JP6004345B2 - プロジェクション溶接装置および溶接方法 - Google Patents

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Description

この発明は、受入孔を有する中空の電極ガイドピンにフランジ付き軸状部品を挿入して鋼板部品に電気抵抗溶接で溶接する、プロジェクション溶接装置および溶接方法に関している。
特許第2048159号公報には、鋼板部品の下孔に貫通する進退可能な位置決め用のガイドピンを固定電極の端面から突出した状態で設置し、このガイドピンに形成した受入孔内に挿入される軸状部品には溶着用突起を有するフランジが一体的に形成され、前記受入孔は有底構造とされているとともに、受入孔の深さ方向の長さは受入孔内に挿入される軸状部品の長さよりも短く設定してあり、ガイドピンを介して軸状部品と下孔を正常な位置関係に確定させた状態でフランジを鋼板部品に溶接することが記載されている。
特許第2048159号公報
上記特許文献1に記載されている技術においては、固定電極に対して鋼板部品を供給したり、溶接完了後に鋼板部品を固定電極から取り出したりすることに関しては、何も記載されていない。また、鋼板部品をロボット装置のような搬入搬出機構で掴んで出し入れをする場合の技術問題についても、記載がなされていない。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、搬入搬出機構で掴まれた鋼板部品に対して、電極動作に起因する異常な外力が作用しないようにし、鋼板部品の品質を良好に維持するプロジェクション溶接装置および溶接方法の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、鋼板部品の下孔に貫通する進退可能な位置決め用のガイドピンを固定電極の端面から突出した状態で設置し、このガイドピンを進退させる駆動手段が設けられ、ガイドピンに形成した受入孔内に挿入される軸状部品には溶着用突起を有するフランジが一体的に形成され、前記受入孔は有底構造とされているとともに、受入孔の深さ方向の長さが受入孔内に挿入される軸状部品の長さよりも短く設定されていることにより、固定電極と対をなす可動電極の進出でガイドピンの先端部と鋼板部品の裏面との間に沈下空隙が形成されるように構成し、ガイドピンを介して軸状部品と下孔を正常な位置関係に確定させた状態でフランジが鋼板部品に溶接されるものにおいて、鋼板部品の下孔にガイドピンが貫通した状態で鋼板部品を前記固定電極の端面に密着させるように鋼板部品を搬入するとともに、フランジが鋼板部品に溶接されてから鋼板部品と軸状部品を一体にして受入孔から抜き取る搬入搬出機構が設けられ、この搬入搬出機構は鋼板部品の一部を掴んだ状態で鋼板部品を保持する形式とされ、前記搬入搬出機構による軸状部品の前記抜き取り動作が、鋼板部品が固定電極の端面に密着している状態から受入孔の軸線方向に沿って開始されるように、搬入搬出機構の搬出動作が設定され、前記搬出動作時には前記沈下空隙が前記駆動手段の停止位置の維持動作で維持されるように構成したことを特徴とするプロジェクション溶接装置である。
前記搬入搬出機構は、鋼板部品の下孔にガイドピンが貫通した状態で鋼板部品を固定電極の端面に密着させるように鋼板部品を搬入するとともに、フランジが鋼板部品に溶接されてから鋼板部品と軸状部品を一体にして受入孔から抜き取るものであり、また、搬入搬出機構は鋼板部品の一部を掴んだ状態で鋼板部品を保持する形式とされている。そして、搬入搬出機構による軸状部品の抜き取り動作が、鋼板部品が固定電極の端面に密着している状態、すなわち軸状部品で押し下げられたガイドピンが押し下げられた位置に停止した状態で受入孔の軸線方向に沿って開始されるように、搬入搬出機構の搬出動作が設定されている。
したがって、ロボット装置のような搬入搬出機構が軸状部品を受入孔から抜き取るときには、鋼板部品が固定電極の端面に密着している状態、すなわち軸状部品で押し下げられたガイドピンが押し下げられた位置に停止している状態から、端面に対して垂直方向に移動される。すなわち、軸状部品の軸線とガイドピンの受入孔の軸線が同軸の状態を維持しながら抜き取りがなされる。したがって、鋼板部品に対してはガイドピンから何の力も作用することがなく、鋼板部品に曲げ力が作用したり、軸状部品が受入孔の内面に強く接触して、ガイドピンの内側が異常摩耗をしたりすることが防止でき、滑らかな抜き取り動作で信頼性の高い溶接装置がえられる。さらに、ガイドピンの寿命を長期化することができる。
