JP6017094B2 - 送風機 - Google Patents

送風機 Download PDF

Info

Publication number
JP6017094B2
JP6017094B2 JP2016523007A JP2016523007A JP6017094B2 JP 6017094 B2 JP6017094 B2 JP 6017094B2 JP 2016523007 A JP2016523007 A JP 2016523007A JP 2016523007 A JP2016523007 A JP 2016523007A JP 6017094 B2 JP6017094 B2 JP 6017094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
louver
link component
frame
fixing
link
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016523007A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015181887A1 (ja
Inventor
林 俊明
俊明 林
裕司 安田
裕司 安田
増田 健司
健司 増田
一郎 本木
一郎 本木
秀肇 大和
秀肇 大和
高瀬 毅
毅 高瀬
大輔 永▲崎▼
大輔 永▲崎▼
雄之 永田
雄之 永田
孔太郎 澤木
孔太郎 澤木
洋司 酒井
洋司 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6017094B2 publication Critical patent/JP6017094B2/ja
Publication of JPWO2015181887A1 publication Critical patent/JPWO2015181887A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/08Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates
    • F24F13/10Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers
    • F24F13/14Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers built up of tilting members, e.g. louvre
    • F24F13/15Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers built up of tilting members, e.g. louvre with parallel simultaneously tiltable lamellae

