受信手段に相当する。
ステップS62では、緊急自動車A及び緊急自動車Bからの各進入経路、つまり、複数の進入経路を受信したか否かを判定する。一例としては、異なる緊急自動車のナビゲーション装置1から送信された複数の進入経路を所定の期間内に受信した場合に、複数の進入経路を受信したと判定する。
ここで言うところの所定の期間は、進入経路送信処理での進入経路の送信周期よりも長い任意の期間とすればよい。また、異なる緊急自動車のナビゲーション装置1から送信された進入経路であるか否かの判別は、前述の送信IDをもとに行う構成とすればよい。
そして、複数の進入経路を受信したと判定した場合(ステップS62でYES)には、ステップS63に移る。一方、複数の進入経路を受信していない場合(ステップS62でNO)には、ステップS70に移る。
ステップS63では、同一目的地抽出処理を行って、ステップS64に移る。同一目的地抽出処理では、進入経路に加えて受信した緊急現場特定情報が、自車両の緊急現場特定情報と同一であった進入経路を抽出する。自車両の緊急現場特定情報については、操作スイッチ群20を介して入力されたものを制御装置25cが取得する構成としてもよいし、例えば緊急自動車の本部装置から通信機24を介した無線通信等で制御装置25cが取得する構成としてもよい。よって、制御装置25cも請求項の受信側現場取得手段に相当する。
向かうべき緊急現場が異なる緊急自動車のナビゲーション装置1から進入経路を受信した場合には、緊急現場特定情報が自車両とは異なるため、この進入経路は同一目的地抽出処理において抽出されないことになる。これによれば、向かうべき緊急現場が異なる緊急自動車の進入経路の案内を受けてしまう不具合を抑えることができる。
ステップS64では、サイズ抽出処理を行って、ステップS65に移る。サイズ抽出処理では、進入経路に加えて受信した車両サイズが、自車両の車両サイズ以上であった進入経路を抽出する。よって、このステップS64の処理が請求項の進入経路選択手段に相当する。自車両の車両サイズについては、制御装置25cの不揮発性メモリに予め記憶してあるものとする。よって、制御装置25cも請求項の受信側サイズ記憶手段に相当する。
自車両よりも車両サイズの小さい緊急自動車のナビゲーション装置1から進入経路を受信した場合には、この進入経路はサイズ抽出処理において抽出されないことになる。これによれば、自車両の車両サイズ以上の緊急自動車からの進入経路を、経路案内を行う進入経路として採用するので、自車両が実際に通行可能な幅の進入経路の案内を行うことが可能になる。
ステップS65では、進入経路合成処理を行って、ステップS66に移る。進入経路合成処理では、受信した複数の進入経路に含まれる区間を組み合わせて、自車両にとって緊急現場への最短となる進入経路を合成する。よって、このステップS65の処理が請求項の合成手段に相当する。
複数の進入経路に含まれる区間を組み合わせて進入経路を合成する方法の一例としては、受信した複数の進入経路に含まれるリンクのうち、自車両の車両位置からの距離が最も近いリンク(以下、最近接リンク)から緊急現場までのリンク長の合計が最も短くなる組み合わせのリンクを抽出し、これらのリンクを繋ぐ方法がある。最近接リンクとは、自車両の位置するリンクとの間に介在するリンクのリンク長の合計が最も短いリンクを指している。
ステップS66〜ステップS69では、前述のステップS25〜ステップS28の処理と同様の処理を行う。よって、ステップS66、ステップS68の処理が請求項の案内手段に相当する。ステップS66の処理では、自車両の車両位置から最近接リンクまでの推奨経路を探索する。推奨経路を探索する場合には、最近接リンクの端部のノードを目的地として探索を行う構成とすればよい。
ステップS70では、単一進入経路受信時処理を行って、フローを終了する。単一進入経路受信時処理では、図4のフローチャートのステップS21〜ステップS28の処理と同様の処理を行う。
実施形態3の構成によれば、複数の緊急自動車から受信した進入経路から、自車両にとって緊急現場への最短となる進入経路を合成して、この進入経路に沿った経路案内を行うので、より迅速に緊急現場に到達可能な経路の案内を緊急自動車の乗員に対して行うことが可能になる。
例えば、緊急自動車A・Bから緊急自動車Cが進入経路を受信する場合は、緊急自動車Aの進入経路と緊急自動車Aの進入経路から余剰部分を除去した緊急自動車Bの進入経路とから、より無駄の少ない緊急自動車Bの進入経路と似たような進入経路が合成されることになる。