ロボット装置のような搬入搬出機構で鋼板部品の一部が掴まれているような場合には、搬入搬出機構が静止している状態でガイドピンが固定電極の端面から突き出る方向に移動すると、この突出変位が受入孔の底面から軸状部品を経て鋼板部品に伝わり、鋼板部品は搬入搬出機構の静止した掴み箇所を中心にして、すなわち固定箇所にして撓み変形をする。つまり、軸状部品は搬入搬出機構の掴み箇所を中心にした円弧運動を強制されることになるので、傾斜した軸状部品が受入孔の開口部内面や奥部内面に強く接触し、ガイドピン先端部や受入孔奥部を損傷させることになる。あるいは、鋼板部品が撓むとその撓み量によっては鋼板部品に塑性変形が生じて、部品形状が設計通りに求められないという、問題が発生する。
本発明では、軸状部品で押し下げられたガイドピンが押し下げられた位置に停止した状態で、しかも軸状部品の軸線とガイドピンの受入孔の軸線が同軸の状態を維持しながら抜き取りがなされるので、上述のような受入孔内面の損傷や、鋼板部品の異常変形などの問題が発生しない。
請求項2記載の発明は、鋼板部品の下孔に貫通する進退可能な位置決め用のガイドピンを固定電極の端面から突出した状態で設置し、このガイドピンに形成した受入孔内に挿入される軸状部品には溶着用突起を有するフランジが一体的に形成され、前記受入孔は有底構造とされているとともに、受入孔の深さ方向の長さは受入孔内に挿入される軸状部品の長さよりも短く設定してあり、ガイドピンを介して軸状部品と下孔を正常な位置関係に確定させた状態でフランジが鋼板部品に溶接されるものにおいて、鋼板部品の下孔にガイドピンが貫通した状態で鋼板部品を前記固定電極の端面に密着させるように鋼板部品を搬入するとともに、フランジが鋼板部品に溶接されてから鋼板部品と軸状部品を一体にして受入孔から抜き取る搬入搬出機構が設けられ、この搬入搬出機構は鋼板部品の一部を掴んだ状態で鋼板部品を保持する形式とされ、前記搬入搬出機構による軸状部品の前記抜き取りが、鋼板部品が固定電極の端面に密着しているとともに、軸状部品で押し下げられたガイドピンが押し下げられた位置に停止した状態から受入孔の軸線方向に沿って開始されることを特徴とするプロジェクション溶接方法である。
この溶接方法の発明の作用効果は、溶接装置の発明の上記作用効果と同じである。
装置全体および各部の断面図である。 軸状部品が溶接される動作過程を示す断面図である。 鋼板部品の異常形態を示す断面図である。 装置全体を動作させる制御系統図である。
つぎに、本発明のプロジェクション溶接装置および溶接方法を実施するための形態を説明する。
図1〜図4は、本発明の実施例1を示す。
最初に、軸状部品について説明する。
軸状部品1は、鉄製のプロジェクションボルトであり、その形状を図2(A)にしたがって説明すると、軸状のボルト2と同心の状態で円形のフランジ3がボルト2と一体的に設けてある。フランジ3の下面に溶着用突起4が同一円周上に複数個設けてある。通常は、120度間隔で3個形成されている。
プロジェクションボルト1の各部の寸法は、ボルト2の長さと直径がそれぞれ28mmと8mm、フランジ3の直径と厚さがそれぞれ18mmと2mmである。
つぎに、溶接装置の全体構成について説明する。
円筒状の固定電極100は、機枠などの静止部材6に、固定ブラケット7を介して取り付けられている。固定電極100の中心軸線O−Oが鉛直方向となるように、固定電極100の向きが設定されている。固定電極100と対をなす可動電極8が進退可能な状態で配置してある。固定電極100の下部に後述のガイドピンを進退させる駆動手段9が結合してある。駆動手段9としては進退出力式の電動モータやエアシリンダなど種々なものが採用できる。ここでは、エアシリンダ9である。
固定電極100の端面11に鋼板部品12が密着した状態で載置される。鋼板部品12は、その一部である端部が搬入搬出機構13によって掴まれている。搬入搬出機構13としては、供給ロッドの先端部に鋼板部品12をチャック機構などで掴んで水平方向や鉛直方向に進退させるものや、多関節式のロボット装置等が採用できる。ここでは、後者の多関節式のロボット装置13である。ロボット装置13は6軸タイプであり、その先端部分に鋼板部品12の端部を掴むチャック14が設けられ、ここが掴み箇所である。このような6軸タイプのロボット装置により、後述の図2に示す動作を容易に行わせることができる。
つぎに、固定電極の内部構造を説明する。