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

この発明は、空気調和機、浴室乾燥機、浴室暖房機等の風向を調整するルーバー機構を備えた送風機に関する。
住宅で使用する壁または天井に取付の乾燥機または暖房機等の送風機においては、製品の取付位置が室内の構成によって変化するため、製品の取付位置に合わせて、送風機の風向を上下、左右に調整して空気循環の改善を図り、暖房、乾燥効率を改善することが望まれている。風向の調整方法としては、複数枚の羽根板を用いて調整する方法があり、複数の羽根板を備えたルーバーの機構や組立てに関する技術が数多く提案されている。
例えば、空気調和装置の風向吐出出口構造として、縦風向板を連動させる連続板とカムとの軸の連結をそれぞれ略直結した構造が提案されている(特許文献1)。ここで提案されている風向吐出出口構造では、連結板の一部を駆動用モーターのカムの軸に直結して連動させることができるため、部品点数を軽減するとともに、組立ての作業性を高めることができる。
また、空気調和装置の吹出ルーバー調節装置として、前パネルを備え、前記前パネルの両側壁に一体成型されたくちばし状のリブ、前記リブを中心として前記前パネルの両側壁に一体成型され前面に凸凹状を備えた弧状のリブを備え、両側壁に一体成型され前記弧状のリブの凸凹状に係止する突起を備えた吹出ルーバーを有し、前記吹出ルーバーを前記前パネルに装着した際に、前記吹出ルーバーの突起が前記前パネルの弧状リブの凸凹状に押圧接触して係止されるようにした構造が提案されている(特許文献2)。ここで提案されている吹出ルーバー調節装置では、突起、凸凹状をそれぞれ一体成型し、組み合わせることにより、簡単な構造で角度調整可能な構造を得ることができる。また、部品点数も少なく、コストが安価であるとともに、組立て作業性の良い構造である。
特開平7−280336号公報 実公昭58−18603号公報
特許文献1に記載された空気調和装置の風向吐出出口構造では、縦風向板を動作させるために駆動用モーターを用いているためコストが高いという課題があり、また任意の角度で縦風向板を固定して使用したい場合には前記駆動モーターの制御が複雑となるとともに、回転位置の検知手段を設けた場合にはさらにコストが増えるという課題があった。
また、カムを固定するための手段が必要であり、部品点数が増えるという課題もある。
また、特許文献2に記載された吹出ルーバー調節装置では、吹出ルーバーの角度を調節する際には、樹脂部品を弾性変形させることになるため、部品の破損の危険がある。また、弾性変形させる部品の強度を強くしようとした場合には、吹出ルーバーの操作荷重が大きくなるという課題がある。また、樹脂部品同士の摺動が発生するため、操作回数が増えると摩耗により前記突起が失われ、吹出ルーバーの角度調整ができなくなるおそれがあるという課題がある。
この発明は上記の事情に鑑みて発案されたものであり、以下の1番目の事項を主目的とし、併せて、2番目、3番目の事項の実現も図るようにしたものである。
1.部品点数の削減、構造の簡素化によるコスト削減
2.繰り返し操作に対する耐久性の改善
3.摩擦力低減による操作性の改善
この発明は、空気の吹き出し方向を調整するルーバーを有した送風装置であって、
前記ルーバーは、風向を調整する複数枚の羽根板と、前記羽根板を保持する枠体と、前記羽根板の角度を調整する左右方向に移動自在のリンク部品と、前記リンク部品の移動距離を調整するリンク部品固定板バネとを有し、
前記リンク部品は、前記リンク部品固定板バネと対向する面に設けられた複数の凹凸部と、前記羽根板を前記リンク部品の操作に連動させるための羽根板係合部とを有し、
前記複数枚の羽根板は、該羽根板の回転軸と、前記リンク部品と係合する係合軸とを有し、
前記係合軸は、前記リンク部品の操作により、前記羽根板の左右方向を回転調整するように前記リンク部品の羽根板係合部にそれぞれ左右方向が固定されており、
前記枠体は、前記リンク部品を左右方向に移動自在に保持するリンク部品保持部と、前記リンク部品固定板バネを支持する板バネ支持部と、前記板バネ支持部に支持されている前記リンク部品固定板バネの弾性変形と前記リンク部品の装着圧力とを利用して該板バネを固定する板バネ係止部とを備え、
前記リンク部品固定板バネは、前記リンク部品の前記凹凸部に嵌合する凸部を備え、
前記リンク部品の前記凹凸部に前記リンク部品固定板バネの前記凸部が嵌合して、前記リンク部品が係止される
送風機。