なお、実施形態3では、受信した複数の進入経路に含まれる区間を組み合わせて、自車両にとって緊急現場への最短となる進入経路を合成する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、受信した複数の進入経路から、自車両にとって緊急現場への最短となる進入経路を選択する構成(以下、変形例3)としてもよい。
変形例3における制御装置25cでの進入経路案内関連処理について、図13を用いて説明を行う。図13のフローチャートは、変形例3における制御装置25cでの進入経路案内関連処理の一部のフローを示すフローチャートである。なお、図13のフローチャートでは、説明の便宜上、実施形態3における進入経路案内関連処理と同一のステップS63以前、及びステップS65以降の処理については省略している。
ステップS63に続くステップS81では、最短進入経路選択処理を行って、ステップS65に移る。最短進入経路選択処理では、受信した複数の進入経路のうち、自車両にとって緊急現場への最短となる進入経路を選択する。よって、このステップS83の処理が請求項の最短経路選択手段に相当する。複数の進入経路のうち、自車両にとって緊急現場への最短となる進入経路を選択する方法の一例としては、各進入経路のうち、リンク長の合計が最も短い進入経路を選択する方法がある。
変形例3の構成によれば、複数の緊急自動車から受信した進入経路から、自車両にとって緊急現場への最短となる進入経路を選択して、この進入経路に沿った経路案内を行うので、より迅速に緊急現場に到達可能な経路の案内を緊急自動車の乗員に対して行うことが可能になる。
例えば、緊急自動車A・Bから緊急自動車Cが進入経路を受信する場合は、緊急自動車Aの進入経路と緊急自動車Aの進入経路から余剰部分を除去した緊急自動車Bの進入経路とから、より無駄の少ない緊急自動車Bの進入経路が選択されることになる。
なお、変形例3において、ステップS81で選択した進入経路に、同じ地点を再度通過する余剰部分を含む場合には、前述のステップS23の処理と同様にして、余剰除去処理を行う構成としてもよい。
実施形態1〜3では、リンクデータとノードデータとから表される走行経路及び進入経路を用いる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、位置検出器11で逐次検出する緊急自動車の車両位置の集合として表される軌跡を走行経路及び進入経路として用いる構成としてもよい。この場合には、電子地図を表示せずに、車両位置の集合として表される軌跡としての進入経路を表示装置18に表示したり、右左折の音声案内を音声出力装置19から出力したりすることで経路案内を行う構成とすればよい。
また、リンクデータの存在しない領域に進入した地点、つまり、道路離脱した地点を前述の進入経路の開始地点とする構成としてもよい。この場合には、上述のようにして、位置検出器11で逐次検出する緊急自動車の車両位置の集合として表される軌跡を進入経路として用い、この進入経路を表示装置18に表示する構成とすればよい。これによれば、リンクデータの存在しない領域内についても、緊急現場への経路案内を行うことが可能になる。
実施形態1〜3では、進入経路の送信元の車両のナビゲーション装置1から車車間通信によって、進入経路を直接的に他車両のナビゲーション装置1に送信する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、進入経路の送信元の車両のナビゲーション装置1から路側きやセンタ等を介して、進入経路を間接的に他車両のナビゲーション装置1に送信する構成としてもよい。
また、実施形態1〜3では、進入経路の送信元の車両を緊急自動車とする構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、進入経路の送信元の車両は、緊急自動車以外の車両であっても構わない。ただし、進入経路の送信元の車両が緊急自動車であった方が、一方通行禁止や右左折禁止等の規制を無視した、より迅速に緊急現場に到達可能な進入経路を送信することができるため、進入経路の送信元の車両は緊急自動車とすることがより好ましい。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
25 制御装置(走行経路送信装置、経路案内装置、進入経路受信手段)、25a 制御装置(走行経路送信装置)、25・25b・25c 制御装置(経路案内装置、進入経路受信手段)、100 ナビゲーションシステム(経路案内システム)、S3・S46 進入経路記録手段、S4・S47 進入経路送信手段、S25・S27・S66・S68 案内手段

Claims (14)

  1. 車両に用いられ、