固定電極100は円筒型であり、円筒状の第1部材15と円筒状の第2部材16と円筒状の第3部材17が1本の筒状部材を形成するように結合されて、1本の外筒部材18が形成されている。符号19、20はねじ部であり、第1部材15、第2部材16および第3部材18の一体化結合を行っている。第1部材15の上側に、円形の支持部材22がねじ部23を介して結合してある。この支持部材22の上面が前述の端面11である。第1部材15、第2部材16および第3部材17、支持部材22は銅合金で作られており、ここではクロム銅が採用されている。
ポリアミド樹脂のような絶縁材料で作られた円筒型の接続部材24を介して、第3部材17とエアシリンダ9が結合してある。ねじ部25と26が結合部とされている。
エアシリンダ9のピストンロッド27と作動軸28が接手部材29を介して結合され、作動軸28にねじ部30を介してガイドピン31が結合してある。第3部材17には接手部材29が進退できるようにするための大径孔32が設けられ、支持部材22と第1部材15と第2部材16には、作動軸28とガイドピン31が貫通する貫通孔33が形成してある。
つぎに、冷却水通路について説明する。
第1部材15内に冷却水通路34が形成してある。冷却水通路34を形成するために、第1部材15内に環状部材35が挿入してあり、その外側に環状の溝が形成されて冷却水通路34が形成されている。冷却水の入口孔36と出口孔37が第1部材15に形成され、流入した冷却水は図1(B)から明らかなように、左右に円周方向に分流して流出してゆく。なお、符号38は水密用のOリングである。この環状部材35は、ポリアミド樹脂やポリエチレン樹脂のような合成樹脂、あるいはアルミニウムや銅合金などで作られている。なお、図1(A)のB−B断面が同図の(B)図であり、同様にC−C断面が同図の(C)図、D−D断面が同図の(D)図とされている。
環状部材35に環状の冷却水通路34を溝状に形成することにより、環状部材35の内側に薄肉部39が形成される。そして、この薄肉部39の内側に前述の貫通孔33が形成されている。
支持部材22の貫通孔33の内側には、筒状の絶縁体40が圧入や接着などによって固定され、実際にはこの絶縁体40の内面が貫通孔33を形成している。また、上記のように環状部材35の内面が貫通孔33を形成している。このようにして貫通孔33は、支持部材22の箇所、第1部材15の箇所、環状部材35の箇所、第2部材16の箇所にわたって一貫した同径の孔として形成されている。そして、作動軸28やガイドピン31と貫通孔33の間の空隙が通気空隙41とされている。なお、作動軸28とガイドピン31はねじ部30で結合してあるが、このねじ部30を止めて1本のガイドピン31を接手部材29と一体化することも可能である。
作動軸28の進退動作において、作動軸28がその中心軸線からずれる量をできるだけ少なくするために、第2部材16の貫通孔33に軸受筒42が嵌め込まれ、作動軸28と軸受筒42の内面との間に摺動間隙43が形成されている。この摺動間隙43は微少な隙間なので、図1(E)と(F)にだけ拡大して図示されている。上記軸受筒42は、耐摩耗性や耐熱性のすぐれた材料で作られており、合成樹脂材料や軸受金属材料などが適している。ここでは、ポリテトラフルオロエチレン(商品名:テフロン)である。
作動軸28やガイドピン31が揺動すると、ガイドピン31の上端部が絶縁体40に接触する虞がある。そこで、上記のように軸受筒42が採用されるのであるが、ガイドピン31、作動軸28、ピストンロッド27の全体的な軸系を2点支持することが望ましい。ここでは、1点が軸受筒42であり、2点目がエアシリンダ9のピストンであり、このような2点支持でガイドピン31の正確な進退動作が確保されている。
作動軸28およびガイドピン31の直径は9.5mm、貫通孔33の内径は11.9mmであり、環状の通気空隙41は1.2mmである。また、軸受筒42の内径は9.8mm、作動軸28の直径は9.5mmであり、軸受筒42の箇所における環状の摺動間隙43は0.15mmである。
冷却水通路34は、熱発生源である溶着用突起4の溶融部にできるだけ近づけて配置してある。したがって、冷却水通路34は支持部材22に接近した箇所に配置されている。そして、軸受筒42は溶着用突起4の溶融部からできるだけ遠ざけて配置してある。そのため、各部材の配置順序は、鋼板部品12側から支持部材22、冷却水通路34、軸受筒42の順番で配置してある。換言すると、熱源である鋼板部品12に密着している支持部材22と軸受筒42の間に冷却水通路34配置してある。