この発明によれば、複数枚の羽根板の操作をリンク部品で行うことにより操作性を改善するとともに、駆動モーターを使用せず、板バネを用いてリンク部品の移動距離を調整、固定できるようになるため、コストも削減できる。また、リンク部品と板バネを組立てた際に板バネが前記枠体の板バネ係止部に固定される構造となっているため、別途板バネのための固定部品を設ける必要が無く、部品点数削減によるコスト削減を行っている。
この発明の実施の形態に係るルーバーを備えた送風機のルーバー部の一例を示す斜視図である。 図1で示したルーバー部のルーバー固定枠の斜視図である。 図1で示したルーバーの枠体の斜視図である。 図1で示したルーバーの羽根板の斜視図である。 図1で示したルーバーのリンク部品の斜視図である。 図1で示したルーバーのリンク部品固定板バネの斜視図であり、(a)は上面方向から、(b)は側面方向から、(c)は底面方向から見た図である。 図7は図6で示したリンク部品固定板バネを図3で示した枠体に装着した状態の断面図であり、(a)は模式図、(b)は実際の構造に即した図である。 リンク部品固定板バネとリンク部品とを枠体に取り付けた状態の断面を示す模式図である。 ルーバーの送風方向を製品の正面(直進)に調整した際のルーバーの羽根板の配置を示す斜視図である。 ルーバーの送風方向を右方向に調整した際のルーバーの羽根板の配置を示す斜視図である。 ルーバーの送風方向を左方向に調整した際のルーバーの羽根板の配置を示す斜視図である。 ルーバーの送風方向をスポット(中央に集中)に調整した際のルーバーの羽根板の配置を示す斜視図である。 ルーバーの送風方向をワイド(左右に広範囲)に調整した際のルーバーの羽根板の配置を示す斜視図である。 図1で示したルーバーの上下固定板バネを示す斜視図であり、(a)は上下固定板バネを単体で、(b)は枠体に取り付けた状態で示す図である。 上下固定板バネが枠体とルーバー固定枠との間に配置されている状態を示す図であり、(a)は断面模式図、(b)は実際の構造に即した部分拡大図である。 ルーバーの送風方向を上向きに調整した際のルーバーの配置を示す斜視図である。 ルーバーの送風方向を下向きに調整した際のルーバーの配置を示す斜視図である。
以下、この発明の送風機の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
図1に示すように、この発明の実施の形態に係る送風機100は、その空気吹出口にルーバー1を備えている。なお、図1ではルーバー部分のみを表し、内部にあるファンなどを省略している。図1に示すように、ルーバー1は4枚の羽根板3を有し、羽根板3は回動自在に枠体2に保持されている。羽根板3はリンク部品4に係合され、リンク部品4の操作により、羽根板3の左右方向の角度を同時に調整することができるように構成されている。
リンク部品4はルーバー1の左右にそれぞれ備えられ、枠体2のリンク部品保持部13(図3参照)によって左右方向に移動自在に保持されている。なお、リンク部品4は、その係合部33,34がリンク部品保持部13と係合して保持されている。リンク部品4は、後述するリンク部品固定板バネ6の作用によって、任意の距離ずつ左右方向に位置調整されて、固定、保持することができるように構成されている。
枠体2は、その外側に位置するルーバー固定枠5に、送風機100の左右方向と直交する方向(例えば上下方向)に回動自在に固定されている。したがって、枠体2を回転させることにより送風機100の風向の上下方向の角度を調整することができる。枠体2は、左右の側面に上下固定板バネ7を備えており、この上下固定板バネ7の作用により、任意の角度に調整されて、固定、保持することができるように構成されている。
なお、枠体2、羽根板3、リンク部品4、ルーバー固定枠5はすべて耐熱性の樹脂にて形成されている。
図2に示すように、ルーバー固定枠5は、長方形の筒形状となっており、前面が全部開口され、後面には内部にあるファンから送られて来た空気が通過する通気口5Aが形成されている。ルーバー固定枠5の両側壁には上下固定板バネ7と係合するための連続した凹凸が形成された凹凸部9と、枠体2を回動自在に保持するための軸受穴8とが形成されている。
図3に示すように、枠体2の上面、下面には羽根板3を回動自在に保持する軸受穴10A,10Bが設けられ、枠体2の左右両側壁には、枠体2をルーバー固定枠5に回動自在に支持するための回転軸24と、上下固定板バネ7を係合固定する枠体側面係合部としての係合穴24Aを有している。
