JP6019754B2 - 尿素水解凍装置 - Google Patents

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Description

本発明は、尿素水解凍装置に関し、特に、尿素水から生成されるアンモニアで排気中の窒素化合物(以下、NOxという)を選択的に浄化する選択的還元触媒を有する排気浄化システムの尿素水解凍装置に関する。
排気中のNOxを浄化するNOx浄化触媒として、尿素水から排気熱により加水分解されて生成されるアンモニアを用いて排気中のNOxを選択的に還元浄化する選択的還元触媒(Selective Catalytic Reduction:以下、SCRという)が知られている。このようなSCRを備えた排気浄化システムは、例えば特許文献1に記載されている。
尿素水は−10℃程度で凍結するため、特に寒冷時に尿素水をSCRに供給できなくなることがある。そのため、特許文献1記載のシステムでは、エンジンの冷却水回路の一部を尿素水タンク内に導入させて、エンジンで加熱される冷却水で凍結した尿素水を解凍している。
特開2006−125331号公報
ところで、エンジン始動時に暖機を促進するためには、冷却水温を早期に上昇させる必要がある。そのため、一般的なエンジンにおいては、暖機運転時は冷却水の循環流路をラジエータから迂回させることで、冷却水温を効果的に上昇させている。しかしながら、上述の従来技術のように、エンジンで加熱された冷却水を凍結した尿素水の解凍に用いると、冷却水温の上昇に時間が掛かり、結果としてエンジンの暖機性能を低下させる可能性がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、その目的は、エンジンの暖機性能低下を防止しつつ、凍結した尿素水の解凍を効率よく行える尿素水解凍装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の尿素水解凍装置は、尿素水タンクに貯留された尿素水をインジェクタによりエンジンの排気通路内に噴射し、噴射された尿素水から生成されるアンモニアで排気中の窒素化合物を選択的に浄化する選択的還元触媒を前記インジェクタよりも排気下流側の排気通路に設けた排気浄化システムの尿素水解凍装置であって、前記選択的還元触媒よりも排気下流側の排気通路に設けられ、該排気通路を流れる排気と流通させる流体との間で熱交換を行う第1の熱交換流路と、前記尿素水タンクの少なくとも一部に設けられ、該尿素水タンク内に貯留された尿素水と流通させる流体との間で熱交換を行う第2の熱交換流路と、前記第1の熱交換流路の流体出口部と前記第2の熱交換流路の流体入口部とを接続する第1の流体流路と、前記第2の熱交換流路の流体出口部と前記第1の熱交換流路の流体入口部とを接続する第2の流体流路と、前記第1の流体流路もしくは第2の流体流路に設けられて流体を圧送するポンプとを備えることを特徴とする。
また、前記選択的還元触媒と前記第1の熱交換流路との間の排気通路から分岐して形成された分岐排気通路と、前記排気通路と前記分岐排気通路との分岐部に設けられて排気の流路を切り替える流路切替バルブとをさらに備え、前記流路切替バルブは、前記第1の熱交換流路で昇温された流体の温度が流体の沸騰を防ぐ第1の上限閾値以下の時は、排気の流路を前記第1の熱交換流路が設けられた排気通路にする一方、前記第1の熱交換流路で昇温された流体の温度が前記第1の上限閾値よりも高くなると、排気の流路を前記分岐排気通路に切り替えるものであってもよい。
また、前記ポンプは、前記第2の熱交換流路に流入する流体の温度、もしくは前記尿素水タンク内の尿素水の温度が、尿素水の劣化を防ぐ第2の上限閾値よりも高くなると停止されてもよい。
また前記流体は前記エンジンの冷却水であって、前記第2の流体流路の少なくとも一部が前記エンジンのシリンダブロック内に形成されるものであってもよい。