このような配置とすることによって、支持部材22から第1部材15を経て軸受筒42に達する溶融熱は、冷却水通路34において積極的に奪われる。このため、軸受筒42の加熱状態が軽減されるので、精度良く維持されるべき摺動間隙43の過少化が最小限にとどめられる。もし、軸受筒42が異常に加熱されると、軸受筒42の膨張量が過大になるため摺動間隙43が異常に過少となり、摺動抵抗が高くなりすぎたり後述の空気流が阻害されたりする、という弊害が生じる。なお、軸受筒42が加熱されるとその内径が小さくなるのは、軸受筒42が軸受筒42よりも熱膨張量の少ない第2部材16によって包囲されているためである。
つぎに、ガイドピンについて説明する。
固定電極100が待機状態にあるときには、エアシリンダ9の動作によりガイドピン31の先端が支持部材22の端面11から突き出た位置に停止している。鋼板部品12には予め下孔10が開けられ、鋼板部品12が搬入されてきて下孔10とガイドピン31が同軸になった状態で鋼板部品12を端面11側へ移行させると、ガイドピン31の先端部が相対的に下孔10を貫通し、鋼板部品12が端面11に密着する。この密着した状態では、図1(A)や図2(A)に示すように、ガイドピン31の先端部は鋼板部品12からわずかに突き出ている。下孔10の内径とガイドピン31の外径との差はできるだけ小さく設定されており、例えば、上記差寸法は0.4mmであり、片側の隙間としては0.2mmである。
ガイドピン31には端部に開口する受入孔45が設けてある。図1(A)では符号の引き出し線が輻輳して見にくいので、図2(E)にしたがって説明する。受入孔45は断面円形の孔であり、ガイドピン31と同軸状態で形成してあり、底面46が形成された有底構造である。受入孔45にボルト2が挿入され、ボルト2の下端が図2(A)に示すように、底面46で受止められる。なお、図1(A)と図2(A)は同じ作動状態を示している。この受入孔45の中心軸線O−Oは、ボルト2の軸線、作動軸28の軸線、固定電極100の軸線などと同軸とされ、鉛直方向に向けて配置されている。
受入孔45の深さ方向の長さは、そこに挿入されるボルト2の長さよりも短く設定してある。このような長さ関係とすることにより、受入孔45にボルト2を挿入すると、図1(A)や図2(A)に示すように、溶着用突起4と鋼板部品12の表面との間に浮上空間L1が形成される。
つぎに、空気通路について説明する。
第3部材17に冷却空気の流入孔47が開けられ、空気供給源(図示していない)から送られてきた冷却空気が外筒部材18内に流入し、通過する。流入孔47から第3部材17内に流入した冷却空気は、接手部材29と第3部材17内面との隙間を通過して貫通孔33へ送られる。貫通孔33は、第2部材16における通気空隙41、軸受筒42における摺動間隙43、環状部材35における通気空隙41、第1部材15における通気空隙41および絶縁体40における通気空隙41を経て、溶着用突起4と鋼板部品12の溶着部に供給される。
上述の空気流は、図1(F)に示すように、摺動間隙43において流路面積が大幅に減少するので、ここで空気流が絞られた状態になる。この状態から再び流路面積の大きな通気空隙41に流れるので、冷却空気はここで急膨張をする。この膨張はいわゆる断熱膨張であり、そのために冷却空気の温度が低下する。このような温度低下によって、環状部材35自体や環状部材35で包囲されているガイドピン31の箇所を積極的に冷却する効果がある。
貫通孔33を通過する冷却空気は、溶着時に発生するスパッタがボルト2にこびり付かないようにすることや、貫通孔33内にスパッタが侵入しないようにすることや、後述の冷却作用を果たしている。
つぎに、冷却過程について説明する。
溶着時の熱は、支持部材22から第1部材15を経て冷却水通路34の方へ伝熱されて冷却水に奪われ、第2部材16や軸受筒42への伝達熱量が少量化される。冷却水通路34における冷却作用は、主に溶着部から外筒部材18側を流れる熱を奪う役割を果たしている。
一方、溶着部からフランジ3、ボルト2の下端部、底面46を経てガイドピン31に伝わった熱は、主に冷却空気が環状部材35における貫通孔33を通過するときに奪われることになる。また、この通過空気は前述の断熱膨張で低温化されているので、ガイドピン31をより効果的に冷却している。冷却空気の温度が冷却水の温度よりも低いときには、薄肉部39を介して冷却水の温度低下にも貢献している。また、冷却空気の温度が冷却水の温度よりも高いときには、冷却水通路34の冷却水によって薄肉部39を介して冷却空気が冷却され、間接的に環状部材35の部分のガイドピン31が冷却されている。