また、枠体2には、左右側面を連結する支持板12が枠体2の左右方向に設けられている。この支持板12には羽根板3をその中央部で上下方向に保持するための半円状の支持穴11が備えられている。
枠体2の下面には、リンク部品4を左右方向に移動自在に保持するためリンク部品保持部13と、リンク部品固定板バネ6を支持および固定するための板バネ保持部14とを有している。
リンク部品保持部13は、リンク部品4の係合部33,34と係合してリンク部品4を移動自在に保持する。
板バネ保持部14は、リンク部品固定板バネ6を係合支持する板バネ支持部(係合リブ)14Aと、リンク部品固定板バネ6を固定する板バネ係止部(ここでは突起が設けられている)23と、を備えている。
図4示すように、羽根板3には回転軸15が上下端にそれぞれ備えられ、それぞれの回転軸15が枠体2の軸受穴10A,10Bに挿入されることにより枠体2に回動自在に保持される。
また、羽根板3の上下方向の中央部には支持軸17が備えられており、この支持軸17が支持板12の支持穴11に挿入、係合されることによって、羽根板3は支持板12に対して回動自在に支持されている。
さらに、羽根板3の下端の背面側にリンク部品4と係合する係合軸16が備えられ、係合軸16がリンク部品4と係合されることにより、リンク部品4の操作によって、羽根板3の左右方向の回転角度を調整することができるようになっている。
図5に示すように、リンク部品4は枠体2のリンク部品保持部13と係合する係合部33,34と、利用者が操作するための操作部18と、2つの羽根板3のための羽根板係合部19が設けられている。羽根板係合部19は2つの突起形状からなり、この2つの突起形状の間に羽根板3の係合軸16を挿入することにより係合軸16と係合されている。羽根板3の係合軸16は、羽根板3の回転軸15を中心とした円弧状の軌道で移動するが、羽根板係合部19は係合軸16を左右方向にのみ係合し前後方向へは移動可能な構造であるため、操作部18を左右に操作することにより、羽根板係合部19を介して羽根板3の左右方向の角度を調整することができる。
また、リンク部品4は複数の凹凸が形成された凹凸部20を有し、凹凸部20にリンク部品固定板バネ6の凸部(ダボ)21が押圧、係合されることにより、その凹凸形状に基づいて左右方向に任意の移動距離ずつ調整、固定される。リンク部品4はルーバーに鏡対象の部品として左右にそれぞれ配置され、4枚の羽根板3のうち、中央より右側の2枚の羽根板3は右側のリンク部品4に、中央より左側の2枚の羽根板3は左のリンク部品4にそれぞれ係合されており、左右それぞれ2枚ずつを独立して角度調整することが可能となっている。
図6に示すように、リンク部品固定板バネ6の一端には、枠体2の板バネ保持部14に係合支持するための弾性部22Bが形成され、リンク部品固定板バネ6の他端には、枠体2の板バネ保持部14に固定される係合部(ここでは切欠き)22Aが形成されている。リンク部品固定板バネ6の弾性部22Bと係合部22Aとの間は本来一定の角度で曲げられているが、リンク部品4が枠体2に装着されると、その装着圧力とリンク部品固定板バネ6の弾性変形との作用により、リンク部品固定板バネ6の係合部22Aが、枠体2に形成されている板バネ保持部14の板バネ係止部23により固定される。
また、リンク部品固定板バネ6の係合部22A側におけるリンク部品4に対向する面には、リンク部品4の凹凸部20に嵌合する凸部(ダボ)21が形成されている。
次に、枠体2にリンク部品固定板バネ6およびリンク部品4を組み付ける態様について説明する。図7は枠体2の板バネ保持部14にリンク部品固定板バネ6のみを挿入した状態を示している(図7(a)は模式図、図7(b)は実際に即した構造図)。リンク部品固定板バネ6を板バネ保持部14に挿入し、その弾性部22Bを板バネ保持部14の係合リブ14Aの隙間に挿入すると、弾性部22Bがたわみながら挿入される。そして、弾性部22Bの反発力による摩擦によってリンク部品固定板バネ6の右側は係合リブ14Aに支持される。一方、凸部21が形成されているリンク部品固定板バネ6の係合部22A側は、弾性部22Bに対して一定の角度で曲げられているため、板バネ保持部14の下面側に近い位置にあり、板バネ保持部14の板バネ係止部23には係合されていない。このため、リンク部品固定板バネ6は板バネ保持部14から着脱可能な状態である。
図8は、図7の状態からさらにリンク部品4が枠体2に装着されて、板バネ保持部14に挿入された際のリンク部品固定板バネ6の状態を示している。リンク部品4が板バネ保持部14に挿入されると、板バネ保持部14の凹凸部20にリンク部品固定板バネ6の凸部21が押圧されて係合される。リンク部品4のこの装着圧力によって、リンク部品固定板バネ6は弾性変形してその係合部22Aが板バネ保持部14の板バネ係止部23と係合して固定された状態となる。