また、前記第1の流体流路と前記シリンダブロックよりも流体上流側に位置する前記第2の流体流路とを接続して、冷却水の流路を前記第2の熱交換流路から迂回させるバイパス流路と、冷却水の流路を前記第2の熱交換流路もしくは前記バイパス流路に切り替えるバイパスバルブとをさらに備え、前記バイパスバルブは、前記第2の熱交換流路に流入する冷却水の温度、もしくは前記尿素水タンク内の尿素水の温度が、前記第2の上限閾値よりも高くなると、冷却水の流路を前記バイパス流路に切り替えるものであってもよい。
また、前記排気浄化システムは、前記尿素水タンクから前記インジェクタに尿素水を圧送する尿素水用ポンプを備え、前記第2の熱交換流路は、前記尿素水タンクと前記尿素水用ポンプとに導入されてもよい。
また、前記ポンプは、電動式のポンプであってもよい。
本発明の尿素水解凍装置によれば、エンジンの暖機性能低下を防止しつつ、凍結した尿素水の解凍を効率よく行うことができる。
本発明の第一実施形態に係る尿素水解凍装置を示す模式的な全体構成図である。 本発明の第一実施形態において、(a)は排気流路切替バルブがONにされた時の排気流路を説明する図、(b)は排気流路切替バルブがOFFにされた時の排気流路を説明する図である。 本発明の第一実施形態に係る制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係る尿素水解凍装置を示す模式的な全体構成図である。 本発明の第二実施形態において、(a)はバイパスバルブが閉弁された時の冷却水流路を説明する図、(b)はバイパスバルブが開弁された時の冷却水流路を説明する図、(c)はサーモスタットが開弁された時の冷却水流路を説明する図である。 本発明の第二実施形態に係る制御内容を示すフローチャートである。
以下、図面により、本発明に係る尿素水解凍装置の各実施形態について説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[第一実施形態]
まず、図1に基づいて、第一実施形態の尿素水解凍装置20Aが適用される排気浄化システムの全体構成から説明する。
本実施形態の排気浄化システムは、ディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)10の排気通路11に設けられた酸化触媒(Diesel Oxidation Catalyst:以下、DOCという)12と、DOC12よりも排気下流側の排気通路11に設けられたディーゼル・パティキュレイト・フィルタ(Diesel Particulate Filter、以下、DPFという)13と、DPF13よりも排気下流側の排気通路11に設けられたSCR14と、排気通路11内に尿素水を噴射する尿素水インジェクタ15と、尿素水を貯留する尿素水タンク16と、尿素水タンク16内の尿素水を尿素水インジェクタ15に供給する供給モジュール17とを備えている。
DOC12は、排気中のNOを酸化してNO2を生成して、排気中のNOに対するNO2の比率を増加させることで、SCR14による脱硝効率を高めるように機能する。
DPF13は、排気中の粒子状物質(以下、PMという)を捕集すると共に、PMの捕集量が所定量を超えると、蓄積したPMを焼却除去する再生が行われる。このDPF13の再生は、排気上流側のDOC12にポスト噴射により未燃燃料を供給し、酸化による熱で排気温度を上昇することで行われる。
SCR14は、尿素水インジェクタ15により排気通路11内に噴霧された尿素水から生成されるアンモニアを吸着するとともに、吸着したアンモニアで通過する排気中からNOxを還元浄化する。
尿素水インジェクタ15は、DPF13とSCR14との間に位置する排気通路11に設けられている。この尿素水インジェクタ15は、供給ライン19を介して尿素水タンク16と接続されている。
供給モジュール17は、尿素水を圧送する尿素水ポンプ17aと、供給モジュール17の温度(供給ライン19内の尿素水温度)を検出する尿素水温センサ18とを備えている。この尿素水温センサ18で検出される尿素水温度TURは、電気的に接続された電子制御ユニット(以下、ECUという)40に出力される。