このような熱の授受にともない、冷却空気によって冷却水が冷却されているのか、あるいは冷却水によって冷却空気が冷却されているのかは、冷却水と冷却空気のいずれの温度が低いかによって熱流の方向は変化する。例えば、生産量が増大して、連続的溶接により外筒部材18側が著しく高温になっていると、冷却水の温度が高くなり冷却水が冷却空気によって冷却される。ボルト2の下端部は、プロジェクションボルト溶接後の鋼板部品12が取り出されるまで底面46に接触しているので、この接触箇所からガイドピン31への伝達熱量が多くなる。
上述のように、環状部材35における貫通孔33の箇所では、冷却水による冷却と空気流による空冷とが複合した状態になっている。このような複合した冷却箇所に隣接させた状態で受入孔45が形成されている。つまり、受入孔45が形成されている部分は中空構造であるから、放熱性が良好である。しかし、ボルト2の下端部は、プロジェクションボルト溶接後の鋼板部品12が取り出されるまで底面46に接触しているので、この接触箇所からガイドピン31への伝達熱量が多くなる。同時に、受入孔45に隣接している中実構造の部分は熱容量が大きいので、中空構造部に近い中実な箇所を積極的に冷却することが望ましい。したがって、軸線方向で見て環状部材35を受入孔45の底面46の近くに隣接させて配置し、冷却水通路34が形成されている。
図2(C)に示すように、プロジェクションボルト1が押し下げられてボルト2がガイドピン31を下降させているときは、ボルト2の下端部が受入孔45の底面46に密着して、ガイドピン31への伝達熱量が多くなっている時期である。このような状態において、底面46の位置を環状部材35の近傍に位置させることにより、冷却空気流の冷却に加えて冷却水による冷却を複合させることができて、ガイドピン31の冷却をより促進することができる。
底面46を上述のように環状部材35の近傍に位置させることの具体例として、例えば、環状部材35の軸線方向で見て、環状部材35の部分の貫通孔33の内側に位置させることが最適である。または、底面46を上記内側に位置させるのは、プロジェクションボルト1が押し下げられていない時期において、環状部材35における貫通孔33の内側に位置させるようにすることも可能である。この場合は、受入孔45の深さが十分に長いときに、可能となる。
上述のようにして、外筒部材18やガイドピン31は、冷却水や冷却空気によって2重冷却的に冷却されている。
つぎに、溶接の動作過程を説明する。
図2(A)や図1(A)においては、可動電極8と固定電極100の端面11との間隔が紙面の都合で狭く図示されているが、実際には可動電極8がもっと上方に待機して、鋼板部品12の出し入れに支障がない程度に間隔が大きく設定されている。
図2(A)や図1(A)に示すように、エアシリンダ9の動作でガイドピン31はその先端部が端面11から突き出た状態で待機している。ロボット装置13のチャック14で端部が掴まれた鋼板部品12が両電極8と100の間に水平方向に挿入され、鋼板部品12の下孔10がガイドピン31と同軸になった位置、すなわち下孔10が中心軸線O−Oと同軸になった位置で停止し、ついでロボット装置13の動作で鋼板部品12が中心軸線O−Oに沿って鉛直方向に端面11の方へ移動する。これらの動作によって、ガイドピン31が相対的に下孔10を貫通して鋼板部品12が端面11に密着する。
鋼板部品12が上記のように搬入されると、今度は、ボルト2が受入孔に挿入され、ボルト2の下端が底面46に受止められる。ボルト2がこのように受入孔45内に挿入されていることにより、ボルト2と下孔10の相対位置が正確に設定される。つまり、ガイドピン31が基準ピンのような役割を果たし、ガイドピン31を介して上記相対位置が決定づけられている。受入孔45にボルト2を挿入する方法は、作業者がプロジェクションボルト1を手で持って挿入したり、一般的に知られている進退式の供給ロッドでプロジェクションボルト1を保持して挿入したりすることができる。