次に、リンク部品4を操作して羽根板3の角度を調整し、風向を変更した際の羽根板の調整例を示す。リンク部品4の操作部18に対して、リンク部品4の羽根板係合部19は羽根板3の回転軸15よりも背面側に設けられているため、操作部18を右側にスライドさせると羽根板3は左側に回転し、操作部18を左側にスライドさせると羽根板3は右側に回転する。
図9はルーバー1の風向を製品正面に調整した場合の羽根板3の配置を示した斜視図である。リンク部品4の操作部18A,18Bをどちらも全スライド幅の中央に配置することにより、すべての羽根板3が枠体2の左右両側面と平行な向き(送風機の送風方向と平行な向き)となり、送風機の風向方向を製品正面にすることができる。
図10はルーバー1の風向を右方向に調整した場合の羽根板3の配置を示した斜視図である。リンク部品4の操作部18A,18Bをどちらも左側にスライドさせることにより、羽根板3は右方向に回転する。すべての羽根板3を右向きに配置することにより、送風機の風の送風方向を右方向にすることができる。
図11はルーバー1の風向を左方向に調整した場合の羽根板3の配置を示した斜視図である。リンク部品4の操作部18A,18Bをどちらも右側にスライドさせることにより、羽根板3は左方向に回転する。すべての羽根板3を左向きに配置することにより、送風機の風の送風方向を左方向にすることができる。
図12はルーバーの風向をスポット(中央集中)に調整した場合の羽根板3の配置を示した斜視図である。右側操作部18Aを右側にスライドさせ、左側操作部18Bを左側にスライドさせることにより、右側2枚の羽根板3は左方向に回転し、左側2枚の羽根板3は右方向に回転する。左右それぞれの羽根板3が送風機の中心方向を向い合うように配置することにより、送風機の風の送風範囲を狭め、送風機正面に集中して送風することができる。送風範囲を絞ることにより、送風機が取付られた住宅の室内などの空間の送風したいところを選択して送風することができる。暖房機などに利用された場合には部屋の床面など暖めたいところを集中的に暖房することができる。
図13はルーバーの風向をワイド(左右拡散)に調整した場合の羽根板3の配置を示した斜視図である。右側操作部18Aを左側にスライドさせ、左側操作部18Bを右側にスライドさせることにより、右側2枚の羽根板3は右方向に回転し、左側2枚の羽根板3は左方向に回転する。左右それぞれの羽根板3がそれぞれ離れるように回転配置することにより、送風機の風の送風範囲を広げ、広範囲に送風することができる。送風範囲を広げることにより、送風機が取付られた住宅の室内などの空間を広範囲に送風することができる。暖房機などに利用された場合には部屋の広範囲を均一に暖房送風することができる。
次に、ルーバー1を上述の左右方向と直交する方向(以下、上下方向と称する)へ回動させる機構について説明する。この機構には、ルーバー固定枠5と、以下に説明する上下固定板バネ7が必要となる。図14の(a)に上下固定板バネ7の単体を、(b)に上下固定板バネ7が枠体2に取り付けられた状態を、それぞれ示す。
上下固定板バネ7は枠体2に係合するための板バネ係合部としての係合突起27と、枠体2の回転軸24に挿入するための軸受穴28を有する。また、上下固定板バネ7は、上端部にルーバー固定枠5に設けられた連続した凹凸からなる凹凸部9に係合するための係合凸部(係合ダボ)25を備え、下端部にルーバー1を角度調整した際に上下固定板バネ7が浮き上り、ルーバー固定枠5の内側面に引っかかることを防止するための接触凸部(接触ダボ)26を備えている。上下固定板バネ7はさらに、枠体2をルーバー固定枠5の中心位置に位置決めするための円弧状折り曲げ部29を備えている。
次に、上下固定板バネ7とルーバー固定枠5とを利用したルーバー1の上下方向への回動機構について、図15の断面模式図(a)と、実際の構造に即した部分拡大図(b)を基に説明する。上下固定板バネ7は枠体2との係合部である係合突起27を、枠体2の係合穴24Aに係合し、軸受穴28に枠体2の回転軸24を挿入することにより、枠体2の両側面にそれぞれ固定される。ルーバー固定枠5の軸受穴8に枠体2の回転軸24を挿入し回動自在に固定すると、円弧状折り曲げ部29によって、枠体2の左右方向の位置はルーバー固定枠5の中心に位置決めされる。また、係合凸部25がルーバー固定枠5の側面内側の凹凸部9の凹部に嵌り込んで係合されることで、枠体2の回転角度を任意の角度に固定することができる。