次に、本実施形態の尿素水解凍システム20Aの詳細構成について説明する。尿素水解凍システム20Aは、熱交換用排気通路11aと、分岐排気通路11bと、排気流路切替バルブ21と、廃熱回収用熱交換流路22と、尿素水解凍用熱交換流路23と、上流側流体流路24と、下流側流体流路25と、電動ポンプ26と、流体温度センサ27と、ECU40とを備えている。
なお、本実施形態において、廃熱回収用熱交換流路22は本発明の第1の熱交換流路に相当し、尿素水解凍用熱交換流路23は本発明の第2の熱交換流路に相当する。また、上流側流体流路24は本発明の第1の流体流路に相当し、下流側流体流路25は本発明の第2の流体流路に相当する。
熱交換用排気通路11aは、SCR14や図示しない消音器よりも排気下流側の排気通路11に形成されている。この熱交換用排気通路11a内には、詳細を後述する廃熱回収用熱交換流路22が介装されている。
分岐排気通路11bは、SCR14と廃熱回収用熱交換流路22との間に位置する排気通路11から分岐して形成されている。本実施形態において、この分岐排気通路11bと熱交換用排気通路11aとは、排気を外部に放出するテールパイプとしても機能する。
排気流路切替バルブ21は、例えば公知のバタフライバルブであって、熱交換用排気通路11aと分岐排気通路11bとの分岐部に設けられている。この排気流路切替バルブ21は、ECU40から入力される指示信号に応じてONにされると、分岐排気通路11bの上流端を閉鎖する。すなわち、SCR14からの排気は熱交換用排気通路11aに流入して外気に放出される(図2(a)参照)。一方、排気流路切替バルブ21は、ECU40から入力される指示信号に応じてOFFにされると、熱交換用排気通路11aの上流端を閉鎖する。すなわち、SCR14からの排気は分岐排気通路11bに流入して外気に放出される(図2(b)参照)。
廃熱回収用熱交換流路22は、その流路内を流通させる流体と熱交換用排気通路11a内を流れる排気との間で熱交換を行うもので、熱交換用排気通路11a内に蛇行して形成されている。本実施形態において、この廃熱回収用熱交換流路22は、SCR14よりも排気下流側に設けられているので、廃熱回収による排気温度の低下によりSCR14が触媒活性温度よりも低くなることを防止することができる。
尿素水解凍用熱交換流路23は、凍結した尿素水を解凍するために、その流路内を流通させる流体と尿素水タンク16内および供給モジュール17内の尿素水との間で熱交換を行う。このため、尿素水解凍用熱交換流路23は、尿素水タンク16内に導入されると共に、供給ライン19に沿って供給モジュール17内に導入されている。
上流側流体流路24は、廃熱回収用熱交換流路22で排気との熱交換により昇温された流体を尿素水解凍用熱交換流路23に流入させる。このため、上流側流体流路24は、その上流端部を廃熱回収用熱交換流路22の流体出口部に接続されると共に、下流端部を尿素水解凍用熱交換流路23の流体入口部に接続されている。
下流側流体流路25は、尿素水解凍用熱交換流路23で尿素水との熱交換により冷却された流体を廃熱回収用熱交換流路22に流入させる。このため、下流側流体流路25は、その上流端部を尿素水解凍用熱交換流路23の流体出口部に接続されると共に、下流端部を廃熱回収用熱交換流路22の流体入口部に接続されている。
電動ポンプ26は、流体を圧送するもので、上流側流体流路24に設けられている。この電動ポンプ26の駆動は、ECU40から入力される指示信号に応じて制御される。電動ポンプ26が駆動すると、圧送される流体は廃熱回収用熱交換流路22〜上流側流体流路24〜尿素水解凍用熱交換流路23〜下流側流体流路25で構成される流体回路を循環する。なお、電動ポンプ26は、下流側流体流路25に設けられてもよい。