    所定の地点から緊急事態の発生場所である緊急現場に到達するまでの前記車両の進入経路を記録する進入経路記録手段(25、25a、S3、S46)と、
    前記進入経路記録手段で記録した進入経路を、前記車両が前記緊急現場に到達した際に前記車両の乗員によって行われる所定の操作を検出した場合に送信を開始する進入経路送信手段(25、25a、S4、S47)とを備える走行経路送信装置(25、25a)と、
    緊急自動車に用いられ、
    他車両で用いられる前記走行経路送信装置から送信された前記進入経路を受信する進入経路受信手段(25、25b、25c)と、
    前記進入経路受信手段で受信した前記進入経路をもとに、前記緊急現場への経路案内を行う案内手段(25、25b、25c、S25、S27、S66、S68)とを備える経路案内装置(25、25b、25c)と、を含むことを特徴とする経路案内システム。
  2. 請求項1において、
    前記経路案内装置は、
    前記進入経路受信手段で受信した前記進入経路に、同じ地点を再度通過する余剰部分を含む場合には、当該進入経路からこの余剰部分を除去する処理を行う受信側余剰除去手段(25、25b、S23)を備え、
    前記案内手段は、前記受信側余剰除去手段で前記余剰部分の除去を行った場合には、この余剰部分を除去する処理を行った進入経路に沿った前記経路案内を行うことを特徴とする経路案内システム。
  3. 請求項1において、
    前記走行経路送信装置は、
    前記進入経路記録手段で記録した前記進入経路に、同じ地点を再度通過する余剰部分を含む場合には、当該進入経路からこの余剰部分を除去する処理を行う送信側余剰除去手段(25、25a、S45)を備え、
    前記進入経路送信手段は、前記送信側余剰除去手段で前記余剰部分の除去を行った場合には、この余剰部分を除去した進入経路を、前記車両が前記緊急現場に到達した際に前記車両の乗員によって行われる所定の操作の検出をトリガにして送信し、
    前記経路案内装置の前記案内手段は、前記進入経路受信手段で受信した前記進入経路に沿った前記経路案内を行うことを特徴とする経路案内システム。
  4. 請求項2において、
    前記案内手段は、前記余剰部分の除去を行った後の前記進入経路を、前記余剰部分の除去を行う前の前記進入経路と区別可能に表示装置に表示して前記経路案内を行うことを特徴とする経路案内システム。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項において、
    前記経路案内装置は、
    自装置を用いる緊急自動車の現在位置を逐次取得する位置取得手段(25、25b)と、
    前記位置取得手段で取得した現在位置から前記経路案内に用いる前記進入経路に到達するまでの経路を探索する探索手段(25、25b、S24)とを備え、
    前記案内手段は、前記位置取得手段で取得する現在位置が前記経路案内に用いる前記進入経路に到達するまでは、前記探索手段で探索した経路に沿った経路案内を行う一方、前記位置取得手段で取得する現在位置が前記経路案内に用いる前記進入経路に到達した後は、当該進入経路に沿った前記経路案内を行うことを特徴とする経路案内システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記走行経路送信装置は、
    自装置を用いる車両の大きさを記憶している送信側サイズ記憶手段(25、25a)を備え、
    前記進入経路送信手段は、前記進入経路を送信する場合に、前記送信側サイズ記憶手段に記憶している前記車両の大きさも送信するものであって、
    前記経路案内装置の前記進入経路受信手段は、前記走行経路送信装置から送信された前記進入経路に加え、前記車両の大きさも受信するものであって、
    前記経路案内装置は、
    自装置を用いる緊急自動車の大きさを記憶している受信側サイズ記憶手段(25、25b、25c)と、
    複数の車両の前記走行経路送信装置から前記進入経路を受信していた場合には、前記受信側サイズ記憶手段に記憶している前記緊急自動車の大きさと前記進入経路受信手段で受信した前記車両の大きさとをもとに、自装置を用いる前記緊急自動車以上の大きさの車両に用いられる前記走行経路送信装置から送信された前記進入経路を選択する進入経路選択手段(25、25c、S64)とを備え、
    前記案内手段(25、25c、S66、S68)は、複数の車両の前記走行経路送信装置から前記進入経路を受信していた場合には、前記進入経路選択手段で選択した前記進入経路をもとに前記経路案内を行うことを特徴とする経路案内システム。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記走行経路送信装置は、