次に、支持板12の左右端部の操作部30によって枠体2の角度を調整し、上下方向の風向を変更した際のルーバーの風向調整例を図16、図17に示す。なお、操作部30は支持板12と一体形成されているが、枠体2に設けられた隔壁31によって、風路から分離されているため、送風機から温風が送風された場合にも操作部30の温度上昇を抑制して、操作部30を手で操作できるようになっている。
図16は操作部30によって、枠体2を上方向に回転させた際のルーバー1の状態を示す。枠体2が上方向に回転し、上部を向くことにより送風方向を上方向とすることができる。図17は操作部30によって、枠体2を下方向に回転させた際のルーバー1の状態を示す。枠体2が下方向に回転し、下部を向くことにより送風方向を下方向とすることができる。
以上に説明した構造により、ルーバー1は風向を右、左、ワイド、またはスポットに調整可能であり、さらに上下方向にも調整可能である。すなわち、上記ルーバー1を備えることにより、送風機正面に3次元的に風向の選択が可能な送風機を得ることができる。
より具体的には以下のような効果が得られる。リンク部品4を左右2つに分割することにより、風向を左、右だけでなく、広範囲もしくは集中的に送風することが可能となり、ルーバー1の風向調整機能が向上する。また、リンク部品4を2つに分割することによりその長さを短くすることができるため、樹脂で成型する場合の成型性が向上し、寸法精度も向上する。また、リンク部品4の金型の寸法を小型化することができる。さらに、1つのリンク部品4に固定する羽根板3の枚数が減るため組立て性も向上する。
また、ルーバー1を上下方向にも回動、調整できるようにすることにより、ルーバー1の風向調整機能を向上している。
また、角度調整するための手段として板バネ6,7を用いることにより、摩擦力を減らし、繰り返し操作による摩耗を低減している。また、板バネ6,7の形状の調整により、操作荷重を任意に調整することができる。また、板バネ6,7を用いることにより、角度調整時に部品が破損しにくい構造とすることができる。
また、ルーバーを左右方向またはそれと直交する方向に回転調整する板バネ6,7および凹凸部20,9をルーバー1の左右に設けたことで、ルーバー1が両端で支持されることになり、ルーバー自体の変形量が減って、ルーバーが1安定し角度調整の操作性も向上する。
また、ルーバー1の回転軸24に上下固定板バネ7を挿入し、ルーバー1をルーバー固定枠5に取り付けた際に、上下固定板バネ7の円弧状折り曲げ部29が対向面であるルーバー固定枠5の側面に接触して弾性変形することにより、円弧状折り曲げ部29の弾性でルーバー1を中心方向に押すことができる。ルーバー固定枠5とルーバー1とはルーバー1を角度調整するために一定のクリアランスを設ける必要がある。クリアランスの分だけ回転軸方向のルーバーの位置にばらつきが発生するが、上下固定板バネ7を左右両端に設けることにより、ルーバー1は円弧状折り曲げ部29を介して左右から均等に中心方向に押されるため、ルーバー1をルーバー固定枠5の中心位置に回動自在に固定することができる。
また、ルーバー1の角度調整時に上下固定板バネ7が弾性変形した際、ルーバー固定枠5の凹凸部9に嵌り込まない側の端が浮き上がっても、接触凸部26がルーバー固定枠5の側面に接触するため、引っかかり等が発生しにくい。また、接触凸部26のルーバー固定枠5への接触面積が小さく、摩擦力を低減することができる。
この発明のルーバーを備えた送風機は、空気調和機、浴室乾燥機、浴室暖房機などの家庭用または業務用の送風機として用いることができる。
1 ルーバー、2 枠体、3 羽根板、4 リンク部品、5 ルーバー固定枠、5A 通気口、6 リンク部品固定板バネ、7 上下固定板バネ、8 軸受穴、9 凹凸部、10A 軸受穴、10B 軸受穴、11 支持穴、12 支持板、13 リンク部品保持部、14 板バネ保持部、14A 係合リブ、15 回転軸、16 係合軸、17 支持軸、18 操作部、18A 右側操作部、18B 左側操作部、19 羽根板係合部、20 凹凸部、21 凸部(係合凸部)、22A 係合部(切欠き)、22B 弾性部、23 板バネ係止部、24 回転軸、24A 係合穴(枠体側面係合部)、25 凸部(係合凸部)、26 凸部(接触凸部)、27 係合突起(板バネ係合部)、28 軸受穴、29 円弧状折り曲げ部、30 操作部、31 隔壁、33 リンク部品係合部、34 リンク部品係合部、100 送風機。