流体温度センサ27は、排気との熱交換により昇温された流体の温度を検出するもので、廃熱回収用熱交換流路22の流体出口部と隣接する上流側流体流路24に設けられている。この流体温度センサ27で検出される流体温度TWAは、電気的に接続されたECU40に入力される。
ECU40は、エンジン10の燃料噴射や尿素水インジェクタ15による尿素水の噴射等の各種制御を行うもので、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え構成されている。この各種制御を行うため、ECU40には各種センサ類の出力信号が入力される。
また、ECU40は、電動ポンプ駆動制御部41と、切替バルブ制御部42とを一部の機能要素として有する。これら各機能要素は、本実施形態では一体のハードウェアであるECU40に含まれるものとして説明するが、これらのいずれか一部を別体のハードウェアに設けることもできる。
電動ポンプ駆動制御部41は、流体温度センサ27で検出される流体温度TWA(又は、尿素水温度センサ18で検出される尿素水温度TUR)に応じて電動ポンプ26の駆動を制御する。より詳しくは、ECU40には、尿素水の劣化を防止する温度(尿素水は約60℃で性能劣化するので、例えば30℃)が尿素水温度上限閾値TLIM1として記憶されている。
電動ポンプ駆動制御部41は、流体温度センサ27から入力される流体温度TWA(又は、尿素水温センサ18から入力される尿素水温度TUR)が尿素水温度上限閾値TLIM1以下の時は、電動ポンプ26に駆動指示信号を入力する。一方、流体温度センサ27から入力される流体温度TWA(又は、尿素水温センサ18から入力される尿素水温度TUR)が尿素水温度上限閾値TLIM1を超えると、電動ポンプ駆動制御部41は電動ポンプ26に停止指示信号を入力する。
切替バルブ制御部42は、流体温度センサ27で検出される流体温度TWAに応じて、排気流路切替バルブ21を制御する。より詳しくは、ECU40には、流体の沸騰を防ぐ温度(例えば、80℃)が流体温度上限閾値TLIM2として記憶されている。切替バルブ制御部42は、流体温度センサ27から入力される流体温度TWAがこの流体温度上限閾値TLIM2以下の時は、排気流路切替バルブ21をONにする指示信号を入力する。すなわち、分岐排気通路11bの上流端が閉鎖されて、排気は熱交換用排気通路11aに流入する(図2(a)参照)。
一方、流体温度センサ27から入力される流体温度TWAが流体温度上限閾値TLIM2を超えると、切替バルブ制御部42は排気流路切替バルブ21をOFFにする指示信号を入力する。すなわち、熱交換用排気通路11aの上流端が閉鎖されて、排気は分岐排気通路11bに流入する(図2(b)参照)。
次に、図3に基づいて、本実施形態の尿素水解凍システム20Aによる制御フローを説明する。なお、本制御はエンジン10の始動(イグニッションスイッチのキースイッチON)と同時にスタートする。
ステップ(以下、ステップを単にSと記載する)100では、電動ポンプ駆動制御部41から電動ポンプ26に駆動指示信号が入力されると同時に、切替バルブ制御部42から排気流路切替バルブ21をONにする指示信号が入力される。すなわち、廃熱回収用熱交換流路22で流体が排気との熱交換により昇温されると共に、昇温された流体が上流側流体流路24を介して尿素水解凍用熱交換流路23に流入して、尿素水の解凍が開始される。
その後、尿素水が解凍されると、S110では、流体温度センサ27から入力される流体温度TWA(又は、尿素水温センサ18から入力される尿素水温度TUR)が尿素水温度上限閾値TLIM1に達したか否かが判定される。流体温度TWA(又は、尿素水温度TUR)が尿素水温度上限閾値TLIM1以下の場合はS100に戻される一方、流体温度TWA(又は、尿素水温度TUR)が尿素水温度上限閾値TLIM1を超えた場合はS120に進む。
S120では、流体温度TWAが尿素水温度上限閾値TLIM1に達したことを受けて、電動ポンプ駆動制御部41から電動ポンプ26に停止指示信号が入力される。