その後、図2(B)に示すように、可動電極8が下降してきて可動電極8の端面がフランジ3の表面を押し下げることにより、その押し下げ変位がボルト2の下端から底面46を経てガイドピン3に伝えられて、エアシリンダ9が後退させられる。このような動作で、溶着用突起4が鋼板部品12の表面に加圧される。このときに前記浮上空間L1が縮まり、逆にガイドピン31の先端部と鋼板部品12の裏面との間に沈下空隙L2が形成される。上記押し下げ変位でエアシリンダ9が押し下げられるときには、エアシリンダの圧縮空気を大気中に放出するようにすることが望ましい。あるいは、上記押し下げ時に、エアシリンダ9に後退動作を行わせてガイドピン31を後退させるようにしてもよい。
上述のように、溶着用突起4が鋼板部品12の表面に加圧されていることにより、溶着用突起4が鋼板部品12の表面上をずれ動くことがない。したがって、ボルト2と受入孔45の相対位置が正確に設定され、ボルト2と下孔10の相対位置も正確に維持される。なお、鋼板部品12はロボット装置13により静止状態におかれているので、ボルト2の下降時にガイドピン31の先端部が下孔10から抜け出たときから溶着用突起4が鋼板部品12に圧着されるまでの間に、下孔10が直径方向にずれることはない。
ついで、図2(C)に示すように、溶接電流の通電がなされることにより、溶着用突起4が鋼板部品12に溶着される。図中、黒く塗りつぶした箇所が溶着部である。このときのガイドピン31は沈下空隙L2を保ったままとなるように、エアシリンダ9の停止位置が維持されている。
図2(C)の状態から可動電極8が後退すると、今度は、同図(D)に示すように、ロボット装置13の動作でボルト2と鋼板部品12が一体になったまま受入孔45から抜き取られる。この抜き取り動作は、鋼板部品12が支持部材22の端面11に密着している状態から開始され、ボルト2は中心軸線O−Oと同軸状態のままで抜き取られる。そして、ボルト2の下端が貫通孔33から脱出すると、ロボット装置13の動作で鋼板部品12は部品収容箱などの目的箇所へ搬送される。
抜き取り動作は、鋼板部品12が支持部材22の端面11に密着している状態から開始される。このような事を実現するために、沈下位置にあるガイドピン31が沈下空隙L2を維持したままで、ロボット装置13による抜き取り動作が開始されるように、エアシリンダ9の停止位置の維持動作やロボット装置13の動作開始などが設定されている。換言すると、抜き取り動作が開始されるまでにエアシリンダ9の復帰動作が開始されると、ボルト2が一体になった鋼板部品12が強制的にガイドピン31の底面46を経て突き上げられることとなり、図3に示したような異常形態が発生するのである。
図2(D)に示す抜き取り動作が完了すると、今度は、エアシリンダ9の動作でガイドピン31が復帰して図2(E)に示すように、端面11から突出して、つぎの溶接工程に備えることとなる。
上記の一連の動作において、冷却空気は少なくとも、図2(B)に示した溶着用突起4が鋼板部品12の表面に接触して空気通過の空隙がフランジ3と鋼板部品表面との間に存在しているときから、図2(C)に示す溶着用突起4が鋼板部品12に溶着するまでの期間にわたって送給される。この送給期間の間に空冷機能に加えてスパッタ除去などがなされる。そして、溶接完了後に可動電極が後退するときには、空気送給を中止して空気圧で鋼板部品12が端面11から離れることを防止することが望ましい。
もし、溶接完了後の鋼板部品12に空気圧が作用すると、図3に示した異常形態になる虞がある。また、空冷作用をより効果的に効かせるために、プロジェクションボルト1の抜き取り後に、再度、冷却空気を追加的に送給することも可能である。いわゆる2段吹きである。このように空気供給のオン・オフ制御は、後述の制御手法で実施することができる。たとえば、図2(E)に示すガイドピン31の突出信号で、2段目の空気噴射を行うことができる。
図3は、抜き取り動作が開始されるまでにエアシリンダ9の復帰動作が開始されるために、ボルト2が一体になった鋼板部品12が強制的にガイドピン31の底面46で突き上げられている状態である。この突き上げ変位は、受入孔45の底面46からボルト2の下端や溶着部を経て鋼板部品12に伝わっている。したがって、鋼板部品12は図示のように撓み箇所48において曲げられている。そのために、ボルト2の外周面が受入孔45の開口部近傍の内面や底面46近傍の内面に対して、圧接した状態になり、受入孔45の内面を損傷させてガイドピン31の耐久性を低下させている。あるいは、鋼板部品12の撓み箇所48に塑性変形が発生することもあり、鋼板部品12に異常変形が発生する。
つぎに、溶接の動作制御について説明する。