    自装置を用いる車両の大きさを記憶している送信側サイズ記憶手段(25、25a)を備え、
    前記進入経路送信手段は、前記進入経路を送信する場合に、前記送信側サイズ記憶手段に記憶している前記車両の大きさも送信するものであって、
    前記経路案内装置の前記進入経路受信手段は、前記走行経路送信装置から送信された前記進入経路に加え、前記車両の大きさも受信するものであって、
    前記経路案内装置は、
    自装置を用いる緊急自動車の大きさを記憶している受信側サイズ記憶手段(25、25b)を備え、
    前記案内手段は、前記進入経路受信手段で受信した前記進入経路をもとに前記経路案内を行う際、前記受信側サイズ記憶手段に記憶している前記緊急自動車の大きさの方が前記進入経路受信手段で受信した前記車両の大きさよりも大きい場合には、当該進入経路の送信元の車両よりも自車両の方が大きい旨を示す情報を報知した上で前記経路案内を行うことを特徴とする経路案内システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項において、
    前記経路案内装置は、
    複数の車両の前記走行経路送信装置から前記進入経路を受信していた場合に、受信した複数の前記進入経路に含まれる区間を組み合わせて、自装置を用いる緊急自動車にとって最短となる進入経路を合成する合成手段(25、25c、S65)を備え、
    前記案内手段(25、25c、S66、S68)は、複数の車両の前記走行経路送信装置から前記進入経路を受信していた場合には、前記合成手段で合成した前記進入経路に沿った前記経路案内を行うことを特徴とする経路案内システム。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項において、
    前記経路案内装置は、
    複数の車両の前記走行経路送信装置から前記進入経路を受信していた場合に、受信した複数の前記進入経路のうち、自装置を用いる緊急自動車にとって最短となる進入経路を選択する最短経路選択手段(25、25c、S83)を備え、
    前記案内手段(25、25c、S66、S68)は、複数の車両の前記走行経路送信装置から前記進入経路を受信していた場合には、前記最短経路選択手段で選択した前記進入経路をもとに前記経路案内を行うことを特徴とする経路案内システム。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項において、
    前記走行経路送信装置は、緊急自動車に用いられることを特徴とする経路案内システム。
  11. 請求項10において、
    前記走行経路送信装置は、
    自装置を用いる緊急自動車の向かうべき前記緊急現場を特定する識別情報である現場識別情報を取得する送信側現場取得手段(25、25a)を備え、
    前記進入経路送信手段は、前記進入経路を送信する場合に、前記送信側現場取得手段で取得した前記現場識別情報も送信するものであって、
    前記経路案内装置の前記進入経路受信手段は、前記走行経路送信装置から送信された前記進入経路に加え、前記現場識別情報も受信するものであって、
    自装置を用いる緊急自動車の向かうべき前記緊急現場を特定する前記現場識別情報を取得する受信側現場取得手段(25、25b、25c)を備え、
    前記案内手段は、受信側現場取得手段で取得した前記現場識別情報と同じ前記現場識別情報を送信してきた前記走行経路送信装置から受信した前記進入経路をもとに前記経路案内を行うことを特徴とする経路案内システム。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項において、
    前記走行経路送信装置の前記進入経路送信手段は、車車間通信によって直接的に、前記進入経路を前記経路案内装置に送信することを特徴とする経路案内システム。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の経路案内システム(100、100a)に用いることを特徴とする経路案内装置。
  14. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の経路案内システム(100、100a)に用いることを特徴とする走行経路送信装置。
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