S130では、流体温度センサ27から入力される流体温度TWAが流体温度上限閾値TLIM2に達したか否かが判定される。流体温度TWAが流体温度上限閾値TLIM2を超えた場合は、S140で切替バルブ制御部42から排気流路切替バルブ21をOFFにする指示信号が入力されて本制御はリターンされる。
次に、本実施形態に係る尿素水解凍装置20Aによる作用効果を説明する。
寒冷地等においては、エンジン10を所定期間停止させると、尿素水タンク16内や供給モジュール17内の尿素水が凍結することがある。そのため、従来の尿素水解凍装置は、エンジンで加熱される冷却水を用いて凍結した尿素水を解凍していたが、この解凍に冷却水の熱が奪われて、エンジンの暖機性能を低下させる虞があった。
これに対し、本実施形態の尿素水解凍装置20Aでは、エンジン10の冷却水回路とは別個の流体回路を設けて、エンジン10から排出される排気熱を利用して尿素水タンク16内や供給モジュール17内の尿素水を解凍させている。
したがって、本実施形態の尿素水解凍装置20Aによれば、エンジン10の暖機性能を低下させることなく、凍結した尿素水を効果的に解凍することができる。
また、本実施形態の尿素水解凍装置20Aでは、熱交換を行う流体の温度が、尿素水の劣化を防止する上限温度を超えると、電動ポンプ26の駆動を停止させている。
したがって、本実施形態の尿素水解凍装置20Aによれば、尿素水が必要以上に加熱されて劣化することを効果的に防止することができる。
また、本実施形態の尿素水解凍装置20Aでは、排気と流体との熱交換を行う廃熱回収用熱交換流路22は、SCR14よりも排気下流側に位置して設けられている。
したがって、本実施形態の尿素水解凍装置20Aによれば、廃熱回収による排気温度の低下でSCR14が触媒活性温度よりも低下することを回避して、排ガス(NOx排出)の悪化を効果的に防止することができる。
[第二実施形態]
以下、図4〜6に基づいて、本発明の第二実施形態に係る尿素水解凍装置20Bを説明する。本発明の第二実施形態は、尿素水を解凍する流体をエンジン10の冷却水とし、さらに廃熱回収により昇温される冷却水でエンジン10の暖機を促進させるものである。第一実施形態と同一の機能を有する構成要素については同一の符号を用い、それらの詳細な説明は省略する。
本実施形態の尿素水解凍装置20Bは、図4に示すように、熱交換用排気通路11aと、分岐排気通路11bと、排気流路切替バルブ21と、廃熱回収用熱交換流路22と、尿素水解凍用熱交換流路23と、上流側冷却水流路30と、接続用冷却水流路31と、シリンダブロック内流路32と、ウォータポンプ33と、下流側冷却水流路34と、バイパス流路35と、バイパスバルブ36と、ラジエータ用流路37と、冷却水温センサ38と、ECU40とを備えている。
上流側冷却水流路30は、廃熱回収用熱交換流路22で排気との熱交換により昇温された冷却水を尿素水解凍用熱交換流路23に流入させる。このため、上流側冷却水流路30は、その上流端部を廃熱回収用熱交換流路22の冷却水出口部に接続されると共に、下流端部を尿素水解凍用熱交換流路23の冷却水入口部に接続されている。
接続用冷却水流路31は、尿素水解凍用熱交換流路23を流通した冷却水をシリンダブロック内流路32に流入させる。このため、接続用冷却水流路31は、その上流端部を尿素水解凍用熱交換流路23の冷却水出口部に接続されると共に、下流端部をシリンダブロック内流路32の冷却水入口部に接続されている。
シリンダブロック内流路32は、接続用冷却水流路31から流入する冷却水を図示しないウォータジャケットに流通させるもので、エンジン10のシリンダブロック内に形成されている。
ウォータポンプ33は、冷却水を圧送供給するもので、シリンダブロック内流路32の冷却水入口部に隣接して設けられている。このウォータポンプ33は、エンジン10の図示しないクランクシャフトから伝達される動力で駆動される。