Claims (8)

  1. 空気の吹き出し方向を調整するルーバーを有した送風装置であって、
    前記ルーバーは、風向を調整する複数枚の羽根板と、前記羽根板を保持する枠体と、前記羽根板の角度を調整する左右方向に移動自在のリンク部品と、前記リンク部品の移動距離を調整するリンク部品固定板バネとを有し、
    前記リンク部品は、前記リンク部品固定板バネと対向する面に設けられた凹凸形状が連続する凹凸部と、前記羽根板を前記リンク部品の操作に連動させるための羽根板係合部とを有し、
    前記複数枚の羽根板は、該羽根板の回転軸と、前記リンク部品と係合する係合軸とを有し、
    前記係合軸は、前記リンク部品の操作により、前記羽根板の左右方向を回転調整するように前記リンク部品の羽根板係合部に左右方向が固定されており、
    前記枠体は、前記リンク部品を左右方向に移動自在に保持するリンク部品保持部と、前記リンク部品固定板バネを支持する板バネ支持部と、前記板バネ支持部に支持されている前記リンク部品固定板バネの弾性変形と前記リンク部品の装着圧力との作用により該板バネを固定する板バネ係止部とを備え、
    前記リンク部品固定板バネは、前記リンク部品の前記凹凸部に嵌合する凸部を備え、
    前記リンク部品の前記凹凸部に前記リンク部品固定板バネの前記凸部が嵌合して、前記リンク部品が係止される
    送風機。
  2. 前記枠体の前記板バネ支持部に、前記板バネ係止部が一体に形成されている請求項1に記載の送風機。
  3. 前記リンク部品が左右2つに分割されている請求項1または2に記載の送風機。
  4. 前記複数枚の羽根板のうち中央より左側の羽根板は左側のリンク部品に、前記複数枚の羽根板のうち中央より右側の羽根板は右側のリンク部品に固定されており、左側の前記リンク部品と右側の前記リンク部品とがそれぞれ独立して操作される請求項1〜3のいずれか一項に記載の送風機。
  5. 前記ルーバーを前記左右方向と直交する方向に回動自在に保持するためのルーバー固定枠と、
    前記ルーバーと一体に回動して前記ルーバーの角度を調整する上下固定板バネとを有し、
    前記枠体は、該枠体の回転軸と、前記上下固定板バネを固定する枠体側面係合部とを有し、
    前記ルーバー固定枠は、前記上下固定板バネを係止するための凹凸形状が連続した凹凸部を有し、前記枠体の前記回転軸を回動自在に支持する軸受穴が形成されており、
    前記上下固定板バネは、一端に前記ルーバー固定枠の前記凹凸部に嵌合して係止される係止凸部が設けられ、前記枠体の前記回転軸が挿入される軸受穴が形成されており、該軸受穴に前記枠体の回転軸が挿入された状態で、前記枠体の前記枠体側面係合部に固定されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の送風機。
  6. 前記上下固定板バネと前記ルーバー固定枠の前記凹凸部とを、左右にそれぞれ備える請求項5記載の送風機。
  7. 前記上下固定板バネの中央部が、前記ルーバー固定枠に押圧を付加する円弧状の折り曲げ形状とされている請求項5または6に記載の送風機。
  8. 前記ルーバー固定枠の前記凸凹部と嵌合しない側の前記上下固定板バネの端部に、前記ルーバー固定枠側に突出する接触凸部を備えた請求項5〜7のいずれか一項に記載の送風機。
JP2016523007A 2014-05-27 2014-05-27 送風機 Active JP6017094B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2014/063968 WO2015181887A1 (ja) 2014-05-27 2014-05-27 送風機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6017094B2 true JP6017094B2 (ja) 2016-10-26
JPWO2015181887A1 JPWO2015181887A1 (ja) 2017-04-20