図2にしたがって説明した溶接過程を実行する動作制御は、一般的に採用されている制御手法で容易に行うことが可能である。制御装置またはシーケンス回路からの信号で動作するタイマーや空気切換弁、あるいはエアシリンダの所定位置で信号を発して前記制御装置に送信するセンサー等を組み合わせることによって、所定の動作を確保することができる。このような動作制御を実行する制御系統の一例が、図4に示されている。
図4において符号49は、可動電極8を進退させるためのエアシリンダである。図4において、矢線は制御信号の通信線、実線は空気の給排管、鎖線は電力供給線を示している。
起動スイッチ50によってタイマーなどを内蔵した制御装置51を動作させると、空気切換弁52からエアシリンダ9と49に作動空気が送られて、ガイドピン31が突き出るとともに、可動電極8が後退位置におかれる。それに引き続く信号が制御装置51からロボット装置13の制御装置53へ送られて、鋼板部品12を掴んだロボット装置13が動作して、鋼板部品12の下孔10にガイドピン31が貫通し、しかも鋼板部品12が端面11に密着する。
この密着完了状態を示す信号が制御装置53から制御装置51に送られる。そこで制御装置51からの信号でエアシリンダ49が動作してプロジェクションボルト1を加圧し、ガイドピン31が貫通孔33内に入り込んで停止する。ここで前記沈下空隙L2が形成される。これに引き続いて溶接電流の通電がなされる。溶接電流の通電後、制御装置51内のタイマーが作動して空気切換弁52から作動空気をエアシリンダ9に送り続けることにより、ガイドピン31が沈下空隙L2を維持した状態となる。上記タイマーによって沈下空隙L2が維持されている間に、制御装置53からロボット装置13への動作信号が送られてプロジェクションボルト1が受入孔45から抜き取られる。
この抜き取りが完了すると、タイマーからの信号で空気切換弁52から作動空気がエアシリンダ9に送られて、ガイドピン31が突出位置に復帰してつぎの溶接動作に備えるようになる。なお、鋼板部品12の抜き取り後におけるガイドピン31の復帰突出を、ロボット装置13の抜き取り完了信号を制御装置53から制御装置51で受領して、実行するようにしてもよい。
なお、上記各種のエアシリンダに換えて、進退出力をする電動モータを採用することもできる。
以上に説明した実施例1の作用効果は、つぎのとおりである。
ロボット装置13は、鋼板部品12の下孔10にガイドピン3が貫通した状態で鋼板部品12を固定電極100の端面11に密着させるように鋼板部品12を搬入するとともに、フランジ3が鋼板部品12に溶接されてから鋼板部品12とプロジェクションボルト1を一体にして受入孔45から抜き取るものであり、また、ロボット装置13は鋼板部品12の端部を掴んだ状態で鋼板部品12を保持する形式とされている。そして、ロボット装置13による軸状部品12の抜き取り動作が、鋼板部品12が固定電極100の端面11に密着している状態、すなわちボルト2で押し下げられたガイドピン31が押し下げられた位置に停止した状態で、受入孔45の軸線O−O方向に沿って開始されるように、エアシリンダ9の停止動作およびロボット装置13の搬出動作が設定されている。
したがって、ロボット装置13がプロジェクションボルト1を受入孔45から抜き取るときには、鋼板部品12が固定電極100の端面11に密着している状態、すなわちプロジェクションボルト1で押し下げられたガイドピン31が押し下げられた位置に停止している状態から、端面11に対して垂直方向、すなわち中心軸線O−O方向に移動される。すなわち、プロジェクションボルト1の軸線とガイドピン31の受入孔45の中心軸線O−Oが同軸の状態を維持しながら抜き取りがなされる。したがって、鋼板部品12に対してはガイドピン31から何の力も作用することがなく、鋼板部品12に曲げ力が作用したり、プロジェクションボルト1が受入孔45の内面に強く接触して、ガイドピン31の内側が異常摩耗をしたりすることが防止でき、滑らかな抜き取り動作で信頼性の高い溶接装置がえられる。さらに、ガイドピン31の寿命を長期化することができる。
ロボット装置13で鋼板部品12の一部が掴まれているような場合には、ロボット装置13が静止している状態でガイドピン31が固定電極100の端面11から突き出る方向に移動すると、この突出変位が受入孔45の底面46から軸状部品1を経て鋼板部品12に伝わり、鋼板部品12はロボット装置13の静止した掴み箇所14を中心にして、すなわち固定箇所にして撓み変形をする。つまり、プロジェクションボルト1はロボット装置13の掴み箇所14を中心にした円弧運動を強制されることになるので、傾斜したプロジェクションボルト1が受入孔45の開口部内面や奥部内面に強く接触し、ガイドピン先端部や受入孔奥部を損傷させることになる。あるいは、鋼板部品12が撓むとその撓み量によっては鋼板部品12に塑性変形が生じて、部品形状が設計通りに求められないという、問題が発生する。