下流側冷却水流路34は、シリンダブロック内流路32を流通した冷却水を廃熱回収用熱交換流路22に流入させる。このため、下流側冷却水流路34は、その上流端部をシリンダブロック内流路32の冷却水出口部に接続されると共に、下流端部を廃熱回収用熱交換流路22の冷却水入口部に接続されている。
バイパス流路35は、冷却水を尿素水解凍用熱交換流路23から迂回させるもので、上流側冷却水流路30と接続用冷却水流路31とを接続する。
バイパスバルブ36は、バイパス流路35に設けられており、冷却水の流路を選択的に切り替える。このバイパスバルブ36の開閉は、電気的に接続されたECU40から入力される指示信号に応じて制御される。このバイパスバルブ36が閉弁すると、冷却水は尿素水解凍用熱交換流路23に流入する一方(図5(a)参照)、バイパスバルブ36が開弁すると、冷却水はバイパス流路35に流入する(図5(b)参照)。
ラジエータ用流路37は、冷却水と外気との熱交換を行うラジエータ39に冷却水を流入させるもので、接続用冷却水流路31の下流側と下流側冷却水流路34の上流側とを接続する。また、ラジエータ用流路37と下流側冷却水流路34との分岐部には、公知のサーモスタット50が設けられている。このサーモスタット50は、冷却水温が87℃を超えると冷却水をラジエータ用流路37に流通させる。すなわち、冷却水はシリンダブロック内流路32とラジエータ用流路37とで構成される冷却水回路を循環する(図5(c)参照)。
冷却水温センサ38は、排気との熱交換により昇温された冷却水の温度を検出するもので、廃熱回収用熱交換流路22の冷却水出口部と隣接する上流側冷却水流路30に設けられている。この冷却水温センサ38で検出される冷却水温度TCOは、電気的に接続されたECU40に入力される。
ECU40は、バイパスバルブ制御部43と、切替バルブ制御部42とを一部の機能要素として備えている。
バイパスバルブ制御部43は、冷却水温センサ38で検出される冷却水温度TCO(又は、尿素水温度センサ18で検出される尿素水温度TUR)に応じて、バイパスバルブ36を制御する。より詳しくは、ECU40には、尿素水の劣化を防止する温度(例えば30℃)が尿素水温度上限閾値TLIM1として記憶されている。
バイパスバルブ制御部43は、冷却水温センサ38から入力される冷却水温度TCO(又は、尿素水温センサ18から入力される尿素水温度TUR)が尿素水温度上限閾値TLIM1以下の時は、バイパスバルブ36に閉弁指示信号を入力する。すなわち、廃熱回収用熱交換流路22で昇温された冷却水は尿素水解凍用熱交換流路23に流入する(図5(a)参照)。
一方、冷却水温センサ38から入力される冷却水温度TCO(又は、尿素水温センサ18から入力される尿素水温度TUR)が尿素水温度上限閾値TLIM1を超えると、バイパスバルブ制御部43はバイパスバルブ36に開弁指示信号を入力する。すなわち、廃熱回収用熱交換流路22で昇温された冷却水はバイパス流路35に流入して、尿素水解凍用熱交換流路23を迂回する(図5(b)参照)。
切替バルブ制御部42は、冷却水温センサ38で検出される冷却水温度TCOに応じて、排気流路切替バルブ21を制御する。より詳しくは、ECU40には、冷却水の沸騰を防ぐ温度(例えば、80℃)が冷却水温度上限閾値TLIM3として記憶されている。切替バルブ制御部42は、冷却水温センサ38から入力される冷却水温度TCOがこの冷却水温度上限閾値TLIM3以下の時は、排気流路切替バルブ21をONにする指示信号を入力する。一方、冷却水温センサ38から入力される冷却水温度TCOが冷却水温度上限閾値TLIM3を超えると、切替バルブ制御部42は排気流路切替バルブ21をOFFにする指示信号を入力する。
次に、図6に基づいて、本実施形態の尿素水解凍システム20Bによる制御フローを説明する。本制御はエンジン10の始動(イグニッションスイッチのキースイッチON)と同時にスタートする。