Family

ID=54698271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016523007A Active JP6017094B2 (ja) 2014-05-27 2014-05-27 送風機

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6017094B2 (ja)
CN (1) CN106461263B (ja)
TW (1) TW201544771A (ja)
WO (1) WO2015181887A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107763823A (zh) * 2017-10-13 2018-03-06 珠海格力电器股份有限公司 导风组件及风管机
CN107940723B (zh) * 2017-11-23 2020-03-10 Tcl空调器(中山)有限公司 一种扫风机构及其空调器
JP7050820B2 (ja) * 2018-01-16 2022-04-08 三菱電機株式会社 浴室乾燥機
CN108489063B (zh) * 2018-03-23 2020-11-10 海信(山东)空调有限公司 一种导风叶片及空调器
CN110044046A (zh) * 2019-05-28 2019-07-23 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种空调扫风叶片、空调扫风叶片组件及空调器
KR102327791B1 (ko) * 2019-12-19 2021-11-17 강희준 좌우측방향으로 각도 조절이 가능한 후드캡

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01160256U (ja) * 1988-04-28 1989-11-07
JPH07280336A (ja) * 1994-04-01 1995-10-27 Hitachi Ltd 空気調和機の風向吐出口構造
JP2005083603A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Daikin Ind Ltd 空気調和機の風向き調整機構

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0533878A (ja) * 1991-07-30 1993-02-09 Saginomiya Seisakusho Inc 電動流量調節弁
JPH10253146A (ja) * 1997-03-14 1998-09-25 Hitachi Ltd 風向調節装置及びそれを用いた空気調和機
CN1566843A (zh) * 2003-06-17 2005-01-19 乐金电子(天津)电器有限公司 空调器的风向控制装置
JP5631123B2 (ja) * 2010-08-31 2014-11-26 三菱重工業株式会社 空気調和機
WO2012132708A1 (ja) * 2011-03-28 2012-10-04 豊和化成株式会社 風向調整用バレル、風向調整用バレルの成形方法、風向調整用バレルの成形装置
CN103528175B (zh) * 2013-10-09 2017-09-15 Tcl空调器(中山)有限公司 空调器及其导风装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01160256U (ja) * 1988-04-28 1989-11-07
JPH07280336A (ja) * 1994-04-01 1995-10-27 Hitachi Ltd 空気調和機の風向吐出口構造
JP2005083603A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Daikin Ind Ltd 空気調和機の風向き調整機構

Also Published As

Publication number Publication date
TWI561777B (ja) 2016-12-11
WO2015181887A1 (ja) 2015-12-03
JPWO2015181887A1 (ja) 2017-04-20
CN106461263B (zh) 2019-05-10
CN106461263A (zh) 2017-02-22
TW201544771A (zh) 2015-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6017094B2 (ja) 送風機
KR100809784B1 (ko) 횡류팬을 포함하는 공기 조화기
JP2011158134A (ja) 除湿機
JP2008261564A (ja) 空気調和機および風向調整板の中間支持部の組立方法
JP2015218996A (ja) 空気調和機の風向調整装置および空気調和機
JP5631123B2 (ja) 空気調和機
JP2009192137A (ja) 風向変更装置
KR20140123184A (ko) 블레이드 체결구조 및 이를 갖는 공기조화기
JP2012032054A (ja) 空気調和装置
JP5796313B2 (ja) 風向変更装置及びそれを備えた空気調和機
WO2013108653A1 (ja) 風向変更装置及びこれを備えた空気調節装置
JP2016138693A (ja) 浴室暖房機
CN105020872B (zh) 吹出口单元及送风装置
JP4358179B2 (ja) 空気調和機の室内機
WO2018105555A1 (ja) 空気調和機の室内機
JP2008190809A (ja) 空気調和機
JP5961751B2 (ja) 空気調和機
KR20070049915A (ko) 에어벤트의 댐퍼도어 축 결합구조
JP2012225583A (ja) 空気調和装置用パネル及び空気調和装置
JP2006125707A (ja) 空気調和機
JP4457689B2 (ja) 風向変更装置
JP2017067387A (ja) 天井埋込型室内ユニット
JP2013167407A (ja) 浴室空気調和機
JP2005061734A (ja) 送風装置
JP6757675B2 (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6017094

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250