本実施例では、プロジェクションボルト1で押し下げられたガイドピン31が押し下げられた位置に停止した状態で、しかもプロジェクションボルト1の軸線とガイドピン31の受入孔45の中心軸線O−Oが同軸の状態を維持しながら抜き取りがなされるので、上述のような受入孔内面の損傷や、鋼板部品の異常変形などの問題が発生しない。
溶接方法の実施例の作用効果は、溶接装置の実施例の上記作用効果と同じである。
上述のように、本発明は、搬入搬出機構で掴まれた鋼板部品に対して、電極動作に起因する異常な外力が作用しないようにし、鋼板部品の品質を良好に維持するプロジェクション溶接装置および溶接方法である。したがって、自動車の車体溶接工程や、家庭電化製品の板金溶接工程などの広い産業分野で利用できる。
1 軸状部品、プロジェクションボルト
2 軸部、ボルト
3 フランジ
4 溶着用突起
8 可動電極
10 下孔
11 端面
12 鋼板部品
13 搬入搬出機構、ロボット装置
14 掴み箇所、チャック
15 第1部材
16 第2部材
17 第3部材
18 外筒部材
22 支持部材
28 作動軸
31 ガイドピン
33 貫通孔
34 冷却水通路
35 環状部材
39 薄肉部
40 絶縁体
41 通気空隙
42 軸受筒
43 摺動間隙
45 受入孔
46 底面
48 掴み箇所、チャック
100 固定電極
L1 浮上空間
L2 沈下空隙

Claims (2)

  1. 鋼板部品の下孔に貫通する進退可能な位置決め用のガイドピンを固定電極の端面から突出した状態で設置し、このガイドピンを進退させる駆動手段が設けられ、ガイドピンに形成した受入孔内に挿入される軸状部品には溶着用突起を有するフランジが一体的に形成され、前記受入孔は有底構造とされているとともに、受入孔の深さ方向の長さが受入孔内に挿入される軸状部品の長さよりも短く設定されていることにより、固定電極と対をなす可動電極の進出でガイドピンの先端部と鋼板部品の裏面との間に沈下空隙が形成されるように構成し、ガイドピンを介して軸状部品と下孔を正常な位置関係に確定させた状態でフランジが鋼板部品に溶接されるものにおいて、
    鋼板部品の下孔にガイドピンが貫通した状態で鋼板部品を前記固定電極の端面に密着させるように鋼板部品を搬入するとともに、フランジが鋼板部品に溶接されてから鋼板部品と軸状部品を一体にして受入孔から抜き取る搬入搬出機構が設けられ、この搬入搬出機構は鋼板部品の一部を掴んだ状態で鋼板部品を保持する形式とされ、
    前記搬入搬出機構による軸状部品の前記抜き取り動作が、鋼板部品が固定電極の端面に密着している状態から受入孔の軸線方向に沿って開始されるように、搬入搬出機構の搬出動作が設定され、前記搬出動作時には前記沈下空隙が前記駆動手段の停止位置の維持動作で維持されるように構成したことを特徴とするプロジェクション溶接装置。
  2. 鋼板部品の下孔に貫通する進退可能な位置決め用のガイドピンを固定電極の端面から突出した状態で設置し、このガイドピンに形成した受入孔内に挿入される軸状部品には溶着用突起を有するフランジが一体的に形成され、前記受入孔は有底構造とされているとともに、受入孔の深さ方向の長さは受入孔内に挿入される軸状部品の長さよりも短く設定してあり、ガイドピンを介して軸状部品と下孔を正常な位置関係に確定させた状態でフランジが鋼板部品に溶接されるものにおいて、
    鋼板部品の下孔にガイドピンが貫通した状態で鋼板部品を前記固定電極の端面に密着させるように鋼板部品を搬入するとともに、フランジが鋼板部品に溶接されてから鋼板部品と軸状部品を一体にして受入孔から抜き取る搬入搬出機構が設けられ、この搬入搬出機構は鋼板部品の一部を掴んだ状態で鋼板部品を保持する形式とされ、
    前記搬入搬出機構による軸状部品の前記抜き取りが、鋼板部品が固定電極の端面に密着しているとともに、軸状部品で押し下げられたガイドピンが押し下げられた位置に停止した状態から受入孔の軸線方向に沿って開始されることを特徴とするプロジェクション溶接方法。
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