S200では、エンジン10の始動によりウォータポンプ33が駆動すると共に、切替バルブ制御部42から排気流路切替バルブ21をONにする指示信号が入力される。すなわち、冷却水が廃熱回収用熱交換流路22で排気との熱交換により昇温されると共に、昇温された冷却水は上流側冷却水流路30を介して尿素水解凍用熱交換流路23に流入されて、尿素水の解凍が開始される。
その後、尿素水が解凍されると、S210では、冷却水温センサ38から入力される冷却水温度 WA (又は、尿素水温センサ18から入力される尿素水温度TUR)が尿素水温度上限閾値TLIM1に達したか否かが判定される。冷却水温度 WA (又は、尿素水温度TUR)が尿素水温度上限閾値TLIM1以下の場合はS200に戻される一方、冷却水温度 WA (又は、尿素水温度TUR)が尿素水温度上限閾値TLIM1を超えた場合はS220に進む。
S220では、冷却水温度TCOが尿素水温度上限閾値TLIM1に達したことを受けて、バイパスバルブ制御部43からバイパスバルブ36に開弁指示信号が入力される。すなわち、冷却水は尿素水解凍用熱交換流路23を迂回する。
S230では、冷却水温センサ38から入力される冷却水温度TCOが冷却水温度上限閾値TLIM3に達したか否かが判定される。冷却水温度TCOが冷却水温度上限閾値TLIM3以下の場合は、エンジン10の暖機を継続するためにS220に戻される。一方、冷却水温度TCOが冷却水温度上限閾値TLIM3を超えた場合は、S240で切替バルブ制御部42から排気流路切替バルブ21をOFFにする指示信号が入力される。
さらに、S250では、冷却水温が87℃を超えたことを受けて、サーモスタット50により冷却水の流路が下流側冷却水流路34からラジエータ用流路37に切り替えられる。すなわち、冷却水の流路がシリンダブロック内流路32とラジエータ用流路37とで構成される冷却水回路に切り替えられ、本制御はリターンされる。
次に、本実施形態の尿素水解凍装置20Bによる作用効果を説明する。なお、第一実施形態の尿素水解凍装置20Aと同様の作用効果を奏するものについては説明を省略する。
本実施形態の尿素水解凍装置20Bでは、エンジン10の始動後、廃熱回収用熱交換流路22で排気との熱交換により昇温された冷却水は、尿素水解凍用熱交換流路23とシリンダブロック内流路32とに流入する。そして、尿素水の解凍が終了すると、冷却水はバイパス流路36を流れて尿素水解凍用熱交換流路23を迂回しつつ、エンジン10の暖機が終了するまで、廃熱回収用熱交換流路22で加熱されながらシリンダブロック内流路32に流入する。すなわち、廃熱回収により加熱した冷却水で尿素水を解凍した後においても、この廃熱回収による冷却水の加熱は継続されて、エンジン10の暖機が促進される。
したがって、本実施形態の尿素水解凍装置20Bによれば、エンジン10の暖機性能を向上させつつ、凍結した尿素水を効果的に解凍することができる。
なお、本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、熱交換用排気通路11aや分岐排気通路11bは、消音器よりも排気下流側の排気通路11に形成されるものとして説明したが、SCR14の直下流に形成されてもよく、触媒ヒータを備えていればSCR14よりも排気上流側に形成されてもよい。
また、第二実施形態において、上流側冷却水流路30に電動ポンプ26をさらに備える構成としてもよい。この場合は、ウォータポンプ33を電磁クラッチ式のウォータポンプにして、その駆動を必要に応じて停止させれば、暖機運転時のエンジン負荷を効果的に低減することが可能になる。
10 エンジン
11 排気通路
11a 熱交換用排気通路
11b 分岐排気通路
14 SCR(選択的還元触媒)
15 尿素水インジェクタ
16 尿素水タンク
21 排気流路切替バルブ
22 廃熱回収用熱交換流路(第1の熱交換流路)
23 尿素水解凍用熱交換流路(第2の熱交換流路)
24 上流側流体流路(第1の流体流路)
25 下流側流体流路(第2の流体流路)
26 電動ポンプ
40 ECU

Claims (6)

  1. 尿素水タンクに貯留された尿素水をインジェクタによりエンジンの排気通路内に噴射し、噴射された尿素水から生成されるアンモニアで排気中の窒素化合物を選択的に浄化する選択的還元触媒を前記インジェクタよりも排気下流側の排気通路に設けた排気浄化システムの尿素水解凍装置であって、
    前記選択的還元触媒よりも排気下流側の排気通路に設けられ、該排気通路を流れる排気と流通させる流体との間で熱交換を行う第1の熱交換流路と、
    前記尿素水タンクの少なくとも一部に設けられ、該尿素水タンク内に貯留された尿素水と流通させる流体との間で熱交換を行う第2の熱交換流路と、
    前記第1の熱交換流路の流体出口部と前記第2の熱交換流路の流体入口部とを接続する第1の流体流路と、
    前記第2の熱交換流路の流体出口部と前記第1の熱交換流路の流体入口部とを接続する第2の流体流路と、
    記第2の流体流路に設けられて流体を圧送するポンプと、を備え、
    前記流体は前記エンジンの冷却水であり、
    前記第2の流体流路は、前記第2の熱交換流路の冷却水出口部に接続された接続用冷却水流路と、前記接続用冷却水流路の冷却水出口部に接続されエンジンのシリンダブロック内に形成されたシリンダブロック内流路と、前記シリンダブロック内流路の冷却水出口部に接続されると共に、前記第1の熱交換流路の冷却水入口部に接続された下流側冷却水流路とを備え、
    前記ポンプは、吐出側が前記シリンダブロック内流路の冷却水入口部に設けられ、
    前記接続用冷却水流路の下流側と前記下流側冷却水流路の上流側とを接続すると共にラジエータに冷却水を流入させるためのラジエータ用流路を有し、
    前記ラジエータ用流路と前記下流側冷却水流路との分岐部には、サーモスタットが設けられると共に、前記サーモスタットは、エンジンの暖機が終了するまで前記冷却水が前記第1の熱交換流路で加熱されるように前記シリンダブロック内流路からの冷却水を前記サーモスタットより下流の第2の流体流路に流すことを特徴とする尿素水解凍装置。
  2. 前記選択的還元触媒と前記第1の熱交換流路との間の排気通路から分岐して形成された分岐排気通路と、
    前記排気通路と前記分岐排気通路との分岐部に設けられて排気の流路を切り替える流路切替バルブと、をさらに備え、
    前記流路切替バルブは、前記第1の熱交換流路で昇温された流体の温度が流体の沸騰を防ぐ第1の上限閾値以下の時は、排気の流路を前記第1の熱交換流路が設けられた排気通路にする一方、前記第1の熱交換流路で昇温された流体の温度が前記第1の上限閾値よりも高くなると、排気の流路を前記分岐排気通路に切り替える請求項1に記載の尿素水解凍装置。
  3. 前記ポンプは、前記第2の熱交換流路に流入する流体の温度、もしくは前記尿素水タンク内の尿素水の温度が、尿素水の劣化を防ぐ第2の上限閾値よりも高くなると停止される請求項1又は2に記載の尿素水解凍装置。
  4. 前記第1の流体流路と前記シリンダブロックよりも流体上流側に位置する前記第2の流体流路とを接続して、冷却水の流路を前記第2の熱交換流路から迂回させるバイパス流路と、
    冷却水の流路を前記第2の熱交換流路もしくは前記バイパス流路に切り替えるバイパスバルブと、をさらに備え、
    前記バイパスバルブは、前記第2の熱交換流路に流入する冷却水の温度、もしくは前記尿素水タンク内の尿素水の温度が、前記第2の上限閾値よりも高くなると、冷却水の流路を前記バイパス流路に切り替える請求項3に記載の尿素水解凍装置。
  5. 前記排気浄化システムは、前記尿素水タンクから前記インジェクタに尿素水を圧送する尿素水用ポンプを備え、
    前記第2の熱交換流路は、前記尿素水タンクと前記尿素水用ポンプとに導入されている請求項1からの何れかに記載の尿素水解凍装置。
  6. 前記ポンプは、電動式のポンプである請求項1からの何れかに記載の尿素水解凍装置。
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